JP2005011866A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Junji Noma
淳史 野間
Takumi Mikawa
巧 三河
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Abstract

【課題】上部電極の上面のうち水素透過防止層が存在していない領域を介して、水素が容量素子に進入することを防止する。
【解決手段】半導体装置は、第1の絶縁層101の上に順次に形成された、下部電極104、容量絶縁膜105及び上部電極106から構成されている容量素子107と、容量素子107を覆うように形成されており、上部電極106の上面を露出させる開口部108aを有する上部絶縁性水素透過防止層108と、上部絶縁性水素透過防止層108の上に形成されており、第1の開口部108aと連通する第2の開口部109aを有する第2の絶縁層109と、前記上部電極106の上面における第1の開口部18a及び第2の開口部109aに露出している領域に形成された上部導電性水素透過防止層106と、上部導電性水素透過防止層106の上に形成された配線層111とを備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、強誘電体膜又は高誘電率膜よりなる容量絶縁膜を用いる容量素子を備えた半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル技術の進展に伴って、大容量のデータを高速に処理又は保存する傾向が進展される中で、電子機器に使用される半導体装置の高集積化、高性能化が要求されている。そこで、半導体記憶装置(DRAM)の高集積化を実現するために、シリコン酸化物又はシリコン窒化物よりなる従来の容量絶縁膜に代えて、高誘電率膜よりなる容量絶縁膜を容量素子に用いる技術が広く研究開発されている。また、従来にない低動作電圧であって且つ高速での書き込み及び読み出し動作を可能とする不揮発性RAMを実現するために、容量絶縁膜として自発分極特性を有する強誘電体膜に関する研究開発が盛んに行なわれている。
【0003】
一般に、高誘電率膜又は強誘電体膜の材料としては、チタン酸バリウムストロンチウム、五酸化タンタル、チタン酸ジルコン酸鉛又はタンタル酸ビスマスストロンチウム等の絶縁性金属酸化物が広く用いられる。
【0004】
しかしながら、これらの絶縁性金属酸化物は製造工程における水素を含む雰囲気中での熱処理により容易に還元されるので、リーク電流の増加、比誘電率の減少又は残留分極値の減少等といった容量素子の特性劣化を引き起こす。従って、これらの絶縁性金属酸化物を用いた容量素子を半導体集積回路上に集積化する場合には、半導体集積回路の製造工程において必須である水素を含む雰囲気中での熱処理の際に、水素が容量素子に到達することを防止する必要がある。このため、容量素子を何らかの水素透過防止層によって被覆する方法が行なわれている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
以下、従来の半導体装置について図7を参照しながら説明する。
【0006】
図7に示すように、半導体基板1上に第1の絶縁層2が形成されており、該第1の絶縁層2には、下端が半導体基板1と連通するコンタクトプラグ3が形成されている。第1の絶縁層2及びコンタクトプラグ3の上に順次形成された、下面がコンタクトプラグ3の上端と電気的に接続される下部電極4、容量絶縁膜5及び上部電極6から構成される容量素子7が形成されている。
【0007】
第1の絶縁層2の上に、容量素子7を覆うように水素透過防止層8及び第2の絶縁層9が下から順に形成されており、水素透過防止層8及び第2の絶縁層9には、上部電極6の上面を露出させる開口部6aが形成されている。開口部6aに露出している上部電極6の上面及び第2の絶縁層9の上に、上部電極6と電気的に接続される配線層10が形成されている。
【0008】
尚、図7に示した半導体装置の構成において、水素透過防止層8は、容量素子7の上部電極6と下部電極4とが短絡しないように絶縁性材料から構成されていなければならない。
【0009】
次に、図7に示した従来の半導体装置の製造方法について、図8(a)〜(c)並びに図9(a)及び(b)を参照しながら説明する。
【0010】
図8(a)に示すように、半導体基板1上に全面に亘って第1の絶縁層2を堆積する。
【0011】
次に、図8(b)に示すように、第1の絶縁層2における所定の領域に半導体基板1の上面と連通するコンタクトホール3aを形成した後、該コンタクトホール3aを充填するようにコンタクトプラグ3を形成する。
【0012】
次に、図8(c)に示すように、第1の絶縁層2及びコンタクトプラグ3の上に順次形成された、下面がコンタクトプラグ3の上端と電気的に接続する下部電極4、容量絶縁膜5及び上部電極6よりなる容量素子7を形成する。
【0013】
次に、図9(a)に示すように、第1の絶縁層2の上に、容量素子7を覆うように全面に亘って下から順に水素透過防止層8及び第2の絶縁層9を堆積した後、水素透過防止層8及び第2の絶縁層9における所定の領域に上部電極6の上面を露出させる開口部6aを形成する。
【0014】
