JP2001264866A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JP2001264866A
JP2001264866A JP2000257724A JP2000257724A JP2001264866A JP 2001264866 A JP2001264866 A JP 2001264866A JP 2000257724 A JP2000257724 A JP 2000257724A JP 2000257724 A JP2000257724 A JP 2000257724A JP 2001264866 A JP2001264866 A JP 2001264866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focal length
state
lens
camera
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000257724A
Other languages
English (en)
Inventor
立男 ▲高▼梨
Tatsuo Takanashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000257724A priority Critical patent/JP2001264866A/ja
Priority to US09/680,103 priority patent/US6393217B1/en
Publication of JP2001264866A publication Critical patent/JP2001264866A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B5/00Adjustment of optical system relative to image or object surface other than for focusing

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】焦点距離可変の撮影レンズを適切な時期に自動
的に繰り込み、十分な鏡枠保護を行い、さらに、不必要
に沈胴させてシャッタチャンスを逃がすといったことが
防止できるカメラを提供する。 【解決手段】本発明のカメラは、レンズ鏡筒繰り出状態
でのカメラ操作スイッチの無操作継続時間を計時してお
き、その継続時間がより短い所定の第一の基準時間を越
えた場合、レンズ鏡筒の繰り出し状態をチェックして、
テレ端位置に繰り出されていれば、直ちにレンズ鏡筒を
沈胴位置に繰り込む。テレ端位置ではなかったとき、上
記継続時間がより長い所定の第二の基準時間を越えるま
で待って、レンズ鏡筒を沈胴位置に繰り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焦点距離を変更可
能な撮影レンズを有し、その撮影レンズを収納位置と撮
影可能位置とに駆動可能なカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、焦点距離を変更可能なズームレン
ズ鏡筒を有し、そのレンズ鏡筒を収納位置と撮影可能位
置とに位置させることができるカメラとして、特開平1
1−24118号公報に開示されている沈胴式カメラ
は、カメラの撮影動作が所定の時間行われなかった場
合、すなわち、撮影可能状態で無操作状態が所定の時間
継続した場合、自動的に鏡筒が沈胴位置に格納されるも
のである。上記鏡筒の格納により鏡筒が不用意の外力か
ら保護される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の特開
平11−24118号公報に開示されている沈胴式カメ
ラでは、撮影可能状態にあるズームレンズ鏡筒がテレ状
態のときも、また、ワイド状態にあるときも常に一定の
無操作時間が継続した場合に上記鏡筒を格納させるよう
になっている。しかし、ズームレンズの繰り出し量は、
例えば、テレ状態では非常に長く突出した状態になって
おり、その状態で長い時間持ち歩くとレンズ鏡筒を何か
にぶち当てて損傷を与える危険性が大きい。一方、ワイ
ド状態では、突出量を極めて少なく、損傷を受ける危険
性は少ないので、短時間のうちにレンズ鏡筒を沈胴させ
る必要はない。
【0004】上述のことからどのような状態であっても
一定の無操作時間が継続したときにレンズ鏡筒を沈胴位
置に繰り込んでしまうと、不必要に沈胴させることにな
り、再度の撮影準備に時間が掛かってシャッタチャンス
を逃すことにもなりかねない。また、不必要にレンズ鏡
筒を進退駆動することになり、電力の消耗にもつなが
る。
【0005】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、焦点距離可変の撮影レンズを収納
位置と撮影可能位置とに駆動可能なカメラにおいて、撮
影レンズを適切な時期に自動的に繰り込み、十分な鏡枠
保護を行い、さらに、不必要に沈胴させてシャッタチャ
ンスを逃がすといったことが避けられるカメラを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
カメラは、焦点距離を変更可能な撮影レンズを収納状態
と撮影可能状態とに位置させるカメラにおいて、上記撮
影レンズを上記収納状態の位置と撮影可能状態の位置と
に駆動し、さらに、上記撮影レンズの焦点距離変更のた
めに上記撮影レンズを駆動する撮影レンズ駆動手段と、
上記撮影レンズの焦点距離を検出する検出手段と、上記
撮影可能状態の上記カメラの無操作撮影状態継続時間を
計時する計時手段と、上記計時手段からの計時出力を比
較するため、複数の基準判定時間情報を有する計時出力
判別手段とを有しており、上記検出手段と上記計時手段
の出力に基づいて上記撮影レンズを上記収納状態の位置
に駆動する。
【0007】本発明の請求項2記載のカメラは、請求項
1記載のカメラにおいて、上記撮影レンズ駆動手段は、
上記撮影レンズを収納状態と撮影可能状態の位置の間で
駆動する第一のモータと、上記撮影レンズ焦点距離変更
のための駆動を行う第二のモータを有する。
【0008】本発明の請求項3記載のカメラは、請求項
1記載のカメラにおいて、上記計時出力判別手段は、3
つの基準判定時間により判別を行う。
【0009】本発明の請求項4記載のカメラは、焦点距
離を変更可能な撮影レンズを有するカメラにおいて、上
記撮影レンズの焦点距離変更のために上記撮影レンズを
駆動する撮影レンズ駆動手段と、上記撮影レンズの焦点
距離を検出する検出手段と、上記撮影可能状態のカメラ
の無操作撮影状態継続時間を計時する計時手段と、上記
計時手段からの計時出力を比較するための複数の判定時
間基準を有する計時出力判別手段とを有しており、上記
検出手段と上記計時手段の出力に基づいて上記撮影レン
ズを少なくとも撮影準備状態の位置に駆動する。
【0010】本発明の請求項5記載のカメラは、焦点距
離変更可能な撮影レンズを有するカメラにおいて、撮影
可能状態中のカメラの無操作状態を検出する無操作状態
検出手段と、上記撮影レンズの焦点距離を変更するた
め、上記撮影レンズを駆動する駆動手段と、上記無操作
状態検出手段からの信号を受けて上記駆動手段を駆動し
て上記撮影レンズの焦点距離を標準焦点距離に設定する
制御手段とを有しており、上記無操作状態検出手段と上
記計時手段の出力に基づいて上記撮影レンズを上記焦点
距離に設定するために駆動する。
【0011】本発明の請求項6記載のカメラは、請求項
5記載のカメラにおいて、上記撮影レンズの標準焦点距
離は、最長焦点距離と最短焦点距離の略中間にある。
【0012】本発明の請求項7記載のカメラは、焦点距
離変更可能な撮影レンズを有するカメラにおいて、撮影
可能状態中のカメラの無操作状態を検出する無操作状態
検出手段と、上記撮影レンズの焦点距離を変更するた
め、上記撮影レンズを駆動する駆動手段と、上記無操作
状態検出手段からの信号を受けて、上記撮影レンズが標
準焦点距離以上のときは、上記駆動手段を駆動して上記
撮影レンズを標準焦点距離に設定し、上記撮影レンズが
標準焦点距離未満のときは、上記駆動手段を駆動して上
記撮影レンズの焦点距離を最短焦点距離に設定する制御
手段とを有しており、上記無操作状態検出手段と上記計
時手段の出力に基づいて上記撮影レンズを上記各焦点距
離に設定するために駆動する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の第一の実施形態で
あるカメラにおける撮影レンズ鏡筒(以下、レンズ鏡筒
と記載する)の沈胴・繰り出しの状態での側面図であっ
て、図1(A)は沈胴状態、図1(B)はズームワイド
状態、図1(C)はズーム標準状態、図1(D)はズー
ムテレ状態をそれぞれ示している。また、図2は、上記
カメラにおける電気制御回路部の要部のブロック構成図
である。
【0014】本実施形態のカメラは、沈胴可能なズーム
式のレンズ鏡筒2を有しており、そのレンズ鏡筒2は、
主に複数の相対移動するレンズ群を有する第一の枠3
と、第二の枠4と、第三の枠5とからなる。但し、ズー
ムレンズの構成により上記枠には、レンズが保持されて
いる場合と保持されていない場合がある。
【0015】図1に示すように上記レンズ鏡筒2は、収
納された非撮影状態である沈胴状態から、セットアップ
された撮影準備状態の最短焦点距離位置であるズームワ
イド端、さらに、撮影状態のズーム標準位置、またさら
に、撮影状態の最長焦点距離位置であるズームテレ端に
進退が可能である。
【0016】すなわち、上記レンズ鏡筒2の沈胴状態で
は、全レンズ枠3,4,5がすべてカメラ本体1内の収
納位置である沈胴位置P2Aに繰り込まれる(図1(A)
参照)。
【0017】また、上記ズームワイド端状態では、第三
の枠5が第一の枠3,第二の枠4を保持した状態でその
前部がカメラ本体1から僅かに露呈する位置であるワイ
ド端位置P2Bに繰り出される(図1(B)参照)。
【0018】また、上記ズーム標準状態では、さらに、
第一の枠3と第二の枠4が中間ズーム位置P2Cに繰り出
される(図1(C)参照)。
【0019】さらに、上記ズームテレ端状態では、第一
の枠3と第二の枠4がテレ端位置P2Dに繰り出される
(図1(D)参照)。
【0020】なお、レンズ鏡筒2が上記ワイド端位置P
2Bにあるとき、焦点距離が最短であるワイド端の焦点距
離に設定され、上記中間ズーム位置P2Cにあるとき、焦
点距離が標準焦点距離(例えば、ワイド端とテレ端の略
中間の焦点距離)に設定され、上記テレ端位置P2Dにあ
るとき、焦点距離が最長であるテレ端の焦点距離に設定
されるものとする。
【0021】上記カメラの電気制御回路部は、図2に示
すように電源部(電池)11と、カメラ全体の制御を司
る制御部(制御手段)であるCPU12と、レンズ鏡筒
