JP2001166362A - ストロボ内蔵カメラ - Google Patents

ストロボ内蔵カメラ

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JP2001166362A JP35285099A JP35285099A JP2001166362A JP 2001166362 A JP2001166362 A JP 2001166362A JP 35285099 A JP35285099 A JP 35285099A JP 35285099 A JP35285099 A JP 35285099A JP 2001166362 A JP2001166362 A JP 2001166362A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラ本体の収納位置と発光位置とに移動する
ことができる可動式のストロボを備えたストロボ内蔵カ
メラにおいて、ストロボの発光を禁止するスイッチを、
カメラ本体に設けるとともに、スイッチの開閉方向がス
トロボの移動方向と直交する方向になるように配置する
ことにより、ストロボが収納方向に移動された時に、適
切な位置でストロボの発光を禁止することができるスト
ロボ内蔵カメラを提供する。 【解決手段】本発明は、ストロボ10の発光を禁止する
リーフスイッチ110を、その可動接触子112、11
4の可動方向がストロボ10の移動方向と直交する方向
になるように配置する。そして、リーフスイッチ110
を押圧して閉じるプレート120を、ストロボ10に設
けるとともにストロボ光がカメラ本体12に遮られない
範囲の終端位置にストロボ10が移動した位置でリーフ
スイッチ110を閉じるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ本体に収納
される収納位置とカメラ本体から突出した発光位置とに
移動することができる可動式のストロボが内蔵されたス
トロボ内蔵カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−104696号公報等に開
示されたストロボ内蔵カメラのストロボは、撮影レンズ
鏡胴の沈胴、及び繰り出し動作に連動して駆動される。
即ち、前記ストロボは、撮影レンズ鏡胴の沈胴時、即
ち、電源がOFFの状態の時にはカメラ本体に収納さ
れ、電源がONされて撮影レンズ鏡胴が初期位置に繰り
出されると、カメラ本体から突出移動されて発光位置に
位置される。
【0003】このようなストロボ内蔵カメラは、発光位
置に位置しているストロボを外力から保護するために、
外力を吸収する外力吸収機構が設けられている。この外
力吸収機構は、ストロボに加わった外力を、ストロボを
収納方向に逃がすことによって吸収する機構である。
【0004】外力吸収機構を備えたストロボ内蔵カメラ
には、外力でストロボが収納方向に逃げた時に、ストロ
ボの発光を禁止するスイッチが設けられている。
【0005】特開平8−184883号公報に開示され
たストロボ内蔵カメラのスイッチは、スイッチの開閉方
向がストロボの移動方向と同方向になるようにストロボ
側に取り付けられている。このスイッチを押圧して閉じ
るストロボの押圧部材は、カメラ本体側に設けられると
ともに、ストロボが発光位置に位置した時にスイッチを
閉じることができる位置に設けられている。かかるスト
ロボ内蔵カメラによれば、ストロボが発光位置に位置し
た時にスイッチが閉じられてストロボの発光が許可さ
れ、ストロボが収納位置に向けて若干量移動されると、
スイッチが押圧部材から退避するのでスイッチが開放さ
れ、ストロボの発光が禁止される。
【0006】しかしながら、特開平8−184883号
公報のストロボ内蔵カメラは、動くストロボ側にスイッ
チが設けられているので、ストロボが動く時にスイッチ
のリードが屈曲するためのスペースをストロボに確保し
なければならず、ストロボが大型になるという欠点があ
った。また、リード線の屈曲部に疲労が蓄積し、屈曲部
が断線するという虞もあった。
【0007】そこで、このような不具合を防止するため
に、スイッチをカメラ本体に設けたストロボ内蔵カメラ
が提案されている。このストロボ内蔵カメラは、スイッ
チがストロボ収納方向側の終端位置に設けられ、終端位
置にストロボが移動してくると、スイッチがストロボの
底部に押圧されて閉じる。これによって、ストロボの発
光が禁止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ストロ
