JP2006084556A - 焦点検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 照明光フリッカの影響によるAFセンサの出力変動を抑制し、焦点検出精度の向上を図る焦点検出装置を得る。
【解決手段】 受光した被写体光を光電変換して積分し、該積分電荷を画素単位のビデオ信号として出力するAFセンサと、受光量に応じて光電変換した電気信号を測光信号として出力する測光センサと、この測光センサの出力変動から、受光した被写体光のフリッカ周期を判定するフリッカ周期判定手段と、このフリッカ周期判定手段が判定したフリッカ周期に同期させて、AFセンサの積分を開始させる制御手段とを備えた焦点検出装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、カメラの焦点検出に適した焦点検出装置に関する。
従来のAF一眼レフカメラには、位相差方式のAFセンサ(CCD焦点検出素子)を備えた焦点検出装置が搭載されている。AFセンサは、被写体光を受光して積分し該積分電荷を画素単位のビデオ信号として出力するCCDラインセンサと、このCCDラインセンサの積分量に応じたモニタ信号を出力するモニタセンサを有している。モニタセンサから出力されたモニタ信号はオートゲインコントローラ回路で増幅され、この増幅後のモニタ信号が所定の閾値に達したときに、CCDラインセンサの積分動作を終了させる構成が従来一般的である。
特開平9−311270号公報
しかしながら、蛍光灯等の明滅する照明光下で焦点検出する際には、照明光フリッカの影響によりAFセンサの出力が変動し、焦点検出精度が低下してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、照明光フリッカの影響によるAFセンサの出力変動を抑制し、焦点検出精度の向上を図る焦点検出装置を得ることを目的とする。
本発明は、明滅する照明光のフリッカ周期に対して毎回同じタイミングでAFセンサの積分動作を開始させれば、受光蓄積部と電荷検出部での積分量にずれが生じても、該ずれ量が照明光のフリッカに影響されず各積分動作で一定になることに着目してなされたものである。
すなわち、本発明は、受光した被写体光を光電変換して積分し、該積分電荷を画素単位のビデオ信号として出力するAFセンサと、受光量に応じて光電変換した電気信号を測光信号として出力する測光センサと、この測光センサの出力変動から、受光した被写体光のフリッカ周期を判定するフリッカ周期判定手段と、このフリッカ周期判定手段が判定したフリッカ周期に同期させて、AFセンサの積分を開始させる制御手段とを備えたことを特徴としている。
フリッカ周期判定手段は、測光センサ出力のボトムまたはピークを検出し、このボトムまたはピーク間隔からフリッカ周期を判定することが好ましい。あるいは、測光センサ出力が所定の閾値に達するポイントを検出し、このポイント検出間隔からフリッカ周期を判定するとよい。そして制御手段は、測光センサ出力のボトムまたはピークあるいはポイントが検出されてから所定のディレイ時間が経過した時を積分サイクル基準点とし、この積分サイクル基準点からの経過時間がフリッカ周期の整数倍に達した時に、AFセンサの積分を開始させることが好ましい。
またフリッカ周期判定手段は、ボトム又はピーク間隔あるいはポイント検出間隔が所定間隔以上であればフリッカ周波数50Hzと判定し、該所定間隔未満であればフリッカ周波数60Hzと判定することが実際的である。
本発明によれば、照明光フリッカ周期に対して毎回同じタイミングでAFセンサの積分動作を開始させるので、フリッカの影響によるAFセンサの出力変動を抑制でき、焦点検出精度の向上を図れる焦点検出装置を得ることができる。
図1は、本発明の焦点検出装置を搭載する一眼レフカメラの主要構成を示すブロック図である。この一眼レフカメラは、AFセンサとしてCCD焦点検出素子61を有する本焦点検出装置(AFモジュール)60を内蔵したカメラボディ11と、このカメラボディ11に着脱可能なAF対応の撮影レンズ51とを備えている。カメラボディ11は、カメラボディ11及び撮影レンズ51を総括的に制御するメインCPU31を備えている。
撮影レンズ51からカメラボディ11内に入射した被写体光束は、大部分がメインミラー13により、ファインダ光学系を構成するペンタプリズム17に向かって反射されてアイピースから射出する。一方、メインミラー13の中央部に形成されたハーフミラー部14に入射した光束の一部はハーフミラー部14を透過し、メインミラー13の背面に設けられたサブミラー15により下方に反射され、AFモジュール60に入射する。
分割測光IC18は、撮影領域を所定の測光エリアに8分割して各測光エリア毎に測光可能であり、メインCPU31からのセンサー選択信号によって選択された各測光エリアについて、該測光エリアの受光量に応じた電気信号を被写体輝度情報Bv(測光信号)としてメインCPU31に出力する。分割測光IC18は、各測光エリアを独立に測光する8個の測光センサを有している。メインCPU31は、被写体輝度情報Bv及びフィルム感度情報等に基づいて所定の露出演算を実行し、露出用の適正シャッタ速度及び絞り値を算出する。そして、これらのシャッタ速度及び絞り値に基づいて絞り機構22及び露光機構23を駆動してフィルムに露光する。周辺部制御用回路21は、撮影処理に際し、モータドライブ回路(モードラIC)24を介してミラーモータ25を駆動してメインミラー13をアップし、露光終了後にはミラーモータ25を駆動してメインミラー13をダウンし、フィルム巻上モータ26を駆動してフィルムを1コマ分巻き上げる。
