JP3988238B2 - 景品取得ゲーム装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筐体内の取得手段が移動して景品を取得する景品取得ゲーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の景品取得ゲーム装置は、透明な筐体内に載置された景品の上方をクレーンのように吊り下げられた開閉する掴持爪等の掴持手段が前後左右に移動して狙った景品の真上に来るようにプレイヤがボタン等の操作をし、同位置で掴持手段を下降させて景品を掴み取るものであり、掴持手段に掴み取られた景品は景品投入口まで運ばれて落下させられ景品取出口まで導かれてプレイヤによって取り出されることになる。
【0003】
掴持手段を前後左右に移動する機構は、一般に実公平3−42949号公報等に記載されているように左右方向に指向した前後一対の固定レールに直交して架設された移動レールが左右方向に平行移動自在に支持され、同移動レールに案内されて前後方向に水平移動体が移動自在に支持され、同水平移動体から下方へ昇降自在に掴持手段が吊設されている。
【0004】
掴持手段は、筐体内を前後左右に移動するので、掴持手段等が筐体の壁面に当接したり、レールから外れたりしないように前後方向および左右方向に移動限界を定めており、前記公報記載の例では固定レールの両端所定位置にリミットスイッチを固定して設けて移動レールの左右への移動限界を検知して移動を停止するようにしている。
【0005】
従来の景品取得ゲーム装置では、景品を掴持した掴持手段は上昇し投入口の上方に移動して、その上方の高い位置から景品を開放して投入口に落下させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上方の高い位置から景品を開放して投入口に落下させるものでは、ぬいぐるみ等の景品を落下させる場合ならば破損のおそれはないが、精密な機械製品や壊れ易い物等を景品とした場合は破損のおそれがあって、かかる景品は扱えない。
すなわち従来の景品取得ゲーム装置は景品の種類に対して汎用性に欠けるところがあった。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、景品の種類に対して汎用性に優れた景品取得ゲーム装置を供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】
上記目的を達成するために、本発明は、景品を取得する取得手段と、前記取得手段を吊設する移動体と、前記移動体を水平方向へ移動させ前記取得手段を上下移動させる移動手段と、前記取得手段により取得された景品が投入される投入口と、前記投入口の上方に前記移動体が移動したことを検出するセンサーと、前記センサーを作動させる作動手段と、前記取得手段による景品の取得制御および前記移動手段による前記移動体の移動制御を実行する制御手段とを備え、前記移動手段は、固定レールと、前記固定レールに直交し前記固定レールに沿って移動自在に支持された移動レールと、前記固定レールに沿って前記移動レールを移動する第1のモータと、前記移動レールに沿って前記移動体を移動する第2のモータとを備え、前記移動体は、前記第1のモータの駆動で前記移動レールが前記固定レールに沿って移動するとともに移動し、かつ前記第2のモータの駆動で前記移動レールに沿って移動自在に支持され、前記制御手段は、前記移動手段によって前記投入口の上方に前記移動体を移動させ、前記作動手段によって作動した前記センサーからの検出信号に基づいて前記取得手段を前記移動体に対して下降させる移動制御を実行した後に、前記取得手段によって取得された景品を開放させ、前記景品を前記投入口へ投入させる制御を行うものであり、前記投入口の上方に前記移動体を移動させる際に、前記第1のモータと前記第2のモータとを同時に駆動して前記移動体を前記移動レールに沿って移動させると同時に、前記移動レールを前記固定レールに沿って移動させるように移動制御を行う景品取得ゲーム装置とした。
【0009】
景品の取得手段を前記投入口に臨ませ下降させた後に取得手段が景品を解放して景品の投入を行うので、景品は低い高さから投入口に落下し、落下の衝撃が小さく景品に破損を与えない。
したがって景品として扱うことができる物品の種類が多く、景品の種類に対して汎用性に優れている。
【0010】
請求項2記載の発明は、景品を取得する取得手段と、前記取得手段を吊設する移動体と、前記移動体を水平方向へ移動させ前記取得手段を上下移動させる移動手段と、前記取得手段により取得された景品が投入される投入口と、前記投入口の上方に前記移動体が移動したことを検出するセンサーと、前記センサーを作動させる作動手段と、前記取得手段による景品の取得制御および前記移動手段による前記移動体の移動制御を実行する制御手段と、プレイヤが操作する操作手段とを備え、前記移動手段は、固定レールと、前記固定レールに直交し前記固定レールに沿って移動自在に支持された移動レールと、前記固定レールに沿って前記移動レールを移動する第1のモータと、前記移動レールに沿って前記移動体を移動する第2のモータとを備え、前記移動体は、前記第1のモータの駆動で前記移動レールが前記固定レールに沿って移動するとともに移動し、かつ前記第2のモータの駆動で前記移動レールに沿って移動自在に支持され、前記制御手段は、前記操作手段からの操作信号に応答して前記移動手段により前記移動体を移動させた後、前記取得手段を下降させて景品を取得する取得制御を実行し、前記景品を取得した前記取得手段が上昇した後、前記移動手段によって前記投入口の上方に前記移動体を移動させ、前記作動手段によって作動した前記センサーからの検出信号に基づいて前記取得手段を前記移動体に対して下降させる移動制御を実行した後に、前記取得手段によって取得された景品を開放させ、前記景品を前記投入口へ投入させる制御を行うものであり、前記投入口の上方に前記移動体を移動させる際に、前記第1のモータと前記第2のモータとを同時に駆動して前記移動体を前記移動レールに沿って移動させると同時に、前記移動レールを前記固定レールに沿って移動させるように移動制御を行う景品取得ゲーム装置である。
