JP2003177452A - カメラシステム及び閃光装置 - Google Patents

カメラシステム及び閃光装置

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JP2003177452A
JP2003177452A JP2001374756A JP2001374756A JP2003177452A JP 2003177452 A JP2003177452 A JP 2003177452A JP 2001374756 A JP2001374756 A JP 2001374756A JP 2001374756 A JP2001374756 A JP 2001374756A JP 2003177452 A JP2003177452 A JP 2003177452A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジ
スタの温度上昇を精度良く管理する。 【解決手段】 メインコンデンサの充電動作に要する時
間を計測する充電時間計時手段と、充電手段が非充電状
態にある時間を計測する非充電時間計時手段と、前記充
電時間計時手段の履歴と前記非充電時間計時手段の履歴
に応じて、前記充電手段の充電動作を禁止する充電動作
禁止手段とを設け、充電時間計時手段の履歴と非充電時
間計時手段の履歴に応じて充電を実行するか否かを判定
し、閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの
温度上昇を精度良く管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閃光装置内の昇圧
トランスやパワートランジスタの温度上昇を精度良く管
理して熱破損を防止し、昇圧トランスやパワートランジ
スタの許容温度範囲内であるにも拘わらず閃光装置内の
メインコンデンサへの充電ができないという事態を防止
し、撮影者にストレスを与えることなく、また大切なシ
ャッターチャンスを逃してしまうことを防止するのに好
適なカメラシステム及び閃光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラシステムや閃光装置は、閃光発光
するために、メインコンデンサに対して充電動作を行
う。前記充電動作は、閃光装置内の昇圧用トランスやパ
ワートランジスタ等の素子の発熱を伴う。閃光装置が連
続発光を行う場合、閃光装置は連続的充電動作を行い、
閃光装置内の昇圧用トランスやパワートランジスタが過
度に発熱して、熱破損を起こす危険性がある。
【0003】昇圧トランスやパワートランジスタの熱破
損を起こす温度は120℃以上であるため、閃光装置自
身や閃光装置を有するカメラを破損させるだけでなく、
それらを使用する撮影者に対しても大変危険である。そ
こで、これを防止するために閃光装置内の昇圧用トラン
スやパワートランジスタ近傍にサーミスタ等を用いて構
成した温度検出手段を設け、昇圧トランスやパワートラ
ンジスタ等の素子近傍の温度を検出し、閃光装置内の昇
圧トランスやパワートランジスタが熱破損に至る温度に
到達する前に充電動作を禁止し、保護する方法が考案さ
れている(以下、従来例1と称する)。
【0004】しかし、従来例1は、温度検出手段を設け
ることによる装置自体の大型化、及びコストの上昇を招
く。そこで、近年、前記従来例1に代わって、充電回数
や発光回数をカウントすることにより、閃光装置内の昇
圧トランスやパワートランジスタの熱破損を防止する方
法が提案されている(以下、従来例2と称する)。
【0005】従来例2によれば、装置自体の大型化及び
コストの上昇を招くことなく、閃光装置内の昇圧トラン
スやパワートランジスタの保護が可能となる。次に、図
5〜図8を用いて、従来例2について説明する。図5
は、前記従来例2の閃光装置を有するカメラの一例を示
すものである。図5に示すカメラは、被写体に対して発
光を行う閃光装置1と、被写体の輝度を検出する測光手
段22と、被写体までの距離を検出する測距手段23
と、測距手段23の検出結果に基づいてフォーカスレン
ズ34を駆動するためのモータ33と、モータ33を制
御するためのレンズ駆動用モータ駆動手段32と、測光
手段22の測光結果とフィルムの感度情報を得るための
DX読み取り手段24の読取結果とに基づいて絞り35
a,35bを駆動する絞り駆動手段30と、絞り駆動手
段30と同様に、測光手段22の測光結果とDX読み取
り手段24の読取結果に基づいてシャッタ36を駆動す
るためのシャッタ駆動手段31と、露光動作終了時にフ
ィルム37を巻き上げるためのモータ29と、モータ2
9を駆動するための給送モータ駆動手段28と、閃光装
置1の発光を伴う露光動作を行う時にフィルム37の露
光面からの反射光を検出し露光量が適正となった時点で
閃光装置1の発光動作を停止する調光手段26と、撮影
者がカメラの撮影モードを設定するモード設定手段21
と、カメラの現在の撮影モードの設定状態を撮影者に知
らせる状態表示手段27と、カメラの電源をオン、オフ
するメインスイッチSW1と、撮影者がスイッチを半分
押し込んだ時点でオンし測光手段22や測距手段23等
の動作を開始させるための半押しスイッチSW2、及び
半押しスイッチSW2がオンした状態からさらに押し込
むことでオンし絞り35a,35bやシャッタ36によ
る露光動作を開始させるためのレリーズスイッチSW3
と(スイッチSW2,SW3は2段スイッチ構成)、前
記各手段を含むカメラの全システムの制御を行う例えば
ワンチップマイクロコンピュータ(以下MCU)よりな
るコントロール回路16と、前記各手段やコントロール
回路16に定電圧を供給するための定電圧回路17、定
電圧回路18、ダイオード19、20よりなる電源回路
と、従来例2のカメラシステムにおいてすべての電源と
なる電池BATとから構成されている。
【0006】コントロール回路16は、電池BATに基
づいて、それぞれ給電される定電圧回路17の出力であ
るVbtと定電圧回路18の出力であるVccをダイオ
ード19、20によりダイオードオアにより定まる定電
圧Vddにより給電されている。定電圧回路18は制御
端子を有しており、コントロール回路16から出力され
る制御信号CTLによりオン、オフを制御される。ここ
で、Vbtの電位はVccの電位より低く設定されてい
る。定電圧回路18がオフの時に定電圧回路17はダイ
オード19を介してVbtをVddとして給電し、定電
圧回路18がオンの時にダイオード20を介してVcc
をVddとして給電する。定電圧回路17は電池BAT
が給電されている間は常時オン状態にあり、出力能力が
小さく自己消費電流の小さい例えば降圧型の三端子レギ
ュレータより構成されている。定電圧回路18は出力能
力が大きく、かつ自己消費電流の大きな例えば昇降圧型
のDC−DCコンバータより構成されている。
【0007】コントロール回路16は、メインスイッチ
SW1がオンすると撮影者が撮影中であると判断し、出
力能力の大きな定電圧回路18をオンする。したがっ
て、コントロール回路16は、消費電流の大きな高速モ
ードで測光手段22や測距手段23の制御等を行う。こ
れによって、コントロール回路16は、消費電流は大き
いが撮影者にストレスの少ない環境を提供する。また、
メインスイッチSW1がオフの場合、又メインスイッチ
SW1がオンであっても所定時間に亙ってモード設定手
段21やメインスイッチSW1、半押しスイッチSW
2、レリーズスイッチSW3の操作が行われないと、撮
影者が撮影を終了したと判断し、定電圧回路18をオフ
し、コントロール回路16は消費電流の少ないスリープ
モードに遷移する。
【0008】メインスイッチSW1がオン状態でスリー
プモードの状態にある場合、モード設定手段21の操作
や半押しスイッチSW2の操作により、直ちに上記した
高速モードに遷移する。これにより、カメラシステムの
低消費電力化を実現している。
