JP2009051347A - 空気圧検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイヤの空気圧を検出する空気圧検出装置であって、タイヤの空気圧を検出するために各車輪に取り付けられる送信機毎のIDと車輪位置との関係を登録する登録機能を備えた空気圧検出装置にて、構成やコストを増大させることなく消費電力を抑える。
【解決手段】送信機は、タイヤの空気室の空気圧が上昇したと判断し(S110:YES)、かつ空気室の空気温度が上昇していないと判断すると(S120:YES)、調圧がなされた、ひいてはタイヤ(車輪)がローテーションした可能性が高いと判断し、自身が何れの車輪に取り付けられているかを表す情報を記憶する位置情報記憶処理を実行する。この際、車両側の受信機では、IDと車輪位置との関係を登録する登録処理が実行される。これによれば、タイヤ(車輪)がローテーションしていないにもかかわらず、登録処理・位置情報記憶処理が実行されることを抑制でき、消費電力を抑えることができる。
【選択図】図4
【解決手段】送信機は、タイヤの空気室の空気圧が上昇したと判断し(S110:YES)、かつ空気室の空気温度が上昇していないと判断すると(S120:YES)、調圧がなされた、ひいてはタイヤ(車輪)がローテーションした可能性が高いと判断し、自身が何れの車輪に取り付けられているかを表す情報を記憶する位置情報記憶処理を実行する。この際、車両側の受信機では、IDと車輪位置との関係を登録する登録処理が実行される。これによれば、タイヤ(車輪)がローテーションしていないにもかかわらず、登録処理・位置情報記憶処理が実行されることを抑制でき、消費電力を抑えることができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、空気圧検出装置に関するものである。
従来、車両のタイヤの空気圧を検出する空気圧検出装置では、タイヤを装着した車輪側に、そのタイヤの空気圧を検出するための圧力センサを有した送信機が取り付けられている。この送信機は、圧力センサの検出結果を無線信号にて送信する。一方、車体側には、車輪側の送信機からの無線信号を受信する受信機が備えられている。受信機は、送信機からの無線信号に基づき、各タイヤの空気圧を検出する。尚、この種の空気圧検出装置では、送信機は、タイヤの空気室の空気温度も検出し、その検出結果を無線信号に付加する。
そして、このような空気圧検出装置では、受信機が受信した無線信号が自車両の送信機から送信されたものであるか否か、或いは、自車両の車輪のうち何れの車輪の送信機から送信されたものであるか否かが判別できるように、送信機毎に固有のIDを割り当てている。送信機は、無線信号にそのIDを付加し、一方受信機は、予めIDと車輪位置とを関連付けて記憶しておく。そして、受信機は、無線信号に含まれるIDに基づき無線信号が何れの車輪の送信機から送信されたものであるかを特定する。
しかし、例えば車両の所有者がタイヤを車輪ごとローテーションしてタイヤ(車輪)の位置が入れ替わった場合には、IDと車輪位置との関連が変化してしまうため、改めてIDと車輪位置との関連を登録する必要がある。
この点、特許文献1には、車輪の位置を自動認識してIDと車輪位置との関係を再登録する技術が開示されている。尚、この特許文献1では、各送信機に設けられた加速度センサ(以下、Gセンサと記載する)或いは車輪速度センサから各車輪の回転速度を求めると共に、旋回時の車輪の旋回半径の大きさが異なることが原因でその回転速度に違いが生じることを利用し、車輪の位置を特定する。例えば、左旋回時では、各車輪の回転速度の関係が、右前輪>右後輪>左前輪>左後輪となることを利用して、車輪の位置を自動認識する。加速度センサや車輪速度センサは、送信機に一般的に設けられている。
また、IDと車輪位置との関係を登録する機能(以下、登録機能と記載する)は、車輪の位置が入れ替わった場合に起動すれば充分である。この点、特許文献2では、車高を検出し、車高が上昇したことを検知すると、車輪の位置が入れ替わった可能性が高いと判断し、登録機能を起動するようにしている。つまり、車輪を入れ換える際には、ジャッキアップ等により車高が上昇する点に着目したものである。
特開2003−226121号公報
特開2004−210244号公報
