JP6252848B2 - 景品取得ゲーム装置及び景品取得ゲーム装置の作動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、景品取得ゲーム装置及び景品取得ゲーム装置の作動方法に関する。
ゲームセンターやショッピングモールなどに設置されるゲーム機として、ぬいぐるみやお菓子などの景品を取得する景品取得ゲーム装置がある。景品取得ゲーム装置は、プレイヤが筐体内の景品を狙って、アームを有する景品取得部を操作し、景品取得部が景品を保持する動作を行った後、景品解放位置まで移動し景品を景品落下口に落下させて取得するものである。景品取得部は、所定の初期位置(ホームポジション)を有し、プレイ前には必ず初期位置に戻される。
従来の景品取得ゲーム装置は、景品取得部の初期位置と景品解放位置が一致し、初期位置と景品解放位置が固定されているもの(特許文献1参照)が多かったが、近年では、特許文献2のように、ゲーム性を向上するため、景品取得部の初期位置や景品解放位置をオペレータが任意に設定できるものが提案されている。このような景品取得ゲーム装置は、一般的に、景品取得部を移動させるための、ステッピングモータや移動用レールなどを有する移動装置と、その移動装置による景品取得部の移動を制御する移動制御部を有し、移動制御部は、座標を用いて景品取得部の初期位置や景品解放位置への移動を制御している。
特開2000−342839号公報 特開2005−205169号公報
ところで、景品取得部を多数回移動させると、移動中の機械的な滑り等によって移動制御部における景品取得部の移動制御上の位置(座標値)と、景品取得部の実際の位置がずれてくることがある。このような位置ずれが生じると、移動制御部により景品取得部を初期位置や景品解放位置に正確に移動させることができなくなる。そこで、この位置ずれを防止するため、景品取得部を、景品解放位置から、機械的な移動限界にあるリミットセンサの位置まで移動させ、そこで景品取得部の移動制御上の座標値を、景品取得部が実際に位置している正しい座標値に合わせるリセット作業を行っている。
しかしながら、上述のリセット作業では、景品取得部が、初期位置から景品解放位置まで移動した後、一旦リミットセンサのあるリセット位置まで移動しリセット作業を行ってから、初期位置に戻る必要がある。つまり、景品取得部は、リセット作業を行うためにゲーム性とは無関係の移動を行う必要があり、その間例えばプレイヤを待たせることになる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、移動制御部における景品取得部の座標値をリセットする際のゲーム性とは無関係の無駄な動作を抑制できる景品取得ゲーム装置及び景品取得ゲーム装置の作動方法を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、景品を保持及び解放自在な景品取得部と、前記景品取得部を、初期位置及び景品解放位置を含む所定の領域内で移動させる移動装置と、前記移動装置による前記景品取得部の移動を座標を用いて制御する移動制御部と、景品解放位置又はそれに近接する位置に移動した景品取得部を検出する検出部と、前記検出部により前記景品取得部が検出されたときのその位置で、前記移動制御部における前記景品取得部の座標値をリセットするリセット部と、を有する、景品取得ゲーム装置である。なお、「リセットする」には、景品取得部の座標値を、真正の値(絶対座標で示される値)や基準値(例えば零値)に合わせることが含まれる。また、「近接する位置」は、景品解放位置から100mm以内の位置である。
本発明によれば、景品を解放する作業を行うために必ず移動する景品解放位置又は、それに近接する位置で景品取得部の座標をリセットするので、リセット作業を行う際の景品取得部の無駄な動作を抑制できる。
景品取得ゲーム装置は、前記景品取得部の初期位置を前記所定の領域内の任意の位置に設定する初期位置設定部をさらに有するものであってもよい。
景品取得ゲーム装置は、複数の景品解放位置から少なくとも一つの景品解放位置を設定する景品解放位置設定部をさらに有するものであってもよい。
上記景品取得ゲーム装置において、前記移動制御部により、前記景品取得部を前記景品解放位置から前記初期位置に移動させてもよい。
前記景品取得部は、景品を把持するための開閉自在な一対のアームを有し、前記景品取得部に対し大きさの異なるアームを取り付け自在であり、前記大きさの異なるアーム毎に前記景品解放位置が設定されていてもよい。
