JP3951540B2 - 強誘電体膜を有する半導体装置の製造方法 - Google Patents

強誘電体膜を有する半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は強誘電体キャパシタの製造方法に関するものであり、特にFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)装置に用いる強誘電体キャパシタの製造方法に関する。
【0002】
近年、その不揮発性やアクセスタイムの速さから、強誘電体膜を用いたFeRAMが注目されつつある。
【0003】
【従来の技術】
図10(A)は従来FeRAMに用いられている強誘電体キャパシタの断面構造を模式的に表す図であり、図中101はシリコン基板、102は素子分離あるいは層間絶縁のために用いられる絶縁膜、103は絶縁膜上に形成されたキャパシタ下部電極、104はPZT(Pb(Zr,Ti)O3)などの強誘電体キャパシタ絶縁膜、105はキャパシタ上部電極を表している。
【0004】
一般に強誘電体膜はFeRAM製造工程における還元雰囲気を用いる処理によって酸素不足になりやすいため、工程途中で適宜酸化雰囲気によるアニール処理を施す必要がある。
【0005】
このとき、上部電極や下部電極が酸化されて酸化膜が形成されると、強誘電体キャパシタ全体としてみたときのキャパシタ絶縁膜の誘電率が下がり、また、分極特性が劣化するなど強誘電特性も劣化してしまう。
【0006】
このような不都合を解決するために、FeRAMにおいては下部電極や上部電極としてPtなどの酸化されにくい貴金属や、酸化されても導電性を失わないIrやRuなどの膜が用いられている。
【0007】
図10(A)に示すキャパシタ絶縁膜構造は以下のようなプロセスで形成される。
【0008】
はじめに、シリコン基板101上に形成されたシリコン酸化膜等の絶縁膜102上にキャパシタの下部電極材料であるPtと強誘電体材料のPZTと上部電極材料であるPt膜をスパッタ法で順次形成する。
【0009】
つぎに、上部電極のパターン形状に形成されたレジストをマスクとして用いて上部電極材料をドライエッチング法でエッチングし、上部電極105を形成する。
【0010】
つぎに、酸素を含むガスのプラズマを用いてアッシングしてレジストを除去したあと、キャパシタ絶縁膜のパターン形状にレジスト膜を形成し、これをマスクとして強誘電体材料をドライエッチング法によりエッチングしてキャパシタ絶縁膜104を形成する。
【0011】
つぎに、酸素を含むガスのプラズマを用いてアッシングしてマスクとして用いたレジスト膜を除去し、つづいて下部電極のパターン形状にレジスト膜を形成し、これをマスクとしてドライエッチング法でエッチングし、下部電極103を形成する。その後、マスクとして用いたレジスト膜をアッシング除去する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
図10(B)は前記したキャパシタ構造の形成方法における問題点を説明する図である。図10(B)に示すようにレジスト等のマスク106を用いて強誘電体材料をドライエッチング法でエッチングすると、反応副生成物107が生じる。このような副生成物はキャパシタのリークの原因となり、また、後工程ではがれてパターン異常などを生じさせるなど、素子に悪影響を与えるため、エッチング後に除去する必要がある。
【0013】
従来より反応副生成物の除去方法として塩酸、硝酸などを用いる方法や有機系溶剤を用いる方法が行われていた。
【0014】
しかし、塩酸や硝酸を用いる場合には、キャパシタ絶縁膜である強誘電体材料のエッチングレートが高く、エッチング量を制御するのが困難であり、強誘電体材料がエッチングされすぎてしまうと言う問題があった。特に、素子が微細化されていくなかで、このような膜減りが問題となってきた。
【0015】
また、有機系溶剤を用いる場合には強誘電体材料がエッチングされる問題はないが、強誘電体膜とPt、Ir、Ru等の下部電極との間にしみこんで強誘電体膜の膜剥がれを引き起こすという問題が生じることが分かった。
【0016】
