JP2002368526A - アンテナ装置及び携帯無線機 - Google Patents
アンテナ装置及び携帯無線機Info
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- JP2002368526A JP2002368526A JP2001169496A JP2001169496A JP2002368526A JP 2002368526 A JP2002368526 A JP 2002368526A JP 2001169496 A JP2001169496 A JP 2001169496A JP 2001169496 A JP2001169496 A JP 2001169496A JP 2002368526 A JP2002368526 A JP 2002368526A
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- parasitic element
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q9/00—Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
- H01Q9/04—Resonant antennas
- H01Q9/30—Resonant antennas with feed to end of elongated active element, e.g. unipole
- H01Q9/42—Resonant antennas with feed to end of elongated active element, e.g. unipole with folded element, the folded parts being spaced apart a small fraction of the operating wavelength
Landscapes
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Waveguide Aerials (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 広帯域な周波数特性を有するアンテナ装置及
び携帯無線機を提供すること。 【解決手段】 地板4の上端部に逆F素子1、半波長素
子2及び無給電素子3を配置する。逆F素子1と半波長
素子2を連続的に接続された一つの導体板で構成し、逆
F素子1の全長(a+c)を動作周波数の波長の約4分
の1に設定し、半波長素子2の全長Lを波長の約半分に
設定する。逆F素子1の一端を接地点6で地板4に接地
し、接地点6の位置から距離bだけ離れた点から給電部
7を引き出す。無給電素子3を、逆F素子1と半波長素
子2との間隙に配置し、その長さdを波長の約4分の1
近傍に設定する。無給電素子3の一端を接地点8で地板
4に接地し、他端を開放する。
び携帯無線機を提供すること。 【解決手段】 地板4の上端部に逆F素子1、半波長素
子2及び無給電素子3を配置する。逆F素子1と半波長
素子2を連続的に接続された一つの導体板で構成し、逆
F素子1の全長(a+c)を動作周波数の波長の約4分
の1に設定し、半波長素子2の全長Lを波長の約半分に
設定する。逆F素子1の一端を接地点6で地板4に接地
し、接地点6の位置から距離bだけ離れた点から給電部
7を引き出す。無給電素子3を、逆F素子1と半波長素
子2との間隙に配置し、その長さdを波長の約4分の1
近傍に設定する。無給電素子3の一端を接地点8で地板
4に接地し、他端を開放する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話などに内
蔵されるアンテナ装置及び携帯無線機に関するものであ
る。
蔵されるアンテナ装置及び携帯無線機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯無線機を使用者が手で保持し
た状態で板状逆Fアンテナよりも高いアンテナ利得を有
する内蔵型のアンテナ装置が提案されている。この種の
アンテナ装置(拡張型逆Fアンテナ)は、携帯無線機の
地板上に設置した逆F素子と、この逆F素子の先端に接
続した半波長素子とを備え、携帯無線機内蔵の主アンテ
ナとして使用可能なものであった(電子情報通信学会技
術研究報告A・P2000−146、2000年12
月)。
た状態で板状逆Fアンテナよりも高いアンテナ利得を有
する内蔵型のアンテナ装置が提案されている。この種の
アンテナ装置(拡張型逆Fアンテナ)は、携帯無線機の
地板上に設置した逆F素子と、この逆F素子の先端に接
続した半波長素子とを備え、携帯無線機内蔵の主アンテ
ナとして使用可能なものであった(電子情報通信学会技
術研究報告A・P2000−146、2000年12
月)。
【0003】ここで、従来の拡張型逆Fアンテナの基本
構成について説明する。図12は、拡張型逆Fアンテナ
を携帯電話機に応用した構成を示し、図12(a)は図
12(b)のA−A′断面を示す。この構成では、図1
2に示す座標系においてY軸に平行な主偏波成分の放射
が得られ、使用者が携帯電話機を手で保持し、約60度
傾斜して耳に密着した状態(以下、通話状態)において
高い実効利得が得られる。また、図13は、拡張型逆F
アンテナをカード型携帯無線機に応用した構成を示し、
図13(a)は要部正面図、図13(b)は側断面図を
それぞれ示す。この構成では、図13に示す座標系にお
いてZ軸に平行な主偏波成分の放射が得られ、使用者が
カード型携帯無線機を胸ポケットに挿入した状態(以
下、胸装着状態)おいて高い実効利得が得られる。
構成について説明する。図12は、拡張型逆Fアンテナ
を携帯電話機に応用した構成を示し、図12(a)は図
12(b)のA−A′断面を示す。この構成では、図1
2に示す座標系においてY軸に平行な主偏波成分の放射
が得られ、使用者が携帯電話機を手で保持し、約60度
傾斜して耳に密着した状態(以下、通話状態)において
高い実効利得が得られる。また、図13は、拡張型逆F
アンテナをカード型携帯無線機に応用した構成を示し、
図13(a)は要部正面図、図13(b)は側断面図を
それぞれ示す。この構成では、図13に示す座標系にお
いてZ軸に平行な主偏波成分の放射が得られ、使用者が
カード型携帯無線機を胸ポケットに挿入した状態(以
下、胸装着状態)おいて高い実効利得が得られる。
【0004】このように、拡張型逆Fアンテナは使用者
の人体に装着された状態において高い実効利得が得られ
るため、携帯無線機に内蔵する主アンテナとして利用で
きる。
の人体に装着された状態において高い実効利得が得られ
るため、携帯無線機に内蔵する主アンテナとして利用で
きる。
【0005】さらに、図14に従来の拡張型逆Fアンテ
ナを中心周波数が2GHzになるように設計した場合の
給電点(VSWR)の周波数特性を示す。図14からわ
かるように、VSWRが2以下の帯域幅は約100MH
z(比帯域5%)と比較的狭い。これに対して、200
1年にサービスが開始される第3世代移動通信システム
(以下、IMT−2000)の周波数帯域は、上り帯域
と下り帯域を総合すると2GHz帯において約250M
Hz(比帯域12.5%)である。以上が携帯無線機に
内蔵されるアンテナ(内蔵アンテナ)である。
ナを中心周波数が2GHzになるように設計した場合の
給電点(VSWR)の周波数特性を示す。図14からわ
かるように、VSWRが2以下の帯域幅は約100MH
z(比帯域5%)と比較的狭い。これに対して、200
1年にサービスが開始される第3世代移動通信システム
(以下、IMT−2000)の周波数帯域は、上り帯域
と下り帯域を総合すると2GHz帯において約250M
Hz(比帯域12.5%)である。以上が携帯無線機に
内蔵されるアンテナ(内蔵アンテナ)である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のアンテナ装置(拡張型逆Fアンテナ)及び携帯無線
機では、VSWRが2以下の帯域幅が約100MHz
(比帯域5%)であって、前記IMT−2000で必要
とされる約250MHz(比帯域12.5%)に比べて
