JP4004552B2 - 非信頼性検出装置及び当該非信頼性検出装置を具備する再生装置 - Google Patents
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Description
本発明は、非信頼性検出装置及びこの非信頼性検出装置を具備する再生装置に関する。この非信頼性検出装置は通例2つの比較器を具備し、これら比較器において入力信号が最大の正の信号レベルと零の信号レベルとの間にある正のしきいレベルと、最大の負の信号レベルと零の信号レベルとの間にある負のしきい値レベルとそれぞれ比較される。
背景技術
ビット検出器において、通例、前記信号が正又は負であるかが決定される。正の信号は+1に対応し、負の信号は−1に対応すると言われる。理想的には、決定時の信号値は、+100%又は−100%、すなわち、ノイズ及び他の妨害が無い。+100%又は−100%値の周辺の信号からとられる決定は、ほとんど正確である。零レベル近傍の信号からとられる決定は不確かである。+Vd及び−Vdそれぞれに等しい2つのしきいレベルに関し、+Vdより大きいという決定は+1に対応すると言われ、−Vdよりも小さいという決定は−1に対応すると言われる。
−Vdと+Vdとの間の決定は、それほど確かではない。これらはイレージャと呼ばれる。イレージャの数は、決定しきい値のレベルに強く依存する。しきい値を増大させると、イレージャ率が非常に高く増大する。
イレージャを不確かなビット決定と見なす場合、これら不確かなビット決定をより確かなものとなるようにできる。これはデュアル決定フィードバックイコライザ(DDFE:dual decision feedback equalizer)において行われる。DDFEは従来技術でよく知られている。これに関して、同出願人名における国際特許出願第IB97/00792号(出願人整理番号PHN15894)が参照される。
発明の開示
本発明は、イレージャを検出する非信頼性検出装置を提供することを目的とする。このようなイレージャは入力信号からとられる非信頼性のサンプルとして発生し、これらサンプルからビットが通例検出されるべきである。
本発明による非信頼性装置は、入力信号に応じて非信頼性決定信号を生成する非信頼性検出装置を有し、この装置は、
−前記入力信号を受ける入力手段と、
−前記入力信号を正極性の第1しきい値(+Vd)と比較し、これに応じて第1比較出力信号を供給するのと同等な機能を実行する第1比較手段であって、前記入力信号が第1しきい値を越える際に第1信号値(−1)から第2信号値(+1)に向かって変化したりその逆にもなる第1比較手段と、
−前記入力信号を負極性の第2しきい値(-Vd)と比較し、これに応じて第2比較出力信号を供給するのと同等な機能を実行する第2比較手段であって、前記入力信号が第2しきい値を越える際に第3信号値(−1)から第4信号値(+1)に向かって変化したりその逆にもなる第2比較手段と、
−第1比較出力信号及び第2比較出力信号から距離値を計算するのと同等な機能を実行する距離値計算手段であって、前記距離値がX−Y平面の曲線と固定ポイントとの間の当該X−Y平面内の距離と関係を持ち、前記平面内の前記曲線が、前記X−Y平面のY軸及びX軸それぞれに基づいて第1比較出力信号及び第2比較出力信号の時間同等信号値をプロットし、前記曲線を形成する前記X−Y平面内のポイントを形成することにより得られ、前記X−Y平面内の前記固定ポイント(P3)が前記Y軸に基づいて前記第1信号値をプロットし前記X軸に基づいて前記第4信号値をプロットすることにより得られる、距離値計算手段と、
−前記距離値を距離しきい値と比較し前記距離値が前記距離しきい値を越えない際に非信頼性決定信号を生成するのと同等な機能を実行する第3比較手段と、
を有する。
他の実施例では、本発明による装置は、入力信号に応じて非信頼性決定信号を生成する非信頼性検出装置を有し、この装置が、
