JP3606661B2 - カメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラボディの上面にトップカバーを設けたコンパクトカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近のコンパクトカメラの多くにはレンズバリアが用いられている。レンズバリアはカメラの不使用時に撮影レンズの前面を覆い、携帯時に撮影レンズを傷つけることを防ぎ、また撮影レンズに手垢や塵が付着して汚れることを防ぐためのものである。同様の理由から、カメラボディの前面に露出しているファインダ対物窓や測光窓、あるいはオートフォーカス用の測距窓等についても、カメラの不使用時には遮蔽しておく方が好ましい。
【0003】
不使用時にファインダ対物窓を塞ぐファインダカバーを備えたカメラは、これまでにもいくつか知られている。その最も普通の形態は、カメラボディの前面にスライド式のバリアを設け、このバリアによって撮影レンズの前面共々、ファインダ対物窓の前面をも覆うようにしたものである。このバリアはカメラボディの長手方向、すなわちカメラボディを正面から見たときにバリアが左右方向に移動自在となっており、撮影時にはバリアをスライドさせることによって、撮影レンズとファインダ対物窓とが前面に露呈するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにカメラボディ前面に設けたスライドバリアによって撮影レンズ及びファインダ対物窓の両方を開閉するものは、構造が簡単で製造コストを安くできる利点はあるが、スライドバリア自体が大型になり、カメラボディ前面にスライドバリア開放時の退避スペースが不可欠になってカメラボディが大型化しやすくなる。また、スライドバリアの小型化及びそのスライド量を小さく抑えようとすると、ファインダ対物窓を設ける位置が撮影レンズのほぼ真上に限定されてしまい、デザイン上の大きな制約となる。
【0005】
一方、ファインダ対物窓の前面を専用のファインダカバーで開閉しようとした場合、ファインダ対物窓は、ほぼ矩形の箱型をしたカメラボディの前面上方に設けられているため、上記スライドバリアと同様、ファインダカバーをカメラボディの左右方向にスライドさせる構造にならざるを得ない。ところがこのような構造では、その開放時の退避スペースが必要になり、しかもこの退避スペースには被写体輝度測定用の測光窓やオートフォーカス用の測距窓、あるいはストロボ発光窓などを配置することができなくなり、やはりコンパクト化の妨げにもなりかねない。
【0006】
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、カメラボディの前面にカバー開放時の退避スペースを要することなく、カメラボディ前面上方に配置されたファインダ対物窓をカバーで簡便に開閉することができるようにしたカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するにあたり、カメラボディの前面側と背面側との間でカメラボディ表面の少なくとも一部を突出した曲面に形成し、この曲面に沿って移動するカバーによりファインダ対物窓または測光窓または測距窓またはストロボ発光窓の少なくともいずれかを遮蔽し、あるいは露呈させるように構成したものである。
【0008】
トップカバーの移動は円筒状曲面に沿った回動となり、しかもカメラボディの前面側と背面側との間で行われるため、従来のスライド移動式のカバーと比較して退避スペースの節約が可能になると同時に、カメラボディの外観上、退避スペースを目立たなくすることができる。さらに、このようなトップカバーを用いることによって、ファインダ対物窓と横並びに配置された測光窓,測距窓,ストロボ発光窓の前面も簡便に開閉でき、携帯時にこれらの窓も同時に保護することが可能となる。さらに、カメラの使用時には必然的にトップカバーを開き操作することになるため、このトップカバーが背面側に移動したことに応答してレリーズ操作を有効化し、あるいは撮影レンズの前面を閉じているレンズバリアを開放することにより、撮影開始時の操作性も向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に本発明を用いたカメラの使用時及び不使用時の外観を示す。カメラボディ2は前面から見て矩形状をしているが、上面3は前面側と背面側との間で半円筒状に突出した曲面となっており、また左右の側面は上面3よりも緩やかに突出した曲面となっている。カメラボディ2の上面3には、上面3の曲面に沿って、カメラボディ2の前面側と背面側との間でスライド自在に移動するトップカバー4が設けられている。