周波数帯域が狭いため、前記IMT−2000に対応で
きないという問題があった。なお、従来の伸縮型アンテ
ナは、携帯無線機を使用者が手で保持した状態において
高いアンテナ利得を有するものの、近年の携帯無線機の
多様化に伴い、高いアンテナ利得を有する内蔵アンテナ
が求められている。
来のアンテナ装置(拡張型逆Fアンテナ)及び携帯無線
機では、VSWRが2以下の帯域幅が約100MHz
(比帯域5%)であって、前記IMT−2000で必要
とされる約250MHz(比帯域12.5%)に比べて
周波数帯域が狭いため、前記IMT−2000に対応で
きないという問題があった。なお、従来の伸縮型アンテ
ナは、携帯無線機を使用者が手で保持した状態において
高いアンテナ利得を有するものの、近年の携帯無線機の
多様化に伴い、高いアンテナ利得を有する内蔵アンテナ
が求められている。
【0007】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、少なくとも2GHz帯において約2
50MHzの帯域幅を実現する、広帯域な周波数特性を
有するアンテナ装置及び携帯無線機を提供するものであ
る。
になされたもので、少なくとも2GHz帯において約2
50MHzの帯域幅を実現する、広帯域な周波数特性を
有するアンテナ装置及び携帯無線機を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のアンテナ装置
は、携帯無線機の地板上に設置した逆Fアンテナ部と、
この逆Fアンテナ部の先端に接続した半波長素子と、前
記逆Fアンテナ部から所定の間隔を隔てた位置に配置さ
れており、一端が前記地板に接地され、他端が開放され
た無給電素子とを設けた構成を有している。この構成に
より、無給電素子などの各素子間の電磁的な相互作用に
より、複数の共振点が発生してインピーダンス特性が変
化し、VSWRが低い帯域幅が拡大するので、周波数特
性の広帯域化を実現できることとなる。
は、携帯無線機の地板上に設置した逆Fアンテナ部と、
この逆Fアンテナ部の先端に接続した半波長素子と、前
記逆Fアンテナ部から所定の間隔を隔てた位置に配置さ
れており、一端が前記地板に接地され、他端が開放され
た無給電素子とを設けた構成を有している。この構成に
より、無給電素子などの各素子間の電磁的な相互作用に
より、複数の共振点が発生してインピーダンス特性が変
化し、VSWRが低い帯域幅が拡大するので、周波数特
性の広帯域化を実現できることとなる。
【0009】また、本発明のアンテナ装置は、携帯無線
機の地板上に設置した逆Fアンテナ部と、この逆Fアン
テナ部の先端に接続した半波長素子と、前記逆Fアンテ
ナ部から所定の間隔を隔てた位置に配置されており、一
端が前記地板に接地され、他端が開放された無給電素子
とを設けた構成を有している。この構成により、前述の
ように周波数特性の広帯域化を実現できることとなる。
ここで、好ましくは前記逆Fアンテナ部と前記半波長素
子の一部を平行に配置し、前記逆Fアンテナ部と前記半
波長素子の一部との間隙に前記無給電素子を配置する。
機の地板上に設置した逆Fアンテナ部と、この逆Fアン
テナ部の先端に接続した半波長素子と、前記逆Fアンテ
ナ部から所定の間隔を隔てた位置に配置されており、一
端が前記地板に接地され、他端が開放された無給電素子
とを設けた構成を有している。この構成により、前述の
ように周波数特性の広帯域化を実現できることとなる。
ここで、好ましくは前記逆Fアンテナ部と前記半波長素
子の一部を平行に配置し、前記逆Fアンテナ部と前記半
波長素子の一部との間隙に前記無給電素子を配置する。
【0010】また、本発明のアンテナ装置は、前記無給
電素子と前記逆Fアンテナ部と前記半波長素子の一部を
平行に配置し、前記無給電素子と前記半波長素子の一部
との間隙に前記逆Fアンテナ部を配置した構成を有して
いる。この構成により、前述のように広帯域な周波数特
性を確保した上で高い実効利得が得られることとなる。
電素子と前記逆Fアンテナ部と前記半波長素子の一部を
平行に配置し、前記無給電素子と前記半波長素子の一部
との間隙に前記逆Fアンテナ部を配置した構成を有して
いる。この構成により、前述のように広帯域な周波数特
性を確保した上で高い実効利得が得られることとなる。
【0011】また、本発明のアンテナ装置は、前記無給
電素子の接地点を前記逆Fアンテナ部の接地点に対して
対向して配置した構成を有している。この構成により、
実効利得を確保しながら前述のように周波数特性の広帯
域化を実現できることとなる。
電素子の接地点を前記逆Fアンテナ部の接地点に対して
対向して配置した構成を有している。この構成により、
実効利得を確保しながら前述のように周波数特性の広帯
域化を実現できることとなる。
【0012】また、本発明のアンテナ装置は、前記無給
電素子を前記逆Fアンテナ部と前記地板との間隙に配置
した構成を有している。この構成により、前述のように
広帯域な周波数特性を確保した上でアンテナ装置を小型
化できることとなる。
電素子を前記逆Fアンテナ部と前記地板との間隙に配置
した構成を有している。この構成により、前述のように
広帯域な周波数特性を確保した上でアンテナ装置を小型
化できることとなる。
【0013】また、本発明のアンテナ装置は、前記逆F
アンテナ部と前記半波長素子と前記無給電素子をプリン
ト基板上の印刷パターンで構成し、前記プリント基板を
前記携帯無線機の地板から所定の間隔を隔てて配置した
構成を有している。この構成により、前述のように広帯
域な周波数特性を確保した上で高い生産性が得られるこ
ととなる。
アンテナ部と前記半波長素子と前記無給電素子をプリン
ト基板上の印刷パターンで構成し、前記プリント基板を
前記携帯無線機の地板から所定の間隔を隔てて配置した
構成を有している。この構成により、前述のように広帯
域な周波数特性を確保した上で高い生産性が得られるこ
ととなる。
【0014】また、本発明のアンテナ装置は、前記逆F
アンテナ部と前記半波長素子と前記無給電素子を導体板
で構成し、前記導体板を前記携帯無線機の樹脂ケースに
貼り付けた構成を有している。この構成により、前述の
ように広帯域な周波数特性を確保した上で高い生産性が
得られることとなる。
アンテナ部と前記半波長素子と前記無給電素子を導体板
で構成し、前記導体板を前記携帯無線機の樹脂ケースに
貼り付けた構成を有している。この構成により、前述の
ように広帯域な周波数特性を確保した上で高い生産性が
得られることとなる。
【0015】さらに、本発明の携帯無線機は、前記アン
テナ装置を設けた構成を有している。この構成により、
前述のように広帯域な内蔵アンテナを具備した携帯電話
機を実現できることとなる。
テナ装置を設けた構成を有している。この構成により、
前述のように広帯域な内蔵アンテナを具備した携帯電話
機を実現できることとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。 [第1の実施の形態]図1に示すように、本発明の第1
の実施の形態のアンテナ装置は、携帯電話機の地板4上
に設置した逆F素子1と、この逆F素子1の先端に接続
した半波長素子2と、逆F素子1から所定の間隔を隔て
た位置に配置されており、一端が地板4に接地され、他
端が開放された無給電素子3とを設けたものである。
て、図面を用いて説明する。 [第1の実施の形態]図1に示すように、本発明の第1
の実施の形態のアンテナ装置は、携帯電話機の地板4上
に設置した逆F素子1と、この逆F素子1の先端に接続
した半波長素子2と、逆F素子1から所定の間隔を隔て
た位置に配置されており、一端が地板4に接地され、他
端が開放された無給電素子3とを設けたものである。
【0017】図1において、(c)は本実施形態のアン
テナ装置の要部正断面図、(a)は(c)のB−B′断
面図、(b)は(c)のA−A′断面図をそれぞれ示
す。なお、本実施形態では、アンテナの動作周波数帯を
2GHz帯として説明する。
テナ装置の要部正断面図、(a)は(c)のB−B′断
面図、(b)は(c)のA−A′断面図をそれぞれ示
す。なお、本実施形態では、アンテナの動作周波数帯を
2GHz帯として説明する。
【0018】地板4は携帯電話機の地板であり、一般に
は無線回路が実装される回路基板のグランドプレーンに
