JP2000355203A - タイヤ空気圧警報装置 - Google Patents

タイヤ空気圧警報装置

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JP2000355203A
JP2000355203A JP11166641A JP16664199A JP2000355203A JP 2000355203 A JP2000355203 A JP 2000355203A JP 11166641 A JP11166641 A JP 11166641A JP 16664199 A JP16664199 A JP 16664199A JP 2000355203 A JP2000355203 A JP 2000355203A
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Akihiro Taguchi
明広 田口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤの空気圧の異常を検出して車体側装置
に無線で報知するタイヤ空気圧警報装置において、異常
検出及び異常報知のための電力消費量を必要最小限に抑
えつつ、空気圧の異常を速やかに報知できるようにす
る。 【解決手段】 タイヤT内に組み込まれるタイヤ側警報
装置1においては、振動センサ3がタイヤTの微小振動
を検出した際に、制御回路10が動作する。制御回路1
0は、圧力センサ4及び温度センサ6を駆動することに
よりタイヤT内の空気圧及び温度を検出して、その異常
判定(空気圧の低下,温度上昇=パンク)を行い、異常
時には、送信回路12を駆動して異常内容を表す信号を
車体側警報装置20に送信させる。この結果、タイヤ側
警報装置1では、タイヤTに振動が生じる車両走行時に
異常判定を行い、異常発生時には、車体側警報装置20
及び報知装置30を介して乗員にその旨を速やかに報知
でき、しかも、タイヤTが振動しない駐・停車時には、
動作を停止するので、電池16の消耗を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のタイヤ内に
組み込まれ、タイヤ内の空気圧の異常を検出して、車体
側装置に無線で報知するタイヤ空気圧警報装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気注入タイプのタイヤを備
えた車両には、走行時の安全性を高めるために、タイヤ
内に、空気圧の異常を検出して車体側装置に無線で報知
するタイヤ空気圧警報装置を組み込むようにしたものが
知られている。また、このようにタイヤ内に組み込まれ
る警報装置は、車体側より電力を供給することが困難で
あることから、通常、電力供給用の電池と一緒にタイヤ
内に組み込まれる。
【0003】ところで、このようにタイヤ内に電池を組
み込んだ場合、電池の交換が面倒であり、また、車両の
定期点検等によって電池を交換するまでの間に電池が消
耗してしまうと空気圧の異常検出を行うことができなく
なるので、タイヤ空気圧警報装置においては、電池の消
耗をできるだけ少なくすることが望まれていた。
【0004】そして、この要求に応えるために、タイヤ
内に、タイヤの回転加速度を検出する加速度センサを組
み込み、その回転加速度が所定値以上となった場合(換
言すれば車両の加速走行時)に、タイヤ内の空気圧を検
出して空気圧の異常判定を行い、この判定動作によって
空気圧の異常を判定したときにだけ、その旨を表す異常
信号を車体側装置に送信するように構成したタイヤ空気
圧警報装置も考えられている。
【0005】つまり、タイヤ空気圧警報装置をこのよう
に構成することで、当該装置による電力消費量を低減
し、電池の消耗を抑えて、その寿命を長くするのであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな対策では、電池の消耗を抑えることはできるもの
の、車両が低速で定速走行しているときのように、車両
が走行しているにもかかわらず、タイヤの回転加速度が
小さい場合には、タイヤ空気圧警報装置が動作せず、空
気圧の検出及びその異常判定を行うことができないとい
う問題があった。
【0007】つまり、上記のようにタイヤ空気圧警報装
置を、タイヤの回転加速度が所定値以上である場合にだ
け動作させるようにすると、車両が渋滞等で低速走行し
ている際に、タイヤに刺さった釘等の異物によって空気
圧が徐々に低下していても、その旨を検出することがで
きず、その後車両が通常走行に入って、タイヤの回転加
速度が所定値以上となるまで、車体側装置に異常信号を
送信することができないことから、車体側装置への異常
信号の送信、延いては、車両乗員へのタイヤの異常報知
が遅れてしまうのである。
【0008】そして、このように車両乗員への空気圧異
常の報知が遅れると、運転者がタイヤの空気が抜けた状