AFモジュール60は、いわゆる瞳分割位相差方式であって、撮影領域に対応させた複数の焦点検出エリアを有するCCD焦点検出素子61と、図示しないがAF光学系として、撮像面と等価な焦点検出面において、複数の焦点検出エリア内に被写体像を形成する被写体光束を二分割に瞳分割して、対応するラインセンサ上に投影する光学系を備えている。図2に示すようにCCD焦点検出素子61は、いわゆる瞳分割された一対の被写体光束をそれぞれ受光して積分する複数列のラインセンサIと、各ラインセンサIの積分値をモニタするモニタセンサMと、各ラインセンサI及びモニタセンサMを駆動制御する制御回路65とを備えている。制御回路65は、モニタセンサMのモニタ信号(出力電圧)が所定の閾値に達すると、そのモニタセンサMに対応するラインセンサIの積分を終了させる。そして、全てのラインセンサIの積分を終了させたときに、ラインセンサIが積分した電荷を、各ラインセンサI毎に画素単位で逐一電圧に変換し、画素単位のビデオ信号としてメインCPU31へ出力させる。
メインCPU31は、AFモジュール60(CCD焦点検出素子61)から入力したビデオ信号に基づいて所定の演算によりデフォーカス量を算出し、算出したデフォーカス量に基づいてAFモータ33の回転方向及び回転数(エンコーダ37が出力するパルス数)をレンズ駆動量として算出する。そしてメインCPU31は、その回転方向及びパルス数に基づき、AFモータドライバ(モードラIC)32を介してAFモータ33を駆動する。この駆動に際してメインCPU31は、AFモータ33の回転に連動してエンコーダ37が出力するパルスをパルスカウンタ31hによりカウントし、カウント値が上記パルス数に達したらAFモータ33を停止させる。
一方、撮影レンズ51には、レンズCPU57と、焦点調節用レンズ52を光軸方向に駆動するギアブロック53と、撮影レンズ51のマウント部に設けられた、カメラボディ11のジョイント35と着脱自在に連結するジョイント55を備えている。AFモータ33の回転は、ギアブロック34、ジョイント35、55を介してギアブロック53に伝達され、ギアブロック53を介して焦点調節用レンズ52を進退移動させる。
またメインCPU31は、制御プログラム等をメモリしたROM31a、演算用・制御用の所定のデータを一時的にメモリするRAM31b、計時用のタイマ31c、カウンタ31d、AFモジュール60から入力したVOUT信号をA/D変換する第1A/D変換器31e、積分終了レベルのVMS信号をD/A変換して出力するD/A変換器31f、分割測光IC18から入力した被写体輝度情報BvをA/D変換する第2A/D変換器31g及びエンコーダ37の出力パルスをカウントするパルスカウンタ31hを内蔵し、EEPROM38が外部メモリ手段として接続されている。EEPROM38には、カメラボディ11特有の各種定数、CCD焦点検出素子61が使用するモニタセンサM、ラインセンサIに関するモードデータなどがメモリされている。
さらにメインCPU31には、電源をオン/オフするメインスイッチSWM、自動焦点制御とマニュアル焦点制御とを切り換える自動焦点スイッチSWAF、レリーズボタンの半押状態から全押状態までの間はオンする測光スイッチSWS、及び同レリーズボタンの全押状態でオンするレリーズスイッチSWRが接続されている。
測光スイッチSWSがオンすると、メインCPU31は、周辺部制御用回路21を介して分割測光IC18を起動し、被写体輝度を測定して露出演算を実行すると共に、AFモジュール60を起動してCCD焦点検出素子61からビデオ信号を入力し、該ビデオ信号に基づいてデフォーカス量を演算する。そして算出したデフォーカス量に基づいてレンズ駆動量を演算し、該レンズ駆動量だけAFモータ33を駆動する。
メインCPU31は、設定されたAF、露出、撮影などのモード、シャッタ速度、絞り値等を表示器39に表示する。表示器39は、通常、カメラボディ11の外面及びファインダ視野内の2ヶ所に設けられた表示パネルを含む。
レンズCPU57は、電気接点群56、36の接続を介してカメラボディ11の周辺部制御用回路21と接続されていて、この周辺部制御用回路21を介してメインCPU31との間で、開放、最大F値情報、焦点距離情報、レンズ位置(距離)情報などの所定のデータ通信を行なう。
次に、この一眼レフカメラに搭載した、AFモジュール60の詳細について、図2を参照して説明する。図2は、AFモジュール60の主要部を示すブロック図である。CCD焦点検出素子61の受光面上には、複数の焦点検出エリアに関連させた所定の規則性を持って複数列のラインセンサIがそれぞれ配置され、各ラインセンサIに隣接してモニタセンサMがそれぞれ配置されているが、各ラインセンサI及びモニタセンサMの構成及び基本的な動作は同一であり、図2ではラインセンサIとモニタセンサMを一列のみ示してある。CCD焦点検出素子61の制御回路65とラインセンサI及びモニタセンサMとは、同一の回路基板上に設けられている。
ラインセンサIは、いわゆるCCDラインセンサであって、多数の受光素子を列状に配置し、該受光素子が光電変換した電荷を素子毎に積分(蓄積)する受光蓄積部IAと、遮光画素群からなり受光蓄積部IAで積分された電荷を画素単位で逐次転送する電荷転送部IBとを有している。モニタセンサMは、ラインセンサIの受光蓄積部IAの一画素素子の数倍の受光面(モニタ開口部MA)を有し、ラインセンサIの受光量をモニタする。