2の各レンズ枠を沈胴位置P2Aからワイド端位置P2B間
駆動する撮影レンズ駆動手段のセットアップモータ(第
一のモータ)14と、そのセットアップモータ用のモー
タドライバ13と、レンズ鏡筒2の焦点距離を変更する
ために各レンズ枠をワイド端位置P2Bからテレ端位置P
2Dの間に駆動する撮影レンズ駆動手段のズームモータ
(第二のモータ)16と、そのズームモータ用のモータ
ドライバ15と、メインスイッチ17と、2段スイッチ
(1stスイッチ,2ndスイッチ)からなるレリーズスイ
ッチ18と、ワイド端方向、または、テレ端方向へのズ
ーム動作切り換えを指示する2接点をもつズームスイッ
チ19と、レンズ鏡筒2のズーミング状態を検出する焦
点距離検出手段のズーム状態検出スイッチ(ズームエン
コ−ダ)20と、さらに、図示しないカメラ制御用の電
気制御要素であるシャッタ駆動部,フィルム給送駆動部
等を有してなる。
【0022】上記CPU12には、上記カメラの制御部
の他に、カメラ撮影可能状態における操作スイッチを操
作しない無操作状態の継続時間を検出する無操作撮影状
態継続時間(以下、無操作継続時間と記載する)の計時
手段(無操作状態検出手段)である無操作継続時間カウ
ンタ部12aと、上記カウンタ部12aの計時出力(無
操作継続時間データ)を複数の基準判定時間情報と比較
判別する計時出力判別手段である計時出力判別部12b
と、上記計時出力判別部の出力に基づいて上記レンズ鏡
筒2の鏡枠を沈胴位置に繰り込む指示を上記モータドラ
イバ13,15に与える制御手段である鏡枠制御部12
cとを内蔵している。
【0023】なお、上記無操作継続時間の計時を中断さ
せる操作スイッチとしては、上記レリーズスイッチ1
8,ズームスイッチ19等が対応する。また、上記複数
の基準判定時間情報は、CPU12に内蔵されるメモリ
部(基準時間記憶手段)に記憶されている。また、上記
ズーム状態検出スイッチ20には、ズームエンコ−ダを
適用してもよい。
【0024】さらに、上記複数の基準判定時間情報は、
所定の第一の基準時間TA と、上記時間TA より長い所
定の第二の基準時間TB との2つの時間情報とする。具
体的には、例えば、上記第一の基準時間TA を1分間と
し、上記第二の基準時間TBを2分間とする。但し、こ
の基準時間TA ,TB の値は、それぞれのカメラの仕様
に合わせて設定すればよい。
【0025】本実施形態のカメラにおいて、メインスイ
ッチ17がオンされると、レンズ鏡筒2の鏡枠が沈胴状
態から撮影準備位置(ワイド端位置P2B)に移動して撮
影可能状態になる。その後、ズームスイッチ19の操作
に応じて中間ズーム位置P2Cやテレ端位置P2Dの撮影可
能位置(撮影可能状態)に繰り出された状態になる。そ
の撮影可能状態のもとで上記操作スイッチが操作されな
いカメラの無操作継続時間T0 が計時される。なお、上
記無操作継続時間T0 が継続している間は、当然ながら
レンズ鏡筒2の焦点距離は、変化することなく一定であ
る。
【0026】上記無操作継続時間T0 が、短い第一の基
準時間TA を越えた場合、レンズ鏡筒2の繰り出し状態
をズーム状態検出スイッチ20で検出し、テレ端の状態
であれば、レンズ鏡筒2は、沈胴位置に繰り込まれる。
また、その無操作継続時間T0 が、より長い第二の基準
時間TB を越えた場合には、レンズ鏡筒2の繰り出し状
態がテレ端位置以外であってもレンズ鏡筒2は、沈胴位
置に繰り込まれ、それぞれ鏡枠が保護されることにな
る。
【0027】上述の自動繰り込み動作を含むカメラの撮
影シーケンスを図3,4のフローチャートに基づいて説
明する。なお、図3は、メインルーチンである撮影シー
ケンスのフローチャートを示し、図4は、サブルーチン
のカウンタチェックのフローチャートを示す。
【0028】メインスイッチ17のオンにより撮影シー
ケンスがスタートする。まず、ステップS1で初期化を
行って、ステップS2でセットアップモータ14を駆動
し、レンズ鏡筒2のセットアップを行い、沈胴位置P2A
からワイド端位置P2Bまで繰り出す。なお、この状態が
撮影準備状態(撮影初期状態)であり、撮影レンズは、
撮影準備位置(撮影初期位置)にある。ステップS3で
メインスイッチ17のオンを確認して、ステップS4に
進む。上記メインスイッチ17がオフの場合、ステップ
S22に進み、セットアップモータ14を駆動してレン
ズ鏡筒2を沈胴させる。その後、カメラのCPU12
は、自らを動作停止状態(ニーモニック表示でHALT
状態)としてカメラをオフ状態とする。
【0029】なお、上記ステップS22において、レン
ズ鏡筒2がワイド位置P2Bよりテレ側にある場合、上記
セットアップモータ14による沈胴駆動に先立って、ズ
ームモータ16を駆動してレンズ鏡筒2をワイド位置P
2Bまで繰り込む。
【0030】ステップS4では、CPU12の無操作継
続時間カウンタ部12aの計時を開始する(計時手段,
無操作状態検出手段)。ステップS5に進み、レリーズ
スイッチ18の1stレリーズのオンオフをチェックす
る。オンであればステップS17にジャンプするが、オ
フであれば、ステップS6に進み、上記カウンタ部12
aの計時をチェックするためのサブルーチンのカウンタ
チェック処理(図4参照)がコールされる。
【0031】上記カウンタチェック処理では、ステップ
S31にて無操作継続時間カウンタ部12aの計時時間
T0 が第一の基準時間TA を経過したかをチェックする
(計時出力判別手段)。まだ上記基準時間を経過してい
ない場合、メインルーチンへリターンする。上記基準時
間を経過している場合、ステップS32に進み、レンズ
鏡筒2の繰り出し状態(ズーム状態)をチェックする
(焦点距離の検出手段)。焦点距離が最長距離であるテ
レ端位置P2Dに繰り出されていれば、メインルーチンの
ステップS22に進み、セットアップモータ14を駆動
してレンズ鏡筒2を沈胴位置P2Aに繰り込む。また、テ
レ端位置P2Dに繰り出されていない場合は、ステップS
33に進む。
【0032】ステップS33では、無操作継続時間カウ
ンタ部12aの計時時間T0 が第二の基準時間TB を経
過したかをチェックする(計時出力判別手段)。上記基
準時間を経過していなければ、メインルーチンにリター
ンする。上記基準時間を経過していれば、メインルーチ
ンのステップS22に進み、ズームモータ16、また
は、セットアップモータ14を駆動してレンズ鏡筒2を
沈胴位置P2Aに繰り込む。
【0033】前記ステップS6で上記サブルーチンのカ
ウンタチェック処理を行った後、ステップS7に進み、
ズームスイッチ19のワイド端方向指示スイッチ(ズー
ムWスイッチ)が操作されたかをチェックし、オンであ
れば、ステップS11に進み、オフであれば、ステップ
S8に進む。
【0034】上記ステップS11に進んだ場合、CPU
12の無操作継続時間カウンタ部12aのリセット(初
期化)を行って、計時を開始する(計時手段,無操作状
態検出手段)。ステップS12でレンズ鏡筒2の焦点距
離がワイド限界(ワイド端、最短焦点距離)であるかを
チェックし、ワイド限界に到達していれば、ズームモー
タ16を駆動せずにステップS5に戻る。ワイド限界に
到達していなければ、ステップS13に進み、ズームモ
ータ16を駆動して所定のズームダウン動作を実行す
る。その後、ステップS7に戻る。
【0035】上記ステップS8に進んだ場合、前述した
サブルーチンのカウンタチェック処理(図4参照)が繰
り返される。
【0036】続いて、ステップS9では、ズームスイッ
チ19のテレ端方向指示スイッチ(ズームTスイッチ)
が操作されたかをチェックし、オンであれば、ステップ
S14に進む。オフであれば、ステップS10に進む。
【0037】上記ステップS14では、CPU12の無
操作継続時間カウンタ部12aのリセット(初期化)を
行って、計時を開始する(計時手段,無操作状態検出手
段)。ステップS15でレンズ鏡筒2の焦点距離がテレ
限界(テレ端,最長焦点距離)であるかをチェックし、
テレ限界に到達していれば、ズームモータ16を駆動せ
ずにステップS5に戻る。テレ限界に到達していなけれ
ば、ステップS16に進み、ズームモータ16を駆動し
て所定のズームアップ動作を実行する。その後、ステッ
プS7に戻る。
【0038】上記ステップS10に進んだ場合、前述し
たサブルーチンのカウンタチェック処理(図4参照)が
繰り返される。
【0039】上述のレリーズスイッチ18の1stスイッ
チが操作後、ステップS17にジャンプした場合、CP
U12の無操作継続時間カウンタ部12aのリセット
(初期化)を行って、計時を開始する(計時手段,無操
作状態検出手段)。ステップS18では、レリーズスイ
ッチ18の2ndレリーズのオンオフをチェックし、オフ
ならば、上記ステップS5に戻る。オンならば、ステッ
プS19に進んで、シャッタを開放し、露光を実行す
る。そして、ステップS20でフィルムの巻き上げを行
い、ステップS21で無操作継続時間カウンタ部12a
の初期化を行って、計時を開始し(計時手段,無操作状
態検出手段)、上記ステップS5に戻る。
【0040】図12は、上記第一の実施形態のカメラに
おける各焦点距離状態での無操作継続時のレンズ鏡筒2
の進退動作状態をまとめて示した図である。なお、本図
12および後述する図13〜図18において、撮影レン
ズ(レンズ鏡筒2)の焦点距離状態を示す黒丸印は、表
記する焦点距離状態を含むことを示し、白抜き丸印は、
表記する焦点距離状態を含まないことを示している。
【0041】レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態がテレ端
(最長焦点距離)であり、無操作継続時間が基準時間T
A に達すると、沈胴位置へ繰り込まれる。
【0042】また、レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態が
テレ端を除き、ワイド端を含むテレ端とワイド端(最短
焦点距離)の間にあるとき、無操作継続時間が基準時間
TBに達すると、沈胴位置へ繰り込まれることになる。
【0043】以上、説明した第一の実施形態のカメラに
よれば、レンズ鏡筒2の繰り出し状態(ズーム状態)に
対応させ、テレ端に繰り出されているときには、鏡枠の
繰り出し量が長く外力を受け易いことから操作スイッチ
の無操作継続時間T0 が比較的短くても自動的に沈胴さ
せて鏡枠を機械的障害から保護する。同時に繰り出し量
が長い状態で、たとえ、光漏れがし易い状態であっても
未然に防止する効果もある。
【0044】一方、ズーム状態が中間位置(標準)ズー
ム状態、または、ワイド端状態であるときには、鏡枠の
繰り出し量が短いことから操作スイッチの無操作継続時
間T0 がある程度長く継続したときにのみ沈胴させるよ
うにして、シャッタチャンスを逃がすことを減らすこと
ができる。また、比較的に長い時間、鏡枠繰り出し状態
となるが鏡枠の繰り出し量が短いので光漏れの可能性も