別の観点による本発明は、景品を保持及び解放自在な景品取得部と、前記景品取得部を初期位置及び景品解放位置を含む所定の領域内で移動させる移動装置と、前記移動装置による前記景品取得部の移動を座標を用いて制御する移動制御部とを有する景品取得ゲーム装置の作動方法であって、景品解放位置又はそれに近接する位置に景品取得部を移動させる工程と、前記景品取得部が移動した景品解放位置又はそれに近接する位置で、前記移動制御部における前記景品取得部の座標値をリセットする工程と、前記景品取得部を前記景品解放位置から初期位置に戻す工程と、を有する、景品取得ゲーム装置の作動方法である。
本発明によれば、景品取得部の座標値をリセットする際の景品取得部の無駄な動作を抑制できるので、例えばプレイヤの待ち時間を短縮できる。
景品取得ゲーム装置の構成の概略を示す斜視図である。 移動装置の構成の概略を示す斜視図である。 景品載置台上の景品解放位置を示す説明図である。 移動装置における検出部の位置を説明するための移動装置の分解図である。 検出部のセンサの構成を示す説明図である。 制御装置の構成を示すブロック図である。 景品取得ゲーム装置の処理フロー図である。 景品載置台上の景品取得部の移動経路の例を示す説明図である。 アームの大きさに応じて設けた景品解放位置を示す説明図である。 3つの景品解放位置への景品取得部の移動を2つのセンサで検出する例を示す説明図である。 (a)は、遮蔽板がセンサの光を遮断し始めることで景品取得部の移動を検出する例を示す説明図であり、(b)は、遮蔽板がセンサの光を遮断し終えることで景品取得部の移動を検出する例を示す説明図である。 初期位置の設定範囲を限定した場合の例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、図面の上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。また、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。さらに、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。またさらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
図1は、本実施形態に係る景品取得ゲーム装置1の構成の概略を示す斜視図である。景品取得ゲーム装置1は、例えば略直方体形状の基台2と、基台2上に設けられた略箱型の景品収容部3を有している。
景品収容部3は、例えば少なくとも前面、好ましくは前後左右の4面がガラス張りになっている。景品収容部3内には、ぬいぐるみや雑貨、お菓子などの景品Aを載置する略方形の景品載置台4が設けられている。景品載置台4の上方には、後述の移動装置60により景品収容部3内の所定の領域を移動可能で、景品Aを保持及び解放可能な物品取得部5が設けられている。
景品載置台4は、例えば前後(Y方向)左右(X方向)のマトリクス状に複数に区画され、複数の取り外し可能なパネル4aにより構成されている。パネル4aを取り外すことにより、景品Aを落下させる景品落下口6を形成できる。本実施の形態では、パネル4aが前後左右に例えば6個並べて設けられており、景品落下口6を6カ所に形成できる。景品収容部3の前面には、扉7が設けられ、店員などのオペレータが景品Aを景品収容部3内に設置等することができる。
基台2の内部には、景品落下口6に通じ、景品落下口6から落下した景品Aを収容する景品落下部10が形成されている。基台2の前面には、景品落下部10に落下した景品Aを取り出す景品取出し口11が形成されている。
基台2の前面には、操作卓20が設けられている。操作卓20には、ゲーム開始時にコインを投入するためのコイン投入口30と、ゲーム時にプレイヤが景品取得部5を移動させるための操作部31と、ゲームの設定やゲームのステータスなどを入力したり表示するためのタッチパネル32が設けられている。
操作部31は、例えばゲーム時に景品取得部5を左右方向(X方向)の所望位置に移動させる操作を入力するための第1の操作ボタン31Aと、物品取得部5を前後方向(Y方向)の所望位置に移動させる操作を入力するための第2の操作ボタン31Bを有している。なお、操作部31は、物品取得部5を回転させるなどの他の動作を行うための操作ボタンをさらに有していてもよい。また、タッチパネル32には、例えば後述の景品取得部5の初期位置や景品解放位置(景品落下口6)を設定するための入力画面を表示できる。
本実施の形態における景品取得ゲーム装置1は、景品収容部3が左右2つの領域に分けられ、それぞれの領域に上述の景品載置台4、景品取得部5、景品落下部10、景品取出し口11、コイン投入口30及び操作部31等が設けられており、各領域でそれぞれ景品取得ゲームを行うことができる。
