JP3941286B2 - 取引記録保存装置及び取引装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関などに設置された自動取引装置において実行された取引の内容を電子的に記録保存する取引記録保存装置及びそのような装置構成を備える取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
金融機関などに設置された自動預金支払機(ATM)などの自動取引装置において、預金や支払、振込などの取引が実行された場合、実行された取引の内容は、ジャーナルデータ(装置動作履歴情報)として記録に残さなければならない。
【0003】
従来の法律では、該ジャーナルデータの記録に関し、次のような条件を満たす必要があると規定していた。
【0004】
・自動預金支払機での動作履歴を紙媒体に印字すること。
【0005】
・印字された紙媒体を一定期間保存すること。
【0006】
このため、図10の構成からなる自動預金支払機において、取引が発生する度に、制御部100からジャーナルプリンタ450へ、取引の内容を示すデータを転送し、ジャーナル用紙Pへ、その取引内容と取引に使用したカードのエンボスイメージを記憶すると共に、印字されたジャーナル用紙Pは、金融機関などで一定期間保存していた。
【0007】
図11は、以上の自動預金支払機において、ジャーナル用紙Pへ印字動作を行う制御部100の内部機能ブロック図を示している。該制御部100には、通信制御部531、取引制御部501及びジャーナルデータ制御部541を有しており、該ジャーナルデータ制御部541は、通信制御部531からセンタ情報を受け、取引制御部501から取引時間、取引種目や取引金額などの取引内容情報を受け、さらにカードユニット430からカード表面のエンボスイメージデータを受けて、これらのデータを編集する。次にジャーナルプリンタ450の用紙切れ検知部(図示なし)よりジャーナル用紙Pのセットを確認し、編集された上記ジャーナルデータをジャーナルプリンタ450へ転送し、該ジャーナルプリンタ450により、ジャーナル用紙Pへ印字記録する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、必ずジャーナル用紙Pに印字する使用であるため、該ジャーナル用紙Pがエンド状態(用紙切れ状態)になると、新しいジャーナル用紙Pが補充されるまで、装置を休止するか、ジャーナルデータ制御部541が、ハードディスクドライブ810などの外部記憶装置へ、ジャーナルデータの転送先を変え、そこに一時的に格納している。後者の場合、ジャーナル用紙Pが補充されると、一時的に格納されていたジャーナルデータを、ジャーナルデータ制御部541に戻し、さらにジャーナルプリンタ450へそのデータを転送して印字を開始する。この印字が終了した時点で、上記外部記憶装置に格納したデータは消去される。
【0009】
以上のようなジャーナルデータの保存方法に関する制約のため、次のような問題が発生していた。
【0010】
・以上のように、ジャーナルデータの記録及び保存は紙媒体を基本としており、自動預金支払機内にジャーナルプリンタ450を設け、このジャーナルプリンタ450で印字し用紙を蓄えている。ジャーナル用紙Pの物理的大きさ及び自動預金支払機の筐体の大きさによる都合上、ジャーナル印字件数を格段に大きくすることができない。具体的にはジャーナル用紙P1巻当たり2000件程度の印字しかできず、用紙同時搭載件数も2巻程度のスペースしかない。このため、取引が多いと、頻繁に係員の手作業によりジャーナル用紙Pの補充回収作業が必要になる。
【0011】
・ジャーナル用紙P1巻の印字可能件数がそれほど大きくできないにもかかわらず該用紙の物量は大きいため、ジャーナル用紙Pの保存場所に広大なスペースを用意しておく必要があった。
【0012】
・またジャーナルプリンタ450の印字方式にサーマル方式を用いた場合、印字した内容が経年変化によって見えにくくなることがある。
【0013】
・一時的にハードディスクドライブ810などの外部記憶装置へ記録する場合、外部記憶装置が故障すると、ジャーナルデータが消失し、復元できないという問題もある。
【0014】
以上のような紙媒体へのジャーナルデータの保存の問題が顕在化するようになったため、法改正が行われ、ジャーナルデータを電子データとして保存することが可能になった。しかし、その場合でも、下記の条件を満たす必要がある。
<真実性の確保>
データの訂正、削除、追加の履歴確認が可能であること(改竄した場合その履歴が残ること)
コンピュータ処理過程に関する文書(例えばいつ、どこで、どういうふうにしてこのデータの書き込みを行ったかといった内容の記述)を保存すること
<可視性の確保>
ディスプレイやプリンタなどの出力装置を備え付け、電子データを見読可能とすること
その機能として、条件設定によるデータの抽出などの検索が可能であること
本発明は以上のような問題を解決するため創案されたもので、ジャーナルデータの記録を紙媒体への印字から電子データ化することへ移行させるために、特に真実性の確保の条件を充分に満たすことができる構成を提供せんとするものである。
【0015】
本願の第2の目的は、ジャーナルデータの電子化保存をする際に使用される記録媒体の特質からくる保存処理スピードの遅さが、次々に発生するジャーナルデータの受け入れに影響を及ぼすことがないようにする構成を提供することにある。
【0016】
また本願の第3の目的は、ジャーナルデータを電子化して保存している際に、万が一その保存に失敗しても、再度その保存ができるようにし、保存の取りこぼしがないようにすることにある。
【0017】
さらに本願の第4の目的は、ジャーナルデータを電子化して保存している際に、新たなジャーナルデータの受け入れを可能にして、装置の休止をなくす構成を提供せんとするものである。
【0018】
加えて本願の第5の目的は、受け入れた新たなジャーナルデータを消失させることがないようにし、データ保存の安全性をより高めることのできる構成を提供せんとするものである。特にジャーナルデータの保存中に、新たなジャーナルデータの受け入れを可能にする構成において、そのような目的を達成することができるようにしようとしている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る取引記録保存装置は、少なくとも取引内容を電子データとして含む電子ジャーナルデータの保存媒体として、改竄不能な記録媒体、又は改竄記録の残る記録媒体を用いることを基本的特徴としている。
