JP3867341B2 - ブラインド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の窓等の開口部に配されて、当該開口部を開閉するために用いられるブラインド装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
この種のブラインド装置では、一般に、開口部の上部に左右の縦枠を橋絡して回転軸が設けられ、この回転軸の両端にはスプロケットホイールが取り付けられ、各スプロケットホイールには走行体の一つであるチエーンが掛けられ、チエーンには多数のスラットの各端部を支持するリンク機構が連結され、電動モータ等からなる駆動機構の作動により回転軸が回転されると、各スプロケットホイールが回転されてチエーンが走行され、チエーンの走行によりリンク機構を介して多数のスラットが上昇、下降され、而して建物の窓等の開口部を開放、閉鎖するようになっている。
【0003】
かかる従来のブラインド装置では、閉鎖完了後は、防犯のため、スラットが簡単に持ち上げられて開口部が開放されないように、通常、チエーンは、案内通路に保持されて不撓状態にされており、最下端のスラットを持ち上げても、リンク機構を折り畳めないようになっている。
【0004】
ところで、通常のチエーン走行による開口部の開放では間に合わず、また、チエーン走行に必要な電力の供給も必ずしも期待し得ないような、例えば火災、地震等の災害において緊急に建物外に脱出したい場合には、上述の通り防犯の観点から開口部が開放されないようになっていると、極めて不都合であり、手動にて容易に迅速に開口部を開放し得るようになっていることが、ブラインド装置に要求される。
【0005】
そこで本出願人は、上記の不都合を解消し得て、閉鎖した開口部を手動により簡単かつ迅速に開放することができるブラインド装置を、特願平8−165218号及び特願平8−247062号においてそれぞれ提案した。この提案に係るブラインド装置は、スラットを昇降させる昇降手段が、各スラットを支えるように、各スラットの両端部に連結されたリンク機構と、走行によりリンク機構の伸縮を行わせるように、リンク機構に連結された走行体と、走行体を走行させる走行装置とを具備し、走行装置が、走行体に対する走行力を発生する電動モータと、手動引き下げ操作により走行体に対する走行力を発生する手動走行力発生手段と、電動モータと手動走行力発生手段とからの走行力を走行体に伝達する伝達手段とを具備し、手動走行力発生手段が、紐状体と、この紐状体が掛けられた回転自在な回転体とを具備し、これにより、当該ブラインド装置は、紐状体の走行により、開口部を閉鎖するように下降されたスラットを、下端のスラットから上昇させるようになっているものである。
【0006】
この提案に係るブラインド装置は、上記初期の目的を十分に達成しうるものであるが、一つの部屋の全ての窓にこのような非常脱出用のブラインド装置を設けないで、特定の一つの窓だけに、非常脱出用の手動走行力発生手段を具備したブラインド装置を設置するようにしてもよいが、かかる場合には、非常脱出用のブラインド装置と、そうでないブラインド装置とを別々に設計、製造しなければならず、費用がかかり、コストアップの要因となる。
【0007】
また、停電時に、一つの部屋の全ての窓のブラインド装置を開放状態できるようにする場合には、手動走行力発生手段を各ブラインド装置に備えなければならず、このように全ての窓の各ブラインド装置に手動走行力発生手段を備えるようにすると、費用がかさみ、コストアップとなり、しかも、上記の手動走行力発生手段は、紐状体を具備しているため、この紐状体が部屋内に垂れ下がって、部屋内の美観を損ねる虞もある。
【0008】
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、特願平8−165218号において提案したブラインド装置による効果をそのまま得ることができ、加えて、非常脱出機能を有したものにも、また、その機能を有しないもののいずれにも、殆ど費用をかけることなしに、簡単に変更することができるブラインド装置を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的とするところは、停電時等に必要により走行力発生手段を取り付けることができ、部屋内の美観を損ねる虞のないブラインド装