JP5359867B2 - スロットアンテナ及び携帯無線端末 - Google Patents

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Description

本発明は、反射板を備えたスロットアンテナ、特に薄型であって、広帯域特性を有するスロットアンテナ、及び前記スロットアンテナを搭載した携帯無線端末に関する。
近年、携帯無線端末には、薄型化、及び様々な無線ネットワークへの接続機能が求められている。これに伴い、携帯無線端末に搭載するアンテナについても、実装スペースの制約から薄型化の要求、及び各種無線サービスに接続する必要性から広帯域化の要求が高まりつつある。
携帯無線端末の薄型が進むにつれて、携帯無線端末の使用時において、手や人体などの外部要因と、携帯無線端末に搭載されているアンテナとの距離が近くなることで、影響が受けやすくなり、アンテナ特性の劣化による携帯無線端末の通信性能の低下、特に通話時のアンテナ特性の劣化という課題が生じる。
外的要因による影響を低減する構造としては、アンテナと外部の損失要因との間に金属板(反射板)を挿入する構造が知られている。反射板を有するアンテナ構造は、反射板とアンテナの距離が近づくと一般的に動作帯域が狭くなるため、反射板を供えたアンテナ構造の広帯域化の技術として、複数のアンテナエレメントをスタックした構造が開示されている(特許文献1,2,3)。
特許文献1に開示されたアンテナ構造は図15(a),(b)に示すように、マイクロストリップアンテナからなる放射素子30の上に無給電素子31を装荷し、前記放射素子30の同軸ケーブル32から給電することで、放射素子30と無給電素子31とによる複共振を利用して広帯域化を実現したものである。リフレクタ(反射板)33は、マイクロストリップアンテナの両側に傾斜して取り付けられている。
特許文献2に開示されたアンテナ構造は図16に示すように、共振周波数の異なる2つのマイクロストリップアンテナ40,41を上下に積層し、各マイクロストリップアンテナ40,41に同軸ケーブル42からそれぞれ給電することで、2周波共用特性を実現させて広帯域化を実現したものである。
特許文献3に開示されたアンテナ構造は図17に示すように、アンテナエレメント50と地板51との間に装荷インピーダンス切換回路52を配置し、装荷インピーダンス切換回路52をスイッチ切換することで、容量性又は誘導性のインピーダンス素子に接続してアンテナの共振周波数を制御し、複数の周波数帯での動作を実現したものである。前記装荷インピーダンス切換回路52は、スイッチング素子と、容量性インピーダンス素子及び誘導性インピーダンス素子から構成されている。
特開2001−326528号公報 特開2003−249818号公報 特開平10−028013号公報
しかしながら、特許文献1及び2に開示されたアンテナ構造は、複共振特性を実現するためにアンテナエレメントを上下に重ね合わせた構造であり、上下方向でのアンテナの厚み寸法が厚くなると言う課題がある。
特許文献3に開示されたアンテナ構造は、共振周波数を切り換えることで複数の周波数帯への対応が可能である。しかしながら、特許文献3のアンテナ構造では、アンテナ自身の帯域は狭帯域のままであり、複数の周波数帯を同時共用することができないという課題がある。
本発明の目的は、薄型化と良好なアンテナ性能とを実現するスロットアンテナ、及び前記スロットアンテナを用いた携帯無線端末を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るスロットアンテナは、 開口孔形状のスロットを有するアンテナエレメントと、
前記アンテナエレメントに対向して配置された反射板と、
前記アンテナエレメントと前記反射板とに電気的及び物理的に接続された給電手段と、
を含み、
前記スロットの開口端と前記反射板の端縁との位置をずらせた構造である。
以上の説明では、本発明はスロットアンテナとして構築したが、これに限られるものではない。本発明は携帯無線端末として構築してもよいものである。
本発明に係る携帯無線端末は、携帯無線端末の筐体に、スロットアンテナが組み込まれ、
前記スロットアンテナは、
開口孔形状のスロットを有するアンテナエレメントと、
前記アンテナエレメントに対向して配置された反射板と、
前記アンテナエレメントと前記反射板とに電気的及び物理的に接続された給電手段と、
を含み、
前記スロットの開口端と前記反射板の端縁との位置をずらせた構造である。
本発明によれば、薄型化と良好なアンテナ性能とを実現することができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
