JP4003806B2 - カード型装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、PCカードやCFカード等のカード型装置およびその製造方法に関するものである。なお、CF(コンパクトフラッシュ)は、日本国特許庁に商標登録されている登録商標である。
図10aにはカード型装置の一形態例が模式的な平面図により示され、図10bには図10aに示されるカード型装置の模式的な側面図が示され、図10cには図10aのA−A部分の断面図が模式的に示されている。カード型装置1は、回路基板2と、この回路基板2を収容しているカード型ケース3とを有して構成されている。回路基板2には、回路構成用の部品(図示せず)が搭載され、また、回路パターン(図示せず)が形成され、それら部品と回路パターンにより回路が構成されている。
カード型ケース3は、片端側を除いた回路基板2のほぼ全ての領域を収容するケース本体部5と、このケース本体部5に連続して設けられ回路基板2の片端側を収容するエクステンド部6とを有して構成されている。ケース本体部5は、回路基板2の表面に対向させて配置されるメタルカバー7と、回路基板2の裏面側に対向させて配置されるメタルカバー8と、回路基板2の両側の側端面の外側領域に配置されメタルカバー7,8と一体的に設けられている樹脂材料から成るフレーム9(9A,9B)とを有して構成されている。
エクステンド部6は樹脂材料により構成されており、回路基板2の片端側の表面側から回路基板2の端面の外側領域を通って回路基板2の片端側の裏面側に回り込む態様と成している。
特開平11−219418号公報 特開2000−57299号公報
ところで、カード型装置1には無線通信機能を備えたものがある。無線通信機能を備えたカード型装置1にはアンテナが設けられている。カード型装置1に設けられるアンテナとしては、例えば、カード型ケース3の外側に突出形成される棒状の態様のものや、回路基板2の基板面上に配設される表面実装タイプのもの等がある。無線通信機能を備えたカード型装置1は、上記のようなアンテナを設けなければならないので、アンテナを持たないカード型装置1に比べて、部品点数が多くなり易く、また、カード型装置1の組み立て作業が煩雑になるという問題がある。
また、カード型装置1のカード型ケース3内に収容されている回路基板2の回路は通電により発熱する。この発熱によって、カード型ケース3内の温度が上昇し、これにより、メタルカバー7,8の温度も上昇する。例えば、カード型装置1の利用者が、その熱くなったメタルカバー7,8に触れると、その熱さによって不快感を持つという問題がある。
この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決するための手段としている。すなわち、この発明は、
回路基板と、回路基板収容用のカード型ケースとを有し、
カード型ケースは、ケース本体部と、このケース本体部に連続された樹脂材料から成るエクステンド部とを有し、前記回路基板の一端側がエクステンド部に収容される構成と成し、
ケース本体部は、回路基板の少なくとも表裏一方側の基板面に対向して配置されるメタルカバーを備えており、
エクステンド部を構成しているケース壁の内部には、メタルカバーから伸長形成された導体板から成るメタルカバー延設部が埋設されていると共に、メタルカバー延設部と間隔を介してアンテナ素子を構成する導体板も埋設されていることを特徴としている。
この発明によれば、カード型ケースのエクステンド部を構成しているケース壁の内部にアンテナ素子構成用の導体板が埋設されている構成とした。つまり、この発明では、アンテナ素子構成用の導体板はカード型ケースのエクステンド部の一部と成すことから、アンテナ素子構成用の導体板がカード型ケースと別体である場合に比べて、カード型装置を組み立てる際の部品点数を削減することができる。また、部品点数の削減により、カード型装置の組み立て工程の簡略化を図ることができる。
さらに、この発明によれば、カード型ケースのエクステンド部のケース壁内部に、メタルカバーの端部から伸長形成されたメタルカバー延設部が埋設されている。この構成により、メタルカバーの熱がエクステンド部に伝熱されてエクステンド部に分散し易くなる。このため、メタルカバー延設部が設けられていない場合に比べて、メタルカバーの温度上昇を抑えることができる。また、この発明では、カード型ケースのエクステンド部のケース壁内部にはアンテナ素子構成用の導体板も埋設されている。例えば、回路基板の回路と、エクステンド部のケース壁内部のアンテナ素子構成用の導体板とを直接的に電気的に接続させる給電手段が設けられる場合がある。この場合には、エクステンド部のケース壁内部のアンテナ素子構成用の導体板は、その給電手段によって、回路基板と熱的にも接続される状態となる。このため、回路基板の回路の発熱の一部が、給電手段を通ってアンテナ素子構成用の導体板に伝熱され、アンテナ素子構成用の導体板からエクステンド部に分散される。これにより、回路基板自体の温度上昇を抑制することができ、回路基板から発せられる熱量を減少させることができる。これにより、回路基板の発熱に起因したメタルカバーの温度上昇を抑制することができる。
