JP2001051189A - カメラの自動焦点調節装置 - Google Patents

カメラの自動焦点調節装置

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JP2001051189A
JP2001051189A JP23046999A JP23046999A JP2001051189A JP 2001051189 A JP2001051189 A JP 2001051189A JP 23046999 A JP23046999 A JP 23046999A JP 23046999 A JP23046999 A JP 23046999A JP 2001051189 A JP2001051189 A JP 2001051189A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】操作手段を切り換えることなく、レリーズ操作
部材とは別個に設けられた操作手段によりAF処理を実
行し、合焦した場合にはその合焦状態を保持したままレ
リーズできるカメラの自動焦点調節装置を提供する。 【構成】レリーズ釦3の半押しでオンする測光スイッチ
SWS、AF起動釦6が押されるとオンするAF起動ス
イッチSWB、前記各スイッチがオンするとAF処理を
実行させるメインCPU35を備え、メインCPU35
は、AF起動スイッチSWBのオンによりAF処理を実
行し、被写体に合焦するとその合焦状態でフォーカスロ
ックし、この場合のみ測光スイッチSWSがオンしても
AF処理を実行させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、AF処理を開始させる操
作手段として、レリーズ操作部材に連動する第1の操作
手段とは別個に第2の操作手段を設けたカメラの自動焦
点調節装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来のカメラは、レリー
ズ釦の半押しでAF処理を開始させレリーズ釦の全押し
でレリーズ処理を実行させているが、撮影者にとって
“半押し”という感覚がつかみにくい、また“半押し”
状態を保持しづらいという理由から、別個にAF起動釦
を設け、AF起動釦が押されたときにAF処理を行って
いるものもある。このAF起動釦を備えたカメラでは、
AF起動釦を有効にする必要があり、AF起動釦を有効
にしているときはレリーズ釦の半押しによるAF処理が
禁止される構成となっている。そのため、AF起動釦を
有効にした場合には、ピントが合っていなくてもレリー
ズ可能であり、誤ってピンボケの写真を撮ってしまうこ
とがあった。
【0003】
【発明の目的】本発明は、操作手段を切り換えることな
く、レリーズ操作部材とは別個に設けられた操作手段に
よりAF処理を実行し、合焦した場合にはその合焦状態
を保持したままレリーズできるカメラの自動焦点調節装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【発明の概要】この目的を達成する本発明は、撮影光学
系を介して被写体の焦点状態を検出し、その焦点状態に
基づいて焦点調節光学系を移動させる合焦手段と、レリ
ーズ動作を実行させるレリーズ操作部材に連動し、前記
合焦手段を作動させる第1の操作手段と、前記第1の操
作手段とは別個に設けられ前記合焦手段を作動させる第
2の操作手段と、前記第2の操作手段のオンにより前記
合焦手段を作動させ被写体に合焦した場合は、その合焦
状態でフォーカスロックし、前記第2の操作手段がオン
しているときおよび前記第2の操作手段がオフしても所
定時間が経過するまでフォーカスロック状態を保持する
フォーカスロック手段と、前記フォーカスロック手段に
よりフォーカスロックしているときは、前記第1の操作
手段がオンしても前記合焦手段の作動を禁止する禁止手
段とを備えたことを特徴とする。
【0005】本発明は、前記フォーカスロック手段によ
りフォーカスロックされているときに、前記レリーズ操
作部材が操作されたときは、前記レリーズ操作部材はレ
リーズ動作のみを実行させる構成が望ましく、また、前
記フォーカスロック手段によりフォーカスロックされて
いるときに、前記第2の操作手段がオフし前記所定時間
が経過する前に再度オンしたときは、前記フォーカスロ
ック手段はフォーカスロックを解除し、前記第2の操作
手段のオンにより前記合焦手段を作動させる構成が望ま
しい。
