JP4431810B2 - ブラインド装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の窓等に配置し、必要に応じてこれら窓等の目隠しをするブラインド装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
この種のブラインド装置は、通常、上下方向に並置された複数のスラットからなるブラインドを上方に配置し、昇降装置の作動により当該ブラインドを上方から下降させて建物の窓等の開口部を目隠しし、昇降装置の逆作動によりブラインドを上昇させて開口部を開口するように、構成されている。
【0003】
斯かるブラインド装置では、上記のように、開口部の開口の際には、ブラインドを構成する複数のスラットが開口部の上方に、通常、互いに密に重合されて配置されるため、全開時でも、重合されたスラットにより開口部が一部閉口されたようになり、開口部の全開時に十分な解放感を味わうことができず、目障りとなる。これをなくすためにスラット収容枠を上方に設けても、スラット収容枠分の占有空間を上方に必要とし、一般の家屋等においてはこれが困難な場合があり、必ずしも満足し得るものではない。また、開口部の下方のみの目隠しを行いたい場合等においては、従来のブラインド装置ではそれができないという問題もあり、更に、スラットの清掃は梯子や台等を使用しなければならず、また、閉口動作におけるブラインドの下降で物又は人が挟まれる危険性もある。
【0004】
そこで、特開平8−210049号公報に記載のようなブラインド装置が提案されており、提案のブラインド装置によれば上記の種々の問題点を好ましく解決でき、その点では満足できるのであるが、公報に記載の限りのブラインド装置では、緊急時等において即時に開口状態にもたらすことが困難であって、開口部の閉口状態において室外に緊急に脱出しようとする場合には、スラット等を破壊する必要がある。
【0005】
また、この種のブラインド装置の操作、特に集合住宅又は戸建住宅の窓に設置されるブラインド装置の開閉操作は通常手動で行われるので、開口状態にもたらすためのスラットの上昇に対してはあまり力を必要としなく、極めて滑らかに行い得ることが好ましいが、提案のブラインド装置ではなおこれらに対して満足し得る程度のものではない。
【0006】
更に、ブラインド装置には、スラットのそれぞれを傾動させて、開口部の完全閉口(完全目隠し状態)と開口部の簾状態の閉口(半目隠し状態)とを行うチルト機構が通常設けられるのであるが、斯かるチルト機構の動作は、スラット及びリンク部材の重量に依存するところがあり、これらスラット及びリンク部材の重量が小さい場合には、ブラインドの開口位置への移行においてスラットを水平状態にできないという不都合が生じる虞がある。斯かる不都合は、各軸部における摩擦抵抗に起因するものと考えられるが、この不都合を解決するために、ボール軸受等を用いて軸部における摩擦抵抗を小さくすることは、費用がかかり、コストアップとなり、必ずしも満足し得るものではない。
【0007】
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、特開平8−210049号公報に記載のようなブラインド装置の利点を生かして、しかも、緊急時に、即時に開口状態にもたらすことが可能であって、スラットの上昇に対してはあまり力を必要としなく、これを極めて滑らかに行い得るブラインド装置を提供することにある。
【0008】
本発明は他の目的とするところは、スラットの水平状態への移行を低コストで且つ高い信頼度をもって行わせることができるブラインド装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の態様のブラインド装置は、一対の縦枠間に互いに上下方向に並置された複数のスラットからなるブラインドと、各縦枠に配された伸縮自在なリンク機構と、下端部が縦枠に連結されたリンク機構の上端部を持上げて、ブラインドを閉口位置に配するリンク持上げ機構とを具備しており、ここで、リンク持上げ機構は、一端部がリンク機構の上端部に連結された可撓性の長尺体と、この長尺体の他端部が連結されていると共に、回転により長尺体を巻き取り、繰り出す回転体と、回転体を回転させる回転駆動装置とを具備しており、回転駆動装置は、紐状体と、この紐状体が巻きつけられた滑車と、この滑車の両側面側に出力軸を有しており、滑車の回転を減速して各出力軸に出力する減速遊星歯車装置と、この減速遊星歯車装置の各出力軸に連結されていると共に、回転体が固着されている回転軸と、長尺体の巻き取り方向の滑車の紐状体の手動引き下げによる回転を許容すると共に、長尺体の繰り出し方向の滑車のブラインドの自重による回転を解除可能に禁止するラチェット機構とを具備しており、ラチェット機構による長尺体の繰り出し方向の滑車の回転禁止を紐状体により解除できるようになっている。