相当する。本実施形態においては、地板4の寸法を一般
的な携帯電話の寸法である縦120mm、横40mmに
設定している。
は無線回路が実装される回路基板のグランドプレーンに
相当する。本実施形態においては、地板4の寸法を一般
的な携帯電話の寸法である縦120mm、横40mmに
設定している。
【0019】また、地板4の上端部に逆F素子1、半波
長素子2及び無給電素子3が配置される。逆F素子1と
半波長素子2は連続的に接続された一つの導体板で構成
される。逆F素子1及び半波長素子2を構成する導体板
は、例えば、幅2mm、厚み0.3mmの銅板で形成さ
れる。無給電素子3は、前記導体板と独立した導体板で
あり、同様に幅2mm、厚み0.3mmの銅板で形成さ
れる。
長素子2及び無給電素子3が配置される。逆F素子1と
半波長素子2は連続的に接続された一つの導体板で構成
される。逆F素子1及び半波長素子2を構成する導体板
は、例えば、幅2mm、厚み0.3mmの銅板で形成さ
れる。無給電素子3は、前記導体板と独立した導体板で
あり、同様に幅2mm、厚み0.3mmの銅板で形成さ
れる。
【0020】ここで、説明の便宜上、逆F素子1と半波
長素子2の仮想的な境界点を境界点5とする。したがっ
て、逆F素子1の全長は(a+c)となり、半波長素子
2の全長はLとなる。逆F素子1の全長(a+c)は動
作周波数の波長の約4分の1(約36mm)に設定され
る。また、逆F素子1は、地板4から間隔h(例えば、
5mm)を隔てて配置されており、その一端が接地点6
で地板4に接地される。さらに、接地点6の位置から距
離bだけ離れた点から給電部7が引き出される。この構
成により、逆F素子1は地板4上の逆Fアンテナとして
動作する。
長素子2の仮想的な境界点を境界点5とする。したがっ
て、逆F素子1の全長は(a+c)となり、半波長素子
2の全長はLとなる。逆F素子1の全長(a+c)は動
作周波数の波長の約4分の1(約36mm)に設定され
る。また、逆F素子1は、地板4から間隔h(例えば、
5mm)を隔てて配置されており、その一端が接地点6
で地板4に接地される。さらに、接地点6の位置から距
離bだけ離れた点から給電部7が引き出される。この構
成により、逆F素子1は地板4上の逆Fアンテナとして
動作する。
【0021】半波長素子2の全長Lは、動作周波数の波
長の約半分(約75mm)に設定される。また、半波長
素子2は、地板4の2つの角で折り曲げられ、地板4か
ら突出して配置される。なお、半波長素子2と地板4と
の間隔は、逆F素子1と同様にh(5mm)である。
長の約半分(約75mm)に設定される。また、半波長
素子2は、地板4の2つの角で折り曲げられ、地板4か
ら突出して配置される。なお、半波長素子2と地板4と
の間隔は、逆F素子1と同様にh(5mm)である。
【0022】無給電素子3は、逆F素子1と半波長素子
2との間隙に配置される。なお、逆F素子1と無給電素
子3との間隔gと、半波長素子2と無給電素子3との間
隔gとは等しく、例えば1mmに設定される。また、無
給電素子3の長さdは、動作周波数の波長の約4分の1
近傍(例えば、約34mm)に設定される。また、無給
電素子3の一端は、接地点8で地板4に接地され、他端
は開放される。また、無給電素子3と地板4との間隔は
h(5mm)である。また、逆F素子1の接地点6と無
給電素子3の接地点8と距離eは、例えば2mmであ
る。
2との間隙に配置される。なお、逆F素子1と無給電素
子3との間隔gと、半波長素子2と無給電素子3との間
隔gとは等しく、例えば1mmに設定される。また、無
給電素子3の長さdは、動作周波数の波長の約4分の1
近傍(例えば、約34mm)に設定される。また、無給
電素子3の一端は、接地点8で地板4に接地され、他端
は開放される。また、無給電素子3と地板4との間隔は
h(5mm)である。また、逆F素子1の接地点6と無
給電素子3の接地点8と距離eは、例えば2mmであ
る。
【0023】このように構成されたアンテナ装置におい
て、無給電素子3は本発明により追加されたものであ
り、この無給電素子3を削除した構成が従来の拡張型逆
Fアンテナ(図12に示す)に相当する。
て、無給電素子3は本発明により追加されたものであ
り、この無給電素子3を削除した構成が従来の拡張型逆
Fアンテナ(図12に示す)に相当する。
【0024】ここで、本実施形態の拡張型逆Fアンテナ
と従来の拡張型逆Fアンテナを比較するために、図12
を用いて、従来の拡張型逆Fアンテナの基本的な動作を
説明する。なお、図12において、本実施形態(図1に
示す)と同一の符合を付すものは同一の機能を有するも
のとする。
と従来の拡張型逆Fアンテナを比較するために、図12
を用いて、従来の拡張型逆Fアンテナの基本的な動作を
説明する。なお、図12において、本実施形態(図1に
示す)と同一の符合を付すものは同一の機能を有するも
のとする。
【0025】図12において、逆F素子1の接地点6と
給電部7との距離bを調節することにより、給電部7の
インピーダンスを動作周波数において50Ωに整合する
ことが可能である。調整されたbの値は、例えば8mm
である。また、逆F素子1は主にインピーダンス整合機
能を担い、半波長素子2は主に放射機能を担う。この構
成により、前記従来の技術で述べたように、図12に示
すアンテナから放射される主偏波成分は、図中に示す座
標系においてY方向となる。このことにより、使用者が
携帯電話機を手で保持し、約60度傾斜して耳に密着し
た通話状態において、垂直偏波が主偏波成分となり、高
い実効利得が得られる。また、前記従来の技術で述べた
ように、従来の拡張型逆Fアンテナの給電部7における
VSWRの周波数特性(図14に示す)では、VSWR
が2以下の帯域幅は約100MHz(比帯域5%)であ
る。
給電部7との距離bを調節することにより、給電部7の
インピーダンスを動作周波数において50Ωに整合する
ことが可能である。調整されたbの値は、例えば8mm
である。また、逆F素子1は主にインピーダンス整合機
能を担い、半波長素子2は主に放射機能を担う。この構
成により、前記従来の技術で述べたように、図12に示
すアンテナから放射される主偏波成分は、図中に示す座
標系においてY方向となる。このことにより、使用者が
携帯電話機を手で保持し、約60度傾斜して耳に密着し
た通話状態において、垂直偏波が主偏波成分となり、高
い実効利得が得られる。また、前記従来の技術で述べた
ように、従来の拡張型逆Fアンテナの給電部7における
VSWRの周波数特性(図14に示す)では、VSWR
が2以下の帯域幅は約100MHz(比帯域5%)であ
る。
【0026】次に、図1に示す本実施形態の構成のよう
に、無給電素子3を追加した場合の動作を説明する。
に、無給電素子3を追加した場合の動作を説明する。
【0027】本実施形態において、無給電素子3は、元
来のアンテナ素子である逆F素子1及び半波長素子2に
対する寄生素子であり、無給電素子3と逆F素子1及び
半波長素子2それぞれの共振周波数の差は小さい。これ
ら素子間の電磁的な相互作用によって、給電部7のイン
ピーダンスが変化する。図2に、そのインピーダンス特
性を示す。図2において、軌跡9は給電部7のインピー
ダンスの周波数変化をスミスチャート上にプロットした
ものである。軌跡9からわかるように、複数の共振点が
発生することでインピーダンスの軌跡が50Ω付近で回
転する。これにより、VSWRが低い帯域幅が拡大され
る。図3に、VSWRの周波数特性を示す。図3のグラ
フ10からわかるように、VSWRが2以下の帯域幅は
約280MHz(比帯域14%)が得られており、帯域
幅が従来のアンテナ装置の周波数特性(図14に示す)
に比べて2.8倍に拡大される。これにより、IMT−
2000の帯域幅に対応することができる。
来のアンテナ素子である逆F素子1及び半波長素子2に
対する寄生素子であり、無給電素子3と逆F素子1及び
半波長素子2それぞれの共振周波数の差は小さい。これ
ら素子間の電磁的な相互作用によって、給電部7のイン
ピーダンスが変化する。図2に、そのインピーダンス特
性を示す。図2において、軌跡9は給電部7のインピー
ダンスの周波数変化をスミスチャート上にプロットした
ものである。軌跡9からわかるように、複数の共振点が
