JP3461318B2 - シャッター装置の持上げ防止機構 - Google Patents
シャッター装置の持上げ防止機構Info
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Description
場等の扉開口部並びに窓の開口部を、巻取ドラムに連結
したシャッター扉体を用いて開閉自在とするシャッター
装置に関するものであり、シャッター扉体により扉開口
部を全閉した状態において、巻取ドラムを回転駆動する
ことなくシャッター扉体が上動することを不可能とした
シャッター装置の持上げ防止機構に関するものである。
設けた巻取ドラムにシャッター扉体の上端を連結し、巻
取ドラムを回転駆動することにより、シャッター扉体を
巻上げ、巻戻し可能としたものが知られている。このよ
うに巻取ドラムを回転駆動させてシャッター扉体の上下
動作を行うものは、特に電動シャッター装置等に多く見
受けられる。扉開口部を全閉した状態におけるシャッタ
ー扉体の制止は、シャッター扉体を巻上げ、巻戻し動作
させる巻取ドラムに設けられたブレーキ機構により、巻
取ドラムの回転を制止し、シャッター扉体が容易に上昇
しないようになされている。
ッター装置においては、シャッター扉体の停止状態を巻
取ドラムを制止することにより行っているが、シャッタ
ー扉体そのものは錠装置により強制的に制止されていな
いので、シャッター扉体の下方に手を入れてこれを持ち
上げようとした場合、シャッター扉体の両側を保持する
ガイドレール内あるいは、シャッターケース内の空きス
ペースにおいて、シャッター扉体が屈曲し、シャッター
扉体が屈曲した分だけシャッター扉体の下端が上昇し、
防犯上の不具合を有するものであった。
ケース内においては、シャッター扉体の巻き代を確保す
る為、巻取ドラムとガイドレールとの間に相当な間隔が
設けられており、シャッター扉体を全閉した状態におい
ては、シャッターケース内に大きな空間が出現し、上述
のようにシャッター扉体を手で持ち上げた場合、ブレー
キ機構が作動しているにも関わらず、この空間内にシャ
ッター扉体が屈曲して押し込まれることとなり、防犯上
だけでなく、シャッター装置の故障の原因にもなりかね
ないものであった。このような問題を解決するシャッタ
ー装置として、特開平11−182163号及び特開平
9−100684号公報に示されるような、シャッター
扉体の持上げ防止機構が知られている。
シャッター装置の持上げ防止機構は、パイプを連結する
リンク部材を第1のリンク部材と第2のリンク部材と第
3のリンク部材とに分割し、第1のリンク部材と第2の
リンク部材を夫々第3のリンク部材に枢支点を前後にず
らして相互に回動自在として連結し、シャッター扉体に
持ち上げ力が作用した際に、第1のリンク部材に第2の
リンク部材が近接し、二つの枢支点を有する第3のリン
ク部材が傾動して、第3のリンク部材に連動する係止爪
が躯体側に固着された固定係止具に係合し、シャッター
扉体の上動が阻止されるものである。
たシャッター装置の持上げ防止機構は、パイプを連結す
るリンクプレートの一つを第1のリンク片と第2のリン
ク片とに分割し、第1のリンク片と第2のリンク片の中
心線からずらした位置において、第1のリンク片と第2
のリンク片を連結し、シャッター扉体に持ち上げ力が作
用した際に、第1のリンク片と第2のリンク片とから成
るリンクプレートが屈曲して第2のリンク片が突出し、
ガイドレール内に設けたストッパピンに第2のリンク片
が係合し、シャッター扉体の上動が阻止されるものであ
る。
来技術の持上げ防止機構を有するシャッター装置におい
ては、シャッター扉体を形成するパイプとリンクから成
る複数の扉体ユニットの一つを巻き取り方向において、
その長さを可変としているので、扉体ユニットの構成が
複雑化するものであり、また持上げ防止機構を有する扉
体ユニットのリンク部材が分割されているので、他のリ
ンク部材と比較して強度の低下を招くものであった。
ドラムに巻取りあるいは巻戻しされる際に、隣接する扉
体ユニットが相互に回動するが、分割されたリンク部材
の枢支連結部に扉体ユニットが回動する分力が作用した
場合、係止爪が不用意に突出し、シャッター装置の故障
