JP3968620B2 - ブラシ型シール装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は分割タイプのブラシ型シール装置に関し、特に、隣接する分割片の隙間からの漏れを大幅に低減させることができるブラシ型シール装置に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
従来、航空機エンジンの高圧回転部や、ガスタービンの高圧回転部等をシールするシール装置として、図14〜図16に示すようなブラシ型シール装置が知られている。
【0003】
すなわち、このブラシ型シール装置51は、バックプレート53とサイドプレート54とからなる環状の保持部材52と、保持部材52に取り付けられる環状のブラシ58とを具えている。
【0004】
保持部材52は、2つ以上の円弧状の分割片55を組み合わせることで全体が環状に形成されるものであって、各分割片55の周方向の両端面は保持部材52の中心線に対して所定の角度で傾斜する傾斜面に形成されている。
【0005】
各分割片55には、金属材、合成樹脂材、セラミックス材、複合材等からなる細線を複数本束ねてその外周端部を固定金具60で固定して円弧状に形成したブラシ片59が、その外周縁部をバックプレート53とサイドプレート54との間で挟持されることで、取り付けられるようになっている。または、細線を複数本束ねてバックプレート53とサイドプレート54とで挟み込み、その外周縁部を溶接または接着等により固定する。そして、保持部材52の分割片55を組み合わせた際に、ブラシ片59全体で全体が環状のブラシ58が形成されるようになっている。
【0006】
そして、保持部材52を高圧回転部のハウジング65側に固定し、ブラシ58の先端部を回転軸70側に接触させる(又はブラシ58の先端部と回転軸70との間に僅かな隙間を形成する)ことで、高圧回転部をシールすることができるものである。
【0007】
しかしながら、上記のような構成のブラシ型シール装置51にあっては、保持部材52の分割片55を組み合わせた際に、構造上、隣接する分割片55、55間に周方向に約1mm程度の隙間aが形成されてしまう。このため、この隙間aから流体の漏れが発生するおそれがある。
【0008】
このような保持部材52の隣接する分割片55、55間の周方向の隙間aからの流体の漏れをなくすため、種々のタイプのブラシ型シール装置が提案されている。
【0009】
図17〜図19に示すブラシ型シール装置71は、保持部材72の各分割片75の周方向の両端部に軸方向に開口する切欠部76、77を設けて、分割片75を組み合わせた際に、隣接する分割片75、75の切欠部76、77どうしが互いに重なり合うように構成したものである。
【0010】
このような構成のブラシ型シール装置71にあっては、隣接する分割片75、75の切欠部76、77どうしが互いに重なり合うことにより、隣接する分割片75、75間に周方向の隙間が形成されることはない。しかし、分割片75を組み合わせた際に、切欠部76、77間に軸方向の隙間bが形成されてしまうため、この隙間bから流体の漏れが発生するおそれがある。また、隣接するブラシ片間に周方向の隙間cが形成されてしまうため、この隙間cから流体の漏れが発生するおそれがある。
【0011】
また、図20に示すブラシ型シール装置71は、図17〜図19に示すものの変形例であって、隣接する一方の分割片75の切欠部76に溝を設けて、その溝内に筒状の弾性変形可能な弾性シール80を嵌合させて、分割片75を組み合わせた際に、切欠部76、77間に弾性シール80が介在するように構成したものである。
【0012】
このような構成のブラシ型シール装置71にあっては、隣接する分割片75、75の切欠部76、77どうしが互いに重なり合うことにより、隣接する分割片75、75間に周方向の隙間が形成されることはない。また、切欠部76、77間に弾性シール80が介在しているので、切欠部76、77間に軸方向の隙間が形成されることもない。しかし、隣接するブラシ片79、79間に周方向の隙間cが形成されてしまうため、この隙間cから流体の漏れが発生するおそれがある。
【0013】
