JP2004041487A - クレーン装置及びクレーンゲーム機 - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡単な構成でキャッチャーが景品に到達したことを検知する。
【解決手段】センサープーリ112がワイヤー111の巻上/巻戻し時の移動に伴って連れ回って回転し、センサーディスク120及び透過型フォトインタラプタ122とがその回転を検出する。キャッチャーが十分に降下して景品に到達すると降下が鈍り、ワイヤー111の移動が減少してセンサープーリ112の回転数も減少する。従って、センサーディスク120及び透過型フォトインタラプタ122で所定の閾値を越える回転変化が検出された場合、キャッチャーが景品に到達したものと判断できる。
【選択図】  図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、景品室に配置された景品を吊上移動して払い出すクレーンゲーム機、及びクレーンゲーム機で使用されるクレーン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
クレーンゲーム機は、ゲームセンターやショッピングセンター等に設置されて広く利用されている遊戯機の一種である。周囲を透明アクリル板などで囲まれた景品室に複数の景品を配置し、キャッチャーと称される景品係合装置で景品を例えば把持或いは引っ掛けて係合し、クレーン装置でキャッチャーを吊下げ景品払出口まで移動させて払い出す装置である。
この種のゲーム機の多くは、クレーン装置によってキャッチャーをワイヤー等の紐状体で吊り、該ワイヤーを巻上/巻戻しすることでキャッチャーを昇降させる。クレーン装置は、降下するキャッチャーが景品に到達したことを検知して降下を止め、キャッチャーを適当な高さに垂下しなければならない。
【0003】
キャッチャーが景品に到達したことを検知する手法としては、例えば、特許第2564307号や特許第2656863号が公知である。これらの特許によれば、例えば、ワイヤーに所定の付勢力で当接される揺動自在な揺動アームと、該揺動アームの揺動によってON/OFFされるスイッチとが設けられる。そして、キャッチャーが上昇/降下中はワイヤーにキャッチャーの重量分のテンションが生じて付勢力が打ち消され、揺動アームは所定位置に留まる。ここで、キャッチャーが景品に当りワイヤーに掛かる荷重が減少すると揺動アームの付勢力がテンションに勝り、揺動アームが付勢方向に揺動してスイッチが切り換わる構成となっている。従って、スイッチの切り換わりを監視することによって、キャッチャーが景品に到達したことを検知してワイヤーの巻戻しを停止することによって、適切に降下位置を制御することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許のような揺動アームを設けるためには、例えばアーム部材と、ワイヤーに当接するローラと、揺動アームを回転自在に支持するシャフトと、アーム部材を所定方向に付勢するスプリングとを組みつけなければならず、製造工数が多くまた製造コストがかさむ一因となっていた。
本発明は、こうした課題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、より簡単な構成でキャッチャーが景品に到達したことを検知することである。
【0005】
【発明を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、景品室に配置された景品を吊上移動して払い出すクレーンゲーム機で使用されるクレーン装置であって、前記景品を係合等させて取得する景品係合部(例えば、図1のキャッチャー101)と、紐状体(例えば、図2のワイヤー111)によって前記景品係合部を吊る懸吊手段(例えば、図2のセンサープーリ112、巻上プーリ113)と、回転駆動して前記紐状体の巻上げ及び巻戻しをする巻上手段(例えば、図2の巻上プーリ113、巻上モータ130)と、前記紐状体と接触して従動回転する従動回転手段(例えば、図2のセンサープーリ112)と、前記従動回転手段の回転を検出する回転検出手段(例えば、図2のセンサーディスク120、透過型フォトインタラプタ122)と、前記巻上手段の回転駆動を制御する巻上制御手段(例えば、図1の制御ユニット109)と、を備え、前記回転検出手段によって所定の閾値を越える回転変化が検出された場合、前記巻上制御手段が巻上手段を停止させることを特徴とする。
【0006】
