JPH11297958A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH11297958A
JPH11297958A JP10102409A JP10240998A JPH11297958A JP H11297958 A JPH11297958 A JP H11297958A JP 10102409 A JP10102409 A JP 10102409A JP 10240998 A JP10240998 A JP 10240998A JP H11297958 A JPH11297958 A JP H11297958A
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洋一 佐々井
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信之 竹中
Hiroshige Hirano
博茂 平野
Masato Takeo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強誘電体容量膜を備え、信頼性の高い,アク
セス時間の短い半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 シリコン基板1上には、ソース領域2と
ドレイン領域3と絶縁ゲート部4とを有するメモリーセ
ルのトランスファーゲートが形成されている。第1の保
護絶縁膜6の上には、下部電極9と、容量膜10と、上
部電極11とが順次形成されている。上部電極11はス
トレージノード7を介してソース領域2に、下部電極9
は信号配線13にそれぞれ接続されている。容量膜10
の有効領域Refの一部の上のみ上部電極11が形成され
ているので、容量膜10に印加される電界成分は垂直方
向だけでなく斜め方向にも分布している。c軸方向[0
01]の斜め方向に電界が加えられる割合が多くなり、
容量膜全体の自発分極量が増大するとともに、各グレイ
ンの分極量が均一化されて動作速度も高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属酸化膜特に強
誘電体膜を容量膜として用いた半導体記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル技術の進展に伴い、大容
量のデータを処理,保存する傾向が進む中で電子機器が
一段と高性能化し、電子機器内に組み込まれる半導体装
置中の半導体素子,例えば半導体記憶装置中のメモリー
セルなどの微細化が急速に進んできている。例えば、ダ
イナミックRAMの高集積化を実現するために、従来の
珪素酸化物または窒化物の代わりに高誘電体を容量絶縁
膜として用いる技術が広く研究開発されている。さら
に、従来にない低動作電圧かつ高速書き込み読み出し可
能な不揮発性RAMの実用化を目指し、自発分極特性を
有する強誘電体膜に関する研究開発が盛んに行われてい
る。
【0003】以下、従来の半導体記憶装置およびその製
造方法について、図面を参照しながら説明する。
【0004】図5は、従来の半導体記憶装置のメモリー
セル部の構造を示す断面図である。図5に示すように、
シリコン基板31上に、ソース領域32と、ドレイン領
域33と、ワード線の一部でもあるゲート電極及びその
下方の絶縁膜からなる絶縁ゲート部34とを有するメモ
リーセルのトランスファーゲート(パストランジスタ)
が形成されている。基板の全面は、上面が平坦化された
第1の保護絶縁膜36と、その上の第2の保護絶縁膜4
0とによって覆われており、この第1,第2のの保護絶
縁膜36,40に形成されたコンタクトホールを埋める
プラグを介して、ドレイン領域33はビット線37に接
続されている一方、ソース領域32はストレージノード
35に接続されている。
【0005】ここで、上記第1の保護絶縁膜36の上に
は、下部電極38と、下部電極38上に形成された容量
膜39と、容量膜39の上に形成された上部電極41と
が形成されている。そして、上記第2の保護絶縁膜40
は上部電極38を覆うように形成されており、この第2
の保護絶縁膜40に形成されたコンタクトホールを埋め
るプラグを介して、上部電極41はストレージノード3
5に、下部電極38は駆動用電源端子につながる信号配
線42にそれぞれ接続されている。すなわち、上部電極
41はストレージノード35を介してトランスファーゲ
ートのソース領域32に接続されている。また、容量膜
39のうち端部は結晶性のよくないダメージ領域Rdmと
なっており、容量膜39のうちダメージ領域Rdmによっ
て囲まれる領域が有効領域Refとなっている。そして、
上部電極41のうちダメージ領域Rdmを除く有効領域R