さらに、図21〜図23に示すブラシ型シール装置81は、各分割片85の周方向の両端部に周方向に開口するスリット86を設けて、分割片85を組み合わせた際に、隣接する分割片85、85のスリット86、86間に邪魔板95を挿入するように構成したものである。
【0014】
このような構成のブラシ型シール装置81にあっては、邪魔板95によって隣接する分割片85、85間の周方向の隙間を塞ぐことはできるものの、隣接するブラシ片89、89間に周方向の隙間cが形成されてしまうため、この隙間cから流体の漏れが発生するおそれがある。
【0015】
さらに、図24及び図25に示すブラシ型シール装置101は、隣接する分割片間105、105に筒状の弾性変形可能な弾性シール110を溶接、接着等の方法によって介在させたものである。
【0016】
このような構成のブラシ型シール装置101にあっては、弾性シール110によって隣接する分割片105、105間の周方向の隙間を塞ぐことはできるものの、隣接するブラシ片109、109間に周方向の隙間cが形成されてしまうため、この隙間cから流体の漏れが発生するおそれがある。
【0017】
この発明は前記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、隣接する分割片間の周方向及び軸方向の隙間を完全になくすことができるとともに、隣接するブラシ片間の周方向の隙間も完全になくすことができ、これによりシール性を大幅に向上させることができるブラシ型シール装置を提供することを目的とするものである。
【0018】
【問題点を解決するための手段】
上記の問題点を解決するためにこの発明は、2つ以上の分割片を組み合わせることで全体が環状に形成される保持部材と、複数本の細線を束ねたブラシ片とを具え、前記保持部材の各分割片に前記ブラシ片が取り付けられ、前記保持部材の分割片を組み合わせた際に、ブラシ片全体で全体が環状のブラシが形成されるようになっているブラシ型シール装置において、前記ブラシ片の隣り合う連結面が軸方向へ同一位置に配列されていると共に、前記ブラシ片同士の細線を介して接合した連結部を有するように構成されるもので、前記保持部材の各分割片の周方向の両端部には軸方向上流側に開口する切欠部を設けるとともに、該切欠部内にブラシ片の連結端部面を位置させ、前記保持部材の分割片を組み合わせた際に、隣接する分割片の切欠部間に、複数本の細線を束ねたブラシ片を有する接続部材を、ブラシ片が各分割片側のブラシ片の連結端部面に軸方向に重なり合うように取り付けた手段を採用したものである。
また、2つ以上の分割片を組み合わせることで全体が環状に形成される保持部材と、複数本の細線を束ねたブラシ片とを具え、前記保持部材の各分割片に前記ブラシ片が取り付けられ、前記保持部材の分割片を組み合わせた際に、ブラシ片全体で全体が環状のブラシが形成されるようになっているブラシ型シール装置において、前記ブラシ片の隣り合う連結面が軸方向へ同一位置に配列されていると共に、前記ブラシ片同士の細線を介して接合した連結部を有するように構成されるもので、前記保持部材の各分割片の周方向の両端部に周方向に開口するスリットを設けるとともに、該スリット内にブラシ片の周方向の連結端部面を位置させ、前記保持部材の分割片を組み合わせた際に、隣接する分割片のスリット間に、複数本の細線を束ねたブラシ片を有する接続部材を、ブラシ片が各分割片側のブラシ片の連結端部面に軸方向に重なり合うように取り付けた手段を採用したものである。
【0019】
【作用】
この発明は前記のような手段を採用したことにより、隣接する分割片の切欠部間に、ブラシ片を有する接続部材を取り付けることにより、隣接する分割片のブラシ片間の周方向の隙間がなくなる。また、隣接する分割片のスリット間に、ブラシ片を有する接続部材を取り付けることにより、隣接する分割片のブラシ片間の周方向の隙間がなくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示すこの発明の実施の形態について説明する。図1〜図3には、この発明によるブラシ型シール装置の第1の実施の形態が示されていて、このブラシ型シール装置11は、バックプレート13とサイドプレート14からなる保持部材12と、保持部材12に取り付けられるブラシ18とから構成されている。
【0021】