さらに、反応副生成物を除去する別のアプローチとして、強誘電体膜のエッチング後の断面形状をよりテーパ状にすることにより、反応副生成物が付着しにくく、あるいは、除去しやすくする方法も考えられる。しかし、多少テーパ状にするだけでは反応副生成物の付着を防ぐ効果は得られないし、下部電極とのエッチングの選択比やウェーハ内での形状分布、エッチング速度の影響する生産性などの点を満足させながら、制御性よく所望のテーパ形状を得ることは難しかった。
【0017】
本発明は、上記問題点を解決し、強誘電体膜を除去したあとの反応副生成物を制御性よく除去する方法を開示するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題は半導体基板上に形成されたPZTを含む強誘電体膜をエッチングしたあと、該エッチングにより生じる反応副生成物を、燐酸水溶液で除去することで解決される。
【0019】
この場合にエッチングマスクとしてレジストを用いることができ、レジストアッシング工程後に燐酸水溶液で反応副生成物を除去することで解決される。
【0020】
特に、レジストをマスクとした場合には、レジストアッシング工程の前後に燐酸水溶液による反応副生成物の除去工程を行うことで、反応副生成物が多いときも良好に除去することが可能となる。
【0021】
図11は塩酸処理後のキャパシタ構造を示す模式図である。この模式図は処理後のキャパシタ構造の断面SEM写真をもとに描いたものである。Pt下層電極上に強誘電体材料としてPZT膜を形成し、レジストをマスクとしてドライエッチング法によってPZT膜をキャパシタ絶縁膜の形状にエッチングしたあと、酸素とフッ素を含むガス雰囲気中でレジストをアッシング除去し、そのあと塩酸処理を行ったものである。
【0022】
本図を見れば分かるように塩酸処理によって大幅にPZT膜が膜減りし、上部電極が庇となるほどエッチングされてしまっている。これは硝酸を用いた場合でも同様である。濃度等の処理条件を振って調べてみたが、PZT膜のエッチングレートが非常に大きく、大幅に膜減りしてしまう点に違いは無かった。
【0023】
図12(A)、(B)は燐酸処理前と後のキャパシタ構造を示す模式図である。本模式図も断面SEM写真をもとに描いている。前記塩酸処理の実験の場合と同じく、PZT膜をキャパシタ絶縁膜形状にエッチングしたあと、レジストアッシング除去後と、そのあと燐酸処理を行ったあとのキャパシタ構造の断面状態を示している。
【0024】
本図を見れば分かるように燐酸を用いることにより反応副生成物を完全に除去することができ、しかも、図11に見られるようなPZTの膜減りは見られない。 したがって、燐酸処理を用いることで、キャパシタ形状(特にキャパシタ絶縁膜)に影響を与えることなくキャパシタ絶縁膜材料のエッチングにともなう反応副生成物を除去することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1〜図8の模式工程断面図をもとに、本発明の第1の実施の形態を説明する。本実施の形態はFeRAMのキャパシタ形成工程に本発明を適用したものである。
【0026】
はじめに図1(A)に示すように、p型シリコン基板11上に周知のプロセスを用いてフィールド酸化膜12を形成する。このフィールド酸化膜はLOCOS(LOCal Oxidation of Silicon) を用いて形成しても良いし、シャロートレンチアイソレーション法を用いても構わない。
【0027】
また、図示はしていないが、素子分離に用いるチャネルカット用のイオン注入や所望のトランジスタ特性を得るためのウェル形成、チャネルドープイオン注入等をこの時点で行っても良い。
【0028】
つぎに図1(B)に示すように、フィールド酸化膜12で画定された活性領域上に、シリコン酸化膜とn型不純物をドープされたシリコン膜を順次形成し、パターニングしてゲート絶縁膜13、ゲート電極14を形成する。
【0029】
つづいてゲート電極14をマスクとしてシリコン基板11に低濃度のn型不純物(たとえばPを3×1013cm-2)を加速エネルギ60keVでイオン注入して、活性領域中にLDDの低濃度n型ソース・ドレイン拡散層となる拡散層領域15、16を形成する。