efの上に選択的に上部電極41が形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記従来の不
揮発性RAMとして機能する半導体記憶装置において
は、以下のような問題があった。
【0007】絶縁性金属酸化物からなる容量膜39の作
製は、絶縁性金属酸化物としてビスマス層状ペロブスカ
イト構造の例えばSrBi2 Ta29 (通称SBT)
の場合、アルキル基溶媒を用いたゾルゲル法でスピン塗
布の後、約800℃で焼結し作製している。また、下部
電極38には主として白金が用いられる。この場合、S
BTは多数のグレインが集合した多結晶体となってお
り、各グレインの結晶軸方位が無秩序なランダム配向の
状態になっている。
【0008】ところが、SBTはc面と平行に鏡映面を
持つため、c軸方向[001]に自発分極は発生しな
い。すなわち、c軸方向[001]に対して自発分極成
分がないため、下部電極38と上部電極41間に電圧を
垂直方向に印加したとき、電界方向から傾斜したc軸を
有するグレインのみが自発分極を発生する。そのとき、
分極量は電界方向とグレインのc軸のなす角度をθとす
ると(1−cosθ)に比例する。したがって、グレイ
ン間でc軸の配向がランダムなために各グレインごとに
電界によって生じる分極量が異なり、その結果、電圧の
印加に対する容量膜39の応答速度が遅くなる。つま
り、電界方向に対して自発分極量が不均一に発生するた
め、分極反転が終了するのに時間がかかるためである。
また、分極量が小さいので信頼性もよくない。
【0009】以上のように、従来のゾルゲル法などで作
製されたビスマス層状ペロブスカイト構造を有する絶縁
性金属酸化物を容量膜として用いた半導体記憶装置にお
いては、電圧印加に対して応答速度が遅くなるととも
に、信頼性もよくないという欠点を有している。
【0010】一方、このような絶縁性金属酸化物を有機
金属気相成長法(MOCVD)などで作製した場合、ス
テップカバレージが良くなるだけでなく、下部電極の面
方位を反映した絶縁性金属酸化物を形成することが可能
となる。しかるに、上記従来の半導体記憶装置にこの方
法を適用すると、下部電極38の有効領域Refと上部電
極41との間において、容量膜39中の各グレインのc
軸は下部電極38の上面に垂直な方向に揃うようにな
る。その結果、平均的に見ると各グレインのc軸方向と
ほぼ平行に電界が印加される割合が多くなり、自発分極
が発生しなくなるという問題がある。また、ゾルゲル法
やMOD(Metal Organic Decomposition)法、LSM
CD(Liquid Source Misted Chemical Deposition)法
でも焼結条件などを工夫すればある程度配向性を向上さ
せた膜形成が可能であるが、従来の半導体記憶装置の構
造では、それらの方法を適用しても大きな効果は期待で
きない。
【0011】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、自発分極の特定の
方向に対する消失に起因した特性劣化を防止するための
手段を講ずることにより、アクセス時間の短い高集積化
されたメモリーセルを有する高速動作が可能な半導体記
憶装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、以下のような半導体記憶装置に関する
手段を設けている。
【0013】本発明の第1の半導体記憶装置は、半導体
基板と、上記半導体基板上に形成され、ソース領域・ド
レイン領域およびゲート電極を有するパストランジスタ
と、上記ゲート電極に連続するワード線と、上記ドレイ
ン領域に接続されるビット線と、上記ビット線に接続さ
れる第1の電極と、上記第1の電極に接して形成され、
少なくとも一部に有効領域を有する絶縁性金属酸化物か
らなる容量膜と、上記容量膜を挟んで上記第1の電極に
対向する第2の電極とを備えるとともに、上記第1及び
第2の電極のうち少なくともいずれか一方の電極は、上
記容量膜の上記有効領域よりも小さい面積を有し、かつ
上記一方の電極は上記容量膜の上記有効領域のいずれか
の端部側にオフセットされている。
【0014】これにより、第1の電極と第2の電極との
間には、容量膜の膜面に垂直な方向の電界だけではな
く、垂直な方向に対して傾いた方向の電界が存在する。
したがって、容量膜の各グレインを半導体基板の主面に
対してc軸配向させたときにも、自発分極量が確保さ
れ、信頼性が向上する。
【0015】本発明の第2の半導体記憶装置は、半導体
基板と、上記半導体基板上に形成され、ソース領域・ド
レイン領域およびゲート電極を有するメモリーセルトラ
ンジスタと、上記ゲート電極に連続するワード線と、上
記ドレイン領域に接続されるビット線と、上記ビット線
に接続される第1の電極と、上記第1の電極に接して形