【0020】
上記のように、改竄不能な記録媒体を、電子ジャーナルデータの保存媒体として用いることで、ジャーナルデータを電子データ化して記録する場合に、そこに記録された内容に関し、真実性が損なわれることがなくなる。そのような記録媒体としては、たとえばディスクアットワンスで書き込みを行うCD−R(Compact disc recordable)のような、1回のみ書き込みができる交換可能な記録媒体を用いることができる。
【0021】
また改竄記録の残る記録媒体を、その保存媒体として使用する場合も、改竄した結果が残るので、そのような記録のある記録媒体を、保存対象から外すことで、結果的に真実性の確保を可能にする。特に、トラックアットワンス或いはパケットライティングで書き込みを行うCD−RやCD−RW(Compact disc rewritable)のような、データ書き込みが可能で、且つ既書き込みデータの変更・削除を伴う場合に、変更・削除前の該データをそのまま残しながら、変更するデータを追記し、或いは削除の履歴を残す交換可能な追記型記録媒体であれば、改竄前のデータが残るので、上記改竄不能な記録媒体を用いる場合と同様に、データの真実性が確保されることになる。
【0022】
また本願請求項2の構成は、
少なくとも取引内容を電子データとして含む電子ジャーナルデータを一時的に格納する上書き可能なバッファ手段と、
前記バッファ手段から該電子ジャーナルデータを読み出して、改竄不能な記録媒体又は改竄記録の残る記録媒体に保存するデータ保存手段と
を有することを特徴としている。
【0023】
上記構成によれば、データ保存手段の記録媒体にジャーナルデータの電子化して保存をする際に、該記録媒体の特質から、データ保存手段の保存処理スピードが遅くなることがあっても、次々に発生するジャーナルデータの受け入れを、前記バッファ手段がするので、新たな電子ジャーナルデータの受け入れに影響を及ぼすことがなくなる。
【0024】
なお、バッファ手段の構成としては、特に限定はないが、データの書き込み及び読み出しが高速なものが望ましく、たとえばハードディスクドライブやMOドライブなどがある。またバッファ手段を上書き可能な構成としているのは、元々該構成が、電子ジャーナルデータの一時的な格納を目的としているので、データ保存手段による保存が終了した電子ジャーナルデータについては、バッファ手段に格納しておく必要がなくなる上に、新たな電子ジャーナルデータの受け入れのために、必要のなくなった領域を解放するようにした方が良いからである。
【0025】
本願請求項3の構成は、上記請求項2の構成において、前記バッファ手段における電子ジャーナルデータのデータ格納量が所定の値以上になった時に或いはオペレータの指示があった時に、バッファ手段から該電子ジャーナルデータを読み出して、前記データ保存手段の記録媒体に保存し、該記録媒体への保存が終了した時点で、バッファ手段における新たな電子ジャーナルデータの格納を可能にすることを特徴としている。
【0026】
本構成では、バッファ手段から読み出した電子ジャーナルデータの前記記録媒体への保存が終了した時点で、バッファ手段における新たな電子ジャーナルデータの格納を行うことができるようにしており、後述する請求項4の構成のように、万が一電子ジャーナルデータの記録媒体への保存が失敗した場合でも、バッファ手段側には、元の電子ジャーナルデータが残るようにしたものである。
【0027】
なお、バッファ手段からの電子ジャーナルデータの読み出しを、バッファ手段における電子ジャーナルデータのデータ格納量が所定の値以上になった時としているのは、前記記録媒体がCD−Rのように、保存したいデータを一気書きにしてしか保存できない場合があり、そのような記録媒体をデータ保存に使用する場合には、バッファ手段側である程度データが溜まってからでなければ、保存効率が悪くなると共に、無駄に記録媒体を使用することになるからである。また記録媒体の書き込み速度が遅い場合についても、ある程度データ量が溜まってからでなければ、効率が悪くなるからである。もちろん必要とあれば、オペレータの指示で、記録媒体への保存ができるようにすることは、一向に問題ない。
【0028】
請求項4の構成は、電子ジャーナルデータの記録媒体への保存が失敗した場合の請求項3の構成における対応を規定したものである。すなわち、本構成では、前記バッファ手段に格納されている電子ジャーナルデータをもう一度最初から読み出して、該データ保存手段における別の記録媒体に保存することを特徴としている。請求項3の構成で、電子ジャーナルデータの記録媒体への保存が失敗した場合でも、バッファ手段側には、元の電子ジャーナルデータが残るので、データ保存を確実に行うために、請求項4の構成では、もう一度最初から電子ジャーナルデータを読み出して、該データ保存手段における別の記録媒体に保存することにしている。
【0029】
本願請求項5の構成は、上記請求項3の構成において、前記バッファ手段又はそこに格納されるファイルを複数備え、そのうちの少なくとも1つのバッファ手段又はファイルからデータ保存手段の前記記録媒体に電子ジャーナルデータの保存を行っている際に、残りのバッファ手段又はファイルへ、新たな電子ジャーナルデータを格納することを特徴としている。
【0030】
バッファ手段又はファイルから、そこに既に格納されているジャーナルデータを読み出して、データ保存手段の該記録媒体に保存している間は、該バッファ手段又はファイルは、請求項7以下の構成を用いない限り、新たなジャーナルデータの受け入れができない。そのうえ、保存中の書き込み速度の遅いCD−Rのような記録媒体に保存を行っていれば、なおさら、新たなジャーナルデータの受け入れができない期間が長くなる。そのような場合は装置休止せざるを得なくなり、支障を来すことになる。本構成では、バッファ手段又はファイルを複数設け、そのうちの1つからそこに既に格納されているジャーナルデータを読み出して格納している間に、他のバッファ手段又はファイルに切り替えて新たなジャーナルデータを受け入れさせ、それによって、データ保存中の装置の休止をなくすことを可能にした。ただしこれらのバッファ手段又はファイルの全てがデータフルになってしまった場合は、装置の運用を休止し、最低限これらの少なくとも1つに格納されたジャーナルデータを記録媒体に保存する必要がある。
