JP3960112B2 - タイヤ状態検出・通信装置 - Google Patents

タイヤ状態検出・通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3960112B2
JP3960112B2 JP2002119633A JP2002119633A JP3960112B2 JP 3960112 B2 JP3960112 B2 JP 3960112B2 JP 2002119633 A JP2002119633 A JP 2002119633A JP 2002119633 A JP2002119633 A JP 2002119633A JP 3960112 B2 JP3960112 B2 JP 3960112B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
information
transmission
vehicle body
tires
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002119633A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003312220A (ja
Inventor
敦司 小川
崇司 土井
雅朗 田畑
秀樹 楠
一久 目黒
慎一 富岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2002119633A priority Critical patent/JP3960112B2/ja
Priority to US10/397,206 priority patent/US7116218B2/en
Priority to EP03007620A priority patent/EP1356960B1/en
Publication of JP2003312220A publication Critical patent/JP2003312220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3960112B2 publication Critical patent/JP3960112B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/02Signalling devices actuated by tyre pressure
    • B60C23/04Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
    • B60C23/0408Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre transmitting the signals by non-mechanical means from the wheel or tyre to a vehicle body mounted receiver
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/02Signalling devices actuated by tyre pressure
    • B60C23/04Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
    • B60C23/0408Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre transmitting the signals by non-mechanical means from the wheel or tyre to a vehicle body mounted receiver
    • B60C23/0422Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre transmitting the signals by non-mechanical means from the wheel or tyre to a vehicle body mounted receiver characterised by the type of signal transmission means
    • B60C23/0433Radio signals
    • B60C23/0447Wheel or tyre mounted circuits
    • B60C23/0455Transmission control of wireless signals
    • B60C23/0462Structure of transmission protocol
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/02Signalling devices actuated by tyre pressure
    • B60C23/04Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
    • B60C23/0486Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre comprising additional sensors in the wheel or tyre mounted monitoring device, e.g. movement sensors, microphones or earth magnetic field sensors
    • B60C23/0488Movement sensor, e.g. for sensing angular speed, acceleration or centripetal force

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気圧,温度等タイヤの状態を検出し、そのタイヤに設けられたタイヤ側送信機から車体に設けられた車体側受信機に無線で送信するタイヤ状態検出・通信装置に関するものであり、特に、車体に装着されているタイヤと装着されていないタイヤとを、運転者による特別な操作を要することなく識別することを可能にする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記技術は既に知られており、例えば、特開2000−203221号公報には、トランスポンダをスペアタイヤの空気室内に設けることにより、スペアタイヤの空気圧を外部から取得可能にする技術が記載されている。トランスポンダは、空気圧を検出する圧力センサ,その圧力センサにより検出された空気圧のデータを経時的に記憶する記憶媒体を含む集積回路,およびそれらの電源である蓄電池を、衝撃吸収部材で被覆したものである。外部からの呼び掛け波に応じて、記憶媒体のデータが外部に送信される。
【0003】
上記トランスポンダを含むタイヤ状態検出・通信装置によれば、スペアタイヤ内の空気圧の情報を、運転者による特別な操作を要することなく取得することができる。しかし、スペアタイヤが装着された車両が走行すれば、トランスポンダがスペアタイヤ内で自在に移動し、車両振動の一因となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効果】
本発明は、以上の事情を背景とし、運転者による特別な操作を要することなく、車両振動の一因となることもなく、さらに車体に装着されているタイヤである装着タイヤからの情報と装着されていないタイヤである非装着タイヤからの情報とを区別して取得し得るようにすることを課題として為されたものであり、本発明によって、下記各態様のタイヤ用通信装置およびタイヤ状態検出・通信装置が得られる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれらの組合わせが以下の各項に記載のものに限定されると解釈されるべきではない。また、一つの項に複数の事項が記載されている場合、それら複数の事項を常に一緒に採用しなければならないわけではない。一部の事項のみを選択して採用することも可能なのである。
【0005】
なお、以下の各項において、(2)項が請求項1に相当し、(3)項が請求項2に、(4)項が請求項3に、(5)項が請求項4に、(7)項が請求項5に、(8)項が請求項6に、(10) 項が請求項7に、 (11) 項が請求項8に、 (13) 項が請求項9にそれぞれ相当する。
【0006】
(1)複数のタイヤの各々に設けられるタイヤ側送受信機と、
車体に設けられる少なくとも1つの車体側受信機と、
前記車体に設けられ、前記タイヤ側送受信機に対して特定の信号を送信する特定信号送信機と、
前記複数のタイヤの各々に設けられ、前記特定信号に応じて、非装着タイヤであることを表す非装着タイヤ情報を前記タイヤ側送受信機に送信させる非装着タイヤ情報送信手段と
を含むことを特徴とするタイヤ用通信装置。
特定信号送信機を非装着タイヤの搭載スペース近傍に配設し、特定信号を送信させれば、複数のタイヤのうちの非装着タイヤのタイヤ側送受信機がその特定信号を受信し、その受信に応じて、非装着タイヤ情報送信手段がその非装着タイヤのタイヤ側送受信機に非装着タイヤであることを表す非装着タイヤ情報を送信させる。その情報が車体側受信機に受信され、装着タイヤからの情報とは識別して取得される。特定信号送信機を、イニシエータとすれば、そのイニシエータからの送信に基づいて、非装着タイヤと車体との通信が開始されるようにすることが可能となる。
下記 (2)項ないし(19)項の各々に記載の特徴は本項のタイヤ用通信装置にも適用可能である。
【0007】
(2)車両に装着された装着タイヤと装着されていない非装着タイヤとを含む複数のタイヤの各々に設けられるタイヤ状態検出装置と、
前記複数のタイヤの各々に設けられるタイヤ側送受信機と、
車体に設けられる少なくとも1つの車体側受信機と、
車体に設けられ、前記非装着タイヤの前記タイヤ側送受信機には受信可能であるが、前記装着タイヤの前記タイヤ側送受信機には受信不能な状態で特定の信号を送信する特定信号送信機と、
前記複数のタイヤの各々に設けられ、前記特定信号に応じて、前記タイヤ状態検出装置により検出されたタイヤ状態を含むタイヤ情報の前記車体側受信機に対する送信を変更する送信変更手段と
を含むことを特徴とするタイヤ状態検出・通信装置。
通信に関しては、上記 (1)項のタイヤ用通信装置に関する説明がそのまま本項のタイヤ状態検出・通信装置にも当てはまる。複数のタイヤから、それぞれのタイヤ状態検出装置により検出されたタイヤ状態を含むタイヤ情報が車体側受信機へ送信されるが、非装着タイヤからのタイヤ情報は送信変更手段によって変更されるため、装着タイヤからのタイヤ情報とは識別が可能である。