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のブラインド装置は、開口部に並置された多数のスラットと、各スラットを昇降させる昇降手段とを具備したブラインド装置であって、昇降手段は、各スラットを支えるように、各スラットの両端部に連結されたリンク機構と、走行によりリンク機構の伸縮を行わせるように、リンク機構に連結された走行体と、走行体を走行させる走行装置とを具備しており、走行装置は、商用電源により作動されて、走行体に対する走行力を発生する電動モータと、この電動モータの走行力に代えて走行体に対する走行力を発生することができる走行力発生手段と、電動モータと走行力発生手段とからの走行力を走行体に伝達する伝達手段とを具備しており、走行力発生手段は、走行力として回転力を発生することができ、この回転力を受容する伝達手段の回転自在な軸に、着脱自在に取り付けられるようになっている。
【0011】
本発明において、走行力発生手段は、回転体と、この回転体に掛けられた無端の紐状体とを具備した手動走行力発生手段からなり、伝達手段は、回転自在な二つの入力軸を具備しており、電動モータの出力回転軸は、伝達手段の一方の入力軸に固着されており、回転体は、伝達手段の外部に露出する他方の入力軸に、着脱自在に取り付けられるようになっていてもよく、また上記の手動走行力発生手段に代えて用いることができるように、走行力発生手段は、電池と、この電池で作動される電動モータとを具備した電池作動走行力発生手段からなり、伝達手段は、回転自在な二つの入力軸を具備しており、商用電源作動の電動モータの出力回転軸は、伝達手段の一方の入力軸に固着されており、電池作動の電動モータの出力回転軸は、伝達手段の外部に露出する他方の入力軸に、着脱自在に取り付けられるようになっていてもよい。
【0012】
走行力発生手段がこのような手動走行力発生手段からなると、紐状体の単なる引き下げにより、走行体に対する走行力を誤りなしに発生することができ、安全性に極めて優れており、また、走行力発生手段が電池作動走行力発生手段からなると、停電時等に全てのブラインド装置を迅速に且つ大きな力をかけることなしに、容易に開放又は閉鎖状態に設定できる。紐状体としては、合成繊維製のロープ、ワイヤロープ、チェーン等を挙げることができるが、好ましい例として、ボールチェーンを示すことができ、回転体としては、紐状体に係合して、紐状体の走行により確実に回転し得るものがよく、プーリ、スプロケットホイール等を例示し得る。
【0013】
伝達手段は、商用電源作動の電動モータの作動による走行体に対する走行力の走行力発生手段への伝達を禁止できるように、ウオームホイールと、このウオームホイールに噛み合ったウオームとを具備しており、ウオームホイールには、商用電源作動の電動モータ及び走行力発生手段のいずれか一方からの回転が、ウオームには、商用電源作動の電動モータ及び走行力発生手段のいずれか他方からの回転がそれぞれ伝達されるようになっている。伝達手段がかかるウオームホイールとウオームとの組み合わせを具備していると、特別に禁止機構を設けなくてもよく、構成を簡単にし得て、コスト低減を図り得る。
【0014】
本発明のブランド装置では、伝達手段は、太陽歯車と、この太陽歯車に噛み合う遊星歯車と、この遊星歯車に噛み合う内歯歯車とを有した遊星歯車機構を具備しており、太陽歯車は、商用電源作動の電動モータの出力回転軸側に連結されており、遊星歯車は、ウオームホイール及びウオームを介して走行力発生手段側に連結されており、内歯歯車は、走行体側に連結されている。このような遊星歯車機構を用いると、ウオームホイールとウオームとの組み合わせと相俟って、商用電源作動の電動モータの出力回転軸からの回転と走行力発生手段からの回転とを簡単に切り替えて走行体に伝達することができる。この場合、商用電源作動の電動モータとして、その非作動時、その出力回転軸に強制的に制動が加えられて、当該出力回転軸が外部からの力によっては容易に回転し得ないようなものを用いるとよい。なお、太陽歯車を、走行力発生手段側又は走行体側に、遊星歯車を、商用電源作動の電動モータの出力回転軸側又は走行体側に、内歯歯車を、走行力発生手段側又は商用電源作動の電動モータの出力回転軸側にそれぞれ連結してもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に本発明及びその実施の形態を、図に示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施例に何等限定されないのである。
