JP2005321255A - ハーネス寸法測定具とそれを用いた寸法測定方法 - Google Patents

ハーネス寸法測定具とそれを用いた寸法測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスの位置や長さをばらつきなく正確に測定する。
【解決手段】布線台28上に固定されるガイド部材8と、ガイド部材にスライド自在に係合し、ワイヤハーネス21を支持するスライド部材7と、スライド部材をガイド部材に固定する固定手段9と、ガイド部材の基準位置に対するスライド部材の移動距離を測る測定手段10,11とを備えたハーネス寸法測定具1を採用する。測定手段は目盛11とマーク部10である。スライド部材7にワイヤハーネス21の被測定部25を支持させ、スライド部材をガイド部材8に沿ってワイヤハーネスの弛みを除去する方向に移動させ、スライド部材を固定手段9でガイド部材に固定して、測定手段10,11でスライド部材の位置を測定する。布線治具23からガイド部材8の基準位置までの距離29に測定手段10,11による測定値を加算してワイヤハーネスの長さを測定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、布線台上でワイヤハーネスの分岐線等の長さを測定するためのハーネス寸法測定具とそれを用いた寸法測定方法に関するものである。
図4は従来のハーネス寸法測定方法の一形態を示すものである。
ワイヤハーネス41は布線台上で作業者がUフォーク等の布線治具に複数本の電線を引っ掛けて布線すると共に、例えば分岐線42における電線端末の端子を合成樹脂製のコネクタハウジング内に挿入係止させることで形成される。コネクタハウジングと端子とで成るコネクタ43は電線端末側を布線治具に引っ掛けて配置される。例えばワイヤハーネス41の幹線44には分岐線の分岐点までテープが巻かれ、その状態で分岐線42の長さ(分岐点からコネクタ先端までの距離)Lが測定される。
分岐線42の長さ測定はワイヤハーネス41を布線治具から降ろして作業者がメジャー等を用いて行う。メジャーの基準目盛を分岐点45に合わせ、コネクタ43の先端までの距離Lを読み取るのである。図4で分岐線42は幹線44からほぼ直交する方向に二手に分かれている。
図5は、ワイヤハーネス51の幹線52から太い分岐線53がほぼ直交して分岐されると共に、その分岐部54から細い分岐線55が斜め方向に分岐され、分岐線55の端末にコネクタ56が設けられた例を示すものである。分岐線55の長さは前例同様に分岐点からコネクタ56までの距離で表される。
図6は従来の布線治具の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この布線治具61は、ワイヤハーネス62を支持する略U字状の支持部63と、支持部63に続く垂直な支柱64と、支柱64の基端に設けられたスライド部65と、スライド部65を係合させるガイド部66とで構成され、スライド部65とガイド部66とは係止用の凹凸67,68でハーネス長手方向の適宜位置に係止され、ガイド部66が例えば布線台に固定される。
実開昭57−191078号公報(第7図)
しかしながら、上記従来の図4におけるハーネス寸法測定においては、分岐線42を直交方向に曲げた場合と、鎖線42の如く幹線44の延長上に伸ばした場合とで、分岐線42の長さが変化し(伸ばした場合に分岐部の湾曲部分が直線に変わるために曲げた場合よりも長くなる)、分岐角度によって分岐線42の測定寸法Lが変わってしまい、一定の測定値を得られないという問題があった。
また、図5におけるハーネス寸法測定においては、細い分岐線55の長さを測定する場合に採寸位置である分岐点が明確でないために、作業者によって測定値にばらつきを生じてしまうという問題があった。また、図4,図5の何れの場合もワイヤハーネス41,51を布線治具から降ろして寸法測定を行うために、測定に多くの時間を必要とすると共に測定の作業性が悪いという問題があった。
また、図6のハーネス布線治具69にあっては、係止凸部67が係合凹部68の整数倍のピッチで位置決めされるために、スライド部65と一体のハーネス支持部63の位置の微調整ができず、ワイヤハーネスの分岐部やコネクタの支持のためには不向きであった。