また、特定信号送信機が、非装着タイヤの前記タイヤ側送受信機には受信可能であるが、装着タイヤの前記タイヤ側送受信機には受信不能である信号を送信するものため、特定信号は単純な信号であっても差し支えない。特定信号が複数のタイヤのタイヤ側送受信機に受信可能である場合には、送信変更手段を、特定信号の内容や受信状態等に基づいて非装着タイヤであることを検出し得ることが必要であり、その分、特定信号を複雑なものとせざるを得ないのに対して、特定信号が非装着タイヤのタイヤ側送受信機にのみ受信可能である場合には、特定信号の受信の有無に基づいて、送信変更手段が非装着タイヤであることを検出し得るからである。
(3)前記送信変更手段が、前記タイヤ側送受信機が前記タイヤ情報の送信を制限する送信制限手段を含む(2)項に記載のタイヤ状態検出・通信装置。
本項のタイヤ状態検出・通信装置においては、非装着タイヤからのタイヤ情報の送信が制限される。例えば、単位時間当たりの送信回数が少なくされるのである。制限の別の一態様が、送信の禁止であり、その場合には、非装着タイヤからのタイヤ情報は送信されず、装着タイヤのタイヤ情報のみが送信され、車体側受信機に受信される。したがって、非装着タイヤの空気圧,温度等の状態量に基づいて誤った警報が発せられ、あるいは不必要な車両制御が行われることを回避することができる。また、非装着タイヤのタイヤ状態検出装置およびタイヤ側送受信機の電源であるバッテリの電気エネルギの消耗を抑制することもできる。
(4)前記送信変更手段が、前記タイヤ情報を非装着タイヤであることを表す非装着タイヤ情報を含むものに変更するタイヤ情報変更手段を含む(2)項または(3)項に記載のタイヤ状態検出・通信装置。
本項のタイヤ状態検出・通信装置においては、装着タイヤのみならず非装着タイヤからのタイヤ情報も車体側受信機に受信されるが、非装着タイヤからのタイヤ情報には、非装着タイヤであることを表す非装着タイヤ情報が含まれているため、装着タイヤからのタイヤ情報と識別することができる。空気圧の不足等は、非装着タイヤについても監視され、車体側(例えば、運転者や走行制御装置)に報知されることが望ましいが、同じ異常であっても、装着タイヤと非装着タイヤとでは、判定のしきい値や必要な処置が異なることが多いため、装着タイヤ情報と非装着タイヤ情報とが識別可能であることは好都合なことである。本項が(3)項に従属する場合には、タイヤ情報変更手段と送信制限手段との両方が設けられることとなり、いずれか一方のみが設けられる場合に比較して、非装着タイヤからのタイヤ情報がより確実に識別される。なお、この態様においては、送信制限手段は送信禁止手段を含まない。
(5)前記送信変更手段が、前記タイヤ情報を装着タイヤのタイヤ情報に比較して情報量の少ないものに減縮するタイヤ情報減縮手段を含む(2)項ないし(4)項のいずれかに記載のタイヤ状態検出・通信装置。
非装着タイヤの状態も車体側に報知されることが望ましいのであるが、装着タイヤの状態に比較すれば、情報量が少なくても差し支えないのが普通であり、タイヤ情報減縮手段を設けることによって、非装着タイヤ情報を装着タイヤ情報から弁別することは合理的なことである。
(6)前記送信変更手段が、前記タイヤ情報の送信間隔を装着タイヤとして使用される場合の送信間隔とは異ならせる送信間隔変更手段を含む(2)項,(4)項または(5)項に記載のタイヤ状態検出・通信装置。
送信間隔変更手段により、非装着タイヤからのタイヤ情報を識別可能とすれば、非装着タイヤのタイヤ情報の量を装着タイヤのタイヤ情報量より少なくしなくても、両者を識別することができる。ただし、タイヤ情報減縮手段と送信間隔変更手段との両方を設けることも可能であり、一層確実に非装着タイヤのタイヤ情報と装着タイヤのタイヤ情報量とを識別することができる。
(7)車体に設けられ、前記タイヤ側送受信機から前記車体側受信機へ送信された前記タイヤ情報を処理するとともに、そのタイヤ情報に基づいて前記送信変更手段による送信変更を検出し、そのタイヤ情報の処理を、送信変更を検出しない場合とは異ならせる情報処理手段を含む(2)項ないし(6)項のいずれかに記載のタイヤ状態検出・通信装置。
本項のタイヤ状態検出・通信装置においては、送信変更手段による送信変更が情報処理手段により検出され、その検出に基づいて、送信変更が検出されない場合とは異なる処理がタイヤ情報に対して行われる。非装着タイヤのタイヤ情報には、装着タイヤのタイヤ情報とは異なる処理が行われるのである。なお、本項のタイヤ状態検出・通信装置は、情報処理手段,送信変更検出手段および情報処理変更手段を含むと考えることもできる。
(8)前記情報処理手段が、前記送信変更の検出時に、前記タイヤ側送受信機から前記車体側受信機へ送信された前記タイヤ情報に含まれるタイヤ状態量を比較すべき比較値を、前記送信変更の非検出時とは異ならせる比較値変更手段を含む(7)項に記載のタイヤ状態検出・通信装置。
上記比較値には、例えば、しきい値や標準値が含まれる。非装着タイヤと装着タイヤとでは標準的な状態が異なる場合があり、その場合には、タイヤ状態量が保たれるべき値である標準値が異なり、異常判定のためのしきい値も当然異なる。また、タイヤ状態量が同じであっても、異常判定のためのしきい値が相異ならされることが望ましい場合もある。
(9)前記特定信号送信機が、強度と指向性との少なくとも一方により、非装着タイヤの前記タイヤ側送受信機には受信可能であるが、装着タイヤの前記タイヤ側送受信機には受信不能である信号を発するアンテナを含む(1)項ないし(8) のいずれか1つに記載のタイヤ状態検出・通信装置。
【0011】
(10)複数のタイヤの各々に設けられるタイヤ状態検出装置と、
前記複数のタイヤの各々に設けられるタイヤ側送受信機と、
車体に設けられる少なくとも1つの車体側受信機と、
前記複数のタイヤの各々に設けられ、それら複数のタイヤの少なくとも1つが非装着タイヤであることを検出する非装着タイヤ検出手段と、
前記複数のタイヤの各々に設けられ、前記非装着タイヤ検出手段による非装着タイヤであることの検出に応じて、前記タイヤ状態検出装置により検出されたタイヤ状態を含むタイヤ情報の前記車体側受信機に対する送信を変更する送信変更手段と
を含むことを特徴とするタイヤ状態検出・通信装置。
非装着タイヤ検出手段は複数のタイヤの各々に設けられるが、それら複数のタイヤのうち、実際に非装着タイヤとなっているものの非装着タイヤ検出手段のみが、それが設けられたタイヤが非装着タイヤであることを検出する。それに応じて、実際に非装着タイヤとなっているタイヤの送信変更手段が、タイヤ情報の車体側受信機に対する送信を変更する。したがって、車体側において、車体側受信機が受信したタイヤ情報が非装着タイヤのものか、装着タイヤのものかを知ることができる。
前記(3)項ないし(9)項に記載の各特徴は本項のタイヤ状態検出・通信装置にも適用可能である。
(11)前記非装着タイヤ検出手段が、前記タイヤ側送受信機が受信した外部からの情報に基づいて非装着タイヤであることを検出する外部情報依拠検出手段を含む(10) に記載のタイヤ状態検出・通信装置。
前記 (2)項ないし(10) の各々に記載のタイヤ状態検出・通信装置は、本項に係る発明の一実施形態である。
(12)車体に設けられ、前記タイヤ側送受信機に対して特定の信号を送信する特定信号送信機を含み、かつ、前記外部情報依拠検出手段が、前記タイヤ側送受信機が前記特定信号を受信することに基づいて非装着タイヤであることを検出する特定信号依拠検出手段を含む(11) に記載のタイヤ状態検出・通信装置。
(13)前記複数のタイヤの各々に設けられ、それらタイヤの各々の状態に基づいて各タイヤが前記非装着タイヤであることを検出するタイヤ状態依拠検出手段を含む(10) 項ないし (12) のいずれかに記載のタイヤ状態検出・通信装置。
本項に係る発明によれば、非装着タイヤであることを検出することを可能とするための信号を外部から供給することが不要であり、その分、装置コストを低減させ得ることが多い。
(14)前記複数のタイヤの各々に設けられ、それらタイヤの各々の運動を検出する運動検出装置を含み、前記タイヤ状態依拠検出手段が、前記運動検出装置の検出結果に基づいて非装着タイヤであることを検出するタイヤ運動依拠検出手段を含む(13)項に記載のタイヤ状態検出・通信装置。
非装着タイヤは、回転せず、また、振動も装着タイヤに比較して小さいのが普通である。したがって、タイヤ内空間に振動センサや遠心力センサを設ければ、それらセンサの出力信号に基づいて装着タイヤと非装着タイヤとを識別することができる。振動センサに遠心力センサを兼ねさせることも可能である。
(15)複数のタイヤの各々に設けられるタイヤ状態検出装置と、
前記複数のタイヤの各々に設けられるタイヤ側送信機と、
車体に設けられる少なくとも1つの車体側受信機とを含み、かつ、
前記車体側受信機が、感度と指向性との少なくとも一方により、非装着タイヤの前記タイヤ側送信機からの信号は受信可能であるが、装着タイヤの前記タイヤ側送信機からの信号は受信不能であるアンテナを含むことを特徴とするタイヤ状態検出・通信装置。
車体側受信機を、非装着タイヤのタイヤ側送信機のみからの信号を受信可能であるアンテナを含むものとすれば、非装着タイヤからの情報を、装着タイヤからの情報とは識別して取得し得る。
(16)前記複数のタイヤのタイヤ情報の送信間隔が互いに異ならされる(2)項ないし(15)項のいずれかに記載のタイヤ状態検出・通信装置。
複数のタイヤのタイヤ情報の送信間隔を互いに異ならせることにより、それらタイヤ情報の送信タイミングを互いに異ならせることができる。したがって、複数のタイヤのタイヤ情報が重なって受信されることが原則的に回避される。
(17)Tタイプタイヤに設けられ、そのTタイプタイヤの状態を表すTタイプタイヤ状態量を検出するTタイプタイヤ状態検出装置と、
通常のタイヤに設けられ、その通常タイヤの状態を表す通常タイヤ状態量を検出する通常タイヤ状態検出装置と、
前記通常タイヤに設けられ、前記通常タイヤ状態検出装置により検出された通常タイヤ状態量を含む通常タイヤ情報を送信する通常タイヤ側送信機と、
前記Tタイプタイヤに設けられ、前記Tタイプタイヤ状態検出装置により検出されたTタイプタイヤ状態量を含むTタイプタイヤ情報を、前記通常タイヤ情報より少ない情報量で送信するTタイプタイヤ側送信機と、
車体に設けられる少なくとも1つの車体側受信機と、
前記車体に設けられ、前記車体側受信機により受信された前記通常タイヤ情報と前記Tタイプタイヤ情報とに互いに異なる処理を施す処理手段と
を含むことを特徴とするタイヤ状態検出・通信装置。
Tタイプタイヤ(商標名「テンパタイヤ」として知られる。)はスペア専用のタイヤであり、スペア専用タイヤの状態量検出装置,タイヤ側送信機等は簡易なもので差し支えないのが普通である。また、タイヤ情報の処理も、通常タイヤについてとTタイプタイヤについてとでは異ならせることが望ましい場合が多い。本項に係る発明によれば、タイヤ状態検出・通信装置発明全体のコスト低減を図りつつ、タイヤ情報の処理が適切に行われるようにすることができる。ただし、状態量検出装置とタイヤ側送信機との一方は、通常タイヤのそれと共通にすることも可能である。
