JP2003258127A - 構成要素の製造方法ならびに金属層および絶縁層を有する構成要素 - Google Patents

構成要素の製造方法ならびに金属層および絶縁層を有する構成要素

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JP2003258127A JP2003040423A JP2003040423A JP2003258127A JP 2003258127 A JP2003258127 A JP 2003258127A JP 2003040423 A JP2003040423 A JP 2003040423A JP 2003040423 A JP2003040423 A JP 2003040423A JP 2003258127 A JP2003258127 A JP 2003258127A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁層への貴金属層の付着が改良された構成
要素の製造方法を提供すること。 【解決手段】 貴金属層(28)と絶縁層(34)との
付着を改善する方法が提示される。この方法の場合、貴
金属層(28)と絶縁層(34)との間にシリコン層が
設けられる。酸素のある環境にて熱処理することによっ
て、シリコン層は、サリサイド化および酸化される。こ
こで、貴金属と、形成された酸化物との強い混合を行な
う、酸化されたシリコン層(30’)が生成される。こ
れによって獲得された、比較的大きい内部表面に基づい
て、貴金属層(28)と絶縁層(34)との付着が改善
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構成要素、特に、
超小型電子構成要素の分野、および、とりわけ半導体メ
モリの分野に属する。
【0002】
【従来の技術】構成要素の製造において、種々の材料の
層が順に設けられ、かつ構成される。製造された構成要
素の信頼性を保証するために、設けられた層は十分な付
着を有さなければならない。問題となるのは、例えば、
シリコン酸化物およびシリコン窒化物等の絶縁材料の、
貴金属および他の酸化し難い金属、特に、周期表のサブ
グループVIIIb属からの金属への付着である。
【0003】プラチナまたはイリジウムは、例えば、強
誘電性または高ε誘電性(εは、通常、20より大き
い)コンデンサ誘電体を有する半導体メモリのコンデン
サ電極を製造する際に用いられる。なぜなら、この金属
は、コンデンサ誘電体を堆積させるために必要とされる
プロセス条件において、十分に耐え得るからである。電
極は、特に、上昇した温度での酸化に耐えなければなら
ない。しかしながら、著しい化学的不活性は、半導体技
術において標準的に用いられる絶縁材料への付着を考慮
すると、むしろ不利である。2つの層間の良好な付着
は、隣接し合う層の特定の化学的相互作用、または相互
拡散と結びついていることが推定される。例えば、チタ
ンとアルミニウムとの間にTiAl層が形成される。
この層は、付着を容易にする。さらに、相対的に酸化し
易い金属をシリコン酸化物上に堆積させる際に、付着を
促す金属酸化物層の形成が観察される。
【0004】貴金属または他の酸化し難い金属の場合、
例えば、酸化物層との化学的相互作用は非常に少ない。
従って、ここで、問題は付着に際して特によく生じる。
これは、例えば、半導体メモリに見出され得るように、
益々小さい構造において特に起こり易い(kritis
ch)。ここで、電極が、例えば、予め構造化された絶
縁層上に堆積され、次に背面研磨(Rueckpoli
eren)(CMP=化学的機械的研磨)することによ
って形成される。背面研磨するために用いられる回転研
磨盤は、ここで、堆積された金属層上に特定の機械的圧
力を及ぼす。この圧力は、付着が不十分なために、金属
層を剥離させ得る。場合によっては、金属層がエッチン
グにより構造化された後、または加工が完成した半導体
チップの超音波結合における洗浄工程が特別な機械的負
荷となることが判明した。
【0005】貴金属層の付着を改善するために、例え
ば、半導体メモリのメモリコンデンサに関する特許文献
1において、下部コンデンサ電極の貴金属と、シリコン
酸化物を含む絶縁層との間に、例えば、サブグループI
Vb属、Vb属またはVIb属からの遷移金属を含む層
を提供することが提示される。この金属は、アンモニア
を含む雰囲気中で熱処理すると、貴金属層との界面にて
金属窒化物層を形成する。この場合、貴金属層は、窒素
または遷移金属と反応しない。さらに、遷移金属とシリ
コン酸化物との間の界面にて、金属酸化物層が形成され
る。しかしながら、このアプローチにおいて問題がある
のは、遷移金属が、エッチングされたエッジ部分にて、
次に設けられるべきコンデンサ誘電体と接触し、少なく
ともここで、酸化されることである。さらに、遷移金属
がコンデンサ誘電体の中に拡散(eindiffund
ieren)し、その誘電性または強誘電性の特性を損
ない得る。遷移金属がコンデンサ誘電体の中に拡散する
ことを回避するために、例えば、特許文献2において、
コンデンサ誘電体の堆積の前に、遷移金属のエッジの酸
化が行なわれることが提示され得る。しかしながら、こ
の方法の場合、堆積が著しく増大することが観察され、
堆積の増大は、遷移金属層上に位置する貴金属層の機械
的破損に至り得る。さらに、下部電極を接触接続するた
めに利用される断面が制限される。
【0006】特許文献3は、メモリコンデンサの上部金
属電極と酸化物層との間の付着媒体として、シリコン層
が堆積される、半導体構成要素の製造方法を記載する。
【0007】特許文献4から、センサの誘電性キャリア
層上へのプラチナ層の付着を改善するために、誘電性キ
ャリア層とプラチナ層との間にプラチナシリサイド層
(Platinsilizidschicht)が提供
されることが公知である。プラチナシリサイド層は、プ
ラチナ層を堆積させる前に設けられたシリコン層をサリ
サイド化することによって製造される。
【0008】
【特許文献1】米国特許第5,668,040号
【0009】
【特許文献2】欧州特許出願公開第0 697 718
A1号
【0010】
【特許文献3】独国特許出願公開第198 28 96
9 A1号
【0011】
【特許文献4】独国特許出願公開第196 01 59
2 C1号
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来と比較