態で車両を走行させてしまい、タイヤを新品のものと交
換しなければならなくなるとか、タイヤを修理できて
も、その費用が通常よりも高くなってしまう、という問
題が生じることになる。
【0009】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、タイヤ内の空気圧の異常を検出して、車体側
装置に無線で報知するタイヤ空気圧警報装置において、
空気圧の異常検出及び異常報知のための電力消費量を必
要最小限に抑えつつ、空気圧の異常(低下)を速やかに
報知できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1記載のタイヤ空気圧警報装置にお
いては、振動センサがタイヤの振動を検出すると、起動
信号出力回路が制御回路に起動信号を出力する。そし
て、制御回路は、この起動信号を受けることにより動作
を開始し、その動作中には、圧力センサを駆動して、圧
力センサからタイヤの空気圧を表す検出信号を取り込
み、その検出信号に基づき、タイヤの空気圧の異常を判
定する。また、制御回路は、空気圧の異常を判定する
と、送信回路を駆動して、送信回路から車体側装置へ
と、タイヤ内の空気圧の異常を表す異常信号を送信させ
る。
【0011】このように、本発明では、前述した従来技
術のように、タイヤの回転加速度が所定値以上となる車
両の加速走行時に、制御回路による空気圧の検出・異常
判定動作や送信回路からの異常信号の送信動作を実行さ
せるのではなく、こうした異常検出及び報知のための動
作を、タイヤが振動しているときに実行させる。
【0012】これは、タイヤは、車両の駐車時や停車時
等には振動しないが、車両の走行に伴い回転すると、そ
の回転速度の変化や路面の凹凸等によって振動するため
であり、本発明では、振動センサがタイヤの振動を検出
した際に、内空気圧の異常を判定して、異常判定時には
異常信号を車体側装置に送信するよう構成することによ
り、車両の加速走行時だけでなく、車両の定速走行時に
も、タイヤの空気圧の異常を検出して、その旨を、車体
側装置を介して車両乗員に報知できるようにしているの
である。
【0013】よって本発明によれば、車両の走行時に
は、タイヤの空気圧の異常(低下)を検出して、その旨
を応答遅れなく乗員に報知することができると共に、車
両の駐車時や停車時等、車両が停止しているときには、
空気圧の異常判定を行う制御回路の動作を停止させるの
で、電力消費量を必要最小限に抑えて、電池の消耗を抑
制することができる。
【0014】次に、請求項2記載のタイヤ空気圧警報装
置は、請求項1記載のものに、更に、タイヤ内の温度を
検出する温度センサを設け、制御回路が起動信号を受け
て動作しているときには、圧力センサと温度センサとを
各々駆動して、これら各センサから検出信号を取り込
み、各検出信号に基づき空気圧及び温度の異常を判定
し、空気圧又は温度の異常を判定すると、送信回路を駆
動して、送信回路から異常信号を送信させるようにして
いる。
【0015】つまり、車両走行中にタイヤがパンクする
際には、タイヤ内部の空気温度が急激に上昇するため、
請求項2記載の装置では、タイヤ内の空気圧だけでな
く、タイヤ内部の温度を検出し、この温度が急激に上昇
したときにも、タイヤがパンクするものとして、送信回
路から車体側装置に異常信号を送信させて、車両乗員に
異常を報知できるようにしているのである。
【0016】よって本発明(請求項2)によれば、車両
走行時の安全性をより高めることができる。また次に、
請求項3記載のタイヤ空気圧警報装置においては、制御
回路が起動信号を受けて動作しているときには、空気圧
(若しくは空気圧及び温度)の異常判定結果にかかわら
ず、定期的に送信回路を駆動して、空気圧センサ(若し
くは空気圧センサ及び温度センサ)による検出データを
送信させる。
【0017】このため、請求項3記載の装置によれば、
請求項1若しくは請求項2に記載の装置と同様に、タイ
ヤの空気圧(若しくは空気圧又は温度)の異常時に、そ
の旨を表す異常信号を車体側装置に送信して、異常発生
を速やかに乗員に報知させることができるだけでなく、
空気圧(若しくは空気圧及び温度)を表すデータを車体
側装置に定期的に送信することにより、例えば、タイヤ
の空気圧(若しくは空気圧及び温度)を乗員に報知させ
るといったことができ、乗員によるタイヤの保守・点検
のための作業性を向上することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面に
基づき説明する。図1は、本発明が適用された空気圧警
報システム全体の構成を表すブロック図である。
【0019】図1に示す如く、空気圧警報システムは、
自動車の前後左右の車輪を構成する空気注入タイプのチ
ューブレスタイヤ(以下単にタイヤという)Tの内部に
設けられて、タイヤT内部の空気圧及び温度の異常を検
出し、異常検出時にはその旨を表す異常信号を送信する