ここで言う「景品を係合等させる」とは、例えば把持や、引掛けや、差込や、吸着や、磁着などによって景品に係り合う意味であって、業界的には単に「キャッチする」とも呼ばれる。従って、ここで言う「取得する」とは一時的に把持・引掛け・差込・吸着等によって景品を係合させることを意味する。また、ここで言う「紐状体」とは、リールなどで巻取りできる程度に湾曲自在なものであって、例えばロープやワイヤーなどの索条やベルトなどを意味する。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、従動回転手段が紐状体の巻上/巻戻し時の移動に伴って連れ回って回転し、回転検出手段がその回転を検出する。景品係合部が上昇/降下中は、紐状体には景品係合部の重量だけテンションが掛かり、紐状体と従動回転手段は十分な摩擦力で接触して、従動回転手段が所定の回転数で連れ回る。ここで、景品係合部が十分に降下して景品に到達すると、景品係合部の降下が鈍り、紐状体の移動が減少して従動回転手段の回転数も減少する。即ち、回転検出手段で所定の閾値を越える回転変化が検出された場合、景品係合部が景品に到達したものと判断できる。
従って、従来のように多くの部品や機構を必要としない簡単な構成であっても、景品係合部が景品に到達したことを検知し、景品係合部を適当な高さに垂下することができる。
【0008】
また、巻上の場合においても、景品係合部が上昇しきってそれ以上上昇しなくなると、同様に紐状体の移動が減少し従動回転手段の回転数も減少する。従って、巻上時において回転検出手段で所定の閾値を越える回転変化が検出された場合、景品係合部が上昇しきったものと判断することが可能となり、景品係合部の上昇の制御にも利用できる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクレーン装置であって、前記従動回転手段が、前記紐状体にかかる荷重に応じて従動回転手段と前記紐状体との摩擦力が変化する位置に配置されたことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、紐状体への荷重の掛かり具合に応じて紐状体と従動回転手段との摩擦力が変化する。例えば、略水平方向に懸架された紐状体に従動回転手段を上方より当接させる位置に配置する。この場合、紐状体への荷重が変化すると、紐状体が従動回転手段から離れる方向に自重で弛み、摩擦力が変化する。即ち、景品係合部が景品に到達すると紐状体に掛かる荷重が減り摩擦力が変化することになる。そして、従動回転手段を従動させるのに十分な摩擦力が得られなくなると、従動回転手段の回転が変化する。従って、回転検出手段で所定の閾値を越える回転変化が検出された場合、景品係合部が景品に到達したものと判断できる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のクレーン装置であって、前記従動回転手段が、前記巻上手段から導かれた紐状体を略鉛直下方に変向することにより、前記景品係合部が紐状体によって垂下されることを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、紐状体が従動回転手段によって案内され湾曲されて変向される。景品係合部が十分に降下して景品に到達すると、景品係合部の降下が鈍る一方で巻上手段は巻戻し動作を続けているので、景品係合部から巻上手段の間の紐状体は弛む。紐状体は従動回転手段との接触位置で湾曲されるので、湾曲された部位において湾曲外向き、即ち紐状体が従動回転手段から離れる方向に弛みが発生しやすくなる。弛みによって、従動回転手段は紐状体と十分な摩擦が得られなくなって、僅かな緩みでも回転数が減少しやすくなる。従って、景品係合部が十分に降下して景品に到達したことをより敏感に検知することが可能になる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のクレーン装置であって、前記回転検出手段は、前記従動回転手段と連動して回転するとともに回転面に孔部を有する有孔回転体(例えば、図2のセンサーディスク120)と、前記有孔回転体の孔部の有無を非接触検出する孔検出手段(例えば、図2の透過型フォトインタラプタ122)とを有することを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、非接触によって従動回転手段の回転数を検出することによって
景品係合部が十分に降下して景品に到達したことをより敏感に検知することが可能になる。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のクレーン装置を搭載したクレーンゲーム機である。
【0016】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏し、より簡単な構成でキャッチャーが景品に到達したことを検知できるクレーンゲーム機を実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
