JP3829446B2 - ブラインド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の窓等の開口部に配されて、当該開口部を開閉するためのブラインド装置及びこのブラインド装置に用いるための連結具に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
本出願人は、先に、特開平8−326445号に記載されているようなブラインド装置を提案した。
【0003】
特開平8−326445号に記載のブラインド装置1は、図7から図14に示されるように、リンク機構2と、リンク機構2に並置されたリンク機構3と、一端4が軸5を介してリンク機構2に、他端6が軸7を介してリンク機構3にそれぞれ回動自在に連結されてなる複数のスラット支持機構8と、スラット支持機構8のそれぞれに支持されたスラット9と、リンク機構2及び3のそれぞれの上端10及び11に連結されており、リンク機構2及び3に相対的な位置変化を生じさせて、スラット9を傾動させるチルト機構12と、リンク機構2及び3の下部13に、最下端のスラット支持機構8を介して連結されて、リンク機構2及び3に曲げ、伸長を生じさせるリンク曲げ、伸長機構14と、リンク曲げ、伸長機構14によるリンク機構2及び3の伸長に際して、チルト機構12を作動させるべく、リンク曲げ、伸長機構14の作動をチルト機構12に伝達するクラッチ機構15とを具備している。
【0004】
リンク機構2は、軸5及び軸21を介して直列に互いに回動自在に連結された複数のリンク部材22を具備しており、リンク機構3は、軸7及び軸23を介して直列に互いに回動自在に連結された複数のリンク部材24を具備している。リンク部材22及び24には、リンク機構2及び3の屈曲方向を規定する規制片25が一体的に設けられている。
【0005】
スラット支持機構8のそれぞれは、一端4が、リンク部材22の互いの回動自在な連結部(軸5及び軸21の部位)において、一つ置きの連結部(軸5の部位)に軸5を介して回動自在に連結されており、他端6が、リンク部材24の互いの回動自在な連結部(軸7及び軸23の部位)において、一つ置きの連結部(軸7の部位)に軸7を介して回動自在に連結されているアーム31と、アーム31のほぼ中央部に一体的に固着されて、水平方向に伸びた取付部32とを有しており、取付部32は、縦枠33に形成された上下方向に伸びる案内路34を通って伸長しており、縦枠33の外側の取付部32にスラット9が固着されており、スラット支持機構8のそれぞれは、案内路34に案内されて上下動自在であって、スラット9のそれぞれを支持している。
【0006】
チルト機構12は、軸41に軸受42を介して回転自在に設けられた回転体43と、それぞれの一端44及び45が回転体43に、それぞれの他端46及び47がリンク機構2及び3のそれぞれの上端48及び49にそれぞれ連結された一対の紐状体、例えばワイヤ50及び51とを具備している。
【0007】
リンク曲げ、伸長機構14は、一端59及び他端60を有する有端のチェーン61と、チェーン61の撓みを阻止する撓み阻止手段62と、チェーン61をA及びB方向に走行させる走行装置63と、チェーン61をリンク機構2及び3の下部13に連結する連結手段64とを具備している。
【0008】
阻止手段62は、縦枠33に一体的に形成された一対の案内壁71及び72と、縦枠33に設けられて、スプロケットホイール73の周りに配されたチェーン押え70とを具備しており、チェーン61は、一対の案内壁71及び72間に形成された案内路74及び75並びにチェーン押え70とスプロケットホイール73との間のチェーン通路76を通って走行し、これらの一対の案内壁71及び72並びにチェーン押え70によりその不要な撓みが阻止されている。
【0009】
走行装置63は、チェーン61が噛み合って係合するスプロケットホイール73と、スプロケットホイール73を回転させる回転駆動装置78とを具備しており、スプロケットホイール73は、回転体43と同軸に配されて、軸41に固着されて設けられており、回転駆動装置78は、電動モータ79と、電動モータ79を支持して縦枠33に取り付けられており、電動モータ79の出力回転軸の回転を減速して軸41に伝達する減速機80とを具備しており、電動モータ79の作動で軸41を回転させて、スプロケットホイール73を回転させ、これによりスプロケットホイール73に掛けられたチェーン61をA及びB方向に走行させる。
【0010】