タイヤ側警報装置(本発明のタイヤ空気圧警報装置に相
当する)1と、自動車の車体側に設けられて、タイヤ側
警報装置1から送信されてくる異常信号を受信すると共
に、異常信号受信時には、車室内に設けられた報知装置
30を駆動して、報知装置30から異常信号に対応した
警報を発生させる車体側警報装置20とから構成されて
いる。
【0020】車体側警報装置20は、タイヤ側警報装置
1からの送信電波(異常信号)を受信する受信アンテナ
21と、受信アンテナ21からの受信信号の内、タイヤ
側警報装置1からの異常信号に対応した周波数成分のみ
を通過させるバンドパスフィルタ22と、バンドパスフ
ィルタ22を通過した異常信号を増幅する増幅回路23
と、増幅回路23により増幅された異常信号を検波・復
調して、タイヤ側警報装置1が送信してきた異常信号か
ら異常内容を表すデータを復元する検波/復調回路25
と、検波/復調回路25が復元したデータ(受信デー
タ)を読み込み、その受信データから、今回受信した異
常信号は、自車のタイヤ側警報装置1からのものである
か否かを識別すると共に、異常信号が自車のタイヤ側警
報装置1からのものであれば、その異常内容(空気圧低
下・パンク等)を判定して、報知装置30を駆動する、
制御回路26とから構成されている。
【0021】尚、報知装置30は、車室内のインストル
メントパネルに設けられた異常報知用の警報ランプ、或
いは、車室内のスピーカから音声を発生させるオーディ
オ機器等からなり、制御回路26は、マイクロコンピュ
ータ又は専用のカスタムIC等にて構成されている。そ
して、制御回路26は、受信データに基づき判定したタ
イヤTの異常内容に応じて、警報ランプを点灯(或いは
点滅)させるか、オーディオ機器を介して車室内のスピ
ーカから所定の警報音(或いは異常内容報知用の音声)
を発生させることにより、車両乗員にタイヤTの異常を
報知する。
【0022】一方、本発明に係る主要部であるタイヤ側
警報装置1は、タイヤTのホイールの外周に形成された
取付部に固定することにより、タイヤT内に収納される
ものであり、タイヤT内の空気圧を検出する圧力センサ
4、及び、タイヤT内の空気の温度を検出する温度セン
サ6を備える。これら各センサ4,6は、制御回路10
からの駆動信号により動作し、空気圧及び温度を表す検
出信号を制御回路10に出力する。
【0023】そして、制御回路10は、これら各センサ
4,6からの検出信号に基づき、空気圧及び温度の異常
を夫々判定し、空気圧又は温度の異常を判定すると、送
信回路12を駆動すると共に、異常内容を表すデータ
(送信データ)を送信回路12に出力することにより、
送信回路12から、送信アンテナ14を介して、搬送波
を送信データに基づき所定の変調方式(ASK,FSK
等)で変調した異常信号を送信させる。
【0024】また、タイヤ側警報装置1には、制御回路
10が、圧力センサ4,温度センサ6及び送信回路12
を駆動することにより、空気圧及び温度の異常判定,異
常信号の送信といった後述の警報処理を実行できるよう
にするために、制御回路10に対して動作用の電力供給
を行う電池(一次電池)16が内蔵されている。そし
て、この電池16は、制御回路10に常時電源供給を行
うことができるように、正極側の電源ライン及び負極側
のグランドラインを介して、制御回路10に接続されて
いる。
【0025】また、制御回路10は、1チップマイクロ
コンピュータ又はカスタムICからなり、外部から起動
信号を受けて動作し、起動信号が入力されないときに
は、スリープ状態となって、内部の記憶素子の記憶内容
を保持するのに必要な微小電流しか流れないように構成
されている。また、特に本実施例では、制御回路10
は、外部から起動信号を受けた際には、まず後述の警報
処理を実行し、この警報処理を一旦実行すると、スリー
プ状態に入り、その後は、起動信号が入力されている
間、内部タイマから出力される一定時間毎(例えば15
sec.毎)に出力される起動信号にて、後述の警報処理を
実行するようにされている。
【0026】そして、この制御回路10に対して外部か
ら起動信号を出力する起動信号出力回路として、本実施
例では、電池16に対して並列に、タイヤTの振動を検
出する振動センサ18と抵抗Rとからなる直列回路を設
け、振動センサ18がタイヤTの振動を検出すると、振
動センサ18及び抵抗Rに電流が流れ、そのとき抵抗R
の両端に生じた電圧が、起動信号として、制御回路10
に入力されるように構成されている。
【0027】従って、制御回路10は、振動センサ18
がタイヤTの振動を検出した直後に起動されて警報処理
を実行し、その後は、信号センサ18にてタイヤTの振
動が検出されなくなるまでの間、内部タイマにより一定
時間間隔で定期的に起動されて警報処理を実行すること
になる。従って、制御回路10は、振動センサ18がタ
イヤTの振動を検出しない自動車の駐・停車時には、連
続的にスリープ状態となり、また、振動センサ18がタ