【0030】
つぎに図2(A)に示すように、シリコン酸化膜を形成後異方性エッチングすることで、ゲート電極14の側壁にサイドウォール絶縁膜17を形成する。
【0031】
つづいてゲート電極14とサイドウォール絶縁膜17をマスクとしてシリコン基板11に高濃度のn型不純物(たとえばAsを1×1015cm-2)を加速エネルギ50keVでイオン注入して、活性領域中にLDDの高濃度n型ソース・ドレイン拡散層となる拡散層領域18、19を形成する。
【0032】
なお、上記した拡散層作成のためのイオン注入においては、活性領域中のシリコン基板上にシリコン酸化膜等を形成しておき、これらの膜を通過させてイオンを注入することにより、イオン注入にともなう汚染の影響を防ぐことができる。
【0033】
つぎに図2(B)に示すようにCVD法によりシリコン酸化膜20を形成し、CMP (Chemical Mechanical Polishing)を用いて平坦化した後、下部電極材料21として下層にTi20nm、上層にPt180nmの二層構造、強誘電体材料22としてPZT300nm、上部電極材料23として下層にPt180nm、上層にTi20nmの二層構造をそれぞれスパッタ法により形成する。
【0034】
つぎに図3に示すように上部電極形成領域を残してレジスト24を形成したあと、ArとCl2 の混合ガスを用いたRIE法によってTiとPtの二層構造をドライエッチングし、上部電極23aを形成する。
【0035】
つぎに図4に示すようにレジスト24を酸素プラズマを用いてアッシング除去したあと有機溶剤からなる剥離液を用いて処理する。
【0036】
つづいて、キャパシタ絶縁膜形成領域を残してレジスト25を形成し、このレジスト25をマスクとしてCF4 とArの混合ガスを用いたRIE法によりPZT22をエッチングしてキャパシタ絶縁膜22aを形成する。このとき、キャパシタ絶縁膜22aの側壁にはエッチング時の反応副生成物26が付着する。
【0037】
つぎに図5に示すようにレジスト25をCF4 とO2 の混合ガスを用いたダウンフロー法により除去する。このときO2 ガスのみで処理しても構わないが、CF4 ガスを混合することによって、後の剥離工程で反応副生成物の残さがとれやすくなる。
【0038】
つづいて、燐酸濃度6.1wt%、液温35℃の燐酸水溶液で3分間ウェット処理を行い、その後純水中にて10分間水洗する。この処理によってキャパシタ絶縁膜22aの膜厚の減少を生じさせずに側壁等に付着した反応副生成物26を完全に除去できる。なお、純水水洗時に超音波を同時に使用すると剥離の効果をさらに上げることが可能となる。
【0039】
つぎに図6に示すように下部電極形成領域を残してレジスト27を形成したあと、ArとCl2 の混合ガスを用いたRIE法によってPtとTiの二層構造をドライエッチングし、下部電極21aを形成する。
【0040】
つぎに図7に示すようにレジスト27を酸素プラズマを用いてアッシング除去したあと有機溶剤からなる剥離液を用いて処理する。
【0041】
つづいて、全面にCVD法によりBPSG膜28を形成したあと窒素雰囲気中で700℃でアニールする(リフロー処理)ことで表面を滑らかにする。
【0042】
つぎに図8に示すようにBPSG膜28、CVD酸化膜20をエッチングして下部電極21a、上部電極23a、ソース・ドレイン拡散層18、19に到達するコンタクトホールを形成する。
【0043】
つづいてTi、TiN、Alの三層構造からなる導電層を形成したあと、パターニングして配線層29を形成する。
【0044】
以降図示しないが、パッシベーション膜の形成やリードコンタクト用の配線パッド上の窓開け工程等を経て、FeRAMが形成される。
【0045】
上記実施の形態では、強誘電体材料22のエッチング後、レジストをアッシングしたあとで燐酸ウェット処理を行うことにより、強誘電体材料をエッチングすることなく反応副生成物を除去することができる。
【0046】
なお、上記実施の形態では、強誘電体材料22のエッチング後、レジストをアッシングしたあとで燐酸ウェット処理を行ったが、反応副生成物が多い場合には以下に示すようにアッシング前後でウェット処理を行うと良い。