ボ収納方向側の終端位置にスイッチを設けた前記従来の
ストロボ内蔵カメラは、ストロボの発光が収納位置の直
前まで許可されているので、外力でストロボが収納位置
の直前まで収納されていることをカメラマンが気付かず
に、ストロボを発光させると、ストロボ光の熱がカメラ
本体内に放出され、熱に弱いカメラの回路部品等に悪影
響を与える場合があるという欠点があった。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、収納位置と発光位置とに移動することができる
可動式のストロボであって、収納方向に移動された時に
適切な位置でストロボの発光を禁止することができるス
トロボ内蔵カメラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、カメラ本体に収納される収納位置とカメ
ラ本体から突出される発光位置とに移動可能な可動式の
ストロボと、該ストロボが発光位置から収納位置に向け
て移動される際にストロボに押圧されて閉じることによ
りストロボの発光を禁止するスイッチとを備えたストロ
ボ内蔵カメラにおいて、前記スイッチは、前記カメラ本
体に取り付けられるとともに、スイッチの開閉方向がス
トロボの移動方向と直交する方向に配置されていること
を特徴とする。
【0011】請求項1記載の発明によれば、ストロボの
発光を禁止するスイッチを、カメラ本体に設けるととも
に、スイッチの開閉方向がストロボの移動方向と直交す
る方向に配置することを特徴としている。このような方
向にスイッチを配置すれば、スイッチをストロボ収納位
置の終端位置に配置する必要がなくなり、よって、スト
ロボの移動ストークの範囲内であればどの位置でも配置
することが可能になる。したがって、ストロボを収納方
向に移動した時に、適切な位置でストロボの発光を禁止
する位置にスイッチを配置することができる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、前記スイッ
チを押圧して閉じるストロボの押圧部材を、ストロボに
設けるとともに、ストロボ光がカメラ本体に遮られない
範囲の終端位置にストロボが移動した位置でスイッチを
閉じるように構成した。かかる構成によって、ストロボ
光がカメラ本体に遮られる位置ではストロボは発光しな
いので、ストロボ光の熱がカメラ本体内に放出されず、
よって、熱に弱いカメラの回路部品等をストロボ光の熱
から保護することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るストロボ内蔵カメラの好ましい実施の形態を詳述す
る。
【0014】図1は、本発明の実施の形態に係るストロ
ボ内蔵カメラ1が示され、このカメラ1のカメラ本体1
2前面には、ズーム機能を有する撮影レンズ鏡胴3、オ
ートフォーカスセンサ及び露出センサを有する窓4、及
びファインダ窓5がそれぞれ所定の位置に配置される。
また、カメラ本体12前面の図1上右上隅部には、本発
明の実施の形態の可動式ストロボ10が配置され、更
に、カメラ本体12の上面の左側には、カメラマンの右
手で操作されるシャッターボタン6が配置されている。
【0015】図2は、ストロボ10がカメラ本体12に
収納された状態を示す断面図であり、図3はストロボ1
0が発光位置に位置されてストロボ放電管14がWID
E端に位置している状態を示す断面図、図4はストロボ
放電管14がTELE端に位置している状態を示す断面
図である。
【0016】これらの図に示すストロボ10は、図3、
図4において二点鎖線で示す撮影レンズ鏡胴3の沈胴、
繰り出し及びズーム動作に連動して動作されるものであ
り、撮影レンズ鏡胴3の沈胴時には図2の収納位置に位
置され、撮影レンズ鏡胴3が繰り出されてWIDE端
(初期位置)に位置された時には図3の発光位置、そし
て、撮影レンズ鏡胴3がズーム動作されTELE位置に
位置された時には図4の位置にそれぞれ位置される。
【0017】次に、ストロボ10及びストロボ放電管1
4を移動させるための、移動機構18について説明す
る。
【0018】移動機構18は図5、図6に示すように、
カムラック20、カム板22、倍速レバー24、及びカ
ム溝25とカムピン28とからなるカム機構を主な構成
としている。
【0019】カムラック20には、上下一対の長孔3
0、32が鉛直方向に形成され、この長孔30、32に
は、図6のカメラ本体12の側面に締結されるガイドピ
ン34、36が嵌合される。これにより、カムラック2
0がカメラ本体12の側面に取り付けられる。また、カ