【0010】
第一の態様のブラインド装置によれば、回転駆動装置が減速遊星歯車装置を具備しているために、スラットの上昇に対してはあまり力を必要としなく、これを極めて滑らかに行い得、しかも、ラチェット機構による長尺体の繰り出し方向の滑車の回転禁止を紐状体により解除できるようになっているために、緊急時に、即時に開口状態にもたらすことが可能となる。
【0011】
減速遊星歯車装置としては、スター形又はプラネタリ形のいずれでもよく、好ましい例では、減速遊星歯車装置は、本発明の第二の態様のブラインド装置のように、滑車の各側面に固着された太陽歯車と、この太陽歯車に噛合った遊星歯車からなる遊星歯車群と、この遊星歯車群の遊星歯車の夫々に噛合った内歯歯車とを具備しており、ここで、出力軸は、各遊星歯車群の遊星歯車を回転自在に支持する遊星枠に固着されている。
【0012】
ラチェット機構は、好ましい例では、本発明の第三の態様のブラインド装置のように、滑車の側面に固着されたラチェット歯車と、このラチェット歯車に噛合う爪を有した回動自在なレバー部材と、爪がラチェット歯車に噛合うように弾性的にレバー部材を付勢する付勢部材とを具備しており、レバー部材は、紐状体の持上げで爪のラチェット歯車への噛合いが解除される方向に回動されるようになっている。
【0013】
斯かるラチェット機構によれば、付勢部材により弾性的に付勢されたレバー部材を紐状体の持上げにより回動させるだけで滑車の回転禁止を解除できる結果、更に極めて簡単に即時に開口状態にもたらすことが可能となる。
【0014】
好ましい例では、本発明の第四の態様のブラインド装置のように、回転駆動装置は、滑車を収容するハウジングを具備しており、レバー部材は、ハウジングに回動自在に支持されており、付勢部材は、一端部がハウジングに固着されており、他端部がレバー部材に当接した板ばねを具備しており、また、レバー部材は、本発明の第五の態様のブラインド装置のように、紐状体の垂れ下がりを案内する案内凹所を有している。
【0015】
第四の態様のブラインド装置のようにレバー部材及び付勢部材が構成されていると、回転駆動装置を極めてコンパクトに形成でき、また、第五の態様のブラインド装置のように、レバー部材が案内凹所を有していると、紐状体の持上げで誤りなく滑車の回転禁止を解除できる。
【0016】
紐状体としては、有端又は無端のいずれでもよく、また、金属製又は合成樹脂製のチェーン又は歯付きベルトのいずれでもよいが、本発明の第六の態様のブラインド装置のように、無端の玉チェーンからなるものが好ましい。
【0017】
本発明の第七の態様のブラインド装置は、上記のいずれかの態様のブラインド装置において、スラットのそれぞれを傾動させるチルト機構を更に具備しており、ここで、リンク機構の上端部は、チルト機構を介してリンク持上げ機構に持上げられるようになっている。
【0018】
第七の態様のブラインド装置によれば、チルト機構によりスラットのそれぞれを傾動させて、開口部の完全閉口と開口部の簾状態の閉口とを選択的に行うことができる。
【0019】
本発明の第八の態様のブラインド装置では、第七の態様のブラインド装置において、リンク機構は、第一の縦リンク列と、この第一の縦リンク列に並設されてなる第二の縦リンク列と、第一及び第二の縦リンク列に回動自在に連結された複数の横リンク部材とを具備しており、各スラットの端部は、対応の横リンク部材の夫々に支持されており、チルト機構は、縦枠に直動自在に案内されると共に、回動が縦枠によって規制されており、且つ、一方では最上位の横リンク部材が回動自在に、他方ではリンク持上げ機構が夫々連結されてなる直動自在部材と、一端が直動自在部材に、他端が最上位の横リンク部材に夫々連結されており、当該最上位の横リンク部材に弾性的な一の方向の回動力を与える弾性部材と、最上位の横リンク部材の上昇に際して、弾性部材の弾性的な一の方向の回動力に抗して最上位の横リンク部材を逆の方向に強制的に回動させる逆強制回動機構とを具備している。
