JP3691000B2 - 軸シール機構及びガスタービン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスタービン,蒸気タービン,圧縮機,水車,冷凍機,ポンプなどの大型流体機械の回転軸等に用いて好適な、軸シール機構に関する。
また、本発明は、高温高圧のガスをタービンに導いて膨張させ、ガスの熱エネルギーを機械的な回転エネルギーに変換して動力を発生させるガスタービンに関し、特にその回転軸に適用される軸シール機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、流体機械の回転軸等において、静止側と回転側との間の環状隙間より、高圧側から低圧側に向かって作動流体が漏洩するのを防止することを主な目的として、軸シール機構が用いられている。この軸シール機構としては、ラビリンスシールやブラシシールがあり、それぞれ以下に説明する構造を備えている。
【0003】
まず、図20に示すラビリンスシールは、静止側1と回転側2との間の隙間である環状空間を埋めるように配置固定されており、回転側2とフィン3との隙間4を狭めることにより、高圧側5から低圧側6へ流れる流体の流路面積を小さくし、さらに、圧損抵抗の大きい流路7を形成するように構成されている。このような構成により、高圧側5から低圧側6に向かって漏洩する流体流量を低減する役目をなしている。
同様に、図21に示すブラシシールも、静止側1と回転側2との間の隙間である環状空間を埋めるように配置固定されており、そのワイヤ先端7Aを回転側2に接触させることで、静止側1と回転側2との間の隙間をなくし、実質的な流路7Bを、ワイヤ先端7A間を通過するもののみとすることで、高圧側5から低圧側6に向かって漏洩する流体流量を大幅に低減することが可能となっている。
【0004】
このブラシシールを参考として、軸シール機構を正面より見た全体構成の一例を図22(a),(b)に示す。なお、図22(a)は、図21の矢視Aより見た正面図であり、図22(b)は、図22(a)のB−B矢視図である。これら図22(a),(b)に示すように、ブラシシールは円周方向の複数箇所において分割(同図は6分割の例を示している)されており、これら分割部分には、隙間9がそれぞれ形成されている。これら隙間8は、流体機械の作動流体が温度変化を伴う場合、軸シール機構と取付部部材との材料の違い、或いは、過渡的な温度変化の違いによる熱膨張差を許容するために必須なものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような分割構造では、各分割片8間に隙間9がそれぞれ形成され、これら隙間9が、高圧側5から低圧側6に向かって直線的に流体を通過させる流路10を形成してしまうため、この流路抵抗の低い流路10を通って漏れる漏洩量が増加し、ガスタービンとしての機械効率を低下させてしまうという問題を招来してしまうこととなる。この問題は、同様な分割構造を有する軸シール機構の全てにおいて生じうるものであり、ブラシシールに限らず、ラビリンスシールにおいても問題となることがある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、各分割部間からの漏洩量を低減し、なおかつ、軸シール機構とその取付部との間の熱膨張差を許容することができる軸シール機構及び、これを備えたガスタービンの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の請求項1に記載の軸シール機構は、回転軸と静止部との間の環状空間を通って前記回転軸の軸線方向に流れる流体を阻止し、前記軸線方向より正面視した場合に、円周方向で複数の分割部に分割されたリング状をなす軸シール機構において、前記各分割部間に、これらの間を前記軸線方向に向かう流体に対して流路抵抗を付与する流路抵抗形成部が設けられ、前記流路抵抗形成部が、向かい合う前記各分割部間を、これら分割部の内周面側の隙間も含めて覆う門型に形成された第1覆い部材であることを特徴とする。