さて、近年、車両における消費電力の増大の問題はますます顕著になってきており、この点からしても、前述のように、登録機能は車輪の位置が入れ替わった場合にのみ起動することが好ましい。しかしながら、特許文献1では、登録機能を起動するタイミングについては考慮されていない。そのような特許文献1では、車輪が入れ替わっていないにもかかわらず、車輪の位置を自動認識してIDと車輪位置との関連を再登録することになってしまい、この場合、電力やコンピュータ資源を不要に消費する。
一方、特許文献2では、車高が上昇した場合に登録機能が起動するため、特許文献1と比較すれば電力の消費は抑えることができる。しかしながら、車高を検出するためのセンサが必要になってしまい、構成やコストが増大してしまう。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、タイヤの空気圧を検出する空気圧検出装置であって、タイヤの空気圧を検出するために各車輪に取り付けられる送信機毎のIDと車輪位置との関係を登録する登録機能を備えた空気圧検出装置において、構成やコストを増大させることなく、消費電力を抑えることができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、車両に装備された車輪のそれぞれに取り付けられ、その車輪の空気室の空気圧に応じた信号を、車輪を識別するための識別情報と共に無線信号にて送信する送信機と、車両側に取り付けられ、送信機からの無線信号を受信し、その受信信号に基づき車輪の空気室の空気圧を検出する受信機とを備えた空気圧検出装置であって、この空気圧検出装置では、受信機は、識別情報と車輪の相対位置とを関連付けて登録する登録手段と、登録手段を起動する起動制御手段とを備えている。
そして、送信機は、車輪の空気室の空気温度を検出し、該検出結果を無線信号に付加するようになっており、起動制御手段は、受信信号に基づき、車輪の空気室の空気圧が上昇したと判断し、かつその空気室の空気温度が上昇していないと判断すると、登録手段を起動するようになっている。
ところで、タイヤ(車輪)のローテーション(相互に入れ換える、或いは新品と交換することを含む)がなされた場合には、識別情報と車輪の相対位置との関連を登録し直す必要がある。
ここで、タイヤ(車輪)のローテーションに際しては、調圧も同時になされることが多い。つまり、例えばユーザは、タイヤの空気圧をチェックし、そのタイヤの空気圧を適正な値にする。そして通常は、何も整備をしなければ、タイヤの空気圧は減少していく。このため、調圧により空気圧が上昇することが多い。
一方、タイヤの空気圧が上昇することは、走行によりタイヤの空気室の空気温度が上がった場合にも起こり得る。空気温度が上昇すると空気が膨張するためである。
この点、本請求項1の空気圧検出装置では、車輪の空気室の空気圧が上昇し、かつその空気室の空気温度が上昇していない場合に、登録手段が起動するため、タイヤ(車輪)のローテーションがなされていないにもかかわらず、識別情報と車輪の相対位置との関連を再登録してしまうことを抑制することができる。言い換えると、タイヤ(車輪)のローテーションがなされた場合に、その再登録がなされるようにすることができる。
この点、本請求項1の空気圧検出装置では、車輪の空気室の空気圧が上昇し、かつその空気室の空気温度が上昇していない場合に、登録手段が起動するため、タイヤ(車輪)のローテーションがなされていないにもかかわらず、識別情報と車輪の相対位置との関連を再登録してしまうことを抑制することができる。言い換えると、タイヤ(車輪)のローテーションがなされた場合に、その再登録がなされるようにすることができる。
つまり、本請求項1の空気圧検出装置は、タイヤ(車輪)のローテーションの際に調圧が同時になされる可能性が高いことに着目し、調圧がなされたか否かを判断して、調圧がなされたと判断できた場合に、識別情報と車輪の相対位置との関連を登録するようにしたものである。
このため、本請求項1の空気圧検出装置によれば、消費電力を抑えることができる。また、空気圧検出装置の処理負荷を抑えることができる。
次に、請求項1の空気圧検出装置では、請求項2のように構成すると良い。
次に、請求項1の空気圧検出装置では、請求項2のように構成すると良い。
請求項2の空気圧検出装置は、請求項1の空気圧検出装置において、送信機は、車輪の回転の有無を検出し、該検出結果を無線信号に付加するようになっており、起動制御手段は、受信信号に基づき、車輪の空気室の空気圧が上昇したと判断し、かつその車輪が回転していないと判断すると、登録手段を起動するようになっている。