【0020】
第八の態様のブラインド装置によれば、最上位の横リンク部材に弾性的な一の方向の回動力を与える弾性部材を具備しているために、逆強制回動機構により最上位の横リンク部材が逆の方向に強制的に回動された後に、再びブラインドを開口位置に移行させるべく、最上位の横リンク部材を下降させる際に、最上位の横リンク部材を弾性部材の弾性的な回動力により一の方向に強制的に回動させることができる結果、スラットの水平状態への移行を低コストで且つ高い信頼度をもって行わせることができる。
【0021】
なお、本発明のブラインド装置では、リンク機構の下端部を弾性的な終端機構により弾性的に引っ張るようにしてもよく、リンク機構の下端部を斯かる終端機構により弾性的に下方に引っ張るようにすると、スラットにその自重に加えて下降力を付与できるために、通常の開口及び緊急開口をより確実に且つ迅速に行わせることができる上に、ブラインドを開口位置に配する際のリンク持上げ機構の過操作においても、リンク機構に多少の上昇を生じさせることができるために、リンク機構の損傷を防ぎ得る。
【0022】
本発明において、可撓性の長尺体としては、ベルト、ワイヤロープ、チェーン、ひも等を好ましい例として示すことができ、回転体としては、可撓性の長尺体としてベルト、ワイヤロープ又はひもが用いられる場合には、これらが巻き付けられて係合するプーリが好ましく用いられ、長尺体としてチェーンが用いられる場合には、チェーンに噛合って係合するスプロケットホイールが好ましく用いられる。
【0023】
次に本発明を、図に示す実施の形態の好ましい例を参照して更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1から図8において、本例のブラインド装置1は、一対の縦枠2及び3間に互いに上下方向に並置された複数のスラット4からなるブラインド5と、スラット4のそれぞれの長手方向の端部6を支持しており、縦枠2及び3内に配された伸縮自在なリンク機構7(縦枠3側は図示せず、以下同じ)と、リンク機構7を介してスラット4のそれぞれを傾動させるべく、リンク機構7に連結されたチルト機構10(縦枠3側は図示せず、以下同じ)と、下端部が終端機構8(同じく縦枠3側は図示せず、以下同じ)を介して縦枠2及び3の夫々に連結されたリンク機構7の上端部をチルト機構10を介して持上げて、ブラインド5を閉口位置に配するリンク持上げ機構9とを具備している。
【0025】
縦枠3並びに縦枠3側のリンク機構、終端機構及びチルト機構等の夫々は、縦枠2並びに縦枠2側のリンク機構7、終端機構8及びチルト機構10等の夫々と同様に構成されているため、以下主に縦枠2側について説明し、必要に応じて縦枠3側について説明する。
【0026】
縦枠2と縦枠3とは、上枠15により橋絡されて、ブラインド5により開口、閉口される開口部16を形成している。縦枠2には、上下方向に伸びるスリット17が形成されている。
【0027】
スラット4のそれぞれは、開口部16を閉口した際に外部に露出される大樋状部21と、開口部16を閉口した際に上段の大樋状部21の下端側に重合される小樋状部22とを一体的に有しており、大樋状部21の下端部にシール部材23が嵌装されてなる。
【0028】
リンク機構7は、複数の縦リンク部材25が軸ピン26を介して互いに回動自在に直列に連結されてなる縦リンク列27と、縦リンク列27と同様に、複数の縦リンク部材28が軸ピン29を介して互いに回動自在に直列に連結されて、縦リンク列27に並設されてなる縦リンク列30と、一端部が一個おきの軸ピン26を介して縦リンク列27に、他端部が一個おきの軸ピン29を介して縦リンク列30にそれぞれ回動自在に連結された複数の横リンク部材31からなる横リンク列32とを具備しており、スラット4のそれぞれの端部6は、横リンク部材31に、スリット17を通る取付具33により固定して連結されている。なお、縦リンク列27及び30の折り畳み方向を規定すべく、縦リンク部材25及び28には阻止片34が一体的に設けられている。
