JP2000227540A - 交換レンズ - Google Patents

交換レンズ

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JP2000227540A
JP2000227540A JP11029814A JP2981499A JP2000227540A JP 2000227540 A JP2000227540 A JP 2000227540A JP 11029814 A JP11029814 A JP 11029814A JP 2981499 A JP2981499 A JP 2981499A JP 2000227540 A JP2000227540 A JP 2000227540A
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JP
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lens
interchangeable lens
camera body
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zoom
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JP11029814A
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Saori Shimizu
さおり 清水
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換レンズ内に専用電源を内蔵し駆動機構を
有する交換レンズにおいて、カメラボディから取り外し
た場合でもその交換レンズを収納し易くするようなユー
ザにとって使い勝手の良い交換レンズを提供すること。 【解決手段】 電源13を内蔵し、カメラボディ100
に着脱可能な交換レンズ1であり、この交換レンズ1を
収納に適した状態に設定できる設定手段(41〜44)
と、交換レンズ1がカメラボディ100から取り外され
たか否かを検出する検出手段(45:ボディ装着検出S
W)と、この検出手段により交換レンズ1がカメラボデ
ィ100から取り外されたことを検出したときには、交
換レンズ1をカメラボディ100から取り外した状態で
収納に適した状態に設定するに制御する制御手段(1
4:レンズCPU)を備えた交換レンズ1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】銀塩カメラ、デジタルカメラ
またはビデオカメラ等に使用される交換レンズに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動で焦点調節を行うことが可能
なAFレンズや、自動で焦点距離の変更が可能なオート
ズームレンズは広く知られており、これら長い鏡筒を有
する交換レンズは通常、カメラボディ側からの電源供給
により動作するものが多かった。近年では、レンズ交換
が可能な、例えば銀塩カメラ、デジタルカメラまたはビ
デオカメラなどのシステムにおいては、交換レンズ側に
専用の電源を有するものも提案されている。このように
交換レンズ内に電源を有することによって、交換レンズ
が装着されるカメラボディ側から電源を供給する必要が
ない故、その交換レンズとカメラボディとの着脱部位で
あるマウント部に電源供給用の接点は不要となり、この
マウント部の総接点数を減らすことができる技術であ
る。またこの技術は、交換レンズに最適な電源(電圧、
電流)を使用可能になるなどの利点もある。更に、カメ
ラボディと交換レンズとの間の通信を非接触な手段で行
うことにより、マウント部の電気的接点をなくすことも
可能である。
【0003】しかし、前述した近年の交換レンズの場合
でも、撮影直後にカメラから、交換レンズを繰り出した
状態で取り外すと、その交換レンズは繰り出した鏡筒が
その撮影に適していた状態(通常長い鏡筒)で長尺な故
に、そのままでは携帯や格納に不便であるという問題が
あった。これに対して最近の技術では、交換レンズ取り
外しスイッチが押されると交換レンズが繰り込まれるま
で取り外しを禁止して、交換レンズが繰り込まれた後に
その交換レンズを取り外し可能とする構成のものが提案
されている。
【0004】例えば、銀塩カメラ、デジタルカメラ、ビ
デオカメラ等に使われる交換レンズでは、特開平5−2
88976号公報および特開平5−257056号公報
が挙げられ、それぞれ次のような特徴をもっている。す
なわち、この特開平5−257056号公報に開示の
「カメラの自動焦点調節装置」は、交換レンズの取り外
し操作用のSWを切り替えると、その切り替わり操作を
検出して、レンズをリセットしてからこの交換レンズを
繰り込んだ後にはじめてその交換レンズの取り外しが可
能になるような構造である。
【0005】一方、上記特開平5−288976号公報
に開示の「電動ズームレンズ鏡筒」は、電動ズームレン
ズの取り外しを検出すると、そのレンズ鏡筒の長さが最
小となるまで繰り込んだ後、取り外しを可能とする構造
である。以上の如く、上記2つの交換レンズ技術には共
通して、その交換レンズをカメラボディから取り外す前
には、そのレンズ鏡筒を所定位置(繰込み端)まで繰り
込んで短くした後でないと、そのカメラボディから取り
外せない構造に作られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術では、交換レンズを取り外そうとしてもす
ぐには外れず、レンズ交換を急ぐ場合には特に、繰り込
まれるまで長い時間待たされるので、ユーザにとって使
い勝手が悪いものであった。また、取り外しを禁止、お
よび取り外しを許可するための機構が複雑であるという
構造的な問題もあった。
【0007】そこで本発明は上記問題点に鑑みて成され
たものであり、その目的とするところは、交換レンズ内
に専用電源を内蔵し駆動機構を有する交換レンズにおい
て、カメラボディから取り外した場合であっても、その
交換レンズを収納し易くするような、ユーザにとって使
い勝手の良い交換レンズを提供する事にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するため、本発明は次のような手段を講じている。
すなわち、第1の発明によれば、電源を内蔵し、所定の
カメラボディに着脱可能な交換レンズにおいて、この交
換レンズを収納に適した状態に設定可能な設定手段と、
交換レンズが当該カメラボディから取り外されたか否か
を検出する検出手段と、この検出手段により当該交換レ
ンズがそのカメラボディから取り外されたことを検出し
たときには、当該交換レンズをそのカメラボディから取
り外した状態で収納に適した状態に設定する制御手段と
を備える交換レンズを提案する。
【0009】第2の発明によれば、電源を内蔵し、所定
のカメラボディに着脱可能な交換レンズにおいて、この
交換レンズを収納に適した状態に設定可能な設定手段
と、当該交換レンズがそのカメラボディから取り外され
たか否かを検出する検出手段と、この検出手段により当
該交換レンズがそのカメラボディから取り外されたこと
を検出したときには、当該交換レンズをそのカメラボデ
ィから取り外した状態で収納に適した状態に設定してか
ら、電源の消費電力を低減した省電力状態にする制御手
段とを備える交換レンズを提案する。
