JP2009277468A - ワイヤーハーネスの寸法公差確認具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤーハーネスの枝線が寸法公差内であるかどうかを容易に確認することができるようにすること。
【解決手段】ワイヤーハーネス布線ベース10上で、ワイヤーハーネスWHの本線WHbから所定の引出し方向に沿って引出される枝線WHaの寸法公差を確認するワイヤーハーネスの寸法公差確認具20であって、ワイヤーハーネス布線ベース10上に固定される支持部材30と、枝線WHaの端部のコネクタCを保持可能に構成され、支持部材30に所定の引出し方向に沿って移動自在に支持されたコネクタ保持部40と、コネクタ保持部40を、枝線WHaが引出される向きとは逆向きに付勢するコイルバネ50とを備えている。
【選択図】図6

Description

ワイヤーハーネスを製造する際に、ワイヤーハーネスが所定の寸法公差内であるかどうかを確認するための技術に関する。
自動車等におけるワイヤーハーネスは、別途図板上等で所定の配線形態に結束された後、自動車等に組込まれる。
図板上でのワイヤーハーネスの組立は、複数の電線を治具で案内しつつ所定の配線形態に布線し、適宜箇所で結束することにより行われる。この際、ワイヤーハーネスの枝線端部のコネクタをコネクタ保持具で保持しつつ結束作業等を行うことで、ワイヤーハーネスの寸法精度を良好にすることができる。
ところで、寸法精度に厳しいワイヤーハーネスにあっては、上記枝線の寸法が所定の公差内であるかどうかの確認が必要とされる。
上記枝線の寸法を測定する手法として、コネクタをコネクタ保持具から取外した後、枝線を引張って、その枝線の寸法をメジャー等で測定するものがある。
また、枝線の寸法を測定する測定具として、特許文献1に開示のように、布線台上に固定されるガイド部材と、ガイド部材にスライド自在に係合し、ワイヤハーネスを支持するスライド部材と、スライド部材をガイド部材に固定する蝶ネジと、目盛とを備えたものがある。この測定具では、ワイヤーハーネスを組立てる際には、蝶ネジによりスライド部材を固定し、ワイヤーハーネス組立完了後には、蝶ネジを緩めて、枝線を引張る方向にスライド部材を移動させて枝線の寸法を測定することになる。
特開2005−321255号公報
しかしながら、前者の手法では、コネクタをコネクタ保持具から取外して枝線の寸法を測定する必要があり、その寸法測定作業が面倒であった。
また、後者の手法では、蝶ネジの締付け及び緩め作業が必要であり、やはり寸法測定作業は面倒であった。
そこで、本発明は、ワイヤーハーネスの枝線が寸法公差内であるかどうかを容易に確認することができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るワイヤーハーネスの寸法公差確認具は、ワイヤーハーネス布線ベース上で、ワイヤーハーネスの本線から所定の引出し方向に沿って引出される枝線の寸法公差を確認するワイヤーハーネスの寸法公差確認具であって、前記ワイヤーハーネス布線ベース上に固定される支持部材と、前記枝線の端部のコネクタを保持可能に構成され、前記支持部材に前記所定の引出し方向に沿って移動自在に支持されたコネクタ保持部と、前記コネクタ保持部を、前記本線から前記枝線が引出される向きとは逆向きに付勢する付勢部材とを備えたものである。
第2の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネスの寸法公差確認具であって、前記コネクタ保持部又は前記支持部材に、前記コネクタ保持部の移動に伴い、前記支持部材に対する前記コネクタ保持部の位置関係を示す目盛部が設けられたものである。
第1の態様に係るワイヤーハーネスの寸法公差確認具によると、付勢部材によって、コネクタ保持部を本線から枝線が引出される向きとは逆向きに付勢した状態で、コネクタ保持部に対するコネクタの保持作業等を容易に行える。そして、枝線に対する結束作業等を終了した後は、コネクタをコネクタ保持部に保持させた状態のままで、コネクタ保持部を、付勢部材の付勢力に抗して、枝線が引出される向きに移動させれば、当該引出された枝線は引張られた状態となる。そして、この状態で、引張られた枝線に対して、寸法公差内であるかどうかを容易に確認することができる。
