JP2006163138A - カメラ - Google Patents

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勝司 小澤
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Abstract

【課題】メインスイッチ(電源スイッチ)用の操作部材とズーム操作用の操作部材とを兼用することによってスイッチ類(操作部材)の省スペース化やコストの低減を図ると共に、ズーム操作部材のズーム操作と同一操作によって電源のオン/オフを切り替えられるようにすることによって電源のオン(カメラの起動)からズーム操作までの一連の操作を簡単且つ迅速に行うことができるにしたカメラを提供する。
【解決手段】コンパクトカメラのカメラボディ10の背面側にズーム操作を行うためのワイドボタン30とテレボタン32が設けられている。電源がオフされている状態で、テレボタン32を2秒間押すと、電源がオンされ、電源がオンされている状態で、且つ、ズームがワイド端の状態に設定されているときにワイドボタン30を2秒間押すと、電源がオフされる。
【選択図】 図2

Description

本発明はカメラに係り、特に可変焦点距離の撮影レンズを備えたカメラに関する。
例えば従来、可変焦点距離の撮影レンズを備え、電動で焦点距離を変更する電動ズームの機能を備えたカメラ(例えば銀塩カメラ)において、ワイド側又はテレ側にズーム操作するためズーム操作部材と電源をオン/オフするためのメインスイッチ(電源スイッチ)用の操作部材とを兼用し、スイッチ類(操作部材)の省スペース化を図るものが例えば特許文献1、2に提案されている。
特許文献1では、スイッチ部材をスライドさせて電源のオン/オフを行い、電源をオンした位置でそのスイッチ部材を揺動させると、ズーム操作を行うことができるようになっている。
特許文献2では、レンズ鏡胴にズーム操作のためのズームリングが設けられており、そのズームリングをワイド端からテレ端までのズーム範囲に対応する操作範囲の外側に設定すると電源がオフされ、ズーム範囲に対応する操作範囲内に設定すると電源がオンされるようになっている。
特開平6−118290号公報 特開2000−305002号公報
しかしながら、特許文献1の提案では、スイッチ部材をスライド動作させる機構と揺動させる機構が必要であり、また、それらの動作に伴い物理的に接続又は切断されるメインスイッチとズームスイッチの両方が必要であるため、構造が複雑になるという欠点がある。また、電源をオンしてズームを所望の位置に設定するまでにスイッチ部材のスライド操作と揺動操作の異なる操作が必要となるため手間と時間を要する。更に、それらの操作が異なるために電源をオンするときと、ズーム操作を行うときとでカメラを持ち替える必要も生じ、撮影姿勢でこれらの一連の操作を円滑に行うことが難しいという欠点があった。
また、特許文献2の提案では、ズームリング、又は、ズームリングのようにズーム位置に対応して操作位置が変化する操作部材を備えるカメラにしか適用できず、そのような操作部材は、却って広いスペースを必要としスイッチ類の省スペース化には適さない。また、レンズ鏡胴にズームリングを設置することが容易なカメラであればズームリングの操作で電源をオン/オフすることはスイッチ類の省スペース化にとって有効であるが、コンパクトカメラのように鏡胴がカメラボディからあまり突出していないものや、電源オフ時にボディ内に沈胴するものではレンズ鏡胴にズームリングを設けることは困難である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、メインスイッチ(電源スイッチ)用の操作部材とズーム操作用の操作部材とを兼用してスイッチ類(操作部材)の省スペース化やコストの低減を図ると共に、電源のオン(カメラの起動)からズーム操作までの一連の操作を簡単且つ迅速に行うことができるカメラを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載のカメラは、可変焦点距離の撮影レンズを備えたカメラであって、前記撮影レンズの焦点距離を短くするワイド側ズーム操作と、前記撮影レンズの焦点距離を長くするテレ側ズーム操作とを行うズーム操作部材と、該ズーム操作部材の操作に従って前記撮影レンズの焦点距離を変更するズーム動作を電動で行うズーム制御手段と、を備えたカメラにおいて、前記カメラが撮影不能な停止状態の場合