また、請求項2に記載の軸シール機構は、回転軸と静止部との間の環状空間を通って前記回転軸の軸線方向に流れる流体を阻止し、前記軸線方向より正面視した場合に、円周方向で複数の分割部に分割されたリング状をなす軸シール機構において、前記各分割部間に、これらの間を前記軸線方向に向かう流体に対して流路抵抗を付与する流路抵抗形成部が設けられ、前記流路抵抗形成部が、向かい合う前記各分割部間から互いに接近する方向にそれぞれ突出する凸部と、これら凸部を、これら凸部の内周面側の隙間も含めて覆う門型に形成された第2覆い部材とを備えることを特徴とする。
【0008】
上記請求項1または2に記載の軸シール機構によれば、各分割部間を通って漏れ出ようとする流体には、流路抵抗形成部による流路抵抗が付与されるため、圧力損失を受けやすく、従来のような直線的な隙間流路を通る場合に比較して容易に漏れるのを防止することができるようになる。しかも、各分割部間は分離した状態を維持しているため、互いに接近離間動作することができ、これにより、このリング状の軸シール部材は、応力を生じることなくその外径寸法を拡大または収縮させることもできるようになっている。
【0009】
請求項に記載の軸シール機構は、請求項に記載の軸シール機構において、前記第2覆い部材が、互いに向かい合う前記各分割部間の外形状を一方から他方に向かって連続するように繋ぐ外形形状を有することを特徴とする。
上記請求項に記載の軸シール機構によれば、その全体外形状は、円周方向で連続した単純なリング形状をなすので、各分割部が取り付けられる静止部に対し、第2覆い部を配置するための追加加工を施さずに済む。
【0010】
請求項記載の形状測定方法は、回転軸と静止部との間の環状空間を通って前記回転軸の軸線方向に流れる流体を阻止し、前記軸線方向より正面視した場合に、円周方向で複数の分割部に分割されたリング状をなす軸シール機構において、前記各分割部間に、これらの間を前記軸線方向に向かう流体に対して流路抵抗を付与する流路抵抗形成部が設けられ、前記流路抵抗形成部が、互いに向かい合う前記各分割部間に設けられ門型に形成された凹凸嵌合部であり、これら凹凸嵌合部の凹部が、凸部の周囲を覆うことを特徴とする。
上記請求項4に記載の軸シール機構によれば、各分割部間を通って漏れ出ようとする流体には、流路抵抗形成部である凹凸嵌合部により流路抵抗が付与されるため、圧力損失を受けやすく、従来のような直線的な隙間流路を通る場合に比較して容易に漏れるのを防止することができる。しかも、各分割部間は分離した状態を維持しているため、互いに接近離間動作することができ、これにより、このリング状の軸シール部材は、応力を生じることなくその外径寸法を拡大または収縮させることもできるようになる。
【0011】
本発明の請求項5に記載のガスタービンは、圧縮機で圧縮された空気に燃料を混合して燃焼されたガスをケーシングに導き、該ケーシングの内部に回転可能に支持された回転軸の動翼に吹き付けることで前記ガスの熱エネルギーを機械的な回転エネルギーに変換して動力を発生するガスタービンにおいて、請求項1〜4のいずれかに記載の軸シール機構を備えたことを特徴とする。
上記請求項5に記載のガスタービンによれば、上記請求項1〜4のいずれかに記載の軸シール機構と同様の作用を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に係る軸シール機構及びこれを備えたガスタービンの各実施形態についての説明を以下に行うが、本発明がこれらのみに限定解釈されるものでないことは、勿論である。
【0013】
まず、図1〜図5を参照しながら第1実施形態についての説明を行う。
図1に、ガスタービンの概略構成を示す。同図において、符号20は圧縮機、符号21は燃焼器、符号22はガスタービンを示している。圧縮機20は、多量の空気をその内部に取り入れて圧縮するものである。通常、ガスタービンでは、後述する回転軸23で得られる動力の一部が、圧縮機の動力として利用されている。燃焼器21は、圧縮機20で圧縮された空気に燃料を混合して燃焼させるものである。タービン22は、燃焼器21で発生させた燃焼ガスをその内部に導入して膨張させ、回転軸23に設けられた動翼23eに吹き付けることで燃焼ガスの熱エネルギーを機械的な回転エネルギーに変換して動力を発生させるものである。