発生することでインピーダンスの軌跡が50Ω付近で回
転する。これにより、VSWRが低い帯域幅が拡大され
る。図3に、VSWRの周波数特性を示す。図3のグラ
フ10からわかるように、VSWRが2以下の帯域幅は
約280MHz(比帯域14%)が得られており、帯域
幅が従来のアンテナ装置の周波数特性(図14に示す)
に比べて2.8倍に拡大される。これにより、IMT−
2000の帯域幅に対応することができる。
【0028】以上のように本発明の第1の実施の形態の
携帯電話機は、アンテナ装置に、携帯無線機の地板4上
に設置した逆F素子1と、この逆F素子1の先端に接続
した半波長素子2と、前記逆F素子1から所定の間隔を
隔てた位置に配置されており、一端が地板4に接地さ
れ、他端が開放された無給電素子3とを設けているの
で、追加した無給電素子3を含む各素子間の電磁的な相
互作用により、複数の共振点が発生して給電部7のイン
ピーダンスが変化し、VSWRが低い帯域幅を拡大する
ことができる。
携帯電話機は、アンテナ装置に、携帯無線機の地板4上
に設置した逆F素子1と、この逆F素子1の先端に接続
した半波長素子2と、前記逆F素子1から所定の間隔を
隔てた位置に配置されており、一端が地板4に接地さ
れ、他端が開放された無給電素子3とを設けているの
で、追加した無給電素子3を含む各素子間の電磁的な相
互作用により、複数の共振点が発生して給電部7のイン
ピーダンスが変化し、VSWRが低い帯域幅を拡大する
ことができる。
【0029】なお、上記実施の形態では内蔵アンテナと
して幅2mmの導体板で構成した逆Fアンテナを用いた
場合について説明したが、本発明は前記逆Fアンテナの
ほかに、方形形状の板状逆Fアンテナなどを用いても同
様の効果が得られるものである。
して幅2mmの導体板で構成した逆Fアンテナを用いた
場合について説明したが、本発明は前記逆Fアンテナの
ほかに、方形形状の板状逆Fアンテナなどを用いても同
様の効果が得られるものである。
【0030】また、上記実施の形態では半波長素子とし
て幅2mmの導体板を用いた場合について説明したが、
本発明は前記導体板のほかに、直径1mm程度の導体
柱、モノポール素子などを用いても同様の効果が得られ
るものである。
て幅2mmの導体板を用いた場合について説明したが、
本発明は前記導体板のほかに、直径1mm程度の導体
柱、モノポール素子などを用いても同様の効果が得られ
るものである。
【0031】さらに、上記実施の形態では無給電素子と
して幅2mmの導体板を用いた場合について説明した
が、本発明は前記導体板のほかに、導体柱などを用いて
も適切な電磁的相互結合が得られる構成であれば、同様
な効果が得られるものである。
して幅2mmの導体板を用いた場合について説明した
が、本発明は前記導体板のほかに、導体柱などを用いて
も適切な電磁的相互結合が得られる構成であれば、同様
な効果が得られるものである。
【0032】[第2の実施の形態]図4は本発明の第2
の実施の形態の要部正断面図(a)及び要部側断面図
(b)を示す。これは第1の実施の形態とは、さらに逆
F素子11と半波長素子12の一部を平行に配置し、逆
F素子11と半波長素子12の一部との間隙に無給電素
子13を配置した点が相違している。この構成によれ
ば、カード型携帯無線機に応用した拡張型逆Fアンテナ
の逆F素子11と半波長素子12との間隙に無給電素子
13を追加することで、帯域幅を拡大できるという効果
も得られる。
の実施の形態の要部正断面図(a)及び要部側断面図
(b)を示す。これは第1の実施の形態とは、さらに逆
F素子11と半波長素子12の一部を平行に配置し、逆
F素子11と半波長素子12の一部との間隙に無給電素
子13を配置した点が相違している。この構成によれ
ば、カード型携帯無線機に応用した拡張型逆Fアンテナ
の逆F素子11と半波長素子12との間隙に無給電素子
13を追加することで、帯域幅を拡大できるという効果
も得られる。
【0033】図4に示すように、本実施形態のアンテナ
装置は、従来のカード型無線機に内蔵した拡張型逆Fア
ンテナ(図13に示す)に無給電素子13を追加した構
成を有するものである。
装置は、従来のカード型無線機に内蔵した拡張型逆Fア
ンテナ(図13に示す)に無給電素子13を追加した構
成を有するものである。
【0034】地板14は、カード型無線機の地板であ
り、一般には無線回路が実装される回路基板のグランド
プレーンに相当する。本実施形態においては、地板14
の寸法を名刺サイズの無線機を想定して縦90mm、横
50mmに設定している。
り、一般には無線回路が実装される回路基板のグランド
プレーンに相当する。本実施形態においては、地板14
の寸法を名刺サイズの無線機を想定して縦90mm、横
50mmに設定している。
【0035】また、地板14のZ軸方向に平行な辺(以
下、長辺)に沿って、逆F素子11、半波長素子12及
び無給電素子13が配置される。逆F素子11と半波長
素子12は連続的に接続された一つの導体板で構成され
る。逆F素子11及び半波長素子12を構成する導体板
は、例えば、幅2mm、厚み0.3mmの銅板で形成さ
れる。無給電素子13は独立した導体板であり、同様に
幅2mm、厚み0.3mmの銅板で形成される。
下、長辺)に沿って、逆F素子11、半波長素子12及
び無給電素子13が配置される。逆F素子11と半波長
素子12は連続的に接続された一つの導体板で構成され
る。逆F素子11及び半波長素子12を構成する導体板
は、例えば、幅2mm、厚み0.3mmの銅板で形成さ
れる。無給電素子13は独立した導体板であり、同様に
幅2mm、厚み0.3mmの銅板で形成される。
【0036】逆F素子11と半波長素子12の仮想的な
境界点を境界点15とすると、逆F素子11の全長はa
となり、半波長素子12の全長はLとなる。逆F素子1
1の全長aは動作周波数の波長の約4分の1(約38m
m)に設定される。逆F素子11は地板14から間隔h
(例えば、5mm)を隔てて配置されており、その一端
が接地点16で地板14に接地される。接地点16の位
置から距離bだけ離れた点から給電部17が引き出され
る。この構成により逆F素子11は地板14上の逆Fア
ンテナとして動作する。
境界点を境界点15とすると、逆F素子11の全長はa
となり、半波長素子12の全長はLとなる。逆F素子1
1の全長aは動作周波数の波長の約4分の1(約38m
m)に設定される。逆F素子11は地板14から間隔h
(例えば、5mm)を隔てて配置されており、その一端
が接地点16で地板14に接地される。接地点16の位
置から距離bだけ離れた点から給電部17が引き出され
る。この構成により逆F素子11は地板14上の逆Fア
ンテナとして動作する。
【0037】半波長素子12の全長Lは動作周波数の波
長の約半分(約75mm)に設定される。半波長素子1
2は、境界点15で折り返されて、地板14の長辺に平
行に地板14から突出して配置される。半波長素子12
と地板14との間隔は、逆F素子11と同様にh(5m
m)である。
長の約半分(約75mm)に設定される。半波長素子1
2は、境界点15で折り返されて、地板14の長辺に平
行に地板14から突出して配置される。半波長素子12
と地板14との間隔は、逆F素子11と同様にh(5m
m)である。
【0038】無給電素子13は、逆F素子11と半波長
素子12との間隙に配置される。逆F素子11と無給電
素子13との間隔及び半波長素子12と無給電素子13
との間隔gは、例えば1mmに設定される。無給電素子
13の長さdは動作周波数の波長の約4分の1近傍(例
えば、約35mm)に設定される。無給電素子13の一
端は接地点18で地板14に接地され、他端は開放され
る。無給電素子13と地板14との間隔はh(5mm)
である。逆F素子11の接地点16と無給電素子13の
接地点18と距離eは、例えば3mmである。
素子12との間隙に配置される。逆F素子11と無給電
素子13との間隔及び半波長素子12と無給電素子13
との間隔gは、例えば1mmに設定される。無給電素子
13の長さdは動作周波数の波長の約4分の1近傍(例
えば、約35mm)に設定される。無給電素子13の一
端は接地点18で地板14に接地され、他端は開放され
る。無給電素子13と地板14との間隔はh(5mm)