して絶縁層への貴金属層の付着が改良された構成要素の
製造方法を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本課題は、本発明によ
る、構成要素の製造方法によって解決される。この方法
は、貴金属層と、この貴金属層の表面と接触するシリコ
ン層が、この順序で、基板上に設けられる工程、サリサ
イド化が行なわれ、シリコン層と接触する貴金属層の表
面がサリサイド化される工程、酸化が行なわれ、形成さ
れたシリコン化合物層、および場合によっては残存す
る、シリコン層のサリサイド化されない領域が酸化され
る工程と、絶縁層が設けられる工程とを包含する。
【0014】サリサイド化および酸化によって、設けら
れたシリコン層は、酸化されたシリコン化合物層に変更
される(umgewandelt)。ここで、貴金属
は、比較的容易にサリサイド化され得るという認識が利
用される。貴金属層とシリコン化合物層との間の付着
は、非常に良好である。次に、絶縁層に良好な付着ベー
スを提供するために、形成されたシリコン化合物層は、
酸化され得る。サリサイド化および酸化によって、シリ
コン化合物または貴金属と、シリコン酸化物との比較的
強い混合および相互拡散を有する層が生成される。その
結果、シリコン化合物または貴金属と、シリコン酸化物
との間に比較的大きい内部表面が形成される。この内部
表面は、付着を改善することに貢献する。簡単に述べる
と、貴金属層から開始して、シリコン化合物層、実質的
に貴金属とシリコン酸化物との混合層、およびシリコン
酸化物層を有する多層の付着層が形成されるということ
がさらに述べられ得る。シリコン層が比較的薄く設けら
れる場合、実質的に、1つの混合層のみが認識され得、
ここで、シリコン化合物の濃度は、貴金属層に向かっ
て、およびシリコン酸化物の濃度は、絶縁層に向かって
濃くなる。概して、シリコン化合物層上の表面のシリコ
ン酸化物層についても述べられ得る。酸化されたシリコ
ン化合物層の構成の正確な態様は、設けられたシリコン
層の層厚、シリサイドと酸化との温度および持続時間に
強く依存する。
【0015】シリコン化合物およびシリコン酸化物の相
互拡散は、サリサイド化と酸化の結果であるので、反応
性混合、すなわち、異なった化学反応に基づく混合につ
いても述べられ得る。この場合、貴金属表面から離れた
面上の酸化、しかしながら、サリサイド化は、シリコン
層の貴金属層に面する面上で開始するという有用な結果
をもたらす。従って、両方の反応は、空間的に互いに対
して進行する。
【0016】シリコン化合物の酸化は、例えば、S.
P.Murarkaによる「Silicides fo
r VLST Applications」Acade
micPress、1983年、102〜143ページ
に記載される。簡略に、シリコン化合物の場合、形成さ
れたシリコン化合物が分解し、シリコン酸化物が生成さ
れ得るということが想定され得る。進行するメカニズム
に関するさらなる指摘は、S.Mantlによる専門論
文「Silicid−Mikrostrukturen
durch lokale Oxidation」、
Physikalische Blaetter 51
(1995年)、951〜953ページから見出され得
る。貴金属層、特に、プラチナのサリサイド化に関する
詳細な研究は、C.Canaliらによる[PtSi
およびPtSi formation with hi
gh−purity PT thin films」A
pplied Physics Letters、Vo
l.31、No.1、1977年、43〜45に記載さ
れる。
【0017】本発明による方法のさらなる利点は、構成
要素、特に半導体構成要素を製造する際に、通常、用い
られる材料を用いることである。シリコン、シリコン化
合物およびシリコン酸化物は、技術的によく使いこなさ
れている標準的な材料である。
【0018】好適には、サリサイド化および酸化は、酸
素を含む雰囲気中での、共通の熱処理の間に行なわれ
る。共通の処理により、他の構造への温度負荷は低減さ
れる。さらに、このように製作された酸化されたシリコ
ン化合物層は、貴金属層と絶縁層との間に特に良好な付
着を媒体する。強誘電体(例えば、SBT=ストロンチ
ウム−ビスマス−タンタレートまたはPZT=鉛−ジル
コニウム−チタネート)または高ε誘電体(BST=バ
リウム−ストロンチウム−チタネート)を有する半導体
メモリを製造する場合、熱処理は、さらに、誘電体の酸
化処理の枠内で行なわれる。
【0019】サリサイド化および酸化は、さらに、分離
された工程で実行され得る。方法の実行と関係無く、シ
リコン層から離れた貴金属層の表面は、酸化物またはシ
リコン化合物を有さない。
【0020】酸化されたシリコン層を形成する基礎とな
るメカニズムは、酸素を含む雰囲気中での熱処理の際
に、以下のように理解されるが、制限されることを意図
しない。十分に高い温度でサリサイド化するために行な
われる熱処理において、貴金属層に面するシリコン層の
面は、シリコン化合物層に変換され、他方、貴金属層か
ら離れたシリコン層の表面は酸化される。従って、最初
に、シリコン酸化物層によって覆われるシリコン化合物
層が形成される。熱処理が進行すると、シリコン化合物
は、益々分解する。ここで自由になったシリコンは、酸
素を含む雰囲気の方向、従って、すでに形成されたシリ
コン酸化物層の方向に拡散する。その結果、シリコン
は、貴金属を通って反対側に位置する表面に向かって拡
散し得ないことが同時に達成される。この表面は、ここ
で、シリコン化合物を有しない。最終的に、最初に形成
されたシリコン化合物は、酸化の継続において、ほぼ完
全にシリコン酸化物および金属に変更され、ここで、付
着を改善する混合が取得された状態である。上述のシー
ケンスは、原則的に、分離されたサリサイド化および酸
化におけるシーケンスに対応する。サリサイド化が最初
に完全に行なわれた場合であっても、次の酸化におい
て、シリコン酸化物はシリコン化合物を犠牲にして形成
される。その結果、貴金属と強く混合されたシリコン酸
化物層が生成される。シリコン化合物がどの程度残存す
るかは、特に、処理の温度および持続時間に依存する。
【0021】熱処理をさらに低減するために、熱処理
は、水蒸気が存在する状態にて、特に好適に行なわれ
る。なぜなら、シリコン化合物の酸化は、水蒸気を含む
雰囲気中で、より速く進行するからである。例えば、レ
ーザアニーリングおよび電子ビーム走査等のサリサイド
化および酸化を行なう代替的方法が、同様に可能であ