【0014】
タービン22には、回転軸23側の複数の動翼23eの他に、ケーシング24側に固定された複数の静翼24aが設けられており、これら動翼23eと静翼24aとが回転軸23の軸方向に交互に配列されている。動翼23eは、回転軸23の軸方向に流れる燃焼ガスの圧力を受けて回転軸23を回転させ、回転軸23に与えられた回転エネルギーが軸端から取り出されて利用されるようになっている。静翼24aと回転軸23との間には、高圧側から低圧側に漏れる燃焼ガスの漏れ量を低減するための軸シール機構として、リーフシール25が設けられている。
【0015】
このリーフシール25は、図2及び図3に示すように、回転軸23の軸線方向に幅を有して先端が回転軸23の周面23aに摺動し、互いに隙間30を空けて外周側基端がリーフシールケーシング24A内周面にろう付け固定された複数の可撓性を有する薄板29を、回転軸23の周方向に該回転軸23の外周をシール可能に多重に備えており、各薄板29と回転軸23の周面23aとが鋭角をなし、各薄板29の回転軸方向両側にそれぞれ低圧側側板26及び高圧側側板27が設けられた構成となっている。そして、このリーフシール25は、該リーフシール25(静止部)と、回転軸23の周面23aとの間の環状隙間空間(環状空間)を通って回転軸23の軸線方向に漏れる燃焼ガスG(流体)の流れを阻止するものであり、軸線方向より正面視した場合に、円周方向で複数(6体)の分割部40に分割(6分割)されたリング状をなしている。
【0016】
各薄板29は、回転軸23の軸方向に所定の幅を有する平板形状を有しており、回転軸23の周方向に多層に配置された構造になっている。そして、回転軸23の外周をシールすることによって回転軸23の周囲空間を高圧側領域と低圧側領域とに仕切っている。また、各薄板29の幅方向両側において、高圧側領域には前記高圧側側板27が、低圧側領域には前記低圧側側板26がそれぞれ圧力作用方向のガイド板として配置されている。
【0017】
そして、本実施形態のリーフシール25は、図2〜図4に示すように、各分割部40間に、これらの間を前記軸線方向に向かう燃焼ガスGに対して流路抵抗を付与する流路抵抗形成部として、互いに向かい合う各分割部40間を覆う接合部材41(第1覆い部材)を設けた点が特に特徴的となっている。
この接合部材41は、一方の分割部40の端部40aと、該端部40aに対向する他の分割部40の端部40bと、これら両端部40a,40b間に形成された所定寸法(例えば0.1mm〜1mm程度)の隙間c1とを覆う門形の部品であり、各薄板29が設けられた各分割部40の内周側部分を除いて、各分割部40間の接合部分を覆うことが可能となっている。
【0018】
すなわち、図5に示すように、各接合部材41は、各分割部40間の接合部分のうち、その高圧側領域及び低圧側領域に面する各側面40c,40dと重なる部分及び前記隙間c1を覆う一対の側壁41a,41bと、各外周面40eと重なる部分及び前記隙間c1を覆う外周壁41cとを備えて構成されている。
さらに同図に示すように、各接合部材41の両側壁41a,41bには、各分割部40の各側面40c,40dに形成された段差状の被係止部40c1,40d1に対して係止する段差状の係止部41a1,41b1とが形成されており、各接合部材41がリーフシール25の径方向に抜け出るのを防止することが可能となっている。なお、各側壁41a,41bと各側面40c,40dとの隙間c2としては、前記隙間c1の1/2以下の寸法(c2<0.5×c1)を採用するのが好ましく、場合によっては摺接(c2=0)させるようにしても良い。
【0019】
以上説明の本実施形態のリーフシール25によれば、各分割部40間の間を通って漏れ出ようとする燃焼ガスGには、各接合部材41による流路抵抗が付与されるため、圧力損失を受けやすく、従来のような直線的な隙間流路を通る場合に比較して容易に漏れるのを防止することができ、ガスタービンの機械効率向上を得ることが可能となる。