次に、図1〜図6を参照して、本発明を適用した第1の実施の形態について詳細に説明する。
【0018】
[外観構成の説明]
図1は、本発明を適用したクレーンゲーム機の構成の一例を説明する外観図である。クレーンゲーム機100は、従来と同様に透明アクリル板などで囲われた景品室102と、プレーヤがゲーム操作を入力する操作ボタンスイッチ103と、ゲームプレイの対価としてコインや貨幣を投入するコイン投入部104と、景品取出口105と、クレーンゲーム機100の動作を統合的に制御する制御ユニット109と、を備える。
【0019】
景品室102内には、複数の景品Pと、景品Pと係合して移動させる景品係合装置であるキャッチャー101と、キャッチャー101を吊下げて移動させるクレーン装置110と、景品取出口105と連通する景品払出口108とを備える。ここで言う係合とは、例えば景品Pを把持機構で把持する、フックで引っ掛ける、電磁石や吸引器で吸着する、などの意である。本実施の形態では、キャッチャー101は、同図に示すように把持アーム101aを備え、景品Pを把持アーム101aで把持することによって係合させるものとする。
【0020】
クレーン装置110は、制御ユニット109によって制御され、キャッチャー101を吊下げ、ショーケース102内を前後方向(同図奥行き方向)及び左右方向に自在に移動させるとともに、ワイヤー111によってキャッチャー101を昇降させる。同図の例ではクレーン装置110とキャッチャー101とは、伸縮自在な伸縮パイプ106によって連結され、その内部にワイヤー111が通されている。
【0021】
[クレーン装置の説明]
図2は、クレーン装置110における昇降機構の構成の一例を示す上面図であり、図3はその側面図である。尚、クレーン装置110の前後・左右方向への移動機構に関しては公知技術を適宜利用することで実現可能であるので、ここでの説明及び図示は省略するものとする。
図2及び図3に示すように、クレーン装置110のケース110a下面には、キャッチャー101を連結する伸縮パイプ106が設けられている。伸縮パイプ106は、アウターパイプ106aとインナーパイプ106bとが入れ子状に構成され、インナーパイプ106bがアウターパイプ106a内をスライドすることによって伸縮自在となる。クレーン装置110にはリードスイッチ107が設けられ、伸縮パイプ106が最も短縮された状態(図3;2点鎖線で表示)において、インナーパイプ106bの上端部と接触する。従ってリードスイッチ107のスイッチングによって伸縮パイプ106が最も短縮された状態であるか否かを検知することができる。伸縮パイプ106は、アウターパイプ106aでケース110a下面に固定され、キャッチャー101を吊るワイヤー111が、伸縮パイプ106の内部を通ってクレーン装置110の内部に導かれる。
【0022】
ワイヤー111は、例えばワイヤーやロープなどによって実現される。また、ベルトで実現されても良い。ワイヤー111は、伸縮パイプ106の内部を略垂直方向に挿通され、ワイヤーガイド117によってセンサープーリ112に導かれる。そして、センサープーリ112で鉛直方向から向きを換えられて巻上プーリ113に導かれる。センサープーリ112と巻上プーリ113は、ブラケット114に軸回転自在に支持されてクレーン装置110のケース110aに固定されている。
【0023】
巻上プーリ113は、更に駆動軸115、かさ歯歯車116を介して巻上モータ130に連結されている。巻上モータ130は、制御ユニット109によって制御されて正転/逆転駆動する。従って、巻上モータ130の駆動制御によって巻上プーリ113を回転させてワイヤー111を巻上/巻戻しすることができる。
【0024】
センサープーリ112は、例えば樹脂製のV字型プーリによって実現され、ワイヤー111に掛かるキャッチャー101の荷重を支えるとともに、該荷重による摩擦によってワイヤー111の巻上/巻戻しに従動して回転する。ワイヤー111は、ワイヤーガイド118によってセンサープーリ112から外れないようにガイドされている。
また、センサープーリ112には、軸119を介してディスク120が一体的に連結されている。ディスク120はセンサープーリ112と一体になって軸回転する。
【0025】
ディスク120は、例えば金属円板等によって実現され、円周方向に孔121を複数有する。孔121は、透過型フォトインタラプタ122によって非接触で検知される。透過型フォトインタラプタ122は、孔121が設けられているディスク120の円周上に光を照射し、孔121を通過した光を検知することによって孔121の有無を検出し、検出信号を制御ユニット109に出力する。
【0026】