【0010】
カメラボディ2の前面上方には、ファインダ対物窓13が設けられており、その内部に対物レンズ14が設けられている。この対物レンズ14と横並びにストロボ発光窓16,オートフォーカス用の投光窓17及び受光窓18と、露出制御用の測光窓23が設けられている。これらは、トップカバー4をカメラボディ2の背面側に移動させることによって露呈され、トップカバー4をカメラボディ2の前面側に移動させることによって遮蔽されて、手垢や塵が付着して汚れるのを防止するようになっている。
【0011】
カメラボディ2には、ズームレンズからなる撮影レンズ20を内蔵したズーム鏡筒21が内蔵されており、図1に示すカメラ使用時には、カメラボディ2の前面に設けた開口部25からズーム鏡筒21を突出させて、焦点距離を適宜に変更することができる。このズーミング操作はズームボタン45(図5参照)によって行われる。また、図2に示すカメラの不使用時には、この開口部25をレンズバリヤ26,27で閉じて撮影レンズ20の前面を覆い、携帯時に撮影レンズ20を傷つけることを防いでいる。
【0012】
図3に本発明を用いたカメラの上部の側面断面図を示す。カメラボディ2の上部には、対物レンズ14と接眼レンズ15これらを保持するファインダ鏡筒19とからなるファインダ装置40が設けられている。このファインダ装置40は、ファインダ鏡筒19に組み込まれたファインダ変倍レンズ22が図示していない駆動機構で撮影倍率の変化とともに移動されて、実際の視野も変化するようになっている。ファインダ装置40の前後には、カメラボディ2の上面3の曲面と同じ湾曲をしたファインダ対物窓13とファインダ接眼窓12が設けられており、対物レンズ14及び接眼レンズ15の各々が覆われている。
【0013】
図5に示すように、トップカバー4の側縁部4aはレール状に形成されており、カメラボディ2の上面3の曲面に沿って形成した円弧溝33に入り込んで、カメラボディ2の前面側と背面側との間でスライド自在に移動するようになっている。トップカバー4の背面側にはファインダ接眼窓12を露呈させる窓34が形成されており、トップカバー4を背面側に移動したカメラの使用時は、この窓34を通して被写体を確認することができる。
【0014】
図4に本発明を用いたカメラのレンズバリヤ開閉機構を示す。ほぼ半円形のレンズバリヤ26,27は、カメラボディ2の内部に形成した軸35,36に軸着されている。駆動リング37はズーム鏡筒21を取り囲むようにして配置されている。駆動リング37の対向位置に設けたピン37a,37bはレンズバリヤ26,27のカム溝26a,27aに入り込んでいる。図4(A)に示すカメラの不使用時には、レンズバリヤ26,27は開口部25を閉じている。駆動リング37の外周に形成した歯列部37cには、バリアモータ39で駆動されるギヤ38が噛み合っている。カメラの使用時は、バリアモータ39の駆動で、図4(B)に示すようにレンズバリヤ26,27が開口部25の両側に退避して開口部25を開放する。
【0015】
図5に示すように、トップカバー4の横にはレリーズボタン44とズームボタン45が設けられている。カメラボディ2の内部には、トップカバー4を背面側に移動した状態でトップカバー4の後端縁部を検出するカバースイッチ47が設けられている。トップカバー4の側縁部4aにはクリック穴51,52が設けられ、バネ49とともにカメラボディ2に組み込まれたクリックボール48がこれらのクリック穴に選択的に係合するようになっている。なお、このクリック穴及びクリックボールはトップカバー4の他方の側縁部にも全く同様に設けられている。そして、トップカバー4を背面側に移動させるとクリックボール48がクリック穴51に嵌まってトップカバー4を開き位置にクリック止めし、トップカバー4を前面側に移動させるとクリックボール48がクリック穴52に嵌まってトップカバー4を閉じ位置にクリック止めする。
【0016】