次に、図9(b)に示すように、第2の絶縁層9の上に、開口部6aに露出している上部電極6の上面を含む全面に亘って導電層を堆積した後、該導電層を所定の形状にエッチングすることにより、上部電極6の上面と電気的に接続するパターニングされた配線層10を形成する。
【0015】
前述のように、従来の半導体装置及びその製造方法によると、水素透過防止層8によって容量素子7の上方を覆うことにより、水素を含む雰囲気中における熱処理の際に容量素子7の上方から容量素子7へ水素が侵入することを防止している。
【0016】
【特許文献1】
特許第3331334号公報(第15頁、第20図)
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、下部電極、容量絶縁膜及び上部電極よりなる容量素子を有する半導体装置においては、容量素子を機能させるために、配線を用いて下部電極又は上部電極に対して電気的な接続を行なう必要がある。
【0018】
前記従来の半導体装置においては、図7に示すように、上部電極6に対して電気的な接続を行なうために配線層10が形成されている。
【0019】
しかしながら、配線層10を形成する場合、水素透過防止層8が絶縁性材料により構成されていることに鑑みると、上部電極6と配線層10とが電気的に接続されるように形成するためには、図9(a)に示したように、上部電極6の上面の少なくとも一部が露出するように水素透過防止層8を除去することが必然となり、水素透過防止層8を除去することにより露出した上部電極6の上面と配線層10とが直接接続される構成にならざるを得ない。
【0020】
従って、半導体装置を製造する工程において、例えば、半導体基板1上に別途形成されているトランジスタ素子が配線層10の形成の際に被ったダメージを回復するために行なわれる水素雰囲気中での熱処理等のように、配線層10を形成した後に必須の処理となる水素雰囲気中での熱処理によって、上部電極6の上面のうち水素透過防止層8が存在していない領域を介して水素が容量素子7に侵入する。これにより、容量絶縁膜5が還元されて容量素子7の特性劣化が生じるという問題があった。
【0021】
前記に鑑み、本発明は、上部電極の上面のうち水素透過防止層が存在していない領域を介して、水素が容量素子に進入することを防止することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の半導体装置は、第1の絶縁層の上に順次形成された、下部電極、強誘電体膜又は高誘電率膜よりなる容量絶縁膜及び上部電極から構成されている容量素子と、容量素子を覆うように形成されており、上部電極の上面を露出させる第1の開口部を有する上部絶縁性水素透過防止層と、上部絶縁性水素透過防止層の上に形成されており、第1の開口部と連通する第2の開口部を有する第2の絶縁層と、上部電極の上面における第1及び第2の開口部に露出している領域に形成された上部導電性水素透過防止層と、上部導電性水素透過防止層の上に形成された配線層とを備えていることを特徴とする。
【0023】
本発明の半導体装置によると、第1及び第2の開口部に露出している上部電極の上面に上部導電性水素透過防止層が形成されているため、配線層と上部電極とが上部導電性水素透過防止層を介して電気的に接続されるので、上部電極の上面のうち上部絶縁性水素透過防止層が存在してない領域を介して、水素が容量素子に進入することを防止できる。また、上部絶縁性水素透過防止層と上部導電性水素透過防止層とによって容量素子の上方が覆われているので、容量素子の上方から容量素子への水素進入を確実に防止できる。
【0024】
本発明の半導体装置において、上部導電性水素透過防止層は、窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなることが好ましい。
【0025】
このようにすると、容量素子への電気的接続を損なうことなく水素の透過を効果的に防止できると共に、上部導電性水素透過防止層に接続される配線層との密着性が向上する。
【0026】
本発明の半導体装置において、下部電極の下面は、第1の絶縁層に埋め込まれたコンタクトプラグの上端と電気的に接続されてもよい。
【0027】
本発明の半導体装置において、第1の絶縁層と下部電極との間に形成されており、上部絶縁性水素透過防止層の下部と接続された下部絶縁性水素透過防止層をさらに備えていることが好ましい。
【0028】
このようにすると、容量素子の上方のみならず下方からの容量素子への水素進入を防止することができる。
【0029】
本発明の半導体装置において、下部電極の下面は、第1の絶縁層及び下部絶縁性水素透過防止層に埋め込まれたコンタクトプラグの上端と電気的に接続されてもよい。
【0030】
本発明の半導体装置において、下部絶縁性水素透過防止層及びコンタクトプラグと、下部電極との間に形成された下部導電性水素透過防止層をさらに備えていることが好ましい。
【0031】
このようにすると、コンタクトプラグと下部電極とが下部導電性水素透過防止層を介して電気的に接続されるので、下部絶縁性水素透過防止層が存在してない領域を介して、水素が容量素子に進入することを防止できる。また、下部絶縁性水素透過防止層と下部導電性水素透過防止層とによって容量素子の下方が覆われているので、容量素子の下方から容量素子への水素進入を確実に防止できる。これにより、容量素子の上方のみならず下方からの容量素子への水素進入を確実に防止することができる。
