JP3994729B2 - カメラシステム及び閃光装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温度上昇を精度良く管理して熱破損を防止し、昇圧トランスやパワートランジスタの許容温度範囲内であるにも拘わらず閃光装置内のメインコンデンサへの充電ができないという事態を防止し、撮影者にストレスを与えることなく、また大切なシャッターチャンスを逃してしまうことを防止するのに好適なカメラシステム及び閃光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラシステムや閃光装置は、閃光発光するために、メインコンデンサに対して充電動作を行う。前記充電動作は、閃光装置内の昇圧用トランスやパワートランジスタ等の素子の発熱を伴う。閃光装置が連続発光を行う場合、閃光装置は連続的充電動作を行い、閃光装置内の昇圧用トランスやパワートランジスタが過度に発熱して、熱破損を起こす危険性がある。
【0003】
昇圧トランスやパワートランジスタの熱破損を起こす温度は120℃以上であるため、閃光装置自身や閃光装置を有するカメラを破損させるだけでなく、それらを使用する撮影者に対しても大変危険である。
そこで、これを防止するために閃光装置内の昇圧用トランスやパワートランジスタ近傍にサーミスタ等を用いて構成した温度検出手段を設け、昇圧トランスやパワートランジスタ等の素子近傍の温度を検出し、閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタが熱破損に至る温度に到達する前に充電動作を禁止し、保護する方法が考案されている(以下、従来例1と称する)。
【0004】
しかし、従来例1は、温度検出手段を設けることによる装置自体の大型化、及びコストの上昇を招く。
そこで、近年、前記従来例1に代わって、充電回数や発光回数をカウントすることにより、閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの熱破損を防止する方法が提案されている(以下、従来例2と称する)。
【0005】
従来例2によれば、装置自体の大型化及びコストの上昇を招くことなく、閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの保護が可能となる。
次に、図5〜図8を用いて、従来例2について説明する。
図5は、前記従来例2の閃光装置を有するカメラの一例を示すものである。図5に示すカメラは、被写体に対して発光を行う閃光装置1と、被写体の輝度を検出する測光手段22と、被写体までの距離を検出する測距手段23と、測距手段23の検出結果に基づいてフォーカスレンズ34を駆動するためのモータ33と、モータ33を制御するためのレンズ駆動用モータ駆動手段32と、測光手段22の測光結果とフィルムの感度情報を得るためのDX読み取り手段24の読取結果とに基づいて絞り35a,35bを駆動する絞り駆動手段30と、絞り駆動手段30と同様に、測光手段22の測光結果とDX読み取り手段24の読取結果に基づいてシャッタ36を駆動するためのシャッタ駆動手段31と、露光動作終了時にフィルム37を巻き上げるためのモータ29と、モータ29を駆動するための給送モータ駆動手段28と、閃光装置1の発光を伴う露光動作を行う時にフィルム37の露光面からの反射光を検出し露光量が適正となった時点で閃光装置1の発光動作を停止する調光手段26と、撮影者がカメラの撮影モードを設定するモード設定手段21と、カメラの現在の撮影モードの設定状態を撮影者に知らせる状態表示手段27と、カメラの電源をオン、オフするメインスイッチSW1と、撮影者がスイッチを半分押し込んだ時点でオンし測光手段22や測距手段23等の動作を開始させるための半押しスイッチSW2、及び半押しスイッチSW2がオンした状態からさらに押し込むことでオンし絞り35a,35bやシャッタ36による露光動作を開始させるためのレリーズスイッチSW3と(スイッチSW2,SW3は2段スイッチ構成)、前記各手段を含むカメラの全システムの制御を行う例えばワンチップマイクロコンピュータ(以下MCU)よりなるコントロール回路16と、前記各手段やコントロール回路16に定電圧を供給するための定電圧回路17、定電圧回路18、ダイオード19、20よりなる電源回路と、従来例2のカメラシステムにおいてすべての電源となる電池BATとから構成されている。
【0006】
コントロール回路16は、電池BATに基づいて、それぞれ給電される定電圧回路17の出力であるVbtと定電圧回路18の出力であるVccをダイオード19、20によりダイオードオアにより定まる定電圧Vddにより給電されている。定電圧回路18は制御端子を有しており、コントロール回路16から出力される制御信号CTLによりオン、オフを制御される。ここで、Vbtの電位はVccの電位より低く設定されている。定電圧回路18がオフの時に定電圧回路17はダイオード19を介してVbtをVddとして給電し、定電圧回路18がオンの時にダイオード20を介してVccをVddとして給電する。定電圧回路17は電池BATが給電されている間は常時オン状態にあり、出力能力が小さく自己消費電流の小さい例えば降圧型の三端子レギュレータより構成されている。定電圧回路18は出力能力が大きく、かつ自己消費電流の大きな例えば昇降圧型のDC−DCコンバータより構成されている。
【0007】
コントロール回路16は、メインスイッチSW1がオンすると撮影者が撮影中であると判断し、出力能力の大きな定電圧回路18をオンする。したがって、コントロール回路16は、消費電流の大きな高速モードで測光手段22や測距手段23の制御等を行う。これによって、コントロール回路16は、消費電流は大きいが撮影者にストレスの少ない環境を提供する。また、メインスイッチSW1がオフの場合、又メインスイッチSW1がオンであっても所定時間に亙ってモード設定手段21やメインスイッチSW1、半押しスイッチSW2、レリーズスイッチSW3の操作が行われないと、撮影者が撮影を終了したと判断し、定電圧回路18をオフし、コントロール回路16は消費電流の少ないスリープモードに遷移する。
【0008】
メインスイッチSW1がオン状態でスリープモードの状態にある場合、モード設定手段21の操作や半押しスイッチSW2の操作により、直ちに上記した高速モードに遷移する。これにより、カメラシステムの低消費電力化を実現している。
【0009】
閃光装置1は電池BATから給電される電源電圧を昇圧するためのSB電源昇圧回路11と、SB電源昇圧回路11により昇圧された電圧によりダイオードD5を介して充電されるメインコンデンサ12と、抵抗R8,R9と、コンデンサC3とから構成され、さらにメインコンデンサ12の充電電圧を検出するための充電電圧検出回路と、例えばXe管のような発光部15を発光させるためにトリガ電圧を発生し、かつ絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ14(以下IGBT14と称する)を駆動する発光開始/発光停止回路13を備えて構成されている。
【0010】
図6は、図5に示す閃光装置1の詳細を示す図である。以下、図6を用いて、従来例2の閃光装置1について説明する。なお、図6において、図5に示す部分と同一部分には同一符号を付している。
