JP3994666B2 - 光モジュールコネクタ用アダプタ、光モジュール生産物、および光モジュール搭載基板生産物 - Google Patents
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Description
本発明は、光コネクタを収納するための光コネクタ用アダプタ、この光コネクタ用アダプタ、光コネクタおよび光モジュールを含む光モジュール生産物、および基板上に取り付けられた光モジュール生産物を含む光モジュール搭載基板生産物に関する。
背景技術
光モジュールとしては、レセプタクル型光モジュールが知られている。このような光モジュールは、光−電気変換(O/E変換)、電気−光変換(E/O変換)といった変換を行う。このために、光モジュールには、光の入出力を行うための光ファイバ心線が光学的に接続されている。この接続は、脱着可能なコネクタを介して行われる。
発明の開示
このような光モジュールを含む光モジュール生産物に関して検討した結果、発明者は、以下の課題を発見した。レセプタクル型光モジュールは、それ自身内にコネクタ部を有している。このコネクタ部には、光ファイバ心線端部が接続された光コネクタが直接に脱着される。このため、光コネクタの脱着の際に、レセプタクル型光モジュールでは、光モジュール自体に外力が直接に作用することがある。発明者は、この外力が光モジュール内の素子を損傷するおそれがことを見いだした。
従って、本発明の目的は、光ファイバ心線が接続された光コネクタの脱着を行う際に、光モジュールに加わる力を低減可能な光モジュールコネクタ用アダプタ、光モジュール用コネクタを含む光モジュール生産物、および光モジュール生産物が搭載された光モジュール搭載基板を提供することにある。
本発明に係わる光コネクタ用アダプタは、底部と、第1および第2の壁部と、を備える。底部は、所定の軸方向に伸びる搭載面を有し、その搭載面は第1および第2の光コネクタを搭載するように設けられている。第1および第2の壁部は、所定の軸に沿って伸びる内壁面をそれぞれ有し、それぞれの内壁面が対面するように搭載面上に設けられている。
このような光コネクタ用アダプタは、光モジュール、この光モジュールに一端が接続された光ファイバ心線、およびこの光ファイバ心線に他端が接続された第1の光コネクタを備える光モジュール生産物に好適に適用されることができる。
搭載面上に一対の壁部が設けられたアダプタの構造は、搭載面に垂直な方向から第1の光コネクタを収納することを可能にし、また所定の軸に沿って第2の光コネクタを収納することを可能にする。このため、収納された第1の光コネクタに対して、所定の軸方向から第2のコネクタを差し込むことができる。第1の光コネクタは、光ファイバ心線を介して光モジュールに接続されている。このようなアダプタ内において第1の光コネクタに第2の光コネクタを脱着するので、コネクタ脱着の際に光モジュールに加わる力が低減される。
底部並びに第1および第2の壁部は、第一および第二の開口部を提供するように設けらる。第一の開口部は、第1の光コネクタを受け入れ可能なように搭載面に対して垂直方向に向けて設けられ、第二の開口部は、第2の光コネクタを受け入れ可能なように所定の軸方向に向けて設けられる。
アダプタが第一の開口部と第二の開口部とを持つ形態を有するので、第1のコネクタは、両方の内壁面にガイドされた状態で、第一の開口部を通してアダプタの搭載面上に収容されることができる。第2のコネクタを第二の開口部から挿入すると、アダプタの搭載面および両方の内壁面に沿って導入される。アダプタにガイドされながら第2の光コネクタが進むので、収容されている第1の光コネクタに接続された光ファイバ心線に損傷を与えることなく、第2のコネクタを第1の光コネクタに接続することができる。
アダプタはストッパを更に備えることができる。ストッパは、第1の光コネクタが所定の軸方向に移動可能な範囲を制限するように設けられている。
アダプタのストッパによって、所定の軸方向に関して第1の光コネクタの配置可能な範囲を規定することができる。具体的には、ストッパは、第2の光コネクタが所定の軸に沿って挿入される際に第1の光コネクタが第2の光コネクタに押されても、第1の光コネクタの移動範囲を制限している。例えば、ストッパは、第1の光コネクタが移動できる限界点を規定しているので、いわゆる光コネクタのフェルールバック現象を抑止することを可能にする。このため、ストッパは、第1の光コネクタの移動によって光ファイバ心線に加えられる力を低減することができるので、光ファイバ心線に与えられるストレスを低減することができる。さらに、第2のコネクタを第1の光コネクタに接続することを確実に行うことができる。
本発明に係わる光コネクタ用アダプタでは、ストッパの位置は、所定の軸方向に関して調整できるように設けられることができる。ストッパの位置を変更すれば、アダプタを様々な光コネクタの形態に適用することができる。調整されたストッパの取付位置は、第1および第2の光コネクタの形態に応じて提供されることができる。また、本発明に係わる光コネクタ用アダプタでは、ストッパの位置を所定の軸方向に関して調整可能にするように設けられた凹部および凸部の少なくとも一方を備えることができる。このような凹部および凸部を第1および第2の壁部の内壁面の各々に設けることができる。このような形態は、凹部および/または凸部とストッパとが噛み合うことを可能にする簡単な構造により光コネクタの移動を制限するので信頼性も高い。また、凹部および/または凸部は、これらの位置に応じて高精度に位置決めされたストッパを提供できる。
本発明に係わる光コネクタ用アダプタは、第1および第2の壁部並びに底部に接し所定の軸と交差する方向に伸びる第3の壁部を更にを備えることができる。
第3の壁部は、第1のコネクタに対してストッパとして機能する。第3の壁部は切り欠きを有することができる。この切り欠きは、第1の光コネクタに接続された光ファイバ心線を導入し、ガイドするように設けられている。
本発明に係わる光コネクタ用アダプタは、第1および第2の壁部に支持され搭載面に対面するように配置可能な蓋を更に備えることができる。このような蓋は、第1の開口部を覆うように設けられる。
この蓋は、搭載面と一緒になって、搭載面に垂直な方向に関する光コネクタの位置を規定することができる。このため、接続されたまたは未接続の光コネクタがアダプタ内において移動することによって生じる光ファイバ心線の屈曲を低減することができる。蓋は、アダプタ内に配置された光コネクタの保護、例えば、周囲の部品との直接接触を防止すること、を可能にし、アダプタ内への塵の導入を低減することができる。蓋は、光モジュール生産物を製造する際のリフローソルダリング工程において、光コネクタを熱から保護することができる。
本発明に係わる光コネクタ用アダプタでは、底部はラッチ片を備えることができる。ラッチ片は、搭載面に関して前記第1および第2の壁部と反対側へ伸びるように設けられている。底部は、1つまたは複数のラッチ片を有することができる。ラッチ片は、アダプタの基板への取り付けを容易にする。
さらに、本発明に係わる光コネクタ用アダプタに、以下に示すような様々な形態の1又は複数を適用することができる。
本発明に係わる光コネクタ用アダプタでは、蓋は、対向する辺から伸びた複数の脚部を有することができる。複数の脚部の各々は、底部と係合する突起を有することができる。第1および第2の壁部の各々は、この蓋が持つ複数の脚部をガイドするガイド溝をそれぞれの外壁面上に有することができる。この蓋は、搭載面に対面するように設けられた内壁面を備えることができる。この内壁面には、第1および第2のコネクタを搭載面に垂直な方向に関して位置決め可能な突出部を有することができる。また、この内壁面には、第2のコネクタを挿入方向に関してガイドするガイド部を有することができる。さらに、底部は、搭載面と対向する底面に、これと垂直に伸びる複数のラッチ片が設けられている。複数のラッチ片の各々は、取り付けられるべき基板にはまるように設けられた突起を有する。