景品取得部5は、略球体状の本体部50と、その本体部50の下方に吊下された開閉自在の一対のアーム51を有している。これらのアーム51を開閉させることによって、景品を保持及び解放することができる。アーム51は、例えば本体部50に対し交換可能であり、例えば大きさの異なるアーム51に取り換えることでゲームの難易度等を変更できる。
景品取得部5は、図2に示す移動装置60により景品載置台4上の初期位置及び景品解放位置P1〜P6を含む所定の領域を移動できる。移動装置60は、例えば景品収容部3の上方の天井付近に固定され左右方向(X方向)に向けて延設された2本のX方向レール70と、このX方向レール70に対しX方向にスライド自在に取り付けられ、前後方向(Y方向)に向けて延設されたY方向レール71と、このY方向レール71に対しY方向にスライド自在に取り付けられたスライダ72と、スライダ72の下方に向けて延設され、景品取得部5を支持する支持部73とを有している。
Y方向レール71は、移動量を厳格に制御可能な例えばステッピングモータによりX方向に駆動できる。スライダ72は、例えばステッピングモータによりY方向に駆動できる。かかる移動装置60により、景品取得部5を、図3に示す景品載置台4のX−Y平面上の所定の移動領域R内の任意の位置に移動させることができる。
図2に示した支持部73は、例えばZ方向移動用モータにより伸縮自在に構成され、景品取得部5を上下動させることができる。また移動装置60には、景品取得部5の移動量をカウントするためのエンコーダなどのカウンタ(図示せず)が設けられている。
景品収容部3内には、図2及び図3に示すように景品載置台4上の所定の景品解放位置P1〜P6に移動した景品取得部5を検出する検出部90が設けられている。本実施の形態では、景品解放位置が、景品落下口6(パネル4a)の中心に対応する例えば6カ所に設定されており、検出部90は、この6カ所の景品解放位置P1〜P6を検出するための5つの光電センサにより構成されている。具体的には、検出部90は、例えば景品取得部5が景品解放位置P1〜P6のX座標に移動したことを検出するX座標センサS1、S2、S3と、景品解放位置P1〜P6のY座標に移動したことを検出するY座標センサS4、S5を有している。X座標センサS1〜S3は、例えば図4に示すようにX方向レール70における景品解放位置P1〜P6のX座標(3カ所)に対応する位置に設けられ、Y座標センサS4、S5は、Y方向レール71における景品解放位置P1〜P6のY座標(2か所)に対応する位置に設けられている。
センサS1〜S5の種類は、特に限定されないが、例えば図5に示すように発光部Saと受光部Sbが水平方向に対向配置されたものであってもよい。X座標センサS1〜S3に対しては、図2に示すように景品取得部5と一体的に動くY方向レール71上に遮蔽板91を設け、その遮蔽板91が発光部Saと受光部Sbの間を通過し光を遮断することにより景品取得部5の景品解放位置P1〜P6のX座標への移動を検出できる。またY座標センサS5、S6に対しては、景品取得部5と一体的に動くスライダ72上に遮蔽板92(図4に示す)を設け、その遮蔽板92が発光部Saと受光部Sbの間を通過し光を遮断することにより、景品取得部5の景品解放位置P1〜P6のY座標への移動を検出できる。
図1に示すように基台2には、景品取得ゲーム装置1の動作を制御する制御装置100が内蔵されている。
制御装置100は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を有するコンピュータにより構成されている。制御装置100は、例えば図6に示すように移動装置60による景品取得部5の移動を座標を用いて制御する移動制御部110と、景品取得部5の初期位置を移動領域R内の任意に位置に設定する初期位置設定部111と、複数の景品解放位置P1〜P6から少なくとも一つの景品解放位置を設定する景品解放位置設定部112と、検出部90により景品取得部5が検出されたときのその景品解放位置で、移動制御部110における景品取得部5の座標値をリセットするリセット部113と、記憶部114等を有している。
記憶部114は、景品取得部5の初期位置や景品解放位置P1〜P6、座標を含む各種設定データや、ゲームを実行するための各種プログラム等を記憶する。
移動制御部110は、例えば記憶部114に記憶されたプログラムや、移動に関する各種データに基づいてゲーム時の景品取得部5の移動を制御する。移動制御部110は、例えば図3に示したような移動領域R上に設定された座標系(X座標:0〜100、Y座標:0〜100)に基づいて、ステッピングモータの駆動を制御し、景品取得部5のX方向及びY方向の移動(移動位置、移動量、移動経路)を制御する。