本発明の実施形態に係るスロットアンテナは図1〜図9に示すように、基本的構成として、開口孔形状のスロット1を有するアンテナエレメント2と、アンテナエレメント2に対向して配置された反射板3と、アンテナエレメント2と反射板3とに電気的及び物理的に接続された給電手段4と、アンテナのリアクタンス成分を制御するアジャスタ5とを含むものである。
本発明の実施形態に係るスロットアンテナは、スロット1の開口端と反射板との位置関係(アジャスタ5)を調整することで、アンテナのリアクタンス成分を減少させる。ここで、スロットアンテナに用いている給電手段4は、送信アンテナの場合、送信信号を送出するためにアンテナエレメント及び反射板に電力給電を行う給電端子として機能し、受信アンテナの場合、到来した電磁波でアンテナ上に誘起される電流を取り込む受電端子として機能する。
本発明の実施形態に係るスロットアンテナによれば、アンテナとして機能するアンテナエレメント2と反射板3とを対向して配置し、この配置状態を調整することで、アンテナのリアクタンス成分を減少させる。
したがって、アンテナの厚み方向(上下方向)には、対向するアンテナエレメント2と反射板3のみが配置されているため、アンテナの厚み方向での寸法を薄型化することができる。さらに、アンテナのリアクタンス成分を制御することで、送受信アンテナの特性を改善することができる。すなわち、送信アンテナの場合、スロット1からの送信効率を向上できる。さらに、受信アンテナの場合、スロット1による受信効率を向上することができる。
(実施例1)
次に、本発明の実施例1に係るスロットアンテナを図1(a),図1(b)及び図1(c)に基づいて説明する。
スロットアンテナは一般に、金属板に細長い切り抜きを入れ、それをアンテナとしたものである。スロットの形状としては、細長い切り抜き形状のほかに、片端が開放端である切り欠き形状(ノッチ形状)がある。実施例1では、後者の切り欠き形状を有するスロットアンテナを対象とするものである。
本発明の実施例1に係るスロットアンテナは図1(a),図1(b)及び図1(c)に示すように、アンテナエレメント2と、反射板3と、給電手段4と、アジャスタ5とを有している。
アンテナエレメント2は図1(a)及び図1(b)に示すように、金属製の平板形状の放射板2aにスロット1を形成したものである。スロット1は、使用周波数の1/4波長に相当する電気長をもつ開口孔形状であり、スロット1の開口端1aは、放射板2aの端縁2bに開口され、スロット1の短絡端1bは放射板2の端縁2bより内側に配置されている。実施例1でのスロット1は、L型形状に形成したが、これに限られるものではない。すなわち、スロット1の形状は、スロット1の開口端1aに電界が集中する形状であれば、いずれの形状であってもよいものである。
反射板3は図1(a)及び図1(b)に示すように、アンテナエレメント2に対向して配置してある。反射板3は、その外形サイズがアンテナエレメント2の外形サイズより大きいサイズに形成してある。反射板3は、金属製の平板形状であってもよく、また、樹脂板の表面に反射層を形成し、その反射層をアンテナエレメント2に対向させた構造であってもよい。要は、反射板3は、アンテナエレメント2からの電波を効率良くアンテナエレメント2に向けて反射できるものであれば、その反射構造はいずれのものであってもよい。
給電手段4は図1(c)に示すように、アンテナエレメント2と反射板3とに電気的及び物理的に接続してある。給電手段4としては、中心導体と外皮導体とからなる同軸ケーブルを用いることができ、同軸ケーブルの中心導体をアンテナエレメント2に電気的及び物理的に接続し、同軸ケーブルの外皮導体を反射板3に電気的及び物理的に接続する。ここで、電気的及び物理的に接続するとは、給電手段4がアンテナエレメント2と反射板3とに機械的に結合され、かつその結合状態において、給電手段4がアンテナエレメント2と反射板3とに電気的に導通した状態を意味する。
実施例1では図1(b)及び図1(c)に示すように、給電手段4はスロット1の短絡端側1bに配置して、給電手段4をアンテナエレメント2と反射板3とに電気的及び物理的に接続している。給電手段4として同軸ケーブルを用いた場合、同軸ケーブル4の中心導体4a及び外皮導体4bをスロット1の短絡端側に配置して、その領域A内において、同軸ケーブル4の中心導体4aをアンテナエレメント2に、外皮導体4bを反射板3に電気的及び物理的に接続している。
領域A内において、給電手段4からアンテナエレメント2のスロット1に電力を供給すると、電界及び磁界がスロット1に発生し、スロット長が使用周波数波長の1/4となる時に、電界がスロット1の開放端1aで最大、短絡端1bで最小となるような共振が生じ、アンテナとして動作する。