ところで、カード型装置が例えばパソコン等の装置のカード挿入用のスロット内に収容される場合には、カード型ケースのエクステンド部はスロットから外に突き出た状態となる。この発明では、そのエクステンド部にメタルカバー延設部を埋設形成すると共に、アンテナ素子構成用の導体板をも埋設する構成となっている。それらメタルカバー延設部と、アンテナ素子構成用の導体板とによって、上述したように、メタルカバーの温度上昇に関与する熱がエクステンド部のケース壁に分散され易くなる。このため、メタルカバーの温度上昇に関与する熱は、メタルカバー延設部やアンテナ素子構成用の導体板を介してエクステンド部から外部に放熱されることとなり、メタルカバーの温度上昇を効果的に抑制することができるというものである。
第1実施例において特徴的な部分を抜き出して示した模式的な断面図である。 アンテナ素子構成用の導体板を回路基板の無線通信用の回路に電気的に接続させるための接続手段の一構成例を説明するためのモデル図である。 アンテナ素子構成用の導体板と回路基板の無線通信用の回路との接続手段の別の構成例を説明するためのモデル図である。 第2実施例のカード型装置を構成しているカード型ケースの構成例を説明するための断面図である。 カード型装置の一製造工程例を説明するための図である。 図5と共に、カード型装置の一製造工程例を説明するための図である。 図5、図6aと共に、カード型装置の一製造工程例を説明するための図である。 さらに、図5、図6a、図6bと共に、カード型装置の一製造工程例を説明するための図である。 第3実施例において特徴的な部分を抜き出して示した模式的な断面図である。 第4実施例において特徴的な部分を抜き出して示した模式的な断面図である。 第5実施例において特徴的な部分を抜き出して示した模式的な断面図である。 第5実施例のカード型装置を構成するピース壁の一形態例を説明するための断面図である。 カード型装置の一従来例を説明するための図である。 図10aのカード型装置の模式的な側面図である。 図10aのカード型装置の部分的な断面図である。
符号の説明
1 カード型装置
2 回路基板
3 カード型ケース
5 ケース本体部
6 エクステンド部
7,8 メタルカバー
11 メタルカバー延設部
12,20 アンテナ素子構成用の導体板
14,21 接続部材
15 開口部
17 連結部
18 孔部
23 ピース壁片
以下に、この発明に係る実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に述べる実施例の説明において、図10a〜図10cに示されるカード型装置と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
図1には第1実施例のカード型装置において特徴的な部分が模式的な断面図により示されている。この第1実施例のカード型装置1は、図10a〜図10cに示されるカード型装置1と同様に、回路基板2と、当該回路基板2を収容するためのカード型ケース3とを有し、カード型ケース3はケース本体部5とエクステンド部6を有して構成されている。そのケース本体部5は、回路基板2の表面に対向配置するメタルカバー7と、回路基板2の裏面に対向配置するメタルカバー8と、回路基板2の両側の側端端面の外側領域にそれぞれ配置される樹脂材料から成るフレーム9(9A,9B)とを有して構成されている。
カード型ケース3のエクステンド部6は樹脂材料により構成されている。当該エクステンド部6は、回路基板2の端部の表面側から回路基板2の端面の外側領域を通って回路基板2の裏面側に回り込む態様を有している。この第1実施例では、エクステンド部6の回路基板表面側の部位には、メタルカバー7から伸長形成された導体板から成るメタルカバー延設部11が埋設されている。また、この第1実施例では、エクステンド部6の回路基板表面側の部位には、メタルカバー延設部11と間隔を介して、導体板12も埋設されている。この第1実施例のカード型装置1は無線通信機能を備えたものであり、その導体板12は、無線通信を行うためのアンテナ素子を構成するものである。
