JP2008123786A - 配線システム組立治具および配線システム組立方法 - Google Patents

配線システム組立治具および配線システム組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】組立対象の変更あるいは組立作業の試行結果による治具配置変更の要請に適応するための自由度が大きく汎用性の高い配線システム組立治具を得る。
【解決手段】電気回路の配線を構成するワイヤー2を布線治具8を用いて所定の構成体としワイヤーハーネス3からなる配線システムを組み立てるものにおいて、布線治具8を取り付けるワイヤーハーネス組立治具1を備え、ワイヤーハーネス組立治具1をリンク部材が格子状に配列され前記リンク部材の交点において結合部材により互いに回動自在に結合されたパンタグラフ構造7で構成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、配線システム組立治具および配線システム組立方法、特に、ワイヤーハーネスと呼ばれる電気配線システムに関するワイヤーハーネス組立治具およびワイヤーハーネス組立方法に関するものである。
基板やデバイスあるいは電源間の信号および電力の伝送には電線(ワイヤー)や同軸ケーブル等を用いているが、様々な産業で製造する電気・電子機器ではこれら電線や同軸ケーブルを複雑に配線するため、通常製造面およびコスト面からワイヤーおよび同軸ケーブル等を結束してユニット化する。このユニット化した電気配線システムを一般的にワイヤーハーネスと呼んでいる。
このワイヤーハーネスの組立方法は、(1)ワイヤーを所定の長さに切断する調尺切断工程、(2)多方向に分かれた複数本のワイヤーに保護チューブを被せるチューブ被覆工程、(3)複数本のワイヤーをハーネスボード上に引き回す布線工程、(4)ワイヤー端部に端子あるいはコネクタを圧着ないしハンダ付する端末処理工程、(5)相互のワイヤー位置を調整し、固定する位置調整固定工程、に分類できる。
工業製品としてのワイヤーハーネスは大量生産する場合は自動機で組立効率化を図る一方で、近年増加している少量多品種生産する場合には手作業で行う頻度も高くなっている。これまでは、手作業によるワイヤーハーネスの組立にはワイヤーハーネスの原寸形状を記し、これに布線治具等を取り付けた組立治具を用いることが多かったが、製品形状毎にワイヤーハーネス組立治具を用意する必要がありコスト面で問題があった。
これを解決する方策として、ハーネス固定位置を可変化でき、汎用性を持たせたワイヤーハーネス組立治具が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−230725号公報(第3−4頁、図2)
一般的に工業製品の特性上例えば構造部材(切削品、板金品ほか)であれば、精度良く設計通りに組立を実施する必要がある。これは3次元空間において構造部材の位置精度すなわち設置位置が製品性能に与える影響が大きいためである。一方でワイヤーハーネスは工業製品の中でも3次元空間における位置精度すなわち設置位置はそれほど高く要求されない。これは3次元空間におけるワイヤーハーネスの位置精度が製品性能に対し与える影響が低いためである。従ってワイヤーハーネスは形状自由度の高さから図面上である一定の形状を描画できず、実際はワイヤー長、ワイヤーハーネス長およびワイヤーハーネス全体に対するワイヤーの分岐位置等の情報を記載することしかできない。このため製造現場側ではワイヤーハーネス形状の変更による組立治具形状の変更あるいは組立・作業性の試行結果による組立治具形状の変更を考慮し、組立治具側に自由度を持たせることが必要不可欠であった。
上記の特許文献1に記載されたような従来のワイヤーハーネス組立治具では、特許文献1の図2に示されているように、複数の枠材51〜54を組み合わせて枠体50を組立図板40の外郭形状に形成した後、この枠体50で囲まれた領域内に取付板81〜83を予め定める状態で配置して、ワイヤーハーネスの形態に合致した骨組みを形成している。仮にワイヤーハーネスの形態に変更があっても取付板81〜83を組替えるだけで容易に対処できるため、ワイヤーハーネスのどうような形態の変化にも対処可能であり汎用性が高いという特徴が挙げられている。
上記の構成では単純形状のワイヤーハーネス組立においては汎用性が高いと言える。一方でワイヤー等が複雑に分岐するワイヤーハーネスでは上記の枠材を複数設置する必要があり、枠材同士の干渉等が発生して構造的にワイヤーハーネス組立治具を構成できない問題があった。また、仮にこのようなワイヤーハーネス組立治具を製作しても高額となる問題があった。