【0029】
終端機構8は、一端で横リンク列32の最下位の横リンク部材31に軸ピン(図示せず)を介して回動自在に連結されたリンク部材41と、一端でリンク部材41の他端に軸ピン42を介して回動自在に連結されたリンク部材43と、リンク部材43の他端が軸ピン44を介して回動自在に連結されていると共に、縦枠2の底壁45に固着されている基部材46とを具備しており、斯かる終端機構8を介してリンク機構7の下端部が縦枠2に連結されている。
【0030】
終端機構8におけるリンク部材41又は43を伸縮自在なコイルばね等で構成して、斯かるコイルばね等によりリンク機構7の下端部が若干上下変位可能になるようにすると共に、リンク機構7が伸張した場合にリンク機構7を全体的に下方に弾性的に引っ張るようにしてもよい。
【0031】
リンク持上げ機構9は、上枠15に軸51を介して回転自在に支持された転向ローラ52と、同じく上枠15に回転軸53を介して回転自在に支持された回転体としてのプーリ54と、プーリ54に巻き付けられて係合され、転向ローラ52に掛け回されて、繰り出し端が直動自在部材50の板状の本体55に連結された可撓性の長尺体としての金属製のベルト56と、プーリ54を回転させる回転駆動装置57とを具備している。
【0032】
リンク持上げ機構9は、縦枠2側の転向ローラ52、プーリ54及び金属製のベルト56と同様に構成された転向ローラ、プーリ、金属製のベルトを縦枠3側にも具備している。
【0033】
回転駆動装置57は、ハウジング61と、紐状体としての無端の玉チェーン62が巻きつけられた滑車63と、滑車63の両側面64及び65側に出力軸66及び67を有していると共に、滑車63の回転を減速して各出力軸66及び67に出力する減速遊星歯車装置68及び69と、減速遊星歯車装置68及び69の各出力軸66及び67に連結されていると共に、プーリ54(縦枠3側のプーリは図示せず)が固着されている回転軸70及び53と、ベルト56の巻き取り方向の滑車63の回転(R1方向の回転)を許容すると共に、ベルト56の繰り出し方向の滑車63の回転(R2方向の回転)を解除可能に禁止するラチェット機構71とを具備している。
【0034】
半割り体72及び73がねじ等により互いに固着されてなるハウジング61は、滑車63を回転自在に収容したハウジング本体74と、ハウジング本体74に一体的に形成された取付け体75及び76と、玉チェーン62の一方の垂れ下がり部81が他方の垂れ下がり部82と近接して並んで垂れ下がるように図示しない案内部とを具備しており、取付け体75及び76の夫々は係合部77及び78を有しており、係合部77及び78の夫々は上枠15に一体形成された凸条79及びに凹条80に夫々係合して、ハウジング本体74を含むハウジング61を上枠15に吊り下げ固定している。
【0035】
減速遊星歯車装置68及び69の夫々は、互いに同様に構成されており、減速遊星歯車装置68は、滑車63の側面64にラチェット歯車85を介して固着された太陽歯車86と、太陽歯車86に噛合った三個の遊星歯車87からなる遊星歯車群89と、各遊星歯車87を回転自在に支持すると共に、ハウジング本体74内に回転自在に配された遊星枠90と、遊星歯車群89の遊星歯車87に夫々噛合った歯(歯98に相当)を内周面に有した内歯歯車91とを具備しており、出力軸66は遊星枠90に固着されており、内歯歯車91はハウジング本体74にねじ等により固着されており、減速遊星歯車装置69は、滑車63の側面65にラチェット歯車(ラチェット歯車85に相当)を介して固着された太陽歯車(太陽歯車86に相当)と、この太陽歯車に噛合った三個の遊星歯車95からなる遊星歯車群96と、各遊星歯車95を回転自在に支持すると共に、ハウジング本体74内に回転自在に配された遊星枠97と、遊星歯車群96の遊星歯車95に夫々噛合った歯98を内周面に有した内歯歯車99とを具備しており、出力軸67は遊星枠97に固着されており、内歯歯車99はハウジング本体74にねじ等により固着されている。
【0036】
内歯歯車91の中央貫通孔105から突出した出力軸66には、回転軸70が連結、固着されており、内歯歯車99の中央貫通孔106から突出した出力軸67には、回転軸53が連結、固着されている。
【0037】
