JP2008127845A - ブラインド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の異常負荷で羽根の下降を確実に停止できるブラインド装置を提供すること。
【解決手段】ブラインド装置1は、窓等の建物の開口部に配される枠体3と、枠体3に囲まれた開口2に上下方向において互いに並置された複数の羽根4と、複数の羽根4のうちの最上位の羽根4を吊り下げる吊り下げ機構5と、複数の羽根4を相互に連結するリンク機構6と、複数の羽根4のうちの最下位の羽根4から上昇させると共に当該最下位の羽根4を下降させて、複数の羽根4を昇降させる昇降機構7と、昇降機構7による複数の羽根4の昇降において当該複数の羽根4を傾動させるチルト機構8とを具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の窓等に配された複数の羽根の昇降により当該窓等の目隠しをするブラインド装置、特に、羽根の下降における異常で当該羽根の下降を確実に禁止できるブラインド装置に関する。
特開平9−21283号公報
例えば特許文献1には、開口に並置された多数の羽根(スラット)を昇降させる昇降機構と、この昇降機構の作動のための回転駆動力を発生する電動モータと、この電動モータによって発生される回転駆動力を昇降機構に伝達する回転伝達機構と、羽根の昇降における異常を検出する検出手段とを具備しているブラインド装置が記載されており、斯かるブラインド装置は、羽根の昇降の異常に基づいて回転伝達機構の負荷トルクが増大する際に、歯車の回転伝達部材に対する相対回転を検出する検出手段による異常負荷の検出で、例えば警報を発し、電動モータの作動を直ちに停止し、羽根の下降を停止するようになっている。
ところで、斯かるブラインド装置では、初期の目的を満足的に達成し得るのであるが、検出手段における回転伝達部材に対する歯車の相対回転の検出精度が部品の寸法、部品の組み付けに依存し、部品の寸法及び部品の組み付けにばらつきあると、検出手段の異常負荷の検出にばらつきを生じ、所望の異常負荷で電動モータの作動を確実に停止できない場合がある。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、所望の異常負荷で羽根の下降を確実に停止できるブラインド装置を提供することにある。
本発明のブラインド装置は、窓等の建物の開口部に配される枠体と、この枠体に囲まれた開口に互いに並置された複数の羽根と、この複数の羽根のうちの最上位の羽根を吊り下げる吊り下げ機構と、複数の羽根を相互に連結すると共に折り畳み自在なリンク機構と、複数の羽根のうちの最下位の羽根から上昇させると共に当該最下位の羽根を下降させて、複数の羽根を昇降させる昇降機構とを具備しており、ここで、昇降機構は、不撓状態に保持された可撓性の長尺体と、この可撓性長尺体を走行させる走行機構と、可撓性長尺体の一端を最下位の羽根に連結する連結機構と、最下位の羽根の下降を阻止する異常が生じた場合に、最下位の羽根に対する昇降機構の下降動作を禁止させる禁止機構とを具備しており、連結機構は、可撓性長尺体の一端に固定された可撓性長尺体側可動体と、最下位の羽根に固定された羽根側可動体と、可撓性長尺体側可動体に対する羽根側可動体の相対的な上下方向の弾性的な変位を許容するように、一端が可撓性長尺体側可動体に、他端が羽根側可動体に連結された弾性体とを具備しており、禁止機構は、一端が可撓性長尺体側可動体に回転自在に連結された一方のアーム部材と、一端が羽根側可動体に回転自在に連結されていると共に他端が一方のアーム部材の他端に回転自在に連結された他方のアーム部材とを具備しており、最下位の羽根の下降を阻止する異常が生じた場合に、弾性体の弾性力に抗する可撓性長尺体側可動体に対する羽根側可動体の相対的な上下方向の変位による一方及び他方のアーム部材の相互の折り畳みにおける一方及び他方のアーム部材の相互に回転自在に連結された他端側の枠体への衝突でもって最下位の羽根の下降を阻止するようになっている。
本発明のブラインド装置によれば、最下位の羽根の下降を阻止する異常が生じた場合に、弾性体の弾性力に抗する長尺体側可動体に対する羽根側可動体の相対的な上下方向の変位による一方及び他方のアーム部材の相互の折り畳みにおける一方及び他方のアーム部材の相互に回転自在に連結された他端の枠体への衝突でもって最下位の羽根の下降を阻止するように禁止機構がなっているために、部品の寸法、部品の組み付けにそれほど依存しないで所望の異常負荷で羽根の下降を確実に停止できる。