【0010】また第3の発明によれば、電源を内蔵し、
所定のカメラボディに着脱可能な交換レンズにおいて、
この交換レンズを撮影する際の第1の状態とこの第1の
状態とは異なる第2の状態の何れかに設定する設定手段
と、そのカメラボディに対する当該交換レンズの着脱を
検出する検出手段と、この検出手段により当該交換レン
ズがそのカメラボディに装着されたことを検出したとき
には、当該交換レンズを上記第1の状態に設定し、その
検出手段により当該交換レンズがそのカメラボディから
取り外されたことを検出したときには、当該交換レンズ
をそのカメラボディから取り外された状態で上記第2の
状態に設定する制御手段とを備える交換レンズを提案す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】最初に本発明の交換レンズの構成
構造について概説する。 (基本構成)本発明の交換レンズは基本的に次のように
構成されていることを特徴とするものである。すなわ
ち、専用の電源を内蔵し、カメラボディに着脱可能な交
換レンズであり、この交換レンズを収納に適した状態
(即ち第1の状態から第2の状態)に設定できる設定手
段と、交換レンズがカメラボディから取り外されたか否
かを検出する検出手段と、この検出手段により交換レン
ズがカメラボディから取り外されたことを検出したと
き、交換レンズをカメラボディから取り外した状態で収
納に適した第2の状態に設定するように制御する制御手
段を備えた交換レンズである。
【0012】なお、ここで言う「設定手段」は、後述す
る図面中のパワーフォーカスSW41、プレビューSW
42、ズームSW43およびフロントバリアSW44等
に対応するものである。また「検出手段」は、後述する
ボディ装着検出SW45に対応するものであり、更に
「制御手段」は、後述するレンズCPU14に対応する
ものである。
【0013】以下、これらに関連する図面を参照しなが
ら、上記基本構成に基づく本発明に係わる交換レンズの
複数実施形態例に沿って具体的に説明する。 (第1実施形態例)図1(a)〜(c)は、カメラボデ
ィ100に装着され得る本発明の交換レンズ1(例えば
ズームレンズ)を含むカメラシステムの外観を示し、例
えばズームレンズ等の交換レンズ1が、このカメラボデ
ィ100から取り外された直後の状態変化を順次示して
いる。すなわち、図1(a)には、銀塩カメラシステム
のカメラボディ100に装着されていた交換レンズ1を
取り外した直後を例示しており、レンズ鏡筒の一部であ
って、鏡筒内に繰り込み可能な部分であるズームレンズ
部5(以下、省略してズームレンズ部と記す)が設けら
れている。このとき交換レンズ1の鏡筒を含む全長が長
い状態である事がわかる。
【0014】また図1(b)には、専用スイッチ(4
3)を介する手指Aによる手動操作かまたは自動の何れ
かによって、ズームレンズ部5が鏡枠の内部に徐々に繰
り込んでいく状態を示している。そして図1(c)に
は、この繰り込み動作が完了した直後、専用スイッチ
(44)を介する手指Bによる手動操作または自動の何
れかによって、レンズバリア17が撮影レンズの前面を
閉塞する交換レンズ1の状態を示している。
【0015】このように、ズームレンズ部5は、この交
換レンズ1に内蔵されている所定のレンズモータ(不図
示)によって繰り込み駆動され、その鏡枠内にそのほと
んどが格納され得る。そのほかにも交換レンズ1の鏡枠
周面には、この交換レンズ1の手動操作のために各種の
スイッチ(釦、ノブ)41,42が設けられ、それぞれ
の操作時に便利な位置に配されていることがわかる。
【0016】図2(a)〜(c)には、本発明の交換レ
ンズ1の外観を示し、上記各種のスイッチの配置位置を
例示している。図2(a)に示す交換レンズ1は、これ
を正面左側からその側面を見たところであり、スイッチ
としてはズームSW43、フロントバリアSW44およ
びボディ装着検出SW45が設けられている。
【0017】所望のズーム駆動を指示するためのズーム
SW43は、鏡筒の長手方向に摺動可能な例えばスライ
ドスイッチの形態で設けられ、スイッチをスライドさせ
ることでズームレンズ部の望遠方向(TELE)への駆
動または広角方向(WIDE)への駆動を指示可能にな
っている。また本実施形態では、一番広角方向に位置し
ている状態が、即ちズームレンズ部を繰り込んだ状態で
あるので、上記スイッチによりズームレンズ部を鏡筒内
に繰り込むことができる。
【0018】ズームSW43は、図示の位置の場合は、
ズームアップSWがONの状態であり、図示と反対方向
の場合には、ズームダウンSWがONの状態となる。ま
た、真中の位置の場合には、ズームSWがOFFの状態
となるように構成されている。また、レンズ保護の為の
フロントバリア(不図示)を駆動指示するためのフロン
トバリアSW44は、ズームレンズ部5近傍の鏡筒上部
に設けられ、これを押し下げることでフロントバリアが
閉塞を指示することができる。
【0019】さらに、この交換レンズ1がカメラボディ
1から着脱されたことを検出するためのボディ装着検出
SW45は、マウント枠23のと、下部に光軸方向に突
設され、ボディ側のマウント部に密着するとき押圧され
てスイッチが切り替わる。一方、図2(b)には、この
交換レンズ1を正面右側から見たその側面を示してお
り、スイッチとしてはパワーフォーカスSW41および
プレビューSW42が更に設けられていることがわか
る。
【0020】自動焦点駆動を指示するためのパワーフォ
ーカスSW41は、鏡筒下部近傍に設けられ、無限方向
または至近方向を選択的に指定できるようなスイッチで
構成されている。一方、撮影前の被写体イメージを確認
するための「プレビュー」動作を指示するためのプレビ
ューSW42は、鏡筒上部近傍に設けられ、これを押す
ことで被写体深度の程度などの確認ができるようになっ
ている。
【0021】また、図2(c)には、この交換レンズ1
の手前側から見た背面を示しており、ユーザがこの鏡筒
周面に図示の如く配置されたこれらのパワーフォーカス
SW41〜フロントバリアSW44を所望により手動操
作できるようになっている。また、マウント枠23に
は、通信のための接点として通信コンタクト16が設け
られ、所定のカメラボディに装着された際に電気的に接
続し、通信可能状態になるように構成されている。各種
の手動スイッチとしてのパワーフォーカスSW41〜ボ
ディ装着検出W45は、後述するスイッチ入力回路(4
0:図3参照)を構成している。
【0022】図3には、本発明の交換レンズ1を銀塩撮
影可能なカメラボディ100に装着した場合のカメラシ
ステム全体の構成を示している。すなわちこの交換レン
ズ1は、カメラボディ100に着脱可能であり、自動で
の焦点調節及び、自動又は手動での焦点距離変更が可能
なズームレンズである。被写体像を結像させるための撮
影レンズは、正レンズ2と負レンズ4で構成され、これ
らの撮影レンズ中には絞り機構3が配置されている。こ
の絞り機構3は、絞り駆動回路12の出力に従って動作
する絞りモータ10によって駆動制御されている。そし
て、絞り機構3の初期位置や停止位置は、絞りエンコー
ダ7によって検出され、その検出された位置情報はレン
ズCPU14に入力され、上記の絞り駆動回路12にフ
ィードバックされるように構成されている。
【0023】撮影レンズのうち正レンズ2は、ピント駆
動回路11の出力に従って動作するレンズモータ9によ