【0020】
すなわち、図4に示すように、高圧側領域から低圧側領域に向かって漏れ出ようとする燃焼ガスGは、下記(1)〜(3)の理由により、その漏洩量が低減可能となっている。
(1)符号a,b,c,dの4箇所を曲がるような複雑に折曲した迂回路を通らなければならないので、圧力損失が増し、漏れにくくなる。
(2)隙間c1の流路に加えて、隙間c2の流路分だけ全体流路長が長くなるので、やはり圧力損失が増し、漏れにくくなる。
(3)隙間c1よりも狭い隙間c2の流路を通らなければならないので、この部分で流路面積が絞られ、やはり圧力損失が増して漏れにくくなる。
【0021】
しかも、各分割部40間は、各隙間c1を置いて互いに分離した状態を維持しており、なおかつ、各接合部材41が各分割部40間を拘束していないので、互いに接近離間動作することができ、これにより、このリング状のリーフシール25は、応力を生じることなくその外径寸法を拡大または収縮させることもできるようになっている。
【0022】
以上説明のように、本実施形態のリーフシール25は、各分割部40間に、これらの間を前記軸線方向に向かう燃焼ガスGに対して流路抵抗を付与する接合部材41を設ける構成を採用した。この構成によれば、各接合部材41により与えられた流路抵抗により、各分割部40間を通って漏れる燃焼ガスGの流量を低減することが可能となる。なおかつ、各分割部40間は分離状態を維持しているので、これら各分割部40間が接近離間動作することにより、リーフシール25とその取付部との間の熱膨張差を許容することも可能となっている。
【0023】
なお、本実施形態の接合部材41は、各薄板29が設けられた各分割部40の内周側部分を除き、各分割部40間の接合部分を覆うものとしたが、これに限らず、例えば図6に示すように、低圧側側板26及び高圧側側板27の各内周面側(前記回転軸23に面する側の面)をも覆う形状を採用しても良い。この場合、同図に示すように、外周側から前記回転軸23の位置する内周側に向かう燃焼ガスGの漏れも、接合部材41で阻止することができるので、より漏れ量を少なくして、ガスタービンの機械効率をより向上させることが可能となる。
【0024】
次に、本発明の第2実施形態についての説明を図7〜図10を参照しながら行うが、その特徴部分を中心に説明するものとし、その他の、上記第1実施形態と同一部分については説明を省略する。
図7〜図9に示すように、本実施形態のリーフシール50(前記リーフシール25と区別するために新たな符号50を与えるものとする)は、向かい合う前記各分割部40間から互いに接近する方向にそれぞれ突出する各凸部51と、これら凸部51を覆う接合部材52(第2覆い部材)とを、前記流路抵抗形成部として採用している点が特に特徴的となっている。
【0025】
各凸部51は、各分割部40の外形を相似状に細くした外形状を有しており、各分割部40と一体に形成されている。そして、各凸部51の一側壁として、各分割部40の低圧側側板26に連続する低圧側側板26、他側壁として各分割部40の高圧側側板27に連続する高圧側側板27が形成されている。
各接合部材52は、一方の分割部40の凸部51と、該凸部51に対向する他方の分割部40の凸部51と、これら両凸部51間に形成された所定寸法(例えば0.1mm〜1mm程度)の隙間c1とを覆う門形の部品であり、各薄板29が設けられた各凸部51の内周側部分を除いて、各凸部51間を覆うことが可能となっている。
【0026】
すなわち、図10に示すように、各接合部材52は、各凸部51のうち、その高圧側領域及び低圧側領域に面する各側面51a,51bと重なる部分及び前記隙間c1を覆う一対の側壁52a,52bと、各外周面51cと重なる部分及び前記隙間c1を覆う外周壁52cとを備えて構成されている。