アジャスタ5は、アンテナのリアクタンス成分を制御するものであり、具体的にはスロット1に対する反射板の位置を調整することで、アンテナのリアクタンス成分を減少させるものである。実施例1のアジャスタ5は、電界が集中するスロット1の開口端1aと反射板3の端縁3aとの位置をずらせた構造となっている。具体的には実施例1のアジャスタ5は、電界が集中するスロット1の開口端1aを反射板3の端縁3aに対して突きだして位置をずらせた構造になっている。
実施例1では、アジャスタ5は、電界が集中するスロット1の開口端1aと反射板3の端縁3aとの位置をずらせた構造となっているため、リアクタンス成分を低減することができる。しかも、実施例1のアジャスタ5は、電界が集中するスロット1の開口端1aを反射板3の端縁3aに対して突きだして位置をずらせた構造になっているため、反射板3がスロット1の開口端1aに対向する位置に存在しないこととなり、リアクタンス成分を減少させることができる。
次に、実施例1に係るスロットアンテナが送信アンテナとして動作する場合について説明する。
スロット1の電気長を1/4波長とした周波数の電力が給電手段4からアンテナエレメント2と反射板3とに供給されると、スロット1で共振が引き起こされ、スロット1上に分布する電界、及びスロット1からアンテナエレメント2及び反射板3に広がった電流により電磁波が放射される。このとき、反射板3の作用により、電磁波の放射方向は指向性を有し、スロット1が配置された側により強い放射が生じる。
次に、実施例1に係るスロットアンテナが受信アンテナとして動作する場合について説明する。
スロット1の電気長を1/4波長とした周波数の電磁波が到来すると、アンテナエレメント2には電流、スロット1上に電界及び磁界がそれぞれ誘起され、給電手段4を介して受信する。このとき、反射板3の作用により、スロット1が配置されている側から到来する電磁波に対してより高い感度を有する。
実施例1では、アンテナエレメント2に形成したスロット1の開口端1aを反射板3の端縁3aに対して外側にずらして配置しているため、スロット1に対するリアクタンス成分を減少することができ、アンテナ帯域を拡大できる。特に、強い電界成分が集中するスロット1の開放端1aを反射板3の端縁3aに対して外側にずらすことで、その効果が顕著となる。
さらに、スロット1の開放端1aをずらして配置することで、アンテナエレメント2の端縁と反射板3の端縁3aとの間の距離を離すことが可能となり、アンテナの厚さ(上下方向)を増加させることを回避することができる。さらに、放射や受信を妨げる誘導電流の誘起を抑えられることができ、薄型で効率良く電磁波の放射及び受信を可能としたアンテナを実現できる。
アンテナエレメント2と反射板3とをずらせる、具体的には図1(a)の左右方向(横方向)にずらせることになるが、使用周波数帯域が例えば、1.5Ghz又は2.5Ghzのように高周波帯域であるため、横方向にずらす距離は極めて小さく(例えば、2〜3mm)、例えば携帯無線端末に組み込んだ場合であっても、携帯無線端末内のスペースを余分に占有してしまうことを回避できる。
(実施例2)
本発明の実施例2は、図1に示す実施例1のアジャスタ5を変更したものである。図1に示す実施例1では、アジャスタ5として、スロット1の開口端1aを反射板3の端縁3aより外側に突きだすことで、アンテナのリアクタンス成分を制御する構造としたが、これに限られるものではない。実施例2に示すアジャスタ5の構造としてもよいものである。
すなわち、図2(a)及び図2(b)に示すように、実施例2に示すアジャスタ5は、電界が集中するスロット1の開口端1aと反射板3の端縁3aとをずらせた構造、より具体的には、電界が集中するスロット1の開口端1aを反射板3の端縁3aに対して内側に配置し、スロット1の開口端1aに対向する切り欠き3bを反射板3に有する構造としたものである。それ以外の構成は、図1に示す実施例1と同様である。
図2(a)及び図2(b)では、切り欠き3bは、反射板3の端縁3aにその一部が外部に開放された凹形状に形成しているが、これに限られるものではない。切り欠き3bは、アンテナのリアクタンス成分を減少させるものであるから、その一部を外部に開放する構造に代えて、リアクタンス成分を減少するのに十分な開口面積を有する閉塞された孔構造として形成してもよいものである。
実施例2によれば、反射板3の端縁3aに対して内側に配置されたスロット3に対向する反射板3には、切り欠き3bを設けているため、切り欠き3bによってスロット1に対するリアクタンス成分を減少することができ、アンテナ帯域を拡大できる。特に、電界成分の集中するスロット1の開放端1aに直面する反射板の位置に切り欠き3bを設けることにより、その効果が顕著となる。
