JP3985549B2 - 電線切断長チューニング用治具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線切断長チューニング用治具に関し、詳しくは、ワイヤハーネスの製造前のチューニング時において、ワイヤハーネスを構成する電線のうち弛みが発生している電線の余長量を的確に測定するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用のワイヤハーネスの製造過程において、ワイヤハーネスを構成する各電線は設計値に合わせて切断し、その後、実際に電線を束ねてワイヤハーネスを組み立てて、適正な長さとなっているかをチューニングしている。チューニングは、図7に示すように、組立用作業台Bに立設した各電線受け治具G間にワイヤハーネスW/Hを架け渡した後、各電線Wに余長がないか等の検査を行っている。
【0003】
具体的には、図8(A)に示すように、作業員が各電線受け治具G間に架け渡された電線Wを目視によりチェックし、真っ直ぐに張られた電線は適正長さであると判断し、弛みWaがあると作業員が認めた電線Wは余長有りとみなしている。
【0004】
上記電線Wの余長量Xの第1の計測方法は、図8(B)に示すように、電線Wの弛みWa部分を手繰り寄せ、その折り返し部分Wbを定規で計測した値1/2Xを2倍することで、余長量Xを求めている。
あるいは、余長量Xの第2の計測方法として、図8(C)に示すように、電線端のコネクタJを外して弛んだ電線Wの一端を布線方向に引っ張ることで電線受け冶具G間の弛みWaをなくし、電線Wの上記引っ張り出された部分Wcの長さを定規で計測し余長量Xを求めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1の計測方法では、作業員が電線Wの弛みWaを手繰り寄せているため、定規で計測を行う折り返し部分Wb以外に弛みが残っていたりすると正確な余長量が計測できず、余長量に作業員毎の主観によるバラツキが生じると共に、作業員には正確な判断をするための経験が必要となる。
上記第2の計測方法についても同様に、作業員毎に余長量の計測にバラツキが生じると共に、電線Wの一端を引っ張る際にコネクタJを取り外さねばならず面倒である。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、ワイヤハーネスを構成する電線のうち弛みが発生した電線の余長量を的確に測定することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、ワイヤハーネスの製造前に行うチューニング時において、組立用作業台上に立設した電線受け冶具で電線を保持しながら布線し、電線受け冶具間の電線に弛みが発生した場合に余長量を測定する電線切断チューニング用治具であって、
左右一対の取付部材を中央ケースに対して夫々スプリングを介してスライド自在に外嵌し、これら左右の取付部材の下面に間隔をあけて複数の切欠を設け、該切欠を電線受け冶具に嵌合して左右の取付部材を冶具に着脱自在に取り付けるようにし、かつ、上記中央ケースの中心に定規を下向きに突設すると共に、該中央ケースの外面および左右取付部材の外面に左右方向の寸法を表示する目盛りを付しており、
上記隣接する電線受け冶具に取り付ける左右の取付部材間の寸法を上記目盛りにより測定すると共に、上記電線受け冶具間の電線の弛み部の先端位置を上記定規で測定して、これら測定値より電線の余長量が求められる構成としている電線切断長チューニング用治具を提供している。
【0008】
上記電線切断長チューニング用冶具により、上記隣接する電線受け冶具に取り付けた左右の取付部材間の寸法と電線の弛み部の先端位置との2値を測定することで、電線の余長量を以下のように算出することができる。
【0009】
隣接する電線受け治具の間で撓んでいる電線を布線方向と直交方向へ引っ張り、上記両側の電線受け治具中心P1、P2と、引っ張られた電線の先端と上記中央ケースの中心に備えた定規と重なる点であるP3とを頂点とし、P1−P2間を長さLの底辺とし、P1−P3、P2−P3を長さAの斜辺とする二等辺三角形を形成し、上記底辺の寸法Lと、該底辺よりP3までの高さの寸法Hより、下記の計算式で、切断される電線の余長量を計算している。