本発明のブラインド装置では、検出手段による異常負荷の検出で電動モータの作動を直ちに停止して、羽根の下降を停止するようになっている特許文献1に記載の機構と併用することにより、異常負荷で羽根の下降をより確実に停止できることができる。
本発明によれば、所望の異常負荷で羽根の下降を確実に停止できるブラインド装置を提供し得る。
次に、本発明の実施の形態の例を、図に示す例に基づいて更に詳細に説明する。尚、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
図1から図16において、本例のブラインド装置1は、窓等の建物の開口部に配される枠体3と、枠体3に囲まれた開口2に上下方向において互いに並置された複数の羽根4と、複数の羽根4のうちの最上位の羽根4を吊り下げる吊り下げ機構5と、複数の羽根4を相互に連結するリンク機構6と、複数の羽根4のうちの最下位の羽根4から上昇させると共に当該最下位の羽根4を下降させて、複数の羽根4を昇降させる昇降機構7と、昇降機構7による複数の羽根4の昇降において当該複数の羽根4を傾動させるチルト機構8とを具備している。
枠体3は、互いに並置された縦枠11及び縦枠12と、縦枠11及び縦枠12の上部を橋絡して配された上枠13とを具備している。
縦枠12と同様に形成された縦枠11は、外側側壁部15と、外側側壁部15に対面して配された内側側壁部16と、外側側壁部15及び内側側壁部16を橋絡すると共に互いに対面して配された前壁部17及び後壁部18とを有して一体形成されており、外側側壁部15は、側壁板部19と、側壁板部19に一体形成されていると共に上下方向に伸びる一対の保持溝21及び22を規定する保持壁部23及び24とを具備しており、内側側壁部16は、上下方向に伸びるスリット25を具備している。
羽根4の夫々は、特に図2、図3及び図4に示すように、羽根本体31と、羽根本体31の長手方向における一方の端部32をリンク機構6に取付ける取付具33とを具備しており、各取付具33は、一端では対応の羽根本体31の端部32に止め金具34を介して固定されており、他端ではスリット25を通って縦枠11内に突出している。
吊り下げ機構5は、特に図5及び図6に示すように、縦枠11の上部において揺動自在部材37に固着された吊り下げ板38と、一端では吊り下げ板38の一方のアーム部39の先端部に連結され、他端では最上位のリンク機構6の一方の端部40に連結されたワイヤー、ロープ、帯等の可撓性の紐状体41と、一端では吊り下げ板38の他方のアーム部42の先端部に連結され、他端では最上位のリンク機構6の他方の端部43に連結されたワイヤー、ロープ、帯等の可撓性の紐状体44とを具備している。
リンク機構6は、特に図4及び図5に示すように、軸部材50を介して互いに回転自在に連結されて折り畳み自在となっている複数の前縁リンク部材51と、軸部材52を介して互いに回転自在に連結されて折り畳み自在となっている複数の後縁リンク部材53と、最上位の前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53の上端部並びに最下位の前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53の下端部に夫々軸部材54を介して回転自在に連結された最上位及び最下位の横部材55と、前縁リンク部材51側及び後縁リンク部材53側の一つ置きの軸部材50及び52に夫々回転自在に連結された横部材55と、軸部材50及び52を介して相互に回転自在に連結された複数の前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53の夫々の折り畳み方向を決定すべく、一つ置きの前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53の夫々に一体的に形成された折り曲げ部56とを具備している。
横部材55の夫々の略中央部には、スリット25を通って縦枠11内に突出した対応の各取付具33の他端が固着されており、リンク機構6の一方の端部40となる最上位の前縁リンク部材51の上端部の軸部材54には、紐状体41の他端が回転自在に連結されており、リンク機構6の他方の端部43となる最上位の後縁リンク部材53の上端部の軸部材54には、紐状体44の他端が回転自在に連結されている。