図2では、アンテナエレメント2の位置を反射板3の中央領域に設定したが、これに限られるものではない。スロット1の開口端1aが設けられた側のアンテナエレメント2の端縁2aを反射板3の端縁3aに揃えて、アンテナエレメント2と反射板3とを対向する位置に配置してもよく、アンテナエレメント2と反射板3とは、相互に対向する位置に配置されていればよいものである。
(実施例3)
本発明の実施例3は、図1に示す実施例1のアジャスタ5を変更したものである。図1に示す実施例1では、アジャスタ5として、スロット1の開口端1aを反射板3の端縁3aより外側に突きだすことで、スロット1に対するリアクタンス成分を制御する構造としたが、これに限られるものではない。実施例3に示すアジャスタ5の構造としてもよいものである。
実施例3におけるアジャスタ5は、電界が集中するスロット1の開口端1aに対向する切り欠き3cを反射板3の端縁3aに有する構造としたものである。
すなわち、図3(a)及び図3(b)に示すように、スロット3の開口端3aと対向する反射板3の端縁3aに切り欠き3cを設け、前記切り欠き3cによって、アンテナのリアクタンス成分を減少させている。さらに、切り欠き3cは、アンテナエレメント2の端縁のうち、放射源となる電流が分布するアンテナエレメント2の端縁2aに沿う長さ方向に向けて形成されている。
この場合、アンテナエレメント2の端縁2aと反射板3の端縁3aとは、図に示すように一致させる、或いは相互に横方向にずらせてもよいものである。
実施例3のアジャスタ5では、電界が集中するスロット1の開口端1aに対向する切り欠き3cを反射板3の端縁3aに有する構造としたため、切り欠き3cによってスロット1に対するリアクタンス成分を減少させることができ、アンテナ帯域を拡大できる。特に、電界成分の集中するスロット1の開放端1a、及び放射源となる電流が分布するアンテナエレメント2の端縁2aに沿う長さ方向に向けて形成することにより、その効果は顕著となる。
(実施例4)
実施例4は、実施例2及び実施例3のアジャスタ5を変更したものであり、スロット1の短絡端1bの位置を考慮したものである。
実施例4では図4(a)及び図4(b)に示すように、スロット1の短絡端1bを反射板3と対向する位置に配置したものである。すなわち、実施例2及び実施例3では、反射板3に切り欠き3d(3b、3c)を設けることとなるが、切り欠き3d(3b、3c)がスロット1の短絡端1bと対向すると、アンテナ特性に影響を及ぶすこととなる。
実施例4では、反射板3に設ける切り欠き3d(3b,3c)の寸法、又は反射板3に対するアンテナエレメント2のずらす量を規定することで、スロット1の短絡端1bを反射板3と対向する位置に配置したものである。
すなわち、実施例2及び実施例3における切り欠き3b,3cの切り欠く量、言い換えると、反射板3の端縁3aから切り欠き3d(3b,3c)の底部までの距離をdとする。また、実施例2及び実施例3において、反射板3の端縁3aに対してスロット1の開口端1aをずらした距離をdとする。また、スロット1の開口端1aが開口したアンテナエレメント2の端縁2aからL型に屈曲したスロット1の短絡端1bまでの距離をdmaxとする。
以上の条件において、距離dは、ゼロ以上、dmax未満の範囲に設定することで、スロット1の短絡端1bを反射板3と対向する位置に配置している。但し、前記範囲内に給電手段4が配置されている場合は、その範囲に反射板3が必要となるため、その限りではない。それ以外は実施例1と同様である。
実施例4では、反射板3の切り欠き3d(3b,3c)、アンテナエレメント2のずらし量を規定することで、スロット1の短絡端1bを反射板3と対向する位置に配置するため、スロット1の開放端1aに対向する切り欠きを可能な限り広げることで、スロットに対するリアクタンス成分を減少でき、アンテナ帯域を拡大できる。
反射板3の端縁3aに設ける切り欠き3d(3b,3c)は、反射板3の端縁3aの長さ方向での長さを拡大することが可能である。そのため、電磁波の放射方向については、切り欠き3d(3b,3c)の長さを拡大する度合いに応じて、アンテナの裏面側(反射板3を配置した側)への放射が徐々に強まるため、切り欠き3d(3b,3c)の長さを規定することで、放射指向性を制御できる。
特に、スロット1の短絡端1bの近傍は、アンテナ電流が集中する箇所であるため、スロット1の短絡端1bを反射板3に対向させる、すなわち、スロット1の短絡端1bを切り欠き3b,3cを避けて反射板3に対向させることで、反射板3側への電磁波の放射量を制御できる。