って駆動制御される。そしてこの正レンズ2の初期位置
および停止位置は、ピントエンコーダ6によって検出さ
れ、その検出された位置情報はレンズCPU14に入力
され、上記ピント駆動回路11にフィードバックされる
ように構成されている。
【0024】焦点距離変更を行う場合、撮影レンズの正
レンズ2および負レンズ4は、ズーム駆動回路21の出
力に従って動作するズームモータ20によって駆動制御
される。ズーム駆動に従って変化する焦点距離はズーム
エンコーダ8によって検出され、その検出された位置情
報はレンズCPU14に入力され、上記ズーム駆動回路
21にフィードバックされる。さらにこの撮影レンズの
前方にはレンズを保護する為のフロントバリア17が開
閉自在に設けられ、フロントバリア駆動回路18により
駆動される。このフロントバリア17の初期位置や停止
位置は、フロントバリアエンコーダ19によって検出さ
れ、その検出された位置情報はレンズCPU14に入力
され、上記フロントバリア駆動回路18にフィードバッ
クされる。
【0025】交換レンズ1内には専用のレンズ電源13
があり、この交換レンズ1内の各種の回路及びモータに
必要な電力を供給している。レンズCPU14はこの交
換レンズ1の制御を統括している制御手段であり、ピン
トエンコーダ6、絞りエンコーダ7、フロントバリアエ
ンコーダ19、及びズームエンコーダ8の出力に基づい
て、ピント駆動回路11及び絞り駆動回路12、フロン
トバリア駆動回路18、ズーム駆動回路21を適宜制御
すると共に、通信ライン15とカメラボディ100への
通信コンタクト16を介して、その装着されたカメラボ
ディ100との通信を行えるように構成されている。
【0026】不揮発性メモリ22は、レンズ固有のデー
タを記憶する書き換え可能なEEPROMであり、レン
ズ固有のデータ(例えば焦点距離や、開放F値など)
や、レンズの駆動に関するデータ(例えばレンズの駆動
に必要な調整データ)を記憶するメモリデバイスであ
る。
【0027】スイッチ入力回路40は、交換レンズ1の
操作スイッチ群であり、焦点調節可能なパワーフォーカ
スSW41と、設定絞り値に実際に絞りを絞る事により
撮影前に焦点深度を確認可能にするためのプレビュSW
42と、ズームレンズの焦点距離を設定可能なズームS
W43と、レンズのフロントバリア17を開閉するため
のフロントバリアSW44と、カメラボディ100が交
換レンズ1に装着されているか否かを検出できるボディ
装着検出SW45とから構成されている。そしてこのス
イッチ入力回路40は、これら各スイッチの手動操作に
よって切り替えられた状態変化(ボディ装着検出SW4
5の場合は、ボディへのレンズの着脱による状態変化)
を信号してレンズCPU14に伝達するようになってい
る。
【0028】次に、カメラボディ100のブロック図に
ついて説明する。交換レンズ1を通過した被写体光は、
ほぼ中央部分がハーフミラーで構成された可動ミラー4
6に入射する。この可動ミラー46の中央背面部分には
サブミラー47がその下方に被写体光を反射するように
設けられている。このサブミラー47の反射光軸方向で
あって、図面の垂直方向に2つの光学系から成る所謂
「二像分離」のためのセパレータ光学系48が配置され
ている。このセパレータ光学系48による被写体像の結
像位置にはラインセンサ49が配置され、このラインセ
ンサ49はラインセンサ駆動回路57に接続されてい
る。そして、これらのサブミラー47、セパレータ光学
系48、ラインセンサ49等によって、公知技術の「位
相差法」により機能する焦点検出装置が構成されてい
る。
【0029】ボディCPU65はラインセンサ駆動回路
57を介して入力した信号に基づいて、二像の間隔を求
め、合焦位置に駆動するためにこの交換レンズ1内の撮
影レンズの正レンズ2の駆動量を演算し、この駆動量デ
ータをデータバス68と通信コンタクト69を介して交
換レンズ1側に送信するように構成され、その駆動量を
受信したレンズCPU14は、前述の如きピント駆動を
行い、合焦するまで被写体に対するピント調節を行うよ
うに構成されている。
【0030】また図示の如く、上記の可動ミラー46の
反射光路上には、焦点板53、ペンタプリズム54およ
びファインダ接眼光学系55が配置されている。さらに
このファインダ接眼光学系55の上方には、集光レンズ
38と測光センサ39が配置され、焦点板53により拡
散された被写体光を受光している。測光センサ39は測
光センサ駆動回路61によって駆動され、この測光セン
サ39から出力される被写体輝度値と、フィルム情報読
取回路64によって検出されたフィルム感度に基づい
て、適正露光の得られる絞り値およびシャッタ速度をカ
メラ側のボディCPU65が演算するように構成されて
いる。シャッタ50は演算されたシャッタ速度で駆動制
御される。前述の演算された絞り値は、交換レンズ1に
送信されて、レンズCPU14は演算された絞り値にな
るように絞り3を駆動する。
【0031】可動ミラー46はミラー駆動回路56によ
って駆動され、シャッタ50はシャッタ駆動回路60に
よって駆動される。この可動ミラー47が上昇(ミラー
アップ)し、シャッタ50が開放状態となると銀塩フィ
ルム51上に被写体像が形成されて露光される。
【0032】また銀塩フィルム51上には、図示しない
磁気記録層が形成されており、この磁気記録層と接する
ように磁気ヘッド52が配置されている。この磁気ヘッ
ド52は種々の情報を磁気記録可能であり、磁気ヘッド
駆動回路58の出力によって駆動される。また、カメラ
本体100内には、フィルム駆動回路59が設けられて
おり、一駒の撮影が終了すると上記フィルム51の巻上
げ動作を行う。なお、上記磁気ヘッド52による磁気記
録は、この巻上げ動作中に実行される。
【0033】ボディ電源70は、カメラボディ100内
の回路へ必要な電力を供給し、スイッチ入力回路66は
このカメラボディ100の各種操作スイッチの状態を検
出してボディCPU65に入力する。カメラボディ10
0には、被写体照明用のストロボ回路62が設けられて
おり、ストロボ発光が必要な場合には、補助光として動
作する。不揮発性メモリ63は例えばEEPROMで構
成され、カメラボディ100の様々な調整データを記憶
する。
【0034】以上説明したストロボ回路62、不揮発性
メモリ63、ボディCPU65、ミラー駆動回路56、
ラインセンサ駆動回路57、シャッタ駆動回路60およ
び測光センサ駆動回路61はデータバス68によって接
続され、データの授受を行っている。これらの駆動回路
56,57,58,59,60,61のそれぞれの動作
は、カメラボディ側のボディCPU65が統括して制御
している。また交換レンズ1が装着されている場合に
は、カメラボディ100は通信コンタクト69およびデ
ータバス68を介してこの交換レンズ1との通信を行な
っている。
【0035】(動作制御1)次に、第1実施形態例にお
けるレンズCPU14が行う交換レンズの制御につい
て、そのプログラムに基づくフローチャートに基づいて
説明する。図4には、本発明の第1実施形態例としての
交換レンズの第1のメインルーチン(メインシーケンス
1)をフローチャートで示している。まず、ステップS
1において、交換レンズのための初期的な所定の設定を
行う(S1)。
【0036】ステップS2においては、この交換レンズ
1にカメラボディ100が取り付けられて有るか否かを
判定し(S2)、もし無ければ、後述するカメラボディ