少なく、支障が生じない。
【0045】次に、本発明の第二の実施形態のカメラに
ついて説明する。本実施形態のカメラは、前記第一の実
施形態のカメラの図1,2に示す構成部材の略同様の構
成を有している。異なるところは、CPUに内蔵される
メモリ部に記憶される複数の基準判定時間情報の数が3
つであり、その3つの基準判定時間情報と、計時された
操作スイッチが操作されない無操作撮影状態継続時間T
0とを比較判別し、3通りのレンズ鏡筒の繰り込み制御
を行うことが異なっている。したがって、構成部材に同
一の符号を用い、異なる制御処理についてのみ説明す
る。
【0046】本実施形態のカメラにおいて、CPU12
のメモリ部に記憶される3つの基準判定時間情報は、所
定の第一の基準時間TC と、所定の第二の基準時間TD
と、所定の第三の基準時間TE とする。上記各基準時間
には、TC <TD <TE の関係がある。具体的には、例
えば、時間TC を1分、時間TD を2分、時間TE を3
分とする。
【0047】そして、CPU12内の無操作継続時間カ
ウンタ部12aで計時されるレリーズスイッチ18やズ
ームスイッチ19の操作スイッチを操作しない無操作継
続時間T0 が上記3つの基準判定時間情報に比較してそ
れぞれ長くなった場合、そのときのレンズ鏡筒2の繰り
出し状態(ズーム状態)に対応させて、沈胴させるかど
うかを判別し、沈胴駆動を実行する。
【0048】図5は、本実施形態のカメラでの撮影シー
ケンス(図3参照)で呼び出されるサブルーチンのカウ
ンタチェック処理のフローチャートである。本実施形態
のカメラにおける撮影シーケンス自体は、前記第一の実
施形態における図3に示した処理と同一の処理である。
しかし、ステップS6,S8,S10でコールされるサ
ブルーチンのカウンタチェック処理が異なっており、図
5にそのフローチャートに示される。
【0049】上記カウントチェック処理においては、ま
ず、ステップS41で無操作継続時間カウンタ部12a
の計時時間T0 が第一の基準時間TC を経過したかをチ
ェックする(計時出力判別手段)。まだ上記基準時間T
C を経過していない場合、メインルーチンへリターンす
る。上記基準時間TC を経過している場合、ステップS
42に進む。
【0050】ステップS42では、レンズ鏡筒2の繰り
出し状態をチェックする(焦点距離の検出手段)。最長
焦点距離であるテレ端位置P2Dに繰り出されていれば、
メインルーチンのステップS22に進み、ズームモータ
16およびセットアップモータ14を駆動してレンズ鏡
筒2を沈胴位置P2Aに繰り込む。また、テレ端位置P2D
に繰り出されていない場合は、ステップS43に進む。
【0051】ステップS43では、さらに、レンズ鏡筒
2の繰り出し状態をチェックする(焦点距離の検出手
段)。中間ズーム位置P2Cを含むワイド端位置P2Bとテ
レ端位置P2Dの間に繰り出されていれば、ステップS4
4へ進む。繰り出されていなければ、すなはち、ワイド
端位置P2Bにあれば、ステップS45に進む。
【0052】上記ステップS44では、無操作継続時間
カウンタ部12aの計時時間T0 が第二の基準時間TD
を経過したかをチェックする(計時出力判別手段)。ま
だ上記基準時間を経過していない場合、メインルーチン
へリターンする。上記基準時間を経過している場合、メ
インルーチンのステップS22に進み、ズームモータ1
6およびセットアップモータ14を駆動してレンズ鏡筒
2を沈胴位置P2Aに繰り込む。
【0053】上記ステップS45では、無操作継続時間
カウンタ部12aの計時時間T0 が第三の基準時間TE
を経過したかをチェックする(計時出力判別手段)。ま
だ上記基準時間を経過していない場合、メインルーチン
へリターンする。上記基準時間を経過している場合、メ
インルーチンのステップS22に進み、セットアップモ
ータ14を駆動してレンズ鏡筒2を沈胴位置P2Aに繰り
込む。
【0054】図13は、上記第二の実施形態のカメラに
おける各焦点距離状態での無操作継続時のレンズ鏡筒2
の進退動作状態をまとめて示した図である。レンズ鏡筒
2の初期焦点距離状態がテレ端(最長焦点距離)であ
り、無操作継続時間が基準時間TC に達すると、レンズ
鏡筒2は、沈胴位置へ繰り込まれる。
【0055】また、レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態が
テレ端およびワイド端(最短焦点距離)を除くテレ端と
ワイド端の間にあって、無操作継続時間が基準時間TD
に達すると、レンズ鏡筒2は、沈胴位置へ繰り込まれる
ことになる。
【0056】また、レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態が
ワイド端であり、無操作継続時間が基準時間TE に達す
ると、レンズ鏡筒2は、沈胴位置へ繰り込まれる。
【0057】上述した第二の実施形態のカメラによれ
ば、前記第一の実施形態のカメラの場合と同様の効果が
得られるが、特に操作スイッチを操作しない無操作継続
時間T0 と比較するべき基準判定時間情報として3つの
時間情報をメモリ部に記憶しており、その各時間情報を
レンズ鏡筒の3通りの繰り出し状態に対応させ、沈胴動
作を細かく制御する。
【0058】すなわち、レンズ鏡筒2がテレ端位置にあ
る場合は、鏡枠が障害を受けやすく、機械的損傷からの
光漏れの発生があっても、第一の基準時間TCに基づい
て最も早く沈胴させる。テレ端位置とワイド端位置の間
にある場合は、第二の基準時間TDに基づいて中間の無
操作継続時間で沈胴させる。ワイド端位置にある場合
は、鏡枠が障害を受けにくく、光漏れ発生の可能性も少
ないことから、第三の基準時間TEに基づいて最も長い
無操作継続時間で沈胴させる。本実施形態のカメラでは
上述の沈胴制御によって、より効果的に鏡枠の保護と光
漏れの防止が行われる。
【0059】なお、上述の各実施形態におけるレンズ鏡
筒進退駆動手段として、セットアップモータ14と、ズ
ームモータ16の2台を適用したが、上記2台のモータ
に対して単一の駆動モータを適用し、切り換えて駆動す
るように構成することも可能である。
【0060】また、上述の第一,二の実施形態において
は、図4,5に示すサブルーチンのカウンタチェック処
理にて、レンズ鏡筒2の各繰り出し状態のもとで無操作
継続時間T0 が各所定の基準時間を経過したことが検出
された場合、図3の撮影シーケンスのメインルーチンの
ステップS22に戻って、ズームモータ16、または、
セットアップモータ14を駆動してレンズ鏡筒2を沈胴
位置P2Aに繰り込むように制御されている。しかし、上
記沈胴位置繰り込み後、再度、撮影状態に入る必要が生
じたとき、当然ながら、レンズ鏡筒2を一旦撮影準備状
態のワイド端位置P2Bまで繰り出し、その後、所望のズ
ーム位置まで繰り出しを行う必要があり、所要時間が長
くなってしまう。
【0061】そこで、その制御方式の変形例として、基
準時間を経過後、上記メインルーチンに戻ったとき、レ
ンズ鏡筒2を沈胴位置P2Aに繰り込むのではなく、撮影
準備位置のワイド端位置P2Bまで繰り込むように制御す
る方式のものを提案することも可能である。すなわち、
本変形例では、上記サブルーチンのカウンタチェックが
呼び出された後、無操作継続時間T0 が各所定の基準時
間を経過したことが検出された場合、レンズ鏡筒2を撮
影準備位置のワイド端位置P2Bまで繰り込み、鏡枠の突
出量が少ない状態が保持されるように制御される。
【0062】本変形例を適用したカメラによれば、無操
作継続時間がレンズ繰り出し状態に対応する複数の所定
の基準時間を経過したとき、レンズ鏡筒2をワイド端位
置P2Bまで繰り込むことで、鏡枠を外部から保護すると
同時に次の撮影に素早く移行することが可能となる。
【0063】次に、本発明の第三の実施形態のカメラに
ついて説明する。本実施形態のカメラは、前記第一,二
の実施形態のカメラに対して図1,2に示す構成と略同
様の構成を有し、図3のフローチャートに示す撮影シー
ケンス(メインルーチン)と同一の処理を行うが、上記
第二の実施形態に対して異なるサブルーチンのカウンタ
チェック処理を適用するものであって、複数の基準判定
時間情報と、無操作撮影状態継続時間T0 と比較判別
し、異なる3通りのレンズ鏡筒の繰り込み制御を行う。
【0064】但し、第二の実施形態の場合と同様にCP
Uに内蔵されるメモリ部に記憶される複数の基準判定時
間情報として3つの基準判定時間情報を適用する。上記
3つの基準判定時間情報は、所定の第一の基準時間TC
と、第二の基準時間TD と、第三の基準時間TE であ
り、TC <TD <TE の関係がある。具体的には、例え
ば、時間TC を1分、時間TD を2分、時間TE を3分
とする。なお、構成部材には図1,2と同一の符号を適
用し、上記異なるサブルーチンの処理について、以下、
説明する。
【0065】図6は、本第三の実施形態のカメラにおけ
る撮影シーケンス(メインルーチン)のステップS6,
S8,S10(図3参照)で呼び出されるサブルーチン
のカウンタチェック処理のフローチャートである。
【0066】上記カウントチェック処理において、ステ
ップS51からステップS54の処理は、前記第二の実
施形態におけるステップS41からステップS44と同
様の処理がなされる。すなはち、ステップS51で無操
作継続カウンタ部12aの計時時間T0 が第一の基準時
間TC を経過したかをチェックする(計時出力判別手
段)。まだ上記基準時間TC を経過していない場合、メ
インルーチンへリターンする。上記基準時間TC を経過
している場合、ステップS52に進む。
【0067】ステップS52では、レンズ鏡筒2の繰り
出し状態をチェックする(焦点距離の検出手段)。最長
焦点距離のテレ端位置P2Dに繰り出されていれば、後述
するステップS56に進む。テレ端位置P2Dに繰り出さ
れていない場合は、ステップS53に進む。
【0068】ステップS53では、さらに、レンズ鏡筒
2の繰り出し状態をチェックする(焦点距離の検出手
段)。最短焦点距離のワイド端位置P2Bとテレ端位置P
2Dの間に繰り出されていれば、ステップS54へ進み、
上記ワイド端,テレ端位置の間に繰り出されていなけれ
ば、すなわち、ワイド端位置P2Bにあれば、ステップS
55に進む。
【0069】上記ステップS54では、無操作継続時間
カウンタ部12aの計時時間T0 が第二の基準時間TD
を経過したかをチェックする(計時出力判別手段)。ま
だ上記基準時間TD を経過していない場合、メインルー
チンへリターンする。上記基準時間TD を経過している
場合、ステップS56に進む。
【0070】上記ステップS55では、無操作継続時間
カウンタ部12aの計時時間T0 が第三の基準時間TE
を経過したかをチェックする(計時出力判別手段)。ま
だ上記基準時間を経過していない場合、メインルーチン
へリターンする。上記基準時間TE を経過している場