さらに同図に示すように、各接合部材52の両側壁52a,52bには、各凸部51の各側面51a,51bに形成された段差状の被係止部51a1,51b1に対して係止する段差状の係止部52a1,52b1が形成されており、各接合部材52がリーフシール50の径方向に抜け出るのを防止することが可能となっている。なお、各側壁52a,52bと各側面51a,51bとの隙間c3としては、前記隙間c1の1/2以下の寸法(c3<0.5×c1)を採用するのが好ましく、場合によっては摺接(c3=0)させるようにしても良い。
【0027】
また、各接合部材52は、図8及び図9に示すように、互いに向かい合う各分割部40間の外形状を一方から他方に向かって連続するように繋ぐ外形形状を有している。すなわち、各接合部材52の各側壁52a,52bは、その低圧側領域及び高圧側領域をそれぞれ向いた面の形状が、その両隣の各分割部40の両側面の形状と等しく、連続した形状をなすようになっている。
【0028】
以上説明の本実施形態のリーフシール50によれば、各分割部40間の間を通って漏れ出ようとする燃焼ガスGに、各凸部51及び各接合部材52による流路抵抗が付与されるため、圧力損失を受けやすく、従来のような直線的な隙間流路を通る場合に比較して容易に漏れるのを防止することができ、ガスタービンの機械効率向上を得ることが可能となる。燃焼ガスGの漏洩量が低減可能である理由は、前述の(1)〜(3)の理由に同じであるが、本実施形態では、図9に示すように、隙間c4の新たな流路を更に設けているので、上記第1実施形態のリーフシール25に比較して圧力損失が更に増し、より漏れにくくなっている。
【0029】
以上説明の本実施形態のリーフシール50によれば、上記第1実施形態と同様に、各分割部40間を通って漏れる燃焼ガスGの流量を低減することができ、なおかつ、リーフシール25とその取付部との間の熱膨張差を許容することも可能となっている。
さらに、本実施形態のリーフシール50は、その各接合部材52が、互いに向かい合う各分割部40間の外形状を一方から他方に向かって連続するように繋ぐ外形形状を有しているので、リーフシール50の取付部に対し、各接合部材52の箇所のみ特別な加工を施す必要がなくなり、組立性の向上及び低加工コスト化できるのでより好ましいと言える。
【0030】
なお、本実施形態の接合部材52は、各薄板29が設けられた各凸部51の内周側部分を除き、各凸部51間を覆うものとしたが、これに限らず、例えば図11に示すように、低圧側側板26及び高圧側側板27の各内周面側をも覆う形状を採用しても良い。この場合、同図に示すように、外周側から前記回転軸23の位置する内周側に向かう燃焼ガスGの漏れも、接合部材52で阻止することができるので、より漏れ量を少なくして、ガスタービンの機械効率をより向上させることが可能となる。
【0031】
次に、本発明の第3実施形態についての説明を図12〜図15を参照しながら行うが、その特徴部分を中心に説明するものとし、その他の、上記第1実施形態と同一部分については説明を省略する。
図12〜図14に示すように、本実施形態のリーフシール60(前記リーフシール25と区別するために新たな符号60を与えるものとする)は、互いに向かい合う各分割部40間に設けられた凹凸嵌合部61を、前記流路抵抗形成部として採用している点が特に特徴的となっている。
すなわち、凹凸嵌合部61は、向かい合う各分割部40の一方より他方に向かって突出するように設けられた凸部62と、該凸部62を覆うように嵌合し、他方の分割部40に設けられる凹部63(嵌合部)とから構成されている。
【0032】
凸部62は、各分割部40の外形を相似状に細くした外形状を有しており、各分割部40と一体に形成されている。そして、各凸部62の一側壁として、各分割部40の低圧側側板26に連続する低圧側側板26、他側壁として各分割部40の高圧側側板27に連続する高圧側側板27が形成されている。
凹部63は、図14に示すように、該凹部63に対して凸部62を嵌合させて組み立てた状態で、その円周方向に所定寸法(例えば0.1mm〜1mm程度)の隙間c1を確保するように分割部40の端部に形成されており、各薄板29が設けられた凸部62の内周側部分を除いて、凸部62の周囲を覆うことが可能となっている。
【0033】