に、前記ズーム操作部材によってワイド側ズーム操作又はテレ側ズーム操作が一定時間継続して行われると、前記カメラを撮影可能な動作状態に切り替える起動手段と、前記カメラが前記動作状態の場合に、前記撮影レンズの焦点距離が最短となるワイド端に設定されている状態で前記ズーム操作部材によってワイド側ズーム操作が一定時間継続して行われた場合、又は、前記撮影レンズの焦点距離が最長となるテレ端に設定されている状態で前記ズーム操作部材によってテレ側ズーム操作が一定時間継続して行われた場合に、前記カメラを撮影不能な停止状態に切り替える停止手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、ズーム操作を行うためのズーム操作部材を、カメラを停止状態(電源オフ)と動作状態(電源オン)とで切り替えるメインスイッチ用の操作部材として兼用したため、スイッチ類(操作部材)の省スペース化やコストの低減が図れる。また、ズーム操作を行うときと同一操作によってカメラの停止状態と動作状態とを切り替えることができるため、それらの切り替え操作をズーム操作と同様に簡単に行えるようにすることができ、特に、カメラの起動からズーム操作までの一連の操作を簡単且つ迅速に行うことができるようになる。
請求項2に記載のカメラは、請求項1に記載の発明において、前記ズーム操作部材によるワイド側ズーム操作の有無によってオン/オフ状態が切り替わるワイドスイッチと、前記ズーム操作部材によるテレ側ズーム操作の有無によってオン/オフ状態が切り替わるテレスイッチとを備え、前記ズーム制御手段、前記起動手段、及び、前記停止手段は、前記ワイドスイッチ又は前記テレスイッチのオン/オフ状態に基づいてワイド側ズーム操作又はテレ側ズーム操作が行われていることを検出することを特徴としている。本発明では、ズーム操作部材の動作に連動してオン/オフされるワイドスイッチとテレスイッチとが設けられたカメラでの態様を示しており、カメラを停止状態と動作状態とで切り替えるための特別な操作部材が不要なだけでなくスイッチも不要である。
請求項3に記載のカメラは、請求項2に記載の発明において、前記ズーム操作部材は、前記ワイドスイッチのオン/オフ状態を切り替えるワイドボタンと、該ワイドボタンと別体であって前記テレスイッチのオン/オフ状態を切り替えるテレボタンとからなることを特徴としている。本発明はズーム操作部材としてワイドボタンとテレボタンが別体で設けられているカメラの態様を示している。
請求項4に記載のカメラは、請求項1、2、又は、3に記載の発明において、前記撮影レンズは、前記カメラが前記停止状態から前記動作状態に切り替わると鏡胴がカメラボディに沈胴している沈胴状態から前記ワイド端の位置に繰り出され、前記カメラが前記動作状態から前記停止状態に切り替わると前記鏡胴が前記沈胴状態に繰り込まれることを特徴としている。本発明では、沈胴式の鏡胴の繰り出し位置によって焦点距離が変更されるカメラにおいて、カメラが停止状態か動作状態に切り替わると、鏡胴がワイド端の位置に設定されるようにしている。
本発明に係るカメラによれば、メインスイッチ(電源スイッチ)用の操作部材とズーム操作用の操作部材とが兼用されるためスイッチ類(操作部材)の省スペース化やコストの低減が図れると共に、電源のオン(カメラの起動)からズーム操作までの一連の操作を簡単且つ迅速に行うことができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るカメラの好ましい実施の形態について詳説する。
図1及び図2は、本発明に係るカメラの外観を正面側及び背面側から示した斜視図である。同図に示すカメラは、例えば35mm銀塩フイルムに静止画を記録するコンパクトタイプのカメラであり、図1に示すようにカメラボディ10の前面側には、可変焦点距離の撮影レンズ12、ストロボ窓14、AF受光窓16、ファインダー対物窓18、AF投光窓20、測光窓22などが配置され、カメラボディ10の上面にはシャッターボタン24が配設されている。図2に示すようにカメラボディ10の背面側には、フイルムカートリッジをカメラボディ10内に着脱する際に開閉する裏蓋26、ファインダー接眼窓28、ワイドボタン30、テレボタン32などが配設されている。
