JPH11136017A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JPH11136017A
JPH11136017A JP29392697A JP29392697A JPH11136017A JP H11136017 A JPH11136017 A JP H11136017A JP 29392697 A JP29392697 A JP 29392697A JP 29392697 A JP29392697 A JP 29392697A JP H11136017 A JPH11136017 A JP H11136017A
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JP
Japan
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electrode
conductor
dielectric substrate
electrodes
antenna device
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Pending
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JP29392697A
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English (en)
Inventor
Takeshi Soe
武司 曽江
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、携帯型通信機器等に用いられるアン
テナ装置に関し、誘電体基体にループ状の放射電極を形
成した平面アンテナが持つ小型であるという特性を生か
しつつ、広帯域性能が付与されたアンテナを提供する。 【解決手段】誘電体基体11の上面に短絡導体23で短
絡された、ループ状の2つの放射電極21,22を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型通信機器等
に用いられるアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば携帯電話等の携帯型通信機
器には、益々の小型化、高性能化、低コスト化が求めら
れ、これに伴い、その携帯型通信機器に組み込まれるア
ンテナにも、小型、広帯域、高利得、低コストであっ
て、かつ実装の容易なアンテナが求められている。これ
に対し、従来より用いられているダイポールアンテナや
モノポールアンテナ等の線状アンテナは体積が大きいこ
となどの問題があった。
【0003】上記の要請を満たすため、携帯型通信機器
の内部に収納され、かつコネクタ等を用いずに回路基板
上に直接に実装することのできるアンテナが考えられて
おり、そのようなアンテナの1つとして、誘電体基体上
にループ状の放射電極を形成したアンテナが考えられて
いる(特願平9−077983号参照)。図6は、ルー
プ状の放射電極を有するアンテナの模式図である。
【0004】誘電体基体11の上面にループ状の放射電
極12が形成され、誘電体基体11の下面には、後述す
る励振用導体14がグランド電極15に接するのを避け
るための一部領域を除き、ほぼ全面にわたってグランド
電極15が広がっている。誘電体基体11の側面には、
上下方向に延び、放射電極12をグランド電極15に接
続する接地用導体13と、この接地用導体13と平行に
上下方向に延び、上端が、放射電極12に接続された励
振用導体14が形成されている。接地用導体13および
励振用導体14の各下端部は図示しない回路基板への実
装用端子の役割りを兼ねており、接地用導体13および
グランド電極15は回路基板のグランドに接続され、励
振用導体14には、回路基板を経由して励振用の高周波
電力が印加される。
【0005】ループ状に形成された放射電極12は、こ
のアンテナで送受信される電波長の、誘電体基体内での
一波長λとほぼ等しい周長を有している。あるいは、そ
の周長がほぼλ/2のアンテナも考えられている。放射
電極12の周長が約1λのアンテナの場合、その寸法
は、18mm×18mm×3mmt、放射電極12の周
長が約λ/2のアンテナの場合、その寸法は18mm×
18mm×3mmtであり(いずれも1.9GHz帯、
誘電体基体の誘電率εr =24)、携帯用通信機器に内
蔵可能な寸法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の、ループ状の放
射電極を有するアンテナは、小型、高利得、有指向性な
ど多くの長所があり、放射電極の周長が約λ/2のアン
テナは、その周長が約1λのものと比べ更に小型である
という大きな特長を持っているが、いずれも比帯域が非