(18)前記処理手段が、前記Tタイプタイヤ情報に含まれる空気圧を通常タイヤ情報に含まれる空気圧の通常タイヤしきい値より高いTタイプタイヤしきい値と比較し、そのTタイプタイヤしきい値より低い場合に、空気圧不足と判定する空気圧判定手段を含む(17)項に記載のタイヤ状態検出・通信装置。
Tタイプタイヤの空気圧は、通常タイヤの空気圧より高く(例えば、2倍に)されるのが普通であり、その場合は、空気圧不足判定用しきい値も通常タイヤのそれとは異ならせることが必要である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態であるタイヤ状態検出・通信装置を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、車両の前後左右の各位置にタイヤ10(厳密には、ホイールとそれに装着されたタイヤ)が装着されるとともに、後方のラッゲージスペースに非装着タイヤとしてのスペアタイヤ12が搭載される。ただし、スペアタイヤ12は、上記のように車体の内側に保持される場合以外に、車体の外側であって、後ろ側や下側に保持される場合もある。以下、タイヤ10を、非装着タイヤと区別するために装着タイヤ10と称する。装着タイヤ10およびスペアタイヤ12には車輪側装置20がそれぞれ設けられ、車体22には車体側装置24が設けられている。
【0017】
車輪側装置20は、図2に示すように、タイヤ10,12の空気圧を検出する空気圧センサ30と、タイヤ10,12の温度を検出する温度センサ32と、車輪に加えられる振動を検出する振動センサ33と、空気圧センサ30によって検出された空気圧を表す空気圧情報,温度センサ32によって検出されたタイヤの温度を表す温度情報を含む一連のタイヤ情報を送信する送信アンテナ34と、一連のタイヤ情報を作成するタイヤ情報作成装置36とを含む。車輪側装置20はまた、後述する車体22に設けられた送信アンテナ40から送信された特定信号を受信可能な受信アンテナ44を含む。タイヤ情報作成装置36は、CPU37,ROM38,RAM39,入出力部等を含むコンピュータを含むものであり、入出力部には、空気圧センサ30,温度センサ32,振動センサ33および受信アンテナ44等が接続されるとともに、送信アンテナ34が接続されている。タイヤ情報作成装置36のROM38には、図5および図6のフローチャートで表される送信変更プログラム(タイヤ情報の送信のためのプログラム)等の種々のプログラムが格納されている。
【0018】
振動センサ33は、慣性質量とそれを支持する弾性体とを含み、タイヤ10,12の内部の予め定められた装着部位に取り付けられ、その装着部位の振動を検出するものであり、慣性質量と装着部位との相対変位に応じた電圧を出力する。本実施形態においては、振動子が、主としてタイヤの半径方向の振動を検出可能な状態で設けられている。装着タイヤ10においては、タイヤの回転に伴って慣性質量に遠心力が作用するが、その遠心力も半径方向の振動と共に検出される。装着タイヤ10においては遠心力は勿論、振動も大きい。それに対し、スペアタイヤ12においては、車体の振動に起因する振動が生じるが、装着タイヤの振動に比較して小さく、また、遠心力は作用しない。そのため、図3に示すように、装着タイヤ10に設けられた振動センサ33の出力電圧の方が大きくなる。振動センサ33は、遠心力センサを兼ねるものであると考えることができる。なお、振動子は、特定の方向の振動のみを検出し、他の方向の振動は検出しないものとすることができ、例えば、半径方向の振動のみを検出し得るものとすることが望ましい。また、そうでなくても、半径方向の振動を検出し易いものとすることが望ましい。振動センサ33によって、タイヤ10,12の振動が予め定められた設定時間毎に検出されるようになっている。
【0019】
車輪側装置20において、空気圧センサ30,温度センサ32によって、タイヤ10,12の空気圧および温度が予め定められた設定時間毎に検出され、検出された空気圧および温度に基づいて、タイヤ情報の一部を構成する空気圧情報およびタイヤ温度情報がタイヤ情報作成装置36において作成され、前記送信変更プログラムの実行によって送信アンテナ34から送信される。本実施形態においては、送信アンテナ34およびタイヤ情報作成装置36等が送信機50を構成している。また、受信アンテナ44と、タイヤ情報作成装置36の受信制御部として機能する部分とが受信機51を構成しており、その受信機51と前記送信機50とがタイヤ側送受信機52を構成している。送信アンテナ34と受信アンテナ44とを兼用にすることも可能である。
【0020】
各タイヤ10,12からのタイヤ情報の送信間隔が、各タイヤ10毎に少しずつずらされている。例えば、タイヤ情報の標準送信間隔が10分である場合には、各タイヤ10,12の送信間隔が9分から11分の間でランダムに設定されており、各タイヤ10,12の送信タイミングが互いに一致しないようにされている。そのため、車体側装置24の後述する受信アンテナにおいて、原則として、2つ以上のタイヤ情報が重なって受信されることはない。また、たとえ1回重なって受信されることがあっても、次回も重なって受信されることはない。なお、スペアタイヤ12からのタイヤ情報の送信間隔は、後に説明するように、装着タイヤ10の送信間隔より長くなるように変更される。
【0021】
装着タイヤ10の送信機50から送信されるタイヤ情報(「装着タイヤ情報60」と称する。)は、図4に示すように、▲1▼スタート情報,▲2▼同期情報,▲3▼識別情報,▲4▼電池電圧情報(電池の残容量を表す情報),▲5▼送信機状態情報,▲6▼空気圧情報,▲7▼タイヤ温度情報,▲8▼チェック情報,▲9▼スペアタイヤ判定情報を含む。同期情報は、車体側装置24の構成要素である車体側受信機76との間で同期をとるために送信される情報である。識別情報は、装着タイヤ10,スペアタイヤ12個々を識別するために、各タイヤ10,12にそれぞれ固有のコードが付されたものである。チェック情報は、パリティチェック等に使用される情報である。スペアタイヤ判定情報は、装着タイヤ10であれば「00」のデータ、スペアタイヤ12である場合には「10」のデータ、スペアタイヤ12である可能性が高い場合には「01」のデータが作成されるものである。装着タイヤ情報60のうち、空気圧情報,タイヤ温度情報等がタイヤ状態情報である。なお、スペアタイヤ12の送信機50から送信されるタイヤ情報である非装着タイヤ情報としてのスペアタイヤ情報については後述する。
【0022】
車体側装置24は、図2に示すように、車輪側装置20から送信されたタイヤ情報を受信する受信アンテナ70と、タイヤ情報処理装置74とを備える車体側受信機76を含むとともに、前述の送信アンテナ40と、送信制御装置80とを備える特定信号送信機82を含む。タイヤ情報処理装置74は、CPU,ROM,RAM,入出力部等を含むものであり、入出力部には、受信アンテナ70,イグニッションスイッチ86等が接続されるとともに、タイヤ状態が異常であること等を運転者に知らせる報知装置88が接続される。タイヤ情報処理装置74は、タイヤ情報の受信処理と受信したタイヤ情報の処理とを行うものであり、タイヤ状態に基づいて、タイヤ状態が異常であるか否かの判定等を行う。タイヤ状態が異常である場合には報知装置88が作動させられる。タイヤ情報処理装置74のROMには、図9のフローチャートで表されるタイヤ情報処理プログラム、図10のフローチャートで表される報知装置制御プログラム等の種々のプログラムが格納される。本実施形態においては、受信アンテナ70およびタイヤ情報処理装置74によって車体側受信機76が構成されると考えたり、受信アンテナ70およびタイヤ情報処理装置74の受信に関する処理を行う部分によって構成されると考えたりすることができる。
【0023】
また、タイヤ情報処理装置74には、車両制御装置90が接続される。車両制御装置90は、CPU、ROM、RAM、入出力部等を含むコンピュータを含むものであり、車両制御アクチュエータ92を制御することによって車両の走行状態を制御する。車両制御装置90とタイヤ情報処理装置74との間で通信が行われ、空気圧情報等がタイヤ情報処理装置74から車両制御装置90に供給される。
【0024】
車体側装置24において、装着タイヤ10およびスペアタイヤ12の各タイヤ情報が受信アンテナ70で受信されると、その受信された情報がタイヤ情報処理装置74において処理され、必要に応じて報知装置88が作動させられる。報知装置88は、本実施形態においては、タイヤの状態が異常であるとされた場合に警報を発することによって、そのことを運転者の聴覚に訴えるものであるが、ランプを点滅させたり、ディスプレイに表示させるもの等視覚に訴えるものであってもよい。この意味において、本実施形態における報知装置88は警報装置と称することができる。なお、報知装置88は、タイヤ状態が正常である場合に、正常であることを運転者に知らせたり、タイヤ状態の内容(空気圧の大きさやタイヤ温度)を知らせたりする装置とすることもできる。
【0025】
特定信号送信機82の送信アンテナ40は、スペアタイヤ12の搭載スペース近傍に配設され、強度と指向性との少なくとも一方により、スペアタイヤ12に設けられた受信アンテナ40には受信可能であるが、装着タイヤ10の受信アンテナ40には受信不能な信号である特定信号を発する。送信アンテナ40は、車体22に設けられた送信制御装置80に制御され、スペアタイヤ12の受信アンテナ44への特定信号の送信は、設定間隔で行われるように制御される。特定信号の送信間隔は、スペアタイヤ12の送信機50から車体側受信機76へのタイヤ情報の送信間隔よりは短い間隔で種々に設定可能であり、例えば、スペアタイヤ12の送信機50の標準送信間隔が10分に設定されている場合には、特定信号の送信間隔は8分前後とされる。あるいは、さらに短い送信間隔(例えば30秒)でほぼ連続的に特定信号が送信されるようにすることもできる。逆に、イグニッションスイッチ86のON操作時等、特定のときに特定信号送信機82が作動させられるようにすることも可能である。
【0026】
送信アンテナ40を含む特定信号送信機82は、本実施形態においてはイニシエータとして機能し、特定信号送信機82から特定信号が送信されれば、スペアタイヤ12の車輪側装置20と特定信号送信機82との通信が開始される。なお、前記送信変更プログラムは、予め定められた設定時間毎に実行される。前述の例のように、設定された特定信号の送信間隔が短くてほぼ連続的に特定信号が送信される場合には、スペアタイヤ12の送信変更プログラムの実行が開始される毎に特定信号の受信の有無が検出される。一方、設定された特定信号の送信間隔が前述の例のように8分前後と比較的長い場合には、特定信号の受信に応じてタイヤ情報作成装置36の受信制御部が作動させられ、特定信号の受信がタイヤ情報作成装置36のRAM39の特定信号メモリに記憶され、送信変更プログラムの実行開始が待たれる。
【0027】