【0006】さらに、前記第1の操作手段のオンにより
前記合焦手段を作動させたときは、被写体に合焦するま
で、前記レリーズ操作部材は操作されてもレリーズ動作
を実行させない構成としてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を説明
する。図1は本発明を適用した、自動焦点(AF)一眼
レフカメラ1の背面外観図である。一眼レフカメラ1の
上飾り板2右側にはレリーズ釦3が設けられ、裏ぶた4
にはペンタルーフ5の右斜下方にAF起動釦6が設けら
れている。
【0008】図2は一眼レフカメラ1の主要構成の一実
施形態をブロックで示した図である。このAF一眼レフ
カメラは、カメラボディ11と、このカメラボディ11
に着脱可能なAF対応の撮影レンズ51とを備えてい
る。カメラボディ11は、カメラボディ11および撮影
レンズ51を総括的に制御する制御手段、フォーカスロ
ック手段、禁止手段、レリーズ手段またはその一部とし
て機能するメインCPU35を備えている。
【0009】撮影レンズ51からカメラボディ11内に
入射した被写体光束は、大部分がメインミラー13によ
り、ファインダ光学系を構成するペンタプリズム17に
向かって反射され、ペンタプリズム17で反射されてア
イピースから射出する。ペンタプリズム17から射出さ
れた被写体光束の一部は測光用IC18の受光素子に入
射する。一方、メインミラー13のハーフミラー部14
に入射した光束の一部はここを透過し、サブミラー15
により下方に反射され、AFセンサユニット21に入射
する。
【0010】測光用IC18は、受光量に応じて光電変
換した電気信号を、周辺部制御用回路23を介してメイ
ンCPU35に測光信号として入力する。メインCPU
35は、測光信号およびフィルム感度情報等に基づいて
所定の露出演算を実行し、露出用の適正シャッタ速度お
よび絞り値を算出する。そして、これらのシャッタ速度
および絞り値に基づいて露光機構および絞り機構25を
駆動してフィルムに露光する。さらに周辺部制御用回路
23は、撮影処理に際し、モータドライブ回路27を介
してミラーモータ31を駆動してメインミラー13のア
ップ/ダウン処理を行い、露光終了後にはフィルム巻上
モータ33を駆動してフィルムを1コマ分巻き上げる。
【0011】AFセンサユニット21は、いわゆる位相
差方式の測距センサであって、図示しない撮影画面内に
おける焦点検出エリア内に含まれる被写体像を形成する
被写体光束を二分割する分割光学系と、二分割された被
写体光束をそれぞれ受光して積分するCCDラインセン
サ211と、CCDラインセンサ211の積分値をチェ
ックするモニタセンサ213を備えている。CCDライ
ンセンサ211が積分した信号電荷は、画素単位で逐一
電圧に変換されて、増幅器215で増幅され、画素単位
のビデオ信号として、メインCPU35へ出力される。
メインCPU35はモニタセンサ213の積分値が所定
値に達するとCCDラインセンサ211の積分を終了さ
せる。
【0012】メインCPU35は、AFセンサユニット
21から入力した焦点検出エリアに対応するビデオ信号
に基づいて所定の演算によりデフォーカス量を算出す
る。次に、デフォーカス量に基づいてAFモータ39の
回転方向および回転数(エンコーダ41が出力するパル
ス数)を算出する。そしてメインCPU35は、その回
転方向およびパルス数に基づき、AFモータドライバ3
7を介してAFモータ39を駆動する。この駆動に際し
てメインCPU35は、AFモータ39の回転に連動し
てエンコーダ41が出力するパルスをカウンタ35dに
より検知してカウントし、カウント値が上記パルス数に
達したらAFモータ39を停止させる。
【0013】AFモータ39は、その回転を、カメラボ
ディ11のマウント部に設けられたジョイント47と撮
影レンズ51のマウント部に設けられたジョイント57
との接続を介して撮影レンズ51側に伝達する。そし
て、ギアブロック55を介して焦点調節用レンズ53を
進退移動させる。
【0014】またメインCPU35は、制御プログラム
等をメモリしたROM35a、演算用、制御用の所定の
データを一時的にメモリするRAM35b、計時用の基
準タイマー35c、カウンタ35dおよびAFセンサユ
ニット21から入力されるビデオ信号をA/D変換する
A/D変換器35eを内蔵し、外部メモリ手段としての
EEPROM43が接続されている。このEEPROM
43には、カメラボディ11特有の各種定数などがメモ