【0031】
本願請求項6の構成は、請求項2〜5の構成を前提としており、同一内容の電子ジャーナルデータを格納するバッファ手段を複数備えたことを特徴としている。本構成では、同一内容のジャーナルデータを受け入れるバッファ手段を複数設け、一時的に格納するデータの多重化を図ることで、バッファ手段で一旦受け入れたジャーナルデータが、保存前或いは保存中にディスククラッシュやファイル破損によって消失してしまうことがないようにしている。該構成は、前記請求項5の構成のように、ジャーナルデータの保存中に、新たなジャーナルデータの受け入れを可能にする構成に併用されると、データ保存の安全性と装置の無休止化を達成して、より信頼性を高めることができるようになる。なお、同一内容のジャーナルデータを格納させる構成としては、ハードウェア的に、これらのバッファ手段に同一内容のデータを同時に格納させるレイド方式(ディスクアレイ構成など)を採用しても良いし、ソフトウェア的に、いずれかのバッファ手段に格納された前記ジャーナルデータを、格納後、すぐに他のバッファ手段に複写するミラー構成を採用しても良い。
【0032】
本願請求項7の構成は、前記請求項2の構成を前提としており、前記バッファ手段に格納される電子ジャーナルデータを、逐次読み出してデータ保存手段の前記記録媒体に保存し、その保存の間は、記録媒体における電子ジャーナルデータの保存量が所定の値になるまで、該バッファ手段における保存対象となった電子ジャーナルデータをそのまま保持し、前記記録媒体におけるその保存量が所定の値に達した際に、バッファ手段における保存対象となった電子ジャーナルデータを格納した領域を開放して、その領域への新たな電子ジャーナルデータの上書きを可能にすることを特徴としている。
【0033】
請求項3〜6までの構成が、ジャーナルデータの記録媒体への保存中に、装置を休止させないためには、バッファ手段乃至ファイルを複数備えて、バッファ手段間又はファイル間で、運用の切り替え(データ格納先の切り替え)を行って運用を続行させなければならない構成であるのに対し、本構成は、バッファ手段を複数設けていなくても、そこに新たな電子ジャーナルデータを格納することと、既に格納されている電子ジャーナルデータを記録媒体へ保存することとを同時にできるようにし、同様に装置の休止をさせないようにすることができる。
【0034】
その保存の間は、記録媒体における電子ジャーナルデータの保存量が所定の値(たとえば該記録媒体のMAX保存容量)になるまで、該バッファ手段における保存対象となった電子ジャーナルデータをそのまま保持しており、それによって、万が一電子ジャーナルデータの記録媒体への保存が失敗した場合でも、バッファ手段側には、元の電子ジャーナルデータが残るようにしている。
【0035】
また保存が成功した場合(記録媒体におけるその保存量が所定の値に達した場合)は、バッファ手段における保存対象となった電子ジャーナルデータを格納した領域を開放することで、その領域へ、新たなジャーナルデータの受け入れを可能にし(新たな電子ジャーナルデータの上書きを可能にし)、データ逐次保存型の本装置の休止状態を、最小限に抑えることが可能となる。
【0036】
このようにデータをバッファ手段に格納しながら、同時にその格納されたデータを逐次読み出して保存する形式の構成では、上記記録媒体に後述する追記型のものを用いると、少量の容量のデータを記録媒体に保存することが可能となり、保存の終了したジャーナルデータのバッファ手段側の格納領域が少しずつながら逐次開放されるようになるため、ディスクアットワンスである程度まとまった容量の保存を行う記録媒体の場合に比べて、バッファ手段側の空き容量が増えることになり、新たなジャーナルデータのバッファ手段側への受け入れとバッファ手段側から記録媒体への保存とが、配分良く行われるようになる。すなわち、記録媒体にデータの保存が失敗する事態に備えてバッファ手段側に必要最小限のものとして残された元の電子ジャーナルデータであっても、本装置によって、記録媒体に逐次保存が行われている間に、残しておく必要がない部分(保存が済んだデータ部分)が順次生じ、それらを順次開放することで、その部分への新たなジャーナルデータを受け入れることができるようになる。
【0037】
上述のように、本構成は、記録媒体への保存が失敗する事態に備えてバッファ手段側に必要最小限のものとして元の電子ジャーナルデータを残しておく必要がある。元の電子ジャーナルデータとして残しておく必要のあるデータ容量の最大値は、記録媒体の最大容量分であり、バッファ手段には、それ以外に新たな電子ジャーナルデータの格納を行うことからして、その格納容量を、データ保存手段における記録媒体のそれよりも大きくしておかなければならない。また本構成によって、記録媒体に逐次保存が行われている間に、残しておく必要がない部分(保存が済んだデータ部分)が順次生じ、それらをそのまま残すと、新たな電子ジャーナルデータの格納ができなくなるので、その部分は順次開放することで、新たなジャーナルデータの受け入れを可能にする。
【0038】
請求項8は、そのような構成をより明確にしたものであり、具体的には、前記バッファ手段の格納容量を、データ保存手段における記録媒体のそれよりも大きくし、該バッファ手段における保存対象となった電子ジャーナルデータを格納した領域以外の領域は、常に新たな電子ジャーナルデータの格納を可能にしている。
【0039】
請求項9の構成は、電子ジャーナルデータの記録媒体への保存が失敗した場合の請求項7又は8の構成における対応を規定したものである。すなわち、本構成では、前記バッファ手段に保持されている電子ジャーナルデータをもう一度最初から読み出して、該データ保存手段における別の記録媒体に保存することを特徴としている。
【0040】
請求項10の構成は、下記のようなアドレス管理手段を備えることで、請求項7又は8記載の構成を、より具体化したもので、その構成は次のようになる。すなわち、
次にバッファ手段に格納する電子ジャーナルデータの書込開始アドレスを指す次書き込みポインタと、前記バッファ手段からデータ保存手段の記録媒体に電子ジャーナルデータを保存する場合のバッファ手段側の読み出しアドレスを指す出力ポインタと、保存対象となった電子ジャーナルデータのバッファ手段における最初の読み出しアドレスを指す初期値ポインタとを管理するアドレス管理手段を備え、