横部材55が連結されていない軸部材50により相互に回転自在に連結されていると共に互いに隣接する前縁リンク部材51は、最下位の前縁リンク部材51の上昇において、軸部材50が後壁部18に向かうように折り曲げ部56に規制されて折り畳まれるようになっており、同じく、横部材55が連結されていない軸部材52により相互に回転自在に連結されていると共に互いに隣接する後縁リンク部材53は、最下位の後縁リンク部材53の上昇において、軸部材52が前壁部17に向かうように折り曲げ部56に規制されて折り畳まれるようになっており、折り畳まれた前縁リンク部材51と後縁リンク部材53とは、上下方向において交互に位置するようになっている。
昇降機構7は、一端61及び他端62を有していると共に不撓状態に保持された可撓性の長尺体としての有端のチェーン63と、チェーン63をA及びB方向に走行させる走行機構64と、チェーン63の一端61を最下位の羽根4に連結する連結機構65と、最下位の羽根4の下降を阻止する異常が生じた場合に、最下位の羽根4に対する昇降機構7の下降動作を禁止させる禁止機構66と、同じく、最下位の羽根4の下降を阻止する異常が生じた場合に、最下位の羽根4に対する昇降機構7の下降動作を禁止させる他の禁止機構67とを具備している。
走行機構64は、歯車箱71に取付けられた電動モータ72と、歯車箱71内に配された平歯車73及びはすば歯車74と、はすば歯車74に噛み合って歯車箱71内に配されたはすば歯車75と、はすば歯車75が取付けられていると共に軸受76を介して歯車箱71に回転自在に支持されて歯車箱71を貫通した回転軸77と、回転軸77の縦枠11側の一端部に固定されているスプロケットホイール78と、電動モータ72の出力回転軸の回転を減速して平歯車73に伝達するように、電動モータ72の出力回転軸に固着されていると共に歯車箱71内に配された図示しない減速用の歯車とを具備している。
歯車箱71は、縦枠11の上端部に取付けられており、平歯車73及びはすば歯車74は、歯車箱71に軸受81を介して回転自在に支持された軸部材82に固定されており、はすば歯車75は、回転軸77に形成されたスプライン83を介して回転軸77に軸方向に移動自在に取付けられており、回転軸77の回転と共に回転するはすば歯車75は、当該はすば歯車75と一方の軸受76との間に配されたコイルばね84により他方の軸受76に向かって弾性的に付勢されており、スプロケットホイール78には、チェーン63が巻き掛けられている。
走行機構64は、電動モータ72の作動によるその出力回転軸の回転で平歯車73、はすば歯車74及び75並びに回転軸77を介してスプロケットホイール78を回転させ、スプロケットホイール78の回転でチェーン63をA方向又はB方向に走行させるようになっている。
チェーン63は、一端61側では部分的に保持溝21にA方向及びB方向に移動自在に配されており、他端62側では部分的に保持溝22にA方向及びB方向に移動自在に配されており、スプロケットホイール78に掛け回された部位では縦枠11に支持板85を介して支持された保持板86とスプロケットホイール78との間の保持通路87にA方向及びB方向に移動自在に配されており、これら保持溝21及び22並びに保持通路87を形成する保持壁部23及び24並びに保持板86でもってチェーン63の撓みが阻止されており、而して、チェーン63は、保持壁部23及び24並びに保持板86により不撓状態に保持されている。
走行機構64において、チェーン63のA方向の走行による最下位の羽根4の下降途中で最下位の羽根4が異物に衝突、例えば人などに衝突して最下位の羽根4が下降できなくなり、チェーン63を介してはすば歯車75の回転が停止されると、電動モータ72の作動で尚且つ回転されるはすば歯車74によりはすば歯車75はスプライン83に案内されて軸方向にコイルばね84の弾性力に抗して移動されるようになっている。
連結機構65は、チェーン63の一端61に連結固定された長尺体側可動体91と、長尺体側可動体91に対して相対的に上下方向に移動自在になっていると共に最下位の羽根4に連結された羽根側可動体92と、長尺体側可動体91に対する羽根側可動体92の相対的な上下方向の変位を弾性的に許容するように、一端93が長尺体側可動体91に、他端94が羽根側可動体92に連結された弾性体としてのコイルばね95とを具備している。