リされている。
【0015】さらにメインCPU35には、AF起動釦
6が押されるとオンするAF起動スイッチSWB、自動
焦点制御とマニュアル焦点制御とを切換える自動焦点ス
イッチSWAF、レリーズ釦3の半押しでオンする測光
スイッチSWSおよび全押しでオンするレリーズスイッ
チSWR、周辺部制御用回路23等への電源をオン/オ
フするメインスイッチSWMが接続されている。
【0016】また、測光スイッチSWSは第1の操作手
段として機能し、AF起動スイッチSWBは第2の操作
手段として機能し、測光スイッチSWSまたはAF起動
スイッチSWBのオンにより、前述のAFセンサユニッ
ト21が起動し、デフォーカス量に基づいて算出された
レンズ駆動量分だけAFモータ39が駆動されて停止す
る。この停止状態は、測光スイッチSWSまたはAF起
動スイッチSWBが一旦オフ状態に戻されてから再度オ
ンするまで維持され、撮影レンズ51はいわゆるフォー
カスロックがなされている。なお、本実施形態の説明で
は、このフォーカスロックをAFロックと称して説明す
る。
【0017】メインCPU35は、設定されたAF、露
出、撮影などのモード、シャッタ速度、絞り値などを表
示器45に表示する。表示器45は、通常、カメラボデ
ィ11の外面およびファインダ視野内の2ヶ所に設けら
れた表示器を含む。
【0018】一方、撮影レンズ51は、焦点調節用レン
ズ53を光軸方向に駆動するギアブロック55、撮影レ
ンズ51のマウント部に設けられていてカメラボディ1
1のジョイント47と連結してAFモータ39の回転を
ギアブロック55に伝達するレンズ側ジョイント57、
およびレンズCPU61を備えている。
【0019】レンズCPU61は、電気接点群59、4
9の接続を介してカメラボディ11の周辺部制御用回路
23と接続されていて、この周辺部制御用回路23を介
してメインCPU35との間で、レンズ位置などの距離
情報、焦点距離情報、絞り情報などの所定のデータ通信
を行う。
【0020】次に、図3を参照して本発明を適用した一
眼レフカメラの主要動作について説明する。図3は、こ
の一眼レフカメラのメイン処理に関するフローチャート
である。
【0021】このメイン処理には、バッテリが装填され
たときに入る。この処理に入ると先ず、システムポート
等をイニシャライズする(S101)。そしてメインC
PU35以外の回路、部品への電源供給を遮断し(S1
03)、測光スイッチSWSまたはAF起動スイッチS
WBがオンされるまで待つ(S105、S107)。測
光スイッチSWSまたはAF起動スイッチSWBがオン
されると(S105;Y、S107;Y)、周辺機器へ
の電力供給を開始してVDDループ処理を実行する(S
109)。
【0022】VDDループ処理に入ると、VDDループ
時間タイマをスタートさせて(S111)、各スイッチ
の状態をチェックし(S113)、メインCPU35と
レンズCPU61との間で所定のレンズ通信を実行し
て、開放絞り値、最小絞り値、焦点距離データなどのレ
ンズデータを入力する(S115)。
【0023】そして、AE演算処理を実行し(S11
7)、演算によって求めたシャッタ速度および絞り値な
ど、撮影に関する表示を行う(S119)。AE演算処
理とは、測光IC18によって測定した被写体輝度デー
タおよびフィルム感度データなどに基づき、所定の露出
モード、例えばプログラム露出モードによって適正シャ
ッタ速度および絞り値を演算により求める処理である。
【0024】シャッタ速度および絞り値が求まると、レ
リーズスイッチSWRの状態をチェックし、オフしてい
たらAFセンサユニット21を介して焦点検出した被写
体に合焦するように焦点調節用レンズ53を移動させ
る、AF処理を実行する(S121;N、S123)。
そしてAF処理を、VDDループ時間が経過するまで繰
り返す(S125;N、S121)。
【0025】レリーズスイッチSWRがオンしていた
ら、AFロックフラグをチェックする(S121;Y、
S143)。AFロックフラグは、AF処理で被写体に
合焦した場合にセットされるフラグである。
【0026】AFロックフラグがクリアされているとき
は(S143;N)、AF処理を実行し、AFロックフ
ラグがセットされているときは(S143;Y)、AE
処理で求めた絞り値およびシャッタ速度で露光処理を実
行する(S145)。露光終了後、フィルム巻上モータ
33を駆動してフィルムを1コマ分巻き上げる(S14
