JP2003078333A - 無線通信機 - Google Patents

無線通信機

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JP2003078333A
JP2003078333A JP2001261450A JP2001261450A JP2003078333A JP 2003078333 A JP2003078333 A JP 2003078333A JP 2001261450 A JP2001261450 A JP 2001261450A JP 2001261450 A JP2001261450 A JP 2001261450A JP 2003078333 A JP2003078333 A JP 2003078333A
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parasitic
feeding
plate
housing
antenna
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Shoji Nagumo
正二 南雲
Kengo Onaka
健吾 尾仲
Takashi Ishihara
尚 石原
Hitoshi Sato
仁 佐藤
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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    • H04B1/3827Portable transceivers
    • H04B1/3833Hand-held transceivers
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    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/378Combination of fed elements with parasitic elements
    • H01Q5/392Combination of fed elements with parasitic elements the parasitic elements having dual-band or multi-band characteristics

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナを筐体と一体化し、アンテナの占有
体積を小さくし且つアンテナを軽量に構成する。 【解決手段】 無線通信機の筐体3を誘電体で形成す
る。筐体3には、給電素子6と無給電素子7,8を有す
るアンテナ5が設置されている。給電素子6は、給電放
射板11,12を持っており、給電放射板11には無給
電素子7の無給電放射板16が近接して配置され、ま
た、給電放射板12には無給電素子8の無給電放射板2
4が近接して配置されている。そして、給電素子6と無
給電素子7,8は、筐体3の比誘電率を要素として結合
量が調整され、給電素子6と無給電素子7は給電放射板
11の共振周波数と同じ周波数帯域で複共振し、また、
給電素子6と無給電素子8は、給電放射板12の共振周
波数と同じ周波数帯域で複共振する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信機、特
に、マルチバンド対応のアンテナを筐体に設置した無線
通信機に関するものである。
【0002】
【背景技術】近時、デュアルバンドのアンテナを備えた
携帯電話機が普及している。また、多数のコンピュータ
を用いたLAN(Local Area Network) の構築に無線通
信機が多用されている。例えば、携帯電話機は小型且つ
軽量であることが要求され、また、LANに用いる無線
通信機は、通常、コンピュータのPCMCIA規格のカ
ードスロットに差し込んで使用されるからアンテナも小
型であることが要求される。
【0003】デュアルバンドのアンテナとして、例え
ば、特開平10−93332号公報の逆F型アンテナが
ある。このアンテナは、接地導体板の上に一定間隔離し
て放射導体板を配置し、この放射導体板をスリットによ
って2つに分割して2つの周波数帯域で共振するように
したものである。このアンテナは、低背化が可能である
が、放射導体板は使用周波数の1/4波長の電気長を要
することから、アンテナの大きさに於いて上述の用途に
適さず、また、各周波数帯域が単共振特性となるので、
必要な帯域幅を確保することが困難である。
【0004】アンテナの広帯域化と小型化を実現するア
ンテナとして、特開2000−151258号公報が知
られている。このアンテナは、所定の比誘電率εを有す
る誘電体の基体を用いており、基体の一方主面には接地
電極を形成し、他方主面には、一端を接地電極に接続し
た2つの放射電極を形成して、一方の放射電極を無給電
素子とし、他方の放射電極には給電電極を付設して給電
素子とした構成である。
【0005】このアンテナに於いて、放射電極の実効線
路長Lは、λ/4√ε(λは使用周波数の波長)で定ま
るので、比誘電率εの高い誘電体を用いて基体を形成す
ることにより放射電極の長さを短くすることができ、ア
ンテナ全体が小型になる。また、給電素子と無給電素子
を適度に電界結合して複共振させることにより共振周波
数の帯域幅が広いアンテナを実現している。
【0006】また、小型化されたデュアルバンドのアン
テナとして、特開2001−68917号公報が知られ
ている。このアンテナは、誘電体の基体の表面にミアン
ダ状の放射電極を形成すると共に、放射電極を2つのミ
アンダピッチの異なる部分で構成して、2つの周波数帯
域の電波を送受信可能にしている。このアンテナに於い
ても、基体の比誘電率εは、放射電極の実効線路長Lを
決める重要な要素となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、誘電体
の基体を用いることにより、アンテナを小型化すること
ができる。また、複数の周波数帯域を持つアンテナに於
いて、夫々の周波数帯域に於いて2つの共振周波数を複
共振させることにより夫々の周波数帯域の広帯域化が可
能である。
【0008】しかしながら、誘電体の基体を重要な構成
要素とするアンテナでは、どのように小型化しようと
も、アンテナ自身の占有体積が無線通信機の回路基板上
に所定のスペースを占めると共に、無線通信機を軽量化
するとき基体の重量を無視することができない。また、