常に狭いという問題を有する。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、誘電体基体に
ループ状の放射電極を形成した平面アンテナが持つ小型
であるという特性を生かしつつ、広帯域性能が付与され
たアンテナを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のアンテナ装置は、 (1)誘電体基体 (2)上記誘電体基体に形成された、水平に一周する閉
ループ状の第1の放射電極 (3)上記誘電体基体の、第1の放射電極が形成された
水平面と同一の水平面内においてその第1の放射電極の
内側に形成された、水平に一周する閉ループ状の第2の
放射電極 (4)第1の放射電極と第2の放射電極とを短絡する短
絡導体 (5)上記誘電体基体の、第1の放射電極および第2の
放射電極が形成された水平面とは異なる水平面内に広が
るグランド電極 (6)上記誘電体基体側面を上下方向に延び、第1の放
射電極をグランド電極に接続する接地用導体 (7)上記誘電体基体側面を上下方向に延びる部分を有
する励振用導体を備えたことを特徴とする。
【0009】本発明は、少しだけ周長が異なる閉ループ
状の放射電極を2つ形成して2つの共振を合成すること
により、広帯域アンテナを実現している。ここでは、複
共振化による広帯域法を採用したため、外形寸法が小さ
いまま広帯域化が実施されている。すなわち、図6に示
す、ループ状の放射電極を有するアンテナは、リターン
ロス特性において一定の周波数帯に1つのピークしか現
われないが、本発明では閉ループの放射電極を2つ有す
るため、一定の周波数帯にピークが2つ現われる。この
2つのピークを接近させ重ねることにより広帯域化が可
能となる。
【0010】ここで、上記本発明のアンテナ装置におい
て、上記励振用導体が、第1の放射電極に接続されてな
るものであってもよいが、上記励振用導体の、誘電体基
体側面を上下方向に延びる部分の上端が、接地用導体に
接続されてなるものであることが好ましく、あるいは、
上記励振用導体が第1の放射電極に接続されてなるもの
であるとともに、その励振用導体が、誘電体基体側面を
上下方向に延びる途中の部分で接地用導体に接続されて
なるものであることも好ましい形態であり、さらには、
上記励振用導体が、第1の放射電極と接地用導体との双
方から離間したものであることも好ましい形態である。
【0011】一般に、リターンロス特性は主に入力抵抗
によって決まり、これが50Ω近傍のときに最も好特性
となる。入力抵抗はアンテナの構造以外に、そのアンテ
ナが搭載される回路基板の大きさや誘電率等によっても
変化する可能性がある。このため、それらの条件を踏ま
えた上で、アンテナの入力インピーダンスを制御できる
設計が必要となる。
【0012】本発明において、上記いずれかの工夫を施
すと、作製にあたり入力インピーダンスを容易に調整す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のアンテナ装置の
第1実施形態の構成図である。この図1に示すアンテナ
装置10は、共振周波数1.9GHzのアンテナ装置で
ある。誘電体基体11の材料としては、使用する周波数
帯域で比誘電率が安定し、低損失であることが望まし
く、本実施形態では、Al23 系セラミック誘電体
(1.9GHzでの比誘電率8)が採用される。この誘
電体基体11の表面に形成される導体膜は、銀、銅等の
良導体が望ましく、本実施形態では銅導体ペーストが使
用され、スクリーン印刷法により誘電体基体11の表面
に導体膜が形成され、還元雰囲気中で焼成される。
【0014】誘電体基体11の寸法は10mm×10m
m×4mmtであり、誘電体基体11の上面に、縁端に
沿って幅0.5mmの閉ループ状の第1の放射電極21
を、その内側に、その第1の放射電極21から0.5m
mの間隔を置いて幅0.5mmの閉ループ状の第2の放
射電極22を形成し、これら2つの閉ループ状の放射電
極21,22を幅1.5mmの短絡導体23で短絡して
いる。誘電体基体11の側面に形成された接地用導体1
3は1mmの幅であり、第1の放射電極21とグランド
電極15を接続している。第1および第2の放射電極2
1,22に高周波電力を給電するための励振用導体14
は接地用導体13と平行して形成されている。また、励
振用導体14、接地用導体13は、図示しない回路基板
上へアンテナを装着、固定するための実装用電極として
使用することも可能である。
【0015】図2は、図1に示すアンテナ装置10のリ
ターンロス−周波数特性を示した図である。−10dB
以下で比帯域約1.3%であり、PHS用アンテナとし
て充分使用可能である。また、図1に示すアンテナ装置
10は、サイズ的にも充分使用可能である。
【0016】図3は、本発明のアンテナ装置の第2実施
