JP3958229B2 - 構成要素の製造方法ならびに金属層および絶縁層を有する構成要素 - Google Patents

構成要素の製造方法ならびに金属層および絶縁層を有する構成要素 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、構成要素、特に、超小型電子構成要素の分野、および、とりわけ半導体メモリの分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
構成要素の製造において、種々の材料の層が順に設けられ、かつ構成される。製造された構成要素の信頼性を保証するために、設けられた層は十分な付着を有さなければならない。問題となるのは、例えば、シリコン酸化物およびシリコン窒化物等の絶縁材料の、貴金属および他の酸化し難い金属、特に、周期表のサブグループVIIIb属からの金属への付着である。
【0003】
プラチナまたはイリジウムは、例えば、強誘電性または高ε誘電性(εは、通常、20より大きい)コンデンサ誘電体を有する半導体メモリのコンデンサ電極を製造する際に用いられる。なぜなら、この金属は、コンデンサ誘電体を堆積させるために必要とされるプロセス条件において、十分に耐え得るからである。電極は、特に、上昇した温度での酸化に耐えなければならない。しかしながら、著しい化学的不活性は、半導体技術において標準的に用いられる絶縁材料への付着を考慮すると、むしろ不利である。2つの層間の良好な付着は、隣接し合う層の特定の化学的相互作用、または相互拡散と結びついていることが推定される。例えば、チタンとアルミニウムとの間にTiAl層が形成される。この層は、付着を容易にする。さらに、相対的に酸化し易い金属をシリコン酸化物上に堆積させる際に、付着を促す金属酸化物層の形成が観察される。
【0004】
貴金属または他の酸化し難い金属の場合、例えば、酸化物層との化学的相互作用は非常に少ない。従って、ここで、問題は付着に際して特によく生じる。これは、例えば、半導体メモリに見出され得るように、益々小さい構造において特に起こり易い(kritisch)。ここで、電極が、例えば、予め構造化された絶縁層上に堆積され、次に背面研磨(Rueckpolieren)(CMP=化学的機械的研磨)することによって形成される。背面研磨するために用いられる回転研磨盤は、ここで、堆積された金属層上に特定の機械的圧力を及ぼす。この圧力は、付着が不十分なために、金属層を剥離させ得る。場合によっては、金属層がエッチングにより構造化された後、または加工が完成した半導体チップの超音波結合における洗浄工程が特別な機械的負荷となることが判明した。
【0005】
貴金属層の付着を改善するために、例えば、半導体メモリのメモリコンデンサに関する特許文献1において、下部コンデンサ電極の貴金属と、シリコン酸化物を含む絶縁層との間に、例えば、サブグループIVb属、Vb属またはVIb属からの遷移金属を含む層を提供することが提示される。この金属は、アンモニアを含む雰囲気中で熱処理すると、貴金属層との界面にて金属窒化物層を形成する。この場合、貴金属層は、窒素または遷移金属と反応しない。さらに、遷移金属とシリコン酸化物との間の界面にて、金属酸化物層が形成される。しかしながら、このアプローチにおいて問題があるのは、遷移金属が、エッチングされたエッジ部分にて、次に設けられるべきコンデンサ誘電体と接触し、少なくともここで、酸化されることである。さらに、遷移金属がコンデンサ誘電体の中に拡散(eindiffundieren)し、その誘電性または強誘電性の特性を損ない得る。遷移金属がコンデンサ誘電体の中に拡散することを回避するために、例えば、特許文献2において、コンデンサ誘電体の堆積の前に、遷移金属のエッジの酸化が行なわれることが提示され得る。しかしながら、この方法の場合、堆積が著しく増大することが観察され、堆積の増大は、遷移金属層上に位置する貴金属層の機械的破損に至り得る。さらに、下部電極を接触接続するために利用される断面が制限される。
【0006】
特許文献3は、メモリコンデンサの上部金属電極と酸化物層との間の付着媒体として、シリコン層が堆積される、半導体構成要素の製造方法を記載する。
【0007】
特許文献4から、センサの誘電性キャリア層上へのプラチナ層の付着を改善するために、誘電性キャリア層とプラチナ層との間にプラチナシリサイド層(Platinsilizidschicht)が提供されることが公知である。プラチナシリサイド層は、プラチナ層を堆積させる前に設けられたシリコン層をサリサイド化することによって製造される。
【0008】
【特許文献1】
米国特許第5,668,040号
【0009】
【特許文献2】
欧州特許出願公開第0 697 718 A1号
【0010】
【特許文献3】
独国特許出願公開第198 28 969 A1号
【0011】
【特許文献4】
独国特許出願公開第196 01 592 C1号
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来と比較して絶縁層への貴金属層の付着が改良された構成要素の製造方法を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本課題は、本発明による、構成要素の製造方法によって解決される。この方法は、
貴金属層と、この貴金属層の表面と接触するシリコン層が、この順序で、基板上に設けられる工程、
サリサイド化が行なわれ、シリコン層と接触する貴金属層の表面がサリサイド化される工程、
酸化が行なわれ、形成されたシリコン化合物層、および場合によっては残存する、シリコン層のサリサイド化されない領域が酸化される工程と、
絶縁層が設けられる工程と
を包含する。
【0014】
