JP3930061B2 - エンベロープ検波器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、VTRのノイズレスピクチャーサーチのために用いるエンベロープ検波器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘリカルスキャン方式のVTRにおいては、ピクチャーサーチなどの特殊再生を行う際、回転磁気ヘッドがトラックを横切りながら再生を行うために、画面上にノイズバーが生じる。これを避けるため最近では、ダブルアジマスの各ヘッドから信号を出力し、この出力信号のエンベロープを比較し、この比較結果に応じて最適な出力信号を選択して再生出力とすることにより、ノイズ部分の信号の埋め込みを行い、ノイズバーをなくした、いわゆるノイズレスピクチャーサーチを行っている。
【0003】
図3は、前記ダブルアジマスの各ヘッドからの出力信号の比較を行うための、エンベロープ比較回路のブロック図である。すなわちこの回路は、ダブルアジマスの各ヘッドからの出力信号を入力端子31,32に入力し、それぞれの入力信号をエンベロープ検波器33、34によりエンベロープ検波した後、比較器35によりレベル比較を行い、出力端子36から比較結果の出力を得る。この比較結果に基づき、ダブルアジマスヘッドからの出力信号を切り換えて出力することにより、トラックを横切るときに生じるノイズの発生を大幅に低減できる。
【0004】
図4は、図3に使用される従来のエンベロープ検波器の回路図である。すなわち、回転ヘッドの再生信号の入力される入力端子41は、シングル入力差動出力アンプ42の入力に接続し、シングル入力差動出力アンプ42の差動出力は、それぞれトランジスタQ41,Q42のベースに接続する。トランジスタQ41,Q42の共通エミッタは、抵抗R41とコンデンサC41を介して接地する。抵抗R41とコンデンサC41の接続点はトランジスタQ43のベースに接続する。トランジスタQ43エミッタは、電流源I41に接続するとともに出力端子43に接続する。
【0005】
この回路は、入力端子41のヘッド出力信号を、シングル入力差動出力アンプ42により差動変換し、その出力をトランジスタQ41、Q42により全波整流し、コンデンサC41によりピークホールドした後、トランジスタ 43のエミッタから出力することにより、エンベロープ検波を行うものである。
【0006】
しかしながら、コンデンサC41への充電電流は抵抗R41とコンデンサC41の時定数で決まり、放電電流がトランジスタQ43ベース電流とコンデンサC41とで決まる。そして図5に示すように、入力波形(a)の振幅の変化点aaでの(b)に示す出力波形は、充電時はRC時定数のため速い立ち上がりを示す。一方ヘッド出力からの再生エンベロープ信号はノイズを含んでおり、特にトラックを横切るときなど出力振幅が大きく変化する点においては、そのノイズ分が増えてしまう。
【0007】
このため、上記の時定数を小さく選ぶとエンベロープ出力がノイズに追従してしまい、図3の出力端子36の出力信号にチャタリングが発生する。これにより、画面上に新たな信号切換ノイズが発生する、という問題があった。これを避けるためコンテンサC41を大きくすると、IC内蔵化が困難になる。また抵抗R41を大きくすると、定常的なDCレベルがトランジスタQ43のベース電流と抵抗R41の積などで決まるため、比較するエンベロープ検波器33,34出力間のDCオフセットが大きくなる、などの問題もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来のノイズレスピクチャーサーチに用いたエンベロープ検波器では、エンベロープ検波の充放電時定数を小さくするとチャタリングを起こし、時定数を大きくするとこの回路のIC内蔵化が困難になるばかりか、DCオフセットが増える、という欠点があった。
この発明は、ノイズレスピクチャーサーチに適した、エンベロープ検波器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るエンベロープ検波器は、回転磁気ヘッドの再生信号を全波整流する整流部と、第1の入力および第2の入力を備え、第1の入力と整流部の出力とが接続されて全波整流された再生信号を増幅する差動増幅部と、一端が差動増幅部の出力と接続されるとともに他端が接地され、差動増幅部の増幅出力をピークホールドしてエンベロープ検波し、かつ差動増幅部のスルーレートに基づき全波整流された再生信号の振幅変化に応じて差動増幅部の出力信号の変化を制限するキャパシタと、キャパシタが変換したエンベロープ検波信号を差動増幅部の第2の入力に帰還させる帰還部とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