図5(a)は、実施例1に係るスロットアンテナにおけるアンテナインピーダンス特性を示すものである。図5(b)は、実施例2に係るスロットアンテナにおけるアンテナインピーダンス特性を示すものである。図5(c)は、関連する技術に係るスロットアンテナにおけるアンテナインピーダンス特性を示すものである。図5において、縦軸にリターンロス(dB)を取り、横軸に周波数(Hz)を取っている。
図5(a)及び図5(b)と、図5(c)とを比較すると明らかなように、実施例1及び実施例2のアジャスタ5の構造を採用することで、図5(c)に示す関連する技術と比較して、アンテナの広帯域化を実現することができる。
(実施例5)
実施例5は、図1に示す実施例1を変更したものである。実施例1は、アンテナエレメント2に設けるスロット1は、単共振型スロット、すなわち、アンテナエレメント2にスロット1を1個設けた構造であるが、これに限られるものではない。実施例5のように、複共振型スロットとしてもよいものである。
すなわち、実施例5では図6(a),図6(b)及び図6Cに示すように、アンテナエレメント2に複共振型スロット1,1´を設けている。この場合、複共振型スロットを構成するスロット1,1´は、長さを異ならせてアンテナエレメント2に設けてある。それ以外の構成は図1に示す実施例1と同様である。
実施例5によれば、複共振型スロットをアンテナエレメント2に設ける、すなわち、長さの異なる2つのスロット1,1´をアンテナエレメント2に設けることにより、それぞれのスロット長に依存した周波数で共振させることができ、実施例1よりも広帯域なアンテナを実現できる。
(実施例6)
図7に示す実施例6は、図6に示す実施例5を変更した例である。実施例5では、複共振型スロット1,1´をアンテナエレメント2の同一辺に並べて設けたが、これに限られるものではない。
実施例6は図7(a),図7(b)及び図7(c)に示すように、複共振型スロット1,1´をアンテナエレメント2の対向する2辺に分けて設けている。具体的に説明すると、反射板3の幅寸法よりもアンテナエレメント2の幅寸法を拡大する。さらに、アンテナエレメント2の対向する一方の端縁にスロット1を、他方の端縁にスロット1´をそれぞれ設け、スロット1,1´の開口端1a,1a´を反射板3の端縁3aより外側に突きだして配置している。スロット1,1´は、長さを異ならせて設けてある。これ以外の構成は、実施例1と同様である。
実施例6では、長さの異なる2つのスロット1,1´をアンテナエレメント2の対向する端縁に設けることにより、それぞれのスロット長に依存した周波数で共振させることができ、実施例1よりも広帯域なアンテナを実現できる。
図8に示す実施例7は図2に示す実施例2を変更した例である。図9に示す実施例8は、図3に示す実施例3を変更した例である。図10に示す実施例9は、図4に示す実施例4を変更した例である。
(実施例7)
図8(a)及び図8(b)に示す実施例7は、図2に示す実施例2に示した単共振型スロット1に代えて、複共振型スロット1,1´をアンテナエレメント2の同一辺に設けたものである。この場合、複共振型スロット1,1´に対向する切り欠き3b,3b´は、反射板3の同一の端縁3aに形成されている。スロット1,1´の開口端1a,1a´,短絡端1b,1b´を含めたその他の構成は、図2に示すものと同様である。
(実施例8)
図9(a)及び図9(b)に示す実施例8は、図3に示す実施例3に示した単共振型スロット1に代えて、複共振型スロット1,1´をアンテナエレメント2の同一辺に設けたものである。この場合、複共振型スロット1,1´に対向する切り欠き3cは、複共振型スロット1,1´の開口端1a,1a´に共通に対向しており、スロット1,1´に対するリアクタンス成分を減少させている。スロット1,1´の開口端1a,1a´,短絡端1b,1b´を含めたその他の構成は、図3に示すものと同様である。
(実施例9)
図10(a)及び図10(b)に示す実施例9は、図4に示す実施例4に示した単共振型スロット1に代えて、複共振型スロット1,1´をアンテナエレメント2の同一辺に設けたものである。この場合、複共振型スロット1,1´に対向する切り欠き3dは、複共振型スロット1,1´の開口端1a,1a´に共通に対向しており、スロット1,1´に対するリアクタンス成分を減少させている。スロット1,1´の開口端1a,1a´,短絡端1b,1b´を含めたその他の構成は、図4に示すものと同様である。
図8に示す実施例7、図9に示す実施例8及び図10に示す実施例9において、複共振型スロット1,1´は、長さを異ならせて設けてある。