である。逆F素子11の接地点16と無給電素子13の
接地点18と距離eは、例えば3mmである。
【0039】上記のように構成されたアンテナ装置にお
いて、無給電素子13は本発明により追加されたもので
あり、この無給電素子13を削除した構成が従来の拡張
型逆Fアンテナ(図13に示す)に相当する。
いて、無給電素子13は本発明により追加されたもので
あり、この無給電素子13を削除した構成が従来の拡張
型逆Fアンテナ(図13に示す)に相当する。
【0040】ここで、本実施形態の拡張型逆Fアンテナ
と従来の拡張型逆Fアンテナを比較するために、図13
を用いて、従来の拡張型逆Fアンテナの基本的な動作を
説明する。なお、図13において、第1の実施の形態
(図1に示す)と同一の符合を付すものは同一の機能を
有するものとする。
と従来の拡張型逆Fアンテナを比較するために、図13
を用いて、従来の拡張型逆Fアンテナの基本的な動作を
説明する。なお、図13において、第1の実施の形態
(図1に示す)と同一の符合を付すものは同一の機能を
有するものとする。
【0041】図13において、逆F素子11は主にイン
ピーダンス整合機能を担い、半波長素子12は主に放射
機能を担う。これにより、図13に示すアンテナ装置か
ら放射される主偏波成分は、図中に示す座標系において
Z方向となる。このことにより、使用者が携帯無線機を
胸ポケットに挿入した状態(胸装着状態)において、垂
直偏波が主偏波成分となり、高い実効利得が得られる。
ピーダンス整合機能を担い、半波長素子12は主に放射
機能を担う。これにより、図13に示すアンテナ装置か
ら放射される主偏波成分は、図中に示す座標系において
Z方向となる。このことにより、使用者が携帯無線機を
胸ポケットに挿入した状態(胸装着状態)において、垂
直偏波が主偏波成分となり、高い実効利得が得られる。
【0042】次に、図4に示す本実施形態の構成のよう
に、無給電素子13を追加した場合の動作を説明する。
に、無給電素子13を追加した場合の動作を説明する。
【0043】本実施形態において、無給電素子13を追
加すると、図5の軌跡19に示すようなインピーダンス
特性が得られる。これにより、VSWRが低い帯域幅が
拡大される。VSWRの周波数特性を図6のグラフ20
に示す。図6からわかるように、VSWRが2以下の帯
域幅は約280MHz(比帯域14%)が得られてお
り、帯域幅が2.8倍に拡大される。これにより、IM
T−2000の帯域幅に対応することができる。
加すると、図5の軌跡19に示すようなインピーダンス
特性が得られる。これにより、VSWRが低い帯域幅が
拡大される。VSWRの周波数特性を図6のグラフ20
に示す。図6からわかるように、VSWRが2以下の帯
域幅は約280MHz(比帯域14%)が得られてお
り、帯域幅が2.8倍に拡大される。これにより、IM
T−2000の帯域幅に対応することができる。
【0044】[第3の実施の形態]図7は本発明の第3
の実施の形態の要部正断面図(a)及び要部側断面図
(b)を示す。これは第1の実施の形態とは、さらに無
給電素子13と逆F素子11と半波長素子12の一部を
平行に配置し、無給電素子13と半波長素子12の一部
との間隙に逆F素子11を配置した点が相違している。
この構成によれば、カード型携帯無線機に応用した拡張
型逆Fアンテナの半波長素子12の反対側で、逆F素子
11に沿って無給電素子13を配置することで、実効利
得を確保した上で帯域幅を拡大できるという効果も得ら
れる。
の実施の形態の要部正断面図(a)及び要部側断面図
(b)を示す。これは第1の実施の形態とは、さらに無
給電素子13と逆F素子11と半波長素子12の一部を
平行に配置し、無給電素子13と半波長素子12の一部
との間隙に逆F素子11を配置した点が相違している。
この構成によれば、カード型携帯無線機に応用した拡張
型逆Fアンテナの半波長素子12の反対側で、逆F素子
11に沿って無給電素子13を配置することで、実効利
得を確保した上で帯域幅を拡大できるという効果も得ら
れる。
【0045】図7に示すように、本実施形態のアンテナ
装置は、第2の実施の形態(図4に示す)のアンテナ装
置の無給電素子13を、逆F素子11と半波長素子12
の間隙ではなく、逆F素子11の−Y側に沿って配置し
た構成である。図7において、図4と同一の符号を付す
ものは同一の機能を有する。逆F素子11と無給電素子
13との間隔g、及び逆F素子11と半波長素子12と
の間隔gは、例えば1mmに設定される。無給電素子1
3の長さdは、動作周波数の波長の約4分の1近傍(例
えば、約35mm)に設定される。逆F素子11の接地
点16と無給電素子13の接地点18と距離eは、例え
ば1mmである。
装置は、第2の実施の形態(図4に示す)のアンテナ装
置の無給電素子13を、逆F素子11と半波長素子12
の間隙ではなく、逆F素子11の−Y側に沿って配置し
た構成である。図7において、図4と同一の符号を付す
ものは同一の機能を有する。逆F素子11と無給電素子
13との間隔g、及び逆F素子11と半波長素子12と
の間隔gは、例えば1mmに設定される。無給電素子1
3の長さdは、動作周波数の波長の約4分の1近傍(例
えば、約35mm)に設定される。逆F素子11の接地
点16と無給電素子13の接地点18と距離eは、例え
ば1mmである。
【0046】図4に示すアンテナ装置の場合、無給電素
子13と半波長素子12が近接するため、これらの素子
間の電磁的な相互作用が大きい。このため、半波長素子
12に分布する電流が減少し、無給電素子13に分布す
る電流が増加する。この結果、図4に示すアンテナ装置
から放射されるZ方向(垂直)偏波成分のXY面平均値
が、従来のアンテナ装置(図13に示す)から放射され
るZ方向(垂直)偏波成分のXY面平均値と比較して約
2dB低下する。これにより、胸装着状態の実効利得が
2dB程度低下する。
子13と半波長素子12が近接するため、これらの素子
間の電磁的な相互作用が大きい。このため、半波長素子
12に分布する電流が減少し、無給電素子13に分布す
る電流が増加する。この結果、図4に示すアンテナ装置
から放射されるZ方向(垂直)偏波成分のXY面平均値
が、従来のアンテナ装置(図13に示す)から放射され
るZ方向(垂直)偏波成分のXY面平均値と比較して約
2dB低下する。これにより、胸装着状態の実効利得が
2dB程度低下する。
【0047】これに対して、本実施形態のアンテナ装置
の場合、無給電素子13と電磁的な相互作用が発生する
素子は主に逆F素子11である。このため、半波長素子
12に分布する電流が減少しない。その結果、放射され
るZ方向(垂直)偏波成分のXY面平均値が、従来のア
ンテナ装置(図13に示す)から放射されるZ方向(垂
直)偏波成分のXY面平均値とほぼ同等となり、実効利
得は低下しない。
の場合、無給電素子13と電磁的な相互作用が発生する
素子は主に逆F素子11である。このため、半波長素子
12に分布する電流が減少しない。その結果、放射され
るZ方向(垂直)偏波成分のXY面平均値が、従来のア
ンテナ装置(図13に示す)から放射されるZ方向(垂
直)偏波成分のXY面平均値とほぼ同等となり、実効利
得は低下しない。
【0048】但し、本実施形態のアンテナ装置の場合、
VSWRが2以下の帯域幅は約260MHz(比帯域1
3%)であり、図4に示すアンテナ装置の帯域幅より減
少するが、IMT−2000の帯域幅は確保できる。
VSWRが2以下の帯域幅は約260MHz(比帯域1
3%)であり、図4に示すアンテナ装置の帯域幅より減
少するが、IMT−2000の帯域幅は確保できる。
【0049】なお、上記実施の形態ではアンテナ装置を
搭載する無線機としてカード型無線機を用いた場合につ
いて説明したが、本発明はカード型無線機のほかに、図
1に示す携帯電話機などを用いても同様の効果が得られ
るものである。
搭載する無線機としてカード型無線機を用いた場合につ
いて説明したが、本発明はカード型無線機のほかに、図
1に示す携帯電話機などを用いても同様の効果が得られ
るものである。
【0050】[第4の実施の形態]図8は本発明の第4
の実施の形態の要部正断面図(a)及び要部側断面図
(b)を示す。これは第1の実施の形態とは、さらに無
