JP3941907B2 - 画像情報処理装置、処理条件チェック方法及び該方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像情報処理装置、処理条件チェック方法及び該方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報の処理(例えば、印刷処理)を行う画像情報処理装置に関し、より詳細には、装置に入力されてくる画像データを該画像データに設定されている処理条件に従い処理する場合、処理するマシンに処理条件が整合するかを事前にチェックできるようにした画像情報処理装置、処理条件チェック方法及び該処理条件チェック方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル複合機(複写機能の外に、プリンタ機能、電子ファイリング機能、ファクシミリ機能、等を組み合わせた複数の機能を装備したデジタル複写機)の一部の機種に、スキャナ等で読み取った原稿画像情報を内部の記憶装置に蓄積する機能を持つものがある。内部の記憶装置に蓄積された画像情報は、その後、取り出してその装置が持つ機能を用いることにより処理・出力される(例えば、コピー機能の場合、蓄積画像データを基に設定条件に従って印刷、後処理等がなされ、紙出力される)か、又は、外部記憶装置として装備された、CD−R、CD−RW、DVD等の着脱可能な記憶媒体を持つ外部記憶装置に転送され、記憶媒体に画像情報が蓄積される。また、外部記憶装置に蓄積された画像情報は、記憶媒体の着脱により他の装置へ物理的に移動される。
内部、外部記憶装置間で転送を行う場合、転送対象の画像を選択する時等において処理の煩雑さを避けることができるので、1ジョブとして読みこまれた画像画像群をファイルとして扱うようにし、ファイル単位で画像情報の蓄積、転送処理を行うようにしている。
ファイルには、コピー機能使用時に原稿をコピーするのと同時に内部記憶装置にそのときのコピー出力条件(例えば、装置が備えた両面やステープル等の処理モード)を画像データとともに記憶しておく、という形でファイル蓄積をすることができ、ファイル単位でコピー機能使用時に指定したコピー出力条件による処理を再度、行うことが可能である。また、こうしたファイルを内部記憶装置から外部記憶装置に転送した後、外部記憶装置の着脱可能な記憶媒体を介して他のマシンに物理的に移動し、移動先の他のマシンで画像データに付加された処理モードに基づいて処理することも可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように、画像データに付加して装置が保有するユーザースタンプ印字機能等の処理モードを指定するデータも付加されているので、ファイル作成したマシン以外でファイル印刷をしようとした場合、印刷処理に不整合が起きる可能性がある。例えば、マシンにユーザースタンプ印字等としてオリジナルデータが存在するようなモード条件が設定されているファイルを扱う場合、転送されたファイルを扱う他の印刷マシンには指定されたスタンプデータが存在しないということも発生し得る。その結果、設定された印刷条件と印刷マシンが保有する機能との間に不整合が起きてしまう。
こうした場合、従来、マシン機能を無視して設定印刷条件に従い印刷処理を実行し動作に不定状態が発生したときに印刷を中断したり、不整合を生じる処理を実行しないで(設定を解除して)処理を進めてしまうといった方法を採っており、事前に印刷条件の整合性チェックを行って、無駄に装置を動作させることを回避したり、出力ミスを行わないようにするといったことが考慮されていなかった。
本発明は、他の処理装置で設定された処理条件を付加した画像データが入力され得る画像情報処理装置における上述の従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、入力されてくる画像データに対して設定された処理条件が処理装置が備えた機能に整合するか否か、その整合性を事前にチェックすることにより、従来生じていた処理の失敗を未然に防止し、処理装置に無駄な動作をさせず、処理条件を解除する場合にもユーザーの意向に沿った適切な処理が行える画像情報処理装置を提供すること、また、他の処理装置で設定された処理条件を付加した画像データが入力され得る画像情報処理装置において、入力画像データに設定された処理条件が処理装置が備えた機能に整合するか否かをチェックする方法及び該方法を実行するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することをその目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、画像データを該画像データに対して設定された処理条件と共に入力する入力手段と、該入力手段により入力された画像データを記憶する内部記憶手段と、入力された画像データに該画像データに対して設定された処理条件に応じた処理を施す処理手段とを有する画像情報処理装置において、前記入力手段の入力元の少なくとも一つとして着脱可能な記憶媒体を持つ外部記憶装置と、入力された画像データに対して設定された処理条件と前記処理手段が備える機能との整合性をチェックする処理条件チェック手段と、前記外部記憶装置から転送されてきたことを示す転送履歴情報を該当する画像データに付与する手段とを備え、該転送履歴情報が付与された画像データに対して前記処理条件チェック手段によるチェックを行うことを特徴とする画像情報処理装置である。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1に記載された画像情報処理装置において、前記入力手段を通して入力された画像データを一覧表示する手段と、一覧表示された画像データに対してユーザが指示する画像データを前記処理手段の処理対象として選択する手段とを備え、処理対象として画像データが選択された時に、選択された画像データに設定された処理条件を前記処理条件チェック手段によりチェックすることを特徴とするものである。
【0006】
請求項3の発明は、請求項1に記載された画像情報処理装置において、前記入力手段を通して入力された画像データを一覧表示する手段と、一覧表示された画像データに対してユーザが指示する画像データを前記処理手段の処理対象として選択する手段と、選択された画像データの処理を指示する手段を備え、選択された画像データの処理が指示された時に、選択された画像データに設定された処理条件を前記処理条件チェック手段によりチェックすることを特徴とするものである。
【0007】
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載された画像情報処理装置において、処理条件チェック手段によるチェック結果を表示する手段を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載された画像情報処理装置において、処理条件チェック手段によるチェック結果が不整合となった処理条件を解除する手段を備えたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項6の発明は、請求項5に記載された画像情報処理装置において、処理条件を解除する場合、その旨の警告を行うとともに、ユーザにより指示される実行の指示又は処理中止の操作手段を備えたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項7の発明は、請求項5又は6に記載された画像情報処理装置において、処理条件を解除する場合、解除前の画像データを保持したまま、不整合となった処理条件を無効にする操作を施すことにより処理条件の解除を行う手段を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項8の発明は、請求項1に記載された画像情報処理装置において、処理条件チェック手段によるチェック結果が不整合となった場合、不整合の生じた画像データに対する処理の実行を禁止する手段を備えたことを特徴とするものである。
【0012】
請求項9の発明は、画像データを該画像データに対して設定された処理条件と共に入力する入力手段と、該入力手段により入力された画像データを記憶する内部記憶手段と、入力された画像データに該画像データに対して設定された処理条件に応じた処理を施す処理手段とを有する画像情報処理装置における処理条件チェック方法であって、入力元の少なくとも一つとして着脱可能な記憶媒体を持つ外部記憶装置を備えた入力手段により画像データを入力する工程と、入力された画像データに対して設定された処理条件と前記処理手段が備える処理機能との整合性をチェックする処理条件チェック工程と、前記外部記憶装置から転送されてきたことを示す転送履歴情報を該当する画像データに付与する工程と、を備え、前記転送履歴情報が付与された画像データに対して前記処理条件チェック工程を実行することを特徴とする処理条件チェック方法である。
【0013】
請求項10の発明は、請求項9に記載された処理条件チェック方法において、前記入力手段を通して入力された画像データを一覧表示する工程と、一覧表示された画像データに対してユーザが指示する画像データを前記処理手段の処理対象として選択する工程とを備え、処理対象として画像データが選択された時に、選択された画像データに設定された処理条件に対し前記処理条件チェック工程を実行することを特徴とする方法である。
【0014】
請求項11の発明は、請求項9に記載された処理条件チェック方法において、前記入力手段を通して入力された画像データを一覧表示する工程と、一覧表示された画像データに対してユーザが指示する画像データを前記処理手段の処理対象として選択する工程と、選択された画像データの処理を指示する工程を備え、選択された画像データの処理が指示された時に、選択された画像データに設定された処理条件に対し前記処理条件チェック工程を実行することを特徴とする方法である。
【0015】
請求項12の発明は、請求項9乃至11のいずれかに記載された処理条件チェック方法において、前記処理条件チェック工程によるチェック結果を表示する工程を備えたことを特徴とする方法である