図8(a)及び図8(b)に示す実施例7、図9(a)及び図9(b)に示す実施例8及び図10(a)及び図10(b)に示す実施例9では、長さの異なる2つのスロット1,1´をアンテナエレメント2に設けることにより、それぞれのスロット長に依存した周波数で共振させることができ、実施例2,3及び4よりも広帯域なアンテナを実現できる。
図11(a)は、複共振型スロットを備えた実施例5におけるアンテナインピーダンス特性を示すものである。図11(b)は、複共振型スロットを備えた実施例6におけるアンテナインピーダンス特性を示すものである。図11(c)は、複共振型スロットを備えた関連する技術におけるアンテナインピーダンス特性を示すものである。図11において、縦軸にリターンロス(dB)を取り、横軸に周波数(Hz)を取っている。
図11(a)及び図11(b)と、図11(c)とを比較すると明らかなように、実施例5及び実施例6の複共振型スロット1,1´を採用することで、図11(c)に示す関連する技術と比較して、アンテナの広帯域化を実現することができる。
以上の説明では、アンテナエレメント2上に設けるスロット1の形状をL型として説明したが、これに限られるものではない。スロット1の形状は、例えば、ストレート型やミアンダ型、U字型、Bow-Tie型などの形状から適宜選択することで、スロットの占有面積を小さくしながら、低い周波数での共振、アンテナ動作や、水平または垂直方向の偏波に感度を持たせることが可能となる。また、スロット1の数についても、例えば実施形態1、5でそれぞれスロットの数が1個または2個の場合の例について説明してきたが、2個以上配置することで、多共振特性を持たせる構造としても良い。また給電手段4に関しても、1つであることを前提として説明したが、2つ以上の給電手段4を搭載しても良い。また、アンテナエレメント2に2個以上のスロット1が配置されている場合は、各スロット1に給電手段4を配置した構成であっても良い。
以上の実施例を用いて説明したスロットアンテナは、例えば、携帯電話などの携帯端末に組み込むようにしてもよいものである。
(実施例10)
実施例10に係る携帯無線端末は図12(a)及び図12(b)に示すように、2つの筐体10aと10bをヒンジ11で折り畳み可能に連結し、一方の筐体10aの内面に液晶などの表示部12を搭載し、他方の筐体10bの内面に複数の操作用釦13を組み込み、さらに2つの筐体10a,10bの内部に、携帯無線端末に必要な機能を実行するための図示しない回路素子を組み込んだものである。表示部12,操作用釦13及び図示しない回路素子は、汎用のものであり、本発明の特徴部分ではないため、その詳細な説明を省略する。なお、図12(b)は、筐体10bの裏蓋を取り外した状態を示している。
実施例10に係る携帯無線端末は図12(b)に示すように、一方の筐体10a内に、表示部12の裏側に存在する空きスペースを利用することで、図1に示す実施例1のスロットアンテナを組み込んでいる。
(実施例11)
実施例11に係る携帯無線端末は図13(a)及び図13(b)に示すように、筐体10をストレート型、すなわち折り畳む不可能な構造とし、筐体10の前面に表示部12と操作用釦13を組み付け、さらに筐体10の内部に、携帯無線端末に必要な機能を実行するための図示しない回路素子を組み込んだものである。表示部12,操作用釦13及び図示しない回路素子は、汎用のものであり、本発明の特徴部分ではないため、その詳細な説明を省略する。なお、図13(b)は、筐体10の裏蓋を取り外した状態を示している。
実施例11に係る携帯無線端末は図13(b)に示すように、筐体10内に、表示部12の裏側に存在する空きスペースを利用することで、図1に示す実施例1のスロットアンテナを組み込んでいる。
なお、実施例10及び実施例11に係る携帯無線端末に組み込むスロットアンテナは、実施例1のものに限られるものではない。実施例1にスロットアンテナに代えて、実施例2〜8に係るスロットアンテナを携帯無線端末に組み込んでもよいものである。
実施例10及び実施例11に係る携帯無線端末において、スロットアンテナのアンテナエレメント2に対して対向した位置に配置される反射板3は、外的要因によるアンテナ特性への影響を低減する位置、すなわち、通話時に反射板3は人体側になるように配置されている。