ムラック20の図6上右側部には、ラック38が鉛直方
向に形成されている。このラック38には、カメラ本体
12の前面に回動自在に設けられたピニオン40が噛合
され、ピニオン40は図示しない駆動モータの出力軸に
減速ギア42、44を介して連結されている。したがっ
て、前記駆動モータが正転/逆転駆動されると、その動
力がカムラック20に伝達されるので、カムラック20
は長孔30、32とガイドピン34、36とにガイドさ
れて上下方向に移動する。
【0020】カムラック20のラック38の上部には、
カムピン28が突設部21を介して取り付けられ、カム
ピン28はカム板22のカム溝25に係合される。ま
た、カムラック20の上端部には、折曲された爪部46
が形成され、この爪部46は、倍速レバー24の下部に
形成された係合部47に係合される。爪部46は、カム
ラック20の図2に示した沈胴位置から図3に示したW
IDE端位置までの移動時において、係合部47との係
合状態が保持されるとともに、図3から図4に示すTE
LE方向の移動時においては、係合部47から退避移動
されて係合状態が解除される。
【0021】倍速レバー24は、図6の如くピン48を
介してカメラ本体12の側面に回動自在に取り付けられ
る。この倍速レバー24の図5上で右斜め上方に伸びる
アーム25の先端にはピン50が設けられ、ピン50
は、ストロボ10を移動(開閉)させるレバー52の長
孔54に嵌合される。レバー52は、軸56に回動自在
に支持される。また、ストロボ10のストロボケース1
1は、軸56に挿入された図6のコイルばね80に係合
されており、コイルばね80の付勢力によってストロボ
10は、軸56を中心に図5上反時計回り方向(ストロ
ボ10の閉方向)に付勢されている。なお、ストロボケ
ース11は、図6の如く上ケース11Aと下ケース11
Bとから構成される。また、倍速レバー24は、圧縮ば
ね82を介してカメラ本体12に支持されているので、
この圧縮ばね82の付勢力によって倍速レバー24は、
ピン48を回動支点として図5上反時計回り方向に付勢
された状態でカメラ本体12に取り付けられる。
【0022】かかる構成によってカムラック20が図2
の位置から上昇移動されると、爪46が係合部47に対
して離間する上方向に逃げていくので、倍速レバー24
は、圧縮ばね82の付勢力でピン48を中心に図3の如
く反時計回り方向に回動していく。この方向に倍速レバ
ー24が回動していくと、カムラック20の移動ストロ
ークが倍速レバー24に倍速されてレバー52に伝達さ
れる。これにより、レバー52が軸56を中心に時計回
り方向に回動していき、そして、レバー52の上面53
が、ストロボケース11の内面に取り付けられた突片6
2に当接し、ストロボケース11を上方に押圧する。こ
の動作によって、ストロボケース11が、コイルばね8
0の付勢力に抗して軸56を中心に時計回り方向に回動
していき、図3に示した発光位置に位置する。よって、
ストロボ10は、圧縮ばね82の付勢力によって発光位
置に保持される。
【0023】一方、カム板22は、図5の如く略円板状
に形成されたカム板本体84、及びこのカム本体84か
ら上方に突出形成されたレバー部86から構成される。
また、カム板本体84は、その略中央部が、ガイドピン
34に軸支されている。
【0024】カム板本体84の図5上左側方にカム溝2
5が形成され、カム溝25は、鉛直方向に伸びる第1カ
ム溝88と、第1カム溝88の上端に連設された、左斜
め上方に伸びる第2カム溝90とから構成される。
【0025】これらのカム溝88、90にカムラック2
0のカムピン28が係合されるが、このカムピン28
は、カムラック20の第1昇降範囲(図2から図3まで
の移動範囲)において第1カム溝88内で上下に移動さ
れる。したがって、第1昇降範囲では、カムラック20
からの動力がカム板22に伝達されない。一方、カムピ
ン28は、カムラック20の第2昇降範囲(図3から図
4までの移動範囲)において第2カム溝90内で移動さ
れる。したがって、第2昇降範囲では、カムラック20
からの動力がカム板22に伝達される。これにより、カ
ム板22は、ガイドピン34を回動中心として図3の位
置から図4の位置に向けて時計回り方向に所定角度回動
する。よって、レバー部86の摺動面86Aに当接され
ているカムフォロア26が、レバー部86に押されて右
方向に移動されるので、カムフォロア26に連結されて
いるストロボ放電管14が反射笠68とともに後方に移
動し、照射角が切り換えられる。
【0026】カムフォロア26は、図5の如くロッド6