上記した手段により、入力信号の変動量が大きいとき若しくはノイズなどにより入力のエンベロープが乱されているときは、スルーレートが制限されるため、入力の振幅変動に対して出力が緩やかに追従し、入力信号の変動量が小さいときは、出力は入力のエンベロープ波形に正確に追従し、DCオフセット量も小さくできる。
【0011】
【実施例】
以下、この発明の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施例を示す回路図である。図1において、回転ヘッドの再生信号の入力される入力端子11は、シングル入力差動出力アンプ12の入力に接続する。シングル入力差動出力アンプ12の差動出力はそれぞれトランジスタQ11,Q12のベースに接続する。トランジスタQ11,Q12の共通エミッタは電流源I11を介して接地する。トランジスタQ11,Q12の共通エミッタと電流源I11の接続点は、トランジスタQ13のベースに接続する。トランジスタQ13のコレクタはカレントミラーCM11の入力に、カレントミラーCM11の出力はトランジスタQ14のコレクタ、トランジスタQ15のベースに接続するとともにコンデンサC11を介して接地する。トランジスタQ13,Q14の共通エミッタは、電流源I12を介して接地する。トランジスタQ14のベースとトランジスタQ15のエミッタは電流源I13を介して接地する。トランジスタQ15のエミッタは出力端子13に接続する。
【0012】
このように構成されたエンベロープ検波器は、入力端子11に入力されたヘッド出力信号をシングル入力差動出力アンプ12により差動変換し、その出力をトランジスタQ11,Q12により全波整流し、トランジスタQ13〜Q15,カレントミラーCM11、電流源I12〜I13により構成されたボルテージフォロア回路内のコンデンサC11でピークホールドした後(入力信号の信号ピークに近い値に平滑した後)、トランジスタQ15のエミッタから出力することにより、エンベロープ検波を行う。
【0013】
この回路においては、コンデンサC11への充放電電流が電流源I12,トランジスタQ15のベース電流とコンデンサC11で決まるため、図2(a)に示すように、入力信号の振幅変化が大きいときは、スルーレートが制限されているために、図2(b)のbbのように緩やかな変化の出力になる。
【0014】
入力振幅の変化点での出力信号波形は、コンデンサC11接続点のスルーレートで決まる。この場合、電流源I12の電流値を絞れば充放電時定数が大きくできるためIC化にも適している。また入力振幅が小さいなど、入力信号がスルーレート制限されないときはボルテージフォロアとして帰還がかかり、DCオフセットは小さくなるため、比較器での切り換えの精度を向上できる。
【0015】
この実施例では、全波整流出力を帰還型アンプで伝送し、そのスルーレートを制限するようにしたため、切り換え時のチャタリングを抑えることができ、かつDCオフセットも少ないためエンベロープ比較の精度も向上できる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のエンベロープ検波器によれば、エンベロープ検波された信号を帰還型アンプで伝送し、そのスルーレートを制限するようにしたため、切り換え時のチャタリングを抑えることができるばかりか、DCオフセットも少ないため比較の精度向上も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエンベロープ検波器の一実施例を説明するための回路図。
【図2】図1の入出力の信号状態を説明するための信号波形図。
【図3】従来のノイズレスピクチャーサーチに使用したエンベロープ比較回路を説明するための回路構成図。
【図4】従来のエンベロープ検波器を説明するための回路図。
【図5】図4の入出力の信号状態を説明するための信号波形図。
【符号の説明】
11…入力端子、 12…シングル入力差動出力アンプ、
Q11〜Q15…トランジスタ、 CM11…カレントミラー、
I12〜I13…電流源、 C11…コンデンサ。

Claims (1)

  1. 回転磁気ヘッドの再生信号を全波整流する整流部と、
    第1の入力および第2の入力を備え、前記第1の入力と前記整流部の出力とが接続されて前記全波整流された再生信号を増幅する差動増幅部と、
    一端が前記差動増幅部の出力と接続されるとともに他端が接地され、前記差動増幅部の増幅出力をピークホールドしてエンベロープ検波し、かつ前記差動増幅部のスルーレートに基づき前記全波整流された再生信号の振幅変化に応じて前記差動増幅部の出力信号の変化を制限するキャパシタと、
    前記キャパシタが変換した前記エンベロープ検波信号を前記差動増幅部の第2の入力に帰還させる帰還部と
    を備えたことを特徴とするエンベロープ検波器。
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