成され、少なくとも一部に有効領域を有する絶縁性金属
酸化物からなる容量膜と、上記容量膜を挟んで上記第1
の電極に対向する第2の電極とを備えるとともに、上記
第1及び第2の電極のうちいずれか一方の電極は他方の
電極よりも小さく、かつ、上記容量膜の上記有効領域よ
りも小さい。
【0016】これにより、第1及び第2の電極のうち小
さな一方の電極と、大きな他方の電極との間には、容量
膜の膜面に垂直な方向の電界だけではなく、垂直な方向
に対して傾いた方向の電界が多く存在する。したがっ
て、容量膜の各グレインを半導体基板の主面に対してc
軸配向させたときに、自発分極量が確保され、信頼性が
向上する。
【0017】本発明の第3の半導体記憶装置は、半導体
基板と、上記半導体基板上に形成され、ソース領域・ド
レイン領域およびゲート電極を有するメモリーセルトラ
ンジスタと、上記ゲート電極に連続するワード線と、上
記ドレイン領域に接続されるビット線と、上記ビット線
に接続される第1の電極と、上記第1の電極に接して形
成され、少なくとも一部に有効領域を有する絶縁性金属
酸化物からなる容量膜と、上記容量膜を挟んで上記第1
の電極に対向する第2の電極とを備えるとともに、上記
第1及び第2の電極は、上記容量膜のうちの少なくとも
一部に接する領域において、平面的に見て互いにオーバ
ーラップしていない。
【0018】これにより、容量膜において、第1の電極
と第2の電極とが互いにオーバーラップしていない部分
に介在する領域では、容量膜の膜面に垂直な方向に対し
て傾いた方向の電界が印加される。したがって、容量膜
の各グレインを半導体基板の主面に対してc軸配向させ
たときに、自発分極量が確保され、信頼性が向上する。
【0019】上記第1〜第3の半導体記憶装置におい
て、上記絶縁性金属酸化物がビスマス層状ペロブスカイ
ト構造であることが好ましい。
【0020】また、その場合、上記第1及び第2の電極
のうち上記容量絶縁膜の下方に配置される電極は、白金
により構成されており、上記容量膜を構成する金属酸化
物は、MOCVD法により形成されていることがさらに
好ましい。
【0021】これにより、基板面に対してc軸配向した
グレインを多数有する容量膜となるので、特に大きな自
発分極量と各グレインの自発分極量の均一化とを実現す
ることができ、特に動作速度の向上効果が顕著となる。
【0022】本発明の第4の半導体記憶装置は、半導体
基板と、上記半導体基板上に形成され、ソース領域・ド
レイン領域およびゲート電極を有するメモリーセルトラ
ンジスタと、上記ゲート電極に連続するワード線と、上
記ドレイン領域に接続されるビット線と、上記ビット線
に接続される第1の電極と、上記第1の電極に接して形
成され、少なくとも一部に有効領域を有するビスマス層
状ペロブスカイト構造の絶縁性金属酸化物からなる容量
膜と、上記容量膜を挟んで上記第1の電極に対向する第
2の電極とを備えるとともに、上記第1及び第2の電極
は、少なくとも一部において上記容量膜のc面とは異な
る結晶面に接している。
【0023】これにより、第1の電極と第2の電極との
間に生じる電界には、必ず容量膜のc軸に平行でない成
分が生じるので、自発分極量の増大により信頼性の向上
を図ることができる。
【0024】上記第4の半導体記憶装置において、上記
半導体基板の上面に凹部を形成し、上記第1及び第2の
電極のうちいずれか一方の電極を上記凹部の壁面上に形
成しておき、上記第1及び第2の電極のうち他方の電極
を上記容量膜を介して上記凹部内に埋め込むことができ
る。
【0025】これにより、容量膜を半導体基板面に対し
てc軸に配向させたときに、容量膜のうち凹部の側面に
接する部分において、各グレインのc軸に直交する方向
に電界が印加されるので、容量膜全体の自発分極量が極
めて大きくなり、かつ各グレインの自発分極量も均一に
なる。したがって、半導体記憶装置の信頼性の向上と動
作速度の向上とを図ることができる。
【0026】上記第4の半導体記憶装置においても、上
記第1及び第2の電極のうち上記容量絶縁膜の下方に配
置される電極は白金により構成され、上記容量膜を構成
する金属酸化物がMOCVD法により形成されているこ
とが好ましい。
【0027】上記第1〜第4の半導体記憶装置におい
て、上記第1及び第2の電極のうち上記容量絶縁膜の上
側に位置する電極は、少なくとも白金を含むことが好ま
しい。
【0028】これにより、安定した特性を有する容量部
を半導体記憶装置に設けることができる。
【0029】その場合、上記第1及び第2の電極のうち
上記容量絶縁膜の上側に位置する電極は、白金と酸化イ
リジウム、または白金と酸化ルビジウムを含むことがさ
らに好ましい。
【0030】これにより、耐熱性がよく、かつ配線との
