JP3395445B2 - ブラインド装置 - Google Patents

ブラインド装置

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JP3395445B2
JP3395445B2 JP09427795A JP9427795A JP3395445B2 JP 3395445 B2 JP3395445 B2 JP 3395445B2 JP 09427795 A JP09427795 A JP 09427795A JP 9427795 A JP9427795 A JP 9427795A JP 3395445 B2 JP3395445 B2 JP 3395445B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の窓等の開口部に
配されて、当該開口部を開閉するために用いられるブラ
インド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のブラインド装置では、一般に、
開口部の上部に左右の縦枠を橋絡して回転軸が設けら
れ、この回転軸の両端にはスプロケットホイールが取り
付けられ、各スプロケットホイールには長尺体の一つで
あるチエーンが掛けられ、チエーンには多数のスラット
の各端部を支持するリンク機構が連結され、電動モータ
等からなる駆動機構の作動により回転軸が回転される
と、各スプロケットホイールが回転されてチエーンが走
行され、チエーンの走行によりリンク機構を介して多数
のスラットが上昇、下降され、而して建物の窓等の開口
部を開放、閉鎖するようになっている。そして、かかる
従来のブラインド装置では、開口部の開放に際しては多
数のスラットを下方から順次密に重ね合わせて上昇さ
せ、最後に全てのスラットを密に重ね合わせてスラット
束として開口部の上方に配している。また、一般にチル
ト機構が付加されて、このチルト機構により、建物の窓
等の開口部の完全閉鎖の直前に、多数のスラットが一度
揺動されて簾状にされるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のブライ
ンド装置では、チエーンの走行により、当該チエーンに
最下端側が連結されたリンク機構を伸長させ、これによ
り開口部をスラットにより閉鎖しているが、閉鎖完了と
同時にチエーンの走行を停止させないと、リンク機構の
更なる伸長を生じさせる虞がある。開口部に対する閉鎖
完了を検出する検出器を設けて、この検出器からの検出
信号によりチエーンの走行を停止させるようにしても、
閉鎖完了と同時にチエーンの走行を停止させることは、
一般に困難であって、通常、少しでも開口部が開放され
ていることをなくすため、閉鎖完了が確実に達成された
後にチエーンの走行を停止させるようにしている。この
場合においても、閉鎖完了における一定の走行後のチエ
ーンの正確な停止は一般に困難であって、リンク機構の
下端に当接して、リンク機構の下端の一定量以上の下降
を禁止する禁止機構が設けられている際には、リンク機
構の下端の禁止機構への当接後もチエーンが走行する
と、チエーンに撓みが生じて、チエーンとこのチェーン
を走行させるスプロケットホイールとの噛み合いが外れ
て次の作動を行うことができなくなる場合があり、チェ
ーンの撓みを阻止する撓み阻止手段が設けられている際
には、チェーン又はこの阻止手段が損傷する場合があ
る。また、リンク機構の下端の一定量以上の下降を禁止
する禁止機構が設けられていない場合であっても、リン
ク機構の下部とチエーンとが剛体的に連結されている
と、チエーンの走行によりリンク機構が過度に伸ばさ
れ、而して、リンク機構若しくはスラットの損傷が生じ
る虞がある。
【0004】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、長尺体の走行が正
確に停止されない場合でも、開口部を所望に完全閉鎖し
て、上記のような不都合が生じないようにしたブライン
ド装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、第一のリンク機構と、この第一のリンク機構に並置
された第二のリンク機構と、一端が第一のリンク機構
に、他端が第二のリンク機構にそれぞれ回動自在に連結
されてなる複数のスラット支持機構と、このスラット支
持機構のそれぞれに支持されたスラットと、第一及び第
