JP2002267023A - ブラシシール装置 - Google Patents
ブラシシール装置Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
- F16J15/32—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
- F16J15/3284—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings characterised by their structure; Selection of materials
- F16J15/3288—Filamentary structures, e.g. brush seals
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Abstract
は、設計仕様変更したときに簡単にブラシシールのみを
ブラシシール装置から着脱自在に取り出すと共に、正確
に取り付けるを可能にすることにある。 【解決手段】 剛毛4を取付部3と結合し、この取付部
3を着脱自在にして嵌合固定する組合本体6、10の一
対の結合部5A、5Bに取り付けさせると共に、着脱自
在な連結手段により組合本体を締結して組合本体とブラ
シシールを着脱自在に組み立てるものである。
Description
成部品間をブラシシールの仕切によりシールするブラシ
シール装置に関する。特に、ブラシシール装置にブラシ
シールを簡単に取り付け、取り外し可能にし、設計変更
仕様に対応し、又はブラシシールの寿命に対応してブラ
シシールを簡単に交換可能にするブラシシール装置に係
わるものである。
示すブラシシール装置100が存在する。図14は、取
り付け用途として、例えば、蒸気タービンのロータ13
0とケーシング140との間に取り付けられたブラシシ
ール装置100の断面図である。又、図15は、図14
に示すブラシシール109を拡大した断面図である。
109はシールセグメント110に一体に取り付けられ
てブラシシール装置100を構成している。このシール
セグメント110には、ブラシシール109の両側にラ
ビリンスシール歯111が設けられている。そして、こ
のブラシシール109とラビリンスシール歯111と
が、ロータ130との協働作用により、蒸気タービンの
タービン領域においてタービンのロータ130と円周方
向に囲むケーシング140との間で蒸気経路に漏洩が生
じないようにシールするものである。その結果、蒸気の
漏洩による蒸気タービンの効率の低下を防止するもので
ある。
果のあるブラシシール109は、ラビリンスシール歯1
11など複雑に加工されたシールセグメント110に一
体に固着されている。このために、ブラシシール109
は、図15に示すように剛毛101が背板102と保持
板103との間で三者の外周面をほぼ同一にして溶接さ
れた溶接部104により一体化されている。また、剛毛
101は、図15の断面に示すように、複数本を積層状
態にし、ある厚さに形成しながら周方向に沿って密集状
態に配置されている。このために背板102と保持板1
03との間に配置して三者一体化のための溶接を施さね
ばならない。このため三者の位置決め結合が困難にな
る。そして、剛毛101は背板102の内周端面より設
定された長さに突出形成してロータ130の外周面に対
面させなければならないので、寸法を出して溶接するた
めの作業に手間がかかる。
高温において高い降伏強度を有する材料、例えばニッケ
ル合金などで構成されている。このために加工などの点
でコスト高になるおそれがある。更に、この背板102
と保持板103の材質は、ブラシシール装置100が使
用されるべき特定の適用分野に応じて変更させられる。
つまり、被密封流体の種類又は温度などに伴い設計仕様
の変更が生じる。
シール装置100の断面図である。図16に於いて、剛
毛101の構成は図15の構成とほぼ同一である。異な
る点は、背板102と保持板103の形状がケーシング
140に取り付けられる様に取付用係合部106に形成