密着性のよい電極を得ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)まず、第1の
実施形態に係る半導体記憶装置について、図1及び図2
を参照しながら説明する。
【0032】図1は、本発明の第1の実施形態に係る半
導体記憶装置のメモリーセル部におけける構造を示す断
面図である。図1に示すように、シリコン基板1上の素
子分離20で囲まれた活性領域には、ソース領域2と、
ドレイン領域3と、ワード線の一部でもあるゲート電極
及びその下方の絶縁膜からなる絶縁ゲート部4とを有す
るメモリーセルのトランスファーゲート(パストランジ
スタ)が形成されている。基板の全面は、上面が平坦化
された第1の保護絶縁膜6と、その上の第2の保護絶縁
膜12とによって覆われており、この第1,第2の保護
絶縁膜6,12に形成されたコンタクトホールを埋める
プラグを介して、ドレイン領域3はビット線5に接続さ
れている一方、ソース領域2はストレージノード7に接
続されている。
【0033】ここで、上記第1の保護絶縁膜6の上に
は、下部電極9と、下部電極9上に形成された容量膜1
0と、容量膜10の上に形成された上部電極11とが設
けられている。そして、上記第2の保護絶縁膜12は上
部電極11を覆うように形成されており、この第2の保
護絶縁膜12に形成されたコンタクトホールを埋めるプ
ラグを介して、上部電極11はストレージノード7に接
続されている。すなわち、上部電極11はストレージノ
ード7を介してトランスファーゲートのソース領域2に
接続されている。また、第2の保護絶縁膜12に形成さ
れた別のコンタクトホールを埋めるプラグを介して、下
部電極9は駆動用電源端子につながる信号配線13に接
続されている。なお、容量膜10のうち端部は結晶性の
よくないダメージ領域Rdmとなっており、容量膜10の
うちダメージ領域Rdmによって囲まれる領域が有効領域
Refとなっている。
【0034】ここで、本実施形態に係る半導体記憶装置
の特徴は、図5に示す従来の半導体記憶装置の容量部に
おいては上部電極11のうちダメージ領域Rdmを除く有
効領域Refの全部分に上部電極11が形成されているの
に対し、有効領域Refの一部の上のみ、特に本実施形態
では有効領域Refの一方の端部側にオフセットして上部
電極11が形成されている点である。
【0035】ただし、ここでいうオフセットした状態で
あるためには、上部電極11の一方の端部と容量膜10
の有効領域Refの一方の端部とが同じ位置にある必要は
なく、上部電極11の一方の端部と有効領域Refの一方
の端部との間の距離と、上部電極11の他方の端部と有
効領域Refの他方の端部との間の距離とが同じでなけれ
ばよい。
【0036】ここで、本実施形態に係る半導体記憶装置
の製造工程について、概略的に説明する。
【0037】まず、シリコン基板1上に素子分離20が
形成された後、素子分離20で囲まれる活性領域に、ト
ランスファーゲートのゲート酸化膜及びゲート電極から
なる絶縁ゲート部4を形成し、この絶縁ゲート部4をマ
スクとしたイオン注入によって、シリコン基板1内にソ
ース領域2と、ドレイン領域3とを形成する。
【0038】次に、基板の全面上に第1の保護絶縁膜6
を堆積し、リフローなどによって第1の保護絶縁膜6の
上面を平坦化した後、第1の保護絶縁膜6の上に、白金
膜を堆積し、続いてSBT膜をMOCVD法により形成
する。これにより、SBT膜内には、c軸方向[00
1]が基板面にほぼ垂直になるような配向をしたグレイ
ンが多数を占めるようになる。そして、この白金膜及び
SBT膜を順次パターニングして、各々が各トランスフ
ァーゲート毎に分離されている下部電極9及びその上の
容量膜10をアレイ状に形成する。この時点で、容量膜
10は下部電極9とほぼ同じ形状を有しているが、後に
下部電極9へのコンタクトホールが形成される領域は、
コンタクトホールの寸法に対してマージンをプラスした
寸法分だけ除去されている。また、容量膜10のうちエ
ッチングによるダメージを受けた端部付近の結晶性は悪
く、特性上使用できないダメージ領域Rdmとなる。すな
わち、このダメージ領域Rdmよりも内側の領域が使用可
能な有効領域Refとなっている。
【0039】次に、基板上に、白金膜を堆積した後これ
をパターニングして上部電極11を形成する。このと
き、容量膜10の有効領域Refのうち一方の端部側にオ
フセットされるように上部電極11を形成する。
【0040】次に、基板の全面上に第2の保護絶縁膜1
2を形成する。そして、第1の保護絶縁膜6及び第2の
保護絶縁膜12に、ソース領域2,ドレイン領域3に到
達するコンタクトホールをそれぞれ形成する。また、第
2の保護絶縁膜12に、上部電極11,下部電極9に到
達するコンタクトホールをそれぞれ形成した後、各コン