の原因となる惧れを有するものであった。
て、シャッター扉体の全閉状態における持上げ防止機構
を簡単な構造とし、通常の巻取り、巻戻し動作におい
て、動作の信頼できるシャッター装置の持上げ防止機構
を提供することを目的とするものである。
事情に鑑み鋭意検討を重ねた結果、隣接する扉体ユニッ
トを相互に回動自在として連結し、複数の扉体ユニット
を連設してシャッター扉体を形成し、シャッター扉体の
上端部を扉開口上部に配設した巻取ドラムに連結し、巻
取ドラムを回転駆動してシャッター扉体を扉開口側部に
配設したガイドレールに沿って巻上げ、巻戻し自在とし
たシャッター装置において、少なくとも一つの扉体ユニ
ットを上方に位置する扉体ユニットに対して上動可能と
し、該扉体ユニットの側端部に扉体ユニットの回動中心
と一致させて一対の係止爪の基端部を枢着し、上方に隣
接する扉体ユニットの側端部にガイドピンを突設し、該
ガイドピンを一対の係止爪の中間部に相反する方向に傾
斜して穿設した長孔状のガイド孔に嵌合し、係止爪を枢
着した扉体ユニットが上方に隣接する扉体ユニットに対
して上動した際に、ガイドピンとガイド孔の相対位置が
変化して、一対の係止爪が傾動してシャッター扉体の前
後方向に向けて突出し、シャッター扉体のガイドレール
に設けた被係止部に係止爪の上端を係合させ、シャッタ
ー扉体の上動を防止したことにより、所期の目的を達成
しうることを認め本発明を完成するに至った。
て連結した所謂パイプシャッターにおいては、上下端に
軸受部を形成したリンク部材と、リンク部材の軸受部に
挿通した断面円形状を呈するパイプにより扉体ユニット
を形成し、複数の扉体ユニットを連設してシャッター扉
体を形成し、シャッター扉体の上端部を扉開口上部に配
設した巻取ドラムに連結し、巻取ドラムを回転駆動して
シャッター扉体を扉開口側部に配設したガイドレールに
沿って巻上げ、巻戻し自在としたシャッター装置におい
て、少なくとも一つの扉体ユニットのリンク部材の下端
にシャッター扉体の巻取方向において長孔となった長孔
状軸受部とし、該長孔状軸受部に挿通されるパイプの側
端部にパイプの軸心を回転中心とした一対の係止爪の基
端部を枢着し、長孔状軸受部を有する扉体ユニットの側
端部に位置するリンク部材にガイドピンを突設し、該ガ
イドピンを一対の係止爪の中間部に相反する方向に傾斜
して穿設した長孔状のガイド孔に嵌合し、係止爪を枢着
したパイプが長孔状軸受部に沿って上動した際にガイド
ピンとガイド孔の相対位置が変化して、一対の係止爪が
傾動してシャッター扉体の前後方向に向けて突出し、ガ
イドレールに設けた被係止部に係止爪の上端を係合さ
せ、シャッター扉体の上動を防止したものである。
合してシャッター扉体を構成したものにおいては、上端
にオス型継手を設けると共に、下端にメス型継手を設け
てスラットを形成し、複数のスラットのオス型継手とメ
ス型継手を相互に回動自在に連結してシャッター扉体を
形成し、シャッター扉体の上端部を扉開口上部に配設し
た巻取ドラムに連結し、巻取ドラムを回転駆動してシャ
ッター扉体を扉開口側部に配設したガイドレールに沿っ
て巻上げ、巻戻し自在としたシャッター装置において、
少なくとも一つのスラットのオス型継手を上方に隣接す
るスラットのメス型継手内を上動可能とし、該オス型継
手の側端部に枢支軸を突設し、枢支軸に一対の係止爪の
基端部を枢着し、上方に隣接するスラットの側端部にガ
イドピンを突設し、該ガイドピンを一対の係止爪の中間
部に相反する方向に傾斜して穿設した長孔状のガイド孔
に嵌合し、係止爪を枢着したオス型継手がメス型継手内
を上動した際にガイドピンとガイド孔の相対位置が変化
して、一対の係止爪が傾動してシャッター扉体の前後方
向に向けて突出し、ガイドレールに設けた被係止部に係
止爪の上端を係合させ、シャッター扉体の上動を防止し
たものである。
において、シャッター扉体の下方からこれを手で持ち上
げようとした場合、側端部に一対の係止爪を設けた扉体
ユニットが上動可能となっているので、上方に隣接する
扉体ユニットに対して係止爪も上動し、係止爪のガイド
孔と上方に隣接する扉体ユニットの側端部に設けたガイ