−前記入力信号を受けるための入力手段と、
−前記入力信号を正極性の第1しきい値(+Vd)と比較し、これに応じて第1比較出力信号を供給するのと同等な機能を実行する第1比較手段であって、前記入力信号が第1しきい値を越える際に第1信号値(−1)から第2信号値(+1)に向かって変化したりその逆にもなる第1比較手段と、
−前記入力信号を負極性の第2しきい値(-Vd)と比較し、これに応じて第2比較出力信号を供給するのと同等な機能を実行する第2比較手段であって、前記入力信号が第2しきい値を越える際に第3信号値(−1)から第4信号値(+1)に向かって変化したりその逆にもなる第2比較手段と、
−X−Y平面のY軸及びX軸それぞれに基づいて第1比較出力信号及び第2比較出力信号の時間同等信号値をプロットすることにより得られる前記X−Y平面内の曲線が前記X−Y平面内の既定のラインと共通する少なくとも1つのポイントを持つかどうかを決定するのと同等な機能を実行する処理手段であって、前記既定のラインが第1固定ポイント及び第2固定ポイントと相互接続する第1ラインにより形成される前記X−Y平面内の半面内にあり、当該半面内に第3の固定ポイントが位置づけられ、前記第1固定ポイント(P1)が前記Y軸に基づいて前記第1信号値をプロットし前記X軸に基づいて前記第3信号値をプロットすることにより得られ、前記第2固定ポイント(P2)が前記Y軸に基づいて前記第2信号値をプロットし前記X軸に基づいて前記第4信号値をプロットすることにより得られ、前記X−Y平面内の前記第3固定ポイント(P3)が前記Y軸に基づいて前記第1信号値をプロットし前記X軸に基づいて前記第4信号値をプロットすることにより得られる、前記処理手段であって、さらに前記曲線が前記既定のラインと共通する少なくとも1つのポイントを持つことを検出する際に前記非信頼性決定信号を生成する前記処理手段と、
を有する。
本発明は以下の認識に基づいている。前記第1及び第2比較手段、これらはラッチ形態でもよいが、これらの理想的な動作を仮定すると、これら2つの比較手段は同じ決定に達する。すなわち、ビット周波数期間と比較されてこれら比較手段の応答時間が短いとすると、これらの決定は、上記のように定められたX−Y平面の第1ポイントと第2ポイントとの間を前後に動く。
しかしながら、前記比較手段の応答時間がビット期間と同じレベルのとき、決定曲線はX−Y平面の上記のように定められた第1ポイントと第2ポイントとの間の直線から離れる。上記のように定められた第3ポイントP3は、イレージャと対応する。通例、入力信号の各極性変化中で形成される決定曲線は、第1及び第2ポイントを通り、第1、第2及び第3ポイントによって形成される三角形内にある。前記曲線から前記ポイントP3への距離が短くなるほど、イレージャの起こる機会が大きくなる。
本発明によると、前記入力信号の各極性変化中に、前記ポイントP3から決定曲線への距離が決定され、当該距離が距離しきい値と比較される。前記入力信号からとられるサンプルは、前記距離が前記距離しきい値よりも小さいと決定する時点で入力信号からとられるとき、ビットの検出に対して非信頼性を考慮する。第2の実施例においては、前記決定曲線が前記X−Y平面の既定のラインと共通する少なくとも1つのポイントを持つかどうかを決定する。前記入力信号からとられるサンプルは、前記曲線が前記既定のラインと共通する少なくとも1つのポイントを持つ時点で入力信号からとられるとき、ビットの検出に対して非信頼性を考慮する。
【図面の簡単な説明】
以下、本発明のこれらの態様及びその他の態様は、以下の図でこれ以降説明される実施例に基づいて明瞭に説明される。
第1a図は、非信頼性検出装置の第1実施例を示し、第1b図は、非信頼性検出装置の第2実施例を示している。