つまり、エクステンド部6のケース壁に埋設されているアンテナ素子構成用の導体板12は、無線通信用として予め設定された共振周波数でもって共振してアンテナ動作を行うことができ、また、予め仕様等により定められているアンテナ特性を持つことができるように、その導体板12の大きさや形状等が設計されるものである。当該導体板12の大きさや形状等の構成には様々な構成があり、ここでは、仕様等を考慮して適宜設定され、その詳細な説明は省略する。また、アンテナ素子構成用の導体板12を構成している導体材料は、メタルカバー7およびメタルカバー延設部11を構成している導体材料(例えばステンレス)と同じ導体材料であってもよいし、異なる導体材料であってもよい。つまり、アンテナ素子構成用の導体板12を構成している導体材料は、カード型ケース3の製造手法や、アンテナ特性等を考慮した適宜な導体材料に設定してよいものである。
この第1実施例では、回路基板2には無線通信を行うための無線通信用の回路が形成されている。カード型装置1には、アンテナ素子構成用の導体板12を、その回路基板2の無線通信用の回路に電気的に接続させるための接続部材(給電手段)が設けられる。図2にはその接続部材の一形態例が示されている。図2に示される接続部材14は導体により構成され、導体板12からエクステンド部6のケース壁を突き抜けてカード型ケース3内の回路基板2に向けて伸長形成されている態様を有する。この接続部材14の回路基板2側の部位は、回路基板2の基板面に形成された無線通信用回路接続用の電極パッド(図示せず)に接触接続する構成を備えている。無線通信用回路接続用の電極パッドは回路基板2の無線通信用の回路に電気的に接続されている。アンテナ素子構成用の導体板12は、接続部材14と無線通信用回路接続用の電極パッドを介して回路基板2の無線通信用の回路に電気的に接続される。
この第1実施例では、導体板12と接続部材14は同じ金属板から形成されている。導体板12と接続部材14を作り出すための金属板は導体板12の形成領域と接続部材14の形成領域との境界線の位置で折り曲げられ、この状態で導体板12の部分がエクステンド部6のケース壁に埋設されている。接続部材14が設けられているカード型ケース3の内部の設定位置に回路基板2が収容されたときに、接続部材14の回路基板2側の部位が回路基板2に付勢力を作用させることができるように、エクステンド部6の回路基板表面側の部位と回路基板2との間の間隔等を考慮して、導体板12と接続部材14の折り曲げ角度や、その折り曲げ位置から接続部材14の回路基板接触部位までの長さ等が設計されている。このため、この第1実施例では、接続部材14の回路基板側の部位は、回路基板2の表面に弾性押圧接触する構成となっている。すなわち、この第1実施例では、導体板12と接続部材14間の金属折り曲げ部分が、接続部材14を回路基板面に弾性押圧接触させるための弾性力を付与する弾性付与部と成している。
図2に示される接続部材14は、アンテナ素子構成用の導体板12と同じ金属板により構成されているので、アンテナ素子構成用の導体板12と回路基板2の無線通信用の回路とを電気的に接続させるための接続部材がアンテナ素子構成用の導体板12と別に設けられている場合に比べて、接続部材14がアンテナ素子構成用の導体板12と一体的に設けられている分、部品点数を削減することができる。また、図2に示される接続部材14の構成では、接続部材14の回路基板2側の部位を回路基板2の設定位置に弾性押圧接触させることで、アンテナ素子構成用の導体板12と回路基板2の無線通信用の回路とを電気的に接続させることができる。このため、カード型装置1の組み立て作業のより一層の簡略化を図ることができる。
さらに、回路で発生した熱により回路基板2が温度上昇したときに、その回路基板2の熱を接続部材14とアンテナ素子構成用の導体板12を通してカード型ケース3のエクステンド部6に放熱させることができる。これにより、回路基板2の温度上昇を抑制することができ、回路基板2の発熱に起因したメタルカバー7,8の温度上昇を抑えることができる。さらにまた、接続部材14は簡素な構造であるので、簡単な構成でもってアンテナ素子構成用の導体板12と回路基板2の無線通信用の回路とを電気的に接続させることができる。これにより、無線通信機能付きのカード型装置1の構造の複雑化を抑制することができる。
この第1実施例のカード型装置1は上記のように構成されている。この第1実施例では、カード型ケース3のエクステンド部6のケース壁内部に埋設されているアンテナ素子構成用の導体板12により、無線通信用の電波の送信と受信の一方又は両方を行うことができるものである。