給電素子13の接地点18を逆F素子11の接地点16
に対して対向して配置した点が相違している。この構成
によれば、カード型携帯無線機に応用した拡張型逆Fア
ンテナに追加する無給電素子13の接地点18を、逆F
素子11の接地点16に対して対向する位置に配置する
ことで、実効利得を確保した上で帯域幅を拡大できると
いう効果も得られる。
の実施の形態の要部正断面図(a)及び要部側断面図
(b)を示す。これは第1の実施の形態とは、さらに無
給電素子13の接地点18を逆F素子11の接地点16
に対して対向して配置した点が相違している。この構成
によれば、カード型携帯無線機に応用した拡張型逆Fア
ンテナに追加する無給電素子13の接地点18を、逆F
素子11の接地点16に対して対向する位置に配置する
ことで、実効利得を確保した上で帯域幅を拡大できると
いう効果も得られる。
【0051】図8に示すように、本実施形態のアンテナ
装置は、無給電素子13の接地点18の位置を除いて、
第3の実施の形態(図7に示す)のアンテナ装置と同一
の構成である。図8において、図4と同一の符号を付す
ものは同一の機能を有する。第3の実施の形態におい
て、無給電素子13の接地点18の位置は、逆F素子1
1の接地点16に近い側に配置されているが、本実施形
態のアンテナ装置においては、接地点18を接地点16
に対向する側、すなわちZ方向側に配置している。ま
た、逆F素子11の接地点16と無給電素子13の開放
端との距離eは、例えば2mmである。
装置は、無給電素子13の接地点18の位置を除いて、
第3の実施の形態(図7に示す)のアンテナ装置と同一
の構成である。図8において、図4と同一の符号を付す
ものは同一の機能を有する。第3の実施の形態におい
て、無給電素子13の接地点18の位置は、逆F素子1
1の接地点16に近い側に配置されているが、本実施形
態のアンテナ装置においては、接地点18を接地点16
に対向する側、すなわちZ方向側に配置している。ま
た、逆F素子11の接地点16と無給電素子13の開放
端との距離eは、例えば2mmである。
【0052】このように構成することで、VSWRが2
以下の帯域幅は約280MHz(比帯域14%)が得ら
れ、かつ、Z方向(垂直)偏波成分のXY面平均値が、
従来のアンテナ装置(図13に示す)のZ方向(垂直)
偏波成分のXY面平均値とほぼ同等となり、実効利得は
低下しない。
以下の帯域幅は約280MHz(比帯域14%)が得ら
れ、かつ、Z方向(垂直)偏波成分のXY面平均値が、
従来のアンテナ装置(図13に示す)のZ方向(垂直)
偏波成分のXY面平均値とほぼ同等となり、実効利得は
低下しない。
【0053】なお、上記実施の形態ではアンテナ装置を
搭載する無線機としてカード型無線機を用いた場合につ
いて説明したが、本発明はカード型無線機のほかに、図
1に示す携帯電話機などを用いても同様の効果が得られ
るものである。
搭載する無線機としてカード型無線機を用いた場合につ
いて説明したが、本発明はカード型無線機のほかに、図
1に示す携帯電話機などを用いても同様の効果が得られ
るものである。
【0054】[第5の実施の形態]図9は本発明の第5
の実施の形態のアンテナ装置の要部正断面図(a)及び
要部側断面図(b)を示す。これは第1の実施の形態と
は、さらに無給電素子13を逆F素子11と地板14と
の間隙に配置した点が相違している。この構成によれ
ば、カード型携帯無線機に応用した拡張型逆Fアンテナ
の逆F素子11と地板14との間に無給電素子13を追
加することで、帯域幅を拡大した上でアンテナ装置を小
型化できるという効果も得られる。
の実施の形態のアンテナ装置の要部正断面図(a)及び
要部側断面図(b)を示す。これは第1の実施の形態と
は、さらに無給電素子13を逆F素子11と地板14と
の間隙に配置した点が相違している。この構成によれ
ば、カード型携帯無線機に応用した拡張型逆Fアンテナ
の逆F素子11と地板14との間に無給電素子13を追
加することで、帯域幅を拡大した上でアンテナ装置を小
型化できるという効果も得られる。
【0055】図9に示すように、本実施形態のアンテナ
装置は、第2の実施の形態(図4に示す)のアンテナ装
置の無給電素子13を逆F素子11と地板14との間に
挿入したものである。図9において、図4と同一の符号
を付すものは同一の機能を有する。本実施形態において
は、無給電素子13の長さdは約33mmに設定され
る。また、逆F素子11と地板14との間隔hfは5m
mに設定され、無給電素子13と地板14との間隔hp
は3mmに設定される。逆F素子11の接地点16と無
給電素子13の接地点18と距離eは、例えば1mmで
ある。なお、無給電素子13と給電部17の引き出し線
は、電気的に接触しないように配置される。
装置は、第2の実施の形態(図4に示す)のアンテナ装
置の無給電素子13を逆F素子11と地板14との間に
挿入したものである。図9において、図4と同一の符号
を付すものは同一の機能を有する。本実施形態において
は、無給電素子13の長さdは約33mmに設定され
る。また、逆F素子11と地板14との間隔hfは5m
mに設定され、無給電素子13と地板14との間隔hp
は3mmに設定される。逆F素子11の接地点16と無
給電素子13の接地点18と距離eは、例えば1mmで
ある。なお、無給電素子13と給電部17の引き出し線
は、電気的に接触しないように配置される。
【0056】このように構成することで、アンテナ装置
の占有面積を縮小することができ、地板14上における
他の部品を実装するための面積を広く取れる。但し、本
実施形態のアンテナ装置の場合、VSWRが2以下の帯
域幅は約260MHz(比帯域13%)であり、第2の
実施の形態(図4に示す)のアンテナ装置の帯域幅より
減少するが、IMT−2000の帯域幅は確保できる。
の占有面積を縮小することができ、地板14上における
他の部品を実装するための面積を広く取れる。但し、本
実施形態のアンテナ装置の場合、VSWRが2以下の帯
域幅は約260MHz(比帯域13%)であり、第2の
実施の形態(図4に示す)のアンテナ装置の帯域幅より
減少するが、IMT−2000の帯域幅は確保できる。
【0057】[第6の実施の形態]図10は本発明の第
6の実施の形態のアンテナ装置の要部正断面図(b)及
び要部横断面図(a)を示す。これは第1の実施の形態
とは、さらに逆F素子21と半波長素子22と無給電素
子23をプリント基板24上の印刷パターンで構成し、
プリント基板24を携帯無線機の地板(ケース)25か
ら所定の間隔を隔てて配置した点が相違している。この
構成によれば、逆F素子21、半波長素子22及び無給
電素子23をプリント基板24上の印刷パターンで形成
することで、帯域幅を拡大した上で生産性を向上できる
という効果も得られる。
6の実施の形態のアンテナ装置の要部正断面図(b)及
び要部横断面図(a)を示す。これは第1の実施の形態
とは、さらに逆F素子21と半波長素子22と無給電素
子23をプリント基板24上の印刷パターンで構成し、
プリント基板24を携帯無線機の地板(ケース)25か
ら所定の間隔を隔てて配置した点が相違している。この
構成によれば、逆F素子21、半波長素子22及び無給
電素子23をプリント基板24上の印刷パターンで形成
することで、帯域幅を拡大した上で生産性を向上できる
という効果も得られる。
【0058】図10に示すように、本実施形態のアンテ
ナ装置は、図1に示すアンテナ装置の逆F素子、半波長
素子及び無給電素子をプリント基板24上の印刷パター
ンで構成したものである。図10において、図1と同一
の符号を付すものは同一の機能を有する。本実施形態に
おいては、逆F素子21、半波長素子22及び無給電素
子23はそれぞれプリント基板24上の幅2mmの印刷
パターンで形成される。プリント基板24は、例えば、
厚み0.8mm程度のガラスエポキシ基板で形成され
る。プリント基板24上における実効誘電率にしたがっ
て、各素子の長さは第1の実施の形態(図1に示す)に
比べて短縮されるが、図1に示すアンテナ装置と同様な
電気的動作となるように調整される。
ナ装置は、図1に示すアンテナ装置の逆F素子、半波長
素子及び無給電素子をプリント基板24上の印刷パター
ンで構成したものである。図10において、図1と同一