されている。そして、剛毛101は、背板102と保持
板103との間で三者とも外周端部が溶接により接合さ
れた溶接部104を形成している。このため、背板10
2と保持板103とに設けられる取付用係合部106な
どの加工が複雑になると共に、背板102と保持板10
3の取付用係合部106の位置と剛毛101の内周自由
端面105の位置を正確に溶接することが困難である。
たブラシシール装置100は、ブラシシール109の摩
耗に応じて交換するときに、ブラシシール装置100全
体を交換しなければならないので、多数のブラシシール
装置100の製作及びブラシシール装置100の交換作
業に多大のコストを費やすことになる。
持板103との間に壁状に配列して金属溶接により背板
102と保持板103とに取付られるブラシシール装置
100は、多数個を製作する場合に、剛毛101を配列
して取付るのに困難をきたすと共に、背板102と保持
板103との間で剛毛101を溶接により一体化するの
で寸法精度が低下する。このために、ブラシシール装置
100を取付けるときの位置決めが困難になる問題があ
る。
れたものであって、その技術的課題は、ブラシシールの
みを交換可能にして、背板と保持板とを交換せずに使用
できるようにして、製作コストを低減することにある。
に、ブラシシールのみを交換するようにして、ブラシシ
ール装置の交換時の取付精度を向上させることにある。
又、ブラシシールと背板及び保持板とを着脱自在にして
製作精度を向上させることにある。更に、ブラシシール
のみ製作し、背板と保持板とを必要最低個数におさえ、
部品管理を容易にすることにある。
技術的課題を解決するために成されたものであって、そ
の解決するための手段は、以下のように構成されてい
る。
置は、間隙を有して相対移動する構成部品間の一方の部
品に取り付けられていると共に自由端面が他方の部品の
相対面と対向して前記両部品間をシールする剛毛(4)
を有したブラシシール装置であって、前記剛毛(4)を
配列して壁状に形成された一端列部を固着する取付部
(3)と、前記取付部(3)に対し着脱自在に係合して
嵌合固定する一方の結合部(5A)を有すると共に前記
剛毛(4)が被密封流体の圧力を受けたときに支持する
支持面(7)を有した背板部(6)と、前記背板部
(6)と一対を成して前記取付部(3)に対し着脱自在
に係合して嵌合固定する他方の結合部(5B)を有した
保持板部(10)と、前記保持板部(10)と前記背板
部(6)との間に前記取付部(3)を挟んで前記背板部
(6)と前記保持板部(10)とを着脱自在に締結する
連結手段(15)とを、有するものである。
置では、剛毛と結合した取付部が両結合部に対し、着脱
自在に嵌合固定してブラシシールを位置決めする構成で
あるから、取付部に微少な変形があっても結合部により
変形を修正して、正確に位置決め寸法を出すことが可能
になる。
結手段を解除すれば、ブラシシールを分解することが可
能になるから、新品と交換することができてシール能力
を発揮させることができる。更に、多数の背板部及び保
持板部を製作しなくとも良いから、高価な材質であって
も、背板部及び保持板部は、取り付けられる一方の構成
部品と熱膨張係数が同一な材質に適合させることがで
き、取付嵌合間に膨張による異常な変形がないから、取
付精度を向上させることが可能になる。
置は、前記取付部が一対の前記一方の結合部と前記他方
の結合部に固定されると共に取付部側剛毛が背板部と保
持板部に係合狭持されて保持された形状に形成されてい
るものである。
では、剛毛と一体の取付部は、一対の結合部により両側
から固定されると共に剛毛の付け根が背板部と保持板部
とにより保持されているから、ブラシシールは簡単に取
り付けされ、且つ、ブラシシールも被密封流体の圧力を
受けても簡単には変動したり、変形することがない。し
かも、背板部に取付部を係合させてから保持板部で狭持
するようにして保持し、連結手段により締結すればよい
から、一体型、又は分割されたブラシシールであっても
正確に取付が可能になる。
置は、前記連結手段(15)がボルト締結に形成されて