長尺体側可動体91は、チェーン63と同様にA方向及びB方向に移動自在となるように、保持溝21に部分的に配されて保持壁部23に嵌合した本体部100と、前方に延びて本体部100に一体形成されていると共に先端にコイルばね95の一端93が連結されたアーム部101とを具備している。
羽根側可動体92は、可動体本体102と、可動体本体102に軸部材103を介して揺動自在に取付けられた揺動自在部材104と、一端では可動体本体102に、他端では揺動自在部材104に連結されたコイルばね105とを具備している。
可動体本体102は、上下方向に真直ぐに伸びるスリット110を有する本体部111と、斜め上方に延びて本体部111の上端に一体形成されていると共に一端にコイルばね95の他端94が連結されたアーム部112と、チェーン63と同様にA方向及びB方向に移動自在となるように、保持溝21に部分的に配されて保持壁部23に嵌合すると共に本体部111に一体形成されている嵌合部113と、後方に延びて本体部110に一体形成されていると共にコイルばね105の一端が連結された支持部114と、支持部114に植設されたピン115とを具備している。
揺動自在部材104は、ピン115の端部が配された円弧状のスリット121を有すると共にコイルばね105の他端が連結された本体部122と、本体部122に一体的に形成されていると共に折り返された折り返し部123とを具備している。
揺動自在部材104は、本体部122において可動体本体102の支持部114に軸部材103を介して揺動自在に取付けられており、本体部122の一端で最下位の前縁リンク部材51の下端部及び最下位の横部材55の一端部に軸部材54を介して回転自在に連結されており、折り返し部122の一端で最下位の後縁リンク部材53の下端部及び最下位の横部材55の他端部に軸部材54を介して回転自在に連結されている。
コイルばね105は、支持部114に固着された軸部材103を中心として揺動自在部材104を回動させて当該揺動自在部材104を初期揺動位置、すなわち羽根4が図21に示すように垂直状態に回転されないで図2及び図3等に示すように水平状態に回転された位置に設定するように、揺動自在部材104を弾性的に引っ張っており、軸部材103を中心とする揺動自在部材104の揺動(回動)は、ピン115のスリット121に沿う移動で案内されるようになっている上に、当該揺動自在部材104の揺動(回動)の範囲は、スリット121の両端部によって決定されている。
禁止機構66は、一端が長尺体側可動体91の本体部100に軸部材131を介して回転自在に連結されたアーム部材132と、一端が羽根側可動体92の可動体本体102に軸部材133を介して回転自在に連結されていると共に他端がアーム部材132の他端に軸部材134を介して回転自在に連結されたアーム部材135とを具備している。
一端で本体部100に取付けられていると共に他端に膨大部を有した軸部材131は、スリット110を通っていると共にその膨大端部でスリット110から抜け出ないようになっており、スリット110での本体部111に対する軸部材131の相対的な上下方向の直動、延いては本体部111に対するアーム部材132の一端部の相対的な上下方向の直動は、軸部材131のスリット110に沿う移動で案内されるようになっている。
アーム部材135を回転自在に支持する軸部材133は、可動体本体102の本体部111に取付けられており、アーム部材135は、軸部材133を中心として本体部111に対して回転自在となっている。
禁止機構66は、チェーン63のA方向の走行による最下位の羽根4の下降で最下位の羽根4が異物に衝突、例えば人などに衝突して最下位の羽根4が下降できなくなると、長尺体側可動体91に対して羽根側可動体92がコイルばね95の弾性力に抗して上昇され、羽根側可動体92の斯かる上昇でアーム部材132及び135の夫々が軸部材131及び133の夫々を中心として互いに逆方向に回転して軸部材134を中心として折り畳まれて後方に張り出す結果、図17に示すように軸部材134を介して互いに連結されたアーム部材132及び135の夫々の他端は保持壁部24に衝突し、この衝突によりアーム部材132及び135の夫々の軸部材131及び133の夫々を中心とした互いに逆方向の回転を禁止すると共に本体部100と保持壁部24との間でのアーム部材132の突っ張りでのアーム部材132の他端と保持壁部24との間の摩擦抵抗により又はアーム部材132の他端の保持壁部24への食い込みにより長尺体側可動体91の下降をも禁止し、而して、禁止機構66は、最下位の羽根4の下降を阻止する異常が生じた場合に、コイルばね95の弾性力に抗する長尺体側可動体91に対する羽根側可動体92の相対的な上下方向の変位によるアーム部材132及び135の相互の折り畳みにおけるアーム部材132及び135の相互に回転自在に連結された他端の枠体3の保持壁部24への衝突でもって最下位の羽根4の下降を阻止するようになっている。
禁止機構67は、歯車箱71に取り付けられて配されているリミットスイッチ141と、制御箱142内に配されていると共にリミットスイッチ141からのスイッチ作動信号により電動モータ72への給電を停止する図示しない給電停止電気回路とを具備している。
制御箱142は、縦枠11の上端部にブラケット等を介して取付けられており、リミットスイッチ141は、弾性的に支持された作動片143を有しており、作動片143の変位でスイッチ作動信号を発するようになっている。
禁止機構67は、電動モータ72の作動に基づくチェーン63のA方向の走行による最下位の羽根4の下降途中で最下位の羽根4が異物に衝突、例えば人などに衝突して最下位の羽根4が下降できなくなり、はすば歯車75の回転が停止されてはすば歯車74によりはすば歯車75がスプライン83に案内されて軸方向に移動され、この移動ではすば歯車75がリミットスイッチ141の作動片143を押圧して作動片143を変位させると、リミットスイッチ141からのスイッチ作動信号により給電停止電気回路でもって電動モータ72への給電を停止して電動モータ72の作動を停止させ、而して、チェーン63のA方向の走行を停止して最下位の羽根4への下降力の付加を停止するようになっている。
昇降機構7は、走行機構64によるチェーン63のA方向又はB方向の走行により連結機構65を介して複数の羽根4のうちの最下位の羽根4を昇降させ、而して、複数の羽根4を最下位の羽根4から先行して昇降させるようになっている。
チルト機構8は、特に図7に示すように、回転軸77に対して当該回転軸77を中心として揺動自在(回転自在)となるように軸受151を介して当該回転軸77に設けられていると共に凹所152及び突起153を有した揺動自在部材37と、チェーン63に取付けられていると共にチェーン63のA方向の走行において凹所152に嵌合する突起154と、凹所155を有すると共に図6に示す揺動禁止状態に設定された際には当該凹所155で突起153に係合して揺動自在部材37の回転軸77を中心とした揺動(回転)を禁止する一方、図18に示すように突起154の凹所152への嵌合に際して突起154により回動されて凹所155の突起153への係合を解除し、揺動自在部材37の揺動を許容する揺動許容状態に設定される掛け金部材156と、掛け金部材156を揺動禁止状態に設定するように当該掛け金部材156を弾性的に付勢する弾性手段157とを具備している。
揺動自在部材37は、スプロケットホイール78と同心に配されており、一端に爪部161を有した掛け金部材156は、他端162で軸部材163を介して支持板164に軸部材163を中心として回転自在に取付けられており、支持板164は、揺動自在部材37と支持板85との間で縦枠11の上端に取付けられており、弾性手段157は、一端で支持板164に係止され、他端で掛け金部材156に係止され、中央部が軸部材163に巻き付けられて配されたねじりコイルばねからなり、軸部材163を中心として掛け金部材156を回転させて爪部161を凹所152に向かわせるように、掛け金部材156を弾性付勢している。
チルト機構8は、チェーン63のA方向の走行で図18に示すように突起154の凹所152への嵌入により掛け金部材156を弾性手段157の弾性力に抗して回転させて突起153の凹所155への係合を解除し、この解除により突起154の移動と共に揺動自在部材37を図19に示すように揺動させ、この揺動により上方に引っ張られる紐状体44を介して一連の後縁リンク部材53をコイルばね105の弾性力に抗して一連の前縁リンク部材51に対して相対的に上昇させる一方、下方に下げられる紐状体41を介して一連の前縁リンク部材51を一連の後縁リンク部材53に対して相対的に下降させて、各羽根4で開口2を閉鎖するべく、前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53に連結された横部材55を介して各羽根4を同期的に図21に示すように垂直状態に傾動させるようになっており、その後、電動モータ72の作動の停止で開口2の各羽根4による閉鎖状態は、維持されるようになっている。
