JP3444050B2 - ブラインド装置 - Google Patents

ブラインド装置

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JP3444050B2
JP3444050B2 JP27639195A JP27639195A JP3444050B2 JP 3444050 B2 JP3444050 B2 JP 3444050B2 JP 27639195 A JP27639195 A JP 27639195A JP 27639195 A JP27639195 A JP 27639195A JP 3444050 B2 JP3444050 B2 JP 3444050B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の窓等の開口
部に配されて、当該開口部を開閉するために用いられる
ブラインド装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種のブラインド装
置では、一般に、開口部の上部に左右の縦枠を橋絡して
回転軸が設けられ、この回転軸の両端にはスプロケット
ホイールが取り付けられ、各スプロケットホイールには
長尺体の一つであるチエーンが掛けられ、チエーンの一
端にはリンク機構の下部が連結され、リンク機構には多
数のスラットの各端部を支持するリンク支持機構が取り
付けられ、電動モータ等からなる駆動機構の作動により
回転軸が回転されると、各スプロケットホイールが回転
されてチエーンが走行され、チエーンの走行によるリン
ク機構の折り畳み、伸長と共に、リンク機構に取り付け
られたリンク支持機構を介して多数のスラットが上昇、
下降され、而して建物の窓等の開口部を開放、閉鎖する
ようになっている。そしてこれらリンク機構、チエー
ン、スラット支持機構及びチエーンの一端とリンク機構
の下部とを連結する連結機構等は、装置の縦枠内に配さ
れている。
【0003】ところで上記の連結機構は、最下端のスラ
ット支持機構を介してチエーンの一端とリンク機構の下
部とを連結するように形成されており、しかも、当該連
結機構では、通常、スラット支持機構において、スラッ
トを取り付ける取付部にチエーンの一端を回動自在に連
結するようになっているため、このスラット取付部に連
結用のスペースを確保すべく、スラット取付部の長さを
ある程度長くしなければならない。しかしながら、スラ
ット取付部の長さを長くすると、上記のようにリンク機
構、チエーン、スラット支持機構等の機構を内部に収容
した装置の縦枠の横幅が益々増大し、窓等の本来の開口
部が狭くなるという不都合がある。更に、緊急用の手動
開放機構を縦枠の下方の外側に取り付け、緊急用の手動
開放機構と連結機構との相互結合機構をスラット取付部
側に配する場合等では、この傾向が更に顕著に生じる。
【0004】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、縦枠の横幅を小さ
くすることができ、開閉、閉鎖される開口部を広く取る
ことができるブラインド装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明によれば、第一のリンク機構と、この第一のリ
ンク機構に並置された第二のリンク機構と、一端が第一
のリンク機構に、他端が第二のリンク機構にそれぞれ回
動自在に連結されてなる複数のスラット支持機構と、こ
のスラット支持機構のそれぞれに支持されたスラット
と、第一及び第二のリンク機構のそれぞれの上端に連結
されており、第一及び第二のリンク機構に相対的な位置
変化を生じさせて、スラットを傾動させるチルト機構
と、第一及び第二のリンク機構の下部に連結されて、第
一及び第二のリンク機構を折り畳み、伸長させるリンク
折り畳み、伸長機構と、このリンク折り畳み、伸長機構
による第一及び第二のリンク機構の伸長に際して、チル
ト機構を作動させるべく、リンク折り畳み、伸長機構の
作動をチルト機構に伝達するクラッチ機構とを具備して
おり、リンク折り畳み、伸長機構は、可撓性の長尺体
と、この長尺体の撓みを阻止する撓み阻止手段と、長尺