連結手段64は、最下端のスラット支持機構8を介してチェーン61の下端59をリンク機構2及び3の下部に連結しており、案内路34に案内されて上下動自在であって、スラット支持機構8に連結された可動体81と、一端82が可動体81に回動かつ直動自在に連結されており、他端83がチェーン61の一端59に回動自在に連結されたアーム84と、チェーン61とアーム84との間に配されており、一端85がチェーン61の一端59に、他端86がアーム84にそれぞれ係止され、中央部がピン95に巻かれたねじりコイルばね87からなる弾性手段88とを具備しており、可動体81は、スラット支持機構8の取付部32が貫通しており、案内路34に配されて当該案内路34に案内されて上下動自在な本体91と、本体91にピン92を介して取り付けられた板状の取付部材93とを具備しており、アーム84は、一端82に長孔94を有しており、長孔94にピン92が挿通されていることにより、当該一端82で可動体81に回動かつ直動自在に連結されている。アーム84の他端83はピン95を介してチェーン61の一端59に回動自在に連結されている。ばね87は、チェーン61の一端59に対してアーム84を反時計回りに回動させるように、チェーン61の一端59に対してアーム84を弾性的に付勢し、これにより可動体81を案内路34に沿って下方に移動させるようにしている。
【0011】
クラッチ機構15は、回転体43に軸96を介して回動自在に取り付けられた爪部材97と、爪部材97が係合するように縦枠33に取り付けられた係合ピン98と、爪部材97に当接して爪部材97の係合ピン98への係合を解除するように、リンク曲げ、伸長機構14のチェーン61に設けられた係合突起99(図12ないし図14参照)とを具備しており、爪部材97は、係合ピン98に係合する凹所100を有した爪部101と、係合突起99に当接する当接部102とを一体的に有しており、回転体43には、係合突起99の当接部102への当接のために、係合突起99の当接部102への接近を許容する切り欠き103が形成されている。係合突起99の当接部102への当接により、爪部材97が回動されて爪部101の凹所100と係合ピン98との互いの係合が解除されると、回転体43は回転可能となり、したがって、チェーン61の走行と共に回転体43は回転され、係合突起99の当接部102への当接の解除により、爪部材97が回動されて爪部101の凹所100と係合ピン98とが互いに係合されると、回転体43は係合ピン98を介して縦枠33に固定されて回転不可能となる。
【0012】
またブラインド装置1では、建物の開口部を挟んで上記のような縦枠33が左右に設けられ、左右の縦枠33には、上記の機構が同様に装着されており、したがってスラット9の各々の他端(図示せず)は、上記と同様に図示しないスラット支持機構の各々に支持されている。また、軸41は、図示しない他方の縦枠まで長く伸ばされて、上記と同様に他方の縦枠に設けられたリンク曲げ、伸長機構を同期して作動させるようになっている。
【0013】
以上のブラインド装置1では、図11に示すように、リンク機構2及び3が伸長された状態では、スラット9は、建物の開口部を完全に閉鎖するように、ほぼ垂直に傾動されており、図14に示すように、チェーン61に設けられた係合突起99は、切欠き103に配されて爪部材97の当接部102と当接している。この状態から電動モータ79が作動されると、軸41の回転により、スプロケットホイール73が回転されてチェーン61がA方向に走行される。チェーン61のA方向の走行により突起99も軸41を中心として反時計回りに移動され、突起99のこの移動により回転体43も、図13に示すように反時計回りに回動され、回転体43の回動により、ワイヤ50が上方に引っ張られ、ワイヤ51が下方に下げられ、而して、図7示すように、リンク機構3に対してリンク機構2が相対的に上方に持ち上げられて、アーム31のそれぞれがほぼ水平に回動され、これによりスラット9のそれぞれもほぼ水平に回動されて簾状にされる。更にチェーン61がA方向に走行されると、突起99が切欠き103から抜け始め、突起99の切欠き103からの抜けにより、突起99が次には爪部101に当接して爪部材97を軸96を中心として回動させ、爪部101の凹所100と係合ピン98とを互いに係合させる。図12に示すように、爪部101の凹所100が係合ピン98に係合することにより、回転体43の回転は阻止されて、その状態に保持される。チェーン61のA方向の走行が続行されることにより、連結手段64によりチェーン61に下部で連結されたリンク機構2及び3が屈曲され始め、この屈曲により、リンク機構2及び3にスラット支持機構8を介して取り付けられたスラット9が下方から順次重ね合わされる。スラット9が全て重ね合わされると、検出器等からの信号により電動モータ79の作動が停止され、開口部が完全開放された状態が維持される。
【0014】