さらに図15に示すように、凹部63には、凸部62の各側面62a,62bに形成された段差状の被係止部62a1,62b1に対して係止する段差状の係止部63a1,63b1が形成されており、凹部63及び凸部62間の嵌合状態がリーフシール50の径方向に抜けるのを防止することが可能となっている。なお、凹部63及び凸部62間の隙間c5としては、前記隙間c1以下の寸法(c5<c1)を採用するのが好ましく、場合によっては摺接(c5=0)させるようにしても良い。
【0034】
以上説明の本実施形態のリーフシール60によれば、各分割部40間の間を通って漏れ出ようとする燃焼ガスGには、凹凸嵌合部61による流路抵抗が付与されるため、圧力損失を受けやすく、従来のような直線的な隙間流路を通る場合に比較して容易に漏れるのを防止することができ、ガスタービンの機械効率向上を得ることが可能となる。
したがって、本実施形態のリーフシール60によれば、上記第1実施形態と同様に、各分割部40間を通って漏れる燃焼ガスGの流量を低減することができ、なおかつ、リーフシール60とその取付部との間の熱膨張差を許容することも可能となっている。
【0035】
さらに、本実施形態のリーフシール60は、上記第1実施形態に比較して、前記接合部材41のような別部品を製作する必要がないことと、互いに向かい合う各分割部40間の外形状が、一方から他方に向かって連続するように繋ぐ外形形状をなしているので、リーフシール60の取付部に対して各凹凸嵌合部61の箇所のみ特別な加工を施す必要がないこととから、組立性の向上及び低加工コスト化できるのでより好ましいと言える。
【0036】
なお、本実施形態の凹部63は、各薄板29が設けられた各凸部62の内周側部分を除き、各凸部62の周囲を覆うものとしたが、これに限らず、例えば図16に示すように、低圧側側板26及び高圧側側板27の各内周面側をも覆う形状を採用しても良い。この場合、同図に示すように、外周側から前記回転軸23の位置する内周側に向かう燃焼ガスGの漏れも、凹部63で阻止することができるので、より漏れ量を少なくして、ガスタービンの機械効率をより向上させることが可能となる。
【0037】
本実施形態の凹凸嵌合部61の変形例としては、例えば図17〜図19に示すものがあるが、その他の凹凸嵌合形状を採用しても良いことは勿論である。なお、これら変形例では、ブラシ70を有するブラシシールに本発明を適用した場合を例に説明している。
すなわち、図17に示す変形例の凹凸嵌合部61は、一方の分割部40の端部に形成された角形の凸部71及び角形の凹部72と、他方の分割部40の端部に形成された角形の凸部73及び角形の凹部74とを、所定寸法(例えば0.1mm〜1mm程度)の隙間c1を確保するように互いに噛み合わせることで構成されている。
【0038】
同様に、図18に示す変形例の凹凸嵌合部61は、一方の分割部40の端部に形成された三角形状の凸部81及び三角形状の凹部82と、他方の分割部40の端部に形成された三角形状の凸部83及び三角形状の凹部84とを、所定寸法(例えば0.1mm〜1mm程度)の隙間c1を確保するように互いに噛み合わせることで構成されている。
また、図19に示す変形例の凹凸嵌合部61は、図14では直線的であった各低圧側側板26間の噛み合わせ面と、各高圧側側板27間の噛み合わせ面とのそれぞれを、三角形の凹凸形状に構成した場合の例である。
【0039】
以上説明の図17〜図19の各変形例においても、上記第3実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である上に、燃焼ガスGが流れる流路がさらに複雑な迂回路となるので、ここを通る燃焼ガスGに対してより大きな流路抵抗を付与することができ、燃焼ガスGの漏洩量をより低減させることが可能となる。
【0040】
以上に本発明の軸シール機構及びこれを備えたガスタービンの第1〜第3実施形態及びその各種変形例をそれぞれ説明してきたが、このガスタービンとしては、燃焼ガスを利用してタービン軸を回転させて動力を得る一般的なガスタービンに加え、航空機用ガスタービンエンジン等に適用することも可能である。また、本発明に係るガスタービンとしては、水蒸気を利用する蒸気タービン等の流体機械にも転用可能である。