保持部材12は、2つ以上の円弧状の分割片15を組み合わせることによって全体が環状に形成されるものであって、各分割片15の周方向の両端面は保持部材12の中心線に対して所定の角度で傾斜する傾斜面に形成されている。
【0022】
各分割片15には、金属材、合成樹脂材、セラミックス材、複合材等からなる細線を複数本束ねてその外周端部を固定金具20で固定して円弧状に形成したブラシ片19が、その外周縁部をバックプレート13とサイドプレート14との間で挟持されることで、取り付けられるようになっている。
【0023】
このブラシ型シール装置11は、保持部材12の分割片15のバックプレート13をサイドプレート14よりも長く形成して、サイドプレート14の両端に軸方向に開口する切欠部17、17をそれぞれ形成するとともに、隣接する分割片15、15の切欠部17、17間に接続部材21を設けるように構成したものである。
【0024】
接続部材21は、板状のガイドプレート22と、ガイドプレート22の内側に設けられる複数本の細線を束ねてその外周端部を固定金具23で固定して円弧状に形成したブラシ片24とからなるものであって、ブラシ片24は、固定金具23をガイドプレート22の内側の溝部22aに嵌合させることでガイドプレート22に固定されるようになっている。
【0025】
そして、上記のように構成した接続部材21を隣接する分割片15、15の切欠部17、17間に設けることで、隣接する分割片15、15のブラシ片19、19間の周方向及び軸方向の隙間が接続部材21側のブラシ片24によって塞がれるとともに、使用時においては、接続部材21が上流側の流体の圧力によってさらに強く分割片15、15側に押圧されることになるので、隣接する分割片15、15のブラシ片19、19間の周方向及び軸方向の隙間が完全になくなり、その隙間を介しての流体の漏れを完全に阻止することができるものである。
【0026】
図4には、この発明によるブラシ型シール装置の第2の実施の形態が示されていて、このブラシ型シール装置11は、隣接する分割片15、15の切欠部17、17間に、前記第1の実施の形態の接続部材21と同様の構成の接続部材21を設けるとともに、接続部材21のガイドプレート22を板ばね25を介して両分割片15、15の切欠部17、17間に架設するように構成したものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
【0027】
そして、この実施の形態に示すブラシ型シール装置11にあっても、前記第1の実施の形態に示すものと同様に、隣接する分割片15、15のブラシ片19、19間の周方向及び軸方向の隙間が接続部材21側のブラシ片24によって塞がれるとともに、使用時においては、接続部材21が上流側の流体の圧力によってさらに強く分割片15、15側に押圧されることになるので、隣接する分割片15、15のブラシ片19、19間の周方向及び軸方向の隙間が完全になくなり、その隙間を介しての流体の漏れを完全に阻止することができるものである。さらに、接続部材21のガイドプレート22を板ばね25を介して両分割片15、15間に架設するようにしたので、接続部材21を両分割片15、15間に安定して保持することができ、長期的に安定したシール性を発揮することができることになる。
【0028】
図5〜図8には、この発明によるブラシ型シール装置の第3の実施の形態が示されていて、このブラシ型シール装置31は、各分割片35の両端部のサイドプレート34側にそれぞれスリット37を設けて、隣接する分割片35、35のスリット37、37間に接続部材41を設けるように構成したものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
【0029】
接続部材41は、複数本の細線を束ねてその外周端部を固定金具43で固定して円弧状に形成したブラシ片44を有するものであって、ブラシ片44をスリット37、37内に挿入した状態で、外周端部の固定金具43を両分割片35、35のバックプレート33の溝部33aとサイドプレート34の溝部34aとの間に嵌合させることで、両分割片35、35間に固定されるものである。
【0030】