【0032】
本発明の半導体装置において、下部導電性水素透過防止層は、窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなることが好ましい。
【0033】
このようにすると、容量素子への電気的接続を損なうことなく水素の透過を効果的に防止できると共に、導電性水素透過防止層に接続される層との密着性が向上する。
【0034】
本発明の半導体装置の製造方法は、第1の絶縁層の上に順次形成された、下部電極、強誘電体膜又は高誘電率膜よりなる容量絶縁膜及び上部電極からなる容量素子を形成する工程と、容量素子を覆うように上部絶縁性水素透過防止層を形成する工程と、上部絶縁性水素透過防止層の上に第2の絶縁層を形成する工程と、上部絶縁性水素透過防止層及び第2の絶縁層に、上部電極の上面を露出させる開口部を形成する工程と、上部電極の上面における開口部に露出している領域に、上部導電性水素透過防止層を介して配線層を形成する工程とを備える。
【0035】
本発明の半導体装置の製造方法によると、開口部に露出している上部電極の上面に上部導電性水素透過防止層を介して配線層を形成するため、配線層と上部電極とが上部導電性水素透過防止層を介して電気的に接続されるので、上部電極の上面のうち上部絶縁性水素透過防止層が存在してない領域を介して、水素が容量素子に進入することを防止できる。また、上部絶縁性水素透過防止層と上部導電性水素透過防止層とによって容量素子の上方が覆われているので、容量素子の上方から容量素子への水素進入を確実に防止できる。
【0036】
本発明の半導体装置の製造方法において、上部導電性水素透過防止層及び配線層は、同一のエッチング工程で形成されることが好ましい。
【0037】
このようにすると、配線層に対するエッチング工程とは別に上部導電性水素透過防止層に対するエッチング工程が必要とされないので、工程数を増大させることなく容易に半導体装置を製造することができる。
【0038】
本発明の半導体装置の製造方法において、上部導電性水素透過防止層は、窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなることが好ましい。
【0039】
このようにすると、容量素子への電気的接続を損なうことなく水素の透過を効果的に防止できると共に、上部導電性水素透過防止層に接続される配線層との密着性が向上する。
【0040】
本発明の半導体装置の製造方法において、容量素子を形成する工程よりも前に、第1の絶縁層に埋め込まれ且つ上端が下部電極の下面と電気的に接続されるコンタクトプラグを形成する工程をさらに備えてもよい。
【0041】
本発明の半導体装置の製造方法において、容量素子を形成する工程よりも前に、第1の絶縁層の上に、上部絶縁性水素透過防止層の下部と接続される下部絶縁性水素透過防止層を形成する工程をさらに備えることが好ましい。
【0042】
このようにすると、容量素子の上方のみならず下方からの容量素子への水素進入を防止することができる。
【0043】
本発明の半導体装置の製造方法において、下部絶縁性水素透過防止層を形成する工程と容量素子を形成する工程との間に、第1の絶縁層及び下部絶縁性水素透過防止層に埋め込まれ且つ上端が下部電極の下面と電気的に接続されるコンタクトプラグを形成する工程をさらに備えてもよい。
【0044】
本発明の半導体装置の製造方法において、コンタクトプラグを形成する工程と容量素子を形成する工程との間に、下部絶縁性水素透過防止層及びコンタクトプラグの上に下部導電性水素透過防止層を形成する工程をさらに備え、容量素子を形成する工程は、下部導電性水素透過防止層の上に下部電極を形成する工程を含むことが好ましい。
【0045】
このようにすると、コンタクトプラグと下部電極とが下部導電性水素透過防止層を介して電気的に接続されるので、下部絶縁性水素透過防止層が存在してない領域を介して、水素が容量素子に進入することを防止できる。また、下部絶縁性水素透過防止層と下部導電性水素透過防止層とによって容量素子の下方が覆われているので、容量素子の下方から容量素子への水素進入を確実に防止できる。これにより、容量素子の上方のみならず下方からの容量素子への水素進入を確実に防止することができる。
【0046】
本発明の半導体装置の製造方法において、下部導電性水素透過防止層は、窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなることが好ましい。
【0047】
このようにすると、容量素子への電気的接続を損なうことなく水素の透過を効果的に防止できると共に、導電性水素透過防止層に接続される層との密着性が向上する。
【0048】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る半導体装置について、図1を参照しながら説明する。
【0049】
図1に示すように、半導体基板101上に酸化シリコンよりなる第1の絶縁層102が形成されており、該第1の絶縁層102には、下端が半導体基板101と連通するタングステンよりなるコンタクトプラグ103が形成されている。第1の絶縁層102及びコンタクトプラグ103の上に、下から順次形成された、下面がコンタクトプラグ103の上端と電気的に接続される白金よりなる下部電極104、SrBi(Ta2−xNb)O(2≧X≧0)よりなる容量絶縁膜105及び白金よりなる上部電極106から構成される容量素子107が形成されている。