開口部が完全開放された状態又は開口部の途中開放状態で、電動モータ79が前記と逆に作動されると、チェーン61がB方向に走行され、これによりリンク機構2及び3は上方より伸長され始め、スラット束は上方のスラット9よりその重ね合わせが解除され始める。リンク機構2及び3が全て伸長されてスラット9もまたその重ね合わせが全て解除されると、図12に示すように、突起99が切欠き103に挿入され始め、この挿入により図13に示すように、突起99が爪部材97の当接部102に当接して爪部材97を回動させて、凹所100の係合ピン98への係合を解除し、この解除により突起99の移動と共に回転体43は、図14に示すように前記と逆に時計回りに回転され、ワイヤ51が上方に引っ張られ、ワイヤ50が下方に下げられ、これによりリンク機構2及び3に相対的変位が生じて、リンク機構2及び3にスラット支持機構8を介して取り付けられたスラット9は逆に傾動され、この傾動により一端簾状にされた後に、図11に示すように開口部を完全に閉鎖するようになる。その後、検出器等からの信号により電動モータ79の作動が停止され、開口部が完全閉鎖された状態が維持される。
【0015】
そしてブラインド装置1では、開口部が完全閉鎖された後において、直ちに電動モータ79の作動が停止されず、チェーン61が若干B方向に更に走行されても、チェーン61の一端59に他端83で回動自在に連結されたアーム84自体がばね87の弾性力に抗してピン92を中心として回動しかつその一端82で可動体81に対して直動して、可動体81の更なる下方移動を生じさせないようになっている。
【0016】
ところで、ブラインド装置1では、リンク機構2が軸5及び軸21を介して直列に互いに回動自在に連結された複数のリンク部材22を具備しており、リンク機構3が軸7及び軸23を介して直列に互いに回動自在に連結された複数のリンク部材24を具備して構成されているため、構造が極めて複雑であり、その組み立てに多くの時間を要し、コストアップの原因となっている。
【0017】
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、上記のリンク機構の構造を簡単にして、組み立て工数の低減を図ることができ、而してコスト低減を達成し得るブラインド装置及びこれに用いるための連結具を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明のブラインド装置は、第一のリンク機構と、この第一のリンク機構に並置された第二のリンク機構と、一端が第一のリンク機構に、他端が第二のリンク機構にそれぞれ回動自在に連結されてなる複数のスラット支持機構と、このスラット支持機構のそれぞれに支持されたスラットと、第一及び第二のリンク機構のそれぞれの上端に連結されており、第一及び第二のリンク機構に相対的な位置変化を生じさせて、スラットを傾動させるチルト機構と、第一及び第二のリンク機構の下部に連結されて、第一及び第二のリンク機構に曲げ及び伸長を生じさせるリンク曲げ及び伸長機構と、このリンク曲げ及び伸長機構による第一及び第二のリンク機構の伸長に際して、チルト機構を作動させるべく、リンク曲げ及び伸長機構の作動をチルト機構に伝達するクラッチ機構とを具備しており、第一及び第二のリンク機構はそれぞれ可撓性のワイヤからなっており、各スラット支持機構の一端は、第一のリンク機構のワイヤに第一の連結具を介して回転自在に連結されており、各スラット支持機構の他端は、第二のリンク機構のワイヤに第二の連結具を介して回転自在に連結されており、第一のリンク機構のワイヤは、リンク曲げ及び伸長機構による第一及び第二のリンク機構のリンク曲げ作動において、各スラット支持機構間で第二のリンク機構のワイヤ側に向かって張り出して曲げられるように、第一の連結具に曲げ強制付けされて取り付けられており、第二のリンク機構のワイヤは、リンク曲げ及び伸長機構による第一及び第二のリンク機構のリンク曲げ作動において、各スラット支持機構間で第一のリンク機構のワイヤ側に向かって張り出して曲げられるように、第二の連結具に曲げ強制付けされて取り付けられている。
【0019】
また本発明において、第一及び第二の連結具の夫々は、貫通孔が形成された板状の本体部と、この本体部に一体形成されたかしめ部とを具備しており、各スラット支持機構の一端は、第一の連結具の本体部の貫通孔に挿通された軸を介して当該第一の連結具に回転自在に取り付けられており、各スラット支持機構の他端は、第二の連結具の本体部の貫通孔に挿通された軸を介して当該第二の連結具に回転自在に取り付けられており、第一のリンク機構のワイヤは、第一の連結具のかしめ部にかしめられて当該第一の連結具に曲げ強制付けされて取り付けられており、第二のリンク機構のワイヤは、第二の連結具のかしめ部にかしめられて当該第二の連結具に曲げ強制付けされて取り付けられている。