ドピンとの相対位置が変化して、係止爪がシャッター扉
体の前後方向に傾動し、係止爪の上端がガイドレール内
に設けた被係止部と係合して、シャッター扉体の上動が
阻止される。
ットを形成し、複数の扉体ユニットを連設してシャッタ
ー扉体を形成したシャッター装置においては、少なくと
も一つの扉体ユニットのリンク部材に長孔状軸受部を形
成し、該長孔状軸受部に挿通される下方に隣接する扉体
ユニットのパイプが上動する際に、該パイプの側端部に
設けた一対の係止爪も共に上動し、係止爪のガイド孔と
上方に隣接するリンク部材の中間部に形成したガイドピ
ンとの相対位置が変化して、係止爪がシャッター扉体の
前後方向に傾動し、係止爪の上端がガイドレール内に設
けた被係止部と係合して、シャッター扉体の上動が阻止
される。
成した複数のスラットをインターロック結合してシャッ
ター扉体を構成したシャッター装置においては、上方に
隣接するスラットのメス型継手内を、下方に隣接するス
ラットのオス型継手が上動する際に、該オス型継手の側
端部に設けた一対の係止爪も共に上動し、係止爪のガイ
ド孔と上方に隣接するスラットの側端部に形成したガイ
ドピンとの相対位置が変化して、係止爪がシャッター扉
体の前後方向に傾動し、係止爪の上端がガイドレール内
に設けた被係止部と係合して、シャッター扉体の上動が
阻止される。
ユニットの長さを可変としたものではなく、扉体ユニッ
トを複数の部材を用いて連結するものでもないので、扉
体ユニット自体の強度を低下させることなく、簡単な構
成により、持上げ防止機構を付与し得るものである。
回動中心と係止爪の回動中心を一致させているので、シ
ャッター扉体を巻取り、巻戻し動作する際に、扉体ユニ
ットあるいはスラットが回動しても、ガイドピンに対す
る係止爪の回転中心の位置は変化せず、シャッター扉体
の通常の動作においては、係止爪が回動することがな
く、シャッター扉体の上下動作を確実に行い得るもので
ある。
て具体的に説明する。図1乃至図7は本発明の第一実施
例、所謂パイプシャッターに適用した例を示すものであ
り、図中1はシャッター扉体を表わす。シャッター扉体
1は、複数の扉体ユニット4を連設して形成され、扉体
ユニット4は断面円形状を有するパイプ2と隣接するパ
イプ2、2間を連結するリンク部材3により構成されて
いる。
上部に設けられたシャッターケース13内に収納される
巻取ドラム(不図示)に連結され、巻取ドラムを電動モ
ーター等の駆動手段を用いて軸回転させることにより、
シャッター扉体1が巻取り、巻戻しされ、シャッター扉
体が上下動作する。シャッター扉体1の側部は、扉開口
部5の側部に設けたガイドレール6内に嵌合し、ガイド
レール6に沿って上下動する。なお、巻取ドラムを駆動
する手段としては、電動モーターの他巻取ドラムに無端
ベルトあるいは鎖等を連結して、無端ベルトあるいは鎖
等を人力により駆動させ、巻取ドラムを回転駆動するこ
とも可能である。
連結されており、リンク部材3の上下部に形成した上部
軸受部31と下部軸受部32にパイプ2が挿通される。
リンク部材3の下部には、分岐した二股状部33が形成
され、二股状部33に下部軸受部32が対状となって形
成されている。図4に示したとおり、上下に連なるリン
ク部材3は、下方に隣接するリンク部材3の上部軸受部
31が、上方に隣接するリンク部材3の二股状部33の
間に嵌め込まれ、上部軸受部31と下部軸受部32を重
合し、隣接するリンク部材3の上部軸受部31と下部軸
受部32により形成される連続した軸受部にパイプ2が
挿通される。シャッター扉体1の上端に位置するパイプ
21は、巻取ドラムに連結されており、巻取ドラムを軸
回転することにより、シャッター扉体1が上下動作可能
となっている。
間に位置するパイプ2の外周には、円筒状のカラー部材
7が外嵌し、パイプ2の長手方向におけるリンク部材3
の位置が規制されている。カラー部材7の外径は上部軸
受部31と下部軸受部32の内径よりも大きく形成さ
れ、リンク部材3の横方向の移動が規制されている。
る扉体ユニット4のリンク部材3Aの下部には、シャッ
ター扉体1の巻取方向において長孔状となる長孔状軸受
部32Aが形成されており、さらにシャッター扉体1の
上から3番目に位置する扉体ユニット4のリンク部材3
Bの上部軸受部31Bは、二股状部分33Aに相当する
長さ分だけ突出して形成されている。従って、シャッタ
ー扉体1の上から3番目に位置する扉体ユニット4は、
上から2番目に位置する扉体ユニット4に対して、長孔
状軸受部32Aの長さ分だけ、独立してシャッター扉体
1の巻取方向に移動可能となっている。なお、図中31
Aはリンク部材3Aの上部軸受部を表わし、32Bはリ
ンク部材3Bの下部軸受部を表わす。
る扉体ユニット4のパイプ21の側端部22には、一対
の係止爪8、8の基端部81、81が枢着されており、
係止爪8の回転中心がパイプ21の軸心と一致してい
る。係止爪8、8の中間部82、82には相反する方向
に傾斜するガイド孔83、83が穿設され、回動端部8
4、84には鋭角状となった係止部85、85が形成さ
れている。パイプ21の先端には、端部キャップ22が
固着され、係止爪8が抜け止めされている。
る扉体ユニット4の側端部に位置するリンク部材3Aの
外側面には、ガイドピン9が側方に突出して形成されて
おり、ガイドピン9は係止爪8のガイド孔83と嵌合し
ている。さらに、シャッター扉体1が全閉された状態に
おいて、係止爪8の上端よりも上方位置におけるガイド
レール6内には、被係止部であるストッパープレート1
0が固着されている。
ると、シャッター扉体1の全閉状態において、巻取ドラ
ムを回転駆動させることなく、シャッター扉体1を持上
げようとすると、シャッター扉体1の上から3番目に位
置する扉体ユニット4が、長孔状軸受部32Aの長さ分
だけ上昇する。この時、パイプ21の側端部22に設け
られた係止爪8も共に上昇するが、上から2番目に位置
する扉体ユニット4は、3番目に位置する扉体ユニット
4が上昇する間、押し上げられることがないので、ガイ
ド孔83がガイドピン9に沿って上昇し、ガイド孔83
とガイドピン9の相対位置が変化する。
して穿設されているので、係止爪8がパイプ21の軸心
を中心としてシャッター扉体1の前後に突出するように
傾動する。係止爪8が傾動した状態で、シャッター扉体
1はさらに上昇するが、係止爪8の上方位置には被係止
部であるストッパープレート10が配置されているの
で、係止爪8の係止部85がストッパープレート10の
下端と係合し、シャッター扉体1の上動が阻止される。
従って、シャッター扉体1の下端は、下部軸受部32A
の長さ分だけ上昇するものの、それ以上の上昇は阻止さ
れる。
イドレール6内に固着したストッパープレート10によ
り構成したが、ガイドレール10に切欠孔を設け、切欠
孔と係止爪8の係止部85を係合することも可能であ
る。
わし、第一実施例と同じ部分については、同一符号を用
い説明を省略する。第二実施例は、シャッター扉体1を
形成する扉体ユニット4をスラット11により構成した
ものである。各スラット11の上端にはオス型継手11
1が形成され、下端にはメス型継手112が形成されて
おり、スラット11のメス型継手112の内部に下方に
隣接するスラット11のオス型継手111が嵌入してい
る。隣接するスラット11のオス型継手111とメス型
継手112はインターロック結合され、複数のスラット
11が連設されてシャッター扉体1が形成される。
上部に設けられた巻取ドラムに連結され、シャッター扉
体1の側部は扉開口部5の側部に設けられたガイドレー
ル6内に嵌合し、巻取ドラムを電動モーター等の駆動手
段を用いて回転駆動することにより、シャッター扉体1
が巻取り、巻戻しされ、シャッター扉体1が上下動す
る。
とも一つのスラット11のメス型継手112には、該メ
ス型継手112に嵌入するオス型継手111がシャッタ
ー扉体の巻取方向に移動し得る移動空間113が形成さ
れている。移動空間113を有するスラット11の下方
に隣接するスラット11のオス型継手111の側端部に
は、枢支軸12が側方に突出して設けられている。枢支
軸12を突設するに当っては、鍵状となったオス型継手
111の中心部に枢支軸12を嵌め込む方法あるいは、
オス型継手111の側方に嵌合したブラケットに枢支軸
12を突設しておく方法など、種々の方法を用いること
ができる。
端部81、81が枢着されており、係止爪8、8の中間
部82、82には相反する方向に傾斜するガイド孔8
3、83が穿設され、回動端部84、84には鋭角状の
係止部85、85が形成されている。なお、係止爪8は
枢支軸12の先端に止着されるEリング13により抜け
止めされている。係止爪8を設けたスラット11の上方
に隣接するスラット11の側端部には、ガイドピン9が
側方に突出して形成されており、ガイドピン9は係止爪
8のガイド孔83と嵌合している。なお、ガイドピン9
の先端には、Eリング13が止着され、係止爪8が抜け
止めされている。さらに、シャッター扉体1が全閉され
た状態において、係止爪8の上端よりも上方位置におけ
るガイドレール6内には、被係止部であるストッパープ
レート10が固着されている。
ると、シャッター扉体1の全閉状態において、巻取ドラ
ムを回転駆動させることなく、シャッター扉体1を持上
げようとすると、スラット11の移動空間113内を下
方に隣接するスラット11のオス型継手111がシャッ
ター扉体1の巻取方向に移動し、移動空間113を有す
るスラット11に対して、係止爪8を枢着したスラット
11が上昇するが、移動空間113を有するスラット1
1は、係止爪8を枢支したスラット11が独立して上昇
する間、押し上げられることがないので、ガイド孔83
がガイドピン9に沿って上昇し、ガイド孔83とガイド
ピン9の相対位置が変化する。
して穿設されているので、係止爪8が枢支軸12を中心
としてシャッター扉体1の前後に突出するように傾動す
る。係止爪8が傾動した状態で、シャッター扉体1はさ
らに上昇するが、係止爪8の上方位置には被係止部であ
るストッパープレート10が配置されているので、係止
爪8の係止部85がストッパープレート10の下端と係
合し、シャッター扉体1の上動が阻止される。従って、
シャッター扉体1の下端は、オス型継手111がメス型
継手112の移動空間113内を上昇する分だけ上昇す
るものの、それ以上の上昇は阻止される。
ト11を共通化させて部品種類を低減する目的から、全
ての扉体ユニット4であるスラット11は同じ形態のも
のが使用され、全てのスラット11にメス型継手112
の移動空間113が形成されている。
の持上げ防止機構は、シャッター扉体1を形成する少な
くとも一つの扉体ユニット4を、上方に隣接する扉体ユ
ニット4に対して上動可能とし、該扉体ユニット4の側
端部に扉体ユニット4の回動中心と一致させて一対の係
止爪8、8の基端部81、81を枢着し、係止爪8に穿
設した相反する方向に傾斜するガイド孔83、83を、
上方に隣接する扉体ユニット4のガイドピン9に嵌合し
ているので、巻取ドラムが回転駆動していないにも関わ
らず、シャッター扉体1を持ち上げようとした場合、係
止爪8、8のガイド孔83、83とガイドピン9の相対
位置が変化して、一対の係止爪8、8がシャッター扉体
1の前後方向に向けて傾動突出し、係止爪8の係止部8
5がガイドレール6内に設けた被係止部であるストッパ
ープレート10と係合し、シャッター扉体1の持上げが
阻止される。
扉体ユニットの強度を低下させることなく、簡単な構成
により持上げ防止機能を付与することができ、シャッタ
ー扉体の巻取り、巻戻し動作に支障を来すことのない、
確実な上下動作が期待されるものである。
を表わす側面図であり、(A)はシャッター扉体の通常
状態、(B)はシャッター扉体を持ち上げ状態を表わ
す。ハッチングを施した図は、リンク部材の断面図を表
わす
を表わす平面図であり、(A)はシャッター扉体の通常
状態、(B)はシャッター扉体の持ち上げ状態を表わす
全体図
正面図と側面図
正面図と側面図
を表わす側面図であり、(A)はシャッター扉体の通常
状態、(B)はシャッター扉体の持ち上げ状態を表わす
態を表わす側面図であり、(A)はシャッター扉体の通
常状態、(B)はシャッター扉体の持ち上げ状態を表わ
す
爪との関係を表わす要部拡大図
Claims (3)
- 【請求項1】 隣接する扉体ユニットを相互に回動自在
として連結し、複数の扉体ユニットを連設してシャッタ
ー扉体を形成し、シャッター扉体の上端部を扉開口上部
に配設した巻取ドラムに連結し、巻取ドラムを回転駆動