二のリンク機構のそれぞれの上端に連結されており、第
一及び第二のリンク機構に相対的な位置変化を生じさせ
て、スラットを傾動させるチルト機構と、第一及び第二
のリンク機構の下部に連結されて、第一及び第二のリン
ク機構を折り畳み、伸長させるリンク折り畳み、伸長機
構と、このリンク折り畳み、伸長機構による第一及び第
二のリンク機構の伸長に際して、チルト機構を作動させ
るべく、リンク折り畳み、伸長機構の作動をチルト機構
に伝達するクラッチ機構とを具備しており、リンク折り
畳み、伸長機構は、可撓性の長尺体と、この長尺体の撓
みを阻止する撓み阻止手段と、長尺体を走行させる走行
装置と、長尺体を第一及び第二のリンク機構の下部に連
結する連結手段とを具備しており、連結手段は、一端が
第一及び第二のリンク機構の下部に回動かつ直動自在に
連結されており、他端が長尺体に回動自在に連結された
アームと、アーム及び長尺体間に配された弾性手段とを
具備しているブラインド装置によって達成される。
【0006】上記ブラインド装置において、好ましい例
では、第一のリンク機構は、直列に互いに回動自在に連
結された複数の第一のリンク部材を具備しており、第二
のリンク機構は、直列に互いに回動自在に連結された複
数の第二のリンク部材を具備しており、スラット支持機
構の一端は、第一のリンク部材の互いの回動自在な連結
部において、一つ置きの連結部に回動自在に連結されて
おり、スラット支持機構の他端は、第二のリンク部材の
互いの回動自在な連結部において、一つ置きの連結部に
回動自在に連結されている。
【0007】本発明では、好ましくは、チルト機構は、
回転自在に設けられた回転体と、それぞれの一端が回転
体に、それぞれの他端が第一及び第二のリンク機構のそ
れぞれの上端に連結された一対の紐状体とを具備してお
り、クラッチ機構は、チルト機構に回動自在に取り付け
られた爪部材と、この爪部材が係合するようにブライン
ド装置の縦枠に取り付けられた係合ピンと、爪部材に当
接して爪部材の係合ピンへの係合を解除するように、リ
ンク折り畳み、伸長機構の長尺体に設けられた係合突起
とを具備しており、走行装置は、長尺体が係合する回転
体と、この回転体を回転させる回転駆動装置とを具備し
ている。長尺体としては、有端又は無端のチェーン又は
ベルトからなっていてもよい。弾性手段としては、一端
が長尺体に、他端がアームに係止された引張りコイルば
ねを具備しているものを好ましい例として挙げることが
できる。
【0008】連結手段の一つの例では、最下端のスラッ
ト支持機構を介して長尺体を第一及び第二のリンク機構
の下部に連結しており、この場合、スラット支持機構
は、ブラインド装置の縦枠に形成された案内通路に案内
されて上下動自在であり、連結手段は、案内通路に案内
されて上下動自在であって、スラット支持機構に連結さ
れた可動体を有しており、この可動体に、アームの一端
が回動かつ直動自在に連結されているとよい。
【0009】
【作用】本発明のブラインド装置においては、第一及び
第二のリンク機構が伸長された状態で、リンク折り畳
み、伸長機構が作動されると、リンク折り畳み、伸長機
構に下部で連結された第一及び第二のリンク機構が折り
畳まれ始め、この折り畳みにより、第一及び第二のリン
ク機構にスラット支持機構を介して取り付けられたスラ
ットが下方から順次重ね合わされ、最後に、各スラット
が全て重ね合わされてなるスラット束が開口部の上方に
配されて、開口部は開放される。第一及び第二のリンク
機構が折り畳まれた状態で、リンク折り畳み、伸長機構
が前記と逆に作動されると、折り畳まれた第一及び第二
のリンク機構及びスラット束は下降され始め、この下降
で、第一及び第二のリンク機構は上方より伸長され始
め、スラット束は上方のスラットよりその重ね合わせが
解除され始める。第一及び第二のリンク機構が全て伸長
されてスラットもまたその重ね合わせが全て解除される
と、クラッチ機構の作動によりリンク折り畳み、伸長機
構の作動はチルト機構に伝達され、これによりチルト機
構が作動されて、このチルト機構の作動により第一及び
第二のリンク機構に相対的変位が生じて、第一及び第二
のリンク機構にスラット支持機構を介して取り付けられ
たスラットは傾動され一旦簾状にされ、一旦簾状にされ
た後のスラットの更なる傾動により、開口部は完全に閉
鎖される。開口部の完全閉鎖後、長尺体が更に走行され