【0020】
ここで、本体部は、少なくとも略半円縁部を有しており、かしめ部は、本体部の略半円縁部に一体的に形成されているとよく、また、かしめ部は、少なくとも一対設けられているとよい。
【0021】
本発明の可撓性のワイヤは、単線であってもよいが、多数の細線を互いに撚り合わせた撚り線であってもよく、その材料としては、可撓性を有して引っ張り力に対して強靱な特性を有する合成樹脂材であってもよいが、鋼等の強靱であって可撓性を具備し、適度な弾性復元力をも兼ね備えた金属等が好ましい。
【0022】
更に本発明によれば、上記のようなブラインド装置に用いるための連結具が提供される。本発明の連結具は、板状の剛性金属部材をプレス打ち抜きより一体的に形成できるため、極めて低廉なものとなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を、図に示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施例に何等限定されないのである。
【0024】
【実施例】
図1から図3において、本例のブラインド装置は、特開平8−326445号に記載のブラインド装置1のリンク機構2及び3をそれぞれ可撓性のワイヤ201及び202から構成したものである。本例のワイヤ201及び202の夫々は、多数の鋼製の細線を互いに撚り合わせてたものからなる。
【0025】
各スラット支持機構8の一端4は、リンク機構2のワイヤ201に連結具203を介して回転自在に連結されており、各スラット支持機構8の他端6は、リンク機構3のワイヤ202に連結具204を介して回転自在に連結されており、ワイヤ201は、リンク曲げ及び伸長機構14によるリンク機構2及び3のリンク曲げ作動において、各スラット支持機構8間でリンク機構3のワイヤ202側に向かって張り出して曲げられるように、連結具203に曲げ強制付けされて取り付けられており、ワイヤ202は、リンク曲げ及び伸長機構14によるリンク機構2及び3のリンク曲げ作動において、各スラット支持機構8間でリンク機構2のワイヤ201側に向かって張り出して曲げられるように、連結具204に曲げ強制付けされて取り付けられている。
【0026】
連結具203及び204の夫々は、互いに同様に形成されており、以下、連結具203について説明すると、各連結具203は、貫通孔211が形成された板状の本体部212と、本体部212に一体形成されたかしめ部213とを具備している。本体部212は、円縁部215を有した環状体からなり、かしめ部213は、本体部212の円縁部215に一体的に形成されている。
【0027】
各スラット支持機構8の一端4は、連結具203の本体部212の貫通孔211に挿通された軸5を介して連結具203に回転自在に取り付けられており、各スラット支持機構8の他端6は、連結具204の本体部221の貫通孔222に挿通された軸7を介して連結具204に回転自在に取り付けられている。
【0028】
ワイヤ201は、かしめ部213にかしめられ且つ曲げ強制付けされて連結具203に取り付けられており、ワイヤ202は、連結具204のかしめ部223にかしめられ且つ曲げ制付けされて当該連結具204取り付けられている。
【0029】
リンク機構2及び3がそれぞれ可撓性のワイヤ201及び202からなり以上のブラインド装置では、ブラインド装置1と同様に動作し、スラット9により建物の開口部が閉鎖される際には、ワイヤ201及び202の夫々は、図1に示すようにほぼ真直に伸ばされ、而して、チルト機構12によるワイヤ201及び202の相対的な移動によりスラット9は傾動される。一方、スラット9が上昇されて、建物の開口部が開放される際には、図4及び図5に示すように、ワイヤ201は、各スラット支持機構8間でリンク機構3のワイヤ202側に向かって張り出して曲げられ、ワイヤ202は、各スラット支持機構8間でリンク機構2のワイヤ201側に向かって張り出して曲げられる。このようにワイヤ201及び202の夫々が互いの方に張り出して曲げられるため、リンク部材22及び24からなるリンク機構2及び3と同様に、スラット9を上方で重ね合わせて束にすることができる。
【0030】
リンク機構2及び3を、リンク部材22及び24に代えて、ワイヤ201及び202により構成することにより、構成部品点数を大幅に削減することができ、しかも組み立てが極めて簡単となる。
【0031】