合、メインルーチンのステップS22に進み、セットア
ップモータ14を駆動してレンズ鏡筒2を沈胴位置P2A
に繰り込む。
【0071】上記ステップS56では、レンズ鏡筒2が
標準焦点距離(中間ズーム位置P2C対応)に設定されて
いるかをチェックする(焦点距離の検出手段)。すでに
上記標準焦点距離に設定され、中間ズーム位置P2Cに駆
動されていれば、メインルーチンのステップS22に進
み、ズームモータ16およびセットアップモータ14を
駆動してレンズ鏡筒2を沈胴位置P2Aに繰り込む。上記
標準焦点距離に設定されおらず、中間ズーム位置P2Cに
なければ、ステップS57に進み、ズームモータ16を
駆動し、標準焦点距離設定処理が実行される。すなわ
ち、レンズ鏡筒2を上記中間ズーム位置P2Cに繰り込
み、または、繰り出す。そして、ステップS58でCP
U12の無操作継続時間カウンタ部12aのリセット
(初期化)を行って、計時を開始する(計時手段,無操
作状態検出手段)。その後、メインルーチンへリターン
する。
【0072】図14は、上記第三の実施形態のカメラに
おける各焦点距離状態での無操作継続時のレンズ鏡筒2
の進退動作状態をまとめて示した図である。レンズ鏡筒
2の初期焦点距離状態がテレ端(最長焦点距離)であ
り、無操作継続時間が基準時間TC に達すると、レンズ
鏡筒2は、中間ズーム位置(標準焦点距離)に一旦繰り
込まれ、その後、無操作継続時間が基準時間TD を経過
すると、沈胴位置へ繰り込まれる。
【0073】また、レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態が
テレ端と標準焦点距離とワイド端(最短焦点距離)を除
くテレ端とワイド端の間にあり、無操作継続時間が基準
時間TD に達すると、レンズ鏡筒2は、中間ズーム位置
(標準焦点距離)に一旦移動し、その後さらに、無操作
継続時間が基準時間TD を経過すると、沈胴位置へ繰り
込まれる。
【0074】また、レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態が
標準焦点距離状態、または、ワイド端であれば、無操作
継続時間が基準時間TD 、または、TE に達すると、レ
ンズ鏡筒2は、沈胴位置へ繰り込まれる。
【0075】本実施形態のカメラによれば、前記第一,
二の実施形態のカメラの場合と同様の効果が得られる
が、特にレンズ鏡筒2がワイド端を除くテレ端、また
は、テレ端からワイド端の間の繰り出し状態のときに
は、それぞれ所定の無操作時間経過後、レンズ鏡筒2を
沈胴させることなく、一旦、標準焦点距離の中間ズーム
位置P2Cに保持して、所定時間だけ待機させる。
【0076】上述したように本実施形態ではレンズ鏡筒
を待機させることで、少なくとも上記待機時間中は直ち
に撮影に移ることができ、シャッタチャンスを逃がす頻
度が少なくなる。一方、レンズ鏡筒2がワイド端にあっ
た場合には、沈胴位置から再度ワイド端に繰り出すには
それほど長い時間を必要としないことから、所定無操作
時間経過後には直ちに沈胴させるように制御し、レンズ
鏡筒2をなるべく安全な状態で保護する。
【0077】次に、本発明の第四の実施形態のカメラに
ついて説明する。本実施形態のカメラも前記第一,二の
実施形態のカメラの図1,2に示す構成部材の略同様の
構成を有し、図3のフローチャートに示す撮影シーケン
ス(メインルーチン)と同一の処理を行う。しかし、上
記第二の実施形態に対して、サブルーチンのカウンタチ
ェック処理における第一,第二の基準判定時間経過後の
処理が異なる。なお、本実施形態においても3つの基準
判定時間情報として、前記第二の実施形態の場合と同様
に所定の第一の基準時間TC と、所定の第二の基準時間
TD と、所定の第三の基準時間TE を採用する。
【0078】図7は、本第四の実施形態のカメラにおけ
る撮影シーケンス(メインルーチン)のステップS6,
8,10(図3参照)で呼び出されるサブルーチンのカ
ウンタチェック処理のフローチャートである。
【0079】上記カウントチェック処理におけるステッ
プS61からステップS64の処理は、前記第二の実施
形態におけるステップS41からステップS44の処理
と同様の処理である。すなはち、レンズ鏡筒2が最長焦
点距離のテレ端位置、または、テレ端と最短焦点距離の
ワイド端位置の間に繰り出され、それぞれ無操作継続時
間が第一,第二の基準時間TC ,TD を経過した場合、
ステップS66に進む。また、ステップS63における
レンズ鏡筒2の繰り出し状態のチェックで、ワイド端と
テレ端間に繰り出されていなければ、すなわち、ワイド
端位置P2Bにあれば、ステップS65に進む。
【0080】上記ステップS65では、無操作継続時間
カウンタ部12aの計時時間T0 が第三の基準時間TE
を経過したかをチェックする(焦点距離の検出手段)。
まだ上記基準時間を経過していない場合、メインルーチ
ンへリターンする。上記基準時間TE を経過していた場
合、ステップS66に進む。
【0081】上記ステップS66では、レンズ鏡筒2が
標準焦点距離(中間ズーム位置P2C対応)に設定されて
いるかをチェックする(焦点距離の検出手段)。すでに
上記標準焦点距離に設定され、中間ズーム位置P2Cに駆
動されていれば、メインルーチンのステップS22に進
み、ズームモータ16およびセットアップモータ14を
駆動してレンズ鏡筒2を沈胴位置P2Aに繰り込む。まだ
標準焦点距離に設定されておらず、中間ズーム位置P2C
になければ、ステップS67に進み、ズームモータ16
を駆動して標準焦点距離設定処理が実行される。すなわ
ち、レンズ鏡筒2を中間ズーム位置P2Cに繰り込み、ま
たは、繰り出す。そして、ステップS68でCPU12
の無操作継続時間カウンタ部12aのリセット(初期
化)を行って、計時を開始する(計時手段,無操作状態
検出手段)。その後、メインルーチンへリターンする。
【0082】図15は、上記第四の実施形態のカメラに
おける各焦点距離状態での無操作継続時のレンズ鏡筒2
の進退動作状態をまとめて示した図である。レンズ鏡筒
2の初期焦点距離状態がテレ端(最長焦点距離)であ
り、無操作継続時間が基準時間TC に達すると、レンズ
鏡筒2は、中間ズーム位置(標準焦点距離)に一旦繰り
込まれ、その後、無操作継続時間が基準時間TD を経過
すると、沈胴位置へ繰り込まれる。
【0083】また、レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態が
テレ端と標準焦点距離とワイド端(最短焦点距離)を除
くテレ端とワイド端の間にあり、無操作継続時間が基準
時間TD に達すると、レンズ鏡筒2は、中間ズーム位置
(標準焦点距離)に一旦移動し、場合によっては、その
初期焦点距離状態により繰り込みではなく、繰り出すこ
ともある。その後さらに、無操作継続時間が基準時間T
D を経過すると、レンズ鏡筒2は、沈胴位置へ繰り込ま
れる。
【0084】また、レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態が
標準焦点距離状態であれば、無操作継続時間が基準時間
TD に達すると、レンズ鏡筒2は、沈胴位置へ繰り込ま
れる。
【0085】また、レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態が
ワイド端であれば、無操作継続時間が基準時間TE に達
すると、中間ズーム位置(標準焦点距離)に一旦繰り込
まれ、その後、無操作継続時間が基準時間TD を経過す
ると、レンズ鏡筒2は、沈胴位置へ繰り込まれる。
【0086】上述した第四の実施形態のカメラによれ
ば、前記第一,二の実施形態のカメラの場合と同様の効
果が得られるが、特にレンズ鏡筒2がテレ端、または、
テレ端とワイド端の間、または、ワイド端の各位置に繰
り出ている場合、それぞれ所定の無操作継続時間経過
後、レンズ鏡筒2を、一旦、標準焦点距離の中間ズーム
位置P2Cに移動させ、所定時間だけ待機させる。したが
って、少なくとも上記所定時間中は、直ちに標準焦点距
離の状態から撮影に移ることができ、シャッタチャンス
を逃がすことが少なくなる。
【0087】次に、本発明の第五の実施形態のカメラに
ついて説明する。本実施形態のカメラも前記第一,二の
実施形態のカメラの図1,2に示す構成部材の略同様の
構成を有し、図3のフローチャートに示す撮影シーケン
ス(メインルーチン)と同一の処理を行う。しかし、上
記第二実施形態に対して上記メインルーチンで呼び出さ
れるサブルーチンのカウンタチェック処理において、テ
レ端以外の状態での第一の基準判定時間経過後の処理が
異なる。なお、本実施形態のカメラにおいても3つの基
準判定時間情報として、第二の実施形態の場合と同様に
所定の第一の基準時間TC と、所定の第二の基準時間T
D と、所定の第三の基準時間TE を採用する。
【0088】図8は、本第五の実施形態のカメラでの撮
影シーケンス(メインルーチン)のステップS6,S
8,S10(図3参照)で呼び出されるサブルーチンの
カウンタチェック処理のフローチャートである。
【0089】上記カウントチェック処理における最初の
ステップS71とステップS72の処理は、前記第二の
実施形態におけるステップS41とステップS42の処
理と同様の処理である。すなはち、無操作継続時間が第
一の基準時間TC を経過し、レンズ鏡筒2が最長焦点距
離のテレ端位置にある場合、ステップS76に進み、テ
レ端位置にない場合,ステップS73に進む。
【0090】ステップS73ではレンズ鏡筒2の繰り出
し状態のチェックする(焦点距離の検出手段)。テレ端
位置P2Dと標準焦点距離の中間位置P2Cの間に繰り出さ
れていれば、ステップS74に進み、上記テレ端,中間
位置間に繰り出されていなければ、すなはち、標準焦点
距離未満の中間位置P2Cより手前の位置にあれば、ステ
ップS75に進む。
【0091】上記ステップS74では、無操作継続時間
カウンタ部12aの計時時間T0 が第二の基準時間TD
を経過したかをチェックする(計時出力判別手段)。ま
だ上記基準時間を経過していない場合、メインルーチン
へリターンする。上記基準時間TD を経過した場合、ス
テップS76に進む。
【0092】上記ステップS75では、無操作継続時間
カウンタ部12aの計時時間T0 が第三の基準時間TE
を経過したかをチェックする(計時出力判別手段)。ま
だ上記基準時間を経過していない場合、メインルーチン
へリターンする。上記基準時間TE を経過していた場
合、メインルーチンのステップS22に進み、セットア
ップモータ14を駆動してレンズ鏡筒2を沈胴位置P2A
に繰り込む。
【0093】上記ステップS76では、レンズ鏡筒2が
標準焦点距離(中間ズーム位置P2C対応)に設定されて
いるかをチェックする。すでに標準焦点距離に設定さ
れ、中間ズーム位置P2Cに駆動されていれば、メインル