ワイドボタン30とテレボタン32は、自動復帰型の押しボタンであり、カメラの電源がオンされている状態(カメラが撮影可能な動作状態)では、撮影レンズ12の鏡胴を電動(モータ)で繰り出し動作又は繰り込み動作させて焦点距離(ズーム倍率)を変更するズーム操作部材として機能し、ワイドボタン30を押すと焦点距離が短くなるワイド側(例えば、繰り込み方向)に鏡胴が動作し、テレボタン32を押すと焦点距離が長くなるテレ側(例えば、繰り出し方向)に鏡胴が動作する。
一方、ワイドボタン30やテレボタン32は、カメラの電源をオン/オフするメインスイッチ用の操作部材としても兼用されている。例えば、カメラの電源がオフされている状態(カメラが撮影不能な停止状態)のときにテレボタン32を2秒間押し続けると、電源がオンされた状態、即ち、カメラが撮影可能な動作状態に切り替わり、撮影レンズ12の鏡胴が沈胴状態からワイド端の位置まで繰り出される。カメラが動作状態の場合に、撮影レンズ12の鏡胴がワイド端に設定している状態で、ワイドボタン30を2秒間押し続けると、撮影レンズ12の鏡胴が沈胴状態となるまでカメラボディ10内に繰り込まれた後、電源がオフされた状態、即ち、カメラが撮影不能な停止状態に切り替わる。
このように、メインスイッチ用の操作部材がズーム操作部材と兼用されているため、スイッチ類の省スペース化やコストの低減、カメラの小型化が図られている。また、カメラを停止状態から動作状態に切り替えた後、ズーム操作を行うまでの一連の操作を、カメラを持ち直すことなく、実際に撮影を行うときと同じ状態で片手で行うことができ、迅速に撮影を開始することができる。
図3は、上記カメラの制御部の概略構成を示したブロック図である。同図に示すように上記カメラにはカメラの制御全体を統括するCPU40が搭載されており、そのCPU40には、カメラに配置される各種スイッチを包括して示したスイッチ類42からの各種信号が与えられるようになっている。スイッチ類42には、図1に示したシャッターボタン24、ワイドボタン30、テレボタン32のようなユーザによって操作される操作部材の動作に連動してオン/オフされるスイッチやカメラ内の動作機構の動作等に連動してオン/オフされるスイッチなどが含まれている。
操作部材の動作に連動してオン/オフされるスイッチとしては、シャッターボタン24の半押し時(及びそれ以上の押し込み操作時)にオンとなり、それ以外のときにオフとなるSP1スイッチ、シャッターボタン24の全押し時にオンとなり、それ以外のときにオフとなるSP2スイッチ、ワイドボタン30が押されたときにオンとなり、離されたときにオフとなるワイドスイッチ、テレボタン32が押されたときにオンとなり、離されたときにオフとなるテレスイッチがある。CPU40にはそれらのスイッチのオン/オフ状態を示す信号が与えられており、同図では、上記SP1スイッチ、SP2スイッチ、ワイドスイッチ、テレスイッチの各々のオン/オフ状態を示すSP1信号、SP2信号、ワイドスイッチ(WIDE SW)信号、テレスイッチ(TELE SW)信号がスイッチ類42からCPU40に与えられる信号として具体的に示されている。
同図に示す測距回路44、測光回路46、ストロボ回路48、シャッター回路50、ドライバ52は、CPU40からの指令に従って所要の処理を実行し、カメラ制御上必要な情報をCPU40に与える回路である。各回路での処理内容の概略を説明すると、測距回路44では、被写体までの距離を測定する測距処理が実行される。測距処理としてアクティブ方式が採用されており、図1に示したAF投光窓20から赤外等の測定光を投光し、被写体で反射した反射光がAF受光窓16から入光して受光される位置を検出することによって三角測距の原理により被写体までの距離が測定される。CPU40から測距回路44に測距指令が与えられると、測距回路44で測距処理が実行され、それによって得られた測距値がCPU40に与えられる。尚、測距の方式は上述の方式に限らない。
測光回路46では、被写体の明るさを測定する測光処理が行われ、CPU40から測光指令が与えられると図1に示した測光窓22から入光する光を受光することによって被写体の明るさを示す測光値が検出され、その測光値がCPU40に与えられる。
ストロボ回路48では、CPU40から発光指令や発光停止指令に従って図1に示したストロボ窓14から照明光を投光するストロボ光源の発光、発光停止が制御される。
シャッター回路50では、CPU40からの露出指令や露出停止指令に従って撮影レンズ12の鏡胴内のシャッターの開閉が制御される。