イヤTの振動を検出する車両走行時には、内部タイマか
らの起動信号に同期して定期的にスリープ状態となる。
【0028】尚、振動センサ18は、タイヤTの回転に
伴い路面の凹凸等によってタイヤTに生じる微小振動を
検出するためのものであり、例えば、圧電素子等からな
る振動検出用素子と、振動検出用素子からの検出信号が
所定レベル以上であるときオン状態となって抵抗Rに電
流を流す検出回路とから構成される。
【0029】次に、図2は、タイヤ側警報装置1が、振
動センサ18及び抵抗Rからなる起動信号出力回路又は
内部タイマから起動信号を受けた際に実行する警報処理
を表すフローチャートである。図2に示す如く、この警
報処理が起動されると、まずS100(Sはステップを
表す)にて、圧力センサ4及び温度センサ6に対して駆
動信号を出力することにより、各センサ4,6に電流を
流して、各センサ4,6を動作させる。そして、続くS
110では、温度センサ6から検出信号を取り込み、そ
の検出信号に基づき、タイヤT内の温度は予め設定され
た異常判定温度以下であるか否か(換言すれば温度は正
常であるか否か)を判定する。尚、異常判定温度は、タ
イヤがパンクする際に生じるタイヤT内の急激な温度上
昇を検出するためのものであり、予め実験等によって定
められている。
【0030】S110にて、タイヤT内の温度が正常で
あると判断されると、S120に移行して、圧力センサ
4からの検出信号を取り込み、その検出信号に基づき、
タイヤTの空気圧は予め設定された異常判定圧力以上で
あるか否か(換言すれば空気圧は正常であるか否か)を
判定する。尚、異常判定圧力は、タイヤTから空気が抜
けて、車両を安全に走行させることができなくなるのを
検出するためのものであり、例えば、空気圧が適正圧力
から数%〜数十%低下したときの値が予め設定されてい
る。
【0031】一方、S110にて、タイヤT内の温度が
異常判定温度を越えたと判断された場合、或いは、S1
20にて、タイヤTの空気圧が異常判定圧力を下回った
と判断された場合には、S130に移行して、送信回路
12に駆動信号を出力することにより、送信回路12に
動作用の電流を流して、送信回路12を動作させる。
【0032】また、続くS140では、S110又はS
120にて判定したタイヤの異常内容(つまりタイヤの
パンク又は空気圧の低下)を表すデータに、当該警報装
置1を特定する識別コードを付与した送信データを生成
し、この送信データを送信回路12に出力(シリアル送
信)することにより、送信回路12から、この送信デー
タにて所定周波数の搬送波を変調した異常信号を出力さ
せる。
【0033】そして、S140にて、送信回路12から
異常信号を出力させるか、或いは、S120にて、タイ
ヤTの空気圧は正常であると判断された場合には、その
ままスリープ状態に移行する。尚、S140の処理の実
行により、送信アンテナ14から車体側警報装置20の
受信アンテナ21に向けて異常信号が送信され、車体側
警報装置20では、この異常信号を受信・復調すること
により、タイヤTの異常内容を判定して、その旨を報知
装置30を介して車両乗員に報知することになる。
【0034】以上説明したように、本実施例では、タイ
ヤ側警報装置1に、タイヤTの微小振動を検出する振動
センサ18を設け、振動センサ18がタイヤTの微小振
動を検出している場合にのみ、制御回路10に起動信号
を出力して、制御回路10にタイヤ側警報処理を実行さ
せ、振動センサ18がタイヤTの微小振動を検出してい
ないときには、制御回路10がスリープ状態に入り、圧
力センサ4,温度センサ6及び送信回路12も動作を停
止する。
【0035】また、振動センサ18がタイヤの微小振動
を検出して、制御回路10に起動信号が入力されている
間は、制御回路10は、内部タイマの動作によって、定
期的に警報処理を実行する。このため、本実施例のタイ
ヤ側警報装置1によれば、自動車の走行速度や走行加速
度に関係なく、自動車が走行している際(換言すればタ
イヤTが回転している際)には、定期的にタイヤTの空
気圧異常及び温度異常を判定して、異常判定時には、そ
の旨を表す異常信号を車体側警報装置20に送信できる
ことになる。
【0036】よって、本実施例によれば、自動車の走行
開始直後からタイヤTの空気圧や温度の異常を判定し
て、異常判定時には、その旨を応答遅れなく乗員に報知
することができるようになり、前述した従来技術に比べ
て、自動車の走行安全性を向上できる。
【0037】また、自動車の駐車時や停車時等、車両が
停止しているときや、車両走行時であっても制御回路1
0が警報処理を実行していないときには、タイヤ側警報
装置1を構成する全ての回路(圧力センサ4,温度セン
サ6,制御回路10及び送信回路12)の動作が停止
し、電池16からは制御回路10のバックアップ用の電
流或いは内部タイマ動作用の電流が流れるだけであるた
め、電池16の電力消費量を必要最小限に抑え、電池の