縦枠11から縦枠12まで伸びた回転軸77には、スプロケットホイール78と同様に構成された縦枠12側のスプロケットホイールが固着されており、ブラインド装置1は、歯車箱71、歯車箱71内の機構及び電動モータ72を除いて縦枠12側も縦枠11側と同様に構成されている。
ブラインド装置1では、図21に示すように複数の羽根4が開口2を閉鎖するように垂直に傾動された状態となっている状態では、チェーン63に設けられた突起154は、図19に示すように凹所152に配されて突起153と凹所155との係合が解除された状態となっており、掛け金部材156は、揺動自在部材37の外周縁165に当接して揺動自在部材37に対して揺動許容状態を保っている。斯かる状態において電動モータ72が作動されて、平歯車73、はすば歯車74、75及び回転軸77を介してスプロケットホイール78が回転され、この回転によりチェーン63がB方向に走行されると、チェーン63のB方向の走行と共に突起154も回転軸77を中心として移動し、突起154の移動により揺動自在部材37も同方向に回転し、揺動自在部材37のこの回転により、紐状体41を介して最上位の前縁リンク部材51と最上位の前縁リンク部材51の下方に連なる下位の一連の前縁リンク部材51とが一連の後縁リンク部材53に対して相対的に上昇される一方、紐状体44を介して最上位の後縁リンク部材53と最上位の後縁リンク部材53の下方に連なる下位の一連の後縁リンク部材53とがコイルばね105の弾性力に補助されて一連の前縁リンク部材51に対して相対的に下降される結果、複数の羽根4は、同期的に傾動されて図2及び図3に示すような略水平状態にされる。
更にチェーン63がB方向に走行されると、突起154が凹所152から抜け始め、突起154が凹所152から抜けることにより、掛け金部材156が弾性手段157の弾性力により軸部材163を中心として回転され、図6に示すように突起153と凹所155とが係合され、この係合で揺動自在部材37の回転は阻止される。チェーン63のB方向の走行が続行されることによるチェーン63の一端61の上昇で、連結機構65を介してチェーン63の一端61に連結されたリンク機構6の下位の前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53が折り畳まれ始め、この折り畳みにより、図20に示すようにリンク機構6に連結されている複数の羽根4が下方から順次重ね合わされ、複数の羽根4が全て上昇されて互いに重ね合わされると、電動モータ72の作動が停止されて開口2の開放状態が維持される。
開口2の開放状態において電動モータ72が前記と逆に作動されると、チェーン63がA方向に走行され、この走行により上位の前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53から順次折り畳みが解除されて伸長され始め、これにより複数の羽根4の重ね合わせが上位の羽根4から順次解除される。リンク機構6が全て伸長されて複数の羽根4もまたその重ね合わせが全て解除されると、図18に示すように、突起154が案内楔空間166を通って凹所152に嵌入され、この嵌入により突起154が掛け金部材156を弾性手段157の弾性力に抗して回転させて突起153の凹所155への係合を解除し、この解除により突起154の移動と共に揺動自在部材37が回転され、この回転により上方に引っ張られる紐状体44を介して後縁リンク部材53が前縁リンク部材51に対して相対的に上昇されると共に、下方に下げられる紐状体41を介して前縁リンク部材51が後縁リンク部材53に対して相対的に下降されて複数の羽根4が同期的に回転され、図21に示すように開口2が垂直方向に傾動された一連の複数の羽根4により閉鎖状態にされる。その後、電動モータ72の作動が停止され、開口2の閉鎖状態が維持される。