前記背板部(6)及び保持板部(10)の材質よりも熱
膨張係数が小さい材質により構成されているものであ
る。
置では、ガスタービン等に取り付けられて、背板部及び
保持板部が熱膨張を受けても、連結手段の材質が背板部
及び保持板部の材質より熱膨張係数が小さいから背板部
及び保持板部の緩みを引き締めることができる。
置は、前記取付部(3)が前記背板部(6)及び保持板
部(10)の材質よりも熱膨張係数が大きい材質により
構成されているものである。
置では、取付部が背板部および保持板部の材質より熱膨
張係数が大きいから、温度が上昇しても背板部と保持板
部とに圧着してブラシシールの緩みを防止し、ブラシシ
ールの取付位置が他方の構成部品(例えば、回転軸)と
不具合になることが防止できる。
のブラシシール装置を図面に基づいて詳述する。
を示すブラシシール装置1をケーシング50と回転軸6
0との間でケーシング50のチャンネル55に取り付け
た状態の断面図である。又、図2は、図1のブラシシー
ル装置1を構成部品ごとに分解した状態の断面図であ
る。
る。ブラシシール装置1は、例えば、ガスタービンであ
るケーシング50のチャンネル55内に装着されいる。
このチャンネル55には、両側面にブラシシール装置1
の案内部8,9と係合して設定値以上の移動を阻止する
第1のストッパ56と第2のストッパ57が設けられて
いる。そして、ケーシング50内の作動流体経路をブラ
シシール装置1により仕切り高圧領域51と低圧領域5
2とを密封するものである。
図2に示すように、ブラシシール2、背板部6、保持板
部10及び連結手段15から構成されている。更に、ブ
ラシシール2は、剛毛4と取付部3とが主要な構成であ
る。そして、剛毛4は鋼線束を壁状に形成され、取付部
3はその外周端部を列になるように一体に結合して外形
が取り付け可能に形成されている。この取付部3は単純
な形であるために、剛毛4を取り付けるとき、組合本体
20に正確に取り付けられるように変形しない形に結合
できる。仮に、変形しても取付部3は一対の結合部5に
嵌合して圧着され、変形が補正されて正常に位置決めさ
れる。例えば、電子ビーム溶接により剛毛4を結合する
場合でも、取付部3の溶接の熱により変形は、結合部5
により圧着に取り付けられて変形が修正されるので、正
常に位置決めされる。
3と係合する一方の結合部5Aが設けられている。更
に、剛毛4と対向する側面には、高圧領域51から剛毛
4に作用する流体圧力を支持する支持面7が設けられて
いる。更に又、支持面7と反対側にはケーシング50の
第1のストッパ56と係止して取り付けられる第1の案
内部8が形成されている。そして、連結手段15である
皿ビス15Aを取り付ける皿ビス用の取付孔16が外周
側の端部に等配に複数個設けられている。尚、14は皿
ビス15Aの緩み止め用の止めナットである。
持板部10には、その対向側面に取付部3と対応して係
合する他方の結合部5Bが設けられている。この対向側
面には、更に剛毛4と間隔を形成する凹面11が設けら
れている。次に、対向側面と反対の側面には第2の案内
部9が設けられている。そして、背板部6の外周側の端
部には、連結手段15である皿ビス15Aを取り付ける
皿ビス用の取付ねじ孔17と座グリ18とが取付孔16
に対応する位置に従って設けられている。
20は、ニッケル基の合金で製作するのが好ましい。し
かし、その他、鉄、鋼、非鉄合金など被密封流体の種
類、温度等の適用分野の条件により種々の材質が選定さ
れる。更に、ケーシング50の熱膨張係数に対応して選
定することも必要である。
基の合金線、セラミック材線等が利用される。例えば、
一実施例として、線径は0.05から0.51mmの範
囲のもので、長さが5から50mmの範囲のものを利用
した。更に、剛毛4の詰められた幅は、0.51から
3.81mmの範囲のものを利用した。
質より熱膨張係数(線膨張係数)を大きくすると良い。
その理由は、取付部3の膨張により組合本体を圧着して
取付部3の固着力を安定させると共に、連結手段15に
張力を付与するためである。この取付部3の材質として
は、例えば、カドミウム合金、アルミニュウム合金、ク