ドライバ52では、各種モータの制御が行われる。例えば、撮影レンズ12の鏡胴を繰り出し動作又は繰り込み動作させるZモータ54や、フォーカス調整用のレンズ群を光軸方向に動かすLモータ56、フィルム給送用のFモータがドライバ52によって制御される。尚、本実施の形態の撮影レンズ12は、鏡胴の繰り出し位置によって焦点距離が変更されるようになっており、Zモータ54は、電源がオフ状態(カメラが停止状態)の時の沈胴状態と電源がオン状態(カメラが動作状態)の時の撮影可能状態との間で鏡胴を動かすと共に、撮影可能状態において焦点距離が最短となるワイド端と焦点距離が最長となるテレ端との間で鏡胴を動かして撮影レンズ12の焦点距離を電動で変化させるモータとして作用する。ドライバ52は、CPU40からの指令に従ってこれらのモータを制御すると共に、モータによって駆動する対象の位置情報などをCPU40に与える。
次に上記CPU40の処理について図4乃至図7のフローチャートを用いて説明する。CPU40は、図示しないメインルーチンの処理において、スイッチ類42から与えられる信号に基づいてスイッチ状態の検出を繰り返し行っており、検出したスイッチ状態に応じた処理を実行するようになっている。本実施の形態では、シャッターボタン24、ワイドボタン30、テレボタン32の動作に連動してオン/オフされる上記SP1スイッチ、SP2スイッチ、ワイドスイッチ、テレスイッチの状態に関連して実行されるCPU40の処理について説明するものとすると、メインルーチンの処理では、図4のフローチャートに示すスイッチ操作検出処理が繰り返し実行される。尚、電源がオン状態であるか又はオフ状態であるかにかかわらず、即ち、カメラが動作状態である又はカメラが停止状態であるかにかかわらず、図4のスイッチ操作検出処理はCPU40によって繰り返し実行される。
同図のスイッチ操作検出処理において、CPU40は、まず、スイッチ類42から与えられるテレスイッチ信号に基づいてテレスイッチがオンされているか否か、即ち、テレボタン32が押されているか否かを判定する(ステップS10)。YESと判定した場合には、後述するテレ操作処理を実行する(ステップS12)。
ステップS10においてNOと判定した場合、続いてCPU40は、スイッチ類42から与えられるワイドスイッチ信号に基づいてワイドスイッチがオンされているか否か、即ち、ワイドボタン30が押されているか否かを判定する(ステップS14)。YESと判定した場合には、後述のワイド操作処理を実行する(ステップS16)。
ステップS14においてNOと判定した場合、続いてCPU40は、スイッチ類42から与えられるSP1信号に基づいてSP1スイッチがオンされているか否か、即ち、シャッターボタン24が半押しされているか否かを判定する(ステップS18)。YESと判定した場合には後述のレリーズ処理(ステップS20)を実行する。NOと判定した場合にはメインルーチンに処理に戻る。
次に、上記ステップS12のテレ操作処理について図5のフローチャートを用いて説明する。テレボタン32が押されて上記ステップS12のテレ操作処理に移行すると、CPU40は、まず、カメラが動作状態(電源がオン状態)か否かを判定する(ステップS30)。YESと判定した場合には、撮影レンズ12の鏡胴がテレ端の状態になっているか否かを判定する(ステップS32)。ここで、NOと判定した場合には、上記ドライバ52に対してZモータ54をテレ方向に駆動させる指令を与え鏡胴をテレ方向(繰り出し方向)に駆動する(ステップS34)。続いて、鏡胴がテレ端の状態に達したか否かを判定する(ステップS36)。NOと判定した場合には、スイッチ類42から与えられるテレスイッチ信号に基づいてテレスイッチがオンされているか否か、即ち、テレボタン32が依然として押されているか否かを判定し(ステップS38)、YESと判定した場合にはステップS36に戻る。
上記ステップS32、又は、ステップS36の判定処理においてYES、即ち、鏡胴がテレ端の状態となった場合、又は、ステップS38の判定処理においてNO、即ち、テレスイッチがオフになった場合には、鏡胴の駆動を停止させる(ステップS40)。そして、テレスイッチがオンされているか否かのステップS42の判定処理をNOと判定するまで繰り返し、NOと判定すると、メインルーチンの処理に戻る。