第2a図は、時間の関数として上記検出装置の入力信号の一例を示し、第2b図は、当該入力信号に応答した上記検出装置の第2比較器ユニットの出力信号を示し、第2c図は、当該入力信号に応答した第1比較器ユニットの出力信号を示している。
第3図は、第2b図及び第2c図に示されるような比較器ユニットの出力信号がX及びY軸に基づいてプロットされた仮想のX−Y平面を示している。
第4a図は、時間の関数として上記検出装置の入力信号の他の例を示し、第4b図は、当該他の入力信号に応答した上記検出装置の第2比較器ユニットの出力信号を示し、第4c図は、当該他の入力信号に応答した第1比較器ユニットの出力信号を示している。
第5図は、第4b図及び第4c図に示されるような比較器ユニットの出力信号がX及びY軸に基づいてプロットされた仮想のX−Y平面を示している。
第6図は、第1b図の装置における処理ユニット11の詳細を示している。
第7図は、記録担体から情報を読み取る装置に第1図の検出装置を組み込んだ態様を示している。
第8図はまた、当該入力信号における2つの極性遷移を表す2つの曲線のX−Y平面を示している。
発明を実施するための最良の形態
第1図は、非信頼性検出装置の実施例を示している。この装置は、入力信号を受ける入力端子1を有し、この入力端子は、第1比較器ユニット2及び第2比較器ユニット4の一方の入力部と結合される。第1比較器ユニット2の他方の入力部は、第1閾値+Vdの得られる端子6と結合される。第2比較器ユニット4の他方の入力は、第2閾値−Vdの得られる端子8と結合される。これら第1及び第2比較器ユニット2及び4の出力部は、距離計算ユニット10の対応する入力にそれぞれ結合される。かかる距離計算ユニットは、比較器ユニット12の一方の入力部に結合される出力部を有する。比較器ユニット12の他方の入力部は、閾値Tの得られる端子14に結合される。比較器ユニット12の出力部は、信号端子16に結合され、この端子において非信頼性決定信号が得られる。
第1b図は、本装置の他の実施例を示しており、第1a図の装置とよく似ている。第1b図の装置は、上記距離計算ユニット10及び比較器ユニット12に代えて処理ユニット11が設けられている点で、第1a図の装置とは異なる。このユニット11は、上記非信頼性決定信号を供給する出力端子16に結合される出力部を有する。
以下、これら双方の実施例の動作を説明する。
上記第1比較器ユニット2は、当該入力信号を第1の閾値+Vdと比較し、これに応答して第1の比較出力信号をその出力に供給する。上記第2比較器ユニット4は、当該入力信号を第2の閾値−Vdと比較し、これに応答して第2の比較出力信号をその出力部に供給する。これら第1及び第2の比較器ユニット2及び4の動作については、第2図及び第3図並びに第4及び第5図を参照してさらに詳しく説明する。
第2a図は、入力信号の極性反転期間における当該入力信号の一部分を時間の関数として示したものである。第2a図はさらに、上記第1及び第2の閾値+Vd及び−Vdをそれぞれ示している。第2b図は、比較器ユニット4の出力信号を時間の関数として概略的に示し、第2c図は、比較器ユニット2の出力信号を時間の関数として概略的に示している。時点t0において上記−Vdレベルと交差すると、比較器ユニット4の出力信号は、レベル−1の如き負レベル(請求の範囲に記載の第3信号レベル)から、レベル+1の如き正レベル(請求の範囲に記載の第4信号レベル)へと変化する。時点t1において上記+Vdレベルと交差すると、比較器ユニット2の出力信号は、レベル−1の如き負レベル(請求の範囲に記載の第1信号レベル)から、レベル+1の如き正レベル(請求の範囲に記載の第2信号レベル)へと変化する。