【0047】
すなわち、図4に示すレジスト剥離工程において、レジスト25をマスクとしてPZT膜をエッチングしキャパシタ絶縁膜22aを形成したあと、燐酸濃度6.1wt%、液温35℃の燐酸水溶液で3分間ウェット処理を行い、その後純水中にて10分間水洗する。
【0048】
つづいてO2 とCF4 の混合ガスのプラズマを用いたダウンフローアッシング法でレジストを剥離する。
【0049】
つづいて燐酸濃度6.1wt%、液温35℃の燐酸水溶液で3分間ウェット処理を行い、その後純水中にて10分間水洗する。
【0050】
このようにアッシング工程の前後で燐酸水溶液によるウェット処理を入れることで、反応生成物が多い場合でも良好に除去することができる。
【0051】
なお、上記した燐酸処理の条件としては、燐酸濃度6.1wt%、液温35℃の燐酸水溶液で3分間ウェット処理を行ったが、燐酸を用いることで濃度や液温などのプロセスマージンが広がることが分かっており、たとえば、燐酸濃度10wt%、液温40℃の燐酸水溶液で3分間ウェット処理を行ってもキャパシタ絶縁膜22aの膜厚の減少させずに側壁等に付着した反応副生成物26を完全に除去できることを確認している。また、液温としては20〜60℃の範囲を用いることができる。
【0052】
また、上記の実施の形態では、レジストの除去方法としてO2 ガスにCF4 ガスを混合したプラズマを利用した。しかし、先に述べたようにO2 ガスのみであっても上記燐酸処理を行うことによって反応副生成物の残さを除去することは可能である。
【0053】
さらに、上記の実施の形態では、O2 ガスにCF4 ガスを混合したが、CF4 ガスのかわりにNF3 、SF6 やCHF3 などのフッ素を含むガスを用いればO2 ガス単独の場合にくらべて反応副生成物の残さの除去効果が向上することを確認した。
【0054】
図9は本発明の第2の実施の形態を示す模式断面図であり、第1の実施の形態で示したCVD酸化膜20とBPSG膜28の間に保護膜としてキャパシタ構造を覆うように強誘電体膜30を形成した場合の例である。なお、第1の実施の形態と相当するものには同じ記号を付してある。
【0055】
この保護膜は素子を形成した最終段階で通常行われるフォーミングガスによるアニール処理を行う際に、複合酸化膜からなる強誘電体膜や高誘電体膜が水素雰囲気によって還元され、キャパシタ特性が劣化することを防ぐために設けるものであり、水素を透過させない膜として強誘電体膜や高誘電体膜を用いることができる。
【0056】
なお、強誘電体膜や高誘電体膜が水素透過防止膜として効果があることについては、たとえば特開平7−111318号に記載されている。
【0057】
保護膜として図9に示すように強誘電体膜を用いた場合には、ソース・ドレイン拡散層18、19や下部電極21a、上部電極23aとコンタクトをとるためのコンタクトホール形成工程において、BPSG28やCVD酸化膜20をエッチングするのと同時に、強誘電体膜30もエッチングする必要がある。
【0058】
したがって、このコンタクトホール31を形成する工程においても、強誘電体膜30をエッチングする際に生じる反応副生成物を除去する必要がある。以下に説明する。
【0059】
はじめにコンタクトホール形成領域に開孔を有するレジストをBPSG28の上に形成する。
【0060】
つづいて、このレジストをマスクとしてBPSG28、強誘電体保護膜30、CVD酸化膜20を順次エッチングする。BPSG28やCVD酸化膜20はたとえばCF4 とO2 の混合ガスを用いて、強誘電体保護膜30はたとえばCF4 とArの混合ガスを用いてエッチングすることができる。
【0061】
つづいて第1の実施の形態と同じく、レジストをCF4 とO2 の混合ガスを用いたダウンフロー法により除去する。
【0062】
つづいて、燐酸濃度6.1wt%、液温35℃の燐酸水溶液で3分間ウェット処理を行い、その後純水中にて10分間水洗する。この処理によって強誘電体膜30をコンタクトホール31内で凹ませることなく、コンタクトホール側壁等に付着した反応副生成物を完全に除去できる。
【0063】