ロム鋼のような線膨張係数の大きい材質のものが好まし
い。又、取付部3を形状記憶合金材製にして且つ断面を
開口部側がやや狭めた形のU形状に形成し、剛毛4の端
部をU形状の溝内で保持する様に構成する。そして、こ
の取付部3の温度が上昇すれば取付部3が組合本体20
の両側のU型に対応した形の結合部を圧着するように構
成した一実施例もある。この様にすれば、取付部は組合
本体の結合すると共に、開口部で剛毛を狭持することが
できる
部10からなる組合本体20の両側から内部にブラシシ
ール2を狭持しながら締結するものである。この連結手
段15は、皿ビス15Aであって、その材料は、組合本
体20より線膨張係数が小さい材質が好ましい。例え
ば、鋼などが使用されるが、好ましくは、タングステン
鋼、モリブデン鋼などである。
数が大きいから取付部3の材料として好ましい。又、高
温溶融金属程その線膨張係数は小さいから連結手段15
として好ましい材料である。この線膨張係数の関係と、
被密封流体に対する特性との関係を加味して連結手段1
5,取付部3等はその材質を選定する。
1は、図1に示すようにして組み立てられる。すなわ
ち、ブラシシール2は取付部3が背板部6の一方の結合
部5Aに係合されると共に、保持板部10の他方の結合
部5Bに係合して両部5により狭持する。そして、皿ビ
ス15Aを取付ねじ孔17に螺合し、締め付けて一体化
する。この緩み止めは、止めナット14により行われ
る。
の取付部3を背板部6の一方の結合部5Aに係合させて
保持し、保持板部10の他方の結合部5Bを対向状態に
係合して狭持し、皿ビス14により締め付ければ組立完
了である。そして、ブラシシール装置1をケーシング5
0に取り付ければ、回転軸60に対して正確に位置決め
される。剛毛4の自由端19は回転軸60と接触又は近
接状態に配置され、高圧領域51の被密封流体をシール
する。
ブラシシール装置の断面図である。図3に於いて、ブラ
シシール2は、図1の構成と類似する。又、背板部6
は、図1に示す第1の案内部8が設けられていない以外
はほぼ同一形状である。更に保持板部10は、図1に示
し凹部11側が切断された形の短形に形成されている。
そして、被密封流体が剛毛4へ直接に作用するような形
に構成されている。
部3はクロム鋼で製作されており、この取付部3の取付
孔に束状の剛毛4が嵌着している。そして、取付部3が
背板部6と保持板部10との一対の結合部5に係合して
狭持され、タングステン鋼で製作された皿ビス15Aが
取付ねじ17に螺合して締め付けられ全体部品を一体化
する。そして、緩み止め用の止めナット14により皿ビ
ス14の緩み止めは防止される。尚、以下に示す図の構
成部品に付した符号の説明は、図1において説明したも
のと対応することに注意されたい。
すブラシシール装置1の断面図である。図4に於いて、
ブラシシール2と背板部6と保持板部10との構成は、
図3に於けるブラシシール2と背板部6と保持板部10
との構成とほぼ同一である。そして、背板部6には取付
ねじ孔17が設けられており、保持板部10には取付孔
16が設けられている。この様に構成された各構成部品
は、六角穴付きボルト15Bが取付ねじ孔17に螺合
し、締め付けられて一体に組み立てられている。
すブラシシール装置1の断面図である。図5に於いて、
図4のブラシシール装置1と連結手段15を除いてほぼ
同一構成である。図15のブラシシール装置1では連結
手段15がワイヤ15Wにより締結されているものであ
る。すなわち、背板部6と保持板部10との外周側の端
部には、等配に貫通孔22が設けられており、この貫通
孔22にワイヤ15Wを通して縛り付けて締結されたも
のである。ブラシシール装置1を分解するときには、ワ
イヤ15Wを切断して分解する。そして、組み立てると
きには、再度ワイヤ16Wにより締結する。
すブラシシール装置1の断面図である。図6は、図5の
ワイヤ15Wを除いてほぼ同一である。図6に於いて
は、図5に示す外周側の端部に等配に設けられた貫通孔
22に対し、この貫通孔22より大径に形成した貫通孔
22にノックピン15Pを打ち込んで、背板部6と保持