たとしても、この長尺体の走行は、第一及び第二のリン
ク機構の下部に対するアームの回動及び直動を生起さ
せ、第一及び第二のリンク機構の下部の更なる下降を生
じさせない。その後、長尺体の走行が停止される。
【0010】次に本発明を、図に示す好ましい具体例に
基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら具
体例に何等限定されないのである。
【0011】
【具体例】図1から図3において、本例のブラインド装
置1は、第一のリンク機構2と、リンク機構2に並置さ
れた第二のリンク機構3と、一端4が軸5を介してリン
ク機構2に、他端6が軸7を介してリンク機構3にそれ
ぞれ回動自在に連結されてなる複数のスラット支持機構
8と、スラット支持機構8のそれぞれに支持されたスラ
ット9と、リンク機構2及び3のそれぞれの上端10及
び11に連結されており、リンク機構2及び3に相対的
な位置変化を生じさせて、スラット9を傾動させるチル
ト機構12と、リンク機構2及び3の下部13に、最下
端のスラット支持機構8を介して連結されて、リンク機
構2及び3を折り畳み、伸長させるリンク折り畳み、伸
長機構14と、リンク折り畳み、伸長機構14によるリ
ンク機構2及び3の伸長に際して、チルト機構12を作
動させるべく、リンク折り畳み、伸長機構14の作動を
チルト機構12に伝達するクラッチ機構15とを具備し
ている。
【0012】リンク機構2は、軸5及び軸21を介して
直列に互いに回動自在に連結された複数の第一のリンク
部材22を具備しており、リンク機構3は、軸7及び軸
23を介して直列に互いに回動自在に連結された複数の
第二のリンク部材24を具備している。リンク部材22
及び24には、リンク機構2及び3の折り畳み方向を規
制する規制片25が一体的に設けられている。
【0013】スラット支持機構8のそれぞれは、一端4
が、リンク部材22の互いの回動自在な連結部(軸5及
び軸21の部位)において、一つ置きの連結部(軸5の
部位)に軸5を介して回動自在に連結されており、他端
6が、リンク部材24の互いの回動自在な連結部(軸7
及び軸23の部位)において、一つ置きの連結部(軸7
の部位)に軸7を介して回動自在に連結されているアー
ム31と、アーム31のほぼ中央部に一体的に固着され
て、水平方向に伸びた取付部32とを有しており、取付
部32は、縦枠33に形成された上下方向に伸びる案内
路34を通って伸長しており、縦枠33の外側の取付部
32にスラット9が固着されており、こうしてスラット
支持機構8のそれぞれは、案内路34に案内されて上下
動自在であって、スラット9のそれぞれを支持してい
る。
【0014】チルト機構12は、軸41に軸受42を介
して回転自在に設けられた回転体43と、それぞれの一
端44及び45が回転体43に、それぞれの他端46及
び47がリンク機構2及び3のそれぞれの上端48及び
49にそれぞれ連結された一対の紐状体、例えばワイヤ
50及び51とを具備している。
【0015】リンク折り畳み、伸長機構14は、可撓性
の長尺体、本例では一端59及び他端60を有する有端
のチェーン61と、チェーン61の撓みを阻止する撓み
阻止手段62と、チェーン61をA及びB方向に走行さ
せる走行装置63と、チェーン61をリンク機構2及び
3の下部13に連結する連結手段64とを具備してい
る。なお、本例のチェーン61は、チェーン本体65
と、チェーン本体65の一端に取り付けられたコ字状の
連結板66とを具備しており、連結板66によってチェ
ーン61の一端が構成されている。
【0016】阻止手段62は、縦枠33に一体的に形成
された一対の案内壁71及び72と、縦枠33に設けら
れて、スプロケットホイール73の周りに配されたチェ
ーン押え70とを具備しており、チェーン61は、一対
の案内壁71及び72間に形成された案内路74及び7
5並びにチェーン押え70とスプロケットホイール73
との間のチェーン通路76とを通って走行し、これらの
一対の案内壁71及び72並びにチェーン押え70によ
りその不要な撓みが阻止されている。
【0017】走行装置63は、チェーン61が噛み合っ
て係合する回転体としてのスプロケットホイール73
と、スプロケットホイール73を回転させる回転駆動装
置78とを具備しており、スプロケットホイール73
は、回転体43と同軸に配されて、軸41に固着されて
設けられており、回転駆動装置78は、電動モータ79