ーチンのステップS22に進み、ズームモータ16およ
びセットアップモータ14を駆動してレンズ鏡筒2を沈
胴位置P2Aに繰り込む。まだ標準焦点距離に設定されお
らず、中間ズーム位置P2Cになければ、ステップS77
に進み、ズームモータ16を駆動して標準焦点距離設定
処理が実行される。すなわち、レンズ鏡筒2を中間ズー
ム位置P2Cに繰り込む。そして、ステップS78でCP
U12の無操作継続時間カウンタ部12aのリセット
(初期化)を行って、計時を開始する(計時手段,無操
作状態検出手段)。その後、メインルーチンへリターン
する。
【0094】図16は、上記第五の実施形態のカメラに
おける各焦点距離状態での無操作継続時のレンズ鏡筒2
の進退動作状態をまとめて示した図である。レンズ鏡筒
2の初期焦点距離状態がテレ端(最長焦点距離)であ
り、無操作継続時間が基準時間TC に達すると、レンズ
鏡筒2は、中間ズーム位置(標準焦点距離)に一旦繰り
込まれ、その後、無操作継続時間が基準時間TD を経過
すると、沈胴位置へ繰り込まれる。
【0095】また、レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態が
テレ端と標準焦点距離を除くテレ端と標準焦点距離の間
にあり、無操作継続時間が基準時間TD に達すると、レ
ンズ鏡筒2は、中間ズーム位置(標準焦点距離)に一旦
繰り込まれ、その後さらに、無操作継続時間が基準時間
TD を経過すると、沈胴位置へ繰り込まれる。
【0096】また、レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態が
標準焦点距離状態であれば、無操作継続時間が基準時間
TD に達すると、レンズ鏡筒2は、沈胴位置へ繰り込ま
れる。
【0097】また、レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態が
標準焦点距離を除く標準焦点距離とワイド端の間であれ
ば、無操作継続時間が基準時間TE に達すると、レンズ
鏡筒2は、沈胴位置へ繰り込まれる。
【0098】上述した第五の実施形態のカメラによれ
ば、前記第一,二の実施形態のカメラの場合と同様の効
果が得られる。そして、特にレンズ鏡筒2が標準焦点距
離未満の中間位置P2Cより手前の位置にあって、所定の
無操作継続時間が経過したときには、レンズ鏡筒2を沈
胴させるが、レンズ鏡筒2が標準焦点距離以上、すなは
ち、中間位置P2Cよりテレ側の位置にあって、所定の無
操作継続時間が経過したときには、一旦、レンズ鏡筒2
を標準焦点距離に設定して中間位置P2Cに駆動し、さら
に所定時間だけ待機するようにした。したがって、中間
位置P2Cよりテレ側の位置にあるときは、所定時間経過
しても直ちに沈胴位置P2Aに繰り込むことなく、一旦、
中間位置P2Cで待機させて、シャッタチャンスが生じた
ときに直ちに撮影状態に移行できる。
【0099】次に、本発明の第六の実施形態のカメラに
ついて説明する。本実施形態のカメラも前記第一,二の
実施形態のカメラの図1,2に示す構成部材の略同様の
構成を有し、図3のフローチャートに示す撮影シーケン
ス(メインルーチン)と同一の処理を行う。しかし、上
記第五の実施形態に対してサブルーチンのカウンタチェ
ック処理において、テレ端以外の状態にあり、レンズ鏡
筒が標準焦点距離未満にあるときの処理が異なる。な
お、本実施形態のカメラにおいても3つの基準判定時間
情報として、前記第二の実施形態の場合と同様に所定の
第一の基準時間TC と、所定の第二の基準時間TD と、
所定の第三の基準時間TE を採用する。
【0100】図9は、本第六の実施形態のカメラでの撮
影シーケンス(メインルーチン)のステップS6,S
8,S10(図3参照)で呼び出されるサブルーチンの
カウンタチェック処理のフローチャートである。
【0101】上記カウントチェック処理におけるステッ
プS81とステップS84の処理は、前記第五の実施形
態におけるステップS71とステップS74の処理と同
様の処理である。すなはち、無操作継続時間が第一の基
準時間TC を経過し、レンズ鏡筒2が焦点距離最長のテ
レ端位置にある場合、ステップS87に進む。テレ端位
置になく、テレ端位置P2Dと標準焦点距離の中間位置P
2Cの間に繰り出されていれば、ステップS84に進み、
無操作継続時間が第二の基準時間TD を経過すれば、ス
テップS87に進む。上記テレ端と中間位置間に繰り出
されていなければ、すなはち、標準焦点距離未満である
中間位置P2Cより手前の位置にあれば、ステップS85
に進む。
【0102】上記ステップS85では、レンズ鏡筒2の
繰り出し状態をチェックする(焦点距離の検出手段)。
最短焦点距離のワイド端位置P2Bにあれば、ステップS
86に進み、上記ワイド端位置P2Bになければ、ステッ
プS90に進む。
【0103】上記ステップS86にて無操作継続時間カ
ウンタ部12aの計時時間T0 が第三の基準時間TE を
経過しているかをチェックする(計時出力判別手段)。
経過していない場合、メインルーチンにリターンする。
上記基準時間TE を経過している場合、メインルーチン
のステップS22に進み、セットアップモータ14を駆
動してレンズ鏡筒2を沈胴位置P2Aに繰り込む。
【0104】上記ステップS90では、レンズ鏡筒2を
ワイド端の最短焦点距離に設定する。すなわち、ズーム
モータ16を駆動してレンズ鏡筒2をワイド端位置P2B
まで駆動してステップS89に進む。
【0105】上記ステップS87では、レンズ鏡筒2が
標準焦点距離(中間ズーム位置P2C対応)に設定されて
いるかをチェックする。すでに標準焦点距離に設定さ
れ、中間ズーム位置P2Cに駆動されていれば、メインル
ーチンのステップS22に進み、セットアップモータ1
4を駆動してレンズ鏡筒2を沈胴位置P2Aに繰り込む。
まだ中間ズーム位置P2Cに設定されていなければ、ステ
ップS88に進み、ズームモータ16を駆動して標準焦
点距離設定処理が実行される。すなわち、レンズ鏡筒2
を中間ズーム位置P2Cに繰り込む。そして、ステップS
89に進む。
【0106】上記ステップS89ではCPU12の無操
作継続時間カウンタ部12aのリセット(初期化)を行
って、計時を開始する(計時手段,無操作状態検出手
段)。その後、メインルーチンへリターンする。
【0107】図17は、上記第六の実施形態のカメラに
おける各焦点距離状態での無操作継続時のレンズ鏡筒2
の進退動作状態をまとめて示した図である。レンズ鏡筒
2の初期焦点距離状態がテレ端(最長焦点距離)であ
り、無操作継続時間が基準時間TC に達すると、レンズ
鏡筒2は、中間ズーム位置(標準焦点距離)に一旦繰り
込まれ、その後、無操作継続時間が基準時間TD を経過
すると、沈胴位置へ繰り込まれる。
【0108】また、レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態が
テレ端と標準焦点距離を除くテレ端と標準焦点距離の間
にあり、無操作継続時間が基準時間TD に達すると、レ
ンズ鏡筒2は、中間ズーム位置に一旦繰り込まれ、その
後さらに、無操作継続時間が基準時間TD を経過する
と、沈胴位置へ繰り込まれる。
【0109】また、レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態が
標準焦点距離状態であれば、無操作継続時間が基準時間
TD に達すると、レンズ鏡筒2は、沈胴位置へ繰り込ま
れる。
【0110】また、レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態が
標準焦点距離とワイド端(最短焦点距離)とを除く標準
焦点距離とワイド端の間にあり、無操作継続時間が基準
時間TC に達すると、レンズ鏡筒2は、ワイド端に一旦
繰り込まれ、その後さらに、無操作継続時間が基準時間
TE を経過すると、沈胴位置へ繰り込まれる。
【0111】また、レンズ鏡筒2の初期焦点距離状態が
ワイド端であれば、無操作継続時間が基準時間TE に達
すると、レンズ鏡筒2は、沈胴位置へ繰り込まれる。
【0112】上述した第六の実施形態のカメラによれ
ば、前記第一,三の実施形態のカメラの場合と同様の効
果が得られる。そして、特にレンズ鏡筒2がワイド端位
置P2Bにあるときは、所定の無操作継続時間が経過した
後は、レンズ鏡筒2を沈胴させるが、中間位置P2Cより
ワイド側にあるときは、所定の無操作継続時間を経過し
た後、一旦、ワイド端位置P2Bに繰り込み、その状態を
さらに所定の無操作継続時間保持するようにしている。
したがって、レンズ鏡筒2がワイド位置近傍にあったと
きには、より長くワイド端位置にて待機させ、シャッタ
チャンスが生じたときに直ちに撮影状態に移行すること
ができるようにしている。そして、上述のようにレンズ
鏡筒は、必ずワイド端の待機状態を経由してから沈胴を
行う。
【0113】次に、本発明の第七の実施形態のカメラに
ついて説明する。本実施形態のカメラも前記第一の実施
形態のカメラの図1,2に示す構成部材の略同様の構成
を有し、図3のフローチャートに示す撮影シーケンス
(メインルーチン)と同一の処理を行う。しかし、上記
第一の実施形態に対して上記メインルーチンで呼び出さ
れるサブルーチンのカウンタチェック処理が異なる。ま
た、本実施形態のカメラにおいては、無操作継続時間と
比較される基準判定時間情報として、レンズ鏡筒2の焦
点距離fの値によって所定の関係をもって変化する基準
時間Tfが採用される。
【0114】なお、図10に示す例では、関数F(f)
は、線図上、直線的に変化する例であるが必ずしもこの
ように直線的に変化するものに限定する必要はなく、実
用に適した特性曲線で与えるようにしてもよい。また、
上記関数F(f)の演算式情報が時間設定手段であるC
PU12のメモリ部に記憶されている。必要に応じて焦
点距離fに対応する各基準判定時間TfがCPU12で
演算される。なお、上記メモリ部には上記関数F(f)
情報に代えて関数F(f)により与えられる基準判定時
間情報テーブルを記憶しておき、必要に応じて呼び出す
ようにしてもよい。
【0115】図11は、本第七の実施形態のカメラでの
撮影シーケンス(メインルーチン)のステップS6,S
8,S10(図3参照)で呼び出されるサブルーチンの
カウンタチェック処理のフローチャートである。
【0116】上記カウントチェック処理においては、ス
テップS101にて現在のレンズ鏡筒2の焦点距離fを
ズームエンコ−ダ20を介して読み込む。ステップS1
02にて上記焦点距離fに対応する基準時間Tfを演算
する。ステップS103で無操作継続時間カウンタ部1
2aの計時時間T0 が上記基準時間Tfを経過したかを
チェックする(計時出力判別手段)。まだ上記基準時間
Tfを経過していない場合、メインルーチンへリターン
する。上記基準時間Tfを経過している場合、メインル