第3図は、第1比較器ユニット2の出力信号が垂直方向のY軸に基づき(又は沿って)プロットされ、第2比較器ユニット4の出力信号が水平方向のX軸に基づき(又は沿って)プロットされた仮想X−Y平面を示している。比較器ユニット2及び4の出力信号の時間に等価な信号値は、X−Y平面において(複数の)ポイントを形成するよう組み合わされ、かかるポイントは、ポイントP1とP2との間で曲線を形成することになる。このポイントP1は、時点t0及びそれより前の状態を表しており、ここでは比較器ユニット2及び4の両出力信号が出力値−1を有する。ポイントP2は、時点t2及びそれより後の状態を表しており、ここでは比較器ユニット2及び4の両出力信号が出力値+1を有する。これらポイントP1からP2までの曲線上における他のポイントには、当該入力信号が上記閾値+Vdと交差するときの時点t1の状態を表すポイントP4(t1)と、上記比較器ユニット4の出力信号がレベル+1に達したときの状態を表すポイントP5(t3)とがある。したがって、この遷移期間においては、当該曲線がポイントP1からポイントP2への方向に従って引かれることになる。
いま、第2a図に示される入力信号の一部分が、負極性から正極性へと極性反転を含んで、当該時間軸近傍上で鏡像された場合を考える。このような鏡像は、当該入力信号の正極性から負極性への極性反転を導くことになる。故に、このような極性反転が第3図に示されるようにX−Y平面における同一曲線を導くことになることは明らかであるが、かかる曲線は、この場合ポイントP2からポイントP1への方向を辿ることになる。
第4a図も、極性反転期間における当該入力信号の一部を時間の関数として示している。第2a図と比較すると、第4a図における極性反転は、より緩慢なものである。また第4b図も、上記比較器ユニット4の出力信号を時間の関数として概略的に示し、第4c図も、比較器ユニット2の出力信号を時間の関数として概略的に示している。
第5図もまた、上記第1比較器ユニット2の出力信号が垂直方向のY軸に基づき(又は沿って)プロットされ、上記第2比較器ユニット4の出力信号が水平方向のX軸に基づき(又は沿って)プロットされた仮想X−Y平面を示している。このポイントP1は、時点t10及びそれより前の状態を表しており、ここでは比較器ユニット2及び4の両出力信号が出力値−1を有する。ポイントP2は、時点t13及びそれより後の状態を表しており、ここでは比較器ユニット2及び4の両出力信号が出力値+1を有する。ポイントP1からP2までの曲線上における他のポイントには、当該入力信号が上記閾値+Vdと交差するときの時点t11の状態を表すポイントP4(t11)と、上記比較器ユニット4の出力信号がレベル+1に達したときの状態を表すポイントP5(t12)とがある。
第3図及び第5図における曲線は、ポイントP3からある距離Dだけ離れている。第3図と第5図とを比較すると、ポイントP3からの当該曲線の距離Dは、第3図の方が第5図のものよりも長いことは明らかである。ポイントP4からP5までの時間間隔の間における当該入力信号からその距離Dを得る場合には、ポイントP3からの当該曲線の距離Dが短いほど、その信号サンプルの非信頼性(信頼性のなさ)は大きくなる。
第1a図における上記距離計算ユニット10は、こうした距離の値Dを計算するように構成され、かかる距離の値は、上記比較器ユニット12の一方の入力部に供給される。この比較器ユニット12は、その計算された距離Dを閾距離値Tと比較する。計算された距離Dがその閾値Tよりも小さければ、この比較器ユニット12は、上記出力端子16において非信頼性検出信号を生成する。
第3図及び第5図に示される曲線は、理想的な曲線である。実際に近い曲線は、第8図に示される。第8図は、ポイントP1からP2までの2つの曲線C1及びC2を示しており、これらは異なる形状の入力信号における2つの極性遷移を表している。第1a図の実施例につきこれまで説明してきたものとは異なる形態で、当該入力信号から得られるサンプルが信頼できないか否かを検出するために、第1b図の実施例を適用することもできる。
