JP3298707B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3298707B2
JP3298707B2 JP19023093A JP19023093A JP3298707B2 JP 3298707 B2 JP3298707 B2 JP 3298707B2 JP 19023093 A JP19023093 A JP 19023093A JP 19023093 A JP19023093 A JP 19023093A JP 3298707 B2 JP3298707 B2 JP 3298707B2
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正幸 池村
英和 中島
亮 荻野
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ズームレンズを備えた
カメラに関し、更に詳しくはズーム駆動の制御に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】カメラのズームレンズを駆動するため機
構として、カム溝を有するズームカムを用いるのが知ら
れている。図21に示すのは、モータ45からの回転を
ギア44、43、40を介して駆動用カム35に伝え、
駆動用カム35、直進用カム37でレンズ39の軸38
をレンズ光軸方向に移動させる、いわゆるパワーズーム
に関する機構の概略図である。移動量の検出はギア4
0、43と同軸に設けられたフォトインタラプタ(P
I)41の出力を波形整形回路42で整形し制御回路4
7でカウントすることで行い、制御回路47はカウント
に応じてモータ駆動回路46に制御信号を出力しモータ
45の制御を行う。
【0003】上記の駆動用カム35等のズームカムを成
型するための金型設計の都合上、1本のカム溝を2つ以
上のコアに分割して成型しなければならない。というの
は、筒状のものを成型する場合、溝が無いものであれば
筒の軸方向にスライドさせてコアを取り除くことができ
るが、溝を有するものであればスライドさせることがで
きないためコアを2つ以上に分割して、取り除きやすく
しなければならないからである。コアを2つ以上に分割
することで、コアの合わせ目の部分を正確に合わせても
ばらつきが生じてカム溝に段差、或は小さい突起のよう
な滑らかでない部分ができてしまう。分割する部分がカ
ム溝の撮影に使用する領域を横切らないようにすればよ
いが、カム溝が長くなると必ず避けられるとは限らな
い。図21に示した駆動用カム35の破線で示した部分
の拡大図を図22に示す。この例ではカム溝36にでき
た突部34が溝の内側に突出している。
【0004】また、カム溝が貫通した形状をしているも
のでなく、筒の内側にカム溝が形成され、筒の外側から
は溝の見えない形状をしたカム(以下、有底カムと称
す)の場合でも、コアを筒の内側に配置して成型しなけ
ればならず、取り除くことを考慮すると複数のコアに分
割しなければならない。この有底カムのカム溝とコアの
関係を模式的に表したものを図20に示す。31a、3
1bはコアで、32a、32bは筒の内側に形成された
カム溝の一部である。2つのコアの合わせ目部分31a
x、31bx(1点鎖線で表示)を正確に合わせてもば
らつきがあり、カム溝32a、32bにコアの合わせ目
部分による突起33ができることがある。
【0005】このように、突起33がわずかであって
も、撮影光学系は精密さが要求されるものであり、ズー
ムレンズがちょうどその位置にある場合には位置精度が
悪くなり撮影性能が劣化するおそれがある。
【0006】カム溝を滑らかにするために、金型の精度
を更に高精度にする、或は成型後にカム溝を加工する、
等により精度を上げることができるが、コストの増大、
工程数の増加につながってしまう。
【0007】また、レンズ駆動を制御することでカム溝
にできた突起による位置精度の劣化を防止することが考
えられている。段差、突起の部分にある程度の幅を持た
せてその領域内を使用禁止領域とする。ある程度の幅を
持たせるのは、各種部品や制御および調整などの誤差な
ども考慮して余裕を持たせるためである。そして、使用
禁止領域にレンズが位置していれば領域外にレンズを駆
動する、或は撮影できないようにレリーズロックをす
る、等の制御が考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示したレリーズロックの例では、撮影者にとってはレリ
ーズロックの原因がわからず、製品の仕様としては好ま
しいものではなく、カメラが故障していると誤解される
可能性もある。また、レンズを使用禁止領域外に駆動す
る場合、レンズ駆動停止直後に再駆動すると、レンズは
一度停止した後に再度少量駆動されるので、操作感触と
してはあまり好ましいものではない。レリーズボタン押
し下げ後にレンズ駆動をすると、撮影者が意図した画角
と実際に撮影される画角が異なったものとなってしま
う。
【0009】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
ので、カム溝にできた段差、突起部分にレンズが停止し
ない様に、しかも、撮影者に与える操作時の違和感を少
なく、レンズ駆動制御を行うカメラを提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ズームレンスの焦点距離を変更するため
の駆動及び停止の信号に応じてズームレンズを駆動する
カメラにおいて、駆動中のズームレンズが、停止動作を
開始した場合に、所定領域内に停止すると推定される推
定領域を記憶する手段と、駆動中のズームレンズの現在
位置を検出する手段と、ズームレンズの現在位置が推定
領域内にあると判別されるときは、前記停止信号を読ま
ないように制御する手段とを有することを特徴とする。
さらには、電池電圧あるいは温度によって前記推定領域
を補正する手段を有することを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成によると、所定領域に停止すると推定
される推定領域内に駆動中のズームレンズが位置すると
判別される時は停止信号を読まないでレンズ駆動を続け
るように制御が行われる。また、推定領域を必要最小限
となるように、電圧や温度により補正が行われる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。なお、レンズ駆動機構については前述した図21
と同様の機構であるのでこれを参照するものとする。
【0013】図1は、本発明の一実施例であるカメラの
全体のブロック図である。図において、1は制御用8ビ
ット・マイクロコンピュータ(以下、略してマイコンと
称す)である。マイコンは論理演算などを行う演算ユニ
ット、データなどを一時的に格納するアキュムレータや
各種レジスタなどを含むマイクロプロセッサ、制御プロ