図6に上記カメラの電気的構成を概略的に示す。コントローラ60は電源電池61の給電を受けて、カバースイッチ47のオン/オフを監視している。カバースイッチ47は、前述したようにトップカバー4が背面側に移動したときにオンする。カバースイッチ47がオンすると、コントローラ60はバリアドライバ57にバリア開き信号を入力し、これによりバリアモータ39が正転してレンズバリア26,27を開く。また、カバースイッチ47がオンからオフに切り換えられたときにはコントローラ60はバリアドライバ57にバリア閉じ信号を入力し、これによりバリアモータ39が逆転してレンズバリア26,27を閉じる。バリアドライバ57には停止スイッチ59が接続され、レンズバリア26,27が所定の開き位置まで移動したとき、及び所定の閉じ位置に移動したときにオンしてバリアモータ39の正転及び逆転を停止させるようになっている。すなわち、カバースイッチ47,コントローラ60,バリアドライバ57は、トップカバー4の開閉に応じてレンズバリア26,27を開閉するバリア開閉手段を構成している。
【0017】
バリア開き信号及びバリア閉じ信号は、それぞれ給電制御用のスイッチングトランジスタ58のオン/オフ信号としても用いられ、バリア開き信号の入力によってスイッチングトランジスタ58がオンして露出制御回路63,測距回路66,ストロボ回路70に電源供給が行われ、バリア閉じ信号の入力によってスイッチングトランジスタ58がオフしてこれらの回路への電源供給が断たれる。したがって、カバースイッチ47,コントローラ60,スイッチングトランジスタ58は、露出制御回路63とともにシャッタレリーズ操作の有効化/無効化を制御するレリーズ制御手段を構成し、また測距回路66あるいはストロボ回路70とともに、それぞれ測距回路66,ストロボ回路70の能動化/不作動化を制御する制御手段としても機能している。
【0018】
露出制御回路63にはレリーズボタン44の半押しスイッチ65と全押しスイッチ69とが接続され、半押しスイッチ65のオンによって測光窓23の奥に組み込まれた測光素子62が被写体輝度を測光する。露出制御回路63はその測光値に対応してプログラムシャッタ動作時のシャッタ速度,絞り値を制御する。半押しスイッチ65オン信号は測距回路66にも入力され、これにより近赤外光を発光するIRED67が投光窓17を通して被写体に向けて測距光を投光する。その反射光は受光窓18を通してPSD(半導体位置センサ)68に入射し、測距回路66は反射光の入射位置に基づいて被写体距離を測定する。また、測距回路66はこうして検出された被写体距離に対応して撮影レンズ20のピント調節を行う。また、スイッチングトランジスタ58がオンすると、ストロボ回路70が充電動作を開始し、ストロボ発光用のメインコンデンサを充電する。
【0019】
全押しスイッチ69のオン信号が露出制御回路63に入力されると、露出制御回路63はプログラムシャッタを作動させる。プログラムシャッタの作動に同期したシンクロ信号がストロボ回路70に入力されることによって、放電管73が発光してストロボ撮影が行われる。なお、ストロボ回路70には露出制御回路63で測定された被写体輝度情報も入力されるようになっており、十分な被写体輝度のもとではシンクロ信号が入力されても放電管73は発光しない。
【0020】
以下、上記カメラの作用について説明する。トップカバー4をカメラボディ2の前面側に移動させた状態では、ファインダ対物窓13の他、これと横並びに設けられている測距装置の投・受光窓17,18、測光窓23、ストロボ発光窓16の全てがトップカバー4で覆われる。またレンズバリア26,27も閉じ位置にあって、不使用時にはこれらの主要構成部分が外部から遮蔽され、携帯時に傷が入ったり汚れが付着することがないようにしてある。さらに、カメラボディ2の全体形状が突出部のないコンパクトな矩形形状になり、ポケットや小さいバックに入れて楽に携帯することができる。
【0021】
そして、トップカバー4は前面側の閉じ位置でクリックボール48で係止されており、しかも外表に突起物がないため、携帯時に不用意に開くことはない。トップカバー4がこの閉じ位置にあるときには、カバースイッチ47がオフしたままであるからスイッチングトランジスタ58はオフ状態にあり、露出制御回路63,測距回路66,ストロボ回路70への電源供給が断たれている。したがって、ストロボ回路70は不作動状態であり、またレリーズボタン44を操作しても露出制御回路63,測距回路66が作動することはない。なお、同様にズームボタン45の操作も無効化されている。
