JP4001451B2 - 鎖錠装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、箱の扉や蓋、側板等のパネルを取付保持するため使用する鎖錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパネルを取付保持するため使用する鎖錠装置としてのラッチ錠は、ラッチ棒を常時バネにより鎖錠方向に附勢して先端係合部を盤類に設けた係止部に係合させて鎖錠を行い、解錠時にはレバーの操作によりラッチ棒をバネに抗して解錠方向に作動させるものであった(例えば、特開平10−8808号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来のものはラッチ棒が常時バネにより鎖錠方向に附勢されているので、的確に鎖錠状態を維持するが、解錠状態を維持するにはレバーをバネに抗して手指により保持させる必要があり、2個以上のラッチ錠をパネルの止め具と使用している場合においては各ラッチ錠を解錠位置に保持させることが1人の作業者では困難である問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するためになされた本発明の鎖錠装置は、常時解錠方向にバネにより附勢させたロック棒を、レバーの操作で押圧してバネの弾発力に抗して前方にスライドさせて鎖錠位置をとらせた状態で、該レバーを係止手段により係止させた鎖錠装置において、前記ロック棒はパネルに固定される鎖錠装置のケースの下面側に常時解錠方向にバネにより附勢されてスライド自在に嵌合して、ケースの上面に設けた上部開口に起倒自在に取り付けたレバーの伏倒状態にあってはレバーの下方に垂設した押圧部によりロック棒の上端に突設した係止突起を押圧して、該ロック棒をバネに抗して鎖錠位置に移動させたことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、盤類に使用した本発明の好ましい実施の形態を図面に基づき説明する。1は盤類101の内扉やシールド板等のパネル201に固定される鎖錠装置のケースであり、このケース1の下面側にはロック棒2が常時解錠方向にバネ3により附勢されてスライド自在に嵌合されている。即ち該ロック棒2は底面に先端から基端に亘り設けた溝22に押しバネ3を嵌合して該押しバネ3の先端をケース1の先端開口12の下面板部11に立設した舌片11aに当接したうえ押しバネ3の基端を溝22の基端に形成した底部22aに当接してロック棒2を常時後方即ち解錠方向に附勢してケース1内の解錠位置に位置されている。なお、舌片11aはロック棒2のスライドを阻害しないように溝22内に挿通できる大きさであることは勿論である。また、前記ロック棒2は両側に突設した軸部21、21をケース1の両側板部13、13の下方に設けたスライド溝13a、13aにスライド自在に嵌合されたものである。さらに、バネ3としては引っ張りバネをロック棒2とケース1の背面板15間に介在させてロック棒2を常時解錠方向に附勢させた構成としてもよい。
【0006】
4は前記ケース1の上面に設けた上部開口14に起倒自在に取り付けたレバーであって、該レバー4は前方両側に突設した軸部4a、4aをケース1の両側板部13、13の上部に設けた軸受部13b、13bに軸支されている。そして、該レバー4はケース1内に収まった伏倒状態にあってはレバー4の両側下方に垂設した押圧部41、41によりロッ ク棒2の上端両側に突設した係止突起23、23を押圧して、該ロック棒2をバネ3に抗して鎖錠位置に移動させてケース1の先端開口12からロック棒2の先端係合部24を突出させて盤類101のパネル支持部102に設けた係止孔103に挿入させるものである。
【0007】
5は前記レバー4がケース1内に収まった伏倒状態を保持させる係止手段であり、該係止手段5はケース1の背面板15の中央部上端の内面にフック51を突設するとともに該フック51の後部にフック引き外し用の引き起こし爪52を張設したものであるが、後記するロック棒2を鎖錠位置でロックするためレバー4をケース1内に収まった伏倒状態にロックするスライドロック機構6であってもよい。
【0008】
6はレバー4をケース1内に収まった伏倒状態にロックして、フック51の係止が解かれてもロック棒2の解錠を防止するスライドロック機構である。このスライドロック機構6は図5に示すようにレバー4の基端側裏面に前後方向に設けた凹段部44にスライド板61を下方から摺動自在に嵌合するとともに該スライド板61の上端に中央に突設した操作突起62を凹段部44の中央に前後方向に透設したスライド孔44aから露呈させ、また、スライド板61の下面を後記する板バネ7の上部バネ板部71に抜け落ちることなく支持させて前後方向にスライド自在としてスライド板61の基端に連設したロック板部63をケース1の背面板15に形成したロック孔64に嵌脱させるものである。なお、スライド板61の下面を後記する板バネ7の上部バネ板部71に支持させることによりスライド板61の上面に突設した位置決用の突起61aとレバー4の凹段部44に設けた位置決用の凹部61bとの係脱時のスライド板61とレバー4との間の上下動を板バネ7の上部バネ板部71の弾性により吸収されて確実にロックできるものである。
【0009】