本発明に係わる光モジュール生産物は、光モジュール、光コネクタ用アダプタ、光ファイバ心線、および第1の光コネクタを備えることができる。光モジュールは、電気信号および光信号を少なくともいずれかの方向に変換する。光コネクタは、アダプタに収納されている。光ファイバ心線は、光モジュールに接続された第1の端部、および光コネクタに接続された第2の端部を有する。本発明に係わる光モジュール生産物では、すでに説明された様々な形態、および以下に説明された様々な形態の光コネクタ用アダプタを適用できる。
光モジュール生産物によれば、アダプタは、光モジュールから延出された光ファイバ心線の一端に取り付けられた光コネクタを保持することができる。このため、光ファイバ心線に加わる曲げ力といった様々に力の大きさを低減することができる。
例えば、第一の開口部を通してアダプタの搭載面の垂直な方向から第1の光コネクタを取り付けることができるので、光ファイバ心線に印加される力を低減することができる。第二の開放部を介して、所定の軸方向、つまり第1の光コネクタの光軸方向から第2の光コネクタを挿入し第1のコネクタと接続するので、容易に光コネクタの接続をすることができる。
本発明に係わる光モジュール生産物では、光ファイバ心線は被覆層を有することができる。被覆層は、周囲の部品との接触などによって加えられる力から光ファイバ心線を保護する。光モジュール生産物製造のリフローソルダリング工程において、光ファイバ心線を熱から保護することができる。被覆層は光ファイバ心線に対して剛性を与えるので、光ファイバ心線に力が加えられたとしても、光ファイバ心線の屈曲量を低減することができる。
本発明に係わる光モジュール生産物では、被覆層は、光ファイバ心線の側面に密着した熱収縮チューブを含むことができる。熱収縮チューブを用いて形成された被覆層を備えれば、被覆層を光ファイバ心線に容易に密着させることができる。熱収縮チューブは耐熱性に優れているので、リフローソルダリング工程において加えられる熱から光ファイバ心線を保護できる。熱収縮チューブが、光コネクタおよび光モジュールと、光ファイバ心線との接続部分といった光ファイバ心線に屈曲が生じやすい位置にも設けられれば、これらの位置における光ファイバ心線の屈曲を低減できる。
本発明に係わる光モジュール搭載基板生産物は、1または2以上の光モジュール生産物と、基板と、を備えている。基板は、導電配線層を有する。基板上には、光モジュールおよびアダプタが取り付けられている。光ファイバ心線は、光モジュールに接続された第1の端部、および光コネクタに接続された第2の端部を有する。光コネクタは、アダプタに収納されている。アダプタには、すでに説明された形態、およびこれから説明される形態のいずれもが適用できる。
第1のコネクタの一端に光モジュールが接続されていてアダプタに収納された第1の光コネクタを介して第2の光コネクタを着脱するので、接続の際に光モジュールに直接に力が加えられることが防止される。このような配置は、光モジュールが接続の際に加えられる力による特性変動を防止できる。これは、光モジュールが長期に亘って良好な特性を維持することを可能にする。
アダプタは、その搭載面に垂直な方向から光コネクタを受け入れる。この形態は、光モジュールと光コネクタとの間に設けられた光ファイバ心線の長さを、基板上におけるアダプタと光モジュールの距離と同程度まで短くすることを可能にする。このため、光コネクタをアダプタに配置するために必要な光ファイバ心線の長さを減少させることができる。コネクタ接続後に不要になる余分な長さの光ファイバ心線が存在しないので、この部分を配置する基板上の領域が不要になる。
本発明に係わる光モジュール搭載基板生産物では、光モジュールと光コネクタ用アダプタとの間隔が10mm以上40mm以下であることができる。この距離は、基板における実装密度を上げるために好適な値である。
本発明に係わる光モジュール搭載基板生産物では、光モジュール、光コネクタ、光ファイバ心線、および光コネクタ用アダプタは、光モジュール生産物の光軸に沿って取り付けられていることができる。
本発明に係わる光モジュール搭載基板生産物では、16個の光モジュール生産物を設けることができる。光モジュール生産物の各々は、基板の一辺に面するように設けられている。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。同一まはた類似の部分には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
本発明の光モジュール部材の第一実施形態について、図1〜図5を参照しつつ説明する。
図1および図2を参照すると、本実施の形態に係わる光モジュール搭載基板生産物が示されている。本実施の形態に係わる光モジュール搭載基板生産物1Aは、光モジュール生産物9Aおよび光モジュール搭載基板(以下、単に基板ともいう)10を備える。光モジュール生産物9Aは、光モジュール2、光ファイバ心線3、光コネクタ4、および光コネクタ用アダプタ(以下、アダプタという)5Aを備える。アダプタ5Aは、蓋6Aを含むことができる。光モジュール生産物9Aに含まれる光モジュール2およびアダプタ5Aは、基板10上に搭載されている。また、図面には、光コネクタ4と接続されるべき別の光コネクタ7Aも示されている。
基板10としては、プリント回路基板を用いることができる。プリント回路基板は、光モジュール搭載面13、その裏面14、およびこれらの面の間の内部に、プリント配線といった配線層を備える。この基板10上には他の電子部品も搭載されており、各電子部品はプリント配線を介して電気的に接続されている。光モジュール2も、同様に、これらの電子部品と電気的に接続されている。
基板10には、光モジュール2を取り付けるための複数のスルーホール11、およびアダプタ5Aを取り付けるための複数の取付孔12を有している。光モジュール2の端子20は、基板10に設けられたスルーホール11に挿入された状態で、ハンダ付けされている。端子20がホール11にハンダ付けされると、光モジュール2が基板10のプリント配線と電気的に接続される。光モジュール2に対する電気信号の入出力がスルーホール11を介して行われる。
光モジュール2は、光−電気変換および電気−光変換の少なくともいずれかの変換を行う。このために、光モジュール2は、半導体受光素子といった受光デバイスおよび半導体発光素子といった発光デバイスの少なくともいずれかを含む。半導体受光素子にはフォトダイオードを含み、半導体発光素子には、半導体レーザおよび発光ダイオードを含む。この光学デバイスは、光ファイバ心線3に含まれる光ファイバと光学的に結合されている。
光モジュール2は、このような光学デバイスを封止するように設けられたモールド樹脂体22を備える。樹脂体22の底面22aには、複数の端子20が設けられている。封止された光学デバイスは、端子20から入力された電気信号を光信号に変換して光ファイバ心線3に出力することを可能にし、また光ファイバ心線3から入力された光信号を電気信号に変換してピン20に出力することを可能にする。光モジュール2には、本実施の形態に示されたピンタイプ光モジュールに限定されるものではなく、フラットパッケージタイプ光モジュールといった他のタイプの光モジュールも含まれる。
光モジュールの樹脂体22の一端面22bから光ファイバ心線3が伸び出している。本実施の形態では、光ファイバ心線3は、多心テープ心線を採用している。光ファイバ心線3は、光モジュール2に接続された一端と、光コネクタ4が取り付けられている他端とを有している。
