JPH10300994A - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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JPH10300994A
JPH10300994A JP9113220A JP11322097A JPH10300994A JP H10300994 A JPH10300994 A JP H10300994A JP 9113220 A JP9113220 A JP 9113220A JP 11322097 A JP11322097 A JP 11322097A JP H10300994 A JPH10300994 A JP H10300994A
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JP
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sleeve
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light
light emitting
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JP9113220A
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Inventor
Tsutomu Watanabe
勉 渡辺
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光通信線路に光電素子を簡便に接続すること
ができる低コストかつ小型の光コネクタの開発が求めら
れていた。 【解決手段】 光ファイバを突き合わせ接続可能に成端
したフェルールが挿抜可能に挿入されるスリーブ41を
備えるデバイスホルダ42に、発光素子43や受光素子
を組み込み、かつ前記スリーブ41に前記フェルールを
挿入した時に該フェルールと前記光電素子43との間の
光伝送性が確保されるようにした光コネクタ1を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタに係
り、特に発光素子や受光素子等の光電素子を組み込んで
なる光コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体レーザ等からなる発光素子
やフォトダイオード等からなる受光素子といった光電素
子を光通信線路に接続するには、光コネクタと該光コネ
クタから引き出された光ファイバに接続した前記光電素
子とからなるモジュールを組み立て、前記光コネクタを
利用して目的の光線路の光ファイバにコネクタ接続して
いる。前記光コネクタとしてはSC形光コネクタを採用
することが一般的であり、前記モジュールは光ファイバ
に対して着脱可能になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のモジ
ュールの場合、(1)部品点数が多く、構造が複雑であ
り、しかも規格品以外の部品を使用するため量産が困難
でコストが上昇する、(2)光電素子が接続された光フ
ァイバが光コネクタから引き出された構造になっている
ため、大型であり、光コネクタからの突出部分が光コネ
クタの着脱作業の邪魔になるといった問題が生じてい
た。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、以下の目的を達成する光コネクタを提供する。 (a)製造が容易であり、量産化、低コスト化できる。 (b)光ファイバを突き合わせ接続可能に成端したフェ
ルールをデバイスホルダのスリーブに挿入することで光
ファイバと直接接続される構造になっているため、小型
化することができ、光ファイバに対する着脱作業性が向
上する。 (c)デバイスホルダに組み込んだ球レンズあるいは前
記セルフォックレンズの光軸を前記光電素子の光軸に対
してずらしたことで、球レンズあるいは前記セルフォッ
クレンズから光電素子への反射戻り光を減少する。 (d)同一のフレーム内に発光素子、受光素子を併せ持
つことで、一層の小型化を可能にする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、光ファイバ
を突き合わせ接続可能に成端したフェルールが挿抜可能
に挿入されるスリーブを備えるデバイスホルダに、発光
素子あるいは受光素子からなる光電素子を組み込み、か
つ前記スリーブに前記フェルールを挿入した時に該フェ
ルールと前記光電素子との間の光伝送性が確保されるよ