【0011】
景品の取得手段を前記投入口に臨ませ下降させた後に取得手段が景品を解放して景品の投入を行うので、景品は低い高さから投入口に落下し、落下の衝撃が小さく景品に破損を与えない。
したがって景品として扱うことができる物品の種類が多く、景品の種類に対して汎用性に優れている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の景品取得ゲーム装置において、前記制御手段は、前記投入口の上方に前記移動体を移動させる際に、前記移動体を前記移動レールに沿って移動させると同時に、前記移動レールを前記固定レールに沿って移動させるように駆動制御することを特徴とする。
移動体を移動レールに沿って移動させると同時に、移動レールを固定レールに沿って移動させることで、ホームポジションへの戻り時間を短縮することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図12に図示し説明する。
本実施の形態の景品取得ゲーム装置1の全体外観図を図1に示す。
略直方体状の架台2の周縁に立設された数本の支柱4が、天板5を支え、支柱4,4間の周囲は透明板6が覆って筺体3を構成している。
【0013】
筺体3内の略長方形をした底壁(架台2の上壁)の上に多数のぬいぐるみ等各種景品8が積み重ねられるようにして載置されている。
いま筐体内の左右水平方向をX方向、前後水平方向をY方向、上下鉛直方向をZ方向と定めておく。
【0014】
架台2のX方向左側でY方向前方に寄った位置に透明な景品投入円筒9が上壁を貫通して設けられており、上方に開口した景品投入円筒9に投入された景品8はその下方の架台2内の景品受けに落下し、架台2の側壁に設けられた景品取出蓋10を開けてプレイヤが景品受けから景品8を取り出すことができる。
【0015】
架台2の前面中央は操作卓11が膨出しており、同操作卓11にX方向の移動を指示するX移動ボタン12とY方向の移動を指示するY移動ボタン13が左右に並んで配設されるとともにコイン投入口14が設けられている。
なおコイン投入口14には図1では図示しないがコイン投入を検知するコイン投入センサー15が設けられている。
【0016】
筐体3の上方は遮蔽板7で覆われて外からは内部が見えないようになっており、その遮蔽板15で隠された空間に水平移動体60を前後左右(X−Y方向)に移動させる移動機構が設けられており、その水平移動体60から伸縮パイプ65が垂下され、同伸縮パイプ65の下端に掴持装置70が吊設されている。
【0017】
水平移動体60の移動機構を図3ないし図6に示し説明する。
左右水平方向(X方向)に指向した前後一対の固定レール21,22が同じ高さで架設されており、両固定レール21,22間に前後水平方向(Y方向)に指向した移動レール41がX方向に平行移動自在に吊設されている。
【0018】
図5に示すように前側の固定レール21は、断面が概ね矩形C状をなし、下方を開口してその開口の両側に水平フランジ部21a,21aが形成されるとともに、上壁の前後側縁に上方へ突出した突条21b,21bが設けられ、同突条21b,21b間の中央に突条21cが形成されている。
この中央のY方向に指向した突条21cの両端部分には、前後一対のフランジ部21d,21dによりY方向に指向した矩形孔と同矩形孔に通じる溝条が形成されている。
【0019】
この固定レール21内において、前後左右の車輪24を水平フランジ部21a,21aに載せて移動体23が移動自在に支持されている。
移動体23は、矩形板をコ字状に屈曲し、中央部23aを上方に向け両側部23b、23bの下部を外側に屈曲してフランジ部23c,23cが形成されており、両側部23b、23bの外側に突出して車輪24が2個ずつ左右に並んで回転自在に軸支されてる。
【0020】
かかる移動体23は、固定レール21の下側開口からフランジ部23c,23cが下方に露出した状態で本体部が固定レール21内に挿入され、両側の車輪24が水平フランジ部21a,21aに載りX方向に移動自在に支持される。
【0021】
そして固定レール21内には両端部を軸支された長尺のねじ棒25が左右長手方向に架設されており、同ねじ棒25は移動体23に一体に設けられたナット26に螺合貫通している。
【0022】
ねじ棒25の一方の端部は軸受を貫通してギア25aが嵌着され、固定レール21の端部上面に固着されたX移動モータ27の駆動軸に嵌着されたギア27aと前記ギア25aが噛合して、X移動モータ27の駆動がギアの噛合を介してねじ棒25を回転させる(図4参照)。
ねじ棒25の回転は、これと螺合するナット26を移動体23とともにX方向に移動させる。
【0023】
このようにしてX方向に移動する移動体23の下方に露出したフランジ部23c,23cに移動レール41の前端部上面が固着されている。
移動レール41は、その後端部にローラ40が突設されており、同ローラ40を介して後側固定レール22に移動自在に支持されている。
したがって移動レール41は、X移動モータ27の駆動で固定レール21,22に案内されて左右X方向に平行移動する。
【0024】