第2の態様によると、前記コネクタ保持部の移動に伴い、前記支持部材に対する前記コネクタ保持部の位置関係が目盛部を通じて示される。このため、枝線が寸法公差内であるかどうかをより容易に確認することができる。
以下、実施形態に係るワイヤーハーネスの寸法公差確認具について説明する。
図1は寸法公差確認具20を示す側面図であり、図2は寸法公差確認具20を示す正面図であり、図3は図2のIII−III線断面図であり、図4は図3においてコネクタ保持部40が後退移動した状態を示す図であり、図5は寸法公差確認具20の平面図であってコネクタ保持部40が後退移動した状態を示す図である。また、図6は本寸法公差確認具20を用いた枝線WHaの組立作業を示す説明図であり、図7は本寸法公差確認具20を用いた枝線WHaの寸法公差確認作業を示す説明図である。
このワイヤーハーネスの寸法公差確認具20は、ワイヤーハーネス布線ベース10上で、ワイヤーハーネスWHを製造する際に用いられる。
すなわち、ワイヤーハーネス布線ベース10は、平面的に広がる布線図板、又は、2次元或は3次元的に広がるフレームとして構成されている。このワイヤーハーネス布線ベース10上に、ワイヤーハーネスWH或はワイヤーハーネスWHを構成する電線群を保持する各種保持具が立設される。そして、ワイヤーハーネスWHを構成する各種電線を、当該各種保持具で所定の位置に保持しつつ所定の配線形態に配索した状態で、複数の電線を結束する作業、電線端部の端子をコネクタに接続する作業等を実施することで、ワイヤーハーネスWHが製造される。
上記ワイヤーハーネスWHを製造する際、図8に示すように、ワイヤーハーネスWHの本線WHbから所定の引出し方向Pに分岐状に沿って引出すことで、枝線WHaが形成される。この枝線WHaの端部にはコネクタCが取付けられる。コネクタCは、自動車等において各種電気機器に接続される一般的な電気接続部品である。本寸法公差確認具20は、枝線WHa部分を組立てる際に、その枝線WHaの端部に取付けられるコネクタCを一定位置に保持する。上記枝線WHaの引出し方向及び向きは、ワイヤーハーネス布線ベース10でワイヤーハーネスWHが製造される際において、ワイヤーハーネスWHの本線WHbから枝線WHaが引出される方向及び向きである。また、本線WHb及び枝線WHaは、所定の基準線部分(通常、多数の電線を含む部分)と、その部分から分岐する部分(通常、前者の部分よりも少数の電線を含む部分)として相対的に把握される。
ここでは、コネクタCが次の構成を有している場合を例にして説明する。すなわち、コネクタCは、樹脂等により略直方体外形状に形成されている。コネクタCの一端部である基端部には、枝線WHaを構成する電線の端部に接続された端子が挿入取付けされる。また、コネクタCの他端部である先端部は、各種電気機器と接続可能な接続端部に形成されている。コネクタCに挿入接続される電線は、通常は複数であるが、少なくとも1本であればよい。
もっとも、コネクタCとしては上記構成に限られず、略円柱状の形状等、種々のコネクタ構成を適用できる。
寸法公差確認具20は、支持部材30と、コネクタ保持部40と、付勢部材としてのコイルバネ50とを備えている。
支持部材30は、ワイヤーハーネス布線ベース10上に固定される部材である。
ここでは、支持部材30は、樹脂等により略直方体形状の部材に形成されている。そして、上記ワイヤーハーネス布線ベース10に立設された支持棒31の上端部に固定されることで、ワイヤーハーネス布線ベース10上の所定位置に固定されている。
コネクタ保持部40は、コネクタCを、そのコネクタCから延出する枝線WHaを外部に延出可能な状態で保持可能に構成されている。
ここでは、コネクタ保持部40は、樹脂等で形成されており、保持凹部42を有している。保持凹部42は、上方が開口すると共にコネクタCの外形状に対応する凹状に形成されている。そして、保持凹部42の上方開口より、コネクタCを嵌め込むことで、コネクタCが一定位置に保持されるように構成されている。