【0009】閃光装置1は電池BATから給電される電
源電圧を昇圧するためのSB電源昇圧回路11と、SB
電源昇圧回路11により昇圧された電圧によりダイオー
ドD5を介して充電されるメインコンデンサ12と、抵
抗R8,R9と、コンデンサC3とから構成され、さら
にメインコンデンサ12の充電電圧を検出するための充
電電圧検出回路と、例えばXe管のような発光部15を
発光させるためにトリガ電圧を発生し、かつ絶縁ゲート
型バイポーラトランジスタ14(以下IGBT14と称
する)を駆動する発光開始/発光停止回路13を備えて
構成されている。
【0010】図6は、図5に示す閃光装置1の詳細を示
す図である。以下、図6を用いて、従来例2の閃光装置
1について説明する。なお、図6において、図5に示す
部分と同一部分には同一符号を付している。図6に示す
ように、SB電源昇圧回路11において、抵抗R1、R
2及びトランジスタTr1から構成される入力部は、抵
抗R2を介して、コントロール回路16に接続されてい
る。コントロール回路16が充電開始信号OSCを出力
すると、トランジスタTr1がオンし、続いてトランジ
スタTr2、Tr3の順にオンする。その結果、昇圧用
トランスT1の一次側巻き線に電流が流れ、昇圧用トラ
ンスT1、コンデンサC1、抵抗R5、トランジスタT
r2、Tr3により発振動作を行い、昇圧用トランスT
1の二次側巻き線に高電圧(330V程度)を発生す
る。この動作は、良く知られているので詳しい説明は省
略する。
【0011】このとき、トランジスタTr3及び昇圧用
トランスT1の一次巻き線側に大電流が流れ、トランジ
スタTr3及び昇圧用トランスT1が発熱する。メイン
コンデンサ12は、昇圧用トランスT1の二次側巻き線
に発生した高電圧をコンデンサC2により平滑化して得
られる電流により、ダイオードD4、D5を介して充電
される。
【0012】ダイオードD4とD5の間には抵抗R8、
R9及びコンデンサC3から構成されるメインコンデン
サ12の充電電圧を検出する充電電圧検出回路が接続さ
れている。抵抗R8と抵抗R9で分圧された充電電圧
は、コンデンサC3で平滑化され、コントロール回路1
6へ電圧RDYとして入力される。コントロール回路1
6は電圧RDYを検出し、予め定められた電圧に到達し
たか否かを判断し、充電開始信号OSCの出力を停止し
て充電動作を終了する。
【0013】ここで、図中トランジスタTr4、抵抗R
6、R7、ダイオードD2、ツェナダイオードD3から
構成される回路は、SB電源昇圧回路11の保護回路で
ある。仮に、コントロール回路16が何らかの障害によ
り充電を停止することができなくなった場合、昇圧用ト
ランスT1の二次巻き線側に発生する高電圧によりツェ
ナダイオードD3がツェナブレイクを起こし、ツェナダ
イオードD3、ダイオードD2、抵抗R7を介して流れ
る電流によりトランジスタTr4をオンし、トランジス
タTr3のベース−エミッタ間を短絡してトランジスタ
Tr3をオフし、充電を強制的に停止させる。
【0014】コントロール回路16により充電を停止さ
せるための所定電圧をツェナダイオードD3のツェナブ
レイク電圧よりも低く設定する事で、コントロール回路
16による通常の充電動作に影響することなく、上記し
た様にコントロール回路16が充電停止をできなくなっ
た場合にのみ過充電による破損からSB電源昇圧回路を
保護できる。
【0015】次に、発光開始/発光停止回路13につい
て説明する。発光開始/発光停止回路13の入力部は定
電圧回路18の出力であるVccにエミッタが接続され
たトランジスタTr5と抵抗R10、R11、コンデン
サC5から構成され、コントロール回路16に接続され
る。コントロール回路16はパルス状の発光開始信号
(TRG)を1パルス出力すると、パルス入力期間中ト
ランジスタTr5がオンし、不図示のIGBT14のゲ
ート容量がトランジスタTr5、抵抗R12を介して電
圧源Vccから充電される。前記ゲート容量の充電によ
りゲート電位が上がるため、IGBT14がオンし、抵
抗R15、R16を介してメインコンデンサ12と同電
圧に充電されたコンデンサC6により発光部15の両端
にメインコンデンサ12に充電された電圧の倍の電圧が
発生すると共に、コンデンサC7に充電されていた電荷
がIGBT14、トリガトランスT2の一次巻き線を介
して放電され、トリガトランスT2の二次巻き線側に数
kVのトリガ電圧が発生する。これにより発光部15は
発光する。
【0016】IGBT14のゲートは抵抗14を介して
調光手段26及びコントロール回路16に接続されてお
り、従来例2のカメラが発光部15の発光を伴う撮影を
行っている場合、調光手段26がフィルムの露光量が適
正となったことを検出しIGBT14ゲートに対して発
光停止信号(STOP)を出力する。STOP信号によ
りIGBT14のゲート容量(不図示)に充電された電
荷が引き抜かれ、IGBT14がオフし、発光部15の
発光は停止する。また、調光手段26の発光停止信号出
力タイミングはコントロール回路16に伝達される。以
上のようにして、コントロール回路16及び調光手段2
6の制御によりSB電源昇圧回路による充電動作、発光
開始/発光停止回路による発光動作、発光停止動作が行
われる。
【0017】次に、図7と図8に示すフローチャートを
用いて、従来例2の動作について説明する。図7のステ
ップS1において、メインスイッチSW1がオンされる
と、コントロール回路16はCTL信号を出力し、定電
圧電源2をオンする。これによりコントロール回路が消
費電流の少ないスリープモードから消費電流の大きな高
速モードへ遷移することが可能となる。
【0018】ステップS2において、コントロール回路
16は高速モードへ遷移し、例えばEEPROMのよう
な記憶手段25からの記憶情報の読み取り、モード設定
手段21からの設定状態の読み取り、DX読み取り手段
24からのフィルム感度情報の読み取り、上記各手段か
らの情報に基づいた状態表示手段27による表示の開始
等を初期設定として行う。また、閃光装置1の充電動作
回数をカウントするためのSBカウンタの初期化も行
う。
【0019】ステップS3において、コントロール回路
16はモード設定手段21や半押しスイッチSW2か所
定時間操作されていないことを検出するためのタイマt
1の初期化を行う。タイマt1はフリーランタイマであ
り、常に動作して所定時間を計測し、オーバーフローす
るとフラグTOUTaを1に設定する。ステップS4に
おいて、コントロール回路16はステップS2によるモ
ード設定手段からの情報に基づいて、閃光装置1を使用
した撮影を行うモードに設定されているか否かを判別す
る。閃光装置1を使用する場合はステップS5に進み、
使用しない場合はステップS12に進む。
【0020】閃光装置1を使用する場合には、ステップ
S5において、コントロール回路16はSBカウンタの
値とステップS2において記憶手段25から得る情報の
一つである充電禁止閾値Nとを比較する。このときSB
カウンタの値がNを超えていればステップS6に移行
し、充電禁止の処置を行った後ステップS12に進む。
SBカウンタの値がN以下であれば次のステップS7に
移行し、OSC信号を出力して充電動作を開始する。
【0021】ステップS8において、コントロール回路
16は電圧RDYをモニタしながらメインコンデンサ1
2の充電電圧が所定の充電レベルに達したと判断される
まで充電を継続する。ステップS9において、コントロ
ール回路16は予め定められた充電レベルに達したと判
断したら充電を終了する。
【0022】ステップS10において、コントロール回
路16は充電動作が一回行われたため、SBカウンタに
1を加算する。ステップS11において、閃光装置1内
の昇圧トランスやパワートランジスタの非充電動作中の
放熱を管理するためのタイマt2を初期化する。タイマ
t2はフリーランタイマであり、常に動作している。タ
イマt2は、タイマt1とは異なる予め定められた時間