【0016】
請求項13の発明は、請求項10乃至12のいずれかに記載された処理条件チェック方法において、前記処理条件チェック工程によるチェック結果が不整合となった処理条件を解除する工程を備えたことを特徴とする方法である。
【0017】
請求項14の発明は、請求項13に記載された処理条件チェック方法において、処理条件を解除する前記工程を行う場合、その旨の警告を行うとともに、ユーザによる実行の指示又は処理中止の指示操作を受け付ける工程を備えたことを特徴とする方法である。
【0018】
請求項15の発明は、請求項13又は14に記載された処理条件チェック方法において、処理条件を解除する前記工程を行う場合、不整合となった処理条件を無効にする操作を施すことにより解除前の画像データを保持し得るようにする工程を実行することを特徴とする方法である。
【0019】
請求項16の発明は、請求項11に記載された処理条件チェック方法において、前記処理条件チェック工程によるチェック結果が不整合となった場合、不整合の生じた画像データに対する処理の実行を禁止する工程を備えたことを特徴とする方法である。
【0020】
請求項17の発明は、請求項9乃至16のいずれかに記載された処理条件チェック方法を実行するためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体である
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明を添付する図面とともに示す以下の実施例に基づき説明する。ここで示す実施例は、画像情報処理装置としてデジタル複合機(複写機能の外に、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピーサーバー機能等の複数の機能を装備したデジタル複写機)に適用したものである。
図1は、本発明の実施例に係わるデジタル複合機の全体構成を概略図として示す。
図1を参照し、本機の装置構成、機能及び動作を、原稿の読み取り、読み取った画像データの処理、処理後のデータによる画像書き込み、という原稿のコピー動作の流れに沿って、以下に説明する。
自動原稿送り装置(以下「ADF」と記す)1に設けた原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、ユーザにより操作部30(図2参照)のスタートキー34が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。この時、一枚の原稿の給送完了毎に原稿枚数をカウントアップするカウント機能により読みとり原稿の枚数が管理される。給送されたコンタクトガラス6上の原稿は読み取りユニット50によって画像データが読み取られ、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知器7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は搬送モータ26(図3参照)によって駆動される。
【0030】
書き込みユニット57では、読み取りユニット50にて読み取られた画像データに基づいて生成された作像データによりレーザ出力ユニット58のレーザの発光を制御し、感光体15にレーザ書き込みにより潜像を作る。潜像を担う感光体15は現像ユニット27を通過することによって潜像にトナーを付着させ、トナー像が形成される。トナー像を保持する感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって転写紙を搬送しながら、転写紙に感光体15上のトナー像を転写する。第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。転写後のトナー像を担った転写紙は、その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置のフィニッシャ100に排出される。
【0031】
後処理装置のフィニッシャ100は、本体の排紙ユニット18によって搬送された転写紙を、排紙トレイ104方向と、ステープル台108方向へ導く事ができる。切り替え板101を下に切り替える事により、搬送ローラ103を経由して排紙トレイ104側に排紙する事ができる。また、切り替え板101を上に切り替える事で、搬送ローラ105、107を経由して、ステープル台108に搬送する事ができる。ステープル台108に積載された転写紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、1部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
一方、排紙トレイ104は転写紙搬送方向に対し直角に移動可能な排紙トレイである。この排紙トレイ104は、原稿毎、あるいは、ソーティングされたコピー部毎に、転写紙搬送方向に対し直角に移動し、排出されてくるコピー紙を簡易に仕分けるものである。
【0032】
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えの為の分岐爪112を上側にセットする事で、一旦両面給紙ユニット111にストックする。その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給紙され、経路切り替えの為の分岐爪112を今度は下側にセットし、排紙トレイ104に導く。この様に転写紙の両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット111は使用される。
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27はメインモータ25(図3参照)によって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータ25の駆動力を各々給紙クラッチ22〜24(図3参照)によって伝達し駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータ25の駆動力を中間クラッチ21(図3参照)によって伝達し駆動される。
【0033】
図2は、図1の装置においてユーザが指令入力を行うために設けられた操作部30を示す。操作部30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、スタートキー34、予熱キー35、リセットキー36、初期設定キー37、コピーキー38、コピーサーバーキー39、文書管理キー40、プリンタキー41があり、液晶タッチパネル31には、各種機能キー、部数、機械の状態を示すメッセージなどが表示される。
初期設定キー37を押す事で、機械の初期状態を任意にカスタマイズする事が可能である。例えば、機械が収納している用紙サイズや、コピー機能のモードクリアキーを押したときに設定される状態を任意に設定可能である。また、一定時間操作が無いときに優先して選択されるアプリケーション等を選択すること、国際エネルギースター計画に従った低電力状態への移行時間の設定や、スリープモードへの移行する時間を設定することが可能である。
コピーキー38の押下により、コピー機能の使用が可能である。
コピーサーバーキー39は、スキャナにより読み取った原稿画像やプリンタ機能によりホストコンピュータから出力を指示された画像の蓄積や、蓄積した画像の印刷を行なうときに使用する。
文書管理キー40は、上記コピーサーバー機能により蓄積された画像データ及び画像情報を編集するときに使用する。文書管理機能の詳細は後述する。
【0034】
図7は、操作部30(図2)中の液晶タッチパネル31の表示の一例を示す。本例は、文書管理キー40を押下した時の表示画面を示す。この画面で、液晶タッチパネル31に表示されたキーにユーザがタッチすることにより、選択された機能を示すキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば文書名変更)はキーにタッチする事で詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タッチパネル31は、ドット表示器を使用している為、その時の最適な表示をグラフィカルに行う事が可能である。
【0035】
図3はメインコントローラを中心に、このデジタル複合機の制御装置を示すブロック図である。メインコントローラ20はデジタル複合機全体を制御する。メインコントローラ20には、ユーザに対する液晶タッチパネル31による表示、ユーザからのキー32〜41による機能設定入力制御を行う操作部30、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、画像メモリからの作像を行う制御等を行う画像処理ユニット(IPU)49、搬送モータ26,原稿セット検知器7を有する原稿自動送り装置(ADF)1、等の分散制御装置が接続されている。各分散制御装置とメインコントローラ20は必要に応じて機械の状態、動作指令のやりとりを行っている。また、紙搬送等に必要なメインモータ25、縦搬送ユニット14、第1〜3の各給紙装置11〜13それぞれの伝達に必要な各種クラッチ21〜24も接続されている。
【0036】
図1に戻り、原稿読み取りから、画像の書き込みまでの本実施例のデジタル複合機の動作をより詳細に説明する。この動作は、読み取りユニット50と書き込みユニット57での動作が中心である。
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と走査光学系で構成されており、走査光学系は、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等で構成されている。露光ランプ51及び第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で走行するように機械的に操作される。この走査光学系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。
【0037】