サリサイド化および酸化によって、設けられたシリコン層は、酸化されたシリコン化合物層に変更される(umgewandelt)。ここで、貴金属は、比較的容易にサリサイド化され得るという認識が利用される。貴金属層とシリコン化合物層との間の付着は、非常に良好である。次に、絶縁層に良好な付着ベースを提供するために、形成されたシリコン化合物層は、酸化され得る。サリサイド化および酸化によって、シリコン化合物または貴金属と、シリコン酸化物との比較的強い混合および相互拡散を有する層が生成される。その結果、シリコン化合物または貴金属と、シリコン酸化物との間に比較的大きい内部表面が形成される。この内部表面は、付着を改善することに貢献する。簡単に述べると、貴金属層から開始して、シリコン化合物層、実質的に貴金属とシリコン酸化物との混合層、およびシリコン酸化物層を有する多層の付着層が形成されるということがさらに述べられ得る。シリコン層が比較的薄く設けられる場合、実質的に、1つの混合層のみが認識され得、ここで、シリコン化合物の濃度は、貴金属層に向かって、およびシリコン酸化物の濃度は、絶縁層に向かって濃くなる。概して、シリコン化合物層上の表面のシリコン酸化物層についても述べられ得る。酸化されたシリコン化合物層の構成の正確な態様は、設けられたシリコン層の層厚、シリサイドと酸化との温度および持続時間に強く依存する。
【0015】
シリコン化合物およびシリコン酸化物の相互拡散は、サリサイド化と酸化の結果であるので、反応性混合、すなわち、異なった化学反応に基づく混合についても述べられ得る。この場合、貴金属表面から離れた面上の酸化、しかしながら、サリサイド化は、シリコン層の貴金属層に面する面上で開始するという有用な結果をもたらす。従って、両方の反応は、空間的に互いに対して進行する。
【0016】
シリコン化合物の酸化は、例えば、S.P.Murarkaによる「Silicides for VLST Applications」AcademicPress、1983年、102〜143ページに記載される。簡略に、シリコン化合物の場合、形成されたシリコン化合物が分解し、シリコン酸化物が生成され得るということが想定され得る。進行するメカニズムに関するさらなる指摘は、S.Mantlによる専門論文「Silicid−Mikrostrukturen durch lokale Oxidation」、Physikalische Blaetter 51(1995年)、951〜953ページから見出され得る。貴金属層、特に、プラチナのサリサイド化に関する詳細な研究は、C.Canaliらによる[PtSiおよびPtSi formation with high−purity PT thin films」Applied Physics Letters、Vol.31、No.1、1977年、43〜45に記載される。
【0017】
本発明による方法のさらなる利点は、構成要素、特に半導体構成要素を製造する際に、通常、用いられる材料を用いることである。シリコン、シリコン化合物およびシリコン酸化物は、技術的によく使いこなされている標準的な材料である。
【0018】
好適には、サリサイド化および酸化は、酸素を含む雰囲気中での、共通の熱処理の間に行なわれる。共通の処理により、他の構造への温度負荷は低減される。さらに、このように製作された酸化されたシリコン化合物層は、貴金属層と絶縁層との間に特に良好な付着を媒体する。強誘電体(例えば、SBT=ストロンチウム−ビスマス−タンタレートまたはPZT=鉛−ジルコニウム−チタネート)または高ε誘電体(BST=バリウム−ストロンチウム−チタネート)を有する半導体メモリを製造する場合、熱処理は、さらに、誘電体の酸化処理の枠内で行なわれる。
【0019】
サリサイド化および酸化は、さらに、分離された工程で実行され得る。方法の実行と関係無く、シリコン層から離れた貴金属層の表面は、酸化物またはシリコン化合物を有さない。
【0020】
酸化されたシリコン層を形成する基礎となるメカニズムは、酸素を含む雰囲気中での熱処理の際に、以下のように理解されるが、制限されることを意図しない。十分に高い温度でサリサイド化するために行なわれる熱処理において、貴金属層に面するシリコン層の面は、シリコン化合物層に変換され、他方、貴金属層から離れたシリコン層の表面は酸化される。従って、最初に、シリコン酸化物層によって覆われるシリコン化合物層が形成される。熱処理が進行すると、シリコン化合物は、益々分解する。ここで自由になったシリコンは、酸素を含む雰囲気の方向、従って、すでに形成されたシリコン酸化物層の方向に拡散する。その結果、シリコンは、貴金属を通って反対側に位置する表面に向かって拡散し得ないことが同時に達成される。この表面は、ここで、シリコン化合物を有しない。最終的に、最初に形成されたシリコン化合物は、酸化の継続において、ほぼ完全にシリコン酸化物および金属に変更され、ここで、付着を改善する混合が取得された状態である。上述のシーケンスは、原則的に、分離されたサリサイド化および酸化におけるシーケンスに対応する。サリサイド化が最初に完全に行なわれた場合であっても、次の酸化において、シリコン酸化物はシリコン化合物を犠牲にして形成される。その結果、貴金属と強く混合されたシリコン酸化物層が生成される。シリコン化合物がどの程度残存するかは、特に、処理の温度および持続時間に依存する。
【0021】
熱処理をさらに低減するために、熱処理は、水蒸気が存在する状態にて、特に好適に行なわれる。なぜなら、シリコン化合物の酸化は、水蒸気を含む雰囲気中で、より速く進行するからである。例えば、レーザアニーリングおよび電子ビーム走査等のサリサイド化および酸化を行なう代替的方法が、同様に可能である。
【0022】
好適には、可能な限り良好な付着を達成するために、シリコン層が完全に変更される。
【0023】
さらに、シリコン層および貴金属層の厚さは、シリコン層が完全にサリサイド化される場合、貴金属層は部分的にのみ使用され、シリコン層から離れた貴金属層の表面が、実質的にシリコン化合物を有さない状態であるように、互いに調整されるならば好ましい。ここで、シリコン層は、貴金属層よりも極めて薄いことが望ましい。有利なのは、例えば、約10〜20倍厚い貴金属層である。