ところで、ブラインド装置1では、一端が長尺体側可動体91の本体部100に軸部材131を介して回転自在に連結されたアーム部材132と、一端が羽根側可動体92の可動体本体102に軸部材133を介して回転自在に連結されていると共に他端がアーム部材132の他端に軸部材134を介して回転自在に連結されたアーム部材135とを有している禁止機構66を具備し、チェーン63のA方向の走行による最下位の羽根4の下降途中で最下位の羽根4が異物に衝突、例えば人などに衝突して最下位の羽根4が下降できなくなると、アーム部材132及び135の夫々を後方に張り出させて、アーム部材132及び135の夫々の他端を保持壁部24に衝突させ、本体部100と保持壁部24との間でアーム部材132を突っ張らせて長尺体側可動体91の強制的な下降を禁止するようになっているために、最下位の羽根4の異物への衝突による安全性を確保でき、しかも、所望の異常負荷で羽根の下降を確実に停止できる。
更に、ブラインド装置1は、禁止機構66に加えて、禁止機構67を具備しているために、最下位の羽根4の異物への衝突による安全性を更に確保できて、フェールセーフなブラインド装置を提供できる。
本発明の実施の形態の例の斜視説明図である。 図1に示す例の一部斜視説明図である。 図2に示す一部の側面説明図である。 図1に示す例の内側側壁部及び羽根本体を除いた一部斜視説明図である。 図4に示す一部の側面説明図である。 図1に示す例の吊り下げ機構及びチルト機構の説明図である。 図1に示す例のチルト機構の説明図である。 図1に示す例の昇降機構の説明図である。 図8に示す昇降機構の正面説明図である。 図8に示す昇降機構の平面説明図である。 図8に示す昇降機構のスプロケットホイール等の側面説明図である。 図1に示すブラインド装置における連結機構及び禁止機構の斜視説明図である。 図12に示すブラインド装置における連結機構及び禁止機構の側面説明図である。 図12に示す連結機構及び禁止機構の一部の斜視説明図である。 図14に示す連結機構及び禁止機構の一部の側面説明図である。 図12に示す連結機構及び禁止機構の一部の平面説明図である。 図12に示す連結機構及び禁止機構の動作説明図である。 図7に示すチルト機構の動作説明図である。 図7に示すチルト機構の動作説明図である。 図1に示す例の昇降機構の動作説明図である。 図1に示す例の昇降機構の動作説明図である。
符号の説明
1 ブラインド装置
2 開口
3 枠体
4 羽根
5 吊り下げ機構
6 リンク機構
7 昇降機構
8 チルト機構
63 チェーン
64 走行機構
65 連結機構
66 禁止機構

Claims (1)

  1. 窓等の建物の開口部に配される枠体と、この枠体に囲まれた開口に互いに並置された複数の羽根と、この複数の羽根のうちの最上位の羽根を吊り下げる吊り下げ機構と、複数の羽根を相互に連結すると共に折り畳み自在なリンク機構と、複数の羽根のうちの最下位の羽根から上昇させると共に当該最下位の羽根を下降させて、複数の羽根を昇降させる昇降機構とを具備しており、昇降機構は、不撓状態に保持された可撓性の長尺体と、この可撓性長尺体を走行させる走行機構と、可撓性長尺体の一端を最下位の羽根に連結する連結機構と、最下位の羽根の下降を阻止する異常が生じた場合に、最下位の羽根に対する昇降機構の下降動作を禁止させる禁止機構とを具備しており、連結機構は、可撓性長尺体の一端に固定された可撓性長尺体側可動体と、最下位の羽根に固定された羽根側可動体と、可撓性長尺体側可動体に対する羽根側可動体の相対的な上下方向の弾性的な変位を許容するように、一端が可撓性長尺体側可動体に、他端が羽根側可動体に連結された弾性体とを具備しており、禁止機構は、一端が可撓性長尺体側可動体に回転自在に連結された一方のアーム部材と、一端が羽根側可動体に回転自在に連結されていると共に他端が一方のアーム部材の他端に回転自在に連結された他方のアーム部材とを具備しており、最下位の羽根の下降を阻止する異常が生じた場合に、弾性体の弾性力に抗する可撓性長尺体側可動体に対する羽根側可動体の相対的な上下方向の変位による一方及び他方のアーム部材の相互の折り畳みにおける一方及び他方のアーム部材の相互に回転自在に連結された他端側の枠体への衝突でもって最下位の羽根の下降を阻止するようになっているブラインド装置。
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