また、本発明に係る軸シール機構としては、ガスタービン、ガスタービンエンジン、蒸気タービンなどの各種流体機械にも適用可能である。
【0041】
また、各リーフシール40,50,60は6分割構造としたが、これに限らず、5分割以下、もしくは7分割以上の構成を採用するものとしても良い。
また、本実施形態では、各薄板29を有するリーフシール40,50,60に本発明を適用した場合を例に説明したが、これに限らず、ブラシシール及びラビリンスシールなど、分割構造を有する他の軸シール機構に本発明を適用しても良いことは、勿論である。
【0042】
【発明の効果】
本発明の請求項1及び2に記載の軸シール機構は、各分割部間に、これらの間を軸線方向に向かう流体に対して流路抵抗を付与する流路抵抗形成部を設ける構成を採用した。この構成によれば、流路抵抗形成部により与えられた抵抗により、各分割部間を通って漏れる流体流量を低減することが可能となる。なおかつ、各分割部間は分離状態を維持しているので、これら各分割部間が接近離間動作することにより、軸シール機構とその取付部との間の熱膨張差を許容することも可能となる。
しかも、各分割部間の内周面側の隙間を含めて覆うようにしているので、より漏れ量を少なくして、ガスタービンの機械効率をより向上させることが可能となる。
【0043】
また、請求項に記載の軸シール機構は、請求項に記載の軸シール機構において、前記第2覆い部材が、互いに向かい合う各分割部間の外形状が一方から他方に向かって連続するように繋ぐ外形形状を有する構成を採用した。この構成によれば、各分割部を取り付ける静止部に対し、第2覆い部を配置するための追加加工を施さずに済むので、加工コストの上昇を防ぐことが可能となる。
【0044】
また、請求項に記載の軸シール機構は、各分割部間に、これらの間を軸線方向に向かう流体に対して流路抵抗を付与する流路抵抗形成部として、凹凸嵌合部を設ける構成を採用した。この構成によれば、凹凸嵌合部により与えられた抵抗により、各分割部間を通って漏れる流体流量を低減することが可能となる。なおかつ、各分割部間は分離状態を維持しているので、これら各分割部間が接近離間動作することにより、軸シール機構とその取付部との間の熱膨張差を許容することも可能となる。
しかも、凹凸嵌合部のうちの少なくとも一部が、前記各分割部間の内周面側の隙間を覆うようにしているので、より漏れ量を少なくして、ガスタービンの機械効率をより向上させることが可能となる。
【0045】
本発明の請求項に記載のガスタービンは、請求項1〜のいずれかに記載の軸シール機構を備える構成を採用した。この構成によれば、各分割部間からの漏洩量を低減して機械効率を向上させ、なおかつ、軸シール機構とその取付部との間の熱膨張差を許容することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る軸シール機構を備えたガスタービンの第1実施形態を示す概略全体構成断面図である。
【図2】 同ガスタービンの同軸シール機構を示す図であって、図1のC−C矢視図である。
【図3】 同軸シール機構の要部を示す図であって、図2のD部の斜視図である。
【図4】 同軸シール機構の同要部を示す図であって、図2のE−E矢視図である。
【図5】 同軸シール機構の同要部を示す図であって、図4のF−F断面図である。
【図6】 同軸シール機構の変形例を示す図であって、図5のG部に相当する部分拡大図である。
【図7】 本発明の軸シール機構の第2実施形態を示す図であって、図3に相当する要部斜視図である。
【図8】 同軸シール機構の同要部を示す図であって、図7の矢印Hより見た正面図である。
【図9】 同軸シール機構の同要部を示す図であって、図8のI−I矢視図である。
【図10】 同軸シール機構の同要部を示す図であって、図9のJ−J断面図である。
【図11】 同軸シール機構の変形例を示す図であって、図10のK部に相当する部分拡大図である。
【図12】 本発明の軸シール機構の第3実施形態を示す図であって、図3に相当する要部斜視図である。