【0024】
シリコン層は、好適には、多結晶または非結晶層として堆積される。このために適切な方法は、例えば、スパッタリングまたはプラズマにより支援されるCVD法である。さらに、シリコン層の堆積において、シリコン化合物がin situ(その場で)で形成されるならば有利である。このために必要な条件、特に、必要とされる温度は、容易に実現され得る。
【0025】
好適には、貴金属層は、シリコン層を設ける前に構造化されて、貴金属層のエッジおよび側面領域も、シリコン層によっておおわれることが望ましい。
【0026】
貴金属層が、さらなる貴金属層を覆う強誘電性または誘電性コンデンサ誘電体上に設けられ、
さらなる貴金属層、コンデンサ誘電体および貴金属層が、共通のマスクを用いて、スタックを形成して構造化され、
シリコン層は、このスタック上に適合して堆積、サリサイド化および酸化され、
ここで、シリコン層は、コンデンサ誘電体と直接的に接触する領域において、完全に酸化されるならば有利である。
【0027】
シリコン層は、スタックを可能な限り完全に覆う必要がある。コンデンサ誘電体の領域において、シリコン層はサリサイド化されず、完全に酸化されるにすぎない。従って、スタックの外側において、包囲して完全に絶縁する領域がシリコン層内に形成される。従って、貴金属層およびさらなる貴金属層は、電気的に互いに絶縁される。
【0028】
可能な限り妨げられない、完全な酸化を可能にするために、同様に、酸化の後に絶縁層が設けられることが望ましい。絶縁層がシリコン酸化物を含む場合、この層もまた、酸化の前に設けられ得る。なぜなら、シリコン酸化物は、酸素を透過するからである。絶縁層がシリコン窒化物を含む場合、シリコン窒化物が酸素障壁としてみなされることに注意されたい。従って、持続的な酸化は、シリコン窒化物の厚さに依存して、対応して長い持続時間が提供されなければならない。
【0029】
酸化の前に、貴金属層およびシリコン層がリソグラフィによって製造されたマスクを用いて構造化されるならば、さらに有利である。ここで、有利にも、シリコン層の反射防止層としての特性(ARC=anti−reflective−coating)が利用され得る。特に望ましいのは、ここで、スパッタリングによってシリコン層が堆積されることである。
【0030】
望ましいことが、さらに明らかであるのは、絶縁層および酸化されたシリコン化合物層の中に、少なくとも1つのコンタクトホールを導入し、導電性材料で充填することである。この材料は、貴金属層への導電性接続を製造する。ここで、コンタクトホールが形成された後、コンタクトホールの底部に存在するシリコン化合物が、電気的接触抵抗(Uebergangswiderstand)を低減するために除去され得る。特に、貴金属層の材料としてイリジウムを用いる場合、残存したシリコン化合物を除去することが推奨され得る。なぜなら、そうでない場合、接触抵抗が非常に高いからである。
【0031】
貴金属層の材料は、好適には、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、レニウム、オスミウム、プラチナ、イリジウムおよび金の群を含む金属である。プラチナおよびイリジウムが特に好ましい。さらに、上述の貴金属の合金が可能である。
【0032】
本発明は、さらに、以下の工程、
絶縁層、シリコン層、およびシリコン層と接触する貴金属層が、この順序で、基板上に設けられる工程と、
サリサイド化が行われ、シリコン層と接触する貴金属層の表面がサリサイド化される工程と、
酸化が行なわれ、形成されたシリコン化合物層、および場合によっては残存する、シリコン層のサリサイド化されない領域が酸化される工程と
を有する、構成要素の製造方法によって解決される。
【0033】
この場合、下に位置するシリコン層を有する貴金属層が絶縁層上に設けられる。サリサイド化および酸化は、ここで、同様に、上述の酸化されたシリコン化合物層に至る。サリサイド化および酸化は、同様に、共通の熱処理において実行され得る。
【0034】
本発明は、さらに、以下の工程、
貴金属層が基板上に設けられる工程と、
貴金属層が、高温にて、少なくともシランを含む雰囲気に曝されて、貴金属層の表面にシリコン化合物層が形成される工程と、
絶縁層が設けられる工程と
を包含する構成要素の製造方法によって解決される。
【0035】
温度は、ここで、シランが温度によって分解される程度の高さに選択される必要がある。このために必要な、約300〜700℃の温度は、サリサイド化のために必要な温度より高いので、シリコン化合物層がin situで、貴金属表面上に形成される。これに対して、絶縁層または基板の、貴金属層によって覆われない領域上では、堆積されたシリコンは変更されない。選択的に、付着をさらに改善するために、続いて、酸化が行われ得る。酸化されなければ、最後に設けられる絶縁層への付着は、in situで形成されるシリコン化合物層によってのみ促されるにすぎないが、多くの目的には、これで十分である。
【0036】
一般的な式Si、ただしn≧1およびx、y≧0のシランが用いられる。Rはここで、例えば、CH、NH、ハロゲン、特にFまたはClである残基を示す。
【0037】
好適には、置換されないシラン、特に、炭素を含まないシランが用いられる。炭素を含まないシランは、特に、炭素を含まないシリコン化合物を生成するか、SiO/貴金属混合位相の中に炭素を埋め込むことを回避するという利点を有する。
【0038】
特に好適なのは、Si2n+2、ただしn≧1のシラン、特に、シラン(SiH)、ジシラン(Si)およびトリシラン(Si)である。
【0039】
堆積の際に、上昇した温度は、300℃より高く、特に、600℃より高い必要がある。
【0040】
好適には、本発明による方法は、それぞれ2つの電極、および2つの電極間に位置するコンデンサ誘電体を有する複数のメモリコンデンサを備える半導体メモリを製造するために用いられる。ここで、2つの電極のうちの少なくとも1つが貴金属層から形成される。