初期位置設定部111は、例えばタッチパネル32に表示された初期位置の座標入力画面でオペレータが入力した座標値に基づいて、景品取得部5の初期位置を設定し、記憶部114に記憶する。
景品解放位置設定部112は、例えばタッチパネル32に表示された景品落下口6(景品解放位置)の選択画面でオペレータが選択した景品落下口6(景品解放位置)に基づいて、景品解放位置を設定し、記憶部114に記憶する。なお、景品解放位置は、景品落下口6の中心の座標に設定されている。また、景品解放位置は、複数個所設定できてもよい。
リセット部113は、検出部90が景品取得部5を検出し、景品取得部5が実際に景品解放位置に移動したときに、景品取得部5の制御座標系上の座標値をリセットする。具体的には、例えば景品取得部5が実際に景品解放位置に移動したときの移動制御部110における座標値が、真正の座標値からずれている場合(例えば真正の座標値がX=50、Y=50であるはずが、移動制御部110における景品取得部5の座標値がX=49、Y=51であった場合)に、その座標値を正しい値X=50、Y=50に修正する。
次に、以上のように構成された景品取得ゲーム装置1の動作を説明する。図7は、本実施の形態における景品取得ゲーム装置1の動作フローの一例を示す。
先ず、景品取得ゲーム装置1の電源を入れる。次に、図8に示すように景品取得部5の初期位置Hと景品解放位置P5が設定される。景品取得部5の初期位置Hは、例えばオペレータがタッチパネル32に表示された座標入力画面に所望の初期位置の座標値を入力することにより設定される。景品解放位置は、例えばディスプレイ32に表示された6カ所の景品落下口6(景品解放位置P1〜P6)の候補からオペレータが所望の景品落下口6を選択することにより、その景品落下口6に対応する景品解放位置が設定される。本実施の形態では、景品解放位置P1〜P6の中から一つの景品解放位置P5(座標(X、Y)=(50、50))が選択される。なお、景品解放位置は、複数個選択されてもよい。また、初期位置Hや景品解放位置は、記憶部114に記憶されるが、記憶部114を不揮発性のメモリとすることで、一度オペレータが設定した設定データを、電源が入った時に読みだして設定するようにしても良い。なお、初期位置Hは、例えば図12に示すようにゲーム時の景品取得部5の実質的な移動範囲が狭くならないように、移動領域R内で設定できるエリアR1を限定してもよい。
次に所定のイニシャライズ動作が行われる。ここで、景品取得ゲーム装置1の各種モータやセンサに異常かないか確認される。
その後、図8に示すように景品取得部5が、設定された初期位置Hに移動する。
コイン投入口30にコインが投入されると、ゲームが開始される。
ゲームが開始されると、プレイヤが例えば操作部31のボタン31A、31Bを順に操作し、景品取得部5をX方向とY方向に移動させ、所望の景品取得位置Nで止まる。
プレイヤの操作が終了すると、その景品取得位置Nにおいて自動的に景品取得部5のアーム51が開き、景品取得部5が下降し、アーム51が閉じ、その後上昇する。このとき、上手くいけばアーム51によって景品Aが保持される。
その後景品取得部5は、自動的に景品取得位置NからX方向、Y方向に順に移動し、景品解放位置P5に移動する。なお、景品解放位置が複数個選択されている場合には、例えば景品取得位置Nから最も近い景品解放位置に移動してもよい。
この景品取得部5の移動は、検出部90が、景品解放位置P5に移動した景品取得部5を検出するまで行われる。例えば景品取得部5がX座標センサS2に検出されるまで、X方向に移動し、その後Y座標センサS5に検出されるまで、Y方向に移動する。検出部90が景品取得部5を検出したところで、景品取得部5の移動が停止される。
次に、検出部90により景品取得部5が検出されたその位置で、移動制御部110における景品取得部5の座標値がリセットされる。つまり、このときの景品取得部5の座標値が、真正の景品解放位置P5の座標値(X=50、Y=50)に変更される。これにより、実際に景品解放位置P5に移動したときの景品取得部5の座標値がX=49、Y=51となっていた場合には、正しい座標値(X=50、Y=50)に修正される。
その後、景品取得部5のアーム51が開き、景品Aが保持されている場合には当該景品Aが解放され、景品落下口6を通じて景品落下部10に落とされる。プレイヤは、景品取り出し口11から景品Aを取り出し景品Aを獲得できる。