A2=(L/2)2+H2
A=√((L/2)2+H2)
電線余長量=2A−L
【0010】
つまり、上記三角形を形成した際に、各治具間の距離P1−P2である底辺P1−P2の長さLは電線の適正長さとみなされ、各斜辺P1−P3、P2−P3の長さの和2Aは各電線受け治具間に存在する実際の電線の長さであるため、電線余長量は2A−Lで求められる。
よって、電線余長量は上記電線切断長チューニング用治具により測定されるL(またはL/2)、Hの2値により計算することができる。
【0011】
上記電線切断長チューニング用冶具を用いると、上記取付部材に設けた切欠に上記電線受け治具を嵌合する際には、上記スプリングが伸縮し、かつ、上記取付部材には切欠を複数設けているので、電線受け冶具の間隔があらゆる場合に対応できると共に、電線を架け渡している治具間に上記取付部材の切欠を嵌合するだけで、作業員が保持せずとも上記寸法L、Hを計ることができるので作業性および読取精度が向上する。
なお、上記スプリングはバネ定数を同等にしていることにより、上記定規は電線受け治具間の中央に自動的に位置させることができる。
【0012】
また、上記各電線受け治具中心P1、P2と先端P3との間で三角形を形成するため、従来のように余長量の測定箇所以外に電線の弛みが残ってしまうといったことがなく、測定精度が向上する。
さらに、電線余長量の計算の際に斜辺の長さを直接定規で計るとすれば、斜辺P1−P3の長さを測る時と、斜辺P2−P3の長さを測る時とで、作業者が電線の引っ張り先端P3を保持する位置がズレてしまうことによる精度低下が考えられるが、本チューニング用冶具を用いると、電線の引っ張り先端P3に関する測定は、P3−P4の長さHを計る際の1度だけであるので、斜辺P1−P3、P2−P3を計るよりも測定精度が向上する。
よって、本発明によれば、作業員毎に測定結果がばらつくことがなく熟練した経験も必要なくなる。
【0013】
また、本発明は第2に、ワイヤハーネスの製造前に行うチューニング時において、組立用作業台上に立設した電線受け冶具で電線を保持しながら布線し、電線受け冶具間の電線に弛みが発生した場合に余長量を測定する電線切断長チューニング用治具であって、
中央ケースに左右一対の取付部材をスプリングを介してスライド自在に嵌合し、これら左右一対の取付部材をケース内部に収容しているスプリングの両端に連結して保持すると共に、該スプリングの長さ方向の中心をケースの中心位置に固定し、
上記取付部材には上下方向にスライド自在の昇降部を設け、該昇降部を隣接する上記電線受け冶具に嵌合し、かつ、該中央ケースの下面中心より重錘を垂直方向に突出させ、該重錘先端部に電線押さえ部を設けると共に、該電線押さえ部の下面に電線挿通溝を設け、
上記中央ケース及び取付部材の外面に左右方向の寸法を表示する目盛りを付していると共に、上記昇降部に目盛りを付しており、
上記隣接する電線受け冶具に取り付ける左右の取付部材間の寸法をケース外面の目盛りで測定すると共に、上記電線受け冶具間の電線の弛み部の先端を上記電線挿通溝に通すことにより、該電線弛み部の先端位置を上記昇降部の目盛りで測定して、これら測定値より電線の余長量が求められる構成としている電線切断長チューニング用冶具を提供している。
【0014】
上記構成によると、上記取付部材がスプリングにより左右にスライド可能となっているのであらゆる電線受け治具間の距離に対応して用いることができると共に、上記重錘先端部の電線挿通溝に電線の弛み部分を通して下方に押さえつけるので、作業者が電線を引っ張り保持する必要がない。
また、電線受け冶具を上記昇降部に位置させることで、昇降部が上昇して形成された凹部に電線受け冶具が嵌合されるので、作業者は上記チューニング用治具も保持する必要はない。
【0015】
さらに、ケース外面の目盛りにより上記隣接する電線受け冶具に取り付ける左右の取付部材間の寸法を測定できると共に、上記昇降部の目盛りにより昇降部の上方への移動距離を測定することにより電線弛み部の先端位置を間接的に測定できる。なお、電線の余長量の算出式は上述の通りである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は第1実施形態を示す。