【0041】
本発明は、さらに、貴金属層および絶縁層を有する構成要素に関する。このような構成要素は、上述の特許出願4から公知である。
【0042】
貴金属層と絶縁層との間の付着を改善するために、絶縁層に面する貴金属層の表面にて、貴金属、シリコンおよび酸素からなる材料を含む、付着媒体層として機能する混合層が形成されることが、本発明により提示される。
【0043】
混合層は、特に、本発明による方法によって取得され得る。貴金属層の材料は、特に、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、レニウム、オスミウム、プラチナ、イリジウムおよび金の群を含む金属である。特に好適なのは、プラチナおよびイリジウムである。上述の貴金属の合金も可能である。好適には、絶縁層から離れた貴金属層の表面に、強誘電性または誘電性コンデンサ誘電体が境界を接する。
【0044】
好適には、構成要素は、複数のメモリコンデンサを有する半導体メモリであり、2つの電極のうちの少なくとも1つが貴金属層から形成される。
【0045】
以下において、本発明は、例示の実施形態を参照して説明され、図に示される。
【0046】
単に、より良い例示目的で、本発明は、誘電性または強誘電性コンデンサ誘電体を有するメモリコンデンサを含む、半導体メモリの製造を参照して記載される。しかしながら、本発明は、当然、これに限定されず、貴金属層と絶縁層との間の付着が改善されるべき、至るところに用途が見出され得る。
【0047】
【発明の実施の形態】
図1Aは、選択トランジスタ8のドーピング領域4および6が埋め込まれる単結晶シリコンを含むベース基板2を示す。選択トランジスタ8のゲート電極は10で表示される。導電性プラグ12を介して、ドーピング領域6の1つがビット線14と接続される。さらなるプラグ16は、もう1つのドーピング領域4から、メモリコンデンサの形成されるべき下部電極に至る。例えば、ドーピングされたポリシリコンを含むプラグ12、16、ビット線14およびゲート電極10は、平坦化された絶縁層20に埋め込まれる。
【0048】
誘電性または強誘電性コンデンサ誘電体を有するメモリコンデンサの場合、コンデンサ誘電体の堆積の際に、プラグが酸化されることを防ぐために、ポリシリコンを含むプラグ16と下部電極との間に、酸素障壁層が必要とされる。このために、絶縁層20上に、対応する障壁層22が堆積される。障壁層は、1つ以上の層で構成され得る。適切な材料は、例えば、EP0 697 718 A1号に記載される。特に好適なのは、酸素を含むイリジウム層およびイリジウム酸化物層を含む障壁層の構成であり、これは、DE198 60 080 A1号およびDE199 09 295 A1号に記載され、本開示内容は、本明細書中に、その全体が援用される。障壁層は、次に設けられるべき貴金属層への良好な付着を有する。
【0049】
障壁層22上に、好適には、プラチナを含む貴金属層24(下部電極)、コンデンサ誘電体26、同様に、好適にはプラチナを含む貴金属層28(上部電極)、およびシリコン化合物層30が堆積される。コンデンサ誘電体26のために適切な材料は、特に、強誘電性および高ε誘電性特性を有する金属酸化物であり、これらは、例えば、同様に、DE198 60 080 A1号およびDE199 09 295 A1号に記載される。次に設けられるべき絶縁層への貴金属層28の付着は、シリコン層30によって改善される。貴金属層28の厚さは、約100nmであり、シリコン層30の厚さは、約5nmである。
【0050】
350℃より高い温度で、特に、約750℃の温度での、酸素を含む雰囲気中での熱処理によって、シリコン層が変更される。ここで、貴金属層28に面するシリコン層30の面からサリサイド化が、シリコン層30の反対側の面から酸化が開始する。貴金属層28は、ここで、表面がサリサイド化される。貴金属層28は、シリコン層30よりも著しく大きい厚さを有するので、シリコン層30から離れた、コンデンサ誘電体26に面する貴金属層28の表面は、サリサイド化されない状態である。熱処理が持続する場合(合計約20分)、最初に形成されたシリコン化合物(この場合、プラチナシリサイド)は分解し、ここで、自由になるシリコンが酸化される。その結果、強い相互拡散を特徴とする、シリコン酸化物、貴金属、および場合によっては、シリコン化合物を含む混合層(酸化されたシリコン化合物層)が存在する。変更は、線影が付けられた層30’によって、図1Bに模式的に示される。シリコン化合物の酸化工程の基礎となるメカニズムに関するさらなる指摘は、S.P.Murarkaによる開示「Silicides for VLSI Applications」Academic Press、1983年、102〜143を参照されたい。シリサイドおよび酸化におけるプロセス条件は、所望の使用目的および用いられた貴金属に応じて、対応して容易に適合され得る。
【0051】
シリコン層は、種々の方法によって設けられ得る。可能な方法は、
a)DCスパッタリングを用いて約10nmの厚さの非結晶シリコン層を設ける。このような方法は、例えば、金属層をg線リソグラフィするために、反射防止層(ARC)をスパッタリングする際に用いられる。
【0052】
b)プラズマにより支援される化学気層成長(PE−CVD)。典型的な条件は、100sccmのSiHガス流、400℃の堆積温度、5Torr(約660Pa)および500WのRFパワーである。
【0053】