制御回路65は、メインCPU31との間で通信を行ない、メインCPU31から入力した各種設定情報や制御信号に基づいてCCD焦点検出素子61を制御すると共に、積分OR信号や積分AND信号等の各種情報をメインCPU31へ出力する。制御回路65は、メインCPU31から積分開始指令を入力すると、ラインセンサIの積分開始直前に該ラインセンサIをいわゆる掃出駆動してその積分電荷をクリアさせてから、ラインセンサIの積分を開始させる。同時に、モニタセンサMの積分電荷もクリアさせ、モニタセンサMによるラインセンサの積分量モニタを開始させる。モニタセンサMの積分電荷は、モニタ開口部MAから遮光画素部MBを経由してモニタ電荷検出部62へ転送され、モニタ電荷検出部62で電圧に変換されてオートゲインコントローラ(AGC回路)63に出力される。このモニタ電荷検出部62とオートゲインコントローラ63は、モニタセンサM毎に備えられている。オートゲインコントローラ63は、メインCPU31からのVMS信号に基づいて動作し、モニタセンサMのモニタ信号を制御回路65へ出力する。
制御回路65は、各モニタセンサMのモニタ信号(出力電圧)が所定の閾値(AGCレベル)に達したことを検知する手段としてのロジック(例えばオペアンプ)をモニタセンサM毎に内蔵しており、このロジック出力が変化したときに積分OR信号をメインCPU31へ出力する。積分OR信号は、全モニタセンサMのモニタ信号が所定の閾値未満であればハイレベルであり、いずれかのモニタセンサMのモニタ信号が所定の閾値に達した時点でハイレベルからローレベルに落ちる。制御回路65は、積分OR信号がローレベルに落ちると、該積分OR信号に続いてモニタセンサMの積分終了情報をメインCPU31へ出力する。さらに制御回路65は、全てのモニタセンサMのモニタ信号が所定の閾値に達したとき、すなわち、全てロジック出力が変化したときは、積分AND信号をメインCPU31へ出力する。メインCPU31は、制御回路65から積分OR信号を入力したときに対応するモニタセンサM及びラインセンサIの積分終了を検知し、積分OR信号に続いて入力した積分終了情報から、他の積分中のモニタセンサM及びラインセンサIの積分時間を計測する。さらに積分AND信号を入力したときに、全てのラインセンサIの積分が終了したことを検知する。メインCPU31は、所定時間内に全てのラインセンサIの積分が終了したとき及び全てのラインセンサIの積分が終了する前に所定時間が経過したときのいずれか早いときに、積分終了指令を制御回路65へ出力する。制御回路65は、メインCPU31から積分終了指令を入力すると、積分中であればラインセンサIの積分を強制終了させ、すべてのラインセンサI(受光蓄積部IA)の積分電荷を電荷転送部IBを介して各ラインセンサI及び画素単位で一斉に逐次転送させ、CCD電荷検出部64で電圧信号に変換させる。CCD電荷検出部64で変換された画素単位の電圧信号は、制御回路65内で増幅やクランプ等の各種処理されてビデオ信号となる。ここで、ラインセンサIの積分終了処理とは、ラインセンサIの受光蓄積部IAでの電荷の積分を終了させることである。
CCD焦点検出素子61(AFモジュール60)は、ラインセンサIの積分期間中はモニタセンサMのモニタ信号をVOUT信号として択一的に出力し、ラインセンサIの積分終了後(すべてのラインセンサIの積分が終了した後または所定時間経過によりラインセンサIの積分を強制終了させた後)は、ラインセンサIのビデオ信号をVOUT信号として出力する。メインCPU31は、VOUT信号がラインセンサIのビデオ信号である場合には、入力したビデオ信号を画素単位で、内蔵の第1A/D変換器31eによりデジタル信号に変換し、内蔵のRAM31bに順にメモリする。VOUT信号がモニタ信号である場合には、入力したモニタ信号を内蔵の第1A/D変換器31eによりデジタル信号に変換し、積分時間予測やゲイン設定に利用する。
上記構成のAFモジュール60では、備えられるラインセンサI及びモニタセンサMの数が多く、また、装置小型化を図る設計上の都合等によりラインセンサI及びモニタセンサMの直近にスペースを確保しづらいことから、モニタセンサMは、モニタ開口部(受光面)MAからモニタ電荷検出部62までの距離を長く引き延ばした構成となっている。この構成では、電荷転送距離が短ければ問題にならないが、電荷転送距離が長くなりすぎると、積分電荷の転送が遅れ、モニタ開口部MAの積分値とモニタ電荷検出部62の積分値との間にずれが生じてしまう場合がある。例えば図10(a)、(b)に示すように、モニタ開口部MAで所定の閾値(AGCレベル)に達していてもモニタ電荷検出部62で同所定の閾値(AGCレベル)を下回っている場合は、CCDラインセンサIの積分動作が正規の積分時間を超えて継続され、結果としてCCDラインセンサIの出力は必要以上に増大してしまう。モニタ開口部MAとモニタ電荷検出部62での積分値のずれ量は、一定であればモニタ電荷検出部62での積分値に基づいてモニタ開口部MAでの積分値を補正する等の措置が考えられる。しかしながら、照明光フリッカが生じている場合には、該フリッカを完全には吸収できず、フリッカの影響を受けてモニタ開口部MAとモニタ電荷検出部62での積分量のずれが増減し、このずれ増減量は予測することができない。このため、明滅する照明光下では、毎回の積分動作においてCCD焦点検出素子61の出力が安定せず、高精度な合焦動作を望めなかった。
本実施形態のAFモジュール60は、CCD焦点検出素子61(ラインセンサI)の積分開始タイミングに特徴を有し、照明光フリッカの影響によるCCD焦点検出素子61の出力変動を抑えるものである。CCD焦点検出素子61の積分動作は、CCD焦点検出素子61の制御回路65を介し、メインCPU31により制御される。メインCPU31は、照明光フリッカが生じている場合、分割測光IC18の出力変動からフリッカ周期(フリッカ周波数)を判定し、このフリッカ周期に同期させてCCD焦点検出素子61の積分を毎回同じタイミングで開始させる。