本発明は、上記した点に鑑み、ワイヤハーネスの分岐部やコネクタ等の部品をワイヤハーネスの弛みなく支持することができ、コネクタを有する分岐線の長さを分岐角度や作業者によるばらつきなく正確に測定(確認)することのできるハーネス寸法測定具とそれを用いた寸法測定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るハーネス寸法測定具は、布線台上に固定されるガイド部材と、ガイド部材にスライド自在に係合し、ワイヤハーネスを支持するスライド部材と、該スライド部材を該ガイド部材に固定する固定手段と、該ガイド部材の基準位置に対する該スライド部材の移動距離を測る測定手段とを備えたことを特徴とする。
上記構成により、ガイド部材が布線台にねじ等の手段で固定され、ガイド部材にスライド部材が装着され、固定手段を解除した状態で例えばハーネス長手方向にスライド自在となる。固定手段はねじ締め特に蝶ねじ等の簡単に緩めたり締めたりできる手段が好ましい。スライド部材は複数本のピン等の支持部を有し、ワイヤハーネスを支持可能である。例えばワイヤハーネスの端末のコネクタや中間の係止クリップ等の部品を支持部に引っ掛けて固定し、スライド部材をワイヤハーネスの弛み吸収方向に引っ張って移動する。ワイヤハーネスを引っ掛ける前はスライド部材をワイヤハーネス弛ませ方向に後退させておくことが好ましい。ワイヤハーネスを引っ張った状態で測定手段でガイド部材の基準位置に対するスライド部材の移動距離を測定する。スライド部材の移動距離は例えばガイド部材の基準位置(ゼロ点)に対してプラス又はマイナス何mmといった数値で表される。例えばガイド部材の基準位置をワイヤハーネスの規定長さの公差中心とすると、ワイヤハーネスのコネクタ等の部品の位置が規定値からどの位ずれているかが把握される。
請求項2に係るハーネス寸法測定具は、請求項1記載のハーネス寸法測定具において、前記測定手段が、前記ガイド部材と前記スライド部材との何れか一方に設けられた目盛と、該目盛に対して何れか他方に設けられたマーク部とで構成されることを特徴とする。
上記構成により、スライド部材を移動してワイヤハーネスの弛みをなくした位置でマーク部が目盛の何mmの位置を指しているかを読み取る。目盛は中央にゼロ点を有し、長さ方
向前側にプラス、後側にマイナスの目盛を有していることが好ましい。
請求項3に係るハーネス寸法測定具は、請求項1又は2記載のハーネス寸法測定具において、前記布線台上で前記ワイヤハーネスを支持する布線治具と前記ガイド部材の基準位置までの距離が規定されていることを特徴とする。
上記構成により、布線治具とスライド部材との間にワイヤハーネスが布線され、スライド部材を引くことでワイヤハーネスの弛みが解除され、その状態で測定手段でスライド部材の位置を把握し、布線治具とガイド部材の基準位置までの距離に測定手段の読取値を加算することで、布線治具とスライド部材との間のワイヤハーネスの長さが求められる。
請求項4に係る寸法測定方法は、請求項1〜3の何れか1項に記載のハーネス寸法測定具を用いた寸法測定方法であって、前記スライド部材にワイヤハーネスの測定基準部を支持させ、該スライド部材を前記ガイド部材に沿って該ワイヤハーネスの弛みを除去する方向に移動させ、該スライド部材を前記固定手段で該ガイド部材に固定して、前記測定手段で該スライド部材の位置を測定することを特徴とする。
上記構成により、ガイド部材が布線台にねじ等の手段で固定され、ガイド部材にスライド部材が装着され、固定手段を解除した状態で例えばハーネス長手方向にスライド自在となり、例えばワイヤハーネスの端末のコネクタや中間の係止クリップ等の部品をスライド部材に引っ掛けて固定し、スライド部材をワイヤハーネスの弛み吸収方向に引っ張って移動させ(ワイヤハーネスを引っ掛ける前はスライド部材をワイヤハーネス弛ませ方向に後退させておくことが好ましい)、ワイヤハーネスを引っ張った状態で測定手段でガイド部材の基準位置に対するスライド部材の移動距離を測定する。スライド部材の移動距離は例えばガイド部材の基準位置(ゼロ点)に対してプラス又はマイナス何mmといった数値で表
される。例えばガイド部材の基準位置をワイヤハーネスの規定長さの公差中心とすると、ワイヤハーネスのコネクタ等の部品の位置が規定値からどの位ずれているかが把握される。
請求項5に係る寸法測定方法は、請求項4記載の寸法測定方法において、前記布線治具から前記ガイド部材の基準位置までの距離に前記測定手段による測定値を加算して前記ワイヤハーネスの長さを測定することを特徴とする。