書き込みユニット57はレーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60により構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が装備されている。
書き込みユニット57から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15を主走査を伴い照射すると同時に、感光体15の一端近傍の受光位置に設けたビームセンサ(図示せず)を照射することにより、主走査同期信号を発生する。この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、および後述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行う。
【0038】
次に、読み取りユニット50で読み取った画像信号から、書き込みユニット57に入力する画像データを生成するまでの本実施例における画像処理ユニット(IPU)を中心にした画像データの処理について、詳細に説明する。
図4は画像処理ユニット(IPU)49の回路構成のブロック図を示す。
露光ランプ51により照射される原稿からの反射光を、CCDイメージセンサ54にて光電変換し、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正部62にてシェーディング補正が施された後、MTF補正、γ補正部63にてMTF補正、γ補正が施される。次いで、変倍処理部72を経由することにより変倍率に合せて拡大縮小された後、画像信号は、セレクタ64に入力される。セレクタ64では、画像信号の送り先を、書き込みγ補正ユニット71又は画像メモリコントローラ65のいずれかへとする切り替えが行われる。書き込みγ補正ユニット71を経由した画像信号は作像条件に合わせて書き込みγが補正され、書き込みユニット57に送られる。
【0039】
画像メモリコントローラ65とセレクタ64間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。また、画像メモリコントローラ65等への各種設定、及び読み取りユニット50や書き込みユニット57の制御を行うCPU68、及びそれらを実行するためのプログラムやデータを格納するROM69、RAM70、NV−RAM74を備えている。
更にCPU68は、画像メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66のデータの書き込み、読み出しを行い、原稿画像を画像メモリ66やHD(ハードディスク)75或いは外部記憶装置76に蓄積し、蓄積した画像を取り出し、画像メモリ66とHD75或いは外部記憶装置76との間の転送或いは書き込みユニット57への出力動作を行う。ここでは、画像メモリコントローラ65へ送られた原稿画像は、画像メモリコントローラ65内にある画像圧縮装置によって画像データを圧縮した後、画像メモリ66に送られる。画像圧縮を行う理由は、最大画像サイズ分の256階調のデータをそのまま画像メモリ66に書き込む事も可能であるが、そのままでは1枚の原稿画像で画像メモリの極めて大きな容量を必要とするので、画像圧縮を行う事で、限られた画像メモリを有効に利用するためである。
【0040】
画像圧縮を行うと一度に多くの原稿画像データを記憶することが出来るため、ソート機能として、貯えられた原稿画像イメージデータをページ順に出力する事ができる。この場合、画像を出力する際に、画像メモリ66の圧縮されたデータを画像メモリコントローラ65内の伸長装置で順次伸長しながら出力させる必要がある。このような機能は一般に「電子ソート」と呼ばれている。
また、画像メモリ66の機能を利用して、複数枚の原稿画像を、画像メモリ66の転写紙1枚分の領域を4等分したエリアに順次書き込む事も可能となる。例えば4枚の原稿画像を、画像メモリ66の転写紙一枚分の4等分されたエリアに順次書き込む事で、4枚の原稿が一枚の転写紙イメージに合成され、集約されたコピー出力を得ることが可能となる。このような機能は一般に「集約コピー」と呼ばれている。
【0041】
画像メモリ66の画像はCPU68からアクセス可能な構成となっている。この構成により画像メモリ66に保持された画像データの内容を加工することが可能であり、例えば画像の間引き処理、画像の切り出し処理等が行える。加工には、画像メモリコントローラ65のレジスタにデータを書き込む事で画像メモリ66に保持された画像データの処理を行う事ができる。加工された画像は再度画像メモリ66に保持される。
画像メモリ66は、処理を行う画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成をとっている。各分割したエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能にするために、画像メモリコントローラ65とのインターフェースにリード用とライト用の二組のアドレス・データ線を接続し得るようになされている。これによりエリア1に画像を入力(ライト)する間にエリア2より画像を出力(リード)するという動作が可能になる。
また、画像メモリ66の内容をCPU68が読みだし、I/Oポート67を経て、画像データ73として操作部30に転送することが可能な構成となっている。一般に、操作部30の画面表示解像度は低い為、画像メモリ66の原画像は画像間引きが行われ操作部30に送られる。
【0042】
画像メモリ66は、多くの画像データを収納するためHD75を別に設けることもある。HD75を用いることにより、外部電源が不要で永久的に画像を保持できる特徴もある。複数の定型の原稿(フォーマット原稿)をスキャナで読み込み保持するためには、このHD75が用いられるのが一般的である。
また、外部の記憶媒体CD−R、CD−RW、そしてより容量の大きいDVDを着脱可能とされた外部記憶装置76が接続可能な構成になっている。外部記憶装置76はSCSIコントローラによってバスを制御され、画像の書き込み、読み出しを実行する。外部記憶装置76へスキャナ画像を書き込む場合、或いは外部記憶装置76からのデータを書き込みユニット57に送る場合にも、出力側と入力側の処理速度の差を吸収する為に画像メモリ66に一旦記憶される。
このように、画像を記憶する装置として備えた画像メモリ66、HD75、外部記憶装置76に対する画像の入出力は、全て画像メモリコントローラ65によって画像パスが決められる。これは、画像データの入力、出力を決めるCPU68が画像メモリコントローラ65を制御することによって可能となる。
【0043】
ここで、図5を用いて、セレクタ64において操作される1ページ分の画像信号のタイミングについて説明する。
図5において、/FGATEはフレームゲート信号であり、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表している。/LSYNCは1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロックで、画像信号が有効となる。/LGATEはラインゲート信号であり、主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号である。これらの信号は、画素クロック(画素同期信号)VCLKに同期しており、VCLKの1周期に対し1画素8ビット(256階調)のデータが送られてくる。本実施例では、転写紙への書込密度400dpi、最大画素数は、主走査4800画素、副走査6800画素である。また本実施例では、画像データは255に近いほど白画像になるとする。
【0044】
次に、本装置内の画像メモリ66或いはHD75に蓄積された画像を外部記憶装置76へ転送する機能及びHD75に蓄積された画像を用いた印刷機能について説明する。なお、この転送機能のために用意されるアプリケーションに関しては既知のものであるので、詳細な説明は省略する。
図6はデジタル複合機のソフトウェアシステムの構成を示す。
既存の蓄積画像を操作する機能は、図6に示すように、文書管理アプリ214として存在し、コピーアプリ211、コピーサーバーアプリ212、プリンタアプリ213と同列で起動させそれぞれが独立した動作をするものとする。共有資源である操作部、周辺機、画像形成装置、画像読み取り装置、メモリユニットの各コントローラ221〜225はシステムコントローラ200により調停される。各アプリは独自に操作画面の描画を行うが、その画面は操作部に表示されずメモリ内部で仮想的に作成される。実際に操作部に表示されるのは一つのアプリであるから、操作部コントローラ221はシステムコントローラ200からの指示によりアプリがそれぞれ作成した仮想画面の一つを操作部オーナーアプリとして実画面に展開する。また、外部記憶装置76を設ける場合、図6内のSCSIコントローラ232の接続ポートに該外部記憶装置76を接続し、該外部記憶装置76の制御を該SCSIコントローラ232にて行なう。
【0045】
本実施例では、文書管理アプリ214が、本装置内の画像メモリ66或いはHD75に蓄積された画像を外部記憶装置76へ、又その逆の双方向に転送する動作を実行する。ここで、文書管理アプリ214が備える文書管理機能について説明する。
図7は文書管理アプリ214を動作させるための操作画面である。この画面は、図2の文書管理キー40を押下すると、操作部30の液晶タッチパネル31に表示されるものである。
本例では、内部記憶手段(本実施例では画像メモリ66或いはHD75等の機器に内蔵された記憶手段を指す、又、内部メモリーも同義である)、外部記憶装置76に蓄積された画像データに関する各種機能が利用できる。内部蓄積文書キー171が黒色に反転しているのは内部記憶手段内の蓄積画像データについて各種編集操作が可能であることを示している。
また、外部蓄積文書キー172を押下すると液晶タッチパネル31には図8に示す操作画面が表示される。図8が表示されている時は、外部記憶装置76内の蓄積画像データについて各種編集操作が可能である。
【0046】