ここで、スロットアンテナの構成要素であるアンテナエレメント2及び反射板3は、それぞれ専用の部材として筐体10、10a或いは10b内に実装してもよいが、それ以外に、筐体を構成している他の部材と兼用した構成であってもよいものである。例えば、内蔵のプリント基板のベタグランドパターンや、LCD等を保持する金属板を反射板3として兼用してもよく、筐体自体が金属製である場合は、筐体にスロット1を設けて、そのスロット3の開口部分を樹脂等で封止することで、筐体をアンテナエレメント2として兼用してもよい。また、筐体が樹脂製の場合は、筐体表面に金属メッキや蒸着等を用いてスロット1のパターンを形成してもよい。その他に、金属板のアンテナエレメント2を樹脂製の筐体と一体成型するなどして、筐体とアンテナエレメントを一体化した構造としてもよい。
(実施例12)
実施例11に係る携帯無線端末は、実施例10に係る携帯無線端末を改善したものである。実施例10に係る携帯無線端末では、2つの筐体10a,10bを折り畳んだ際に、筐体10bに組み込まれた金属板14がスロットアンテナのスロット1の開口端1aを覆ってしまう場合がある。
実施例11に係る携帯無線端末は図14(a),図14(b)及び図14(c)に示すように、筐体10bに組み込まれた金属板14の寸法を反射板3の寸法に合わせ、かつ金属板14の位置がヒンジ11を中心として反射板3の位置と対象となる位置に配置している。なお、図14(b)及び図14(c)では、筐体の裏蓋を取り外した状態を示している。
したがって、筐体10a,10bを折り畳んだ状態において、金属板14は、反射板3と同一位置に位置し、スロット1の開口端1aに干渉しないため、アジャスタ5によってアンテナのリアクタンス成分の減少を維持することができる。このため、折畳時においても、アンテナ特性の劣化を回避することができる。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は2007年5月16日に出願された日本出願特願2007−130848を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
以上のように本発明によれば、アンテナのリアクタンス成分を低減できるので、アンテナの広帯域化を実現できる。また、アンテナの厚さを増やすことなく、電磁波の放射を妨げる誘導電流の誘起を抑えることができ、薄型で放射効率の良いアンテナが実現できる。
前記リアクタンス成分を減少させるための構成は、アンテナの構成要素数を増やすことがなく、コストアップの要因がなく、低コストで実現できる。
また、リアクタンス成分を減少させる割合を適宜調整することで、アンテナ裏面側への放射電力量を制御できるため、携帯無線端末に搭載した場合にも、人体等による影響が少なく、良好な通話時特性という特徴を有する薄型な携帯無線端末を実現できる。
(a)は、本発明の実施例1に係るスロットアンテナを示す斜視図、(b)は、本発明の実施例1に係るスロットアンテナを示す平面図、(c)は、本発明の実施例1に係るスロットアンテナを示す断面図である。 (a)は、本発明の実施例2に係るスロットアンテナを示す斜視図、(b)は、本発明の実施例2に係るスロットアンテナを示す平面図である。 (a)は、本発明の実施例3に係るスロットアンテナを示す斜視図、(b)は、本発明の実施例3に係るスロットアンテナを示す平面図である。 (a)は、本発明の実施例4に係るスロットアンテナを示す斜視図、(b)は、本発明の実施例4に係るスロットアンテナを示す平面図である。 (a)は、本発明の実施例1におけるアンテナインピーダンス特性を示す特性図、(b)は、本発明の実施例2におけるアンテナインピーダンス特性を示す特性図、(c)は、関連する技術におけるアンテナインピーダンス特性を示す特性図である。 (a)は、本発明の実施例5に係るスロットアンテナを示す斜視図、(b)は、本発明の実施例5に係るスロットアンテナを示す平面図、(c)は、本発明の実施例5に係るスロットアンテナを示す断面図である。 (a)は、本発明の実施例6に係るスロットアンテナを示す斜視図、(b)は、本発明の実施例6に係るスロットアンテナを示す平面図、(c)は、本発明の実施例6に係るスロットアンテナを示す断面図である。 (a)は、本発明の実施例7に係るスロットアンテナを示す斜視図、(b)は、本発明の実施例7に係るスロットアンテナを示す平面図である。 (a)は、本発明の実施例8に係るスロットアンテナを示す斜視図、(b)は、本発明の実施例8に係るスロットアンテナを示す平面図である。 (a)は、本発明の実施例9に係るスロットアンテナを示す斜視図、(b)は、本発明の実施例9に係るスロットアンテナを示す平面図である。 (a)は、本発明の実施例5におけるアンテナインピーダンス特性を示す特性図、(b)は、本発明の実施例6におけるアンテナインピーダンス特性を示す特性図、(c)は、関連する技術におけるアンテナインピーダンス特性を示す特性図である。 (a)は、本発明の実施例10に係る携帯無線端末を正面側から見た斜視図、(b)は、本発明の実施例10に係る携帯無線端末を背面側から見た斜視図である。 (a)は、本発明の実施例11に係る携帯無線端末を正面側から見た斜視図、(b)は、本発明の実施例11に係る携帯無線端末を背面側から見た斜視図である。 (a)は、本発明の実施例12に係る携帯無線端末を正面側から見た斜視図、(b)は、本発明の実施例12に係る携帯無線端末を背面側から見た斜視図、(c)は、本発明の実施例12に係る携帯無線端末を折り畳んだ状態を示す斜視図である。 (a)は、関連する技術を分解して示す斜視図、(b)は、同断面図である。 関連する技術を示す断面図である。 関連する技術を示す斜視図である。