その後、リセットされた景品解放位置P5の座標から、設定された初期位置Hまでの移動が制御され、景品取得部5が、X−Y方向に移動されて初期位置Hに戻される。そして、再びゲームが開始されると、景品取得部5が、初期位置Hから景品取得位置N(プレイヤの操作により変動)に移動され、そこから景品解放位置P5に移動され、リセット動作が行われた後、景品解放位置P5から初期位置Hに戻される。ゲームが行われる度に、これらの動作が繰り返される。
本実施の形態によれば、景品解放位置P5に移動した景品取得部5を検出する検出部90を設け、景品取得部5がゲーム時に必ず移動する景品解放位置P5に移動したときに、景品取得部5の座標値をリセットするので、従来のように景品取得部5を景品解放位置からリミットセンサのあるリセット位置に移動させる必要がなく、リセット作業を行う際のゲーム性に無関係な移動が抑制される。これにより、例えば次のゲームを開始するまでの待機時間を短縮できる。
また、本実施の形態では、景品取得ゲーム装置1が、景品取得部5の初期位置Hを任意の位置に設定する初期位置設定部111を備えているので、景品取得部5の初期位置Hを適宜変更してゲーム性を向上できる。また、初期位置Hを任意に設定できる場合に、景品取得部5の座標値のリセットを景品解放位置で行うことができるので、初期位置Hの設定位置に影響されることなく、リセット作業を適切に行うことができる。
さらに、本実施の形態では、複数の景品解放位置P1〜P6から少なくとも一つの景品解放位置を設定する景品解放位置設定部112を備えているので、景品取得部5の景品解放位置を適宜変更してゲーム性を向上できる。
移動制御部110により、景品取得部5を景品解放位置P5から初期位置Hに移動させるので、景品解放位置P5から直接初期位置Hに戻すことができ、これにより次のゲームを開始するまので待機時間を十分に短縮できる。
上記実施の形態において、景品取得部5が、景品を把持するための開閉自在な一対のアーム51を有し、景品取得部5に対し大きさの異なるアームを取り付け自在であり、大きさの異なるアーム毎に景品解放位置が設定されるようにしてもよい。例えば大きさの異なる複数、例えば3つのアーム51がある場合に、例えば図9に示すように景品収容部3の側壁に近い景品解放位置P3、P6をアーム51毎に設定する。例えば大きなアームの景品解放位置をより小さなアームの景品解放位置よりも側壁から遠い位置に設定する。すなわち、相対的に小さなアーム、中くらいのアーム、大きなアームに対し、景品解放位置P3a(P6a)、P3b(P6b)、P3c(P6c)を壁側から内側にこの順に設定する。こうすることで、景品収容部3の側壁に近い景品解放位置で景品を解放する際に、大きなアームが側壁に衝突することを防止できる。
かかる例において、検出部90のX座標センサS3を、各景品解放位置P3a(P6a)、P3b(P6b)、P3c(P6c)に対応させて同じ数の3つに増やしてもよい。
また、かかる例において、図10に示すようにX座標センサS3の数を景品解放位置の数よりも少なくしてもよい。かかる場合、例えば図11に示すように、一のX座標センサS3が、遮蔽板91で光が遮断され始める位置を、中くらいのアームを有する景品取得部5が景品解放位置P3bに到達する位置に設定し(図11の(a))、遮蔽板91の光の遮断が終わる位置を、小さいアームを有する景品取得部5が景品解放位置P3aに到達する位置に設定する(図11の(b))。こうすることにより、一つのX座標センサS3で、景品取得部5の2つの景品解放位置への移動を検出できる。なお、図2に、この2つの景品解放位置を検出するX座標センサS3aの配置例を示す。かかる例によれば、センサの数を低減できる。
以上の実施の形態において、検出部90は、景品解放位置に移動した景品取得部5を検出するものであったが、景品解放位置に近接した位置(以下、「近接リセット位置」とする。)に移動した景品取得部5を検出するものであってもよい。かかる場合、例えば近接リセット位置を、景品解放位置の近傍であって当該景品解放位置と位置関係が既知の位置に設定し、その近接リセット位置に移動した景品取得部5を検出するように検出部90を設置してもよい。例えば近接リセット位置は、対応する景品解放位置から100mm以内、好ましくは50mm以内に配置され、景品解放位置と同じ景品落下口6(パネル4a)上に配置されてもよい。かかる場合、例えば景品解放位置で景品を解放した後、景品取得部5を近接リセット位置に移動させ、そこで景品取得部5の座標をリセットし、その後初期位置に移動させる。かかる例においても、景品取得部5の無駄な動きを低減できる。また、かかる場合、例えば、近接リセット位置からアームの大きさに応じた距離にある位置に景品解放位置を設定することが出来るため、センサの数を増やさずに、大きさの異なるアーム毎に景品解放位置を設定することができる。