そして、このように隣接する分割片35、35のスリット37、37間にブラシ片44を有する接続部材41を取り付けることによって、隣接する分割片35、35のブラシ片39、39間の周方向及び軸方向の隙間が接続部材41のブラシ片44によって塞がれるとともに、使用時においては、接続部材41が上流側の流体の圧力によってさらに強く分割片35、35側に押圧されることになるので、隣接する分割片35、35のブラシ片39、39間の周方向及び軸方向の隙間が完全になくなり、その隙間を介しての流体の漏れを完全に阻止することができるものである。
【0031】
図9〜図12には、この発明によるブラシ型シール装置の第4の実施の形態が示されていて、このブラシ型シール装置31は、接続部材41を、複数本の細線を束ねて外周端部を固定金具43で固定して円弧状に形成したブラシ片44と、ブラシ片44の幅方向の両面を挟持する2枚の板状の薄板45、45とで構成したものであって、その他の構成は前記第3の実施の形態に示すものと同様である。
【0032】
そして、この実施の形態に示すものにあっても、前記第3の実施の形態に示すものと同様に、隣接する分割片35、35のブラシ片39、39間の周方向及び軸方向の隙間が接続部材41のブラシ片44によって塞がれるとともに、使用時においては、接続部材41が上流側の流体の圧力によってさらに強く分割片35、35側に押圧されることになるので、隣接する分割片35、35のブラシ片39、39間の周方向及び軸方向の隙間が完全になくなり、その隙間を介しての流体の漏れを完全に阻止することができるものである。さらに、接続部材41のブラシ片44を2枚の薄板45、45で挟持しているので、ブラシ片44を束ねた状態に安定して保持することができることになり、長期的に安定したシール性を発揮することができることになる。
【0033】
図13には、この発明によるブラシ型シール装置の第5の実施の形態が示されていて、このブラシ型シール装置31は、接続部材41の薄板45と分割片35との間に弾性変形可能なバネ部材46を設けたものであって、その他の構成は前記第4の実施の形態に示すものと同様である。
【0034】
そして、この実施の形態に示すものにあっても、前記第4の実施の形態に示すものと同様に、隣接する分割片35、35のブラシ片39、39間の周方向及び軸方向の隙間が接続部材41のブラシ片44によって塞がれるとともに、使用時においては、接続部材41が上流側の流体の圧力とバネ部材46のばね力との協働によってさらに強く分割片35、35側に押圧されることになるので、隣接する分割片35、35のブラシ片39、39間の周方向及び軸方向の隙間が完全になくなり、その隙間を介しての流体の漏れを完全に阻止することができるものである。
【0035】
【発明の効果】
この発明は請求項1のように構成したことにより、保持部材の分割片を組み合わせた際に、隣接する分割片のブラシ片間の隙間が、隣接する分割片の切欠部間に取り付けた接続部材のブラシ片によって塞がれることになる。さらに、請求項2のように構成したことにより、保持部材の分割片を組み合わせた際に、隣接する分割片のブラシ片間の隙間が、隣接する分割片のスリット間に取り付けた接続部材のブラシ片によって塞がれることになる。したがって、隣接する分割片間の周方向及び軸方向の隙間を完全になくすことができるとともに、隣接する分割片のブラシ片間の周方向及び軸方向の隙間を完全になくすことができることになるので、これらの隙間を介しての流体の漏れがなくなり、シール性を大幅に高めることができることになる。さらに、使用中においては、上流側からの流体の圧力によって、分割片の切欠部内のブラシ片間に接続部材のブラシ片が押圧され、又は分割片のスリット内のブラシ片間に接続部材のブラシ片が押圧されることになるので、さらにシール性が高められることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるブラシ型シール装置の第1の実施の形態を示した部分拡大平面図である。
【図2】図1に示すもののB−B線断面図である。
【図3】図1に示すものの下面図(内周側から見た説明図)である。
【図4】この発明によるブラシ型シール装置の第2の実施の形態を示した下面図(内周側から見た説明図)である。
【図5】この発明によるブラシ型シール装置の第3の実施の形態を示した部分拡大平面図である。
【図6】図5に示すもののC−C線断面図である。