なお、この第1実施例では、アンテナ素子構成用の導体板12を回路基板2の無線通信用の回路に電気的に接続させるための接続部材として図2に示す形態例を示したが、例えば、次に示すような構成でもって、アンテナ素子構成用の導体板12を回路基板2の無線通信用の回路に電気的に接続させる構成としてもよい。すなわち、図3の模式的な断面図に示されるように、エクステンド部6の回路基板表面側のケース壁の内壁面には、アンテナ素子構成用の導体板12の一部を露出させるための開口部15が形成されている。また、回路基板2には、導体板から成る接続部材16が取り付けられている。この接続部材16は、回路基板2からエクステンド部6の開口部15を通してアンテナ素子構成用の導体板12に伸長形成され当該アンテナ素子構成用の導体板12に接触接続されている。当該接続部材16の回路基板取り付け側の部位は、回路基板2の無線通信用の回路に電気的に接続されており、接続部材16は、アンテナ素子構成用の導体板12と、回路基板2の無線通信用の回路とを電気的に接続させるものである。
この例では、接続部材16の一端側は、回路基板2に取り付けられる固定端と成し、接続部材16の他端側(つまり、アンテナ素子構成用の導体板側)は自由端と成している。接続部材16の自由端側は固定端に対して弾性変位可能な構成となっている。ここでは、カード型ケース3内の設定位置に回路基板2が収容配置されたときに、接続部材16の自由端側がカード型ケース3のエクステンド部6の開口部15を通してアンテナ素子構成用の導体板12に接触接続し、かつ、導体板12に付勢力を加えることができるように、接続部材16が設計されている。
図3に示される接続部材16が設けられる場合には、図2に示される接続部材14が設けられる場合と同様に、カード型装置1の組み立て工程の簡略化を図ることができる。また、回路基板2の熱を接続部材16とアンテナ素子構成用の導体板12を通してカード型ケース3のエクステンド部6に放熱させることができることとなる。このため、回路基板2の温度上昇を抑制することができ、回路基板2の発熱に起因したメタルカバー7,8の温度上昇を抑えることができる。さらに、接続部材16は簡単な構成であるので、無線通信機能付きのカード型装置1の構造の複雑化を抑制することができるという効果を得ることができる。さらにまた、図3に示される接続部材16が設けられる場合には、カード型ケース3のエクステンド部6の内壁面に、アンテナ素子構成用の導体板12の一部を露出させるための開口部15が設けられる。このため、回路基板2の発熱は、カード型ケース3の内部の空気と、エクステンド部6の内壁面の開口部15とを介してアンテナ素子構成用の導体板12に伝熱されエクステンド部6のケース壁に分散することができる。このことも、回路基板2の温度上昇の抑制に寄与して、回路基板の温度上昇に起因したメタルカバーの温度上昇を抑制することができる。
なお、図2や図3に示される接続部材14,16の形態は一例であって、カード型ケース3のエクステンド部6のケース壁内部に埋設されているアンテナ素子構成用の導体板12を回路基板2の無線通信用の回路に電気的に接続させるための接続部材は、図2や図3の形態に限定されるものではない。アンテナ素子構成用の導体板12は、図2や図3以外の他の形態の接続部材でもって回路基板2の無線通信用の回路に電気的に接続されていてもよい。
以下に、第2実施例を説明する。なお、この第2実施例の説明において、第1実施例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第2実施例では、カード型装置1は、第1実施例と同様の構成を備えており、カード型ケース3のエクステンド部6のケース壁内部には、メタルカバー7から伸長形成されたメタルカバー延設部11と、アンテナ素子構成用の導体板12とが埋設されている構成を有している。以下に、そのカード型装置1の製造工程の一例を説明する。なお、この第2実施例では、カード型ケース3は、図4の模式的な分解断面図に示されるように、メタルカバー7とフレーム9とエクステンド部6の回路基板表面側部位6aと端面側部位6bとが一体化されている表面側ケース部分3Aと、メタルカバー8とエクステンド部6の回路基板裏面側部位6cとが一体化されている裏面側ケース部分3Bとが組み合わされて成る構成となっている。また、この第2実施例では、エクステンド部6とフレーム9は同じ樹脂材料により構成されている。
まず、図5の平面図に示されるような導体板10を用意する。この導体板10は、メタルカバー7のメタルカバー延設部11と、アンテナ素子構成用の導体板12とが連結部17を介して連接されているものである。この導体板10を予め定められた形に折り曲げ加工する。
然る後に、カード型ケース3の表面側ケース部分3Aを射出成形(例えばインサート成形)するための金型を用意し、当該金型内の予め定められた位置に導体板10を配置する。そして、エクステンド部6の回路基板表面側部位6aと端面側部位6bとフレーム9を形成するための溶融状態の樹脂材料を金型内に注入し硬化させる。これにより、図6aの模式的な平面図および図6bの模式的な側面図に示されるように、メタルカバー7の側端縁部を埋設したフレーム9(9A,9B)と、メタルカバー延設部11およびアンテナ素子構成用の導体板12が埋設されたエクステンド部6とが形作られる。このエクステンド部6の成形時に、エクステンド部6のケース内側には、図6cの模式的な断面図に示されるような、連結部17を露出させるための孔部18を形成する。