体を走行させる走行装置と、長尺体を第一及び第二のリ
ンク機構の下部に連結する連結手段とを具備しており、
連結手段は、最下端のスラット支持機構においてスラッ
トが取り付けられる側に対してその背面の傾動中心で、
当該最下端のスラット支持機構に長尺体を連結させて、
長尺体を第一及び第二のリンク機構の下部に連結するよ
うになっているブラインド装置が提供される。
【0006】更に本発明によれば前記目的を達成するた
めに、一端が第一のリンク機構に、他端が第二のリンク
機構にそれぞれ回動自在に連結されるアームをスラット
支持機構のそれぞれが具備しており、最下端のスラット
支持機構のアームの両端を橋絡した橋絡部材と、この橋
絡部材の傾動中心が回動自在に取り付けられた可動体と
を連結手段が具備しており、この可動体に長尺体が連結
されている上述のブラインド装置が提供される。
【0007】加えて、本発明によれば前記目的を達成す
るために、可動体が、上下方向の移動を案内する案内通
路に上下方向に可動に配されている上述のブラインド装
置が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を、図に
示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説明する。な
お、本発明はこれら実施例に何等限定されないのであ
る。
【0009】
【実施例】図1から図7において、本例のブラインド装
置1は、第一のリンク機構2と、リンク機構2に並置さ
れた第二のリンク機構3と、一端4が軸5を介してリン
ク機構2に、他端6が軸7を介してリンク機構3にそれ
ぞれ回動自在に連結されてなる複数のスラット支持機構
8と、スラット支持機構8のそれぞれに支持されたスラ
ット9と、リンク機構2及び3のそれぞれの上端10及
び11に連結されており、リンク機構2及び3に相対的
な位置変化を生じさせて、スラット9を傾動させるチル
ト機構12と、第一及び第二のリンク機構2及び3の下
部13に、最下端のスラット支持機構8を介して連結さ
れて、リンク機構2及び3を折り畳み、伸長させるリン
ク折り畳み、伸長機構14と、リンク折り畳み、伸長機
構14によるリンク機構2及び3の伸長に際して、チル
ト機構12を作動させるべく、リンク折り畳み、伸長機
構14の作動をチルト機構12に伝達するクラッチ機構
15と、第一及び第二のリンク機構2及び3の下部13
へのリンク折り畳み、伸長機構14の連結を解除する解
除機構16とを具備している。
【0010】リンク機構2は、軸5及び軸21を介して
直列に互いに回動自在に連結された複数の第一のリンク
部材22を具備しており、リンク機構3は、軸7及び軸
23を介して直列に互いに回動自在に連結された複数の
第二のリンク部材24を具備している。リンク部材22
及び24には、リンク機構2及び3の折り畳み方向を規
定する規制片25が一体的に設けられている。
【0011】スラット支持機構8のそれぞれは、一端4
が、リンク部材22の互いの回動自在な連結部(軸5及
び軸21の部位)において、一つ置きの連結部(軸5の
部位)に軸5を介して回動自在に連結されており、他端
6が、リンク部材24の互いの回動自在な連結部(軸7
及び軸23の部位)において、一つ置きの連結部(軸7
の部位)に軸7を介して回動自在に連結されているアー
ム31と、アーム31のほぼ中央部に一体的に固着され
て、水平方向に伸びた取付部32とを有しており、取付
部32は、縦枠33に形成された上下方向に伸びる案内
路34を通って伸長しており、縦枠33の外側の取付部
32にスラット9が固着されており、こうしてスラット
支持機構8のそれぞれは、案内路34に案内されて上下
動自在であって、スラット9のそれぞれを支持してい
る。
【0012】チルト機構12は、軸41に軸受42を介
して回転自在に設けられた回転体43と、それぞれの一
端44及び45が回転体43に、それぞれの他端46及
び47がリンク機構2及び3のそれぞれの上端48及び
49にそれぞれ連結された一対の紐状体、例えばワイヤ
50及び51とを具備している。
【0013】リンク折り畳み、伸長機構14は、可撓性