うにしたことを特徴とする光コネクタを前記課題の解決
手段とした。この光コネクタに単心光ファイバを接続す
る場合、例えばJIS C 5973に制定されるSC
形光コネクタ等の規格品の光コネクタのフェルールが挿
抜可能に挿入されるスリーブを備えるデバイスホルダを
採用することが好ましい。スリーブにフェルールを挿入
すると該フェルールが光電素子に対して位置決めされ、
光電素子と光ファイバとの間の光伝送が可能になる。デ
バイスホルダは、樹脂や金属やセラミック等により一体
的に形成することが好ましく、これにより部品点数を減
少させることができる。発光素子としては半導体レーザ
等を採用する。受光素子としてはフォトダイオード等を
採用する。なお、この光コネクタはスリーブ等の形状を
変更すれば、多心光ファイバに対して適用する構成とす
ることも可能である。この場合、例えば、JIS C
5981に制定される光コネクタ等のフェルールに適合
するスリーブを使用することが好ましい。
【0006】請求項2記載の、前記デバイスホルダに球
レンズあるいはセルフォックレンズを組み込んで前記ス
リーブに挿入した前記フェルールと前記光電素子との間
に介在させ、かつ前記球レンズあるいは前記セルフォッ
クレンズの光軸を前記光電素子の光軸に対してずらした
構成は、特に、光電素子として発光素子を採用した光コ
ネクタにおいて有効である。すなわち、球レンズあるい
はセルフォックレンズと発光素子との間には、発光素子
から出射した光がこれらレンズから反射した反射光が存
在するが、前記レンズと発光素子の光軸をずらしている
と、複雑に反射して前記レンズと発光素子との間の中央
部に高密度に存在する前記反射光を回避した位置にレン
ズの光軸が位置することになり、この反射光の前記レン
ズへの入射光量を抑えることができる。一方、発光素子
からの出射光は一定幅を有し、レンズに到達すると該レ
ンズの光軸と一致した部分が該レンズを透過して光ファ
イバへ入射されるため、その結果、前記反射光によるノ
イズの少ない目的の光信号を伝送することができる。
【0007】本発明では、請求項3記載のように、発光
素子を組み込んだ前記デバイスホルダと受光素子を組み
込んだ前記デバイスホルダとを同一のハウジングに搭載
し、かつ前記発光素子や前記受光素子と電気回路とを着
脱自在に接続する電気端子を前記フレームに備えた構成
を採用することも可能である。この構成によれば、発光
素子、受光素子を同一のフレーム内にコンパクトに収納
することができる。また、この光コネクタでは、発光素
子を組み込んだデバイスホルダに送信用光線路の光ファ
イバを差し込み、受光素子を組み込んだデバイスホルダ
に受信用光線路の光ファイバを差し込むと、送受信の対
をなす光ファイバを一括して取り扱うことができる。ま
た、電気端子に接続した電気回路が通信線路であれば、
該メタル通信線路と光通信線路とをこの光コネクタを介
して接続することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の光コネクタの実施の
形態を、図1から図10を参照して説明する。図1は光
コネクタ1の全体図を示す。この光コネクタ1では、細
長形状のハウジング2内に、発光用サブモジュール4,
受光用サブモジュール5を収納している。
【0009】図2に示すように、前記ハウジング2は、
いずれも樹脂から形成したフレーム6、蓋7、開閉部材
8を備えて構成される。前記フレーム6は細長形状であ
り、その中央部には、電気基板6aを定位置に保持する
前記基板保持用溝9を有している。図1および図2中符
号9aは段差であり、基板保持用溝9のほぼ全周囲にわ
たって延在している。図3はフレーム6の下面図であ
る。図3において、フレーム6の長手方向一端部(図3
中右側)には、発光用サブモジュール4や受光用サブモ
ジュール5を収納するサブモジュール収納部3を設けて
いる。
【0010】図4は前記サブモジュール収納部3を示す
平面図である。図4において、前記サブモジュール収納
部3は、発光用サブモジュール4や受光用サブモジュー
ル5を収納するサブモジュール収納溝10a、10b
と、これらサブモジュール収納溝10a、10b内に突
設した弾性爪11、11…とを備える。前記弾性爪11
は前記サブモジュール収納溝10a、10bの拡張部1
3内にて該サブモジュール収納溝10a、10bの中心
軸線の両側に一対対向配置され、サブモジュール収納部
3の外側からサブモジュール収納溝10a、10bに差
し込んだ光コネクタ12と係脱可能に係合して該光コネ
クタ12の差し込み状態を維持する。前記光コネクタ1
2はJIS C 5973に制定されるSC形光コネク
タである。弾性爪11、11は拡張部13の範囲内で弾
性変形可能になっている。
【0011】各サブモジュール収納溝10a、10bに
は、前記発光用、受光用サブモジュール4、5と係合し
て所定位置に位置決めするための係合溝14a、14b
を形成している。これら係合溝14a、14bは、図7
および図9に示す前記発光用、受光用サブモジュール
4、5の後述するデバイスホルダ42、52の係合リン
グ部42a、52aと一致する形状であり、発光側の係
合溝14aの寸法aは図7の前記係合リング部42aの
寸法aと一致し、受光側の係合溝14bの寸法bは図9
の前記係合リング部52aの寸法bと一致している。
【0012】図4に示すように、係合溝14a、14b
は基板保持溝9と連通し、図1に示すように、該係合溝
14に係合した前記発光用、受光用サブモジュール4、
5から引き出されたリード15は前記基板6aに半田付
けしている。また、電気基板6aには80ピンを備えた
電気端子16を組み込んでいる。この電気端子16はフ
レーム6長手方向他端部(図1中左側)に位置し、図2
に示すように、光コネクタ1を電気基板等の支持部材2
9に装着した時に、該支持部材29に組み込んだ電気端
子16aと接続されることで、該電気端子16aに接続
した電気回路16bとインターフェイスされるようにな
っている。
【0013】図2に示すように、前記蓋7は板状であっ
て、両側部から突設した着脱片17をフレーム6側面の
嵌溝18に嵌合して固定している。図2中、符号19、
20、21はサブモジュール収納部3から突設した突起
であり、サブモジュール収納部3に蓋7を装着した時に
蓋7の図示しない穴や凹部と係合して蓋7をサブモジュ
ール収納部3に対して位置決めする。図5は、図2を矢
印A方向から見た側面図である。図5に示すように、前
記蓋7はサブモジュール収納部3に装着した時に、サブ
モジュール収納溝10a、10bに収納した発光用、受
光用サブモジュール4、5をサブモジュール収納部3と
の間に挟み込むとともに、図1に示すように発光用、受
光用サブモジュール4、5を露出しないように外側から
覆って保護するようになっている。
【0014】図2において、フレーム6の下面26の複
数箇所からは、固定用爪27,固定用突起28を突設し
ている。これら、固定用爪27および固定用突起28
は、フレーム6を支持部材29に着脱可能に位置決め固
定するためのものである。図5に示すように、固定用爪
27はフレーム6の幅方向(図5中左右)両側に対向配
置され、フレーム6を支持部材29に強固に固定する。
これにより、光コネクタ1の支持部材29に対する着脱
作業時や、電気端子16、16a同士の着脱作業時にあ
っても、フレーム6が定位置に安定に支持される。
【0015】図2に示すように、開閉部材8は、フレー
ム6長手方向他端部に設置した軸22に枢着されて図2
中矢印方向に回動自在になっている。この開閉部材8
は、ハンドル23を操作して図2中反時計回りに回動す
ると、押圧突起24が支持部材29を押圧する結果、フ
レーム6を支持部材29から持ち上げるようにして離間
させる。この時、電気端子16、16aの接続も解除さ
れる。そして、固定用爪27や固定用突起28の支持部
材29との係合を解除すると、フレーム6を支持部材2
9から取り外すことができる。
【0016】次に、発光用サブモジュール4を図6およ
び図7を参照して説明する。図6および図7に示すよう
に、発光用サブモジュール4は、光コネクタ12(図4
参照)のフェルール12aが挿抜可能に挿入される円筒
状スリーブ41を備える筒状のデバイスホルダ42に発
光素子43(半導体レーザ:LD)を組み込んで、該発
光素子43の出射光を前記スリーブ41に挿入した前記
フェルール12aに入射させるようにしたものである。
【0017】デバイスホルダ42は硬質の樹脂により全
体が一体成形されている。このデバイスホルダ42の先
端(図6左側)には前記スリーブ41を収納するスリー
ブ収納部42bを形成し、該デバイスホルダ42の後端
(図6中右側)には前記発光素子43が挿入固定された
デバイス固定穴45をスリーブ41からやや離間して形
成している。該デバイス固定穴45では、エポキシ接着
剤46や紫外線硬化樹脂47等を使用して発光素子43
を所定位置に位置決めして固定している。なお、発光素
子43はキャンパッケージ型素子であるため、エポキシ
接着剤46,紫外線硬化樹脂47との接着性や、位置決
め性等を確保することが容易である。また、発光素子4
3から突設したリード15はデバイスホルダ42の外側
に引き出している。また、デバイスホルダ42では樹脂
を改造してスリーブ41を省略してもよい。
【0018】デバイスホルダ42の軸方向中央部には、
スリーブ内部空間41aと前記デバイス固定穴45とに
連通する連通穴48を形成している。発光素子43から
の出射光は、連通穴48とデバイス固定穴45との境界
に配置した球レンズ44を経由して連通穴48からスリ
ーブ内部空間41aに進入し、スリーブ41内に挿入し
たフェルール12a(図4参照)を介して光ファイバ1
2bに入射するようになっている。
【0019】図6においては、前記球レンズ44の光軸
は前記発光素子43の光軸に対してt=341μmずら
している。球レンズ44と発光素子43との間には、発
光素子43からの出射光が球レンズ44から反射した反
射光が存在するが、前記球レンズ44と発光素子43の
光軸をずらしていると、デバイス固定穴45内にて複雑
に反射して発光素子43の出射光軸近傍に高密度に存在
する前記反射光を回避した位置に球レンズ44の光軸を
配置したことになり、この反射光の前記球レンズ44へ
の入射光量を抑えることができる。一方、発光素子43
からの出射光は一定幅を有し、球レンズ44に到達する
と該球レンズ44の光軸と一致した部分が該球レンズ4
4を透過してスリーブ内部空間41aへ出射される。そ
の結果、前記反射光によるノイズの少ない目的の光信号
をスリーブ31へ伝送することができる。なお、前記光
軸のずれ寸法tは出射光径の範囲で調整可能である。ま
た、球レンズ44に代えて、セルフォックレンズを採用
することも可能である。
【0020】次に、受光用サブモジュール5を図8およ
び図9を参照して説明する。図8および図9に示すよう
に、受光用サブモジュール5は、光コネクタ12(図4
参照)のフェルール12aが挿抜可能に挿入される円筒
状スリーブ51を備える筒状のデバイスホルダ52に受
光素子53(フォトダイオード:PD)を組み込んで、
前記スリーブ51に挿入した前記フェルール12aから
の出射光を前記受光素子53によって受光するようにし
たものである。
【0021】デバイスホルダ52は硬質の樹脂により全
体が一体成形されている。前記スリーブ51はこのデバ
イスホルダ52の先端(図8左側)に位置し、該デバイ
スホルダ52の後端(図8中右側)には前記受光素子5
3が挿入固定されたデバイス固定穴54をスリーブ51
から離間して形成している。該デバイス固定穴54で
は、エポキシ接着剤46や紫外線硬化樹脂47等を使用
して受光素子53を所定位置に位置決めして固定してい
る。なお、受光素子53はキャンパッケージ型素子であ
るため、エポキシ接着剤46,紫外線硬化樹脂47との
接着性や、位置決め性等を確保することが容易である。
また、受光素子53から突出するリード15はデバイス
ホルダ52の外側に引き出している。
【0022】デバイスホルダ52の軸方向中央部には、
スリーブ内部空間51aと前記デバイス固定穴54とに
連通する連通穴55を形成している。フェルール12a
からの出射光は、スリーブ51から連通穴55を経由し
てデバイス固定穴54に進入し、受光素子53に到達す
る。受光素子53は球状表面を有する受光レンズ56を
介して光を受光するようになっているので、フェルール
12aからデバイス固定穴54に進入した光を効率良く
受光することができる。図8では、この受光レンズ56
の光軸をスリーブ51の中心軸線に一致させている。
【0023】この光コネクタ1によれば、以下のような
優れた作用・効果が得られる。 図1に示すように、サブモジュール収納溝10a、1
0bにそれぞれ光コネクタ12を差し込み、電気端子1
6に電気回路16bの電気端子16aを接続すること
で、2本の光ファイバ12b、12bと電気回路とを簡
便に接続することができる。 しかも、それぞれ光ファイバ12b、12bが接続さ
れる発光用サブモジュール4および受光用サブモジュー
ル5を同一のハウジング2内に具備しているので、双方
向通信や、光線路のループバック試験等にも利用するこ
とができる。 発光用サブモジュール4および受光用サブモジュール
5を、一つのハウジング2に内蔵した構成であるので、
小型化することができる。 発光用サブモジュール4または受光用サブモジュール
5のいずれか一方にのみ光ファイバ12b(光コネクタ
12)を接続する使用方法も可能であり、しかもサブモ
ジュール収納溝10a、10bに対して光コネクタ12
が挿抜可能であるため、発光用サブモジュール4や受光
用サブモジュール5に対する光ファイバ12bの接続を
簡便に切り替えることができる。 発光用サブモジュール4は、デバイスホルダ42内に
発光素子43を組み込んだ構成であるので、従来技術に
比べて大幅な小型化や低コスト化が可能である。 受光用サブモジュール5は、デバイスホルダ52内に
受光素子53を組み込んだ構成であるので、従来技術に
比べて大幅な小型化や低コスト化が可能である。 前記およびにより、光コネクタ1の一層の小型化
や低コスト化が可能である。 規格品のSC形光コネクタ12に対応するスリーブ4
1、51を備えたデバイスホルダ42、52を使用した
ので、大幅な低コスト化が可能であり、しかも製造が容
易である。
【0024】図10は、別形態のハウジング60を示す
図であって、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)
は左側面図、(d)は右側面図である。図10(a)、
(b)に示すように、このハウジング60は、樹脂製細
長プレート状のフレーム61と、このフレーム61に着
脱可能に装着される蓋63、64と、フレーム61の長
手方向端部に設置した電気端子65を開閉する開閉部材
66とを備えている。
【0025】フレーム61の長手方向一端部(図10
(a)、(b)中右側)には、発光用サブモジュール4
および受光用サブモジュール5を収納するサブモジュー
ル収納部67を形成している。このサブモジュール収納
部67に装着される蓋63は、図10(b)においてフ
レーム61から該サブモジュール収納部67の両側(図
10(b)中上下)に突設した一対の係合爪68によっ
てフレーム61に係止される。
【0026】図10(a)に示すように、フレーム61
のサブモジュール収納部67以外の部分に装着される蓋
64は、係合爪64aによってフレーム61に係止され
る。また、図10(b)に示すように、蓋64には多数
の通気孔64bを開口しているため、発光用サブモジュ
ール4や受光用サブモジュール5等の電子部品の加熱を
防止することができる。これにより、抵抗器等の発熱性
を有する電気、電子部品をハウジング60内に搭載して
も、これらの性能を維持することができる。
【0027】図10(c)に示すように、電気端子65
は、発光用サブモジュール4および受光用サブモジュー
ル5から引き出されたリード15、15…と電気的に導
通された導電性ピン69、69…を集合した構造になっ
ているため、別の電気端子16aの着脱作業性が良好で
ある。導電性ピンを集合した構造は、前述したハウジン
グ2の電気端子16も同様である。
【0028】なお、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れず、以下の変更を行うことも可能である。 (a)デバイスホルダ42に代えて、同様の機能を有す
る別形状のデバイスホルダを使用すること。この場合、
複数部品からなるデバイスホルダや、スリーブが一体成
形されたデバイスホルダを使用することも含む。 (b)デバイスホルダ52に代えて、同様の機能を有す
る別構成のデバイスホルダを使用すること。この場合、
複数部品からなるデバイスホルダを使用することも含
む。 (c)多心用のフェルールに対応するデバイスホルダを
使用すること。多心用フェルールとしては、例えば、J
IS C 5981に制定される光コネクタ等の規格品
のフェルールを使用することが好ましく、これにより低
コスト化が容易になる。 (d)キャンパッケージ素子である発光用サブモジュー
ル4や受光用サブモジュール5に代えて、発光素子や受
光素子をそのままデバイスホルダに組み込むこと。 (e)ハウジング2、60以外の、同様の機能を有する
別構成のハウジングを使用すること。この場合、発光用
サブモジュールや受光用サブモジュールをそれぞれ2以
上収納する構成のハウジングを使用することも含む。ま
た、発光用サブモジュールや受光用サブモジュールは一
カ所(前記実施の形態に記載のサブモジュール収納部
等)に集合させて収納する必要は無く、これらを分散さ
せて収納する構成のハウジングも採用可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光コネク
タによれば、光ファイバを突き合わせ接続可能に成端し
たフェルールが挿抜可能に挿入されるスリーブを備える
デバイスホルダに発光素子あるいは受光素子からなる光
電素子を組み込み、かつ前記スリーブに前記フェルール
を挿入した時に該フェルールと前記光電素子との間の光
伝送性が確保されるようにしたことにより、 (イ)大幅な小型化や部品点数の減少による低コスト
化、量産化が可能である、 (ロ)光ファイバを突き合わせ接続可能に成端したフェ
ルールをデバイスホルダのスリーブに挿抜可能に挿入す
ることで光ファイバと光電素子とを簡便に接続すること
ができ、しかも着脱作業性が向上する、 (ハ)規格品のフェルールに適合するスリーブを有する
デバイスホルダを使用して組み立てることにより、一層
の低コスト化、着脱作業性の向上が可能となるといった
優れた効果が得られる。
【0030】請求項2記載の、前記デバイスホルダに球
レンズあるいはセルフォックレンズを組み込んで前記ス
リーブに挿入した前記フェルールと前記光電素子との間
に介在させ、かつ前記球レンズあるいは前記セルフォッ
クレンズの光軸を前記光電素子の光軸に対してずらした
構成を採用すると、 (ニ)反射等によるノイズ光が前記球レンズあるいは前
記セルフォックレンズに入射する量を抑えることがで
き、発光あるいは受光の精度が向上するといった優れた
効果を奏する。
【0031】請求項3記載の、発光素子を組み込んだ前
記デバイスホルダと受光素子を組み込んだ前記デバイス
ホルダとを同一のハウジングに搭載し、かつ前記発光素
子や前記受光素子と電気回路とを着脱自在に接続する電
気端子を前記フレームに備えた構成を採用すると、以下
のような優れた効果が得られる。 (ホ)サブモジュール収納溝にそれぞれフェルールを差
し込み、電気端子に電気回路の電気端子を接続すること
で、2本の光ファイバと電気回路とを接続することがで
きる。 (ヘ)発光用サブモジュール、受光用サブモジュールの
双方に光ファイバを接続することにより、双方向通信
や、光線路のループバック試験等にも利用することがで
きる。 (ト)発光用サブモジュールおよび受光用サブモジュー
ルを、一つのハウジングに内蔵した構成であるので、小
型化することができる。 (チ)発光用サブモジュールまたは受光用サブモジュー
ルのいずれか一方にのみ光ファイバを接続する使用方法
も可能であり、しかも発光用、受光用サブモジュールに
対する光ファイバの接続を簡便に切り替えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光コネクタの実施の形態を示す平面
図である。
【図2】 図1の光コネクタの正面図である。
【図3】 図1の光コネクタの下面図である。
【図4】 図1の光コネクタのサブモジュール収納部を
示す平面図である。
【図5】 図2を矢印A方向から見た側面図である。
【図6】 発光用サブモジュールを示す正断面図であ
る。
【図7】 発光用サブモジュールを示す斜視図である。
【図8】 受光用サブモジュールを示す正断面図であ
る。
【図9】 受光用サブモジュールを示す斜視図である。
【図10】 別形態のハウジングを示す図であって、
(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図、
(d)は右側面図である。
【符号の説明】
1…光コネクタ、2…ハウジング、12a…フェルー
ル、12b…光ファイバ、16…電気端子、16b…電
気回路、41…スリーブ、42…デバイスホルダ、43
…受光素子(半導体レーザ)、44…球レンズ、51…
スリーブ、52…デバイスホルダ、53…受光素子(フ
ォトダイオード)、60…ハウジング、65…電気端
子。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(12b)を突き合わせ接続
    可能に成端したフェルール(12a)が挿抜可能に挿入
    されるスリーブ(41、51)を備えるデバイスホルダ
    (42、52)に、発光素子(43)あるいは受光素子
    (53)からなる光電素子を組み込み、かつ前記スリー
    ブに前記フェルールを挿入した時に該フェルールと前記
    光電素子との間の光伝送性が確保されるようにしたこと
    を特徴とする光コネクタ(1)。
  2. 【請求項2】 前記デバイスホルダに球レンズ(44)
    あるいはセルフォックレンズを組み込んで前記スリーブ
    に挿入した前記フェルールと前記光電素子との間に介在
    させ、かつ前記球レンズあるいは前記セルフォックレン
    ズの光軸を前記光電素子の光軸に対してずらしたことを
    特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  3. 【請求項3】 発光素子を組み込んだ前記デバイスホル
    ダと受光素子を組み込んだ前記デバイスホルダとを同一
    のハウジング(2、60)に搭載し、かつ前記発光素子
    や前記受光素子と電気回路(16b)とを着脱自在に接
    続する電気端子(16、65)を前記フレームに備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の光コネクタ。
JP9113220A 1997-04-30 1997-04-30 光コネクタ Pending JPH10300994A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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