図7に戻ると、表示領域177には内部記憶手段に蓄積された画像データの各画像関連情報が表示されている。画像データを特定するための画像関連情報として文書名、ユーザID、蓄積時刻、ページ数、画像データサイズが表示される。ユーザIDは本デジタル複合機に接続されたパーソナルコンピュータのプリンタドライバにて付けられるため、プリンタ機能による蓄積画像にのみ存在する。文書名は画像蓄積をする毎に付けられる。ページ数は蓄積した原稿画像の枚数である。蓄積時刻は画像蓄積された時の時間を表す。なおこの時の画像関連情報は不揮発メモリNV−RAM74に保持されており、電源断時でもその画像情報は保持され続ける。表示領域177では8個の画像関連情報のみ表示されているが、前へキー/後へキー178を押下することにより、表示されていない画像情報が表示可能である。表示領域180のページ数とは、現在表示中の8個の画像関連情報に対する全画像関連情報リスト中の位置を表す。図7の例では全画像関連情報リストは12ページ分あり現在表示中の8個の画像関連情報は3ページ目に位置する。表示領域175の各項目を押下すると表示領域177の画像関連情報リストが該項目に従ってソートされる。図7の例では蓄積時刻降順ソートになっている。リスト内の検索機能は、検索キー173を押下することにより利用可能である。
【0047】
表示領域177に表示されている各画像関連情報を押下すると、図9の表示領域195に示すように、画像関連情報表示部分が黒色に反転し、これを選択状態と呼ぶ。複数の画像関連情報が選択状態として指定可能であり、選択文書表示キー174を押下すると表示領域177には選択状態の画像関連情報のみ表示される。
表示領域179は内部記憶手段の総容量及び残容量を、表示領域186は外部記憶装置76の総容量及び残容量をMB(メガバイト)を単位として表している。
内部記憶手段の蓄積画像に対する編集機能として、文書名変更機能、文書結合機能、文書挿入機能、ページ削除機能、文書消去機能がある。これらの諸機能は、文書編集キー181〜185を押下することにより使用可能である。
任意の画像関連情報を選択状態にして転送を指示する文書移動キー187を押下すると、選択状態の画像データ及び画像情報は外部記憶装置76に蓄積される。このとき外部記憶装置76内の蓄積画像関連情報のリストが更新され外部記憶装置76に記憶される。外部蓄積文書キー172を押下すると液晶タッチパネル31には図10が表示されるが、該記憶操作により更新された蓄積画像関連情報のリストは図10の表示領域198に表示される。
【0048】
また、本実施例では、コピーサーバーアプリ212が、本装置内のHD75に蓄積されたファイルからユーザーの操作により選択されたファイルを印刷出力する動作を実行する。ここで、コピーサーバーアプリ212が備えるファイル印刷機能について説明する。
図11乃至図13はコピーサーバーアプリ212を用いてHD75に蓄積されたファイルを印刷するときにその操作を行うための画面である。図11の画面は、図2のコピーサーバーキー39を押下すると、操作部30の液晶タッチパネル31に表示されるものである。HD75に蓄積されたファイルには、コピーモード、プリンタモードで保存を指示されたファイル、或いは、上記した文書管理モードで外部記憶装置76から転送されてくるファイルが含まれる。
本例では、HD75に蓄積された画像データの中から印刷を行う対象ファイルが選択され、選択されたファイルを用いて印刷動作を行う。このために、コピーサーバーアプリ212により操作されるHD75に蓄積されたファイル中に画像データとともに印刷動作に必要な印刷条件等の印刷関連情報が含まれ、管理されており、このようにしたファイルを単位としてアクセスがなされる。
図11の画面においてファイル「Prt001」を選択した場合、画面は、選択したファイルのエリアの表示を反転させた図12に示す画面に移行する。このファイル選択を行った状態で、印刷条件が設定可能となり、又、この状態で、スタートキー34が押されると、印刷動作が開始されるようになる。
また、図12の画面において、「印刷条件」キーを押下すると、選択したファイルに設定されている印刷条件を表示した図13に示す画面に移行する。図13に示す例では、自動用紙を選択しているが、画面には、ソート、スタック、ステープル、パンチ、排紙、印字/スタンプ、表紙/合紙、編集、両面といった各種処理モードを指示するためのキーを設け、キーの選択操作により印刷条件の変更を可能としている。
【0049】
以下に、本発明の実施例に係わるデジタル複写機における印刷条件の整合性チェックについて説明する。
上記したように、本例のデジタル複写機のコピーサーバーモードにおいては、内蔵されたHD75に蓄積されたファイルを用いて印刷を行うようにしている。HD75には、本機によるコピーモードの動作により蓄積されたファイルだけではなく、プリンタモードで保存を指示されたファイル、或いは、上記した文書管理モードで外部メモリ76から転送されてくるファイルが含まれる。後者の場合、外部メモリ76においてCD等の記憶媒体を交換することにより本機以外の装置により作成されたファイルが取り込まれ、こうしたファイルに対しても処理が要求されることがある。この場合、従来技術に示したように、設定されている印刷条件が装置の処理機能と不整合を起こす可能性があり、出力ミスといった不具合が起きる。
そこで、本実施例においては外部メモリ76より転送されてくるファイル(即ち他のマシンで作成されたファイルが入力される可能性がある)に設定されている印刷条件の整合性をチェックすることにより適切な印刷処理が行われるようにしようとするものである。
ところで、外部メモリ76から転送されてくるファイルは、多くの場合、印刷処理を目的とするものと考えられるので、文書管理モードにより外部メモリ76からHD75にファイル転送が行われるときに整合性チェックをかけ、その結果をその後の印刷モードを利用するときの設定操作に反映させることにより、操作を容易にし、効率化させることができる。
一方、文書管理モードでは整合性チェックをかけず、文書管理モードで外部メモリ76からファイルをHD75に転送した後、コピーサーバーモードにより印刷処理を行うための操作の過程で整合性チェックをかける方法を採ることもできる。その結果は、印刷ファイルの設定操作や印刷処理の実行に反映させることができるので、チェック処理の負担を少なくし、効率化を図ることが可能となる。
従って、印刷条件の整合性チェックは、大きく分けて、
1 .外部メモリ76よりHD75へのファイル転送処理の操作時(文書管理モード)
2 .HD75へのファイル転送後、印刷ファイル選択、印刷実行指示をする印刷操作時(コピーサーバーモード)
のどちらかのタイミングで実施する。
印刷条件の整合性チェックは、ファイルを構成するファイル情報中に設定されている印刷条件を取り出し、印刷条件をマシンの機能が充足するかを調べることにより行うので、ユーザー操作とのインターフェースを考慮し、ファイル操作を行う際のタイミングを選んで実行する。
以下の実施例において、上記1.及び2.の各々について異なるタイミングを選定して整合性チェック処理を行う場合を示す。
【0050】
先ず、文書管理モードにおける、外部メモリ76よりHD75へのファイル転送処理の操作時に行う場合について述べる。
第1の実施例は、ファイル転送モード処理の操作としてユーザーが転送ファイルを選択した時に行うものである。文書管理機能を用いてファイル転送をする場合、ファイルを外部メモリ76に蓄積されているファイル一覧から選択するという操作が可能であるが、その場合を想定している。
本実施例では、外部メモリ76に蓄積されているファイルをHD75に転送するファイルの選択時にファイル中に記憶されている印刷条件の不整合をチェックする手順を行う。以下に示す一連の手順を行った後、不整合チェックの結果が転送されるファイルに反映されることになり、転送ファイルを受け取るHD75では、そこに蓄積されたファイルを利用して実行されるコピーサーバーモードにおいて、チェック結果が反映されたファイル一覧を提示することができる。
図14は、この整合性チェック処理手順を含むファイル転送モード処理のフローを示す。
図14のフローにおいて、文書管理アプリを用い外部メモリ76からHD75に文書移動が可能な操作画面(図10参照)で、ファイル選択がなされたかを確認し(S51)、確認後選択されたファイル中に記憶されている印刷条件を読み出す(S52)。この後、ファイルから読み出した印刷条件について「ファイル印刷条件整合性チェック処理」を行う(S53)。
本フローでは、この後ファイル転送モードの開始指示があったか否かをチェックし(S54)、開始指示があったあった場合、選択、指示されたファイルの転送を行う(S55)。転送ファイルは、画像データとファイル情報として付加された印刷条件等を保有する。転送処理後、全ファイルの転送が完了したかを確認し(S56)、リターンする。
S54で、ファイル転送モードの開始指示がない場合、S53の整合チェックの結果によって、ファイル不整合モードの解除の指示、或いは、ファイル選択の変更操作を行う場合があるので、ファイル不整合モードの解除が指示されたか否かをチェックし(S57)、解除時リターンし、解除指示がないとき、ステップS51に戻り、ファイル選択の変更操作を待ち、新たに選択されたファイルについてS52以降の処理を行う。
【0051】
次に、図15の「ファイル印刷条件整合性チェック処理(1)」のフローにより、図14のステップS53における「ファイル印刷条件整合性チェック処理」の例を詳細に説明する。
例示する「ファイル印刷条件整合性チェック処理」は、ファイル生成したマシンが有していた機能を用いて設定された印刷条件がファイル転送先のファイル印刷マシンによりサポートされない、即ち、転送先のマシンに印刷条件に設定された機能が存在しない場合に、それをチェックし、その結果に対応した手順を行うものである。例えば、ステープルユニットが装着されたマシンによって、ステープルモードを印刷条件の1つとして指定して印刷ファイルの生成が行われた後、このファイルを外部メモリを介してファイル生成を行ったマシン以外のマシンへファイル転送を行い、転送先のマシンで印刷をさせようとした場合、そのマシンにステープルユニットが装着されていなかった場合に、整合性がないとされる。図15に示すフローでは、マシン機能として両面機能、ステープル機能を取り上げた例を示している。図15を参照すると、このフローでは、まず、今処理を行おうとしているマシンが所有しているマシン情報を取得する処理を行う(S71)。マシン情報の取得は、例えば、装置が有している機能を装置内のNVRAMに記憶させておき(NVRAMへのデータの記憶は工場出荷時やメンテナンス時にサービスマンの操作により行うようにすることが可能である)、NVRAMから記憶しておいた情報を読み出すことにより取得するという方法が採用できる。このように、装置が装備する機能についての取得した情報を基にファイル中に記憶されている印刷条件をチェック(マシン機能整合性チェック)する。