c)熱により活性化されるLP−CVD法(減圧化学気相成長)によって、SiHまたはSiHCl、600℃〜700℃の温度、および70(約9310Pa)〜100Torr(約13300Pa)の気圧を用いて、ポリシリコン層または非結晶シリコンを堆積させる。選択的に、プラズマによる支援(Plasma−Unterstuetzung)が提供され得る。プラチナの場合、サリサイド化は、350℃未満ですら開始するので、ここで、サリサイド化は、少なくとも部分的にin situで行なわれる。プラチナのサリサイド化に関する、特に、変換温度(Umwandlungtemperatur)、形成速度および基礎となるメカニズムに関する記載は、C.Canaliらによる、上述の専門論文「PtSiおよびPtSi formation with high−purity PT thin films」Applied Physics Letters、Vol.31、No.1、1977年、43〜45から読み取られ得る。さらなるex situのサリサイド化工程は、次に、同様に、実行され得る。この方法を用いて、わずかな単層の厚さのみのシリコン化合物層が生成され得る。
【0054】
用いられた出発材料は、部分的に、水素を含むので、アニール工程は、酸素を含む雰囲気中に提供されて、水素によって引き起こされたダメージが、強誘電性または誘電性コンデンサ誘電体において回復される。次に続く、絶縁層(シリコン酸化物等の酸化物、または窒化シリコン等の窒化物)のあらゆる堆積は、同様に、in situ(インサイチュ)で行なわれ得る。
【0055】
酸化されたシリコン化合物層の形成は、単一の熱処理または連続する処理にて行なわれ得る。酸化されたシリコン化合物層の形成は、コンデンサ誘電体の調整のために必要とされるアニール工程の枠内(強誘電性誘電体の場合は、強アニールとも呼ばれる)で行なわれることも可能である。
【0056】
水蒸気を含む雰囲気中での熱処理に関して、特に、以下の条件が有利であると思われる。すなわち、600℃より高い温度で約30分である。貴金属シリコン化合物の完全な酸化のために、900℃といった、より高い温度が必要とされる。
【0057】
酸化されたシリコン層30’が形成された後、図1Cによると、マスク32が設けられる。このマスクは、障壁層22までを含む層全体を構造化するために用いられる。好適には、例えば、窒化チタンまたは二酸化シリコンを含むハードマスクである。異方性エッチング法(例えば、アルゴンスパッタリングまたは塩素/アルゴン高温RIE)を用いて構造化された後、絶縁層20上に、障壁層22、貴金属層24、コンデンサ誘電体26、貴金属層28および酸化されたシリコン化合物層30’を含むスタックが存在する。図1Eによると、例えば、酸化物を含む絶縁層34は、このスタック、および露出された絶縁層20上に設けられ、平坦化される。ここで詳細に図示されないマスクを用いて、貴金属層28まで達するコンタクトホール36が、絶縁層34および酸化されたシリコン層30’の中にエッチングされる。ここで、貴金属層28と、コンタクトホール36を充填するために用いられる導電性材料との間の接触抵抗を可能な限り小さい状態で保持するために、場合によっては存在する、コンタクトホール36の底部におけるシリコン化合物が、同様に、除去される。導体トラック38は、電極28への電気的接続を製造する。
【0058】
酸化されたシリコン層30’によって、貴金属層28と絶縁層との間の付着は著しく改善される。
【0059】
図2A〜図2Cにおいて、別の方法シーケンスが示される。図2Aに示されるように、コンデンサ誘電体26、貴金属層28およびシリコン層30が適合して堆積される前に、貴金属層24および障壁層22が構造化される。この場合、さらに、貴金属層24の側面が、有効なコンデンサ表面として利用可能である。その結果、コンデンサのキャパシタンスが大きくなる。これによって、一定のキャパシタンスで、より小さいコンデンサが製造され得、その結果、集積密度が高くなり得る。
【0060】
サリサイド化および酸化によって、シリコン層30が酸化されたシリコン化合物層30’に変更された後で、絶縁層34が設けられ、コンタクトホール36および導体トラック38が製造される。コンデンサ誘電体26、貴金属層28および酸化されたシリコン化合物層30’は、広い部分において構造化されず、隣接し合うメモリセルを覆う。従って、貴金属層28は、複数のメモリコンデンサ用の共通の上部電極である。これによって、さらに、貴金属層28を接触接続するために、より少ないコンタクトホール36が必要とされ、その結果、集積密度は、さらに、高くなり得る。さらに、貴金属層は、より大きい面が、酸化されたシリコン化合物層によって覆われ、それにより、付着は、さらに改善される。
【0061】
図3A〜図3Cに示される方法シーケンスは、図1A〜図1Eに示される方法シーケンスと、特に、以下の点で異なる。すなわち、ここで、絶縁層34の堆積、およびコンタクトホール36の形成の後、シリコン層30が、熱処理によって、酸化された絶縁層に変換されるという点である。サリサイド化が、シリコン層30’の堆積の際に、すでにin situで開始しない場合、この方法シーケンスにおいて、さらに、コンタクトホールの底部においてシリコン化合物は形成されない。
【0062】
図4A〜図4Cに示される方法シーケンスの場合、シリコン層30が構造化によって形成されたスタック上に適合して堆積される前に、障壁層22、貴金属層24、コンデンサ誘電体26および貴金属層28が構造化される。次に、シリコン層30が変更される。スタックの側面における露出されたコンデンサ誘電体26の領域内、および絶縁層20の露出された表面上のシリコン層30は、貴金属と接触しないため、シリコン層30は、ここでもサリサイド化されず、完全にシリコン酸化物層30”に変換される。コンデンサ誘電体の露出する領域に沿って形成されつつあるシリコン酸化物によって、貴金属層28と24との間の絶縁が保証される。
【0063】
図5A〜図5Fにおいて、方法シーケンスが示される。ここでは、さらに、下部貴金属層24と絶縁層20との間の付着が、酸化されたシリコン化合物層によって改善される。ここで製造されたメモリコンデンサは、図1〜図4に示されるスタックキャパシタと逆に、オフセットキャパシタとも呼ばれる。
【0064】