特定信号の送信間隔が比較的長い(例えば8分前後)場合、すなわち、タイヤ側の送信機50の送信間隔に近く、それよりやや短い場合の送信変更プログラムを図5のフローチャートで示し、送信間隔が短い場合、例えば、実質的に継続して送信されるとみなし得る場合の送信変更プログラムを図6のフローチャートで示し、それら2形態の送信変更プログラムについて各フローチャートに基づいてそれぞれ説明する。
図5のフローチャートのステップ1(以下、「S1」と略称する。他のステップについても同様とする。)において、送信アンテナ40から送信された特定信号が受信アンテナ44に受信され、タイヤ情報作成装置36のRAM39に記憶されているか否かが検出される。特定信号が受信されていればS1の判定がYESとなってその受信アンテナ44を備えるタイヤがスペアタイヤ12であると判定され、S2において、タイヤ情報に含まれるスペアタイヤ判定情報が「10」に設定される。次にS3でRAM39の特定信号メモリの記憶がクリアされ、S4が実行される。S4ではスペアタイヤ判定情報が「10」であるか否かが判定される。S2でスペアタイヤ判定情報が「10」に設定されている場合には、S4の判定がYESとなってS5がスキップされてS6が実行される。S6においてスペアタイヤ12の各種センサにより検出されたタイヤ状態に基づくタイヤ情報の送信が変更される。このタイヤ情報の送信変更については後述する。そして、S7において、上記変更によって作成されたスペアタイヤ情報がタイヤ側の送信アンテナ34から車体側受信機76の受信アンテナ70に送信される。
【0028】
S1の判定時に、特定信号の受信が記憶されていなければ判定結果がNOとなってS8が実行される。S8では、振動センサ33の出力値が設定値より小さいか否かが検出される。この設定値は、本実施形態においては、車両の走行状態において、スペアタイヤ12の振動センサ33のとり得る出力値の最大値よりは大きい値ではあるが、装着タイヤ10の振動センサ33の出力値のとり得る値の最小値として予め設定されている。S8の判定がNOであれば、そのタイヤが(走行中の)装着タイヤ10であると判定され、S8においてそのタイヤ10のタイヤ情報作成装置36で作成されたタイヤ情報が変更されることなく送信アンテナ34から受信アンテナ70に送信される。一方、振動センサ33の出力値が設定値より小さくてS3の判定がYESとなれば、そのタイヤがスペアタイヤ12である可能性が高いため、S4以降が実行される。S2を経ないでS4が実行される場合には、スペアタイヤ判定情報が「10」に設定されていないためS4の判定がNOとなり、S5でスペアタイヤ判定情報が「01」に設定される。その後S6でタイヤ情報の送信が変更されて、S7において車体側受信機76に送信される。
【0029】
本実施形態のように、特定信号の受信と、タイヤ状態(振動センサ33の出力値が設定値より小さいこと)とのいずれか一方の条件が満たされることにより、そのタイヤがスペアタイヤ12である(あるいはその可能性が高い)ことが検出されてタイヤ情報の送信が変更されるようにすれば、特定信号送信機82あるいは受信アンテナ44が故障して特定信号を検出し得ない状況になった場合でも、振動センサ33の出力値に基づいてスペアタイヤ12である(可能性が高い)ことを検出できる。特定信号送信機82あるいは受信アンテナ44の故障と、振動センサ33の故障とが同時に起こる可能性はごく低いため、スペアタイヤ12の検出を信頼性高く行うことができる。なお、装着タイヤ10であっても、車両停止中には振動センサ33の出力値が設定値より小さくなってスペアタイヤ12であると検出される。しかしながら、車両の走行が開始されればすぐに振動センサ33の出力値が設定値以上となり、装着タイヤ10として検出されることになる。
【0030】
前記S6におけるタイヤ情報の送信の変更について説明する。スペアタイヤ12のタイヤ情報作成装置36では、装着タイヤ10から送信される装着タイヤ情報60が変更された非装着タイヤ情報であるスペアタイヤ情報100(図4参照)が作成され、車体側受信機76に送信される。送信の変更は、図7に示すように、(1)送信するタイヤ情報をスペアタイヤであることを表す情報を含むものに変更すること(タイヤ情報変更)と、(2)スペアタイヤ情報100を装着タイヤ情報60に比較して情報量の少ないものに減縮すること(タイヤ情報減縮)と、(3)スペアタイヤ情報100の送信間隔を装着タイヤとして使用される場合の送信間隔とは異ならせること(送信間隔変更)とを含む。
【0031】
上記(1)のタイヤ情報変更は、具体的には、スペアタイヤ判定情報に、スペアタイヤ12であることを表す「10」、またはスペアタイヤ12である可能性が高いことを表す「01」のデータを格納することである。具体的には、前記送信変更プログラムのS2で設定された「10」のデータ、または、S5で「01」に設定されたデータがタイヤ情報に取り込まれる。(2)のタイヤ情報減縮は、例えば、図4に示すように、スペアタイヤ12からのタイヤ情報であるスペアタイヤ情報100の内容を、▲1▼スタート情報1bit,▲2▼同期情報2bit,▲3▼識別情報28bit,▲4▼電池電圧情報1bit,▲5▼空気圧・温度情報2bit,▲6▼スペアタイヤ判定情報2bitの合計36bitとし、装着タイヤ10のタイヤ情報量(71bit)と比較して情報量を半分程度に減縮することである。スペアタイヤ情報100のうち、空気圧・温度情報等がタイヤ状態情報である。このスペアタイヤ12の空気圧値およびタイヤ温度は、異常判定に使用されるのみで装着タイヤ10ほど細かく検出される必要はない。したがって、例えば図8に示すように、タイヤ温度しきい値を1つ設定するとともに、極低空気圧しきい値と低空気圧しきい値との2つの空気圧しきい値を設定することとすれば、スペアタイヤ12の空気圧・タイヤ温度情報が2bitで済み、装着タイヤ10の空気圧情報16bitおよびタイヤ温度情報8bitに比較して大幅に情報量を減縮できる。このように空気圧,タイヤ温度情報を含むタイヤ情報の情報量を減縮することにより、電源であるバッテリの電気エネルギの消耗を抑制してバッテリ寿命を増加させることができる。(3)の送信間隔の変更では、スペアタイヤ情報100の送信間隔が、そのタイヤが装着タイヤとして使用される場合の送信間隔とは異ならされる。例えば、スペアタイヤ12とされているタイヤの本来の送信間隔、すなわちそのタイヤが装着タイヤ10とされる場合のそのタイヤ固有の送信間隔の複数倍に延長されるのである。具体的には、そのタイヤからのタイヤ情報の送信が設定回数おきに行われるようにされるのであり、それによって、受信アンテナ70において、装着タイヤ情報60とスペアタイヤ情報100とが重なって受信されることが原則的に回避される。
【0032】
特定信号の送信間隔が短い場合の送信変更プログラムは、図6のフローチャートで示すように、図5のフローチャートとほぼ同じものであるが、S1の特定信号の受信をプログラムの実行時に検出するものであるため、RAMに特定信号の受信を記憶しない点が図5の送信変更プログラムとは異なる。つまり、図5のプログラムのS3が削除されたものが図6の送信変更プログラムである。したがって、S1,S2およびS4〜S8の各ステップの説明は図5の送信変更プログラムと同じであるためここでは説明を省略する。
【0033】
各タイヤ10,12の送信アンテナ34から送信されるタイヤ情報(装着タイヤ情報60およびスペアタイヤ情報100)を車体側受信機76の受信アンテナ70が受信し、タイヤ情報処理装置74において情報処理が行われる。情報処理の一つとして、各タイヤ10,12の異常判定について以下に説明する。本実施形態においては、イグニッションスイッチ86がON状態にあってもOFF状態にあっても、車輪側装置20と車体側装置24との間の無線の通信が行われ、タイヤ情報が送信されるのであるが、イグニッションスイッチ86のOFF状態においては、タイヤ状態が異常であっても報知装置88が作動させられることはない。イグニッションスイッチ86のON状態において、各タイヤ10,12から送信されたタイヤ情報に含まれる空気圧情報が表す空気圧が設定圧より小さい場合、タイヤ情報に含まれる温度情報が表す温度が設定温度より高い場合には、タイヤの状態が異常であるとされて、報知装置88が作動させられる。ただし、タイヤ情報がスペアタイヤ12のものである場合には、後に詳しく説明するように、装着タイヤ10の情報とは異なる処理が行われる。例えば、上記空気圧の設定圧および設定温度のしきい値が装着タイヤ10とスペアタイヤ12とで異ならされるのである。
【0034】
タイヤ情報処理プログラムを図9のフローチャートに基づいて説明する。タイヤ情報処理プログラムは、予め定められた設定時間毎に実行される。図9のフローチャートのS20では受信処理が行われる。続いて、S21において、一連のタイヤ情報全体が正常に受信されたか否かが判定され、正常に受信されなかった場合には、S22以降が実行されない。S22においては、受信されたタイヤ情報がスペアタイヤ12からの情報であるか否か(送信内容が変更されたスペアタイヤ情報100であるか否か)が判定される。その情報が装着タイヤ10からのものであれば、S22の判定がNOとなり、S23,S24においてタイヤ状態が正常であるか異常であるかが判定される。空気圧が予め設定された設定圧Ps1より低いか、温度が予め設定された設定温度Ts1より高いかが判定されるのである。空気圧が設定圧Ps1以上であり、かつ、温度が設定温度Ts1以下である場合には、タイヤ状態が正常であるとされて、S25において警報フラグ(報知フラグ)がリセットされる。それに対して、空気圧が設定圧Ps1より小さい場合または温度が設定温度Ts1より高い場合には、タイヤ状態が異常であるとされ、S26において、警報フラグがセットされる。
【0035】
タイヤ情報がスペアタイヤ12のものであれば、S22の判定がYESとなり、S27,S28においてスペアタイヤ12のタイヤ状態が正常であるか異常であるかが判定される。空気圧が設定圧Ps2より低いか、温度が設定温度Ts2より高いかがそれぞれ判定されるのである。スペアタイヤ12の異常判定は、装着タイヤ10の設定圧Ps1および設定温度Ts1とは異なる設定圧Ps2および設定温度Ts2がしきい値として設定される。設定圧Ps2および設定温度Tsは共に設定圧Ps1および設定温度Ts1より小さい値とされる。装着タイヤ10に車両重量が加えられること、温度が高くなること等に起因して、装着タイヤ10の空気圧はスペアタイヤ12のものより高くなる。車両が走行状態になると、装着タイヤ10の温度は、弾性変形の繰り返しや路面との摩擦によって上昇する。しかし、無制限に上昇するわけではなく、走行環境等によって決まる高さに達すると、ほぼ定常状態になる。それに対して、スペアタイヤ12の温度はラッゲージスペースの温度変化に伴って変化するが、その変化勾配はごく緩やかである。また、ラッゲージスペースの温度は上昇するとは限らない。ラッゲージスペースの温度が低下すれば、低下するのである。その後、定常状態に達した場合には、スペアタイヤ12の温度もほぼ一定に保たれるが、この定常状態においてもスペアタイヤ12の温度(定常温度)は装着タイヤ10の温度ほど高くなることはない。これらの事情を考慮して、設定圧Ps2は設定圧Ps1より小さい値とされ、設定温度Ts2も設定温度Ts1より小さい値とされるのである。