一方、ステップS30においてNO、即ち、カメラが停止状態(電源がオフ状態)であると判定した場合、CPU40は、タイマーによる時間計測を開始させる(ステップS44)。そして、スイッチ類42から与えられるテレスイッチ信号に基づいてテレスイッチがオンされているか否か、即ち、テレボタン32が依然として押されているか否かを判定する(ステップS46)。NOと判定した場合には、本フローチャートの処理を終了し、メインルーチンに戻る。YESと判定した場合には続いてタイマーによる計測時間が2秒を経過したか否かを判定する(ステップS48)。この判定処理においてNOと判定した場合には、ステップS46の判定処理に戻り、ステップS46でNOと判定するか、又は、ステップS48でYESと判定するまで、ステップS46とステップS48の判定処理を繰り返す。
ステップS48の判定処理においてYES、即ち、テレスイッチがオンされた状態で2秒が経過したと判定した場合には、一般的なカメラでメインスイッチがオンされた場合と同様にカメラを起動し(ステップS50)、Zモータ54を駆動することによって鏡胴を沈胴状態からワイド端の状態に繰り出す(ステップS52)。そして、上記ステップS42の判定処理に移行し、テレスイッチがオフされると、メインルーチンの処理に戻る。
尚、本フローチャートの処理では、カメラが停止状態の場合にテレボタン32を2秒間継続して押すことによって、ステップS50、S52の処理によってカメラが動作状態に切り替わり、その後、ステップS42の判定処理によって一旦、テレボタン32を離すと、本フローチャートの処理が終了し、カメラが動作状態のときの処理に移行するようになっているが、ステップS50、S52の処理によってカメラが動作状態に切り替わった後、ステップS42の判定処理を行うことなく、本フローチャートの処理を終了させるようにしてもよい。即ち、テレボタン42を押してカメラが停止状態から動作状態に切り替わった後、継続してテレボタン42を押し続けると、ステップS32〜ステップS40までのズーム操作の処理が行われるようにしてもよい。
次に、図4におけるステップS16のワイド操作処理について図6のフローチャートを用いて説明する。ワイドボタン30が押されて図4のステップS16のワイド操作処理に移行すると、CPU40は、まず、カメラが動作状態(電源がオン状態)か否かを判定する(ステップS60)。NOと判定した場合には、その操作は無効に等しく、後述のステップS72の判定処理に移行し、ワイドスイッチがオフされるのを待ってメインルーチンの処理に戻る。
一方、ステップS60においてYESと判定した場合には、続いて撮影レンズ12の鏡胴がワイド端の状態になっているか否かを判定する(ステップS62)。ここで、NOと判定した場合には、上記ドライバ52に対してZモータ54をワイド方向に駆動させる指令を与え鏡胴をワイド方向(繰り出し方向)に駆動する(ステップS64)。そして、鏡胴がワイド端の状態に達したか否かを判定する(ステップS66)。NOと判定した場合には、スイッチ類42から与えられるワイドスイッチ信号に基づいてワイドスイッチがオンされているか否か、即ち、ワイドボタン30が依然として押されているか否かを判定し(ステップS68)、YESと判定した場合にはステップS66に戻る。
ステップS66の判定処理においてYES、即ち、鏡胴がワイド端の状態となった場合、又は、ステップS68の判定処理においてNO、即ち、ワイドスイッチがオフになった場合には、鏡胴の駆動を停止させる(ステップS70)。そして、ワイドスイッチがオンされているか否かのステップS72の判定処理をNOと判定するまで繰り返し、NOと判定すると、メインルーチンの処理に戻る。
一方、ステップS62においてYES、即ち、撮影レンズ12の鏡胴がワイド端の状態であると判定した場合、CPU40は、タイマーによる時間計測を開始させる(ステップS74)。そして、スイッチ類42から与えられるワイドスイッチ信号に基づいてワイドスイッチがオンされているか否か、即ち、ワイドボタン30が依然として押されているか否かを判定する(ステップS76)。NOと判定した場合には、本フローチャートの処理を終了し、メインルーチンに戻る。YESと判定した場合には続いてタイマーによる計測時間が2秒を経過したか否かを判定する(ステップS78)。この判定処理においてNOと判定した場合には、ステップS76の判定処理に戻り、ステップS76でNOと判定するか、又は、ステップS78でYESと判定するまで、ステップS76とステップS78の判定処理を繰り返す。
ステップS78の判定処理においてYES、即ち、ワイドスイッチがオンされた状態で2秒が経過したと判定した場合には、一般的なカメラでメインスイッチがオフされた場合と同様にZモータ54を駆動して撮影レンズ12の鏡胴を沈胴状態にし(ステップS80)、カメラを撮影不能な停止状態(電源をオフ状態)にする(ステップS82)。そして、上記ステップS72の判定処理に移行し、ワイドスイッチがオフされると、メインルーチンの処理に戻る。
尚、本フローチャートの処理によれば、撮影レンズ12の鏡胴がワイド端の状態でない場合に、ワイドボタン30を押してワイド端の状態にした後、ステップS72の判定処理によって一旦、ワイドボタン30を離すと、本フローチャートの処理が終了する。そして、再度、ワイドボタン32を2秒間継続して押すと、ステップS80、S82の処理によりカメラが停止状態となるようにしたが、ワイドボタン30を押して鏡胴がワイド端の状態になった後、ステップS72の判定処理を行うことなく、ワイドボタン30を継続して押し続けると、ステップS80、S82の処理が実行されてカメラが停止状態となるようにしてもよい。
次に、図4におけるステップS20のレリーズ処理について図7のフローチャートを用いて説明する。CPU40は、まず、カメラが動作状態か否かを判定する(ステップS90)。NOと判定した場合には、その操作は無効に等しく、メインルーチンの処理に戻る。YESと判定した場合には、次に測光回路46に測光処理を実行させ、測光回路46から測光値を取得する(ステップS92)。続いて、測距回路44に測距処理を実行させ、測距回路44から測距値を取得する。
次にCPU40は、スイッチ類42から与えられるSP2信号に基づいてSP2スイッチがオンされたか否か、即ち、シャッターボタン24が全押しされたか否かを判定する(ステップS96)。NOと判定した場合には、スイッチ類42から与えられるSP1信号に基づいてSP1スイッチが依然としてオンされているか否か、即ち、シャッターボタン24の半押しが継続されているか否かを判定する(ステップS98)。YESと判定した場合には、ステップS96に戻る。NOと判定した場合には、本フローチャートの処理を終了しメインルーチンの処理に戻る。
ステップS96においてYES、即ち、シャッターボタン24が全押しされたと判定した場合、CPU40は上記ドライバ52に指令してフォーカス用のLモータ56を駆動し、ステップS94の測距処理によって得られた測距値に対応する位置にフォーカス用のレンズ群を移動させる(ステップS100)。
続いて、シャッター回路50に指令し、ステップS92の測光処理によって得られた測光値に基づいて適正な露光量となるようにシャッターを開口させる時間や開口量を制御してフイルムを露出させる(ステップS102)。尚、必要に応じてストロボ回路48によってストロボを発光させる。露出処理が終了すると、上記ドライバ52にFモータ58を駆動させてフイルムを1コマ分給送させる(ステップS104)。そして、本フローチャートの処理を終了し、メインルーチンの処理に戻る。
以上、上記実施の形態では、カメラが停止状態(電源がオフ状態)のときにテレボタン32を一定時間(2秒)以上継続して押すと、カメラが動作状態(電源がオン状態)に切り替わるようにしたが、これに限らず、カメラが停止状態のときにワイドボタン30を一定時間以上継続して押すと、カメラが動作状態に切り替わるようにしてもよい。また、テレボタン32とワイドボタン30のいずれか一方のみの操作によってカメラを停止状態から動作状態に切り替えられるようにするのではなく、いずれかのボタンが一定時間以上押された場合にカメラを動作状態に切り替えられるようにしてもよい。同様に、上記実施の形態では、カメラが動作状態の場合に、撮影レンズ12の鏡胴がワイド端の状態に設定されているときにワイドボタン30を一定時間(2秒)以上継続して押すと、カメラが停止状態に切り替わるようにしたが、撮影レンズ12の鏡胴がテレ短の状態に設定されているときにテレボタン32を一定時間以上継続して押すと、カメラが停止状態に切り替わるようにしてもよく、また、いずれか一方のみの操作によってカメラを停止状態に切り替えられるようにするのではなく、いずれかの操作を行うことによってカメラを停止状態に切り替えらえるようにしてもよい。更に、カメラを動作状態又は停止状態に切り替えるための継続して行うワイドボタン30又はテレボタン32の操作時間は2秒と異なる時間であってもよい。
また、上記実施の形態では、ズーム操作のためのズーム操作部材は、ワイド側ズーム操作と、テレ側ズーム操作とを個別に設けられたワイドボタン30とテレボタン32とで行う場合を示したが、本発明は、他の形態のズーム操作部材の場合、例えば、揺動スイッチのようにワイド側ズーム操作とテレ側ズーム操作とを揺動方向によって行えるようにしたズーム操作部材等でも適用できる。
また、上記実施の形態では、銀塩フイルム用のコンパクトカメラに本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、任意のカメラ、例えば、デジタルスティルカメラや動画撮影用のムービーカメラにも適用できる。
図1は、本発明に係るカメラの外観を正面側から示した斜視図である。 図2は、本発明に係るカメラの外観を背面側から示した斜視図である。 図3は、本発明に係るカメラの制御部の概略構成を示したブロック図である。 図4は、カメラのCPUによって実行されるスイッチ操作検出処理の処理手順を示したフローチャートである。 図5は、カメラのCPUによって実行されるテレ操作処理の処理手順を示したフローチャートである。 図6は、カメラのCPUによって実行されるワイド操作処理の処理手順を示したフローチャートである。 図7は、カメラのCPUによって実行されるレリーズ処理の処理手順を示したフローチャートである。
符号の説明
10…カメラボディ、12…撮影レンズ、24…シャッターボタン、30…ワイドボタン、32…テレボタン、40…CPU、42…スイッチ類、44…測距回路、46…測光回路、48…ストロボ回路、50…シャッター回路、52…ドライバ、54…Zモータ、56…Lモータ、58…Fモータ

Claims (4)

  1. 可変焦点距離の撮影レンズを備えたカメラであって、前記撮影レンズの焦点距離を短くするワイド側ズーム操作と、前記撮影レンズの焦点距離を長くするテレ側ズーム操作とを行うズーム操作部材と、該ズーム操作部材の操作に従って前記撮影レンズの焦点距離を変更するズーム動作を電動で行うズーム制御手段と、を備えたカメラにおいて、
    前記カメラが撮影不能な停止状態の場合に、前記ズーム操作部材によってワイド側ズーム操作又はテレ側ズーム操作が一定時間継続して行われると、前記カメラを撮影可能な動作状態に切り替える起動手段と、
    前記カメラが前記動作状態の場合に、前記撮影レンズの焦点距離が最短となるワイド端に設定されている状態で前記ズーム操作部材によってワイド側ズーム操作が一定時間継続して行われた場合、又は、前記撮影レンズの焦点距離が最長となるテレ端に設定されている状態で前記ズーム操作部材によってテレ側ズーム操作が一定時間継続して行われた場合に、前記カメラを撮影不能な停止状態に切り替える停止手段と、
    を備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 前記ズーム操作部材によるワイド側ズーム操作の有無によってオン/オフ状態が切り替わるワイドスイッチと、前記ズーム操作部材によるテレ側ズーム操作の有無によってオン/オフ状態が切り替わるテレスイッチとを備え、
    前記ズーム制御手段、前記起動手段、及び、前記停止手段は、前記ワイドスイッチ又は前記テレスイッチのオン/オフ状態に基づいてワイド側ズーム操作又はテレ側ズーム操作が行われていることを検出することを特徴とする請求項1のカメラ。
  3. 前記ズーム操作部材は、前記ワイドスイッチのオン/オフ状態を切り替えるワイドボタンと、該ワイドボタンと別体であって前記テレスイッチのオン/オフ状態を切り替えるテレボタンとからなることを特徴とする請求項2のカメラ。
  4. 前記撮影レンズは、前記カメラが前記停止状態から前記動作状態に切り替わると鏡胴がカメラボディに沈胴している沈胴状態から前記ワイド端の位置に繰り出され、前記カメラが前記動作状態から前記停止状態に切り替わると前記鏡胴が前記沈胴状態に繰り込まれることを特徴とする請求項1、2、又は、3のカメラ。
JP2004356722A 2004-12-09 2004-12-09 カメラ Pending JP2006163138A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008164837A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Casio Comput Co Ltd 撮影システム、この撮像システムに用いられる撮像装置、防水ケース及びプログラム
JP2009212644A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Nikon Corp 撮影装置

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