タイヤの空気圧が上昇した場合において、車輪が回転していないということは、その空気圧の上昇は走行に伴うものではないということである。つまり、空気圧が上昇してかつ車輪が回転していない場合には、調圧された、ひいてはタイヤ(車輪)のローテーションがなされた可能性が高いと考えられる。このため、請求項2のような構成によっても、請求項1と同様に、上記の再登録が不要になされることを防止することができ、消費電力を抑えることができる。
次に、請求項3の発明は、車両に装備された車輪のそれぞれに取り付けられ、その車輪の空気室の空気圧に応じた信号を、車輪を識別するための識別情報と共に無線信号にて送信する送信機と、車両側に取り付けられ、送信機からの無線信号を受信し、その受信信号に基づき車輪の空気室の空気圧を検出する受信機とを備えた空気圧検出装置であって、この空気圧検出装置では、受信機は、識別情報と車輪の相対位置とを関連付けて登録する登録手段と、登録手段を起動する起動制御手段とを備えている。
そして、送信機は、車輪の回転の有無を検出し、該検出結果を無線信号に付加するようになっており、起動制御手段は、受信信号に基づき、車輪の空気室の空気圧が上昇したと判断し、かつその車輪が回転していないと判断すると、登録手段を起動するようになっている。
このような空気圧検出装置によっても、請求項1或いは請求項2と同じ効果を得ることができる。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明のタイヤ空気圧検出装置の全体構成を示すブロック図である。図1において、紙面上方向が車両1の前方、紙面下方向が車両1の後方である。
図1は、本発明のタイヤ空気圧検出装置の全体構成を示すブロック図である。図1において、紙面上方向が車両1の前方、紙面下方向が車両1の後方である。
タイヤ空気圧検出装置は、車両1に取り付けられるもので、送信機2、受信機3および表示器4を中心に構成される。
送信機2は、車両1における各車輪5a〜5dにそれぞれ取り付けられる。そして、送信機2は、車輪5a〜5dに取り付けられたタイヤの空気圧及び空気温度を検出し、検出結果に応じた信号を、無線信号により送信する。尚、送信機2は、後述するように、車輪5a〜5bの回転速度及び加速度も検出し、その検出結果を、無線信号に付加する。
送信機2は、車両1における各車輪5a〜5dにそれぞれ取り付けられる。そして、送信機2は、車輪5a〜5dに取り付けられたタイヤの空気圧及び空気温度を検出し、検出結果に応じた信号を、無線信号により送信する。尚、送信機2は、後述するように、車輪5a〜5bの回転速度及び加速度も検出し、その検出結果を、無線信号に付加する。
受信機3は、車両1における車体6側に取り付けられ、送信機2からの無線信号を受信し、その受信した信号に基づいて各種処理や演算等を行うことでタイヤの空気圧や空気温度を算出する。また、車輪5a〜5dの回転速度及び加速度も算出する。
次に、送信機2及び受信機3の構成について、図2及び図3を用いて説明する。
図2は、送信機2の構成を示すブロック図であり、図3は、受信機3の構成を示すブロック図である。
図2は、送信機2の構成を示すブロック図であり、図3は、受信機3の構成を示すブロック図である。
送信機2は、図2に示すように、センシング部21と、マイクロコンピュータ22と、アンテナ24とを備えている。
センシング部21には、タイヤの空気圧を検出する圧力センサ、タイヤの空気温度を検出する温度センサに加え、車輪の回転速度を検出する速度センサ、及び加速度を検出する加速度センサが備えられている。尚、加速度センサは、車輪5a〜5dの回転方向(周方向)に垂直な両方向の加速度検出が行えるように構成されている。具体的に、遠心力および重力(1G)を検出できるようになっている。
センシング部21には、タイヤの空気圧を検出する圧力センサ、タイヤの空気温度を検出する温度センサに加え、車輪の回転速度を検出する速度センサ、及び加速度を検出する加速度センサが備えられている。尚、加速度センサは、車輪5a〜5dの回転方向(周方向)に垂直な両方向の加速度検出が行えるように構成されている。具体的に、遠心力および重力(1G)を検出できるようになっている。
そして、センシング部21は、空気圧、空気温度、回転速度、或いは加速度の検出結果に応じた信号を、制御部22aに出力する。
マイクロコンピュータ22は、制御部22a、及び無線部22bを備えており、制御部22a内のメモリ(図示省略)内に記憶されたプログラムに従って、所定の処理を実行するようになっている。