ーチンのステップS22に進み、ズームモータ16およ
びセットアップモータ14を駆動してレンズ鏡筒2を沈
胴位置P2Aに繰り込む。
【0117】図18は、上記第七の実施形態のカメラに
おける各焦点距離状態での無操作継続時のレンズ鏡筒2
の進退動作状態をまとめて示した図である。レンズ鏡筒
2の初期焦点距離状態がテレ端(最長焦点距離)とワイ
ド端(最短焦点距離)を含むテレ端とワイド端の間であ
り、無操作継続時間が初期焦点距離f0 に対応する基準
時間Tf0に達すると、レンズ鏡筒2は、沈胴位置へ繰り
込まれる。
【0118】上述した第七の実施形態のカメラによれ
ば、前記第一の実施形態のカメラの場合と同様の効果が
得られる。特にレンズ鏡筒2の焦点距離fの変化に対応
してそれぞれきめ細かく変化する基準判定時間を適用し
て対応する無操作時間が経過したときにレンズ鏡筒2を
沈胴させることができる。
【0119】なお、上記各実施形態においては、レンズ
鏡筒の収納位置が撮影不能な沈胴位置であったが、その
収納位置がそのまま撮影に移ることができる撮影可能な
ワイド位置、あるいは、撮影準備位置であってよく、こ
の場合、無操作時間が所定時間継続して上記収納位置に
繰り込まれていても、直ちに撮影に移行することができ
る。
【0120】また、上記各実施形態においては、レンズ
鏡筒の各焦点距離位置に応じた時間だけ無操作時間が継
続したとき、収納位置に繰り込むように制御されたが、
これに限らずレンズ鏡筒の進退位置以外の状態、例え
ば、ストロボの移動位置を制御するように構成してもよ
い。
【0121】上述した実施形態に基づいて、次の構成を
提案できる。すなわち、 (1) 本発明の焦点距離変更可能な撮影レンズを有す
るカメラは、焦点距離変更可能な撮影レンズを有し、撮
影可能状態においてカメラの操作が所定時間無操作であ
ると、自動的に上記撮影レンズを沈胴、もしくは、撮影
レンズの最短焦点距離に設定するカメラであって、上記
所定時間を上記撮影レンズの焦点距離に応じて可変とす
る。
【0122】(2) 本発明の焦点距離変更可能な撮影
レンズを有するカメラは、焦点距離変更可能な撮影レン
ズを有し、撮影可能状態においてカメラの操作が所定時
間内に無操作であると、そのことを判断して上記撮影レ
ンズの焦点距離を自動的に標準焦点距離に設定し直す。
【0123】(3) 本発明のカメラは、以下の構成を
含んでいるといってよい。すなわち、撮影レンズであっ
て、焦点距離変更可能な光学系を含む、撮影レンズ駆動
機構であって、上記撮影レンズを収納状態の位置と撮影
可能内とに駆動し、さらに、上記撮影レンズの焦点距離
変更のために上記撮影レンズを駆動する、エンコ−ダで
あって、上記撮影レンズの焦点距離を検出する、タイマ
であって、上記撮影可能状態にある上記カメラの無操作
状態継続時間を計時する、タイマ出力判別回路であっ
て、上記タイマからの計時出力と比較するための複数の
基準判定時間情報を有し、上記エンコ−ダの出力に従っ
て、上記複数の基準判定時間情報の1つと比較され、上
記タイマの出力がこれに達したかどうかを判別する、制
御回路であって、上記タイマ出力判別回路の出力によっ
て上記撮影レンズ駆動機構を駆動させ、上記撮影レンズ
を上記収納状態の位置に駆動する。
【0124】(4) 上記(3)のカメラにおいて、上
記制御回路は、上記タイマと上記タイマ出力判別回路を
含み、CPUからなる。
【0125】(5) 本発明のカメラは、以下の構成を
含んでいるといってよい。すなわち、撮影レンズであっ
て、焦点距離変更可能な光学系を含む、撮影レンズ駆動
手段であって、上記撮影レンズを収納状態の位置と撮影
可能内とに駆動し、さらに、上記撮影レンズの焦点距離
変更のために上記撮影レンズを駆動する、検出手段であ
って、上記撮影レンズの焦点距離を検出する、計時手段
であって、上記撮影可能状態にある上記カメラの無操作
状態継続時間を計時する、計時出力判別手段であって、
上記計時手段からの計時出力と比較するための複数の基
準判定時間情報を有し、上記検出手段の出力に従って、
上記複数の基準判定時間情報の1つと比較され、上記計
時手段の出力がこれに達したかどうかを判別する、制御
手段であって、上記計時出力判別手段の出力によって上
記撮影レンズ駆動手段を駆動させて、上記撮影レンズを
上記収納状態の位置に駆動する。
【0126】(6) 上記(5)のカメラにおいて、上
記撮影レンズ駆動手段は、以下を含む。すなわち、第1
のモータであって、上記撮影レンズを収納状態の位置と
撮影可能状態の位置の間で駆動する、第2のモータであ
って、上記撮影レンズの焦点距離変更のための駆動を行
う。
【0127】(7) 上記(5)のカメラにおいて、上
記計時出力判別手段は、少なくとも3つ以上の基準判定
時間を有する。
【0128】(8) 本発明のカメラは、以下の構成を
含んでいるといってよい。すなわち、撮影レンズであっ
て、ズーム光学系を含む、撮影レンズ駆動機構であっ
て、上記撮影レンズを撮影準備状態の位置と撮影可能内
とに駆動し、さらに、上記撮影レンズの焦点距離変更の
ために上記撮影レンズを駆動する、エンコ−ダであっ
て、上記撮影レンズの焦点距離を検出する、タイマであ
って、上記撮影可能状態にある上記カメラの無操作状態
継続時間を計時する、タイマ出力判別回路であって、上
記タイマからの計時出力と比較するための複数の基準判
定時間情報を有し、上記エンコ−ダの出力に従って、上
記複数の基準判定時間情報の1つと比較され、上記タイ
マの出力がこれに達したかどうかを判別する、制御回路
であって、上記タイマ出力判別回路の出力によって上記
撮影レンズを上記撮影準備状態の位置に上記撮影レンズ
駆動機構を介して駆動するように制御する。
【0129】(9) 上記(8)のカメラにおいて、上
記制御回路は、上記タイマと上記タイマ出力判別回路と
を含み、CPUからなる。
【0130】(10) 本発明のカメラは、以下の構成
を含んでいるといってよい。すなわち、撮影レンズであ
って、焦点距離変更可能な光学系を含む、撮影レンズ駆
動手段であって、上記撮影レンズを撮影準備状態の位置
と撮影可能状態の位置とに駆動し、さらに、上記撮影レ
ンズの焦点距離変更のために上記撮影レンズを駆動す
る、検出手段であって、上記撮影レンズの焦点距離を検
出する、計時手段であって、上記撮影可能状態にある上
記カメラの無操作状態継続時間を計時する、計時出力判
別手段であって、上記計時手段からの計時出力と比較す
るための複数の基準判定時間情報を有し、上記検出手段
の出力に従って、上記複数の基準判定時間情報の1つと
比較され、上記計時手段の出力がこれに達したかどうか
を判別する、制御手段であって、上記計時出力判別手段
の出力によって上記撮影レンズを上記撮影準備状態の位
置に上記撮影レンズ駆動手段を介して駆動するように制
御する。
【0131】(11) 本発明のカメラは、以下の構成
を含んでいるといってよい。すなわち、撮影レンズであ
って、焦点距離変更可能である、無操作状態検出回路で
あって、撮影可能状態中のカメラの無操作状態を検出す
る、エンコ−ダであって、上記撮影レンズの焦点距離を
検出する、タイマであって、上記撮影可能状態にある上
記カメラの無操作状態継続時間を計時する、レンズ駆動
機構であって、上記撮影レンズの焦点距離変更のため、
上記撮影レンズを駆動する、基準時間記憶回路であっ
て、上記タイマからの計時出力と比較するための、上記
エンコ−ダの出力に応じた基準判定時間情報を有する、
制御回路であって、上記計時時間と上記基準判定時間情
報との比較を行い、上記計時時間が上記基準判定時間に
達したと判定されたときには上記レンズ駆動機構を駆動
して上記撮影レンズの焦点距離を特定焦点距離に設定す
る。
【0132】(12) 上記(11)のカメラにおい
て、上記制御回路は、上記タイマと、上記無操作状態検
出回路と、基準時間記憶回路とを含み、CPUからな
る。
【0133】(13) 本発明のカメラは、以下の構成
を含んでいるといってよい。すなわち、撮影レンズであ
って、焦点距離変更可能である、無操作状態検出手段で
あって、撮影可能状態中のカメラの無操作状態を検出す
る、検出手段であって、上記撮影レンズの焦点距離を検
出する、計時手段であって、上記撮影可能状態にある上
記カメラの無操作状態継続時間を計時する、駆動手段で
あって、上記撮影レンズの焦点距離変更のため、上記撮
影レンズを駆動する、基準時間記憶手段であって、上記
計時手段からの計時出力と比較するための、上記検出手
段の出力に応じた基準判定時間情報を有する、制御手段
であって、上記計時時間と上記基準判定時間情報との比
較を行い、上記計時時間が上記基準判定時間に達したと
判定されたときには上記駆動手段を駆動して上記撮影レ
ンズの焦点距離を特定焦点距離に設定する。
【0134】(14) 上記(13)のカメラは、上記
撮影レンズが上記特定焦点距離に設定されるとき、その
焦点距離は、最長焦点距離と最短焦点距離の中間に設定
されることを特徴とする。
【0135】(15) 上記(13)のカメラは、上記
撮影レンズが上記特定焦点距離に設定されるとき、その
焦点距離は最短焦点距離の中間に設定されることを特徴
とする。
【0136】(16) 本発明のカメラは、以下の構成
を含んでいるといってよい。すなわち、撮影レンズであ
って、焦点距離変更可能である、無操作状態検出回路で
あって、撮影可能状態中のカメラの無操作状態を検出す
る、エンコ−ダであって、上記撮影レンズの焦点距離を
検出する、タイマであって、上記撮影可能状態にある上
記カメラの無操作状態継続時間を計時する、レンズ駆動
機構であって、上記撮影レンズを駆動する、基準時間記
憶回路であって、上記タイマからの計時出力と比較する
ための、上記エンコ−ダの出力に応じた基準判定時間情
報を有する、制御回路であって、上記計時時間と上記基
準判定時間情報との比較を行い、上記計時時間が上記基
準判定時間に達したと判定されたときには上記レンズ駆
動機構を駆動して上記撮影レンズの位置を特定位置に設
定する。
【0137】(17) 上記(16)のカメラにおい
て、上記制御回路は、上記タイマと、上記無操作状態検
出回路と、基準時間記憶回路とを含み、CPUからな
る。
【0138】(18) 本発明のカメラは、以下の構成
を含んでいるといってよい。すなわち、撮影レンズであ
って、焦点距離変更可能である、無操作状態検出手段で
あって、撮影可能状態中のカメラの無操作状態を検出す
る、検出手段であって、上記撮影レンズの焦点距離を検
出する、計時手段であって、上記撮影可能状態にある上
記カメラの無操作状態継続時間を計時する、駆動手段で
あって、上記撮影レンズを駆動する、基準時間記憶手段
であって、上記計時手段からの計時出力と比較するため
の、上記検出手段の出力に応じた基準判定時間情報を有
する、制御手段であって、上記計時時間と上記基準判定
時間情報との比較を行い、上記計時時間が上記基準判定
時間に達したと判定されたときには上記駆動手段を駆動