図1及び図2は電線切断長チューニング用冶具10を示し、一面側に目盛11bを付した四角筒状の中央ケース11の両側に、同じく一面側に目盛12cを付した左取付部材12と目盛13cを付した右取付部材13をスライド自在に外嵌していると共に、中央ケース11の中心より定規14を下方に突出させている。
【0017】
中央ケース11の両端面11cと左右の取付部材12、13の外端面12d、13dとの間に同じばね定数のスプリングS1を夫々取り付けている。
取付部材12、13の上面にはスライド溝12a、13aを長手方向に切り欠いており、中央ケース11の上面両端より上方に突出したピン11aを該スライド溝12a、13aを通して上方に突出させて、ストッパーの役目を果たしている。
取付部材12、13の下面には、電線受け冶具G1、G2を嵌合するための切欠12b、13bを夫々間隔をあけて3つ設けている。
【0018】
図3は、略Y字状の2つの電線受け治具G1、G2の間に架け渡されたワイヤハーネスのうち、弛みを有する1本の電線Wのみを示し、隣接する電線受け治具G1、G2に電線切断長チューニング用冶具10の取付部材12、13の最外の切欠12b、13bを嵌合している。なお、電線受け冶具G1、G2間の距離が短い時は、内側の切欠12b、13bを嵌合するとよい。
ここで、電線受け治具G1、G2の中心を夫々P1、P2、弛んでいる電線Wを布線方向と直交下方へ引っ張った先端であって定規14と交差する位置をP3、該P3から中央ケース11に下した垂線と線P1−P2との交差位置をP4とすると、定規14が中央ケース11の中心に設けられていることより、三角形P1−P2−P3はP1−P2を底辺とする二等辺三角形を形成する。
【0019】
上記二等辺三角形を模式図で示すと、図4に示すように、底辺P1−P2の長さをL、斜辺P1−P3、P2−P3の長さをA、P1−P4、P2−P4の長さをL/2、高さをHとしている。
底辺P1−P2の長さLは各電線受け治具G1、G2間の距離であるので電線の適正長さとみなされ、各斜辺P1−P3、P2−P3の長さの和2Aは各電線受け治具G1、G2間に存在する実際の電線Wの長さであるため、電線余長量は2A−Lで求められ、即ち、
電線余長量=2A−L …(式1)
で計算することができる。
【0020】
次に、斜辺P1−P3と底辺の左側部P1−P4と高さHとで形成された直角三角形の各辺の関係式A2=(L/2)2+H2より、斜辺P1−P3の長さAは式2で算出することができる。
A=√((L/2)2+H2) …(式2)
【0021】
したがって、式2を式1に代入することにより電線余長量を算出することができる。
つまり、中央ケース11の目盛11bと取付部材12の目盛12cにより、電線受け治具G1の中心位置P1から中央ケース11の中心P4までの距離L/2を読み取り、定規14の目盛14aにより、上記P4から電線Wの先端P3までの距離Hを読み取り、該L/2(またはL)、Hを上記各式に代入することで、電線余長量を算出することができる。
【0022】
上記各電線受け治具G1、G2の中心P1、P2と電線Wの先端P3との間で三角形を形成するため、従来のように余長量の測定箇所以外に電線Wの弛みが残ってしまうことがなく、測定精度が向上する。
また、電線切断長チューニング用治具10を用いれば、電線Wを架け渡している治具G1、G2間に取付部材12、13の切欠12b、13bを嵌合し目盛11b、12c、14aを読み取るだけで、作業員が保持せずとも上記寸法L/2(またはL)、Hを計ることができるので作業員毎に測定結果がばらつくことがなく熟練した経験も必要なくなる。
【0023】
取付部材12、13に設けた切欠12b、13bに電線受け治具G1、G2を嵌合する際は、取付部材12、13に切欠12b、13bを3つ設けて、かつ、スプリングS1が伸縮するので、電線受け冶具G1、G2の間隔があらゆる場合に対応できる。
【0024】
図5は第2実施形態を示す。
本実施形態の電線切断長チューニング用冶具10’は、中央ケース11’の上面中央より上方にスライド溝15a’を有するガイド柱15’を突設していると共に、左右の取付部材12、13の中央ケース側の上面端部に軸受12e’、13e’を突設している。
2枚のガイド板16’、17’の一端を重ねて貫通したピン18’をスライド溝15a’にスライド自在に嵌め込んでおり、ガイド板16’、17’の他端は軸受12e’、13e’に夫々ピン19’、20’で回転自在に軸支している。