タクトホールを埋めるプラグを形成する。さらに、第2
の保護絶縁膜12の上に配線用導体膜を堆積した後、こ
れをパターニングすることにより、トランスファーゲー
トのドレイン領域3に接続されるビット線5と、ソース
領域2及び容量部の上部電極11に接続されるストレー
ジノード7と、駆動用電源端子及び容量部の下部電極9
に接続される信号配線13とを形成する。
【0041】ここで、図5に示す従来の半導体記憶装置
の構成では、上部電極11が容量膜10の有効領域Ref
のほぼ全域上に形成されているので、上部電極11と下
部電極9との間に生じる電界のうちほとんどの成分が容
量膜10の膜面に垂直になる。その結果、本実施形態の
ようなc軸方向[001]が基板面にほぼ垂直になるよ
うに配向されたグレインからなる容量膜を設けても、大
きな自発分極量を得ることができず、アクセス時間の短
縮を図ることが困難であった。
【0042】それに対し、本実施形態の半導体記憶装置
においては、上部電極11が容量膜10の有効領域Ref
の全域ではなく、有効領域Refの一部の上にのみ形成さ
れているので、容量膜10に印加される電界成分は垂直
方向だけでなく斜め方向にも分布している。したがっ
て、c軸方向[001]が基板面にほぼ垂直になるよう
に配向されたグレインのうち、c軸方向に対して斜め方
向に電界が加えられるものの割合が多くなり、容量膜1
0全体としての自発分極量が増大することになる。ま
た、各グレインの配向が揃っていることで、各グレイン
の自発分極量も均一化される。
【0043】ここで、容量膜10の配向について説明す
る。下部電極9を白金などによって構成した場合、電極
材料膜自身が[111]方向に配向される。そして、容
量膜10として例えばSBT膜を用い、これをMOCV
D法で成長させた場合には、大多数のグレインのc軸方
向[001]が白金膜の上面にほぼ垂直な方向に配向し
ている(いわゆるc軸配向の)SBT膜が成長する。
【0044】以上のように、本実施の形態の構造であれ
ば、自発分極量が大きくなることから信頼性が向上する
だけでなく、各グレインの自発分極量が均一に発生する
ので応答速度も速くなり(つまりアクセス時間が短くな
り)、メモリ特性の向上が期待できる。
【0045】なお、ゾルゲル法等で塗布し焼結した場合
には、ランダム配向を一般に示す。ただし、焼結方法に
よっては、[115]方向のグレインが一部形成され
る。これは下部電極9に対して45度傾いた方向である
ので、上部電極11と下部電極9との相対的な位置関係
や大きさを適宜設定することにより、[115]方向と
垂直な電界分布が有効に印加される。よって、自発分極
量が大きくなり、信頼性の向上が期待できる。一方、従
来の方法では上下の電極間に垂直に電界が印加されるた
め、ほとんどのグレインで自発分極が発生しない事態が
生じる。
【0046】なお、本実施形態における上部電極11と
下部電極9との大小関係を逆にしてもよい。また、スト
レージノード7を上部電極11ではなく下部電極9に接
続する構造としてもよい。
【0047】さらに、本実施形態では、上部電極11を
白金膜で構成したが、白金膜の単一膜ではなく白金と酸
化イリジウムとの積層膜,白金と酸化ルビジウムとの積
層膜などにより構成してもよい。
【0048】なお、容量膜10を構成する絶縁性金属酸
化物としては、不揮発性の半導体記憶装置を実現する場
合には、本発明ではビスマス層状ペロブスカイト構造の
強誘電体を用いて説明したが、その他の強誘電体,例え
ばチタン酸ジリコン酸鉛やチタン酸バリウムなどにおい
ても、同様に高性能の記憶素子を実現できる。また、揮
発性の半導体記憶装置を実現する場合には、チタン酸ス
トロンチウムバリウムなどが用いられる。この場合に
も、本実施形態と同様に、非常に大きな比誘電率を有す
る容量膜を効果的に機能させることが期待でき、ギガビ
ットクラスのダイナミックRAMを容易に実現できる。
【0049】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について、図2を参照しながら説明する。図2は、第2
の実施形態に係る半導体記憶装置のメモリーセル部の断
面図である。
【0050】図2に示す半導体記憶装置中の各部材につ
いては、上記第1の実施形態における部材と同じものは
同じ符号を付してその説明を省略する。本実施形態に係
る半導体記憶装置の特徴は、第1の実施形態における広
幅の上部電極11に代えて、容量膜10の有効領域Ref
のうち両端部に配置された1対の狭幅の上部電極14を
備えている点である。なお、図2には一方のプラグしか
示されていないが、双方の上部電極14にストレージノ
ード7がプラグを介して接続されている。
【0051】ただし、上部電極14を容量膜10の有効
領域Refの外周部に沿ってぐるりと環状に形成してもよ