図6に示すように、SB電源昇圧回路11において、抵抗R1、R2及びトランジスタTr1から構成される入力部は、抵抗R2を介して、コントロール回路16に接続されている。コントロール回路16が充電開始信号OSCを出力すると、トランジスタTr1がオンし、続いてトランジスタTr2、Tr3の順にオンする。その結果、昇圧用トランスT1の一次側巻き線に電流が流れ、昇圧用トランスT1、コンデンサC1、抵抗R5、トランジスタTr2、Tr3により発振動作を行い、昇圧用トランスT1の二次側巻き線に高電圧(330V程度)を発生する。この動作は、良く知られているので詳しい説明は省略する。
【0011】
このとき、トランジスタTr3及び昇圧用トランスT1の一次巻き線側に大電流が流れ、トランジスタTr3及び昇圧用トランスT1が発熱する。
メインコンデンサ12は、昇圧用トランスT1の二次側巻き線に発生した高電圧をコンデンサC2により平滑化して得られる電流により、ダイオードD4、D5を介して充電される。
【0012】
ダイオードD4とD5の間には抵抗R8、R9及びコンデンサC3から構成されるメインコンデンサ12の充電電圧を検出する充電電圧検出回路が接続されている。抵抗R8と抵抗R9で分圧された充電電圧は、コンデンサC3で平滑化され、コントロール回路16へ電圧RDYとして入力される。
コントロール回路16は電圧RDYを検出し、予め定められた電圧に到達したか否かを判断し、充電開始信号OSCの出力を停止して充電動作を終了する。
【0013】
ここで、図中トランジスタTr4、抵抗R6、R7、ダイオードD2、ツェナダイオードD3から構成される回路は、SB電源昇圧回路11の保護回路である。仮に、コントロール回路16が何らかの障害により充電を停止することができなくなった場合、昇圧用トランスT1の二次巻き線側に発生する高電圧によりツェナダイオードD3がツェナブレイクを起こし、ツェナダイオードD3、ダイオードD2、抵抗R7を介して流れる電流によりトランジスタTr4をオンし、トランジスタTr3のベース−エミッタ間を短絡してトランジスタTr3をオフし、充電を強制的に停止させる。
【0014】
コントロール回路16により充電を停止させるための所定電圧をツェナダイオードD3のツェナブレイク電圧よりも低く設定する事で、コントロール回路16による通常の充電動作に影響することなく、上記した様にコントロール回路16が充電停止をできなくなった場合にのみ過充電による破損からSB電源昇圧回路を保護できる。
【0015】
次に、発光開始/発光停止回路13について説明する。発光開始/発光停止回路13の入力部は定電圧回路18の出力であるVccにエミッタが接続されたトランジスタTr5と抵抗R10、R11、コンデンサC5から構成され、コントロール回路16に接続される。
コントロール回路16はパルス状の発光開始信号(TRG)を1パルス出力すると、パルス入力期間中トランジスタTr5がオンし、不図示のIGBT14のゲート容量がトランジスタTr5、抵抗R12を介して電圧源Vccから充電される。前記ゲート容量の充電によりゲート電位が上がるため、IGBT14がオンし、抵抗R15、R16を介してメインコンデンサ12と同電圧に充電されたコンデンサC6により発光部15の両端にメインコンデンサ12に充電された電圧の倍の電圧が発生すると共に、コンデンサC7に充電されていた電荷がIGBT14、トリガトランスT2の一次巻き線を介して放電され、トリガトランスT2の二次巻き線側に数kVのトリガ電圧が発生する。これにより発光部15は発光する。
【0016】
IGBT14のゲートは抵抗14を介して調光手段26及びコントロール回路16に接続されており、従来例2のカメラが発光部15の発光を伴う撮影を行っている場合、調光手段26がフィルムの露光量が適正となったことを検出しIGBT14ゲートに対して発光停止信号(STOP)を出力する。STOP信号によりIGBT14のゲート容量(不図示)に充電された電荷が引き抜かれ、IGBT14がオフし、発光部15の発光は停止する。また、調光手段26の発光停止信号出力タイミングはコントロール回路16に伝達される。以上のようにして、コントロール回路16及び調光手段26の制御によりSB電源昇圧回路による充電動作、発光開始/発光停止回路による発光動作、発光停止動作が行われる。
【0017】
次に、図7と図8に示すフローチャートを用いて、従来例2の動作について説明する。
図7のステップS1において、メインスイッチSW1がオンされると、コントロール回路16はCTL信号を出力し、定電圧電源2をオンする。これによりコントロール回路が消費電流の少ないスリープモードから消費電流の大きな高速モードへ遷移することが可能となる。
【0018】
ステップS2において、コントロール回路16は高速モードへ遷移し、例えばEEPROMのような記憶手段25からの記憶情報の読み取り、モード設定手段21からの設定状態の読み取り、DX読み取り手段24からのフィルム感度情報の読み取り、上記各手段からの情報に基づいた状態表示手段27による表示の開始等を初期設定として行う。また、閃光装置1の充電動作回数をカウントするためのSBカウンタの初期化も行う。
【0019】
ステップS3において、コントロール回路16はモード設定手段21や半押しスイッチSW2か所定時間操作されていないことを検出するためのタイマt1の初期化を行う。タイマt1はフリーランタイマであり、常に動作して所定時間を計測し、オーバーフローするとフラグTOUTaを1に設定する。
ステップS4において、コントロール回路16はステップS2によるモード設定手段からの情報に基づいて、閃光装置1を使用した撮影を行うモードに設定されているか否かを判別する。閃光装置1を使用する場合はステップS5に進み、使用しない場合はステップS12に進む。
【0020】
閃光装置1を使用する場合には、ステップS5において、コントロール回路16はSBカウンタの値とステップS2において記憶手段25から得る情報の一つである充電禁止閾値Nとを比較する。このときSBカウンタの値がNを超えていればステップS6に移行し、充電禁止の処置を行った後ステップS12に進む。SBカウンタの値がN以下であれば次のステップS7に移行し、OSC信号を出力して充電動作を開始する。
【0021】
ステップS8において、コントロール回路16は電圧RDYをモニタしながらメインコンデンサ12の充電電圧が所定の充電レベルに達したと判断されるまで充電を継続する。
ステップS9において、コントロール回路16は予め定められた充電レベルに達したと判断したら充電を終了する。
【0022】
ステップS10において、コントロール回路16は充電動作が一回行われたため、SBカウンタに1を加算する。
ステップS11において、閃光装置1内の昇圧トランスやパワートランジスタの非充電動作中の放熱を管理するためのタイマt2を初期化する。タイマt2はフリーランタイマであり、常に動作している。タイマt2は、タイマt1とは異なる予め定められた時間を計測し、オーバーフローするとフラグTOUTbを1とする。
【0023】
ステップS12において、コントロール回路16は測光手段22により被写体輝度値を検出する。
ステップS13において、コントロール回路16は測距手段23により被写体距離を検出する。
ステップS14において、コントロール回路16はフラグTOUTbが1か0かを判別する。フラグTOUTbが1と判別された場合、ステップS16に進む。フラグTOUTbが0と判別された場合、ステップS15に進む。