マイクロコンピュータ22は、制御部22a、及び無線部22bを備えており、制御部22a内のメモリ(図示省略)内に記憶されたプログラムに従って、所定の処理を実行するようになっている。
より具体的に説明すると、制御部22aは、センシング部21からの検出信号を受け取り、その信号を必要に応じて信号処理したのち、検出結果を示すデータとして、ID情報と共に、無線部22bに送信する。
無線部22bは、制御部22aからの信号を、アンテナ24を介して無線信号で送信する。尚、無線部22bへ信号を送る処理は、上記プログラムに従って所定の周期毎に実行されるようになっている。
このように構成される送信機2は、例えば、各車輪5a〜5dのホイールにおけるエア注入バルブに取り付けられ、センシング部21がタイヤの内側に露出するように配置される。これにより、空気圧等が検出されると共に、その検出結果が、各送信機2に備えられたアンテナ24を介して、所定周期毎(例えば、1分毎)に無線信号により送信される。
次に、受信機3は、図3に示すように、マイクロコンピュータ32と、アンテナ34とを備えている。
アンテナ34は、各送信機2から送られてくる無線信号を総括的に受け取る1本の共通アンテナとなっており、車体6に固定されている。
アンテナ34は、各送信機2から送られてくる無線信号を総括的に受け取る1本の共通アンテナとなっており、車体6に固定されている。
マイクロコンピュータ32は、制御部32a、無線部32b、及び記憶部32cを備えており、記憶部32c(例えばROM)記憶されたプログラムに従って、所定の処理を実行するようになっている。
無線部32bは、アンテナ34を介して各送信機2からの無線信号を受信し、その受信信号を制御部32aに送信する。
制御部32aは、無線部32bから送られてきた受信信号を受け取り、その受信信号に含まれるID情報に基づいて、送られてきた受信信号が車輪5a〜5dのいずれのものかを認識する。
制御部32aは、無線部32bから送られてきた受信信号を受け取り、その受信信号に含まれるID情報に基づいて、送られてきた受信信号が車輪5a〜5dのいずれのものかを認識する。
さらに、制御部32aでは、受け取った受信信号に含まれる検出結果(空気圧等の検出結果)に基づいて各種信号処理および演算等を行うことによりタイヤ空気圧等を求めると共に、求めたタイヤ空気圧等に応じた電気信号を表示器4に出力するようになっている。
例えば、制御部32aは、求めたタイヤ空気圧を所定のしきい値と比較し、タイヤ空気圧が低下したことを検知した場合には、その旨の信号を表示器4に出力するようになっている。尚、表示器4は、ドライバが視認可能な場所に配置され、例えば車両1におけるインストルメントパネル内に設置される警報ランプによって構成される。この表示器4は、例えば受信機3における制御部32aからタイヤ空気圧が低下した旨を示す信号が送られてくると、その旨の表示を行うことで、ドライバにタイヤ空気圧の低下を報知するようになっている。
ここで、記憶部32cには、送信機2毎のID情報と車輪の相対位置との関連が予め登録されている。具体的に、各送信機2が、車輪5a〜5dの何れに取り付けられているか(言い換えれば、右前輪、右後輪、左前輪、左後輪の何れに取り付けられているか)を表す情報が登録されている。
そして、制御部32aは、アンテナ34を介して受信される無線信号の強度を検出し、その強度に基づき、その無線信号が車輪5a〜5dのいずれから送信されたのかを認識できるようになっている。そして、無線信号には、前述のように、送信機2毎のID情報が付加されている。このため、制御部32aは、各送信機2が、右前輪、右後輪、左前輪、左後輪の何れに取り付けられているかを認識できるようになっていると共に、その情報を、記憶部32cに更新登録できるようになっている。
そして、本実施形態では、車輪5a〜5dのローテーションがなされる場合には調圧も同時になされることが多いことに着目し、調圧がなされたと判断できた場合に、送信機2と車輪の相対位置との関連が再登録されるようになっている。
図4は、送信機2の制御部22aが実行する処理を表すフローチャートである。この処理は定期的に実行され、まず、S110で、センシング部21からの信号に基づき、空気圧が上昇したか否かを判定する。具体的に、センシング部21からは定期的に信号が送信されるようになっており、前回送信された信号が表す空気圧と、今回送信された信号が表す圧力とを比較して、空気圧が上昇したか否かを判定する。