して上記撮影レンズの位置を特定位置に設定する。
【0139】(19) 上記(18)のカメラは、上記
撮影レンズが上記特定位置に設定されるとき、その特定
位置は沈胴位置に設定されることを特徴とする。
【0140】(20) 上記(18)のカメラは、上記
撮影レンズが上記特定位置に設定されるとき、その特定
位置は撮影可能な撮影準備位置に設定されることを特徴
とする。
【0141】(21) 本発明のカメラは、以下の構成
を含んでいるといってよい。すなわち、撮影レンズであ
って、焦点距離変更可能である、無操作状態検出手段で
あって、撮影可能状態のカメラの無操作状態を検出す
る、駆動手段であって、上記撮影レンズの焦点距離変更
のため、上記撮影レンズを駆動する、制御手段であっ
て、上記無操作状態検出手段からの出力を受けて上記撮
影レンズを上記駆動手段によって上記無操作時の焦点距
離よりも短い焦点距離まで駆動し、その後、さらに上記
無操作状態検出手段からの出力を受けると、上記駆動手
段によって上記撮影レンズを駆動して最短焦点距離に設
定するか、もしくは、沈胴位置に移動する。
【0142】(22) 本発明のカメラは、以下の構成
を含んでいるといってよい。すなわち、撮影レンズであ
って、焦点距離変更可能である、無操作状態検出回路で
あって、撮影可能状態のカメラの無操作状態を検出す
る、レンズ駆動機構であって、上記撮影レンズの焦点距
離変更のため、上記撮影レンズを駆動する、制御回路で
あって、上記無操作状態検出回路からの出力信号を受け
て、上記撮影レンズが標準焦点距離以上のときは、上記
レンズ駆動機構を駆動して上記撮影レンズの焦点距離を
上記標準焦点距離に設定し、上記撮影レンズが標準焦点
距離未満のときは、上記レンズ駆動機構を駆動して上記
撮影レンズの焦点距離を最短焦点距離に設定する。
【0143】(23) 上記(22)のカメラにおい
て、上記制御回路は、上記無操作状態検出回路を含み、
CPUからなる。
【0144】(24) 本発明のカメラは、以下の構成
を含んでいるといってよい。すなわち、撮影レンズであ
って、焦点距離変更可能である、無操作状態検出手段で
あって、撮影可能状態のカメラの無操作状態を検出す
る、駆動手段であって、上記撮影レンズの焦点距離変更
のため、上記撮影レンズを駆動する、制御手段であっ
て、上記無操作状態検出手段からの出力を受けて、上記
撮影レンズが標準焦点距離以上のときは、上記駆動手段
を駆動して上記撮影レンズの焦点距離を上記標準焦点距
離に設定し、上記撮影レンズが標準焦点距離未満のとき
は、上記駆動手段を駆動して上記撮影レンズの焦点距離
を最短焦点距離に設定する。
【0145】(25) 本発明のカメラは、以下の構成
を含んでいるといってよい。すなわち、撮影レンズであ
って、焦点距離変更可能である、検出回路であって、上
記撮影レンズの焦点距離を検出する、計時回路であっ
て、上記撮影可能状態にある上記カメラの無操作状態継
続時間を計時する、駆動回路であって、上記撮影レンズ
の焦点距離を変更するため、上記撮影レンズを駆動す
る、時間設定回路であって、上記計時回路による計時時
間と比較するための上記撮影レンズの焦点距離に応じた
基準時間を創出する、制御回路であって、上記計時回路
による計時時間の出力と上記時間設定回路の基準時間と
の比較を行い、上記計時回路による計時時間の出力が上
記基準時間に達したときには上記撮影レンズを特定焦点
距離位置まで駆動するように制御する。
【0146】(26) 本発明のカメラは、以下の構成
を含んでいるといってよい。すなわち、撮影レンズであ
って、焦点距離変更可能である、検出手段であって、上
記撮影レンズの焦点距離を検出する、計時手段であっ
て、上記撮影可能状態にある上記カメラの無操作状態継
続時間を計時する、駆動手段であって、上記撮影レンズ
の焦点距離を変更するため、上記撮影レンズを駆動す
る、時間設定手段であって、上記計時手段による計時時
間と比較するための上記撮影レンズの焦点距離に応じた
基準時間情報を有する、制御手段であって、上記計時手
段の計時時間の出力と上記時間設定手段の基準時間との
比較を行い、上記計時時間の出力が上記基準時間に達し
たときには上記撮影レンズを特定焦点距離位置まで駆動
するように制御する。
【0147】(27) 上記(26)のカメラにおい
て、上記撮影レンズの上記特定焦点距離は最短焦点距離
であることを特徴とする。
【0148】(28) 上記(26)のカメラにおい
て、上記撮影レンズの上記特定焦点距離は標準焦点距離
であることを特徴とする。
【0149】(29) 上記(28)のカメラにおい
て、上記標準焦点距離は50mmであることを特徴とす
る。
【0150】(30) 上記(28)のカメラにおい
て、上記標準焦点距離は最長焦点距離と最短焦点距離の
ほぼ中間であることを特徴とする。
【0151】(31) 本発明のカメラは、以下の構成
を含んでいるといってよい。すなわち、撮影レンズであ
って、焦点距離変更可能である、検出回路であって、上
記撮影レンズの焦点距離を検出する、計時回路であっ
て、上記撮影可能状態にある上記カメラの無操作状態継
続時間を計時する、駆動回路であって、上記撮影レンズ
の光軸上の位置を変更するため、上記撮影レンズを駆動
する、時間設定回路であって、上記計時回路による計時
時間と比較するための上記撮影レンズの焦点距離に応じ
た基準時間を創出する、制御回路であって、上記計時時
間の出力と上記時間設定回路の基準時間との比較を行
い、上記計時時間の出力が上記基準時間に達したときに
は上記撮影レンズを特定位置まで駆動するように制御す
る。
【0152】(32) 本発明のカメラは、以下の構成
を含んでいるといってよい。すなわち、撮影レンズであ
って、焦点距離変更可能である、検出手段であって、上
記撮影レンズの焦点距離を検出する、計時手段であっ
て、上記撮影可能状態にある上記カメラの無操作状態継
続時間を計時する、駆動手段であって、上記撮影レンズ
の光軸上の位置を変更するため、上記撮影レンズを駆動
する、時間設定手段であって、上記計時手段による計時
時間と比較するための上記撮影レンズの焦点距離に応じ
た基準時間情報を有する、制御手段であって、上記計時
時間の出力と上記時間設定回路の基準時間との比較を行
い、上記計時時間の出力が上記基準時間に達したときに
は上記撮影レンズを特定位置まで駆動するように制御す
る。
【0153】(33) 上記(32)のカメラは、上記
撮影レンズの上記特定位置が沈胴位置であることを特徴
とする。
【0154】(34) 上記(32)のカメラは、上記
撮影レンズの上記特定位置が最短焦点位置であることを
特徴とする。
【0155】(35) 上記(32)のカメラは、上記
撮影レンズの上記特定位置が撮影可能な撮影準備位置で
あることを特徴とする。
【0156】(36) 上記(35)のカメラは、上記
撮影レンズの上記撮影準備位置が標準焦点距離の位置で
あることを特徴とする。
【0157】(37) 本発明のカメラは、焦点距離変
更可能な撮影レンズを有し、その撮影レンズが任意の焦
点距離にある撮影可能状態にて、カメラの操作が所定時
間内にて無操作である場合、そのことを判断して、上記
撮影レンズの焦点距離を上記任意の焦点距離よりも小さ
い焦点距離に設定し直すことを特徴とする。
【0158】
【発明の効果】上述のように本発明のカメラでは、焦点
距離を変更可能な撮影レンズを有し、その撮影レンズを
駆動可能なカメラにおいて、鏡枠繰り出し状態に対応さ
せて異なる所定の基準時間だけ、無操作が継続したとき
に沈胴位置、または、撮影準備位置、または、所定の焦
点距離位置に繰り込ませるように制御する。このように
制御することで、シャッタチャンスを逃がすことが少な
くなり、しかも、より効果的に鏡枠を保護することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態のカメラのレンズ鏡筒
の沈胴,繰り出し状態を示す側面図であって、図1
(A)がレンズ鏡筒の沈胴状態を示し、図1(B)がレ
ンズ鏡筒のワイド端繰り出し状態を示し、図1(C)が
レンズ鏡筒の中間位置繰り出し状態を示し、図1(D)
がレンズ鏡筒のテレ端繰り出し状態を示す。
【図2】上記第一の実施形態のカメラの電気制御回路部
の主要ブロック構成図。
【図3】上記第一の実施形態のカメラにおけるメインル
ーチンである撮影シーケンスのフローチャート。
【図4】上記第一の実施形態のカメラにおいて、メイン
ルーチンでコールされるサブルーチンのカウンタチェッ
ク処理のフローチャート。
【図5】本発明の第二の実施形態のカメラにおいて、メ
インルーチンでコールされるサブルーチンのカウンタチ
ェック処理のフローチャート。
【図6】本発明の第三の実施形態のカメラにおいて、メ
インルーチンでコールされるサブルーチンのカウンタチ
ェック処理のフローチャート。
【図7】本発明の第四の実施形態のカメラにおいて、メ
インルーチンでコールされるサブルーチンのカウンタチ
ェック処理のフローチャート。
【図8】本発明の第五の実施形態のカメラにおいて、メ
インルーチンでコールされるサブルーチンのカウンタチ
ェック処理のフローチャート。
【図9】本発明の第六の実施形態のカメラにおいて、メ
インルーチンでコールされるサブルーチンのカウンタチ
ェック処理のフローチャート。
【図10】本発明の第七の実施形態のカメラにて適用さ
れる焦点距離に対応する基準時間の変化を示す線図。
【図11】上記第七の実施形態のカメラにおいて、メイ
ンルーチンでコールされるサブルーチンのカウンタチェ
ック処理のフローチャート。
【図12】上記第一の実施形態のカメラにおいて、撮影
レンズが各焦点距離にあるときの無操作状態継続時の撮
影レンズの動作を示す図。
【図13】上記第二の実施形態のカメラにおいて、撮影
レンズが各焦点距離にあるときの無操作状態継続時の撮
影レンズの動作を示す図。
【図14】上記第三の実施形態のカメラにおいて、撮影
レンズが各焦点距離にあるときの無操作状態継続時の撮
影レンズの動作を示す図。
【図15】上記第四の実施形態のカメラにおいて、撮影
レンズが各焦点距離にあるときの無操作状態継続時の撮
影レンズの動作を示す図。
【図16】上記第五の実施形態のカメラにおいて、撮影
レンズが各焦点距離にあるときの無操作状態継続時の撮
影レンズの動作を示す図。
【図17】上記第六の実施形態のカメラにおいて、撮影
レンズが各焦点距離にあるときの無操作状態継続時の撮
影レンズの動作を示す図。
【図18】上記第七の実施形態のカメラにおいて、撮影
レンズが各焦点距離にあるときの無操作状態継続時の撮
影レンズの動作を示す図。
【符号の説明】
2 ……撮影レンズを有するレンズ鏡筒(撮影レンズ) 12b……計時出力判別部(計時出力判別手段)12a
……無操作継続時間カウンタ部(計時手段) 14 ……セットアップモータ(撮影レンズ駆動手段,
第一のモータ) 16 ……ズームモータ(撮影レンズ駆動手段,第二の