【0036】
空気圧が設定圧Ps2以上であり、かつ、温度が設定温度Ts2以下である場合には、タイヤ状態が正常であるとされて、S29において警報フラグがリセットされる。それに対して、空気圧が設定圧Ps2より小さい場合または温度が設定温度Ts2より高い場合には、タイヤ状態が異常であるとされ、S30において、警報フラグがセットされる。なお、スペアタイヤ12については、タイヤ温度の異常は判定されないようにしてもよい。
【0037】
報知装置88は、図10のフローチャートで表される報知装置制御プログラムの実行によって制御される。S41において、イグニッションスイッチ86がON状態にあるかどうかが判定され、ON状態にあると判定された場合には、S42において、警報フラグがセットされているか否かが判定される。ON状態にあって、かつ、警報フラグがセット状態にある場合には、S43において、報知装置88が作動させられるが、イグニッションスイッチ86がOFF状態にある場合、あるいは警報フラグがリセット状態にある場合には、S44において、報知装置88が作動させられない。S44が実行される場合に、報知装置88が作動状態にある場合には、その作動が停止させられる。また、イグニッションスイッチ86のOFF状態においては、警報フラグがセットされていても、報知装置88が作動させられることはない。
【0038】
報知装置88は、装着タイヤ10とスペアタイヤ12とで同じ態様で作動させられてもよいが、異なる態様で作動させられることが望ましい。例えば、報知装置88が音を発するものである場合には、スペアタイヤ12が異常と判定された場合は装着タイヤ10の場合より音が小さくされたり、互いに異なるメロディの音楽が出力されるようにしたりすることができる。また、ディスプレイに表示するものである場合には、装着タイヤ10またはスペアタイヤ12のいずれに異常が発生しているかがわかるように表示されるようにすることができる。表示箇所が変更されたり、スペアタイヤ12か装着タイヤ10かが表示されたりすることができる。
【0039】
また、タイヤ情報処理プログラムの実行において、タイヤ状態が異常と判定されたタイヤが装着タイヤ10からのものである場合とスペアタイヤ12からのものである場合とで、異なる種類のフラグがセットされるようにすることもできる。この場合には、警報フラグの種類に応じて報知装置88が作動させられるようにすることができる。
さらに、報知装置88が複数の作動部を含む場合には、装着タイヤ10が異常と判定された場合とスペアタイヤ12のとで、異なる作動部が選択的に作動させられるようにすることもできる。
【0040】
本実施形態においては、車輪側装置20のタイヤ情報作成装置36に格納された送信変更プログラムを記憶する部分および実行する部分が非装着タイヤ情報送信手段であり、かつ、送信変更手段を構成している。車輪側装置20のタイヤ情報作成装置36に格納された送信変更プログラムのS1〜S7を記憶する部分および実行する部分は、非装着タイヤ検出手段としての外部情報依拠検出手段の一例である特定信号依拠検出手段を構成している。送信変更プログラムのS2,S5およびS6のタイヤ情報を変更する部分を記憶する部分と、それらを実行する部分とがタイヤ情報変更手段を構成している。送信変更プログラムのS6のタイヤ情報の減縮とそれを実行する部分がタイヤ情報減縮手段を構成している。送信変更プログラムのS6のタイヤ情報の送信間隔を変更する部分を記憶する部分と、それを実行する部分とが送信間隔変更手段を構成している。また、車体側装置24のタイヤ情報処理装置74のタイヤ情報処理プログラムを記憶する部分および実行する部分が情報処理手段を構成している。タイヤ情報処理プログラムのS22を記憶する部分および実行する部分が送信変更検出手段を構成し、タイヤ情報処理プログラムのS27およびS28を記憶する部分とそれらを実行する部分とが情報処理変更手段としての比較値変更手段を構成している。本実施形態においては、タイヤ状態量の一種としてのタイヤ空気圧値およびタイヤ温度値のしきい値(設定圧Ps1および設定温度Ts1)が装着タイヤの比較値とされ、装着タイヤの比較値とは異なる比較値が、タイヤ空気圧値およびタイヤ温度値のしきい値(設定圧Ps2および設定温度Ts2)とされている。前記空気圧センサ30,温度センサ32および振動センサ33は、それぞれタイヤ状態検出装置の各形態である。さらに、車輪側装置20の送信変更プログラムのS8を記憶する部分および実行する部分が、非装着タイヤ検出手段としてのタイヤ状態依拠検出手段の一例であるタイヤ運動依拠検出手段を構成している。本実施形態においては、振動センサ33が運動検出装置を構成している。
【0041】
本実施形態によれば、特定信号送信機82からの特定信号の受信と振動センサ33の出力値が設定値より小さいこととの少なくとも一方が検出されることにより、スペアタイヤ12であることが検出され、それに基づいて車体側受信機76に送信されるタイヤ情報が変更される。したがって、運転者による特別な操作を要することなく、装着タイヤ10からのタイヤ情報とスペアタイヤ12からのタイヤ情報とを区別して取得することができる。車体側受信機76では、送信された装着タイヤ情報60とスペアタイヤ情報100とを容易に識別することができ、さらに、各タイヤ10,12それぞれに好適なしきい値を適用してタイヤ異常判定を行うことができる。また、スペアタイヤ情報100が装着タイヤ情報60の情報量を減縮したものとされ、あるいは送信間隔が延長されるため、車輪側装置20のエネルギ消費量が節減され、電源たるバッテリの寿命を長くすることができる。さらに、空気圧センサ30,温度センサ32,振動センサ33,タイヤ情報作成装置36等車輪側装置20がタイヤ10,12に固定して設けられているため、それらを含めてタイヤ10,12の動バランスをとることができ、トランスポンダがスペアタイヤ内で自在に移動する場合のように、車両振動の一因となることも回避することができる。
【0042】
非装着タイヤの送信変更手段としては、前記タイヤ情報変更手段,タイヤ情報減縮手段および送信間隔変更手段の少なくとも1つが含まれればよい。例えば、送信変更手段がタイヤ情報変更手段のみ含むものとする場合、スペアタイヤ(非装着タイヤ)判定情報の情報量を1bitとし、非装着タイヤのタイヤ情報として非装着タイヤ判定情報が「1」とされたものを含むものを送信することにより、車体側受信機において非装着タイヤからの情報であることが識別される。
【0043】
本実施形態を、タイヤ側送受信機の特定信号の受信と、振動センサ33の出力値が設定値より小さいこととのいずれか一方の条件が満たされれば、そのタイヤが非装着タイヤであることが検出され、送信内容が変更されるようにしてもよい。その場合には、振動センサ33と特定信号送信機82とのいずれか一方を省略してもよい。
【0044】
特定信号を受信したスペアタイヤ12のタイヤ情報作成装置36においては、車体側装置24に送信されるタイヤ情報の変更として、▲1▼タイヤ情報変更(スペアタイヤ判定情報を「10」または「01」とする。),▲2▼タイヤ情報減縮,および▲3▼送信間隔変更が行われていたが、送信変更処理の別の形態として、タイヤ情報の送信が制限されるようにすることもできる。上記送信間隔変更の一態様としての送信間隔延長、あるいはタイヤ情報減縮は、送信制限の一種と考えることができ、送信制限の特に強いものが送信の禁止である。この送信禁止プログラムの一実施形態を図11のフローチャートに基づいて説明する。S51において、タイヤ側送受信機52が特定信号を受信したか否かが判定され、判定がYESとなれば、そのタイヤはスペアタイヤ12であると判定されて、S52においてそのスペアタイヤ12からのタイヤ情報の送信が禁止される。S51の判定がNOであれば、そのタイヤは装着タイヤ10であると判定され、S53において装着タイヤ10のタイヤ情報が車体側装置24に送信され、受信アンテナ70に受信される。つまり、車体側装置24に送信されるタイヤ情報は、全て装着タイヤ10のタイヤ情報であることになる。したがって、スペアタイヤ12の空気圧,温度等の状態量に基づいて誤った警報が発せられ、あるいは不必要な車両制御が行われることを回避することができる。また、スペアタイヤ12の空気圧センサ30等の各種センサや、タイヤ情報作成装置36の電源であるバッテリの電気エネルギの消耗を抑制することもできる。さらに、車体側受信機76にスペアタイヤ12からのタイヤ情報が受信されないため、その分情報処理量を低減できる。
【0045】
なお、本実施形態においては、装着タイヤ10のパンクやローテーション等によってスペアタイヤ12が装着タイヤ10と交換された場合には、スペアタイヤ12の車両走行開始後設定時間当たりのタイヤ温度変化量が装着タイヤ10に相当する大きさとなること、あるいは、振動センサ33の出力信号が装着タイヤ10であることを示すものとなること等に基づいて、装着タイヤ10として機能していると判定された後、前記タイヤ情報の送信禁止が解除され、送信開始可能な状態とされることが望ましい。
【0046】
上記実施形態においては、装着タイヤ10とスペアタイヤ12とに共通の受信アンテナ70が1つのみ設けられていたが、図12に示すように、受信アンテナ70とともに、感度と指向性との少なくとも一方により、スペアタイヤ12の送信アンテナ34からの信号は受信可能であるが、装着タイヤ10の送信アンテナ34からの信号は受信不能である受信アンテナ200を設けてもよい。なお、本実施形態において、図1〜図10に示す実施形態と同様に構成される部分については、同じ符号を付して説明を省略する。ただし、車輪側装置20は、振動センサ33および受信アンテナ44を含まず、車体側装置24は特定信号送信機82を含まないものとする。車体側受信機76において、複数の受信アンテナ70,200のうち、スペアタイヤ12に対応して設けられた受信アンテナ200により受信されたタイヤ情報であることを特定すれば、そのタイヤ情報がスペアタイヤ12のものであることがわかり、装着タイヤ10からのタイヤ情報と異なる処理を施すことも可能となる。本実施形態によっても、スペアタイヤ12からのタイヤ情報を装着タイヤ10からのものと正確に識別することができる。装着タイヤ10についても、それぞれに対応して、複数の受信アンテナが設けられるようにすることも可能である。
【0047】
車両には、スペア専用タイヤの一例であるTタイプタイヤ(商標名:テンパタイヤ)が非装着タイヤとして搭載されることもある。Tタイプタイヤは、格納スペース低減および重量軽減のために、標準(通常)タイヤに比較してタイヤ幅および外径が小さくされたものであり、また、車両に装着された場合の操縦安定性およびタイヤ半径の差を補うために、設定タイヤ空気圧が通常タイヤより高くされている。例えば、通常タイヤの設定空気圧が2.0kpa程度とされる場合に、Tタイプタイヤの設定空気圧は4.0kpa程度(通常タイヤの2倍)とされるのである。