グラムなどを格納したROM(Read Only Memory)、プ
ログラム実行時にデータなどの書き込み/読み出し用の
作業領域として用いられるRAM(Random Access Memo
ry)、不揮発性記憶手段として各種パラメータや調整デ
ータなどを記憶するEEPROM(Electrically Erasa
ble & Programmable ROM)、およびLCD(液晶表示装
置)の表示内容を制御するLCD用RAMなどから構成
されている。
【0014】2は液晶表示装置(以下LCDと称す)で
あり、マイコン1の信号に基づいてカメラの撮影情報な
どを表示する。
【0015】3はバッテリーチェック(以下、BCと称
す)回路であり、不図示の電池の電圧に応じた信号を出
力する。4は測光回路で、被写界の輝度を周辺部および
中心部に2分割して測定し、周辺部輝度または中心部輝
度に応じた信号を出力する。5は測距回路で、主被写体
までの距離を測定する。6はフラッシュ制御回路であ
り、マイコン1の信号に基づいてフラッシュ用のコンデ
ンサの充電、コンデンサの充電状態の検出、およびフラ
ッシュの発光を行う。
【0016】7はズーム制御回路であり、マイコン1の
信号に基づいて不図示の撮影光学系、ファインダー光学
系およびフラッシュ発光部のズーミングを行う。なお、
ズーミングは、短焦点距離端(以下、ワイド端と称す)
(例えば焦点距離35mm)から長焦点距離端(以下、
テレ端と称す)(例えば焦点距離105mm)の範囲で
きるようになっている。ズームレンズは、カメラの電源
がOFFになるとワイド端からさらに奥の沈胴位置まで
駆動され、不図示のレンズバリアが閉じられる。再度電
源がONになると、不図示のレンズバリアが開き、沈胴
位置からワイド端まで駆動される。焦点距離の検出につ
いては、フォトインタラプタ41の出力するパルス信号
をカウントすることにより行っている。
【0017】8はフォーカス制御回路であり、マイコン
1の信号に基づいて撮影光学系のフォーカスレンズの制
御を行う。距離範囲は0.7m(最短近接距離)から無
限遠までの範囲でピントが合うようになっている。フォ
ーカスレンズの位置の検出は、フォトインタラプタ41
の出力するパルス信号をカウントすることにより行って
いる。
【0018】9はシャッター制御回路であり、マイコン
1の信号に基づいてアイリスモーター方式のシャッター
を制御して露出を行う。10はフィルム給送制御回路
で、マイコン1の信号に基づいてフィルムのイニシャル
ロード、巻上げおよび巻戻しを行う。
【0019】次に、スイッチ類について説明する。な
お、スイッチ類は一方の端子がマイコン1に接続され、
他方の端子は接地されているので、ONのときマイコン
1に”L”レベルの信号が入力され、OFFのときマイ
コン1に”H”レベルの信号が入力される。SMはメイ
ンスイッチであり、SMがONされる毎にカメラの電源
のON/OFFが交互に切り替わるトグルスイッチであ
る。カメラの電源がONのとき、カメラの各種機能、す
なわち測光、AF、露出制御、フィルムの巻上げ、巻戻
し、フラッシュ制御などが可能となる。
【0020】S1はシャッターレリーズ釦(不図示)の
第1段押下げでONとなるスイッチで、測光、測距動作
を開始させる。S2はシャッターレリーズ釦(不図示)
の第2段押下げでONとなるスイッチで、シャッターレ
リーズ動作を開始させる。なお、本実施例のカメラはい
わゆる連写モードの設定機能はないが、S1とS2をON
状態に保持しつづけると、そのまま連続撮影が可能であ
る。
【0021】SRCは裏蓋開閉検知スイッチで、裏蓋の開
閉状態を検知する。裏蓋が開いているときONで、閉じ
ているときOFFである。SRCがONからOFFに変化
するとフィルムが装填されたと判断し所定の位置までフ
ィルムを給送するイニシャルロード動作を開始する。
【0022】SZTは長焦点距離側(以下、テレ側と称
す)へのパワーズームスイッチで、SZTがONの間また
はテレ端に達するまでズームモーター45によりパワー
ズームを行う。SZWは短焦点距離側(以下、ワイド側と
称す)へのパワーズームスイッチで、SZWがONの間ま
たはワイド端に達するまでズームモーター45によりパ
ワーズームを行う。
【0023】SREWはフィルム巻戻し開始スイッチで、
ONにするとフィルム巻戻しが開始される。SPWはズー
ムワイド位置基準スイッチで、ズームの焦点距離のカウ
ンタの絶対基準位置の検出に使用される(図21参
照)。詳しくは後述する。
【0024】図2、図3はマイコン1の制御プログラム
のメインルーチンのフローチャートである。これを用い
て、まず制御プログラムの全体の流れを説明する。サブ
ルーチンについては後で説明する。
【0025】電池装填により制御プログラムはリセット
(ステップ#0)からスタートし、まず、ステップ#1
0でマイコンやカメラ各部の初期設定のための初期化を
行う。ステップ#20ではカメラ各部のスイッチの状態
をチェックするスイッチスキャンを実行する。ここでス
イッチの変化が検出されれば、メインルーチンの続きの
部分により、スイッチの優先度の高いものからスイッチ
変化に応じた処理が順次実行される。
【0026】ステップ#30ではSRCの変化を調べる。
SRCがONからOFFに変化していれば(YES)、裏
ブタが開いている状態から閉じられたということであ
り、ステップ#35で公知のイニシャルロードを実行す
る。イニシャルロード終了後は、ステップ#20へ戻
る。
【0027】ステップ#40ではメインスイッチSMの
変化を調べて、メインスイッチSMがOFFからONに
変化していれば(YES)、さらにステップ#41でカ
メラの現在の電源状態を調べる。現在の電源状態がON
であればステップ#45に進んで、カメラの電源状態を
OFFにするためサブルーチン《電源OFF》をコール
する。現在の電源状態がOFFであればステップ#46
に進んで、カメラの電源状態をONにするためサブルー
チン《電源ON》をコールする。いずれにしても、サブ
ルーチン実行後はステップ#20へ戻る。なお、サブル
ーチン《電源OFF》と《電源ON》の詳細については
後述する。
【0028】ステップ#40で判断結果がNOであれ
ば、ステップ#48へ進みカメラの現在の電源状態を調
べて、電源ONならステップ#50へ進み、電源OFF
ならステップ#90へジャンプし待機状態となる。すな
わち、SRCとSMに対しては、カメラの電源状態に関ら
ずスイッチの変化に応じた処理が実行されるが、それ以
外の操作スイッチに対しては、カメラの電源状態がOF
Fのときにはスイッチが変化しても対応した処理が実行
されないことを示している。
【0029】ステップ#50ではフィルム巻き戻し開始
スイッチSREWの変化を調べて、スイッチSREWがOFF
からONに変化したとき(YES)は、ステップ#55
へ進み公知の巻戻しを実行する。その後、ステップ#2
0へ戻る。