その後、その孔部18を利用して、連結部17を切断して、メタルカバー延設部11と、アンテナ素子構成用の導体板12とを分離する。このようにして、カード型ケース3の表面側ケース部分3Aを作製することができる。
一方で、裏面側ケース部分3Bを製造する。例えば、まず、メタルカバー8を用意する。また、裏面側ケース部分3Bを射出成形(例えばインサート成形)するための金型を用意する。そして、その金型内の設定位置にメタルカバー8を配置し、次に、エクステンド部6を形成するための樹脂材料を金型内に注入して硬化させる。これにより、メタルカバー8の片端側の端部がエクステンド部6の回路基板裏面側部位6cに埋設された態様の裏面側ケース部分3Bが形作られる。
然る後に、別に製造された回路基板2の表面側に表面側ケース部分3Aを、また、回路基板2の裏面側に裏面側ケース部分3Bを、それぞれ、配置し、それら表面側ケース部分3Aと裏面側ケース部分3Bを組み合わせて接合させる。
このようにして、カード型装置1を製造することができる。
この第2実施例では、エクステンド部6の射出成形工程において、アンテナ素子構成用の導体板12が連結部17によってメタルカバー7のメタルカバー延設部11に連結された状態で、アンテナ構成用の導体板12がエクステンド部6の成形のための金型内に配置される。このために、その成形用の金型内におけるアンテナ素子構成用の導体板12の配置が容易となり、アンテナ素子構成用の導体板12が設計通りの位置に埋設されたエクステンド部6を簡単に製造することができる。
以下に、第3実施例を説明する。なお、この第3実施例の説明において、第1や第2の各実施例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第3実施例では、図7の模式的な断面図に示されるように、エクステンド部6のケース壁内部に埋設されているアンテナ素子構成用の導体板12は、エクステンド部6の回路基板表面側部位6aから端面側部位6bに渡って形成されている。それ以外の構成は第1や第2の実施例と同様である。
この第3実施例では、アンテナ素子構成用の導体板12は、エクステンド部6の回路基板表面側部位6aから端面側部位6bに渡って形成されている。このため、アンテナ素子構成用の導体板12の大きさを大きくすることが容易となる。これにより、例えばアンテナ素子のアンテナ特性の向上を図ることができる。また、回路基板2から例えば接続部材(給電手段)を通してアンテナ素子構成用の導体板12に伝熱された熱がカード型ケース3のエクステンド部6に分散され易くなる。これにより、回路基板2の温度上昇をより抑制できることとなり、回路基板2の発熱に起因したメタルカバー7,8の温度上昇を効果的に抑えることができる。
以下に、第4実施例を説明する。なお、この第4実施例の説明において、第1〜第3の各実施例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第4実施例では、図8の模式的な断面図に示されるように、カード型ケース3のエクステンド部6における回路基板表面側のケース壁部分にアンテナ素子構成用の導体板12が埋設されている。また、エクステンド部6の回路基板裏面側のケース壁部分には別のアンテナ素子構成用の導体板20が埋設されている。アンテナ素子構成用の導体板12には、当該導体板12からケース壁を突き抜けて回路基板2の表面に向けて伸長形成され回路基板2の表面に弾性押圧接触する接続部材14が設けられている。また、アンテナ素子構成用の導体板20には、当該導体板20からケース壁を突き抜けて回路基板2の裏面に向けて伸長形成され回路基板2の裏面に弾性押圧接触する接続部材21が設けられている。接続部材14,21は、それぞれ、アンテナ素子構成用の導体板12,20と、回路基板2の無線通信用の回路とを電気的に接続させることができるものである。
この第4実施例では、カード型ケース3の内部に収容される回路基板2は、回路基板表面側の接続部材14と、回路基板裏面側の接続部材21とによって、弾性力でもってフレキシブルに挟持されている。
この第4実施例のカード型装置1の上記構成以外の構成は第1〜第3の各実施例に示した構成と同様である。なお、図8の例では、回路基板表面側に形成されているアンテナ素子構成用の導体板12は、エクステンド部6における回路基板表面側部位6aから端面側部位6bに渡る領域に形成されていたが、例えば、アンテナ素子構成用の導体板12に対して要求されるアンテナ特性等の仕様によっては、アンテナ素子構成用の導体板12は、エクステンド部6の回路基板表面側部位6aだけに埋設形成される構成としてもよい。