と、電動モータ79を支持して縦枠33に取り付けられ
ており、電動モータ79の出力回転軸の回転を減速して
軸41に伝達する減速機80とを具備しており、電動モ
ータ79の作動で軸41を回転させて、スプロケットホ
イール73を回転させ、これによりスプロケットホイー
ル73に掛けられたチェーン61をA及びB方向に走行
させる。
【0018】連結手段64は、本例では最下端のスラッ
ト支持機構8を介してチェーン61の下端59をリンク
機構2及び3の下部に連結しており、案内路34に案内
されて上下動自在であって、スラット支持機構8に連結
された可動体81と、一端82が可動体81に回動かつ
直動自在に連結されており、他端83がチェーン61の
一端59にピン95(図4参照)を介して回動自在に連
結されたアーム84と、チェーン61とアーム84との
間に配されており、一端85がチェーン61の一端59
に、他端86がアーム84にそれぞれ係止された引張り
コイルばね87からなる弾性手段88とを具備してお
り、可動体81は、スラット支持機構8の取付部32が
貫通しており、案内路34に配されて当該案内路34に
案内されて上下動自在な本体91と、本体91にピン9
2を介して取り付けられた板状の取付部材93とを具備
しており、アーム84は、一端82に長孔94を有して
おり、長孔94にピン92が挿通されていることによ
り、当該一端82で可動体81に回動かつ直動自在に連
結されている。アーム84の他端83はピン95を介し
てチェーン61の一端59に回動自在に連結されてい
る。ばね87は、チェーン61の一端59に対してアー
ム84を反時計回りに回動させるように、チェーン61
の一端59に対してアーム84を弾性的に付勢し、これ
により可動体81を案内路34に沿って下方に移動させ
るようにしている。
【0019】クラッチ機構15は、回転体43に軸96
を介して回動自在に取り付けられた爪部材97と、爪部
材97が係合するように縦枠33に取り付けられた係合
ピン98と、爪部材97に当接して爪部材97の係合ピ
ン98への係合を解除するように、リンク折り畳み、伸
長機構14のチェーン61に設けられた係合突起99
(図5ないし図7参照)とを具備しており、爪部材97
は、係合ピン98に係合する凹所100を有した爪部1
01と、係合突起99に当接する当接部102とを一体
的に有しており、回転体43には、係合突起99の当接
部102への当接のために、係合突起99の当接部10
2への接近を許容する切り欠き103が形成されてい
る。係合突起99の当接部102への当接により、爪部
材97が回動されて爪部101の凹所100と係合ピン
98との互いの係合が解除されると、回転体43は回転
可能となり、したがって、チェーン61の走行と共に回
転体43は回転され、係合突起99の当接部102への
当接の解除により、爪部材97が回動されて爪部101
の凹所100と係合ピン98とが互いに係合されると、
回転体43は係合ピン98を介して縦枠33に固定され
て回転不可能となる。
【0020】なお、ブラインド装置1では、建物の開口
部を挟んで上記のような縦枠33が左右に設けられ、左
右の縦枠33には、上記の機構が同様に装着されてお
り、したがってスラット9の各々の他端(図示せず)
は、上記と同様に図示しないスラット支持機構の各々に
支持されている。また、軸41は、図示しない他方の縦
枠まで長く伸ばされて、上記と同様に他方の縦枠に設け
られたリンク折り畳み、伸長機構を同期して作動させる
ようになっている。
【0021】以上のブラインド装置1では、図4に示す
ように、リンク機構2及び3が伸長された状態では、ス
ラット9は、建物の開口部を完全に閉鎖するように、ほ
ぼ垂直に傾動されており、図7に示すように、チェーン
61に設けられた係合突起99は、切欠き103に配さ
れて爪部材97の当接部102と当接している。この状
態から電動モータ79が作動されると、軸41の回転に
より、スプロケットホイール73が回転されてチエーン
61がA方向に走行される。チエーン61のA方向の走
行により突起99も軸41を中心として反時計回りに移
動され、突起99のこの移動により回転体43も、図6
に示すように反時計回りに回動され、回転体43の回動
により、ワイヤ50が上方に引っ張られ、ワイヤ51が
下方に下げられ、而して図1に示すように、リンク機構
3に対してリンク機構2が相対的に上方に持ち上げられ