【0030】ステップ#50で判断結果がNOであれ
ば、ステップ#60へ進みスイッチS1の状態を調べ
て、スイッチS1がONであれば(YES)、ステップ
#65へ進みサブルーチン《S1−ON》をコールし、
撮影に関連する一連のシーケンスを実行した後にステッ
プ#20へ戻る。なお、他のスイッチとは異なり、S1
は状態のみをチェックしており、S1がOFFからON
に変化したことを検出しているのではない。したがっ
て、撮影後もレリーズボタン(不図示)を押し続けてい
れば、S1はONのままであり、サブルーチン《S1−O
N》が繰り返しコールされることになる。このように、
本実施例では特に連写モードを設定しなくても、レリー
ズボタンを押し続けているだけで連続撮影ができるよう
になっている。
【0031】ステップ#60で判断結果がNOであれ
ば、ステップ#70でスイッチSZTの変化を調べて、S
ZTがOFFからONに変化したとき(YES)、ステッ
プ#72でサブルーチン《パワーズーム(T)》をコー
ルし、ステップ#20に戻る。ステップ#70で判断結
果がNOであれば、ステップ#75へ進みスイッチSZW
の変化を調べて、SZWがOFFからONに変化したとき
は(YES)、ステップ#77でサブルーチン《パワー
ズーム(W)》をコールし、ステップ#20に戻る。
【0032】ステップ#75で判断結果がNOであれ
ば、ステップ#80へ進みフラッシュ用コンデンサの充
電の必要性を判定する。充電が必要であれば(YES)
ステップ#82へ進み、そうでなければ(NO)ステッ
プ#90へ進む。ステップ#82では充電状態を判定
し、すでに充電完了であれば(YES)ステップ#90
へ進む。充電完了でなければ(NO)、ステップ#85
で充電を行うためサブルーチン《充電》をコールし、終
了すればステップ#20へ戻る。
【0033】ステップ#90まで進んできたということ
は、スイッチの変化がなかったということで、カメラは
所定時間の待機状態に入る。また、このときにカメラが
最後に操作され、それに応じたシーケンスの実行が完了
してからの経過時間もカウントされている。所定時間経
過後にステップ#92へ進む。
【0034】ステップ#92では上述の経過時間をチェ
ックし、所定の一定時間、例えば30秒、が経過してい
れば、ステップ#93でカメラが電源ON状態で実行し
た充電回数のカウンタNCHGを0にしたのちステップ
#20に戻る。NCHGについては詳しくは後述する
が、充電回路の温度上昇を判断するために使用してい
る。カメラの最後のシーケンス(充電の場合もあるが、
異なるシーケンスの場合もある)完了から30秒程度経
過すれば、充電回路の温度上昇はほぼ0に戻っていると
推定できるからである。ここではこのように簡単な判別
と処理にしているが、他の例としては、経過時間に応じ
てNCHGを所定数ずつ0に達するまで減じていく等、
細かな判別とそれに応じた処理を行ってもよい。また、
30秒というのはあくまでも一例であり、回路その他の
状況によって異なるものであり状況によって変化させて
もよい。
【0035】次に、図4に示すのはサブルーチン《電源
ON》のフローチャートであり、このサブルーチンの処
理について詳しく説明する。
【0036】まずステップ#110でLCDパネルの表
示を点灯する。次のステップ#120以降の処理は、ズ
ームレンズを電源OFF時の沈胴位置からワイド端へ駆
動するためのものである。まず、ステップ#120では
ズームレンズのテレ側への駆動を開始する。
【0037】ステップ#130でズームの焦点距離の読
み込みを行う。先に説明したように、焦点距離の検出に
ついては不図示のフォトインタラプタの出力するパルス
信号をパルスカウンタ(不図示)によりカウントするこ
とにより行っている。そしてパルスカウンタから読み出
したパルスカウント値をPNに代入する。PNは現在のズ
ーム位置に対応していることになる。またPNは焦点距
離にも変換される。なお、ズームの制御に関しては、パ
ルスカウント値を使用する。また、パルス信号は沈胴位
置を0とし、テレ側の方向に数字が増えるものとする。
【0038】ステップ#132ではPNとPWBRK(ワイ
ド端へ停止のためのブレーキ開始位置に対応するパルス
カウント値)を比較し、PN≧PWBRKであれば(YE
S)、ステップ#150に進んでブレーキをかけズーム
駆動を停止させる。PN≧PWBRKでなければ(NO)、
ステップ#140へ進む。
【0039】ステップ#140では、ズームワイド位置
基準スイッチSPWの状態を読み込み、ステップ#142
でSPWが変化していないかどうかを調べる。SPWがOF
FからONに変化していれば(YES)、ステップ#1
45でパルスカウンタの値を、カメラの調整時にEEP
ROMに書き込んだ値PWADJで置き換え、ステップ#1
30に戻り、ステップ#142で判断結果がNOのとき
は、何もせずにステップ#130に戻る。スイッチSPW
は図21に示すようにレンズがある位置に位置する時に
ONとなり、この位置に相当するカウント値で書き換え
ることで、実際のレンズの位置とパルスカウンタの値の
ずれが無いように調整している。なお、ズームレンズを
テレ側へ駆動しているときのみSPWのOFFからONの
変化時にパルスカウンタの書き換えを行う。ズームを逆
方向に駆動しているときは、SPWの状態が変化してもパ
ルスカウンタの書き換えは行わない。
【0040】ステップ#132でYES(PN≧PWBR
K)、ステップ#150でズームレンズ駆動を停止させ
た後は、ステップ#160で本サブルーチンがコールさ
れたステップの次ステップへリターンする。
【0041】図5に示すのはサブルーチン《電源OF
F》のフローチャートであり、このサブルーチンの処理
について詳しく説明する。
【0042】まずステップ#210でLCDパネルの表
示を消灯する。次にステップ#220でズームの沈胴端
側への駆動を開始する。ズーム駆動中はパルス信号が出
力されPNは変化する。沈胴端へ到達すると、ズームが
動かなくなるのでパルス信号は出力されなくなりPNが
変化しなくなる。したがって、ズーム駆動中にPNを常
に監視しておき、PNが所定時間変化しなければ沈胴端
へ到達したと判断できる。ステップ#225ではズーム
の焦点距離の読み込みを行い、パルスカウンタから読み
出した値をPNに代入する。ステップ#227でPNの値
が前回の読み出し時と比べて変化したかどうかを調べ、
PNが変化していれば(NO)沈胴端にはまだ到達して
いないと判断してステップ#225に戻り、PNの変化
がなければ(YES)沈胴端に到達したと判断して次の
ステップ#230へ進みズームの駆動を停止する。
【0043】この後、マイコンは節電のため動作モード
をSTOPモードに移行し、一時的に動作を停止する。
STOPモードから動作モードへの復帰は、SMまたは
SRCの変化に伴うマイコンへの外部割り込みにより行わ
れる。ただし、STOPモードへの移行までに所定時間