光ファイバ心線3は、熱収縮チューブといった被覆層30をその周囲に有している。被覆層30は、光ファイバ心線3の側面に密着している。光ファイバ心線3が熱収縮チューブ30内に挿入された後に熱が加えられると収縮して、光ファイバ心線3の周囲に保護層を形成するように密着する。被覆層30は、周囲に配置された部品と光ファイバ心線3との直接の接触を防止し、また光ファイバ心線3への直接の熱放射から光ファイバ心線3を保護している。光ファイバ心線3の側面に密着した熱収縮チューブ30は、光ファイバ心線3が容易に屈曲しないように光ファイバ心線3に対して剛性を与えることができる。被覆層30は、光ファイバ心線3と、光コネクタ4および光モジュール2との接続部分をそれぞれ被覆している。具体的には、熱収縮チューブ30の一端は、光コネクタ4のブーツ41も被覆するように取り付けられている。このため、曲げられやすい光ファイバ心線3と、光コネクタ4との接続部において光ファイバ心線3が屈曲することを抑止している。
図1〜図5のそれぞれに示されている光コネクタ4は、MT型コネクタである。光コネクタ4は、これに接続されるべき光コネクタ7Aと組み合わせて使用される。本実施の形態では、コネクタ4、7Aは、プッシュオン型光コネクタとして使用できるように設けられている。
光コネクタ4内には、1または複数の光ファイバが配列された状態で固定されている。光ファイバ心線3の端部では、被覆樹脂が除去されて光ファイバの側面が露出されている。これらの光ファイバの端面は、光コネクタ4の端面40aに位置している。光コネクタ4の端面40aは、光ファイバ心線3が接続されている端部に対向している。光コネクタ4の端面40aには、他方の光コネクタ7Aとの位置決めを行う一対のガイドピン42が突出している。一対のガイドピン42は、光コネクタ4内に設けられた光ファイバの光軸の方向に向いている。各ガイドピン42は、光ファイバを収納しているフェルールとは別個の部材であり、例えば金属製であることができる。しかしながら、光コネクタはこのような形態に限定されない。光コネクタ4は、その光軸が伸びる方向に沿って設けられた上面40bおよび底面40c並びに一対の側面40d、40eを有している。
アダプタ5Aは、所定の軸に沿って伸びる底部56を有する。底部56は、例えば、一方向に伸びた板状の支持台であることができる。底部56は、光コネクタ4,7Aを搭載するように設けられた搭載面56aを有する。底部56は、また、長手方向に伸びる一対の突起56b、56cを搭載面56上に有する。突起56b、56cは、光コネクタ4の底面40cを支持すると共に、光コネクタ7Aの底面を支持する。このために、一対の突起56b、56cは、底部56の一端から他端まで伸び、また光コネクタ4,7Aの形状に合わせて設けられ、突部56dというような凹部および凸部を有することができる。アダプタ5Aに収納された光コネクタ4,7Aは突起56b、56cで支持されるので、光コネクタの底面40eと搭載面56aとの間に空間は形成される。この空気層は、基板10から伝導してくる熱が光コネクタ4,7Aに加えられることを防止することができる。つまり、空間は、断熱層として機能する。
底部56の搭載面56a上には、所定の軸に沿って伸びる一対の壁部55(55a、55b)を有する。一対の壁部55a、55bの内壁面55c、55dは、互いに対面するように設けられている。収納された光コネクタ4,7Aは、内壁面55c、55dに挟まれている。例えば、光コネクタ4は、収納される際には、一対の側面40d、40eによってガイドされている。一対の壁部55は、また、接続されるべき一対の光コネクタ4,7A内の光ファイバの光軸の方向を規定している。
アダプタ5Aは、搭載面56a上には、第3の壁面58を有することができる。壁部58は、長手方向に伸びる底部56の一端に設けられている。壁部58の第1〜第3の三辺は、底部56および一対の壁部55に接している。壁部58は、切り欠き58aを有する。切り欠き58aは、壁部58の第4辺から搭載面56aに向けて設けられた凹部であり、本実施の形態では、搭載面56aに達している。この切り欠き58aから、コネクタ4に接続された光ファイバ心線3が導入される。この切り欠き58aを通して導入された光ファイバ心線3は、搭載面56a上に載置されている光コネクタ4に無理なく導かれる。
アダプタ5Aは、PPS(ポリフェニレンサルファイド)といった耐熱性を有する樹脂を用いて形成されている。アダプタ5Aが耐えるべき温度を例示的に示せば、半田付け工程においてさらされる温度である。
底部56に対する切り欠き58aの深さは、光モジュール2とアダプタ5Aが基板10上に搭載された状態で、光コネクタ4がアダプタ5A内に載置されたときに光ファイバ心線3が基板10に対してほぼ平行となるように規定されることができる。併せて、底部56の搭載面56aには、載置された光コネクタ4、7Aの光軸方向が基板10に対してほぼ平行となるように、光コネクタ4、7の形状に合わせた起伏56b、56c、56dが設けられている。
アダプタ5Aの第1および第2の壁部55a、55b並びに底部56は、光コネクタ4,7Aを収納するための収納空間を規定するように設けらている。アダプタ5Aの一対の壁部55a、55b間には、搭載面56aに垂直な方向に向けて開放された第一の開口部50が設けられている。このため、アダプタ5Aは、第1の開口部50から光コネクタ4を受け入れることができる。また、アダプタ5Aの一対の壁部55a、55b間には、第二の開口部51が設けられている。第二の開口部51は、所定の軸8(図2)が伸びる一方向に開放されている。第2の開口部51は、アダプタ5Aに関して光モジュール2と反対側に向けて開口している。このため、アダプタ5Aは、この開口部51から光コネクタ7Aを受け入れることができる。したがって、第1の開口部50から光コネクタ4をアダプタに収納し、この光コネクタ4に向けて第2の開口部51から光コネクタ7Aを挿入することができる。この挿入方向は、保持された光コネクタ4の光軸方向に一致している。
アダプタ5Aは、搭載面56aに関して、壁部55と反対側に伸びる複数のラッチ片57を有することができる。図1および図2を参照すると、複数のラッチ片57の各々は、底部56の四隅から突出している。各ラッチ片57には、爪57aが一端部に設けられている。爪57aは、テーパ面57bおよびラッチ面57cを有する。テーパ面57bは、コネクタ5が基板に搭載されるときに、ラッチ片57が挿入されるべき取付孔12に接触するように設けられている。ラッチ面57cは、ラッチ片57が取付孔12に挿入された後に基板10の裏面14と対面するように設けられている。
アダプタ5Aのラッチ片57を取付孔12の位置に合わせて、図1に示された矢印Eの向きにアダプタ5Aを移動させる。アダプタ5Aを基板10に向けて押すと、テーパ面57bが取付孔12の縁に接触する。それぞれのラッチ片57は基板10から力を受け、ラッチ片57が内側に曲げられる。テーパ面57bが基板1の取付孔12を乗り越えると、それぞれのラッチ片57の屈曲は開放されラッチ片57は元の形状に戻る。この結果、爪57が取付孔12に嵌め合わされる。この状態では、ラッチ面57cは基板10の裏面14に対面している。アダプタ5Aのラッチ片57がラッチされると、アダプタ5Aが基板10に固定される。
アダプタ5Aにおいて、底部56は、搭載面56aに関して一対の壁部55a、55bと反対側に設けられた支持部56eを有する。支持部56eは、基板10と底部56との間に位置する。支持部材56eは、アダプタ5Aの一端から伸び出し、長手方向に関して底部56に沿って伸び、他端において底部56に到達する支持板を有する。支持部56eは、基板10と底部56との間に空気の層を形成するように所定の高さを有する。このような空気層は、基板10からアダプタ5Aへの熱伝導を小さくするために設けられている。