この発明は上記のような従来技術の課題を解消するためになされたものであり、組立対象の変更あるいは組立作業の試行結果による治具配置変更の要請に適応するための自由度が大きく汎用性の高い配線システム組立治具および配線システム組立方法を提供することを目的とするものである。
この発明に係る配線システム組立治具では、電気回路の配線を構成する線状素体を布線治具を用いて所定の構成体とし配線システムを組み立てるものにおいて、前記布線治具を取り付ける布線治具取付構造体を備え、前記布線治具取付構造体をリンク部材が格子状に配列され結合部材により互いに回動自在に結合された斜方格子構造で構成したものである。
この発明に係る配線システム組立方法では、電気回路の配線を構成する線状素体を布線治具を用いて所定の構成体とし配線システムを組み立てるにあたり、リンク部材が格子状に配列され互いに回動自在に結合された斜方格子構造で構成した布線治具取付構造体に前記布線治具を取り付け、前記リンク部材の相互関係を変化することにより前記布線治具取付構造体の斜方格子構造を変形して布線治具の位置を調整するものである。
この発明によれば、製品形状変更あるいは製造現場での組立・作業性の試行結果に伴う組立治具形状の変更を許容できる自由度および汎用性の高い配線システム組立治具および配線システム組立方法を得ることができる。
実施の形態1.
この発明による実施の形態を図1から図11までを用いて説明する。図1は、この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具の構成を示す斜視図である。図2は、この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具を構成するリンク部材の詳細構成を示す斜視図である。図3は、この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具を構成するパンタグラフ構造を示す詳細図である。図4は図3のA−A線およびB−B線における断面図である。図5は、この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具を構成する布線治具を示す正面図である。図6は、この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具の変形構成を示す斜視図である。図7は、この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具を構成するリンク部材の変形構成を示す斜視図である。図8から図11までは、この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具を用いてワイヤーハーネス組立を行う際の工程フローを示す斜視図である。図中、同一符号は同一もしくは相当部分を示すものとする。
この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具1は、図1に示すように、基板やデバイスあるいは電源間の信号および電力の伝送に用いられるワイヤー2を結束してユニット化した電気配線システムいわゆるワイヤーハーネス3の組立時に使用するものである。ワイヤーハーネス3を構成する線状素体としてのワイヤー2は、中実素線あるいは撚り線からなる配線ワイヤーに限らず、いわゆる同軸ケーブル等を含み、電気信号および電力の伝送に用いられる一切の線状素体が全て対象となるものである。
このワイヤーハーネス組立治具1は、図2に示すように、両端部に取付用穴部4と中央部に取付用長孔5を設けたヘラ状の薄板のリンク6を2本づつ中央部で結合してX形状の単位要素6a,6b,6c,6d…を作成し、このX形状単位要素6a,6b,6c,6d…を複数個結合して図3に示すように斜方格子構造いわゆるパンタグラフ構造7を形成している。X形状単位要素6aはリンク61およびリンク62によって構成され、X形状単位要素6bはリンク63およびリンク64によって構成され、X形状単位要素6cはリンク65およびリンク66によって構成され、X形状単位要素6dはリンク67およびリンク68によって構成される。
ここで、図2に示すリンク6と図3に示すリンク61〜68は全て同一のものを表す。なお、これらリンク6の表面上にはワイヤー2の調尺が可能な目盛26が設けてある。
これらリンク6で代表して示されるリンク61〜68相互の結合には各リンク上にある取付用穴部4もしくは取付用長孔5を用い、図4に示すように、リンク61〜68を2本づつ相互にボルト27およびナット28を用いて各リンクが回転できる範囲内で締結している。また、ボルト27の先端部29には市販品の布線治具8を差し込むことが可能な取付穴が設けてあり、ワイヤー2等を適当な位置で保持・固定できる。
また、布線治具8をリンク6で代表されるリンク61〜68に設けた取付用長孔5の任意の位置に取り付けるようにしてもよい。