る。
【0022】好適には、可能な限り良好な付着を達成す
るために、シリコン層が完全に変更される。
【0023】さらに、シリコン層および貴金属層の厚さ
は、シリコン層が完全にサリサイド化される場合、貴金
属層は部分的にのみ使用され、シリコン層から離れた貴
金属層の表面が、実質的にシリコン化合物を有さない状
態であるように、互いに調整されるならば好ましい。こ
こで、シリコン層は、貴金属層よりも極めて薄いことが
望ましい。有利なのは、例えば、約10〜20倍厚い貴
金属層である。
【0024】シリコン層は、好適には、多結晶または非
結晶層として堆積される。このために適切な方法は、例
えば、スパッタリングまたはプラズマにより支援される
CVD法である。さらに、シリコン層の堆積において、
シリコン化合物がin situ(その場で)で形成さ
れるならば有利である。このために必要な条件、特に、
必要とされる温度は、容易に実現され得る。
【0025】好適には、貴金属層は、シリコン層を設け
る前に構造化されて、貴金属層のエッジおよび側面領域
も、シリコン層によっておおわれることが望ましい。
【0026】貴金属層が、さらなる貴金属層を覆う強誘
電性または誘電性コンデンサ誘電体上に設けられ、さら
なる貴金属層、コンデンサ誘電体および貴金属層が、共
通のマスクを用いて、スタックを形成して構造化され、
シリコン層は、このスタック上に適合して堆積、サリサ
イド化および酸化され、ここで、シリコン層は、コンデ
ンサ誘電体と直接的に接触する領域において、完全に酸
化されるならば有利である。
【0027】シリコン層は、スタックを可能な限り完全
に覆う必要がある。コンデンサ誘電体の領域において、
シリコン層はサリサイド化されず、完全に酸化されるに
すぎない。従って、スタックの外側において、包囲して
完全に絶縁する領域がシリコン層内に形成される。従っ
て、貴金属層およびさらなる貴金属層は、電気的に互い
に絶縁される。
【0028】可能な限り妨げられない、完全な酸化を可
能にするために、同様に、酸化の後に絶縁層が設けられ
ることが望ましい。絶縁層がシリコン酸化物を含む場
合、この層もまた、酸化の前に設けられ得る。なぜな
ら、シリコン酸化物は、酸素を透過するからである。絶
縁層がシリコン窒化物を含む場合、シリコン窒化物が酸
素障壁としてみなされることに注意されたい。従って、
持続的な酸化は、シリコン窒化物の厚さに依存して、対
応して長い持続時間が提供されなければならない。
【0029】酸化の前に、貴金属層およびシリコン層が
リソグラフィによって製造されたマスクを用いて構造化
されるならば、さらに有利である。ここで、有利にも、
シリコン層の反射防止層としての特性(ARC=ant
i−reflective−coating)が利用さ
れ得る。特に望ましいのは、ここで、スパッタリングに
よってシリコン層が堆積されることである。
【0030】望ましいことが、さらに明らかであるの
は、絶縁層および酸化されたシリコン化合物層の中に、
少なくとも1つのコンタクトホールを導入し、導電性材
料で充填することである。この材料は、貴金属層への導
電性接続を製造する。ここで、コンタクトホールが形成
された後、コンタクトホールの底部に存在するシリコン
化合物が、電気的接触抵抗(Uebergangswi
derstand)を低減するために除去され得る。特
に、貴金属層の材料としてイリジウムを用いる場合、残
存したシリコン化合物を除去することが推奨され得る。
なぜなら、そうでない場合、接触抵抗が非常に高いから
である。
【0031】貴金属層の材料は、好適には、ルテニウ
ム、ロジウム、パラジウム、レニウム、オスミウム、プ
ラチナ、イリジウムおよび金の群を含む金属である。プ
ラチナおよびイリジウムが特に好ましい。さらに、上述
の貴金属の合金が可能である。
【0032】本発明は、さらに、以下の工程、絶縁層、
シリコン層、およびシリコン層と接触する貴金属層が、
この順序で、基板上に設けられる工程と、サリサイド化
が行われ、シリコン層と接触する貴金属層の表面がサリ
サイド化される工程と、酸化が行なわれ、形成されたシ
リコン化合物層、および場合によっては残存する、シリ
コン層のサリサイド化されない領域が酸化される工程と
を有する、構成要素の製造方法によって解決される。
【0033】この場合、下に位置するシリコン層を有す
る貴金属層が絶縁層上に設けられる。サリサイド化およ
び酸化は、ここで、同様に、上述の酸化されたシリコン
化合物層に至る。サリサイド化および酸化は、同様に、
共通の熱処理において実行され得る。
【0034】本発明は、さらに、以下の工程、貴金属層
が基板上に設けられる工程と、貴金属層が、高温にて、
少なくともシランを含む雰囲気に曝されて、貴金属層の
表面にシリコン化合物層が形成される工程と、絶縁層が
設けられる工程とを包含する構成要素の製造方法によっ
て解決される。
【0035】温度は、ここで、シランが温度によって分
解される程度の高さに選択される必要がある。このため
に必要な、約300〜700℃の温度は、サリサイド化
のために必要な温度より高いので、シリコン化合物層が
in situで、貴金属表面上に形成される。これに
対して、絶縁層または基板の、貴金属層によって覆われ
ない領域上では、堆積されたシリコンは変更されない。
選択的に、付着をさらに改善するために、続いて、酸化
が行われ得る。酸化されなければ、最後に設けられる絶
縁層への付着は、in situで形成されるシリコン
化合物層によってのみ促されるにすぎないが、多くの目
的には、これで十分である。
【0036】一般的な式Si、ただしn≧1
およびx、y≧0のシランが用いられる。Rはここ
で、例えば、CH、NH、ハロゲン、特にFまたは
Clである残基を示す。
【0037】好適には、置換されないシラン、特に、炭
素を含まないシランが用いられる。炭素を含まないシラ
ンは、特に、炭素を含まないシリコン化合物を生成する
か、SiO/貴金属混合位相の中に炭素を埋め込むこ
とを回避するという利点を有する。
【0038】特に好適なのは、Si2n+2、ただ
しn≧1のシラン、特に、シラン(SiH)、ジシラ
ン(Si)およびトリシラン(Si)であ
る。
【0039】堆積の際に、上昇した温度は、300℃よ
り高く、特に、600℃より高い必要がある。
【0040】好適には、本発明による方法は、それぞれ
2つの電極、および2つの電極間に位置するコンデンサ
誘電体を有する複数のメモリコンデンサを備える半導体
メモリを製造するために用いられる。ここで、2つの電