なお、図6に示すように、かしめ易いように、狭幅の一対のかしめ部231及び232を設けて連結具203及び204を形成してもよく、更に、本体部212及び221は、環状体である必要はなく、かしめ部213及び223並びに231及び232を設けられる限りにおいて、矩形状等のいずれの形状であってもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、リンク機構の構造を簡単にして、組み立て工数の低減を図ることができ、而してコスト低減を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
【符号の説明】
【図1】本発明の好ましい一実施例の説明図である。
【図2】図1に示す例の一部説明図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図1に示す例において建物の開口部が開放される際の説明図である。
【図5】図4に示す例の一部説明図である。
【図6】図1に示す例の連結具の他の好ましい例の説明図である。
【図7】従来例の側面説明図である。
【図8】図1に示す例の正面説明図である。
【図9】図1に示す例の縦枠の平面説明図である。
【図10】図1に示す弾性手段の詳細説明図である。
【図11】図1に示す例の動作説明図である。
【図12】図1に示す例の動作説明図である。
【図13】図1に示す例の動作説明図である。
【図14】図1に示す例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ブラインド装置
2 第一のリンク機構
3 第二のリンク機構
8 スラット支持機構
9 スラット
12 チルト機構
14 リンク曲げ、伸長機構
15 クラッチ機構
201、202 ワイヤ
203、204 連結具

Claims (5)

  1. 第一のリンク機構と、この第一のリンク機構に並置された第二のリンク機構と、一端が第一のリンク機構に、他端が第二のリンク機構にそれぞれ回動自在に連結されてなる複数のスラット支持機構と、このスラット支持機構のそれぞれに支持されたスラットと、第一及び第二のリンク機構のそれぞれの上端に連結されており、第一及び第二のリンク機構に相対的な位置変化を生じさせて、スラットを傾動させるチルト機構と、第一及び第二のリンク機構の下部に連結されて、第一及び第二のリンク機構に曲げ及び伸長を生じさせるリンク曲げ及び伸長機構と、スラットにより建物の開口部が閉鎖される際であってリンク曲げ及び伸長機構による第一及び第二のリンク機構の伸長に際して、チルト機構を作動させるべく、リンク曲げ及び伸長機構の作動をチルト機構に伝達するクラッチ機構とを具備しており、第一及び第二のリンク機構はそれぞれ可撓性のワイヤからなっており、各スラット支持機構の一端は、第一のリンク機構のワイヤに第一の連結具を介して回転自在に連結されており、各スラット支持機構の他端は、第二のリンク機構のワイヤに第二の連結具を介して回転自在に連結されており、第一のリンク機構のワイヤは、リンク曲げ及び伸長機構による第一及び第二のリンク機構のリンク曲げ作動において、各スラット支持機構間で第二のリンク機構のワイヤ側に向かって張り出して曲げられるように、第一の連結具に曲げ強制付けされて取り付けられており、第二のリンク機構のワイヤは、リンク曲げ及び伸長機構による第一及び第二のリンク機構のリンク曲げ作動において、各スラット支持機構間で第一のリンク機構のワイヤ側に向かって張り出して曲げられるように、第二の連結具に曲げ強制付けされて取り付けられているブラインド装置。
  2. 第一及び第二の連結具の夫々は、貫通孔が形成された板状の本体部と、この本体部に一体形成されたかしめ部とを具備しており、各スラット支持機構の一端は、第一の連結具の本体部の貫通孔に挿通された軸を介して当該第一の連結具に回転自在に取り付けられており、各スラット支持機構の他端は、第二の連結具の本体部の貫通孔に挿通された軸を介して当該第二の連結具に回転自在に取り付けられており、第一のリンク機構のワイヤは、第一の連結具のかしめ部にかしめられて当該第一の連結具に曲げ強制付けされて取り付けられており、第二のリンク機構のワイヤは、第二の連結具のかしめ部にかしめられて当該第二の連結具に曲げ強制付けされて取り付けられている請求項1に記載のブラインド装置。
  3. 本体部は、少なくとも略半円縁部を有しており、かしめ部は、本体部の略半円縁部に一体的に形成されている請求項2に記載のブラインド装置。
  4. 少なくとも一対のかしめ部が、本体部に一体的に形成されている請求項2又は3に記載のブラインド装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のブラインド装置に用いるための前記の第一又は第二の連結具。
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