待機し、この間はメインスイッチSMの状態を監視して
おく。SMがOFFからONに変化すれば、STOPモ
ードへは移行せずにもとのプログラムへ戻る。
【0044】次にステップ#240では、メインスイッ
チSMの状態を読み込み、ステップ#242でメインス
イッチSMの状態に変化があったかどうかの判定を行
う。SMがOFFからONに変化していれば(YE
S)、ステップ#260に進んでリターンする。そうで
なければステップ#245で先述の経過時間を調べ、所
定時間、例えば30秒が経過していなければ(NO)、
ステップ#240に戻る。すでに30秒経過していれば
(YES)、充電回路の温度上昇もほぼ0に戻っている
と推定できるので、次のステップ#250で充電回数カ
ウンタNCHGを0にする。そして、ステップ#255
でマイコンは節電のため動作モードをSTOPモードに
移行し、一時的に動作を停止する。動作モードへの復帰
はメインスイッチSMまたは裏蓋開閉検知スイッチSRC
の変化に伴うマイコンへの外部割り込みにより、マイコ
ンはSTOPモードから再び動作モードに移行し、ステ
ップ#260へ進んでリターンする。
【0045】次に、図6にサブルーチン《S1−ON》
のフローチャートを示し、このサブルーチンの処理につ
いて詳しく説明する。
【0046】まず、ステップ#310で測光回路をON
する。続いてステップ#320でBC回路をONする。
その後、BC回路の動作安定待ちのため、ステップ#3
22で時間待ち(30ms)を行う。ステップ#324で
は、電池(不図示)の電圧を読み取りその値をA/D変
換してバッテリーチェック(ここでは所要時間を5msと
する)を行う。A/D変換は複数回実行して、それらの
値からBCのための値を演算により求める。演算の具体
的な求め方については後述する。求まった演算値とカメ
ラの正常な機能・性能が保証できなくなる(以下、BC
ロックと称す)しきい値レベル相当値とを比較し、演算
値の方が小さければBCロックと判定する。条件分岐の
前にステップ#326でBC回路をOFFしておく。ス
テップ#328でBCロックの判定結果に基づき、BC
ロックと判定されたときはステップ#329へ進み、測
光回路をOFFした後、ステップ#380へ進んでリタ
ーンする。BCロックでなかったときはステップ#33
0へ進む。
【0047】ステップ#330で測光回路の動作の安定
待ちのため時間待ち(45ms)を行う。本実施例の測光
回路では安定待ち時間は本来80ms必要である。しかし
ながら、このサブルーチンではステップ#310で測光
回路がONされており、その後、ステップ#322で3
0ms、ステップ#324で5msが経過しているので、そ
の分は安定待ち時間の短縮が可能となる。安定待ちが終
わるとステップ#332で測光を行う。測光は、受光に
より得られる輝度に対応した値をA/D変換し、得られ
た電圧情報から輝度に変換している。ステップ#334
で測光回路をOFFする。ステップ#340では測距回
路により測距を行い、被写体までの距離を求める。
【0048】ステップ#342で測光結果に基づいてフ
ラッシュ発光の必要性を判断する。判断条件の一例とし
ては、低輝度または逆光のときにフラッシュ発光を必要
とする。フラッシュ発光が必要でなければステップ#3
50へ進む。フラッシュ発光が必要であれば、さらにス
テップ#344で充電完了かどうかの判定を行う。充電
がすでに完了していればステップ#350へ進み、充電
が完了していなければ、ステップ#346に進んでサブ
ルーチン《充電》をコールし、その後ステップ#350
へ進む。
【0049】ステップ#350ではスイッチS1の状態
を確認し、S1がOFFであれば撮影動作が中断された
と判断してステップ#380へ進みリターンする。S1
がONに保持されていれば、ステップ#351でスイッ
チS2の状態を確認する。S2がOFFであればステップ
#350に戻り、S2がONであれば、ステップ#36
0で合焦を行い、被写体にピントを合わせる。その後、
ステップ#365で露出を行う。
【0050】ステップ#370でフィルムの有無の判定
を行い、フィルムがあるときはステップ#372に進ん
で巻き上げを行う。フィルムがないときはステップ#3
74で時間待ち(0.4秒)を行い、ステップ#380
でリターンする。ステップ#374での、待ち時間は巻
き上げ所要時間にほぼ相当する時間である。これによ
り、次の充電を開始するまでの時間を、フィルムがあっ
て巻き上げを行う場合とほぼ同程度にすることができ
る。したがって、フィルムがないときに、短い時間間隔
で連続して充電が行われ充電回路の温度が不用意に上昇
することを防ぐことができる。
【0051】次に、前述のBC(ステップ#324)に
ついて説明を行なう。BCはカメラのマイコン内蔵のA
/D変換機能を使用して行っている。これにはカメラの
電池電圧に相当する電圧信号がマイコンのA/D入力端
子に入力されている必要がある。以下に電圧信号の例を
図7〜図12に示すが、横軸は時間、縦軸は電圧として
示している。
【0052】BC用電圧信号の一例を図7に示す。電圧
信号自体にはわずかな変動が含まれたり、ノイズの影響
を受ける場合もある。また、A/D変換にはわずかに誤
差も含まれる。そこで、これらの要因による誤差をでき
るだけ小さくするため、A/D変換を複数回実行して、
それらの平均値を使用することが広く行われている。
【0053】しかしながら、BC用の電圧信号が、全体
の回路の構成上の制約などにより無視できない程度の変
動を持つ場合もある。例えば、マイコンの電源供給にD
C/DCコンバーターを使用している場合には、DC/
DCコンバータ内部の発振回路が周期的に動作する関係
でBC用の電圧信号に影響が出ることがある。BC用の
電圧信号が周期的に変動する例を図8〜図10に示す。
【0054】変動量がある程度大きい場合、複数回のA
/D変換の期間中に電圧信号の変動が含まれると、A/
D変換値のいくつかは本来の値から大きく離れた異常値
となり、平均値を求めた場合でも異常値の影響が現れて
しまい、BCのための適切なデータが得られない。ま
た、複数回のA/D変換の期間中に電圧信号の変動が含
まれなかった場合には、異常値は含まれない。電池の状
態が全く同じであっても、異常値の影響があるかないか
で得られた値は大きく異なる。複数回のA/D変換の期
間中に、電圧信号の変動が含まれるかどうかは確率的な
問題であるが、無視することができるほど小さいとは限
らない。このような状態では正確なBCを行うため、安
定した結果を常に得ることはできなくなってしまう。
【0055】このような場合、電圧が変動する部分にコ
ンデンサなどを入れて信号を平滑化し、異常値の影響が
でないようにすることがよく行われる。しかしながら、
電圧変動がある程度大きい場合には、かなり大容量のコ
ンデンサが必要となる。しかしながら、そのためには実
装スペースが必要となり、またコストアップの原因にも
なってしまう。