ここで、布線治具8には図5に示すようにクランプ型布線治具8a,リング型布線治具8b,U型布線治具8cの3種類を使用する。
このように、ワイヤーハーネス組立治具1の骨格であるパンタグラフ構造7は極めて単純な形状をしており、ワイヤーハーネス3の製品形状に依らない汎用性に富んだワイヤーハーネス組立治具1を得ることができる。
そして、この発明によるワイヤーハーネス組立治具1のパンタグラフ構造7は組立治具全域に設ける必要はなく、ワイヤーハーネス組立治具1の形状をワイヤーハーネス3の製品形状に応じて不要部分を省略して縮小し、図6に示すような形状としても同様の効果が得られる。
なお、リンク6で代表されるリンク61〜68の材質は金属および樹脂のいずれでも同様の効果が得られる。
また、X形状単位要素を構成するリンク6で代表されるリンク61〜68の形状は図7に示すような等間隔に取付用孔部30を設けたヘラ状の薄板のリンク6を取付用孔部30でボルト27とナット28からなる結合部材により複数本結合して斜方格子構造いわゆるパンタグラフ構造7を形成し、取付用孔部30のいずれかにクランプ型布線治具8a,リング型布線治具8b,U型布線治具8cなどの布線治具8を取り付けるようにしても取付用長孔5(図2参照)を設けた場合と同様の効果が得られる。
さらに、この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス3の形状はワイヤー2が多数分岐しており複雑な製品形状をしているが、より簡単なワイヤーハーネスにおいては、この発明によるワイヤーハーネス組立治具1の必要な機能のみを使用すればよく、この発明によるワイヤーハーネス組立治具1の効果を必要最小限の機能で有効に発揮することができる。
次に、実施の形態1なるワイヤーハーネス組立治具1の使用方法をワイヤーハーネス組立工程順に説明する。図8〜図12はワイヤーハーネス組立治具1を用いてワイヤーハーネス組立を実施する際の各工程における組立概念図である。図8はワイヤー2等をワイヤーカッター等で所定の長さに切断する調尺切断工程(1)、図9は多方向に分かれた複数本のワイヤー2等に保護チューブ9を被せるチューブ被覆工程(2)、図10は複数本のワイヤー2等をワイヤーハーネス組立治具1上に引き回す布線工程(3)、図11はワイヤー2の端部に端子9あるいはコネクタ37を圧着ないしハンダ付する端末処理工程(4)、そして図は省略するが相互のワイヤー位置を調整し、固定する位置調整固定工程(5)、を示している。以下において各工程別に説明する。
(1)調尺切断工程
図8に示した調尺切断工程では、まず、図8(a)に示すように、作業台上に設置したワイヤーハーネス組立治具1上にワイヤー2をクランプ型布線治具8aで仮保持・仮固定する。
続いて、設計図面に従い所定の長さにワイヤー2をワイヤーカッター等で切断する。この際、切断の対象となるワイヤー2の端部をリンク6の取付用長孔5に嵌合して配置されたU型布線治具8cに取り付けて、U型布線治具8cをリンク6の取付用長孔5に沿って移動方向MDとして示す方向に移動させ、リンク6に設けられた目盛26を用いてワイヤー2を調尺し切断する。
(2)チューブ被覆工程
図9に示したチューブ被覆工程では、調尺切断工程(1)におけるワイヤー2とクランプ型布線治具8aおよびU型布線治具8cを一度取り外し、図9(a)に示すように、ボルト27(図4参照)上にリング型布線治具8bを取り付ける。
次に、図9(d)に示す保護チューブ9の一端をリング型布線治具8bに挟み込む。次に、ワイヤーハーネス組立治具1を左右方向10に収縮し、前後方向11に伸展して保護チューブ9を収縮・拡管する。
次に、ワイヤーハーネス組立治具1の裏面に設けた回転台13を用いてハーネス組立治具1を90°回転し、図9(b)に示すように、ワイヤー2を通しワイヤーハーネス3を構成するための保護チューブ9を手元化し作業員の作業を助ける。
次に、調尺切断工程(1)で製作したワイヤー2等を通し、その後、ワイヤーハーネス組立治具1を左右方向10に伸展し、前後方向11に収縮して、回転台13を用い再び90°逆回転し、図9(c)に示す状態とする。
(3)布線工程
図10に示した布線工程では、チューブ被覆工程(2)で保護チューブ9を被覆したワイヤー2をクランプ型布線治具8aを用いて所定の形状に布線する。
(4)端末処理工程
図11に示した端末処理工程では、図11(a)に示す状態からワイヤーハーネス組立治具1を左右方向10に収縮し、前後方向11に伸展して、ワイヤー2の端末部12を手元化する。この際、ワイヤーハーネス組立治具1の裏面に取り付けられた回転台13を90°回転し、図11(b)に示す状態として、作業者の端末部12へのアクセスを容易とし作業性を向上させる。ワイヤー2の端末部12への処理が行われ、コネクタ37が取り付けられると、回転台13を用いて再び90°逆回転し、図11(c)に示す状態とする。