の長尺体、本例では一端59及び他端60を有する有端
のチェーン61と、チェーン61の撓みを阻止する撓み
阻止手段62と、チェーン61をA及びB方向に走行さ
せる走行装置63と、チェーン61をリンク機構2及び
3の下部13に連結する連結手段64とを具備してい
る。
【0014】阻止手段62は、縦枠33に一体的に形成
された一対の案内壁71及び72と、縦枠33に設けら
れて、スプロケットホイール73の周りに配されたチェ
ーン押え70とを具備しており、チェーン61は、一対
の案内壁71及び72間に形成された案内路74及び7
5並びにチェーン押え70とスプロケットホイール73
との間のチェーン通路76を通って走行し、これらの一
対の案内壁71及び72並びにチェーン押え70により
その不要な撓みが阻止されている。
【0015】走行装置63は、チェーン61が噛み合っ
て係合する回転体としてのスプロケットホイール73
と、スプロケットホイール73を回転させる回転駆動装
置78とを具備しており、スプロケットホイール73
は、回転体43と同軸に配されて、軸41に固着されて
設けられており、回転駆動装置78は、電動モータ79
と、電動モータ79を支持して縦枠33に取り付けられ
ており、電動モータ79の出力回転軸の回転を減速して
軸41に伝達する減速機80とを具備しており、電動モ
ータ79の作動で軸41を回転させて、スプロケットホ
イール73を回転させ、これによりスプロケットホイー
ル73に掛けられたチェーン61をA及びB方向に走行
させる。
【0016】連結手段64は、最下端のスラット支持機
構8においてスラット9が取り付けられる側に対してそ
の背面のスラット9の傾動中心で、当該最下端のスラッ
ト支持機構8にチェーン61を連結させて、チェーン6
1の下端59をリンク機構2及び3の下部13に連結す
るようになっており、本例では、両端が最下端のスラッ
ト支持機構8のアーム31の軸5及び7に取り付けられ
て、アーム31の両端を橋絡した橋絡部材85と、案内
路34に案内されて上下動自在であって、ピン86を介
して橋絡部材85の中央部である中央部が回動自在に連
結された可動体87と、解除機構16の伝達機構88に
連結された回転自在な回動軸89と、回動軸89に取り
付けられて、一端にフック90(図11参照)を有した
フック部材91と、可動体87に対して上下方向に離反
自在であって、フック90が係合した係合部材92と、
係合部材92が植設されて、チェーン61の下端59に
取り付けられた連結板93とを具備しており、係合部材
92は、下方から可動体87に当接するようになってお
り、連結板93には、案内壁71及び72に移動自在に
配された一対のローラ94が取り付けられており、これ
により連結板93もまた、チェーン61の下端59に対
して曲がることなしに配されている。
【0017】クラッチ機構15は、回転体43に軸96
を介して回動自在に取り付けられた爪部材97と、爪部
材97が係合するように縦枠33に取り付けられた係合
ピン98と、爪部材97に当接して爪部材97の係合ピ
ン98への係合を解除するように、リンク折り畳み、伸
長機構14のチェーン61に設けられた係合突起99
(図8ないし図10参照)とを具備しており、爪部材9
7は、係合ピン98に係合する凹所100を有した爪部
101と、係合突起99に当接する当接部102とを一
体的に有しており、回転体43には、係合突起99の当
接部102への当接のために、係合突起99の当接部1
02への接近を許容する切り欠き103が形成されてい
る。係合突起99の当接部102への当接により、爪部
材97が回動されて爪部101の凹所100と係合ピン
98との互いの係合が解除されると、回転体43は回転
可能となり、したがって、チェーン61の走行と共に回
転体43は回転され、係合突起99の当接部102への
当接の解除により、爪部材97が回動されて爪部101
の凹所100と係合ピン98とが互いに係合されると、
回転体43は係合ピン98を介して縦枠33に固定され
て回転不可能となる。
【0018】解除機構16は、装置の裏面(内部)側に
おいてスラット9に並置された持ち上げ自在な作動棒1