【0048】
Tタイプタイヤ300が車両に搭載された場合の情報処理について図13ないし図16に基づいて説明する。なお、図1〜図10に示す実施形態と同様に構成される部分については、同じ符号を付して説明を省略する。ただし、車輪側装置20は、振動センサ33および受信アンテナ44を含まず、車体側装置24は特定信号送信機82を含まないものとする。図13および図14に示すように、Tタイプタイヤ300に設けられたタイヤ側送信機304を含む車輪側装置306は、Tタイプタイヤ300に専用のものであり、装着タイヤとして機能する通常タイヤ10(以下、「通常タイヤ10」と略称する。)の車輪側装置20と比較して簡素な構成とされている。車輪側装置306は、Tタイプタイヤ300の空気圧を検出する空気圧検出装置たる空気圧センサ310と、空気圧センサ310によって検出された空気圧を表す空気圧情報を含む一連のタイヤ情報を送信する送信アンテナ312と、一連のタイヤ情報を作成するタイヤ情報作成装置314とを含む。送信アンテナ312およびタイヤ情報作成装置314等がタイヤ側送信機304を構成している。タイヤ情報作成装置314は、CPU,ROM,RAM,入出力部等を含むコンピュータを含むものであり、入出力部には、空気圧センサ310等が接続されるとともに、送信アンテナ312が接続される。
【0049】
Tタイプタイヤ300のタイヤ情報作成装置314で作成されるTタイプタイヤ情報320は、図15に示すように、▲1▼スタート情報,▲2▼同期情報,▲3▼識別情報,▲4▼電池電圧情報,▲5▼空気圧情報および▲6▼Tタイプタイヤ判別情報等を含み、通常タイヤ10の情報量より少なくされている。通常タイヤ10のタイヤ情報は、前記実施形態の装着タイヤ10で説明したもののうち、スペアタイヤ情報がTタイプタイヤ判別情報に代えられたものである。Tタイプタイヤ判別情報は、Tタイプタイヤ300であれば「1」、通常タイヤ10であれば「0」とされるものである。Tタイプタイヤ300は、通常タイヤ10が使用不能である場合の応急用のみに使用されるものであり、Tタイプタイヤ300が通常タイヤとして使用された場合には、車両の走行速度も小さくされるため、タイヤの温度あるいは温度変化による異常を検出することは困難であり、タイヤ温度センサは設けられていない。その分電源であるバッテリの電気エネルギの消耗を抑制することができる。
【0050】
車体側受信機76に受信された通常タイヤ10からのタイヤ情報とTタイプタイヤ300からのタイヤ情報とには、互いに異なる処理が施される。車体側受信機76のタイヤ情報処理について図16のフローチャートに基づいて説明する。S101において受信処理が行われる。続いてS102において、Tタイプタイヤ判別情報が「1」であるか否かが判定される。タイヤ情報が通常タイヤ10からのものであれば、S102の判定がNOとなり、S103,104においてタイヤ状態が正常であるか異常であるかが判定される。前記実施形態と同様、空気圧が設定圧Ps1より低いか、温度が設定温度Ts1より高いかが判定されるのである。空気圧が設定圧Ps1以上であり、かつ、温度が設定温度Ts1以下である場合には、タイヤ状態が正常であるとして、S105において警報フラグ(報知フラグ)がリセットされる。それに対して、空気圧が設定圧Ps1より小さい場合または温度が設定温度Ts1より高い場合には、タイヤ状態が異常であるとして、S106において警報フラグがセットされる。
【0051】
タイヤ情報がTタイプタイヤ300からのものであれば、Tタイプタイヤ判別情報が「1」とされており、S102の判定がYESとなって、S110においてタイヤ状態が正常であるか異常であるかが判定される。本実施形態では、空気圧が設定圧Ps3より小さいか否かが判定される。Tタイプタイヤ300は、前述のように通常タイヤ10より空気圧が高くされるものであるため、Tタイプタイヤ300の空気圧のしきい値である設定圧Ps3は通常タイヤ10の設定圧Ps1より高くされている。Tタイプタイヤ300の空気圧が設定圧Ps3以上であれば、タイヤ状態が正常であるとされて、S111において警報フラグがリセットされる。それに対して、空気圧が設定圧Ps3より小さい場合には、タイヤが空気圧不足であると判定され、S112において警報フラグがセットされる。この警報フラグは、通常タイヤ10の警報フラグと同じものとされてもよいが、異なるものとされることが望ましい。報知装置88の作動制御は、前記実施形態と同様に実施することができる。
【0052】
本実施形態においては、空気圧センサ310がTタイプタイヤ状態量の一例であるタイヤ空気圧値を検出するTタイプタイヤ状態検出装置を構成している。また、通常タイヤ10の状態量の一例であるタイヤ空気圧値およびタイヤ温度値を検出する空気圧センサ30および温度センサ32が、通常タイヤ状態検出装置を構成している。送信機50が通常タイヤ側送信機を構成し、Tタイプタイヤ300に設けられたタイヤ側送信機304がTタイプタイヤ側送信機を構成している。車体側装置24のタイヤ情報処理装置74において、タイヤ情報処理プログラムを記憶する部分および実行する部分が処理手段を構成している。タイヤ情報処理プログラムのS103において、通常タイヤ10の空気圧値と比較される比較値たる設定圧Ps1が通常タイヤしきい値を構成し、S110において、Tタイプタイヤ300の空気圧値と比較される比較値たる設定圧Ps3がTタイプタイヤしきい値を構成している。また、タイヤ情報処理プログラムのS110ないしS112を記憶する部分とそれを実行する部分とが空気圧判定手段を構成している。
【0053】
本実施形態によれば、Tタイプタイヤ300の空気圧を監視することができ、異常を検出すれば報知装置88を作動させることができる。また、Tタイプタイヤ300の車輪側装置306を簡単な構成として装置コストを低減させるとともに、電源であるバッテリの電気エネルギの消耗を抑制することができる。さらに、Tタイプタイヤ300のタイヤ側送信機304から送信される情報を異常検出に必要な最低限のもののみとすることにより、前記実施形態のように、装着タイヤとして使用される場合とスペアタイヤとして使用される場合とで、タイヤ情報を変更することが不要となる。
【0054】
空気圧センサ30,310は、ホイールのタイヤのバルブに対応する部分に設けられることが多いが、それに限らない。例えば、タイヤ自体に埋め込まれるようにしたり、タイヤの内部(中空部)に設けられたりすることができる。タイヤのビード部、サイドウォール部、トレッド部等に設けられるようにすることができるのである。
【0055】
以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明は、前記〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるタイヤ状態検出・通信装置が搭載された車両全体を概念的に表す図である。
【図2】上記タイヤ状態検出・通信装置を表すブロック図である。
【図3】タイヤの振動状態を示す図である。
【図4】装着タイヤのタイヤ情報の内容と非装着タイヤのタイヤ情報の内容とをそれぞれ表す図である。
【図5】前記タイヤ状態検出・通信装置に含まれる車輪側装置のROMに格納された送信変更プログラムの一形態を表すフローチャートである。
【図6】前記タイヤ状態検出・通信装置に含まれる車輪側装置のROMに格納された送信変更プログラムの別の形態を表すフローチャートである。
【図7】上記送信変更プログラムで実行される送信変更の内容を説明するための図である。
【図8】非装着タイヤの空気圧・タイヤ温度情報を表す図である。
【図9】前記タイヤ状態検出・通信装置に含まれる車体側装置のタイヤ情報処理装置のROMに格納されたタイヤ情報処理プログラムを表すフローチャートである。
【図10】上記車体側装置のROMに格納された報知装置制御プログラムを表すフローチャートである。
【図11】本発明の別の実施形態であるタイヤ状態検出・通信装置に含まれる車輪側装置のROMに格納された送信変更プログラムの一形態である送信禁止プログラムを表すフローチャートである。
【図12】本発明のさらに別の実施形態であるタイヤ状態検出・通信装置が搭載された車両全体を概念的に表す図である。
【図13】本発明のさらに別の実施形態であるタイヤ状態検出・通信装置が搭載された車両全体を概念的に表す図である。
【図14】上記タイヤ状態検出・通信装置を表すブロック図である。
【図15】Tタイプタイヤのタイヤ情報の内容を表す図である。
【図16】前記タイヤ状態検出・通信装置に含まれる車体側装置のタイヤ情報処理装置のROMに格納されたタイヤ情報処理プログラムを表すフローチャートである。
【符号の説明】
10:装着タイヤ 12:スペアタイヤ 20:車輪側装置 22:車体24:車体側装置 30:空気圧センサ 32:温度センサ 33:振動センサ 34:送信アンテナ 36:タイヤ情報作成装置 40:送信アンテナ 44:受信アンテナ 50:送信機 52:タイヤ側送受信機 60:装着タイヤ情報 70:受信アンテナ 74:タイヤ情報処理装置 76:車体側受信機 80:送信制御装置 82:特定信号送信機100:スペアタイヤ情報 200:受信アンテナ 300:Tタイプタイヤ 304:タイヤ側送信機 306:車輪側装置 310:空気圧センサ 312:送信アンテナ 314:タイヤ情報作成装置 320:Tタイプタイヤ情報

Claims (9)

  1. 車両に装着された装着タイヤと装着されていない非装着タイヤとを含む複数のタイヤの各々に設けられるタイヤ状態検出装置と、
    前記複数のタイヤの各々に設けられるタイヤ側送受信機と、
    車体に設けられる少なくとも1つの車体側受信機と、
    車体に設けられ、前記非装着タイヤの前記タイヤ側送受信機には受信可能であるが、前記装着タイヤの前記タイヤ側送受信機には受信不能な状態で特定の信号を送信する特定信号送信機と、
    前記複数のタイヤの各々に設けられ、前記特定信号に応じて、前記タイヤ状態検出装置により検出されたタイヤ状態を含むタイヤ情報の前記車体側受信機に対する送信を変更する送信変更手段と
    を含むことを特徴とするタイヤ状態検出・通信装置。
  2. 前記送信変更手段が、前記タイヤ側送受信機が前記タイヤ情報の送信を制限する送信制限手段を含む請求項1に記載のタイヤ状態検出・通信装置。
  3. 前記送信変更手段が、前記タイヤ情報を前記非装着タイヤであることを表す非装着タイヤ情報を含むものに変更するタイヤ情報変更手段を含む請求項1または2に記載のタイヤ状態検出・通信装置。
  4. 前記送信変更手段が、前記タイヤ情報を前記装着タイヤのタイヤ情報に比較して情報量の少ないものに減縮するタイヤ情報減縮手段を含む請求項1ないし3のいずれかに記載のタイヤ状態検出・通信装置。
  5. 車体に設けられ、前記タイヤ側送受信機から前記車体側受信機へ送信された前記タイヤ情報を処理するとともに、そのタイヤ情報に基づいて前記送信変更手段による送信変更を検出し、そのタイヤ情報の処理を、送信変更を検出しない場合とは異ならせる情報処理手段を含む請求項1ないし4のいずれかに記載のタイヤ状態検出・通信装置。