い。
【0052】本実施形態の半導体記憶装置によると、下
部電極9と上部電極14との間に印加される電界分布
は、基板1の上面に対して45度傾いた方向の成分が増
加するので、上記第1の実施形態よりもさらに大きな効
果が期待できる。
【0053】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
に係る半導体記憶装置について、図3(a),(b)を
参照しながら説明する。
【0054】図3(a)は、本実施形態に係る半導体記
憶装置の下部電極9の平面図であり、図3(b)は本実
施形態に係る半導体記憶装置の容量部のみを示す断面図
である。本実施形態においても、トランスファーゲート
の構造は上記第1,第2の実施形態と同じであり、図示
及び説明を省略する。
【0055】本実施形態では、下部電極9が櫛歯状に設
けられており、下部電極9の上面及び側面を覆う容量膜
10と、容量膜10を覆う上部電極11とが設けられて
いる点が特徴である。すなわち、本実施形態の容量部に
おいては、下部電極9よりも上部電極11の方が大き
い。なお、トランスファーゲートのソース領域は上部電
極11又は下部電極9のいずれに接続されていてもよい
ものとする。
【0056】本実施形態の半導体記憶装置においては、
特に容量膜10の各グレインのc軸[001]がシリコ
ン基板1の主面にほぼ垂直に配向している場合に、c軸
に平行でない電界の成分が非常に多くなるので、上記第
1,第2の実施形態よりもさらに大きな効果が期待でき
る。
【0057】なお、上部電極11も櫛歯状にして、上部
電極11と下部電極9とを互いに食い違った位置に形成
するようにしてもよい。
【0058】(第4の実施形態)以下、第4の実施形態
に係る半導体記憶装置について、図4を参照しながら説
明する。
【0059】図4は、第3の実施形態に係る半導体記憶
装置のメモリーセル領域の断面図である。図4に示すよ
うに、本実施形態においても、絶縁ゲート部4,ソース
領域2及びドレイン領域3を有するトランスファーゲー
トが設けられている点は上位第1〜第3の実施形態と同
様である。ここで、本実施形態の特徴は、第1の保護絶
縁膜6に凹部15が形成されており、この凹部15の壁
面(側面及び底面)に沿って形成された下部電極16
と、凹部内を埋めるように下部電極16の上に形成され
た容量膜17と、容量膜17の上に設けられた上部電極
18とを備えている点である。なお、第1の保護絶縁膜
6の上には、各電極16,18及び容量膜17を覆う第
2の保護絶縁膜12が設けられていて、第1,第2の保
護絶縁膜6,12に形成されたコンタクトホールを埋め
るプラグを介して、ビット線5がドレイン領域3に接続
され、ストレージノード7がソース領域2及び上部電極
18に接続され、信号配線13が下部電極16に接続さ
れている点は、上記第1,第2の実施形態などと同様で
ある。
【0060】まず、シリコン基板1上の素子分離20で
囲まれる活性領域に、ソース領域2,ドレイン領域3及
び絶縁ゲート部4を有するトランスファゲートを形成す
る。この工程は、上記第1の実施形態で説明したとおり
である。
【0061】次に、基板上に第1の保護絶縁膜6を堆積
した後、その上面を平坦化する。そして、第1の保護絶
縁膜6のエッチングにより深い凹部15を形成する。
【0062】次に、凹部15の壁面を含む基板上に、白
金膜を堆積した後これをパターニングして、凹部15の
壁面及びその周囲の第1の保護絶縁膜6の上に、各トラ
ンスファーゲート毎に分離された下部電極16を形成す
る。その後、基板上にSBT膜と白金膜とを順次堆積し
た後、これらをパターニングして、凹部15内にSBT
膜と白金膜とを埋め込んで、各トランスファーゲート毎
に分離された容量膜17及び上部電極18を形成する。
この状態で、トランスファーゲートと、上部電極18,
容量膜17及び下部電極16からなる容量部とがアレイ
状に配置されたメモリーセルアレイ領域が形成される。
ただし、上部電極18,容量膜17及び下部電極16を
構成する材料及び形成条件は上記第1の実施形態で説明
したとおりとする。
【0063】次に、基板上に第2の保護絶縁膜12を堆
積した後、第1,第2の保護絶縁膜6,12にトランス
ファーゲートのドレイン領域3,ソース領域2にそれぞ
れ到達するコンタクトホールを形成する。また、第1の
保護絶縁膜12には上部電極18,下部電極16に到達
するコンタクトホールを形成する。そして、各コンタク
トホールを埋めるプラグを形成した後、第2の保護絶縁
膜12の上に配線用導体膜を堆積し、これをパターニン
グして、ドレイン領域3に接続されるビット線5と、ソ
ース領域2及び上部電極18に接続されるストレージノ
ード7と、下部電極16に接続される信号配線13とを
形成する。