(5)位置調整固定工程
最後に、図は省略するが位置調整固定工程では、設計図面に基づきワイヤー2と保護チューブ9の位置調整を行う。
このように、この発明によるワイヤーハーネス組立治具1を使用してワイヤーハーネス組立を行った際、調尺切断工程においてワイヤーハーネス組立治具1上で実施可能であり作業効率向上が期待できる。
また、チューブ被覆工程において通常被覆しにくい保護チューブ9の被覆を簡素化でき作業効率向上が期待できる。
また、布線工程においてワイヤーハーネス組立治具1上の多くの取付用穴部4および取付用長孔5上で布線治具8を設置できるため任意の位置でワイヤー2の布線が可能であり、ワイヤーハーネス形状に依らない汎用性の高いワイヤーハーネス組立治具を得ることができる。
また、端末処理工程においてワイヤーハーネス組立治具1の骨格であるパンタグラフ構造7の持つリンク機構を利用することで、ワイヤーハーネス3の端末部12を作業者に対し手元化できるため、作業効率向上が期待できる。
(1A)この発明による実施の形態によれば、電気回路の配線を構成するワイヤー2や同軸ケーブルなどの線状素体を布線治具8a,8b,8cを用いて所定の構成体とし、ワイヤーハーネス3からなる配線システムを組み立てるものにおいて、前記布線治具8a,8b,8cを取り付けるワイヤーハーネス組立治具1からなる布線治具取付構造体を備え、前記ワイヤーハーネス組立治具1からなる布線治具取付構造体をへら状の薄板からなるリンク6で構成されるリンク部材が格子状に配列され前記リンク6からなるリンク部材の交点において取付用穴部4や取付用長孔5に設けられたボルト27およびナット28からなる結合部材により互いに回動自在に結合されたパンタグラフ構造7で構成される斜方格子構造で構成したので、組立対象の変更あるいは組立作業の試行結果による治具配置変更の要請に適応するための自由度が大きく汎用性の高い配線システム組立治具を得ることができる。
(1B)この発明による実施の形態によれば、前記(1A)項の構成において、前記ワイヤーハーネス組立治具1からなる布線治具取付構造体は、へら状の薄板からなるリンク6でそれぞれ構成される2本のリンク部材を中央部で取付用長孔5(図2参照)または取付用孔部30(図7参照)に設けられたボルト27およびナット28からなる結合部材により相互に結合してX形状の単位要素6a,6b,6c,6d…を形成し、複数個の前記単位要素6a,6b,6c,6d…を取付用穴部4に設けられたボルト27およびナット28からなる結合部材により相互に端点で結合した構造を有するので、組立対象の変更あるいは組立作業の試行結果による治具配置変更の要請に適応するための自由度が大きく汎用性が高いばかりでなく、組立対象としてのワイヤーハーネス3の製品サイズの大小に応じて容易にワイヤーハーネス組立治具1からなる布線治具取付構造体のサイズを変更することができる配線システム組立治具を得ることができる。
(1C)この発明による実施の形態によれば、前記(1B)項の構成において、前記へら状の薄板からなるリンク6で構成されるリンク部材はリンク部材の長手方向に延在し前記ボルト27およびナット28からなる結合部材を取り付ける取付用長孔5を有するので、取付用長孔5での前記ボルト27およびナット28からなる結合部材の取り付け位置を調整することにより、組立対象の変更あるいは組立作業の試行結果による治具配置変更の要請に適応するための自由度が大きく汎用性が高いばかりでなく、前記ワイヤーハーネス組立治具1からなる布線治具取付構造体の構成を任意に調整できる配線システム組立治具を得ることができる。
(1D)この発明による実施の形態によれば、前記(1B)項の構成において、前記へら状の薄板からなるリンク6で構成されるリンク部材はリンク部材の長手方向に対し等間隔に配設され前記結合部材を取り付ける取付用孔部30を有するので、組立対象の変更あるいは組立作業の試行結果による治具配置変更の要請に適応するための自由度が大きく汎用性が高いばかりでなく、前記ボルト27およびナット28からなる結合部材を取付用孔30のいずれかに取り付けることにより、組立対象の変更あるいは組立作業の試行結果による治具配置変更の要請に適応するための自由度が大きく汎用性が高いばかりでなく、前記ワイヤーハーネス組立治具1からなる布線治具取付構造体の構成を任意に調整できる配線システム組立治具を得ることができる。
(1E)この発明による実施の形態によれば、前記(1B)項の構成において、前記へら状の薄板からなるリンク6で構成されるリンク部材はリンク部材の表面に目盛26を有するので、組立対象の変更あるいは組立作業の試行結果による治具配置変更の要請に適応するための自由度が大きく汎用性が高いばかりでなく、調尺を容易に行える配線システム組立治具を得ることができる。