【0016】
【実施例】
図1から図14において、本例のブラインド装置1は、左右の縦枠2及び3並びに上下枠4及び5に囲まれた開口部6に並置された多数のスラット7と、各スラット7を昇降させる昇降手段8と、スラット7を傾動させるチルト機構9とを具備している。左右の縦枠2及び3並びに上下枠4及び 5はそれぞれ、例えば、建物の部屋の窓の左右の縦框及び上下框に対応して配される。開口部6の上方において、縦枠2及び3等に支持されて目隠し板10が設けられており、目隠し板10は、上方に重ね合わされたスラット7の束を覆い隠すようにしている。
【0017】
昇降手段8は、各スラット7を支えるように、各スラット7の一端部に連結されたリンク機構11と、走行によりリンク機構11の伸縮を行わせるように、リンク機構11に連結された走行体としてのチェーン12と、チェーン12を走行させる走行装置13と、チェーン12の撓みを阻止する撓み阻止手段14とを具備している。
【0018】
リンク機構11は、第一のリンク機構21と、リンク機構21に並置された第二のリンク機構22と、一端23が軸24を介してリンク機構21に、他端25が軸26を介してリンク機構22にそれぞれ回動自在に連結されてなる複数のスラット支持機構27とを具備しており、各スラット7は、スラット支持機構27のそれぞれに支持されている。
【0019】
リンク機構21は、軸24及び軸31を介して直列に互いに回動自在に連結された複数のリンク部材32を具備しており、リンク機構22は、軸26及び軸33を介して直列に互いに回動自在に連結された複数のリンク部材34を具備している。リンク部材32及び34には、リンク機構21及び22の折り畳み方向を規定する規制片35が一体的に設けられている。
【0020】
スラット支持機構27のそれぞれは、一端23が、リンク部材32の互いの回動自在な連結部(軸24及び軸31の部位)において、一つ置きの連結部(軸24の部位)に軸24を介して回動自在に連結されており、他端25が、リンク部材34の互いの回動自在な連結部(軸26及び軸33の部位)において、一つ置きの連結部(軸26の部位)に軸26を介して回動自在に連結されているアーム41と、アーム41のほぼ中央部に一体的に固着されて、水平方向に伸びた取付部42とを有しており、取付部42は、縦枠2に形成された上下方向に伸びる案内路44を通って伸長しており、縦枠2の外側の取付部42にスラット7が固着されており、こうしてスラット支持機構27のそれぞれは、案内路44に案内されて上下動自在であって、スラット7のそれぞれを支持している。
【0021】
チェーン12は、一端51及び他端52を有して、スプロケットホイール53に掛けられており、チェーン12の一端51は、連結手段54を介してリンク機構21及び22の下部55に連結されている。連結手段54は、本例では最下端のスラット支持機構27を介してチェーン12の下端51をリンク機構21及び22の下部55に連結しており、案内路44に案内されて上下動自在であって、スラット支持機構27に連結された可動体61と、一端62が可動体61に回動かつ直動自在に連結されており、他端63がチェーン12の一端51にピン67を介して回動自在に連結されたアーム64と、チェーン12の一端51とアーム64との間に配されており、一端65がチェーン12の一端51に、他端66がアーム64にそれぞれ係止され、中央部がピン67に巻かれたねじりコイルばね68からなる弾性手段69とを具備している。
【0022】
可動体61は、スラット支持機構27の取付部42が貫通しており、案内路44に配されて当該案内路44に案内されて上下動自在な本体71と、本体71にピン72を介して取り付けられた板状の取付部材73と、本体71に植設されたピン75とを具備しており、アーム64は、一端62に長孔74を有しており、長孔74にピン75が挿通されていることにより、当該一端62で可動体61に回動かつ直動自在に連結されている。ばね68は、チェーン12の一端51に対してアーム64を、図2において反時計回りに回動させるように、チェーン12の一端51に対してアーム64を弾性的に付勢し、これにより可動体61を案内路44に沿って下方に移動させるようにしている。
【0023】