21と、一端122で連結手段64を介してリンク機構
2及び3の下部13に連結されて上下動自在に設けられ
ており、上下方向に伸びるスリット123が形成された
基台124と、基台124に上下動自在設けられたスラ
イダ125と、連結手段64によるリンク機構2及び3
の下部13へのチェーン61の連結を解除するように、
作動棒121の持ち上げを連結手段64に伝達する伝達
機構88と、作動棒121の持ち上げ位置を保持する保
持機構127(図11も参照)とを具備している。
【0019】基台124は、縦枠33に一体的に形成さ
れた他の一対の案内壁128及び129に配された一対
のローラ130及び131(ローラ131については図
11参照)が回転自在に取り付けられた基盤132と、
基盤132に固着された案内蓋133とを具備してお
り、基盤132の一端122には、回動軸89が回転自
在に貫通すると共に、ねじ134aにより可動体87が
取り付けられており、これにより基台124は、その一
端122で連結手段64を介してリンク機構2及び3の
下部13に連結されている。基台124は、そのローラ
130及び131が案内壁128及び129に回転自在
に嵌合しているため、案内壁128及び129に規定さ
れた案内通路134に案内されて、上下方向に移動自在
である。案内蓋133には、上下方向に伸びる上述のス
リット123が形成されており、作動棒121の一端
は、スリット123を通ってスライダ125に取り付け
られており、スライダ125は、案内蓋133内におい
て上下方向に摺動自在に配されている。平面形状で略L
字状の基盤132には、上下方向に伸びる他のスリット
135が形成されている。
【0020】伝達機構88は、一端141でピン142
によりスライダ125に回動自在に取り付けられ、これ
により一端141で作動棒121に回動自在に連結され
た第一のアーム143と、一端144でピン145を介
してアーム143の他端146に回動自在に連結されて
おり、他端147で、当該他端147に固着された回動
軸89を介して基台124の基盤132に回動自在に支
持された第二のアーム148と具備しており、作動棒1
21の持ち上げによりスライダ125が上方に移動さ
れ、この移動で、アーム143を介してアーム148が
回動軸89を中心としてC方向に回動されると同時に回
動軸89が回動されるようになっている。このように本
例では、作動棒121の持ち上げがアーム143及び1
48を介して連結手段64に伝達されるように、アーム
148は、連結手段64に連結されている。
【0021】保持機構127は、解除機構16の基盤1
32にピン161を介して回動自在に設けられて、一端
162に回転自在なローラ163からなる係合部を有す
るアーム165と、アーム165の一の回動状態(図1
1に示す回動状態)でアーム165のローラ163に係
合するように、縦枠33に固着されて配された係合部1
66を有した係合部材167(図11参照)と、ピン1
61を中心としてアーム165をD方向に回動付勢し
て、アーム165を一の回動状態に付勢するねじりコイ
ルばね178等からなる弾性手段と、作動棒121の持
ち上の際、コイルばね178等からなる弾性手段による
アーム165の一の回動状態(図11に示す回動状態)
への移行を許容し、作動棒121の非持ち上の際、コイ
ルばね178等からなる弾性手段によるアームの当該一
の回動状態への移行を阻止する手段179とを具備して
いる。阻止する手段179は、スライダ125に取り付
けられて、スリット135を介して突出したストッパピ
ン181を具備しており、ストッパピン181は、作動
棒121の非持ち上の際(図5に示す場合)、アーム1
65の他端182に当接して、アーム165のD方向の
回動を阻止し、作動棒121の持ち上の際(図11に示
す場合)、スライダ125の上方への移動と共にスリッ
ト135に案内されて上方に移動され、アーム165の
他端182への当接を解除して、アーム165のD方向
の回動を許容するようになっている。
【0022】なお、ブラインド装置1では、建物の開口
部を挟んで上記のような縦枠33が左右に設けられ、左