前側固定レール21の左右両端近傍には、それぞれブラケット30,30が後方に向けて突設されており、同ブラケット30,30に光センサー31,31が取り付けられている(図3参照)。
ブラケット30は、図5に示すように長尺矩形板を屈曲して基端部30aを固定レール21の上面に当接し、下方に屈曲した垂直部30bを固定レール21の側面に沿わせ、垂直部30bの下端を屈曲して水平先端部30cを後方へ突出させており、水平先端部30cの下面に光センサー31が固着されている。
【0025】
ブラケット30の基端部30aは突条21cのフランジ部21d,21dの上に当接され、フランジ部21d,21dの下の矩形孔に挿入された受板32にブラケット30および溝条を貫通した左右2つのボルト33が螺合している。
【0026】
したがってボルト33を緊締すると、ボルト33の頭部と受板32とがフランジ部21d,21dとブラケット30の基端部30aとを挟み付けてブラケット30を固定することができ、ボルト33を緩めると、ボルト33と受板32とともにブラケット30を溝条に沿って左右X方向に変位することができる。
【0027】
こうしてX方向に変位可能なブラケット30に取り付けられた光センサー31は、投光器と受光器が前後に対向して設けられたもので、両者間にアクチュエータが存在するか否かが判別できる。
そして平行移動する移動レール41の上面所定位置に板状のアクチュエータ34が突設されており、移動レール41とともに移動するアクチュエータ34が前記固定レール21の両端部に設けられた光センサー31の投光器と受光器の間に至るとこれを検知することができる。
【0028】
このアクチュエータ34による光サンサー31の検知をもって移動レール41の移動限界として移動を停止するように制御する。
前記したように左右の光センサー31,31は、X方向に容易に変位させることができるので、X方向の移動限界を簡単に変更可能である。
【0029】
前後水平方向(Y方向)に指向した移動レール41には、前記固定レール21と同じ移動機構を備えており、図6に示すように移動レール41の形状も固定レール21と同じで断面が矩形C状をなし、内部に挿入された移動体43が車輪44を介して移動自在に支持され、移動体43に一体に設けられたナット46をねじ棒45が螺合貫通している。
【0030】
ねじ棒45は、移動レールの後端部上面に固着されたモータ47によって前記駆動機構と同様にギアの噛合を介して回転される。
こうして前後方向に移動する移動体43の下方に露出したフランジ部43c,43cに水平移動体60の上面が固着されている。
【0031】
前記固定レール21の場合と同様に移動レール41の前後両端近傍には、それぞれブラケット50,50が左方に向けて突設されており、同ブラケット50,50に光センサー51,51が取り付けられている(図3参照)。
【0032】
ブラケット50の移動レール41への取付方法も前記と同じでブラケット50の基端部は突条41cのフランジ部41d,41dの上に当接され、フランジ部41d,41dの下の矩形孔に挿入された受板52にブラケット50および溝条を貫通した前後2つのボルト53が螺合している(図6参照)。
【0033】
したがってボルト53を緊締すると、ボルト53と受板52とがフランジ部41d,41dとブラケット50の基端部とを挟み付けてブラケット50を固定することができ、ボルト53を緩めると、ボルト53と受板52とともにブラケット50を溝条に沿って前後方向に容易に変位し、光センサー51を移動することができる。
そこで水平移動体60の前後Y方向の移動限界を簡単に変更することができる。
【0034】
水平移動体60は、矩形の筐体であり、底壁から伸縮パイプ68が鉛直下方に延出している。
伸縮パイプ68は、図7に示すように上から順次径を小さくした5本のパイプP1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 が入れ子式に互いに摺動自在に連結されて伸縮自在に構成されている。
【0035】
水平移動体60の筐体60a内には、伸縮パイプ68内を昇降するワイヤー63を出し入れする機構が内蔵されており、図6に示すようにZ移動モータ61により回転する回転ドラム62にワイヤー63が巻き込まれており、同回転ドラム62の回転軸を中心に揺動する揺動アーム64の先端にフリーローラ65が軸支されている。
【0036】
揺動アーム64は、図示しないスプリングによって図6において反時計方向に付勢されており、回転ドラム62から繰り出されたワイヤー63はフリーローラ65に巻き掛けられたのち下方に延出して筐体60aの底壁に形成された開口60bを通って伸縮パイプ68内を下方へ延びる。
【0037】
揺動アーム64の下方にはマイクロスイッチ66が配置され、揺動アーム64の下方への揺動を検知することができる。
また該マイクロスイッチ66の下にマイクロスイッチ67が配置されており、同マイクロスイッチ67は伸縮パイプ68の上昇してきた最下段のパイプP5 の上端が筐体60aの底壁の開口60bを突き出た時を検知することができる。
【0038】
伸縮パイプ68の最上段のパイプP1 は水平移動体60の底壁に固着され(図6参照)、最下段のパイプP5 は下端部を掴持装置70の上部取付部材71に嵌着され、伸縮パイプ68内を垂下したワイヤー63の下端の係止具63aが上部取付部材71に嵌着されている(図7,図8参照)。
【0039】
したがって掴持装置70は水平移動体60から垂下するワイヤー63に吊り下げられており、ワイヤ−63の周囲を覆う5段の伸縮パイプ68により掴持装置70の揺れが防止され、水平移動体60の真下に常に掴持装置70が位置するようになっている。
【0040】