アダプタ5Aは、ガイド部材53を有する。ガイド部材53は、所定の方向に伸びる一対の腕部53aと、所定の方向を交差する方向に伸びる架橋部53bと、を有する。一対の腕部53aの各々の先端には、内側に突出する係合突起54を有する。また、アダプタ5Aは、アダプタ5Aに対して位置決めされた状態で固定されるストッパ52を有する。このため、ガイド部材53は、ストッパ52に接触すると、ストッパ52を越えて移動することができない。つまり、ストッパ52は、光コネクタ4の光ファイバ心線3が伸びる方向に関してガイド部材53が移動可能な範囲を規制することができる。
ストッパ52は、一対の壁部55の間に取り付けられる。このために、一対の壁部55の内側面55c、55dは、ストッパ52を位置決めするための位置決め手段を備える。
アダプタ5Aでは、その内側面55c、55dに凸部および凹部の少なくともいずれかを含む位置決め部55e、55fを有する。
図3Aは、光モジュール生産物9Aおよび光モジュール搭載基板生産物1Aを示す図面である。図3Bは、位置決め部57に取り付けられたストッパ52を拡大した図面である。位置決め部55e、55fは、例えば、所定の間隔で設けられた凸部55e、55fを含むことができ、また周期的に設けられた凹部55e、55fを含むことができる。
ストッパ52は、内側面55c、55dに設けられた位置決め部55e、55fとはめ合わされる係合部52a、52bを両端に備える。係合部52a、52bの各々は、位置決め部55e、55fに含まれる凸部および凹部に対応する形状を有する。例えば、係合部52a、52bは、所定の間隔で設けられた凸部55e、55fに対応した形状を含むことができ、また周期的に設けられた凹部55e、55fを含むことができる。
位置決め部55e、55fが形成されるべき範囲は、光コネクタ4の位置を調整すべき範囲に対応するように決定される。ストッパ52は、光コネクタ4を配置すべき位置に対応する位置に固定される。固定は、以下の手順に従って行われる。配置されるべき位置に対応する位置決め部55e、55fにストッパ52を合わせる。ストッパ52を位置決め部55e、55fに沿って搭載面55aに向けて押す。これによって、ストッパ52は、光コネクタ4の光軸方向に関して位置決めされた。ストッパ52は、搭載面55aに垂直な方向に移動可能であるので、この方向に引き抜くことができる。係合部52a、52bと位置決め部55e、55fとの噛み合い位置を変えて再度取り付ければ、その取付位置を光軸方向に容易に調整することができる。ガイド部材53は、位置決めされたストッパ52に接触するように配置される。
ガイド部材53は、一対の腕部53aの各々に係合突起54を有する。係合突起54は、光コネクタ7Aの係合部74と嵌まり合って、光コネクタ4と光コネクタ7Aとの接続が達成される。このために、係合突起54は、テーパ面54aおよびラッチ面54bを有する。テーパ面54aは、矢印A(図1)方向に光コネクタ7Aが押され係合部74のテーパ面74aと接すると、これによって、係合部74を内側へ徐々に押し曲げる。光コネクタ7Aのテーパ面74aが係合突起54を乗り越えると、それぞれの係合部74の屈曲は開放されて元の形状に戻る。この結果、係合部74がガイド突起54に嵌め合わされる。この状態では、係合部材53のラッチ面54bは、光コネクタ7Aのラッチ面74bに対面している。光コネクタ7Aの係合部74が係合部材53の係合突起54にラッチされると、光コネクタ7Aがガイド部材53に固定される。
架橋部53bは、一対の腕部53aを結合している。架橋部53bによって、ガイド部材53の腕部53aは、光コネクタ4をその側面40d、40eから挟むように保持されている。各腕部53aの内面53cは対面するしているので、両内面53cは光コネクタ4をガイドすることができる。架橋部53bおよびストッパ52は、光コネクタ4に接続される光ファイバ心線3を搭載面56aとの間に挟み込むので、搭載面56aに垂直方向に関して光ファイバ心線3の位置を規定することができる。
再び、図1および図2を参照すると、アダプタ5Aは、第一の開口部50を閉塞するように設けられる蓋6Aを備える。蓋6Aは、第一の開口部50の全体を覆う大きさを有する板状の蓋部60を有する。これによって、第一の開口部50から光コネクタ4に与えられる熱を遮断することができる。蓋6Aは、また、複数の脚部62を有する。複数の脚部62は、蓋6Aがアダプタ5Aの底部56に取り付け可能なように、蓋部60の内面60aに交差する方向に蓋部60の対向する両側縁から伸びている。脚部62の各々には、係合部64が設けられている。係合部64は、脚部62から突出するように設けられた突起を含む。図1に示された例では、突起を形成するテーパ面64aは、凸形状を有する。蓋6Aが係合部62を有するので、アダプタ5Aに蓋6Aが取り付けられたときに係合部64がアダプタ5Aの底部に嵌め合わされて、これによって、蓋6Aが開口部50を閉じたまま保持される。蓋6Aも、アダプタ5Aと同様に、耐熱性のある樹脂、望ましくは同一の材料から形成されることが好ましい。脚部62が有する係合部64の形態を本願に記載されている他の係合部にも適用でき、また、本願の他の係合部の形態を脚部62の係合部64にも適用できる。
蓋部60の内面60aには、凸部60b(図5)が形成されている。凸部60bおよび搭載面56aは、蓋6Aが第一の開口部50を覆ったときに、光コネクタ4と光コネクタ7との位置を両側から挟み、これによって、これらを搭載面56aに垂直な方向に関して位置決めする。
図1、図2および図3Aを参照しながら、コネクタ7Aについて説明する。光コネクタ7Aは、フェルール70、スプリング71及び挿入部材72を備える。光コネクタ7Aには、端部において被覆が除去された光ファイバ心線76が接続されている。フェルール70は、MTコネクタに用いられるフェルールであり、その内部には、光ファイバ心線76の光ファイバが配列されている。
フェルール70に隣接して、スプリング71といった弾性部材が設けられている。図1〜図4に示された光コネクタ7では、スプリング71内に光ファイバ心線76に挿通されている。スプリング71に隣接して、挿入部材72が取り付けられている。挿入部材72内には光ファイバ心線76が通過する貫通孔が形成されている。このため、光ファイバ心線76がこの孔に挿入された状態で、挿入部材72は光ファイバ心線76に沿って移動できる。
挿入部材72は、一対の腕部73を有している。一対の腕部73は、挿入部材72の側面からフェルール70に向けて伸び出している。腕部73の各々は、その先端に係合部74を有している。係合部74は、ガイド部材53の係合部54に嵌合する。また、挿入部材72の上面には、軸8に沿ってアダプタ5A内に挿入されるように、凸部75が光コネクタ7の光軸に沿って形成されている。凸部75は、蓋部60の下面60aに形成された凹溝60c(図2)が光コネクタ7Aをガイドすることを可能にする。凸部75に代えて凹部を適用し、凹溝60cに代えて凸部を適用することもできる。
図1から図5を参照しながら、光モジュール生産物9Aに光コネクタ7を接続する手順について説明する。
光モジュール2に接続された光コネクタ4、アダプタ5A、ストッパ52、ガイド部材53、および蓋6Aは、以下の順序で組み合わされる。図1を参照すると、アダプタ5Aに対して矢印Bに従って光コネクタ4が搭載面56a上に配置される。光コネクタ4に隣接するようにガイド部材53を矢印Cに従って搭載面56a上に配置する。次いで、アダプタ5Aに対してストッパ52を位置決めして矢印Cに従って配置する。これによって、光コネクタ4の移動は制限される。続いて、光コネクタ4を覆うように矢印Dに従って蓋6Aを配置する。蓋6Aは、第一の開放部50を閉塞して、これによって、光コネクタ4、ストッパ52及びガイド部材53を保護している。