【0056】そこで、本発明では、BC用電圧信号の特
性を調べ、その特性に応じて複数のA/D値から異常値
の影響をほぼ除外した値を求めることができる方法を採
用している。以下に具体的な方法を例を用いて説明す
る。図8は周期的に電圧が低下する電圧信号の例である
が、このような信号に対しては複数のA/D値の最大値
を使用すればよい。図9は逆に周期的に電圧が上昇する
例であるが、このような信号に対しては複数のA/D値
の最小値を使用すればよい。図10の例のように周期的
に電圧の上昇と下降が交互に発生する場合には、複数の
A/D値の中央値を使用すればよい。ただし、上述の最
大値、最小値、あるいは中央値を使用する方法は、いず
れにしても1つのA/D値のみを使用することになり、
信号のノイズやA/D変換の誤差などの影響を受けやす
くなる。
【0057】そこで、複数のA/D値から異常値と推定
される値を除外し、残った複数の正常値の平均値を求め
るほうがより望ましい。図11に示すような周期的に電
圧が低下する電圧信号に対しては、まず所定回数のA/
D変換を行い、単純に平均値を求め、これを異常値判別
用のしきい値とする。次に再び連続してA/D変換を行
い、このしきい値以下の値を除外して平均値を求めるよ
うにすれば適切な値を求めることができる。詳細な手順
を以下で説明する。
【0058】《A/D変換平均化アルゴリズム1》 (1)A/D変換を例えば8回連続して実行し、単純平
均値ADAVEを求めて、これを異常値判定用しきい値
とする。 (2)A/D変換の連続的な実行を開始する。なお、演
算の準備として N=0 SUM=0 とする。ここで、NはA/D回数をカウントする変数で
あり、SUMは平均値を求めるためにA/D値を加算し
ていく変数である。 (3)各回のA/D値について、異常値がどうかの判別
を行い、異常値でないと判別されたときのみ平均値を求
めるための値として扱う。具体的には、第i回目のA/
D値AD(i)について、 AD(i)≧ADAVEのときのみ N=N+1 SUM=SUM+AD(i) の処理を行う。 (4)Nが所定数に達するとA/D変換を終了する。所
定数に達していなければ(3)の処理を繰り返す。 (5)次の式により、BC判定に使用するA/D平均値
ADBCを求める。 ADBC=SUM/N 以上の方法では、常にN回のA/D値の平均値を求めて
いることになる。ただし、異常値の頻度によって、N回
の異常値でないA/D値を得るまでに要するA/D変換
の回数が異なってしまう。これは、A/D変換全体の所
要時間が変化することを意味する。このように、所要時
間が変化することが都合がよくない場合には、次のよう
に変形した手法を採用してもよい。
【0059】《A/D変換平均化アルゴリズム2》 (1)A/D変換を例えば8回連続して実行し、単純平
均値ADAVEを求めて、これを異常値判定用しきい値
とする。 (2)A/D変換の連続的な実行を開始する。なお、演
算の準備として N=0 SUM=0 とする。ここで、NはA/D回数をカウントする変数で
あり、SUMは平均値を求めるためにA/D値を加算し
ていく変数である。 (3)各回のA/D値について、異常値がどうかの判別
を行い、異常値でないと判別されたときは得られたA/
D値を、異常値と判別されたときはA/D値の換わりに
しきい値ADAVEを、それぞれ平均値を求めるための
値として扱う。具体的には、第i回目のA/D値AD
(i)について、 AD(i)≧ADAVEのときは N=N+1 SUM=SUM+AD(i) AD(i)<ADAVEのときは N=N+1 SUM=SUM+ADAVE の処理を行う。 (4)Nが所定数に達するとA/D変換を終了する。所
定数に達していなければ(3)の処理を繰り返す。 (5)次の式により、BC判定に使用するA/D平均値
ADBCを求める。 ADBC=SUM/N 以上の方法では、A/D変換の回数は常に一定であり、
A/D変換全体の所要時間も変化しない。ただし、最初
に述べた方法に比較して精度がやや低下する可能性があ
る。電圧信号が、図12のように周期的に電圧の上昇と
下降が交互に発生する場合には、次のような方法を採用
することが考えられる。
【0060】《A/D変換平均化アルゴリズム3》 (1)A/D変換をj回連続して実行し、各回のA/D
値を配列AD(1)〜AD(j)に記憶させる。 (2)配列データを大きい順に並べかえる。最も大きい
ものをAD(1)に代入するものとし、並べかえ後は
、 AD(1)≧AD(2)≧ ・・・ ≧AD(j) のようになる。 (3)大きい方からm個のA/D値、小さい方からn個
のA/D値を除外した残りの(j−m−n)個のA/D
値から、BC判定に使用するA/D平均値ADBCを求
める。 ADBC={AD(m+1)+ … +AD(j−n)}
/(j−m−n) 以上に示した方法以外にも様々な方法が考えられる。例
えば、8bitのA/D値ごとに出現頻度を記憶する配
列NAD(0)〜NAD(255)を用意し、複数のA
/D変換を行いながら、所定回数(例えば100回)の
A/D変換を繰り返し、最終的に出現頻度が最大のA/
D値を採用する方法がある。なお、必要とするA/D値
の精度に応じて、複数の値をまとめてカウントするよう
にすればA/D値の出現頻度を記憶する配列の数を減ら
すことができる。たとえば、2つずつの値をまとめてカ
ウントすれば配列は128個でよいし、4つずつの値を
まとめてカウントすれば配列は64個でよい。
【0061】また、所定回数のA/D変換を行った後
に、それらの最大値と最小値を求め、その差が所定値未
満なら異常値は含まないとして平均値を求め、その差が
所定値以上の場合は異常値を含んでいると判断してA/
D変換を最初からやり直すという方法もある。
【0062】この方法によれば、マイコンのプログラム
を一部変更するだけでよく、実装スペースも不要であ
り、コストアップも発生しない。なお、この方法はBC
のみならず、A/D変換を使用する他の用途にも応用可
能であることは言うまでもない。
【0063】次にフラッシュの充電について説明する。
最近のカメラは通常フラッシュを内蔵している。カメラ
の電池もリチウム電池が使用される場合が多い。リチウ
ム電池は、従来の他の電池に比較して大電流を供給する
ことができ、フラッシュの充電を非常に高速に行うこと
ができる。しかしながら、フラッシュの充電回路にはか
なりの大電流が流れることになり、充電回路制御用のパ
ワートランジスタや昇圧トランスなどの発熱の原因とな
る。
【0064】充電と充電の時間間隔が十分開いている場
合は、充電されていない期間で放熱が行われるので特に
問題はないが、充電が短い時間間隔で連続して行われる
場合は放熱が十分されないうちに次の充電が開始されて
しまうことになり、発生した熱が蓄積されていく。これ
がもっとも顕著になるのは、フラッシュ撮影を連続して
行う場合である。
【0065】このような発熱の問題はカメラの安全性に
関ることであり、設計上十分な考慮がされなければなら