7はレバー4の下面とロック棒2との間に介在させた横U字状に彎曲させた板バネであり、該板バネ7は上部バネ板部71をレバー4の下面に添装するとともに下部バネ板部72の基端両側を前記押圧部41、41の後部内側に突設した係止部42に係合させて取り付けて、下部バネ板部72の基端側をロック棒2の基端上部に臨ませてレバー4がケース1内に収まった伏倒状態においてロック棒2の基端上部を押圧させることができるものとしている。また、ロック機構6は板バネ7により支持されており、板バネ7はレバー4に係合しているので、ロック機構、板バネ、レバーを組み立てた後ケース1に取り付ければよいので組立が容易にできる。
【0010】
このように構成されたものは、盤類101の内扉やシールド板等のパネル201に透設した取付孔201aの孔縁前面にケース1の上面周縁に張設した鍔板部1aを透設させるとともにケース1の両側板部13、13の外側に設けた弾性係止片13c、13cを取付孔201aの孔縁後面に当接して取り付ける。そして、レバー4を操作することにより、ロック棒2を盤類101のパネル支持部102に設けた係止孔103に係脱さてパネル201の鎖錠・解錠を行うものである。
【0011】
本発明においては、バネ3により常時解錠方向に附勢されているロック棒2を、レバー4の操作でバネ3の弾発力に抗して鎖錠位置をとらせた状態で、該レバー4を係止手段5により係止させたものであるから、係止手段5によるレバー4の係止を解除すれば、レバー4によるロック棒2の鎖錠位置への固定が解かれて該ロック棒2がバネ3の弾発力によりケース1内の解錠位置に固定されることとなる。この場合に、ロック棒2が鎖錠方向に移動して係止孔103に係合する虞は全くないので、手指によりレバー4を保持して解錠位置をとらせる必要がないので2個以上のラッチ錠をパネルの止め具と使用する場合にあっても1人の作業者によりパネルの取付・取外作業を容易に行うことができるものである。
【0012】
そして、ロック棒2を解錠位置から鎖錠させる場合には、レバー4を伏倒状態にして該レバー4の両側下方に垂設した押圧部41、41によりロック棒2の上端両側に突設した係止突起23、23を押圧させてロック棒2をバネ3の弾発力に抗して前方にスライドさせる。これによりケース1の先端開口12からロック棒2の先端係合部24が平行移動して突出し、盤類101のパネル支持部102に設けた係止孔103に挿入する。その後軸部21がスライド溝13aの先端に当接させてさらに押圧を続ければ軸部21を中心にロック棒2が回動して先端係合部24を押し上げて支持部102を該先端係合部24とパネル201により鋏みこんで鎖錠できる。そこで、係止手段5によるレバー4の係止を行えば鎖錠状態を的確に維持して解錠されることのないものである。
【0013】
また、レバー4の下面とロック棒2との間に板バネ7を介在させて、鎖錠時に該板バネ7によりロック棒2の基端上部を下方に押圧させることにより、先端係合部24と盤類101の係止孔103の係合縁103aとの間隔が少々異なるものにおいても該板バネ7の弾性が間隔の違いを吸収できるものである。さらに、該板バネ7はその弾性により輸送中や地震時におけるパネル201の振動をロック棒2を介して吸収されてロック棒2ががたつくの防止するものである。
【0014】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の鎖錠装置は、常時解錠方向にバネにより附勢させたロック棒を、レバーの操作でバネの弾発力に抗して鎖錠位置をとらせた状態で、該レバーを係止手段により係止させたものであるから、解錠時にロック棒がバネの弾発力により解錠位置にあるので手指によりレバーを保持して解錠状態とする必要がないものである。従って、従来のラッチ錠の問題点を解決したものとして業界にもたらす益大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を解錠状態で示す一部切欠側面図である。
【図2】本発明の実施の形態を鎖錠状態で示す一部切欠側面図である。
【図3】本発明の実施の形態を鎖錠状態で示す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態を鎖錠状態で示す一部切欠正面図である。
【図5】スライドロック機構を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ケース
2 ロック棒
3 バネ
4 レバー
5 係止手段
Claims (1)
- 常時解錠方向にバネ(3) により附勢させたロック棒(2) を、レバー(4) の操作で押圧してバネ(3) の弾発力に抗して前方にスライドさせて鎖錠位置をとらせた状態で、該レバー(4) を係止手段(5) により係止させた鎖錠装置において、前記ロック棒 (2) はパネル (201) に固定される鎖錠装置のケース (1) の下面側に常時解錠方向にバネ (3) により附勢されてスライド自在に嵌合して、ケース (1) の上面に設けた上部開口 (14) に起倒自在に取り付けたレバー (4) の伏倒状態にあってはレバー (4) の下方に垂設した押圧部 (41) によりロック棒 (2) の上端に突設した係止突起 (23) を押圧して、該ロック棒 (2) をバネ (3) に抗して鎖錠位置に移動させたことを特徴とする鎖錠装置。
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