7)。
【0027】なお、本実施形態は合焦するまで露光しな
いAF優先モードであるので、AFロックフラグがセッ
トされるまでAF処理(S123)を繰り返す。
【0028】詳細は後述するが、S123のAF処理で
は、測光スイッチSWSまたはAF起動スイッチSWB
のオンによりAFセンサユニット21を介して焦点検出
した被写体に合焦するように焦点調節用レンズ53を移
動させる処理であるが、AF起動スイッチSWBのオン
により被写体に合焦したときは、AF起動スイッチSW
Bがオフしてもその合焦状態でAFロックし、AFロッ
ク状態を所定時間保持する。
【0029】VDDループ時間が経過したら(S12
5;Y)、測光スイッチSWSおよびAF起動スイッチ
SWBの状態をチェックし、いずれかがオンしていたら
VDDループ処理に戻る(S127;Y、S111また
はS129;Y、S111)。
【0030】測光スイッチSWSおよびAF起動スイッ
チSWBがオフしていたら(S127;N、S129;
N)、パワーホールド中フラグがセットされているかど
うかをチェックし(S131)、セットされていればS
137へ進み(S131;Y)、セットされていなけれ
ばパワーホールドタイマをスタートさせ(S131;
N、S133)、パワーホールド中フラグをセットして
からパワーホールドタイマがタイムアップするまで、V
DDループ処理を繰り返す(S135、S137;N、
S111)。そして、パワーホールド時間が経過した
ら、パワーホールド中フラグおよびAFロックフラグ、
合焦フラグ、AF起動釦作動中フラグをクリアしてパワ
ーダウン処理に戻る(S137;Y、S139、S14
1、S103)。
【0031】「AF処理」S123で実行されるAF処
理について図4を参照してより詳細に説明する。AF処
理は測光スイッチSWSまたはAF起動スイッチSWB
のオンにより実行されるので、以下のように大きく3つ
に場合分けをして説明する。 (1)測光スイッチSWSおよびAF起動スイッチSW
Bがオフの場合 (2)測光スイッチSWSのオンによりAF処理を開始
する場合 (3)AF起動スイッチSWBのオンによりAF処理を
開始する場合 なお、AF処理でセットされるフラグとしてAFロック
フラグ、合焦フラグおよびAF起動釦作動中フラグがあ
るが、最初のAF処理開始時には全てクリアされてい
る。合焦フラグは、被写体に合焦したときにセットされ
るフラグである。AF起動釦作動中フラグは、AF起動
スイッチSWBがオンしたときにセットされるフラグで
あり、AF起動釦作動中フラグがセットされているとき
は測光スイッチSWSがオンしてもAF処理は開始され
ない。
【0032】(1)測光スイッチSWSおよびAF起動
スイッチSWBがオフの場合 このAF処理のサブルーチンに入ると先ずAF起動スイ
ッチSWBの状態をチェックするが、AF起動スイッチ
SWBはオフしているので(S201;N)、S223
へ進みAF起動釦作動中フラグをチェックする。AF処
理開始時にはAF起動釦作動中フラグはクリアされてい
るので(S223;N)、次に測光スイッチSWSの状
態をチェックするが、測光スイッチSWSもオフしてい
るので(S229;N)、AFロックフラグ、合焦フラ
グ、およびAF起動釦作動中フラグを全てクリアしてリ
ターンする(S233)。つまり、測光スイッチSWS
およびAF起動スイッチSWBがオフの間、AF処理は
実行されない。
【0033】(2)測光スイッチSWSのオンによりA
F処理を開始する場合(測光スイッチSWS;オン A
F起動スイッチSWB;オフ) このAF処理に入ると先ずAF起動スイッチSWBの状
態をチェックするが、AF起動スイッチSWBはオフし
ているので(S201;N)、S223へ進みAF起動
釦作動中フラグをチェックする。1回目のAF処理時で
はAF起動釦作動中フラグはクリアされているので、次
に測光スイッチSWSの状態をチェックする(S22
9)。測光スイッチSWSはオンしているので(S22
9:Y)、S231に進みAFロックフラグをチェック
するが、1回目のAF処理時ではAFロックフラグはク
リアされているのでS211に進み積分処理を行う。
【0034】S211の積分処理ではAFセンサユニッ
ト21に積分を開始させ、積分が終了するとビデオ信号
を入力し、入力したビデオ信号に基づきデフォーカス演
算を実行してデフォーカス量を求める。
【0035】そして、演算したデフォーカス量が合焦と