該アドレス管理手段の管理によって、次書き込みポインタの指す書込開始アドレスに従いながら、新たな電子ジャーナルデータをバッファ手段に格納し、
同じくアドレス管理手段により、前記バッファ手段から電子ジャーナルデータの読み出しを開始する際、最初の読み出しアドレスを初期値ポインタに設定し、
出力ポインタの指す読み出しアドレスに従いながら、逐次該電子ジャーナルデータを読み出して、該電子ジャーナルデータをデータ保存手段の前記記録媒体に保存し、
その保存の間は、前記記録媒体における電子ジャーナルデータの保存量が所定の値になるまで、前記初期値ポインタに設定された読み出しアドレスから出力ポインタの指す読み出しアドレスまでの間の電子ジャーナルデータをそのまま保持し、
前記記録媒体におけるその保存量が所定の値に達した際に、初期値ポインタの指す読み出しアドレスを、出力ポインタの指す読み出しアドレスと一致させて、従前の電子ジャーナルデータを保持していた領域に、新たな電子ジャーナルデータの上書きを可能にすることを特徴としている。
【0041】
上記構成は、記録媒体へのジャーナルデータの一気書きによる保存ではなく、電子ジャーナルデータを読み出しながら、データ保存手段の前記記録媒体に逐次保存する構成とするものである。その保存の間は、記録媒体における電子ジャーナルデータの保存量が所定の値(たとえば該記録媒体のMAX保存容量)になるまで、前記初期値ポインタに設定された読み出しアドレスから出力ポインタの指す読み出しアドレスまでの間の電子ジャーナルデータをそのまま保持しており、それによって、万が一電子ジャーナルデータの記録媒体への保存が失敗した場合でも、バッファ手段側には、元の電子ジャーナルデータが残るようにしたものである。また保存が成功した場合(記録媒体におけるその保存量が所定の値に達した場合)は、初期値ポインタの指す読み出しアドレスを、出力ポインタの指す読み出しアドレスと一致させて、従前の電子ジャーナルデータを保持していた領域を開放することで、該バッファ手段へ、新たなジャーナルデータの受け入れを可能にし(新たな電子ジャーナルデータの上書きを可能にし)、データ逐次保存型の本装置の休止状態を、最小限に抑えることが可能となる。
【0042】
アドレス管理手段を備えた請求項10の構成においても、請求項8の構成と同じように、記録媒体への保存が失敗する事態に備えてバッファ手段側に必要最小限のものとして残された元の電子ジャーナルデータでありながら、本装置によって、記録媒体に逐次保存が行われている間に、残しておく必要がない部分(保存が済んだデータ部分)が順次生じ、それらを順次開放することで、新たなジャーナルデータを受け入れることができるようにする方が良い。請求項11の構成は、そのような構成を提供せんとするものであり、具体的には次のようになる。すなわち、前記バッファ手段の格納容量を、データ保存手段における記録媒体のそれよりも大きくし、前記初期値ポインタに設定された読み出しアドレスから出力ポインタの指す読み出しアドレスまでの間を除いたアドレスに、次書き込みポインタの書き込み開始アドレスを設定するようにしたことを特徴としている。
【0043】
請求項12の構成は、電子ジャーナルデータの記録媒体への保存が失敗した場合の請求項10又は11の構成における対応を規定したものである。すなわち、本構成では、前記記録媒体への電子ジャーナルデータの保存が失敗した場合に、前記初期値ポインタに設定された読み出しアドレスから出力ポインタの指す読み出しアドレスまでの間の電子ジャーナルデータをもう一度最初から読み出して、データ保存手段における別の記録媒体に保存することを特徴としている。
【0044】
本願請求項13の構成は、請求項7〜12の構成を前提としており、前記請求項6と同様に、同一内容の電子ジャーナルデータを格納するバッファ手段を複数備えたことを特徴としている。本構成では、同一内容のジャーナルデータを受け入れるバッファ手段を複数設け、一時的に格納するデータの多重化を図ることで、バッファ手段で一旦受け入れたジャーナルデータが、保存前或いは保存中にディスククラッシュやファイル破損によって消失してしまうことがないようにしている。
【0045】
請求項1〜13の構成では、改竄不能な前記記録媒体として、1回のみ書き込みができる交換可能な記録媒体を用い(請求項14)、また改竄記録の残る前記記録媒体として、データ書き込みが可能で、且つ既書き込みデータの変更・削除を伴う場合に、変更・削除前の該データをそのまま残しながら、変更するデータを追記し、或いは削除の履歴を残す交換可能な追記型記録媒体を用いることができる(請求項15)。
【0046】
さらに請求項16〜18の構成は、以上のようにしてジャーナルデータを保存し終えた記録媒体から該ジャーナルデータを読み出し、そのデータに改変を加えて、別の記録媒体に保存し直すなどの不正行為が行われないようにすること、及び保存されたジャーナルデータの検索を容易にすることを目的とする構成である。
【0047】
すなわち、請求項16の構成では、前記記録媒体のヘッダ(ボリュームラベルなど)に、管理用に用いることのできる所定の内容(例えばシリアル番号など)を予め登録しておくようにするもので、記録媒体の製造時点でこのような管理用の記録が登録されることで、仮にこのヘッダに、登録用に用いられていない内容が存在する場合や同じ内容のものが複数存在する場合は、不正行為があったことが分かるので、記録媒体のこの部分の管理を行っていれば、そのような不正行為を速やかに発見できるようになる。真実性の確保のためには、記録媒体に書き込む前においても、その空き容量をチェックする必要があり、その際に一緒に予め登録された管理用の内容をチェックしておき、以後の管理で、これまでに蓄積されたチェック情報と、各記録媒体のチェック情報とを照らし合わせれば、以上の不正行為の検出が可能となる。また、このような管理用の内容が登録されていれば、これまでに保存されたジャーナルデータの検索も簡単にできるようになる。
【0048】
また請求項17のように、電子ジャーナルデータの保存時点で、前記記録媒体のヘッダに、管理用に用いることのできる所定の内容を登録するようにしても良い。
【0049】