[キャッチャーの景品等への到達を検知する原理の説明]
図4は、本実施の形態におけるセンサープーリ112廻りの拡大側面図である。図4(a)は、キャッチャー101がクレーン装置110によって上昇/降下されている状態を示している。ワイヤー111には、キャッチャー101の重量が掛かり鉛直下方向に引っ張られている。センサープーリ112は、ワイヤー111との摩擦によってワイヤー111の移動に従動し回転する。ディスク120は、センサープーリ112と一体に回転し、その回転が透過型フォトインタラプタ122によって検出される。
【0027】
図4(b)は、キャッチャー101が十分降下して景品Pや景品室102の床面に当った状態を示している。キャッチャー101の重量の一部は景品Pなどが支えるため、ワイヤー111に掛かるキャッチャー101の重量が減少する。一方、巻上モータ130は巻戻し(繰り出し)のための駆動を続けているので巻上プーリ113からはセンサープーリ112方向にワイヤー111が繰り出される。ここで、ワイヤー111の経路を見ると、経路中もっともワイヤー111が曲がる個所はセンサープーリ112との接触位置にあたる。また、ワイヤー111のキャッチャー101側においてワイヤーガイド117によってワイヤー111の前後左右の移動が制限されている。従って、巻上プーリ113から繰り出されるワイヤー111は、図4(b)に示すように空間Aでセンサープーリ112から離れる方向に弛み湾曲する。その結果、センサープーリ112は、ワイヤー111との従動をしなくなる。センサープーリ112の従動回転の減少又は停止は、ディスク120の回転減少又は停止となって、透過型フォトインタラプタ122によって検出される。従って、透過型フォトインタラプタ122からの検出信号を監視することによって、キャッチャー101が景品Pに到達したか否かを知ることができる。
【0028】
[機能ブロックの説明]
図5は、本実施の形態における機能構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、クレーンゲーム機100は、入力検知部10と、処理部20と、クレーン駆動部30と、キャッチャー駆動部40と、記憶部70とを有する。
【0029】
入力検知部10は、各種スイッチやセンサー等によって実現され、プレーヤからの操作入力やクレーンゲーム機100の状態を検知して処理部20に出力する。入力検知部10には、クレーン移動操作部12と、パイプ位置検知部14と、降下到達検知部16と、が含まれる。
クレーン移動操作部12は、プレーヤによるクレーン装置110の移動操作入力を受け付ける。図1の操作ボタンスイッチ103がこれに該当する。パイプ位置検知部14は、伸縮パイプ106が最も短縮された状態にあるか否かを検知する。図2及び図3のリードスイッチ107がこれに該当する。降下到達検知部16は、キャッチャー101が降下して景品P又は景品室102に床面に到達したか否かを検知する。図2及び図3のディスク120及び透過型フォトインタラプタ122がこれに該当する。
【0030】
処理部20は、例えばCPU、各種ICメモリ及び各種電気回路によって実現され、クレーンゲーム機100の動作を統合的に制御する。図1の制御ユニット109がこれに該当する。
処理部20は、クレーン装置110の前後・左右方向の移動制御及びキャッチャー101の昇降制御を司るクレーン駆動制御部22と、キャッチャー101を景品Pに係合させるための動作(例えば、把持機構による景品Pの把持、フックによる景品Pの引っ掛け、電磁石や吸引による景品Pの吸着など)の制御を司るキャッチャー駆動制御部24と、を含む。
【0031】
クレーン駆動部30は、クレーン装置110を前後・左右方向に移動させる前後駆動部32及び左右駆動部34と、キャッチャー101を昇降させる上下駆動部36と、を含みクレーン駆動制御部22によって制御される。
前後駆動部32及び左右駆動部34は、例えば直動案内器と直動案内器に沿ってクレーン装置110を移動させるモータなど公知の組み合わせによって実現される。上下駆動部36は、図2の巻上モータ130がこれに該当する。
【0032】
キャッチャー駆動部40は、例えば、モータや電磁石などの各種アクチュエータによって実現され、景品Pの係合のための動作をする。キャッチャー駆動部40は、キャッチャー駆動制御部24によって制御される。
【0033】
記憶部70は、例えばICメモリなどによって実現され、処理部20に各種の機能を実現させるためのプログラムやデータを記憶する。本実施の形態では、処理部20にクレーン駆動制御部22を実現させるクレーン駆動制御プログラム722と、キャッチャー駆動制御部24を実現させるキャッチャー駆動制御プログラム724、及び各種初期設定データを含むゲーム情報72を記憶する。