「ファイル印刷条件整合性チェック処理(1)」のフローにおいては、ファイル情報に印刷条件として両面モードが設定されているか否かをチェックし(S72)、両面モードが設定されている場合、マシン機能として両面印刷機能を装備しているか否かをチェックする(S73)。ここで、両面印刷機能を装備している場合、さらに次の印刷条件であるステープル印刷モードのチェックを行う。なお、両面モードが設定されていない場合にも、次の印刷条件をチェックするステップに移行する。一方、両面印刷機能を装備していない場合、印刷条件として設定された両面モードを解除するとともに、両面モードが解除された旨のメッセージをユーザーに知らせるようにして、モード解除に伴う警告表示処理を行う(S74)。
【0052】
この後、次の印刷条件であるステープル印刷モードについて、ファイル情報に印刷条件としてステープル印刷モードが設定されているか否かをチェックし(S75)、ステープル印刷モードが設定されている場合、マシン機能としてステープル処理機能を装備しているか否かをチェックする(S76)。ここで、ステープル処理機能を装備している場合、リターンする。なお、ステープル印刷モードが設定されていない場合も同様にリターンする。一方、ステープル処理機能を装備していない場合、印刷条件として設定されたステープル処理モードを解除解除するとともに、ステープル処理モードが解除された旨のメッセージをユーザーに知らせるようにして、モード解除に伴う警告表示処理を行う(S27)。
上記の処理により、印刷条件に設定された印刷モードが実行可能かをチェックでき、その結果整合していれば、そのままの印刷条件で印刷することができ、ファイル作成したマシンで印刷するのと同等の仕上がりが保証できる。
なお、印刷条件に設定した不整合を起こすモードを解除するが、この時に外部メモリ76に蓄積されているファイル自体の印刷条件は解除されないようにする。本ジョブ実行の為にテンポラリで作成される印刷条件上でのみ該当モードが解除されるようにする。こうした解除の方法としては、不整合を起こす印刷条件のデータを削除しないで、無効なデータとして扱うような処理をしてデータ自体は保持するようにしておくといった方法を採る。このように、外部メモリ76に蓄積されているファイル自体のファイル情報に含まれる印刷条件を削除、変更しないで、維持しておくのは、外部メモリ76を介して、対応可能なマシン或いは元のマシンにファイルを再転送した場合、同一の仕上がりで再現できるようにするためである。
【0053】
ここで、上記図15のフローのステップS24及びS28における「モード解除に伴う警告表示処理」の詳細を図16により説明する。
図15のステップS73及びS76にて不整合になった印刷処理モードの設定を解除してファイル転送を行う場合、S74及びS77にて「モード解除に伴う警告表示処理」が行われる。これは不整合が発生したことをユーザーに知らせるとともに、転送先でこのファイルを用いた印刷処理を行った場合、同じ仕上がりが期待できないことをユーザに通知することで、処理の失敗の発生を防止することを目的として行う。
図16の処理フローにおいて、まず、警告表示を行う(S30)。このモード解除警告表示の例を図17に示す。図17に示す表示画面では、不整合が発生した旨のメッセージと、モードの設定を解除する旨の警告と、設定モード種別を表示すると共に、ユーザー操作による「確認」キーを表示する。
ユーザーが「確認」キー押下することにより、ユーザーがファイル不整合モードの設定の解除を了解したとみなし、処理を進めるようにしている。フローにおいては、S30で警告表示を行った後、ユーザーによる「確認」キーの押下を待って(S31)、リターンする。
上記のフローにおいて、「確認」キーの押下をして転送を行った場合、転送先のHD75に蓄積された後、利用されるときに設定が解除されており、不整合が発生したファイルであることをユーザーが認識し得るように、識別データを該当するファイルに付与する。図18は、その識別データの利用例を示すものである。図18において、転送先のHD75に蓄積された後、コピーサーバーモードによって、ファイル印刷が実行される場合の操作画面を示している。画面には、ファイル一覧が表示されており、転送されたファイルの中で、不整合が起きたファイル(不整合印刷条件が解除されているファイル)については、付与した識別データを用いて、例えば、表示されたファイルの文書名の先頭に星印を付加する。このマークを付加することによりユーザーに不整合を知らせることができ、ユーザーがこれを参照して指示操作を行うことができる。
【0054】
外部メモリ76よりHD75へのファイル転送処理の操作時に行う整合性チェックの第2の実施例ついて述べる。
上記実施例では、文書管理モードを呼び出した後、ファイルを選択し、選択したファイルに対して不整合チェックを行い、その後ファイル転送の開始指示を行うようにしたが、第2の実施例は、文書管理モードを呼び出し、ファイル選択を行った後、ファイル転送の開始指示を待って、不整合チェックを行うようにするものである。
第1の実施例では、ファイル選択時に不整合チェックを行っていたので、ファイル転送以外の処理、例えば図7の文書管理モードの操作画面において、蓄積ファイルについて「文書名変更」キー181や「リストから削除」キー185を押して文書移動以外の処理モードをする場合にも、必要のない不整合チェックを行っていた。
この実施例は、ファイル転送の開始指示を待って、不整合チェックを行うことにより、必要のない不整合チェックを行わずに、チェックが必要な転送ファイルに対してだけチェックをかけようとするものである。例えば、外部メモリ76に蓄積されたファイルから1ファイルだけを印刷出力するといった場合、1ファイルについて転送時に整合性チェックの処理を行うだけですみ、処理負担を少なくすることができる。
本実施例の不整合チェックを含むファイル転送モード処理のフローは、「ファイル印刷条件整合性チェック処理」を行うタイミングをファイル転送の開始指示の後に行うようにするという変更が必要であるが、「ファイル印刷条件整合性チェック処理」とこれに伴って行われる「モード解除に伴う警告表示処理」の処理内容は上記第1の実施例の処理を応用することができる。
なお、ファイル転送指示時に行うチェック処理において、不整合が生じた場合に第1の実施例のようにファイル選択をやり直すということはないので、不整合モードが解除されたファイルの転送については、その中止を選択できるようにする。「モード解除に伴う警告表示処理」において、不整合が生じた場合に転送の中止ができるようにしたフローチャートの例を図19に示す。
【0055】
図19の処理フローにおいて、まず、警告表示を行う(S60)。このモード解除警告表示の例を図20に示す。図20に示す表示画面では、不整合が発生した旨のメッセージ、設定モード種別を表示する(図20の例では、ステープルモードが解除された旨の警告表示が行われている)と共に、ユーザー操作によりキーとして、動作する設定を解除して転送するための「設定解除して転送」キーおよび「転送中止」キーを表示する。
ユーザーが「設定解除して転送」キー、「転送中止」キーのいずれかを押下することにより、ユーザーがその旨を了解し、処理を進めるようにしている。図19の処理フローにおいては、S60で警告表示を行った後、ユーザーによる「設定解除して転送」キーの押下を待って(S61)、ファイル印刷条件から該当するファイル不整合モードの設定を解除し(S63)、リターンする。また、「転送中止」キーについても、その押下を待って(S62)、リターンする。なお、いずれも、リターンする前に、モード解除警告画面を消す(S64)。
上記のフローにおいて、「設定解除して転送」キーの押下をして転送を行った場合、転送先のHD75に蓄積された後、利用されるときに設定が解除されており、不整合が発生したファイルであることをユーザーに認識させるように、識別データを該当するファイルに付与する。識別データの利用法についても、上記した第1の実施例と同様に、転送先のHD75に蓄積された後、コピーサーバーモードによって、ファイル印刷が実行される場合の操作画面に表示されたファイル一覧の文書名の先頭に星印を付加する(図18参照)という方法で実施しうる。
【0056】
外部メモリ76よりHD75へのファイル転送処理の操作に伴って行う整合性チェックの第3の実施例ついて述べる。
上記各実施例では、文書管理モードの処理の過程で不整合チェックを行う例を示したが、第3の実施例は、整合性チェックを行うタイミングを文書管理モードを呼び出す以前に行われる記憶媒体装着時とする例である。これは、記憶媒体を入れ替え、新たに装着した記憶媒体に記憶されているファイルを利用する場合で、例えば、ユーザーが所有する記憶媒体を利用してファイル印刷を行う場合を想定している。
本実施例では、装着された記憶媒体に入っている全てのファイルに対してチェック処理を行う。チェックの方法は、上記実施例と基本的に同じで、ファイルに付加されている印刷条件を取り出し、印刷条件をマシンの機能が充足するかを調べることにより行うようにする。ただし、上記各実施例で不整合時に行った印刷条件として設定したモードの削除処理は、ここでは行わない。それは、文書管理モードの処理は必ずしも転送、印刷という過程で処理されるファイルだけが入力されるわけではないから、記憶媒体に入っているオリジナルデータを変更せずに保持しておく必要があるためである。