S110で空気圧が上昇していないと判定すると(S110:NO)、調圧がされていない、ひいては車輪5a〜5dのローテーションがなされていないと判断し、そのまま当該処理を終了する。一方、空気圧が上昇したと判定すると(S110:YES)、S120に移行する。
S120では、センシング部21からの信号に基づき、タイヤ内の空気温度が上昇していないか否かを判定する。空気温度が上昇したと判定すると(S120:NO)、圧力上昇(S110:YES)は走行により空気温度が上昇したことに伴うものと判断し、そのまま当該処理を終了する。
一方、S120で空気温度が上昇していないと判定すると(S120:YES)、圧力上昇(S110:YES)は調圧に伴うものと判断し、ひいては、車輪5a〜5dがローテーションした可能性が高いと判断し、S130に移行する。
S130では、タイマ(図示省略)をスタートする。
次に、S140に進み、自身が前後左右輪の何れにあるか否かを表す位置情報を記憶する位置情報記憶処理を実行する。図6に、位置情報記憶処理の内容を示す。
次に、S140に進み、自身が前後左右輪の何れにあるか否かを表す位置情報を記憶する位置情報記憶処理を実行する。図6に、位置情報記憶処理の内容を示す。
図6の位置情報記憶処理では、まず、S310で、自身に割り当てられているID情報を、再登録指令と共に無線信号にて送信する。受信機3は、再登録指令を受信すると、前述のように、送信機2からの無線信号の強度に基づき、無線信号が前後左右輪の何れから送信されたかを認識して、ID情報と車輪の相対位置との関連を記憶部32cに登録する。尚、この登録の処理が特許請求の範囲の登録手段に相当し、再登録指令を受信した場合に登録の処理を実行する点が起動制御手段に相当する。そして、受信機3は、送信機2のそれぞれに、その送信機2が前後左右輪の何れにあるかを表す位置情報を送信する。
S310の後はS320に進み、受信機3から位置情報を受信したか否かを判定し、受信していないと判定すると(S320:NO)、そのまま当該処理を終了する。
一方、S320で位置情報を受信したと判定すると、S330に移行し、その受信した位置情報を図示しないメモリに記憶する。そしてその後、当該処理を終了する。
一方、S320で位置情報を受信したと判定すると、S330に移行し、その受信した位置情報を図示しないメモリに記憶する。そしてその後、当該処理を終了する。
図4に戻り、S140の後はS150に進み、位置情報記憶処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定すると(S150:YES)、そのまま当該処理を終了する。
一方、S150で位置情報記憶処理が終了していないと判定すると(S150:NO)、S160に移行し、S130でスタートしたタイマの値に基づき、タイマ値が所定値以上か否か(タイムオーバーか否か)を判定する。
一方、S150で位置情報記憶処理が終了していないと判定すると(S150:NO)、S160に移行し、S130でスタートしたタイマの値に基づき、タイマ値が所定値以上か否か(タイムオーバーか否か)を判定する。
S160でタイムオーバーでないと判定すると(S160:NO)、再びS140に戻る。一方、S160でタイムオーバーであると判定すると(S160:YES)、そのまま当該処理を終了する。
次に、図5は、送信機2の制御部22aが実行する処理を表すフローチャートである。
制御部22aは、図5の処理を、図4においてS160:YESと判定しその図4の処理を終了した場合に実行する。つまり、図4において位置情報記憶処理が終了しなかった場合に実行する。尚、図5の処理において、図4の処理と同じステップについては同じ符号を付している。
制御部22aは、図5の処理を、図4においてS160:YESと判定しその図4の処理を終了した場合に実行する。つまり、図4において位置情報記憶処理が終了しなかった場合に実行する。尚、図5の処理において、図4の処理と同じステップについては同じ符号を付している。
図5の処理では、S110で圧力が上昇したと判定すると(S110:YES)、S210に移行する。
S210では、センシング部21からの信号に基づき、タイヤ(車輪)の回転が無いか否かを判定する。そして、タイヤ(車輪)の回転があると判定すると(S210:NO)、圧力上昇(S110:YES)は走行によるもの、例えば走行により温度が上昇したことに伴うものと判断し、そのまま当該処理を終了する。
S210では、センシング部21からの信号に基づき、タイヤ(車輪)の回転が無いか否かを判定する。そして、タイヤ(車輪)の回転があると判定すると(S210:NO)、圧力上昇(S110:YES)は走行によるもの、例えば走行により温度が上昇したことに伴うものと判断し、そのまま当該処理を終了する。