例えば、シリコン酸化物を含む絶縁層20上に、シリコン層40および貴金属層24が堆積され、マスク42を用いて構造化される。このように構造化された層上に、コンデンサ誘電体26、貴金属層28およびシリコン層30が堆積され、さらなるマスク44を用いて構造化される。シリコン層30は、この場合、リソグラィによってマスク44が製造される際に、同時に、反射防止層として機能する。ここで、可能な限り最適な結果を達成するために、シリコン層の厚さは、露光に用いるビームの波長に対応して設定される。
【0065】
次に、熱処理によって、シリコン層30および40が、酸化されたシリコン化合物層30’および40’それぞれに変更される。続いて設けられた絶縁層34において、第3のマスク46を用いて、コンタクトホール(プラグの)48、50および52が生成され、導電性材料を用いて充填される。コンタクトホール48は、ここで、絶縁層34および絶縁層20を通過し、選択トランジスタ8のドーピング層4にまで達する。絶縁層34上に位置する導体トラック54は、コンタクトホール48を、貴金属層28(上部電極)にまで達するコンタクトホール50と接続し、従って、貴金属層28とドーピング領域4との間に導電性接続を製造する。貴金属層24にまで達するコンタクトホール52、および、同様に、絶縁層34に位置する導体トラック56を用いて、貴金属層24(下部電極)が接触接続される。
【0066】
図6A〜図6Eに示される方法シーケンスの場合、図5A〜図5Fに示される方法シーケンスと逆に、シリコン層30のサリサイド化は、堆積される際に(in situで、すでに、少なくとも部分的に実行される。さらに、ここで、シリコン層40は、貴金属層24が構造化される前に、酸化されたシリコン化合物層40’にすでに変換された。ここで、プラチナ等の貴金属は、酸素を透過性であるという事情が利用される。貴金属層24および酸化されたシリコン化合物層40’は、同様に、マスク42を用いて構造化される。次に設けられるコンデンサ誘電体26および貴金属層28の構造化は、マスク44を用いて行なわれる。次の、シリコン層30の堆積において、シリコン層が、貴金属層24または28と直接的に接触するところで、サリサイド化がin situで行なわれる。従って、シリコン化合物31およびシリコン層30が生成される。堆積には、一般的な式Si、ただしn≧1およびx、y≧0のシランが用いられる。ここで、Rは、例えば、CH、NH、ハロゲン、特にFまたはClである残基を示す。SiH、SiおよびSiClが特に望ましい。堆積は、熱によって活性化されて、すなわち、シランの熱分解を可能にする十分に高い温度にて行なわれる。適切な条件は、例えば、700℃、2Torr、SiH/Arの雰囲気である。シリコン層30、およびin situで形成されたシリコン化合物層31のさらなる酸化は、ここでは行なわれない。この場合、貴金属層24と28との間の短絡を回避するために、サリサイド化されない領域30は、選択的に、サリサイド化された領域31から除去され得る。除去されない場合、サリサイド化された領域30は、酸化の際に完全に酸化される(領域30”)。次に続く工程は、図5Eおよび図5Fに対応する。
【0067】
次に酸化が行なわれないin situでのサリサイド化は、当然、図1〜図4に示される構造の場合でも可能である。特に、図1、図2および図3の構造において、変更されないシリコンによる短絡の危険は生じない。これに対して、図4による構造の場合、変更されないシリコンは除去されるか、または酸化によって絶縁体に変換される。
【0068】
図7Aは、コンデンサの拡大された部分図を示す。ここで、貴金属層28上に、シリコン層60が設けられ、すでに部分的に変更されている。下部領域61は、金属シリコン化合物であり、他方、上部領域62は、シリコン酸化物を含む。酸化が進行するにつれ、形成されたシリコン化合物が分解し、ここで自由になるシリコンは酸化される。
【0069】
図7Bおよび図7Cは、コンデンサの側方エッジを示す。このエッジ上に、シリコン層60が同様に堆積され、第1の熱処理によってシリコン化合物層61に変換された。これに対して、側方エッジにて露出するコンデンサ誘電体26の領域において、シリコン層60が変更されずに残存する。次に続く酸化(図7C)において、初めて、この領域62は酸化され、他方、シリコン層60の残りの領域(シリコン化合物層61)は、酸化されたシリコン化合物層63に変更される。
【0070】
図8は、酸化されたシリコン化合物層によって覆われたプラチナ構造を示す。酸化されたシリコン化合物層は、多結晶構造を有する。
【0071】
酸化されたシリコン化合物層の組成は、図9Aおよび図9Bに示される。これらは、酸化されたシリコン化合物層の異なった深さのEDX(エネルギー分散X線分析)スペクトルを示す。これらの深さは、異なった大きさの加速電圧によって設定される。酸化されたシリコン化合物層の深さが小さい場合(図9A)、酸素の割合が比較的大きいことが見出され得る。シリコンおよびプラチナの信号は、ほぼ同じである。より下に位置する酸化されたシリコン化合物層の深さがより大きい層(図9B)において、プラチナの割合が増大し、逆に、シリコンおよび酸素の割合は減少する。考察された層は、以下の条件の下で製造された。
【0072】
a)プラチナ層、SBT層およびプラチナ層を含む層スタックの堆積、
b)400℃で、シランを用いて、プラズマ支援のCVD法による、約50nmの厚さの窒化物層の堆積。すでに、安定化工程(所与の温度における、フローの設定)およびプラズマの点火の際に、シランの分解に基づいて、プラチナシリサイドの形成が行なわれる。
【0073】
c)500℃で3時間、および800℃で15分、酸素中にて熱処理、
d)プラズマエッチング法(Applied Materials IncによるP5000MxP設備における、少ないVDCで、CF/酸素エッチングプロセス)による窒化物層の除去、および
e)700℃にて約30分酸素中で後処理。
【0074】
限定されることを望むことなく、窒化物層は、酸素障壁であるので、シリコン化合物の酸化は、実質的に、工程e)において行なわれることが推測される。しかしながら、酸素およびHOは、さらに、SBT層から拡散し、酸化に貢献する。
【0075】
【発明の効果】
本発明は、従来と比較して絶縁層への貴金属層の付着が改良された構成要素の製造方法を提供することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1A】図1Aは、本発明による製造方法の個別の方法工程を示す。
【図1B】図1Bは、本発明による製造方法の個別の方法工程を示す。
【図1C】図1Cは、本発明による製造方法の個別の方法工程を示す。
【図1D】図1Dは、本発明による製造方法の個別の方法工程を示す。
【図1E】図1Eは、本発明による製造方法の個別の方法工程を示す。
【図2A】図2Aは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図2B】図2Bは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図2C】図2Cは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図3A】図3Aは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図3B】図3Bは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図3C】図3Cは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図4A】図4Aは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図4B】図4Bは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図4C】図4Cは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図5A】図5Aは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図5B】図5Bは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図5C】図5Cは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図5D】図5Dは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図5E】図5Eは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図5F】図5Fは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図6A】図6Aは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図6B】図6Bは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図6C】図6Cは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図6D】図6Dは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図6E】図6Eは、本発明による製造方法の、さらなる実施形態の個別の方法工程を示す。
【図7A】図7Aは、酸化されたシリコン化合物層を有するメモリコンデンサの部分図を示す。
【図7B】図7Bは、酸化されたシリコン化合物層を有するメモリコンデンサの部分図を示す。
【図7C】図7Cは、酸化されたシリコン化合物層を有するメモリコンデンサの部分図を示す。
【図8】図8は、酸化されたシリコン化合物層によって覆われたSEM写真画像を示す。
【図9A】図9Aは、酸化されたシリコン化合物層のEDXスペクトルを異なった深さで示す。
【図9B】図9Bは、酸化されたシリコン化合物層のEDXスペクトルを異なった深さで示す。
【符号の説明】
2 ベース基板
4、6 ドーピング領域
8 選択トランジスタ
10 ゲート電極
12、16 プラグ
14 ビット線
20 絶縁層
22 障壁層
24、28 貴金属層
26 コンデンサ誘電体
30、40 シリコン層
30’、40’ シリコン層
30” シリコン酸化物層
31 シリコン化合物層
32 マスク
34 絶縁層
36 コンタクトホール
38 導体トラック
42、44、46 マスク
48、50、52 コンタクトホール/プラグ
54、56 導体トラック
60 シリコン層
61 シリコン化合物層
62 シリコン酸化物層
63 酸化されたシリコン化合物層

Claims (23)

  1. 構成要素を製造する方法であって、
    該方法は、
    貴金属層(28)と、該貴金属層(28)の表面と接触するシリコン層(30)とを、この順序で、基板に付与する工程と、
    該シリコン層(30)と接触する該貴金属層(28)の表面をサリサイド化することにより、サリサイド化された層を形成する工程と、
    該形成されたサリサイド化された層を酸化することにより、酸化されたサリサイド化された層(30’)を形成し、該サリサイド化する工程の後で残存し得る該シリコン層のサリサイド化されていない領域酸化する工程と
    絶縁層(34)を該酸化されたサリサイド化された層(30’)に付与する工程と
    を包含し、
    該サリサイド化する工程と該酸化する工程とは、酸素を含む雰囲気中で共通の熱処理の間に行われる、方法。
  2. 前記貴金属層(28)は、前記シリコン層(30)を付与する前に、パターン化される、請求項に記載の方法。
  3. 前記貴金属層(28)は、さらなる貴金属層(24)を覆う強誘電性または誘電性コンデンサ誘電体(26)に付与され、
    該さらなる貴金属層(24)と、該コンデンサ誘電体(26)と、該貴金属層(28)とが、共通のマスク(32)を用いてパターン化されることにより、スタックを形成し、
    該シリコン層(30)が、該スタック上に適合して堆積され、サリサイド化され、酸化され、該シリコン層(30)は、該コンデンサ誘電体と直接的に接触する領域において、完全に酸化される、請求項に記載の方法。
  4. 前記絶縁層(34)は、前記酸化の後に付与される、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記酸化の前に、前記貴金属層(28)と前記シリコン層(30)とが、リソグラフィによって製造されたマスクを用いてパターン化される、請求項に記載の方法。
  6. 少なくとも1つのコンタクトホール(36)が前記絶縁層(34)と、前記酸化されたサリサイド化された層(30’)とに導入され、前記貴金属層(28)への導電性接続を形成する導電性材料で充填される、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記コンタクトホール(36)の形成後に、該コンタクトホールの底部に存在する前記サリサイド化された層は除去される、請求項に記載の方法。
  8. 構成要素を製造する方法であって、
    該方法は、
    絶縁層(20)と、シリコン層(40)と、該シリコン層と接触する表面を有する貴金属層(24)とを、この順序で、基板に付与する工程と、
    該シリコン層(40)と接触する該貴金属層(24)の表面をサリサイド化することにより、サリサイド化された層を形成する工程と、
    該形成されたサリサイド化された層と、該サリサイド化する工程の後で残存し得る、該シリコン層のサリサイド化されていない領域とを酸化する工程と
    を包含する、方法。
  9. 前記サリサイド化する工程と前記酸化する工程とは、酸素を含む雰囲気中で共通の熱処理の間に行なわれる、請求項に記載の方法。
  10. 前記熱処理は、水蒸気の雰囲気中で行なわれる、請求項に記載の方法。
  11. 前記サリサイド化された層と残存し得る前記シリコン層の前記サリサイド化されていない領域とは、完全に酸化される、請求項1〜および10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記シリコン層(30、40)が完全にサリサイド化された場合に、前記貴金属層(24、28)が、部分的にのみ消耗され、かつ、該シリコン層(30、40)から離れた該貴金属層(24、28)の表面が、実質的に、該貴金属層(24、28の材料とシリコンとの化合物を有しない状態のままであるように、前記シリコン層(30、40)の厚さと、前記貴金属層(24、28)の厚さとが互いに調整される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記貴金属層(24、28)は、前記シリコン層(30、40)よ
    り、10〜20倍厚く付与される、請求項12に記載の方法。
  14. 構成要素を製造する方法であって、
    貴金属層(28)を基板に付与する工程と、
    該貴金属層(28)を所定の温度で少なくともシランを含む雰囲気に曝すことにより、該貴金属層の表面に該貴金属層(28)の材料とシリコンとの化合物層(31)が形成される工程と、
    絶縁層(34)を該化合物層(31)の表面を含む領域に付与する工程と
    を包含する、方法。
  15. 前記シランは、炭素を含まないシランである、請求項14に記載の方法。
  16. 前記シランは、Si2n+2、ただしn≧1である、請求項15に記載の方法。
  17. 前記所定の温度は、300℃より高い、請求項1416のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記所定の温度は、600℃より高い、請求項17に記載の方法。
  19. 前記貴金属層(24、28)の材料は、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、レニウム、オスミウム、プラチナ、イリジウムおよび金からなる群から選択された金属である、請求項1〜18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 半導体メモリを製造する方法であって、
    該方法は、
    請求項1〜19のいずれか一項に記載の工程を実行することによって複数の記憶コンデンサを形成する工程であって、該複数の記憶コンデンサのそれぞれは、2つの電極(24、28)を有する、工程と、
    該2つの電極間に位置するコンデンサ誘電体(26)を形成する工程であって、該2つの電極のうちの少なくとも1つは、貴金属層により形成される、工程と
    を包含する、方法。
  21. 貴金属層と、
    絶縁層と
    を有し、
    該絶縁層(20、34)に面する該貴金属層(24、28)の表面に、付着促進層として機能する混合層(30’、40’)が形成され、該混合層は、該貴金属層の材料とシリコンと酸素とを含み、
    該絶縁層(20、34)から離れた該貴金属層(24、28)の表面は、強誘電性または誘電性コンデンサ誘電体(26)に隣接している、構成要素。
  22. 前記貴金属層(24、28)の材料は、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、レニウム、オスミウム、プラチナ、イリジウムおよび金からなる群から選択された金属である、請求項21に記載の構成要素
  23. 前記構成要素は、複数の記憶コンデンサを有する半導体メモリであり、2つの電極のうちの少なくとも1つは、前記貴金属層より形成される、請求項21または22に記載の構成要素。
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