さらに請求項18の構成は、電子ジャーナルデータの保存が終了した記録媒体自身に、管理用に用いることのできる所定の内容を登録するようにすれば、これまでに保存されたジャーナルデータの検索がより簡単にできるようになる。例えば記録媒体にデータ保存を行ったデータ記録手段の装置機番と媒体番号(シリアル番号など)を、該記録媒体のケース表面などに印字しておけば、後の検索で必要な記録媒体の取り出しが簡単に行えるようになる。
【0050】
請求項19の構成は、前記請求項1のような取引記録保存装置の構成を備えた取引装置について提案するものである。その具体的構成は、操作者の操作により金銭に関する取引処理を実行する取引装置であって、実行された取引内容についての電子データを、改竄不能な記録媒体、又は改竄記録の残る記録媒体に電子的に記録する取引保存部を有することを特徴としている。
【0051】
上記取引装置としては、後述する実施形態などで使用される金融機関に設けられている自動預金支払機などが含まれる。また取引保存部としては、少なくとも改竄不能な記録媒体、又は改竄記録の残る記録媒体に電子的に記録する装置構成を備えていなければならない。そのような構成の一例としては、前述のようなCD−RドライブやCD−RWドライブなどがある。もちろん前記バッファ手段などを一緒に備えていても良い。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
【0053】
図1は、本発明の取引記録保存装置の構成を備えた、銀行などの金融機関に設けられている自動預金支払機の構成を示す斜視図である。図中421は後述する通帳ユニット420の通帳出入れ口、431は同じく後述するカードユニット430のカード出入れ口(尚この部分はレシートユニット440のレシート発行口も兼ねる)、411は硬貨ユニット410の硬貨出入れ口、401は紙幣ユニット400の紙幣出入れ口、200及び210は顧客操作タッチパネルと顧客側表示LCD(Liquid Crystal Display)を兼ねた構成を各示している。
【0054】
図2は、この自動預金支払機のハードウェア構成を示すブロック図である。同図に示すように、本自動預金支払機は、制御部100と、本実施形態構成でバッファ手段の1つとなる第1のハードディスク110及び第2のハードディスク140と、本実施形態構成でデータ保存手段を構成するCD−Rドライブ170と、前記顧客操作タッチパネル200と、顧客側表示LCD210と、係員操作タッチパネル300と、係員側表示LCD310と、紙幣ユニット400と、硬貨ユニット410と、通帳ユニット420と、カードユニット430と、レシートユニット440とを有する構成である。
【0055】
上記制御部100は、自動預金支払機を制御する機能を有しており、さらにその機能は、後述する各制御アプリケーションで実現される。すなわち、図3に示す取引データ制御アプリケーション500と、自動機制御アプリケーション510と、ユニット制御アプリケーション520と、通信制御アプリケーション530と、ジャーナルデータ制御アプリケーション540と、CD−R制御アプリケーション550と、ハードディスク制御アプリケーション560とにより実行される各機能を奏することができる。
【0056】
上記ハードディスク110及び140は、上述のようにバッファ手段を構成しており、これらの構成では、顧客が入力した後述する電子ジャーナルデータを、ジャーナルファイルAとジャーナルファイルBとして格納する。このジャーナルファイルAとBの格納には、運用時に、そのどちらかのファイルが使用され、同時に使用されることはない。すなわち、該構成は、ハードディスク110からCD−R媒体180に該ジャーナルファイルA又はBの保存を行っている際に、新たな電子ジャーナルデータを、ジャーナルファイルB又はAとして受け入れることを可能にするための構成である。
【0057】
またハードディスク140は、ハードディスク110のミラーディスクとして使用され、ハードディスク110のジャーナルファイルA及びジャーナルファイルBと全く同じ内容が格納される。本構成は、同一内容のジャーナルファイルを格納するハードディスクをもう1つ余計に設けることで、一時的に格納されるジャーナルファイルの多重化を図り、これらのハードディスクに一旦受け入れたジャーナルファイルが、保存前或いは保存中に消失してしまうことがないようにしている。
【0058】
上記CD−Rドライブ170は、上述のようにデータ保存手段を構成しており、そこに挿入された記録媒体に、ハードディスク110又は140から読み出された前記ジャーナルファイルを保存する機能を有している。本構成では、その記録媒体として、1回のみ書き込み可能なCD−R媒体180を使用している。
【0059】
上記顧客操作タッチパネル200は、顧客が操作を行い、特定の指示や必要な項目の入力を行う入力装置である。この顧客操作タッチパネル200は、顧客側表示LCD210と供用の構成となっており、顧客は顧客側表示LCD210の画面表示を見ながら、顧客操作タッチパネル200を操作し、必要な指示を与えることになる。
【0060】
上記顧客側表示LCD210は、顧客に必要な情報を表示するための出力装置である。この顧客側表示LCD210には、顧客に対し、操作に関する誘導メッセージや金額などの確認メッセージ、その他必要項目が表示される。
【0061】
上記係員操作タッチパネル300は、金融機関側の係員が操作を行い、特定の指示や必要な項目の入力を行う入力装置である。この係員操作タッチパネル300は、係員側表示LCD310と供用の構成となっており、係員は係員側表示LCD310の画面表示を見ながら、係員操作タッチパネル300を操作し、必要な指示を与えることになる。
【0062】
上記係員側表示LCD310は、係員に必要な情報を表示するための出力装置である。この係員側表示LCD310には、係員に対し、本装置に生じたトラブルの原因やその対策などを表示し、必要に応じてサービス会社呼び出しのメッセージなども表示する。
【0063】
上記紙幣ユニット400は、前記紙幣出入れ口401を介して紙幣の出金或いは収納を行うためのユニットであり、預金などによってそこに収納された紙幣は、預金引き出しなどで払い出されることになる。
【0064】
上記硬貨ユニット410は、前記硬貨出入れ口411を介して硬貨の出金或いは収納を行うためのユニットであり、預金などによってそこに収納された硬貨は、預金引き出しなどで払い出されることになる。