一方、S210でタイヤ(車輪)の回転が無いと判定すると(S210:YES)、圧力上昇(S110:YES)は調圧に伴うものと判断し、ひいては、車輪5a〜5dがローテーションした可能性が高いと判断し、S130に移行する。以降については、図4と同じである。
尚、本実施形態において、送信機2が特許請求の範囲の送信機に相当し、受信機3が特許請求の範囲の受信機に相当している。
以上説明したように、本実施形態においては、車輪5a〜5dの空気室の空気圧が上昇し、かつその空気室の空気温度が上昇していない場合に、各送信機2が右前輪、右後輪、左前輪、左後輪の何れにあるか否かが認識され、各送信機2のID情報と車輪の相対位置との関係が再登録される(以下、単に再登録と記載する)ため、タイヤ(車輪)のローテーションがなされていないにもかかわらず、再登録がなされることを抑制することができる。つまり、上記実施形態では、タイヤ(車輪)のローテーションの際に調圧が同時になされる可能性が高いことに着目し、調圧がなされたか否かを判断して、調圧がなされたと判断できた場合に、再登録されるようになっている。具体的に、送信機2は、調圧がなされたと判断できた場合に(S110:YES→S120或いはS210:YES)、S130〜S160の処理を実行する。逆に言えば、調圧がなされていないと判断できた場合には(S110:NO、S120或いはS210:NO)、S130〜S160の処理を実行しない。
以上説明したように、本実施形態においては、車輪5a〜5dの空気室の空気圧が上昇し、かつその空気室の空気温度が上昇していない場合に、各送信機2が右前輪、右後輪、左前輪、左後輪の何れにあるか否かが認識され、各送信機2のID情報と車輪の相対位置との関係が再登録される(以下、単に再登録と記載する)ため、タイヤ(車輪)のローテーションがなされていないにもかかわらず、再登録がなされることを抑制することができる。つまり、上記実施形態では、タイヤ(車輪)のローテーションの際に調圧が同時になされる可能性が高いことに着目し、調圧がなされたか否かを判断して、調圧がなされたと判断できた場合に、再登録されるようになっている。具体的に、送信機2は、調圧がなされたと判断できた場合に(S110:YES→S120或いはS210:YES)、S130〜S160の処理を実行する。逆に言えば、調圧がなされていないと判断できた場合には(S110:NO、S120或いはS210:NO)、S130〜S160の処理を実行しない。
このため、上記実施形態によれば、タイヤ空気圧検出装置(送信機2)の消費電力を抑えることができる。また、タイヤ空気圧検出装置(送信機2)の処理負荷を抑えることができる。
そして、上記実施形態では、空気室の空気圧が上昇し、かつ車輪5a〜5dが回転していない場合も再登録がなされるようになっているが、空気室の空気圧が上昇しかつその空気室の空気温度が上昇していない場合に再登録がなされるのと同じ趣旨であり、同じ効果を得ることができる。
ここで、上記実施形態では、以下の変形例のように構成することができる。尚、各変形例では、上記実施形態との相違点のみ説明する。
〈変形例1〉
上記実施形態では、図5の処理が実行されないように構成することができる。つまり、図4の処理のみ、具体的に、空気室の空気圧が上昇し、かつその空気室の空気温度が上昇していない場合に、再登録がなされるように構成することができる。
〈変形例2〉
上記実施形態では、図4の処理が実行されないように構成することができる。つまり、図5の処理のみ、具体的に、空気室の空気圧が上昇し、かつ車輪5a〜5dが回転していない場合に、再登録がなされるように構成することができる。
〈変形例3〉
上記実施形態では、まず、図5の処理が実行され、その図5の処理で位置情報記憶処理が終了しなかった場合に、図4の処理が実行されるように構成することができる。
〈変形例4〉
上記実施形態では、再登録に際し、旋回時に各車輪の回転速度に違いが生じることを利用し、各送信機2が右前輪、右後輪、左前輪、左後輪の何れにあるかが認識されるようにすることができる。
〈変形例1〉
上記実施形態では、図5の処理が実行されないように構成することができる。つまり、図4の処理のみ、具体的に、空気室の空気圧が上昇し、かつその空気室の空気温度が上昇していない場合に、再登録がなされるように構成することができる。
〈変形例2〉