極のうちの少なくとも1つが貴金属層から形成される。
【0041】本発明は、さらに、貴金属層および絶縁層
を有する構成要素に関する。このような構成要素は、上
述の特許出願4から公知である。
【0042】貴金属層と絶縁層との間の付着を改善する
ために、絶縁層に面する貴金属層の表面にて、貴金属、
シリコンおよび酸素からなる材料を含む、付着媒体層と
して機能する混合層が形成されることが、本発明により
提示される。
【0043】混合層は、特に、本発明による方法によっ
て取得され得る。貴金属層の材料は、特に、ルテニウ
ム、ロジウム、パラジウム、レニウム、オスミウム、プ
ラチナ、イリジウムおよび金の群を含む金属である。特
に好適なのは、プラチナおよびイリジウムである。上述
の貴金属の合金も可能である。好適には、絶縁層から離
れた貴金属層の表面に、強誘電性または誘電性コンデン
サ誘電体が境界を接する。
【0044】好適には、構成要素は、複数のメモリコン
デンサを有する半導体メモリであり、2つの電極のうち
の少なくとも1つが貴金属層から形成される。
【0045】以下において、本発明は、例示の実施形態
を参照して説明され、図に示される。
【0046】単に、より良い例示目的で、本発明は、誘
電性または強誘電性コンデンサ誘電体を有するメモリコ
ンデンサを含む、半導体メモリの製造を参照して記載さ
れる。しかしながら、本発明は、当然、これに限定され
ず、貴金属層と絶縁層との間の付着が改善されるべき、
至るところに用途が見出され得る。
【0047】
【発明の実施の形態】図1Aは、選択トランジスタ8の
ドーピング領域4および6が埋め込まれる単結晶シリコ
ンを含むベース基板2を示す。選択トランジスタ8のゲ
ート電極は10で表示される。導電性プラグ12を介し
て、ドーピング領域6の1つがビット線14と接続され
る。さらなるプラグ16は、もう1つのドーピング領域
4から、メモリコンデンサの形成されるべき下部電極に
至る。例えば、ドーピングされたポリシリコンを含むプ
ラグ12、16、ビット線14およびゲート電極10
は、平坦化された絶縁層20に埋め込まれる。
【0048】誘電性または強誘電性コンデンサ誘電体を
有するメモリコンデンサの場合、コンデンサ誘電体の堆
積の際に、プラグが酸化されることを防ぐために、ポリ
シリコンを含むプラグ16と下部電極との間に、酸素障
壁層が必要とされる。このために、絶縁層20上に、対
応する障壁層22が堆積される。障壁層は、1つ以上の
層で構成され得る。適切な材料は、例えば、EP0 6
97 718 A1号に記載される。特に好適なのは、
酸素を含むイリジウム層およびイリジウム酸化物層を含
む障壁層の構成であり、これは、DE198 60 0
80 A1号およびDE199 09 295 A1号
に記載され、本開示内容は、本明細書中に、その全体が
援用される。障壁層は、次に設けられるべき貴金属層へ
の良好な付着を有する。
【0049】障壁層22上に、好適には、プラチナを含
む貴金属層24(下部電極)、コンデンサ誘電体26、
同様に、好適にはプラチナを含む貴金属層28(上部電
極)、およびシリコン化合物層30が堆積される。コン
デンサ誘電体26のために適切な材料は、特に、強誘電
性および高ε誘電性特性を有する金属酸化物であり、こ
れらは、例えば、同様に、DE198 60 080
A1号およびDE199 09 295 A1号に記載
される。次に設けられるべき絶縁層への貴金属層28の
付着は、シリコン層30によって改善される。貴金属層
28の厚さは、約100nmであり、シリコン層30の
厚さは、約5nmである。
【0050】350℃より高い温度で、特に、約750
℃の温度での、酸素を含む雰囲気中での熱処理によっ
て、シリコン層が変更される。ここで、貴金属層28に
面するシリコン層30の面からサリサイド化が、シリコ
ン層30の反対側の面から酸化が開始する。貴金属層2
8は、ここで、表面がサリサイド化される。貴金属層2
8は、シリコン層30よりも著しく大きい厚さを有する
ので、シリコン層30から離れた、コンデンサ誘電体2
6に面する貴金属層28の表面は、サリサイド化されな
い状態である。熱処理が持続する場合(合計約20
分)、最初に形成されたシリコン化合物(この場合、プ
ラチナシリサイド)は分解し、ここで、自由になるシリ
コンが酸化される。その結果、強い相互拡散を特徴とす
る、シリコン酸化物、貴金属、および場合によっては、
シリコン化合物を含む混合層(酸化されたシリコン化合
物層)が存在する。変更は、線影が付けられた層30’
によって、図1Bに模式的に示される。シリコン化合物
の酸化工程の基礎となるメカニズムに関するさらなる指
摘は、S.P.Murarkaによる開示「Silic
ides for VLSI Application
s」Academic Press、1983年、10
2〜143を参照されたい。シリサイドおよび酸化にお
けるプロセス条件は、所望の使用目的および用いられた
貴金属に応じて、対応して容易に適合され得る。
【0051】シリコン層は、種々の方法によって設けら
れ得る。可能な方法は、a)DCスパッタリングを用い
て約10nmの厚さの非結晶シリコン層を設ける。この
ような方法は、例えば、金属層をg線リソグラフィする
ために、反射防止層(ARC)をスパッタリングする際
に用いられる。
【0052】b)プラズマにより支援される化学気層成
長(PE−CVD)。典型的な条件は、100sccm
のSiHガス流、400℃の堆積温度、5Torr
(約660Pa)および500WのRFパワーである。
【0053】c)熱により活性化されるLP−CVD法
(減圧化学気相成長)によって、SiHまたはSiH
Cl、600℃〜700℃の温度、および70(約
9310Pa)〜100Torr(約13300Pa)
の気圧を用いて、ポリシリコン層または非結晶シリコン
を堆積させる。選択的に、プラズマによる支援(Pla
sma−Unterstuetzung)が提供され得
る。プラチナの場合、サリサイド化は、350℃未満で
すら開始するので、ここで、サリサイド化は、少なくと
も部分的にin situで行なわれる。プラチナのサ
リサイド化に関する、特に、変換温度(Umwandl
ungtemperatur)、形成速度および基礎と
なるメカニズムに関する記載は、C.Canaliらに
よる、上述の専門論文「PtSiおよびPtSi f
ormation with high−purity
PT thin films」Applied Ph