板部10との間にブラシシール2を狭持しながら三者を
一体化したものである。この背板部6と保持板部10の
接合面の外周には、等配にくさび状の切欠23が設けら
れており、両部品を分解するときには、この切欠23に
くさびを打ち込むと簡単に分解できる。又、組み立てる
ときには、背板部6又は保持板部10に固着されている
ピン15Pを打ち込めば、剛毛4を挟んで簡単に両者を
結合することができる。
すブラシシール装置1の断面図である。図7に示すブラ
シシール装置1は、背板部6が断面L型に形成されてお
り、断面矩形状の保持板部10が背板部6の内周面6A
に嵌合する形でブラシシール2を狭持している。そし
て、保持板部10が内周面6Aから離脱しないように背
板部6の内周面6Aに設けられている止め溝12に穴用
スナップリング15Sを係止している。このスナップリ
ング15Sは、内周側に縮径すれば簡単に外れるから、
ブラシシール2を交換することが可能になる。又、新品
のブラシシール2を取り付けるときには、ブラシシール
2の取付部3を一対の結合部5に係合してスナップリン
グ15Sを止め溝12に係止すれば簡単に組み立てるこ
とが可能になる。
すブラシシール装置1の断面図である。図8に於いて、
ブラシシール2と背板部6と保持板部10は、貫通孔2
2がない点を除いては、図6に示す構成とほぼ同一であ
る。そして、ブラシシール2を狭持したこの組合本体2
0の外周部を断面コ字型の結合具25により結合するも
のである。この結合具25の締結は、結合具25の内周
端部のカシメ部26を保持板部10の傾斜したカシメ面
24にカシメて係止させる。この結合具25は外周に沿
って等配に設けられる。又は、ブラシシール2が分割型
の場合には、カシメ具25をリング形状にして組合本体
20の外周を保持し、上述と同様にしてカシメれば良い
ことは明らかである。
すブラシシール装置1の断面図である。図9は、図1に
示すブラシシール装置1と連結手段15を除いては、ほ
ぼ同一構成である。図9では、皿ビス15Aを用いて背
板部6に設けられている取付ねじ孔17に螺合し、締め
付けて結合したものである。尚、保持板部10には取付
孔16が設けられ、皿ビス15Aが貫通して背板部6の
取付孔16に螺合する。
示すブラシシール装置1の断面図である。図10では、
図9に示すブラシシール装置1に対し、連結手段15を
除いてはほぼ同一構成である。図10の連結手段15は
ボルト15Cとナット13により組合本体20を締結す
るものである。この締結は、タングステン鋼材製のボル
ト15Cが背板部6の取付ねじ孔17とナット13によ
りダブルに螺合して組合本体20を互いに締め付けると
共に、ねじロックされているものである。このブラシシ
ール装置1の締結方法は、強力に締結されるものであっ
て、大型のブラシシール装置1等に採用される。
示すブラシシール装置1の断面図である。図11のブラ
シシール装置1では、図10のボルトの代わりにモリブ
デン鋼材製の皿ビス15Aを用いて組合本体20を締結
するものである。この場合も組合本体20の結合面を強
力に締結することができる。尚、第8及ぶ第9の実施例
のブラシシール装置1はケーシング50に装着するとき
にボルト15Cの頭部及びナット13をガイドにするこ
とができる。
を示すブラシシール装置1の断面図である。図12のブ
ラシシール装置1では、図11の連結手段15を除いて
は、ほぼ同一構成である。この連結手段15は、断面コ
の字状に形成された半円形のリングを2個抱き合わせて
内周側の何カ所かのカシメ部26を組合本体20の傾斜
したカシメ面24にカシメて締結するものである。この
カシメ部26は等配に3カ所又は4カ所カシメるもので
あるから、カシメ部26を鏨ではつれば、組合本体20
が分解されて摩耗したブラシシール2を新品と交換可能
にすることができる。
を示すブラシシール装置1の断面図である。図13のブ
ラシシール装置1では、図3の連結手段15を除いて
は、ほぼ同一構成である。この連結手段15は、リベッ
ト15Rにより締結されているものである。このリベッ
ト15Rの材質は、ステンレス、アルミニウム、銅等が
