JP3936249B2 - ラッチ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電気機器収納用箱体の扉或いは側面板等を箱体フレームに簡易に取付けるために扉等に設けるラッチ装置に関し、特にラッチ解除状態を保持する機能を有するラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
扉や側面板等を簡易に取付けるためのラッチ装置は、扉等の取外し操作を容易にするためにラッチ解除状態を保持するものがある。このような従来のラッチ解除状態を保持するラッチ装置として特開平8−60924号公報に記載された構成のものが知られている。このラッチ装置は、ラッチ対象のロック孔に挿入係止するラッチボルトを有し、このラッチボルトに略L字状のロックレバーを突出回転可能に支持させ、ロックレバーをバネで回転付勢し、ラッチボルトを解錠位置に後退摺動させたときに、ロックレバーの先端をロック孔縁部に当接させてラッチボルトの突出動作を阻止してラッチ解除状態を保持する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特開平8−60924号公報記載の技術は、ラッチ解錠状態の保持をラッチ対象のロック孔縁部にロックレバー先端部を当接させて行うため、ラッチ対象はロック孔周囲にロックレバー当接面を設けなければならなかった。そのため、ラッチ対象の形状を単に壁面端部の切り欠き等の係止片とすることができず、ラッチ解錠状態を保持させるために複雑な構造にしなければならなかった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、ラッチ対象が単純な係止片であってもラッチ解除状態を保持するラッチ装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、前後に摺動移動可能であって弾性部材により前方に突出付勢されて先端がラッチ対象に係止動作するラッチ部材と、上下に移動可能であって前記ラッチ部材に設けられた傾斜面に係合する傾斜係合部を備え、下方に移動させることで前記傾斜係合部を介して前記ラッチ部材が後退移動するラッチ解除手段と、上部に回転軸を有して下部先端部が前記ラッチ部材の後退移動に連動して移動することで回動する保持部材とを有し、前記ラッチ解除手段を下方に移動操作することで、前記ラッチ部材が後退移動すると共に前記保持部材が回動して下降したラッチ解除手段に係止し、ラッチ解除手段の上方への復帰を阻止して後退移動したラッチ部材の前方への突出動作が阻止されてラッチ解除状態を保持することを特徴とする。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、保持部材はラッチ部材の後退移動に連動して回動した際に上方へ突出する操作端部を有し、保持部材がラッチ解除手段に係止した際に突出した前記操作端部を押込み操作することで保持部材が係止解除動作し、ラッチ解除手段への係止を解除してラッチ解除手段は上昇すると共にラッチ部材が前方へ突出動作するよう構成される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るラッチ装置の一例を示す側面説明図であり、(a)はラッチした状態、(b)はラッチを解除して解除状態を保持している様子を示している。図1において、1はラッチ部材、2はラッチ解除手段としての押しボタン、3は保持部材であり、4はラッチ装置のハウジング、5はラッチ対象である係止片を示している。
【0007】
ラッチ部材1は、ハウジング4内の底部に前後方向である図示左右方向に摺動移動可能に配置されている。そして、図示左側の先端がハウジング4の開口部4aから突出してラッチ部7を構成し、その下部は扉等を装着対象に押込み操作した際にラッチ部材1がラッチ対象に係合して後退動作するようにテーパ部7aが設けられている。また、ハウジング4内奥部に配置された弾性部材であるコイルバネ6がラッチ部材1の背部を押圧し、ラッチ部材1は常時前方に付勢されている。
更に、ラッチ部材1は中央に押しボタン2下部を挿入する溝8が設けられ、その溝8には前方に下り傾斜となった傾斜面8aが形成されている。また、溝8より前方の上部には、保持部材3の下端が係合する段部9が形成されている。段部9は、ラッチ部材1が後退動作した際に、保持部材3の下端に当接して保持部材3を後方に回転動作させる。
【0008】
押しボタン2は、上部がハウジング4上面に形成された窓4bから露出して、上部が作業者が押下操作する操作面11となっている。そして、下部にはラッチ部材1の溝8に挿入される係合部12が設けられ、係合部12の後部にはラッチ部材1の傾斜面8aと係合する同一傾斜形状の傾斜係合部12aが形成されている。また、操作面11の前側壁部13には押下操作した際に保持部材3の下端部と係止する係止段部13aが形成されている。
【0009】
保持部材3は押しボタン2の前側に隣接して配置され、上部前端に回転軸15を有し、ハウジング4の左右壁面に軸支され、前後方向に回転可能に組付けられている。そして、下部にはラッチ部材1に係合する係合突起16と押しボタン2に係止する係止爪部17が設けられている。
【0010】
次に、上記ラッチ装置の動作を図2の動作説明図を基に説明する。図2(a)はラッチ対象である係止片5をラッチした状態の図で、図1(a)に対応している。ラッチ操作は図示上方から矢印Aに示す方向にラッチ装置を(実際にはラッチ装置を組付けた扉等を)押圧することで、ラッチ部7下部に設けたテーパ部7aが係合片5に当接し、その後ラッチ部材1はハウジング4内へ圧入移動する。その結果、ラッチ部材1は係止片5を乗り越えて図に示す下側に移動してラッチ状態となる。
【0011】
図2(b)〜図2(d)はラッチ解除動作を順に示した図である。図2(b)の矢印Bに示す下方に、押しボタン2を押下操作すると、押しボタン2下部の傾斜係合部12aがラッチ部材1の傾斜面8aを押して、ラッチ部材1がコイルバネ6の伸長力に抗して矢印Cに示す後方へ摺動して後退移動する。そして、途中で段部9が保持部材3の係合突起16に当接する。
更に、押下操作を続けると図2(c)に示すように、ラッチ部材1は更に後退移動して当接した保持部材3を回動させる。図2(d)は押下操作を終了した状態を示し、この状態でラッチ部材1はハウジング4内に入り込み、係止片5へのラッチ動作は完全に解除される。そして、保持部材3はラッチ部材1の移動により更に回動して、その下端部の係止爪部17が押しボタン2の前側壁部13に当接する。
【0012】
図2(e)は押しボタン2の押下操作後の押下操作を止めた状態を示し、図1(b)に対応するラッチ解除状態を保持している状態を示している。最深部まで押しボタンを押下した図2(d)の状態の後、押しボタン2の押下操作を止めると、コイルバネ6によるラッチ部材1の前方への突出力で押しボタン2は上方へ復帰移動しようとする。しかし、前側壁部13に当接した係止爪部17が、押しボタン2の前側壁部13の下端に形成した係止段部13aに係止して押しボタン2の復帰を阻止する。その結果、ラッチ部材1は突出動作できずラッチ解除状態が保持される。
【0013】
そして、この時、保持部材3が回動したことで、保持部材3の上部後端を鋭角に形成して設けた操作端部19が上方に突出する。ラッチ解除状態の保持を解きたい場合はこの突出した操作端部19を押下操作すればよい。押下することで、保持部材3は軸支部15を中心に下部が前方へ回動して係止爪部17の係止段部13aへの係止が解除される。その結果、押しボタン2は上方へ復帰移動すると共にラッチ部材1は前方へ突出する。こうして図2(a)の状態へ戻る。
【0014】
このように、保持部材3がラッチ解除手段である押しボタン2に係止してラッチ解除状態を保持するので、ラッチ対象の形状に拘わらずラッチ解除状態を保持できる。従って、ラッチ対象は突出したラッチ部材に係止する係止片を有していれば良く、単純な切り欠きであってもラッチするし、ラッチ解除状態を保持できる。また、操作端部を押下操作即ち回動操作すればラッチ解除状態の保持を止めてラッチ部材は突出動作するので、簡易な操作でラッチ部材は復帰動作する。
尚、上記実施の形態は弾性部材としてコイルバネを使用しているが、他の弾性部材でも良く、例えば板バネを使用することもできる。
【0015】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、保持部材がラッチ解除手段に係止してラッチ解除状態を保持するので、ラッチ対象の形状に拘わらずラッチ解除状態を保持できる。従って、ラッチ対象は突出したラッチ部材に係止する係止片を有していれば良く、単純な切り欠きであってもラッチ動作し、ラッチ解除状態を保持できる。
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて、操作端部を回動操作すればラッチ解除状態の保持を解いてラッチ部材は突出動作するので、簡易な操作でラッチ部材は復帰動作する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラッチ装置の実施形態の一例を示し、(a)はラッチした状態の側面説明図、(b)はラッチ解除状態を保持している様子を示す側面説明図である。
【図2】図1のラッチ装置の動作説明図であり、(a)はラッチ状態、(b)はラッチ解除ボタンの押下操作を開始した状態、(c)はラッチ解除ボタンの押下操作を進めた状態、(d)はラッチ解除ボタンを完全に押下してラッチを解除した状態、(e)はラッチ解除状態を保持している状態を示している。
【符号の説明】
1・・ラッチ部材、2・・ラッチ解除手段としての押しボタン、3・・保持部材、6・・弾性部材であるコイルバネ、7・・ラッチ部、8・・溝、8a・・傾斜面、9・・段部、11・・操作面、12・・係合部、12a・・傾斜係合部、13a・・係止段部、16・・係合突起、17・・係止爪部、19・・操作端部。

Claims (2)

  1. 前後に摺動移動可能であって弾性部材により前方に突出付勢されて先端がラッチ対象に係止動作するラッチ部材と、
    上下に移動可能であって前記ラッチ部材に設けられた傾斜面に係合する傾斜係合部を備え、下方に移動させることで前記傾斜係合部を介して前記ラッチ部材が後退移動するラッチ解除手段と、
    上部に回転軸を有して下部先端部が前記ラッチ部材の後退移動に連動して移動することで回動する保持部材とを有し、
    前記ラッチ解除手段を下方に移動操作することで、前記ラッチ部材が後退移動すると共に前記保持部材が回動して下降したラッチ解除手段に係止し、ラッチ解除手段の上方への復帰を阻止して後退移動したラッチ部材の前方への突出動作が阻止されてラッチ解除状態を保持することを特徴とするラッチ装置。
  2. 保持部材はラッチ部材の後退移動に連動して回動した際に上方へ突出する操作端部を有し、保持部材がラッチ解除手段に係止した際に突出した前記操作端部を押込み操作することで保持部材が係止解除動作し、ラッチ解除手段への係止を解除してラッチ解除手段は上昇すると共にラッチ部材が前方へ突出動作する請求項1記載のラッチ装置。
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