回転駆動装置57によれば、玉チェーン62の一方の垂れ下がり部81を手動により下方に引き下げて、滑車63をR1方向に回転させることにより、出力軸66及び67を介して回転軸70及び53を減速して回転させることができ、この回転軸70及び53の回転により、ベルト56の巻き取り方向にプーリ54(縦枠3側のプーリも同様)を回転させることができる。
【0038】
ラチェット機構71は、滑車63の側面64及び65に固着された前記のラチェット歯車85(側面65のラチェット歯車を含む)と、ラチェット歯車85に噛合う爪111を一体的に有した回動自在なレバー部材112と、一端部113がハウジング本体74にねじ等により固着されていると共に、爪111をラチェット歯車85に噛合うように弾性的にレバー部材112を回動付勢する付勢部材としてのL字状の板ばね114とを具備している。
【0039】
レバー部材112は、玉チェーン62の垂れ下がり部82を案内する案内凹所115(図13参照)と、板ばね114の他端部116が配される凹所117とを具備しており、ピン118を介してハウジング本体74に回動自在に支持されており、図13及び図14に示すように、玉チェーン62の垂れ下がり部82の持上げで、爪111のラチェット歯車85への噛合いが解除される方向に回動されるようになっている。板ばね114は、他端部116においてレバー部材112に弾性的に当接している。
【0040】
ラチェット機構71は、レバー部材112が板ばね114により弾性的に押圧されて爪111がラチェット歯車85に噛合う際には、ベルト56の巻き取り方向の滑車63の回転(R1方向の回転)を許容すると共に、ベルト56の繰り出し方向の滑車63の回転(R2方向の回転)を禁止する一方、玉チェーン62の垂れ下がり部82の持上げでレバー部材112が板ばね114の弾性力に抗して回動されて爪111のラチェット歯車85への噛合いが解除される際には、滑車63のR2方向の回転禁止を解除して、滑車63がR2方向に自由回転できるようにする。こうして本例のブラインド装置1では、ラチェット機構71によるベルト56の繰り出し方向への滑車63の回転禁止を玉チェーン62の持上げで解除できるようになっている。ブラインド5が開口部16を完全閉口又は半閉口している際に滑車63のR2方向への自由回転が許容されると、ブラインド5及びリンク機構7等の自重により滑車63がR2方向に回転される結果、プーリ54が回転されてベルト56が繰り出され、開口部16を閉口しているスラット4は下降されて、ブラインド5は開口位置に配され、而して、ブラインド5による開口部16の完全閉口又は半閉口は解除される。
【0041】
なお、並設される窓ガラス戸151が閉じられている場合に、当該窓ガラス戸151により玉チェーン62の持上げ及びこの持上げによるレバー部材112の回動を行うことができないようにするとよい。
【0042】
以上のリンク持上げ機構9は、玉チェーン62の垂れ下がり部81の引き下げでプーリ54をベルト56の巻き取り方向に回転させて、これによりリンク機構7の上端部をチルト機構10を介して持上げ、ブラインド5を閉口位置に配するようになっている。
【0043】
チルト機構10は、縦枠2に直動自在、すなわち上下動自在に案内されると共に、軸心131を中心とするR3方向の回動が縦枠2によって規制されており、且つ、一方では横リンク部材31のうちで最上位の横リンク部材132が軸心131を中心とするR3及びR4方向に回動自在に、他方ではリンク持上げ機構9が夫々連結されてなる前述の直動自在部材50と、最上位の横リンク部材132に取付けられた取付部材133と、一端134が直動自在部材50の前述の本体55に、他端135が取付部材133を介して最上位の横リンク部材132に夫々連結されており、当該最上位の横リンク部材132に弾性的な一の方向R3の回動力を与える弾性部材としてのコイルばね136と、最上位の横リンク部材132の開口部16の上方での上昇に際して、コイルばね136の弾性的な一の方向R3の回動力に抗して最上位の横リンク部材132を逆の方向R4に強制的に回動させる逆強制回動機構137とを具備している。
【0044】
直動自在部材50は、板状の本体55と、本体55に上下方向に並んで一体的に設けられた鍔140付の二個の突起138とを具備しており、本体55の上端部にはベルト56の繰り出し端が固着されており、本体55の下端部は、軸部材139により横リンク部材132及び取付部材133に軸心131を中心とするR3及びR4方向に相対的に回動自在に連結されており、こうして、本体55は、一方では最上位の横リンク部材132がR3及びR4方向に回動自在に、他方ではリンク持上げ機構9が夫々連結されてなり、而して、直動自在部材50は、最上位の横リンク部材132に軸部材139を介してR3及びR4方向に相対的に回動自在に連結されており、突起138は、縦枠2の縦方向に伸びるスリット17に上下方向に摺動自在に挿通されており、直動自在部材50の本体55は、スリット17とスリット17に挿通された二個の突起138とにより、その上下動が案内されると共に、軸心131を中心とするR3及びR4方向のその回動が規制されるようになっている。各突起138の鍔140は、スリット17から突起138が抜け出るのを防止している。
【0045】
取付部材133は、一端部では軸ピン26を介して、他端部では軸ピン29を介して横リンク部材132に取付けられており、横リンク部材132の軸心131を中心とするR3及びR4方向の回動と共に、同じく軸心131を中心としてR3及びR4方向に回動されるようになっており、こうして最上位の横リンク部材132に取付けられた取付部材133を介してコイルばね136の他端135は、最上位の横リンク部材132に連結されている。
【0046】
なお、弾性部材として、コイルばね136を用いる代わりにぜんまいばねを用いる場合には、一端を最上位の横リンク部材132に、他端を本体55に夫々連結して、軸心131の回り、例えば軸部材139の回りに配するとよい。
【0047】
逆強制回動機構137は、最上位の横リンク部材132に軸ピン26を介して回転自在に設けられたカムローラ171と、最上位の横リンク部材132の開口部16上方での上昇に際して、カムローラ171が当接するように、縦枠2に設けられた案内カム面172とを具備しており、案内カム面172は、本例では縦枠2に取付けられた突起173の外面からなる。
【0048】
チルト機構10は、図2に示すブラインド5による開口部16の閉口状態で、玉チェーン62の垂れ下がり部82の持上げで爪111のラチェット歯車85への噛合いが解除されてベルト56が繰り出される場合、最上位の横リンク部材132の下降により、図10に示すようにカムローラ171と案内カム面172との互いの当接が解除されて、コイルばね136の弾性的な一の方向R3の回動力により最上位の横リンク部材132を強制的に一の方向R3に回動させ、逆に、図12に示すブラインド5による開口部16の開口状態で、玉チェーン62の垂れ下がり部81の引き下げでベルト56が巻き取られる場合、カムローラ171の突起173への当接に基づく案内カム面172への案内当接で、コイルばね136の弾性的な一の方向R3の回動力に抗して最上位の横リンク部材132に逆方向R4の回動を生じさせ、而して、リンク機構7を介してスラット4のそれぞれを、図2に示す状態から図9に示す状態を経由して図11に示す状態のように又は図11に示す状態から図9に示す状態を経由して図2に示す状態のように傾動させるようになっている。
【0049】
以上のブラインド装置1は、玉チェーン62及びラチェット機構71が室内160に臨むようにして建物の窓161に配される。ブラインド装置1では、開口部16の開口においては、縦リンク列27及び30は折り畳まれており、図12に示すようにスラット4のそれぞれは開口部16の下方に互いに密に重合されて(束ねられて)いる。
【0050】
ブラインド装置1における開口部16の閉口に際しては、まず、玉チェーン62の垂れ下がり部81の引き下げて滑車63をR1方向に回転させて、減速遊星歯車装置68及び69並びに回転軸53を介してプーリ54を回転し、これによりベルト56をプーリ54に巻き込んで、最上位の横リンク部材132を上昇させる。横リンク部材132の上昇により、縦リンク列27及び30もその上端部側から伸長され、而して横リンク列32の横リンク部材31も上方側から上方に持上げられる結果、横リンク部材132を含む横リンク部材31に固定されたスラット4のそれぞれは、順次、開口部16の閉口方向に持上げられる。図10に示すように、突起173に当接しない位置にカムローラ171が位置している際には、スラット4がほぼ水平方向の傾動状態に保持されるように、縦リンク列27及び30並びに横リンク列32等が形成されている。