整合性チェックの結果は、不整合が発生したファイルに識別データを付与し、付与したデータにより、ファイルを使用する時に不整合をユーザーが認識できるようにする。図21は、その識別データの利用例を示すものである。図21に示すように、文書管理モードにおいて外部蓄積文書(外部メモリ76に蓄積されたファイル)を指示した時に表示されるファイル一覧画面において、不整合を起こすファイルであることを表わす*印をファイルの文書名の先頭に付け、ユーザーにチェック結果を知らせることができる。
外部メモリ76に蓄積されたファイルの印刷を行う場合、文書管理モードで外部メモリ76のファイル一覧画面(図21)を呼んで印刷しようとするファイルをHD75に転送する操作を行うが、その時に希望する仕上がりで印刷されない場合があることを*印により知ることができるので、印刷の失敗を回避することができる
【0057】
次に、コピーサーバーモードにおける、HD75に蓄積されたファイルの印刷操作時に行うファイル印刷条件整合性チェック処理について述べる。
この整合性チェック処理は、文書管理機能を用いて外部メモリ76から転送されてきたファイルに不整合を起こす可能性のあるファイルがあることを想定し、そのファイルについて、コピーサーバーモードの操作としてユーザーが印刷ファイルを選択した時に整合性チェックを行うものである。
本実施例では、この手順の最初に、転送されてくるファイル中に他のマシンで生成されたファイルが含まれ、マシン機能との不整合が起きる可能性がある外部メモリ76からHD75に転送されるファイルについて、印刷条件整合性チェックを必ず行うことができるようにする。このために、外部メモリ76からHD75に転送されるファイルにかかる転送履歴をファイルの付加情報として記録する手順を行う。
図22は、この手順を含む転送時の処理フローを示す。
図22のフローにおいて、文書管理アプリによるファイル転送モード処理により、外部メモリ76からHD75に文書移動が行われるが、その操作画面(図10参照)でファイル転送指示が行われると(S1)、指示したファイルの画像データと共に印刷条件等のファイルへの付加情報の転送処理が行われる(S2)。上記の転送が終了すると、次にファイル転送の方向が外部メモリ76からHD75に行われた転送であるかを調べる(S3)。外部メモリ76からのファイル転送であれば、外部メモリ76からのファイル転送であったことを示す転送履歴を該当ファイルのファイル情報のパラメータとして記録する(S4)。
転送履歴データは、後述するファイル印刷処理時に行うファイル印刷チェック処理フロー(図23,26)において、ファイル情報に付加された印刷条件の各種設定モードの整合性チェックを実行するか否かの為に使用される。
本フローでは、外部メモリ76からのファイル転送以外は、ステップS4をパスし、全ての指定ファイルの転送が上記S2〜S5のステップを完了したことを確認して(S5)、フローを終了する。
【0058】
第4の実施例として、コピーサーバーモードによるファイル印刷処理において、印刷ファイルの選択時に行うファイル印刷チェック処理について説明する。
本実施例では、ファイル印刷条件整合性チェック処理を外部メモリ76から転送されてきたファイルに対して行うようにする。このため、上記した転送履歴(図22の処理フローのステップS4でファイル情報として記録された)を持ったファイルであるかをチェックする。
図23は印刷ファイルの選択時に行うファイル印刷チェック処理のフローを示す。
本フローは、ファイル印刷モードであることを確認することにより開始される(S11)。ファイル印刷モードの確認は、コピーサーバーキー39(図2参照)の押下をチェックすることによる。コピーサーバーキー39が押下されるとファイル印刷モードが開始され、印刷の指示をするために、HD75に蓄積されているファイルの一覧画面(図11)を表示する。
ユーザーの操作によりファイル一覧画面からファイル印刷を行うファイルが選択されたことを確認した(S12)後、ファイルに付加されているファイル情報(印刷条件等)を読み出す(S13)。読み出されたファイル情報に外部メモリからの転送履歴情報が挿入されているか否かをチェックすることにより、選択されたファイルが外部メモリ76からの転送ファイルであることを確認する(S14)。ここで、外部メモリ76からの転送ファイルであることを確認した場合、S13で読み出されたファイル情報中にあるファイル印刷条件に対して「ファイル印刷条件整合性チェック処理」を行う(S15)。「ファイル印刷条件整合性チェック処理」は、印刷ファイルが外部からの転送ファイルである場合、ファイル作成したマシンとファイル印刷するマシンが異なる可能性があるので、ファイルに設定されている印刷モードを印刷マシンがサポートできない等の不整合により、予期しない印刷ミスが発生することを回避するためである。
一方、選択ファイルが外部メモリからの転送ファイルではない、即ちファイルを作成したマシンと印刷処理を行おうとしているマシンが同一であれば、マシンと印刷条件との整合性が保たれるので、S15の処理をスキップしてS13で読み出された印刷条件をそのまま使用して処理を行うようにする。
【0059】
図23のステップS15における「ファイル印刷条件整合性チェック処理」を説明する。
このファイル印刷条件整合性チェック処理は、ファイル生成したマシンが有していた機能を用いて設定された印刷条件がファイル転送先のファイル印刷マシンによりサポートされない、即ち、転送先のマシンに印刷条件に設定された機能が存在しない場合に、それをチェックし、対応するものである。例えば、印刷ファイル生成マシンにステープルユニットが装着されていて、ステープルモードを印刷条件の1つとして指定しファイル生成を行い、このファイルを外部メモリを介してファイル生成を行ったマシン以外のマシンへファイル転送したとき、転送先のマシンにステープルユニットが装着されていなかった場合などが考えられる。図24のステップS15における「ファイル印刷条件整合性チェック処理」のフローは先に示した第1の実施例において示した図15のフローにより実施し得る。従って、上述の図15の説明を参照することにして、ここでは、重複した説明はしない。
ただし、この場合に、図15のフローにおける印刷条件に不整合がある場合(S73−NO,S76−NO)に行う、ステップS74,77の「モード解除に伴う警告表示処理」では、第1の実施例とは異なる処理を行う。
図24に、本実施例のファイル印刷条件不整合時の「モード解除に伴う警告表示処理」のフローを示す。このフローでは、不整合モードが解除されたファイルの転送については、ユーザーの指示によりジョブのキャンセルができるようにする。
【0060】
図24のフローチャートにおいて、まず、警告表示を行う(S80)。このモード解除警告表示の例を図25に示す。図25に示す表示画面では、不整合が発生した旨のメッセージ、設定モード種別を表示する(この例では、ステープルモードが解除された旨の警告表示が行われている)と共に、ユーザー操作により動作するキーとして、設定を解除して印刷を選択するための「設定解除して実行」キーおよび印刷ジョブをキャンセルする「キャンセル」キーを表示する。
ユーザーが「設定解除して実行」キー、「キャンセル」キーのいずれかを押下することにより、ユーザーがその旨を了解したことを確認して、処理を進行させるようにしている。フローにおいては、S80で警告表示を行った後、ユーザーによる「設定解除して実行」キーの押下を待って(S81)、ファイル印刷条件から該当するファイル不整合モードの設定を解除し(S83)、リターンする。また、「キャンセル」キーについても、その押下を待って(S82)、リターンする。なお、いずれも、リターンする前に、モード解除警告画面を消す(S84)。
なお、上記で不整合モードの設定を解除するが、この時にHD75に蓄積されているファイル上では、付加されている該当モードのデータ自体は解除されないようにする。つまり、本ジョブを実行する為にテンポラリで作成される印刷条件上でのみ該当モードが解除されるようにする。こうした解除の方法としては、不整合を起こすモードの設定データを削除しないで、無効なデータとして扱うような処理をしてデータ自体は保持するようにしておくといった方法を採るようにする。このように、HD75に蓄積されているファイルに付加された印刷条件を削除、変更しないで、維持しておくのは、外部メモリ76を介して、対応可能なマシン或いは元のマシンにファイルを再転送し、印刷を行う場合、同一の仕上がりが再現できるようにするためである。
【0061】
次に、第5の実施例として、コピーサーバーモードによるファイル印刷処理において、印刷ファイルの選択後、印刷指示時に行うファイル印刷チェック処理の手順について説明する。
本実施例においても、ファイル印刷条件整合性チェック処理は、外部メモリ76からファイル転送されたファイルに対して行うようにする。このため、転送履歴(図22の処理フローのステップS4でファイル情報として記録された)を持つかをチェックし、該当する転送ファイルを確認して整合性チェックを行う。
図26はファイル印刷指示時のファイル印刷チェック処理のフローを示す。
本フローは、ファイル印刷モードであることを確認することにより開始される(S111)。ファイル印刷モードの確認は、コピーサーバーキー39(図2参照)の押下をチェックすることによる。コピーサーバーキー39が押下されるとファイル印刷モードが開始され、印刷の指示をするために、HD75に蓄積されているファイルの一覧画面(図11)を表示する。
ユーザーの操作によりファイル一覧画面に表示されたファイルからファイル印刷を行うファイルが選択されたことを確認した(S112)後、ファイル印刷の為にファイルに記憶されているファイル情報(印刷条件等)を読み出す(S113)。
ここで、印刷開始指示の有無をチェックし(S114)、印刷開始指示がない場合、S112のステップに戻す。また、S114で印刷開始指示があった場合、S113で読み出されたファイル情報に外部メモリからの転送履歴情報が挿入されているか否かをチェックする(S115)。選択されたファイルが外部メモリ76からの転送ファイルであることを確認した場合、S113で読み出されたファイル情報中にあるファイル印刷条件に対して「ファイル印刷条件整合性チェック処理」を行う(S116)。「ファイル印刷条件整合性チェック処理」は、印刷ファイルが外部からの転送ファイルである場合、ファイル作成したマシンとファイル印刷するマシンが異なるので、ファイルに設定されている印刷条件も印刷モードを印刷マシンがサポートしていない等の不整合が発生する可能性があるために行う。