上記構成により、布線治具からスライド部材までのワイヤハーネスの長さが正確に測定される。布線治具からガイド部材の基準位置までの長い距離は予め計測されており、測定はガイド部材の基準位置に対するスライド部材の短い移動距離を読むだけで済むから楽である。
請求項1記載の発明によれば、スライド部材を移動させてワイヤハーネスを弛みなくピンと張ることで、ワイヤハーネスの位置や長さを作業者のよるばらつきや、分岐点の採寸位置のばらつき等なく正確に測定することができる。また、スライド部材にワイヤハーネスを布線した状態でワイヤハーネスの位置や長さを測定することができるから、ワイヤハーネスを布線治具から降ろす手間が省けると共に、分岐線の分岐角度によるばらつき等なくワイヤハーネスの位置や長さを正確に測定することができる。
請求項2記載の発明によれば、マークで指された目盛を読むことで、基準位置に対するスライド部材の移動距離を正確に且つ容易に把握することができる。また、目盛とマーク部という簡単で場所を取らない構成により、寸法測定具が簡素化・小型化・低コスト化される。
請求項3記載の発明によれば、布線治具とスライド部材との間のワイヤハーネスの長さを作業者によるばらつき等なく正確に測定することができる。
請求項4記載の発明によれば、スライド部材を移動させてワイヤハーネスを弛みなくピンと張ることで、ワイヤハーネスや部品の位置を作業者のよるばらつきや、分岐点の採寸位置のばらつき等なく正確に測定することができる。また、スライド部材にワイヤハーネスを布線した状態でワイヤハーネスの位置を測定することで、ワイヤハーネスを布線治具から降ろす手間が省けると共に、分岐線の分岐角度によるばらつき等なくワイヤハーネスや部品の位置を正確に把握することができる。
請求項5記載の発明によれば、布線治具からスライド部材までのワイヤハーネスの長さを作業者等によるばらつきなく正確に、しかもガイド部材の基準位置に対するスライド部材の短い移動距離を読むだけの楽な作業で効率的に測定することができる。
図1〜図2は、本発明に係るハーネス寸法測定具の一実施形態を示すものである。
このハーネス寸法測定具1は、好ましくは金属を材料として、複数本のピン2を立設した支持部3と、支持部3を支える垂直な支柱5と、支柱5の基端に固定された水平なスライド板(スライド部)6とで成るスライド部材7と、スライド板6を水平方向スライド自在に係合させるガイド部材8と、スライド板6をガイド部材8の所望位置に固定可能な蝶ねじ(固定手段)9とを備え、スライド部材7の移動量を測定する測定手段として、スライド板6にピン並び方向の直線(マーク部)10が形成され、ガイド部材8に直線10の位置を計測する目盛11が設けられたことを特徴とするものである。
ピン2は断面円形で本例では四本が等ピッチで並列に設けられ、各ピン2の間(隙間12)に一本ないし複数本の絶縁被覆電線を縦一列に挿通可能となっている。各ピン2の基端は矩形状のブロック部4の孔に圧入等の手段で固定され、ブロック部4の下端に断面円形の支柱5の上端が圧入やねじ締め等の手段で固定され、支柱5の基端の雄ねじがナット13でスライド板6に締付固定されている。雄ねじはスライド板6の雌ねじに螺合していてもよく、あるいはスライド板6に固定されたナット13に螺合していてもよい。ピン2の数やブロック部4の形状や支柱5とスライド板6との固定手段等は適宜設定可能である。
スライド板6は矩形状でなるべく幅広である方が安定性やスライド性や直線(マーク部)10の視認性の面から好ましい。本例でスライド板6は段付きのない平板状に形成され、前後左右の直交する端面を有し、スライド板6の中心に垂直な支柱5の基端が固定され、支柱5の仮想中心線を通る(仮想中心線と直交する)直線10がスライド板6の上面に左右180度方向に朱色等の目立つ色で描かれ、直線10の端部はスライド板6の左右の端面上部まで延長されて左右の端面に直交している。直線10の太さはガイド部材8の目盛11の太さと同程度である。本例ではナット13の側面にまで直線10が延長して描かれている。ナット13への直線10の形成は必須のものではない。
複数のピン2とブロック部4とで支持部3が構成され、支持部3と支柱5とスライド板6とで一体の部品であるハーネス支持用のスライド部材7が構成されている。スライド部材7はガイド部材8と合体してハーネス寸法測定具1を構成する。