ysics Letters、Vol.31、No.
1、1977年、43〜45から読み取られ得る。さら
なるex situのサリサイド化工程は、次に、同様
に、実行され得る。この方法を用いて、わずかな単層の
厚さのみのシリコン化合物層が生成され得る。
【0054】用いられた出発材料は、部分的に、水素を
含むので、アニール工程は、酸素を含む雰囲気中に提供
されて、水素によって引き起こされたダメージが、強誘
電性または誘電性コンデンサ誘電体において回復され
る。次に続く、絶縁層(シリコン酸化物等の酸化物、ま
たは窒化シリコン等の窒化物)のあらゆる堆積は、同様
に、in situ(インサイチュ)で行なわれ得る。
【0055】酸化されたシリコン化合物層の形成は、単
一の熱処理または連続する処理にて行なわれ得る。酸化
されたシリコン化合物層の形成は、コンデンサ誘電体の
調整のために必要とされるアニール工程の枠内(強誘電
性誘電体の場合は、強アニールとも呼ばれる)で行なわ
れることも可能である。
【0056】水蒸気を含む雰囲気中での熱処理に関し
て、特に、以下の条件が有利であると思われる。すなわ
ち、600℃より高い温度で約30分である。貴金属シ
リコン化合物の完全な酸化のために、900℃といっ
た、より高い温度が必要とされる。
【0057】酸化されたシリコン層30’が形成された
後、図1Cによると、マスク32が設けられる。このマ
スクは、障壁層22までを含む層全体を構造化するため
に用いられる。好適には、例えば、窒化チタンまたは二
酸化シリコンを含むハードマスクである。異方性エッチ
ング法(例えば、アルゴンスパッタリングまたは塩素/
アルゴン高温RIE)を用いて構造化された後、絶縁層
20上に、障壁層22、貴金属層24、コンデンサ誘電
体26、貴金属層28および酸化されたシリコン化合物
層30’を含むスタックが存在する。図1Eによると、
例えば、酸化物を含む絶縁層34は、このスタック、お
よび露出された絶縁層20上に設けられ、平坦化され
る。ここで詳細に図示されないマスクを用いて、貴金属
層28まで達するコンタクトホール36が、絶縁層34
および酸化されたシリコン層30’の中にエッチングさ
れる。ここで、貴金属層28と、コンタクトホール36
を充填するために用いられる導電性材料との間の接触抵
抗を可能な限り小さい状態で保持するために、場合によ
っては存在する、コンタクトホール36の底部における
シリコン化合物が、同様に、除去される。導体トラック
38は、電極28への電気的接続を製造する。
【0058】酸化されたシリコン層30’によって、貴
金属層28と絶縁層との間の付着は著しく改善される。
【0059】図2A〜図2Cにおいて、別の方法シーケ
ンスが示される。図2Aに示されるように、コンデンサ
誘電体26、貴金属層28およびシリコン層30が適合
して堆積される前に、貴金属層24および障壁層22が
構造化される。この場合、さらに、貴金属層24の側面
が、有効なコンデンサ表面として利用可能である。その
結果、コンデンサのキャパシタンスが大きくなる。これ
によって、一定のキャパシタンスで、より小さいコンデ
ンサが製造され得、その結果、集積密度が高くなり得
る。
【0060】サリサイド化および酸化によって、シリコ
ン層30が酸化されたシリコン化合物層30’に変更さ
れた後で、絶縁層34が設けられ、コンタクトホール3
6および導体トラック38が製造される。コンデンサ誘
電体26、貴金属層28および酸化されたシリコン化合
物層30’は、広い部分において構造化されず、隣接し
合うメモリセルを覆う。従って、貴金属層28は、複数
のメモリコンデンサ用の共通の上部電極である。これに
よって、さらに、貴金属層28を接触接続するために、
より少ないコンタクトホール36が必要とされ、その結
果、集積密度は、さらに、高くなり得る。さらに、貴金
属層は、より大きい面が、酸化されたシリコン化合物層
によって覆われ、それにより、付着は、さらに改善され
る。
【0061】図3A〜図3Cに示される方法シーケンス
は、図1A〜図1Eに示される方法シーケンスと、特
に、以下の点で異なる。すなわち、ここで、絶縁層34
の堆積、およびコンタクトホール36の形成の後、シリ
コン層30が、熱処理によって、酸化された絶縁層に変
換されるという点である。サリサイド化が、シリコン層
30’の堆積の際に、すでにin situで開始しな
い場合、この方法シーケンスにおいて、さらに、コンタ
クトホールの底部においてシリコン化合物は形成されな
い。
【0062】図4A〜図4Cに示される方法シーケンス
の場合、シリコン層30が構造化によって形成されたス
タック上に適合して堆積される前に、障壁層22、貴金
属層24、コンデンサ誘電体26および貴金属層28が
構造化される。次に、シリコン層30が変更される。ス
タックの側面における露出されたコンデンサ誘電体26
の領域内、および絶縁層20の露出された表面上のシリ
コン層30は、貴金属と接触しないため、シリコン層3
0は、ここでもサリサイド化されず、完全にシリコン酸
化物層30”に変換される。コンデンサ誘電体の露出す
る領域に沿って形成されつつあるシリコン酸化物によっ
て、貴金属層28と24との間の絶縁が保証される。
【0063】図5A〜図5Fにおいて、方法シーケンス
が示される。ここでは、さらに、下部貴金属層24と絶
縁層20との間の付着が、酸化されたシリコン化合物層
によって改善される。ここで製造されたメモリコンデン
サは、図1〜図4に示されるスタックキャパシタと逆
に、オフセットキャパシタとも呼ばれる。
【0064】例えば、シリコン酸化物を含む絶縁層20
上に、シリコン層40および貴金属層24が堆積され、
マスク42を用いて構造化される。このように構造化さ
れた層上に、コンデンサ誘電体26、貴金属層28およ
びシリコン層30が堆積され、さらなるマスク44を用
いて構造化される。シリコン層30は、この場合、リソ
グラィによってマスク44が製造される際に、同時に、
反射防止層として機能する。ここで、可能な限り最適な
結果を達成するために、シリコン層の厚さは、露光に用
いるビームの波長に対応して設定される。
【0065】次に、熱処理によって、シリコン層30お
よび40が、酸化されたシリコン化合物層30’および
40’それぞれに変更される。続いて設けられた絶縁層
34において、第3のマスク46を用いて、コンタクト
ホール(プラグの)48、50および52が生成され、
導電性材料を用いて充填される。コンタクトホール48
は、ここで、絶縁層34および絶縁層20を通過し、選