以下では、メインCPU31によるCCD焦点検出素子61の積分制御動作について、図3に示すタイミングチャートを参照して詳細に説明する。
(時間t1)PHonループ時間タイマ(100ms)がスタートし、PHonループ時間タイマPxのカウントアップが開始される。このPHonループ時間タイマは、例えば測光処理、AE演算処理及び表示処理等を実行する周期を設定するタイマであり、時間経過と共にカウントアップされ、本実施形態では100ms経過する毎にリスタートされる。
(時間t2)1回目のPHonループ時間タイマがスタートしてから所定時間経過すると、測光処理が開始される。測光処理では、分割測光IC18からの被写体輝度情報Bvが第2A/D変換器31gによりA/D変換入力され、そのA/D変換値がA/D変換ステップ数(何回目のA/D変換かを示す値)に関連させて内蔵のRAM31bにメモリされ、測光センサ出力のボトム(最小A/D変換値)が検出される。この1回目のPHonループ処理で実行される測光処理は、通常(2回目以降のPHonループ処理で実行される測光処理)よりも全体処理時間が長く、例えば2倍に設定されている。
(時間t3)そして測光センサ出力のボトムを検出したときは、該ボトムである最小A/D変換値から該最小A/D変換値に隣接する周期の最小A/D変換値までの時間間隔(ボトム間隔)が算出され、このボトム間隔に基づきフリッカ周期(フリッカ周波数)が判定されると共に、delay時間及びinteg_cycle基準点(積分サイクル基準点)P0が設定される。delay時間は、ボトムから積分開始タイミングまでの待機時間であり、本実施形態では照明光フリッカのピークに同期させてCCD焦点検出素子61の積分を開始させるため、フリッカ周波数50Hzのとき5ms、フリッカ周波数60Hzのとき4.16msがそれぞれ設定される。integ_cycle基準点(積分サイクル基準点)P0は、測光センサ出力のボトムを検出してからdelay時間が経過した時点であり、該ボトムを検出した時のPHonループ時間タイマP1(=t3)とdelay時間とを合計した時間t4に相当する。このinteg_cycle基準点P0は、測光処理で測光センサ出力のボトムを検出する毎に更新される。
(時間t5)1回目の測光処理が終了した後は、AE演算処理、表示処理、レリーズスイッチチェック及びAF処理が順次実行される。
(時間t6)そしてAF処理中の積分処理で、積分開始タイミングチェック処理が開始される。積分開始タイミングチェック処理では、cycleタイマのカウントアップが開始され、このcycleタイマがloop時間を超えるまで待機状態となる。cycleタイマはinteg_cycle基準点P0からの経過時間を計時するタイマであり、カウントアップ開始時点でのタイマ時間は(時間t6−時間t4)である。loop時間は、integ_cycle基準点P0から次回の積分開始タイミングまでに要する時間を示している。このloop時間は、演算式:ABS(cycleタイマ時間/基準周期T+1)×基準周期Tにより算出される。基準周期Tは、フリッカ周波数50Hzのとき10ms、フリッカ周波数60Hzのとき8.33msである。ここで、演算式:ABS(cycleタイマ時間/基準周期T+1)は引数(cycleタイマ時間/基準周期T+1)に与えられた値以下で最も大きな整数値であるから、loop時間は基準周期Tの整数倍となる。例えばフリッカ周波数50Hzのとき、積分開始タイミングチェック処理開始時におけるcycleタイマ時間とloop時間との関係の一例を、表1に示す。
(表1)
cycleタイマ時間 loop時間
0〜9ms 10ms
10〜19ms 20ms
20〜29ms 30ms
30〜39ms 40ms
上記cycleタイマがloop時間を超えるまで待機することにより、CCD焦点検出素子61の積分開始タイミングが毎回同一に規定される。本実施形態では、照明光フリッカが最大となる時点からCCD焦点検出素子61の積分動作が開始されるように制御される。
(時間t7)cycleタイマがloop時間以上になったときは、CCD焦点検出素子61(ラインセンサI)の積分動作を開始させ、積分終了時にCCD焦点検出素子61からのビデオ信号を入力する。そして、入力したビデオ信号に基づいてデフォーカス量を演算し、算出したデフォーカス量に対応するレンズ駆動量だけAFモータ33を駆動させる。
(時間t8)レンズ駆動後は、PHonループ時間タイマがタイムアップするまでAF処理が繰り返し実行される。AF処理中の積分開始タイミングチェック処理では、前回と同様に、cycleタイマがloop時間を超えるまで待機状態となる。
(時間t9)cycleタイマがloop時間以上になったときは、CCD焦点検出素子61の積分動作を開始させ、積分終了時にCCD焦点検出素子61からのビデオ信号を入力してデフォーカス演算を行なう。
(時間t10)そしてPHonループ時間タイマがタイムアップすると(本実施形態では100msに達すると)、該PHonループ時間タイマはリセットされて再スタートする。PHonループ時間タイマがリスタートしたら、上述のように測光処理、積分開始チェック処理等が同様に繰り返し実行される。
次に、図4〜図8のフローチャートを参照し、CCD焦点検出素子61の積分制御動作について、より詳細に説明する。図4〜図8のフローチャートは、メインCPU31が内蔵のROM31aに書き込まれたプログラムに基づき制御する処理である。