【0050】
第1の絶縁層102の上に、容量素子107を覆うように下から順に酸化アルミニウムよりなる上部絶縁性水素透過防止層108及び酸化シリコンよりなる第2の絶縁層109が形成されており、上部絶縁性水素透過防止層108及び第2の絶縁層109には、上部電極106の上面を露出させる開口部106a(第1及び第2の開口部に相当する)が形成されている。上部電極106の上面における開口部106aに露出している領域及び第2の絶縁層109の上に、窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなる上部導電性水素透過防止層110が形成されている。該上部導電性水素透過防止層110の上に、アルミニウムよりなる配線層111が形成されている。これにより、配線層111は上部導電性水素透過防止層110を介して上部電極106と電気的に接続されている。
【0051】
以下、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図2(a)〜(c)及び図3(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0052】
図2(a)に示すように、CVD法等により、半導体基板101の上に全面に亘るように、酸化シリコンよりなる第1の絶縁層102を堆積する。
【0053】
次に、図2(b)に示すように、RIE(Reactive Ion Etching)法等により、第1の絶縁層102における所定の領域に半導体基板101の上面と連通するコンタクトホール103aを形成した後、CVD法及びCMP法等を用いて、コンタクトホール103aを充填するようにタングステンよりなるコンタクトプラグ103を形成する。
【0054】
次に、図2(c)に示すように、スパッタ法等により、第1の絶縁層102及びコンタクトプラグ103の上に、下から順に白金よりなる層、SrBi(Ta2−xNb)O(2≧X≧0)よりなる層及び白金よりなる層を堆積し、これらの層を所定の形状にエッチングした後、酸素雰囲気中での急速加熱法を用いて800℃で1分間の熱処理を行なって、エッチング後のSrBi(Ta2−xNb)O(2≧X≧0)層を結晶化させることにより、白金よりなる下部電極104、SrBi(Ta2−xNb)O(2≧X≧0)よりなる容量絶縁膜105及び白金よりなる上部電極106から構成される容量素子107を形成する。また、このような容量素子107の形成において、下部電極104の下面はコンタクトプラグ103の上端と電気的に接続されるように形成されている。
【0055】
次に、図3(a)に示すように、スパッタ法又はCVD法等により、第1の絶縁層102の上に、容量素子107を覆うように全面に亘って下から順に酸化アルミニウムよりなる上部絶縁性水素透過防止層108及び酸化シリコンよりなる第2の絶縁層109を堆積した後、上部絶縁性水素透過防止層108及び第2の絶縁層109に対してRIE等を行なって、上部絶縁性水素透過防止層108及び第2の絶縁層109における所定の領域に上部電極106の上面を露出させる開口部106aを形成する。
【0056】
次に、図3(b)に示すように、スパッタ法等により、上部電極106の上面における開口部106aに露出している領域及び第2の絶縁層109の上に全面に亘るように、窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなる上部導電性水素透過防止層110aを堆積した後、スパッタ法等により、上部導電性水素透過防止層110aの上にアルミニウムよりなる配線層111aを堆積する。
【0057】
次に、図3(c)に示すように、上部導電性水素透過防止層110a及び配線層111aに対してRIE法等を用いた同一のエッチング工程により、所定の形状にパターニングされた上部導電性水素透過防止層110及び配線層111を形成する。これにより、配線層111は上部導電性水素透過防止層110を介して上部電極106と電気的に接続される。
【0058】
以上のように、第1の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法によると、開口部106aに露出している上部電極106の上面に上部導電性水素透過防止層110が形成されているため、配線層111と上部電極106とが上部導電性水素透過防止層110を介して電気的に接続されるので、上部電極106の上面のうち上部絶縁性水素透過防止層108が存在してない領域を介して、水素が容量素子107に進入することを防止できる。
【0059】
また、上部絶縁性水素透過防止層108と上部導電性水素透過防止層110とによって容量素子107の上方が覆われているので、容量素子107の上方から容量素子107への水素進入を確実に防止できる。これにより、配線層111を形成した後の水素雰囲気中における熱処理の際においても、容量素子107への上方からの水素侵入を確実に防止できるので、容量絶縁膜105が還元されることによって生じる容量素子107の特性劣化を防止でき、優れた特性を有する容量素子107を備えた半導体装置を実現することができる。