の符号を付すものは同一の機能を有する。本実施形態に
おいては、逆F素子21、半波長素子22及び無給電素
子23はそれぞれプリント基板24上の幅2mmの印刷
パターンで形成される。プリント基板24は、例えば、
厚み0.8mm程度のガラスエポキシ基板で形成され
る。プリント基板24上における実効誘電率にしたがっ
て、各素子の長さは第1の実施の形態(図1に示す)に
比べて短縮されるが、図1に示すアンテナ装置と同様な
電気的動作となるように調整される。
【0059】ケース25は、携帯電話機の外装用樹脂ケ
ースである。回路基板33上には、無線回路部26が配
置される。プリント基板24及び回路基板33は、ケー
ス25によって機械的に支持されて、それぞれの間隔h
が5mmになるように固定される。
ースである。回路基板33上には、無線回路部26が配
置される。プリント基板24及び回路基板33は、ケー
ス25によって機械的に支持されて、それぞれの間隔h
が5mmになるように固定される。
【0060】給電端子27及び接地端子28の一端は、
プリント基板24上の逆F素子21に例えば半田付けさ
れており、それぞれの他端は回路基板33上の給電パタ
ーン30及び接地パターン31に電気的に接触する。ま
た、接地端子29は、同様に無給電素子23を接地パタ
ーン32に電気的に接続するよう機能する。給電パター
ン30は、無線回路部26のアンテナ給電回路に接続さ
れる。
プリント基板24上の逆F素子21に例えば半田付けさ
れており、それぞれの他端は回路基板33上の給電パタ
ーン30及び接地パターン31に電気的に接触する。ま
た、接地端子29は、同様に無給電素子23を接地パタ
ーン32に電気的に接続するよう機能する。給電パター
ン30は、無線回路部26のアンテナ給電回路に接続さ
れる。
【0061】このように構成することで、逆F素子2
1、半波長素子22及び無給電素子23は、プリント基
板24をエッチング製作することにより生産できるた
め、各素子の長さや間隔の生産偏差が抑えられる。これ
により、広帯域な特性を安定化でき、生産性を向上でき
る。
1、半波長素子22及び無給電素子23は、プリント基
板24をエッチング製作することにより生産できるた
め、各素子の長さや間隔の生産偏差が抑えられる。これ
により、広帯域な特性を安定化でき、生産性を向上でき
る。
【0062】[第7の実施の形態]図11は本発明の第
7の実施の形態の要部正断面図(b)及び要部横断面図
(a)を示す。これは第1の実施の形態とは、さらに逆
F素子34と半波長素子35と無給電素子36を導体板
で構成し、この導体板を携帯無線機の樹脂ケース25に
貼り付けた点が相違している。この構成によれば、逆F
素子34、半波長素子35及び無給電素子36を導体板
で形成し、外装樹脂ケース25の内壁に貼り付けること
で、帯域幅を拡大した上で生産性を向上できるという効
果も得られる。
7の実施の形態の要部正断面図(b)及び要部横断面図
(a)を示す。これは第1の実施の形態とは、さらに逆
F素子34と半波長素子35と無給電素子36を導体板
で構成し、この導体板を携帯無線機の樹脂ケース25に
貼り付けた点が相違している。この構成によれば、逆F
素子34、半波長素子35及び無給電素子36を導体板
で形成し、外装樹脂ケース25の内壁に貼り付けること
で、帯域幅を拡大した上で生産性を向上できるという効
果も得られる。
【0063】図11に示すように、本実施形態のアンテ
ナ装置は、第1の実施の形態(図1に示す)のアンテナ
装置の逆F素子、半波長素子及び無給電素子を導体板で
構成し、これらをケース25に貼り付けて構成したもの
である。なお、図11において、第6の実施の形態(図
10に示す)と同一の符号を付すものは同一の機能を有
する。
ナ装置は、第1の実施の形態(図1に示す)のアンテナ
装置の逆F素子、半波長素子及び無給電素子を導体板で
構成し、これらをケース25に貼り付けて構成したもの
である。なお、図11において、第6の実施の形態(図
10に示す)と同一の符号を付すものは同一の機能を有
する。
【0064】本実施形態においては、逆F素子34、半
波長素子35及び無給電素子36は、それぞれ例えば幅
2mm、厚み0.3mmの銅板で形成され、ケース25
の内壁に接着剤で貼り付けられる。回路基板33は、ケ
ース25によって機械的に支持されており、回路基板3
3と逆F素子34、半波長素子35及び無給電素子36
との間隔hは、例えば5mmに固定される。
波長素子35及び無給電素子36は、それぞれ例えば幅
2mm、厚み0.3mmの銅板で形成され、ケース25
の内壁に接着剤で貼り付けられる。回路基板33は、ケ
ース25によって機械的に支持されており、回路基板3
3と逆F素子34、半波長素子35及び無給電素子36
との間隔hは、例えば5mmに固定される。
【0065】また、逆F素子34、半波長素子35及び
無給電素子36から、それぞれ接触端子37、接触端子
38及び接触端子39が折り曲げ成型により引き出され
る。接触端子37、接触端子38及び接触端子39は、
回路基板33上の給電パターン40、接地パターン41
及び接地パターン42にそれぞれ接触される。
無給電素子36から、それぞれ接触端子37、接触端子
38及び接触端子39が折り曲げ成型により引き出され
る。接触端子37、接触端子38及び接触端子39は、
回路基板33上の給電パターン40、接地パターン41
及び接地パターン42にそれぞれ接触される。
【0066】このように構成することで、逆F素子3
4、半波長素子35及び無給電素子36を予めケース2
5に貼り付けておき、回路基板33とケース25を組み
立てることにより、間隔hが決定できるため、広帯域な
特性を安定化でき、生産性を向上できる。
4、半波長素子35及び無給電素子36を予めケース2
5に貼り付けておき、回路基板33とケース25を組み
立てることにより、間隔hが決定できるため、広帯域な
特性を安定化でき、生産性を向上できる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は携帯電話
機に応用した拡張型逆Fアンテナの逆F素子と半波長素
子との間隙に無給電素子を追加することにより、生産性
が高い簡単な構成を有し、広帯域な周波数特性を確保し
た上で高い実効利得が得られるという優れた効果を有す
るアンテナ装置及び携帯無線機を提供することができる
ものである。
機に応用した拡張型逆Fアンテナの逆F素子と半波長素
子との間隙に無給電素子を追加することにより、生産性
が高い簡単な構成を有し、広帯域な周波数特性を確保し
た上で高い実効利得が得られるという優れた効果を有す
るアンテナ装置及び携帯無線機を提供することができる
ものである。
【図1】本発明の第1の実施の形態のアンテナ装置を示
す要部断面図
す要部断面図
【図2】本発明の第1の実施の形態のアンテナ装置のイ
ンピーダンス特性を示す図
ンピーダンス特性を示す図
【図3】本発明の第1の実施の形態のアンテナ装置のV
SWR特性を示す図
SWR特性を示す図
【図4】本発明の第2の実施の形態のアンテナ装置を示
す要部断面図
す要部断面図
【図5】本発明の第2の実施の形態のアンテナ装置のイ
ンピーダンス特性を示す図
ンピーダンス特性を示す図
【図6】本発明の第2の実施の形態のアンテナ装置のV
SWR特性を示す図
SWR特性を示す図
【図7】本発明の第3の実施の形態のアンテナ装置を示
す要部断面図
す要部断面図
【図8】本発明の第4の実施の形態のアンテナ装置を示
す要部断面図
す要部断面図
【図9】本発明の第5の実施の形態のアンテナ装置を示
す要部断面図
す要部断面図
【図10】本発明の第6の実施の形態のアンテナ装置を
示す要部断面図
示す要部断面図
【図11】本発明の第7の実施の形態のアンテナ装置を
示す要部断面図
示す要部断面図
【図12】従来のアンテナ装置(携帯電話機に応用した
場合)を示す要部断面図
場合)を示す要部断面図
【図13】従来のアンテナ装置(カード型携帯電話機に
応用した場合)を示す要部断面図
応用した場合)を示す要部断面図
【図14】従来のアンテナ装置のVSWR特性を示す図