右の縦枠33には、上記の機構が同様に装着されてお
り、したがってスラット9の各々の他端(図示せず)
は、上記と同様に図示しないスラット支持機構の各々に
支持されている。また、軸41は、他方の縦枠33まで
長く伸ばされて、上記と同様に他方の縦枠33に設けら
れたリンク折り畳み、伸長機構を同期して作動させるよ
うになっている。
【0023】以上のブラインド装置1では、リンク機構
2及び3が伸長された状態では、スラット9は、図1に
示すように、建物の開口部を完全に閉鎖するようにほぼ
垂直に傾動されており、また図10に示すように、チェ
ーン61に設けられた係合突起99は、切欠き103に
配されて爪部材97の当接部102と当接している。こ
の状態から電動モータ79が作動されると、軸41の回
転により、スプロケットホイール73が回転されてチエ
ーン61がA方向に走行される。チエーン61のA方向
の走行により突起99も軸41を中心として反時計回り
に移動され、突起99のこの移動により回転体43も、
図9に示すように反時計回りに回動され、回転体43の
回動により、ワイヤ50が上方に引っ張られ、ワイヤ5
1が下方に下げられ、而して、図3に示すように、リン
ク機構3に対してリンク機構2が相対的に上方に持ち上
げられて、アーム31のそれぞれがほぼ水平に回動さ
れ、これによりスラット9のそれぞれもほぼ水平に回動
されて図2に示すように簾状にされる。
【0024】更にチエーン61がA方向に走行される
と、突起99が切欠き103から抜け始め、突起99の
切欠き103からの抜けにより、突起99が次には爪部
101に当接して爪部材97を軸96を中心として回動
させ、爪部101の凹所100と係合ピン98とを互い
に係合させる。図8に示すように、爪部101の凹所1
00が係合ピン98に係合することにより、回転体43
の回転は阻止されて、その状態に保持される。チエーン
61のA方向の走行が続行されることにより、連結手段
64によりチエーン61に下部59で連結されたリンク
機構2及び3が折り畳まれ始め、この折り畳みにより、
リンク機構2及び3にスラット支持機構8を介して取り
付けられたスラット9が下方から順次重ね合わされる。
スラット9が全て重ね合わされると、検出器等からの信
号により電動モータ79の作動が停止され、開口部が完
全開放された状態が維持される。
【0025】開口部が完全開放された状態又は開口部の
途中開放状態で、電動モータ79が前記と逆に作動され
ると、チエーン61がB方向に走行され、これによりリ
ンク機構2及び3は上方より伸長され始め、スラット束
は上方のスラット9よりその重ね合わせが解除され始め
る。リンク機構2及び3が全て伸長されてスラット9も
またその重ね合わせが全て解除されると、図8に示すよ
うに、突起99が切欠き103に挿入され始め、この挿
入により図9に示すように、突起99が爪部材97の当
接部102に当接して爪部材97を回動させて、凹所1
00の係合ピン98への係合を解除し、この解除により
突起99の移動と共に回転体43は、図10に示すよう
に前記と逆に時計回りに回転され、ワイヤ51が上方に
引っ張られ、ワイヤ50が下方に下げられ、これにより
リンク機構2及び3に相対的変位が生じて、リンク機構
2及び3にスラット支持機構8を介して取り付けられた
スラット9は逆に傾動され、この傾動により図2に示す
ように一旦簾状にされた後に、図1に示すように開口部
を完全に閉鎖するようになる。その後、検出器等からの
信号により電動モータ79の作動が停止され、開口部が
完全閉鎖された状態が維持される。
【0026】そしてブラインド装置1では、図1に示す
開口部の完全閉鎖おいて、緊急に開口部を開放しなけれ
ばならない際には、作動棒121を上方に持ち上げる。
作動棒121の上方への持ち上げにより、スライダ12
5が同様に案内蓋133内で上方に摺動し、これにより
アーム143も上方に移動されて、アーム143の上方
への移動で、アーム148に回転軸89を中心としたC
方向の回動を生じさせ、アーム148のC方向の回動で
回転軸89も同様にC方向に回動される。回転軸89が
C方向に回動されると、回転軸89に固着されたフック