(1F)この発明による実施の形態によれば、前記(1A)項から前記(1E)項までのいずれかの構成において、前記へら状の薄板からなるリンク6で構成されるリンク部材を互いに回動自在に結合するボルト27およびナット28からなる結合部材に前記布線治具8a,8b,8cを取り付けることを特徴とするので、組立対象の変更あるいは組立作業の試行結果による治具配置変更の要請に適応するための自由度が大きく汎用性が高いばかりでなく、ボルト27およびナット28からなる結合部材に取り付けた前記布線治具8a,8b,8cにより、組立対象としてのワイヤーハーネス3を構成するワイヤー2や同軸ケーブルなどの線状素体を任意の位置で保持・固定し、また、調尺することができる配線システム組立治具を得ることができる。
(1G)この発明による実施の形態によれば、前記(1A)項から前記(1E)項までのいずれかの構成において、前記へら状の薄板からなるリンク6で構成されるリンク部材の長手方向に延在し前記布線治具8a,8b,8cの少なくともいずれかを取り付ける取付用長孔5を有するので、組立対象の変更あるいは組立作業の試行結果による治具配置変更の要請に適応するための自由度が大きく汎用性が高いばかりでなく、リンク6で構成されるリンク部材に設けられた取付用長孔5の任意の位置に取り付けられた布線治具8a,8b,8cにより、組立対象としてのワイヤーハーネス3を構成するワイヤー2や同軸ケーブルなどの線状素体を任意の位置で保持・固定し、また、調尺することができる配線システム組立治具を得ることができる。
(1H)この発明による実施の形態によれば、前記(1A)項から前記(1E)項までのいずれかの構成において、前記へら状の薄板からなるリンク6で構成されるリンク部材の長手方向に対し等間隔に配設され前記布線治具8a,8b,8cの少なくともいずれかを取り付ける複数の取付用孔部30を有するので、組立対象の変更あるいは組立作業の試行結果による治具配置変更の要請に適応するための自由度が大きく汎用性が高いばかりでなく、リンク6で構成されるリンク部材に設けられた複数の取付用孔部30の少なくともいずれかに取り付けられた布線治具8a,8b,8cにより、組立対象としてのワイヤーハーネス3を構成するワイヤー2や同軸ケーブルなどの線状素体を任意の位置で保持・固定し、また、調尺することができる配線システム組立治具を得ることができる。
(1I)この発明による実施の形態によれば、前記(1A)項から前記(1H)項までのいずれかの構成において、前記ワイヤーハーネス組立治具1からなる布線治具取付構造体を所定の平面内において回転自在に保持する回転台13からなる回転保持手段を設けたので、組立対象の変更あるいは組立作業の試行結果による治具配置変更の要請に適応するための自由度が大きく汎用性が高いばかりでなく、ワイヤー2や同軸ケーブルなどからなる線状素体の組立時にワイヤー2や同軸ケーブルなどからなる線状素体の端部へ端子あるいはコネクタを圧着ないしハンダ付する端末処理工程を実施する際、作業者に対しワイヤー2や同軸ケーブルなどからなる線状素体の端部を手元化できるため、線状素体端部を手元化するためのワイヤー2や同軸ケーブルなどからなる線状素体の巻き取り等の作業が発生せず組立効率を向上することができる配線システム組立治具を得ることができる。
(1J)電気回路の配線を構成するワイヤー2や同軸ケーブルなどの線状素体を布線治具8a,8b,8cを用いて所定の構成体としワイヤーハーネス3からなる配線システムを組み立てるにあたり、へら状の薄板からなるリンク6で構成されるリンク部材が格子状に配列され前記リンク6で構成されるリンク部材の交点において取付用穴部4や取付用長孔5に設けられたボルト27およびナット28からなる結合部材により互いに回動自在に結合されたパンタグラフ構造7で構成される斜方格子構造で構成したワイヤーハーネス組立治具1からなる布線治具取付構造体に前記布線治具8a,8b,8cを取り付け、前記リンク6で構成されるリンク部材の相互関係を変化することにより前記ワイヤーハーネス組立治具1からなる布線治具取付構造体のパンタグラフ構造7で構成される斜方格子構造を変形して布線治具8a,8b,8cの位置を調整することを特徴とするので、組立対象の変更あるいは組立作業の試行結果による治具配置変更の要請に適応するための自由度が大きく汎用性が高いはかりでなく、組立作業効率を向上できる配線システム組立方法を得ることができる。