【0051】
更に、ベルト56のプーリ54への巻き込みにより縦リンク列27及び30が伸長されて、ブラインド5の開口部16の途中閉口位置、本例では開口部16の完全閉口直前位置で、カムローラ171が突起173に当接して案内カム面172に案内され始めると、最上位の横リンク部材132のR4方向の回動で縦リンク列27に対して縦リンク列30がより持上げられるようになり、これによりスラット4が図9に示すように回動され、順次垂直方向の傾動状態に設定される。更に、最上位の横リンク部材132のR4方向の回動と縦リンク列30の持上げで、図2に示すようにスラット4がほぼ垂直方向の傾動状態に保持されて、開口部16が完全目隠しされた状態でブラインド5により全閉(完全閉口)される。その後、玉チェーン62の引き下げによるプーリ54の回転が停止されて、ブラインド5による開口部16の閉口動作が完了する。
【0052】
ブラインド5による開口部16の開口においては、図13及び図14に示すように、玉チェーン62の垂れ下がり部82の持上げでレバー部材112を回動させて爪111のラチェット歯車85への噛合いを解除し、滑車63のR2方向の自由回転を可能にすると、スラット4等の自重によりプーリ54が前記と逆回転されて、図2、図9、図11及び図12に示すように、この順番で縦リンク列27及び30等が作動される。
【0053】
以上のブラインド装置1によれば、回転駆動装置57が減速遊星歯車装置68及び69を具備しているために、スラット4の上昇に対してはあまり力を必要としなく、これを極めて滑らかに行い得、しかも、ラチェット機構71によるベルト56の繰り出し方向への滑車63の回転禁止を玉チェーン62の持上げで解除できるようになっているために、通常時は言うに及ばず、緊急時に、即時にブラインド5を開口状態にもたらすことが可能となる。
【0054】
またブラインド装置1のラチェット機構71によれば、板ばね114により弾性的に付勢されたレバー部材112を玉チェーン62の持上げによって回動させるだけで滑車63の回転禁止を解除できる結果、更に極めて簡単に即時にブラインド5を開口状態にもたらすことが可能となり、しかも、レバー部材112が案内凹所115を有しているために、玉チェーン62の持上げで誤りなく滑車63の回転禁止を解除できる。
【0055】
更にブラインド装置1によれば、チルト機構10によりスラット4のそれぞれを傾動させて、開口部16の完全閉口と開口部16の簾状態の閉口とを選択的に行うことができる上に、チルト機構10が最上位の横リンク部材132に弾性的な一の方向R3の回動力を与えるコイルばね136を具備しているために、逆強制回動機構137により最上位の横リンク部材132が逆の方向R4に強制的に回動された後に、再びブラインド5を開口位置に移行させるべく、最上位の横リンク部材132を下降させる際に、最上位の横リンク部材132をコイルばね136の弾性的な回動力により一の方向R3に強制的に回動させことができる結果、スラット4の水平状態への移行を低コストで且つ高い信頼度をもって行わせることができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、特開平8−210049号公報に記載のようなブラインド装置の利点を生かして、しかも、緊急時に、即時に開口状態をもたらすことが可能であって、スラットの上昇に対してはあまり力を必要としなく、これを極めて滑らかに行い得るブラインド装置を提供することができる。
【0057】
また本発明によれば、スラットの水平状態への移行を低コストで且つ高い信頼度をもって行わせることができるブラインド装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態の一例の全体斜視図である。
【図2】図1に示す例の一方の縦枠側の縦断面説明図である。
【図3】図1に示す例の一方の縦枠内の説明図である。
【図4】図3に示すチルト機構の詳細説明図である。
【図5】図1に示す例の縦枠内のチルト機構を詳細に示す横断面説明図である。
【図6】図1に示す例の一部拡大平面説明図である。
【図7】図1に示す例の回転駆動装置の斜視図である。
【図8】図7に示す回転駆動装置の分解説明図である。