【0060】
さらに、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法によると、上部導電性水素透過防止層110及び配線層111は同一のエッチング工程により形成されるので、配線層111に対するエッチング工程とは別に上部導電性水素透過防止層110に対するエッチング工程が必要とされないので、工程数を増大させることなく極めて容易に半導体装置を製造することができる。
【0061】
尚、第1の実施形態においては、上部導電性水素透過防止層110は窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなる場合について説明したが、水素の透過を防止する機能(以下、水素透過防止能という)を有する導電性の材質であれば他のいかなる材質よりなる場合であってもよい。ただし、導電性及び水素透過防止能を十分に有すると共に、チタンが配線層111その他の層に対する密着性を向上させる点を考慮すると、上部導電性水素透過防止層110は窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなることが好ましい。
【0062】
また、上部絶縁性水素透過防止層108は酸化アルミニウムよりなる場合について説明したが、水素透過防止能を有する絶縁性の材質であれば他のいかなる材質よりなる場合であってもよい。
【0063】
また、容量絶縁膜105を結晶化する際の熱処理によってコンタクトプラグ103が酸化されることを防止する目的で、コンタクトプラグ103と下部電極104との間に導電性の酸化防止層が介在する構成にしてもよい。
【0064】
また、容量絶縁膜105はSrBi(Ta2−xNb)O(2≧X≧0)よりなる場合について説明したが、他のビスマス層状ペロブスカイト構造を有する化合物、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸バリウムストロンチウム又は酸化タンタル等により構成されていても前述の効果と同様の効果を得ることができる。
【0065】
また、第1の実施形態においては、容量素子107がコンタクトプラグ103の上に形成された構造を有するスタック型の容量素子を用いて説明したが、コンタクトプラグ103を用いることなく第1の絶縁層102の上に容量素子107が形成された構造を有するプレーナ型の容量素子の場合であっても、前述の効果と同様の効果を得ることができる。
【0066】
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態に係る半導体装置について、図4を参照しながら説明する。
【0067】
図4に示すように、半導体基板201上に、酸化シリコンよりなる第1の絶縁層202が形成されている。該第1の絶縁層202の上に、窒化シリコンよりなる下部絶縁性水素透過防止層203が形成されている。第1の絶縁層202及び下部絶縁性水素透過防止層203には、下端が半導体基板201と連通するタングステンよりなるコンタクトプラグ204が形成されている。下部絶縁性水素透過防止層203及びコンタクトプラグ204の上に、窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなる下部導電性水素透過防止層205が形成されている。
【0068】
下部導電性水素透過防止層205の上に、下から順次形成された、下面が下部導電性水素透過防止層205を介してコンタクトプラグ204の上端と電気的に接続され且つ窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物及び白金の積層構造よりなる水素透過防止能を有する下部電極206、SrBi(Ta2−xNb)O(2≧X≧0)よりなる容量絶縁膜207及び白金よりなる上部電極208から構成される容量素子209が形成されている。
【0069】
下部絶縁性水素透過防止層203の上に、容量素子209を覆うように下から順に酸化アルミニウムよりなる上部絶縁性水素透過防止層210及び酸化シリコンよりなる第2の絶縁層211が形成されており、上部絶縁性水素透過防止層210及び第2の絶縁層211には、上部電極208の上面を露出させる開口部208a(第1及び第2の開口部に相当する)が形成されている。尚、上部絶縁性水素透過防止層210は下部絶縁性水素透過防止層203の上面では延びるように形成されている。
【0070】
上部電極208の上における開口部208aに露出している領域及び第2の絶縁層211の上に、窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなる上部導電性水素透過防止層212が形成されている。該上部導電性水素透過防止層212の上にアルミニウムよりなる配線層213が形成されている。これにより、配線層213は上部導電性水素透過防止層212を介して上部電極208と電気的に接続されている。
【0071】
以下、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図5(a)〜(c)及び図6(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0072】