て、アーム31のそれぞれがほぼ水平に回動され、これ
によりスラット9のそれぞれもほぼ水平に回動されて簾
状にされる。更にチエーン61がA方向に走行される
と、突起99が切欠き103から抜け始め、突起99の
切欠き103からの抜けにより、突起99が次には爪部
101に当接して爪部材97を軸96を中心として回動
させ、爪部101の凹所100と係合ピン98とを互い
に係合させる。爪部101の凹所100が係合ピン98
に係合することにより、回転体43の回転は阻止され
て、その状態に保持される。チエーン61のA方向の走
行が続行されることにより、連結手段64によりチエー
ン61に下部で連結されたリンク機構2及び3が折り畳
まれ始め、この折り畳みにより、リンク機構2及び3に
スラット支持機構8を介して取り付けられたスラット9
が下方から順次重ね合わされる。スラット9が全て重ね
合わされると、検出器等からの信号により電動モータ7
9の作動が停止され、開口部が完全開放された状態が維
持される。
【0022】開口部が完全開放された状態又は開口部の
途中開放状態で、電動モータ79が前記と逆に作動され
ると、チエーン61がB方向に走行され、これによりリ
ンク機構2及び3は上方より伸長され始め、スラット束
は上方のスラット9よりその重ね合わせが解除され始め
る。リンク機構2及び3が全て伸長されてスラット9も
またその重ね合わせが全て解除されると、図5に示すよ
うに、突起99が切欠き103に挿入され始め、この挿
入により図6に示すように、突起99が爪部材97の当
接部102に当接して爪部材97を回動させて、凹所1
00の係合ピン98への係合を解除し、この解除により
突起99の移動と共に回転体43は、図7に示すように
前記と逆に時計回りに回転され、ワイヤ51が上方に引
っ張られ、ワイヤ50が下方に下げられ、これによりリ
ンク機構2及び3に相対的変位が生じて、リンク機構2
及び3にスラット支持機構8を介して取り付けられたス
ラット9は逆に傾動され、この傾動により一端簾状にさ
れた後に、図4に示すように開口部を完全に閉鎖するよ
うになる。その後、検出器等からの信号により電動モー
タ79の作動が停止され、開口部が完全閉鎖された状態
が維持される。
【0023】そしてブラインド装置1では、開口部が完
全閉鎖された後において、直ちに電動モータ79の作動
が停止されず、チエーン61が若干B方向に更に走行さ
れても、チェーン61の一端59に他端83で回動自在
に連結されたアーム84自体がばね87の弾性力に抗し
てピン92を中心として回動しかつその一端82で可動
体81に対して直動して、可動体81の更なる下方移動
を生じさせないようになっているため、全て伸長された
リンク機構2及び3が更に伸長されたり、完全閉鎖状態
にされたスラット9が更に傾動されたりするような、不
都合が生じなく、リンク機構2及び3並びにスラット9
の損傷を回避し得、また、図4に示す状態で可動体81
の更なる下方移動を禁止する禁止機構が設けられている
場合に限らず、一対の案内壁71及び72を損傷に至ら
しめるようなチェーン61の無理な撓みを生じなくし得
る。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、開口部の
閉鎖において長尺体の走行が正確に停止されない場合で
も、開口部を所望に完全閉鎖して、リンク機構の過度の
伸長、長尺体の無理な撓み等を生じなくし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一具体例の側面説明図であ
る。
【図2】図1に示す一具体例の正面説明図である。
【図3】図1に示す一具体例の縦枠の平面説明図であ
る。
【図4】図1に示す一具体例の動作説明図である。
【図5】図1に示す一具体例の動作説明図である。
【図6】図1に示す一具体例の動作説明図である。
【図7】図1に示す一具体例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ブラインド装置 2 第一のリンク機構 3 第二のリンク機構 8 スラット支持機構 9 スラット 12 チルト機構 14 リンク折り畳み、伸長機構 15 クラッチ機構 61 チェーン 62 撓み阻止手段 63 走行装置 64 連結手段 84 アーム