アンテナの製造コストの低減が困難である。
【0009】本発明は上述の課題を解決するために成さ
れたものであり、その目的は、アンテナを筐体と一体化
した無線通信機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は次に示す構成をもって課題を解決する手
段としている。即ち、第1の発明の無線通信機は、高周
波回路が形成された回路基板と、この回路基板を収納し
た筐体とを備える。特徴として、筐体の内部又は筐体面
に、少なくとも1つの給電放射板及びこの給電放射板を
高周波回路に接続する給電端子板を含む給電素子と、こ
の給電素子の給電放射板に沿って近接配置した無給電放
射板及びこの無給電放射板を回路基板のグランド面に接
続するグランド端子板を含む1つ以上の無給電素子とを
有するアンテナを形成した構成をもって課題を解決する
手段としている。
【0011】上述の発明に於いて、アンテナは、導電板
を打ち抜いて形成されるので、非常に安価に作製でき
る。この他、アンテナの給電素子及び無給電素子は、筐
体の内部表面に固定して設置されるか或いは筐体と一体
に成形されて設置されるので、回路基板にアンテナを実
装する場合と比べて回路基板の実装スペースが広くな
り、高周波回路部品の実装配置に余裕が生じる。
【0012】また、筐体は、全体を比誘電率を持つ注型
樹脂材で成形しても良く、また、筐体の殆どの部分を非
誘電体で形成するときには、少なくともアンテナを設置
した部位が誘電体で形成されるので、筐体の比誘電率を
利用して給電素子と無給電素子を2つ以上の周波数帯域
に属する周波数で共振させ、夫々の周波数帯域で給電素
子の共振周波数と無給電素子の共振周波数による複共振
を実現することができる。
【0013】給電素子を1つの給電放射板で構成すると
きには、給電素子の給電放射板は、基本波の周波数及び
その高次高調波、例えば、2倍又は3倍の周波数で共振
する実効線路長に設定される。この基本波と高次高調波
は、十分離れた異なる周波数帯域に属する如く調整され
る。ここに、給電素子に2つの無給電素子が近接して設
置されるときには、一方の無給電素子の無給電放射板
は、給電素子の基本波の周波数と同じ周波数帯域に於い
て複共振する周波数を持つ実効線路長に設定され、ま
た、他方の無給電素子は、給電素子の高次高調波の周波
数と同じ周波数帯域に於いて複共振するように、その無
給電放射板の実効線路長が設定される。
【0014】また、給電素子を複数の給電放射板で構成
したときには、各給電放射板は、夫々、異なる周波数帯
域で共振する実効線路長に設定される。これらの給電放
射板には、夫々、対となる無給電素子の無給電放射板が
近接して設置される。無給電素子の無給電放射板は、対
となる給電素子の給電放射板の共振周波数と同じ周波数
帯域に於いて複共振する周波数を持つ実効線路長に設定
される。
【0015】上述の発明によれば、無給電素子の無給電
放射板を基本波の周波数と高次高調波の周波数で共振す
る実効線路長に設定することが可能である。この場合
に、1つの給電放射板を有する給電素子に1つの無給電
素子を近接して設置するときには、給電素子の基本波の
周波数と無給電素子の基本波の周波数が同じ周波数帯域
に於いて複共振する如く調整され、給電素子の高次高調
波の周波数と無給電素子の高次高調波の周波数が同じ周
波数帯域に於いて複共振する如く調整される。
【0016】第2の発明の無線通信機は、上述の発明に
於いて、給電放射板の給電端子板から離れた側を開放端
とし、無給電放射板のグランド端子板から離れた側を開
放端として、少なくとも何れか1つの開放端に容量装荷
板を一体に設けると共に、筐体に固定して容量装荷板と
対向するグランド板を備えることを特徴として構成され
ている。
【0017】この構成によれば、容量装荷板とグランド
板の間に開放端容量が形成されるので、筐体の比誘電率
を考慮して開放端容量の容量値を調整することにより、
容量装荷板を設けた給電素子及び/又は無給電素子の共
振周波数を調整することができ、給電素子の共振周波数
と無給電素子の共振周波数を同じ周波数帯域に於いて容
易に複共振させることができる。
【0018】第3の発明の無線通信機は、第1又は第2
の発明に於いて、アンテナと筐体を一体に成形すること
を特徴として構成されている。
【0019】この発明に於いて、アンテナは、筐体を成
形するとき、インサートモールド又はアウトサートモー
ルドされる。このため、アンテナの設置に取付機構等を
設ける必要が無く、無線通信機組立の作業性が良くな
る。また、アンテナの位置が、必然的に回路基板のグラ
ンド面から離れるので、アンテナから放射される電界が
広がり、アンテナの広帯域化、高利得化が図れる。
【0020】第4の発明の無線通信機は、第1又は第2
の発明に於いて、アンテナを筐体の内壁面に設置するこ
とを特徴として構成されている。
【0021】この構成の採用により、アンテナは、筐体
の任意の位置に設置できるので、回路基板に於ける実装
部品配置との整合を取ることができる。また、筐体の比
誘電率が、アンテナを構成する給電素子と無給電素子の
複共振の実現に十分でないときには、アンテナと筐体の
内壁面との間に、筐体よりも高い比誘電率を持つ誘電体
部材を挟み込む等の処置を取ることが可能となる。
【0022】第5の発明の無線通信機は、上述の何れか
の発明に於いて、給電素子及び無給電素子の内、少なく
とも何れか一方の素子は、給電素子に形成した給電接触
端子及び無給電素子に形成したグランド接触端子を除
き、その一部又は全部を筐体に埋め込んで設置したこと
を特徴として構成されている。
【0023】上述の構成によれば、給電素子と無給電素
子の一方が筐体に埋め込まれているときには、筐体に埋
め込まれていない素子に比べて筐体の比誘電率の影響が
大きく作用するので、筐体に埋め込まれた素子の共振周
波数が低くなる。従って、筐体に対する給電放射板又は
無給電放射板の埋め込みの程度に応じて、埋め込まれた
素子の共振周波数を調整することができる。
【0024】また、給電素子と無給電素子の両方が筐体
に埋め込まれているときには、筐体に対する埋め込みの
程度に応じて筐体の実効的な比誘電率が大きくなるの
で、給電素子と無給電素子の間の電界結合が強くなる。
換言すれば、筐体に埋め込まれた給電放射板及び無給電
放射板の部分は、筐体に埋め込まれていない部分に比べ
て電界結合量が大きくなるので、筐体に対する給電放射
板又は無給電放射板の埋め込みの程度を調整することに
より、給電素子と無給電素子を複共振させる良好なマッ
チングを実現することができる。
【0025】第6の発明の無線通信機は、上述の何れか
の発明に於いて、筐体の比誘電率を、給電素子と無給電
素子の間の結合関係を調整する手段として用いることを
特徴として構成されている。
【0026】上述の発明に於いて、筐体の比誘電率は、
注型する樹脂材の種類によって変えることができる。給
電素子と無給電素子を複共振させるに必要な比誘電率を
持つ注型樹脂材が選択される。また、注型樹脂材として
複合誘電体材料を用いると、基礎となる樹脂材に混合す
る高誘電体材料の種類及び混合量によっても筐体の比誘
電率を調整することができる。
【0027】ここに、給電素子の給電放射板と無給電素
子の無給電放射板の間の電界結合量及び無給電素子の無
給電放射板とグランド板の間に形成される開放端容量の
容量値を筐体の比誘電率を要素として設定することが可
能となる。
【0028】第7の発明の無線通信機は、第1乃至第6
の何れかの発明に於いて、少なくとも筐体のアンテナを
設置した部位を、複合誘電体材料で成形することを特徴
として構成されている。
【0029】この発明に於いて、複合誘電体材料は、基
礎となる樹脂材に、この樹脂材よりも比誘電率の高い誘
電体材料を混合して所望の比誘電率に設定することが可
能であるので、筐体全体を複合誘電体材料で成形するこ
とは無論のこと、筐体のアンテナを設置した部位を複合
誘電体材料で成形することにより、筐体の比誘電率を要
素としてアンテナの諸条件を適宜に調整することができ
る。
【0030】第8の発明の無線通信機は、第1乃至第6
の何れかの発明に於いて、筐体の給電素子及び無給電素
子を設置した部位の全部或いは給電素子の給電放射板と
無給電素子の無給電放射板の隣接縁に沿う部位を、筐体
よりも比誘電率の高い誘電体材料で成形することを特徴
として構成されている。
【0031】この構成の採用により、筐体の殆どの部分
は注型が容易で安価な樹脂材で成形し、アンテナの給電
素子及び無給電素子の設置部分は、比誘電率の高い他の
樹脂材又は複合誘電体材料で形成されるので、筐体の殆
どの部分を注型する樹脂材の比誘電率に左右されること
なく、給電素子と無給電素子の間に於ける複共振の諸条
件を良好に設定することが可能となる。
【0032】また、給電素子の給電放射板と無給電素子
の無給電放射板の隣接部位のみを比誘電率が高い誘電体
材料で成形して、給電放射板と無給電放射板の間の電界
結合量のみを大きくすることができる。給電放射板と無
給電放射板の間の比誘電率の変更により、給電素子と無
給電素子の共振周波数を調整し、また、無給電素子の励
振電力を大きくすることができる。
【0033】第9の発明の無線通信機では、第4の発明
に於いて、筐体の比誘電率よりも高い比誘電率を有する
誘電体部材を、筐体の内壁面と給電素子の給電放射板及
び無給電素子の無給電放射板の間に配設したことを特徴
として構成されている。
【0034】アンテナを筐体の内壁面に固定する際に、
アンテナの給電放射板及び無給電放射板と筐体の内壁面
との間に誘電体部材を挟み込むので、この誘電体部材に
より給電放射板と無給電放射板の間の電界結合量を調整
して、給電素子と無給電素子を複共振させることができ
る。
【0035】第10の発明の無線通信機は、上述の何れ
かの発明に於いて、給電放射板に弾力性を持つ給電接触
端子を設けると共に、無給電放射板に弾力性を持つグラ
ンド接触端子を設けることを特徴として構成されてい
る。
【0036】この構成により、回路基板を収容した筐体
とアンテナを備えた筐体を組み立てたとき、給電放射板
の給電接触端子は回路基板に設けた給電接触ランドと圧
接した状態に保持され、無給電放射板のグランド接触端
子も回路基板のグランド接触ランドと圧接した状態に保
持される。
【0037】第11の発明の無線通信機は、上述の何れ
かの発明に於いて、筐体を2つに分割して成形すると共
に、この分割された筐体の一方には給電接触ランド及び
グランド接触ランドを設けた回路基板を設置し、他方に
は給電接触端子及びグランド接触端子を設けたアンテナ
を設置し、これら分割された筐体を組合せたとき、給電
接触端子が給電接触ランドに接触して通電し、グランド
接触端子がグランド接触ランドに接触して通電する構成
を特徴としている。
【0038】この構成の採用により、アンテナの設置と
回路基板の設置を個別に行うことができるので、無線通
信機の組立が容易となる。また、アンテナの給電接触端
子及びグランド接触端子と回路基板の給電接触ランド及
びグランド接触ランドは、分割された筐体を組合せたと
き接触通電されるので、リード線の引き回しや半田付け
の作業等も必要でなく、作業性が改善される。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施形態例
を図面に基づいて説明する。図1乃至図3を用いて本発
明に係る無線通信機として携帯電話機の実施形態例を示
す。
【0040】図1に於いて、携帯電話機1は、片手で握
ることができる大きさであり、その外観は、合成樹脂材
で作られた半分割の筐体2,3で形成されている。図面
の右側は、携帯電話機1の操作面側であり、筐体2の内
部には回路基板4が露出している。この回路基板4の上
には、図示しないシールドケースで覆われた高周波回路
部品等が実装されている。また、図示しない操作面に
は、キーパッド、液晶パネル、マイク、スピーカ等が設
けられている。
【0041】図面上の左側には、携帯電話機1の裏側の
筐体3が示されている。この筐体3の内側には、図示し
ないバッテリーの収容部が設けられ、また、筐体3に
は、後述する構成のアンテナ5がインサートモールドに
より設置されている。
【0042】アンテナ5は、図3に示すように、給電素
子6と無給電素子7,8から構成される。これら給電素
子6及び無給電素子7,8は、夫々、銅、銅合金、アル
ミニウム等の薄い導電板を打ち抜いて形成される。この
内、給電素子6は、共通の放射板部9からスリット10
により分岐された2つの給電放射板11,12と、共通
放射板部9の板面に対しほぼ直角に折り曲げて形成した
給電端子板13から構成されている。
【0043】給電放射板11は、面中にスリット14が
設けられており、共通放射板部9から最遠開放端11a
までの長さは、筐体3の比誘電率を考慮して、例えば、
900MHzの周波数f1で共振する実効線路長に設定
されている。一方、給電放射板12は、筐体3の比誘電
率を要素として、開放端12aまでの長さは給電放射板
11よりも短い実効線路長に設定されており、周波数f
1とは異なる周波数帯域に属する周波数f2、例えば、
1800MHzの周波数で共振する実効線路長に設定さ
れている。
【0044】給電端子板12は、共通放射板部9の幅と
同じ幅に形成されており、共通放射板部9と反対側の端
縁には、後述する給電接触ランドと電気的に接触する給
電接触端子15が設けられている。この給電接触端子1
5は、若干の弾力を持っており、給電接触ランドとの良
好な接触を維持することができる。
【0045】また、無給電素子7は、無給電放射板16
と、この無給電放射板16の長手方向の一方端縁に於い
てほぼ直角に折り曲げて形成したストリップ状のグラン
ド端子板17と、無給電放射板16の開放端側の端縁、
換言すれば、グランド端子板17を設けていない無給電
放射板16の長手方向の他方端縁に、グランド端子板1
7と同じ方向へほぼ直角に折り曲げて形成した容量装荷
板18とから構成される。
【0046】グランド端子板17は、無給電放射板16
の幅よりも狭く、先端部分には給電素子6の給電接触端
子15と同じ寸法の弾力性を持ったグランド接触端子1
9が設けられている。また、無給電放射板16の面中に
は、グランド端子板17を設けた長手方向の端縁から切
り込んだスリット20が設けられている。このスリット
20は、釣り針状の形状をしており、無給電放射板16
のグランド端子板17から最遠開放端16aまでの長さ
は、筐体3の比誘電率を考慮して、給電放射板11の共
振周波数f1よりも少し低い周波数f3で共振する実効
線路長に設定されている。
【0047】また、スリット20の最深部20aを折れ
曲がった形状に構成したことにより、無給電放射板16
は、スリット20の最深部20aの部位から最遠開放端
16aまでの実効線路長に基いて無給電放射板16の共
振周波数f3の高調波である周波数f5で共振する。即
ち、無給電素子7は、基本波の周波数f3で共振する電
気長と、周波数f3の高調波f5で共振する電気長を持
つ共振子として構成されている。共振周波数f5は、ス
リット20の形状により調整することができ、給電放射
板12の共振周波数f2よりも少し高い周波数に設定さ
れる。
【0048】無給電素子7の容量装荷板18には、無給
電素子7とは別に導電板を打ち抜いて形成したグランド
板21が対向配置される。このグランド板21は、容量
装荷板18とギャップを介して同一平面に配置されてお
り、容量装荷板18との間に開放端容量が形成される。
また、グランド板21には、容量装荷板18と反対側の
端縁に弾力性を持ったグランド接触端子22が形成され
ている。
【0049】もう1つの無給電素子8は、無給電放射板
24と、この無給電放射板24の長手方向の端縁に於い
てほぼ直角に折り曲げたストリップ状のグランド端子板
25とから構成される。グランド端子板25は、無給電
放射板24の幅よりも狭く、その先端部分には、上述の
グランド接触端子19と同じ寸法の弾力性を持ったグラ
ンド接触端子26が形成されている。
【0050】無給電放射板24は、筐体3の比誘電率を
考慮した実効線路長に設定されており、その実効線路長
は、給電素子6の給電放射板12の実効線路長とほぼ等
しい。ここでは、無給電放射板24は、給電放射板12
の共振周波数f2よりも若干低い周波数f4で共振する
ように設定されている。
【0051】上述した構成のアンテナ5は、筐体3を合
成樹脂材で成形する際に金型内に挿入され、金型に合成
樹脂材を注入することにより一体に注型される。このと
き、金型内には、給電素子6の給電端子板13と無給電
素子7,8のグランド端子板17,25が同じ側に整列
され、給電素子6中心にして、給電放射板11側に、給
電放射板11から一定の間隔離して無給電素子7の無給
電放射板16が平行に配置され、また、給電放射板12
側に、給電放射板12から一定の間隔離して無給電素子
8の無給電放射板24が平行に配置され、更には、グラ
ンド板21が容量装荷板18と対向して配置されてい
る。
【0052】筐体3の成形により、アンテナ5を構成す
る給電素子6の給電放射板11,12及び無給電素子
7,8の無給電放射板16,24は、筐体3の底壁30
の内表面に露出して設けられ、無給電素子7の容量装荷
板18は、筐体3の底壁30と長手側壁32に対し直角
に設けた仕切壁33から露出している。また、給電端子
板13とグランド端子板17,25は、筐体3の短手側
壁31に埋め込まれている。同様に、グランド板21
は、仕切壁33の表面に露出して設けられ、グランド板
21が容量装荷板18と向き合う形態に保持される。
【0053】一方、筐体2に収容されている回路基板4
には、給電素子6の給電接触端子15に対応する部位に
給電接触ランド34が設けられ、また、無給電素子7,
8のグランド接触端子19,26及びグランド板21の
グランド接触端子22に対応する夫々の部位に、グラン
ド接触ランド35,36,37が設けられている。給電
接触ランド34は、回路基板4に形成された無線周波の
送受信を行う高周波回路の入力端子を兼ねて設けられて
おり、また、グランド接触ランド35,36,37は、
回路基板4のグランド導体に接続されて接地電位となっ
ている。
【0054】この構成に於いて、筐体2と筐体3を組合
せたとき、給電接触端子15は給電接ランド34と接触
して通電し、また、グランド接触端子19,22,26
は、夫々、グランド接触ランド35,36,37と接触
して通電する。無線通信機の電源スイッチを入れ、給電
素子6が回路基板4の高周波回路から供給される信号電
力により励振されると、給電素子6は、給電放射板11
の実効線路長で定まる周波数f1と給電放射板12の実
効線路長で定まる周波数f2で共振する。
【0055】この2つの共振周波数f1,f2は、異な
る周波数帯域に属しており、周波数f1は、例えば、9
00MHzの周波数帯域に属し、他方、周波数f2は、
例えば、1800MHzの周波数帯域に属するように、
相互に十分離れた周波数帯域に設定されている。給電放
射板11と給電放射板12の間に設けたスリット10
は、給電放射板11と給電放射板12の間に於ける相互
干渉度を低くする幅に設定される。
【0056】また、給電素子6の励振により、無給電素
子7,8は、給電素子6との電磁界結合により励振され
る。詳言すれば、給電素子6と無給電素子7は、主に、
無給電放射板16と給電放射板11の間に形成される静
電容量を介した電界結合と、グランド端子板17と給電
端子板13の間の磁界結合とにより励振される。同様
に、給電素子6と無給電素子8は、主として、無給電放
射板24と給電放射板12の間に形成される静電容量を
介した電界結合と、グランド端子板25と給電端子板1
3の間の磁界結合とによって励振される。
【0057】無給電放射板16と給電放射板11の間の
電界結合は、無給電放射板16と給電放射板11の間隔
と、無給電放射板16と給電放射板11の間に介在する
筐体3の比誘電率とにより調整される。この調整に際し
て、無給電放射板16と給電放射板11の間隔を広げる
と電界結合は弱くなり、また、筐体3の比誘電率を低く
することにより電界結合が弱くなるので、アンテナ5の
寸法を決める無給電放射板16と給電放射板11の実効
線路長、筐体3を成形する合成樹脂材の選定及びアンテ
ナ5を設置する筐体3のスペースの余裕等が考慮され
る。
【0058】また、無給電放射板24と給電放射板12
の間の電界結合も、上述同様に、無給電放射板24と給
電放射板12の間隔と、無給電放射板24と給電放射板
12の間に介在する筐体3の比誘電率とにより調整され
る。
【0059】給電素子6と無給電素子7,8の間の電界
結合は、給電放射板11,12と無給電放射板16,2
4の開放端側に向かうに従って強くなる。このとを考慮
して、無給電放射板16の開放端側に設けた容量装荷板
18とグランド板21の間には、開放端容量が形成され
る。開放端容量の値は、筐体3の比誘電率の影響下で、
主に、容量装荷板18とグランド板21の間の間隔と、
容量装荷板18とグランド板21の対向面積により定ま
り、この開放端容量値によって無給電素子7の2つの共
振周波数f3、f5が調整される。
【0060】更に、給電素子6と無給電素子7,8の間
の磁界結合は、給電端子板13とグランド端子板17,
25の間の間隔により調整される。例えば、給電端子板
13の幅を狭めることにより、給電素子6と無給電素子
7,8の間の電界結合量を変えることなく磁界結合量を
変えることができる。
【0061】上述の構成により、無給電素子7の無給電
放射板16に於ける共振周波数f3とf5の内、共振周
波数f3は、図4に示すように、給電素子6の給電放射
板11の共振周波数f1が属する周波数帯域に於いて給
電放射板11の共振周波数f1に接近して共存し、給電
素子6と無給電素子7は、例えば、900MHzの周波
数帯域で複共振する。
【0062】同様に、無給電素子8の無給電放射板24
に於ける共振周波数f4及び無給電素子7の高調波f5
は、給電素子6の給電放射板12の共振周波数f2が属
する周波数帯域に於いて給電放射板12の共振周波数f
2に接近して共存し、給電素子6と無給電素子7,8
は、例えば、1800MHzの周波数帯域で複共振す
る。この3つの周波数f2,f4,f5の複共振によ
り、給電素子6の共振周波数f1が属する周波数帯域に
比べて共振周波数f2が属する周波数帯域の帯域幅は格
段に広くなる。
【0063】なお、無給電放射板16に設けた容量装荷
板18とグランド板21は、図3に示すように、端縁を
対向して配置する代わりに、図5に示すように、側面同
士を面で対向しても良い。例えば、容量装荷板18を仕
切壁33の表面に配置し、グランド板21を仕切壁33
に埋め込んで配置することもできる。このような配置に
より、容量装荷板18とグランド板21の間に筐体3の
比誘電率が介在するので、開放端容量を大きくすること
ができる。この容量装荷板18とグランド板21は、給
電素子6の、例えば、給電放射板11にも必要に応じて
形成される。
【0064】図6乃至図10は、上述の実施形態例に於
いてアンテナ5の構成を変更した実施形態例を示す。な
お、上述の実施形態例と同一構成部分には同一符号を付
し、その共通部分の重複説明は省略する。
【0065】図6に於いて、無給電素子41は、無給電
放射板42と、この無給電放射板42の長手方向の端縁
に於いてほぼ直角に折り曲げて形成したストリップ状の
グランド端子板17とから構成される。無給電放射板4
2の面中には、グランド端子板17側から長手方向に向
けて延びるスリット43が形成されている。また、無給
電放射板42の最遠開放端42a側には、グランド接触
端子45を設けたグランド板44が近接して配置されて
おり、無給電放射板42の開放端縁42b側との間に開
放端容量が形成されている。グランド板44は、必要に
応じて無給電放射板42の開放端縁42bに沿う別の位
置に設置できる。
【0066】無給電放射板42のグランド端子板17か
ら最遠開放端42aまでの長さは、周波数f3で共振す
る実効線路長に設定されており、上述の実施形態例に於
ける周波数f3の高調波は考慮されない。従って、図7
に示すように、無給電放射板42の共振周波数f3は、
給電素子6の共振周波数f1が属する周波数帯域に於い
て共振周波数f1と複共振し、また、無給電放射板24
の共振周波数f4は、給電素子6の共振周波数f2が属
する周波数帯域に於いて共振周波数f2と複共振する。
【0067】上述した構成のアンテナ40は、図8に示
すように、筐体3を樹脂材で成形する際に金型内に配置
されて、筐体と一体にアウトサートモールドされる。即
ち、給電放射板11,12、共通放射板部9及び無給電
放射板24,42は、筐体3の底壁30の内表面に露出
し、また、給電端子板13及びグランド端子板17,2
5は、筐体3の短手側壁31の内表面に露出し、更に、
グランド板44は、筐体3の長手側壁32の内表面に露
出している。
【0068】図9に於いて、アンテナ46の給電素子4
7は、面中に複数のスリット50が形成された給電放射
板48と、この給電放射板48の長手方向の端縁からほ
ぼ直角に折り曲げて形成したストリップ状の給電端子板
49により構成される。給電放射板48の実効線路長
は、給電放射板48が周波数f1で共振するように設定
されている。また、給電放射板48の短手方向にスリッ
ト50を設けたことにより、給電素子47は、共振周波
数f1の高調波、例えば、2倍波又は3倍波の周波数f
2で励振する電気長を備えている。
【0069】この構成により、給電素子47は、無給電
素子41の共振周波数f3と同じ周波数帯域に属する周
波数f1で共振して無給電素子41と複共振する。ま
た、給電素子47の高調波は、無給電素子24の共振周
波数f4と同じ周波数帯域に属する周波数f2に設定す
ることができ、給電素子47は、高調波に於いて無給電
素子24と複共振する如く設定される。
【0070】図10に示すように、アンテナ51は、基
本波の周波数と高調波の周波数で励振する電気長を備え
た給電素子と無給電素子で構成することができる。給電
素子は、図9の給電素子47と同様の構成であり、基本
波の周波数f1と高調波の周波数f2で共振する。ま
た、無給電素子は、図3の無給電素子7のように、無給
電放射板53の面中にスリット20を備えており、基本
波の周波数f3と高調波の周波数f4で共振する。
【0071】給電素子47と無給電素子52の共振周波
数は、図7に示すように、給電素子47の共振周波数f
1と無給電素子52の共振周波数f3が同じ周波数帯域
に於いて複共振する如く設定され、また、給電素子47
の共振周波数f2と無給電素子52の共振周波数f4が
同じ周波数帯域に於いて複共振する如く設定される。無
給電素子52には、必要に応じて、図6に示すようなグ
ランド板44が設置され、共振周波数の調整が行われ
る。
【0072】図11乃至図17は、主に、上述の実施形
態例に於いて筐体側の構成を変更した実施形態例を示
す。なお、上述の実施形態例と同一構成部分には同一符
号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
【0073】図11及び図12に示すように、アンテナ
5は、放射板11,12,16,24の一部を筐体3に
埋め込んで設置される。具体的に述べると、筐体3は、
給電素子6の給電放射板11,12及び無給電素子7,
8の無給電放射板16,24を、給電端子板13及びグ
ランド端子板19,26から一定の長さLの部位まで、
底壁30に埋め込んで成形される。給電放射板11,1
2及び無給電放射板16,24の底壁30に埋め込まれ
た埋込部54は、その他の埋め込まれていない部分に比
べて筐体3の実効的な比誘電率の影響が大きく作用す
る。
【0074】ここに、筐体3に埋め込まれた埋込部54
に於ける給電放射板11,12と無給電放射板16,2
4の間の電界結合量は、筐体3に埋め込まない場合に比
べて大きくなり、従って、給電放射板11,12及び無
給電放射板16,24の埋込部54の長さLに応じて給
電素子6と無給電素子7,8の共振周波数を調整し、同
じ周波数帯域に於いて給電素子6と無給電素子7,8の
間の複共振マッチングを得ることが可能である。給電放
射板11,12と無給電放射板16,24の全部を底壁
30に埋め込んだとき、筐体3の実効的な比誘電率の作
用は最大となる。
【0075】なお、筐体3の底壁30には、給電素子6
と無給電素子7,8の一方だけを埋め込んでも良く、埋
め込まれた素子に対する実効的な比誘電率が高くなるの
で、埋込部54の長さLの程度に応じて、埋め込まれた
素子の共振周波数を調整することができる。無給電素子
7,8では一方の素子のみ埋め込んでも良い。
【0076】また、図1に示す実施形態例に於いて、ア
ンテナ5の構成によって筐体3の比誘電率が低すぎる場
合がある。このようなときには、図13及び図14に示
すように、筐体3のアンテナ5を設置する部位55を、
筐体3よりも比誘電率の高い注型材料、例えば、尿素樹
脂材や複合誘電体材料等を用いて成形し、引き続き、筐
体3の残りの部分を注型の基礎となる樹脂材を用いて成
形する。
【0077】筐体3のアンテナ設置部位55を、注型の
基礎となる樹脂材とは異なる注型樹脂材に変えることに
より、アンテナ5に対する適切な比誘電率に設定でき
る。複合誘電体材としては、例えば、注型樹脂材に比誘
電率が6〜30のセラミックス粉末を混合した注型材料
が好適である。なお、筐体3の全体を複合誘電体材を用
い成形しても良い。
【0078】上述の構成により、筐体3の形状を変更す
ることなく、筐体3の一部分は比誘電率が高い構成とな
る。筐体3に於けるアンテナ設置部55の比誘電率を高
くすることにより、給電素子6と無給電素子7,8の間
の電界結合量及び容量装荷板18とグランド板21の間
の開放端容量は大きくなる。従って、例えば、複合誘電
体材料の比誘電率を適宜に設定することにより、給電素
子6と無給電素子7,8の間の結合量を自由に設定し、
給電素子6と無給電素子7,8の間に於ける複共振マッ
チングの調整が容易となる。
【0079】また、給電素子6と無給電素子7,8の電
界結合は、主に、給電放射板11,12と無給電放射板
16,24の間で生じる。このことから、図15及び図
16に示すように、給電素子6と無給電素子7,8の隣
接する端縁に沿う部位を、筐体3を成形する注型の基礎
となる樹脂材よりも高い比誘電率を持つ樹脂材料で薄い
肉厚の高誘電率部56,57が成形され、この後、この
高誘電率部56,57を含んで筐体3の全体が注型の基
礎となる樹脂材で成形される。
【0080】この構成に於いて、給電素子6の給電放射
板11と給電放射板12の間の電界結合量及び容量装荷
板18とグランド板21の間の開放端容量は、注型樹脂
材の低い比誘電率のままに維持され、給電放射板11,
12と無給電放射板16,24の間だけが高い比誘電率
となって電界結合量が大きくなる。従って、給電放射板
11,12と無給電放射板16,24の間の高誘電率部
56,57を注型する樹脂材料の比誘電率を選定するこ
とにより、良好な複共振マッチングが得られる。
【0081】上述の実施形態例では、何れも、インサー
トモールド又はアウトサートモールドによりアンテナ5
を筐体3に設置した形態を示したが、筐体3を注型樹脂
材で成形した後に、導電板を打ち抜いて形成した給電素
子6、無給電素子7,8及びグランド板21を筐体3の
内壁面、即ち、底壁30、短手側壁31及び長手側壁3
2に設置しても良い。
【0082】この構成に於いて、筐体3の比誘電率が低
く、給電素子6と無給電素子7,8の間の複共振マッチ
ングが得られないときには、図17に示すように、筐体
3の比誘電率よりも高い比誘電率を有する誘電体シート
58を、筐体3の内壁面とアンテナ5の放射板、具体的
には、給電放射板11,12及び無給電放射板16,2
4の間に挟み込んで設置する。誘電体シート58は、ア
ンテナ5の給電放射板11,12及び無給電放射板1
6,24に貼着しても良く、また、筐体の内壁面に貼付
しても良い。誘電体シート58としては、上述した複合
誘電体材で成形したシートを用いることができる。
【0083】図18は本発明の無線通信機に用いるアン
テナの他の実施形態例を示す。薄い誘電体シート61、
例えば、ポリエステルフイルムの上に貼着した銅箔をエ
ッチングしてアンテナ60が形成される。アンテナ60
は、図3に示すアンテナ5と同様に、給電素子62と無
給電素子63,64から形成される。
【0084】給電素子62は、共通放射電極65から分
岐した給電放射電極66,67と、この共通放射電極6
5に接続された給電端子電極68から構成されている。
給電放射電極66の面中にはスリット69が設けられて
おり、給電放射電極66は給電放射電極67よりも低い
周波数で共振する実効線路長に設定されている。
【0085】無給電素子63,64は、給電素子62の
両側に配置されており、この内、給電放射電極66側の
無給電素子63は、無給電放射電極70とグランド端子
電極71から構成され、無給電放射電極70の面中には
スリット72か形成されている。また、無給電放射電極
70の開放端側には、グランド電極73が対向配置され
ている。この無給電素子63は、図3に示す無給電素子
7と同様に、給電素子62の給電放射電極66側の共振
周波数に近似の周波数と、給電放射電極67側の共振周
波数に近似の高調波の周波数で共振する。
【0086】また、無給電素子64は、無給電放射電極
74とグランド端子電極75から構成されている。この
無給電素子64は、給電素子62の給電放射電極67側
の共振周波数に近似の周波数で共振する。なお、誘電体
シート61には、給電端子電極68の両側及びグランド
電極73の片側にスリット76が設けられており、アン
テナ60の設置のとき、給電端子電極68とグランド端
子電極71,75の位置を変えることができる。
【0087】上述のアンテナ60は、筐体3の底壁30
に貼付等の方法で設置される。そして、給電素子62の
給電端子電極68が回路基板4の給電接触ランド34に
接続され、無給電素子63,64のグランド端子電極7
1,75がグランド接触ランド35,36に接続され、
また、グランド電極73がグランド接触ランド37に接
続される。そして、給電素子62に高周波回路から信号
電力が給電されると、図3に示したアンテナ5と同様に
動作する。
【0088】
【発明の効果】請求項1の無線通信機によれば、筐体に
アンテナを備えるので、筐体の比誘電率を利用して給電
素子と無給電素子の間の電界結合量を設定することがで
きる。よって、筐体の比誘電率を調整手段として、給電
素子の共振周波数が属する各周波数帯域に於いて給電素
子と無給電素子を複共振させ、各周波数帯域毎に帯域幅
を広げたアンテナを備えることができる。
【0089】また、無線通信機の回路基板には直接アン
テナを実装しないので、回路基板にアンテナを実装した
従来に比べて、回路基板の実装スペースをアンテナの占
有体積分広く確保することができ、回路基板の実装スペ
ースに余裕を持たせることができる。更には、従来の誘
電体の基体を用いたアンテナと比べると、アンテナに基
体を必要としないので、基体の重量分、無線通信機を軽
量にすることができると共に、アンテナの製造に従来用
いたリフロー工程を必要としないので、アンテナの製造
価格を引き下げることができる。
【0090】更に、無線通信機にアンテナを取付けたと
き、アンテナは無線通信機の操作面と反対側に配置され
るので、電波の放射が良くなる。これにより、アンテナ
の利得が向上し、また、各周波数帯域に於ける帯域幅が
一層広がったアンテナとすることができる。
【0091】請求項2の無線通信機によれば、給電放射
板と無給電放射板の何れかの開放端側に開放端容量が形
成されるので、この開放端容量により給電素子と無給電
素子の複共振マッチングが容易に得られる。
【0092】請求項3の無線通信機によれば、アンテナ
と筐体は一体に成形されるので、無線通信機の組立が容
易になる。また、アンテナを回路基板に設置する従来の
場合に比べて、アンテナはグランド面から離れて設置さ
れるので、電波の放射が良くなる。
【0093】請求項4の無線通信機によれば、給電素子
及び無給電素子の内、少なくとも何れか一方の素子は、
その一部又は全部を筐体に埋め込んで設置されるので、
埋め込みの程度に応じて給電素子又は無給電素子の共振
周波数を調整し、或いは、埋め込みの程度に応じて給電
素子と無給電素子の間の電界結合量を調整して給電素子
と無給電素子を同じ周波数帯域で複共振させることがで
きる。
【0094】請求項5の無線通信機によれば、アンテナ
を筐体の内壁面に設置するので、アンテナの諸特性が良
好となる位置に設置することができる。
【0095】請求項6の無線通信機によれば、筐体の比
誘電率を、給電素子と無給電素子の間の結合関係を調整
する手段として用いるので、筐体の比誘電率を設定する
ことにより、給電素子と無給電素子の良好な複共振マッ
チングを得ることができる。
【0096】請求項7の無線通信機によれば、筐体は、
少なくともアンテナを設置した部位が複合誘電体材料で
成形されるので、複合誘電体材料の比誘電率を選定する
ことにより、アンテナの周波数帯域幅を広げることがで
きる。
【0097】請求項8の無線通信機によれば、筐体の給
電素子及び無給電素子を設置した部位を、筐体の他の部
位よりも比誘電率の高い異種の誘電体材料で成形するの
で、筐体の殆どの部分を形成する樹脂材の種類に拘わら
ず、給電素子と無給電素子を同じ周波数帯域に於いて複
共振させて帯域幅を広げることができる。
【0098】請求項9の無線通信機によれば、給電素子
の給電放射板と無給電素子の無給電放射板の隣接縁に沿
う部位のみ筐体の比誘電率を変えるので、給電素子と無
給電素子の他の部位の結合量に比較して給電放射板と無
給電放射板の間の電界結合量のみを大きくする調整がで
きる。
【0099】請求項10の無線通信機によれば、筐体の
内壁面と給電素子の給電放射板及び無給電素子の無給電
放射板の間に筐体の比誘電率よりも高い比誘電率を有す
る誘電体部材を介設したので、筐体の比誘電率のみでは
給電放射板と無給電放射板の間の電界結合量の調整が十
分でない場合でも、給電素子と無給電素子の間に良好な
複共振マッチングを得ることができる。
【0100】請求項11の無線通信機によれば、アンテ
ナは弾力を有する接触端子を備えるので、無線通信機に
振動等が加わってもアンテナと高周波回路の接続を安定
して維持することができる。
【0101】請求項12の無線通信機によれば、筐体が
二分割され、夫々に設置されたアンテナと回路基板は、
筐体を組合せたとき電気的に接続される構成であるの
で、無線通信機の製造が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線通信機の筐体を二分割して内
部の概略構成を示した斜視図である。
【図2】本発明に係る無線通信機の要部断面側面図であ
る。
【図3】図1の無線通信機に用いるアンテナの第1実施
形態例を示す斜視図である。
【図4】図3のアンテナに於けるリターンロスの周波数
特性図である。
【図5】図3のアンテナに於ける開放端容量形成部分の
他の構成を説明する概略断面図である。
【図6】図1の無線通信機に用いるアンテナの第2の実
施形態例を示す斜視図である。
【図7】図6のアンテナに於けるリターンロスの周波数
特性図である。
【図8】本発明の無線通信機に於けるアンテナ設置の第
2実施形態例を示す斜視図である。
【図9】図1の無線通信機に用いるアンテナの第3の実
施形態例を示す斜視図である。
【図10】図1の無線通信機に用いるアンテナの第4の
実施形態例を示す斜視図である。
【図11】本発明の無線通信機に於けるアンテナの一部
を筐体に埋め込んだ構成を示す内部平面図である。
【図12】図11に於けるアンテナの一部を筐体に埋め
込んだ構成を示す要部断面側面図である。
【図13】本発明の無線通信機に於けるアンテナ設置部
分の筐体形成材料を変更した形態を示す斜視図である。
【図14】図13に於けるアンテナ設置部分の筐体形成
材料を変更した形態を示す要部断面側面図である。
【図15】本発明の無線通信機に於けるアンテナの一部
の部位を筐体と異なる誘電体材料で形成した構成を示す
内部平面図である。
【図16】図15に於けるアンテナの一部の部位を筐体
と異なる誘電体材料で形成した構成を示す要部断面側面
図である。
【図17】本発明の無線通信機に於けるアンテナ設置の
第3実施形態例を示し要部断面側面図である。
【図18】本発明に係る無線通信機で用いるアンテナの
第5の実施形態例を示す平面図である。
【符号の説明】
2,3 筐体 4 回路基板 5,40,46,51,60 アンテナ 6,47,62 給電素子 7,8,41,52,63,64 無給電素子 9 共通放射板 11,12,48 給電放射板 13,49 給電端子板 15 給電接触端子 16,24,42,53 無給電放射板 17,25 グランド端子板 18 容量装荷板 19,22,26,35,36,37,45 グランド
接触端子 21,44 グランド板 58 誘電体シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 尚 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 佐藤 仁 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5J046 AA04 AA07 AB06 PA07 5J047 AA04 AA07 AB06 FD01 5K023 AA07 BB03 BB04 LL05 LL06 RR01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波回路が形成された回路基板と、該
    回路基板を収容する筐体とを備える無線通信機に於い
    て、前記筐体の内部又は筐体面に、少なくとも1つの給
    電放射板及び該給電放射板を前記高周波回路に接続する
    給電端子板を含む給電素子と、該給電素子の給電放射板
    に沿って近接配置した無給電放射板及び該無給電放射板
    を前記回路基板のグランド面に接続するグランド端子板
    を含む1つ以上の無給電素子とを有するアンテナを形成
    したことを特徴とする無線通信機。
  2. 【請求項2】 前記給電放射板の前記給電端子板から離
    れた側を開放端とし、前記無給電放射板の前記グランド
    端子板から離れた側を開放端として、少なくとも何れか
    1つの開放端に容量装荷板を一体に設けると共に、前記
    筐体に固定して前記容量装荷板と対向するグランド板を
    備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信機。
  3. 【請求項3】 前記アンテナと前記筐体を一体に成形す
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線
    通信機。
  4. 【請求項4】 前記アンテナを前記筐体の内壁面に設置
    することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無
    線通信機。
  5. 【請求項5】 前記給電素子及び前記無給電素子の内、
    少なくとも何れか一方の素子は、前記給電素子に形成し
    た給電接触端子及び前記無給電素子に形成したグランド
    接触端子を除き、その一部又は全部を前記筐体に埋め込
    んで設置したことを特徴とする請求項1又は請求項2又
    は請求項3に記載の無線通信機。
  6. 【請求項6】 前記筐体の比誘電率を、前記給電素子と
    前記無給電素子の間の結合関係を調整する手段として用
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1
    つに記載の無線通信機。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記筐体の前記アンテナを設
    置した部位を、複合誘電体材料で成形することを特徴と
    する請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の無線通
    信機。
  8. 【請求項8】 前記筐体の前記給電素子及び前記無給電
    素子を設置した部位の全部或いは前記給電素子の前記給
    電放射板と前記無給電素子の前記無給電放射板の隣接縁
    に沿う部位を、前記筐体よりも比誘電率の高い誘電体材
    料で成形することを特徴とする請求項1乃至請求項6の
    何れか1つに記載の無線通信機。
  9. 【請求項9】 前記筐体の比誘電率よりも高い比誘電率
    を有する誘電体部材を、前記筐体の内壁面と前記給電素
    子の前記給電放射板及び前記無給電素子の前記無給電放
    射板の間に配設したことを特徴とする請求項4に記載の
    無線通信機。
  10. 【請求項10】 前記給電放射板に弾力性を持つ給電接
    触端子を設けると共に、前記無給電放射板に弾力性を持
    つグランド接触端子を設けることを特徴とする請求項1
    乃至請求項9の何れか1つに記載の無線通信機。
  11. 【請求項11】 前記筐体を2つに分割して成形すると
    共に、該分割された筐体の一方には給電接触ランド及び
    グランド接触ランドを設けた回路基板を設置し、他方に
    は給電接触端子及びグランド接触端子を設けたアンテナ
    を設置し、これら分割された筐体を組合せたとき、前記
    給電接触端子が前記給電接触ランドに接触して通電し、
    前記グランド接触端子が前記グランド接触ランドに接触
    して通電する構成を特徴とする請求項1乃至請求項10
    の何れか1つに記載の無線通信機。
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