【0034】
[動作の説明]
図6は、本実施の形態におけるクレーンゲーム機100の動作の流れを説明するためのフローチャートである。同図に示すように、先ずプレーヤがゲームプレイの対価として所定のコインや貨幣を投入したことを確認する(ステップS102)。コインの投入が確認されたならば、クレーン駆動制御部22はプレーヤによる操作入力に従ってクレーン装置110を前後移動させ(ステップS104)、次いで左右方向に移動させる(ステップS106)。
【0035】
クレーン装置110の前後左右の位置が決まったならば、クレーン駆動制御部22は巻上モータ130を巻戻し方向に回転させてワイヤー111を巻戻し(繰り出し)、キャッチャー101を降下させる(ステップS108)。降下中は、ディスク120の回転が透過型フォトインタラプタ122によって検出される。
ディスク120の回転が停止又は所定の閾値よりも低下した場合(ステップS110のYES)、キャッチャー101が景品Pに到達したと判断し、クレーン駆動制御部22は巻上モータ130を停止して、キャッチャー101の降下を止める(ステップS112)。
【0036】
次に、キャッチャー駆動制御部24が、キャッチャー101に係合動作をさせる(ステップS114)。本実施の形態では、把持アーム101aを閉じて景品Pを把持させるための動作を行わせる。
係合動作が終了したならば、クレーン駆動制御部22は、巻上モータ130を巻上方向に回転させてワイヤー111を巻上げ、キャッチャー101を上昇させる(ステップS116)。
伸縮パイプ106が最も短縮した状態になり、リードスイッチ107がONされたならば(ステップS118のYES)、クレーン駆動制御部22は巻上モータ130を停止して、キャッチャー101の上昇を止める(ステップS120)。そして、クレーン装置110を景品払出口108の上方まで移動させる(ステップS122)。
【0037】
クレーン装置110が景品払出口108の上方まで移動したならば、キャッチャー駆動制御部224は、キャッチャー101に再度係合動作をさせて把持アーム101aを開ける(ステップS124)。景品Pがキャッチャー101に係合されていたならば、景品払出口108に落下し、景品取出口105から取り出すことができる。
【0038】
係合動作が終了したならば、クレーン駆動制御部22は所定の初期位置にクレーン装置110を移動させて(ステップS126)、ゲームを終了する。
【0039】
〔第2の実施の形態〕
次に、図7〜図8を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態と比較してディスク120の回転を透過型フォトインタラプタ122で検出し、キャッチャー101の降下量の制御と上昇時の制御とを実現する点を特徴とする。尚、第1の実施の形態と同様の構成要素については、同符号を付け説明は省略するものとする。
【0040】
図7はクレーン装置110の昇降機構の構成の一例を示す側面図である。同図に示すように、本実施の形態では、リードスイッチ107が省略され、新たにインナーパイプ106bのストッパー131が設けられている。伸縮パイプ106が短縮すると、インナーパイプ106bの上端部がストッパー131に当りそれ以上縮まなくなる。ストッパー131内面には、弾性部材131aが設けられ、インナーパイプ106bとの衝突を緩衝する。
【0041】
クレーン装置110が、キャッチャー101を上昇させる間は、キャッチャー101の重量がワイヤー111に掛かり、センサープーリ112が従動回転する。そして、インナーパイプ106bがストッパー131に衝突するとワイヤー111の巻上が止まりセンサープーリ112の回転も止まる。センサープーリ112の回転の変化はディスク120と透過型フォトインタラプタ122とによって検出される。
【0042】
図8は、本実施の形態における処理の流れを説明するための図である。尚、第1の実施の形態における処理の流れと比較して異なるステップには、S200番台の符号を付けている。
本実施の形態では、ステップS218においてステップS110の判断1と同様の判定によって処理が分岐される点を特徴とする。これによって、リードスイッチ107を省略しても、キャッチャー101が降下して景品Pに達したことの検知と、上昇時の状態の検知の両方を実現することができる。
【0043】
このように、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態に比べてリードスイッチ107に係る部品点数を更に削減するとともに処理を簡略化することで、より製造工数と製造コストを削減することができる。
【0044】