また、コネクタ保持部40のうち、コネクタCを保持した状態で、枝線WHaが延出する部分に対応して枝線延出開口部44が形成されている。枝線延出開口部44は、保持凹部42の上方開口に連通するスリット状の開口であり、その幅寸法は、枝線WHaの直径よりも大きい。
そして、コネクタCより延出する枝線WHaを上記枝線延出開口部44内に導きつつ、コネクタCを保持凹部42内に嵌め込むことで、枝線WHaが枝線延出開口部44を経由して外部に延出された状態で、コネクタCが保持凹部42内で一定位置に保持されるように構成されている。
なお、コネクタCを保持する構成は上記例に限られない。例えば、主としてコネクタCの基端部と先端部に当接することでコネクタCを保持する構成であってもよい。また、コネクタCの外形部分に凸形状又は凹形状が形成されている場合には、それらの凸形状又は凹形状への嵌め込み形状を利用することで、コネクタCを保持する構成であってもよい。要するに、コネクタCから延出する枝線WHaを外部に延出させた状態で、コネクタCを保持可能な構成であればよい。
また、上記コネクタ保持部40は、支持部材30に、本線WHbからの枝線WHaの引出し方向(矢符P参照)に沿って移動自在に支持されている。
より具体的には、支持部材30の上面に枝線WHaの引出し方向(矢符P参照)に沿って延びるガイド溝32が形成されている。また、コネクタ保持部40の底部に、枝線WHaの引出し方向(矢符P参照)に沿って延びると共にガイド溝32にスライド自在に嵌め込み可能なガイド突部46が形成されている。
また、上記コネクタ保持部40の底部であって本線WHbから枝線WHaが引出される向き側の部分に、当接片48が垂下状に突出形成されている。支持部材30には、枝線WHaの引出し方向(矢符P参照)に沿って少なくとも一つ(ここでは2つ)のガイド孔34が貫通状に形成されている。ガイド孔34は、枝線WHaが引出される向きとは逆向きに、細径部34a、中径部34b、太径部34cが段部を介して連なるように形成されている。また、ガイド孔34には、棒状のガイドピン36が挿通されている。ガイドピン36は、ピン本体部36aと、ピン本体部36aの一端部に設けられたピン頭部36bとを有している。ピン本体部36aは、細径部34aよりも小径で、かつ、ガイド孔34の長さ寸法と略同一長さ寸法に形成されている。ピン頭部36bは、太径部34cよりも小径でかつ中径部34bよりも大径に形成されている。上記ガイドピン36は、ピン頭部36bを枝線WHaの引出し向きとは逆に向けた姿勢で、ガイド孔34内に挿通されており、ガイドピン36の先端部はガイド孔34を貫通して当接片48に連結固定されている。
そして、ガイド突部46がガイド溝32内をスライド移動すると共に、ガイドピン36がガイド孔34内をスライド移動する構成によって、コネクタ保持部40が支持部材30に対して移動自在に支持されている。この際、当接片48が支持部材30に当接する位置と、ピン頭部36bが太径部34cと中径部34bとの間の段部に当接する位置との間で、支持部材30に対するコネクタ保持部40の移動範囲が規制されている。
もっとも、支持部材30に対してコネクタ保持部40を移動自在に支持する構成は上記例に限られない。例えば、コネクタ保持部40の両側部に突条部が形成されると共に、支持部材30に当該突条部をスライド自在に嵌め込み可能な凹条部が形成された構成であってもよく、種々の移動自在に支持可能な構成を採用することができる。
また、コイルバネ50は、コネクタ保持部40を、本線WHbから枝線WHaが引出される向きとは逆向きに(つまり、本線WHbに近づく向きに)付勢可能に構成されている。より具体的には、コイルバネ50は、細径部34aよりも大径でかつ中径部34bよりも小径に形成されており、細径部34aと中径部34bとの間の段部と、ピン頭部36bとの間に圧縮状に介在するように、ピン本体部36aに外嵌めされている。そして、通常状態では、コイルバネ50の伸長方向への弾性力により、コネクタ保持部40は支持部材30に対して枝線WHaの引出し向きとは逆向きに付勢されている(図1〜図3、図6参照)。この状態から、コネクタ保持部40に対して枝線WHaの引出し向きとは反対向きの力を加えると、コイルバネ50の弾性力に抗してコネクタ保持部40が支持部材30に対して枝線WHaの引出し向き(図4,図5及び図7参照)矢符A参照)に後退移動する。そして、コネクタ保持部40に対する力を解除すると、コイルバネ50の弾性力によって、コネクタ保持部40は枝線WHaの引出し向きとは逆向きに復帰移動する。