【0022】
クリック止めに抗してトップカバー4をカメラボディ2の半円筒状に湾曲した上面3に沿って背面に移動させると、ファインダ対物窓13、投・受光窓17,18、測光窓23、ストロボ発光窓16の全てが一斉にカメラボディ2の前面上方に露呈される。トップカバー4を完全に前面側まで移動させると、図5に示すようにクリックボール48がクリック穴51に嵌まってトップカバー4が開き位置にクリック止めされる。同時にカバースイッチ47がオンし、これに応答してコントローラ60からバリアドライバ57に開き信号が入力される。
【0023】
この開き信号を受けてバリアドライバ57はバリアモータ39を正転させ、駆動リング37が図4(A)の位置から時計方向に回動し、図4(B)に示すようにレンズバリア26,27を開き位置に移動させる。レンズバリア26,27が開口25を完全に開放させる位置まで駆動リング37が回動すると、停止スイッチ59がオンし、このオン信号を受けてバリアモータ39の正転が停止する。これにより開口25が開放され、ズーム鏡筒21はカメラボディ2内に没入した不使用位置から使用位置(広角端位置)へと繰り出される。
【0024】
コントローラ60から開き信号が出力されると、スイッチングトランジスタ58がオンする。これにより露出制御回路63,測距回路66,ストロボ回70に給電が行われ、露出制御回路63,測距回路66はレリーズ操作待ちの状態となり、またストロボ回路70はメインコンデンサへの充電を開始する。広角端での撮影を意図するときには、撮影者はそのままレリーズボタン44を操作すればよく、焦点距離を変更したいときにはズームボタン45を適宜に操作すればよい。なお、このときズーム鏡筒21の進退に連動してファインダ変倍レンズ22も移動してファインダを通して観察される被写体像の変倍が行われる。
【0025】
レリーズボタン44を半押し操作して半押しスイッチ65がオンすると、露出制御回路63,測距回路66によってそれぞれ測光,測距が行われ、被写体輝度及び被写体距離の測定が行われる。さらにレリーズボタン44を押すと全押しスイッチ69がオンして撮影が行われる。このとき、被写体輝度が低すぎるときには、シャッタ羽根の開閉に同期して得られるシンクロ信号がストロボ回路70に入力されたタイミングで放電管73が発光し、ストロボ撮影が行われる。
【0026】
撮影を終え、クリック止めに抗してトップカバー4を前面側に移動させると、まずカバースイッチ47がオン状態からオフ状態に切り換わる。これに応答してコントローラ60は閉じ信号を出力し、スイッチングトランジスタ58がオフして露出制御回路63,測距回路66,ストロボ回70への給電が断たれ、これらは不作動状態となる。
【0027】
コントローラ61からオフ信号が出力されると、まずズーム鏡筒21がカメラボディ2内に引き込まれた不使用位置に沈胴する。そして、バリアドライバ37はバリアモータ39を逆転させ、駆動リング37が反時計方向に回動する。これに連動してレンズバリア26,27は閉じ位置に移動し、駆動リング37が図4(A)の位置まで回動したときに停止スイッチ59がオンし、バリアモータ39が停止する。この結果、レンズバリア26,27は開口25を完全に塞ぎ、撮影レンズ20の前面が保護される。そしてトップカバー4を完全に前面側まで移動させると、クリック穴52にクリックボール48が嵌まってトップカバー4は閉じ位置にクリック止めされる。また、ファインダ対物窓13、投・受光窓17,18、測光窓23、ストロボ発光窓16の全てがトップカバー4で一斉に覆われ、図2に示す不使用状態となる。
【0028】
なお、トップカバー4が前面側に完全に移動されたことを検知するスイッチを設け、これを電源スイッチに利用することができる。また、トップカバー4が閉じ位置と開き位置との間の中間位置で停止することがないようにトップカバー4をトグルバネで付勢し、閉じ位置と開き位置だけで安定に保持されるようにしておくことも有効である。また、レリーズボタン44側のトップカバー側面に突片を一体に設け、トップカバー4を前面側に移動させたときには前記突片をレリーズボタン44の下側に進入させ、またトップカバー4を背面側に移動させたときに前記突片をレリーズボタン44の下から退避させるように構成し、レリーズボタン44の操作の有効化/無効化を機械的に切り換えるようにしてもよい。