4にスライダ66を介してスライド移動自在に取り付け
られる。ロッド64は、ストロボケース11の下部に水
平方向に配設され、これにより、カムフォロア26は前
後方向にスライド移動することができる。また、スライ
ダ66には、ストロボ放電管14の反射笠68の下部が
連結されているので、カムフォロア26がスライド移動
されると、ストロボ放電管14が前述の如く反射笠68
とともに前後する。
【0027】更に、カムフォロア26は、ロッド64に
挿通された圧縮ばね70の先端部に連結されている。こ
の圧縮ばね70の基端部は、ストロボケース11の後端
部に固定されている。したがって、カムフォロア26
は、圧縮ばね70の付勢力で前方に付勢されるので、ス
トロボ放電管14は、WIDE方向に付勢された状態で
ストロボケース11に取り付けられている。符号72
は、ストロボケース11の前面に取り付けられたストロ
ボ窓である。
【0028】ここで、図6に示したカメラ本体12の構
造について説明すると、カメラ本体12の中央部には、
矩形状の露光開口部100が形成され、この露光開口部
100の前面にレンズ鏡胴3が配置される。また、露光
開口部100を挟んで図5上左側には、フイルムカート
リッジの収納室102が形成されるとともに、右側には
フイルムの巻取室104が形成される。巻取室104
は、カバー106によって側方開口部が閉塞され、この
カバー106の外側に移動機構18が配置される。ま
た、巻取室104の上部には、電池収納室108が取り
付けられ、電池収納室108の上部にストロボ10が配
置される。
【0029】更に、電池収納室108の前面には、本実
施の形態のスイッチに相当するリーフスイッチ110が
設けられたストロボ基板111が取り付けられる。
【0030】リーフスイッチ110は、一対の可動接触
子112、114を有し、この接触子112、114
は、カメラ本体12の背面方向に向けて突出配置され
る。また、リーフスイッチ110は、図7の如く接触子
112、114の可動方向(スイッチの開閉方向)Aが
ストロボ10の移動方向Bに対して直交する方向になる
ように配置されている。接触子112、114が接触さ
れてリーフスイッチ110が閉じられると、その閉信号
はカメラ1全体を統括制御するCPU116に出力され
る。そして、CPU116は、前記閉信号が出力される
と、ストロボ発光回路118にストロボ10の発光を禁
止する信号を出力する。これにより、ストロボ10の発
光が禁止される。
【0031】一方、ストロボケース11の下ケース11
Bの図7上左側下部には、リーフスイッチ110を閉じ
るためのプレート(押圧部材)120が、下ケース11
Bと一体形成されている。プレート120は、ストロボ
10の移動方向Bと平行になるように、下ケース11B
に対して直角方向に延出される。また、プレート120
は、下ケース11Bに連結された厚肉のプレート128
と、このプレート128の下部にテーパ部129を介し
て連結された中肉のプレート122と、このプレート1
22の下部にテーパ部124を介して連結された薄肉の
プレート126とが一体成形されて構成されている。
【0032】図7の発光位置において、プレート126
の図7上右側面127は、接触子112の左側面に摺接
されている。したがって、ストロボ10が収納位置に向
けて移動され、プレート126の右側面127が接触子
112を通過する第1の移動範囲L1においては、接触
子112はプレート126に押されない。これにより、
リーフスイッチ110は開の状態が保持されるので、第
1の移動範囲L1ではストロボ10の発光が許可され
る。
【0033】第1の移動範囲L1は、図8上二点鎖線で
示すストロボ10の発光位置から、図8上実線で示すス
トロボ10の位置、即ち、ストロボ光がカメラ本体12
に遮られない位置の終端位置の直前位置までの範囲に設
定されている。
【0034】次に、ストロボ10が第1の移動範囲L1
を超えて収納方向に移動されると、図9の如くプレート
120のテーパ部124が接触子112を通過する第2
の移動範囲L2において、接触子112はテーパ部12
4に押されることにより、接触子114に向けて移動さ
れ、接触子112が接触子114に接触する。これによ
り、リーフスイッチ110は閉になり、ストロボ10の
発光が禁止される。したがって、ストロボ光がカメラ本
体12に遮られない範囲の終端位置でストロボ10の発
光が禁止される。
【0035】なお、リーフスイッチ110の取付誤差、
又はプレート120の成形誤差に起因して、第2の移動
範囲L2でリーフスイッチ110が閉にならない場合が