未装着シーケンスを実行する。カメラボディ未装着シー
ケンスでは、撮影のための動作や、カメラボディ100
との通信が不要なので、不必要な動作を行わずに、ユー
ザが交換レンズ1を取り外しの際に使いやすい動作をす
るように専用の未装着シーケンスへ移行する(詳細手順
は図5参照)。一方、この交換レンズ1にカメラボディ
100が取り付けられて有る場合は、ステップS3にお
いて、カメラボディ100との所定の通信を行う(S
3)。
【0037】ステップS4においては、後述の『レンズ
撮影準備状態セット』を実行して、この交換レンズ1を
撮影準備状態にセットする(S4)。撮影準備状態と
は、撮影が可能であって、さらに一般的に撮影される可
能性の高い状態、例えば、焦点は無限大、ズームレンズ
ならば標準(50mm)、絞りは開放、フロントバリアは
開放(詳細手順は図7参照)という状態である。
【0038】ステップS5では、この交換レンズ1を一
定時間(例えば120秒)以上、カメラボディ100の
操作部材が操作されるかを監視して、もし操作されなけ
れば低消費電流でスタンバイ状態となるためのタイマ設
定を行う(S5)。ステップS6では、上記のタイマの
計時動作をスタートさせる(S6)。
【0039】ステップS7においては、上記のタイマの
満了時間を終了したか否かを判定し(S7)、もし終了
していれば、後述するサブルーチン『レンズ収納状態セ
ット』を実行して、例えば焦点距離を一番収納し易い長
さとなる位置にすると共に、フロントバリアを閉状態に
し、絞りは開放にする(S8)(詳細手順は図8参
照)。そしてステップS9では、スタンバイ準備をした
後(S9)、スタンバイ状態となる(S10)。
【0040】一方、上記ステップS7での判定で、もし
まだタイマが設定された満了時間に達していない場合
は、この交換レンズの操作が行われたか否かをモニタし
(S11)、もし操作されれば、「SW・レンズ動作」
を実行して、その操作されたスイッチに対応する動作を
行う(S12)(詳細手順は図9参照)。ここで、交換
レンズの操作が行われたか否かの判断は、スイッチ入力
回路40の各スイッチの状態または状態変化を検出する
ことにより行われる。そして、「タイマ更新」を行い、
そのタイマをリセットすることで更新する(S13)。
【0041】ステップS14においては、カメラボディ
の通信要求があるか否かを判定し、無い場合は、後述す
るステップS23に移行する(S14)。一方、カメラ
ボディの通信要求がある場合には次の一連の処理ステッ
プを行う。すなわち、ステップS15において、カメラ
ボディと通信し(S15)、コマンドが送られてきたか
否かを判定する(S16)。次にそのコマンドがレンズ
1から何らかの動作を促すレンズ動作コマンドであるか
否かを判断し(S17)、レンズ動作コマンドであった
場合は、後述するサブルーチン『コマンド・レンズ動
作』を実行してそのコマンドに対応する動作を実行する
(S18)(詳細手順図10参照)。一方、ステップS
17においてレンズ動作コマンドでなければ、その他の
コマンド(ズーム、AF等の駆動動作以外のコマンド)
を実行する(S19)。
【0042】次にステップS20において、データ送信
(要求)か否かを判定し(S20)、データの場合はそ
のデータを格納する(S21)。そして、ステップS2
2において「タイマ更新」をコールしてそのタイマをリ
セットすることで更新する(S22)。ステップS23
においては、この交換レンズ1の現在の状態、例えば、
絞りの状態、個々の動作状態、レンズ位置(絶対位置)
及びフロントバリアの状態等を送信する(S23)。
【0043】そしてステップS24において、この交換
レンズ1にカメラボディ100が取り付けられているか
否かを判定し(S24)、もし取り付けられていない場
合は、カメラボディ未装着シーケンスを実行して、前述
同様にユーザが交換レンズ1を取り外しの際に使いやす
い動作をするように専用の未装着シーケンスへ移行する
(詳細手順は図5参照)。一方、この交換レンズ1にカ
メラボディ100が取り付けられている場合は、上記ス
テップS7に戻って同様な処理ステップを繰り返す。
【0044】図5に示すフローチャートは、前述した図
4におけるカメラボディ未装着シーケンスである。まず
交換レンズ1とカメラボディ100が取付け状態から取
り外される変化があるか否かを判定し(S31)、変化
が無ければステップS33に進む。一方、変化があれ
ば、ステップS32にて、サブルーチン『レンズ収納状
態セット』を実行して、例えば焦点距離を一番収納し易
い長さとなる位置にすると共に、フロントバリアを閉状
態にし、絞りは開放にする(S32)(詳細手順は図8
参照)。
【0045】ステップS33においては、レンズ動作チ
ェック用のタイマ設定を行う。このタイマはカメラボデ
ィ100とレンズ1が取り外されている場合に、レンズ
1に対して何ら操作がされない場合に、レンズ1が消費
電流を低減したスタンバイ状態になるための所定時間を
設定するタイマである。カメラボディ100が未装着の
場合、撮影にこの交換レンズ1が用いられる可能性はな
い。よって、カメラボディ100が取り付けられている
ときよりも短い時間(例えば60秒)に設定する(S3
3)。
【0046】ステップS34では、上記タイマの計時動
作をスタートさせる(S34)。ステップS35におい
ては、上記のタイマの満了時間を終了したか否かを判定
し(S35)、もし終了していれば、後述するサブルー
チン『レンズ収納状態セット』を実行して、例えば焦点
距離を一番収納し易い長さとなる位置にすると共に、フ
ロントバリアを閉状態にし、絞りは開放にする(S3
6)(詳細手順は図8参照)。
【0047】そしてステップS37では、一旦、消費電
流を低減した状態であるスタンバイ状態となるための準
備を行った後(S37)、スタンバイ状態となる(S3
8)。一方、上記ステップS35での判定で、もしまだ
タイマが設定された満了時間(例えば60秒)に達して
いない場合は、この交換レンズ1の操作が行われたか否
かを検出し(S39)、もし操作されれば、後述する
『レンズ動作チェック』を実行して、その操作されたス
イッチに対応する動作を行う(S40)(詳細手順は図
6参照)。尚、このようなボディが装着されていなくて
撮影に用いられない状態では、簡単なレンズ動作チェッ
クを行うだけでよいため、後述のように各スイッチに対
応した動作は、ボディに装着されている場合とは異な
り、簡略化された動作である。その後、「タイマ更新」
を実行してタイマをリセット、即ち更新する(S4
1)。
【0048】次にステップS42において再び、この交
換レンズ1にカメラボディ100が取り付けられて有る
か否かを判定し(S42)、もし無ければ、上記ステッ
プS35に戻って、同様な処理ステップを繰り返す。一
方、この交換レンズ1にカメラボディ100が取り付け
られて有る場合は、前述したメインシーケンス1に移行
する。
【0049】図6示すフローチャートは、サブルーチン
『レンズ動作チェック』である。まずステップS51に
おいて、パワーフォーカスSW41が操作されたか否か
を判定し(S51)、否の場合はステップS59に進
む。一方、パワーフォーカスSWが操作された場合には
以下のステップを実行する。すなわち、パワーフォーカ
スSWがOFFからONに切り替ったか否かを判定し
(S52)、否の場合はステップS58に移行する。一
方、切り替った場合には、ステップS53において、パ