を計測し、オーバーフローするとフラグTOUTbを1
とする。
【0023】ステップS12において、コントロール回
路16は測光手段22により被写体輝度値を検出する。
ステップS13において、コントロール回路16は測距
手段23により被写体距離を検出する。ステップS14
において、コントロール回路16はフラグTOUTbが
1か0かを判別する。フラグTOUTbが1と判別され
た場合、ステップS16に進む。フラグTOUTbが0
と判別された場合、ステップS15に進む。
【0024】ステップS16においては、閃光装置1内
の昇圧トランスやパワートランジスタはある程度放熱が
なされたとして判断され、フラグTOUTbがクリアさ
れる。続いて、ステップS17において、放熱計測のた
めタイマt2を初期化する。続いて、ステップS18に
おいて、SBカウンタから1を減算する。ステップS1
4において、OUTbが0であると判別された場合は、
放熱はまだされていないと判断され、SBカウンタの減
算は行わず、タイマt2による計時を継続させたままス
テップS15へ進む。
【0025】ステップS15において、コントロール回
路16はフラグTOUTaが1か0かを判別する。フラ
グTOUTaが1と判別された場合、モード設定手段2
1や半押しスイッチSW2の操作が所定時間なかったと
判断し、スリープモードへ遷移し、定電圧回路18をオ
フして終了する。ステップS15において、フラグTO
UTaが0であると判別された場合は、ステップS19
に進む。
【0026】ステップS19において、コントロール回
路16は半押しスイッチSW2がオンかオフかを判別す
る。オンと判別された場合、ステップS20において、
コントロール回路16はレリーズスイッチSW3の状態
を判別する。ステップS19において、半押しスイッチ
SW2がオフと判別された場合は、ステップS4に戻
る。
【0027】ステップS19、20において、半押しス
イッチSW2とレリーズスイッチSW3が双方ともにオ
ンであると判別された場合は、ステップS21のレリー
ズシーケンスに進む。ステップS21において、コント
ロール回路16は露光動作を行った後、ステップS3に
戻る。
【0028】また、ステップS20において、半押しス
イッチSW2がオンと判断された場合は(レリーズスイ
ッチSW3がオフ)、ステップS22に進む。ステップ
S22において、コントロール回路16は測距手段23
からの最新測距データに基づいて、フォーカスレンズ3
4の駆動処理を行い、ステップS3に戻る。
【0029】図8は、図7に示すステップS21(レリ
ーズシーケンス)の詳細を示すフローチャートである。
以下、図8を用いてレリーズシーケンスの詳細について
説明する。前記したように、図7において、ステップS
21に進むのは、ステップS19、S20において、半
押しスイッチSW2とレリーズスイッチSW3の双方が
オンと判別された場合である。
【0030】図8に示すレリーズシーケンスでは、ステ
ップS101において、コントロール回路16は、被写
体にピントが合っているか否かの判定、いわゆる合焦判
定を行う。非合焦状態と判定された場合には、ステップ
S102において、測距手段23からの最新測距データ
に基づいて、フォーカスレンズ34の駆動処理を行う。
合焦状態であれば何もせずS103へ進む。
【0031】ステップS103において、コントロール
回路16は、モード設定手段21からの最新情報に基づ
き閃光装置1を使用した撮影を行うモードに設定されて
いるか否かを判別する。閃光装置1を使用しないモード
の場合は、S113へ進み測光手段22、DX読み取り
手段24からの最新データに基づき絞り手段30及びシ
ャッタ手段31を制御し露光動作を行いS111へ進
む。このときには、調光手段26による適正露光量での
発光停止動作、いわゆる調光動作は行われない。
【0032】ステップS103において、閃光装置1を
使用するモードの場合は、ステップS104に進む。ス
テップS104において、コントロール回路16は、S
Bカウンタの値とステップS2で記憶手段25から得る
情報の一つである充電禁止閾値Nとを比較する。このと
き、SBカウンタの値が充電禁止閾値Nを超えていれば
ステップS112に進み、充電禁止の処置を行った後、
レリーズシーケンスを終了する。
【0033】SBカウンタの値が充電禁止閾値N以下で
あれば、ステップS105に進む。ステップS105に
おいて、コントロール回路16はOSC信号を出力し
て、充電動作を開始する。ステップS106において、
コントロール回路16は電圧RDYをモニタしながらメ
インコンデンサ12の充電電圧が予め定められた充電レ
ベルに達したと判断されるまで充電を継続する。
【0034】ステップS107において、コントロール
回路16は予め定められた充電レベルに達したら充電動
作を終了する。ステップS108において、コントロー
ル回路16は充電動作が一回行われたとしてSBカウン
タに1を加算する。続いて、ステップS109におい
て、閃光装置1内の昇圧トランスやパワートランジスタ
の非充電動作中の放熱を管理するためのタイマt2を初
期化する。
【0035】次に、ステップS110において、測光手
段22、DX読み取り手段24からの最新データに基づ
いて、絞り駆動手段30とシャッタ駆動手段31とを制
御し、更に調光手段26等の制御により発光動作及び発
光停止動作を伴う露光動作を行う。ステップS111に
おいて、給送モータ駆動手段28及び給送モータ29に
よるフィルム巻き上げを行い、レリーズシーケンスを終
了する。
【0036】以上に説明したように、従来例2の閃光装
置1を備えたカメラでは、充電回数に応じて加算され、
非充電動作中は所定時間の経過に伴い減算されるSBカ
ウンタの値を、閃光装置1の昇圧トランスやパワートラ
ンジスタの温度上昇の目安としている。また、充電動作
後ではなく、発光動作後にSBカウンタの加算を行うよ
うにすれば発光回数に応じて加算され、非充電動作中は
所定時間の経過に伴い減算されるSBカウンタの値を閃
光装置1の昇圧トランスやパワートランジスタの温度上
昇の目安とすることができる。
【0037】その結果、従来例1の様に装置自体の増大
化やコストの上昇を招くことなく、閃光装置内の昇圧ト
ランスやパワートランジスタの保護を実現している。上
記の事情は、いわゆる外付けの閃光装置においても同様
である。しかしながら上記従来例2には以下のような問
題がある。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】近年の閃光装置を有す
るカメラシステム、及びいわゆる外付けの閃光装置は、
通常、閃光装置による発光が適正露光量となるように、
発光中に強制的に発光停止するいわゆる調光機能を有し
ている。
【0039】この場合、閃光装置を用いて露光動作を行
うと、調光機能により発光が途中で強制的に停止され
る。このため、閃光装置のメインコンデンサに充電され
たエネルギのすべてを消費することは、ほとんどない。
したがって、その直後に行われる充電動作では、メイン
コンデンサに充電するエネルギ量は少なくてすみ、充電
動作完了までに必要とする時間も短くなる。
【0040】閃光装置内の昇圧トランスやパワートラン
ジスタの発熱量は充電動作時にメインコンデンサに充電
するエネルギ量に依存するため、上記のように調光制御
によりメインコンデンサに前回充電されたエネルギが残
っている状態からの充電動作での閃光装置内の昇圧トラ
ンスやパワートランジスタの発熱量は小さくなる。従っ
て閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温
度上昇も小さい。
【0041】しかし、前記した従来例2では充電回数や
発光回数をカウントの対象としている。そのため、メイ
ンコンデンサに充電されるエネルギ量に無関係に、具体
的には充電時における閃光装置内の昇圧トランスやパワ
ートランジスタの発熱量に無関係に、常に最大量発熱し