次に、第1b図の実施例の処理ユニット11の動作を説明する。この処理ユニット11は、図にある曲線C1及びC2の如き曲線が、前記X−Y平面における既定のラインと共通にして少なくとも1つのポイントを有するかどうかを決定することに相当する動作を行うように構成される。このラインは、ラインl(エル)により第8図に示されている。
このラインlは、上記ポイントP1及びP2を相互接続する線により形成され、上記ポイントP3が配置される当該X−Y平面内の片方の平面に位置するものとして定義づけられる(第8図参照)。
より詳しくは、このラインlは、上記ポイントP1及びP2に通じる上記の線と、当該ポイントP3との間の前記片方の平面に位置する。第8図からは、曲線C2がラインlと共通のポイントを少なくとも1つ有することが分かる。そこで上記処理ユニット11は、曲線C2がラインlと共通のポイントを少なくとも1つ有することを確証した上で非信頼性決定信号を発生するようにしている。曲線C2がポイントP3とP4との間に続く時間間隔に対応する時間間隔において当該入力信号から得られるサンプルは、この場合非信頼性と考慮される。
第6図は、第1b図の処理ユニット11の詳細を示している。このユニット11は、エミッタ同士が接続された第1トランジスタ対Tr1,Tr2と、これもエミッタ同士が接続された第2トランジスタ対Tr3,Tr4とを有している。これらトランジスタは、NPNトランジスタの形態を採っている。トランジスタ対Tr1,Tr2のベースは、当該処理ユニット11の第1の入力部たる、符号「22」の付された端子と結合される。トランジスタ対Tr3,Tr4のベースは、当該計算ユニット10の第2の入力部たる、符号「24」の付された端子と結合される。どちらのトランジスタ対の相互接続エミッタも、それぞれ対応する電流源Iを介してグランドのような定電位の位置に結合される。
トランジスタTr1及びTr4のコレクタは相互接続され、インピーダンスRを介して定ポテンシャル(+)の第2ポイントに結合される。トランジスタTr2及びTr3のコレクタは、インピーダンスRを介して定ポテンシャル(+)の第2ポイントに結合される。これら相互接続されたコレクタは、処理ユニット11の出力部を形成する26で示される端子にさらに結合される。さらに、Tで示される電流源は、トランジスタTr2及びTr3の相互接続されたコレクタと定ポテンシャルの第1ポイントとの間に結合されて利用できる。前記電流源Tは、第8図に示されるように、ポイントP3に関してラインlの位置を設定する電流として識別できた。本実施例では、ラインlは、ラインO-P3に垂直である。前記電流源Tの電流振幅度を可変することは、O-P3軸方向にラインlをシフトすることになる。
曲線C1により特徴づけられる極性遷移中、出力端子26での信号の極性は変化しない。このことは、この遷移中検出された(1つ又は複数の)ビットが信頼できることを示す。曲線C2により特徴づけられる極性遷移中、曲線C2は前記ラインlと交差する。これは、出力端子26での信号の極性を変化させる結果となる。このことは、この遷移中前記入力信号からとったサンプルに応じて検出されたビットが信頼できないことを示す。
上述した非信頼性検出装置は、記録担体からデータを読み出すための装置に用いることができる。この装置は、第7図に示される。前記読み出し装置は、磁気記録担体のような、記録担体32から信号を読み出すための読み出しユニット30を有する。この読み出しユニット30は、記録担体32から情報を読み出すための読み出しヘッド34を有する。このようにして得られた情報は、従来技術で知られているようにビット検出器ユニット40へと同様に、非信頼性検出装置20の入力端子1に出力部36を介して供給される。前記非信頼性検出装置20の出力端子16は、ビット検出器ユニット40の制御信号入力部42に結合される。ビット検出器ユニット40の出力部44は、前記読み出し装置の出力端子46に結合される。