ワーフォーカス繰り出しSWがONされたか否かを判定
し(S53)、否の場合は更にパワーフォーカス繰り込
みSWがONされたか否かを判定し(S54)、否の場
合はステップS58に移行する。一方、ステップS54
においてパワーフォーカス繰り込みSWがONされた場
合は、フォーカスレンズを繰り込み(S55)、ステッ
プS57に移行する。また、上記ステップS53の判定
において、パワーフォーカス繰り出しSWがONされた
場合には、フォーカスレンズ繰り出し(S56)を行っ
てから次のステップS57に続く。
【0050】ステップS57では、パワーフォーカスS
WがONからOFFに切り替ったか否かを判定し(S5
7)、切り替った場合にはステップS58に進む。一
方、否の場合は上記ステップS53に戻る。そしてステ
ップS58では、モータを停止させてフォーカス動作を
終了する(S58)。
【0051】ステップS59においては、プレビューS
Wが操作されたか否かを判定し(S59)、否の場合は
ステップS64に進む。一方、プレビューSWが操作さ
れた場合には以下のステップを実行する。すなわち、プ
レビューSWがOFFからONに切り替ったか否かを判
定し(S60)、切り替った場合には、ステップS63
において絞り込み動作を行い(S63)、ステップS6
4に移行する。一方、否の場合はステップS61に移行
して、プレビューSWがONからOFFに切り替ったか
否かを判定し(S61)、否の場合はステップS64に
移行する。一方、プレビューSWが切り替った場合は、
絞り開動作(S62)を行ってからステップS64に移
行する。
【0052】ステップS64においては、ズームSWが
操作されたか否かを判定し(S64)、否の場合はステ
ップS72に進む。一方、ズームアップSWが操作され
た場合には以下のステップを実行する。すなわち、ズー
ムアップSWがOFFからONに切り替ったか否かを判
定し(S65)、否の場合はステップS71に移行す
る。一方、切り替った場合には、ステップS66におい
て、ズームアップSWがONされたか否かを判定し(S
66)、否の場合は更にズームダウンSWがONされた
か否かを判定し(S67)、否の場合はステップS71
に移行する。ステップS67においてズームダウンSW
がONされた場合はズームダウン動作(S68)を行っ
てからステップS70に移行する。
【0053】また上記ステップS66の判定で、ズーム
アップSWがONされた場合は、ズームアップ動作(S
69)を行ってからステップS70に移行する。ステッ
プS70では、ズームアップSWがONからOFFに切
り替ったか否かを判定し(S70)、否の場合はステッ
プS66に戻る。そしてステップS71では、モータを
停止させてズーム動作を終了する(S71)。
【0054】ステップS72においては、フロントバリ
アSWが操作されたか否かを判定し(S72)、このフ
ロントバリアSWが操作された場合には、フロントバリ
アの開動作を行う(S73)。一方、否の場合はコール
されたルーチンにリターンする(S74)。
【0055】図7に示すフローチャートは、同じくサブ
ルーチン『レンズ撮影準備状態セット』を示している。
ステップS81〜S84においては、まずフロントバリ
アを開く動作を行い(S81)、ステップS82では、
フォーカスレンズを撮影準備における所定位置(例えば
撮影距離無限大)にセットする(S82)。そしてステ
ップS83では、レンズ(例えばズームレンズ)を撮影
準備における所定位置(例えば焦点距離50mm)にセ
ットする(S83)。その後、ステップS84におい
て、絞りを撮影準備における所定位置(例えば開放状
態)にセットする(S84)。そして、リターンする
(S85)。
【0056】図8に示すフローチャートは、同じくサブ
ルーチン『レンズ収納状態セット』である。ステップS
91〜S94においては、まずフォーカスレンズを所定
の収納位置(例えば一番繰り込んだ状態)にセットし
(S91)、レンズ(例えばズームレンズ)を所定の収
納位置(レンズが一番短くなる状態であって、例えば焦
点距離が一番短い状態)にセットする(S92)。そし
てステップS93では、絞りを所定の収納位置(絞り開
放状態)にセットする(S93)。その後、フロントバ
リアの閉動作を行う(S94)。そして、コールしたル
ーチンにリターンする。
【0057】図9に示すフローチャートは、サブルーチ
ン『SW・レンズ動作』である。まずステップS101
において、パワーフォーカスSWが操作されたか否かを
判定し(S101)、否の場合はステップS111に進
む。一方、パワーフォーカスSWが操作された場合には
以下の処理ステップを実行する。すなわち、パワーフォ
ーカスSWがOFFからONに切り替ったか否かを判定
し(S102)、否の場合はステップS110に移行す
る。一方、切り替った場合には、ステップS103にお
いて、パワーフォーカス繰り出しSWがONされたか否
かを判定し(S103)、否の場合は更にパワーフォー
カス繰り込みSWがONされたか否かを判定し(S10
4)、否の場合はステップS110に移行する。一方、
ステップS104においてパワーフォーカス繰り込みS
WがONされた場合は、PF(パワーフォーカス)駆動
方向を繰り込みに設定(S105)してからステップS
107に進むる。
【0058】また、上記ステップS103の判定におい
て、パワーフォーカス繰り出しSWがONされた場合に
は、PF(パワーフォーカス)駆動方向を繰り出しに設
定(S106)し、フォーカスレンズ駆動速度を設定し
(S107)、この速度でフォーカスレンズを駆動(S
108)してから次のステップS109に続く。
【0059】ステップS109では、パワーフォーカス
SWがONからOFFに切り替ったか否かを判定し(S
109)、切り替った場合にはステップS110に進
む。一方、否の場合は上記ステップS103に戻る。そ
してステップS110では、モータを停止させてフォー
カス動作を終了する(S110)。
【0060】ステップS111においては、プレビュー
SWが操作されたか否かを判定し(S111)、否の場
合はステップS118に進む。一方、プレビューSWが
操作された場合には以下のステップを実行する。すなわ
ち、プレビューSWがOFFからONに切り替ったか否
かを判定し(S112)、切り替った場合には、ステッ
プS116において絞り込み段数をセットし(S11
6)、この段数に基づき絞り込み動作を行い(S11
7)、ステップS118に移行する。一方、ステップS
112において否の場合はステップS113に移行し
て、プレビューSWがONからOFFに切り替ったか否
かを判定し(S113)、否の場合はステップS118
に移行する。一方、ステップS113においてプレビュ
ーSWがONからOFFに切り替った場合は、絞り開放
のための段数をセットし(S114)、この段数に基づ
き絞り開動作を行って(S115)から、続くステップ
S118に移行する。
【0061】ステップS118においては、ズームSW
が操作されたか否かを判定し(S118)、否の場合は
ステップS128に進む。一方、ズームアップSWが操
作された場合には以下の処理いステップを順次実行す
る。すなわち、ズームアップSWがOFFからONに切
り替ったか否かを判定し(S119)、否の場合はステ
ップS127に移行する。一方、ステップS119にお
いて切り替った場合には、ステップS120において、