【0064】ここで、本実施形態に係る半導体記憶装置
においては、下部電極16と上部電極18との間に印加
される電界の大部分は、容量膜17のうち凹部15の側
面に形成された部分を横方向に印加される。また、本実
施形態のごとく、下部電極16を白金膜で構成し、容量
膜17をMOCVD法で形成した場合、容量膜17のう
ち凹部15の側面上の部分においては、c軸方向[00
1]が基板面にほぼ垂直になるように配向されたグレイ
ンが大部分を占めるようになる。したがって、電界分布
は、容量膜17の各グレインのc軸方向[001]に対
して垂直方向に印加される。これによって、非常に有効
に電界が印可され、その効果が顕著になる。また、自発
分極量が大きくなることから信頼性が向上するだけでな
く、各グレインの自発分極量が均一に発生するので応答
速度も速くなり(つまりアクセス時間が短くなり)、メ
モリ特性の向上が期待できる。
【0065】また、下部電極16として白金などを用い
た場合、電極材料自身が[111]方向に配向される
が、その上に形成される容量膜17として例えばSBT
を用い、ゾルゲル法等で塗布し焼結すると、ランダム配
向を一般に示す。しかし、[115]方向のグレインが
一部形成される。これは下部電極16に対して45度傾
いた方向であるので、上部電極18と下部電極16との
相対的な位置関係や大きさを適宜設定することにより、
[115]方向と垂直な電界分布が有効に印加される。
よって、自発分極量が大きくなり、信頼性の向上が期待
できる。
【0066】なお、ここで容量膜17を構成する絶縁性
金属酸化物としては、不揮発性の半導体記憶装置を実現
する場合には、本発明ではビスマス層状ペロブスカイト
構造の強誘電体を用いて説明したが、その他の強誘電
体,例えばチタン酸ジリコン酸鉛やチタン酸バリウムな
どにおいても、同様に高性能の記憶素子を実現できる。
また、揮発性の半導体記憶装置を実現する場合には、チ
タン酸ストロンチウムバリウムなどが用いられる。この
場合にも、本実施形態と同様に、非常に大きな比誘電率
を有する容量膜を効果的に機能させることが期待でき、
ギガビットクラスのダイナミックRAMを容易に実現で
きる。
【0067】また、上記各実施形態では、上部電極に白
金膜を用いたが、白金と酸化イリジウムの積層膜でもよ
い。酸化イリジウムは耐酸化性および耐熱性に優れ、か
つ配線層との密着性も優れている。
【0068】
【発明の効果】本発明の第1〜第4の半導体記憶装置に
よれば、容量膜を挟む第1,第2の電極の配置関係と容
量膜の結晶方位との関係を工夫することにより、容量膜
の各グレインのc軸に対して斜め方向に印加される電界
成分の割合が多くなるようにしたので、自発分極量の方
位依存性を有効に機能させて、容量膜の自発分極量の増
大による信頼性の向上と、各グレイン間の自発分極量の
均一化によるアクセス時間の短縮とを図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における半導体記憶
装置のメモリーセル部の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における半導体記憶
装置のメモリーセル部の断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態における半導体記憶
装置の櫛歯状下部電極の平面図及び容量部の断面図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施の形態における半導体記憶
装置のメモリーセル部の断面図である。
【図5】従来の半導体記憶装置のメモリーセル部の断面
図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 ソース領域 3 ドレイン領域 4 絶縁ゲート部 6 第1の保護絶縁膜 9,16 下部電極 10,17 容量膜 11,14,18 上部電極 12 第2の保護絶縁膜 13 信号配線 15 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/792 (72)発明者 竹尾 昌人 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 上記半導体基板上に形成され、ソース領域・ドレイン領
    域およびゲート電極を有するパストランジスタと、 上記ゲート電極に連続するワード線と、 上記ドレイン領域に接続されるビット線と、 上記ビット線に接続される第1の電極と、 上記第1の電極に接して形成され、少なくとも一部に有
    効領域を有する絶縁性金属酸化物からなる容量膜と、 上記容量膜を挟んで上記第1の電極に対向する第2の電
    極とを備えるとともに、 上記第1及び第2の電極のうち少なくともいずれか一方