【0065】
上記通帳ユニット420は、前記通帳出入れ口421から挿入された通帳に記載されたデータ(通帳記入済み行など)を読み取ったり、通帳に印字したりするためのユニットである。
【0066】
上記カードユニット430は、前記カード出入れ口431から挿入されたカードの磁気記録情報及びエンボス部分の光学的読み取り情報を得るためのユニットである。
【0067】
上記レシートユニット440は、レシートに印字を行うためのユニットであり、印字されたレシートは、前記カード出入れ口431から外部に排出される。
【0068】
上述のように、図3は、制御部100の機能を実現する各アプリケーション相互間の命令系を示すブロック図である。
【0069】
そのうち取引データ制御アプリケーション500は、取引内容データの編集、及びカードエンボスデータ(イメージデータ)の編集を行い、電子ジャーナルへの記録書式に従ったデータ(電子ジャーナルデータ)を作成する。
【0070】
自動機制御アプリケーション510は、自動預金支払機の取引制御をつかさどるソフトウェアであり、以下の機能を有している。すなわち、
・顧客操作タッチパネル200及び係員操作タッチパネル300からの入力制御・顧客側表示LCD210及び係員側表示LCD310への出力制御
・ユニット制御アプリケーション520へのユニット制御依頼
・通信制御アプリケーション530への通信制御依頼
・上記取引データ制御アプリケーション500から受けた電子ジャーナルデータのジャーナルデータ制御アプリケーション540への引き渡し
・検索条件のジャーナルデータ制御アプリケーション540への引き渡し
・CD−Rドライブ170によるジャーナルファイル書き込み保存のためのCD−R制御アプリケーション550への該ファイルの引き渡し
・検索結果の係員側表示LCD310への出力制御
・電子ジャーナルデータのレシートユニット440への印字制御
・ハードディスク110に格納された電子ジャーナルデータ(ジャーナルファイル)の格納量チェック
・ハードディスク110においてファイルフル(約600MB)が検知された場合に、ジャーナルデータ制御アプリケーション540への、該ジャーナルファイルの引き渡し要求
・同じくファイルフルが検知された場合に、ジャーナルデータ制御アプリケーション540へのジャーナルファイルの運用切り替え依頼
・引き渡しを受けた前記ジャーナルファイルのジャーナルデータ制御アプリケーション540への引き渡し及びCD−R媒体180への保存依頼
ユニット制御アプリケーション520は、自動機制御アプリケーション510より依頼された内容に従い、紙幣ユニット400、硬貨ユニット410、通帳ユニット420、カードユニット430及びレシートユニット440の各ユニットを制御し、結果を返す機能を有している。
【0071】
通信制御アプリケーション530は、自動機制御アプリケーション510より依頼された内容に従い、ホスト(図示なし)との間で通信を行い、取引内容が正当かの確認を行う。すなわち、暗証番号・口座番号・取引金額・振込の場合の振込先などをホストへ通知し、ホストから取引可否・通知印字データ・明細票印字データなどを受信する。
【0072】
ジャーナルデータ制御アプリケーション540は、電子ジャーナルデータをハードディスク制御アプリケーション560に渡し、ハードディスク110へ格納を依頼する。また与えられた検索条件によりそこに格納された電子ジャーナルデータを検索した結果を自動機制御アプリケーション510へ通知する機能も有している。
【0073】
CD−R制御アプリケーション550は、ジャーナルデータ制御アプリケーション540から渡されたジャーナルファイルのCD−R媒体180への保存を行う。
【0074】
ハードディスク制御アプリケーション560は、ジャーナルデータ制御アプリケーション540から渡された電子ジャーナルデータを、ハードディスク110に、ジャーナルファイルA又はBとして格納する。また該ハードディスク110に格納されたジャーナルファイルを逐次ハードディスク140へ複写する。それによって該ハードディスク140は、前記ハードディスク110のミラーディスクとしての機能を果たすことになる。
【0075】
以上の構成を有する本実施形態構成では、次のようにして、電子ジャーナルデータを格納する。
【0076】
本自動預金支払機において、支払業務を行う場合、顧客がカードユニット430にカードを挿入し、顧客操作タッチパネル200と顧客側表示LCD210を使用しながら、取引種別、暗証番号及び金額を入力する。
【0077】
自動機制御アプリケーション510は、これらのデータを、通信制御アプリケーション530を介して、ホスト(図示なし)に送り、取引内容が正当かの確認を行う。すなわち、暗証番号・口座番号・取引種別・取引金額などをホストへ通知し、ホストから取引可否・通知印字データ・明細票印字データなどを受信する。
【0078】
ホストから取引を可とする旨の通知があると、自動機制御アプリケーション510は取引が成立したものとして扱い、ユニット制御アプリケーション520に依頼して、カードユニット430によりカードエンボスのイメージデータを読み取り、暗証番号・口座番号・取引種別・取引金額・通知印字データ・明細票印字データなどのデータと共に、取引データ制御アプリケーション500に、これらを転送する。
【0079】
取引データ制御アプリケーション500は、これらのデータを元に、図4に示すように、以下の取引内容からなる電子ジャーナルデータを編集する。
・取引時間 ・口座番号(銀行番号及び支店番号を含む)
・取引種別(支払/預入/振込/記帳/照会) ・取引金額
・手数料 ・カードエンボスデータ
他方自動機制御アプリケーション510は、ユニット制御アプリケーション520に依頼して、紙幣ユニット400及び硬貨ユニット410で現金を放出させ、カードユニット430にカードを返却させる。さらに通帳ユニット420及びレシートユニット440に印刷乃至印字を依頼し、それを行ったこれらのユニットは、通帳及びレシートを通帳出入れ口421及びレシート発行口431から外部に排出する。
【0080】
そして、自動機制御アプリケーション510は、取引データ制御アプリケーション500から、編集された電子ジャーナルデータを受け取り、それをジャーナルデータ制御アプリケーション540に渡す。さらにジャーナルデータ制御アプリケーション540は、電子ジャーナルデータをハードディスク制御アプリケーション560に渡し、ハードディスク110上のいずれかのファイルへの格納を依頼する。