図5(a)に示すように、CVD法等により、半導体基板201の上に全面に亘るように、下から順に、酸化シリコンよりなる第1の絶縁層202及び窒化シリコンよりなる下部絶縁性水素透過防止層203を堆積する。
【0073】
次に、図5(b)に示すように、RIE(Reactive Ion Etching)法等により、第1の絶縁層202及び下部絶縁性水素透過防止層203における所定の領域に半導体基板201の上面と連通するコンタクトホール204aを形成した後、CVD法及びCMP法等を用いて、コンタクトホール204aを充填するようにタングステンよりなるコンタクトプラグ204を形成する。
【0074】
次に、図5(c)に示すように、スパッタ法等により、下部絶縁性水素透過防止層203及びコンタクトプラグ204の上に、コンタクトプラグ204と電気的に接続するように、窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなる下部導電性水素透過防止層205を形成する。該下部導電性水素透過防止層205の上に、下から順に、白金よりなる層、SrBi(Ta2−xNb)O(2≧X≧0)よりなる層及び白金よりなる層を堆積し、これらの層を所定の形状にエッチングした後、酸素雰囲気中での急速加熱法を用いて800℃で1分間の熱処理を行なって、エッチング後のSrBi(Ta2−xNb)O(2≧X≧0)層を結晶化させることにより、白金よりなる下部電極206、SrBi(Ta2−xNb)O(2≧X≧0)よりなる容量絶縁膜207及び白金よりなる上部電極208から構成される容量素子209を形成する。また、このような容量素子209の形成において、下部電極206の下面はコンタクトプラグ204の上端と電気的に接続されるように形成されている。
【0075】
次に、図6(a)に示すように、スパッタ法又はCVD法等により、下部絶縁性水素透過防止層203の上に、容量素子209を覆うように全面に亘って下から順に酸化アルミニウムよりなる上部絶縁性水素透過防止層210及び酸化シリコンよりなる第2の絶縁層211を堆積した後、上部絶縁性水素透過防止層210及び第2の絶縁層211に対してRIE等を行なって、上部絶縁性水素透過防止層210及び第2の絶縁層211における所定の領域に上部電極208の上面を露出させる開口部208aを形成する。尚、上部絶縁性水素透過防止層210は下部絶縁性水素透過防止層203の上面では延びるように形成されている。
【0076】
次に、図6(b)に示すように、スパッタ法等により、上部電極208の上面における開口部208aに露出している領域及び第2の絶縁層211の上に全面に亘るように、窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなる上部導電性水素透過防止層212aを堆積した後、スパッタ法等により、上部導電性水素透過防止層212aの上にアルミニウムよりなる配線層213aを堆積する。
【0077】
次に、図6(c)に示すように、上部導電性水素透過防止層212a及び配線層213aに対してRIE法等を用いた同一のエッチング工程により、所定の形状にパターニングされた上部導電性水素透過防止層212及び配線層213を形成する。これにより、配線層213は上部導電性水素透過防止層212を介して上部電極208と電気的に接続される。
【0078】
以上のように、第2の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法によると、開口部208aに露出している上部電極208の上面に上部導電性水素透過防止層212が形成されているため、配線層213と上部電極208とが上部導電性水素透過防止層212を介して電気的に接続されるので、上部電極208の上面のうち上部絶縁性水素透過防止層210が存在してない領域を介して、水素が容量素子209に進入することを防止できる。
【0079】
また、上部絶縁性水素透過防止層210と上部導電性水素透過防止層212とによって容量素子209の上方が覆われているので、容量素子209の上方から容量素子209への水素進入を確実に防止できる。これにより、配線層213を形成した後の水素雰囲気中における熱処理の際においても、容量素子209への上方からの水素侵入を確実に防止できるので、容量絶縁膜207が還元されることによって生じる容量素子209の特性劣化を防止でき、優れた特性を有する容量素子209を備えた半導体装置を実現することができる。
【0080】
ここで、一般に、容量素子209を備えた半導体集積回路において、容量素子209を形成する領域以外の領域において第2の絶縁層211、上部絶縁性水素透過防止層210及び第1の絶縁層202を貫通して延びるように半導体基板201に到達するタングステンよりなるコンタクトプラグが別途形成されることが多い。この場合、コンタクトプラグを形成する際におけるタングステンの成膜は水素雰囲気中において行なわれるので、コンタクトプラグが形成される開口部から第1の絶縁層202内に水素が拡散し、容量素子209の下方から容量素子209へ水素が侵入する経路が生じる。
【0081】
しかしながら、第2の本実施形態に係る半導体装置及びその製造方法によると、容量素子209の下方に形成された下部絶縁性水素透過防止層203及び下部導電性水素透過防止層205によって、容量素子209の下方から容量素子209に水素が進入することを極めて効果的に防止できる。