この第4実施例では、カード型ケース3内に収容されている回路基板2は表裏両側から弾性力でもって接続部材14,21によりフレキシブルに挟持される構成となっている。このため、回路基板2が例えばカード型ケース3にしっかりと固定されている場合に比べて、回路基板2を変形(例えば捩れ変形)させようとする力が回路基板2に作用した場合に、その力の一部を逃がすことができて回路基板2に係る応力を緩和することができる。
以下に、第5実施例を説明する。なお、この第5実施例の説明において、第1〜第4の各実施例に示した構成と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第5実施例のカード型装置1では、図9aの模式的な断面図に示されるように、アンテナ素子構成用の導体板12は、図9bに示されるような樹脂材料から成るピース壁片23の表面に固定配設されている。そのピース壁片23は、アンテナ素子構成用の導体板12が形成されている面を埋め込み面としてエクステンド部6のケース壁の一部位に埋め込まれている。つまり、ピース壁片23はエクステンド部6の一部のケース壁として機能し、また、ピース壁片23に固定されているアンテナ素子構成用の導体板12はエクステンド部6のケース壁内部に埋設されている状態となっている。
なお、ピース壁片23を構成している樹脂材料は、エクステンド部6の他の部位を構成する樹脂材料と同じ樹脂材料であってもよいし、異なる材料であってもよい。ピース壁片23を構成している樹脂材料は、ピース壁片23と、エクステンド部6の他の部位との接合強度などを考慮して、適宜設定してよいものである。
この第5実施例のカード型装置1の上記構成以外の構成は前記各実施例と同様である。この第5実施例の特徴的な構成を持つカード型装置1のカード型ケース3は、次に示すように製造することができる。例えば、まず、アンテナ素子構成用の導体板12を用意する。そして、そのアンテナ素子構成用の導体板12の表裏一方側の板面(図9aの例では裏面)にピース壁片形成用の樹脂材料を形成し硬化して、図9bに示されるようなピース壁片23を形成する。
その後、予め用意しておいた金型(つまり、エクステンド部6とフレーム9を射出成形技術により形成するための金型)の内部における予め定められた対応する位置にピース壁片23を配置する。また、メタルカバー延設部11が連接されているメタルカバー7を上記金型内の予め定められた対応する位置に配置する。そして、金型内にエクステンド部6およびフレーム9を形成するための溶融状態の樹脂材料を注入し、この樹脂材料によって、ピース壁片23のアンテナ素子構成用の導体板12の全体を覆うと共に、メタルカバー7のメタルカバー延設部11およびメタルカバー7の側端縁部をも覆う。そして、樹脂材料を硬化させる。
このような製造工程を経て、カード型ケース3を形作ることができる。然る後に、そのカード型ケース3の内部に、別に製造された回路基板2を収容して、カード型装置1を製造することができる。
この第5実施例では、アンテナ素子構成用の導体板12は樹脂材料によって形成されたピース壁片23の表面に固定配設されており、このピース壁片23はアンテナ素子構成用の導体板12の形成側の面を埋め込み側の面としてエクステンド部6のケース壁の一部位に埋め込まれて、エクステンド部6の一部のケース壁として機能している構成とした。この構成により、アンテナ素子構成用の導体板12を埋設したエクステンド部6を容易に作り出すことができる。
すなわち、射出成形技術を利用してエクステンド部6を製造する場合に、そのエクステンド部6のケース壁に導体板12を埋設しようとすると、成形用の金型内におけるアンテナ素子構成用の導体板12の支持固定が難しいという問題がある。このために、金型内にアンテナ素子構成用の導体板12を予め定められた位置および姿勢でもって配設固定することが容易ではない。このため、アンテナ素子構成用の導体板12を埋設したエクステンド部6を設計通りに製造することが難しいという問題がある。これに対して、アンテナ素子構成用の導体板12を形成したピース壁片23がエクステンド部6のケース壁の一部として埋め込まれた形態とすることにより、例えば、ピース壁片23の樹脂形成側を支持して金型内にピース壁片23を配設させることができる。これにより、金型内において、アンテナ素子構成用の導体板12を設計通りの位置および姿勢でもって容易に支持固定させることができる。よって、アンテナ素子構成用の導体板12を埋設したエクステンド部6を容易に製造できることとなる。
なお、この発明は第1〜第5の各実施例に示した形態に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、第1〜第5の各実施例では、回路基板2の表面側に配置されているメタルカバー7にメタルカバー延設部11が設けられていた。これに対して、回路基板表面側のメタルカバー7に代えて、回路基板裏面側のメタルカバー8から伸長形成されエクステンド部6のケース壁の内部に埋設されるメタルカバー延設部をメタルカバー8に設けてもよい。また、回路基板表面側のメタルカバー7にメタルカバー延設部11を設けると共に、回路基板裏面側のメタルカバー8にもメタルカバー延設部を設ける構成としてもよい。
さらに、例えば、第1〜第5の各実施例では、回路基板2の表面側に対向配置されるメタルカバー7と、回路基板2の裏面側に対向配置されるメタルカバー8とが設けられていたが、回路基板表面側のメタルカバー7と、回路基板裏面側のメタルカバー8とのうちの何れか一方だけが設けられている構成としてもよい。この場合には、もちろん、その設けられる一方側のメタルカバーにメタルカバー延設部が連接形成される。
さらに、例えば、第1と第2の各実施例では、アンテナ素子構成用の導体板12は、エクステンド部6の回路基板表面側のケース壁部位の内部に埋設されていたが、アンテナ素子構成用の導体板12は、エクステンド部6の回路基板裏面側のケース壁部位の内部に埋設されている構成としてもよい。また、第3実施例では、アンテナ素子構成用の導体板12は、エクステンド部6の回路基板表面側部位6aから端面側部位6bに渡るケース壁部位の内部に形成されていたが、エクステンド部6の回路基板裏面側部位6cから端面側部位6bに渡るケース壁部位の内部に形成されていてもよい。さらに、第5実施例では、アンテナ素子構成用の導体板12を備えたピース壁片23は、エクステンド部6の回路基板表面側に配設されていたが、例えば、アンテナ素子構成用の導体板12はエクステンド部6の回路基板裏面側のケース壁部分6cに埋設されていてもよい。この場合には、アンテナ素子構成用の導体板12を備えたピース壁片がエクステンド部6の回路基板裏面側のケース壁部分6cに埋め込まれる構成となる。
さらに、第5実施例に示した図9aの例では、アンテナ素子構成用の導体板12はエクステンド部6の回路基板表面側部位から端面側部位に渡って埋設されている略L字形状と成しており、ピース壁片23はアンテナ素子構成用の導体板12の形状に応じた略L字形状であった。これに対して、アンテナ素子構成用の導体板12の表裏一方側の面の少なくとも一部に樹脂材料が形成されてピース壁片が形成されている構成であればよく、ピース壁片の形状は特に限定されるものではない。例えば、エクステンド部6の回路基板表面側部位に埋設されるアンテナ素子構成用の導体板12の部位だけに、樹脂材料が設けられてピース壁片が構成されていてもよい。
本発明のカード型装置および本発明のカード型装置の製造方法は、無線通信機能を備えたカード型装置に関するものであり、本発明では、アンテナ素子構成用の導体板がカード型ケースのケース壁に埋設されていることから、本発明は、特に、小型で携帯タイプの無線通信機能付きのカード型装置に好適である。

Claims (8)

  1. 回路基板と、回路基板収容用のカード型ケースとを有し、
    カード型ケースは、ケース本体部と、このケース本体部に連続された樹脂材料から成るエクステンド部とを有し、前記回路基板の一端側がエクステンド部に収容される構成と成し、
    ケース本体部は、回路基板の少なくとも表裏一方側の基板面に対向して配置されるメタルカバーを備えており、
    エクステンド部を構成しているケース壁の内部には、メタルカバーから伸長形成された導体板から成るメタルカバー延設部が埋設されていると共に、メタルカバー延設部と間隔を介してアンテナ素子を構成する導体板も埋設されていることを特徴とするカード型装置。
  2. エクステンド部のケース壁に埋設されているアンテナ素子構成用の導体板には、当該導体板からエクステンド部のケース壁を突き抜けてカード型ケース内の回路基板に向けて伸長形成されている接続部材が連接されており、その接続部材には当該接続部材を回路基板面に弾性押圧接触させるための弾性力を付与する弾性付与部が設けられており、アンテナ素子構成用の導体板と、回路基板の回路とは、接続部材を介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載のカード型装置。
  3. エクステンド部のケース壁の内壁面には、アンテナ素子構成用の導体板の一部を露出させるための開口部が設けられ、回路基板には、当該回路基板からエクステンド部の前記開口部を通してアンテナ素子構成用の導体板に伸長形成され当該アンテナ素子構成用の導体板に接触接続する接続部材が設けられており、アンテナ素子構成用の導体板と、回路基板の回路とは、接続部材を介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載のカード型装置。