一方、選択ファイルが外部メモリからの転送ファイルではない、即ちファイルを作成したマシンと印刷処理を行おうとしているマシンが同一であれば、マシンと印刷条件との整合性が保たれるので、S116の処理をスキップしてS113で読み出された印刷条件をそのまま使用して処理を行うようにする。
【0062】
図26のステップS116における「ファイル印刷条件整合性チェック処理」を説明する。
このファイル印刷条件整合性チェック処理は、ファイル生成したマシンが有していた機能を用いて設定された印刷条件がファイル転送先のファイル印刷マシンによりサポートされない、即ち、転送先のマシンに印刷条件に設定された機能が存在しない場合に、それをチェックし、対応するものである。
本実施例では、ファイル印刷指示時に整合性チェック処理を行うようにしているので、チェック結果に対して、ユーザーによる設定の変更操作が不可能である場合に、ユーザーが印刷の実行/中止を選択する手順を設けるようにしている。図27は、本実施例の「ファイル印刷条件整合性チェック処理(2)」のフローを示す。
図27を参照すると、この整合性チェック処理のフローでは、まず、印刷中止フラグをリセットする(S19)。印刷中止フラグ=RESETとするのは、このフローの処理結果として行われる印刷中止フラグの操作を初期化するためである。次いで、本機が所有しているマシン情報を取得する処理を行う(S20)。マシン情報にはマシンが装備する機能についてのデータが含まれており、ここで取得した情報を基にファイルに付加された設定印刷条件をチェックする。
本実施例のフローにおいては、ファイルに印刷条件として両面モードが設定されているか否かをチェックし(S21)、両面モードが設定されている場合、マシン機能として両面印刷機能を装備しているか否かをチェックする(S22)。ここで、両面印刷機能を装備していない場合、「モード解除に伴う警告表示処理」(後記で詳述)を行う(S23)。S24の処理で印刷中止のフラグ操作が行われる場合があるので、この処理後に、印刷中止フラグのセットをチェックする(S24)。
印刷中止フラグがリセットのままである場合(S21で両面モードが設定されていない場合、S22で整合性ありの場合を含め)、さらに次の印刷条件であるステープル印刷モードのチェックを行う。
【0063】
ステープル印刷モードについて、ファイル情報に印刷条件としてステープル印刷モードが設定されているか否かをチェックし(S25)、ステープル印刷モードが設定されている場合、マシン機能としてステープル機能を装備しているか否かをチェックする(S26)。ここで、ステープル機能を装備していない場合、「モード解除に伴う警告表示処理」(後記で詳述)を行う(S27)。S27の処理で印刷中止のフラグ操作が行われる場合があるので、この処理後に、印刷中止フラグのセットをチェックする(S28)。
印刷中止フラグがリセットのままである場合(S25でステープル印刷モードが設定されていない場合、S26で整合性ありの場合を含め)、ファイル印刷を実行し(S29)、リターンする。
一方、S23及びS28で印刷中止フラグがセットされている場合、ファイル印刷を実行せず、印刷を中止する。
【0064】
ここで、上記図27のフローチャートにおけるステップS23及びS27における「モード解除に伴う警告表示処理」の詳細を図28により説明する。
図27のステップS22及びS26にて不整合になった印刷処理モードの設定を解除してファイル印刷を行う場合、ユーザにその旨の警告をするとともに印刷中止をユーザが選択できるようにする。
図28を参照すると、このフローでは、先ず、警告画面表示を行う(S40)。このモード解除警告画面表示の例を図29に示す。図29に示す表示画面では、不整合が発生し、設定印刷モードを解除する旨のメッセージ、設定モード種別を表示する(図29の例では、ステープルモードが解除された旨の警告表示が行われている)と共に、ユーザーが操作可能な「印刷中止」キー、「設定解除して実行」キーを表示する。
ユーザーが「印刷中止」キーか「設定解除して実行」キーのいずれかを押下することにより、ユーザーにより選択された中止或いは実行の処理を進めるようにする。
本フローにおいては、S40で警告画面表示を行った後、ユーザーによって「設定解除して実行」キーが押下されたか否かをチェックし(S41)、キーが押下された場合、ファイル印刷条件から該当する不整合設定モードを解除する(S44)。
一方、「設定解除して実行」キーが押下されない場合、「印刷中止」キーが押下されたか否かをチェックし(S42)キーの押下を確認して、印刷を中止するために、印刷中止フラグをセットする(S43)。この後、リターンする前にモード解除警告画面を消去する(S45)。
なお、この実施例では、印刷指示時に行う印刷条件整合性チェック処理において、不整合が生じた場合、設定解除して実行することができるような方法を採ったが、不整合を起こす場合には、無条件に印刷の実行を禁止する方法を採ることができる。不整合を起こす場合、無条件に印刷の実行を禁止すれば、完全に印刷ミスを防止することができる。印刷を禁止する方法は、例えば、図27の「ファイル印刷条件整合性チェック処理(2)」におけるステップS22,26で、設定されたモードがマシンになく印刷条件に不整合が起きると判断された場合(S22−NO,S26−NO)に、直ちに印刷中止フラグをセットするステップを実行する(つまり、図27のステップS23,S27に代えて印刷中止フラグをセットする)ことにより実施することができる。また、この時不整合により印刷が実行できない旨の警告表示を行うと良い。
【0065】
また、本発明においては、デジタル複合機における画像情報を処理するコントローラに上記した印刷条件の整合性をチェックし、その結果をユーザに知らせ、不整合が起きた印刷モードを解除或いは印刷中止の処理を行うようにした印刷条件整合性チェック方法を実行するための手順を記述した処理プログラムを装備し、装備したプログラムを用いることにより目的とする機能を実現することができる。このプログラムは、周知のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され、適用されるコントローラにインストールされ、記憶媒体から読み出されたプログラムにより画像情報の処理が実行される。
【0066】
【発明の効果】
(1) 請求項1,9の発明に対応する効果
入力手段の入力元の少なくとも一つとして着脱可能な記憶媒体を持つ外部記憶装置を備えた画像情報処理装置において、入力手段を通して入力された画像データを該画像データに設定された処理条件に応じ処理するときに、設定された処理条件と処理を実行する処理手段が備える処理機能との整合性を調べる処理条件の整合性チェックを行うことにより、入力されたファイルが他のマシンで生成されたファイルであることが事前に認識可能となるので、従来起きた処理の失敗を未然に防止し、装置に無駄な動作をさせず、正しい処理を行うことが可能となる。
また、外部記憶装置からの転送履歴情報が付与された画像データに対してのみ前記処理条件チェックを実行するようにしたことにより、チェックが必要な画像データに絞ってチェックをかけるので、チェック処理の負担が少なく、効率的なチェック処理を行うことが可能となる。
(2) 請求項2,10の発明に対応する効果
上記(1)の効果に加えて、外部記憶装置から転送されてきた画像データが含まれる内部記憶装置に蓄積された画像データを利用する処理(印刷)モードにおいて、ユーザーが処理を求める画像データを選択した時に、選択した画像データに対し整合性チェックを実行するようにしたことにより、チェックが必要な画像データに対し漏れのないチェック処理を行うことが可能となる。
(3) 請求項3,11の発明に対応する効果
上記(1)の効果に加えて、外部記憶装置から転送されてきた画像データが含まれる内部記憶装置に蓄積された画像データを利用する処理(印刷)モードにおいて、ユーザーが処理を求める画像データを選択した後、処理指示を行った時に、選択された画像データに対し整合性チェックを実行するようにしたことにより、処理指示を行った画像データに絞ってチェックをかけるので、チェック処理の負担が少なく、効率的で、チェックが必要な画像データに対し漏れのないチェック処理を行うことが可能となる。
(4) 請求項4,12の発明に対応する効果
上記(1)〜(3)の効果に加えて、チェック結果が不整合となったファイルを認識可能に表示するようにしたことにより、ユーザーにファイル選択、或いは設定の見直しを指示することが可能となる。
【0067】
(5) 請求項5,13の発明に対応する効果
上記(1)〜(4)の効果に加えて、チェック結果が不整合となった処理条件を解除して処理を実行するようにしたことにより、処理条件を解除しても処理が実行されることを期待しているユーザー、或いは処理条件に拘らないユーザーの要求に応えることが可能となる。
(6) 請求項6,14の発明に対応する効果
上記(5)の効果に加えて、処理条件を解除して処理を実行する場合、その旨の警告を行い、ユーザーの指示により処理を実行又は中止させるようにしたことにより、処理条件を解除して処理が実行される場合に、処理の実行又は中止をユーザーが選択できるので、ユーザーの意向が反映され、利便性を高めることが可能となる。
(7) 請求項7,15の発明に対応する効果
上記(5)、(6)の効果に加えて、解除前の画像データを保持したまま、不整合となった処理条件を無効にする操作を施すことにより処理条件の解除を行うことにより、この後ファイルを再転送した場合にも解除前の画像データを利用することができるので、転送先が対応可能な外部メディア、マシン等を備えているか、或いは元のマシンであれば、同一の仕上がりの処理を行うことが可能となる。
【0068】
(8) 請求項8,16の発明に対応する効果
上記(1)の効果に加えて、チェック結果が不整合となった場合、不整合の生じたファイル処理の実行を禁止するようにしたことにより、処理の失敗を完全に防止することができる。
(9) 請求項17の発明に対応する効果