部材91は、図11に示すように回動されて、フック9
0の係合部材92への係合が解除され、チェーン61に
より上方への移動が禁止された係合部材92に対して回
転軸89及び可動体87等が上方へ自由に移動し得るよ
うになる。
【0027】更に作動棒121を上方に持ち上げると、
スライダ125の案内蓋133の上部壁への当接によ
り、基台124全体が上方に持ち上げられ始め、基台1
24の上方への持ち上げと共に、リンク機構2及び3の
下部13も持ち上げられ、これによりスラット9も最下
部のものから持ち上げられ、開口部が開放され始める。
スライダ125の案内蓋133内での上方への摺動にお
いて、ストッパピン181もまた上方へ移動され、これ
によりピン161を中心としてアーム165がD方向に
回動される。
【0028】作動棒121の更なる上方への持ち上げに
より、同様に開口部が更に開放されると共に、アーム1
65のローラ163が係合部166を乗り上げて、係合
部166の上縁166aに係合される。ここで作動棒1
21の上方への持ち上げを解除しても、ローラ163が
係合部166の上縁166aに係合されているため、基
台124の落下が生じなく、したがって開口部が所定に
開放された状態で維持される。以上のようにしてブライ
ンド装置1では、作動棒121を上方に所定量持ち上げ
るだけで、緊急時に開口部を所定量だけ開放して、その
開放状態を維持し得る。
【0029】緊急時における開口部の開放状態の自動解
除は、電動モータ79を作動させてチェーン61を走行
させ、連結板93を介して係合部材92を上昇させるこ
とにより行うことができる。すなわち、係合部材92を
上昇させると、当該係合部材92が可動体87に当接
し、これにより可動体87もまた係合部材92と共に上
昇され、可動体87の上昇で基盤132も同様に上昇さ
れ、而して基盤132の上昇により基盤132に対して
相対的にスライダ125が自重により下降される。スラ
イダ125が基盤132に対して相対的に下降される
と、アーム143を介してアーム148が前記と逆に回
動されると共にストッパピン181によりアーム165
もまた前記と逆に回動され、これにより回動軸89を介
してフック部材91が同様に前記と逆に回動され、フッ
ク90の係合部材92への係合が再び行われると共にア
ーム165のローラ163の上縁166aへの係合が解
除され、而してリンク機構2及び3の下部13へのチェ
ーン61の下端59の連結が自動的になされる。以下、
チェーン61の走行により、上述の通常の動作を行うこ
とができるようになる。
【0030】ところで、ブラインド装置1では、チェー
ン61の下端59をリンク機構2及び3の下部13に連
結する連結手段64が、最下端のスラット支持機構8に
おいてスラット9が取り付けられる側に対してその背面
の傾動中心で、当該最下端のスラット支持機構8にチェ
ーン61を連結させて、而してチェーン61の下端59
をリンク機構2及び3の下部に連結するようになってい
るため、換言すれば、取付部32に代えて、取付部32
の裏側でチェーン61の下端59をリンク機構2及び3
の下部に連結するようになっているため、取付部32の
長さを短くすることができ、したがって縦枠33内で取
付部32に連結用のスペースを確保す必要がなくなり、
縦枠33の横幅を狭くすることができ、開閉、閉鎖され
る開口部を広く取ることができる。
【0031】なお上記例では、アーム165を弾性手段
により強制的にD方向に回動付勢したが、弾性手段を用
いることなしに、自重によりD方向に回動されるように
してもよい。また、チェーン61の下端59と係合部材
92とを、連結板93により剛体的に連結したが、これ
に代えて、特願平7−94276号に提案したように、
弾性手段を介して連結してもよい。このように弾性手段
を介してチェーン61の下端59と係合部材92とを連
結すると、開口部の閉鎖においてチェーン61の走行が
正確に停止されない場合でも、開口部を所望に完全閉鎖
して、リンク機構の過度の伸長、長尺体の無理な撓み等
を生じなくし得る。更に上記例では、解除機構16を設
けてなるものであるが、解除機構16を必要としない場