みなせる合焦幅の範囲に含まれるかどうかをチェックす
る(S213)。演算したデフォーカス量が合焦幅の範
囲外であれば(S213;N)、合焦していないので、
デフォーカス量などからAFパルス数を演算し(S21
9)、演算したAFパルス数に基づいてAFモータ39
を駆動し撮影レンズ51の焦点調節用レンズ53を移動
してリターンする(S221)。
【0036】焦点調節用レンズ53を移動してリターン
した後、再度AF処理に入ったときに測光スイッチSW
Sがオンしていたら、AFロックフラグがセットされて
いないので、焦点調節用レンズ53を移動した位置で積
分処理を開始する(S229;Y、S231;N、S2
11)。測光スイッチがオフしていたら、AFロックフ
ラグ、合焦フラグ、AF起動釦作動中フラグをクリアし
てリターンする(S229;N、S233)。
【0037】デフォーカス量が合焦幅の範囲内であれ
ば、合焦フラグおよびAFロックフラグをセットし、A
Fロックしてリターンする(S213;Y、S215、
S217)。
【0038】AFロックしてリターンした後、再度AF
処理に入ったときに測光スイッチSWSがオンしていた
ら(S229;Y)、AFロックフラグがセットされて
いるので積分処理は行わずそのままリターンする(S2
31;Y)。
【0039】AFロックしてリターンした後、再度AF
処理に入ったときに測光スイッチSWSがオフしていた
ら(S229;N)、AFロックフラグ、合焦フラグ、
およびAF起動釦作動中フラグを全てクリアしてリター
ンする(S233)。AF処理でセットされるフラグを
全てクリアしてリターンした後、測光スイッチSWSが
オンして再びAF処理に入ったときは、AFロックフラ
グがクリアされているので、S211へ進み積分処理を
実行する(S229;Y、S231;N、S211)。
【0040】つまり、測光スイッチSWSがオンしてい
るときは被写体に合焦するまで積分処理を繰り返し被写
体に合焦したらAFロックしてそのAFロック状態を保
持するが、測光スイッチSWSがオフすると即時にAF
ロックを解除する。
【0041】(3)AF起動スイッチSWBのオンによ
りAF処理を開始する場合 AF処理に入ると先ず、AF起動スイッチSWBの状態
をチェックするが、AF起動スイッチSWBはオンして
いるのでAFロックフラグをチェックする(S201;
Y、S203)。AF処理開始時には、AFロックフラ
グはクリアされているので(S203;N)、S209
に進みAF起動釦作動中フラグをセットする。そして、
積分処理を実行し、演算したデフォーカス量が合焦とみ
なせる合焦幅の範囲内であるかどうかをチェックする
(S211、S213)。演算したデフォーカス量が合
焦幅の範囲内であれば、合焦フラグおよびAFロックフ
ラグをセットしてリターンする(S213;Y、S21
5、S217)。演算したデフォーカス量が合焦幅の範
囲外であれば、合焦していないので、デフォーカス量な
どからAFパルス数を演算し(S219)、演算したA
Fパルス数に基づいてAFモータ39を駆動し撮影レン
ズ51の焦点調節用レンズ53を移動してリターンする
(S221)。
【0042】(a)2回目のAF処理以降も継続してA
F起動スイッチSWBがオンしている場合 一度リターンして、その後再びAF処理に入ったときに
AF起動スイッチSWBがオンしていたら(S20
1)、S203に進みAFロックフラグをチェックす
る。すでに被写体に合焦し、AFロックフラグおよび合
焦フラグがセットされているときはそのままリターンす
る(S203;Y、S205;Y)。つまり、AF起動
スイッチSWBがオンしている間はAFロックされたま
まである。被写体に合焦していない場合には、AFロッ
クフラグはセットされていないのでAF起動釦作動中フ
ラグをセットしてS211に進み、積分処理を実行する
(S201;Y、S203;N、S209、S21
1)。
【0043】(b)AF起動スイッチSWBのオンによ
りAF処理を実行した後、AF起動スイッチSWBがオ
フした場合 一度リターンして、その後再びAF処理に入ったときに
AF起動スイッチSWBがオフしていたら(S201;
N)、S223に進みAF起動釦作動中フラグをチェッ
クする。この場合は、直前のAF処理でAF起動スイッ
チSWBがオンし、AF起動釦作動中フラグがセットさ
れているので、合焦フラグをクリアしてAFロックフラ
グをチェックする(S223;Y、S225、S22
7)。
【0044】AFロックフラグがセットされていない場
合は、AFロックフラグ、合焦フラグ、およびAF起動
釦作動中フラグをクリアしてリターンする(S227;
N、S233)。このリターン後、再度AF処理に入っ
たときにAF起動スイッチSWBがオフしていたら(S
201;N)、AF起動釦作動中フラグをチェックする
がAF起動釦作動中フラグはクリアされているので(S
223;N)、S229で測光スイッチSWSの状態を
チェックし、そのチェック結果に応じて前述の(b)の
場合と同様に処理を進める。
【0045】AFロックフラグがセットされている場合
は、すでに被写体に合焦しているのでそのままリターン
し、AFロック状態を保持する(S227;Y)。この
AFロック状態は、AF起動スイッチSWBが再度オン
するまで、またはパワーホールド時間が経過するまで保
持される。
【0046】(c)AF起動スイッチSWBがオンして
AFロックしてから一度オフし再度オンした場合 AF起動スイッチSWBがオフしてから所定時間経過す
る前にAF起動スイッチSWBが再びオンしてAF処理
に入ると、先ずAFロックフラグをチェックする(S2
01;Y、S203)。この場合はAF起動スイッチS
WBがオフする前にすでにAFロックフラグがセットさ
れているので、次に合焦フラグをチェックする(S20
3;Y、S205)。合焦フラグは、AF起動スイッチ
SWBがオフした状態で入ったAF処理のS225でク
リアされているため(S205;N)、AFロックフラ
グをクリアしAFロック状態を解除する(S207)。
そして、AF起動釦作動中フラグをセットし、S211
へ進み積分処理を実行する(S209、S211)。
【0047】AF起動スイッチSWBがオフしてから所
定時間が経過した後にAF起動スイッチSWBが再びオ
ンしてAF処理に入ると、先ずAFロックフラグをチェ
ックする(S201;Y、S203)。この場合は、A
F起動スイッチSWBがオフしてから所定時間が経過し
た時にS141でAFロックフラグはクリアされている
ので、AF起動釦作動中フラグをセットして積分処理を
実行する(S203;N、S209、S211)。
【0048】つまり、AF起動スイッチSWBのオンに
よりAF処理を開始した場合は、被写体に合焦したらA
Fロックし、AF起動スイッチSWBがオンしている間
およびAF起動スイッチSWBがオフしてからパワーホ
ールド時間が経過するまでAFロック状態が保持され、
この間にレリーズ釦3が全押しされるとレリーズ処理が
実行される。このAFロック状態は、AFロック後にA
F起動スイッチSWBがオフして再度オンしたとき、ま
たはAF起動スイッチSWBがオフしてからパワーホー
ルド時間が経過したときに解除され、再度合焦処理が実
行される。また、AFロックする前にAF起動スイッチ
SWBがオフしたときには、AF処理でセットされる全
てのフラグがクリアされる。
【0049】以上の説明から明らかなように、本実施形
態では、測光スイッチSWSとは別個にAF起動釦6に
連動するAF起動スイッチSWBを設け、AF起動スイ
ッチSWBのオンによりAF処理を実行し、被写体に合
焦したときはその合焦状態でAFロックし、AF起動ス
イッチSWBがオフしても所定時間が経過するまでその
AFロック状態を保持し、AF起動釦6によるAFロッ
ク状態中のみ、レリーズ釦3が押されて測光スイッチS
WSがオンしてもAF処理は実行せずにレリーズ処理の
みを実行するので、撮影者の所望する状態からピントが
ずれた撮影を防止できる。
【0050】また本実施形態では、AF起動釦6が操作
されていないときは、従来通り、測光スイッチSWSの
オンによりAF処理を開始するが、AFロックされてい
ないときは、レリーズスイッチSWRがオンしてもレリ
ーズ処理を実行しないので、常にピントの合った状態で
撮影が可能となっている。
【0051】さらに、AF起動スイッチSWBがオフし
てから所定時間が経過したときはAFロックを解除して
測光スイッチSWSのオンによるAF処理の実行を可能
にするので、AF起動スイッチSWBおよび測光スイッ
チSWSの操作性が向上し、AF起動スイッチSWBと
測光スイッチSWSを選択する選択部材を設ける必要が
なくコスト削減が図れる。なお、本実施形態では、所定
時間をパワーホールド時間としているが、これに限定さ
れないのは勿論である。
【0052】
【発明の効果】本発明は、レリーズ操作部材に連動しA
F処理を開始させる第1の操作手段とは別個に第2の操
作手段を設け、第2の操作手段のオンによりAF処理を
実行し、被写体に合焦したときはその合焦状態でフォー
カスロックし、第2の操作手段がオフしても所定時間が
経過するまではそのフォーカスロック状態を保持し、フ
ォーカスロック状態中は第1の操作手段によるAF処理
の実行を禁止し、第2の操作手段によるフォーカスロッ
ク状態中のみ、レリーズ操作部材がオン操作されて第1
の操作手段がオンしてもAF処理は実行せずにレリーズ
処理のみを実行するので、撮影者の所望する状態からピ
ントがずれた撮影を防止できる。また、第2の操作手段
がオフしてから所定時間が経過したときは、フォーカス
ロックを解除して第1の操作手段によるAF処理の実行
を可能にするので、第1および第2の操作手段の操作性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一眼レフカメラの一実施形態
の背面外観図を示している。
【図2】同一眼レフカメラの主要構成の一実施形態をブ
ロックで示す図である。
【図3】同一眼レフカメラの主要動作に関するメインフ
ローチャートを示す図である。
【図4】同一眼レフカメラのAF処理に関するフローチ
ャートを示す図である。
【符号の説明】
1 一眼レフカメラ 2 上飾り板 3 レリーズ釦 4 裏蓋 5 ペンタルーフ 6 AF起動釦 11 カメラボディ 21 AFセンサユニット 35 メインCPU 51 撮影レンズ 53 焦点調節用レンズ 61 レンズCPU

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系を介して被写体の焦点状態を
    検出し、その焦点状態に基づいて焦点調節光学系を移動
    させる合焦手段と、 レリーズ動作を実行させるレリーズ操作部材に連動し、
    前記合焦手段を作動させる第1の操作手段と、 前記第1の操作手段とは別個に設けられ前記合焦手段を
    作動させる第2の操作手段と、 前記第2の操作手段のオンにより前記合焦手段を作動さ
    せ、被写体に合焦した場合は、その合焦状態でフォーカ
    スロックし、前記第2の操作手段がオンしているときお
    よび前記第2の操作手段がオフしても所定時間が経過す
    るまでフォーカスロック状態を保持するフォーカスロッ
    ク手段と、 前記フォーカスロック手段によりフォーカスロックして
    いるときは、前記第1の操作手段がオンしても前記合焦
    手段の作動を禁止する禁止手段と、を備えたことを特徴
    とするカメラの自動焦点調節装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラの自動焦点調節装
    置において、前記フォーカスロック手段によりフォーカ
    スロックされているときに、前記レリーズ操作部材が操
    作されたときは、前記レリーズ操作部材はレリーズ動作
    のみを実行させることを特徴としたカメラの自動焦点調
    節装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のカメラの自動焦点調節装
    置において、前記フォーカスロック手段がフォーカスロ
    ックしているときに、前記第2の操作手段がオフし前記
    所定時間が経過する前に再度オンしたときは、前記フォ
    ーカスロック手段はフォーカスロックを解除し、前記第
    2の操作手段のオンにより前記合焦手段を作動させるこ
    とを特徴とするカメラの自動焦点調節装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のカメラの自動焦点調節装
    置において、前記第1の操作手段のオンにより前記合焦
    手段を作動させたときは、被写体に合焦するまで、前記
    レリーズ操作部材は操作されてもレリーズ動作を実行さ
    せないことを特徴とするカメラの自動焦点調節装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか一項記載の
    カメラの自動焦点調節装置において、前記レリーズ操作
    部材は、半押しで合焦手段を作動させる第1の操作手段
    をオンし、全押しでレリーズ動作を実行させるレリーズ
    釦であることを特徴とするカメラの自動焦点調節装置。
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