してシャッター扉体を扉開口側部に配設したガイドレー
ルに沿って巻上げ、巻戻し自在としたシャッター装置に
おいて、少なくとも一つの扉体ユニットを上方に位置す
る扉体ユニットに対して上動可能とし、該扉体ユニット
の側端部に扉体ユニットの回動中心と一致させて一対の
係止爪の基端部を枢着し、上方に隣接する扉体ユニット
の側端部にガイドピンを突設し、該ガイドピンを一対の
係止爪の中間部に相反する方向に傾斜して穿設した長孔
状のガイド孔に嵌合し、係止爪を枢着した扉体ユニット
が上方に隣接する扉体ユニットに対して上動した際に、
ガイドピンとガイド孔の相対位置が変化して、一対の係
止爪が傾動してシャッター扉体の前後方向に向けて突出
し、シャッター扉体のガイドレールに設けた被係止部に
係止爪の上端を係合させ、シャッター扉体の上動を防止
したことを特徴とするシャッター装置の持上げ防止機
構。 - 【請求項2】 上下端に軸受部を形成したリンク部材
と、リンク部材の軸受部に挿通した断面円形状を呈する
パイプにより扉体ユニットを形成し、複数の扉体ユニッ
トを連設してシャッター扉体を形成し、シャッター扉体
の上端部を扉開口上部に配設した巻取ドラムに連結し、
巻取ドラムを回転駆動してシャッター扉体を扉開口側部
に配設したガイドレールに沿って巻上げ、巻戻し自在と
したシャッター装置において、少なくとも一つの扉体ユ
ニットのリンク部材の下端にシャッター扉体の巻取方向
において長孔となった長孔状軸受部とし、該長孔状軸受
部に挿通されるパイプの側端部にパイプの軸心を回転中
心とした一対の係止爪の基端部を枢着し、長孔状軸受部
を有する扉体ユニットの側端部に位置するリンク部材に
ガイドピンを突設し、該ガイドピンを一対の係止爪の中
間部に相反する方向に傾斜して穿設した長孔状のガイド
孔に嵌合し、係止爪を枢着したパイプが長孔状軸受部に
沿って上動した際にガイドピンとガイド孔の相対位置が
変化して、一対の係止爪が傾動してシャッター扉体の前
後方向に向けて突出し、ガイドレールに設けた被係止部
に係止爪の上端を係合させ、シャッター扉体の上動を防
止したことを特徴とするシャッター装置の持上げ防止機
構。 - 【請求項3】 上端にオス型継手を設けると共に、下端
にメス型継手を設けてスラットを形成し、複数のスラッ
トのオス型継手とメス型継手を相互に回動自在に連結し
てシャッター扉体を形成し、シャッター扉体の上端部を
扉開口上部に配設した巻取ドラムに連結し、巻取ドラム
を回転駆動してシャッター扉体を扉開口側部に配設した
ガイドレールに沿って巻上げ、巻戻し自在としたシャッ
ター装置において、少なくとも一つのスラットのオス型
継手を上方に隣接するスラットのメス型継手内を上動可
能とし、該オス型継手の側端部に枢支軸を突設し、枢支
軸に一対の係止爪の基端部を枢着し、上方に隣接するス
ラットの側端部にガイドピンを突設し、該ガイドピンを
一対の係止爪の中間部に相反する方向に傾斜して穿設し
た長孔状のガイド孔に嵌合し、係止爪を枢着したオス型
継手がメス型継手内を上動した際にガイドピンとガイド
孔の相対位置が変化して、一対の係止爪が傾動してシャ
ッター扉体の前後方向に向けて突出し、ガイドレールに
設けた被係止部に係止爪の上端を係合させ、シャッター
扉体の上動を防止したことを特徴とするシャッター装置
の持上げ防止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000026769A JP3461318B2 (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | シャッター装置の持上げ防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000026769A JP3461318B2 (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | シャッター装置の持上げ防止機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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