【0029】
上記の実施形態では、ファインダ接眼窓12はトップカバー4の移動に係わらず常に露呈されているが、図7に示す構成を採ることによって、トップカバーの移動に連動してファインダ接眼窓の開閉を行うことも可能である。図7(A)に示すようにトップカバー84がカメラボディ82の背面側にあるときは、トップカバー84の裏側に設けた押付け片84aで、ファインダ接眼窓85の内側の溝部に上下に移動自在に配置したシャッタ部材86の斜辺86aを押し下げて、ファインダ接眼窓85を開放する。また、図7(B)に示すようにトップカバー84がカメラボディ82の前面側にあるときは、シャッタ86は下部に設けたバネ87で持ち上がってファインダ接眼窓85を内側から塞ぐようになっている。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明のカメラによれば、カメラボディの前面側と背面側との間でカメラボディ表面の少なくとも一部を突出した曲面に形成し、この曲面に沿って移動するカバーによりファインダ対物窓または測光窓または測距窓またはストロボ発光窓の少なくともいずれかを遮蔽し、あるいは露呈させるように構成したから、従来のスライド移動式のカバーと比較して退避スペースの節約が可能になると同時に、カメラボディの外観上、退避スペースを目立たなくすることができる。
【0031】
また、このようなトップカバーを用いることによって、ファインダ対物窓と横並びに配置された測光窓,測距窓,ストロボ発光窓の前面も簡便に開閉でき、携帯時にこれらの窓も同時に保護することが可能となった。また、トップカバーが背面側に移動したことに応答してレリーズ操作を有効化し、あるいは撮影レンズの前面を閉じているレンズバリアを開放することにより、撮影開始時の操作性も向上させることができる。また、、少ない変位量で未使用状態から使用状態に切り替えることができ、咄嗟の撮影にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたカメラの使用時の外観を示すものである。
【図2】カメラの不使用時の外観を示すものである。
【図3】カメラの上部を横から見た断面図である。
【図4】カメラのレンズバリヤ機構を示す平面図である。
【図5】カメラの上部の背面側を一部破断した斜視図である。
【図6】カメラの電気回路の説明図である。
【図7】ファインダ接眼窓を遮蔽する構造の一例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
2 カメラボディ
3 上面
4 トップカバー
13 ファインダ対物窓
14 対物レンズ
15 接眼レンズ
16 ストロボ発光窓
17 投光窓
18 受光窓
23 測光窓
21 ズーム鏡筒
26,27 トップカバー
40 ファインダ装置
44 レリーズボタン
47 カバースイッチ
Claims (4)
- カメラボディ表面の少なくとも一部をカメラボディ前面側と背面側との間で突出した曲面とし、その曲面に対応した湾曲形状を有し、前記曲面に沿ってカメラボディの前面側と背面側との間で移動自在なカバーを設け、このカバーの移動によりファインダ対物窓または測光窓または測距窓またはストロボ発光窓の少なくともいずれかを遮蔽及び露呈させるようにしたことを特徴とするカメラ。
- 前記カバーが背面側に移動したときにカメラに電源の供給が行われることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
- 前記カバーが背面側に移動したことに応答してシャッタボタンの操作を有効化するレリーズ制御手段を設けたことを特徴とする請求項1または2のいずれか記載のカメラ。
- カメラボディに組み込まれた撮影レンズの前面を開閉するレンズバリアと、前記カバーが背面側に移動したことに応答してレンズバリアを開き、前記カバーが前面側に移動したことに応答してレンズバリアを閉じるバリア開閉手段とを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のカメラ。
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