たと仮定していることになる。したがって、閃光装置内
の昇圧トランスやパワートランジスタの温度が、それほ
ど上昇していないのにも拘わらず、充電動作を禁止して
しまう事態が生じる。
【0042】充電動作の禁止は、以後の発光を伴う撮影
動作の禁止に等しく、再充電動作可能となるまで撮影者
を待たせることになる。そのため、撮影者にストレスを
与えるばかりでなく、大切なシャッターチャンスを逃し
てしまうという問題点がある。本発明は、前記事情に鑑
みてなされたものであり、前記従来例2において示した
のカメラの閃光装置の構成を変えることなく、即ち装置
自体の増大化やコストの上昇を招くことのない利点を有
したまま、高精度で閃光装置内の昇圧トランスやパワー
トランジスタの温度上昇を管理して熱破損を防止し、撮
影者にストレスを与えることなく、また大切なシャッタ
ーチャンスを逃してしまうことのないカメラシステム及
び閃光装置を提供することを目的としている。
【0043】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のカメラ
システムは、電源電圧を昇圧し、閃光発光に用いられる
電荷をメインコンデンサに充電する充電手段と、露光動
作中に閃光発光する閃光手段と、露光動作中に適正露光
量となるように、前記閃光手段の発光を強制的に停止さ
せる調光手段と、前記充電手段の充電動作に要する時間
を計測する充電時間計時手段と、前記充電手段が非充電
状態にある時間を計測する非充電時間計時手段と、前記
充電時間計時手段の履歴と前記非充電時間計時手段の履
歴に応じて前記充電手段の充電動作を禁止する充電動作
禁止手段とを有することを特徴とする。
【0044】請求項1記載の発明によれば、充電時間計
時手段の履歴と非充電時間計時手段の履歴に応じて充電
手段の充電動作を禁止するように構成したので、閃光装
置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温度が、そ
れほど上昇していないのにも拘わらず、充電動作を禁止
してしまう事態を防止できる。請求項2に記載のカメラ
システムは、電源電圧を昇圧し、閃光発光に用いられる
電荷をメインコンデンサに充電する充電手段と、露光動
作中に閃光発光する閃光手段と、露光動作中に適正露光
量となるように、前記閃光手段の発光を強制的に停止さ
せる調光手段と、前記閃光手段の発光開始から発光停止
までの時間を計測する発光時間計時手段と、前記充電手
段が非充電状態にある時間を計測する非充電時間計時手
段と、前記発光時間計時手段の履歴と前記非充電時間計
時手段の履歴に応じて、前記充電手段の充電動作を禁止
する充電動作禁止手段とを有することを特徴とする。
【0045】請求項2記載の発明によれば、発光時間計
時手段の履歴と非充電時間計時手段の履歴に応じて充電
手段の充電動作を禁止するように構成したので、閃光装
置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温度が、そ
れほど上昇していないのにも拘わらず、充電動作を禁止
してしまう事態を防止できる。請求項3に記載のカメラ
システムは、請求項1又は2記載のカメラシステムにお
いて、前記充電動作禁止手段は、前記発光時間計時手段
により求められた充電動作に要する時間に基づいて加算
され、前記非充電時間計時手段により求められた非充電
状態にある時間に基づいて減算されるカウント手段と、
前記カウント手段のカウント値が予め定められた値を超
えたとき、前記充電手段の充電動作を禁止する充電動作
禁止手段とから構成されることを特徴とする。
【0046】請求項4に記載の閃光装置は、電源電圧を
昇圧し、閃光発光に用いられる電荷をメインコンデンサ
に充電する充電手段と、前記メインコンデンサヘの充電
時間を計測する充電時間計時手段と、前記充電手段が非
充電状態にある時間を計測する非充電時間計時手段と、
露光動作において適正露光量となるように発光を強制的
に停止させる調光手段と、前記充電時間計時手段の履歴
と前記非充電時間計時手段の履歴に応じて、前記充電手
段の充電動作を禁止する充電動作禁止手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0047】請求項4記載の発明によれば、充電時間計
時手段の履歴と非充電時間計時手段の履歴に応じて充電
手段の充電動作を禁止するように構成したので、閃光装
置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温度が、そ
れほど上昇していないのにも拘わらず、充電動作を禁止
してしまう事態を防止できる。請求項5に記載の閃光装
置は、電源電圧を昇圧し、閃光発光に用いられる電荷を
メインコンデンサに充電する充電手段と、露光動作にお
いて適正露光量となるように発光を強制的に停止させる
調光手段と、前記閃光発光の発光開始から発光停止まで
の時間を計測する発光時間計時手段と、前記充電手段が
非充電状態にある時間を計測する非充電時間計時手段
と、前記発光時間計時手段の履歴と前記非充電時間計時
手段の履歴に応じて、前記充電手段の充電動作を禁止す
る充電動作禁止手段とを有することを特徴とする。
【0048】請求項5記載の発明によれば、発光時間計
時手段の履歴と非充電時間計時手段の履歴に応じて充電
手段の充電動作を禁止するように構成したので、閃光装
置内の昇圧トランスやパワートランジスタの温度が、そ
れほど上昇していないのにも拘わらず、充電動作を禁止
してしまう事態を防止できる。請求項6に記載の閃光装
置は、請求項4又は5記載の閃光装置において、前記充
電動作禁止手段は、前記充電時間計時手段により求めら
れた充電動作に要する時間に基づいて加算され、前記非
充電時間計時手段により求められた非充電状態にある時
間に基づいて減算されるカウント手段と、前記カウント
手段のカウント値が予め定められた値を超えたとき、前
記充電手段の充電動作を禁止する充電動作禁止手段とか
ら構成されることを特徴とする。
【0049】また、請求項3及び6記載の発明によれ
ば、前記カウント手段のカウント値が閃光装置内の昇圧
トランスやパワートランジスタの温度を的確に示すの
で、閃光装置内の昇圧トランスやパワートランジスタの
温度が、それほど上昇していないのにも拘わらず、充電
動作を禁止してしまう事態を防止できる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0051】図1及び図2は、本発明の第1の実施の形
態を示すフローチャートである。尚、本実施の形態にお
ける閃光装置の具体的構成は、前記した従来例2の図5
及び図6と同様である。したがって、コントロール回路
16のプログラムを変更するだけで、実現することが可
能である。また、第1の実施の形態は請求項1、3、
4、6に対応する。
【0052】以下、図1と図2に示すフローチャートを
用いて、第1の実施の形態の動作について説明する。図
1に示すステップS1001において、メインスイッチ
SW1がオンすると、コントロール回路16はCTL信
号を出力し、定電圧電源2をオンする。これによりコン
トロール回路16が消費電流の少ないスリープモードか
ら消費電流の大きな高速モードへ遷移することが可能と
なる。
【0053】ステップS1002において、コントロー
ル回路16は高速モードへ遷移し、例えばEEPROM
のような記憶手段25からの記憶情報の読み取り、モー
ド設定手段21からの設定状態の読み取り、DX読取手
段24からのフィルム感度情報の読み取り、上記各手段
からの情報に基づいた状態表示手段27による表示の開
始等を初期設定として行う。また、ステップS1002
において、コントロール回路16は、閃光装置1の昇圧
トランスやパワートランジスタの温度上昇の管理に用い
るためのSBカウンタの初期化を行う。SBカウンタ
は、充電動作回数をカウントするものである。
【0054】ステップS1003において、コントロー
ル回路16は、モード設定手段21や半押しスイッチS
W2が所定時間操作されていないことを検出するための
タイマt1の初期化を行う。タイマt1はフリーランタ
イマであり常に動作して所定時間を計測し、オーバーフ
ローするとフラグTOUTaを1とする。ステップS1
004において、コントロール回路16は、ステップS
1002でモード設定手段21からの情報により閃光装
置1を使用した撮影を行うモードに設定されているか否
かを判別する。閃光装置1を使用する場合は、ステップ
S1005に進み、使用しない場合はステップS101
4に進む。
【0055】ステップS1005において、コントロー
ル回路16は、SBカウンタの値とステップS1002
で記憶手段25から得る情報の一つである充電禁止閾値
Nとを比較する。このとき、SBカウンタの値がNを超
えていればステップS1006に進み、充電禁止の処置
を行った後、ステップS1014に進む。ステップS1
005において、SBカウンタの値がN以下であると判
別された場合、ステップS1007に進み、コントロー
ル回路16はタイマt3をスタートする。タイマt3
は、充電時間を計測するためのタイマである。
【0056】ステップS1008において、コントロー
ル回路16はOSC信号を出力し充電動作を開始する。
ステップS1009において、コントロール回路16は
電圧RDYをモニタしながらメインコンデンサ12の充
電電圧が所定の充電レベルに達したと判断されるまで充
電を継続する。
【0057】ステップS1010において、コントロー
ル回路16は所定の充電レベルに達したら充電動作を終
了する。ステップS1011において、コントロール回
路16は充電終了時のタイマt3の値をメモリEに格納
する。ここで、メモリEは、コントロール回路16内に
設けられている。但し、コントロール回路16は、タイ
マt3の値が予め定められた値を超えた場合、固定値E
maxをメモリEに格納する。
【0058】ステップS1012において、コントロー
ル回路16は、メモリEに格納された値に基づいて演算
を行い、演算により求めた値をSBカウンタに加算す
る。例えば、メモリEに格納されたタイマt3の値に予
め定めたれた値を乗算して得られた値をSBカウンタに
加算する。これにより、SBカウンタには、その時の充
電時間、すなわち発熱量に応じた値が加算される。
【0059】なお、充電時間であるタイマt3の計測値
に制限(Emax)を設けたのは、次の理由による。す
なわち、本発明のカメラシステムの電源である電池BA
Tが消耗した場合、吐き出せる電流値が低下する。しか
し、メインコンデンサに充電されるエネルギ量(電荷)
は変化しないため、充電時間は長くなるが、発熱量は変
わらないという事態が生じる。そこで、タイマt3の計
測値に制限を設け、上記電池消耗時に起こる発熱量とS
Bカウンタの誤差の拡大を最小限に押さえるものであ
る。
【0060】ステップS1013において、コントロー
ル回路16は、閃光装置1内の昇圧トランスやパワート
ランジスタの非充電動作中の放熱を管理するためのタイ
マt2を初期化する。タイマt2は、タイマt1と同様
にフリーランタイマである。タイマt2は、常に動作し
タイマt1とは異なる所定時間を計測し、オーバーフロ
ーするとフラグTOUTbを1とする。
【0061】ステップS1014において、コントロー
ル回路16は、測光手段22により被写体輝度値を検出
する。ステップS1015において、コントロール回路
16は、測距手段23により被写体距離を検出する。
【0062】ステップS1016において、コントロー
ル回路16は、フラグTOUTbを判別する。TOUT
b=1であればステップS1018に進み、TOUTb
=0であればステップS1017に進む。ステップS1
018において、コントロール回路16は、閃光装置1
内の昇圧トランスやパワートランジスタがある程度放熱
がなされたとして、フラグTOUTbをクリアする。
【0063】ステップS1019において、コントロー
ル回路16は、再度放熱計測のためタイマt2を初期化
する。続いて、ステップSl020において、コントロ
ール回路16は、SBカウンタからタイマt2が計時し
た時間に放熱される熱量に相当するカウント値を減算す
る。その後、ステップS1003に戻る。
【0064】ステップS1016において、TOUTb
=0であればステップS1017に進み、まだ放熱はさ
れていないとみなしSBカウンタの減算は行わず、タイ
マt2による計時を継続させたままステップS1017
へ進む。ステップS1017において、コントロール回
路16はフラグTOUTaを判別する。TOUTa=1
と判別された場合、モード手段21や半押しスイッチS
W2の操作が予め定められた時間に亙って行われなかっ
たとして、コントロール回路16はスリープモードへ遷
移し、定電圧回路18をオフして終了する。
【0065】ステップS1017において、TOUTa
=0と判別された場合、ステップS1021に進む。ス
テップS1021において、コントロール回路16は半
押しスイッチSW2の状態を判別する。半押しスイッチ
SW2がオンされていると判別された場合、ステップS
1022に進む。半押しスイッチSW2がオフされてい
ると判別された場合、ステップS1004に進む。半押
しスイッチSW2がオフの場合はステップS1004に
戻る。
【0066】ステップS1022において、コントロー
ル回路16はレリーズスイッチSW3の状態を判別す
る。レリーズスイッチSW3がオンの場合(半押しスイ
ッチSW2もオン)、ステップS1023のレリーズシ
ーケンスに進んで露光動作を行った後、ステップS10
03に戻り、動作を継続する。ステップS1022にお
いて、レリーズスイッチSW3がオフの場合(半押しス
イッチSW2のみオン)、ステップS1024に進む。
【0067】ステップS1024において、コントロー
ル回路16は測距手段23からの最新の測距データに基
づいてフォーカスレンズ34の駆動処理を行い、ステッ
プS1003に戻り、動作を継続する。図2は、図1の
ステップS1023に示すレリーズシーケンスの詳細を
示すフローチャートである。
【0068】以下、図2を用いてレリーズシーケンスの
詳細を説明する。前記したように、図1に示すステップ
S1021、S1022において、半押しスイッチSW
2及びレリーズスイッチSW3の双方がオンと判別され
ると、ステップS1023のレリーズシーケンスヘと進
む。図2に示すステップS1101において、コントロ
ール回路16は被写体にピントが合っているか否かの判
定、いわゆる合焦判定を行う。ステップS1101にお
いて、非合焦であると判別された場合、ステップS11
02に進み、測距手段23からの最新の測距データに基
づいてフォーカスレンズ34の駆動処理を行い、合焦状
態にする。ステップS1102において、合焦であると
判別された場合、ステップS1103へ進む。
【0069】ステップS1103において、コントロー
ル回路16はモード設定手段21からの最新情報に基づ
いて、閃光装置1を使用した撮影を行うモードに設定さ
れているか否かを判別する。ステップS1103におい
て、閃光装置1を使用しないモードであると判別された
場合、ステップS1115へ進み、測光手段22、DX
読取手段24からの最新データに基づいて絞り駆動手段
30及びシャッタ駆動手段31を制御して露光動作を行
い、ステップS1113へ進む。この場合、コントロー
ル回路16は、調光手段26による適正露光量での発光
停止動作、いわゆる調光動作を行わない。また、ステッ
プS1103において、閃光装置1を使用するモードに
設定されていると判別された場合、ステップS1104
に進む。
【0070】ステップS1104において、コントロー
ル回路16はSBカウンタの値と、ステップS1002
で記憶手段25から得る情報の一つである充電禁止閾値
Nとを比較する。このとき、SBカウンタの値がNを超
えていればステップS1113に進んで充電禁止の処置
を行った後、レリーズシーケンスを終了する。ステップ
S1104において、SBカウンタの値がN以下である
と判別された場合、ステップS1105に進む。
【0071】ステップS1105において、コントロー
ル回路16はタイマt3をスタートする。タイマt3
は、充電時間を計測するためのタイマである。ステップ
S1106において、コントロール回路16はOSC信
号を出力して充電動作を開始する。ステップS1107
において、コントロール回路16は電圧RDYをモニタ
しながらメインコンデンサ12の充電電圧が所定の充電
レベルに達したと判断されるまで充電を継続する。
【0072】ステップS1108において、コントロー
ル回路16はあらかじ定められた充電レベルに達したら
充電動作を終了する。ステップS1109において、こ
のときタイマt3の値をメモリEに格納する。但し、t
3の値が予め定められた値を超えた場合、メモリEには
固定値Emaxを格納する。
【0073】ステップS1110において、コントロー
ル回路16は、メモリEに格納された値に基づいて演算
を行い、演算により求めた値をSBカウンタに加算す
る。例えば、メモリEに格納されたタイマt3の値に予
め定めたれた値を乗算して得られた値をSBカウンタに
加算する。これにより、SBカウンタには、その時の充
電時間、すなわち発熱量に応じた値が加算される。
【0074】次に、ステップS1111において、コン
トロール回路16は閃光装置1内の昇圧トランスやパワ
ートランジスタの非充電動作中の放熱を管理するための
タイマt2を初期化する。ステップS1112におい
て、コントロール回路16は、測光手段22、DX読取
手段24からの最新データに基づく絞り駆動手段30及
びシャッタ駆動手段31を制御し、かつ閃光装置1と調
光手段26の制御により発光動作及び発光停止動作を伴
う露光動作を行う。
【0075】ステップS1113において、給送モータ
駆動手段28及び給送モータ29によるフィルム巻き上
げを行い、レリーズシーケンスを終了する。なお、前記
第1の実施の形態において、特許請求の範囲に記載する
充電時間計時手段はタイマt3が相当し、非充電時間計
時手段はタイマt2が相当し、充電動作禁止手段は発光
開始/発光停止回路13とSBカウンタとステップS1
012、ステップS1020、ステップS1114等に
おける処理が相当する。
【0076】以上の説明から明らかなように、本発明の
第1の実施の形態によれば、充電動作に要する時間を計
測し、計測された時間に応じた値をSBカウンタに加算
すると共に、非充電時の放熱量を所定時間の経過に応じ
てSBカウンタから減算する。したがって、本発明の第
1の実施の形態によれば、実際の閃光装置1の昇圧トラ
ンスやパワートランジスタの温度上昇に応じて、より精
度の高い閃光装置1の昇圧トランスやパワートランジス
タの温度上昇を管理することができる。
【0077】また、充電に要する時間の計測値に制限を
設けることで、電池消耗時に発生するSBカウンタのカ
ウント値と実際の閃光装置1の昇圧トランスやパワート
ランジスタの温度上昇との間の誤差を最小限に押さえる
ことができる。
【0078】次に、図3と図4に示すフローチャートを
用いて、第2の実施の形態の動作について説明する。
尚、本実施の形態における閃光装置の具体的構成は、前
記した従来例2の図5及び図6と同様である。したがっ
て、コントロール回路16のプログラムを変更するだけ
で、実現することが可能である。また、第2の実施の態
は請求項2、3、5、6に対応する。
【0079】図1に示すステップS2001において、
メインスイッチSW1がオンすると、コントロール回路
16はCTL信号を出力し、定電圧電源2をオンする。
これによりコントロール回路16が消費電流の少ないス
リープモードから消費電流の大きな高速モードへ遷移す
ることが可能となる。ステップS2002において、コ
ントロール回路16は高速モードへ遷移し、例えばEE
PROMのような記憶手段25からの記憶情報の読み取
り、モード設定手段21からの設定状態の読み取り、D
X読取手段24からのフィルム感度情報の読み取り、上
記各手段からの情報に基づいた状態表示手段27による
表示の開始等を初期設定として行う。
【0080】ステップS2002において、コントロー
ル回路16は、閃光装置1の昇圧トランスやパワートラ
ンジスタの温度上昇の管理に用いるためのSBカウンタ
の初期化も行う。ステップS2003において、コント
ロール回路16は、モード設定手段21や半押しスイッ
チSW2か所定時間操作されていないことを検出するた
めのタイマt1の初期化を行う。タイマt1はフリーラ
ンタイマであり常に動作し所定時間を計測しオーバーフ
ローするとフラグTOUTaを1とする。
【0081】ステップS2004において、コントロー
ル回路16は、ステップS2002でモード設定手段2
1からの情報により閃光装置1を使用した撮影を行うモ
ードに設定されているか否かを判別する。閃光装置1を
使用する場合は、ステップS2005に進み、使用しな
い場合はステップS2023に進む。ステップS202
3においては、後述する発光開始から発光停止までの時
間に相当する値を格納しているメモリE2をクリアし、
ステップS2012に進む。
【0082】ステップS2005において、コントロー
ル回路16は、SBカウンタの値とステップS1002
で記憶手段25から得る情報の一つである充電禁止閾値
Nとを比較する。このとき、SBカウンタの値がNを超
えていればステップS2006に進み、充電禁止の処置
を行った後、ステップS2012に進む。ステップS2
005において、SBカウンタの値がN以下であれと判
別された場合、ステップS2007に進む。
【0083】ステップS2007において、コントロー
ル回路16はOSC信号を出力し、充電動作を開始す
る。ステップS2008において、コントロール回路1
6は電圧RDYをモニタしながらメインコンデンサ12
の充電電圧が所定の充電レベルに達したと判断されるま
で充電を継続する。
【0084】ステップS2009において、コントロー
ル回路16は所定の充電レベルに達したら充電動作を終
了する。次に、ステップS2010において、後述する
メモリE2に格納されている発光開始から発光停止まで
の時間に相当する値に基づいて演算を行い、演算により
求めた値をSBカウンタに加算する。加算後、メモリE
2の内容を0に初期化する。
【0085】ステップS2011において、閃光装置1
内の昇圧トランスやパワートランジスタの非充電動作中
の放熱を管理するためのタイマt2を初期化する。タイ
マt2もフリーランタイマであり、常に動作し、タイマ
t1とは異なる所定時間を計測しオーバーフローすると
フラグTOUTbを1とする。ステップS2012にお
いて、コントロール回路16は測光手段22により被写
体輝度値を検出する。
【0086】ステップS2013において、コントロー
ル回路16は測距手段23により被写体距離を検出す
る。ステップS2014において、コントロール回路1
6はフラグTOUTbを判別する。TOUTb=1であ
ればステップS2016に進み、TOUTb=0であれ
ばステップS2015に進む。
【0087】ステップS2016において、コントロー
ル回路16は、閃光装置1内の昇圧トランスやパワート
ランジスタがある程度放熱がなされたとして、フラグT
OUTbをクリアする。ステップS2017において、
再度放熱計測のためタイマt2を初期化する。続いて、
ステップS2018において、SBカウンタからタイマ
t2が計時した時間に放熱される熱量に相当するカウン
ト値を減算する。その後、ステップS2004に戻る。
【0088】ステップS2014において、T0UTb
=0であればステップS2015に進み、まだ放熱はさ
れていないとみなしSBカウンタの減算は行わず、タイ
マt2による計時を継続させたままS2015へ進む。
ステップS2015において、コントロール回路16は
フラグTOUTaを判別する。TOUTa=1と判別さ
れた場合、モード手段21や半押しスイッチSW2の操
作が予め定められた時間に亙って行われなかったとし
て、コントロール回路16はスリープモードへ遷移し、
定電圧回路18をオフして終了する。 ステップS20
15において、TOUTa=0と判別された場合、ステ
ップS2019に進む。半押しスイッチSW2がオフの
場合はステップS2004に戻る。
【0089】ステップS2019において、コントロー
ル回路16は半押しスイッチSW2の状態を判別する。
半押しスイッチSW2がオンされていると判別された場
合、ステップS2020に進む。半押しスイッチSW2
がオフされていると判別された場合、ステップS200
4に進む。
【0090】ステップS2020において、コントロー
ル回路16はレリーズスイッチSW3の状態を判別す
る。レリーズスイッチSW3がオンの場合(半押しスイ
ッチSW2もオン)、ステップS2021のレリーズシ
ーケンスに進んで露光動作を行った後、ステップS20
03に戻り、動作を継続する。ステップS2020にお
いて、レリーズスイッチSW3がオフの場合(半押しス
イッチSW2のみオン)、ステップS2022に進む。
【0091】ステップS2022において、コントロー
ル回路16は測距手段23からの最新の測距データに基
づいてフォーカスレンズ34の駆動処理を行い、ステッ
プS2003に戻り、動作を継続する。図4は、図3の
ステップS2021に示すレリーズシーケンスの詳細を
示すフローチャートである。以下、図4を用いてレリー
ズシーケンスの詳細を説明する。前記したように、図3
に示すステップS2019、S2020において、半押
しスイッチSW2及びレリーズスイッチSW3の双方が
オンと判別すると、レリーズシーケンスヘと進む。
【0092】図4に示すレリーズシーケンスにおいて
は、ステップS2101において、コントロール回路1
6は被写体にピントが合っているか否かの判定、いわゆ
る合焦判定を行う。ステップS2101において、非合
焦であると判別された場合、ステップS2102に進
み、測距手段23からの最新の測距データに基づいてフ
ォーカスレンズ34の駆動処理を行い、合焦状態にす
る。ステップS2102において、合焦であると判別さ
れた場合、ステップS2103へ進む。
【0093】ステップS2103において、コントロー
ル回路16はモード設定手段21からの最新情報に基づ
いて、閃光装置1を使用した撮影を行うモードに設定さ
れているか否かを判別する。ステップS2103におい
て、閃光装置1を使用しないモードであると判別された
場合、ステップS2113へ進み、測光手段22、DX
読取手段24からの最新データに基づいて絞り駆動手段
30及びシャッタ駆動手段31を制御して露光動作を行
い、ステップS2111へ進む。この場合、コントロー
ル回路16は、調光手段26による適正露光量での発光
停止動作、いわゆる調光動作を行わない。また、ステッ
プS2103において、閃光装置1を使用するモードに
設定されてと判別された場合、ステップS2104に進
む。
【0094】ステップS2104において、コントロー
ル回路16はSBカウンタの値と、ステップS2002
で記憶手段25から得る情報の一つである充電禁止閾値
Nとを比較する。このとき、SBカウンタの値がNを超
えていればステップS2112に進んで充電禁止の処置
を行った後、レリーズシーケンスを終了する。ステップ
S2104において、SBカウンタの値がN以下である
と判別された場合、ステップS2105に進む。
【0095】ステップS2105において、コントロー
ル回路16はOSC信号を出力して充電動作を開始す
る。ステップS2106において、コントロール回路1
6は電圧RDYをモニタしながらメインコンデンサ12
の充電電圧が所定の充電レベルに達したと判断されるま
で充電を継続する。
【0096】ステップS2107において、コントロー
ル回路16はあらかじ定められた充電レベルに達したら
充電動作を終了する。ステップS2108において、コ
ントロール回路16は、測光手段22、DX読取手段2
4からの最新データに基づく絞り駆動手段30及びシャ
ッタ駆動手段31を制御し、かつ閃光装置1と調光手段
26の制御により発光動作及び発光停止動作を伴う露光
動作を行う。
【0097】ステップS2109において、コントロー
ル回路16は発光動作開始(TRG出力時)から調光手
段26が発光停止信号であるSTOP信号を出力するま
での時間をタイマt4で計測する。ステップS2110
において、コントロール回路16はタイマt2で計測し
た時間をメモリE2に格納する。
【0098】ステップS2111において、コントロー
ル回路16は給送モータ駆動手段28及び給送モータ2
9によるフィルム巻き上げを行ってレリーズシーケンス
を終了する。なお、前記第2の実施の形態において、特
許請求の範囲に記載する発光時間計時手段はタイマt4
が相当し、非充電時間計時手段はタイマt2が相当し、
充電動作禁止手段は発光開始/発光停止回路13とSB
カウンタとステップS2010、ステップS2018、
ステップS2104、ステップS2112等における処
理が相当する。
【0099】以上の説明から明らかなように、本発明の
第2の実施形態によれば、調光制御時の発光開始から発
光停止までの時間がタイマt4によって計測される。こ
の時間は、発光によって消費されるメインコンデンサに
充電されたエネルギ量に相当する。したがって、この時
間が長ければ、レリーズシーケンス終了後にメインコン
デンサに充電されるエネルギ量が大きくなる。その結
果、その時の充電動作における閃光装置内の昇圧トラン
スやパワートランジスタの発熱量が大きくなる。したが
って、発光開始から発光停止までの時間はその後の充電
動作における閃光装置内の昇圧トランスやパワートラン
ジスタの発熱量に対するより正確な目安とすることがで
き、閃光装置1の昇圧トランスやパワートランジスタの
温度上昇を高精度で管理することができる。
【0100】ここで、本発明の第2の実施形態では、調
光制御を伴う露光動作の直後の充電だけが、閃光装置の
昇圧トランスやパワートランジスタの温度上昇に加味さ
れている。すなわち、発光動作を伴わずに繰り返される
充電動作、具体的にはメインコンデンサの自然放電を補
うために繰り返し行われる充電動作については、考慮さ
れていない。しかし、メインコンデンサの自然放電は、
十分に長い時間をかけて行われると考えられるため、自
然放電に起因する充電時の温度上昇は無視しても問題と
ならない。
【0101】本発明の実施の形態においては、フィルム
を撮影媒体とするいわゆる銀塩カメラを用いたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、撮影媒体が何であ
るかは関係なく、例えばディジタルスチルカメラにおい
ても適用することができるのは明らかである。また、本
発明の実施の形態では閃光装置を有するカメラを用いて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
閃光装置単体であっても、被写体からの反射光を検出し
て調光動作を行う機能を備え、充電動作及び調光動作を
例えばMCUのようなコントロール回路で制御するよう
な閃光装置であれば、適用できるのは明らかである。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、装置自体の増大化やコ
ストの上昇を招くことなく、高精度で閃光装置内の昇圧
トランスやパワートランジスタの温度上昇を管理するこ
とが可能になる。その結果、昇圧トランスやパワートラ
ンジスタの熱破損を防止し、昇圧トランスやパワートラ
ンジスタの温度が許容範囲内であるにも拘わらず、撮影
できないという事態を防止することができる。したがっ
て、撮影者にストレスを与えることなく、また大切なシ
ャッターチャンスを逃してしまうことのないカメラシス
テム及び閃光装置を提供することができる。
【0103】さらに、本発明によれば、充電時間を計測
する充電時間計時手段や調光制御時の発光開始から発光
停止までの時間を計時する発光時間計時手段等を設けて
いる。ここで、上記充電時間計測手段や充電時間計時手
段は、例えばMCUなどのコントロール回路に機能とし
て持たせることができ、新たな装置を追加する必要はな
く、安価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すフローチャー
トである。
【図2】図1に示すステップS1023の詳細を示すフ
ローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すフローチャー
トである。
【図4】図2に示すステップS2023の詳細を示すフ
ローチャートである。
【図5】従来例2の閃光装置を有するカメラの一例を示
す図である。
【図6】図5に示す閃光装置を有するカメラの詳細を示
す回路図である。
【図7】従来例2の動作を示すフローチャートである。
【図8】図7に示すレリーズシーケンス(ステップS2
1)の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 閃光装置 11 SB電源昇圧回路 12 メインコンデンサ 13 発光開始/発光停止回路 14 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGB
T) 15 発光部 16 コントロール回路 17 定電圧回路 18 定電圧回路 21 モード設定手段 22 測光手段 23 測距手段 24 DX読取手段 25 記憶手段 26 調光手段 27 状態表示手段 28 給送モータ駆動手段 29 モータ 30 絞り駆動手段 31 シャッタ駆動手段 32 レンズ駆動用モータ駆動手段 33 モータ 34 フォーカスレンズ 35a,35b 絞り 36 シャッタ 37 フィルム SW1 メインスイッチ SW2 半押しスイッチ SW3 レリーズスイッチ BAT 電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 3/28 H02M 3/28 G H05B 41/32 H05B 41/32 J Fターム(参考) 2H002 BB01 BB03 BB05 BB09 BC06 BC11 CD06 HA08 2H053 AA00 AA03 AA06 AA07 AC01 AC21 AD11 BA06 BA07 BA08 BA65 BA66 3K098 AA05 AA17 AA30 BB20 5H730 AA12 AS04 AS18 BB23 BB57 DD02 DD27 EE02 EE07 FD01 FD61 VV01 XX04 XX16 XX26 XX27 XX38 XX43

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧を昇圧し、閃光発光に用いられ
    る電荷をメインコンデンサに充電する充電手段と、 露光動作中に閃光発光する閃光手段と、 露光動作中に適正露光量となるように、前記閃光手段の
    発光を強制的に停止させる調光手段と、 前記充電手段の充電動作に要する時間を計測する充電時
    間計時手段と、 前記充電手段が非充電状態にある時間を計測する非充電
    時間計時手段と、 前記充電時間計時手段の履歴と前記非充電時間計時手段
    の履歴に応じて、前記充電手段の充電動作を禁止する充
    電動作禁止手段とを有することを特徴とするカメラシス
    テム。
  2. 【請求項2】 電源電圧を昇圧し、閃光発光に用いられ
    る電荷をメインコンデンサに充電する充電手段と、 露光動作中に閃光発光する閃光手段と、 露光動作中に適正露光量となるように、前記閃光手段の
    発光を強制的に停止させる調光手段と、 前記閃光手段の発光開始から発光停止までの時間を計測
    する発光時間計時手段と、 前記充電手段が非充電状態にある時間を計測する非充電
    時間計時手段と、 前記発光時間計時手段の履歴と前記非充電時間計時手段
    の履歴に応じて、前記充電手段の充電動作を禁止する充
    電動作禁止手段とを有することを特徴とするカメラシス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のカメラシステムに
    おいて、 前記充電動作禁止手段は、 前記発光時間計時手段により求められた充電動作に要す
    る時間に基づいて加算され、前記非充電時間計時手段に
    より求められた非充電状態にある時間に基づいて減算さ
    れるカウント手段と、 前記カウント手段のカウント値が予め定められた値を超
    えたとき、前記充電手段の充電動作を禁止する充電動作
    禁止手段とから構成されることを特徴とするカメラシス
    テム。
  4. 【請求項4】 電源電圧を昇圧し、閃光発光に用いられ
    る電荷をメインコンデンサに充電する充電手段と、 前記メインコンデンサヘの充電時間を計測する充電時間
    計時手段と、 前記充電手段が非充電状態にある時間を計測する非充電
    時間計時手段と、 露光動作において適正露光量となるように発光を強制的
    に停止させる調光手段と、 前記充電時間計時手段の履歴と前記非充電時間計時手段
    の履歴に応じて、前記充電手段の充電動作を禁止する充
    電動作禁止手段とを有することを特徴とする閃光装置。
  5. 【請求項5】 電源電圧を昇圧し、閃光発光に用いられ
    る電荷をメインコンデンサに充電する充電手段と、 露光動作において適正露光量となるように発光を強制的
    に停止させる調光手段と、 前記閃光発光の発光開始から発光停止までの時間を計測
    する発光時間計時手段と、 前記充電手段が非充電状態にある時間を計測する非充電
    時間計時手段と、 前記発光時間計時手段の履歴と前記非充電時間計時手段
    の履歴に応じて、前記充電手段の充電動作を禁止する充
    電動作禁止手段とを有することを特徴とする閃光装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の閃光装置におい
    て、 前記充電動作禁止手段は、 前記充電時間計時手段により求められた充電動作に要す
    る時間に基づいて加算され、前記非充電時間計時手段に
    より求められた非充電状態にある時間に基づいて減算さ
    れるカウント手段と、 前記カウント手段のカウント値が予め定められた値を超
    えたとき、前記充電手段の充電動作を禁止する充電動作
    禁止手段とから構成されることを特徴とする閃光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006008959A1 (ja) * 2004-07-15 2006-01-26 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. 調光ストロボユニット、及び調光ストロボユニットを有する撮像装置、及び調光ストロボユニットを有するカメラ付き携帯式通信装置
JPWO2005004304A1 (ja) * 2003-07-07 2006-08-17 日本電信電話株式会社 昇圧装置
JP2009193003A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Nikon Corp 閃光装置
JP2013229197A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Iwasaki Electric Co Ltd 充電回路及び閃光放電ランプ点灯装置

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