択トランジスタ8のドーピング層4にまで達する。絶縁
層34上に位置する導体トラック54は、コンタクトホ
ール48を、貴金属層28(上部電極)にまで達するコ
ンタクトホール50と接続し、従って、貴金属層28と
ドーピング領域4との間に導電性接続を製造する。貴金
属層24にまで達するコンタクトホール52、および、
同様に、絶縁層34に位置する導体トラック56を用い
て、貴金属層24(下部電極)が接触接続される。
【0066】図6A〜図6Eに示される方法シーケンス
の場合、図5A〜図5Fに示される方法シーケンスと逆
に、シリコン層30のサリサイド化は、堆積される際に
(in situで、すでに、少なくとも部分的に実行
される。さらに、ここで、シリコン層40は、貴金属層
24が構造化される前に、酸化されたシリコン化合物層
40’にすでに変換された。ここで、プラチナ等の貴金
属は、酸素を透過性であるという事情が利用される。貴
金属層24および酸化されたシリコン化合物層40’
は、同様に、マスク42を用いて構造化される。次に設
けられるコンデンサ誘電体26および貴金属層28の構
造化は、マスク44を用いて行なわれる。次の、シリコ
ン層30の堆積において、シリコン層が、貴金属層24
または28と直接的に接触するところで、サリサイド化
がin situで行なわれる。従って、シリコン化合
物31およびシリコン層30が生成される。堆積には、
一般的な式Si、ただしn≧1およびx、y
≧0のシランが用いられる。ここで、Rは、例えば、
CH、NH、ハロゲン、特にFまたはClである残
基を示す。SiH、SiおよびSiCl
が特に望ましい。堆積は、熱によって活性化されて、
すなわち、シランの熱分解を可能にする十分に高い温度
にて行なわれる。適切な条件は、例えば、700℃、2
Torr、SiH/Arの雰囲気である。シリコン層
30、およびin situで形成されたシリコン化合
物層31のさらなる酸化は、ここでは行なわれない。こ
の場合、貴金属層24と28との間の短絡を回避するた
めに、サリサイド化されない領域30は、選択的に、サ
リサイド化された領域31から除去され得る。除去され
ない場合、サリサイド化された領域30は、酸化の際に
完全に酸化される(領域30”)。次に続く工程は、図
5Eおよび図5Fに対応する。
【0067】次に酸化が行なわれないin situで
のサリサイド化は、当然、図1〜図4に示される構造の
場合でも可能である。特に、図1、図2および図3の構
造において、変更されないシリコンによる短絡の危険は
生じない。これに対して、図4による構造の場合、変更
されないシリコンは除去されるか、または酸化によって
絶縁体に変換される。
【0068】図7Aは、コンデンサの拡大された部分図
を示す。ここで、貴金属層28上に、シリコン層60が
設けられ、すでに部分的に変更されている。下部領域6
1は、金属シリコン化合物であり、他方、上部領域62
は、シリコン酸化物を含む。酸化が進行するにつれ、形
成されたシリコン化合物が分解し、ここで自由になるシ
リコンは酸化される。
【0069】図7Bおよび図7Cは、コンデンサの側方
エッジを示す。このエッジ上に、シリコン層60が同様
に堆積され、第1の熱処理によってシリコン化合物層6
1に変換された。これに対して、側方エッジにて露出す
るコンデンサ誘電体26の領域において、シリコン層6
0が変更されずに残存する。次に続く酸化(図7C)に
おいて、初めて、この領域62は酸化され、他方、シリ
コン層60の残りの領域(シリコン化合物層61)は、
酸化されたシリコン化合物層63に変更される。
【0070】図8は、酸化されたシリコン化合物層によ
って覆われたプラチナ構造を示す。酸化されたシリコン
化合物層は、多結晶構造を有する。
【0071】酸化されたシリコン化合物層の組成は、図
9Aおよび図9Bに示される。これらは、酸化されたシ
リコン化合物層の異なった深さのEDX(エネルギー分
散X線分析)スペクトルを示す。これらの深さは、異な
った大きさの加速電圧によって設定される。酸化された
シリコン化合物層の深さが小さい場合(図9A)、酸素
の割合が比較的大きいことが見出され得る。シリコンお
よびプラチナの信号は、ほぼ同じである。より下に位置
する酸化されたシリコン化合物層の深さがより大きい層
(図9B)において、プラチナの割合が増大し、逆に、
シリコンおよび酸素の割合は減少する。考察された層
は、以下の条件の下で製造された。
【0072】a)プラチナ層、SBT層およびプラチナ
層を含む層スタックの堆積、 b)400℃で、シランを用いて、プラズマ支援のCV
D法による、約50nmの厚さの窒化物層の堆積。すで
に、安定化工程(所与の温度における、フローの設定)
およびプラズマの点火の際に、シランの分解に基づい
て、プラチナシリサイドの形成が行なわれる。
【0073】c)500℃で3時間、および800℃で
15分、酸素中にて熱処理、 d)プラズマエッチング法(Applied Mate
rials IncによるP5000MxP設備におけ
る、少ないVDCで、CF/酸素エッチングプロセ
ス)による窒化物層の除去、および e)700℃にて約30分酸素中で後処理。
【0074】限定されることを望むことなく、窒化物層
は、酸素障壁であるので、シリコン化合物の酸化は、実
質的に、工程e)において行なわれることが推測され
る。しかしながら、酸素およびHOは、さらに、SB
T層から拡散し、酸化に貢献する。
【0075】
【発明の効果】本発明は、従来と比較して絶縁層への貴
金属層の付着が改良された構成要素の製造方法を提供す
ることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1A】図1Aは、本発明による製造方法の個別の方
法工程を示す。
【図1B】図1Bは、本発明による製造方法の個別の方
法工程を示す。
【図1C】図1Cは、本発明による製造方法の個別の方
法工程を示す。
【図1D】図1Dは、本発明による製造方法の個別の方
法工程を示す。
【図1E】図1Eは、本発明による製造方法の個別の方
法工程を示す。