走行装置13は、商用電源により作動されて、チェーン12に対する走行力を発生する電動モータ81と、電動モータ81の走行力に代えてチェーン12に対する走行力を発生することができる走行力発生手段82と、電動モータ81と走行力発生手段82とからの走行力をチェーン12に伝達する伝達手段83とを具備している。伝達手段83は、回転自在な一方の入力軸84と、同じく回転自在な他方の入力軸85とを具備している。
【0024】
伝達手段83が収容、装着された本体ケース86を介して上枠4内において縦枠2の上部に取り付けられた電動モータ81は、非作動時にはその出力回転軸に自動的に回転制動が掛けられるように、構成されている。したがって、電動モータ81の非作動時であって開口部6の開放状態において、スラット7等の自重によってスラット7が下降して開口部6が勝手に閉鎖されないようにようになっている。電動モータ81の出力回転軸は、伝達手段83の回転自在な一方の入力軸84に連結、固着されて、その回転により入力軸84が回転されるようになっている。
【0025】
走行力発生手段82は、回転体としてのボールチェーン用のスプロケットホイール90と、無端の紐状体として、ホイール90に掛けられたボールチェーン91を具備した手動走行力発生手段92からなる。ホイール90の中心には、六角貫通孔93が形成されており、六角貫通孔93には、伝達手段83の他方の入力軸85の本体ケース86から外部に露出する六角軸端部94が着脱自在 に嵌入されており、こうして、手動走行力発生手段92のホイール90は、伝達手段83の外部に露出する他方の入力軸85に、着脱自在に取り付けられるようになっている。なお、ホイール90の六角軸端部94からの意図しない脱落を防止するために、六角軸端部94のを若干外側に延ばして、その先端に取り外し自在に螺合する脱落防止用のナット等を設けてもよい。
【0026】
手動走行力発生手段92において、ボールチェーン91を掴んでこれをC又はD方向に走行させてホイール90を正逆回転させることにより、入力軸85を同じく正逆回転させることができるようになっており、ボールチェーン91は、開口部6において建物の部屋側から人手により引き下げ操作可能に、当該建物の部屋側に吊されている。
【0027】
伝達手段83は、本体ケース86に保持金具95並びに軸受(図示せず)を介して回転自在に支持された前記の入力軸84と、入力軸84に固着された小径のはす歯歯車97と、本体ケース86に保持金具95及び軸受98を介して回転自在に支持された軸99と、軸99に固着されており、はす歯歯車97に噛み合った大径のはす歯歯車100と、同じく軸99に固着されており、はす歯歯車100と同軸な小径の平歯車101と、小径の平歯車101に噛み合った大径の平歯車102と、本体ケース86に保持金具95並びに軸受103を介して回転自在に支持されて平歯車102が固着された入力軸105を有し、減速歯車機構としても機能する遊星歯車機構130と、本体ケース86に軸受106を介して回転自在に支持された軸107と、軸107に固着されており、遊星歯車機構130の内歯歯車108の外面に形成された歯109に噛み合った大径の平歯車110と、同じく軸107に固着されており、平歯車110と同軸な小径のはすば歯車111と、本体ケース86に軸受112及び113を介して回転自在に支持されて、両端が本体ケース86から突出した回転軸104と、軸方向に摺動自在となるように回転軸104にスプライン連結されて装着されており、はすば歯車111に噛み合ったはすば歯車114と、本体ケース86に軸受115及び116を介して回転自在に支持された前記の入力軸85と、軸85に形成されたウオーム117と、本体ケース86に軸受118及び119を介して回転自在に支持された軸120と、軸120に固着されて、ウオーム117に噛み合ったウオームホイール121と、過負荷検出手段122とを具備している。
【0028】
遊星歯車機構130は、前記の入力軸105と、入力軸105に固着された太陽歯車132と、太陽歯車132の周りに回転自在に配されて、太陽歯車132に噛み合う複数個の遊星歯車133と、遊星歯車133に噛み合う内歯を有して、回転自在な前記の内歯歯車108とを有している。遊星歯車133のそれぞれは、ウオーム117の回転による軸120で回転で、その太陽歯車122の周りで回転されて、この回転を内歯歯車108に伝達するように、軸120に連結されている。
【0029】