    の電極は、上記容量膜の上記有効領域よりも小さい面積
    を有し、かつ上記一方の電極は上記容量膜の上記有効領
    域のいずれかの端部側にオフセットされていることを特
    徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板と、 上記半導体基板上に形成され、ソース領域・ドレイン領
    域およびゲート電極を有するメモリーセルトランジスタ
    と、 上記ゲート電極に連続するワード線と、 上記ドレイン領域に接続されるビット線と、 上記ビット線に接続される第1の電極と、 上記第1の電極に接して形成され、少なくとも一部に有
    効領域を有する絶縁性金属酸化物からなる容量膜と、 上記容量膜を挟んで上記第1の電極に対向する第2の電
    極とを備えるとともに、 上記第1及び第2の電極のうちいずれか一方の電極は他
    方の電極よりも小さく、かつ、上記容量膜の上記有効領
    域よりも小さいことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板と、 上記半導体基板上に形成され、ソース領域・ドレイン領
    域およびゲート電極を有するメモリーセルトランジスタ
    と、 上記ゲート電極に連続するワード線と、 上記ドレイン領域に接続されるビット線と、 上記ビット線に接続される第1の電極と、 上記第1の電極に接して形成され、少なくとも一部に有
    効領域を有する絶縁性金属酸化物からなる容量膜と、 上記容量膜を挟んで上記第1の電極に対向する第2の電
    極とを備えるとともに、 上記第1及び第2の電極は、上記容量膜のうちの少なく
    とも一部に接する領域において、平面的に見て互いにオ
    ーバーラップしていないことを特徴とする半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載
    の半導体記憶装置において、 上記絶縁性金属酸化物がビスマス層状ペロブスカイト構
    造であることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記第1及び第2の電極のうち上記容量絶縁膜の下方に
    配置される電極は、白金により構成されており、 上記容量膜を構成する金属酸化物は、MOCVD法によ
    り形成されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板と、 上記半導体基板上に形成され、ソース領域・ドレイン領
    域およびゲート電極を有するメモリーセルトランジスタ
    と、 上記ゲート電極に連続するワード線と、 上記ドレイン領域に接続されるビット線と、 上記ビット線に接続される第1の電極と、 上記第1の電極に接して形成され、少なくとも一部に有
    効領域を有するビスマス層状ペロブスカイト構造の絶縁
    性金属酸化物からなる容量膜と、 上記容量膜を挟んで上記第1の電極に対向する第2の電
    極とを備えるとともに、 上記第1及び第2の電極は、少なくとも一部において上
    記容量膜のc面とは異なる結晶面に接していることを特
    徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記半導体基板の上面には、凹部が形成されており、 上記第1及び第2の電極のうちいずれか一方の電極は、
    上記凹部の壁面上に形成されており、 上記第1及び第2の電極のうち他方の電極は、上記容量
    膜を介して上記凹部内に埋め込まれていることを特徴と
    する半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載の半導体記憶装置に
    おいて、 上記第1及び第2の電極のうち上記容量絶縁膜の下方に
    配置される電極は、白金により構成されており、 上記容量膜を構成する金属酸化物は、MOCVD法によ
    り形成されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のうちいずれか1つに記載
    の半導体記憶装置において、 上記第1及び第2の電極のうち上記容量絶縁膜の上側に
    位置する電極は、少なくとも白金を含むことを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記第1及び第2の電極のうち上記容量絶縁膜の上側に
    位置する電極は、白金と酸化イリジウム、または白金と
    酸化ルビジウムを含むことを特徴とする半導体記憶装
    置。
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