図4は、一眼レフカメラのカメラ全体処理であって、カメラボディ11にバッテリーが装填されたときに実行開始される処理である。バッテリーが装填されると、メインCPU31は、各入出力ポート、内蔵のRAM31bや処理に用いる定数及び補正値などを初期化し(S1)、周辺回路への電力供給を遮断して電源オフ状態とし、さらにカメラボディ11に備えられた表示器39をすべて消灯するパワーダウン処理を実行し(S3)、測光スイッチSWSがオンしているか否かをチェックする(S5)。測光スイッチSWSがオンしていなければ、S3へ戻り、電源オフ状態を維持する(S5;N)。測光スイッチSWSがオンしていれば(S5;Y)、周辺回路への電力供給を開始して電源オン状態とするパワーオン処理を実行し(S7)、PHonループ処理を繰り返し実行する。
『PHonループ』
PHonループ処理に入ると先ず、100ms経過する毎に再スタートするPHonループ時間タイマをスタートさせ(S9)、全スイッチのオン/オフ状態を入力し(S11)、レンズCPU57とメインCPU31との間でレンズ通信を実行してレンズ情報を入力する(S13)。続いて、分割測光IC18から被写体輝度情報BvをA/D変換して入力し(S15)、入力したレンズ情報及び被写体輝度情報Bvに基づいてAE演算(自動露出演算)を実行する(S17)。AE演算では、適正露出値Ev、適正シャッタ速度Tv及び適正絞り値Avを算出し、さらに、適正絞り値Avに対応するEEパルス数も算出する。AE演算後は、表示器39に測光演算値(Tv、Av)、撮影可能枚数、バッテリー状態等の撮影に必要な情報を表示し(S19)、レリーズスイッチSWRがオンしているか否かをチェックする(S21)。レリーズスイッチSWRがオンしていれば(S21;Y)、ミラーアップ処理、露光処理及びメカチャージ処理を順次に行なうレリーズ処理を実行し(S23)、S9へ戻る。レリーズスイッチSWRがオンしていなければ(S21;N)、AF処理を実行して(S25)、PHonループ時間タイマが経過したか否かをチェックし(S27)、PHonループ時間タイマが経過していなければS25へ戻る(S27;N)。これにより、AF処理はPHonループ時間タイマが経過するまで繰り返し実行される。
PHonループ時間タイマが経過したら(S27;Y)、測光スイッチSWSがオンしているか否かをチェックする(S29)。測光スイッチSWSがオンしていればS9へ戻り(S29;Y)、測光スイッチSWSがオンしていなければパワーホールド中フラグが1であるか否かをチェックする(S29;N、S31)。パワーホールド中フラグが1でなければ、パワーホールドタイマをスタートさせてパワーホールド中フラグに1をセットする(S31;N、S33、S35)。一方、パワーホールド中フラグが1であればS33、S35をスキップする(S31;Y)。そして、S37ではパワーホールド時間が経過しているか否かをチェックし、パワーホールド時間が経過していなければS9へ戻ってS9〜S37の処理を繰り返し実行し(S37;N)、パワーホールド時間が経過していればパワーホールド中フラグを0にセットしてS3へ戻る(S37;Y、S39)。
図5は、上述した一眼レフカメラの全体処理のS15で実行される測光処理に関するフローチャートである。この処理に入ると先ず、A/D変換ステップ数をカウントするカウンタ31dに初期値0をセットし(S51)、この測光処理で実行する全A/D変換ステップ数を規定するループカウンタ値をセットする(S53)。ここでA/D変換ステップ数とは、分割測光IC18の測光センサを切り換えながら全測光センサの出力に対してA/D変換を実行する周期を1ステップとして定義したものである。本実施形態で上記1ステップに要する時間は約230μsであり、分割測光IC18の各測光センサの出力は十分に短い周期で例えば数百μs毎にA/D変換される。S53ではループカウンタ値として、12msに相当するA/D変換ステップ数52をセットする。
そして、1回目のPHonループ処理か否かをチェックする(S55)。1回目のPHonループ処理であれば(S55;Y)、ループカウンタ値をS53でセットした値の2倍、すなわち104にセットしなおす(S57)。ここで、ループカウンタ値を通常時(2回目以降のPHonループ処理時)の2倍に設定するのは、測光センサ出力、より具体的には測光センサ出力に含まれる照明光フリッカのボトムを確実に検出できるようにするためである。1回目のPHonループ処理でなければS57をスキップする(S55;N)。S59では、分割測光IC18を構成する複数(本実施形態では8個)の測光センサの中から、撮影領域の中央エリアを測光するA1センサを選択する。
続いて、分割測光IC18の現在選択されている測光センサからの出力(測光信号)を入力して第2A/D変換器31gでA/D変換し、このA/D変換値を該A/D変換値が得られたときのA/D変換ステップ数(カウンタ31dの値)に関連させてRAM31bにメモリして(S61)、現在の選択センサがA1センサであるか否かをチェックする(S63)。現在の選択センサがA1センサであれば(S63;Y)、S61で取得したA/D変換値が、A1センサの最小A/D変換値(ボトム)であるか否かをチェックする(S65)。現在の選択センサがA1センサでない場合(S63;N)及びS61で取得したA/D変換値が最小A/D変換値でない場合(S65;N)は、S67及びS69をスキップして、S71へ進む。