なお、コネクタ保持部40を付勢する付勢部材としての構成は上記例に限られない。例えば、コイルバネがガイド突部46及びガイド溝32部分に組込まれていてもよい。また、一般的なコイルバネの他、捻りコイルバネや板バネ、ゴム等を用いて付勢する構成であってもよい。
また、この寸法公差確認具20は、目盛部60を備えている。目盛部60は、コネクタ保持部40の移動に伴い、支持部材30に対するコネクタ保持部40の位置関係を示すように構成されている。
ここでは、支持部材30の上面に、枝線WHaの引出し方向(矢符P参照)に沿って装着凹部38が形成され、この装着凹部38に目盛部60が装着されている。目盛部60は、長尺板状の部材であり、その一主面に目盛61が付されている。そして、コネクタ保持部40を後退移動させると、目盛61が外部から観察可能に露出し、目盛61に対するコネクタ保持部40の位置を読取ることによって、支持部材30に対するコネクタ保持部40の位置関係を確認できるようになっている。
なお、目盛61は、支持部材30に対するコネクタ保持部40の位置関係を確認できるような目印であればよく、例えば、枝線WHaの寸法公差に対応する範囲が色分けして示されていてもよい。また、目盛部60は、支持部材30とは別部材として構成されている必要はなく、支持部材30に対して直接印刷或は刻印等で付された目印であってもよい。また、目盛部60は、支持部材30又はコネクタ保持部40の側面等に設けられていてもよい(図7参照)。
この寸法公差確認具20の使用方法について説明する。
まず、図6に示すように、ワイヤーハーネス布線ベース10上に、ワイヤーハーネスWHの分岐部分を保持する略U字状のハーネス保持具70が立設されると共に、当該ハーネス保持具70から所定距離離れた位置に本寸法公差確認具20が立設されているとする。
なお、ハーネス保持具70と寸法公差確認具20との間の距離(つまり、枝線WHaの延在方向における、本線WHbと寸法公差確認具20との間の間隔L(図8参照))は、許容される枝線WHaの最小寸法に設定されている。
ワイヤーハーネスWHを製造するにあたっては、これらのハーネス保持具70及び寸法公差確認具20に沿って適宜電線を布線していく。この際、ハーネス保持具70から延びる枝線WHaは、本線WHbから寸法公差確認具20に向けて引出されるように布線される。また、枝線WHaの端部に接続されるコネクタCはコネクタ保持部40に保持される。この際、枝線WHaを構成する複数の電線は、予めコネクタCに接続されていてもよいし、或は、コネクタCを寸法公差確認具20に保持する際に当該コネクタCに接続されてもよい。
この作業中において、枝線WHaを構成する電線の長さが、上記許容される枝線WHaの最小寸法未満である場合、本線WHbと寸法公差確認具20との間の間隔Lの制約により、コネクタCの保持作業或は電線をコネクタCに接続する作業を行うことができない。よって、電線長不足による公差範囲外を排除することができる。
上記作業により、ハーネス保持具70と寸法公差確認具20との間に、枝線WHaが架け渡される。通常、結束作業性を考慮して、ハーネス保持具70と寸法公差確認具20との間では、枝線WHaにはある程度の弛みが与えられている。そして、この状態で、枝線WHaに対するテープの巻回等、結束作業を施す。
この後、図7に示すように、コネクタ保持部40を支持部材30に対して、本線WHbからの枝線WHaの引出し向きに後退移動させる。すると、ハーネス保持具70と寸法公差確認具20との間で、枝線WHaが引張られた状態となる。このため、上記目盛部60を確認することで、枝線WHaが所定の寸法公差内であるかどうかを容易に確認することができる。つまり、枝線WHaの寸法は、ハーネス保持具70と寸法公差確認具20間の距離に、支持部材30に対するコネクタ保持部40の移動距離を加味した値である。そして、ハーネス保持具70と寸法公差確認具20間の距離はそれらの配設位置に応じて決る一定値であるので、支持部材30に対するコネクタ保持部40の移動距離を確認することで、枝線WHaが所定の寸法公差内にあるかどうかを確認できる。