消耗を充分抑制することができる。
【0038】また、本実施例では、タイヤ側警報装置1
において、タイヤTの空気圧及び温度に対する異常判定
を夫々行い、その判定結果に応じた異常信号を車体側警
報装置20に送信することにより、車体側警報装置20
が、乗員に対して、タイヤTの異常内容を報知するよう
にしている。よって、運転者は、タイヤTの異常の警報
を受けた際に、その警報から異常内容を識別して、自動
車をどのように運転すべきかを速やかに判断することが
でき、これによっても走行時の安全性を向上できる。
【0039】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、制御回路10にて実行される警報処理では、タイヤ
Tの空気圧異常或いは温度異常を判定したときに、その
旨を表す異常信号を車体側警報装置20に送信するもの
として説明したが、図2に示すフローチャートにおい
て、S120にてタイヤTの圧力が正常である旨が判断
された際にも、S130と同様に送信回路12を動作さ
せる処理を実行し、その後、S100にて圧力センサ4
及び温度センサ6を動作させることにより検出したタイ
ヤT内の温度及び圧力を表す検出データに、当該警報装
置1を特定する識別コードを付与することにより、検出
データ送信用送信データを生成し、この送信データを送
信回路12に出力することにより、送信回路12から、
この送信データにて所定周波数の搬送波を変調したタイ
ヤTの状態信号を出力させる処理を実行して、スリープ
状態に移行するようにしてもよい。
【0040】つまり、図2に示したフローチャートをこ
のように変更すれば、タイヤTの温度或いは圧力の異常
判定時以外のときにも、車体側警報装置20に対して、
タイヤTの温度及び圧力を表すデータを一定時間間隔で
定期的に送信することができ、車体側警報装置20で
は、このデータを受信することにより、タイヤ側警報装
置1の動作状態及びタイヤTの状態を監視し、必要に応
じて、タイヤ側警報装置1の動作異常や、タイヤTの状
態(圧力,温度)を乗員に報知することができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の空気圧警報システム全体の構成を表
すブロック図である。
【図2】 実施例のタイヤ側空気圧警報装置にて実行さ
れる警報処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…タイヤ側警報装置(タイヤ空気圧警報装置)、4…
圧力センサ、6…温度センサ、10…制御回路、12…
送信回路、14…送信アンテナ、16…電池、18…振
動センサ、R…抵抗、20…車体側警報装置、30…報
知装置、T…タイヤ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のタイヤ内に組み込まれ、タイヤ内
    の空気圧の異常を検出して、車体側装置に無線で報知す
    るタイヤ空気圧警報装置であって、 前記タイヤ内の空気圧を検出する圧力センサと、 前記車体側装置に空気圧の異常を表す異常信号を送信す
    る送信回路と、 外部から起動信号を受けることにより動作し、該動作中
    には、前記圧力センサを駆動して該圧力センサから検出
    信号を取り込み、該検出信号に基づき空気圧の異常を判
    定すると共に、空気圧の異常を判定すると、前記送信回
    路を駆動して該送信回路から前記異常信号を送信させる
    制御回路と、 前記タイヤの振動を検出する振動センサを備え、該振動
    センサにて前記タイヤの振動を検出すると、前記制御回
    路に前記起動信号を出力して、前記制御回路を動作させ
    る起動信号出力回路と、 前記各回路に動作用の電力を供給する電池と、 を備えたことを特徴とするタイヤ空気圧警報装置。
  2. 【請求項2】 前記タイヤ内の温度を検出する温度セン
    サを備え、 前記制御回路は、前記起動信号が入力されているとき、
    前記圧力センサと前記温度センサとを各々駆動して該各
    センサから検出信号を取り込み、該各検出信号に基づき
    空気圧及び温度の異常を判定し、空気圧又は温度の異常
    を判定すると、前記送信回路を駆動して該送信回路から
    前記異常信号を送信させることを特徴とする請求項1記
    載のタイヤ空気圧警報装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、前記動作中には、前記
    異常の判定結果にかかわらず定期的に前記送信回路を駆
    動し、前記センサによる検出データを送信させることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のタイヤ空気圧警
    報装置。
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