Z移動モータ61を駆動して回転ドラム62を回転しワイヤー63を巻き込むと、掴持装置70が上昇し、掴持装置70の上昇に伴い伸縮パイプ68は、下段のパイプが上段のパイプに順次入れ込まれて縮み、逆に回転ドラム62を逆回転しワイヤー63を巻きほぐすと、掴持装置70は自重により下降し、伸縮パイプ68は伸びる。
【0041】
そしてワイヤー63が最下段のパイプP5 および掴持装置70を吊り下げた状態にあるときは、ワイヤー63は下方へ引っ張られてZ方向にテンションが加わっており、よって揺動アーム64を下方へ揺動してマイクロスイッチ66の接点をオンしているが、掴持装置70が下降して景品8に触れたり、筐体3の底壁に達したりすると、ワイヤー63が弛み、よってスプリングにより付勢された揺動アーム64が図6に2点鎖線で示すように上方へ揺動してマイクロスイッチ66の接点をオフし、掴持装置70が景品8または底壁に当接したことを検知することができる。
【0042】
なお伸縮パイプ65が最長に伸びきったときにもワイヤー63が弛み、同様にしてマイクロスイッチ66の接点がオフして掴持装置70の下降が限界に達したことを検知することができる。
掴持装置70の下降の限界高さは、筐体3の底壁よりも低い位置にあり、掴持装置70が景品投入円筒9に挿入されたときに下降限界に達する(図12参照)。
【0043】
また回転ドラム62がワイヤー63を巻き取り5本のパイプが順次入れ込まれて伸縮パイプ68を縮小すると、最下段のパイプP5 の上端が筐体60aの底壁の開口60bを突き出てマイクロスイッチ67がこれを検知して掴持装置70の上限に達したことを検知することができる。
【0044】
本景品取得ゲーム装置1では、伸縮パイプ65を従来より多い5段としたので、掴持装置70の上下移動距離を大きくとることができ、最も縮んだときの掴持装置70の上昇位置をより高い位置とすることができるようになっている。
さらに伸縮パイプを6段以上とすることで、さらに掴持装置70の最上位置を高くすることができる。
【0045】
図8および図9に示すように掴持装置70は、前記上部取付部材71を立設する支持フレーム72が中央でアーム開閉モータ73を支持しており、支持フレーム72より左右に突設されたブラケット72a,72aに支軸74,74を介して掴持アーム75,75の基端部75a,75aが枢支されている。
【0046】
左右の掴持アーム75,75は、左右対称であり、中央で略直角に屈曲して下方へ延び、その先端部に掴持爪76,76が突設されている。
各掴持アーム75,75の基端部75a,75aにはローラ77,77が回動自在に軸支されるとともに、両基端部75a,75aの下方への各突起間に前後一対のスプリンブ78が介装されて両掴持アーム75,75を互いに近づける方向に付勢している。
【0047】
そして支持フレーム72に支持されたアーム開閉モータ73の下方へ突出した駆動軸に長円板状の回転カム79が水平姿勢で中央を固着されて設けられており、同回転カム79の周縁に前記掴持アーム75,75の基端部75a,75aの左右ローラ77,77が当接している。
したがって左右の掴持アーム75,75は、スプリング78により閉じる方向に付勢されて回転カム79をローラ77,77を介して挟んだ状態にある。
【0048】
長円形をした回転カム79が図8において実線および図9において破線で示すように左右幅が長尺になるような回転角度にあるときは、掴持アーム75,75は最大に開いた状態にあり、アーム開閉モータ73の駆動で回転カム79を回転させると、回転カム79は左右幅が徐々に短尺になり掴持アーム75,75はスプリング78の付勢力により閉じていき、回転カム79が90度回転すると図8および図9に2点鎖線で示すように左右幅が最も短尺となり、掴持アーム75,75は閉じきる。
【0049】
この左右の掴持アーム75,75の閉じ動作により景品8を挟んで掴み取ることができる。
本景品取得ゲーム装置1は、従来より大型の景品を対象にしており、したがって掴持アーム75,75の開き幅も大きくして大型の景品を挟むことができるようにするため景品サイズに相応して大型の掴持アームを使用している。
【0050】
なお支持フレームおよび掴持アーム75,75の基端部75a,75aは、前後半割りにされたケース80の合体によって覆われる。
本景品取得ゲーム装置1の掴持装置70の駆動機構は、概ね以上のような構造をしており、コンピュータにより駆動制御され、その制御系の概略ブロック図を図10に示す。
【0051】
CPU85は、ROM86に書き込まれたプログラムに従いRAM87を適宜使用して制御処理を遂行しゲームを進行させる。
CPU85には、各種指示信号や検知信号が入力インタフェース88を介して入力される。
前記コイン投入センサー15およびX移動ボタン12,Y移動ボタン13からの操作信号等が入力される。
【0052】
水平移動体60および掴持装置70のX方向の移動の限界を検知する前記光センサー31,31のうちX方向左側の光センサー31は、掴持装置70のホームポジションを検知するXホームポジションスイッチに相当し、右側の光センサー31は掴持装置70のX方向の移動限界を検知するXリミットスイッチに相当し、また水平移動体60および掴持装置70のY方向の移動の限界を検知する光センサー51,51のうちY方向前側の光センサー31は、掴持装置70のホームポジションを検知するYホームポジションスイッチに相当し、後側の光センサー51は水平移動体60のY方向の移動限界を検知するYリミットスイッチに相当する。
【0053】
かかるXホームポジションスイッチ(光センサー)31,Yホームポジションスイッチ(光センサー)51,Xリミットスイッチ(光センサー)31,Yリミットスイッチ(光センサー)51からの検知信号が入力インタフェース88を介してCPU85に入力される。
【0054】
さらにマイクロスイッチ66はワイヤー63のZ下方向のテンションを検知するZテンションスイッチに相当し、マイクロスイッチ67は掴持装置70のZ方向の上限を検知するZリミットスイッチに相当し、Zテンションスイッチ(マイクロスイッチ)66とZリミットスイッチ(マイクロスイッチ)67の検知信号もCPU85に入力される。
【0055】
上記各種信号を入力したCPU85は、信号処理して駆動指示信号を出力インタフェース89を介して前記X移動モータ27,Y移動モータ47,Z移動モータ61,アーム開閉モータ73にそれぞれ駆動指示信号を出力して駆動制御する。
【0056】
以上の制御系による制御手順を図11のフローチャートに基づき以下説明する。
ゲーム開始直前には、掴持装置70は、筐体3内の左前方にある景品投入円筒9の上方のホームポジションにあって伸縮パイプ65が縮んだ最も高い位置に位置し、かつ掴持アーム75,75は閉じた状態にあり、景品取得ゲーム装置1は照明や音声によるアドバタイズ状態にある(ステップ1)。
【0057】
プレイヤがコインを操作卓11のコイン投入口14に投入するとコイン投入センサー15がコインの投入を検知して(ステップ2)、ステップ3に進みゲームが開始する。
【0058】
X移動ボタン12を押すと(ステップ3)、ステップ4に進みX移動モータ27が駆動してホームポジションにあった掴持装置70がX右方向に移動し、X方向移動限界を検知するXリミットスイッチ31がオンするまで(ステップ6)、ステップ4,5,6を繰り返してX右方向の移動を続行し、Xリミットスイッチ31がオンするまでの間で掴持装置70が所要位置に来た時にX移動ボタン12を離すと、ステップ5からステップ7に飛んで、同位置に掴持装置70が停止する。
【0059】
なおX移動ボタン12を押してる間に掴持装置70がX方向の限界に達してXリミットスイッチ31がオンすればステップ6からステップ7に進んで掴持装置70はその限界位置で停止する。
【0060】
次いでY移動ボタン13を押すと(ステップ8)Y移動モータ47が駆動して掴持装置70は、Y後方(奥側)に移動し(ステップ9)、Yリミットスイッチ51がオンする(ステップ11)までの間に希望の景品の真上に来た時に操作ボタン13を離すとステップ10からステップ12に進んで同位置に掴持装置70は停止する。
【0061】
なおY移動ボタン13を押してる間に掴持装置70がY方向の限界に達してYリミットスイッチ51がオンすればステップ11からステップ12に進んで掴持装置70はその限界位置で停止する。
【0062】
その後ステップ13でアーム開閉モータ73を駆動して回転カム79を90度回転して掴持アーム75,75が開き、次いでZ移動モータ61の駆動で掴持装置70を下降する(ステップ14)。
下降した掴持装置70が景品8または底壁に当接すると(図12の2点鎖線参照)、ワイヤー63が緩みZテンションスイッチ66が作動してステップ15からステップ16に進み、アーム開閉モータ73を駆動して掴持アーム75,75を閉じて景品8を掴み取ろうとする。
【0063】
掴み取りに成功しても失敗しても掴持装置70は上昇し(ステップ17)、上限まで上昇してZリミットスイッチ61が作動すると(ステップ18)、上昇を停止してステップ19に進む。
【0064】
ステップ19ではX移動モータ27の駆動で掴持装置70をX左方向のホームポジション方向へ移動し、ステップ20でY移動モータ47の駆動で掴持装置70をY前方向のホームポジション方向へ移動し、Xホームポジションスイッチ31の作動(ステップ21)、Yホームポジションスイッチ51の作動(ステップ22)があるまで、すなわち掴持装置70がホームポジションに戻るまで、ステップ19,20,21,22を繰り返して掴持装置70のX−Y方向の移動を継続する。
【0065】
そしてYホームポジションスイッチ51が作動すると、ステップ22からステップ23に進み、Y方向の移動は停止しX方向ホームポジションに向かう掴持装置70の移動のみが継続し(ステップ23,24)、Xホームポジションスイッチ31が作動すると、ステップ24からステップ26に進み、X方向の移動も停止して掴持装置70はホームポジションで停止する。
【0066】
またステップ19,20,21,22を繰り返して掴持装置70のX−Y方向の移動をしていて、先にXホームポジションスイッチ31が作動すると、ステップ21からステップ25に進み、X方向の移動は停止しY方向ホームポジションに向かう掴持装置70の移動のみが継続し(ステップ20,21,25)、Yホームポジションスイッチ51が作動すると、ステップ25からステップ26に進み、Y方向の移動も停止して掴持装置70はホームポジションで停止する。
【0067】
こうして掴持装置70がホームポジションに戻ると、ステップ26でZ移動モータ61を駆動して掴持装置70を下降する。
掴持装置70は、景品投入円筒9の真上に位置するので、そのまま下降すると、景品投入円筒9内にまで入り、伸縮パイプ65が最長に伸びて掴持装置70が下降限界に達してZテンションスイッチ66が作動するまで下降する(ステップ26,27)。
【0068】
Zテンションスイッチ66が作動して(ステップ27)、掴持装置70が下降限界に達すると、図12の実線で示すように掴持装置70は景品投入円筒9内に略入ってしまうまで下降しており、次いでステップ28に進み、アーム開閉モータ73を駆動して掴持アーム75,75を開き、もし掴持アーム75,75が景品8を掴んでいれば同景品8を景品受けに落下させてプレイヤは景品取出蓋10を開いて景品受けから同景品8を取り出すことができる。
【0069】
その後掴持装置70を上昇させて(ステップ29)、上限に達してZリミットスイッチ67が作動すると(ステップ30)、ステップ31に進みアーム開閉モータ73を駆動して掴持アーム75,75を閉じて、ステップ1に戻り、1ゲームを終了する。
【0070】
従来と異なり掴持装置70は、景品投入円筒9内に下降した後、景品8を開放して景品受けに落下させるので、低い高さから景品8は落下し景品8に与える落下の衝撃が小さく、精密な機械や壊れやすい物を景品に用いても景品を破損するおそれがない。
したがって景品として扱うことができる物品の種類が多く、景品の種類に対する汎用性が高い。
【0071】
前記したように本景品取得ゲーム装置1は、従来より大型の景品8を対象にして筐体3内にかかる大きな景品が載置されており、かかる大型の景品8を掴むべく掴持アーム75,75も大きなものを使用している。
したがって図2に示すように掴持装置70が筐体3の側壁に干渉しないように移動できる範囲は、従来の図2において2点鎖線で示す小さい掴持アーム75’を有する掴持装置70’の場合よりも狭い。
【0072】
そこで掴持装置70の左右X方向の移動限界を決定する光センサー31,31の位置および前後Y方向の移動限界を決定する光センサー51,51の位置を、大型の掴持アーム75,75に応じた所要位置に固定している。
【0073】
景品8のサイズを従来のように小さいものを対象にする場合は、掴持アームを小型のものに交換するとともに、光センサー31,31,51,51の取付位置を変えればよい。
【0074】
例えば光センサー31を変位させるには、光センサー31を支持するブラケット30を固定レール21に固定しているボルト33を緩めてフランジ部21d,21dとブラケット30の基端部30aとを挟み付けていた受板32との間を緩め、ボルト33と受板32とともにブラケット30を溝条に沿って左右X方向に所要位置に変位させ、再びボルト33を緊締すれば光センサー31は変位した所要位置で固定される。
【0075】
固定レール21における左右の光センサー31,31は、景品サイズが小さくなる程外側に変位して掴持装置70の移動範囲を拡げることができる。
なお掴持装置70の前後方向の移動範囲も移動レール41における前後の光センサー51,51について同様の作業で前後Y方向に変位させて拡大縮小することができる。
【0076】
このように本景品取得ゲーム装置1は、景品サイズの変更に対して掴持装置70を移動させる機構全体を交換させることなく簡単な作業で対応することができ、景品サイズに対する汎用性に優れている。
【0077】
また本景品取得ゲーム装置1は、掴持装置70を吊設するワイヤ63の揺れを防止して直線性を維持する伸縮パイプ68が従来より多い5段のパイプを連結したので、昇降距離が大きく最上昇位置が高いので、景品サイズの小さいものから大きなものまで対応することができる。
【0078】
なお伸縮パイプを水平に指向させ伸長させることで、その先端が景品を突き落とす景品取得ゲーム装置の場合でも伸縮パイプの段数を増やすことにより先端の移動距離を大きくすることができ、結果的に大きな景品にも対応することができるようにすることができる。
【0079】
以上の実施の形態では例えば掴持装置70の左右方向の移動限界を決定する光センサー31,31の変位をそれぞれ別個に行っていたが、両光センサー31,31は互いに同じ距離近づいたり離れたりするように変位するので、図13に示すように中央のピニオン90に対向して平行に延びたラック91,92が噛み合う構造にし、各ラック91,92にブラケット93,94を突設して、同ブラケット93,94の所定位置すなわちアクチュエータ97が移動する軌跡上に光センサー95,96を設けるようにしてもよい。
【0080】
中央定位置でピニオン90が回転すると、ラック91,92が互いに反対方向に移動してブラケット93,94に支持された光センサー95,96が同時に同距離近づいたり離れたりして変位することができ作業が容易となる。
なおピニオン90は任意の角度でロックできるようにしておく。
【0081】
また別の実施の形態として図14に示すように左右のプーリ101 ,102 間にベルト103 を案内ローラ104 を介してクロスに掛け、ベルト103 の左右所定位置にブラケット105 ,106 を固着し、同ブラケット105 ,106 の所定位置すなわちアクチュエータ109 が移動する軌跡上に光センサー107 ,108 を設けるようにしている。
【0082】
プーリ101 ,102 を回転してクロス掛けしたベルト103 を回動すると、ブラケット105 ,106 が光センサー107 ,108 とともに互いに反対方向に移動して、光センサー107 ,108 は同時に同距離近づいたり離れたりして変位することができる。
したがって景品サイズの変更に伴う作業が容易である。
【0083】
以上の実施の形態では、移動する物を案内するレール等の側に光センサーを配置し、移動する物の側に光センサーを作動させるアクチュエータを設けていたが、これを逆にしレール等の側にアクチュエータを配置し、移動する物の側に光センサーを設けてもよい。
こうすることで光センサー1つで位置方向の移動限界を検知することができる。
【0084】
また移動限界を検知するのに光センサーを使用したが、その他リミットスイッチや磁気センサー等を利用することもできる。
さらに前記実施の形態では掴持装置の水平方向の移動は左右方向と前後方向の動き、すなわちXY座標に対応させてX方向とY方向の移動であったが、極座標に対応させて水平旋回する移動と原点から半径方向に移動するように構成された景品取得ゲーム装置でも移動限界を検知するセンサーを変位可能に設けることは可能である。
【0085】
さらに移動体が上下Z方向に移動する例があり、例えば図15に示す実施の形態では、中央に回転する回転盤120 が放射水平方向に複数突設されており、その外周4か所に鉛直方向に指向したガイドレール121 に沿って昇降する上下移動体122が配設されている。
上下移動体122 には中心に向け景品押し部材123 が伸縮自在に設けられている。
【0086】
各回転盤120 には景品が載置されて回転し、遊戯者は上下移動体122 を操作して狙った景品の高さに上昇させ、最適なタイミングで景品押し部材123 を突出させて景品を突き落とすようプレイする。
【0087】
かかるゲーム装置において上下移動体122 の上下の移動限界を検知するセンサーが備えられているが、該センサーも上下に変位可能に取り付けられている。
したがって景品のサイズに対応してセンサーの位置も変位させることが容易にでき、景品サイズに対する汎用性を高くすることができる。
【0088】
次にさらに別の実施の形態について図16に基づいて説明する。
本実施の形態に係る景品ゲーム取得装置は、前記図1ないし図12に示した景品取得ゲーム装置1と同じ構造のゲーム装置であり、制御系も図10のブロック図に図示した構成と同じであるが、掴持手段のホームポジションへの移動方法のみが異なる。
【0089】
そこで同じ部材は同じ符号を用いて図16に示すフローチャートに基づき制御手順を以下説明する。
ステップ1のアドバタイズ状態からステップ68のZリミッチスイッチ61の作動の有無判別までは、前記図11のフローチャートのステップ1からステップ18までと全く同じであり、説明を省略する。
【0090】
掴持装置70が下降して景品8を掴み取ろうとし、掴み取りに成功しても失敗しても掴持装置70は上昇し(ステップ67)、上限まで上昇してZリミットスイッチ61が作動すると(ステップ68)、上昇を停止してステップ69に進むことになる。
【0091】
ステップ69では、まずX移動モータ27の駆動で掴持装置70をX左方向のホームポジション方向へ移動し、次のステップ70でXホームポジションスイッチ31の作動の有無を判別して、作動が無い間はステップ69に戻り、X左方向の移動を継続し、Xホームポジションスイッチ31の作動があったときに、ステップ71に進む。
【0092】
同様にステップ71ではY移動モータ47の駆動で掴持装置70をY前方向のホームポジション方向へ移動し、Yホームポジションスイッチ51の作動(ステップ72)があるまですなわち掴持装置70がホームポジションに戻るまで移動を継続し、ステップ73に進む。
【0093】
以上のように掴持装置70が景品8の掴み取り作業をした後に景品投入円筒9のあるホームポジションに移動するのに、まずX左方向に移動し、その後Y前方向に移動してホームポジションに至るように制御している。
【0094】
したがって景品8の掴み取りに成功した掴持装置70がホームポジションに至る前に、景品8を前壁に当接することは回避され、筺体3の透明板6の前壁(遊技者側側壁)に接近して掴持した景品8が当接して擦るように移動したり、当接または擦りにより折角掴持した景品8を落としてしまったりすることを防止することができる。
【0095】
なお筐体3は透明板6の左右側壁については、掴持アーム75が左右から景品8を挟んで掴み取るので、掴持アーム75が左右側壁に最も接近したときでも掴持された景品8が左右側壁に当接することはなく、また透明板6の後壁は掴持装置70の移動範囲より相当程度奥に位置するので掴持された景品8が接触することはない。
【0096】
そこで透明板6の前壁だけが掴持された景品8の接触のおそれがあるが、前記したように先にX左方向の移動を行うことで、景品8の前壁への当接を回避して前記したような不具合を防止することができるようにしたものである。
【0097】
特に従来より大型の景品8を扱うようになると、景品8が筺体3の透明板6に接触する可能性が高くなるので、その場合でもホームポジションへの戻りルートを上記のようにすることで前記のような不具合を解消することができる。
なおステップ73からステップ78までは、前記図11のフローチャートのステップ26からステップ31までと全く同じであり、説明を省略する。
【0098】
また別の掴持装置70のホームポジションへの移動制御方法としては、透明板6の前壁に掴持された景品8が接触しない範囲にある間はX左方向とY前方向の移動を同時に行い、その後X左方向の移動のみを先に行い、次いでY前方向の移動を行うか、X左方向とY前方向の移動を同時行ったときにX左方向の限界に達していれば、その後はY前方向の移動のみでホームポジションに達する。
【0099】
このように途中まではX左方向とY前方向の移動を同時に行うことで、掴持された景品8を前壁に当接させることなくホームポジションへの戻り時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る景品取得ゲーム装置の全体外観図である。
【図2】同正面図である。
【図3】掴持装置の移動機構を示す平面図である。
【図4】同正面図である。
【図5】図3においてV−V線で切断した断面図である。
【図6】図3においてVI−VI線で切断した断面図である。
【図7】伸縮パイプの一部切り欠いた斜視図である。
【図8】掴持装置の一部省略した正面図である。
【図9】同下面図である。
【図10】制御系の概略ブロック図である。
【図11】制御手順を示すフローチャートである。
【図12】景品取得ゲーム装置の全体正面図である。
【図13】別の実施の形態に係る光センサーの移動機構を示す説明図である。
【図14】また別の実施の形態に係る光センサーの移動機構を示す説明図である。