以上のように構成された寸法公差確認具20によると、コイルバネ50によってコネクタ保持部40を枝線WHaが引出される向きとは逆向きに付勢して、枝線WHaにある程度の弛みを持たせた状態で、コネクタ保持部40に対するコネクタCの保持作業、電線の結束作業等を容易に行える。そして、枝線WHaに対する結束作業等を終了した後は、コネクタCをコネクタ保持部40に保持させた状態のままで、コネクタ保持部40を、コイルバネ50の付勢力に抗して、枝線WHaが引出される向きに引張れば、当該引出された枝線WHaは引張られた状態となる。このため、コネクタCをコネクタ保持部40から取外したりすることなく、引張られた枝線WHaに対して容易に寸法公差内であるか否かを確認することができる。そして、検査確認後は、コイルバネ50の付勢力によりコネクタ保持部40は元の位置に復帰移動する。
特に、図8に示すように、ある電線Wに着目すると、他の枝線WHa(図8で上側にある枝線)から本線WHbを通って所定の枝線WHa(図8で下側にある枝線)に至るように配索される。すると、電線の寸法不足或は余長の過大といった要因による不良は、後から配索される側の所定の枝線WHa(図1で下側にある枝線)側で発生し易い。そこで、ワイヤーハーネスWの製造中において、後から布線される側の電線端部に配設される箇所に対して、本寸法公差確認具20を適用するのが効果的であるといえる。
また、コネクタ保持部40の移動に伴い、支持部材30に対するコネクタ保持部40の位置関係が目盛部60を通じて示される。このため、枝線WHaが寸法公差内であるか否かをより容易に確認できる。
なお、上記目盛部60は必ずしも必要ではない。目盛部60を省略し、引張られた枝線WHaに対して他のメジャー等をあてがうことで、枝線WHaが寸法公差内であるか否かを確認してもよい。
実施形態に係る寸法公差確認具を示す側面図である。 同上の寸法公差確認具を示す正面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図3においてコネクタ保持部が後退移動した状態を示す図である。 寸法公差確認具の平面図であってコネクタ保持部が後退移動した状態を示す図である。 寸法公差確認具を用いた枝線の組立作業を示す説明図である。 寸法公差確認具を用いた枝線の寸法公差確認作業を示す説明図である。 ワイヤーハーネスの枝線部分の製造手順例を示す説明図である。
符号の説明
10 ワイヤーハーネス布線ベース
20 寸法公差確認具
30 支持部材
32 ガイド溝
34 ガイド孔
36 ガイドピン
40 コネクタ保持部
42 保持凹部
44 枝線延出開口部
46 ガイド突部
50 コイルバネ
60 目盛部
C コネクタ
WH ワイヤーハーネス
WHa 枝線
WHb 本線

Claims (2)

  1. ワイヤーハーネス布線ベース上で、ワイヤーハーネスの本線から所定の引出し方向に沿って引出される枝線の寸法公差を確認するワイヤーハーネスの寸法公差確認具であって、
    前記ワイヤーハーネス布線ベース上に固定される支持部材と、
    前記枝線の端部のコネクタを保持可能に構成され、前記支持部材に前記所定の引出し方向に沿って移動自在に支持されたコネクタ保持部と、
    前記コネクタ保持部を、前記本線から前記枝線が引出される向きとは逆向きに付勢する付勢部材と、
    を備えたワイヤーハーネスの寸法公差確認具。
  2. 請求項1記載のワイヤーハーネスの寸法公差確認具であって、
    前記コネクタ保持部又は前記支持部材に、前記コネクタ保持部の移動に伴い、前記支持部材に対する前記コネクタ保持部の位置関係を示す目盛部が設けられた、ワイヤーハーネスの寸法公差確認具。
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