前記非検出装置20の出力信号は、ビット検出器ユニット40の制御信号入力部42に供給される。前記装置20により供給される非信頼性検出信号に応じて、ビット検出器ユニット40は、前記非信頼性検出装置が何ら検出信号を生成しないとき変形されていないビットを発するか、又は非信頼性決定信号が生成された場合にビットを訂正するために、前記ビットに訂正ステップを実行するかの何れかを行うだろう。
本発明は上述の好ましい実施例を参照して述べられたが、これらは限定された例ではないと理解されたい。したがって、種々の変形が、請求項で規定されたように本発明の範囲から外れることなしに当業者にとっては明らかであろう。例として、請求項では、第1比較手段が、入力信号と正極性の第1しきい値とを比較し、これに応じて第1比較出力信号を供給するのと同等な機能を実行し、第2比較手段が、入力信号を負極性の第2しきい値とを比較し、これに応じて第2比較出力信号を供給するのと同等な機能を実行するように、規定されている。上記理由により、このような振る舞いを実現する種々のやり方が可能である。これらのうちの1つは、第1図を参照して説明したやり方である。他のやり方も可能であり、電圧+Vdを入力信号に加えて、このようにして得られた信号を比較器ユニット4内でゼロしきい値と比較し、入力信号から電圧+Vdを減算して、このようにして得られた信号を比較器ユニット2内でゼロしきい値と比較することもできる。
さらに、本発明は、それぞれが新規な特徴とこれら特徴の組み合わせの中にある。
Claims (6)
- 入力信号に応じて非信頼性決定信号を生成するための非信頼性検出装置であって、−前記入力信号を受けるための入力手段と、
−前記入力信号を正極性の第1しきい値と比較し、これに応じて第1比較出力信号を供給するのと同等な機能を実行する第1比較手段であって、前記入力信号が第1しきい値を越える際に第1信号値から第2信号値に向かって変化したりその逆にもなる第1比較手段と、
−前記入力信号を負極性の第2しきい値と比較し、これに応じて第2比較出力信号を供給するのと同等な機能を実行する第2比較手段であって、前記入力信号が第2しきい値を越える際に第3信号値から第4信号値に向かって変化したりその逆にもなる第2比較手段と、
−第1比較出力信号及び第2比較出力信号から距離値を計算するのと同等な機能を実行する距離値計算手段であって、前記距離値がX−Y平面の曲線と固定ポイントとの間の当該X−Y平面内の距離と関係を持ち、前記平面内の前記曲線が、前記X−Y平面のY軸及びX軸それぞれに基づいて第1比較出力信号及び第2比較出力信号の時間同等信号値をプロットし、前記曲線を形成する前記X−Y平面内のポイントを形成することにより得られ、前記X−Y平面内の前記固定ポイントが前記Y軸に基づいて前記第1信号値をプロットし前記X軸に基づいて前記第4信号値をプロットすることにより得られる、距離値計算手段と、
−前記距離値を距離しきい値と比較し前記距離値が前記距離しきい値を越えない際に非信頼性決定信号を生成するのと同等な機能を実行する第3比較手段と、
を有する非信頼性検出装置。 - 入力信号に応じて非信頼性決定信号を生成するための非信頼性検出装置であって、
−前記入力信号を受けるための入力手段と、
−前記入力信号を正極性の第1しきい値と比較し、これに応じて第1比較出力信号を供給するのと同等な機能を実行する第1比較手段であって、前記入力信号が第1しきい値を越える際に第1信号値から第2信号値に向かって変化したりその逆にもなる第1比較手段と、
−前記入力信号を負極性の第2しきい値と比較し、これに応じて第2比較出力信号を供給するのと同等な機能を実行する第2比較手段であって、前記入力信号が第2しきい値を越える際に第3信号値から第4信号値に向かって変化したりその逆にもなる第2比較手段と、