上記実施形態では、図4の処理が実行されないように構成することができる。つまり、図5の処理のみ、具体的に、空気室の空気圧が上昇し、かつ車輪5a〜5dが回転していない場合に、再登録がなされるように構成することができる。
〈変形例3〉
上記実施形態では、まず、図5の処理が実行され、その図5の処理で位置情報記憶処理が終了しなかった場合に、図4の処理が実行されるように構成することができる。
〈変形例4〉
上記実施形態では、再登録に際し、旋回時に各車輪の回転速度に違いが生じることを利用し、各送信機2が右前輪、右後輪、左前輪、左後輪の何れにあるかが認識されるようにすることができる。
例えば、左旋回時では、各車輪の回転速度の関係が、右前輪>右後輪>左前輪>左後輪となることを利用して、各送信機2のID情報と車輪の相対位置との関連が認識されて登録されるようにすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでないことは勿論であり、本発明の技術範囲内において種々の形態をとることができる。
1…車両、2…送信機、3…受信機、4…表示器、5a〜5d…車輪、6…車体、21…センシング部、22…マイクロコンピュータ、22a…制御部、22b…無線部、24…アンテナ、32…マイクロコンピュータ、32a…制御部、32b…無線部、32c…記憶部、34…アンテナ。
Claims (3)
- 車両に装備された車輪のそれぞれに取り付けられ、その車輪の空気室の空気圧に応じた信号を、車輪を識別するための識別情報と共に無線信号にて送信する送信機と、
車両側に取り付けられ、前記送信機からの無線信号を受信し、その受信信号に基づき前記車輪の空気室の空気圧を検出する受信機とを備えた空気圧検出装置であって、
前記受信機は、
前記識別情報と前記車輪の相対位置とを関連付けて登録する登録手段と、
前記登録手段を起動する起動制御手段とを備えた前記空気圧検出装置において、
前記送信機は、前記車輪の空気室の空気温度を検出し、該検出結果を前記無線信号に付加するようになっており、
前記起動制御手段は、前記受信信号に基づき、前記車輪の空気室の空気圧が上昇したと判断し、かつその空気室の空気温度が上昇していないと判断すると、前記登録手段を起動することを特徴とする空気圧検出装置。 - 請求項1に記載の空気圧検出装置において、
前記送信機は、前記車輪の回転の有無を検出し、該検出結果を前記無線信号に付加するようになっており、
前記起動制御手段は、前記受信信号に基づき、前記車輪の空気室の空気圧が上昇したと判断し、かつその車輪が回転していないと判断すると、前記登録手段を起動することを特徴とする空気圧検出装置。 - 車両に装備された車輪のそれぞれに取り付けられ、その車輪の空気室の空気圧に応じた信号を、車輪を識別するための識別情報と共に無線信号にて送信する送信機と、
車両側に取り付けられ、前記送信機からの無線信号を受信し、その受信信号に基づき前記車輪の空気室の空気圧を検出する受信機とを備えた空気圧検出装置であって、
前記受信機は、
前記識別情報と前記車輪の相対位置とを関連付けて登録する登録手段と、
前記登録手段を起動する起動制御手段とを備えた前記空気圧検出装置において、
前記送信機は、前記車輪の回転の有無を検出し、該検出結果を前記無線信号に付加するようになっており、
前記起動制御手段は、前記受信信号に基づき、前記車輪の空気室の空気圧が上昇したと判断し、かつその車輪が回転していないと判断すると、前記登録手段を起動することを特徴とする空気圧検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007219751A JP2009051347A (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 空気圧検出装置 |
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JP2007219751A JP2009051347A (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 空気圧検出装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2007
- 2007-08-27 JP JP2007219751A patent/JP2009051347A/ja active Pending
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