この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具の構成を示す斜視図である。 この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具を構成するリンク部材の詳細構成を示す斜視図である。 この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具を構成するパンタグラフ構造を示す詳細図である。 図3のA−A線およびB−B線における断面図である。 この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具を構成する布線治具の構成を示す正面図である。 この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具の変形構成を示す斜視図である。 この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具を構成するリンク部材の変形構成を示す斜視図である。 この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具を用いてワイヤーハーネス組立を行う際の工程フローでを示す斜視図ある。 この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具を用いてワイヤーハーネス組立を行う際の工程フローを示す斜視図である。 この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具を用いてワイヤーハーネス組立を行う際の工程フローを示す斜視図である。 この発明による実施の形態におけるワイヤーハーネス組立治具を用いてワイヤーハーネス組立を行う際の工程フローを示す斜視図である。
符号の説明
1 ワイヤーハーネス組立治具、2 ワイヤー、3 ワイヤーハーネス、4 取付用穴部、5 取付用長孔、6 リンク、7 パンタグラフ構造、8 布線治具、8a クランプ型布線治具、8b リング型布線治具、8c U字布線治具、9 保護チューブ、10 左右方向、11 前後方向、12 端末部、13 回転台、26 目盛、27 ボルト、28 ナット、29 先端部、30 取付用孔部、37 コネクター 61〜68 リンク。

Claims (10)

  1. 電気回路の配線を構成する線状素体を布線治具を用いて所定の構成体とし配線システムを組み立てるものにおいて、前記布線治具を取り付ける布線治具取付構造体を備え、前記布線治具取付構造体をリンク部材が格子状に配列され結合部材により互いに回動自在に結合された斜方格子構造で構成したことを特徴とする配線システム組立治具。
  2. 前記布線治具取付構造体は、2本のリンク部材が中央部で結合部材により相互に結合されてX形状の単位要素を形成し、複数個の前記単位要素を相互に端点で結合した構造を有することを特徴とする請求項1に記載の配線システム組立治具。
  3. 前記リンク部材はリンク部材の長手方向に延在し前記結合部材を取り付ける取付用長孔を有することを特徴とする請求項2に記載の配線システム組立治具。
  4. 前記リンク部材はリンク部材の長手方向に対し等間隔に配設され前記結合部材を取り付ける取付用孔部を有することを特徴とする請求項2に記載の配線システム組立治具。
  5. 前記リンク部材はリンク部材の表面に目盛を有することを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれかに記載の配線システム組立治具。
  6. 前記リンク部材を互いに回動自在に結合する結合部材に前記布線治具を取り付けることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の配線システム組立治具。
  7. 前記リンク部材はリンク部材の長手方向に延在し前記布線治具を取り付ける取付用長孔を有することを特徴とする請求項2に記載の配線システム組立治具。
  8. 前記リンク部材はリンク部材の長手方向に対し等間隔に配設され前記布線治具を取り付ける取付用孔部を有することを特徴とする請求項2に記載の配線システム組立治具。
  9. 前記布線治具取付構造体を所定の平面内において回転自在に保持する回転保持手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかに記載の配線システム組立治具。
  10. 電気回路の配線を構成する線状素体を布線治具を用いて所定の構成体とし配線システムを組み立てるにあたり、リンク部材が格子状に配列され互いに回動自在に結合された斜方格子構造で構成した布線治具取付構造体に前記布線治具を取り付け、前記リンク部材の相互関係を変化することにより前記布線治具取付構造体の斜方格子構造を変形して前記布線治具の位置を調整することを特徴とする配線システム組立方法。
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