−X−Y平面のY軸及びX軸それぞれに基づいて第1比較出力信号及び第2比較出力信号の時間同等信号値をプロットすることにより得られる前記X−Y平面内の曲線が前記X−Y平面内の既定のラインと共通する少なくとも1つのポイントを持つかどうかを決定するのと同等な機能を実行する処理手段であって、前記既定のラインが第1固定ポイント及び第2固定ポイントと相互接続する第1ラインにより形成される前記X−Y平面内の半面内にあり、当該半面内に第3の固定ポイントが位置づけられ、前記第1固定ポイントが前記Y軸に基づいて前記第1信号値をプロットし前記X軸に基づいて前記第3信号値をプロットすることにより得られ、前記第2固定ポイントが前記Y軸に基づいて前記第2信号値をプロットし前記X軸に基づいて前記第4信号値をプロットすることにより得られ、前記X−Y平面内の前記第3固定ポイントが前記Y軸に基づいて前記第1信号値をプロットし前記X軸に基づいて前記第4信号値をプロットすることにより得られる、前記処理手段であって、さらに前記曲線が前記既定のラインと共通する少なくとも1つのポイントを持つことを検出する際に前記非信頼性決定信号を生成する前記処理手段と、
を有する非信頼性検出装置。 - 請求項2に記載の非信頼性検出装置であって、前記処理手段が、
−前記第1比較出力信号を受けるための第1入力端子及び前記第2比較出力信号を受けるための第2入力端子と、
−相互接続された第1主電極を有し、及び前記第1入力端子に結合されるこれら制御電極を有する第1トランジスタ対と、
−相互接続された第1主電極を有し、及び前記第2入力端子に結合されるこれら制御電極を有する第2トランジスタ対と、
を有し、
第1トランジスタ対と第2トランジスタ対の1つのトランジスタの第2主電極が相互接続され、第1トランジスタ対と第2トランジスタ対の他のトランジスタの第2主電極が相互接続されている、非信頼性検出装置。 - 入力信号に応じて非信頼性決定信号を生成する非信頼性検出装置であって、
−前記入力信号を受けるための入力手段と、
−前記入力信号を正極性の第1しきい値と比較し、これに応じて第1比較出力信号を供給するのと同等な機能を実行する第1比較手段であって、前記入力信号が第1しきい値を越える際に第1信号値から第2信号値に向かって変化したりその逆にもなる第1比較手段と、
−前記入力信号を負極性の第2しきい値と比較し、これに応じて第2比較出力信号を供給するのと同等な機能を実行する第2比較手段であって、前記入力信号が第2しきい値を越える際に第3信号値から第4信号値に向かって変化したりその逆にもなる第2比較手段と、
処理手段と、
を有する非信頼性検出装置であって、
前記処理手段が、
(a)前記第1比較出力信号を受けるための第1入力端子及び前記第2比較出力信号を受けるための第2入力端子と、
(b)相互接続された第1主電極を有し、及び前記第1入力端子に結合されるこれら制御電極を有する第1トランジスタ対と、
(c)相互接続された第1主電極を有し、及び前記第2入力端子に結合されるこれら制御電極を有する第2トランジスタ対と、
(d)前記非信頼性決定信号を供給するための出力部と、
を有し、
第1トランジスタ対と第2トランジスタ対の1つのトランジスタの第2主電極が相互接続され、第1トランジスタ対と第2トランジスタ対の他のトランジスタの第2主電極が相互接続されている、非信頼性検出装置。 - 請求項3又は4に記載の非信頼性検出装置であって、前記処理手段がさらに前記相互接続された第2主電極の1つに結合される電流生成器を有する非信頼性検出装置。
- 記録担体からデータを読み出す装置であって、当該装置は、
−前記記録担体から信号を読み出す読み出し手段と、
−前記信号内のビットを検出する検出手段と、
−前記データとして前記ビットを供給する出力手段と、
を有し、
さらに請求項1,2又は4に記載の非信頼性検出装置を具備する装置。
Applications Claiming Priority (3)
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