ズームアップSWがONされたか否かを判定し(S12
0)、否の場合は更にズームダウンSWがONされたか
否かを判定し(S121)、否の場合はステップS12
7に移行する。一方、ステップS121においてズーム
ダウンSWがONされた場合は、ズーム駆動方向をズー
ムダウンに設定し(S122)てからステップS124
に移行する。また上記ステップS120の判定で、ズー
ムアップSWがONされた場合にも、ズーム駆動方向を
ズームアップに設定し(S123)、その後、ステップ
S124においてパワーズーム駆動速度セットを行い
(S124)、これらの設定に基づいてズーム駆動を行
う(S125)。
【0062】ステップS126では、ズームSWがON
からOFFに切り替ったか否かを判定し(S126)、
否の場合は上記ステップS120に戻る。そしてステッ
プS127では、モータを停止させてズーム動作を終了
させる(S127)。ステップS128においては、フ
ロントバリアSWが操作されたか否かを判定し(S12
8)、このフロントバリアSWが操作された場合には、
フロントバリアの開動作を行い(S129)、リターン
する。一方、否の場合はコールされたルーチンにリター
ンする(S130)。
【0063】図10に示すフローチャートは、サブルー
チン『コマンド・レンズ動作』である。まず、ステップ
S141においては、AF駆動コマンドか否かを判定し
(S141)、否の場合はステップS146に進む。一
方、コマンドの場合には、以下の処理ステップを順次行
う。すなわち、AF駆動方向を設定する(S142)。
AF駆動量を演算して求める(S143)。AF駆動量
パルスを設定する(S144)。そして、AF駆動を行
う(S145)。
【0064】ステップS146においては、絞り駆動コ
マンドか否かを判定し(S146)、否の場合はステッ
プS153に進む。一方、絞り駆動コマンドの場合に
は、以下の処理を順次行う。すなわち、絞り込みである
か否かを判定し(S147)、否の場合は、ステップS
148において絞り開放であるか否かを判定する(S1
48)。もしこれ以外であれば、ステップS153に進
む。一方、ステップS148において絞り開放である場
合は、絞り開放の段数をセットし(S149)、絞り開
放動作を行う(S150)。そしてステップS153に
進む。また、上記ステップS147の判定において、絞
り込みである場合には、絞り込み段数をセットし(S1
51)、絞り込み動作を行う(S152)。
【0065】ステップS153においては、ズーム駆動
コマンドか否かを判定し(S153)、否の場合はステ
ップS158に進む。一方、コマンドの場合には、以下
の処理を順次行う。すなわち、ズーム駆動方向を設定す
る(S154)。ズーム駆動量を演算して求める(S1
55)。ズーム駆動量をセットする(S156)。そし
て、ズーム駆動動作を行う(S157)。ステップS1
58においては、フロントバリア開コマンドであるか否
かを判定し(S158)、フロントバリア開コマンドで
あれば、フロントバリアを開放する動作を行う(S15
9)。そして、コールしたルーチンにリターンする。
【0066】(作用効果1)このように本発明の第1実
施形態例によれば、交換レンズ1が専用のレンズ電源1
3を内蔵すると共にマウント枠23にボディ装着検出S
W45を備え、専用のレンズCPU14に常駐した前述
のプログラムに基づいて統括制御されていることによ
り、カメラボディ側ではなく、この交換レンズ側がその
カメラボディとの装着状況、特に取り外された事を監視
し認識できるので、従来のカメラボディ側で監視する方
式とは異なり、カメラボディ100から交換レンズ1が
取り外された事を瞬時に検知して「カメラボディ未装着
シーケンス」において繰り込み動作を自動的に行った後
の所定時間後、電源の消費電力を低減した省電力状態と
なる。
【0067】よって、取り外しとほぼ同時に繰込み端ま
での繰り込み動作が始動するので、それまで長かった鏡
筒の全長が収納に適する最短の長さに縮み、またレンズ
バリアもレンズ開口部を閉塞してレンズを保護すること
ができ、省電力も図られる。さらに「カメラボディ未装
着シーケンス」において、レンズ操作が為された場合に
通常カメラに取り付けられている時とは異なり、簡易的
な動作を行う「レンズ動作チェック」を行うことによ
り、レンズ単体として不必要な動作を行わないという効
果もある。また、省電力に入るまでの時間を、レンズが
カメラボディに装着されている時といない時とで変えて
いるので、より使用の際に自然な動作を行うことができ
る。
【0068】勿論、カメラボディからレンズが取り出さ
れた状態で、所定の手動スイッチの操作によって任意に
この交換レンズの長さを変えたり、フロントバリアの開
閉を行う事も可能である。また、本実施形態においては
カメラボディと交換レンズの着脱の検出を専用のSWで
行っているが、カメラボディ側との通信の有無によって
行うこともできる。
【0069】(変形例1)なお、図1及び図2に例示し
た各種の操作スイッチSW41〜44の配置された位置
およびその操作スイッチの形態は、使用に際しユーザが
操作し易い位置と形態であればよく、所望により変更し
てよい。
【0070】また、マウント枠23の一部に突設された
SW45も、カメラボディ100との装着状態がリアル
タイムに検知できる位置であればよく、所望により変更
してもよい。また、本実施形態例ではレンズの操作SW
としてパワーフォーカスSW、プレビューSW、ズーム
SW、フロントバリアSW等を設けているが、それに加
えて、レンズを収納に適した状態に手動操作可能な例え
ばリセットSWのようなものを設け、自動でない手動で
もレンズを収納に適した状態へ制御可能なようにしても
よい。
【0071】また、本実施形態ではレンズの操作SWと
してパワーフォーカスSW、プレビューSW、ズームS
W、フロントバリアSW等を設けているがが、それに加
えて、レンズを収納に適した状態に手動操作可能な例え
ばリセットSWのようなものを設け、自動でも手動でも
レンズを収納に適した状態へ制御可能なようにしてもよ
い。
【0072】(第2実施形態例)本発明の第2実施形態
例に係わる交換レンズの構成は、実質的に前述した第1
実施形態例の構成と同等であるので、その説明は省略す
る。一方、第2実施形態例の交換レンズの制御に係わる
プログラムは異なるので、以下にフローチャートに基づ
いてその違いを中心に説明する。
【0073】(動作制御2)図11のフローチャート
は、本発明の第2実施形態例としての交換レンズの第2
のメインルーチン(メインシーケンス2)を示す。前述
の第1実施形態例との相違点は、カメラボディ装着検出
SWの状態検出SWの状態を固定して手順の中で見るの
ではなく、このSWに変化があれば、所定の割り込み処
理を行うようにしている。そして、カメラボディと交換
レンズの着脱により割り込み信号が発生し、それに対応
した速やかなシーケンス制御ができるように改良されて
いることが以下の説明でわかる。
【0074】まず、ステップS1において、サブルーチ
ン「初期化」をコールして交換レンズの為の初期的な設
定を行い(S1)、この交換レンズ1の現在の状態を検
出する(S2)。その後、装着されたカメラボディ10
0との通信を行う(S3)。そして、ステップS4〜S
6においては、まず『レンズ撮影準備状態セット』を実
行して、この交換レンズ1を撮影準備できる状態にセッ
トし(S4)、「タイマ設定」を実行し(S5)、所定
のタイマの計時動作をスタートさせる(S6)。
【0075】ステップS7においては、上記タイマの満
了時間を終了したか否かを判定し(S7)、もし終了し
ていれば、サブルーチン『レンズ収納状態セット』を実
行して、例えば焦点距離を一番収納し易い長さとなる位
置にすると共に、フロントバリアを開状態にし、絞りは
開放にする(S8)。一旦、スタンバイ準備をした後
(S9)、スタンバイ状態となる(S10)。一方、上
記ステップS7での判定で、もしまだタイマが設定され
た満了時間に達してない場合は、この交換レンズの操作
が行われたか否かをモニタし(S11)、もし操作され
れば、サブルーチン「SW・レンズ動作」を実行し、そ
の操作されたスイッチに対応する動作を行う(S1
2)。そして、サブルーチン「タイマ更新」を実行し、
そのタイマをリセットすることで更新する(S13)。
【0076】ステップS14においては、カメラボディ
の通信要求があるか否かを判定し、無い場合は、後述す
るステップS23に移行する(S14)。一方、カメラ
ボディの通信要求がある場合には次の一連の処理ステッ
プを行う。すなわち、ステップS15において、カメラ
ボディと通信し(S15)、コマンドが送られてきたか
否かを判定する(S16)。もし当該コマンドが「レン
ズ動作コマンド」である場合は、後述するサブルーチン
『コマンド・レンズ動作』をコールしてそのコマンドに
対応する動作を実行する(S18)。一方、コマンドで
なければ、その他のコマンド(例えば、ズーム、AF等
の駆動動作以外)のサブルーチン「コマンド実行」を実
行する(S19)。
【0077】次にステップS20においてはデータ送信
か否かを判定し(S20)、データの場合はそのデータ
を格納するが(S21)、データでない場合は、次のス
テップS23に進む。ステップS23においては、この
交換レンズ1の現在の状態、例えば、絞りの状態、個々
の動作状態、レンズ位置(絶対位置)及びフロントバリ
アの状態等を送信し(S23)、上記ステップS7に戻
って、同様な処理ステップを繰り返す。
【0078】ここで、上記シーケンス中に第1実施形態
例の如きカメラボディ100が取り付けられて有るか否
かの判定を行なう処理は、取り付けの無い場合のサブル
ーチン『カメラボディ未装着』の実行もなう。しかしメ
インシーケンス中では常にカメラボディ装着検出SWに
よる割り込みが許可されており、上記SWの状態に何か
の変化があった場合、次に示す図12のような割り込み
処理、即ち『カメラボディ装着検出SW割り込み』ルー
チンによって、如何なるタイミングでも常に装着状態を
検出できるようにプログラムされている。
【0079】そこで図12のフローチャートに、この第
2実施形態例における特徴的なサブルーチン『カメラボ
ディ装着検出SW割り込み』を例示する。ステップS1
71においては、交換レンズ1にカメラボディ100が
取り付けられて有るか否かをカメラボディ装着検出SW
の状態で判定し(S171)、もし無ければ、後述する
サブルーチン『カメラボディ未装着』をコールして、撮
影のための動作や、カメラボディ100との通信が不要
なので、不必要な動作を行わずに、ユーザが交換レンズ
1を取り外しの際に使いやすい動作をするように専用の
未装着シーケンスを行う(S172)(詳細手順は図1
3参照)。一方、この交換レンズ1にカメラボディ10
0が取り付けられていれば、この割り込み処理ルーチン
を終了して、メインシーケンス2に戻る(S173)。
【0080】また、図13のフローチャートは、上記図
12で実行される第2実施形態例のサブルーチン『カメ
ラボディ未装着シーケンス』である。ステップS181
においては、前述のサブルーチン『レンズ収納状態セッ
ト』を実行して、例えば焦点距離を一番収納し易い長さ
となる位置にすると共に、フロントバリアを開状態に
し、絞りは開放にする(S181)(詳細手順は図8参
照)。その後、ステップS182では、一旦、スタンバ
イ準備をした後(S182)、スタンバイ状態となる
(S183)。
【0081】(作用効果2)このように、第2実施形態
例によれば、ボディ装着検出SW45の変化に伴ないリ
アルタイムに発生する割り込み信号を用いた割り込み処
理(検出、認識、及びボディ未装着シーケンスの実行)
によって、どのようなタイミングにおいても、この交換
レンズからカメラボディが取り外されたかが検出され、
瞬時にこの交換レンズを収納するに便利なような最短な
長さに、自動的に短くなるようなレンズ収納駆動を行う
こともできることがわかる。また、収納駆動を行った後
ただちに消費電力を削減したスタンバイ状態となるの
で、より電力を節約できる。勿論この例においても、ス
タンバイ状態としたうえで、所定のスイッチの手動操作
によってこの交換レンズの長さを変えたり、フロントバ
リアの開閉等を任意に行う事も可能である。
【0082】(変形例2)上述の第2実施形態例ではボ
ディ装着検出SWの切替りに基づいて割り込み信号を発
生しているが、カメラボディとの通信を通信コンタクト
を介して行う通信部を有する交換レンズにおいては、こ
の通信を利用して、例えば、この通信部のカメラボディ
への通信が途絶えた瞬間に割り込み信号が発生するよう
にプログラムして、この信号発生により当該カメラボデ
ィから取り外されたと判断してもよい。
【0083】(その他の変形例)複数の実施形態として
は、銀塩フィルムを用いる一眼レフカメラ用の交換レン
ズを例に挙げたが、本発明の要旨は同様にデジタルカメ
ラまたはビデオカメラ等に使用されるレンズにも実施可
能である。このほかにも、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形実施が可能である。
【0084】以上、実施形態例に沿って説明してきた
が、本明細書中には次の発明が含まれる。すなわち、 (1) 電源を内蔵し、カメラボディに着脱可能な交換
レンズにおいて、このレンズを撮影準備に適した第1の
状態と収納に適した第2の状態のいずれかに設定する設
定手段と、前記カメラボディに対するレンズの着脱を検
出する検出手段と、前記検出手段により前記レンズがカ
メラボディに装着されたことを検出したときには、前記
レンズを前記第1の状態に設定し、前記検出手段により
前記レンズがカメラボディから取り外されたことを検出
したときには、前記レンズをカメラボディから取り外さ
れた状態で前記第2の状態に設定する制御手段と、を具
備するような交換レンズを提供できる。
【0085】(2) 電源を内蔵し、カメラボディに着
脱可能な交換レンズにおいて、このレンズを撮影準備に
適した第1の状態と収納に適した第2の状態のいずれか
に設定する設定手段と、前記レンズがカメラボディから
取り外されたか否かを検出する検出手段と、前記検出手
段により前記レンズがカメラボディから取り外されたこ
とを検出したときには、前記レンズをカメラボディから
取り外された状態で前記第2の状態に設定してから、前
記電源の消費電力を低減した省電力状態にする制御手段
と、を具備するような交換レンズを提供できる。
【0086】(3) 電源を内蔵する交換レンズにおい
て、カメラボディが装着されたか否かを検出する検出手
段と、撮影の為の第一のモードと、前記第一のモードと
は異なる第二のモードと、前記第一のモードまたは第二
のモードを設定する設定手段を有し、前記検出手段によ
りカメラボディが取り外された事を検出した場合には、
前記設定手段は前記交換レンズを第二のモードに設定
し、前記検出手段によりカメラボディが取り付けられた
事を検出した場合には、前記設定手段は前記交換レンズ
を第一のモードに設定するような交換レンズを提供でき
る。
【0087】(4) 前記装着検出手段は、カメラボデ
ィの着脱によりON/OFFするスイッチ手段であるこ
とを特徴とする(1)〜(3)に記載のレンズを提供で
きる。 (5) 前記装着検出手段は、カメラボディの着脱によ
りON/OFFするスイッチ手段であって、カメラボデ
ィとの着脱状態が変化すると所定の信号を発生し、速や
かに前記設定手段の動作を開始させることを特徴とする
(1)〜(3)に記載のレンズを提供できる。 (6) 前記カメラボディはレンズとの通信手段を有
し、前記レンズは前記カメラボディとの通信手段を有
し、前記装着検出手段は、前記カメラボディとレンズと
の通信によりカメラボディとレンズとの装着を検出する
ようなカメラシステムを提供できる。
【0088】(7) 交換レンズに電池および、カメラ
ボディとの着脱検出手段(即ちボディ装着検出手段と実
質的に等価な手段)を有し、この交換レンズがカメラボ
ディから外された場合には、この着脱検出手段がその変
化を検出してこの交換レンズのリセット動作(即ち、初
期の状態に戻る動作)を自動的に行うような交換レンズ
を提供できる。 (8) 交換レンズに電池とリセットボタンを有し、こ
のリセットボタンの押圧操作にてこの交換レンズをリセ
ットするような交換レンズを提供できる。 (9) 交換レンズにはカメラボディとの通信を行う通
信部を有し、この通信部のカメラボディへの通信が途絶
えたことにより、そのカメラボディから取り外されたと
判断するような交換レンズを提供できる。 (10) 交換レンズには、この交換レンズをリセット
するためのリセットスイッチが設けられ、このリセット
スイッチが押された場合には、この交換レンズを初期位
置(即ち最短の状態)になるように駆動するような交換
レンズを提供できる。
【0089】
【発明の効果】以上の本発明によりれば、交換レンズ内
に専用電源を内蔵し駆動機構を有する交換レンズにおい
て、カメラボディから取り外した場合であっても、その
交換レンズを収納し易くするような、ユーザにとって使
い勝手の良い交換レンズを提供する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)〜(c)はカメラボディに装着さ
れる本発明の交換レンズ(例えばズームレンズ)を含む
カメラシステムの外観を示し、(a)は、装着されてい
た交換レンズを取り外した直後の状態を示す斜視図、
(b)は、交換レンズを繰り込んでいる状態を示す斜視
図、(c)は、繰込み完了後レンズバリアで閉塞した交
換レンズの状態を示す斜視図。
【図2】 図2(a)〜(c)は本発明の交換レンズの
外観を示し、(a)は、交換レンズを正面左側から見た
側面図、(b)は、交換レンズを正面右側から見た側面
図、(c)は、交換レンズの手前側から見た背面図。
【図3】 図3は、本発明の交換レンズ(ズームレン
ズ)を銀塩撮影可能なカメラボディに装着した場合のカ
メラシステム全体の構成を示すブロック構成図。
【図4】図4は、本発明の第1実施形態例としての交換
レンズの第1のメインルーチンを示すフローチャート。
【図5】図5は、第1実施形態例のサブルーチン『カメ
ラボディ未装着シーケンス』を示すフローチャート。
【図6】図6は、第1実施形態例のサブルーチン『レン
ズ動作チェック』を示すフローチャート。
【図7】図7は、第1実施形態例のサブルーチン『レン
ズ撮影準備状態セット』を示すフローチャート。
【図8】図8は、第1実施形態例のサブルーチン『レン
ズ収納状態セット』を示すフローチャート。
【図9】図9は、第1実施形態例のサブルーチン『SW
・レンズ動作』を示すフローチャート。
【図10】図10は、第1実施形態例のサブルーチン
『コマンド・レンズ動作』を示すフローチャート。
【図11】図11は、本発明の第2実施形態例としての
交換レンズの第2のメインルーチンを示すフローチャー
ト。
【図12】図12は、第2実施形態例のサブルーチン
『カメラボディ装着検出SW割り込み』を示すフローチ
ャート。
【図13】図13は、第2実施形態例のサブルーチン
『カメラボディ未装着シーケンス』を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…交換レンズ、 2…正レンズ、 3…絞り機構、 4…負レンズ、 5…ズームレンズ部、 6…ピントエンコーダ、 7…絞りエンコーダ、 8…ズームエンコーダ、 9…レンズモータ、 10…絞りモータ、 11…ピント駆動回路、 12…絞り駆動回路、 13…レンズ電源、 14…レンズCPU、 15…通信ライン、 16…通信コンタクト、 17…フロントバリア、 18…フロントバリア駆動回路、 19…フロントバリアエンコーダ、 20…ズームモータ、 21…ズーム駆動回路、 22…不揮発性メモリ、 40…スイッチ入力回路、 41…パワーフォーカスSW、 42…プレビューSW、 43…ズームSW、 44…フロントバリアSW、 45…ボディ装着検出SW、 100…カメラボディ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源を内蔵し、所定のカメラボディに着
    脱可能な交換レンズにおいて、 前記交換レンズを収納に適した状態に設定可能な設定手
    段と、 前記交換レンズが前記カメラボディから取り外されたか
    否かを検出する検出手段と、 前記検出手段により前記交換レンズが前記カメラボディ
    から取り外されたことを検出したときには、前記交換レ
    ンズを前記カメラボディから取り外した状態で収納に適
    した状態に設定する制御手段と、を具備することを特徴
    とする交換レンズ。
  2. 【請求項2】 電源を内蔵し、所定のカメラボディに着
    脱可能な交換レンズにおいて、 前記交換レンズを収納に適した状態に設定可能な設定手
    段と、 前記交換レンズが前記カメラボディから取り外されたか
    否かを検出する検出手段と、 前記検出手段により前記交換レンズが前記カメラボディ
    から取り外されたことを検出したときには、前記交換レ
    ンズを前記カメラボディから取り外した状態で収納に適
    した状態に設定してから、前記電源の消費電力を低減し
    た省電力状態にする制御手段と、を具備することを特徴
    とする交換レンズ。
  3. 【請求項3】 電源を内蔵し、所定のカメラボディに着
    脱可能な交換レンズにおいて、 前記交換レンズを撮影する際の第1の状態とこの第1の
    状態とは異なる第2の状態の何れかに設定する設定手段
    と、 前記カメラボディに対する前記交換レンズの着脱を検出
    する検出手段と、 前記検出手段により前記交換レンズが前記カメラボディ
    に装着されたことを検出したときには、前記交換レンズ
    を前記第1の状態に設定し、 前記検出手段により前記交換レンズが前記カメラボディ
    から取り外されたことを検出したときには、前記交換レ
    ンズを前記カメラボディから取り外された状態で前記第
    2の状態に設定する制御手段と、を具備することを特徴
    とする交換レンズ。
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