【図9】図1に示す例の動作説明図である。
【図10】図1に示す例の動作説明図である。
【図11】図1に示す例の動作説明図である。
【図12】図1に示す例の動作説明図である。
【図13】図1に示す例の動作説明図である。
【図14】図1に示す例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ブラインド装置
2、3 縦枠
4 スラット
5 ブラインド
7 リンク機構
9 リンク持上げ機構
54 プーリ
56 ベルト
57 回転駆動装置
62 玉チェーン
63 滑車
68、69 減速遊星歯車装置
71 ラチェット機構
Claims (8)
- 一対の縦枠間に互いに上下方向に並置された複数のスラットからなるブラインドと、各縦枠に配された伸縮自在なリンク機構と、下端部が縦枠に連結されたリンク機構の上端部を持上げて、ブラインドを閉口位置に配するリンク持上げ機構とを具備しており、リンク持上げ機構は、一端部がリンク機構の上端部に連結された可撓性の長尺体と、この長尺体の他端部が連結されていると共に、回転により長尺体を巻き取り、繰り出す回転体と、回転体を回転させる回転駆動装置とを具備しており、回転駆動装置は、紐状体と、この紐状体が巻きつけられた滑車と、この滑車の両側面側に出力軸を有しており、滑車の回転を減速して各出力軸に出力する減速遊星歯車装置と、この減速遊星歯車装置の各出力軸に連結されていると共に、回転体が固着されている回転軸と、長尺体の巻き取り方向の滑車の紐状体の手動引き下げによる回転を許容すると共に、長尺体の繰り出し方向の滑車のブラインドの自重による回転を解除可能に禁止するラチェット機構とを具備しており、ラチェット機構による長尺体の繰り出し方向の滑車の回転禁止を紐状体により解除できるようになっているブラインド装置。
- 減速遊星歯車装置は、滑車の各側面に固着された太陽歯車と、この太陽歯車に噛合った遊星歯車からなる遊星歯車群と、この遊星歯車群の遊星歯車の夫々に噛合った内歯歯車とを具備しており、出力軸は、各遊星歯車群の遊星歯車を回転自在に支持する遊星枠に固着されている請求項1に記載のブラインド装置。
- ラチェット機構は、滑車の側面に固着されたラチェット歯車と、このラチェット歯車に噛合う爪を有した回動自在なレバー部材と、爪がラチェット歯車に噛合うように弾性的にレバー部材を付勢する付勢部材とを具備しており、レバー部材は、紐状体の持上げで爪のラチェット歯車への噛合いが解除される方向に回動されるようになっている請求項1又は2に記載のブラインド装置。
- 回転駆動装置は、滑車を収容するハウジングを具備しており、レバー部材は、ハウジングに回動自在に支持されており、付勢部材は、一端部がハウジングに固着されており、他端部がレバー部材に当接した板ばねを具備している請求項3に記載のブラインド装置。
- レバー部材は、紐状体の垂れ下がりを案内する案内凹所を有している請求項3又は4に記載のブラインド装置。
- 紐状体は、無端の玉チェーンからなる請求項1から5のいずれか一項に記載のブラインド装置。
- スラットのそれぞれを傾動させるチルト機構を更に具備しており、リンク機構の上端部は、チルト機構を介してリンク持上げ機構により持上げられるようになっている請求項1から6のいずれか一項に記載のブラインド装置。
- リンク機構は、第一の縦リンク列と、この第一の縦リンク列に並設されてなる第二の縦リンク列と、第一及び第二の縦リンク列に回動自在に連結された複数の横リンク部材とを具備しており、各スラットの端部は、対応の横リンク部材の夫々に支持されており、チルト機構は、縦枠に直動自在に案内されると共に、回動が縦枠によって規制されており、且つ、一方では最上位の横リンク部材が回動自在に、他方ではリンク持上げ機構が夫々連結されてなる直動自在部材と、一端が直動自在部材に、他端が最上位の横リンク部材に夫々連結されており、当該最上位の横リンク部材に弾性的な一の方向の回動力を与える弾性部材と、最上位の横リンク部材の上昇に際して、弾性部材の弾性的な一の方向の回動力に抗して最上位の横リンク部材を逆の方向に強制的に回動させる逆強制回動機構とを具備している請求項7に記載のブラインド装置。
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