以上、本発明を適用した第1及び第2の実施の形態について説明したが、本発明の適用がこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて構成要素を適宜変更・追加しても構わない。
【0045】
例えば、センサープーリ112の回転の検出は、図9に示すようにセンサープーリ112の外周に沿って明暗差が生じるようにマーカ132を設け、フォトリフレクタ133によって、光Lをマーカ132の位置に照射しその反射光の強弱パルスから回転を検知する構成としても良い。また、ディスク120及び透過型フォトインタラプタ122の代わりに、ロータリーエンコーダやレゾルバを軸119に連結させる構成としても良いのは勿論である。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、従動回転手段が紐状体の巻上/巻戻し時の移動に伴って連れ回って回転し、回転検出手段がその回転を検出する。景品係合部が上昇/降下中は、紐状体には景品係合部の重量だけテンションが掛かり、紐状体と従動回転手段は十分な摩擦力で接触して、従動回転手段が所定の回転数で連れ回る。ここで、景品係合部が十分に降下して景品に到達すると、景品係合部の降下が鈍り、紐状体の移動が減少して従動回転手段の回転数も減少する。即ち、回転検出手段で所定の閾値を越える回転変化が検出された場合、景品係合部が景品に到達したものと判断できる。
従って、従来のように多くの部品や機構を必要としない簡単な構成であっても、景品係合部が景品に到達したことを検知し、景品係合部を適当な高さに垂下することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したクレーンゲーム機の構成の一例を説明する外観図。
【図2】クレーン装置における昇降機構の構成の一例を示す上面図。
【図3】クレーン装置における昇降機構の構成の一例を示す側面図。
【図4】センサープーリまわりの拡大側面図。(a)キャッチャーがクレーン装置によって上昇/降下されている状態を示す。(b)キャッチャーが降下して景品や景品室の床面に当った状態を示す。
【図5】機能構成の一例を示す機能ブロック図。
【図6】クレーンゲーム機の動作の流れを説明するためのフローチャート。
【図7】第2の実施の形態における、クレーン装置の昇降機構の構成の一例を示す側面図。
【図8】第2の実施の形態における、クレーンゲーム機の動作の流れを説明するためのフローチャート。
【図9】センサープーリの回転検出方法の変形例を示す概念図。
【符号の説明】
100 クレーンゲーム機
101 キャッチャー
106 伸縮パイプ
107 リードスイッチ
108 景品払出口
109 制御ユニット
110 クレーン装置
111 ワイヤー
112 センサープーリ
113 巻上プーリ
117、118 ワイヤーガイド
120 ディスク
122 透過型フォトインタラプタ
130 巻上モータ
P 景品

Claims (5)

  1. 景品室に配置された景品を吊上移動して払い出すクレーンゲーム機で使用されるクレーン装置であって、
    前記景品を係合等させて取得する景品係合部と、
    紐状体によって前記景品係合部を吊る懸吊手段と、
    回転駆動して前記紐状体の巻上げ及び巻戻しをする巻上手段と、
    前記紐状体と接触して従動回転する従動回転手段と、
    前記従動回転手段の回転を検出する回転検出手段と、
    前記巻上手段の回転駆動を制御する巻上制御手段と、を備え、
    前記回転検出手段によって所定の閾値を越える回転変化が検出された場合、前記巻上制御手段が巻上手段を停止させることを特徴とするクレーン装置。
  2. 請求項1に記載のクレーン装置であって、
    前記従動回転手段が、前記紐状体にかかる荷重に応じて従動回転手段と前記紐状体との摩擦力が変化する位置に配置されたことを特徴とするクレーン装置。
  3. 請求項1又は2に記載のクレーン装置であって、
    前記従動回転手段が、前記巻上手段から導かれた紐状体を略鉛直方向に変向することにより、前記景品係合部が紐状体によって垂下されることを特徴とするクレーン装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載のクレーン装置であって、
    前記回転検出手段は、前記従動回転手段と連動して回転するとともに回転面に孔部を有する有孔回転体と、前記有孔回転体の孔部の有無を非接触検出する孔検出手段とを有することを特徴とするクレーン装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のクレーン装置を搭載したクレーンゲーム機。
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