【図15】さらに別の実施の形態に係る景品取得ゲーム装置の全体概略図である。
【図16】またさらに別の実施の形態における制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…景品取得ゲーム装置、2…架台、3…筐体、4…支柱、5…天板、6…透明板、7…遮蔽板、8…景品、9…景品投入円筒、10…景品取出蓋、11…操作卓、12,13…操作ボタン、14…コイン投入口、15…コイン投入センサー、
21,22…固定レール、23…移動体、24…車輪、25…ねじ棒、26…ナット、27…X移動モータ、30…ブラケット、31…光センサー、32…受板、33…ボルト、34…アクチュエータ、
40…ローラ、41…移動レール、43…移動体、44…車輪、45…ねじ棒、46…ナット、47…Y移動モータ、50…ブラケット、51…光センサー、52…受板、53…ボルト、54…アクチュエータ、
60…水平移動体、61…Z移動モータ、62…回転ドラム、63…ワイヤー、64…揺動アーム、65…フリーローラ、66,67…マイクロスイッチ、68…伸縮パイプ、
70…掴持装置、71…上部取付部材、72…支持フレーム、73…アーム開閉モータ、74…支軸、75…掴持アーム、76…掴持爪、77…ローラ、78…スプリング、79…回転カム、80…ケース、
85…CPU、86…ROM、87…RAM、88…入力インタフェース、89…出力インタフェース、
90…ピニオン、91,92…ラック、93,94…ブラケット、95,96…光センサー、97…アクチュエータ、
101 ,102 …プーリ、103 …ベルト、104 …案内ローラ、105 ,106 …ブラケット、107 ,108 …光センサー。
120 …回転盤、121 …ガイドレール、122 …上下移動体、123 …景品押し部材。

Claims (2)

  1. 景品を取得する取得手段と、
    前記取得手段を吊設する移動体と、
    前記移動体を水平方向へ移動させ前記取得手段を上下移動させる移動手段と、
    前記取得手段により取得された景品が投入される投入口と、
    前記投入口の上方に前記移動体が移動したことを検出するセンサーと、
    前記センサーを作動させる作動手段と、
    前記取得手段による景品の取得制御および前記移動手段による前記移動体の移動制御を実行する制御手段とを備え、
    前記移動手段は、
    固定レールと、
    前記固定レールに直交し前記固定レールに沿って移動自在に支持された移動レールと
    前記固定レールに沿って前記移動レールを移動する第1のモータと、
    前記移動レールに沿って前記移動体を移動する第2のモータとを備え、
    前記移動体は、
    前記第1のモータの駆動で前記移動レールが前記固定レールに沿って移動するとともに移動し、かつ前記第2のモータの駆動で前記移動レールに沿って移動自在に支持され、
    前記制御手段は、
    前記移動手段よって前記投入口の上方に前記移動体を移動させ、前記作動手段によって作動した前記センサーからの検出信号に基づいて前記取得手段を前記移動体に対して下降させる移動制御を実行した後に、前記取得手段によって取得された景品を開放させ、前記景品を前記投入口へ投入させる制御を行うものであり、
    前記投入口の上方に前記移動体を移動させる際に、前記第1のモータと前記第2のモータとを同時に駆動して前記移動体を前記移動レールに沿って移動させると同時に、前記移動レールを前記固定レールに沿って移動させるように移動制御を行うことを特徴とする景品取得ゲーム装置。
  2. 景品を取得する取得手段と、
    前記取得手段を吊設する移動体と、
    前記移動体を水平方向へ移動させ前記取得手段を上下移動させる移動手段と、
    前記取得手段により取得された景品が投入される投入口と、
    前記投入口の上方に前記移動体が移動したことを検出するセンサーと、
    前記センサーを作動させる作動手段と、
    前記取得手段による景品の取得制御および前記移動手段による前記移動体の移動制御を実行する制御手段と、
    プレイヤが操作する操作手段とを備え、
    前記移動手段は、
    固定レールと、
    前記固定レールに直交し前記固定レールに沿って移動自在に支持された移動レールと
    前記固定レールに沿って前記移動レールを移動する第1のモータと、
    前記移動レールに沿って前記移動体を移動する第2のモータとを備え、
    前記移動体は、
    前記第1のモータの駆動で前記移動レールが前記固定レールに沿って移動するとともに移動し、かつ前記第2のモータの駆動で前記移動レールに沿って移動自在に支持され、
    前記制御手段は、
    前記操作手段からの操作信号に応答して前記移動手段により前記移動体を移動させた後、前記取得手段を下降させて景品を取得する取得制御を実行し、
    前記景品を取得した前記取得手段が上昇した後、前記移動手段によって前記投入口の上方に前記移動体を移動させ、前記作動手段によって作動した前記センサーからの検出信号に基づいて前記取得手段を前記移動体に対して下降させる移動制御を実行した後に、前記取得手段によって取得された景品を開放させ、前記景品を前記投入口へ投入させる制御を行うものであり、
    前記投入口の上方に前記移動体を移動させる際に、前記第1のモータと前記第2のモータとを同時に駆動して前記移動体を前記移動レールに沿って移動させると同時に、前記移動レールを前記固定レールに沿って移動させるように移動制御を行うことを特徴とする景品取得ゲーム装置。
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