なお、第1の実施の形態と同じく、純水洗浄時に超音波を同時に使用すると剥離の効果をさらに上げることが可能となり、反応副生成物が多い場合には、レジストアッシング前後に燐酸処理を行うと良い。
【0064】
本発明は、上記実施の形態で示したメモリセル構造に限らず、ソース・ドレイン拡散層と下部電極との間にプラグを用いたセル構造やIrやIrO2 、Ru、RuO2 、Ta等の数々の電極構造にも適用できる。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、強誘電体膜をエッチングしたあと、燐酸水溶液でウェット処理を行うことにより、強誘電体膜の膜減りや剥がれなどの悪影響を与えることなく、エッチング時に生じる反応副生成物を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明する模式工程断面図(その1)である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を説明する模式工程断面図(その2)である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を説明する模式工程断面図(その3)である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を説明する模式工程断面図(その4)である。
【図5】本発明の第1の実施の形態を説明する模式工程断面図(その5)である。
【図6】本発明の第1の実施の形態を説明する模式工程断面図(その6)である。
【図7】本発明の第1の実施の形態を説明する模式工程断面図(その7)である。
【図8】本発明の第1の実施の形態を説明する模式工程断面図(その8)である。
【図9】本発明の第2の実施の形態を説明する模式断面図である。
【図10】従来用いられた強誘電体キャパシタ構造の模式断面図である。
【図11】塩酸処理後のキャパシタ構造を示す模式図である。
【図12】燐酸処理前と後のキャパシタ構造を示す模式図である。
【符号の説明】
11、101 シリコン基板
12 素子分離絶縁膜
13 ゲート絶縁膜(シリコン酸化膜)
14 ゲート電極(シリコン)
15、16 低濃度ソース・ドレイン拡散層
17 サイドウォール絶縁膜
18、19 高濃度ソース・ドレイン拡散層
20 CVD酸化膜
21、103a 下部電極材料(TiとPtの2層構造)
21a、103 下部電極
22 キャパシタ絶縁膜材料(PZT)
22a、104 キャパシタ絶縁膜
23 上部電極材料(PtとTiの2層構造)
23a、105 上部電極
24、25、27、106 レジスト
26、107 反応副生成物
28 BPSG膜
29 配線層
30 強誘電体膜
31 コンタクトホール
102 層間絶縁膜

Claims (5)

  1. 半導体基板上にPZTを含む強誘電体膜を形成する工程と、
    前記強誘電体膜をエッチングする工程と、
    前記エッチング工程のあとで、前記エッチング工程により生じた反応副生成物を、燐酸水溶液で除去する工程
    とを含むことを特徴とする強誘電体膜を有する半導体装置の製造方法。
  2. 前記エッチングする工程は、ドライエッチング法によって行うことを特徴とする請求項1記載の強誘電体膜を有する半導体装置の製造方法。
  3. 前記エッチングする工程はレジストをマスクとして用いる工程であり、
    前記燐酸水溶液で除去する工程は、レジストをアッシングした後に行うことを特徴とする請求項1または2記載の強誘電体膜を有する半導体装置の製造方法。
  4. 前記エッチングする工程はレジストをマスクとして用いる工程であり、
    前記燐酸水溶液で除去する工程は、レジストをアッシングする前とアッシングした後の両方に行うことを特徴とする請求項1または2記載の強誘電体膜を有する半導体装置の製造方法。
  5. 前記レジストをアッシングする工程は、フッ素を含むガスと酸素の混合ガスで行うことを特徴とする請求項3または4記載の強誘電体膜を有する半導体装置の製造方法。
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