適用する画像情報処理装置における情報を処理するコントローラに本発明の記録媒体に記録されたプログラムをインストールすることにより、請求項9〜16の発明に関わる動作を容易に実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係わるデジタル複合機の全体構成を概略図として示す。
【図2】 図1のデジタル複合機の操作部の1例を示す。
【図3】 本実施例のデジタル複合機の制御装置のブロック図を示す。
【図4】 画像処理ユニット(IPU)の回路構成のブロック図を示す。
【図5】 セレクタにおいて操作される1ページ分の画像信号のタイミングを示す。
【図6】 本実施例のデジタル複合機のソフトウェアシステムの構成を示す。
【図7】 文書管理アプリを動作させるための操作画面の1例を示す。
【図8】 外部蓄積文書を操作する時の画面の1例を示す。
【図9】 内部蓄積文書のファイル選択操作時の画面の1例を示す。
【図10】 外部蓄積文書を操作する時の画面の1例を示す。
【図11】 コピーサーバーアプリを動作させるための操作画面の1例を示す。
【図12】 図11でファイル選択をしたときに移行する画面を示す。
【図13】 図12で印刷条件キーを押したときに移行する画面を示す。
【図14】 「ファイル印刷条件整合性チェック処理」ステップを含む「ファイル転送モード処理」のフローを示す。
【図15】 図14,図23の「ファイル印刷条件整合性チェック処理」の詳細フローの1例を示す。
【図16】 図15における「モード解除に伴う警告表示処理」のフローを示す。
【図17】 不整合時にモード設定を解除するときの警告表示の1例を示す。
【図18】 不整合発生ファイルに識別マークを付したコピーサーバーアプリの操作画面の1例を示す。
【図19】 「モード解除に伴う警告表示処理」のフローを示す。
【図20】 不整合時にモード設定を解除して転送或いは転送中止するときの警告表示の1例を示す。
【図21】 不整合発生ファイルに識別マークを付した文書管理アプリの外部蓄積文書操作画面の1例を示す。
【図22】 ファイル情報に転送履歴を記録するステップを含むファイル転送のフローを示す。
【図23】 「ファイル印刷条件整合性チェック処理」ステップを含む「ファイル印刷チェック処理」のフローを示す。
【図24】 図23の「ファイル印刷条件整合性チェック処理」における「モード解除に伴う警告表示処理」のフローを示す。
【図25】 不整合時にモード設定を解除して実行或いは印刷中止するときの警告表示の1例を示す。
【図26】 「ファイル印刷条件整合性チェック処理」ステップを含む「ファイル印刷チェック処理」の他のフローを示す。
【図27】 図26の「ファイル印刷条件整合性チェック処理」の詳細フローの1例を示す。
【図28】 図27における「モード解除に伴う警告表示処理」のフローを示す。
【図29】 不整合時にモード設定を解除して印刷或いは印刷中止するときの警告表示の1例を示す。
【符号の説明】
1…自動原稿送り装置(ADF)、 2…原稿台、
6…コンタクトガラス、 15…感光体、
17…定着ユニット、 27…現像ユニット、
30…操作部、 31…液晶タッチパネル
39…コピーサーバーキー、 40…文書管理キー、
50…読み取りユニット、 51…露光ランプ、
54…CCDイメージセンサ、 57…書き込みユニット、
58…レーザ出力ユニット、 68… CPU、
65…画像メモリコントローラ、 66…画像メモリ、
75…HD、 76…外部画像記憶装置、
171…内部蓄積文書キー、 172…外部蓄積文書キー、
187…文書移動キー、 212…コピーサーバーアプリ、
214…文書管理アプリ。

Claims (17)

  1. 画像データを該画像データに対して設定された処理条件と共に入力する入力手段と、該入力手段により入力された画像データを記憶する内部記憶手段と、入力された画像データに該画像データに対して設定された処理条件に応じた処理を施す処理手段とを有する画像情報処理装置において、前記入力手段の入力元の少なくとも一つとして着脱可能な記憶媒体を持つ外部記憶装置と、入力された画像データに対して設定された処理条件と前記処理手段が備える機能との整合性をチェックする処理条件チェック手段と、前記外部記憶装置から転送されてきたことを示す転送履歴情報を該当する画像データに付与する手段とを備え、該転送履歴情報が付与された画像データに対して前記処理条件チェック手段によるチェックを行うことを特徴とする画像情報処理装置。
  2. 請求項1に記載された画像情報処理装置において、前記入力手段を通して入力された画像データを一覧表示する手段と、一覧表示された画像データに対してユーザが指示する画像データを前記処理手段の処理対象として選択する手段とを備え、処理対象として画像データが選択された時に、選択された画像データに設定された処理条件を前記処理条件チェック手段によりチェックすることを特徴とする画像情報処理装置。
  3. 請求項1に記載された画像情報処理装置において、前記入力手段を通して入力された画像データを一覧表示する手段と、一覧表示された画像データに対してユーザが指示する画像データを前記処理手段の処理対象として選択する手段と、選択された画像データの処理を指示する手段を備え、選択された画像データの処理が指示された時に、選択された画像データに設定された処理条件を前記処理条件チェック手段によりチェックすることを特徴とする画像情報処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された画像情報処理装置において、処理条件チェック手段によるチェック結果を表示する手段を備えたことを特徴とする画像情報処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された画像情報処理装置において、処理条件チェック手段によるチェック結果が不整合となった処理条件を解除する手段を備えたことを特徴とする画像情報処理装置。
  6. 請求項5に記載された画像情報処理装置において、処理条件を解除する場合、その旨の警告を行うとともに、ユーザにより指示される実行の指示又は処理中止の操作手段を備えたことを特徴とする画像情報処理装置。
  7. 請求項5又は6に記載された画像情報処理装置において、処理条件を解除する場合、解除前の画像データを保持したまま、不整合となった処理条件を無効にする操作を施すことにより処理条件の解除を行う手段を備えたことを特徴とする画像情報処理装置。
  8. 請求項1に記載された画像情報処理装置において、処理条件チェック手段によるチェック結果が不整合となった場合、不整合の生じた画像データに対する処理の実行を禁止する手段を備えたことを特徴とする画像情報処理装置。
  9. 画像データを該画像データに対して設定された処理条件と共に入力する入力手段と、該入力手段により入力された画像データを記憶する内部記憶手段と、入力された画像データに該画像データに対して設定された処理条件に応じた処理を施す処理手段とを有する画像情報処理装置における処理条件チェック方法であって、入力元の少なくとも一つとして着脱可能な記憶媒体を持つ外部記憶装置を備えた入力手段により画像データを入力する工程と、入力された画像データに対して設定された処理条件と前記処理手段が備える処理機能との整合性をチェックする処理条件チェック工程と、前記外部記憶装置から転送されてきたことを示す転送履歴情報を該当する画像データに付与する工程と、を備え、
    前記転送履歴情報が付与された画像データに対して前記処理条件チェック工程を実行することを特徴とする処理条件チェック方法。
  10. 請求項9に記載された処理条件チェック方法において、前記入力手段を通して入力された画像データを一覧表示する工程と、一覧表示された画像データに対してユーザが指示する画像データを前記処理手段の処理対象として選択する工程とを備え、処理対象として画像データが選択された時に、選択された画像データに設定された処理条件に対し前記処理条件チェック工程を実行することを特徴とする処理条件チェック方法。
  11. 請求項9に記載された処理条件チェック方法において、前記入力手段を通して入力された画像データを一覧表示する工程と、一覧表示された画像データに対してユーザが指示する画像データを前記処理手段の処理対象として選択する工程と、選択された画像データの処理を指示する工程を備え、選択された画像データの処理が指示された時に、選択された画像データに設定された処理条件に対し前記処理条件チェック工程を実行することを特徴とする処理条件チェック方法。
  12. 請求項9乃至11のいずれかに記載された処理条件チェック方法において、前記処理条件チェック工程によるチェック結果を表示する工程を備えたことを特徴とする処理条件チェック方法。
  13. 請求項10乃至12のいずれかに記載された処理条件チェック方法において、前記処理条件チェック工程によるチェック結果が不整合となった処理条件を解除する工程を備えたことを特徴とする処理条件チェック方法。
  14. 請求項13に記載された処理条件チェック方法において、処理条件を解除する前記工程を行う場合、その旨の警告を行うとともに、ユーザによる実行の指示又は処理中止の指示操作を受け付ける工程を備えたことを特徴とする処理条件チェック方法。
  15. 請求項13又は14に記載された処理条件チェック方法において、処理条件を解除する前記工程を行う場合、不整合となった処理条件を無効にする操作を施すことにより解除前の画像データを保持し得るようにする工程を実行することを特徴とする処理条件チェック方法。
  16. 請求項11に記載された処理条件チェック方法において、前記処理条件チェック工程によるチェック結果が不整合となった場合、不整合の生じた画像データに対する処理の実行を禁止する工程を備えたことを特徴とする処理条件チェック方法。
  17. 請求項9乃至16のいずれかに記載された処理条件チェック方法を実行するためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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