ない。カメラの実使用上もっとも厳しい条件としては、
市販されている最長のフィルム(36枚撮り)で電池条
件の最も良好なとき、つまり、新しい電池が装填され充
電間隔が短いときにフラッシュの連続撮影をする場合を
想定し、この条件に対して安全性を保証するような設計
を行う。このような条件での連続フラッシュ撮影時のタ
イムチャートの例を図13に示す。なお、1コマ目の撮
影時はすでに充電が完了しているものとしている。この
図に示すように、2コマ目以降の充電間隔は、あるコマ
の充電完了からその次のコマの充電開始までで、0.9
秒となっている。
【0066】さて、ここでフィルムが装填されていない
場合を考える。フィルムなしでは巻き上げが行われない
ので、巻き上げ時間に相当する時間だけ充電間隔が短く
なってしまう。この場合の例を図14に示すが、2コマ
目以降の充電間隔は0.5秒になっている。フィルムあ
りの場合に比較して充電間隔が短くなり、実使用上最も
厳しい条件として想定している場合よりもさらに厳しい
条件が発生し得ることになる。
【0067】また、フィルムが装填されている場合は、
フィルム終端に到達すると自動的に巻戻しが開始され
る。巻戻し中や巻戻し完了状態では充電は行われないの
で、連続して充電される回数は有限である。36枚撮り
フィルムの場合でせいぜい37〜38回程度である。し
かしながら、フィルムが装填されていない場合は、回数
の制限は特にない。この点でも、発熱に関して設計時の
想定以上に厳しい条件が発生し得ることになる。
【0068】このような条件は、ユーザーが通常の使用
をしている限りは現れない極端な条件ではあるが、安全
性の観点から無視することはできない。しかしながら、
このような極端な条件に対しても十分な余裕があるよう
な設計を行うことは、大きな放熱機構を設けるなどスペ
ースの増大につながったり、大幅なコストアップになっ
てしまい実用的ではない。また、フィルムなしでの連続
充電の回数の上限がない限り完全な対策とはならない可
能性もある。
【0069】そこで本実施例では、フィルムなしの場合
に、フィルムありの場合より発熱に関してより厳しい条
件が発生しないような制御を行うようにした。具体的に
は、フィルムなしでも、フィルムが装填されているとき
の巻き上げ時間に相当する待機時間(本実施例では0.
4秒)を設けて次の充電開始を遅延させるようにすると
共に、電源ON状態で連続して充電を許可する回数の上
限を設け、上限回数に達すると警告表示を行い、更に充
電回路を一定時間OFFさせるなどの処理を行う。本実
施例において、フィルムなしでフラッシュ撮影を連続し
て行った場合の充電の時間間隔を示すタイムチャートを
図15に示す。図14の従来例と同じ条件であるが、待
機時間0.4秒を設けているので充電の間隔は0.9秒
であり、フィルムあり(図13)と同等の時間間隔が確
保できている。
【0070】このようにしておけば、フィルムがない場
合でも、フィルムがあるときと同程度の温度上昇に抑え
ることができる。したがって、市販されている最長のフ
ィルム(36枚撮り)で電池条件の最も良好なときにフ
ラッシュの連続撮影をする場合を想定して発熱に対する
安全設計をしておけば、カメラのあらゆる使用条件(極
端な操作も含む)に対して安全性を保証することができ
ることになる。また、不必要に実装スペースを増やした
り、コストをアップすることもない。
【0071】次に、図16に示すのはサブルーチン《充
電》のフローチャートであり、このサブルーチンの処理
について詳しく説明する。ステップ#710でまず充電
が完了しているかどうかを調べる。充電が完了していれ
ば(YES)、さらなる充電は不要であるからステップ
#760へ進みリターンする。充電完了していなければ
(NO)、ステップ#720へ進む。ステップ#720
では充電回数カウンタNCHGの値を1増やす。NCH
Gは、カメラの電源がONのときに実行された充電の回
数を示す変数である。
【0072】次のステップ#722では、充電回数カウ
ンタNCHGの値をチェックし、NCHG≧40のとき
(YES)、すなわち、カメラの電源ONの状態で充電
が40回以上行われた場合には、ステップ#725へ進
んで充電回数オーバー警告を行う。これは充電回路の温
度がかなり上昇していると推定され、これ以上充電を続
けると、安全性の上から問題が発生すると予想されるか
らである。充電回数オーバー警告の処理は、なんらかの
警告表示を行うとともに、合わせて充電回路の温度上昇
がほぼ0に戻るまで(例えば60秒)の充電回路がOF
Fしている時間を確保するようにした方がよい。警告表
示の例としては、LCDを全消灯するとか、あるいはフ
ラッシュに関係するマークのみを点滅させるなどが考え
られる。また充電制限回数についても40回には限らな
い。例えば20回以上で警告し、そのかわり確保する時
間を30秒程度に短縮してもよい。充電回数オーバー警
告の後はステップ#730へ進む。ステップ#722で
NCHG≧40でないとき(NO)は、そのままステッ
プ#730へ進む。
【0073】ステップ#730では、充電回路をONす
る。ステップ#740では、充電時間オーバー検出のた
めのタイマー(例えば15秒)をスタートさせる。これ
は充電完了を検知する回路が正常に動作しなくなった場
合でも、充電回路がずっとONになることを防止するた
めである。ステップ#742では、充電が完了している
かどうかを調べ、充電が完了していればステップ#75
0へ進み、充電が完了していなければステップ#744
へ進む。ステップ#744でタイマーのタイムオーバー
が発生していないかどうかを判定し、タイムオーバーで
あればステップ#750へ進み、そうでなければステッ
プ#742へ戻る。つまり、充電完了、或はタイムオー
バーとなると、次へ進む。
【0074】ステップ#750でタイマーをストップ
し、ステップ#755で充電回路をOFFし、ステップ
#760からリターンする。
【0075】図17に示すのは、ズームの制御に関する
位置の関係とSPWの状態変化のタイミングを説明するた
めの図である。また、先に述べたように、パルス信号は
沈胴位置を0とし、テレ側の方向に数字が増えるものと
する。なお、本実施例の制御方法について、レンズをテ
レ側からワイド側へ駆動して停止する場合は、目的の位
置を一度通り過ぎてテレ側に駆動して停止させる方法を
採用している。
【0076】PWADJは、カメラの調整時にズームワイド
位置基準スイッチSPWがOFFからONに変化したとき
のパルスカウンタの値であり、EEPROMに記憶され
ている。位置PWBRKは、レンズを沈胴位置からワイド端
へ駆動するとき、ちょうどワイド端に停止させるための
ブレーキ開始位置である。位置PWBRK2は、テレ側のあ
る位置からワイド端へレンズ駆動するとき、ワイド端で
一旦停止し、再度テレ側へ所定パルス数だけ駆動したと
きに、ちょうどワイド端に停止させるためのブレーキ開