【0024】
ステップS16においては、閃光装置1内の昇圧トランスやパワートランジスタはある程度放熱がなされたとして判断され、フラグTOUTbがクリアされる。
続いて、ステップS17において、放熱計測のためタイマt2を初期化する。
続いて、ステップS18において、SBカウンタから1を減算する。
ステップS14において、OUTbが0であると判別された場合は、放熱はまだされていないと判断され、SBカウンタの減算は行わず、タイマt2による計時を継続させたままステップS15へ進む。
【0025】
ステップS15において、コントロール回路16はフラグTOUTaが1か0かを判別する。フラグTOUTaが1と判別された場合、モード設定手段21や半押しスイッチSW2の操作が所定時間なかったと判断し、スリープモードへ遷移し、定電圧回路18をオフして終了する。
ステップS15において、フラグTOUTaが0であると判別された場合は、ステップS19に進む。
【0026】
ステップS19において、コントロール回路16は半押しスイッチSW2がオンかオフかを判別する。オンと判別された場合、ステップS20において、コントロール回路16はレリーズスイッチSW3の状態を判別する。ステップS19において、半押しスイッチSW2がオフと判別された場合は、ステップS4に戻る。
【0027】
ステップS19、20において、半押しスイッチSW2とレリーズスイッチSW3が双方ともにオンであると判別された場合は、ステップS21のレリーズシーケンスに進む。
ステップS21において、コントロール回路16は露光動作を行った後、ステップS3に戻る。
【0028】
また、ステップS20において、半押しスイッチSW2がオンと判断された場合は(レリーズスイッチSW3がオフ)、ステップS22に進む。
ステップS22において、コントロール回路16は測距手段23からの最新測距データに基づいて、フォーカスレンズ34の駆動処理を行い、ステップS3に戻る。
【0029】
図8は、図7に示すステップS21(レリーズシーケンス)の詳細を示すフローチャートである。以下、図8を用いてレリーズシーケンスの詳細について説明する。
前記したように、図7において、ステップS21に進むのは、ステップS19、S20において、半押しスイッチSW2とレリーズスイッチSW3の双方がオンと判別された場合である。
【0030】
図8に示すレリーズシーケンスでは、ステップS101において、コントロール回路16は、被写体にピントが合っているか否かの判定、いわゆる合焦判定を行う。
非合焦状態と判定された場合には、ステップS102において、測距手段23からの最新測距データに基づいて、フォーカスレンズ34の駆動処理を行う。合焦状態であれば何もせずS103へ進む。
【0031】
ステップS103において、コントロール回路16は、モード設定手段21からの最新情報に基づき閃光装置1を使用した撮影を行うモードに設定されているか否かを判別する。閃光装置1を使用しないモードの場合は、S113へ進み測光手段22、DX読み取り手段24からの最新データに基づき絞り手段30及びシャッタ手段31を制御し露光動作を行いS111へ進む。このときには、調光手段26による適正露光量での発光停止動作、いわゆる調光動作は行われない。
【0032】
ステップS103において、閃光装置1を使用するモードの場合は、ステップS104に進む。
ステップS104において、コントロール回路16は、SBカウンタの値とステップS2で記憶手段25から得る情報の一つである充電禁止閾値Nとを比較する。このとき、SBカウンタの値が充電禁止閾値Nを超えていればステップS112に進み、充電禁止の処置を行った後、レリーズシーケンスを終了する。
【0033】
SBカウンタの値が充電禁止閾値N以下であれば、ステップS105に進む。
ステップS105において、コントロール回路16はOSC信号を出力して、充電動作を開始する。
ステップS106において、コントロール回路16は電圧RDYをモニタしながらメインコンデンサ12の充電電圧が予め定められた充電レベルに達したと判断されるまで充電を継続する。
【0034】
ステップS107において、コントロール回路16は予め定められた充電レベルに達したら充電動作を終了する。
ステップS108において、コントロール回路16は充電動作が一回行われたとしてSBカウンタに1を加算する。
続いて、ステップS109において、閃光装置1内の昇圧トランスやパワートランジスタの非充電動作中の放熱を管理するためのタイマt2を初期化する。
【0035】
次に、ステップS110において、測光手段22、DX読み取り手段24からの最新データに基づいて、絞り駆動手段30とシャッタ駆動手段31とを制御し、更に調光手段26等の制御により発光動作及び発光停止動作を伴う露光動作を行う。
ステップS111において、給送モータ駆動手段28及び給送モータ29によるフィルム巻き上げを行い、レリーズシーケンスを終了する。
【0036】
以上に説明したように、従来例2の閃光装置1を備えたカメラでは、充電回数に応じて加算され、非充電動作中は所定時間の経過に伴い減算されるSBカウンタの値を、閃光装置1の昇圧トランスやパワートランジスタの温度上昇の目安としている。
また、充電動作後ではなく、発光動作後にSBカウンタの加算を行うようにすれば発光回数に応じて加算され、非充電動作中は所定時間の経過に伴い減算されるSBカウンタの値を閃光装置1の昇圧トランスやパワートランジスタの温度上昇の目安とすることができる。
【0037】
その結果、従来例1の様に装置自体の増大化やコストの上昇を招くことなく、閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの保護を実現している。
上記の事情は、いわゆる外付けの閃光装置においても同様である。
しかしながら上記従来例2には以下のような問題がある。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】
近年の閃光装置を有するカメラシステム、及びいわゆる外付けの閃光装置は、通常、閃光装置による発光が適正露光量となるように、発光中に強制的に発光停止するいわゆる調光機能を有している。
【0039】
この場合、閃光装置を用いて露光動作を行うと、調光機能により発光が途中で強制的に停止される。このため、閃光装置のメインコンデンサに充電されたエネルギのすべてを消費することは、ほとんどない。したがって、その直後に行われる充電動作では、メインコンデンサに充電するエネルギ量は少なくてすみ、充電動作完了までに必要とする時間も短くなる。
【0040】
閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの発熱量は充電動作時にメインコンデンサに充電するエネルギ量に依存するため、上記のように調光制御によりメインコンデンサに前回充電されたエネルギが残っている状態からの充電動作での閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの発熱量は小さくなる。従って閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温度上昇も小さい。
【0041】
しかし、前記した従来例2では充電回数や発光回数をカウントの対象としている。そのため、メインコンデンサに充電されるエネルギ量に無関係に、具体的には充電時における閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの発熱量に無関係に、常に最大量発熱したと仮定していることになる。したがって、閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温度が、それほど上昇していないのにも拘わらず、充電動作を禁止してしまう事態が生じる。
【0042】
充電動作の禁止は、以後の発光を伴う撮影動作の禁止に等しく、再充電動作可能となるまで撮影者を待たせることになる。そのため、撮影者にストレスを与えるばかりでなく、大切なシャッターチャンスを逃してしまうという問題点がある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、前記従来例2において示したのカメラの閃光装置の構成を変えることなく、即ち装置自体の増大化やコストの上昇を招くことのない利点を有したまま、高精度で閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温度上昇を管理して熱破損を防止し、撮影者にストレスを与えることなく、また大切なシャッターチャンスを逃してしまうことのないカメラシステム及び閃光装置を提供することを目的としている。
【0043】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のカメラシステムは、電池から給電される電源電圧を昇圧し、閃光発光に用いられる電荷をメインコンデンサに充電する充電手段と、露光動作中に閃光発光する閃光手段と、露光動作中に適正露光量となるように、前記閃光手段の発光を強制的に停止させる調光手段と、前記充電手段の充電動作に要する時間が所定時間以下の場合は、該充電動作に要する時間に基づいた加算値を出力し、前記充電手段の前記充電動作に要する時間が所定時間を超える場合は所定の加算値を出力する加算値算出手段と、前記充電手段の非充電状態にある時間に基づいた減算値を出力する減算値算出手段と、前記加算値算出手段により出力された加算値をカウント値に加算し、前記減算値算出手段により出力された減算値を前記カウント値から減算するカウント手段と、前記カウント手段の前記カウント値が予め定められた値を超えたとき、前記充電手段の充電動作を禁止する充電動作禁止手段と、を有することを特徴とする。
【0044】
請求項1記載の発明によれば、前記カウント手段のカウント値が閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温度を的確に示すので、閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温度が、それほど上昇していないのにも拘わらず、充電動作を禁止してしまう事態を防止できる。
請求項2に記載のカメラシステムは、電池から給電される電源電圧を昇圧し、閃光発光に用いられる電荷をメインコンデンサに充電する充電手段と、露光動作中に閃光発光する閃光手段と、露光動作中に適正露光量となるように、前記閃光手段の発光を強制的に停止させる調光手段と、前記閃光手段の発光開始から発光停止までの時間を計測する発光時間計時手段と、前記充電手段が非充電状態にある時間を計測する非充電時間計時手段と、前記発光時間計時手段の履歴と前記非充電時間計時手段の履歴に応じて、前記充電手段の充電動作を禁止する充電動作禁止手段とを有することを特徴とする。
【0045】
請求項2記載の発明によれば、発光時間計時手段の履歴と非充電時間計時手段の履歴に応じて充電手段の充電動作を禁止するように構成したので、閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温度が、それほど上昇していないのにも拘わらず、充電動作を禁止してしまう事態を防止できる
【0046】
請求項に記載の閃光装置は、電池から給電される電源電圧を昇圧し、閃光発光に用いられる電荷をメインコンデンサに充電する充電手段と露光動作において適正露光量となるように発光を強制的に停止させる調光手段と、前記充電手段の充電動作に要する時間が所定時間以下の場合は、該充電動作に要する時間に基づいた加算値を出力し、前記充電手段の前記充電動作に要する時間が所定時間を超える場合は所定の加算値を出力する加算値算出手段と、前記充電手段の非充電状態にある時間に基づいた減算値を出力する減算値算出手段と、前記加算値算出手段により出力された加算値をカウント値に加算し、前記減算値算出手段により出力された減算値を前記カウント値から減算するカウント手段と、前記カウント手段の前記カウント値が予め定められた値を超えたとき、前記充電手段の充電動作を禁止する充電動作禁止手段と、を有することを特徴とする。
【0047】
請求項記載の発明によれば、前記カウント手段のカウント値が閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温度を的確に示すので、閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温度が、それほど上昇していないのにも拘わらず、充電動作を禁止してしまう事態を防止できる。
請求項に記載の閃光装置は、電池から給電される電源電圧を昇圧し、閃光発光に用いられる電荷をメインコンデンサに充電する充電手段と、露光動作において適正露光量となるように発光を強制的に停止させる調光手段と、前記閃光発光の発光開始から発光停止までの時間を計測する発光時間計時手段と、前記充電手段が非充電状態にある時間を計測する非充電時間計時手段と、前記発光時間計時手段の履歴と前記非充電時間計時手段の履歴に応じて、前記充電手段の充電動作を禁止する充電動作禁止手段とを有することを特徴とする。
【0048】
請求項記載の発明によれば、発光時間計時手段の履歴と非充電時間計時手段の履歴に応じて充電手段の充電動作を禁止するように構成したので、閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温度が、それほど上昇していないのにも拘わらず、充電動作を禁止してしまう事態を防止できる
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
【0051】
図1及び図2は、本発明の第1の実施の形態を示すフローチャートである。尚、本実施の形態における閃光装置の具体的構成は、前記した従来例2の図5及び図6と同様である。したがって、コントロール回路16のプログラムを変更するだけで、実現することが可能である。また、第1の実施の形態は請求項1、3に対応する。
【0052】
以下、図1と図2に示すフローチャートを用いて、第1の実施の形態の動作について説明する。
図1に示すステップS1001において、メインスイッチSW1がオンすると、コントロール回路16はCTL信号を出力し、定電圧電源2をオンする。これによりコントロール回路16が消費電流の少ないスリープモードから消費電流の大きな高速モードへ遷移することが可能となる。
【0053】
ステップS1002において、コントロール回路16は高速モードへ遷移し、例えばEEPROMのような記憶手段25からの記憶情報の読み取り、モード設定手段21からの設定状態の読み取り、DX読取手段24からのフィルム感度情報の読み取り、上記各手段からの情報に基づいた状態表示手段27による表示の開始等を初期設定として行う。また、ステップS1002において、コントロール回路16は、閃光装置1の昇圧トランスやパワートランジスタの温度上昇の管理に用いるためのSBカウンタの初期化を行う。SBカウンタは、充電動作回数をカウントするものである。
【0054】
ステップS1003において、コントロール回路16は、モード設定手段21や半押しスイッチSW2が所定時間操作されていないことを検出するためのタイマt1の初期化を行う。タイマt1はフリーランタイマであり常に動作して所定時間を計測し、オーバーフローするとフラグTOUTaを1とする。
ステップS1004において、コントロール回路16は、ステップS1002でモード設定手段21からの情報により閃光装置1を使用した撮影を行うモードに設定されているか否かを判別する。閃光装置1を使用する場合は、ステップS1005に進み、使用しない場合はステップS1014に進む。
【0055】
ステップS1005において、コントロール回路16は、SBカウンタの値とステップS1002で記憶手段25から得る情報の一つである充電禁止閾値Nとを比較する。このとき、SBカウンタの値がNを超えていればステップS1006に進み、充電禁止の処置を行った後、ステップS1014に進む。
ステップS1005において、SBカウンタの値がN以下であると判別された場合、ステップS1007に進み、コントロール回路16はタイマt3をスタートする。タイマt3は、充電時間を計測するためのタイマである。
【0056】
ステップS1008において、コントロール回路16はOSC信号を出力し充電動作を開始する。
ステップS1009において、コントロール回路16は電圧RDYをモニタしながらメインコンデンサ12の充電電圧が所定の充電レベルに達したと判断されるまで充電を継続する。
【0057】
ステップS1010において、コントロール回路16は所定の充電レベルに達したら充電動作を終了する。
ステップS1011において、コントロール回路16は充電終了時のタイマt3の値をメモリEに格納する。ここで、メモリEは、コントロール回路16内に設けられている。但し、コントロール回路16は、タイマt3の値が予め定められた値を超えた場合、固定値EmaxをメモリEに格納する。
【0058】
ステップS1012において、コントロール回路16は、メモリEに格納された値に基づいて演算を行い、演算により求めた値をSBカウンタに加算する。例えば、メモリEに格納されたタイマt3の値に予め定めたれた値を乗算して得られた値をSBカウンタに加算する。これにより、SBカウンタには、その時の充電時間、すなわち発熱量に応じた値が加算される。
【0059】
なお、充電時間であるタイマt3の計測値に制限(Emax)を設けたのは、次の理由による。すなわち、本発明のカメラシステムの電源である電池BATが消耗した場合、吐き出せる電流値が低下する。しかし、メインコンデンサに充電されるエネルギ量(電荷)は変化しないため、充電時間は長くなるが、発熱量は変わらないという事態が生じる。そこで、タイマt3の計測値に制限を設け、上記電池消耗時に起こる発熱量とSBカウンタの誤差の拡大を最小限に押さえるものである。
【0060】
ステップS1013において、コントロール回路16は、閃光装置1内の昇圧トランスやパワートランジスタの非充電動作中の放熱を管理するためのタイマt2を初期化する。タイマt2は、タイマt1と同様にフリーランタイマである。タイマt2は、常に動作しタイマt1とは異なる所定時間を計測し、オーバーフローするとフラグTOUTbを1とする。
【0061】
ステップS1014において、コントロール回路16は、測光手段22により被写体輝度値を検出する。
ステップS1015において、コントロール回路16は、測距手段23により被写体距離を検出する。
【0062】
ステップS1016において、コントロール回路16は、フラグTOUTbを判別する。TOUTb=1であればステップS1018に進み、TOUTb=0であればステップS1017に進む。
ステップS1018において、コントロール回路16は、閃光装置1内の昇圧トランスやパワートランジスタがある程度放熱がなされたとして、フラグTOUTbをクリアする。
【0063】
ステップS1019において、コントロール回路16は、再度放熱計測のためタイマt2を初期化する。
続いて、ステップSl020において、コントロール回路16は、SBカウンタからタイマt2が計時した時間に放熱される熱量に相当するカウント値を減算する。その後、ステップS1003に戻る。
【0064】
ステップS1016において、TOUTb=0であればステップS1017に進み、まだ放熱はされていないとみなしSBカウンタの減算は行わず、タイマt2による計時を継続させたままステップS1017へ進む。
ステップS1017において、コントロール回路16はフラグTOUTaを判別する。TOUTa=1と判別された場合、モード手段21や半押しスイッチSW2の操作が予め定められた時間に亙って行われなかったとして、コントロール回路16はスリープモードへ遷移し、定電圧回路18をオフして終了する。
【0065】
ステップS1017において、TOUTa=0と判別された場合、ステップS1021に進む。
ステップS1021において、コントロール回路16は半押しスイッチSW2の状態を判別する。半押しスイッチSW2がオンされていると判別された場合、ステップS1022に進む。半押しスイッチSW2がオフされていると判別された場合、ステップS1004に進む。半押しスイッチSW2がオフの場合はステップS1004に戻る。
【0066】
ステップS1022において、コントロール回路16はレリーズスイッチSW3の状態を判別する。レリーズスイッチSW3がオンの場合(半押しスイッチSW2もオン)、ステップS1023のレリーズシーケンスに進んで露光動作を行った後、ステップS1003に戻り、動作を継続する。
ステップS1022において、レリーズスイッチSW3がオフの場合(半押しスイッチSW2のみオン)、ステップS1024に進む。
【0067】
ステップS1024において、コントロール回路16は測距手段23からの最新の測距データに基づいてフォーカスレンズ34の駆動処理を行い、ステップS1003に戻り、動作を継続する。
図2は、図1のステップS1023に示すレリーズシーケンスの詳細を示すフローチャートである。
【0068】
以下、図2を用いてレリーズシーケンスの詳細を説明する。前記したように、図1に示すステップS1021、S1022において、半押しスイッチSW2及びレリーズスイッチSW3の双方がオンと判別されると、ステップS1023のレリーズシーケンスヘと進む。
図2に示すステップS1101において、コントロール回路16は被写体にピントが合っているか否かの判定、いわゆる合焦判定を行う。ステップS1101において、非合焦であると判別された場合、ステップS1102に進み、測距手段23からの最新の測距データに基づいてフォーカスレンズ34の駆動処理を行い、合焦状態にする。ステップS1102において、合焦であると判別された場合、ステップS1103へ進む。
【0069】
ステップS1103において、コントロール回路16はモード設定手段21からの最新情報に基づいて、閃光装置1を使用した撮影を行うモードに設定されているか否かを判別する。ステップS1103において、閃光装置1を使用しないモードであると判別された場合、ステップS1115へ進み、測光手段22、DX読取手段24からの最新データに基づいて絞り駆動手段30及びシャッタ駆動手段31を制御して露光動作を行い、ステップS1113へ進む。この場合、コントロール回路16は、調光手段26による適正露光量での発光停止動作、いわゆる調光動作を行わない。また、ステップS1103において、閃光装置1を使用するモードに設定されていると判別された場合、ステップS1104に進む。
【0070】
ステップS1104において、コントロール回路16はSBカウンタの値と、ステップS1002で記憶手段25から得る情報の一つである充電禁止閾値Nとを比較する。このとき、SBカウンタの値がNを超えていればステップS1113に進んで充電禁止の処置を行った後、レリーズシーケンスを終了する。ステップS1104において、SBカウンタの値がN以下であると判別された場合、ステップS1105に進む。
【0071】
ステップS1105において、コントロール回路16はタイマt3をスタートする。タイマt3は、充電時間を計測するためのタイマである。
ステップS1106において、コントロール回路16はOSC信号を出力して充電動作を開始する。
ステップS1107において、コントロール回路16は電圧RDYをモニタしながらメインコンデンサ12の充電電圧が所定の充電レベルに達したと判断されるまで充電を継続する。
【0072】
ステップS1108において、コントロール回路16はあらかじ定められた充電レベルに達したら充電動作を終了する。
ステップS1109において、このときタイマt3の値をメモリEに格納する。但し、t3の値が予め定められた値を超えた場合、メモリEには固定値Emaxを格納する。
【0073】
ステップS1110において、コントロール回路16は、メモリEに格納された値に基づいて演算を行い、演算により求めた値をSBカウンタに加算する。例えば、メモリEに格納されたタイマt3の値に予め定めたれた値を乗算して得られた値をSBカウンタに加算する。これにより、SBカウンタには、その時の充電時間、すなわち発熱量に応じた値が加算される。
【0074】
次に、ステップS1111において、コントロール回路16は閃光装置1内の昇圧トランスやパワートランジスタの非充電動作中の放熱を管理するためのタイマt2を初期化する。
ステップS1112において、コントロール回路16は、測光手段22、DX読取手段24からの最新データに基づく絞り駆動手段30及びシャッタ駆動手段31を制御し、かつ閃光装置1と調光手段26の制御により発光動作及び発光停止動作を伴う露光動作を行う。
【0075】
ステップS1113において、給送モータ駆動手段28及び給送モータ29によるフィルム巻き上げを行い、レリーズシーケンスを終了する。
なお、前記第1の実施の形態において、特許請求の範囲に記載する充電時間計時手段はタイマt3が相当し、非充電時間計時手段はタイマt2が相当し、充電動作禁止手段は発光開始/発光停止回路13とSBカウンタとステップS1012、ステップS1020、ステップS1114等における処理が相当する。
【0076】
以上の説明から明らかなように、本発明の第1の実施の形態によれば、充電動作に要する時間を計測し、計測された時間に応じた値をSBカウンタに加算すると共に、非充電時の放熱量を所定時間の経過に応じてSBカウンタから減算する。
したがって、本発明の第1の実施の形態によれば、実際の閃光装置1の昇圧トランスやパワートランジスタの温度上昇に応じて、より精度の高い閃光装置1の昇圧トランスやパワートランジスタの温度上昇を管理することができる。
【0077】
また、充電に要する時間の計測値に制限を設けることで、電池消耗時に発生するSBカウンタのカウント値と実際の閃光装置1の昇圧トランスやパワートランジスタの温度上昇との間の誤差を最小限に押さえることができる。
【0078】
次に、図3と図4に示すフローチャートを用いて、第2の実施の形態の動作について説明する。尚、本実施の形態における閃光装置の具体的構成は、前記した従来例2の図5及び図6と同様である。したがって、コントロール回路16のプログラムを変更するだけで、実現することが可能である。また、第2の実施の形態は請求項2、4に対応する。
【0079】
図1に示すステップS2001において、メインスイッチSW1がオンすると、コントロール回路16はCTL信号を出力し、定電圧電源2をオンする。これによりコントロール回路16が消費電流の少ないスリープモードから消費電流の大きな高速モードへ遷移することが可能となる。
ステップS2002において、コントロール回路16は高速モードへ遷移し、例えばEEPROMのような記憶手段25からの記憶情報の読み取り、モード設定手段21からの設定状態の読み取り、DX読取手段24からのフィルム感度情報の読み取り、上記各手段からの情報に基づいた状態表示手段27による表示の開始等を初期設定として行う。
【0080】
ステップS2002において、コントロール回路16は、閃光装置1の昇圧トランスやパワートランジスタの温度上昇の管理に用いるためのSBカウンタの初期化も行う。
ステップS2003において、コントロール回路16は、モード設定手段21や半押しスイッチSW2か所定時間操作されていないことを検出するためのタイマt1の初期化を行う。タイマt1はフリーランタイマであり常に動作し所定時間を計測しオーバーフローするとフラグTOUTaを1とする。
【0081】
ステップS2004において、コントロール回路16は、ステップS2002でモード設定手段21からの情報により閃光装置1を使用した撮影を行うモードに設定されているか否かを判別する。閃光装置1を使用する場合は、ステップS2005に進み、使用しない場合はステップS2023に進む。ステップS2023においては、後述する発光開始から発光停止までの時間に相当する値を格納しているメモリE2をクリアし、ステップS2012に進む。
【0082】
ステップS2005において、コントロール回路16は、SBカウンタの値とステップS1002で記憶手段25から得る情報の一つである充電禁止閾値Nとを比較する。このとき、SBカウンタの値がNを超えていればステップS2006に進み、充電禁止の処置を行った後、ステップS2012に進む。
ステップS2005において、SBカウンタの値がN以下であれと判別された場合、ステップS2007に進む。
【0083】
ステップS2007において、コントロール回路16はOSC信号を出力し、充電動作を開始する。
ステップS2008において、コントロール回路16は電圧RDYをモニタしながらメインコンデンサ12の充電電圧が所定の充電レベルに達したと判断されるまで充電を継続する。
【0084】
ステップS2009において、コントロール回路16は所定の充電レベルに達したら充電動作を終了する。
次に、ステップS2010において、後述するメモリE2に格納されている発光開始から発光停止までの時間に相当する値に基づいて演算を行い、演算により求めた値をSBカウンタに加算する。加算後、メモリE2の内容を0に初期化する。
【0085】
ステップS2011において、閃光装置1内の昇圧トランスやパワートランジスタの非充電動作中の放熱を管理するためのタイマt2を初期化する。タイマt2もフリーランタイマであり、常に動作し、タイマt1とは異なる所定時間を計測しオーバーフローするとフラグTOUTbを1とする。
ステップS2012において、コントロール回路16は測光手段22により被写体輝度値を検出する。
【0086】
ステップS2013において、コントロール回路16は測距手段23により被写体距離を検出する。
ステップS2014において、コントロール回路16はフラグTOUTbを判別する。TOUTb=1であればステップS2016に進み、TOUTb=0であればステップS2015に進む。
【0087】
ステップS2016において、コントロール回路16は、閃光装置1内の昇圧トランスやパワートランジスタがある程度放熱がなされたとして、フラグTOUTbをクリアする。
ステップS2017において、再度放熱計測のためタイマt2を初期化する。
続いて、ステップS2018において、SBカウンタからタイマt2が計時した時間に放熱される熱量に相当するカウント値を減算する。その後、ステップS2004に戻る。
【0088】
ステップS2014において、T0UTb=0であればステップS2015に進み、まだ放熱はされていないとみなしSBカウンタの減算は行わず、タイマt2による計時を継続させたままS2015へ進む。
ステップS2015において、コントロール回路16はフラグTOUTaを判別する。TOUTa=1と判別された場合、モード手段21や半押しスイッチSW2の操作が予め定められた時間に亙って行われなかったとして、コントロール回路16はスリープモードへ遷移し、定電圧回路18をオフして終了する。 ステップS2015において、TOUTa=0と判別された場合、ステップS2019に進む。半押しスイッチSW2がオフの場合はステップS2004に戻る。
【0089】
ステップS2019において、コントロール回路16は半押しスイッチSW2の状態を判別する。半押しスイッチSW2がオンされていると判別された場合、ステップS2020に進む。半押しスイッチSW2がオフされていると判別された場合、ステップS2004に進む。
【0090】
ステップS2020において、コントロール回路16はレリーズスイッチSW3の状態を判別する。レリーズスイッチSW3がオンの場合(半押しスイッチSW2もオン)、ステップS2021のレリーズシーケンスに進んで露光動作を行った後、ステップS2003に戻り、動作を継続する。
ステップS2020において、レリーズスイッチSW3がオフの場合(半押しスイッチSW2のみオン)、ステップS2022に進む。
【0091】
ステップS2022において、コントロール回路16は測距手段23からの最新の測距データに基づいてフォーカスレンズ34の駆動処理を行い、ステップS2003に戻り、動作を継続する。
図4は、図3のステップS2021に示すレリーズシーケンスの詳細を示すフローチャートである。以下、図4を用いてレリーズシーケンスの詳細を説明する。前記したように、図3に示すステップS2019、S2020において、半押しスイッチSW2及びレリーズスイッチSW3の双方がオンと判別すると、レリーズシーケンスヘと進む。
【0092】
図4に示すレリーズシーケンスにおいては、ステップS2101において、コントロール回路16は被写体にピントが合っているか否かの判定、いわゆる合焦判定を行う。ステップS2101において、非合焦であると判別された場合、ステップS2102に進み、測距手段23からの最新の測距データに基づいてフォーカスレンズ34の駆動処理を行い、合焦状態にする。ステップS2102において、合焦であると判別された場合、ステップS2103へ進む。
【0093】
ステップS2103において、コントロール回路16はモード設定手段21からの最新情報に基づいて、閃光装置1を使用した撮影を行うモードに設定されているか否かを判別する。ステップS2103において、閃光装置1を使用しないモードであると判別された場合、ステップS2113へ進み、測光手段22、DX読取手段24からの最新データに基づいて絞り駆動手段30及びシャッタ駆動手段31を制御して露光動作を行い、ステップS2111へ進む。この場合、コントロール回路16は、調光手段26による適正露光量での発光停止動作、いわゆる調光動作を行わない。また、ステップS2103において、閃光装置1を使用するモードに設定されてと判別された場合、ステップS2104に進む。
【0094】
ステップS2104において、コントロール回路16はSBカウンタの値と、ステップS2002で記憶手段25から得る情報の一つである充電禁止閾値Nとを比較する。このとき、SBカウンタの値がNを超えていればステップS2112に進んで充電禁止の処置を行った後、レリーズシーケンスを終了する。ステップS2104において、SBカウンタの値がN以下であると判別された場合、ステップS2105に進む。
【0095】
ステップS2105において、コントロール回路16はOSC信号を出力して充電動作を開始する。
ステップS2106において、コントロール回路16は電圧RDYをモニタしながらメインコンデンサ12の充電電圧が所定の充電レベルに達したと判断されるまで充電を継続する。
【0096】
ステップS2107において、コントロール回路16はあらかじ定められた充電レベルに達したら充電動作を終了する。
ステップS2108において、コントロール回路16は、測光手段22、DX読取手段24からの最新データに基づく絞り駆動手段30及びシャッタ駆動手段31を制御し、かつ閃光装置1と調光手段26の制御により発光動作及び発光停止動作を伴う露光動作を行う。
【0097】
ステップS2109において、コントロール回路16は発光動作開始(TRG出力時)から調光手段26が発光停止信号であるSTOP信号を出力するまでの時間をタイマt4で計測する。
ステップS2110において、コントロール回路16はタイマt2で計測した時間をメモリE2に格納する。
【0098】
ステップS2111において、コントロール回路16は給送モータ駆動手段28及び給送モータ29によるフィルム巻き上げを行ってレリーズシーケンスを終了する。
なお、前記第2の実施の形態において、特許請求の範囲に記載する発光時間計時手段はタイマt4が相当し、非充電時間計時手段はタイマt2が相当し、充電動作禁止手段は発光開始/発光停止回路13とSBカウンタとステップS2010、ステップS2018、ステップS2104、ステップS2112等における処理が相当する。
【0099】
以上の説明から明らかなように、本発明の第2の実施形態によれば、調光制御時の発光開始から発光停止までの時間がタイマt4によって計測される。この時間は、発光によって消費されるメインコンデンサに充電されたエネルギ量に相当する。したがって、この時間が長ければ、レリーズシーケンス終了後にメインコンデンサに充電されるエネルギ量が大きくなる。その結果、その時の充電動作における閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの発熱量が大きくなる。したがって、発光開始から発光停止までの時間はその後の充電動作における閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの発熱量に対するより正確な目安とすることができ、閃光装置1の昇圧トランスやパワートランジスタの温度上昇を高精度で管理することができる。