【図13】 同軸シール機構の同要部を示す図であって、図12の矢印Lより見た正面図である。
【図14】 同軸シール機構の同要部を示す図であって、図13のM−M矢視図である。
【図15】 同軸シール機構の同要部を示す図であって、図14のN−N断面図である。
【図16】 同軸シール機構の変形例を示す図であって、図15のO部に相当する部分拡大図である。
【図17】 同軸シール機構の他の変形例を示す図であって、図4に相当する部分拡大図である。
【図18】 同軸シール機構の他の変形例を示す図であって、図4に相当する部分拡大図である。
【図19】 同軸シール機構の他の変形例を示す図であって、図4に相当する部分拡大図である。
【図20】 従来の軸シール機構の一例であるラビリンスシールを示す図であって、回転軸の軸線を含む断面より見た断面図である。
【図21】 従来の軸シール機構の他の例であるブラシシールを示す図であって、回転軸の軸線を含む断面より見た断面図である。
【図22】 同ブラシシールを示す図であって、(a)は図21の矢印Aより見た正面図であり、(b)は(a)のB−B矢視図である。
【符号の説明】
22・・・ガスタービン
23・・・回転軸
23e・・・動翼
24・・・ケーシング
25,50,60・・・リーフシール(軸シール機構)
40・・・分割部
41・・・接合部材(流路抵抗形成部,第1覆い部材)
51,52・・・凸部,接合部材(凸部,第2覆い部材,流路抵抗形成部)
61・・・凹凸嵌合部
G・・・燃焼ガス(流体,ガス)

Claims (5)

  1. 回転軸と静止部との間の環状空間を通って前記回転軸の軸線方向に流れる流体を阻止し、
    前記軸線方向より正面視した場合に、円周方向で複数の分割部に分割されたリング状をなす軸シール機構において、
    前記各分割部間に、これらの間を前記軸線方向に向かう流体に対して流路抵抗を付与する流路抵抗形成部が設けられ、
    前記流路抵抗形成部が、向かい合う前記各分割部間を、これら分割部の内周面側の隙間も含めて覆う門型に形成された第1覆い部材であることを特徴とする軸シール機構。
  2. 回転軸と静止部との間の環状空間を通って前記回転軸の軸線方向に流れる流体を阻止し、
    前記軸線方向より正面視した場合に、円周方向で複数の分割部に分割されたリング状をなす軸シール機構において、
    前記各分割部間に、これらの間を前記軸線方向に向かう流体に対して流路抵抗を付与する流路抵抗形成部が設けられ、
    前記流路抵抗形成部が、向かい合う前記各分割部間から互いに接近する方向にそれぞれ突出する凸部と、これら凸部を、これら凸部の内周面側の隙間も含めて覆う門型に形成された第2覆い部材とを備えることを特徴とする軸シール機構。
  3. 請求項2に記載の軸シール機構において、
    前記第2覆い部材は、互いに向かい合う前記各分割部間の外形状を一方から他方に向かって連続するように繋ぐ外形形状を有することを特徴とする軸シール機構。
  4. 回転軸と静止部との間の環状空間を通って前記回転軸の軸線方向に流れる流体を阻止し、
    前記軸線方向より正面視した場合に、円周方向で複数の分割部に分割されたリング状をなす軸シール機構において、
    前記各分割部間に、これらの間を前記軸線方向に向かう流体に対して流路抵抗を付与する流路抵抗形成部が設けられ、
    前記流路抵抗形成部が、互いに向かい合う前記各分割部間に設けられ門型に形成された凹凸嵌合部であり、これら凹凸嵌合部の凹部が、凸部の周囲を覆うことを特徴とする軸シール機構。
  5. 圧縮機で圧縮された空気に燃料を混合して燃焼されたガスをケーシングに導き、該ケーシングの内部に回転可能に支持された回転軸の動翼に吹き付けることで前記ガスの熱エネルギーを機械的な回転エネルギーに変換して動力を発生するガスタービンにおいて、
    請求項1〜4のいずれかに記載の軸シール機構を備えたことを特徴とするガスタービン。
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