ある。この場合には、プレート122の図9上右側面1
23がリーフスイッチ110を通過する第3の移動範囲
L3においても、リーフスイッチ110は閉にならな
い。しかし、プレート128のテーパ部129が接触子
112を通過する第4の移動範囲L4では、接触子11
2がテーパ部129に押され、接触子112が接触子1
14に確実に接触する。これにより、前記誤差が生じて
いても、ストロボ10が収納された時には、リーフスイ
ッチ110が必ず閉になるので、ストロボ10が収納さ
れた時のストロボ10の発光を禁止することができる。
【0036】次に、前記の如く構成されたストロボ内蔵
カメラ1の作用を説明する。
【0037】まず、図2のカメラ電源OFFの状態か
ら、カメラの電源をONにすると、モータに電力が供給
されて図6のピニオン40が反時計回り方向に回転す
る。これにより、カムラック20が上方に移動されてい
くので、倍速レバー24が図2から図3の如く、圧縮ば
ね82の付勢力でピン48を中心に反時計回り方向に回
動していく。そして、前記方向に倍速レバー24が回動
していくと、カムラック20の移動ストロークが倍速レ
バー24に倍速され、ピン50を介してレバー52に伝
達される。これにより、カムラック20の少ない移動ス
トロークでレバー52が軸56を中心に時計回り方向に
大きく回動していき、そして、レバー52の上面53が
突片62に当接し、ストロボケース11を上方に押圧す
る。この動作によって、ストロボ10が図2の収納位置
から図3の発光位置に向けて開いていき、そして、カム
ラック20が第1昇降範囲の終端まで移動されると、図
3に示すようにストロボ10が発光位置に位置し、スト
ロボ放電管14がWIDE位置に位置する。
【0038】この位置で前記モータに供給される電力が
一旦停止し、この時、撮影レンズ鏡胴3はWIDE端の
初期位置で停止する。また、前記発光位置において、カ
ムフォロア26が圧縮ばね70の付勢力で、カム板22
のレバー部86の摺動面86Aに押圧当接されているの
で、ストロボ放電管14はWIDE位置に保持される。
なお、電源をOFFにすると、前記モータが先とは逆方
向に回転駆動され、カムラック20が下方に移動される
ので、爪部46が係合部47を押下し、そして、倍速レ
バー24が時計回り方向に回動し、ストロボ10が閉じ
る。これにより、図2の収納位置にストロボ10が戻
る。
【0039】次に、図3に示したストロボ放電管14の
照射角を切り換える場合には、前記モータに電力を供給
し、図6のピニオン40を反時計回り方向に回転する。
これにより、カム板22がカムピン28に押されて図3
から図4の如く時計回り方向に回動していく。
【0040】カム板22が前記方向に回動してくと、カ
ムフォロア26がレバー部86に押されるとともにロッ
ド64にガイドされて後方に移動していき、そして、カ
ムラック20の第2昇降範囲の終端位置である図4の位
置において、ストロボ放電管14がTELE位置に位置
する。
【0041】また、ストロボ放電管14をTELE位置
からWIDE位置に切り換える場合には、前記ピニオン
40を図6上時計回り方向に回動させれば良い。これに
より、カムフォロア26がレバー部86に押圧当接され
た状態で前方に移動するので、ストロボ放電管14がW
IDE位置側に切り換えられる。
【0042】ところで、図8に示したTELE位置での
撮影時において(図3に示したWIDE位置での撮影時
でもよい)、ストロボ10に閉方向の外力Fが加えられ
ると、倍速レバー24がストロボ10に押下されるの
で、ストロボ10は、軸56を中心に図8上反時計回り
方向(閉方向)に回動していく。これにより、前記外力
Fが吸収される。
【0043】そして、このような外力Fでストロボ10
が閉方向に回動していくと、ストロボ10の第1の移動
範囲L1では、図7に示したリーフスイッチ110がプ
レート120によって閉じられることはないので、スト
ロボ10の発光が許可される。したがって、ストロボ光
がカメラ本体12に遮られない範囲において、ストロボ
10は発光する。
【0044】そして、ストロボ10が第2の移動範囲L
2で収納方向に移動されていくと、図9の如く接触子1
12がテーパ部124に押されるので、接触子112が
接触子114に接触し、これによって、リーフスイッチ
110が閉じる。したがって、ストロボ光がカメラ本体
12に遮られない範囲の終端位置でストロボ10の発光
が禁止される。そして、ストロボ10が第2の移動範囲
L2を超えて収納位置まで移動する第3の移動範囲L3
において、接触子112はプレート122の図9上右側