両端がそれぞれ本体ケース86から突出した回転軸104において、その一方の突出端には、スプロケットホイール53が固着されていると共に、後述の回転体162が軸受161を介して回転自在に設けられており、その他方の突出端には、連結軸131が嵌着されている。
【0030】
過負荷検出手段122は、回転軸104に同心に装着されたコイルばね141と、本体ケース85に取り付けられたリミットスイッチ142とを具備している。過負荷検出手段122は、スラット7の下降において最下端のスラット7と下枠5との間に人等が挟まれて、回転軸104を介して歯車114に過大な負荷がかり、互いに噛み合うはす歯歯車111及び114の作用により、歯車114がコイルばね141をその弾性力に抗して縮めるように軸方向に移動されて、歯車114がリミットスイッチ142の検出片に当接し、リミットスイッチ142が作動されることにより、歯車114の過負荷を検出して、而して、人等の挟み込みを知らせ、電動モータ81の作動停止等の必要な安全対策を取らせるようになっている。
【0031】
以上の伝達手段83は、回転軸104の両端がそれぞれ突出して本体ケース86に収容、装着されている。
【0032】
阻止手段14は、縦枠2に一体的に形成された一対の案内壁151及び152と、縦枠2に設けられて、スプロケットホイール53の周りに配されたチェーン押え153とを具備しており、チェーン12は、一対の案内壁151及び152間に形成された案内路154及び155並びにチェーン押え153とスプロケットホイール53との間のチェーン通路156を通って走行し、これらの一対の案内壁151及び152並びにチェーン押え153によりその不要な撓みが阻止されている。
【0033】
チルト機構9は、回転軸104に軸受161を介して回転自在に設けられた回転体162と、それぞれの一端163及び164が回転体162に、それぞれの他端165及び166がリンク機構21及び22のそれぞれの上端167及び168にそれぞれ連結された一対の紐状体、例えばチェーン又はワイヤ169及び170と、チェーン12の走行を回転体162に伝達するクラッチ機構171とを具備している。
【0034】
クラッチ機構171は、回転体162に軸181を介して回動自在に取り付けられた爪部材182と、爪部材182が係合するように縦枠2に取り付けられた係合ピン183と、爪部材182に当接して爪部材182の係合ピン183への係合を解除するように、チェーン12に設けられた係合突起184とを具備しており、爪部材182は、係合ピン183に係合する凹所185を有した爪部186と、係合突起184に当接する当接部187とを一体的に有しており、回転体162には、係合突起184の当接部187への当接のために、係合突起184の当接部187への接近を許容する切り欠き188が形成されている。係合突起184の当接部187への当接により、爪部材182が回動されて爪部186の凹所185と係合ピン183との互いの係合が解除されると、回転体162は回転可能となり、したがって、チェーン12の走行と共に回転体162は回転され、係合突起184の当接部187への当接の解除により、爪部材182が回動されて爪部186の凹 所185と係合ピン183とが互いに係合されると、回転体162は係合ピン183を介して縦枠2に固定されて回転不可能となる。
【0035】
なお、ブラインド装置1では、連結軸131は、縦枠3まで伸ばされてそこで回転自在に支持されており、軸131の縦枠3側の端部にも、スプロケットホイール53及び回転体162と同様のものが取り付けられ、加えて、縦枠3内には、当該スプロケットホイールに掛けられたチェーン12と同様のチェーン、リンク機構11と同様のリンク機構、チェーンの撓みを阻止する撓み阻止手段14と同様の阻止手段等が装着されており、したがってスラット7の各々の他端(図示せず)は、上記と同様に図示しないスラット支持機構の各々に支持されている。それ故、スラット7の各々の他端もまた、以下述べるように、回転軸104の回転によりその一端と同期して同様に昇降等されるようになっている。
【0036】
以上のブラインド装置1では、図11に示すように、リンク機構21及び22が伸長された状態では、スラット7は、建物の開口部6を完全に閉鎖するように、ほぼ垂直に傾動されており、図14に示すように、チェーン12に設けられた係合突起184は、切欠き188に配されて爪部材182の当接部187と当接している。