【図2A】図2Aは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図2B】図2Bは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図2C】図2Cは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図3A】図3Aは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図3B】図3Bは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図3C】図3Cは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図4A】図4Aは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図4B】図4Bは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図4C】図4Cは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図5A】図5Aは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図5B】図5Bは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図5C】図5Cは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図5D】図5Dは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図5E】図5Eは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図5F】図5Fは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図6A】図6Aは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図6B】図6Bは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図6C】図6Cは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図6D】図6Dは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図6E】図6Eは、本発明による製造方法の、さらな
る実施形態の個別の方法工程を示す。
【図7A】図7Aは、酸化されたシリコン化合物層を有
するメモリコンデンサの部分図を示す。
【図7B】図7Bは、酸化されたシリコン化合物層を有
するメモリコンデンサの部分図を示す。
【図7C】図7Cは、酸化されたシリコン化合物層を有
するメモリコンデンサの部分図を示す。
【図8】図8は、酸化されたシリコン化合物層によって
覆われたSEM写真画像を示す。
【図9A】図9Aは、酸化されたシリコン化合物層のE
DXスペクトルを異なった深さで示す。
【図9B】図9Bは、酸化されたシリコン化合物層のE
DXスペクトルを異なった深さで示す。
【符号の説明】
2 ベース基板 4、6 ドーピング領域 8 選択トランジスタ 10 ゲート電極 12、16 プラグ 14 ビット線 20 絶縁層 22 障壁層 24、28 貴金属層 26 コンデンサ誘電体 30、40 シリコン層 30’、40’ シリコン層 30” シリコン酸化物層 31 シリコン化合物層 32 マスク 34 絶縁層 36 コンタクトホール 38 導体トラック 42、44、46 マスク 48、50、52 コンタクトホール/プラグ 54、56 導体トラック 60 シリコン層 61 シリコン化合物層 62 シリコン酸化物層 63 酸化されたシリコン化合物層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴェルナー パムラー ドイツ国 80686 ミュンヘン, フィー ビヒプラッツ 3 (72)発明者 フォルカー ヴァインリッヒ フランス国 75013 パリ, アパクモ 13, ベーデー. オーギュスト ブラン キ, 126 Fターム(参考) 5F083 AD21 AD48 FR02 GA27 JA32 JA38 JA43 JA53 MA05 MA06 MA17 MA18 MA20 PR12 PR21 PR22 PR33 PR40

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構成要素の製造方法であって、 貴金属層(28)と、該貴金属層(28)の表面と接触
    するシリコン層(30)が、この順序で、基板上に設け
    られる工程と、 サリサイド化が行なわれる工程であって、該シリコン層
    (30)と接触する該貴金属層(28)の表面がサリサ
    イド化される、工程と、 酸化が行なわれる工程であって、形成されたシリコン化
    合物層、および場合によっては残存する、該シリコン層
    のサリサイド化されない領域が酸化される、工程と、 絶縁層(34)が設けられる工程とを包含する、方法。
  2. 【請求項2】 前記サリサイド化は、前記シリコン層
    (30)が設けられる間、インサイチュで行なわれるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記貴金属層(28)は、前記シリコン
    層(30)が設けられる前に構造化されることを特徴と
    する、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記貴金属層(28)は、さらなる貴
    金属層(24)を覆う強誘電性または誘電性コンデンサ
    誘電体(26)上に設けられ、 該さらなる貴金属層(24)、該コンデンサ誘電体(2
    6)および該貴金属層(28)が、共通のマスク(3
    2)を用いて、スタックを形成するために構造化され、 該シリコン層(30)は、該スタック上に、適合して堆
    積、サリサイド化および酸化され、該シリコン層(3
    0)は、該コンデンサ誘電体と直接的に接触する領域に
    おいて、完全に酸化されることを特徴とする、請求項3
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記絶縁層(34)は、前記酸化の後に
    設けられることを特徴とする、請求項1〜4の1つに記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 前記酸化の前に、前記貴金属層(28)
    および前記シリコン層(30)が、リソグラフィによっ