  6. 前記情報処理手段が、前記送信変更の検出時に、前記タイヤ側送受信機から前記車体側受信機へ送信された前記タイヤ情報に含まれるタイヤ状態量を比較すべき比較値を、前記送信変更の非検出時とは異ならせる比較値変更手段を含む請求項5に記載のタイヤ状態検出・通信装置。
  7. 複数のタイヤの各々に設けられるタイヤ状態検出装置と、
    前記複数のタイヤの各々に設けられるタイヤ側送受信機と、
    車体に設けられる少なくとも1つの車体側受信機と、
    前記複数のタイヤの各々に設けられ、それら複数のタイヤの少なくとも1つが非装着タイヤであることを検出する非装着タイヤ検出手段と、
    前記複数のタイヤの各々に設けられ、前記非装着タイヤ検出手段による非装着タイヤであることの検出に応じて、前記タイヤ状態検出装置により検出されたタイヤ状態を含むタイヤ情報の前記車体側受信機に対する送信を変更する送信変更手段と
    を含むことを特徴とするタイヤ状態検出・通信装置。
  8. 前記非装着タイヤ検出手段が、前記タイヤ側送受信機が受信した外部からの情報に基づいて非装着タイヤであることを検出する外部情報依拠検出手段を含む請求項に記載のタイヤ状態検出・通信装置。
  9. 前記複数のタイヤの各々に設けられ、それらタイヤの各々の状態に基づいてそれらタイヤのいずれかが前記非装着タイヤであることを検出するタイヤ状態依拠検出手段を含む請求項7または8に記載のタイヤ状態検出・通信装置。
JP2002119633A 2002-04-22 2002-04-22 タイヤ状態検出・通信装置 Expired - Fee Related JP3960112B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002119633A JP3960112B2 (ja) 2002-04-22 2002-04-22 タイヤ状態検出・通信装置
US10/397,206 US7116218B2 (en) 2002-04-22 2003-03-27 Vehicle-tire-state detection/communication apparatus and tire-data communication apparatus
EP03007620A EP1356960B1 (en) 2002-04-22 2003-04-02 Vehicle-tire-state detection/communication apparatus and tire-data communication apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002119633A JP3960112B2 (ja) 2002-04-22 2002-04-22 タイヤ状態検出・通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003312220A JP2003312220A (ja) 2003-11-06
JP3960112B2 true JP3960112B2 (ja) 2007-08-15

Family

ID=28786749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002119633A Expired - Fee Related JP3960112B2 (ja) 2002-04-22 2002-04-22 タイヤ状態検出・通信装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7116218B2 (ja)
EP (1) EP1356960B1 (ja)
JP (1) JP3960112B2 (ja)

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7161476B2 (en) 2000-07-26 2007-01-09 Bridgestone Firestone North American Tire, Llc Electronic tire management system
US8266465B2 (en) 2000-07-26 2012-09-11 Bridgestone Americas Tire Operation, LLC System for conserving battery life in a battery operated device
DE10317689A1 (de) * 2003-04-17 2004-10-28 Robert Bosch Gmbh HF-Felgenantenne mit mehreren Patch-Antennen
JP5250754B2 (ja) * 2003-12-11 2013-07-31 コンティ テミック マイクロエレクトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング センサトランスポンダ及びタイヤ接地長及びタイヤ荷重の測定方法
DE102004004292A1 (de) * 2004-01-28 2005-09-08 Siemens Ag Anordnung und Verfahren zum bidirektionalen Übertragen von Signalen bei einem Kraftfahrzeug
JP3953474B2 (ja) * 2004-06-18 2007-08-08 Necエレクトロニクス株式会社 制御装置、タイヤ圧力監視制御装置、制御方法、およびタイヤ圧力監視制御方法
DE102004034875A1 (de) * 2004-07-19 2006-03-16 Siemens Ag Vorrichtung zum Lokalisieren einer Radelektronik in einem Kraftfahrzeug
JP4175307B2 (ja) 2004-08-25 2008-11-05 株式会社デンソー タイヤ空気圧検出装置
US7006946B1 (en) * 2004-09-02 2006-02-28 Michelin Recherche Et Technique S.A. Mechanical transmission of data to an electronic device in a tire
JP4089673B2 (ja) * 2004-09-24 2008-05-28 アイシン精機株式会社 タイヤ情報検知装置
US7369046B2 (en) * 2004-10-05 2008-05-06 Broadcom Corporation Wireless human interface device with integrated temperature sensor
JP4241587B2 (ja) * 2004-11-25 2009-03-18 トヨタ自動車株式会社 車輪状態監視装置および車輪状態監視方法
US7570157B2 (en) * 2005-10-24 2009-08-04 Ford Global Technologies, Llc Method and apparatus for adjusting the pressure sensor measurement range in a tire pressure monitoring system
US20070129989A1 (en) * 2005-12-02 2007-06-07 Ponton Brett T Optimized tire category management method
JP2007237781A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Hitachi Ltd タイヤ空気圧監視システム
US7924148B2 (en) * 2007-02-23 2011-04-12 Continental Automotive Systems Us, Inc Robust radio frequency signals
CN101680819B (zh) * 2007-06-20 2012-12-12 米其林研究和技术股份有限公司 多轴车辆上所有轮胎id的自动定位
JP5502729B2 (ja) 2007-07-03 2014-05-28 コンティネンタル オートモーティブ システムズ ユーエス, インコーポレイティッド 汎用タイヤ圧監視センサ
JP5181965B2 (ja) * 2008-09-19 2013-04-10 株式会社デンソー 車輪位置検出装置およびそれを備えたタイヤ空気圧検出装置
EP2320355A1 (en) * 2009-11-04 2011-05-11 BRITISH TELECOMMUNICATIONS public limited company Monitoring movement
US8751092B2 (en) 2011-01-13 2014-06-10 Continental Automotive Systems, Inc. Protocol protection
US8502655B2 (en) 2011-08-09 2013-08-06 Continental Automotive Systems, Inc. Protocol misinterpretation avoidance apparatus and method for a tire pressure monitoring system
KR101672235B1 (ko) 2011-08-09 2016-11-03 컨티넨탈 오토모티브 시스템즈 인코포레이티드 타이어 압력 모니터링 장치 및 방법
US9676238B2 (en) 2011-08-09 2017-06-13 Continental Automotive Systems, Inc. Tire pressure monitor system apparatus and method
WO2013022436A1 (en) 2011-08-09 2013-02-14 Continental Automotive Systems Us, Inc. Protocol arrangement in a tire pressure monitoring system
EP2741927B1 (en) * 2011-08-09 2017-04-26 Continental Automotive Systems, Inc. Apparatus and method for activating a localization process for a tire pressure monitor
US9446636B2 (en) 2014-02-26 2016-09-20 Continental Automotive Systems, Inc. Pressure check tool and method of operating the same