ガイド部材8は水平な基板部14と、基板部14の左右両側で対称に略L字状に折り返し屈曲した一対のガイド壁15と、基板部14の中央に垂下された雄ねじ(固定手段)16と、ガイド壁15に設けられた雌ねじ孔17に螺合した蝶ねじ(固定手段)9とで構成されている。ガイド壁15は基板部14の両側部分と直交して略コの字状の壁部をなし、略コの字状の壁部で囲まれた水平で真直なガイド溝18を形成している。雄ねじ16の先端には小径のパイロットが形成されている。
各ガイド壁15は水平な上側の壁部19と左右側端の直交する垂直な短い壁部20とで構成され、左右一対の上側の壁部19の間にスライド部材7のナット13と支柱5とを挿通させ、且つスライド板6の直線10を視認させる幅広の隙間20が形成され、隙間20は下側のスライド板挿入空間に連通している。スライド板挿入空間の左右両側はガイド溝18になっている。挿入空間の左右の内幅はスライド板6の外幅よりも若干大きく、ガイド溝18の高さはスライド板6の板厚よりも若干大きく設定され、スライド板6はガイド部材8に左右方向のガタ付きなく前後方向にスムーズにスライド自在に係合する。ここで前後方向とはワイヤハーネスの布線方向を言い、左右方向とは布線方向に直交する水平方向を言う。
ガイド部材8の中央の隙間20の両側において各上側の壁部19の上面に目盛11が対称に左右等しく形成されている。目盛11は例えばけがき針等で壁部19の上面にけがいて形成したり、あるいは金属製のスケールを主要長さに切断して上側の壁部19に貼り付けて形成してもよい。本例では1mm間隔で左右とも30mmの長さに目盛11を設けている
。目盛11の位置は上側の壁部19の中央ないし中央付近にゼロ点11aを有し、目盛11に沿って前側がプラス、後側がマイナスとなるようにすることが好ましい。図1の例では前後端から15mmの位置がゼロ点11aとなっている。目盛11の前側すなわちワイヤハーネス伸ばし側にプラス(+)の記号、目盛の後側すなわちワイヤハーネス縮み側にマイナス(−)の記号を設けることが好ましい。
図2の如くスライド板6をガイド部材8の内側に挿入することで、スライド板6と一体に支柱5と支持部3すなわちスライド部材7が前後方向スライド自在に支持される。この状態で蝶ねじ9は緩められている。蝶ねじ9を締めることで、蝶ねじ9の先端がスライド板6の上面に押接し、スライド板6をガイド部材8の基板部14との間で挟持固定する。
なお、本例ではガイド部材8の上側の壁部19に蝶ねじ9を設けたが、上側の壁19部に代えて側壁20に蝶ねじ9を水平に設けることも可能である。この場合、蝶ねじ9の回動量は下側の布線台に干渉しない範囲に限定される。また、蝶ねじ9に代えて他のねじ部材やクランプ部材を用いることも可能である。
図3は上記ハーネス寸法測定具1を用いた寸法測定方法の一実施形態を示すものである。
予めスライド部材7をガイド部材8の後半側すなわち目盛11のマイナス側に位置させて、その場所で望ましくは蝶ねじ9を軽く締めてスライド部材7を固定し、あるいは蝶ねじ9は締めずにスライド部材7をスライド自在な状態でガイド部材8の後半側に位置させておく。
次いで、ワイヤハーネス21を構成する各電線22を各布線治具23に沿って布線し、布線治具23から分岐線24を成す各電線22をスライド部材7のピン2の間に挿通させてピン2の前側のコネクタハウジング25に各電線22の端末の端子を挿入係止させたり、あるいは、スライド部材7とは別の位置で予めコネクタハウジング25に各端子を挿入係止させた各電線22をピン2の間に挿通させつつ、コネクタ(コネクタハウジング25と端子とで成るもの)をピン2の前側に位置させる。コネクタ(符号25で代用)の後方で各導出電線22がブロック部4で支持されているから、コネクタ(被測定部)25は落下せずにスライド部材7に保持される。
次いで、蝶ねじ9を緩めてスライド部材7を矢印Aの如く前方にスライドさせて分岐線24をピン2と後方の布線治具23との間で弛みなくピンと張った状態に支持する。この状態で蝶ねじ9を強く締めてスライド部材7をガイド部材8に固定する。蝶ねじ9を仮締めしない場合は蝶ねじ9を緩める必要はない。本例の布線治具9は支柱26の先端にU字状の支持部27を有したものである。
そして、この状態でスライド板6の直線(マーク部)10の位置をガイド部材8の目盛11で読み取る。すなわち、直線10が目盛11のゼロ基準11aに対して何mmプラス又はマイナスしているかを読み取る。布線治具23からガイド部材8の中心までの距離は予め測定されて布線台28に数字29で記載されているから、その数字(基準値)29に対して何mmプラス又はマイナスしているかを加算することで分岐線24の長さ(布線治具2