合には、係合部材92と可動体87と分離可能とするこ
となしに、これらを一体に形成してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、縦枠の横
幅を小さくすることができ、開閉、閉鎖される開口部を
広く取ることができるブラインド装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一実施例の開口部の完全閉鎖
状態における斜視図である。
【図2】図1に示す一実施例の開口部の簾状閉鎖状態に
おける斜視図である。
【図3】図1に示す一実施例の右側縦枠の上部側面説明
図である。
【図4】図1に示す一実施例の右側縦枠の上部背面説明
図である。
【図5】図1に示す一実施例の左側縦枠の下部側面説明
図である。
【図6】図1に示す一実施例の左側縦枠の下部正面説明
図である。
【図7】図1に示す一実施例の左側縦枠の下部平面説明
図である。
【図8】図1に示す一実施例の動作説明図である。
【図9】図1に示す一実施例の動作説明図である。
【図10】図1に示す一実施例の動作説明図である。
【図11】図1に示す一実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ブラインド装置 2 第一のリンク機構 3 第二のリンク機構 8 スラット支持機構 9 スラット 14 リンク折り畳み、伸長機構 61 チェーン 62 撓み阻止手段 63 走行装置 64 連結手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−170831(JP,A) 実開 平3−87793(JP,U) 実開 平5−17087(JP,U) 実公 平3−24000(JP,Y2) 実公 平3−29519(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一のリンク機構と、この第一のリンク
    機構に並置された第二のリンク機構と、一端が第一のリ
    ンク機構に、他端が第二のリンク機構にそれぞれ回動自
    在に連結されてなる複数のスラット支持機構と、このス
    ラット支持機構のそれぞれに支持されたスラットと、第
    一及び第二のリンク機構のそれぞれの上端に連結されて
    おり、第一及び第二のリンク機構に相対的な位置変化を
    生じさせて、スラットを傾動させるチルト機構と、第一
    及び第二のリンク機構の下部に連結されて、第一及び第
    二のリンク機構を折り畳み、伸長させるリンク折り畳
    み、伸長機構と、このリンク折り畳み、伸長機構による
    第一及び第二のリンク機構の伸長に際して、チルト機構
    を作動させるべく、リンク折り畳み、伸長機構の作動を
    チルト機構に伝達するクラッチ機構とを具備しており、
    リンク折り畳み、伸長機構は、可撓性の長尺体と、この
    長尺体の撓みを阻止する撓み阻止手段と、長尺体を走行
    させる走行装置と、長尺体を第一及び第二のリンク機構
    の下部に連結する連結手段とを具備しており、連結手段
    は、最下端のスラット支持機構においてスラットが取り
    付けられる側に対してその背面の傾動中心で、当該最下
    端のスラット支持機構に長尺体を連結させて、長尺体を
    第一及び第二のリンク機構の下部に連結するようになっ
    おり、スラット支持機構のそれぞれは、一端が第一の
    リンク機構に、他端が第二のリンク機構にそれぞれ回動
    自在に連結されるアームを具備しており、連結手段は、
    最下端のスラット支持機構のアームの両端を橋絡した橋
    絡部材と、この橋絡部材の傾動中心に回動自在に取り付
    けられた可動体とを具備しており、この可動体に長尺体
    が連結されているブラインド装置
  2. 【請求項2】 可動体は、上下方向の移動を案内する案
    内通路に上下方向に可動に配されている請求項に記載
    のブラインド装置。
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