用いられて組合本体20を分解するときには、加工しや
すいリベットのカシメた頭部15RHをドリル加工又は
フライス加工により切り落とすと、簡単に分離すること
が可能になる。そして、再度、組み立てるときには、ブ
ラシシール2を組合本体20に狭持してリベットをカシ
メれば組立完了となる。このために、剛毛4を組立ごと
に組合本体20に溶接して取り付けることが不要にな
る。又、組立本体20は、再利用ができるから、取付寸
法精度も変化せずに正常に取り付けられる。
下のような効果を奏する。請求項1に係わる本発明のブ
ラシシール装置によれば、背板部と保持板部との1対の
結合部にブラシシールの取付部が嵌合固定されて着脱自
在な連結手段を用いて結合しているので、ブラシシール
が摩耗すれば連結手段を解除して、簡単に新品のブラシ
シールと交換することができると共に、嵌合固定により
正確に位置決め取り付けされる効果を奏する。
たことは、組合本体をケーシングの材質、熱的条件、腐
食条件等の条件に適合させる設計が可能になり、同時
に、ブラシシールの設計も組合本体とは別個な条件で性
能を向上させる設計を可能とする効果を奏する。
ら、機械的結合が可能であり、結合のための溶接等の熱
による不具合がなく、仮に多少の変形があっても結合部
により変形が修正される。更に、ブラシシールのみの交
換可能は、組合本体の交換を不要にするから、高価な組
合本体のコストを低減できる効果を招来する。
置によれば、ブラシシールの取付部を1対の結合部に正
確に係止させて組み立てる構成のために、両者の位置決
めは確実に決定され、且つ、組合本体は交換不要である
から、ブラシシールと回転軸との位置決めも必然的に決
定されて取り付け交換が簡単になる。
シシール装置によれば、ガスタービン等に採用したとき
に、熱的作用を受けて連結手段の緩みが惹起するが、熱
膨張係数の相違により一方が押圧力を発生させるので、
部品間の緩みを効果的に防止する。
置をケーシングと回転軸との間に取り付けた断面図であ
る。
図である。
置の断面図である。
置の断面図である。
置の断面図である。
置の断面図である。
置の断面図である。
置の断面図である。
置の断面図である。
装置の断面図である。
装置の断面図である。
ル装置の断面図である。
ル装置の断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 間隙を有して相対移動する構成部品間の
一方の部品に取り付けられていると共に自由端面が他方
の部品の相対面と対向して前記両部品間をシールする剛
毛を有したブラシシール装置であって、前記剛毛を配列
して壁状に形成された一端列部を固着する取付部と、前
記取付部に対し着脱自在に係合して嵌合固定する一方の
結合部を有すると共に前記剛毛が被密封流体の圧力を受
けたときに支持する支持面を有した背板部と、前記背板
部と一対を成して前記取付部に対し着脱自在に係合して
嵌合固定する他方の結合部を有した保持板部と、前記保
持板部と前記背板部との間に前記取付部を挟んで前記背
板部と前記保持板部とを着脱自在に締結する連結手段と
を、有することを特徴とするブラシシール装置。 - 【請求項2】 前記取付部は一対の前記一方の結合部と
前記他方の結合部に固定されると共に取付部側剛毛が背
板部と保持板部に係合狭持されて保持された形状に形成
されていることを特徴とする請求項1に記載のブラシシ
ール装置。 - 【請求項3】 前記連結手段はボルト締結に形成されて
前記背板部及び保持板部の材質よりも熱膨張係数が小さ
い材質により構成されていることを特徴とする請求項1
に記載のブラシシール装置。 - 【請求項4】 前記取付部は前記背板部及び保持板部の
材質よりも熱膨張係数が大きい材質により構成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載のブラシシール装
置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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