3の中心すなわち分岐点からコネクタ25までの距離)が把握される。
このように分岐線24を弛みなくピンと張った状態で分岐線24の長さを測定し、且つ分岐点30からコネクタ25までの実測ではなく、予め求められた布線治具23の中心(分岐点)からガイド部材8の中心までの基準値29に対して実測値(プラス又はマイナス何mm)を加算することで、作業者によるばらつきなく正確に分岐線24の長さを測定することができる。ワイヤハーネス21は布線治具23等から降ろすことなく布線治具23や寸法測定具1上に布線した状態で寸法測定するから、分岐線24の分岐角度が変動することがなく、また分岐点も布線治具23の中心として予め正確に求められて、ばらつきのない正確な寸法測定結果を得ることができる。
なお、上記実施形態においては、分岐線24の端末のコネクタ(部品)25までの位置を測定したが、被測定部としてコネクタ25に代えて例えばプロテクタやグロメットや係止クリップ等の部品までの距離を測定することも可能である。この場合も同様にこれら部品をスライド部材7のピン2等の支持部3に引っ掛ける等して保持させる。測定方法は図3と同様である。また、分岐線24に限らずワイヤハーネスの幹線における屈曲部から幹線の途中の部品等までの距離を上記同様に測定することもできる。
また、上記実施形態においては、スライド板6にマーク部10を設け、ガイド部材8に目盛11を設けたが、これとは逆にスライド板6に目盛11を設け、ガイド部材8にマーク部10を設けることも可能である。また、測定手段として、目盛11とマーク部10に代えて例えばダイヤルゲージをガイド部材8に固定し、ダイヤルゲージの移動ピンをスライド部材7に押接させてスライド部材7の移動量を測定することも可能である。
また、ガイド部材8やスライド部材7の形状、特にガイド部材8のガイド溝18の形状やスライド板6の形状等(平板ではなく中央に凸部を有するものを使用する等)も適宜変更可能である。
本発明に係るハーネス寸法測定具の一実施形態を示す分解斜視図である。 同じくハーネス寸法測定具の組立状態を示す斜視図である。 ハーネス寸法測定具を用いた寸法測定方法の一実施形態を示す斜視図である。 従来のワイヤハーネスの寸法測定方法の一形態を示す平面図である。 従来のワイヤハーネスの寸法測定方法の他の形態を示す平面図である。 従来の布線治具の一形態を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 ハーネス寸法測定具
7 スライド部材
8 ガイド部材
9 蝶ねじ(固定手段)
10 直線(マーク部又は測定手段)
11 目盛(測定手段)
21 ワイヤハーネス
23 布線治具
25 コネクタ(部品又は被測定部)
28 布線台
29 数字(距離)

Claims (5)

  1. 布線台上に固定されるガイド部材と、ガイド部材にスライド自在に係合し、ワイヤハーネスを支持するスライド部材と、該スライド部材を該ガイド部材に固定する固定手段と、該ガイド部材の基準位置に対する該スライド部材の移動距離を測る測定手段とを備えたことを特徴とするハーネス寸法測定具。
  2. 前記測定手段が、前記ガイド部材と前記スライド部材との何れか一方に設けられた目盛と、該目盛に対して何れか他方に設けられたマーク部とで構成されることを特徴とする請求項1記載のハーネス寸法測定具。
  3. 前記布線台上で前記ワイヤハーネスを支持する布線治具と前記ガイド部材の基準位置までの距離が規定されていることを特徴とする請求項1又は2記載のハーネス寸法測定具。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のハーネス寸法測定具を用いた寸法測定方法であって、前記スライド部材にワイヤハーネスの被測定部を支持させ、該スライド部材を前記ガイド部材に沿って該ワイヤハーネスの弛みを除去する方向に移動させ、該スライド部材を前記固定手段で該ガイド部材に固定して、前記測定手段で該スライド部材の位置を測定することを特徴とする寸法測定方法。
  5. 前記布線治具から前記ガイド部材の基準位置までの距離に前記測定手段による測定値を加算して前記ワイヤハーネスの長さを測定することを特徴とする請求項4記載の寸法測定方法。
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