【0037】
この状態から電動モータ81が作動されると、その出力回転軸の回転により、入力軸84、はす歯歯車97、はす歯歯車100、平歯車101、平歯車102及び入力軸105を介して遊星歯車機構130の太陽歯車132が回転される。ウオーム117とウオームホイール121との噛み合いのにより遊星歯車133が太陽歯車132の周りで回転し得ないようになっているため、太陽歯車132の回転で、各遊星歯車123は自転のみされて、内歯歯車108を回転させる。内歯歯車108の回転で、平歯車110、はすば歯車111及びはすば歯車114を介して回転軸104が回転され、而して、スプロケットホイール53が回転されてチエーン12がA方向に走行される。
【0038】
チエーン12のA方向の走行により突起184も回転軸104を中心として反時計回りに移動され、突起184のこの移動により回転体162も、図13に示すように反時計回りに回動され、回転体162の回動により、ワイヤ169が上方に引っ張られ、ワイヤ170が下方に下げられ、而して、図2に示すように、リンク機構22に対してリンク機構21が相対的に上方に持ち上げられて、アーム41のそれぞれがほぼ水平に回動され、これによりスラット7のそれぞれもほぼ水平に回動されて簾状にされる。
【0039】
更にチエーン12がA方向に走行されると、突起184が切欠き188から抜け始め、突起184の切欠き188からの抜けにより、突起184が次には爪部186に当接して爪部材182を軸181を中心として回動させ、爪部186の凹所185と係合ピン183とを互いに係合させる。図12に示すように、爪部186の凹所185が係合ピン183に係合することにより、回転体162の回転は阻止されて、その状態に保持される。チエーン12のA方向の走行が続行されることにより、連結手段54によりチエーン12に下部で連結されたリンク機構21及び22が折り畳まれ始め、この折り畳みにより、リンク機構21及び22にスラット支持機構27を介して取り付けられたスラット7が下方から順次重ね合わされる。スラット7が全て重ね合わされると、検出器等からの信号により電動モータ81の作動が停止されて、開口部6が完全開放された状態が維持される。
【0040】
開口部6が完全開放された状態又は開口部の途中開放状態で、電動モータ81が前記と逆に作動されると、チエーン12がB方向に走行され、これによりリンク機構21及び22は上方より伸長され始め、スラット7の束は上方のスラット7よりその重ね合わせが解除され始める。リンク機構21及び22が全て伸長されてスラット7もまたその重ね合わせが全て解除されると、図12に示すように、突起184が切欠き188に挿入され始め、この挿入により図13に示すように、突起184が爪部材182の当接部187に当接して爪部材182を回動させて、凹所185の係合ピン183への係合を解除し、この解除により突起184の移動と共に回転体162は、図14に示すように前記と逆に時計回りに回転され、ワイヤ170が上方に引っ張られ、ワイヤ169が下方に下げられ、これによりリンク機構21及び22に相対的変位が生じて、リンク機構21及び22にスラット支持機構27を介して取り付けられたスラット7は逆に傾動され、この傾動により一端簾状にされた後に、図11に示すように開口部6を完全に閉鎖するようになる。その後、検出器等からの信号により電動モータ81の作動が停止され、開口部が完全閉鎖された状態が維持される。
【0041】
そしてブラインド装置1では、開口部6が完全閉鎖された後において、直ちに電動モータ81の作動が停止されず、チエーン12が若干B方向に更に走行されても、チェーン12の一端51に他端63で回動自在に連結されたアーム64自体がばね68の弾性力に抗してピン75を中心として回動しかつその一端62で可動体61に対して直動して、可動体61の更なる下方移動を生じさせないようになっているため、全て伸長されたリンク機構21及び22が更に伸長されたり、完全閉鎖状態にされたスラット7が更に傾動されたりするような、不都合が生じなく、リンク機構21及び22並びにスラット7の損傷を回避し得、また、図11に示す状態で可動体61の更なる下方移動を禁止する禁止機構が設けられている場合に限らず、一対の案内壁151及び152を損傷に至らしめるようなチェーン12の無理な撓みを生じなくし得る。
【0042】