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−87793(JP,U) 実開 平2−72796(JP,U) 実公 平4−8595(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一のリンク機構と、この第一のリンク
    機構に並置された第二のリンク機構と、一端が第一のリ
    ンク機構に、他端が第二のリンク機構にそれぞれ回動自
    在に連結されてなる複数のスラット支持機構と、このス
    ラット支持機構のそれぞれに支持されたスラットと、第
    一及び第二のリンク機構のそれぞれの上端に連結されて
    おり、第一及び第二のリンク機構に相対的な位置変化を
    生じさせて、スラットを傾動させるチルト機構と、第一
    及び第二のリンク機構の下部に連結されて、第一及び第
    二のリンク機構を折り畳み、伸長させるリンク折り畳
    み、伸長機構と、このリンク折り畳み、伸長機構による
    第一及び第二のリンク機構の伸長に際して、チルト機構
    を作動させるべく、リンク折り畳み、伸長機構の作動を
    チルト機構に伝達するクラッチ機構とを具備しており、
    リンク折り畳み、伸長機構は、可撓性の長尺体と、この
    長尺体の撓みを阻止する撓み阻止手段と、長尺体を走行
    させる走行装置と、長尺体を第一及び第二のリンク機構
    の下部に連結する連結手段とを具備しており、連結手段
    は、一端が第一及び第二のリンク機構の下部に回動かつ
    直動自在に連結されており、他端が長尺体に回動自在に
    連結されたアームと、アーム及び長尺体間に配された弾
    性手段とを具備しているブラインド装置。
  2. 【請求項2】 第一のリンク機構は、直列に互いに回動
    自在に連結された複数の第一のリンク部材を具備してお
    り、第二のリンク機構は、直列に互いに回動自在に連結
    された複数の第二のリンク部材を具備しており、スラッ
    ト支持機構の一端は、第一のリンク部材の互いの回動自
    在な連結部において、一つ置きの連結部に回動自在に連
    結されており、スラット支持機構の他端は、第二のリン
    ク部材の互いの回動自在な連結部において、一つ置きの
    連結部に回動自在に連結されている請求項1に記載のブ
    ラインド装置。
  3. 【請求項3】 チルト機構は、回転自在に設けられた回
    転体と、それぞれの一端が回転体に、それぞれの他端が
    第一及び第二のリンク機構のそれぞれの上端に連結され
    た一対の紐状体とを具備している請求項1又は2に記載
    のブラインド装置。
  4. 【請求項4】 クラッチ機構は、チルト機構に回動自在
    に取り付けられた爪部材と、この爪部材が係合するよう
    にブラインド装置の縦枠に取り付けられた係合ピンと、
    爪部材に当接して爪部材の係合ピンへの係合を解除する
    ように、リンク折り畳み、伸長機構の長尺体に設けられ
    た係合突起とを具備している請求項1から3のいずれか
    一項に記載のブラインド装置。
  5. 【請求項5】 走行装置は、長尺体が係合する回転体
    と、この回転体を回転させる回転駆動装置とを具備して
    いる請求項1から4のいずれか一項に記載のブラインド
    装置。
  6. 【請求項6】 長尺体は、有端又は無端のチェーン又は
    ベルトからなる請求項1から5のいずれか一項に記載の
    ブラインド装置。
  7. 【請求項7】 弾性手段は、一端が長尺体に、他端がア
    ームに係止された引張りコイルばねを具備している請求
    項1から6のいずれか一項に記載のブラインド装置。
  8. 【請求項8】 連結手段は、最下端のスラット支持機構
    を介して長尺体を第一及び第二のリンク機構の下部に連
    結しており、スラット支持機構は、ブラインド装置の縦
    枠に形成された案内通路に案内されて上下動自在であ
    り、連結手段は、案内通路に案内されて上下動自在であ
    って、スラット支持機構に連結された可動体を有してお
    り、この可動体に、アームの一端が回動かつ直動自在に
    連結されている請求項1から7のいずれか一項に記載の
    ブラインド装置。
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