モータ) 20 ……ズーム状態検出スイッチ(焦点距離検出手
段) TA ……第一の基準時間(複数の基準判定時間情報) TB ……第二の基準時間(複数の基準判定時間情報) TC ……第一の基準時間(複数の基準判定時間情報) TD ……第二の基準時間(複数の基準判定時間情報) TE ……第三の基準時間(複数の基準判定時間情報) P2A ……沈胴位置(沈胴状態の位置) P2B ……ワイド端位置(撮影状態の位置,撮影準備位
置) P2C ……中間ズーム位置(撮影状態の位置) P2D ……テレ端位置(撮影状態の位置)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点距離を変更可能な撮影レンズを収納
    状態と撮影可能状態とに位置させるカメラにおいて、 上記撮影レンズを上記収納状態の位置と撮影可能状態の
    位置とに駆動し、さらに、上記撮影レンズの焦点距離変
    更のために上記撮影レンズを駆動する撮影レンズ駆動手
    段と、 上記撮影レンズの焦点距離を検出する検出手段と、 上記撮影可能状態の上記カメラの無操作撮影状態継続時
    間を計時する計時手段と、 上記計時手段からの計時出力を比較するため、複数の基
    準判定時間情報を有する計時出力判別手段と、 を有し、上記検出手段と上記計時手段の出力に基づいて
    上記撮影レンズを上記収納状態の位置に駆動することを
    特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記撮影レンズ駆動手段は、上記撮影レ
    ンズを収納状態と撮影可能状態の位置の間で駆動する第
    一のモータと、上記撮影レンズ焦点距離変更のための駆
    動を行う第二のモータを有することを特徴とする請求項
    1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記計時出力判別手段は、3つの基準判
    定時間により判別を行うことを特徴とする請求項1記載
    のカメラ。
  4. 【請求項4】 焦点距離を変更可能な撮影レンズを有す
    るカメラにおいて、 上記撮影レンズの焦点距離変更のために上記撮影レンズ
    を駆動する撮影レンズ駆動手段と、 上記撮影レンズの焦点距離を検出する検出手段と、 撮影可能状態の上記カメラの無操作撮影状態継続時間を
    計時する計時手段と、 上記計時手段からの計時出力を比較するための複数の判
    定時間基準を有する計時出力判別手段と、 を有し、上記検出手段と上記計時手段の出力に基づいて
    上記撮影レンズを少なくとも撮影準備状態の位置に駆動
    することを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 焦点距離変更可能な撮影レンズを有する
    カメラにおいて、 撮影可能状態中のカメラの無操作状態を検出する無操作
    状態検出手段と、 上記撮影レンズの焦点距離を変更するため、上記撮影レ
    ンズを駆動する駆動手段と、 上記無操作状態検出手段からの信号を受けて上記駆動手
    段を駆動して上記撮影レンズの焦点距離を標準焦点距離
    に設定する制御手段と、を有することを特徴とするカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 上記撮影レンズの標準焦点距離は、最長
    焦点距離と最短焦点距離の略中間にあることを特徴とす
    る請求項5記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 焦点距離変更可能な撮影レンズを有する
    カメラにおいて、 撮影可能状態中のカメラの無操作状態を検出する無操作
    状態検出手段と、 上記撮影レンズの焦点距離を変更するため、上記撮影レ
    ンズを駆動する駆動手段と、 上記無操作状態検出手段からの信号を受けて、上記撮影
    レンズが標準焦点距離以上のときは、上記駆動手段を駆
    動して上記撮影レンズを標準焦点距離に設定し、上記撮
    影レンズが標準焦点距離未満のときは、上記駆動手段を
    駆動して上記撮影レンズの焦点距離を最短焦点距離に設
    定する制御手段と、 を有することを特徴とするカメラ。
JP2000257724A 1999-10-07 2000-08-28 カメラ Withdrawn JP2001264866A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000257724A JP2001264866A (ja) 1999-10-07 2000-08-28 カメラ
US09/680,103 US6393217B1 (en) 1999-10-07 2000-10-05 Camera

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28712499 1999-10-07
JP11-287124 2000-01-12
JP2000003950 2000-01-12
JP2000-3950 2000-01-12
JP2000257724A JP2001264866A (ja) 1999-10-07 2000-08-28 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001264866A true JP2001264866A (ja) 2001-09-26

Family

ID=27337329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000257724A Withdrawn JP2001264866A (ja) 1999-10-07 2000-08-28 カメラ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6393217B1 (ja)
JP (1) JP2001264866A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100432829C (zh) * 2002-03-15 2008-11-12 佳能株式会社 照相机及其控制方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4140231B2 (ja) * 2001-11-16 2008-08-27 カシオ計算機株式会社 撮像装置及びそのプログラム
US11300403B2 (en) * 2017-12-28 2022-04-12 Aeolus Robotics Corporation Limited Optical encoder and method of operating the same

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62246020A (ja) 1986-04-19 1987-10-27 Fuji Photo Film Co Ltd カメラ
JP2808598B2 (ja) 1988-03-11 1998-10-08 株式会社ニコン カメラ
JPH0360331A (ja) 1989-07-26 1991-03-15 Nec Software Kansai Ltd 電気料金計算処理装置
JPH03236030A (ja) * 1990-02-14 1991-10-22 Asahi Optical Co Ltd 電子制御カメラ
JPH0413107A (ja) * 1990-05-02 1992-01-17 Fuji Photo Optical Co Ltd 可変焦点カメラの近接撮影制御装置
JP3150274B2 (ja) 1995-09-21 2001-03-26 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒駆動制御装置
US5819120A (en) * 1995-11-28 1998-10-06 Fuji Photo Film Co., Ltd. Variable focus lens device in camera
JPH1124118A (ja) 1997-12-12 1999-01-29 Fuji Photo Film Co Ltd 沈胴式カメラ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100432829C (zh) * 2002-03-15 2008-11-12 佳能株式会社 照相机及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6393217B1 (en) 2002-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7835635B2 (en) Interchangeable lens, camera body, camera system and method for controlling same
JP2005086669A (ja) カメラ
JP2002214506A (ja) カメラ
JP2001264866A (ja) カメラ
US4853731A (en) Autofocus camera having automatic focus adjustment apparatus
KR950008346B1 (ko) 일안레플렉스 카메라의 제어장치
JPH07218809A (ja) カメラ
JP2001066489A (ja) レンズ交換式カメラシステム及び交換レンズ
JP2001194713A (ja) カメラ
US4422739A (en) Auto focus camera
JP2001264616A (ja) レンズ装置
JPH09211528A (ja) カメラ
JP2003029327A (ja) カメラ
JP3150274B2 (ja) レンズ鏡筒駆動制御装置
JP2000227540A (ja) 交換レンズ
JP3188785B2 (ja) 焦点距離可変カメラ
JP2002131812A (ja) カメラ
JP2000075385A (ja) 交換式の撮影レンズ、カメラボディ及びこれらを用いたカメラシステム
JP2829920B2 (ja) レンズ交換可能なカメラ及び交換レンズ
JP3192438B2 (ja) ズームレンズのレンズ位置制御装置及びそれを有する光学機器
JP2002221653A (ja) カメラのズーム装置
JP4315511B2 (ja) カメラのレリーズ操作制御装置
JP3007656B2 (ja) 自動焦点撮影装置
JPH11174543A (ja) カメラシステム
JP2782538B2 (ja) 一眼レフカメラの駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071106