以上は通常の開口部6の開閉動作であるが、火災等の緊急時又は停電時における開口部6の開閉は、先ず、ボールチェーン91を掴んでこれをC又はD方向に走行させてホイール90を正逆回転させる。これにより入力軸85が回転され、入力軸85の回転は、ウオーム117及びウオームホイール121を介して遊星歯車133に伝達されるが、この際、電動モータ81が非作動中であって、その出力回転軸が回転しないように制動されているため、入力軸85の回転で、各遊星歯車133は自転しつつ太陽歯車132の周りで回転される。
【0043】
したがって、各遊星歯車133の自転と公転とで、内歯歯車108が回転されて、この回転により、平歯車110、はすば歯車111及びはすば歯車114を介して回転軸104が回転され、而して、スプロケットホイール53が回転されてチエーン12がA又はB方向に走行される。ボールチェーン91のC又はD方向の一定回数の引き下げにより、前記の電動モータ81の作動と同様に、スラット7を上昇又は下降させことができる。
【0044】
このようにブラインド装置1では、ボールチェーン91の一定回数の引き下げで、スラット7の両端を同期的に引き上げ下げして、開口部6を開放又は閉鎖することができるため、火災等において、確実に緊急脱出することができ、また、停電時においても開口部6を開閉し得る。
【0045】
またブラインド装置1では、ホイール90が入力軸85に着脱自在に取り付けられているため、火災、停電時等の必要な場合に、ボールチェーン91が掛けられたホイール90を入力軸85に取り付け、その他の場合には、これらを取り外しておけるため、部屋の美観を維持し得、また、一つの部屋の必要な窓には、ホイール90を入力軸85に取り付けたブラインド装置1を設置し、他の窓には、ホイール90を取り外したブラインド装置1を設置することができ、これにより、手動走行力発生手段92の有無にかかわらず、手動走行力発生手段92を除いて同一構成のブラインド装置1を用いることができ、コストの低減を図ることができる。
【0046】
ところで上記では、走行力発生手段13をボールチェーン91等を具備した手動走行力発生手段92により構成したが、これに代えて、図15に示すように、電池201と、電池201で作動される小型の電動モータ202とを具備した電池作動走行力発生手段203から構成し、電動モータ202の出力回転軸204を、伝達手段83の他方の入力軸85に着脱自在に連結できるようにしてもよい。この場合、電動モータ202の出力回転軸204の先端部を六角軸に形成する一方、当該六角軸を嵌入し得る六角凹所を、入力軸85の外部に露出する端部94に形成して、電動モータ202の出力回転軸204を、伝達手段83の他方の入力軸85に着脱自在に連結できるようにしてもよい。
【0047】
走行力発生手段13に電池作動走行力発生手段203を用いた場合、火災又は停電時に、電動モータ202の出力回転軸204の先端部の六角軸を入力軸85の端部94の六角凹所に嵌合させ、その後、電動モータ202を強く把持しつつ作動させて、入力軸85を回転させることにより、前記と同様に、スラット7を引き上げ下げして、開口部6を開閉させることができる。電池作動走行力発生手段203を用いることにより、迅速に且つ大きな力をかけることなしに、容易に開口部6を開放又は閉鎖状態に設定できる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、特願平8−165218号において提案したブラインド装置による効果をそのまま得ることができ、加えて、非常脱出機能を有したものにも、また、その機能を有しないもののいずれにも、殆ど費用をかけることなしに、簡単に変更することができ、しかも、停電時等に必要により走行力発生手段を取り付けることができ、部屋内の美観を損ねる虞のないブラインド装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一実施例の斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の側面説明図である。
【図3】図1に示す実施例の背面一部説明図である。
【図4】図1に示す実施例の縦枠の平面説明図である。
【図5】図1に示す実施例の弾性手段の詳細説明図である。
【図6】図1に示す実施例の伝達手段等の一部省略断面図である。
【図7】図1に示す実施例の伝達手段等の図6と異なる位置での一部省略断面図である。