  4. エクステンド部は、カード型ケース内に収容されている回路基板の端部の表裏一方側から回路基板の端面の外側領域に回り込む壁部位を有し、エクステンド部のケース壁内部に埋設されているアンテナ素子構成用の導体板は、エクステンド部における少なくとも前記回路基板の端部の表裏一方側から回路基板の端面の外側領域に回り込む壁部位に渡るケース壁内部に埋設されていることを特徴とする請求項1記載のカード型装置。
  5. エクステンド部は、カード型ケース内に収容されている回路基板の端部の表面側から回路基板の端面の外側領域を通って回路基板の裏面側に回り込む態様と成しており、
    エクステンド部の回路基板表面側のケース壁部分と回路基板裏面側のケース壁部分には、それぞれ、別々のアンテナ素子構成用の導体板が埋設されており、
    回路基板表面側のケース壁部分に埋設されているアンテナ素子構成用の導体板には、当該導体板からエクステンド部のケース壁を突き抜けて回路基板の表面に向けて伸長形成され回路基板の表面に弾性押圧接触する接続部材が連接され、また、回路基板裏面側のケース壁部分に埋設されているアンテナ素子構成用の導体板には、当該導体板からエクステンド部のケース壁を突き抜けて回路基板の裏面に向けて伸長形成され回路基板の裏面に弾性押圧接触する接続部材が連接されており、
    回路基板は、前記回路基板表面側の接続部材と回路基板裏面側の接続部材によって、弾性力でもって挟持されていることを特徴とする請求項1記載のカード型装置。
  6. アンテナ素子構成用の導体板は樹脂材料によって形成されたピース壁片の表面に固定配設されており、アンテナ素子構成用の導体板が形成されたピース壁片はアンテナ素子構成用の導体板の形成側の面を埋め込み側の面としてエクステンド部のケース壁の一部位に埋め込まれて、エクステンド部の一部のケース壁として機能していることを特徴とする請求項1記載のカード型装置。
  7. 回路基板と、回路基板収容用のカード型ケースとを有し、カード型ケースは、ケース本体部と、このケース本体部に連続された樹脂材料から成るエクステンド部とを有し、前記回路基板の一端側がエクステンド部に収容される構成と成し、ケース本体部は、回路基板の少なくとも表裏一方側の基板面に対向して配置されるメタルカバーを備えており、エクステンド部を構成しているケース壁の内部には、メタルカバーから伸長形成された導体板から成るメタルカバー延設部が埋設されていると共に、メタルカバー延設部と間隔を介してアンテナ素子を構成する導体板も埋設されている構成を持つカード型装置の製造方法であって、
    メタルカバーのメタルカバー延設部と、アンテナ素子構成用の導体板とが連結部を介して連接されている形態を持つ導体板を用意し、
    その後、その導体板のメタルカバー延設部およびアンテナ素子構成用の導体板を埋設して前記連結部を露出させる孔部を有するエクステンド部を射出成形技術により作製し、
    然る後に、前記孔部を利用して、メタルカバー延設部とアンテナ素子構成用の導体板との連結部を切断して、メタルカバー延設部と、アンテナ素子構成用の導体板とを分離することを特徴とするカード型装置の製造方法。
  8. 回路基板と、回路基板収容用のカード型ケースとを有し、カード型ケースは、ケース本体部と、このケース本体部に連続された樹脂材料から成るエクステンド部とを有し、前記回路基板の一端側がエクステンド部に収容される構成と成し、ケース本体部は、回路基板の少なくとも表裏一方側の基板面に対向して配置されるメタルカバーを備えており、エクステンド部を構成しているケース壁の内部には、メタルカバーから伸長形成された導体板から成るメタルカバー延設部が埋設されていると共に、メタルカバー延設部と間隔を介してアンテナ素子を構成する導体板も埋設されている構成を持つカード型装置の製造方法であって、
    アンテナ素子構成用の導体板を用意し、
    このアンテナ素子構成用の導体板の表裏一方側の板面側に樹脂材料を形成し硬化してエクステンド部の一部の片面側のピース壁片を形成し、
    その後、エクステンド部を射出形成するための金型内の対応する位置に上記ピース壁片を配置すると共に、メタルカバー延設部を上記金型内の対応する位置に配置し、
    然る後に、金型内にエクステンド部構成用の樹脂材料を注入してメタルカバーのメタルカバー延設部をエクステンド部構成用の樹脂材料で覆うと共に、その樹脂材料で前記ピース壁片のアンテナ素子構成用の導体板をも覆って、メタルカバー延設部およびアンテナ素子構成用の導体板が埋設されているエクステンド部を形成することを特徴とするカード型装置の製造方法。
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