【0081】
ハードディスク制御アプリケーション560は、ジャーナルデータ制御アプリケーション540から渡された電子ジャーナルデータを、ハードディスク110上に、ジャーナルファイルA又はBとして格納する。また該ハードディスク110に格納されたジャーナルファイルを逐次ハードディスク140へ複写する。
【0082】
次に本装置におけるジャーナルデータの検索の手順について説明する。金融機関の係員が係員操作タッチパネル300と係員側表示LCD310を使用して検索条件を入力する。入力されたデータは、自動機制御アプリケーション510に伝えられ、該自動機制御アプリケーション510は検索条件をジャーナルデータ制御アプリケーション540に通知する。ジャーナルデータ制御アプリケーション540は、ハードディスク制御アプリケーション560を介して、ハードディスク110に格納されているジャーナルファイルA又はBから条件に一致したものを抽出し、自動機制御アプリケーション510に結果を通知する。自動機制御アプリケーション510は、受信した検索結果を係員側表示LCD310に表示する。該表示によって、係員に対し、本装置に生じたトラブルの原因やその対策などを明示し、必要に応じてサービス会社呼び出しを係員に指示することもある。
【0083】
さらに本装置におけるジャーナルデータのCD−R媒体180への保存手順について説明する。自動機制御アプリケーション510は、ハードディスク110上のジャーナルファイルA又はBの格納量をチェックし、これらのファイルがファイルフルになった場合は、係員側表示LCD310に、新しいCD−R媒体180をセットすべき旨、表示する。新しいCD−R媒体180が既にセットされている場合は、この旨は表示されない。また上記チェックでファイルフルが確認された場合、自動機制御アプリケーション510は、ジャーナルファイルの運用をもう1つのファイルに切り替えるように、ジャーナルデータ制御アプリケーション540へ依頼する。この間に受け取った新たな電子ジャーナルデータは、上述のように、ハードディスク制御アプリケーション560により、ハードディスク110上のジャーナルファイルB又はAとして格納する。それによってデータ保存中に新たな電子ジャーナルデータの格納ができなくなることを防止できるようになる。
【0084】
係員は新しいCD−R媒体180をCD−Rドライブ170にセットし、係員操作タッチパネル300と係員側表示LCD310を使用して、CD−R媒体180への書き込みを、自動機制御アプリケーション510に依頼する。新しいCD−R媒体180が既にセットされている場合は、このような係員の操作も必要としない。
【0085】
自動機制御アプリケーション510は、CD−R制御アプリケーション550を介して、CD−Rドライブ170にCD−R媒体180がセットされているかを確認する。CD−R媒体180がセットされている場合、自動機制御アプリケーション510は、前記ジャーナルファイルA又はBの引き渡しをハードディスク制御アプリケーション560に要求し、それを受け取ってからCD−R制御アプリケーション550に渡し、CD−R媒体180への保存を依頼する。
【0086】
CD−R制御アプリケーション550は、受け取ったジャーナルファイルA又はBをCD−R媒体180に保存する。ジャーナルファイルA又はBがCD−R媒体180に保存し終わった後は、ハードディスク制御アプリケーション560により、ジャーナルファイルA又はBを削除する(又は初期化して未使用状態にする)。
【0087】
自動機制御アプリケーション510により、ジャーナルファイルA又はBの格納量がチェックされて、CD−R媒体180への保存が自動的に行われる場合以外に、係員が緊急時などに自主的に指示を出し、CD−R媒体180へ保存を行う場合もある。その際は、係員が係員操作タッチパネル300と係員側表示LCD310を使用して、自動機制御アプリケーション510に対し、ジャーナルファイルA又はBのCD−R媒体180への保存を依頼する。
【0088】
自動機制御アプリケーション510は、その依頼を受信した段階で、ジャーナルファイルの運用をもう1つのファイルに切り替えるように、ジャーナルデータ制御アプリケーション540を介して、ハードディスク制御アプリケーション560へ依頼する。その後CD−R制御アプリケーション550へ、使用されていない方のジャーナルファイルをCD−R媒体180に保存するように依頼する。
【0089】
CD−R制御アプリケーション550は、受け取ったジャーナルファイルA又はBをCD−R媒体180に保存する。ジャーナルファイルA又はBがCD−R媒体180に保存し終わった後は、ハードディスク制御アプリケーション560により、ジャーナルファイルA又はBを削除する。
【0090】
このようにしてジャーナルファイルA又はBの保存が行われた後、係員はCD−R媒体180を取り出し、該CD−R媒体180表面に、装置機番及びシリアル番号を印刷する。そして管理用に別に設定されたデータベースシステムに、これらのデータと、保存日、担当係員などの必要データを入力・保存し、さらに係員は、所定の保管庫に保管する。上記シリアル番号は、印刷を行う以外に、ボリュームラベルに記録しても良い。或いはCD−R媒体180の製造段階でそのようなボリュームラベルに予めシリアル番号などを記録しておいても良い。
【0091】
図5は、以上詳述したジャーナルデータの書き込み手順を示すフローチャートである。まずジャーナルファイルAの使用フラグをチェックし、該ファイルが使用中であるか否かを確認する(ステップS101)。ジャーナルファイルAが使用中でなければ(ステップS101;No)、ジャーナルデータをジャーナルファイルBに書き込む(ステップS102)。それ以後の手順は、後述するステップS103と同じとなる。
【0092】
前記ステップS101でジャーナルファイルAが使用中であれば(ステップS101;Yes)、ジャーナルデータをジャーナルファイルAに書き込む(ステップS103)。
【0093】