【図8】図1に示す実施例の伝達手段等の図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】図1に示す実施例の伝達手段等の図6のIX−IX線断面図である。
【図10】図1に示す実施例の伝達手段等の図8のX−X線断面図である。
【図11】図1に示す一実施例の動作説明図である。
【図12】図1に示す一実施例の動作説明図である。
【図13】図1に示す一実施例の動作説明図である。
【図14】図1に示す一実施例の動作説明図である。
【図15】図1に示す実施例の手動走行力発生手段に代えて用いることのできる電池作動走行力発生手段の説明図である。
【符号の説明】
1 ブラインド装置
6 開口部
7 スラット
8 昇降手段
11 リンク機構
12 チェーン
13 走行装置
81 電動モータ
82 走行力発生手段
83 伝達手段

Claims (4)

  1. 開口部に並置された多数のスラットと、各スラットを昇降させる昇降手段とを具備したブラインド装置であって、昇降手段は、各スラットを支えるように、各スラットの両端部に連結されたリンク機構と、走行によりリンク機構の伸縮を行わせるように、リンク機構に連結された走行体と、走行体を走行させる走行装置とを具備しており、走行装置は、商用電源により作動されて、走行体に対する走行力を発生する電動モータと、この電動モータの走行力に代えて走行体に対する走行力を発生することができる走行力発生手段と、電動モータと走行力発生手段とからの走行力を走行体に伝達する伝達手段とを具備しており、走行力発生手段は、走行力として回転力を発生することができ、この回転力を受容する伝達手段の回転自在な軸に、着脱自在に取り付けられるようになっており、走行力発生手段は、回転体と、この回転体に掛けられた無端の紐状体とを具備した手動走行力発生手段からなり、伝達手段は、回転自在な二つの入力軸を具備しており、電動モータの出力回転軸は、伝達手段の一方の入力軸に固着されており、回転体は、伝達手段の外部に露出する他方の入力軸に、着脱自在に取り付けられるようになっているブラインド装置。
  2. 開口部に並置された多数のスラットと、各スラットを昇降させる昇降手段とを具備したブラインド装置であって、昇降手段は、各スラットを支えるように、各スラットの両端部に連結されたリンク機構と、走行によりリンク機構の伸縮を行わせるように、リンク機構に連結された走行体と、走行体を走行させる走行装置とを具備しており、走行装置は、商用電源により作動されて、走行体に対する走行力を発生する電動モータと、この電動モータの走行力に代えて走行体に対する走行力を発生することができる走行力発生手段と、電動モータと走行力発生手段とからの走行力を走行体に伝達する伝達手段とを具備しており、走行力発生手段は、走行力として回転力を発生することができ、この回転力を受容する伝達手段の回転自在な軸に、着脱自在に取り付けられるようになっており、走行力発生手段は、電池と、この電池で作動される電動モータとを具備した電池作動走行力発生手段からなり、伝達手段は、回転自在な二つの入力軸を具備しており、商用電源作動の電動モータの出力回転軸は、伝達手段の一方の入力軸に固着されており、電池作動の電動モータの出力回転軸は、伝達手段の外部に露出する他方の入力軸に、着脱自在に取り付けられるようになっているブラインド装置。
  3. 伝達手段は、商用電源作動の電動モータの作動による走行体に対する走行力の走行力発生手段への伝達を禁止できるように、ウオームホイールと、このウオームホイールに噛み合ったウオームとを具備しており、ウオームホイールには、商用電源作動の電動モータ及び走行力発生手段のいずれか一方からの回転が、ウオームには、商用電源作動の電動モータ及び走行力発生手段のいずれか他方からの回転がそれぞれ伝達されるようになっている請求項1又は2に記載のブラインド装置。
  4. 伝達手段は、太陽歯車と、この太陽歯車に噛み合う遊星歯車と、この遊星歯車に噛み合う内歯歯車とを有した遊星歯車機構を具備しており、太陽歯車は、商用電源作動の電動モータの出力回転軸側に連結されており、遊星歯車は、ウオームホイール及びウオームを介して走行力発生手段側に連結されており、内歯歯車は、走行体側に連結されている請求項1から3のいずれか一項に記載のブラインド装置。
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