【0025】
上記構成とすると、スライド溝15a’に嵌合したピン18’が上下にスライドすることにより、中央ケース11’に外嵌された左右の取付部材12’、13’をスライド可能としているので、隣接する電線受け冶具間の距離が変化する場合にも容易に対応することができる。
他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0026】
図6は第3実施形態を示す。
四角筒状の中央ケース31の両端開口より左右一対の第1取付部材32、33をスプリングS2を介してスライド自在に内嵌し、スプリングS2の長さ方向の中心を中央ケース11の底壁内面の中心位置にフック38で固定し、中央ケース11の上面に切り欠かれたスライド溝31aに第1取付部材32、33の上面に突出したピン32a、33aを突出させている。
【0027】
昇降部36、37は、第1取付部材32、33と第2取付部材34、35との間に昇降可能に設けられている。詳しくは、図6(C)(D)に一方の昇降部36について代表して示すように、第1取付部材32及び第2取付部材34の昇降部36への対向面に上下方向に切り欠いた溝32b、34bに昇降部33の両側面より突出した突起36bを嵌め込むと共に溝32b、34bの上端と突起36bとの間にスプリングS3を介在させている。
【0028】
中央ケース31の下面中心より棒状の重錘39を垂直方向に突出させ、該重錘39の先端に直方体状の電線押さえ部40を設けると共に、該電線押さえ部40の下面に電線挿通溝40aをチューニング用冶具30の長手方向に凹設している。
中央ケース31の外面と第1取付部材32、33に連続して左右方向の寸法を表示する目盛31b、32b、33bを付していると共に、昇降部36、37に上下方向に目盛36a、37aを付している。
【0029】
図6(A)に示すように、電線切断長チューニング用冶具30を電線押さえ部40の電線挿通溝40aに電線wを挿通させた状態で隣接する電線受け冶具G1、G2に乗せると、チューニング用冶具30の自重により図6(B)に示す状態となる。
つまり、スプリングS3を介して昇降自在となっている昇降部36、37が電線押さえ冶具G1、G2により支持されたまま他の部位が自重により落下し、電線Wが電線押さえ部40の電線挿通溝40aを支持して停止すると共に第2取付部材34、35の下端凹部35aより外部に電線の両端が導出されている。
【0030】
この状態で、中央ケース31及び取付部材32、33の外面の目盛31b、32bにより電線受け冶具G1に取り付ける取付部材32と中央ケース31の中心P4との間の寸法を測定すると共に、昇降部36、37の目盛36a、37aにより昇降部36、37の上方への移動距離を測定することにより電線弛み部の先端位置を間接的に測定する。
即ち、昇降部36、37の目盛36a、37aは上端を始点とすると共に、該始点の値はゼロとするのではなく、電線受け冶具G1、G2の中心同士を結ぶ線から電線押さえ部40までの距離を該始点の値とすることで、図6(B)において中央ケース31の上端と重なる目盛36aを読むことにより、2等辺三角形P1−P2−P3の高さHを測定できる。
なお、電線余長量の算出式は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0031】
上記構成とすると、電線押さえ部40の電線挿通溝40aに電線Wの弛み部分を通して下方に押さえつけるので、作業者が電線Wを下方に引っ張り保持する必要がない。
また、昇降部36、37はスプリングS3を介して第1取付部材32、33及び第2取付部材34、35に接続されていることで、電線押さえ部40の電線挿通溝40aに電線Wが通されて昇降部36、37が上昇した計測状態において、昇降部36、37が電線受け冶具G1、G2を押さえ付けるので、精度良く測定することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、第1の発明によれば、上記取付部材に設けた切欠に電線受け治具を嵌合する際には、上記切欠を複数設けていると共に上記スプリングが伸縮するので、電線受け冶具の間隔があらゆる場合に対応できる。
