JP2002180768A - ブラインド装置 - Google Patents

ブラインド装置

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JP2002180768A
JP2002180768A JP2000381026A JP2000381026A JP2002180768A JP 2002180768 A JP2002180768 A JP 2002180768A JP 2000381026 A JP2000381026 A JP 2000381026A JP 2000381026 A JP2000381026 A JP 2000381026A JP 2002180768 A JP2002180768 A JP 2002180768A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦枠を狭幅にし得て、しかも、リンク機構の
取り付け作業、保守、点検を容易に行い得、而して、ビ
ル等において横方向に並んだ複数の窓の夫々に好ましく
並置し得、加えて、部品点数を減少できて簡単な構造で
あって、その上、容易に組立てることができる結果、コ
ストを大幅に削減できると共に、リンク機構を軽量化で
きて軽快なブラインドの上昇を期待できるブラインド装
置を提供すること。 【解決手段】 ブラインド装置1は、一対の縦枠2及び
3間に互いに上下方向に並置された複数のスラット4か
らなるブラインド5と、スラット4の夫々の長手方向の
端部6を支持しており、縦枠2及び3外に配された折り
畳み自在なリンク機構7と、最上位のスラット4を持上
げて、ブラインド5を開口部閉鎖位置に配するリンク持
上げ機構8と、リンク機構7を介してスラット4の夫々
を傾動させるチルト機構9とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の窓等に配置
し、必要に応じてこれら窓等の目隠しをするブラインド
装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種のブラインド装
置は、通常、上下方向に並置された複数のスラットから
なるブラインドを上方に配置し、昇降装置の作動により
当該ブラインドを上方から下降させて建物の窓等の開口
部を目隠しし、昇降装置の逆作動によりブラインドを上
昇させて開口部を開口するように、構成されている。
【0003】斯かるブラインド装置では、上記のよう
に、開口部の開口の際には、ブラインドを構成する複数
のスラットが開口部の上方に、通常、互いに密に重合さ
れて配置されるため、全開時でも、重合されたスラット
により開口部が一部閉鎖されたようになり、開口部の全
開時に十分な解放感を味わうことができず、目障りとな
る。これをなくすためにスラット収容枠を上方に設けて
も、スラット収容枠分の占有空間を上方に必要とし、一
般の家屋、ビル等においてはこれが困難な場合があり、
必ずしも満足し得るものではない。また、開口部の下方
のみの目隠しを行いたい場合等においては、従来のブラ
インド装置ではそれができないという問題もある。
【0004】そこで、開口部の開口の際には、ブライン
ドを構成する複数のスラットを開口部の下方に重ね合わ
せて配置し、開口部の閉鎖の際には、スラットをリンク
機構を介して持ち上げるようにしたブラインド装置が提
案されており、この提案のブラインド装置によれば上記
の種々の問題点を好ましく解決でき、その点では満足で
きるのであるが、斯かるブラインド装置を横方向に並ん
だビルの窓の夫々に並置する際には、柱幅との関連でブ
ラインド装置とブラインド装置との間を狭くすることが
要求される結果、リンク機構等を収容する縦枠もまた狭
幅にすることが必要となるが、斯かる狭幅の縦枠では、
リンク機構の取り付け作業、更には、保守、点検が極め
て困難となる。
【0005】そして、リンク機構には、通常、板状のリ
ンク部材が用いられるが、斯かるリンク部材であると、
リンク部材の回動自在な相互連結のために別個の軸又は
ピン及びこの軸又はピンの抜け出し防止のためにリン
グ、ナット又はかしめを必要とし、部品点数の増加に加
えて構造が複雑となると共に組立てに多くの時間を必要
としてコストアップになる上に、リンク機構の重量増加
を招来して軽快にブラインドを上昇し難くなる。
【0006】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、縦枠を狭幅にし得
て、しかも、リンク機構の取り付け作業、保守、点検を
容易に行い得、而して、ビル等において横方向に並んだ
複数の窓の夫々に好ましく並置し得、加えて、部品点数
を減少できて簡単な構造であって、その上、容易に組立
てることができる結果、コストを大幅に削減できると共
に、リンク機構を軽量化できて軽快なブラインドの上昇
を期待できるブラインド装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様のブ
ラインド装置は、一対の縦枠間に互いに上下方向に並置
された複数のスラットからなるブラインドと、スラット
の夫々の端部を連結していると共に、縦枠の外に配され
た折り畳み自在なリンク機構と、最上位のスラットを持
上げて、ブラインドを開口部閉鎖位置に配するリンク持
上げ機構と、リンク機構を介してスラットの夫々を傾動
させるチルト機構とを具備しており、ここで、リンク機
構は、一対の並置されたリンク列を具備しており、各リ
ンク列は、夫々が剛性細棒状材を折り曲げてなると共に
互いに回動自在に連結された少なくとも一対のリンク部
材を具備しており、一方のリンク部材は、隣接するスラ
ットのうちの一方のスラットに、他方のリンク部材は、
隣接するスラットのうちの他方のスラットに夫々回動自
在に連結されている。
【0008】第一の態様のブラインド装置によれば、各
リンク列がスラットの夫々に回動自在に連結されて、リ
ンク機構が縦枠の外に配されているために、縦枠を狭幅
にできる上に、リンク機構の取り付け作業、保守、点検
を容易に行い得、而して、ビル等において横方向に並ん
だ窓の夫々に好ましく並置し得、しかも、一対のリンク
部材の夫々が剛性細棒状材を折り曲げてなると共に互い
に回動自在に連結されているために、部品点数を減少で
きて簡単な構造であって、その上、容易に組立てること
ができる結果、コストを大幅に削減できると共に、リン
ク機構を軽量化できて軽快なブラインドの上昇を期待で
き、また各スラットがその端部で一対のリンク列により
支持されているために、何らかの故障によるスラットの
落下の虞を低減でき、フェールセーフなものとし得る。
【0009】本発明の第二の態様のブラインド装置で
は、第一の態様のブラインド装置において、両リンク部
材の夫々は、互いに平行な一対の本体と、この一対の本
体の一方の端部に一体的に設けられたフック状部とを具
備しており、両リンク部材は、夫々の一対の本体の他方
の端部において互いに回動自在に連結されており、一方
のリンク部材は、隣接するスラットのうちの一方のスラ
ットに、他方のリンク部材は、隣接するスラットのうち
の他方のスラットに、夫々のフック状部を介して回動自
在に連結されている。
【0010】第二の態様のブラインド装置によれば、リ
ンク部材の夫々がフック状部を具備し、両リンク部材が
夫々の一対の本体の他方の端部において互いに回動自在
に連結されているために、各スラットにフック状部を介
してリンク部材を回動自在に容易に連結でき、而して、
更にその組立てが容易になる。
【0011】本発明の第三の態様のブラインド装置で
は、第二の態様のブラインド装置において、一方のリン
ク部材は、一対の本体の夫々の他方の端部に一体的に設
けられた軸部を具備しており、他方のリンク部材は、一
対の本体の夫々の他方の端部に一体的に設けられている
と共に、軸部に回動自在に巻回した一対の巻回部と、こ
の巻回部に一体的に設けられていると共に、一方のリン
ク部材の本体に係合するように横方向に突出した係合部
とを具備しており、リンク列の折り畳みにおける両リン
ク部材の折り畳み方向は、係合部と本体との係合により
特定されるようになっており、本発明の第四の態様のブ
ラインド装置では、第二の態様のブラインド装置におい
て、一方のリンク部材は、一対の本体の他方の端部に一
体的に設けられた他のフック状部を具備しており、他方
のリンク部材は、一対の本体の他方の端部に一体的に設
けられた軸部を具備しており、他のフック状部と軸部と
は、互いに回動自在に連結されており、本発明の第五の
態様のブラインド装置では、第四の態様のブラインド装
置において、一方のリンク部材は、他のフック状部に一
体的に設けられた係合部を具備しており、他方のリンク
部材は、軸部に一体的に設けられていると共に、係合部
に係合される被係合部を具備しており、リンク列の折り
畳みにおいて両リンク部材の折り畳み方向は、係合部と
被係合部との係合により特定されるようになっており、
本発明の第六の態様のブラインド装置では、第四又は第
五の態様のブラインド装置において、両リンク部材は、
相互に分離自在に連結されている。
【0012】第三の態様のブラインド装置では、両リン
ク部材を極めて簡単な構成により互いに回動自在に連結
することができる上に、その折り畳み方向を特定でき、
第四の態様のブラインド装置では、第三の態様のブライ
ンド装置と同様に、両リンク部材を極めて簡単な構成に
より互いに回動自在に連結することができ、第五の態様
のブラインド装置では、両リンク部材を極めて簡単な構
成によりその折り畳み方向を特定でき、第六の態様のブ
ラインド装置では、両リンク部材を相互に分離できるた
めに、製造、運搬が極めて容易になる。
【0013】本発明の第七の態様のブラインド装置で
は、第二から第六のいずれかの態様のブラインド装置に
おいて、スラットの端部の前縁及び後縁には軸部が配さ
れており、最上位のスラットの軸部には、両リンク部材
のフック状部のうちのいずれか一方が、最下位のスラッ
トの軸部には、両リンク部材のフック状部のうちのいず
れか他方が、最上位と最下位との間のスラットの軸部に
は、両リンク部材のフック状部が夫々回動自在に掛けら
れている。
【0014】第七の態様のブラインド装置によれば、ス
ラットの端部の前縁及び後縁の軸部にリンク部材のフッ
ク状部を単に引っ掛けてスラットを連結でき、リンク機
構とスラットとの組立て、スラットの交換等におけるリ
ンク機構とスラットとの分解が更に容易になる。
【0015】本発明の第八の態様のブラインド装置で
は、第二から第七のいずれかの態様のブラインド装置に
おいて、スラットの軸部とフック状部との間には、夫々
の相互変位が可能になるように隙間が設けられている。
【0016】第八の態様のブラインド装置によれば、ス
ラットの軸部とフック状部との相互変位が隙間により可
能になっているために、開口部の開口の際におけるスラ
ットの重ね合わせで、折り畳まれたリンク機構の各リン
ク部材をスラットの形状に沿わせることができ、而し
て、重ね合わされたスラットの間隔を極めて短くでき
る。
【0017】本発明の第九の態様のブラインド装置で
は、第一から第八のいずれかの態様のブラインド装置に
おいて、縦枠は、上下方向に伸びたスリットを有してお
り、各スラットの夫々の端部には、縦枠のスリットを通
って上下方向に移動自在なスラット位置保持手段が設け
られている。
【0018】第九の態様のブラインド装置によれば、ス
ラット位置保持手段により各スラットの端部を縦枠のス
リットの位置に保持できるので、風等によりブラインド
が揺れることをなくし得る。
【0019】本発明の第十の態様のブラインド装置で
は、第九の態様のブラインド装置において、スラット
は、スラット本体と、このスラット本体の前縁及び後縁
に一体的に設けられた筒状部とを具備しており、スラッ
ト位置保持手段は、剛性細棒状材を折り曲げてなるスラ
ット位置保持部材を具備しており、スラット位置保持部
材は、スリットを通る一対の本体部と、前縁及び後縁の
筒状部の夫々に挿入された一対の軸部と、縦枠内に配さ
れた一対の本体部の一端を相互に連結すると共に、スリ
ットを介する縦枠外への抜け出しを防止するように折り
曲げられた連結折り曲げ部とを有している。
【0020】第十の態様のブラインド装置によれば、ス
ラット位置保持手段が剛性細棒状材を折り曲げてなるス
ラット位置保持部材を具備し、斯かるスラット位置保持
部材の一対の軸部の夫々がスラットの前縁及び後縁の筒
状部の夫々に挿入されているために、スラット位置保持
手段のスラットへの装着、取外しを簡単に行い得ると共
に更なる軽量化を図り得る。
【0021】尚、筒状部は、完全な筒状であってもよい
が、半筒状であってもよく、また、円筒状であっても、
角筒状であってもよく、要は、軸部を挿入できる形状で
あればよい。
【0022】本発明の第十一の態様のブラインド装置で
は、第十の態様のブラインド装置において、各リンク列
は、スラット位置保持部材の軸部を介してスラットの夫
々の端部に回動自在に連結されている。
【0023】第十一の態様のブラインド装置によれば、
スラット位置保持部材の軸部を各リンク列に対する連結
機構として利用できるために、スラットに各リンク列に
対する連結機構を特に設けなくてもよく、リンク列を含
めてスラットを極めて軽量かつ単純な形状とできる。
【0024】本発明の第十二の態様のブラインド装置で
は、第一から第十一のいずれかの態様のブラインド装置
において、スラットの夫々の端部には凹所が形成されて
おり、各リンク列は、この凹所においてスラットの夫々
の端部に回動自在に連結されている。
【0025】第十二の態様のブラインド装置によれば、
各リンク列が凹所においてスラットの夫々の端部に回動
自在に連結されているので、リンク機構が縦枠の外に配
されていても、スラットと縦枠との間の隙間をできる限
り小さくでき、ブラインドによる開口部閉鎖機能をより
完全に得ることができる。
【0026】本発明の第十三の態様のブラインド装置で
は、第一から第十二のいずれかの態様のブラインド装置
において、チルト機構は、各スラットを、開口部閉鎖状
態では互いに間隔を有して傾斜させ、開口部開放状態で
は実質的に水平に配されて互いに重ね合わせるようにな
っている。
【0027】第十三の態様のブラインド装置によれば、
開口部閉鎖状態では各スラットが互いに間隔を有して傾
斜されているので、この間隔を介して風を逃がすことが
できる結果、開口部閉鎖状態であって強風時に各スラッ
トが風圧により過度に変形されることを防ぎ得る。
【0028】チルト機構は、本発明の第十四の態様のよ
うに、最上位のスラットの端部に取り付けられた回動自
在軸と、この回動自在軸に固着されていると共に、縦枠
の内部に配された回動自在アームと、この回動自在アー
ムを最上位のスラットの上昇及び下降において揺動させ
るカム面とを具備していてもよい。
【0029】更に本発明では、リンク持上げ機構は、手
動、電動のいずれであってもよく、加えて、最下位のス
ラットを弾性的な終端機構により弾性的に引っ張るよう
にしてもよく、斯かる終端機構により最下位のスラット
を弾性的に下方に引っ張るようにすると、リンク機構を
介して上位のスラットにその自重に加えて下降力を付与
できるために、ブラインドによる開口部開放状態をより
確実に且つ迅速に行わせることができる。
【0030】本発明におけるリンク持上げ機構として
は、最上位のスラットに連結された可撓性の長尺体と、
この長尺体を走行させる回転体を有した走行手段とを具
備しているものを好ましい一つの例として挙げることが
できるが、斯かるリンク持上げ機構の長尺体としては、
ベルト、ワイヤロープ、チェーン、ひも等を好ましい例
として示すことができ、回転体としては、可撓性の長尺
体としてベルト、ワイヤロープ又はひもが用いられる場
合には、これらが掛けられ又は巻き付けられて係合する
プーリが好ましく用いられ、長尺体としてチェーン又は
歯付きベルトが用いられる場合には、チェーン又は歯付
きベルトに噛み合って係合するスプロケットホイール又
は歯付きプーリが好ましく用いられる。
【0031】次に本発明を、図に示す実施の形態の好ま
しい例を参照して更に詳細に説明する。なお、本発明は
これら例に何等限定されないのである。
【0032】
【発明の実施の形態】図1から図12において、本例の
ブラインド装置1は、一対の縦枠2及び3間に互いに上
下方向に並置された複数のスラット4からなるブライン
ド5と、スラット4の夫々の長手方向の端部6を支持し
ており、縦枠2及び3外に配された折り畳み自在なリン
ク機構7(縦枠3側は図示せず、以下同じ)と、最上位
のスラット4を持上げて、ブラインド5を開口部閉鎖位
置に配するリンク持上げ機構8と、リンク機構7を介し
てスラット4の夫々を傾動させるチルト機構9(縦枠3
側は図示せず、以下同じ)と、各スラット4の夫々の端
部6に設けられていると共に、縦枠2及び3の案内用の
スリット10(縦枠3側は図示せず、以下同じ)を通っ
て上下方向に移動自在なスラット位置保持手段11とを
具備している。
【0033】縦枠3並びに縦枠3側のリンク機構、チル
ト機構及びスラット位置保持手段等の夫々は、縦枠2並
びに縦枠2側のリンク機構7、チルト機構9及びスラッ
ト位置保持手段11等の夫々と同様に構成されているた
め、以下主に縦枠2側について説明し、必要に応じて縦
枠3側について説明する。
【0034】縦枠2と縦枠3とは、上枠15により橋絡
されて、ブラインド5により開放、閉鎖される開口部1
6を形成している。縦枠2は、上下方向に伸びる上述の
スリット10を有している。
【0035】スラット4の夫々は、断面円弧状を有した
スラット本体17と、スラット本体17の前縁及び後縁
に一体的に設けられた筒状部、本例では半円筒部18及
び19とを具備しており、スラット本体17の夫々の長
手方向の端部6には凹所20及び21が形成されてい
る。
【0036】リンク機構7は、スラット本体17の夫々
の凹所20及び21を通って伸張すると共に並置された
一対のリンク列25及び26を具備している。一対のリ
ンク列25及び26は、互いに同様に形成されているの
で、以下、リンク列25について詳細に説明し、リンク
列26についての詳細な説明を省略する。
【0037】リンク列25は、隣接するスラット4間の
夫々に、夫々が剛性細棒状材を折り曲げてなると共に互
いに回動自在に連結された一対のリンク部材27及び2
8を具備しており、特に図11に詳細に示すように、一
対のリンク部材27及び28のうちの一方であって上位
のリンク部材27は、互いに平行な一対の本体29及び
30と、一対の本体29及び30の夫々の一方の端部に
一体的に設けられたフック状部31及び32と、一対の
本体29及び30の夫々の他方の端部に、当該端部を互
いに連結するように一体的に設けられた軸部33とを具
備しており、一対のリンク部材27及び28のうちの他
方であって下位のリンク部材28は、互いに平行な一対
の本体35及び36と、一対の本体35及び36の夫々
の一方の端部に一体的に設けられたフック状部41及び
42と、フック状部41及び42に一体的に設けられて
いると共に、当該フック状部41及び42を互いに連結
する連結部43と、一対の本体35及び36の夫々の他
方の端部に一体的に設けられていると共に、リンク部材
27の軸部33に回動自在に巻回した一対の巻回部37
及び38と、一対の巻回部37及び38に一体的に設け
られていると共に、リンク部材27の一対の本体29及
び30の夫々に夫々が係合して、リンク列25の折り畳
みにおける両リンク部材27及び28の折り畳み方向を
特定するように横方向に突出した一対の係合部39及び
40とを具備している。
【0038】リンク部材27は、フック状部31及び3
2がスラット4の端部6の前縁及び後縁に配された軸部
45に回動自在に掛けられて、これにより凹所20にお
いて一端で、隣接するスラット4のうちの上位のスラッ
ト4の端部に軸部45を介して回動自在に連結されてお
り、リンク部材28は、フック状部41及び42がスラ
ット4の端部6の前縁及び後縁に配された軸部45に回
動自在に掛けられて、これにより凹所20において一端
で、隣接するスラット4のうちの下位のスラット4の端
部に軸部45を介して回動自在に連結されており、一対
のリンク部材27及び28は、軸部33並びに当該軸部
33に回動自在に巻回した巻回部37及び38を介して
夫々の他端で互いに回動自在に連結されている。こうし
て、最上位のスラット4の軸部45には、フック状部3
1及び32並びにフック状部41及び42のうちの一
方、本例ではフック状部31及び32が、最下位のスラ
ット4の軸部45には、フック状部31及び32並びに
フック状部41及び42のうちの他方、本例ではフック
状部41及び42が、最上位と最下位との間のスラット
4の軸部45には、フック状部31及び32並びにフッ
ク状部41及び42が夫々回動自在に掛けられている。
【0039】スラット4の軸部45とフック状部31及
び32との間には、夫々の相互変位が可能になるように
隙間46が設けられている。本例では、斯かる隙間46
を得るべく、フック状部31及び32は、軸部45が十
分な余裕をもって通る細長い空間47を形成するように
曲げられている。
【0040】一対の係合部39及び40は、リンク列2
5及び26の折り畳みが解除される際に本体29及び3
0の夫々に係合して、リンク列25及び26が真っ直ぐ
になるのを阻止し、これによりリンク列25及び26の
折り畳みにおけるその折り畳み方向を規定するようにな
っている。
【0041】リンク持上げ機構8は、可撓性の長尺体と
してのチェーン51と、チェーン51の一端に固着され
た可動駒52と、チェーン51を走行させる走行手段5
3とを具備しており、走行手段53は、チェーン51が
掛けられていると共に、縦枠2に回転自在に支持された
回転体としてのスプロケットホイール54と、スプロケ
ットホイール54が固着された断面六角形状の回転軸5
5と、回転軸55を出力回転軸とすると共に、縦枠2に
支持された減速機56と、減速機56の入力回転軸を出
力回転軸とすると共に、減速機56に取付けられた電動
モータ57とを具備している。
【0042】チェーン51は、縦枠2内において縦枠2
に一体的に縦方向に伸びて形成された各一対の案内突条
58及び59により挟まれており、チェーン51の上下
方向の走行は、案内突条58及び59により案内される
ようになっており、回転軸55は、縦枠3内まで伸びて
当該縦枠3側に配されていると共に、スプロケットホイ
ール54と同様に構成されたスプロケットホイールに固
着されている。
【0043】チルト機構9は、最上位のスラット4に固
着された揺動自在板61と、揺動自在板61に一端で固
着されていると共に、スリット10を通って縦枠2内に
伸び、可動駒52に他端部で回転自在に支持された回動
自在軸62と、一端が回動自在軸62に固着されている
と共に、縦枠2の内部に配された回動自在アーム63
と、回動自在アーム63の一端に回転自在に取付けられ
たカムローラ64と、カムローラ64が接触すると共
に、回動自在アーム63を最上位のスラット4の上昇及
び下降において回動(揺動)させるカム面60とを具備
している。
【0044】揺動自在板61は、回動自在軸62が固着
された揺動自在板本体65と、揺動自在板本体65に固
着されていると共に、スラット4の半円筒部18及び1
9に挿入された一対の軸部66とを具備しており、一対
の軸部66は、フック状部31及び32が掛けられる軸
部45として利用されている。
【0045】回動自在軸62は、上記のように揺動自在
板61を介して最上位のスラット4の端部6に取り付け
られて、装着された滑り軸受70を介してスリット10
の伸びる方向に摺動自在となっており、カム面60は、
縦枠2の内面67と、縦枠2の内面67に取付けられた
突起68の外面69とを有している。
【0046】チルト機構9は、開口部閉鎖状態では、カ
ムローラ64の外面69への当接で回動自在アーム63
を図5において反時計回りの方向に回動させて回動自在
軸62を同方向に回動させ、各スラット4を、図2から
図4に示すように、互いに間隔を有して傾斜させ、開口
部開放状態では、カムローラ64の内面67への当接で
回動自在アーム63を図5において時計回りの方向に回
動させて回動自在軸62を同方向に回動させ、各スラッ
ト4を、図6から図9に示すように、実質的に水平に配
されて互いに重ね合わせるようになっている。
【0047】スラット位置保持手段11の夫々は、剛性
細棒状材を折り曲げてなるスラット位置保持部材71
と、スラット位置保持部材71に挿着された滑り軸受7
2とを具備している。スラット位置保持部材71は、ス
リット10を通る一対の本体部73及び74と、スラッ
ト4の前縁及び後縁の半円筒部18及び19に挿入され
た一対の軸部75と、一方では、各軸部75の一端に、
他方では、本体部73及び74に夫々一体的に連結され
ていると共に、スラット4の端面に沿って伸びた連結部
77及び78と、縦枠2内に配された一対の本体部73
及び74の一端を相互に連結すると共に、スリット10
を介する縦枠2外への抜け出しを防止するように折り曲
げられた連結折り曲げ部79とを有している。
【0048】スラット位置保持手段11は、最上位のス
ラット4を除く各スラット4の端部6に設けられてお
り、軸部75は、フック状部31及び32並びにフック
状部41及び42が掛けられる軸部45として利用され
ており、而して、リンク列25及び26の夫々は、スラ
ット位置保持部材71の軸部75を介してスラット4の
夫々の端部6に回動自在に連結されている。チルト機構
9の回動自在軸62は、最上位のスラット4に対するス
ラット位置保持手段として機能している。
【0049】縦枠2内において、最下位のスラット位置
保持手段11のスラット位置保持部材71と縦枠2の底
板80との間には、最下位のスラット4に弾性的な下方
向力を付与すべく、コイルばね等のばね手段からなる終
端機構が設けられており、終端機構は、図2から図4に
示す開口部閉鎖状態で、スラット位置保持部材71を介
して最下位のスラット4が不必要に上昇しないようにし
ている。尚、終端機構を、ばね手段に代えて又はこれと
共にリンク機構で構成してもよい。
【0050】以上のブラインド装置1においては、開口
部16の閉鎖に際しては、図示しない操作スイッチ等の
操作により電動モータ57を作動させて、減速機56及
び回転軸55を介してスプロケットホイール54を回転
させ、チェーン51を走行させる。チェーン51の走行
で可動駒52が上昇されると、図8及び図9に示すよう
に、最上位のスラット4が持ち上げられると共に、最上
位のスラット4に続くスラット4もリンク機構7を介し
て順次持ち上げられ、可動駒52の更なる上昇で、縦枠
2の内面67へのカムローラ64の接触が解除されて、
次にカムローラ64が外面69に当接されると、回動自
在アーム63が図5に示すように回動されて、回動自在
アーム63の斯かる方向の回動で、回動自在軸62及び
揺動自在板本体65を介して、最上位のスラット4が図
2に示すように反時計回りの方向に回動され、最上位の
スラット4の斯かる方向の回動で、リンク列26の方が
リンク列25よりも多く持ち上げられて、最上位のスラ
ット4に続く下位の各スラット4が図2から図4に示す
ように、互いに間隔を有して傾斜され、開口部閉鎖状態
にもたらされる。スラット4からなるブラインド5が開
口部16を閉鎖状態にすると、図示しない検出器からの
検出信号により電動モータ57の作動が停止される。
【0051】図2から図4に示すブラインド5による開
口部16の閉鎖状態から開口部16の開放に際しては、
図示しない操作スイッチ等の操作により電動モータ57
を前記と逆に作動させて、減速機56及び回転軸55を
介してスプロケットホイール54を回転させ、これによ
りチェーン51を前記と逆方向に走行させる。チェーン
51の逆走行で可動駒52が下降されると、最上位のス
ラット4が下降されると共に、カムローラ64の外面6
9への当接が解除され、次に、カムローラ64が内面6
7に当接されるようになると、回動自在アーム63が前
記と逆方向に回動され、回動自在アーム63の斯かる方
向の回動で、回動自在軸62及び揺動自在板本体65を
介して最上位のスラット4が前記と逆方向に回動されて
実質的に水平に配され、最上位のスラット4の斯かる方
向の回動と水平状態への配置とで、リンク列26の方が
リンク列25よりも多く持ち上げられた状態が解消され
て、最上位のスラット4に続く各スラット4が実質的に
水平に且つ互いに平行に配されて下降され、最上位のス
ラット4の更なる下降で、図6から図9に示すように、
リンク列25及び26の下部から順次折り畳まれると共
に、最下位のスラット4から順次互いに重ね合わされ、
最後に最上位のスラット4がこの直ぐ下のスラット4に
重ね合わされて、開口部開放状態にもたらされる。スラ
ット4からなるブラインド5が開口部16を開放状態に
すると、図示しない検出器からの検出信号により電動モ
ータ57の逆作動が停止される。
【0052】電動モータ57の作動、逆作動中に、操作
スイッチ等の操作により電動モータ57の作動、逆作動
が停止されると、ブラインド5は、開口部16を途中閉
鎖状態又は途中開放状態にする。ブラインド5による開
口部16の途中閉鎖状態又は途中開放状態で操作スイッ
チ等の操作により電動モータ57の作動、逆作動が再び
行われると、その状態から前記と同様の動作が行われ
る。
【0053】ところで、ブラインド装置1では、リンク
列25及び26の夫々がスラット4の夫々の端部6に回
動自在に連結されて、リンク機構7が縦枠2の外に配さ
れているために、縦枠2を狭幅にでき、しかも、リンク
機構7の取り付け作業、保守、点検を容易に行い得、而
して、斯かるブラインド装置1をビル等において横方向
に並んだ複数の窓の夫々に好ましく並置し得る。
【0054】またブラインド装置1によれば、リンク列
25及び26の夫々が凹所20及び21においてスラッ
ト4の夫々の端部6に回動自在に連結されているので、
リンク機構7が縦枠2の外に配されいても、スラット4
と縦枠2との間の隙間をできる限り小さくでき、ブライ
ンド5による開口部閉鎖機能をより完全に得ることがで
きる。
【0055】加えて、ブラインド装置1によれば、開口
部閉鎖状態では各スラット4が互いに間隔を有して傾斜
されているので、この間隔を介して風を逃がすことがで
きる結果、開口部閉鎖状態であって、強風時に各スラッ
ト4が風圧により過度に変形されることを防ぎ得る。
【0056】更にブラインド装置1によれば、スラット
位置保持手段11により各スラット4の端部6を縦枠2
のスリット10の位置に保持できるので、風等によりブ
ラインド5が揺れることをなくし得る。
【0057】またブラインド装置1によれば、一対のリ
ンク部材27及び28の夫々が剛性細棒状材を折り曲げ
てなると共に互いに回動自在に連結されているために、
部品点数を減少できて簡単な構造であって、その上、容
易に組立てることができる結果、コストを大幅に削減で
き、しかも、リンク機構7を軽量化できて軽快なブライ
ンド5の上昇を期待できる。
【0058】その上、ブラインド装置1によれば、リン
ク部材27及び28の夫々がフック状部31及び32並
びにフック状部41及び42を具備し、両リンク部材2
7及び28が軸部33と巻回部37及び38とを介して
回動自在に連結されているために、各スラット4にフッ
ク状部31及び32並びにフック状部41及び42を介
してリンク部材27及び28を回動自在に容易に連結で
き、而して、リンク機構7とスラット4との組立てを更
に容易に行い得る。
【0059】加えて、ブラインド装置1によれば、スラ
ット4の端部6の前縁及び後縁の軸部45にリンク部材
27及び28のフック状部31及び32並びにフック状
部41及び42を単に引っ掛けてスラット4を連結でき
るために、リンク機構7とスラット4との組立て、スラ
ット4の交換等におけるブラインド5の分解が更に容易
になる。
【0060】その上、ブラインド装置1によれば、スラ
ット4の軸部45とフック状部31及び32との相互変
位が隙間46により可能になっているために、開口16
の開口の際におけるスラット4の重ね合わせで、折り畳
まれたリンク機構7の各リンク部材27及び28をスラ
ット4の形状に沿わせことができ、而して、重ね合わさ
れたスラット4の間隔を極めて短くできる。
【0061】また、ブラインド装置1によれば、スラッ
ト位置保持手段11が剛性細棒状材を折り曲げてなるス
ラット位置保持部材71を具備し、斯かるスラット位置
保持部材71の一対の軸部75の夫々がスラット4の前
縁及び後縁の半円筒部18及び19の夫々に挿入されて
いるために、スラット位置保持手段11のスラット4へ
の装着、取外しを簡単に行い得ると共に軽量化を図り
得、しかも、スラット位置保持部材71の軸部75をリ
ンク列25及び26の夫々に対する連結機構として利用
できるために、スラット4にリンク列25及び26の夫
々に対する連結機構を特に設けなくてもよく、リンク機
構7及びスラット4を極めて軽量かつ単純な形状とでき
る。
【0062】更に、ブラインド装置1によれば、各スラ
ット4がその端部の二箇所でリンク列25及び26で支
持されているために、リンク列25及び26等のいずれ
かの損傷においても、スラット4の落下の虞を低減で
き、フェールセーフなものとなる。
【0063】一対のリンク部材としては、上記に代え
て、図13及び図14に示すようなリンク部材27及び
28であってもよい。図13及び図14において、リン
ク部材27は、互いに平行であって円弧状に湾曲された
一対の本体81及び82と、一対の本体81及び82の
一方の端部に一体的に設けられたフック状部31及び3
2と、一対の本体81及び82の他方の端部に一体的に
設けられたフック状部83及び84と、フック状部83
及び84に一体的に設けられていると共に、フック状部
83及び84を連結した係合部85とを具備しており、
リンク部材28は、互いに平行であって、本体81及び
82とは逆方向に円弧状に湾曲されていると共に、本体
81及び82よりも長い一対の本体91及び92と、一
対の本体81及び82の一方の端部に一体的に設けられ
たフック状部41及び42と、一対の本体81及び82
の他方の端部に一体的に設けられた軸部93及び94
と、軸部93及び94に、当該軸部93及び94を連結
して一体的に設けられていると共に、係合部85に当接
して係合されるU字状に曲折された被係合部95とを具
備しており、リンク部材27は、フック状部31及び3
2を介して、より具体的に言うと、フック状部31及び
32が軸部45に掛けられて、隣接するスラット4のう
ちの上位のスラット4に、リンク部材28は、フック状
部41及び42を介して、より具体的に言うと、フック
状部41及び42が軸部45に掛けられて、夫々回動自
在に連結されており、両リンク部材27及び28は、夫
々の一対の本体81及び82並びに91及び92の他方
の端部において、フック状部83及び84が軸部93及
び94に掛けられて、相互に分離自在であって互いに回
動自在に連結されており、本例でも、リンク列25の折
り畳みにおいて両リンク部材27及び28の折り畳み方
向は、係合部85と被係合部95との当接による係合で
特定されるようになっている。
【0064】図13及び図14に示すリンク部材27及
び28を具備したリンク列25も、先に記載したリンク
列25と同様に動作する上に、斯かるリンク部材27及
び28では、リンク部材27及び28を相互に折り畳
み、フック状部83及び84の軸部93及び94への引
っ掛けを解除することにより、相互に分離できるため
に、製造、運搬等が極めて容易となる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、縦枠を狭幅にし得て、
しかも、リンク機構の取り付け作業、保守、点検を容易
に行い得、而して、ビル等において横方向に並んだ複数
の窓の夫々に好ましく並置し得、加えて、部品点数を減
少できて簡単な構造であって、その上、容易に組立てる
ことができる結果、コストを大幅に削減でき、しかも、
ブラインドを軽量化できて軽快なブラインドの上昇を期
待できるブラインド装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態の一例の全体斜視
図である。
【図2】図1に示す例の一方の縦枠側の上部内側側面図
である。
【図3】図1に示す例の一方の縦枠側の上部正面図であ
る。
【図4】図1に示す例の一方の縦枠側の下部内側側面図
である。
【図5】図1に示す例の一方の縦枠側の上部断面側面図
である。
【図6】図8に示すVI−VI線矢視断面説明図であ
る。
【図7】図8に示すVII−VII線矢視断面説明図で
ある。
【図8】図1に示す例の一方の縦枠側の下部正面図であ
る。
【図9】図1に示す例の一方の縦枠側の下部内側側面図
である。
【図10】図2等に示すスラット及びリンク機構の拡大
説明図である。
【図11】図2等に示す一対のリンク部材の拡大説明図
である。
【図12】図2等に示すスラット及びスラット位置保持
部材の分解斜視図である。
【図13】本発明の好ましい実施の形態の他の例のスラ
ット及びリンク機構の拡大説明図である。
【図14】図13に示すリンク機構を用いた例の一方の
縦枠側の一部正面図である。
【符号の説明】
1 ブラインド装置 2、3 縦枠 4 スラット 5 ブラインド 6 端部 7 リンク機構 8 リンク持上げ機構 9 チルト機構

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の縦枠間に互いに上下方向に並置さ
    れた複数のスラットからなるブラインドと、スラットの
    夫々の端部を連結していると共に、縦枠の外に配された
    折り畳み自在なリンク機構と、最上位のスラットを持上
    げて、ブラインドを開口部閉鎖位置に配するリンク持上
    げ機構と、リンク機構を介してスラットの夫々を傾動さ
    せるチルト機構とを具備しており、リンク機構は、一対
    の並置されたリンク列を具備しており、各リンク列は、
    夫々が剛性細棒状材を折り曲げてなると共に互いに回動
    自在に連結された少なくとも一対のリンク部材を具備し
    ており、一方のリンク部材は、隣接するスラットのうち
    の一方のスラットに、他方のリンク部材は、隣接するス
    ラットのうちの他方のスラットに夫々回動自在に連結さ
    れているブラインド装置。
  2. 【請求項2】 両リンク部材の夫々は、互いに平行な一
    対の本体と、この一対の本体の一方の端部に一体的に設
    けられたフック状部とを具備しており、両リンク部材
    は、夫々の一対の本体の他方の端部において互いに回動
    自在に連結されており、一方のリンク部材は、隣接する
    スラットのうちの一方のスラットに、他方のリンク部材
    は、隣接するスラットのうちの他方のスラットに、夫々
    のフック状部を介して回動自在に連結されている請求項
    1に記載のブラインド装置。
  3. 【請求項3】 一方のリンク部材は、一対の本体の夫々
    の他方の端部に一体的に設けられた軸部を具備してお
    り、他方のリンク部材は、一対の本体の夫々の他方の端
    部に一体的に設けられていると共に、軸部に回動自在に
    巻回した一対の巻回部と、この巻回部に一体的に設けら
    れていると共に、一方のリンク部材の本体に係合するよ
    うに横方向に突出した係合部とを具備しており、リンク
    列の折り畳みにおける両リンク部材の折り畳み方向は、
    係合部と本体との係合により特定されるようになってい
    る請求項2に記載のブラインド装置。
  4. 【請求項4】 一方のリンク部材は、一対の本体の他方
    の端部に一体的に設けられた他のフック状部を具備して
    おり、他方のリンク部材は、一対の本体の他方の端部に
    一体的に設けられた軸部を具備しており、他のフック状
    部と軸部とは、互いに回動自在に連結されている請求項
    2に記載のブラインド装置。
  5. 【請求項5】 一方のリンク部材は、他のフック状部に
    一体的に設けられた係合部を具備しており、他方のリン
    ク部材は、軸部に一体的に設けられていると共に、係合
    部に係合される被係合部を具備しており、リンク列の折
    り畳みにおいて両リンク部材の折り畳み方向は、係合部
    と被係合部との係合により特定されるようになっている
    請求項4に記載のブラインド装置。
  6. 【請求項6】 両リンク部材は、相互に分離自在に連結
    されている請求項4又は5に記載のブラインド装置。
  7. 【請求項7】 スラットの端部の前縁及び後縁には軸部
    が配されており、最上位のスラットの軸部には、両リン
    ク部材のフック状部のうちのいずれか一方が、最下位の
    スラットの軸部には、両リンク部材のフック状部のうち
    のいずれか他方が、最上位と最下位との間のスラットの
    軸部には、両リンク部材のフック状部が夫々回動自在に
    掛けられている請求項2から6のいずれか一項に記載の
    ブラインド装置。
  8. 【請求項8】 スラットの軸部とフック状部との間に
    は、夫々の相互変位が可能になるように隙間が設けられ
    ている請求項2から7のいずれか一項に記載のブライン
    ド装置。
  9. 【請求項9】 縦枠は、上下方向に伸びたスリットを有
    しており、各スラットの夫々の端部には、縦枠のスリッ
    トを通って上下方向に移動自在なスラット位置保持手段
    が設けられている請求項1から8のいずれか一項に記載
    のブラインド装置。
  10. 【請求項10】 スラットは、スラット本体と、このス
    ラット本体の前縁及び後縁に一体的に設けられた筒状部
    とを具備しており、スラット位置保持手段は、剛性細棒
    状材を折り曲げてなるスラット位置保持部材を具備して
    おり、スラット位置保持部材は、スリットを通る一対の
    本体部と、前縁及び後縁の筒状部の夫々に挿入された一
    対の軸部と、縦枠内に配された一対の本体部の一端を相
    互に連結すると共に、スリットを介する縦枠外への抜け
    出しを防止するように折り曲げられた連結折り曲げ部と
    を有している請求項9に記載のブラインド装置。
  11. 【請求項11】 各リンク列は、スラット位置保持部材
    の軸部を介してスラットの夫々の端部に回動自在に連結
    されている請求項10に記載のブラインド装置。
  12. 【請求項12】 スラットの夫々の端部には凹所が形成
    されており、各リンク列は、この凹所においてスラット
    の夫々の端部に回動自在に連結されている請求項1から
    11のいずれか一項に記載のブラインド装置。
  13. 【請求項13】 チルト機構は、各スラットを、開口部
    閉鎖状態では互いに間隔を有して傾斜させ、開口部開放
    状態では実質的に水平に配されて互いに重ね合わせるよ
    うになっている請求項1から12のいずれか一項に記載
    のブラインド装置。
  14. 【請求項14】 チルト機構は、最上位のスラットの端
    部に取り付けられた回動自在軸と、この回動自在軸に固
    着されていると共に、縦枠の内部に配された回動自在ア
    ームと、この回動自在アームを最上位のスラットの上昇
    及び下降において揺動させるカム面とを具備している請
    求項1から13のいずれか一項に記載のブラインド装
    置。
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