    て製造されたマスクを用いて構造化されることを特徴と
    する、請求項1または2に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記絶縁層(34)の中と、前記酸化さ
    れたシリコン化合物層(30’)の中とに、少なくとも
    1つのコンタクトホール(36)が導入され、導電性材
    料を用いて充填され、該コンタクトホールは、前記貴金
    属層(28)への導電性接続を製造することを特徴とす
    る、請求項1〜6の1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記コンタクトホール(36)が形成さ
    れた後、該コンタクトホールの底部に存在するシリコン
    化合物は除去されることを特徴とする、請求項7に記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 構成要素の製造方法であって、 絶縁層(20)、シリコン層(40)、および該シリコ
    ン層と接触する貴金属層(24)が、この順序で、基板
    上に設けられる工程と、 サリサイド化が行なわれる工程であって、該シリコン層
    (40)と接触する、該貴金属層(24)の表面がサリ
    サイド化される工程と、 酸化が行なわれる工程であって、該形成されたシリコン
    化合物層、および場合によっては残存する、該シリコン
    層のサリサイド化されない領域が酸化される、工程とを
    包含する、方法。
  10. 【請求項10】 前記サリサイド化と前記酸化は、酸素
    を含む雰囲気中での共通の熱処理の間に行なわれること
    を特徴とする、請求項1〜9の1つに記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記熱処理は、水蒸気が存在する状態
    において行なわれることを特徴とする、請求項1〜10
    の1つに記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記シリコン化合物層、および場合に
    よっては残存する前記シリコン層の前記サリサイド化さ
    れない領域は、完全に酸化されることを特徴とする、請
    求項1〜11の1つに記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記シリコン層(30、40)の厚さ
    と、前記貴金属層(24、28)は、該シリコン層(3
    0、40)を完全にサリサイド化する場合、該貴金属層
    (24、28)は、部分的にのみ使用され、該シリコン
    層(30、40)から離れた、該貴金属層(24、2
    8)の表面は、実質的に、シリコン化合物を有しない状
    態であるように、互いに調整されることを特徴とする、
    請求項1〜12の1つに記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記貴金属層(24、28)は、前記
    シリコン層(30、40)よりも10〜20倍厚く設け
    られることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 構成要素の製造方法であって、 貴金属層(28)が、基板上に設けられる工程と、 該貴金属層(28)が、上昇した温度で、少なくともシ
    ランを含む雰囲気に曝されて該貴金属層の該表面にてシ
    リコン化合物層(31)が形成される工程と、絶縁層
    (34)が設けられる工程とを包含する、方法。
  16. 【請求項16】 前記シランは、置換されないシラン、
    特に、炭素を含まないシランであることを特徴とする、
    請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記シランは、Si2n+2、た
    だしn≧1であることを特徴とする、請求項16に記載
    の方法。
  18. 【請求項18】 前記上昇した温度は、300℃より高
    く、特に、600℃より高いことを特徴とする、請求項
    15〜17の1つに記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記貴金属層(24、28)の材料
    は、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、レニウム、オ
    スミウム、プラチナ、イリジウムおよび金の群を含む金
    属である、請求項1〜18の1つに記載の方法。
  20. 【請求項20】 請求項1〜19の1つに記載の方法の
    使用であって、 それぞれ2つの電極(24、28)、および2つの電極
    間に位置するコンデンサ誘電体(26)を有する複数の
    メモリコンデンサを備える半導体メモリを製造するため
    に用いられ、ここで、2つの電極のうちの少なくとも1
    つが貴金属層から形成される。
  21. 【請求項21】 貴金属層と絶縁層とを有する構成要素
    であって、該絶縁層(20、34)に面する該貴金属層
    (24、28)の表面にて、付着媒体層として機能する
    混合層(30’、40’)が形成され、該混合層は、該
    貴金属層の材料、シリコンおよび酸素を含むことを特徴
    とする、構成要素。
  22. 【請求項22】 前記貴金属層(24、28)の材料
    は、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、レニウム、オ
    スミウム、プラチナ、イリジウムおよび金の群を含む金
    属である、請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記絶縁層(20、34)に面する前
    記貴金属層(24、28)の該表面は、強誘電性または
    誘電性のコンデンサ誘電体(26)と境界を接すること
    を特徴とする、請求項21または22に記載の構成。
  24. 【請求項24】 前記構成要素は、複数のメモリコンデ
    ンサを有する半導体メモリであり、2つの電極のうちの
    少なくとも1つは、前記貴金属層から形成されることを
    特徴とする、請求項21または23に記載の構成要素。
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