【0100】
ここで、本発明の第2の実施形態では、調光制御を伴う露光動作の直後の充電だけが、閃光装置の昇圧トランスやパワートランジスタの温度上昇に加味されている。すなわち、発光動作を伴わずに繰り返される充電動作、具体的にはメインコンデンサの自然放電を補うために繰り返し行われる充電動作については、考慮されていない。しかし、メインコンデンサの自然放電は、十分に長い時間をかけて行われると考えられるため、自然放電に起因する充電時の温度上昇は無視しても問題とならない。
【0101】
本発明の実施の形態においては、フィルムを撮影媒体とするいわゆる銀塩カメラを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、撮影媒体が何であるかは関係なく、例えばディジタルスチルカメラにおいても適用することができるのは明らかである。
また、本発明の実施の形態では閃光装置を有するカメラを用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、閃光装置単体であっても、被写体からの反射光を検出して調光動作を行う機能を備え、充電動作及び調光動作を例えばMCUのようなコントロール回路で制御するような閃光装置であれば、適用できるのは明らかである。
【0102】
【発明の効果】
本発明によれば、装置自体の増大化やコストの上昇を招くことなく、高精度で閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温度上昇を管理することが可能になる。その結果、昇圧トランスやパワートランジスタの熱破損を防止し、昇圧トランスやパワートランジスタの温度が許容範囲内であるにも拘わらず、撮影できないという事態を防止することができる。したがって、撮影者にストレスを与えることなく、また大切なシャッターチャンスを逃してしまうことのないカメラシステム及び閃光装置を提供することができる。
【0103】
さらに、本発明によれば、充電時間を計測する充電時間計時手段や調光制御時の発光開始から発光停止までの時間を計時する発光時間計時手段等を設けている。ここで、上記充電時間計測手段や充電時間計時手段は、例えばMCUなどのコントロール回路に機能として持たせることができ、新たな装置を追加する必要はなく、安価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すフローチャートである。
【図2】図1に示すステップS1023の詳細を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すフローチャートである。
【図4】図2に示すステップS2023の詳細を示すフローチャートである。
【図5】従来例2の閃光装置を有するカメラの一例を示す図である。
【図6】図5に示す閃光装置を有するカメラの詳細を示す回路図である。
【図7】従来例2の動作を示すフローチャートである。
【図8】図7に示すレリーズシーケンス(ステップS21)の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 閃光装置
11 SB電源昇圧回路
12 メインコンデンサ
13 発光開始/発光停止回路
14 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)
15 発光部
16 コントロール回路
17 定電圧回路
18 定電圧回路
21 モード設定手段
22 測光手段
23 測距手段
24 DX読取手段
25 記憶手段
26 調光手段
27 状態表示手段
28 給送モータ駆動手段
29 モータ
30 絞り駆動手段
31 シャッタ駆動手段
32 レンズ駆動用モータ駆動手段
33 モータ
34 フォーカスレンズ
35a,35b 絞り
36 シャッタ
37 フィルム
SW1 メインスイッチ
SW2 半押しスイッチ
SW3 レリーズスイッチ
BAT 電池

Claims (4)

  1. 電池から給電される電源電圧を昇圧し、閃光発光に用いられる電荷をメインコンデンサに充電する充電手段と、
    露光動作中に閃光発光する閃光手段と、
    露光動作中に適正露光量となるように、前記閃光手段の発光を強制的に停止させる調光手段と、
    前記充電手段の充電動作に要する時間が所定時間以下の場合は、該充電動作に要する時間に基づいた加算値を出力し、前記充電手段の前記充電動作に要する時間が所定時間を超える場合は所定の加算値を出力する加算値算出手段と、
    前記充電手段の非充電状態にある時間に基づいた減算値を出力する減算値算出手段と、
    前記加算値算出手段により出力された加算値をカウント値に加算し、前記減算値算出手段により出力された減算値を前記カウント値から減算するカウント手段と、
    前記カウント手段の前記カウント値が予め定められた値を超えたとき、前記充電手段の充電動作を禁止する充電動作禁止手段と、
    を有することを特徴とするカメラシステム。
  2. 電池から給電される電源電圧を昇圧し、閃光発光に用いられる電荷をメインコンデンサに充電する充電手段と、
    露光動作中に閃光発光する閃光手段と、
    露光動作中に適正露光量となるように、前記閃光手段の発光を強制的に停止させる調光手段と、
    前記閃光手段の発光開始から発光停止までの時間を計測する発光時間計時手段と、
    前記充電手段が非充電状態にある時間を計測する非充電時間計時手段と、
    前記発光時間計時手段の履歴と前記非充電時間計時手段の履歴に応じて、前記充電手段の充電動作を禁止する充電動作禁止手段と
    を有することを特徴とするカメラシステム。
  3. 電池から給電される電源電圧を昇圧し、閃光発光に用いられる電荷をメインコンデンサに充電する充電手段と
    露光動作において適正露光量となるように発光を強制的に停止させる調光手段と、
    前記充電手段の充電動作に要する時間が所定時間以下の場合は、該充電動作に要する時間に基づいた加算値を出力し、前記充電手段の前記充電動作に要する時間が所定時間を超える場合は所定の加算値を出力する加算値算出手段と、
    前記充電手段の非充電状態にある時間に基づいた減算値を出力する減算値算出手段と、
    前記加算値算出手段により出力された加算値をカウント値に加算し、前記減算値算出手段により出力された減算値を前記カウント値から減算するカウント手段と、
    前記カウント手段の前記カウント値が予め定められた値を超えたとき、前記充電手段の充電動作を禁止する充電動作禁止手段と、
    を有することを特徴とする閃光装置。
  4. 電池から給電される電源電圧を昇圧し、閃光発光に用いられる電荷をメインコンデンサに充電する充電手段と、
    露光動作において適正露光量となるように発光を強制的に停止させる調光手段と、
    前記閃光発光の発光開始から発光停止までの時間を計測する発光時間計時手段と、
    前記充電手段が非充電状態にある時間を計測する非充電時間計時手段と、
    前記発光時間計時手段の履歴と前記非充電時間計時手段の履歴に応じて、前記充電手段の充電動作を禁止する充電動作禁止手段と
    を有することを特徴とする閃光装置。
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