符号の説明
1 スロット
1a スロットの開口端
1b スロットの短絡端
2 アンテナエレメント
3 反射板
3b,3c,3d 切り欠き
4 給電手段
5 アジャスタ
10,10a,10b 携帯無線端末の筐体

Claims (12)

  1. 開口孔形状のスロットを有するアンテナエレメントと、
    前記アンテナエレメントに対向して配置された反射板と、
    前記アンテナエレメントと前記反射板と電気的及び物理的に接続された給電手段と、
    を含み、
    前記スロットの開口端を含む前記アンテナエレメントの端縁を前記反射板の端縁に対して内側に配置し、前記スロットの開口端の直下に切り欠き構造を前記反射板の端縁に配置したことを特徴とするスロットアンテナ。
  2. 開口孔形状のスロットを有するアンテナエレメントと、
    前記アンテナエレメントに対向して配置された反射板と、
    前記アンテナエレメントと前記反射板とを電気的及び物理的に接続された給電手段と、
    を含み、
    前記スロットの開口端を含む前記アンテナエレメントの端縁を前記反射板の端縁に対して揃えて配置し、前記スロットの開口端の直下に切り欠き構造を前記反射板の端縁に配置したことを特徴とするスロットアンテナ。
  3. 前記スロットは、単共振型スロットである、請求項1又は2のいずれか一項に記載のスロットアンテナ。
  4. 前記スロットは、複共振型スロットである、請求項1又は2のいずれか一項に記載のスロットアンテナ。
  5. 前記スロットの短絡端は、前記反射板と対向する位置に配置されている、請求項1又は2のいずれか一項に記載のスロットアンテナ。
  6. 前記アンテナエレメントは、金属製の平板形状の放射板に前記スロットを形成したものである、請求項1又は2のいずれか一項に記載のスロットアンテナ。
  7. 前記スロットは、前記放射板の端縁に開口端を有する、請求項に記載のスロットアンテナ。
  8. 前記反射板は、前記アンテナエレメントの外形サイズに比して大きい外形サイズである、請求項1又は2のいずれか一項に記載のスロットアンテナ。
  9. 携帯無線端末の筐体に、スロットアンテナが組み込まれ、
    前記スロットアンテナは、
    開口孔形状のスロットを有するアンテナエレメントと、
    前記アンテナエレメントに対向して配置された反射板と、
    前記アンテナエレメントと前記反射板と電気的及び物理的に接続された給電手段と、
    を含み、
    前記スロットの開口端を含む前記アンテナエレメントの端縁を前記反射板の端縁に対して内側に配置し、前記スロットの開口端の直下に切り欠き構造を前記反射板の端縁に配置したことを特徴とする携帯無線端末。
  10. 携帯無線端末の筐体に、スロットアンテナが組み込まれ、
    前記スロットアンテナは、
    開口孔形状のスロットを有するアンテナエレメントと、
    前記アンテナエレメントに対向して配置された反射板と、
    前記アンテナエレメントと前記反射板と電気的及び物理的に接続された給電手段と、
    を含み、
    前記スロットの開口端を含む前記アンテナエレメントの端縁を前記反射板の端縁に対して揃えて配置し、前記スロットの開口端の直下に切り欠き構造を前記反射板の端縁に配置したことを特徴とする携帯無線端末。
  11. 前記反射板は、外的要因によるアンテナ特性への影響を低減する位置に配置された、請求項9又は10のいずれか一項に記載の携帯無線端末。
  12. 前記携帯無線端末の筐体は、折り畳み可能な構造であり、
    前記アンテナエレメントは、折り畳まれる一方の筐体に組み込まれ、
    前記折り畳まれる他方の筐体に内装された金属板は、前記スロットの開口端との干渉を
    避けて前記他方の筐体に組み込まれた、請求項9又は10のいずれか一項に記載の携帯無線端末。
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