1、11、21、34 逆F素子(逆Fアンテナ部) 2、12、22、35 半波長素子 3、13、23、36 無給電素子 4、14 地板 5、15 境界点 6、8、16、18 接地点 7、17 給電部 9、19 インピーダンス軌跡 10、20 VSWR特性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 21/30 H01Q 21/30 (72)発明者 春木 宏志 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA02 AA09 AB02 AB06 JA02 5J045 AA02 DA09 EA07 GA01 HA06 NA01 5J046 AA04 AB03 AB13 PA07 5J047 AA04 AB03 AB13 FD01
Claims (8)
- 【請求項1】 携帯無線機の地板上に設置した逆Fアン
テナ部と、この逆Fアンテナ部の先端に接続した半波長
素子と、前記逆Fアンテナ部から所定の間隔を隔てた位
置に配置されており、一端が前記地板に接地され、他端
が開放された無給電素子とを設けたことを特徴とするア
ンテナ装置。 - 【請求項2】 前記逆Fアンテナ部と前記半波長素子の
一部を平行に配置し、前記逆Fアンテナ部と前記半波長
素子の一部との間隙に前記無給電素子を配置したことを
特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。 - 【請求項3】 前記無給電素子と前記逆Fアンテナ部と
前記半波長素子の一部を平行に配置し、前記無給電素子
と前記半波長素子の一部との間隙に前記逆Fアンテナ部
を配置したことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ
装置。 - 【請求項4】 前記無給電素子の接地点を前記逆Fアン
テナ部の接地点に対して対向して配置したことを特徴と
する請求項2又は3に記載のアンテナ装置。 - 【請求項5】 前記無給電素子を前記逆Fアンテナ部と
前記地板との間隙に配置したことを特徴とする請求項1
に記載のアンテナ装置。 - 【請求項6】 前記逆Fアンテナ部と前記半波長素子と
前記無給電素子をプリント基板上の印刷パターンで構成
し、前記プリント基板を前記携帯無線機の地板から所定
の間隔を隔てて配置したことを特徴とする請求項1乃至
4のいずれかに記載のアンテナ装置。 - 【請求項7】 前記逆Fアンテナ部と前記半波長素子と
前記無給電素子を導体板で構成し、前記導体板を前記携
帯無線機の樹脂ケースに貼り付けたことを特徴とする請
求項1乃至4のいずれかに記載のアンテナ装置。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載のアン
テナ装置を備えたことを特徴とする携帯無線機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001169496A JP2002368526A (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | アンテナ装置及び携帯無線機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001169496A JP2002368526A (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | アンテナ装置及び携帯無線機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002368526A true JP2002368526A (ja) | 2002-12-20 |
Family
ID=19011561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001169496A Pending JP2002368526A (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | アンテナ装置及び携帯無線機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002368526A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005062416A1 (ja) * | 2003-12-18 | 2005-07-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 携帯無線機 |
WO2006098067A1 (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-21 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | カード型装置およびその製造方法 |
JP2007028023A (ja) * | 2005-07-14 | 2007-02-01 | Nippon Antenna Co Ltd | 平面アンテナ |
JP2007295051A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Sony Corp | アンテナおよび電子機器 |
JP2011109345A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-02 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | アンテナ装置用基板およびアンテナ装置 |
JP2011520396A (ja) * | 2008-05-16 | 2011-07-14 | ウンナン ギャラクシー スター テクノロジー リミテッド | アンテナ |
-
2001
- 2001-06-05 JP JP2001169496A patent/JP2002368526A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005062416A1 (ja) * | 2003-12-18 | 2005-07-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 携帯無線機 |
JPWO2005062416A1 (ja) * | 2003-12-18 | 2007-07-19 | 三菱電機株式会社 | 携帯無線機 |
WO2006098067A1 (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-21 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | カード型装置およびその製造方法 |
US7407112B2 (en) | 2005-03-17 | 2008-08-05 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Card apparatus and method of producing the same |
JP2007028023A (ja) * | 2005-07-14 | 2007-02-01 | Nippon Antenna Co Ltd | 平面アンテナ |
JP4558598B2 (ja) * | 2005-07-14 | 2010-10-06 | 日本アンテナ株式会社 | 平面アンテナ |
JP2007295051A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Sony Corp | アンテナおよび電子機器 |
JP2011520396A (ja) * | 2008-05-16 | 2011-07-14 | ウンナン ギャラクシー スター テクノロジー リミテッド | アンテナ |
JP2011109345A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-02 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | アンテナ装置用基板およびアンテナ装置 |
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