また、アダプタ5Aの第一の開口部50が蓋6Aで閉じられると、蓋6Aを含むアダプタ5Aは、光コネクタ7Aの挿入方向をガイドする。つまり、光コネクタ7Aは、第2の開口部51から押し込むと、底部56a、一対の壁部55および蓋部60によってガイドされる。光コネクタ4とフェルール70とは、ガイドピン40により互いに位置決めされる。
光コネクタ4とフェルール70とが互いに接触した状態から光コネクタ7Aをさらに押し込むと、スプリング71が縮められて、ガイド部材53の係合部54と挿入部材72の係合部74とが嵌め合わされる。係合部54、74が嵌合すると、スプリング71の弾性復元力が作用した状態で光コネクタ4と光コネクタ7とが固定される。
このような接続に際して、ストッパ52が光コネクタ4の移動可能な範囲を制限しているので、光ファイバ心線3に直接に加えられる外力が低減される。また、光ファイバ心線3の屈曲も低減される。このため、光ファイバ心線3に損傷を与えることがない。また、接続の際に加えられる力は、光モジュール2に直接に加わらない。
光コネクタ4とガイド部材53との間、及び、ガイド部材53とストッパ52との間のいずれかに、僅かな隙間(ミリメートル未満の隙間)が生じていたとしても、この接続に際して実用上差し支えない。
図4及び図5は、アダプタ5Aに収納された光コネクタ4および光コネクタ7Aを示す。光コネクタ4に光コネクタ7Aを取り付けた後に、光コネクタ7Aに接続されている光ファイバ心線76を配線架78上に設けられた固定部79に固定する。
基板10に光モジュール2及びその他の電子部品を取り付けるためには、リフローソルダリングを採用することができる。しかしながら、光ファイバ心線3および光コネクタ4は熱に弱い。上述した第一の実施の形態では、リフローソルダリング工程における熱から保護するために、熱収縮チューブ30といった保護層で光ファイバ心線3を保護している。また、蓋部6Aのような遮蔽物で、光コネクタ4を熱から保護している。
第一の実施の形態の光モジュール搭載基板生産物1Aおよび光モジュール生産物9Aによれば、光コネクタ4と光モジュール2との間に光ファイバ心線3が設けられているので、光コネクタ4に光コネクタ7Aを脱着する際の力が、光モジュール2に直接に加わらない。このため、光モジュール2を長期にわたって良好な特性に保つことができる。
光コネクタ4を保持するアダプタ5Aを備えたので、光モジュール2と異なる位置において光コネクタ4へ光コネクタ7Aを接続することができる。つまり、接続作業を容易に行える位置にアダプタ5Aを配置することができ、また他の電子部品との接続に好適な位置に光モジュール2を配置することができる。これらの間は、光ファイバ心線3で結合させることが可能である。故に、接続を速やかに行うことができると共に、プリント基板の設計に関する制限も少なくできる。
本実施の形態の光モジュール生産物9Aおよび光モジュール搭載基板10と異なる構造のレセプタクル型光モジュールでは、それ自体がコネクタ部を有しているので、光コネクタを接続するための領域を光モジュールの近傍に確保する必要があった。このため、この領域に他の電子部品を実装できなかった。しかしながら、本願に係わる発明では、このような領域は不要になる。
光モジュール2およびアダプタ5Aが共に基板10に固定され、また光コネクタ4がアダプタ5A内に保持されている。これによって、光モジュール2と光コネクタ4との間の光ファイバ心線3に屈曲の発生が防止される。
アダプタ5Aが、第一の開口部50および第二の開口部51とを有している。これによって、接続に際して光ファイバ心線3に損傷を与えることなく、第一の開口部50を介して光コネクタ4をアダプタ5Aに配置することができ、また、第二の開口部51を介して光コネクタ7Aを光コネクタ4と接続することができる。
光コネクタ4がプッシュオン型光コネクタであるので、第二の開口部51から光コネクタ7を挿入するだけで容易に接続が完了する。
アダプタ5Aは、また、ストッパ52を有しているので、光コネクタ7Aを接続する際に加わる力によって引き起こされる光ファイバ心線3の屈曲を防止できる。これは、光コネクタ4がプッシュオン型光コネクタであるときに、特に有効である。
ストッパ52は、いわゆるフェルールバック現象を抑止することができる。フェルールバック現象が生じると、光コネクタ4に対して光コネクタ7Aを取り付ける際に、スプリング71の反発力により光コネクタ4が光ファイバ心線3に沿って移動してしまう。この反発力を光ファイバ心線3に生じる撓みによって吸収できないときは、この現象によって光ファイバ心線3の特性に影響を与えてしまう。
アダプタ5Aに搭載された光コネクタ4の位置は、光モジュール2に対して光ファイバ心線3及び光コネクタ4の組み立て精度および基板10への取り付け精度に依存して、製品毎に若干の違いが生じる。一例を示せば、光ファイバ心線3の長さが30mm程度のときに、光コネクタ4の位置は光軸方向に1mm程度のズレを生じる。しかしながら、ストッパ52の位置を調整できるので、ストッパ52の取付位置により製品毎の位置ズレを補償することができる。これは、光コネクタ4のフェルールバック現象を抑止するために有効である。
ストッパ52の取付位置を調整のために、アダプタ5Aの壁部55の内側面55c、55d上に位置決め部55eおよび55fを設けたので、位置調整を容易に行うことができる。また、光コネクタ4の移動を抑止することができる。位置調整の細かさは、位置決め部55e、55fの凹部または凸部のピッチに依存している。このため、ミリメートル以下の細さで高精度に位置調整が行える。これらは簡素な構造を有するので、高い信頼性が得られる。
蓋6Aを備えているので、光コネクタ4を確実に保持することができる。これによって、光ファイバ心線3の屈曲を防止できる。蓋6Aは、接続されている光コネクタ4を覆うので、周囲の部品との接触および塵から光コネクタ4を保護できる。さらに、蓋6Aによって製造工程における熱から光コネクタ4を保護することができので、品質の良い光モジュール部材を製造する上で有効である。
光ファイバ心線3が熱収縮チューブ30といった被覆層を有するので、この保護層は、光ファイバ心線3と周囲の部品との直接の接触を防止している。リフローソルダリング工程において、光ファイバ心線3を熱から保護することができる。故に、品質の良い光モジュール生産物および光モジュール搭載基板生産物を製造することができる。被覆層を設ければ、光ファイバ心線3の剛性を増加させることもできる。
特に、熱収縮チューブ30を採用すれば、被覆層を光ファイバ心線3の側面に密着させることが容易である。熱収縮チューブ30は耐熱性に優れているので、製造工程における熱から光ファイバ心線3を保護するために好適である。熱収縮チューブ30を用いると、被覆層を光コネクタ4のブーツ41および光モジュール2との接続部にも設けることができる。これによって、光ファイバ心線3が曲げられやすいこれらの接続部において光ファイバ心線3が屈曲することを抑止できる。
図6〜図8には、第一の実施の形態の光モジュール生産物に適用されるアダプタの種々の変形例を示す。これらの図面に示されたアダプタに関して、特に言及しない部分には、既に説明した形態を適用することができ、同様の作用および効果が得られる。
図6に示されるアダプタ5Bは、第一の実施の形態におけるストッパ52とガイド部材53との機能を併せ持ち一体化に形成されたガイド部材63を有している。係合部63d、63eは、ガイド部材63の両腕部63aを結ぶ架橋部63bの両側面に設けられている。図6のアダプタ5Bを用いても、第一の実施の形態の光モジュール生産物と全く同様の効果が得られる。
図7に示されるアダプタ5Cは、第3の壁部58の内側面をストッパとして利用している。図7に示されるアダプタ5Cを用いると、ストッパ(第3の壁部58)の位置を調整できないという制限を除いて、第一の実施の形態の光モジュール生産物と同様の効果が得られる。この形態のアダプタ5Cは、図6に示したアダプタ5Bが備える位置決め部55e、55fおよび別個の部品としてストッパ52が不要になる点において、図6の光モジュール生産物と比べて簡素である。アダプタ5Cは、しかしながら、位置決め部55e、55fを備えることもできる。アダプタ5Cは、その基板へ取り付ける位置を変更すれば、光モジュール2の取り付け位置に対して光コネクタ4の位置が調整できる。
図8に示されるアダプタ5Dは、第一の実施の形態におけるストッパ52を有していない。また、ストッパーを有していないため、一対の壁部55の内側面に位置決め部も形成されていない。この形態のアダプダ5Dは、これらに点において簡素な形態を有する。アダプタ5Dでは、光コネクタ4がガイド部材53に対して固定されている。アダプタ5Dは、光ファイバ心線3が熱収縮チューブ30といった被覆層により十分な剛性を有する場合に有効な形態を有する。このときには、光コネクタ7の接続の際に加えられる光軸方向の力に対して十分な剛性をもって対抗することができるからである。
この形態のアダプタ5Dでは、プッシュオン型光コネクタを接続する際に、その光軸方向の押圧力が光モジュール2にも加えられる。しかしながら、光コネクタを接続した後は、挿入部材72と係合したガイド部材53がその押圧力を受け止めるので、光モジュール2に直接に加わることがない。光コネクタ着脱作業の際に加わる基板10の上面方向から生じる曲げモーメント、基板10の反りによって生じる曲げモーメントといった他の力が発生しても、被覆層30によって保護された光ファイバ心線3が吸収するので、光モジュール2に及ぶことはない。
特に図面で示すことはしないけれども、ガイド部材53はアダプタと一体に形成することもできる。
図9は、アダプタ5Eを示す図面である。一対の壁部55a、55bは、外側面55j、55k上にガイド溝55l、55mを備える(外側面55j上にも設けられているが、図面には現れていない)。ガイド溝55l、55mは、蓋6が所定の位置に取り付けられるように脚部62をガイドする。ガイド溝55l、55mの各々は、外壁面55kの一辺から底部56の方向へ向けて伸びる。ガイド溝55l、55mは、また、外側面55kの一辺の近傍に扇状に広がった扇溝と、これに続く矩形溝とを有する。このため、脚部62の係合部65を扇溝に挿入すると、容易にガイド溝に導かれる。これによって、蓋6Aは、所定の位置に取り付けられる。
底部56は、アダプタ5Eが基板10(図示せず)上に配置されたとき、底面から伸びた1または複数の支持部56eを備える。それぞれの支持部56eは、基板10と底部との間に空間を設けるために、長手方向と直交する方向に伸びる。これによって、支持部56eに隣接して、空気による断熱層が形成される。
次いで、図10〜図12を参照しつつ、第二の実施の形態に係わる光モジュール生産物9Bおよび光モジュール搭載基板生産物1Bを説明する。第二の実施の形態の光モジュール生産物9Bは、第一の実施の形態において記述されたアダプタ5Aおよび蓋6Aと異なるアダプタ5D及び蓋6Bを備える。第二の実施の形態では、また、第1の実施の形態の光コネクタ7Aと異なる光コネクタ7Bを備える。
アダプタ5Dは、第一の実施の形態と同様に、搭載面55aに垂直な方向に向けて開口された第一の開口部50と、アダプタ5D内に配置された光コネクタ4の光軸方向に開口された第二の開口部51とを有している。第二の実施の形態に示されている光コネクタ4はプッシュオン型コネクタとして用いられないので、アダプタ5Dは、第一の実施の形態におけるアダプタ5Aのようなストッパ52、ガイド部材53、および位置決め部55e、55fを備えていない。
一方で、アダプタ5Dは、光コネクタ5を光軸に関する左右方向に位置決めするために、一対の壁部55a、55bの内側面には凸部55g、55hがそれぞれ設けられている。凸部55g、55hは、光コネクタ4、7Bをガイドするように設けられているので、一対の凸部55g、55hの間隔は、光コネクタ4、7Bの横幅よりやや大きい値になるように決定されている。
アダプタ5Dにおいて、底部56は、搭載面56aに関して一対の壁部55a、55bと反対側に伸びる支持部56eを有する。支持部56eは、基板10と底部56との間に位置し、アダプタ5Dの長手方向に交差する方向に亘って伸びる複数の支持板を有する。支持部56eは、基板10と底部56との間に空気の層を形成するように所定の高さを有する。このような空気層は、基板10から熱伝導を小さくするように設けられている。
アダプタ5Dは、一対の壁部55a、55bの外側面の各々に突起59が設けられている。蓋6Bの一端には、一対の蝶番片66が設けられている。一対の蝶番片66の各々には、アダプタ5Dが備える突起59を挿入するように設けられた蝶番孔66aを有する。アダプタ5Dの突起59に蓋6Bの蝶番孔66aがはめ合わされているので、一対の突起59を結ぶ軸に関して蓋6Bが回転可能になる。このため、蓋6Bは、第1の開口部50を開閉にするようにアダプタ5Dに取り付けられている。
アダプタ5Dの第一の開口部50を覆う蓋6Bは、アダプタ5Dの全体を覆うことが可能な面積を有する。蓋6Bは、その両側縁から伸びる一対の脚部62を有する。一対の脚部62の先端の各々には、係合部64が設けられている。蓋6Bが第一の開口部50を覆うように配置されるとき、係合部64はアダプタ5Dの底部56に着脱可能に止め合される。この結果、蓋6Bは、第1の開口部50を覆った状態が保たれる。
蓋6Bは、一対の蝶番片66の間に設けられた矩形状の切り込み68を有する。切り込み68は、アダプタ5D内に光コネクタ4が配置されているときにも、蓋6Bを十分に開くことを可能にする。
第二の実施の形態に係わる光コネクタ7はMTコネクタである。MTコネクタは、光ファイバ心線76の先端に取り付けられたフェルール70を含む。光コネクタ4と光コネクタ7Bとを接続した後に、両者の接続を維持するために、光コネクタクリップ80が用いられる。光コネクタクリップ80は、図11に示されるような光コネクタクリップ用治具82を用いて着脱される。
光モジュール生産物9Bに対して光コネクタ7Bを接続する手順について説明する。
図11に示された矢印Fの方向に従って、光コネクタ4を第一の開口部50からアダプタ5Dの搭載面56上に載置する。矢印Gの方向に従って、突起59を蝶番孔66aに挿入して、蓋6Bをアダプタ5Dに取り付ける。次いで、矢印Hに従って、第二の開口部51から光コネクタ7Bを挿入して、光コネクタ4の端面と光コネクタ7Bの端面とを対面させる。その後に、矢印Jの方向に従って、治具82を用いて光コネクタ4および光コネクタ7Bに亘って第一の開口部50から光コネクタクリップ80を取り付ける。図12に示すように、蓋6Bを閉める。
蓋6Bが開および閉のどちらであっても、光コネクタ4の端面と光コネクタ7Bの端面とを対面させる作業は可能である。目視しながら作業を行うことができる。また、次の工程で光コネクタクリップ80を取り付ける必要があるので、通常は蓋6Bを開けた状態でコネクタ同士4,7Bの接続が行われる。
第二の実施の形態で示された光モジュール生産物9Bも、光コネクタ4をプッシュオン型光コネクタとして用いていない点に係わる効果を除いて、第一の実施の形態の光モジュール生産物9Aが有している効果を同様の効果を有する。
本発明に係わる光モジュール生産物は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態においては、基板10は、プリント配線が施されたプリント配線基板であったけれども、単に光モジュール2およびアダプタ5A〜5Dを固定するためだけの板状部材であることができる。また、上述した実施形態においては、第一の開口部50と第二の開口部51とが連続して設けられているけれども、これらの開口部50,51が分離されるように設けられることができる。さらに、上述した実施形態においては、蓋6A,6Bは、アダプタ5A〜5Dに対して取り付けられたけれども、第一の開口部50を覆うように、基板10に直接に取り付けられることができる。
第一の実施の形態においては、光コネクタ7Aがスプリングを含むプッシュオン型光コネクタについて説明したけれども、光コネクタ4がスプリングを含むこともでき、それぞれ双方が内蔵することもできる。第一の実施の形態においては、プッシュオン型光コネクタを形成するようにMTコネクタを利用したけれども、MPOコネクタを利用してプッシュオン型光コネクタを形成することもできる。
ピグテール型光モジュールは、先端に光コネクタが取り付けられた数十センチ以上の光モジュールから延出させた光ファイバ心線を有する。このように、ピグテール型光モジュールにおいては光ファイバ心線の長さに十分な余裕があるので、光コネクタ接続の際のフェルールバック現象によって、光モジュール及び光ファイバ心線に力を及ぼし特性変動を引き起こすことはない。しかしながら、ピグテール型光モジュールでは、基板上に光ファイバ心線を取りまとめておく領域が必要である。この点において、基板上で省スペースに光コネクタを接続することを意図した本発明の光モジュール生産物とは異なる。
このようなピグテール型光モジュールは、光モジュールの組立工程、および基板への光モジュールの部品実装工程において光ファイバ心線の取り扱いが難しいので、組立自動化およびリフローソルダリング工程の適用を困難であった。ところが、このようなピグテール型光モジュールの有している欠点をも、本発明は改善することができる。
図13は、第三の実施の形態に係わる一対の光モジュール搭載基板生産物を示す模式図である。
光モジュール搭載基板生産物15(16)は、光モジュール2a、2b、2c、2d(2e、2f、2g、2h)と、アダプタ5a、5b、5c、5d(5e、5f、5g、5h)と、光コネクタ4a、4b、4c、4d(4e、4f、4g、4h)と、光モジュール2a、2b、2c、2d(2e、2f、2g、2h)および光コネクタ4a、4b、4c、4d(4e、4f、4g、4h)とをそれぞれ接続する光ファイバ心線3a、3b、3c、3d(3e、3f、3g、3h)と、プリント回路基板といった基板10aとを備える。光コネクタ4a、4b、4c、4d(4e、4f、4g、4h)は、それぞれ、光コネクタ7a、7b、7c、7d(7e、7f、7g、7h)と接続されている。光コネクタ7a、7b、7c、7dは、光ファイバ心線76a、786b、76c、76dを介して光コネクタ7e、7f、7g、7hと接続されている。光モジュール搭載基板生産物15には、さらに、1または複数の電子部品100a−dを搭載することができる。
このように、光モジュール搭載基板生産物15および光モジュール搭載基板生産物16は同様な構造を有するので、以下の説明は、光モジュール搭載基板生産物15について行う。
光モジュール2a−dは、光ファイバ心線3a−dが伸び出す面を基板10aの一辺10cに向けて配置されている。アダプタ5a−dは、光モジュール10a−dと一辺10cとの間に配置されている。アダプタ5a−dには、光ファイバ心線3a−dの一端に接続された光コネクタ4a−dが、その光軸を基板10aの一辺10cに向けた状態で収納されている。
光モジュール搭載基板生産物15では、光コネクタ4a−dと、別の光コネクタ7a−dとを基板10aの一辺10cにおいて接続することができる。アダプタ5a−dを介して、光コネクタ4a−dと光コネクタ7a−dを接続すると、コネクタの接続部を保護することができる。また、別の光コネクタ7a−dが基板10aの一辺10cから一部分がはみ出した位置で接続されるように、アダプタ5a−dを配置することもできる。このようにアダプタ5a−dを配置すると、基板10aを覆うカバーを設けても、アダプタ5a−dを基板10aの一辺から突出させることができる。これによって、コネクタ7a−dの取り付けが容易になる。
図13に示した光モジュール搭載基板生産物では、光コネクタ7a−dを光コネクタ4a−dと接続する際に、光モジュール2a−dに力が直接に及ばない。一方、ピグテール型光モジュールでは、基板10a上に固定するために、光コネクタと光モジュールとを接続する光ファイバを曲げ回して取りまとめる処理が必要である。また、曲げ回された光ファイバを配置する基板10a上に領域も必要である。曲げ回された光ファイバの直径はおよそ40mmである。しかしながら、光モジュール搭載基板生産物15では、このような処置および領域が共に不要になる。このため、光モジュール2a−dとアダプタ5a−dと距離を40mm未満にすることができる。本実施の形態では、30mmとしている。この間隔の最小値は、アダプタ5a−dに光コネクタ4a−dを配置する際に光ファイバ心線3a−dの許容曲率を考慮すると、10mmと見積もることができる。
上記の処理が不要になるので、複数の光モジュール2a−dを基板10aの一辺10cに沿って一列に配列することができる。また、光モジュール2a−dの配置密度を上記の領域によって制限されることなく向上することができる。アダプタ5a−dは第二の開口部51を備えているので、多数の光モジュールを隣接して配置しても、光コネクタ7a−dの接続を容易に行うことができる。
本実施の形態では、基板10aの一辺10cの有効設置寸法は280mmであり、光モジュールの幅は16mmである。このため、16個の光モジュールを基板10aの一辺10cと平行に配置できる。したがって、1チャネル当たり2.4Gbitの伝送容量を有する光伝送路を送信および受信のためのそれぞれ8チャネル確保することができる。したがって、一辺が300mmの基板に光モジュールを高密度に搭載すれば、160Gbitの伝送能力を確保できる。この値は、1チャネル当たりの伝送容量に応じて変化する。
産業上の利用可能性
以上、説明したように、本発明に係わる光コネクタ用アダプタは、搭載面上に一対の壁部を含む。これによって、搭載面に垂直な方向から第1の光コネクタを収納することが可能になり、また所定の軸の沿って第2の光コネクタを収納することが可能になる。このため、収納された第1の光コネクタに対して、所定の軸方向から第2のコネクタを差し込むことができる。このようなアダプタ内において、第2の光コネクタを第1の光コネクタと脱着するので、コネクタ脱着の際の光モジュールに加わる力が低減される。
本発明に係わる光モジュール生産物は、光コネクタ用アダプタ、光ファイバ心線、および光コネクタを備えることができる。光コネクタは、光コネクタ用アダプタに収納されている。故に、光コネクタ用アダプタが、光モジュールから延出された光ファイバ心線の一端に取り付けられた光コネクタを保持することができる。このため、光ファイバ心線に曲げ力といった様々に力の大きさを低減することができる。
本発明に係わる光モジュール搭載基板生産物は、1または2以上の光モジュール生産物と、基板と、を備えている。基板上には、光モジュールおよび光コネクタ用アダプタが取り付けられている。アダプタに収納された第1の光コネクタを介して第2の光コネクタを着脱するので、第1のコネクタの一端に光モジュールが接続されていても、接続の際に光モジュールに直接に力が加えられることが防止される。このような配置は、光モジュールが接続の際に加えられる力による特性変動を防止でき、また光モジュールが長期に亘って良好な特性を維持することを可能にする。
従って、光ファイバ心線の脱着を行う際に、光モジュールに加わる力を低減可能な光モジュールコネクタ用アダプタ、光モジュール用コネクタを含む光モジュール生産物、および光モジュール生産物が搭載された光モジュール搭載基板が提供される。
【図面の簡単な説明】
図1は、第1の実施の形態に係わる光モジュール生産物、光モジュール搭載基板生産物、および光コネクタを示す斜視図である。
図2は、本実施の形態に係わる光モジュール生産物、光モジュール搭載基板生産物、および光コネクタを示す側面図である。
図3Aは、光コネクタが収納された光コネクタ用アダプタを含む光モジュール生産物、光モジュール搭載基板生産物、および別の光コネクタを示す平面図である。図3Bは、位置決め部を示す図面である。
図4は、光コネクタが接続された光モジュール生産物を示す平面図である。
図5は、光コネクタと、これに接続された別の光コネクタとを収納した光コネクタ用アダプタを含む光モジュール生産物、および光モジュール搭載基板生産物を示す断面図である。
図6は、光コネクタ用アダプタの変形例を示す平面図である。
図7は、光コネクタ用アダプタの変形例を示す平面図である。
図8は、光コネクタ用アダプタの変形例を示す平面図である。
図9は、光コネクタ用アダプタの変形例を示す図面である。
図10は、本発明の第二の実施の形態に係わる光モジュール生産物、光モジュール搭載基板生産物、および光コネクタを示す斜視図である。
図11は、本実施の形態に係わる光モジュール生産物、光モジュール搭載基板生産物、および光コネクタを示す側面図である。
図12は、光コネクタが接続された光モジュール生産物を示す平面図である。
図13は、本発明の第三の実施の形態に係わる光モジュール搭載基板生産物を示す模式図である。
Claims (19)
- 所定の軸方向に伸び第1および第2の光コネクタを搭載するように設けられた搭載面を有する底部と、
それぞれの内壁面が対面するように前記搭載面上に設けられ前記所定の軸に沿って伸びる第1および第2の壁部と、
を備え、
前記底部並びに前記第1および第2の壁部は、前記第1の光コネクタを受け入れ可能なように前記搭載面に対して垂直方向に向けて設けられた第一の開口部と、前記第2の光コネクタを受け入れ可能なように前記所定の軸方向に向けて設けられた第二の開口部と、を提供するように設けられている、光コネクタ用アダプタ。 - 前記第1の光コネクタが前記所定の軸方向に移動可能な範囲を制限するためのストッパを更に備える、請求項1に記載の光コネクタ用アダプタ。
- 前記ストッパの位置を前記所定の軸方向に関して調整するための位置決め手段を更に備える、請求項2に記載の光コネクタ用アダプタ。
- 前記第1および第2の壁部の内壁面の各々に設けられ前記ストッパの位置を前記所定の軸方向に関して調整可能にするための凹部および凸部の少なくとも一方を備える、請求項2に記載の光コネクタ用アダプタ。
- 前記第1および第2の壁部並びに前記底部に接し、前記所定の軸と交差する方向に伸びる第3の壁部を更に備え、
前記第3の壁部は切り欠きを有する、請求項1および請求項2〜請求項4のいずれかに記載の光コネクタ用アダプタ。 - 前記第1および第2の壁部に支持され前記搭載面に対面するように配置可能な蓋を更に備える、請求項1および請求項2〜請求項5のいずれかに記載の光コネクタ用アダプタ。
- 前記底部は、前記搭載面に関して前記第1および第2の壁部と反対側へ伸びるラッチ片を有する、請求項1および請求項2〜請求項6のいずれかに記載の光コネクタ用アダプタ。
- 請求項1に記載の光コネクタ用アダプタと、電気信号から光信号への変換および光信号から電気信号への変換の少なくともいずれかを行う光モジュールと、前記光モジュールに接続された第1の端部、および第2の端部を有する光ファイバ心線と、前記光コネクタ用アダプタに収納され前記光ファイバ心線の前記第2の端部に接続された光コネクタと、を備える光モジュール生産物。
- 請求項2に記載の光コネクタ用アダプタと、電気信号から光信号への変換および光信号から電気信号への変換の少なくともいずれかを行う光モジュールと、前記光モジュールに接続された第1の端部、および第2の端部を有する光ファイバ心線と、前記光コネクタ用アダプタに収納され前記光ファイバ心線の前記第2の端部に接続された光コネクタと、を備える光モジュール生産物。
- 請求項3に記載の光コネクタ用アダプタと、電気信号から光信号への変換および光信号から電気信号への変換の少なくともいずれかを行う光モジュールと、前記光モジュールに接続された第1の端部、および第2の端部を有する光ファイバ心線と、前記光コネクタ用アダプタに収納され前記光ファイバ心線の前記第2の端部に接続された光コネクタと、を備える光モジュール生産物。
- 請求項4に記載の光コネクタ用アダプタと、電気信号から光信号への変換および光信号から電気信号への変換の少なくともいずれかを行う光モジュールと、前記光モジュールに接続された第1の端部、および第2の端部を有する光ファイバ心線と、前記光コネクタ用アダプタに収納され前記光ファイバ心線の前記第2の端部に接続された光コネクタと、を備える光モジュール生産物。
- 請求項5に記載の光コネクタ用アダプタと、電気信号から光信号への変換および光信号から電気信号への変換の少なくともいずれかを行う光モジュールと、前記光モジュールに接続された第1の端部、および第2の端部を有する光ファイバ心線と、前記光コネクタ用アダプタに収納され前記光ファイバ心線の前記第2の端部に接続された光コネクタと、を備える光モジュール生産物。
- 請求項6に記載の光コネクタ用アダプタと、電気信号から光信号への変換および光信号から電気信号への変換の少なくともいずれかを行う光モジュールと、前記光モジュールに接続された第1の端部、および第2の端部を有する光ファイバ心線と、前記光コネクタ用アダプタに収納され前記光ファイバ心線の前記第2の端部に接続された光コネクタと、を備える光モジュール生産物。
- 前記光ファイバ心線は被覆層を有する、請求項8〜請求項13のいずれかに記載の光モジュール生産物。
- 前記被覆層は、前記光ファイバ心線の側面に密着した熱収縮チューブを含む、請求項14に記載の光モジュール生産物。
- 光モジュール、光ファイバ心線、第1の光コネクタおよび光コネクタ用アダプタを有する1または2以上の光モジュール生産物と、
導電配線層を有し、前記光モジュールおよび前記光コネクタ用アダプタが取り付けられた基板と、を備え、
前記光ファイバ心線は前記光モジュールに接続された第1の端部、および前記光コネクタに接続された第2の端部を有し、
前記光コネクタ用アダプタは、所定の軸方向に伸び前記光コネクタを搭載するための搭載面を有する底部と、前記底部の対向する2辺に設けられ前記所定の軸に沿って伸びる第1および第2の壁部とを有し、
前記底部並びに前記第1および第2の壁部は、前記第1の光コネクタを受け入れ可能なように前記搭載面に対して垂直方向に向けて設けられた第一の開口部と、前記第1の光コネクタと接続されるべき別の第2の光コネクタを受け入れ可能なように前記所定の軸方向に向けて設けられた第二の開口部と、を提供するように設けられ、
前記光コネクタは、前記光コネクタ用アダプタに収納された、光モジュール搭載基板生産物。 - 前記光モジュールと前記光コネクタ用アダプタとの間隔は、10mm以上40mm以下である、請求項16に記載の光モジュール搭載基板生産物。
- 前記光モジュール、前記光コネクタ、前記光ファイバ心線、および前記光コネクタ用アダプタは、前記光モジュール生産物の光軸に沿って配置されている、請求項16または請求項17に記載の光モジュール搭載基板生産物。
- 前記光モジュール生産物は16個設けられ、各々は前記基板の一辺に面している、請求 項16〜請求項18のいずれかに記載の光モジュール搭載基板生産物。
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