US9517664B2 (en) 2015-02-20 2016-12-13 Continental Automotive Systems, Inc. RF transmission method and apparatus in a tire pressure monitoring system
DE102016213290A1 (de) 2015-08-03 2017-02-09 Continental Automotive Systems, Inc. Vorrichtung, System und Verfahren zum Konfigurieren eines Reifeninformationssensors mit einem Übertragungsprotokoll auf der Basis von Fahrzeugtriggerkenngrößen
US10000213B2 (en) 2016-03-02 2018-06-19 Ford Global Technologies, Llc Spare tire detection
JP6747415B2 (ja) * 2017-10-30 2020-08-26 株式会社デンソー タイヤ空気圧検出装置
JP7112909B2 (ja) * 2018-08-09 2022-08-04 株式会社ブリヂストン タイヤ種判別方法及びタイヤ種判別装置
JP7115205B2 (ja) 2018-10-10 2022-08-09 株式会社デンソー タイヤ空気圧監視システム
US11374783B2 (en) * 2019-02-19 2022-06-28 Xcspec, Inc. Systems and methods for differential pressure determination and control
US11203235B2 (en) * 2020-05-05 2021-12-21 Enervibe Ltd System for tires pressure and wear detection
CN116141882B (zh) * 2022-12-30 2024-05-03 保隆霍富(上海)电子有限公司 一种车辆轮胎工作模式识别方法、识别装置、识别设备及计算机可读存储介质

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE184240T1 (de) 1993-03-11 1999-09-15 Schrader Bridgeport Int Inc Reifendruckfernüberwachungssystem unter verwendung von kodierter reifenidentifikation und radiofrequenzdatenübertragung mit möglichkeit zum rekalibrieren nach reifenwechsel oder reifenaustausch
US6087930A (en) * 1994-02-22 2000-07-11 Computer Methods Corporation Active integrated circuit transponder and sensor apparatus for transmitting vehicle tire parameter data
US5838229A (en) 1995-07-18 1998-11-17 Schrader-Bridgeport International, Inc. Remote tire pressure monitoring system employing coded tire identification and radio frequency transmission and enabling recalibration upon tire rotation or replacement
DE19631783A1 (de) * 1996-08-07 1998-03-12 Duerrwaechter E Dr Doduco Verfahren zum Verarbeiten von Signalen eines Reifendrucküberwachungssystems
JPH10104103A (ja) 1996-09-18 1998-04-24 Alpha Beta Electron Ag タイヤ圧モニタリング装置
DE19652365C1 (de) 1996-12-17 1998-04-02 Albert Thorp Gmbh Verfahren zum Erkennen, an welcher Stelle eines mit einer Reifendruckkontrolleinrichtung ausgerüsteten Fahrzeuges sich ein bestimmtes Rad befindet
JP3459541B2 (ja) 1997-07-02 2003-10-20 トヨタ自動車株式会社 車輌のタイヤ空気圧検出装置
JP3328552B2 (ja) 1997-07-07 2002-09-24 トヨタ自動車株式会社 車輌のタイヤ空気圧推定装置
US6252498B1 (en) * 1998-03-03 2001-06-26 Charles Pashayan, Jr. Tire pressure detecting system for a vehicle
ES2226470T3 (es) 1998-12-09 2005-03-16 Beru Ag Procedimiento para asignar indicativos en señales de emisores en un sistema de vigilancia de la presion de los neumaticos a las ruedas en la que se encuentran los emisores.
JP3499470B2 (ja) 1998-12-25 2004-02-23 トヨタ自動車株式会社 車輪状態関連情報供給装置およびタイヤ異常状態報知装置
JP4076291B2 (ja) 1999-01-13 2008-04-16 横浜ゴム株式会社 スペアタイヤの空気圧監視装置
JP3510164B2 (ja) 1999-10-06 2004-03-22 トヨタ自動車株式会社 車輪状態情報供給装置および車輪状態情報供給・受信装置
DE10025503A1 (de) * 2000-05-23 2002-01-31 Bosch Gmbh Robert Sensor, Sensorsystem und Verfahren zur Fernerfassung einer Meßgröße
US6441728B1 (en) * 2001-01-02 2002-08-27 Trw Inc. Tire condition sensor communication with tire location provided via vehicle-mounted identification units
US6571617B2 (en) * 2001-01-17 2003-06-03 Microchip Technology Incorporated Method and apparatus using directional antenna or learning modes for tire inflation pressure monitoring and location determination
US6731205B2 (en) * 2001-08-06 2004-05-04 Donnelly Corporation Self training tire pressure monitoring system

Also Published As

Publication number Publication date
EP1356960A2 (en) 2003-10-29
US7116218B2 (en) 2006-10-03
US20030197604A1 (en) 2003-10-23
EP1356960A3 (en) 2004-04-21
JP2003312220A (ja) 2003-11-06
EP1356960B1 (en) 2012-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3960112B2 (ja) タイヤ状態検出・通信装置
JP4922343B2 (ja) タイヤ空気圧監視システム及び空気圧監視ユニット
JP4341559B2 (ja) 車輪情報処理装置
JP3817242B2 (ja) タイヤに影響する車両状態をモニタするためのシステム及び方法
JP2006015955A (ja) タイヤ空気圧監視システムおよびタイヤ空気圧監視方法
US7394357B2 (en) Wheel condition determination apparatus
EP1524133B1 (en) Transmitter for tire condition monitoring apparatus
JP2008074382A (ja) タイヤ盗難検出装置
JP4241587B2 (ja) 車輪状態監視装置および車輪状態監視方法
JP2007003267A (ja) タイヤ空気圧の情報を受信するための車体側通信機、自車輪のタイヤ空気圧を検出して無線送信するタイヤ空気圧送信機、およびタイヤ空気圧監視システム
US6397670B1 (en) Device for detecting vibrating signal caused by tire engaging safety insert after pressure loss in tire
JP2005297851A (ja) 車輪状態調整システム
JP2000355203A (ja) タイヤ空気圧警報装置
JP2007176218A (ja) タイヤ空気圧監視システム
JP2005170133A (ja) タイヤ空気圧モニタ装置
JP2009051347A (ja) 空気圧検出装置
US6837104B2 (en) Tire safety system
JP5082375B2 (ja) 車輪状態検出ユニットの検出対象車輪特定システム
JP2006168457A (ja) タイヤ空気圧監視装置
JP2009067367A (ja) タイヤ空気圧検出システム
JP4215586B2 (ja) ランフラット走行状態検知装置
JP2007237827A (ja) タイヤ空気圧モニター装置
JP2003237337A (ja) 車両制御装置
JP2007079740A (ja) 車両情報処理装置および車両情報処理方法
JP2010241222A (ja) タイヤ空気圧監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070507

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees