JP3681632B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、強誘電体膜又は高誘電体膜等の酸化物誘電体膜からなる容量絶縁膜を有する容量素子を備えた半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル技術の進展に伴って、大容量のデータを処理及び保存する傾向が推進される中で、電子機器が一段と高度化しており、これにより電子機器に使用される半導体装置においては半導体素子の微細化が急速に進んできている。
【0003】
このため、ダイナミックRAMの高集積化を実現するために、容量絶縁膜として、従来の珪素酸化膜又は珪素窒化膜に代えて酸化物誘電体膜を用いる技術が広く研究、開発されている。
【0004】
また、従来よりも低電圧で動作し且つ高速での書き込み及び読み出しが可能な不揮発性RAMの実用化を目指して、自発分極特性を有する強誘電体膜に関する研究開発が盛んに行われている。
【0005】
強誘電体膜又は高誘電体膜を用いた半導体メモリにおいて、メガビット級の高集積メモリを実現する場合には、従来のプレーナ型のメモリーセルに代えて、スタック型のメモリーセルが用いられる。この場合の最重要課題は、強誘電体膜又は高誘電体膜を結晶化するために行なわれる酸素雰囲気中での高温の熱処理により、プラグと容量素子の下部電極との接触面が酸化されることを防止することである。
【0006】
以下、従来の半導体装置について、図6(a)を参照しながら説明する。
【0007】
図6(a)に示すように、半導体基板10にはソース又はドレインとなる不純物拡散層11が形成されていると共に、半導体基板10の上における不純物拡散層11同士の間にはゲート電極12が形成されており、これら不純物拡散層11及びゲート電極12によってトランジスタが構成されている。
【0008】
半導体基板10上にはトランジスタを覆うように保護絶縁膜13が形成されており、該保護絶縁膜13には、例えばタングステンからなり不純物拡散層11の一方と接続されるプラグ14が形成されている。
【0009】
保護絶縁膜13の上には、下面がプラグ14の上面と接するようにチタンからなる密着層15が形成され、該密着層15の上には酸化イリジウムからなる酸素バリア層16が形成され、該酸素バリア層16の上には、容量下部電極17、強誘電体膜からなる容量絶縁膜18及び容量上部電極19からなる容量素子が形成されている。従って、トランジスタの一方の不純物拡散層11と容量下部電極17とはプラグ14によって電気的に接続されている。
【0010】
尚、酸素バリア層16はプラグ14の酸化を防止する機能を有し、密着層15は酸素バリア層16とプラグ14との密着性を向上させる機能を有する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、容量絶縁膜18を構成する強誘電体膜を結晶化するためには、酸素雰囲気中における600℃〜800℃の温度下での熱処理が必要になるが、この熱処理工程において、プラグ14と密着層15との界面近傍において金属酸化膜が形成され、これによって、プラグ14と下部電極17とのコンタクト抵抗が増大してしまうという問題がある。
【0012】
そこで、我々は、プラグ14と密着層15との界面近傍において金属酸化膜が形成される原因について種々の検討を加えた結果、以下のことを見出した。
【0013】
図6(b)は、従来の半導体装置における酸素原子の移動経路を表わしており、○は酸素原子を示し、矢印は酸素原子の移動経路を示している。
【0014】
容量絶縁膜18を構成する強誘電体膜を結晶化するための熱処理において、酸素雰囲気中の酸素原子は、容量絶縁膜18の内部に拡散した後、容量下部電極17及び酸素バリア層16を通過して密着層15に至る第1の経路と、容量絶縁膜18の側部から密着層15に至る第2の経路とを経て、プラグ14に到達する。
【0015】
もっとも、プラグ14の上には、酸化イリジウムからなる酸素バリア層16が設けられているが、結晶化のための熱処理は酸素雰囲気中における高温下で行なわれるため、酸素バリア層16は酸素原子の通過を確実に阻止することはできない。
【0016】
また、酸素原子が密着層15に到達すると、密着層15を構成するチタンは容易に酸化されて酸化チタンとなるため、酸素原子は密着層を酸化させた後にプラグ14に到達してしまう。プラグ14に到達した酸素原子は、プラグ14を構成する金属例えばタングステンを酸化させてしまうので、容量下部電極17とプラグ14とのコンタクト抵抗が高くなってしまうという問題が発生する。
【0017】
また、酸素バリア層16に酸素原子が到達すると、酸素バリア層16にピンホールが形成されたり又は局所的に薄くなる部分ができたりするため、数千個から数万個のプラグ14が直列に接続されてなるテスト用のコンタクトチェーンにおいては、プラグ14の径が小さくなると、抵抗値が異常に高くなってしまうという問題も発生する。
【0018】
前記に鑑み、本発明は、プラグの酸化を確実に防止できるようにして、容量下部電極とプラグとのコンタクト抵抗が高くなってしまう事態を防止することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明に係る第1の半導体装置は、半導体基板上に形成され、トランジスタのソース又はドレインとなる不純物拡散層と、トランジスタを覆うように形成された保護絶縁膜と、保護絶縁膜の上に順次形成された、容量下部電極、酸化物誘電体膜からなる容量絶縁膜及び容量上部電極と、保護絶縁膜に埋め込まれ、トランジスタの不純物拡散層と容量下部電極とを電気的に接続するプラグと、プラグと容量下部電極との間に形成された酸素バリア層とを備え、酸素バリア層は、導電性を有する第1の窒化物と、絶縁性を有する第2の窒化物との混合物又は合金である複合窒化物からなる。
【0020】
本発明に係る第1の半導体装置によると、プラグと容量下部電極との間に形成された酸素バリア層は、導電性を有する第1の窒化物と、絶縁性を有する第2の窒化物との混合物又は合金である複合窒化物からなり、高温の酸素雰囲気中においては、絶縁性を有する第2の窒化物は導電性を有する第1の窒化物に比べて酸素原子との反応性が高い。
【0021】
このため、酸化物誘電体膜からなる容量絶縁膜を高温の酸素雰囲気中において結晶化する際に、酸素原子が酸素バリア層に拡散してくると、酸素バリア層の表面部において、絶縁性を有する第2の窒化物は酸素原子と速やかに反応して酸化物となる。酸化物は窒化物に比べて粒子サイズが小さいため、窒化物が酸化物に変化すると、窒化物の粒界に形成される酸素原子の移動経路は複雑で且つ長くなるので、酸素原子は酸素バリア層の内部に拡散し難くなる。つまり、酸素バリア層の表面部において、酸素原子の拡散を阻止する酸化物層が形成されるため、酸素バリア層の酸素原子の拡散阻止機能が向上する。
【0022】
ところで、窒化物が酸化物に変化すると、酸素バリア層の抵抗値は高くなる恐れがあるが、複合窒化物は、酸素原子との反応性が比較的に低い導電性を有する第1の窒化物を含んでいるため、酸素バリア層の抵抗値が高くなる事態は抑制される。
【0023】
従って、酸素バリア層は、抵抗値が高くなる事態を抑制しつつ、酸素原子の拡散を確実に防止できるので、プラグの酸化を確実に防止することができる。
【0024】
第1の半導体装置において、第1の窒化物は、チタン、タンタル、コバルト、銅及びガリウムのうちの少なくとも1つの窒化物であり、第2の窒化物は、アルミニウム、シリコン、クロム、鉄、ジルコニウム及びハフニウムのうちの少なくとも1つの窒化物であることが好ましい。
【0025】
アルミニウム、シリコン、クロム、鉄、ジルコニウム又はハフニウムの窒化物は、高温下で酸素原子と接触すると、速やかに酸化物に変化して、酸素原子の拡散を阻止するので、酸素バリア層の酸素原子拡散阻止機能は確実に高くなる。また、チタン、タンタル、コバルト、銅又はガリウムの窒化物は、高温下でも酸化し難いと共に酸化しても導電性の低下する程度が低いので、酸素バリア層の抵抗値が高くなる事態は抑制される。
【0026】
第1の半導体装置は、酸素バリア層と容量下部電極との間に形成され、酸化されても導電性を有する金属からなる上側酸素バリア層をさらに備えていることが好ましい。
【0027】
このように、酸素バリア層の上に、酸化されても導電性を有する金属からなる上側酸素バリア層を設けると、プラグの上に2層の酸素バリア層が存在するので、酸素原子の拡散を阻止する機能が一層向上すると共に、抵抗値が高くなる事態を防止することができる。
【0028】
この場合、上側酸素バリア層を構成する金属は、イリジウム、ルテニウム、レニウム、オスミウム、ロジウム、白金及び金のうちの少なくとも1つであることが好ましい。
【0029】
このようにすると、上側酸素バリア層に酸素原子が拡散してくると、上側酸素バリア層の表面部において、酸素原子の移動を阻止すると共に抵抗値が余り高くならない金属酸化物の層が形成されるので、酸素原子の拡散をより一層防止することができる。
【0030】
第1の半導体装置は、酸素バリア層と容量下部電極との間に形成され、導電性を有する金属酸化物からなる上側酸素バリア層をさらに備えていることが好ましい。
【0031】
このように、酸素バリア層の上に、導電性を有する金属酸化物からなる上側酸素バリア層を設けると、プラグの上に2層の酸素バリア層が存在するので、酸素原子の拡散を阻止する機能が一層向上すると共に、抵抗値が高くなる事態を防止することができる。
【0032】
この場合、上側酸素バリア層を構成する金属酸化物は、イリジウム酸化物、ルテニウム酸化物、レニウム酸化物、オスミウム酸化物及びロジウム酸化物のうちの少なくとも1つであることが好ましい。
【0033】
このようにすると、上側酸素バリア層に拡散してくる酸素原子は、金属酸化物に移動を阻止されるので、酸素原子の拡散をより一層防止することができる。
【0034】
第1の半導体装置は、酸素バリア層と容量下部電極との間に形成され、酸化されても導電性を有する金属からなる第1の金属層と、導電性を有する金属酸化物からなる第2の金属層との積層体からなる上側酸素バリア層をさらに備えていることが好ましい。
【0035】
このようにすると、第1の金属層又は第2の金属層のいずれか一方に欠陥が発生しても、他方が酸素原子の通過を阻止するので、酸素原子の拡散を確実に防止することができる。
【0036】
本発明に係る第2の半導体装置は、半導体基板上に形成され、トランジスタのソース又はドレインとなる不純物拡散層と、トランジスタを覆うように形成された第1の保護絶縁膜と、第1の保護絶縁膜に埋め込まれ、下端がトランジスタの不純物拡散層と電気的に接続しているプラグと、第1の保護絶縁膜の上に形成され、下面がプラグの上端と接続している酸素バリア層と、酸素バリア層の上に形成された容量下部電極と、第1の保護絶縁膜の上に酸素バリア層及び容量下部電極の周面を覆うように形成され、上面が容量下部電極の上面とほぼ面一である第2の保護絶縁膜と、容量下部電極及び第2の保護絶縁膜の上に形成された酸化物誘電体膜からなり、容量下部電極よりも大きい平面形状を持つ容量絶縁膜と、容量絶縁膜の上に形成された容量上部電極とを備えている。
【0037】
本発明に係る第2の半導体装置によると、酸素バリア層の周面を覆う第2の保護絶縁膜が設けられているため、酸化物誘電体膜からなる容量絶縁膜を高温の酸素雰囲気中において結晶化する際に、酸素雰囲気中の酸素原子は第2の保護絶縁膜を通過しながら酸素バリア層に到達するため、酸素バリア層に到達してくる酸素原子の数は低減する。また、容量絶縁膜の平面形状は容量下部電極の平面形状よりも大きいため、酸素雰囲気中の酸素原子は第2の保護絶縁膜の内部において長い距離を通過しながら、つまり遠回りしながら、酸素バリア層に到達するため、酸素バリア層に到達してくる酸素原子の数は一層低減する。
【0038】
従って、酸素バリア層を拡散してプラグに到達する酸素原子の数が大きく低減するので、プラグの酸化を確実に防止することができる。
【0039】
第2の半導体装置において、酸素バリア層は、導電性を有する第1の窒化物と、絶縁性を有する第2の窒化物との混合物又は合金である複合窒化物からなることが好ましい。
【0040】
このようにすると、酸素原子は、第2の保護絶縁膜の内部を通過して酸素バリア層に到達すると、酸素バリア層の表面部において、絶縁性を有する第2の窒化物が酸化物に変化するため、酸素原子は酸素バリア層の内部に拡散し難くなるので、酸素バリア層の酸素原子の拡散阻止機能が大きく向上する。
【0041】
第2の半導体装置は、酸素バリア層と容量下部電極との間に形成され、酸化されても導電性を有する金属からなる上側酸素バリア層をさらに備えていることが好ましい。
【0042】
このようにすると、プラグの上に2層の酸素バリア層が存在するので、酸素原子の拡散を阻止する機能が一層向上すると共に、抵抗値が高くなる事態を防止することができる。
【0043】
第2の半導体装置は、酸素バリア層と容量下部電極との間に形成され、導電性を有する金属酸化物からなる上側酸素バリア層をさらに備えていることが好ましい。
【0044】
このようにすると、プラグの上に2層の酸素バリア層が存在するので、酸素原子の拡散を阻止する機能が一層向上すると共に、抵抗値が高くなる事態を防止することができる。
【0045】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、トランジスタのソース又はドレインとなる不純物拡散層を形成する工程と、トランジスタを覆うように第1の保護絶縁膜を形成する工程と、第1の保護絶縁膜に、下端がトランジスタの不純物拡散層と電気的に接続するプラグを埋め込む工程と、第1の保護絶縁膜の上に、下面がプラグの上端と接続するように酸素バリア層を形成する工程と、酸素バリア層の上に容量下部電極を形成する工程と、第1の保護絶縁膜の上に酸素バリア層及び容量下部電極を覆うように第2の保護絶縁膜を形成した後、第2の保護絶縁膜を平坦化して第2の保護絶縁膜の上面を容量下部電極の上面とほぼ面一にする工程と、容量下部電極及び第2の保護絶縁膜の上に酸化物誘電体膜を堆積した後、酸化物誘電体膜をパターニングして容量下部電極よりも大きい平面形状を持つ容量絶縁膜を形成する工程と、容量絶縁膜の上に容量上部電極を形成する工程とを備えている。
【0046】
本発明に係る半導体装置の製造方法によると、酸素バリア層及び容量下部電極を覆うように第2の保護絶縁膜を形成した後、該第2の保護絶縁膜を平坦化して第2の保護絶縁膜の上面を容量下部電極の上面とほぼ面一にする工程を備えているため、酸素バリア層の周面を第2の保護絶縁膜により覆った状態で、酸化物誘電体膜からなる容量絶縁膜を高温の酸素雰囲気中において結晶化することになるので、酸素雰囲気中の酸素原子は第2の保護絶縁膜を通過しながら酸素バリア層に到達する。また、容量絶縁膜の平面形状は容量下部電極の平面形状よりも大きいため、酸素雰囲気中の酸素原子は第2の保護絶縁膜の内部において長い距離を通過しながら酸素バリア層に到達するため、酸素バリア層に到達してくる酸素原子の数は大きく低減する。
【0047】
従って、酸素バリア層を拡散してプラグに到達する酸素原子の数が大きく低減するので、プラグの酸化を確実に防止することができる。
【0048】
本発明に係る半導体装置の製造方法において、酸素バリア層は、導電性を有する第1の窒化物と、絶縁性を有する第2の窒化物との混合物又は合金である複合窒化物からなることが好ましい。
【0049】
このようにすると、酸素原子は、第2の保護絶縁膜の内部を通過して酸素バリア層に到達すると、酸素バリア層の表面部において、絶縁性を有する第2の窒化物が酸化物に変化するため、酸素原子は酸素バリア層の内部に拡散し難くなるので、酸素バリア層の酸素原子の拡散阻止機能が大きく向上する。
【0050】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、酸素バリア層を形成する工程と容量下部電極を形成する工程との間に、酸素バリア層の上に、酸化されても導電性を有する金属からなる上側酸素バリア層を形成する工程をさらに備えていることが好ましい。
【0051】
このようにすると、プラグの上に2層の酸素バリア層が存在するので、酸素原子の拡散を阻止する機能が一層向上すると共に、抵抗値が高くなる事態を防止することができる。
【0052】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、酸素バリア層を形成する工程と容量下部電極を形成する工程との間に、酸素バリア層の上に、導電性を有する金属酸化物からなる上側酸素バリア層を形成する工程をさらに備えているが好ましい。
【0053】
このようにすると、プラグの上に2層の酸素バリア層が存在するので、酸素原子の拡散を阻止する機能が一層向上すると共に、抵抗値が高くなる事態を防止することができる。
【0054】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置について、図1(a)を参照しながら説明する。
【0055】
図1(a)に示すように、半導体基板100上には、トランジスタのソース又はドレインとなる一対の不純物拡散層101が形成されていると共に、半導体基板100の上における一対の不純物拡散層101同士の間にはトランジスタのゲート電極102が形成されている。
【0056】
半導体基板100の上には、トランジスタを覆うように例えばオゾンTEOS膜からなる第1の保護絶縁膜103が形成されており、該第1の保護絶縁膜103には、下端が一対の不純物拡散層101の一方と接続されたタングステンからなるプラグ107が埋め込まれている。プラグ107は、例えば30nmの厚さを有する外側のチタン膜と、例えば50nmの厚さを有する内側の窒化チタン膜とからなるバリアメタルを有しており、プラグ107の上面と第1の保護絶縁膜103の上面とはほぼ面一である。
【0057】
第1の保護絶縁膜103の上には、20nm〜200nmの厚さを有し、下面がプラグ107の上端と接続する酸素バリア層108Aが形成されており、該酸素バリア層108Aは、導電性を有する第1の窒化物と、絶縁性を有する第2の窒化物との混合物又は合金である複合窒化物からなる。第1の窒化物としては、例えばチタン、タンタル、コバルト、銅及びガリウムのうちの少なくとも1つの窒化物を用いることができ、第2の窒化物は、アルミニウム、シリコン、クロム、鉄、ジルコニウム及びハフニウムのうちの少なくとも1つの窒化物を用いることができる。
【0058】
酸素バリア層108Aの上には、例えば50nm程度の厚さを有する白金膜からなる容量下部電極110Aが形成されている。
【0059】
酸素バリア層108A及び容量下部電極110Aの周面は第2の保護絶縁膜111により覆われており、該第2の保護絶縁膜111の上面と容量下部電極110Aの上面とはほぼ面一である。
【0060】
第2の保護絶縁膜111の上には、下面が容量下部電極110Aと接するように、強誘電体膜又は高誘電体膜等の酸化物誘電体膜からなり、10nm〜200nmの厚さを有する容量絶縁膜112Aが形成されている。容量絶縁膜112Aは、容量下部電極110Aと接していると共に容量下部電極110Aよりも大きい平面形状を有している。酸化物誘電体膜の種類は、特に限定されず、例えば、SrBi2(Ta1-xNbx)O9等のビスマス層状ペロブスカイト構造を有する強誘電体膜、チタン酸ジルコン鉛、チタン酸ストロンチウムバリウム又は5酸化タンタル等を用いることができる。
【0061】
容量絶縁膜112Aの上には、例えば50nm程度の厚さを有する白金膜からなる容量上部電極113Aが形成されており、容量絶縁膜112A及び容量上部電極113Aは図示は省略しているが、第3の保護絶縁膜により覆われている。
【0062】
第1の実施形態によると、プラグ107と容量下部電極110Aとの間に、導電性を有する第1の窒化物と、絶縁性を有する第2の窒化物との混合物又は合金である複合窒化物からなる酸素バリア層108Aが形成されており、高温の酸素雰囲気中においては、絶縁性を有する第2の窒化物は導電性を有する第1の窒化物に比べて酸素原子との反応性が高い。このため、酸化物誘電体膜からなる容量絶縁膜112Aを高温の酸素雰囲気中において結晶化する際に、酸素原子が酸素バリア層108Aに拡散してくると、酸素バリア層108Aの表面部において、絶縁性を有する第2の窒化物は酸素原子と速やかに反応して酸化物となる。酸化物は窒化物に比べて粒子サイズが小さいため、窒化物が酸化物に変化すると、窒化物の粒界に形成される酸素原子の移動経路は複雑で且つ長くなるので、酸素原子は酸素バリア層108Aの内部に拡散し難くなる。つまり、酸素バリア層108Aの表面部において、酸素原子の拡散を阻止する酸化物層が形成されるため、酸素バリア層108Aの酸素原子の拡散阻止機能が向上する。
【0063】
ところで、窒化物が酸化物に変化すると、酸素バリア層108Aの抵抗値は高くなる恐れがあるが、複合窒化物は、酸素原子との反応性が比較的に低い導電性を有する第1の窒化物を含んでいるため、酸素バリア層108Aの抵抗値が高くなる事態は抑制される。
【0064】
従って、酸素バリア層108Aは、抵抗値が高くなる事態を抑制しつつ、酸素原子の拡散を確実に防止できるので、プラグ107の酸化を確実に防止することができる。
【0065】
また、酸素バリア層108Aを構成する第2の窒化物は、アルミニウム、シリコン、クロム、鉄、ジルコニウム又はハフニウムの窒化物からなるため、高温下で酸素原子と接触すると、速やかに酸化物に変化して、酸素原子の拡散を阻止する。このため、酸素バリア層108Aの酸素原子拡散阻止機能は確実に高くなる。
【0066】
また、酸素バリア層108Aを構成する第1の窒化物は、チタン、タンタル、コバルト、銅又はガリウムの窒化物からなるため、高温下でも酸化し難いと共に酸化しても導電性が低下する程度が低いので、酸素バリア層108Aの抵抗値が高くなる事態は抑制される。
【0067】
また、酸素バリア層108Aの周面は第2の保護絶縁膜111により覆われているため、酸化物誘電体膜からなる容量絶縁膜112Aを高温の酸素雰囲気中において結晶化する際に、酸素雰囲気中の酸素原子は第2の保護絶縁膜111を通過しながら酸素バリア層108Aに到達するため、酸素バリア層108Aに到達してくる酸素原子の数は低減する。
【0068】
また、容量絶縁膜112Aの平面形状は容量下部電極110Aの平面形状よりも大きいため、酸素雰囲気中の酸素原子は第2の保護絶縁膜111の内部において長い距離を通過しながら、つまり遠回りしながら、酸素バリア層108Aに到達するため、酸素バリア層108Aに到達してくる酸素原子の数は一層低減する。
【0069】
従って、酸素バリア108A層を拡散してプラグ107に到達する酸素原子の数が大きく低減するので、プラグ107の酸化を確実に防止することができる。
【0070】
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置について、図1(b)を参照しながら説明する。
【0071】
図1(b)に示すように、半導体基板100上には、トランジスタのソース又はドレインとなる一対の不純物拡散層101が形成されていると共に、半導体基板100の上における一対の不純物拡散層101同士の間にはトランジスタのゲート電極102が形成されている。
【0072】
半導体基板100の上には、トランジスタを覆うように例えばオゾンTEOS膜からなる第1の保護絶縁膜103が形成されており、該第1の保護絶縁膜103には、下端が一対の不純物拡散層101の一方と接続されたタングステンからなるプラグ107が埋め込まれている。プラグ107は、例えばチタン膜と窒化チタン膜とからなるバリアメタルを有しており、プラグ107の上面と第1の保護絶縁膜103の上面とはほぼ面一である。
【0073】
第1の保護絶縁膜103の上には、20nm〜200nmの厚さを有し、下面がプラグ107の上端と接続する酸素バリア層108Aが形成されており、該酸素バリア層108Aは、導電性を有する第1の窒化物と、絶縁性を有する第2の窒化物との混合物又は合金である複合窒化物からなる。第1の窒化物としては、例えばチタン、タンタル、コバルト、銅及びガリウムのうちの少なくとも1つの窒化物を用いることができ、第2の窒化物は、アルミニウム、シリコン、クロム、鉄、ジルコニウム及びハフニウムのうちの少なくとも1つの窒化物を用いることができる。
【0074】
酸素バリア層108Aの上には、酸化されても導電性を有する金属からなり、例えば100nmの厚さを有する上側酸素バリア層109Aが形成されている。酸化されても導電性を有する金属としては、イリジウム、ルテニウム、レニウム、オスミウム、ロジウム、白金及び金のうちの少なくとも1つを用いることができる。
【0075】
上側酸素バリア層109Aの上には、例えば50nm程度の厚さを有する白金膜からなる容量下部電極110Aが形成され、酸素バリア層108A、上側酸素バリア層109A及び容量下部電極110Aの周面は第2の保護絶縁膜111により覆われており、該第2の保護絶縁膜111の上面と容量下部電極110Aの上面とはほぼ面一である。
【0076】
第2の保護絶縁膜111の上には、下面が容量下部電極110Aと接するように、強誘電体膜又は高誘電体膜等の酸化物誘電体膜からなり、10nm〜200nmの厚さを有する容量絶縁膜112Aが形成されている。容量絶縁膜112Aは、容量下部電極110Aと接していると共に容量下部電極110Aよりも大きい平面形状を有している。酸化物誘電体膜の種類は、特に限定されず、例えば、SrBi2(Ta1-xNbx)O9等のビスマス層状ペロブスカイト構造を有する強誘電体膜、チタン酸ジルコン鉛、チタン酸ストロンチウムバリウム又は5酸化タンタル等を用いることができる。
【0077】
容量絶縁膜112Aの上には、例えば50nm程度の厚さを有する白金膜からなる容量上部電極113Aが形成されており、容量絶縁膜112A及び容量上部電極113Aは図示は省略しているが、第3の保護絶縁膜により覆われている。
【0078】
第2の実施形態によると、酸素バリア層108Aと容量下部電極110Aとの間に上側酸素バリア層109Aを備えているため、第1の実施形態に比べて、酸素原子の拡散をより一層防止できるので、プラグ107の酸化をより確実に防止することができる。
【0079】
また、上側酸素バリア層109Aを構成する金属として、イリジウム、ルテニウム、レニウム、オスミウム、ロジウム、白金及び金のうちの少なくとも1つを用いると、上側酸素バリア層109Aに酸素原子が拡散してくると、上側酸素バリア層109Aの表面部において、酸素原子の移動を阻止すると共に抵抗値が余り高くならない金属酸化物の層が形成されるので、酸素原子の拡散をより一層防止することができる。
【0080】
尚、上側酸素バリア層109Aを構成する金属としては、酸化されても導電性を有する金属に代えて、例えば、イリジウム酸化物、ルテニウム酸化物、レニウム酸化物、オスミウム酸化物及びロジウム酸化物のうちの少なくとも1つからなり導電性を有する金属酸化物を用いることができる。
【0081】
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置について、図1(c)を参照しながら説明する。
【0082】
図1(c)に示すように、半導体基板100上には、トランジスタのソース又はドレインとなる一対の不純物拡散層101が形成されていると共に、半導体基板100の上における一対の不純物拡散層101同士の間にはトランジスタのゲート電極102が形成されている。
【0083】
半導体基板100の上には、トランジスタを覆うように例えばオゾンTEOS膜からなる第1の保護絶縁膜103が形成されており、該第1の保護絶縁膜103には、下端が一対の不純物拡散層101の一方と接続されたタングステンからなるプラグ107が埋め込まれている。プラグ107は、例えばチタン膜と窒化チタン膜とからなるバリアメタルを有しており、プラグ107の上面と第1の保護絶縁膜103の上面とはほぼ面一である。
【0084】
第1の保護絶縁膜103の上には、20nm〜200nmの厚さを有し、下面がプラグ107の上端と接続する酸素バリア層108Aが形成されており、該酸素バリア層108Aは、導電性を有する第1の窒化物と、絶縁性を有する第2の窒化物との混合物又は合金である複合窒化物からなる。第1の窒化物としては、例えばチタン、タンタル、コバルト、銅及びガリウムのうちの少なくとも1つの窒化物を用いることができ、第2の窒化物は、アルミニウム、シリコン、クロム、鉄、ジルコニウム及びハフニウムのうちの少なくとも1つの窒化物を用いることができる。
【0085】
酸素バリア層108Aの上には、酸化されても導電性を有する金属からなる第1の上側酸素バリア層114Aと、導電性を有する金属酸化物からなる第2の上側酸素バリア層115Aとが順次形成されている。尚、第1の上側酸素バリア層114Aと第2の上側酸素バリア層115Aとは、いずれが下側であってもよい。また、第1の上側酸素バリア層114Aを構成する酸化されても導電性を有する金属としては、イリジウム、ルテニウム、レニウム、オスミウム、ロジウム、白金及び金のうちの少なくとも1つを用いることができ、第2の上側酸素バリア層115Aを構成する導電性を有する金属酸化物としては、イリジウム酸化物、ルテニウム酸化物、レニウム酸化物、オスミウム酸化物及びロジウム酸化物のうちの少なくとも1つを用いることができる。
【0086】
第2の上側酸素バリア層115Aの上には、例えば50nm程度の厚さを有する白金膜からなる容量下部電極110Aが形成され、酸素バリア層108A、第1の上側酸素バリア層114A、第2の上側酸素バリア層115A及び容量下部電極110Aの周面は第2の保護絶縁膜111により覆われており、該第2の保護絶縁膜111の上面と容量下部電極110Aの上面とはほぼ面一である。
【0087】
第2の保護絶縁膜111の上には、下面が容量下部電極110Aと接するように、強誘電体膜又は高誘電体膜等の酸化物誘電体膜からなり、10nm〜200nmの厚さを有する容量絶縁膜112Aが形成されている。容量絶縁膜112Aは、容量下部電極110Aと接していると共に容量下部電極110Aよりも大きい平面形状を有している。酸化物誘電体膜の種類は、特に限定されず、例えば、SrBi2(Ta1-xNbx)O9等のビスマス層状ペロブスカイト構造を有する強誘電体膜、チタン酸ジルコン鉛、チタン酸ストロンチウムバリウム又は5酸化タンタル等を用いることができる。
【0088】
容量絶縁膜112Aの上には、例えば50nm程度の厚さを有する白金膜からなる容量上部電極113Aが形成されており、容量絶縁膜112A及び容量上部電極113Aは図示は省略しているが、第3の保護絶縁膜により覆われている。
【0089】
第3の実施形態によると、酸素バリア層108Aと容量下部電極110Aとの間に、第1の上側酸素バリア層109A及び第2の上側酸素バリア層114Aからなる積層体を備えているため、第2の実施形態に比べて、酸素原子の拡散をより一層防止できるので、プラグ107の酸化をより確実に防止することができる。
【0090】
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態として、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。尚、第1又は第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法は、基本的には第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法と同様であるので、説明を省略する。
【0091】
まず、図2(a)に示すように、周知の方法により、半導体基板100の上にトランジスタのゲート電極102を形成した後、半導体基板100上におけるゲート電極102の両側に、トランジスタのソース又はドレインとなる一対の不純物拡散層101を形成する。
【0092】
次に、半導体基板100の上にトランジスタを覆うように例えばオゾンTEOS膜からなる第1の保護絶縁膜103を形成した後、第1の保護絶縁膜103をCMP法により平坦化し、その後、第1の保護絶縁膜103に対して選択的にエッチングを行なって、一対の不純物拡散層101の一方を露出させるようにプラグ用開口部104を形成する。
【0093】
次に、図2(b)に示すように、第1の保護絶縁膜103の上に、下層のチタン膜(膜厚:30nm)と上層の窒化チタン膜(膜厚:50nm)とからなるバリアメタル105、及びタングステン膜106(膜厚:600nm)をプラグ用開口部104が埋め込まれるように堆積した後、CMP法により、バリアメタル105及びタングステン膜106におけるプラグ用開口部104の外側に露出する部分を除去して、図2(c)に示すように、プラグ107を形成する。
【0094】
次に、図2(c)に示すように、第1の保護絶縁膜103の上に、20nm〜200nmの厚さを有し、導電性を有する第1の窒化物と、絶縁性を有する第2の窒化物との混合物又は合金である複合窒化物からなる酸素バリア層108を堆積する。第1の窒化物としては、例えばチタン、タンタル、コバルト、銅及びガリウムのうちの少なくとも1つの窒化物を用いることができ、第2の窒化物としては、アルミニウム、シリコン、クロム、鉄、ジルコニウム及びハフニウムのうちの少なくとも1つの窒化物を用いることができる。
【0095】
次に、酸素バリア層108の上に、酸化されても導電性を有する金属からなり、例えば100nmの厚さを有する上側酸素バリア層109を堆積する。酸化されても導電性を有する金属としては、イリジウム、ルテニウム、レニウム、オスミウム、ロジウム、白金及び金のうちの少なくとも1つを用いることができる。尚、上側酸素バリア層109としては、酸化されても導電性を有する金属に代えて、例えば、イリジウム酸化物、ルテニウム酸化物、レニウム酸化物、オスミウム酸化物及びロジウム酸化物のうちの少なくとも1つからなり、導電性を有する金属酸化物を用いることができる。
【0096】
次に、スパッタリング法により、上側酸素バリア層109の上に例えば50nm程度の厚さを有する第1の白金膜110を堆積する。
【0097】
次に、図3(a)に示すように、第1の白金膜110、上側酸素バリア層109及び酸素バリア層108を順次パターニングして、第1の白金膜110からなる容量下部電極110Aを形成すると共に、パターニングされた上側酸素バリア層109A及び酸素バリア層108Aを形成する。
【0098】
次に、第1の保護絶縁膜103の上に、容量下部電極110A、パターニングされた上側酸素バリア層109A及び酸素バリア層108Aを覆うように、例えばオゾンTEOS膜からなり400nmの厚さを有する第2の保護絶縁膜111を形成する。
【0099】
次に、図3(b)に示すように、CMP法により、第2の保護絶縁膜111を平坦化して、該第2の保護絶縁膜111の上面と容量下部電極110Aの上面とをほぼ面一にした後、平坦化された第2の保護絶縁膜111の上に10nm〜200nmの厚さを有する強誘電体膜又は高誘電体膜等の酸化物誘電体膜112を堆積する。酸化物誘電体膜の種類は、特に限定されず、例えば、SrBi2(Ta1-xNbx)O9等のビスマス層状ペロブスカイト構造を有する強誘電体膜、チタン酸ジルコン鉛、チタン酸ストロンチウムバリウム又は5酸化タンタル等を用いることができる。また、酸化物誘電体膜112の成膜方法としては、有機金属分解法(MOD法)、有機金属化学的気相成膜法(MOCVD法)又はスパッタリング法等が挙げられる。
【0100】
次に、スパッタリング法により、酸化物誘電体膜112の上に例えば50nm程度の厚さを有する第2の白金膜113を堆積する。
【0101】
次に、図3(c)に示すように、第2の白金膜113及び酸化物誘電体膜112を順次パターニングして、上側酸素バリア層109A及び酸素バリア層108Aよりも大きい平面形状を有する、第2の白金膜113からなる容量上部電極113A及び酸化物誘電体膜112からなる容量絶縁膜112Aをそれぞれ形成する。この場合、第2の白金膜113及び酸化物誘電体膜112は平坦化された第2の保護絶縁膜111の上に成膜されているため、第2の白金膜113及び酸化物誘電体膜112をパターニングした後に、エッチング残りの問題は発生しない。
【0102】
次に、半導体基板100を酸素雰囲気中における600℃〜800℃の温度下で10分〜60分間保持する熱処理を行なって、容量絶縁膜112Aの結晶化を行なう。
【0103】
結晶化のための熱処理工程において、酸素雰囲気中の酸素原子は、上側酸素バリア層109A及び酸素バリア層108Aを拡散してプラグ107に到達しようとするが、酸化されても導電性を有する金属又は導電性を有する金属酸化膜からなる上側酸素バリア層109Aに阻止されると共に、導電性を有する第1の窒化物と絶縁性を有する第2の窒化物との混合物又は合金である複合窒化物からなる酸素バリア層108に阻止されるため、プラグ107には殆ど到達しない。
【0104】
上側酸素バリア層109Aが酸素原子の拡散を阻止するメカニズムは第2の実施形態において説明した通りであり、また酸素バリア層108Aが酸素原子の拡散を阻止するメカニズムは第1の実施形態において説明した通りである。
【0105】
また、結晶化のための熱処理工程において、酸素雰囲気中の酸素原子は、第2の保護絶縁膜111を通過して上側酸素バリア層109A及び酸素バリア層108Aに到達するため、上側酸素バリア層109A及び酸素バリア層108Aに到達する酸素原子の数は低減する。
【0106】
さらに、容量絶縁膜112Aの平面形状は容量下部電極110Aの平面形状よりも大きいため、酸素雰囲気中の酸素原子は第2の保護絶縁膜111の内部において長い距離を通過しながら、上側酸素バリア層109A及び酸素バリア層108Aに到達するため、上側酸素バリア層109A及び酸素バリア層108Aに到達してくる酸素原子の数は一層低減する。
【0107】
従って、プラグ107に到達する酸素原子の数が大きく低減するので、プラグ107の酸化を確実に防止することができる。
【0108】
以下、従来例に係る半導体装置及び第2の実施形態に係る半導体装置に対して行なった電気特性テストについて説明する。
【0109】
まず、従来例及び第2の実施形態の構造を有し、径が0.22μmから0.30μmまで0.01μm毎に変化するプラグによって不純物拡散層と容量下部電極とが接続された1000個の半導体記憶装置を直列に接続してなるコンタクトチェーン(第n−1個目のトランジスタの不純物拡散層と第n個目のトランジスタの不純物拡散層とが共通に形成されていると共に、第n個目の容量下部電極と第n+1個目の容量下部電極とが共通に形成されることにより形成されたコンタクトチェーン)を準備する。また、容量絶縁膜に対する熱処理としては、基板温度が700℃に保たれた半導体装置を酸素雰囲気中において1時間保持する熱処理を行なった。
【0110】
図4は、1000個の半導体記憶装置が直列に接続されてなるコンタクトチェーンの両端に所定の電圧を印加したときの抵抗値が所定値以上になると不良であると判定するテストを行なったときの不良発生率を測定した結果を示している。図4から、第2の実施形態によると不良発生率が著しく低減することが分かる。例えば、プラグの径が0.24μmである場合、従来の半導体装置では不良発生率が98%であるのに対して、第2の実施形態の半導体装置によると不良発生率は0%であるというように、半導体記憶装置の特性が著しく向上する。
【0111】
図5は、1000個の半導体記憶装置が直列に接続されてなるコンタクトチェーンの両端に所定の電圧を印加したときの抵抗値を1000で割って得られた、プラグ1個当たりの抵抗値であるコンタクト抵抗を示している。プラグの径が0.24μmである場合、従来の半導体装置ではコンタクト抵抗が4kΩ以上であるのに対して、第2の実施形態の半導体装置によるとコンタクト抵抗が400Ωである。従って、第2の実施形態によると、酸素雰囲気中における高温の熱処理を行なっても、実デバイスに適用可能なコンタクト抵抗が得られることが分かる。
【0112】
【発明の効果】
本発明に係る第1の半導体装置によると、酸化物誘電体膜からなる容量絶縁膜を高温の酸素雰囲気中において結晶化する際に、酸素原子が酸素バリア層に拡散してくると、酸素バリア層の表面部において、酸素原子の拡散を阻止する酸化物層が形成されるため、酸素バリア層の酸素原子の拡散阻止機能が向上する。従って、酸素バリア層が酸素原子の拡散を確実に防止できるので、プラグの酸化を確実に防止することができる。
【0113】
本発明に係る第2の半導体装置によると、酸素雰囲気中の酸素原子は第2の保護絶縁膜の内部において長い距離を通過しながら酸素バリア層に到達するため、酸素バリア層に到達してくる酸素原子の数が大きく低減するので、プラグの酸化を確実に防止することができる。
【0114】
本発明に係る半導体装置の製造方法によると、酸化物誘電体膜からなる容量絶縁膜を高温の酸素雰囲気中において結晶化する工程は、酸素バリア層の周面を第2の保護絶縁膜により覆った状態で行なわれるため、酸素雰囲気中の酸素原子は第2の保護絶縁膜の内部において長い距離を通過しながら酸素バリア層に到達する。このため、酸素バリア層に到達してくる酸素原子の数が大きく低減するので、プラグの酸化を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1の実施形態に係る半導体装置の断面図であり、(b)は第2の実施形態に係る半導体装置の断面図であり、(c)は第3の実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図2】(a)〜(c)は第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図3】(a)〜(c)は第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図4】1000個の半導体記憶装置が直列に接続されてなるコンタクトチェーンの不良発生率を測定した結果を示す図である。
【図5】プラグ1個当たりの抵抗値であるコンタクト抵抗を示す図である。
【図6】(a)は従来の半導体装置の断面図であり、(b)は従来の半導体装置の問題点を説明する断面図である。
【符号の説明】
100 半導体基板
101 不純物拡散層
102 ゲート電極
103 第1の保護絶縁膜
104 プラグ用開口部
105 バリアメタル
106 タングステン膜
107 プラグ
108 酸素バリア層
108A パターン化された酸素バリア層
109 上側酸素バリア層
109A パターン化された酸素バリア層
110 第1の白金膜
110A 容量下部電極
111 第2の保護絶縁膜
112 酸化物誘電体膜
112A 容量絶縁膜
113 第2の白金膜
113A 容量上部電極
114 第1の上側酸素バリア層
115 第2の上側酸素バリア層

Claims (9)

  1. 半導体基板上に形成され、トランジスタのソース又はドレインとなる不純物拡散層と、
    前記トランジスタを覆うオゾンTEOS膜からなる第1の保護絶縁膜と、
    前記第1の保護絶縁膜の上に形成され、導電性を有する第1の窒化物と絶縁性を有する第2の窒化物との混合物又は合金である複合窒化物からなる酸素バリア層と、
    前記酸素バリア層の上に形成され、導電性を有する金属酸化物からなる第2の上側酸素バリア層と、
    前記第2の上側酸素バリア層の上に形成された容量下部電極と、
    前記第1の保護絶縁膜上に形成され、前記酸素バリア層、前記第2の上側酸素バリア層及び前記容量下部電極の側面を覆うオゾンTEOS膜からなる第2の保護絶縁膜と、
    前記容量下部電極及び前記第2の保護絶縁膜の上に形成された酸化物誘電体膜からなる容量絶縁膜と、
    前記容量絶縁膜上に形成された容量上部電極と、
    前記第1の保護絶縁膜に埋め込まれ、前記トランジスタの不純物拡散層と前記酸素バリア層とを電気的に接続するプラグとを備え、
    前記容量絶縁膜は前記容量下部電極よりも大きい平面形状を持ち、前記容量上部電極は前記容量絶縁膜と等しい形状であることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の窒化物は、チタン、タンタル、コバルト、銅及びガリウムのうちの少なくとも1つの窒化物であり、前記第2の窒化物は、アルミニウム、シリコン、クロム、鉄、ジルコニウム及びハフニウムのうちの少なくとも1つの窒化物であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記酸素バリア層と前記第2の上側酸素バリア層との間に形成され、酸化されても導電性を有する金属からなる第1の上側酸素バリア層をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記金属は、イリジウム、ルテニウム、レニウム、オスミウム、ロジウム、白金及び金のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記金属酸化物は、イリジウム酸化物、ルテニウム酸化物、レニウム酸化物、オスミウム酸化物及びロジウム酸化物のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  6. 前記第2の保護絶縁膜の上面が前記容量下部電極の上面とほぼ面一であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  7. 半導体基板上に、トランジスタのソース又はドレインとなる不純物拡散層を形成する工程と、
    前記トランジスタを覆うようにオゾンTEOS膜からなる第1の保護絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の保護絶縁膜に、下端が前記トランジスタの不純物拡散層と電気的に接続するプラグを形成する工程と、
    前記第1の保護絶縁膜の上に、下面が前記プラグの上端と接続するように、導電性を有する第1の窒化物と絶縁性を有する第2の窒化物との混合物又は合金である複合窒化物からなる酸素バリア層を形成する工程と、
    前記酸素バリア層の上に、導電性を有する金属酸化物からなる第2の上側酸素バリア層を形成する工程と、
    前記第2の酸素バリア層の上に容量下部電極を形成する工程と、
    前記第1の保護絶縁膜の上に前記酸素バリア層及び前記容量下部電極の周面を覆うようにオゾンTEOS膜からなる第2の保護絶縁膜を形成する工程と、
    前記容量下部電極及び前記第2の保護絶縁膜の上に前記容量下部電極よりも大きい平面形状を持つ酸化物誘電体膜からなる容量絶縁膜を形成する工程と、
    前記容量絶縁膜の上に前記容量絶縁膜と等しい形状を持つ容量上部電極を形成する工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記酸素バリア層を形成する工程と前記第2の上側酸素バリア層を形成する工程との間に、前記酸素バリア層の上に、酸化されても導電性を有する金属からなる第1の上側酸素バリア層を形成する工程をさらに備えていることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第2の保護絶縁膜を形成する工程は、前記第2の保護絶縁膜を平坦化して前記第2の保護絶縁膜の上面を前記容量下部電極の上面とほぼ面一にする工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
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