面123からプレート128の右側面130に押され、
接触子114に確実に接触した状態が保持されるので、
ストロボ10の発光が禁止される。
【0045】したがって、本実施の形態のストロボ内蔵
カメラ1のストロボ10は、ストロボ光がカメラ本体1
2で遮られる位置で発光を禁止するので、熱に弱いカメ
ラの回路部品等をストロボ光の熱から保護することがで
きる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るストロ
ボ内蔵カメラによれば、ストロボの発光を禁止するスイ
ッチを、カメラ本体に設けるとともに、スイッチの開閉
方向がストロボの移動方向と直交する方向に配置したの
で、ストロボを収納方向に移動した時に適切な位置でス
トロボの発光を禁止することが可能になる。
【0047】また、本発明によれば、前記スイッチを押
圧して閉じるストロボの押圧部材を、ストロボに設ける
とともに、ストロボ光がカメラ本体に遮られない範囲の
終端位置にストロボが移動した位置でスイッチを閉じる
ように構成したので、ストロボ光の熱がカメラ本体内に
放出されず、よって、熱に弱いカメラの回路部品等をス
トロボ光から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のストロボ内蔵カメラの斜
視図
【図2】図1のストロボ内蔵カメラのストロボが収納位
置に位置している状態を示すカメラ本体の断面図
【図3】図2のストロボが発光位置のWIDE端に位置
している状態を示すカメラ本体の断面図
【図4】図2のストロボが発光位置のTELE端に位置
している状態を示すカメラ本体の断面図
【図5】ストロボ移動機構を構成する構成部材の説明図
【図6】カメラ本体に対する図5の移動機構の組立斜視
【図7】発光位置に配置されたストロボとリーフスイッ
チとの関係を示す図
【図8】ストロボが発光位置から第1の移動範囲L1の
終端位置まで移動された状態を示す図
【図9】ストロボが移動されてリーフスイッチが閉じら
れた状態を示す図
【符号の説明】
1…ストロボ内蔵カメラ、10…ストロボ、12…カメ
ラ本体、14…ストロボ放電管、18…移動機構、20
…カムラック、22…カム板、24…倍速レバー、26
…カムフォロア、110…リーフスイッチ、112、1
14…接触子、120…プレート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に収納される収納位置とカメ
    ラ本体から突出される発光位置とに移動可能な可動式の
    ストロボと、該ストロボが発光位置から収納位置に向け
    て移動される際にストロボに押圧されて閉じることによ
    りストロボの発光を禁止するスイッチとを備えたストロ
    ボ内蔵カメラにおいて、 前記スイッチは、前記カメラ本体に取り付けられるとと
    もに、スイッチの開閉方向がストロボの移動方向と直交
    する方向に配置されていることを特徴とするストロボ内
    蔵カメラ。
  2. 【請求項2】 前記スイッチを押圧して閉じるストロボ
    の押圧部材は、ストロボ側に取り付けられるとともに、
    ストロボ光がカメラ本体に遮られない範囲の終端位置に
    ストロボが移動した位置でスイッチを閉じることを特徴
    とする請求項1記載のストロボ内蔵カメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7011459B2 (en) 2003-03-24 2006-03-14 Fujinon Corporation Camera with slidable cover
US7050714B2 (en) 2003-03-24 2006-05-23 Fuji Photo Optical.Co., Ltd. Camera with movable lens barrel
JP2016045437A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 リコーイメージング株式会社 ポップアップ式装置及び撮影装置

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US7050714B2 (en) 2003-03-24 2006-05-23 Fuji Photo Optical.Co., Ltd. Camera with movable lens barrel
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