さらに、上記切欠を電線受け冶具に嵌合することで作業者はチューニング用冶具を保持せずに、上記電線受け冶具に取り付けた左右の取付部材間の寸法と電線の弛み部の先端位置を目盛を読むだけで、電線の余長量を算出することができる。
また上記計測によれば、上記各電線受け治具中心と電線弛み部の先端との間で三角形を形成するため、従来のように測定部位以外に弛みが残るということもないので、作業員毎に測定結果がばらつくことがない。
【0033】
上記第2の発明によれば、上記重錘先端部の電線挿通溝に電線の弛み部分を通して下方に押さえつけるので、作業者が電線の弛み部を下方に引っ張り保持する必要がなくなると共に、上記昇降部の目盛りにより昇降部の上方への移動距離を測定して電線弛み部の先端位置を間接的に測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の電線切断長チューニング用冶具の斜視図である。
【図2】 電線切断長チューニング用冶具の正面図である。
【図3】 計測状態を示す図面である。
【図4】 電線余長量を算出する模式図である。
【図5】 第2実施形態の電線切断長チューニング用冶具の正面図である。
【図6】 (A)は第3実施形態の電線切断長チューニング用冶具の設置前の斜視図、(B)は設置後の斜視図、(C)は設置前の要部断面図、(D)は設置後の要部断面図である。
【図7】 ワイヤハーネスを組立用作業台に布線した状態を示す図面である。
【図8】 (A)は電線の弛みを示す図面、(B)は従来の余長量の測定手段の説明図、(C)は別の従来の余長量の測定手段の説明図である。
【符号の説明】
10、10’、30 電線切断長チューニング用冶具
11、31 中央ケース
12、13 取付部材
12a、13a スライド溝
12b、13b 切欠
14 定規
36、37 昇降部
39 重錘
40 電線押さえ部
41 電線挿通溝
G1、G2 電線受け冶具
S1、S2、S3 スプリング
W 電線
Claims (2)
- ワイヤハーネスの製造前に行うチューニング時において、組立用作業台上に立設した電線受け冶具で電線を保持しながら布線し、電線受け冶具間の電線に弛みが発生した場合に余長量を測定する電線切断チューニング用治具であって、
左右一対の取付部材を中央ケースに対して夫々スプリングを介してスライド自在に外嵌し、これら左右の取付部材の下面に間隔をあけて複数の切欠を設け、該切欠を電線受け冶具に嵌合して左右の取付部材を冶具に着脱自在に取り付けるようにし、かつ、上記中央ケースの中心に定規を下向きに突設すると共に、該中央ケースの外面および左右取付部材の外面に左右方向の寸法を表示する目盛りを付しており、
上記隣接する電線受け冶具に取り付ける左右の取付部材間の寸法を上記目盛りにより測定すると共に、上記電線受け冶具間の電線の弛み部の先端位置を上記定規で測定して、これら測定値より電線の余長量が求められる構成としている電線切断長チューニング用治具。 - ワイヤハーネスの製造前に行うチューニング時において、組立用作業台上に立設した電線受け冶具で電線を保持しながら布線し、電線受け冶具間の電線に弛みが発生した場合に余長量を測定する電線切断長チューニング用治具であって、
中央ケースに左右一対の取付部材をスプリングを介してスライド自在に嵌合し、これら左右一対の取付部材をケース内部に収容しているスプリングの両端に連結して保持すると共に、該スプリングの長さ方向の中心をケースの中心位置に固定し、
上記取付部材には上下方向にスライド自在の昇降部を設け、該昇降部を隣接する上記電線受け冶具に嵌合し、かつ、該中央ケースの下面中心より重錘を垂直方向に突出させ、該重錘先端部に電線押さえ部を設けると共に、該電線押さえ部の下面に電線挿通溝を設け、
上記中央ケース及び取付部材の外面に左右方向の寸法を表示する目盛りを付していると共に、上記昇降部に目盛りを付しており、
上記隣接する電線受け冶具に取り付ける左右の取付部材間の寸法をケース外面の目盛りで測定すると共に、上記電線受け冶具間の電線の弛み部の先端を上記電線挿通溝に通すことにより、該電線弛み部の先端位置を上記昇降部の目盛りで測定して、これら測定値より電線の余長量が求められる構成としている電線切断長チューニング用冶具。
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