S61で取得したA/D変換値が最小A/D変換値であれば(S65;Y)、A1センサ出力のボトムを検出したので、該A/D変換値をbvad_minとしてRAM31bにストアすると共に、同A/D変換値が得られたA/D変換ステップ数(カウンタ31dの値)をmin_posとしてセットし(S67)、さらにinteg_cycle基準点P0をセットして(S69)、S71へ進む。integ_cycle基準点P0は、A1センサの最小A/D変換値(ボトム)bvad_minに達した時点でのPHonタイマ時間P1(=図3の時間t3)とフリッカ周波数に応じたdelay時間との和(P0=P1+delay)により設定される。フリッカ周波数の判別前は、delay時間に、デフォルトとしてフリッカ周波数50Hz用の5msが設定される。このinteg_cycle基準点P0は、A1センサの最小A/D変換値bvad_minが検出される毎に更新される。
S71では分割測光IC18の選択センサを切り換え、S73では分割測光IC18の全測光センサの切り換えが終了したか否かをチェックする。本実施形態では、最初にS59でA1センサを選択しているので、全測光センサの切り換えが終了すると、最後にS71で再度A1センサに切り換えられる。よって、S73ではA1センサが選択されている場合にY(イエス)と判定され、A1センサ以外の測光センサが選択されている場合にN(ノー)と判定される。全測光センサの切り換えが終了していなければ、S61へ戻り、S61〜S71を繰り返し実行する(S73;N)。分割測光IC18の全測光センサの切り換えが終了していれば(S73;Y)、全測光センサに対してS61〜S71の処理が終了しているので、A/D変換ステップ数をカウントするカウンタ31dを+1インクリメントし(S75)、このカウンタ31dの値がS53またはS57でセットしたループカウンタ値以上であるか否かをチェックし(S77)、ループカウンタ値以上でなければS59へ戻る(S77;N)。カウンタ31dの値がループカウンタ値に達するまでは、S59〜S77の処理が繰り返し実行される。カウンタ31dの値がループカウンタ値以上になれば(S77;Y)、1回目のPHonループ処理か否かをチェックし(S79)、1回目のPHonループ処理でなければそのままカメラ全体処理へリターンする(S79;N)。
1回目のPHonループ処理であれば(S79;Y)、A1センサの最小A/D変換値bvad_minと、該最小A/D変換値bvad_minに隣接する周期の最小A/D変換値との時間間隔(ボトム間隔)を、フリッカ周期として検出する(S81〜S85)。S61で取得したA1センサのA/D変換値は、A/D変換ステップ数に関連させてRAM31bにメモリされている。具体的に先ず、S81では、最小A/D変換値bvad_minに対応するA/D変換ステップ数min_posの値がループカウンタ値の(1/2)倍未満であるか否かをチェックする。min_posの値がループカウンタ値の(1/2)倍未満である場合は(S81;Y)、例えば図6(a)に示すように最小A/D変換値bvad_minが全A/D変換ステップの前半範囲(12ms=52ステップよりも前)に存在しているので、min_posよりも少なくとも5ms(21ステップ)後からの範囲に2番目に小さいA/D変換値が存在する。よって、この場合には、A/D変換ステップ数を引数iとし、min_pos+20≦i≦min_pos+48の範囲でA1センサのA/D変換値が最小となる引数iを検出して、検出した引数iからmin_posを減算して算出した引数ansをRAM31bにメモリする(S83)。逆に、min_posの値がループカウンタ値の(1/2)倍以上である場合は(S81;N)、例えば図6(b)に示すように最小A/D変換値bvad_minが全A/D変換ステップの後半範囲(12ms=52ステップよりも後)に存在しているので、min_posよりも少なくとも5ms(21ステップ)前からの範囲に2番目に小さいA/D変換値が存在する。よって、この場合には、A/D変換ステップ数を引数iとし、min_pos−48≦i≦min_pos−20の範囲でA1センサのA/D変換値が最小となる引数iを検出して、検出した引数iをmin_posから減算して算出した引数ansをRAM31bにメモリする(S85)。S81またはS83で算出した引数ansは、A1センサのA/D変換値のボトム間隔、すなわち、フリッカ周期である。
続いて、フリッカ周波数が60Hzであるか否かを識別する60Hzフラグをクリアし(S87)、S83またはS85で算出した引数ansが40ステップ未満であるか否かをチェックする(S89)。フリッカ周波数50Hzであるときのフリッカ周期は10ms(43ステップ)であり、フリッカ周波数60Hzであるときのフリッカ周期は8.33ms(36ステップ)である。引数ansが40ステップ未満であれば(S89;Y)、フリッカ周波数60Hzと判定して60Hzフラグをセットし(S91)、式;integ_cycle−(5−4.16)によりフリッカ周波数60Hz用のdelay時間に補正してinteg_cycleタイマを更新し(S93)、カメラ全体処理にリターンする。引数ansが40ステップ未満でなければ(S89;N)、フリッカ周波数50Hzと判定して60Hzフラグをクリアしたまま、カメラ全体処理にリターンする。リターン後は、60Hzフラグがセットされていればフリッカ周波数60Hz(=フリッカ周期8.33ms)、クリアされていればフリッカ周波数50Hz(=フリッカ周期10ms)と識別される。
図7は、上述した一眼レフカメラの全体処理のS25で実行されるAF処理に関するフローチャートである。この処理に入ると先ず、測光スイッチSWSがオンしているか否かをチェックする(S101)。測光スイッチSWSがオンしていない場合は(S101;N)、AFロックフラグ、AGCレベルシフトフラグ及び時間短縮要求フラグをすべてクリアして(0にセットして)(S103、S105、S107)、カメラ全体処理へリターンする。測光スイッチSWSがオンしている場合は(S101;Y)、AFロックフラグに1がセットされているか否かによりAFロック状態か否かをチェックし(S109)、AFロック状態であればそのまま何もせずにカメラ全体処理へリターンする(S109;Y)。AFロック状態でなければ(S109;N)、CCD焦点検出素子61の積分を実行させ、積分終了時にCCD焦点検出素子61からのビデオ信号を入力してデフォーカス演算を行なう(S111)。そして、S111で算出したデフォーカス量が合焦とみなせる所定の合焦巾未満であるか否かをチェックし(S113)、合焦巾未満であればAFロックフラグに1をセットしてカメラ全体処理へリターンする(S113;Y、S115)。デフォーカス量が合焦巾未満でなかった場合には(S113;N)、デフォーカス量に基づいてAFモータ37の回転方向及び回転数(エンコーダ37が出力するパルス数)をレンズ駆動量として算出し(S117)、この算出したレンズ駆動量に基づいてAFモータ33を駆動させ(S119)、カメラ全体処理へリターンする。
図8は、上述したAF処理のS111で実行される積分処理に関するフローチャートである。この処理に入ると先ず、CCD焦点検出素子61の積分開始タイミングに達するまで待機状態を維持する積分開始タイミングチェック処理を実行し(S121)、CCD焦点検出素子61の積分開始タイミングに達した時点で積分開始通信を実行する(S123)。この積分開始通信によりCCD焦点検出素子61の制御回路65が積分開始指令を入力すると、ラインセンサI及びモニタセンサMの積分が開始される。
続いて、積分OR信号を入力したか否か、つまり、いずれかのモニタセンサMのモニタ信号(出力電圧)が所定の閾値に達したか否かをチェックする(S125)。積分OR信号が出力されていないときは、各センサ毎に積分時間を更新してS129へ進む(S125;N、S127)。積分OR信号が出力されているときは(S125;Y)、積分終了情報通信を実行し(S133)、該積分終了情報通信で入力したモニタセンサMの積分終了情報から、積分中のラインセンサIがあるか否かをチェックする(S135)。積分中のラインセンサIがある場合は積分中のラインセンサIの積分時間を更新してS129へ進み(S135;Y、S137)、積分中のラインセンサがなければそのままS129へ進む(S135;N)。
S129では、所定の最大積分時間が経過したか否かをチェックする。最大積分時間が経過していなければ(S129;N)、積分AND信号を入力したか否かにより全てのラインセンサIの積分が終了したか否かをチェックして(S131)、全てのラインセンサIの積分が終了していなければS125へ戻り(S131;N)、全てのラインセンサIの積分が終了していればS141へ進む(S131;Y)。一方、全てのラインセンサIの積分が終了する前に最大積分時間が経過していたときは(S129;Y)、モニタセンサMの積分時間に基づいてAGCレベルを設定してS141へ進む(S139)。
S141では、積分終了通信を実行する。この積分終了通信によりCCD焦点検出素子61の制御回路65が積分終了指令を入力すると、積分中であればラインセンサIの積分が強制終了され、すべてのラインセンサIの積分電荷をCCD電荷検出部64により画素単位の電圧信号に変換させたビデオ信号が、VOUT信号としてメインCPU31へ出力される。
続いて、VOUT信号(ビデオ信号)を入力し、所定のポートSP信号に同期してA/D変換し(S143)、このVOUT信号のA/D変換値に基づいてデフォーカス演算を実行する(S145)。デフォーカス演算終了後は、AF処理にリターンする。
図9は、上述した積分処理のS121で実行される積分開始タイミングチェック処理に関するフローチャートである。この処理に入ると先ず、loop時間に初期値0をセットし(S151)、cycleタイマ時間を設定する(S153)。cycleタイマ時間は、integ_cycle基準点P0から現在までの経過時間であり、式;cycleタイマ時間=現在のPHonループタイマ時間Px−integ_cycle基準点でのPHonループタイマ時間P0により算出される。
続いて、loop時間が0であるか否かをチェックし(S155)、loop時間が0でなければS157をスキップしてS159へ進み(S155;N)、loop時間が0であれば次の積分開始タイミングを規定するためにloop時間を更新設定してS159へ進む(S155;Y、S157)。loop時間は、上述したように、演算式:ABS(cycleタイマ時間/基準周期T+1)×基準周期Tにより算出する。なお、演算式:ABS(cycleタイマ時間/基準周期T+1)は引数(cycleタイマ時間/基準周期T+1)に与えられた値以下で最も大きな整数値であり、基準周期Tはフリッカ周波数50Hzのとき10ms、フリッカ周波数60Hzのとき8.33msである。loop時間は基準周期Tの整数倍である。
S159では、cycleタイマ時間がloop時間以上であるか否かをチェックする。cycleタイマ時間がloop時間以上でなければ(S159;N)、S153へ戻って、S153〜S159を繰り返し実行する。すなわち、cycleタイマ時間がloop時間に達するまでは、S153でcycleタイマ時間が更新されつつ、待機状態が維持される。そしてcycleタイマ時間がloop時間以上になったときに(S159)、積分処理へリターンする。
以上の本実施形態によれば、測光センサ出力のボトム間隔に基づいて照明光フリッカ周期(周波数)を判定し、この照明光フリッカ周期に対して毎回同じタイミングでCCD焦点検出素子61の積分動作を開始させるので、各回の積分動作で受ける照明光フリッカの影響は一様になる。すなわち、照明光フリッカの影響を排除することができる。よって、照明光フリッカの影響で各回の積分動作毎にCCD焦点検出素子61の出力レベルが変動することはなく、安定した積分出力レベルが得られる。本実施形態によれば、モニタ開口部MAとモニタ電荷検出部62の積分値にずれが生じても、該ずれ量は照明光フリッカの影響を受けずに一定となるので、モニタ電荷検出部62の積分値に基づいてモニタ開口部MAでの積分値を補正する等の措置をとることができる。これに対し、従来のようにCCD焦点検出素子61の積分動作を照明光フリッカ周期に対して任意のタイミングで開始した場合には、フリッカの影響を受けてモニタ開口部MAとモニタ電荷検出部62での積分値のずれが増減してしまうので、安定した積分出力レベルを得られない。
本実施形態では、測光センサ出力のボトム間隔からフリッカ周期を判定しているが、測光センサ出力のピーク間隔に基づいてフリッカ周期を判定してもよい。あるいは、測光センサ出力が所定の閾値に達した時点(ポイント)を検出し、このポイント検出間隔に基づいてフリッカ周期を判定する態様であってもよい。
また本実施形態では、照明光フリッカのピークでCCD焦点検出素子61の積分動作を開始させているが、照明光フリッカ周期に対して毎回同一のタイミングであれば、フリッカ周期中のどの位置から積分動作を開始させてもよい。
本発明は、一眼レフカメラに限らず、コンパクトカメラ及びデジタルカメラにも適用可能である。
本発明の焦点検出装置を搭載する一眼レフカメラの主要構成を示すブロック図である。 図1に示すAFモジュールの主要部を示すブロック図である。 図1に示すCCD焦点検出素子の積分制御動作に関するタイミングチャートである。 図1に示す一眼レフカメラのカメラ全体処理に関するフローチャートである。 図4のカメラ全体処理で実行される測光処理に関するフローチャートである。 図5の測光処理で実行される、A1センサ出力のA/D変換値の最小値探索を説明する概念図である。 図4のカメラ全体処理で実行されるAF処理に関するフローチャートである。 図7のAF処理で実行される積分処理に関するフローチャートである。 図8の積分処理で実行される積分開始タイミングチェックに関するフローチャートである。 モニタ開口部(受光蓄積部)から電荷検出部までの転送距離が長い場合の(a)モニタ開口部での積分波形、(b)電荷検出部での積分波形を示す概念図である。
符号の説明
11 カメラボディ
18 分割測光IC
21 周辺部制御用回路
31 メインCPU
31a ROM
31b RAM
31c タイマ
31d カウンタ
31e 第1A/D変換器
31f D/A変換器
31g 第2A/D変換器
31h パルスカウンタ
32 AFモータドライバ
33 AFモータ
37 エンコーダ
51 撮影レンズ
60 AFモジュール
61 CCD焦点検出素子
62 モニタ電荷検出部
63 オートゲインコントローラ(AGC回路)
64 CCD電荷検出部
65 制御回路
I ラインセンサ(CCDラインセンサ)
M モニタセンサ
IA 受光蓄積部
MA モニタ開口部(受光面;受光蓄積部)
IB 電荷転送部
MB 遮光画素部

Claims (4)

  1. 受光した被写体光を光電変換して積分し、該積分電荷を画素単位のビデオ信号として出力するAFセンサと、
    受光量に応じて光電変換した電気信号を測光信号として出力する測光センサと、
    この測光センサの出力変動から、受光した被写体光のフリッカ周期を判定するフリッカ周期判定手段と、
    このフリッカ周期判定手段が判定したフリッカ周期に同期させて、前記AFセンサの積分を開始させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする焦点検出装置。
  2. 請求項1記載の焦点検出装置において、前記フリッカ周期判定手段は、測光センサ出力のボトムまたはピークを検出し、このボトムまたはピーク間隔からフリッカ周期を判定しており、
    前記制御手段は、測光センサ出力のボトムまたはピークが検出されてから所定のディレイ時間が経過した時を積分サイクル基準点とし、この積分サイクル基準点からの経過時間が前記フリッカ周期の整数倍に達した時に、前記AFセンサの積分を開始させる焦点検出装置。
  3. 請求項1記載の焦点検出装置において、前記フリッカ周期判定手段は、測光センサ出力が所定の閾値に達するポイントを検出し、このポイント検出間隔からフリッカ周期を判定しており、
    前記制御手段は、測光センサ出力のポイントが検出されてから所定のディレイ時間が経過した時を積分サイクル基準点とし、この積分サイクル基準点からの経過時間が前記フリッカ周期の整数倍に達した時に、前記AFセンサの積分を開始させる焦点検出装置。
  4. 請求項2または3記載の焦点検出装置において、前記フリッカ周期判定手段は、前記ボトム又はピーク間隔あるいは前記ポイント検出間隔が所定間隔以上であればフリッカ周波数50Hzと判定し、同所定間隔未満であればフリッカ周波数60Hzと判定する焦点検出装置。

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