【0082】
従って、第2の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法によると、下部絶縁性水素透過防止層203、下部導電性水素透過防止層205、上部絶縁性水素透過防止層210及び上部導電性水素透過防止層212によって、上方及び下方から容量素子209を完全に被覆する構成を実現することができるため、容量素子209へのいかなる方向からの水素進入を防止できるので、容量絶縁膜207が還元されることによる容量素子209の特性劣化を完全に防止でき、さらに優れた特性を有する容量素子209を備えた半導体装置を実現することができる。
【0083】
さらに、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法によると、上部導電性水素透過防止層212及び配線層213は同一のエッチング工程により形成されるので、配線層213aに対するエッチング工程とは別に上部導電性水素透過防止層212aに対するエッチング工程が必要とされないので、工程数を増大させることなく極めて容易に優れた特性を有する半導体装置を製造することができる。
【0084】
尚、第2の実施形態においては、下部導電性水素透過防止層205及び上部導電性水素透過防止層212は、それぞれ窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなる場合について説明したが、水素透過防止能を有する導電性の材質であれば他のいかなる材質よりなる場合であってもよい。ただし、導電性及び水素透過防止能を十分に有すると共に、チタンが配線層213その他接続される他の層に対する密着性を向上させる点を考慮すると、下部導電性水素透過防止層205及び上部導電性水素透過防止層212は窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなることが好ましい。
【0085】
また、下部絶縁性水素透過防止層203及び上部絶縁性水素透過防止層210は酸化アルミニウムよりなる場合について説明したが、水素透過防止能を有する絶縁性の材質であれば他のいかなる材質よりなる場合であってもよい。
【0086】
また、容量絶縁膜207を結晶化する際の熱処理によってコンタクトプラグ204が酸化されることを防止する目的で、コンタクトプラグ204と下部電極206との間に導電性の酸化防止層が介在する構成にしてもよい。
【0087】
また、容量絶縁膜207はSrBi(Ta2−xNb)O(2≧X≧0)よりなる場合について説明したが、他のビスマス層状ペロブスカイト構造を有する化合物、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸バリウムストロンチウム又は酸化タンタル等により構成されていても前述の効果と同様の効果を得ることができる。
【0088】
また、第2の実施形態においては、容量素子209がコンタクトプラグ204上に形成された構造を有するスタック型の容量素子を用いて説明したが、コンタクトプラグ204を用いずに下部絶縁性水素透過防止層203の上に容量素子209が形成された構造を有するプレーナ型の容量素子の場合であっても、前述の効果と同様の効果を得ることができる。尚、この場合は、下部導電性水素透過防止層205が形成されていない構造であっても構わない。
【0089】
【発明の効果】
前述のように、本発明によると、第1及び第2の開口部に露出している上部電極の上面に上部導電性水素透過防止層が形成されているため、配線層と上部電極とが上部導電性水素透過防止層を介して電気的に接続されるので、上部電極の上面のうち上部絶縁性水素透過防止層が存在してない領域を介して、水素が容量素子に進入することを防止できる。また、上部絶縁性水素透過防止層と上部導電性水素透過防止層とによって容量素子の上方が覆われているので、容量素子の上方から容量素子への水素進入を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
【図2】(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図3】(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
【図5】(a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図6】(a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図7】従来の半導体装置の構成を示す断面図である。
【図8】(a)〜(c)は、従来の半導体装置の製造方法における各工程を示す断面図である。
【図9】(a)及び(b)は、従来の半導体装置の製造方法における各工程を示す断面図である。
【符号の説明】
101、201 半導体基板
102、202 第1の絶縁層
103、204 コンタクトプラグ
104、206 下部電極
105、207 容量絶縁膜
106、208 上部電極
106a、208a 開口部(第1及び第2の開口部)
107、209 容量素子
108、210 上部絶縁性水素透過防止層
109、211 第2の絶縁層
110a、212a 上部導電性水素透過防止層