また、かかる場合、想定される景品解放位置よりも想定される初期位置側に近接リセット位置を設けるようにしてもよい。この場合、初期位置に移動する途中で座標がリセットされる場合が多くなるため、景品取得部5の無駄な動きを低減することができる。また、近接リセット位置は、景品取得部5が景品解放位置に移動する際に必ず通過する位置や、景品解放位置から初期位置に移動する際に必ず通過する位置に設定するのが好ましい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施の形態において、景品解放位置は6ヶ所であったが、その数や位置は任意に選択できる。また、景品取得部5を移動制御するために景品載置台4上に設定された座標系や、移動装置60による景品取得部5の移動領域Rも上記実施の形態のものに限られない。また、初期位置を任意に設定できないものにも本発明は適用でき、また景品解放位置を設定できないものにも本発明は適用できる。また、以上の実施の形態において、リセット作業において、景品取得部5の座標値を、景品取得部が実際にある位置を示す真正の値に合わせていたが、零値などの基準値に合わせるようにしてもよい。景品取得ゲーム装置1全体、移動装置60、景品取得部5等の構成もこれに限られず他の構成を有するものであっても本発明は適用できる。また、景品取得部5の座標値をリセットするためのセンサを移動領域R内に複数設ける場合は、一部のセンサが、景品取得部5の景品解放位置への移動を検出するものでなく、初期位置などの他の位置への移動を検出するものであってもよい。この場合、初期位置Hから景品取得位置Nと景品解放位置を順に通って初期位置Hに再び戻ってくるまでの一連の動作の中で、景品解放位置もしくは初期位置の近くにあるセンサを検出し、景品取得部5がそこに移動してリセット作業を行うようにしてもよい。
本発明は、景品取得部の移動制御上の座標値をリセットする際の景品取得部の無駄な動作を抑制する際に有用である。
1 景品取得ゲーム装置
3 景品収容部
4 景品載置台
5 景品取得部
6 景品落下口
60 移動装置
90 検出部
100 制御装置
110 移動制御部
111 初期位置設定部
112 景品解放位置設定部
113 リセット部
A 景品
H 初期位置
P1〜P6 景品解放位置
R 移動範囲
S1〜S3 X座標センサ
S4、S5 Y座標センサ

Claims (6)

  1. 景品を保持及び解放自在な景品取得部と、
    前記景品取得部を、初期位置及び景品解放位置を含む所定の領域内で移動させる移動装置と、
    前記移動装置による前記景品取得部の移動を座標を用いて制御する移動制御部と、
    景品解放位置又はそれに近接する位置に移動した景品取得部を検出する検出部と、
    前記検出部により前記景品取得部が検出されたときのその位置で、前記移動制御部における前記景品取得部の座標値をリセットするリセット部と、を有する、景品取得ゲーム装置。
  2. 前記景品取得部の初期位置を前記所定の領域内の任意の位置に設定する初期位置設定部をさらに有する、請求項1に記載の景品取得ゲーム装置。
  3. 複数の景品解放位置から少なくとも一つの景品解放位置を設定する景品解放位置設定部をさらに有する、請求項1又は2に記載の景品取得ゲーム装置。
  4. 前記移動制御部により、前記景品取得部を前記景品解放位置から前記初期位置に移動させる、請求項1〜3のいずれかに記載の景品取得ゲーム装置。
  5. 前記景品取得部は、景品を把持するための開閉自在な一対のアームを有し、前記景品取得部に対し大きさの異なるアームを取り付け自在であり、
    前記大きさの異なるアーム毎に前記景品解放位置が設定されている、請求項1〜4のいずれか
    に記載の景品取得ゲーム装置。
  6. 景品を保持及び解放自在な景品取得部と、前記景品取得部を初期位置及び景品解放位置を含む所定の領域内で移動させる移動装置と、前記移動装置による前記景品取得部の移動を座標を用いて制御する移動制御部とを有する景品取得ゲーム装置の作動方法であって、
    景品解放位置又はそれに近接する位置に景品取得部を移動させる工程と、
    前記景品取得部が移動した景品解放位置又はそれに近接する位置で、前記移動制御部における前記景品取得部の座標値をリセットする工程と、
    前記景品取得部を前記景品解放位置から初期位置に戻す工程と、を有する、景品取得ゲーム装置の作動方法。
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