【図7】図5に示すものの下面図(内周側から見た説明図)である。
【図8】接続部材の説明図である。
【図9】この発明によるブラシ型シール装置の第4の実施の形態を示した部分拡大平面図である。
【図10】図9に示すもののD−D線断面図である。
【図11】図9に示すものの下面図(内周側から見た説明図)である。
【図12】接続部材の説明図である。
【図13】この発明によるブラシ型シール装置の第5の実施の形態を示した下面図(内周側から見た説明図)である。
【図14】従来のブラシ型シール装置の第1の例を示した部分拡大平面図である。
【図15】図14に示すもののE−E線断面図である。
【図16】図14に示すものの下面図(内周側から見た説明図)である。
【図17】従来のブラシ型シール装置の第2の例を示した部分拡大平面図である。
【図18】図17に示すもののF−F線断面図である。
【図19】図17に示すものの下面図(内周側から見た説明図)である。
【図20】従来のブラシ型シール装置の第3の例を示した下面図(内周側から見た説明図)である。
【図21】従来のブラシ型シール装置の第4の例を示した部分拡大平面図である。
【図22】図21に示すもののG−G線断面図である。
【図23】図21に示すものの下面図(内周側から見た説明図)である。
【図24】従来のブラシ型シール装置の第5の例を示した部分拡大平面図である。
【図25】図24に示すものの下面図(内周側から見た説明図)である。
【符号の説明】
11、31、51、71、81、101……ブラシ型シール装置
12、32、52、72、82、102……保持部材
13、33、53、73、83、103……バックプレート
14、34、54、74、84、104……サイドプレート
15、35、55、75、85、105……分割片
7、17、76、77……切欠部
18、38、58、78、88、108……ブラシ
19、24、39、44、59、79、89、109……ブラシ片
20、23、40、43、60……固定金具
21、41……接続部材
22……ガイドプレート
22a、33a、34a……溝部
25……板ばね
37、86……スリット
45……薄板
46……ばね部材
65……ハウジング
70……回転軸
80、110……弾性シール
95……邪魔板
a、b、c……隙間
Claims (2)
- 2つ以上の分割片を組み合わせることで全体が環状に形成される保持部材と、複数本の細線を束ねたブラシ片とを具え、前記保持部材の各分割片に前記ブラシ片が取り付けられ、前記保持部材の分割片を組み合わせた際に、ブラシ片全体で全体が環状のブラシが形成されるようになっているブラシ型シール装置において、
前記ブラシ片の隣り合う連結面が軸方向へ同一位置に配列されていると共に、前記ブラシ片同士の細線を介して接合した連結部を有するように構成されるもので、
前記保持部材の各分割片の周方向の両端部には軸方向上流側に開口する切欠部を設けるとともに、該切欠部内にブラシ片の連結端部面を位置させ、前記保持部材の分割片を組み合わせた際に、隣接する分割片の切欠部間に、複数本の細線を束ねたブラシ片を有する接続部材を、ブラシ片が各分割片側のブラシ片の連結端部面に軸方向に重なり合うように取り付けたことを特徴とするブラシ型シール装置。 - 2つ以上の分割片を組み合わせることで全体が環状に形成される保持部材と、複数本の細線を束ねたブラシ片とを具え、前記保持部材の各分割片に前記ブラシ片が取り付けられ、前記保持部材の分割片を組み合わせた際に、ブラシ片全体で全体が環状のブラシが形成されるようになっているブラシ型シール装置において、
前記ブラシ片の隣り合う連結面が軸方向へ同一位置に配列されていると共に、前記ブラシ片同士の細線を介して接合した連結部を有するように構成されるもので、
前記保持部材の各分割片の周方向の両端部に周方向に開口するスリットを設けるとともに、該スリット内にブラシ片の周方向の連結端部面を位置させ、前記保持部材の分割片を組み合わせた際に、隣接する分割片のスリット間に、複数本の細線を束ねたブラシ片を有する接続部材を、ブラシ片が各分割片側のブラシ片の連結端部面に軸方向に重なり合うように取り付けたことを特徴とするブラシ型シール装置。
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