110、212 パターニング後の上部導電性水素透過防止層
111a、213a 配線層
111、213 パターニング後の配線層
205 下部導電性水素透過防止層

Claims (15)

  1. 第1の絶縁層の上に順次形成された、下部電極、強誘電体膜又は高誘電率膜よりなる容量絶縁膜及び上部電極から構成されている容量素子と、
    前記容量素子を覆うように形成されており、前記上部電極の上面を露出させる第1の開口部を有する上部絶縁性水素透過防止層と、
    前記上部絶縁性水素透過防止層の上に形成されており、前記第1の開口部と連通する第2の開口部を有する第2の絶縁層と、
    前記上部電極の上面における前記第1及び第2の開口部に露出している領域に形成された上部導電性水素透過防止層と、
    前記上部導電性水素透過防止層の上に形成された配線層とを備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記上部導電性水素透過防止層は、窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記下部電極の下面は、前記第1の絶縁層に埋め込まれたコンタクトプラグの上端と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の絶縁層と前記下部電極との間に形成されており、前記上部絶縁性水素透過防止層の下部と接続された下部絶縁性水素透過防止層をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記下部電極の下面は、前記第1の絶縁層及び前記下部絶縁性水素透過防止層に埋め込まれたコンタクトプラグの上端と電気的に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記下部絶縁性水素透過防止層及び前記コンタクトプラグと、前記下部電極との間に形成された下部導電性水素透過防止層をさらに備えていることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記下部導電性水素透過防止層は、窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  8. 第1の絶縁層の上に順次形成された、下部電極、強誘電体膜又は高誘電率膜よりなる容量絶縁膜及び上部電極からなる容量素子を形成する工程と、
    前記容量素子を覆うように上部絶縁性水素透過防止層を形成する工程と、
    前記上部絶縁性水素透過防止層の上に第2の絶縁層を形成する工程と、
    前記上部絶縁性水素透過防止層及び前記第2の絶縁層に、前記上部電極の上面を露出させる開口部を形成する工程と、
    前記上部電極の上面における前記開口部に露出している領域に、上部導電性水素透過防止層を介して配線層を形成する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 前記上部導電性水素透過防止層及び前記配線層は、同一のエッチング工程で形成されることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記上部導電性水素透過防止層は、窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記容量素子を形成する工程よりも前に、前記第1の絶縁層に埋め込まれ且つ上端が前記下部電極の下面と電気的に接続されるコンタクトプラグを形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記容量素子を形成する工程よりも前に、前記第1の絶縁層の上に、前記上部絶縁性水素透過防止層の下部と接続される下部絶縁性水素透過防止層を形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記下部絶縁性水素透過防止層を形成する工程と前記容量素子を形成する工程との間に、前記第1の絶縁層及び前記下部絶縁性水素透過防止層に埋め込まれ且つ上端が前記下部電極の下面と電気的に接続されるコンタクトプラグを形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記コンタクトプラグを形成する工程と前記容量素子を形成する工程との間に、前記下部絶縁性水素透過防止層及び前記コンタクトプラグの上に下部導電性水素透過防止層を形成する工程をさらに備え、
    前記容量素子を形成する工程は、前記下部導電性水素透過防止層の上に前記下部電極を形成する工程を含むことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記下部導電性水素透過防止層は、窒化チタンと窒化アルミニウムとの化合物よりなることを特徴とする請求項14に記載の半導体装置の製造方法。
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JP2008252011A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Taiyo Yuden Co Ltd 誘電体キャパシタ

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