始位置である。PWはワイド端の位置を示し、PN1から
PN2の間(両端PN1、PN2も含む)は、ズームの使用禁
止領域である。この使用禁止領域は、金型を用いてズー
ムカムを成型する時に生じる段差が位置する部分に少し
余裕を持たせた領域である。PTBRKは、テレ端へ駆動す
るとき、ちょうどテレ端に停止させるためのブレーキ開
始位置であり、PTはテレ端の位置を示す。
【0077】なお、ブレーキの開始位置から実際の停止
位置までに発生するパルス数は常に同一とは限らず、電
池の電圧や温度などにより変動する可能性がある。した
がって、ワイド端やテレ端への停止精度を向上させるに
は、電池電圧や温度などにより補正をかけるほうがより
適切である。
【0078】ズームのテレ側への駆動時は、SZTのOF
Fを検出すると直ちにブレーキをかけズームを停止させ
る。PNT1は、ズームのテレ側への駆動時にこの位置で
SZTのOFFを検出したとき、ズームが実際に停止する
位置がPN1となるような位置である。PNT2は、ズーム
のテレ側への駆動時にこの位置でSZTのOFFを検出し
たとき、ズームが実際に停止する位置がPN2となるよう
な位置である。
【0079】ズームのワイド側への駆動時は、SZWのO
FFを検出すると直ちにブレーキをかけズームを停止さ
せ、次にズームをテレ側に少量再駆動して、パルスカウ
ンタの値が20変化した時点でズームを停止させるよう
にする。PNW1は、ズームのワイド側への駆動時にこの
位置でSZWのOFFを検出したとき、ズームが実際に停
止する位置がPN1となるような位置である。PNW2は、
ズームのワイド側への駆動時にこの位置でSZWのOFF
を検出したとき、ズームが実際に停止する位置がPN2と
なるような位置である。
【0080】PNT1からPNT2の間(両端PNT1、PNT2も
含む)は、ズームのテレ側への駆動時の不適切位置停止
推定領域であり、この領域内でレンズ駆動を停止させる
とレンズが使用禁止領域に停止するであろうと推定され
る領域である。PNW1からPNW2の間(両端PNW1、PNW2
も含む)は、ズームのワイド側への駆動時の不適切位置
停止推定領域である。
【0081】なお、電池電圧や温度などでブレーキ開始
位置から実際に停止する位置は変化するので、条件が変
化してもズームが使用禁止領域に停止することがないよ
うにPNT1、PNT2の値を定める必要がある。PNT1につ
いては、ブレーキ開始位置と実際の停止位置の位置間の
距離が最大となるような条件(例えば高電圧、高温)で
値を定める。PNT2については、ブレーキ開始位置と実
際の停止位置の位置間の距離が最小となるような条件
(例えば低電圧、低温)で値を定める。
【0082】ただしこのように定めると、常温などでは
PNT1からブレーキを開始しても、PN1に到達する前に
停止してしまうし、PNT2からブレーキを開始した場合
にはPN2を通過後に停止してしまう。このことは、使用
禁止領域が実質的に広がること、あるいは不適切位置停
止推定領域を必要以上に確保することを意味し、ズーム
操作時の感触を悪くする可能性がある。ズーム操作感触
の観点からは不適切位置停止推定領域は必要最小限にす
ることが望ましい。そのためには、PNT1やPNT2の値を
電池電圧や温度によって補正するようにしてもよい。
【0083】ワイド側への駆動時にも、テレ側への駆動
時と同様に、電池電圧や温度などでブレーキ開始位置か
ら実際に停止する位置は変化するので、条件が変化して
もズームが使用禁止領域に停止することがないようにP
NW1、PNW2の値を定める必要がある。PNW1について
は、ブレーキ開始位置と実際の停止位置の位置間の距離
が最大となるような条件(例えば高電圧、高温)で値を
定める。PNW2については、ブレーキ開始位置と実際の
停止位置の位置間の距離が最小となるような条件(例え
ば低電圧、低温)で値を定める。ズーム操作感触の観点
からは不適切位置停止推定領域は必要最小限にすること
が望ましく、PNW1やPNW2の値を電池電圧や温度によっ
て補正するようにしてもよい。
【0084】次に、ズーム駆動に関するサブルーチンの
フローチャートを示す。図18はテレ側へのパワーズー
ム操作がなされた時に処理されるサブルーチン《パワー
ズーム(T)》のフローチャートであり、このサブルー
チンの処理について詳しく説明する。
【0085】まず、ステップ#510で、焦点距離の読
み込みを行う。具体的には、パルスカウンタから読み出
した値をPNに代入する。次に、ステップ#512でズ
ームの現在位置とテレ端との位置関係を調べる。PN≧
PTであれば(YES)、ズームがテレ端にすでに到達
しているのでズームの駆動は不要であるので、ステップ
#550に進んでそのままリターンする。PN<PTであ
れば(NO)、テレ端には到達していないのでステップ
#520へ進みズームのテレ側への駆動を開始すし、ス
テップ#525で再び焦点距離の読み込みを行う。
【0086】次に、ステップ#530でPNとPTBRKを
比較する。PN≧PTBRKであれば(YES)、テレ端到
達直前であり、テレ端PTに停止させるためにステップ
#540に進んでブレーキをかけズーム駆動を停止さ
せ、ステップ#550からリターンする。PN<PTBRK
であれば(NO)、ステップ#532に進む。
【0087】ステップ#532ではPN≦PNT2、ステッ
プ#534ではPN≧PNT1の判定を行う。つまり、ズー
ムの現在位置がテレ側駆動時の不適切位置停止推定領域
内にあるかどうかを調べる。不適切位置停止推定領域外
であれば、長焦点側パワーズームスイッチSZTのONか
らOFFへの変化の検出により直ちにズームを停止させ
てよいが、不適切位置停止推定領域内のときは直ちにズ
ームを停止させないようにするため、スイッチSZTの状
態変化を検出しないようにする。PN>PNT2またはPN
<PNT1であれば、不適切位置停止推定領域外であり、
ステップ#536へ進んでスイッチSZTの状態を読み込
む。PN≦PNT2かつPN≧PNT1、すなわちPNT1≦PN≦
PNT2のときは、不適切位置停止推定領域内であり、SZ
Tの読み込みはしないようにステップ#525へ戻る。
【0088】スイッチSZTの状態を読み込んだ後、ステ
ップ#538ではスイッチSZTの状態に変化があったか
どうかを調べ、SZTがONからOFFに変化していれ
ば、ステップ#540へ進んでブレーキをかけズームを
停止させた後、ステップ#550からリターンする。S
ZTに変化がなければステップ#525へ戻る。
【0089】図19はワイド側へのパワーズーム操作が
なされた時に処理されるサブルーチン《パワーズーム
(W)》のフローチャートであり、このサブルーチンの
処理について詳しく説明する。
【0090】まず、ステップ#610で焦点距離の読み
込みを行う。具体的には、パルスカウンタから読み出し
た値をPNに代入する。次に、ステップ#612で、ズ
ームの現在位置とワイド端PWとの位置関係を調べる。