形態の構成図である。図1に示す第1実施形態との相違
点について説明する。この図3に示す第2実施形態の、
図1に示す第1実施形態との相違点は、励振用導体14
の上端が接地用導体13に直接接続されている点であ
る。この構成を採用すると、図1に示す第1実施形態と
比べ入力インピーダンスを下げることができ、回路基板
のサイズの変化等に対応可能となる。励振用導体14、
接地用導体13が実装用電極を兼ねることは、図1に示
す実施形態と同様である。
【0017】図4は、本発明のアンテナ装置の第3実施
形態の構成図である。この図4に示す第3実施形態で
は、励振用導体14がその途中で接地用導体13に接続
されている。これにより、図3に示す実施形態と同様、
入力インピーダンスの更なる制御が可能となる。励振用
導体14、接地用導体13が実装用電極を兼ねること
は、第1,第2実施形態と同様である。
【0018】図5は、本発明のアンテナ装置の第4実施
形態の構成図である。この図5に示す第4実施形態で
は、励振用導体14が第1の放射電極21および接地用
導体13の双方と離間し、それぞれとの間にギャップを
介して形成されたものである。これにより、インピーダ
ンスの虚部を比較的容易に制御できるようになり、マッ
チングを取り易くなる。励振用導体14、接地用導体1
3が実装用電極を兼ねることは、これまで説明した各実
施形態と同様である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、同一平
面上にループ状の2つの放射電極を備えるものであり、
小型であるとともに広帯域なアンテナ装置が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナ装置の第1実施形態の構成図
である。
【図2】図1に示すアンテナ装置10のリターンロス−
周波数特性を示した図である。
【図3】本発明のアンテナ装置の第2実施形態の模式図
である。
【図4】本発明のアンテナ装置の第3実施形態の模式図
である。
【図5】本発明のアンテナ装置の第4実施形態の構成図
である。
【図6】ループ状の放射電極を有するアンテナの模式図
である。
【符号の説明】
10 アンテナ装置 11 誘電体基体 13 接地用導体 14 励振用導体 15 グランド電極 21 放射電極 22 放射電極 23 短絡導体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体基体と、 前記誘電体基体に形成された、水平に一周する閉ループ
    状の第1の放射電極と、 前記誘電体基体の、前記第1の放射電極が形成された水
    平面と同一の水平面内において前記第1の放射電極の内
    側に形成された、水平に一周する閉ループ状の第2の放
    射電極と、 前記第1の放射電極と前記第2の放射電極とを短絡する
    短絡導体と、 前記誘電体基体の、前記第1の放射電極および前記第2
    の放射電極が形成された水平面とは異なる水平面内に広
    がるグランド電極と、 前記誘電体基体側面を上下方向に延び、前記第1の放射
    電極を前記グランド電極に接続する接地用導体と、 前記誘電体基体側面を上下方向に延びる部分を有する励
    振用導体とを備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記励振用導体が、前記第1の放射電極
    に接続されてなるものであることを特徴とする請求項1
    記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記励振用導体の、前記誘電体基体側面
    を上下方向に延びる部分の上端が、前記接地用導体に接
    続されてなることを特徴とする請求項1記載のアンテナ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記励振用導体が前記第1の放射電極に
    接続されてなるものであるとともに、該励振用導体が、
    前記誘電体基体側面を上下方向に延びる途中の部分で前
    記接地用導体に接続されてなるものであることを特徴と
    する請求項1記載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記励振用導体が、前記第1の放射電極
    と前記接地用導体との双方から離間したものであること
    を特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
JP29392697A 1997-10-27 1997-10-27 アンテナ装置 Pending JPH11136017A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030603