PN≦PWであれば(YES)、ズームがワイド端にすで
に到達しておりズームの駆動は不要であるので、ステッ
プ#650に進んでそのままリターンする。PN>PWで
あれば(NO)、ワイド端には到達していないので、ス
テップ#620へ進みズームのワイド側への駆動を開始
し、ステップ#625で再び焦点距離の読み込みを行
う。
【0091】次に、ステップ#630でPNとPWBRK2を
比較する。PN≦PWBRK2であれば(YES)、ワイド端
を既に通過して沈胴位置側へ来ているので、ワイド端P
Wに停止させるためにステップ#640に進む。PN>P
WBRK2であれば(NO)、ステップ#632に進む。
【0092】ステップ#632ではPN≦PNW2、ステッ
プ#634ではPN≧PNW1の判定を行う。つまり、ズー
ムの現在位置がワイド側駆動時の不適切位置停止推定領
域内にあるかどうかを調べる。不適切位置停止推定領域
外であれば、短焦点側パワーズームスイッチSZWのON
からOFFへの変化の検出により直ちにズームを停止さ
せてよいが、不適切位置停止推定領域内のときは直ちに
ズームを停止させないようにするため、SZWの状態変化
を検出しないようにする。PN>PNW2またはPN<PNW1
であれば、不適切位置停止推定領域外であり、ステップ
#636へ進んでスイッチSZWの状態を読み込む。PN
≦PNW2かつPN≧PNW1、すなわちPNW1≦PN≦PN
W2のときは、不適切位置停止推定領域内であり、SZWの
読み込みはしないようにステップ#625へ戻る。
【0093】スイッチSZWの状態を読み込んだ後、ステ
ップ#638ではスイッチSZWの状態に変化があったか
どうかを調べ、SZWがONからOFFに変化していれ
ば、ステップ#640へ進んでブレーキをかけズームを
停止させる。SZWに変化がなければステップ#625へ
戻る。
【0094】ステップ#640でズームを一度停止させ
た後、ステップ#642でズームを逆方向であるテレ方
向に駆動を開始させる。ステップ#644で焦点距離読
み込みを行い、ステップ#644でパルス数の変化をチ
ェックする。テレ方向への駆動開始時からカウントした
パルス数が20に達していなければ(NO)、ステップ
#644へ戻る。パルス数が20に達していれば(YE
S)、ステップ#648に進んでブレーキをかけズーム
駆動を停止させた後、ステップ#650からリターンす
る。このように、テレ側からワイド側への駆動して停止
させる場合は、一旦停止させて、逆にテレ側へ20パル
ス相当の駆動を行い停止させる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定領域に停止すると推定される推定領域内に駆動中の
ズームレンズが位置すると判別される時は停止信号を読
まないでレンズ駆動を続けるため、使用禁止領域である
所定領域にレンズが停止することがなく、一度停止した
後に再度禁止領域外にレンズを駆動したり、撮影できな
いようにレリーズロックを行う必要がなくなり、操作者
がズーム操作したときの違和感を押さえることができ
る。また、推定領域は電池電圧や温度で補正されるた
め、必要最小限の大きさにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るカメラの全体のブロック
図である。
【図2】メインルーチンのフローチャートである。
【図3】メインルーチンのフローチャートである。
【図4】サブルーチン《電源ON》のフローチャートで
ある。
【図5】サブルーチン《電源OFF》のフローチャート
である。
【図6】サブルーチン《S1ON》のフローチャートで
ある。
【図7】BC用電圧信号の例を示す図である。
【図8】周期的に電圧が低下する電圧信号の例を示す図
である。
【図9】周期的に電圧が上昇する電圧信号の例を示す図
である。
【図10】周期的に電圧の上昇と下降が交互に発生する
電圧信号の例を示す図である。
【図11】周期的に電圧が低下する電圧信号の例を示す
図である。
【図12】周期的に電圧の上昇と下降が交互に発生する
電圧信号の例を示す図である。
【図13】連続フラッシュ撮影時のタイムチャートの例
(フィルムあり)を示す図である。
【図14】従来の連続フラッシュ撮影時のタイムチャー
トの例(フィルムあり)を示す図である。
【図15】本実施例での連続フラッシュ撮影時のタイム
チャートの例(フィルムあり)を示す図である。
【図16】サブルーチン《充電》のフローチャートであ
る。
【図17】ズームの制御に関する位置の関係とSPWの状
態変化のタイミングの例を示す図である。
【図18】サブルーチン《パワーズーム(T)》のフロ
ーチャートである。
【図19】サブルーチン《パワーズーム(W)》のフロ
ーチャートである。
【図20】金型とカム溝の関係を示した説明図
【図21】パワーズームの駆動機構を示した概略ブロッ
ク図
【図22】カム溝に段差ができた部分の拡大図
【符号の説明】
1 マイコン 7 ズーム制御回路 SZT 長焦点側パワーズームスイッチ SZW 短焦点側パワーズームスイッチ PN パルスカウント値 41 フォトインタラプタ 42 波形整形回路 45 モータ 46 モータ駆動回路 47 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 合議体 審判長 末政 清滋 審判官 北川 清伸 審判官 綿貫 章 (56)参考文献 特開 平5−307137(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズームレンスの焦点距離を変更するため
    の駆動及び停止の信号に応じてズームレンズを駆動する
    カメラにおいて、 駆動中のズームレンズが、停止動作を開始した場合に、
    所定領域内に停止すると推定される推定領域を記憶する
    手段と、 駆動中のズームレンズの現在位置を検出する手段と、 ズームレンズの現在位置が推定領域内にあると判別され
    るときは、前記停止信号を読まないように制御する手段
    とを有することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 電池電圧あるいは温度によって前記推定
    領域を補正する手段を有することを特徴とする請求項1
    記載のカメラ。
JP19023093A 1993-07-30 1993-07-30 カメラ Expired - Lifetime JP3298707B2 (ja)

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JP19023093A JP3298707B2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 カメラ

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