次にジャーナルファイルAがファイルフルになったか否かを検知する(ステップS104)。ファイルフルになっていなければ(ステップS104;No)、処理を終了し、ステップS101に復帰する。反対にファイルフルになっていれば(ステップS104;Yes)、ジャーナルファイルBに切り替え(ステップS105)、該ジャーナルファイルBのファイルフラグを立て使用中に設定する(ステップS106)。
【0094】
さらにCD−R媒体のセットフラグをチェックし、セット済みか否かを確認する(ステップS107)。CD−R媒体がセット済みでなければ(ステップS107;No)、処理を終了し、ステップS101に復帰する。反対にCD−R媒体がセット済みであれば(ステップS107;Yes)、ジャーナルファイルAをCD−R媒体180へ保存する(ステップS108)。
【0095】
ジャーナルファイルAの保存が終了したか否かをチェックし(ステップS109)、この保存が終了していなければ(ステップS109;No)、前記ステップS108に復帰する。反対に保存が終了していれば(ステップS109;Yes)、ジャーナルファイルAを初期化する(ステップS110)。その後前記ステップS101に復帰する。
【0096】
以上詳述した本実施形態構成によれば、ディスクアットワンスで書き込みを行うCD−R媒体180を、電子ジャーナルデータの保存媒体として用いているので、電子ジャーナルデータを保存する場合に、そこに記録された内容に関し、真実性が損なわれることがない。
【0097】
電子ジャーナルデータを一時的に格納するハードディスク110及び140をCD−Rドライブ170とは別に備えているため、書き込み速度の遅いCD−R媒体180に保存を行う場合であっても、次々に発生するジャーナルデータを、これらのハードディスク110及び140が受け入れるので、新たな電子ジャーナルデータの受け入れに影響を及ぼすことがなく、自動預金支払機の運用を停止することがなくなる。
【0098】
ジャーナルファイルA又はBが前記CD−R媒体180へ保存し終えた時点で、ジャーナルファイルA又はBの初期化が行われるので、万が一ジャーナルファイルA又はBの保存が失敗した場合でも、ハードディスク110及び140には、元のジャーナルファイルA又はBが残ることになる。そのため残されているジャーナルファイルA又はBをもう一度最初から読み出して、別のCD−R媒体180に保存することができ、データ保存に取りこぼしがなくなり、確実に保存することが可能となる。
【0099】
本構成では、ジャーナルファイルをAとBの2つ設け、そのうちジャーナルファイルA又はBを読み出して、CD−R媒体180に格納している間に、他のジャーナルファイルB又はAに切り替えて新たなジャーナルデータを受け入れさせており、それによって、データ保存中の装置の休止をなくすことができるようになる。
【0100】
同一内容のジャーナルファイルA及びBを格納する2つのハードディスク110及び140を設けているため、たとえばハードディスク110で一旦受け入れたジャーナルデータが、保存前或いは保存中にディスククラッシュやファイル破損によって消失してしまうことがない。本構成は、上記の構成のように、ジャーナルファイルの保存中に、新たなジャーナルデータの受け入れを可能にする構成と併用されると、データ保存の安全性と装置の無休止化を達成して、より信頼性を高めることができるようになる。
【0101】
その他、本構成では、次のような利点がある。
・CD−R媒体180は、サイズの割には記録容量が大きい(最大640MB)ため、保守回数を削減することが可能となる。
・CD−R媒体180は、同じ記録量を記録した場合に、ジャーナル用紙Pに比べて、サイズが格段に小さくなり、倉庫などの保管スペースの有効利用を図ることができるようになる。
・ジャーナルデータが電子データであるため、コンピュータによるジャーナルデータの検索が可能になる。
【0102】
図6は、自動預金支払機に備えられた請求項7に係る取引記録保存装置のソフトウェア構成を示すブロック図である。同図に示された自動預金支払機の基本的構成は、前記実施形態構成と同じであるので、その詳細は省略する。
【0103】
ただし、後述するように、ハードディスク制御アプリケーション560には、アドレス管理部600の構成が、またCD−R制御アプリケーション550には、媒体管理部700の構成が、別途付加されている。またCD−R媒体180へのデータの書き込みは、ディスクアットワンスで行われる構成であるので、一度書き込まれたデータの改竄はできないようになっている。
【0104】
さらにハードディスク110及び140の容量は、CD−R媒体180の容量(現状では最大640MB)より大きな領域を確保しておく必要がある。本構成は、CD−R媒体180への保存が失敗する事態に備えてハードディスク110及び140側に必要最小限のものとして元の電子ジャーナルデータを残しておかねばならない。元の電子ジャーナルデータとして残しておく必要のあるデータ容量の最大値は、CD−R媒体180の最大容量分であり、ハードディスク110及び140には、それ以外に新たな電子ジャーナルデータの格納を行うことからすれば、その格納容量を、CD−R媒体180のそれよりも大きくしなければならない。
【0105】
上記アドレス管理部600は、次書き込みポインタ610と、出力ポインタ620と、初期値ポインタ630とを管理する構成である。
【0106】
そのうち次書き込みポインタ610は、取引毎に発生する記録すべきジャーナルデータをハードディスク110及び140へ書き込む場合の書込開始アドレスを示すポインタである。このポインタは、最大アドレスに到達すると、次は最小アドレスに更新される。
【0107】
また出力ポインタ620は、ハードディスク110からCD−Rドライブ170のCD−R媒体180に電子ジャーナルデータを保存する場合の該ハードディスク110側の読み出しアドレスを示すポインタである。
【0108】
さらに初期値ポインタ630は、保存対象となった電子ジャーナルデータのハードディスク110における最初の読み出しアドレスを示すポインタである。CD−R媒体180に保存している途中で該CD−R媒体180に不良が発生した場合に、媒体交換後に初期値ポインタ630の指すアドレスから出力ポインタ620の指すアドレスまでのデータを複写することで、CD−R媒体180の復元が可能になる。またこのポインタは、CD−R媒体180が書き込みフルになり、媒体交換した後に、出力ポインタ620と同じアドレスを指すよう変更される。
【0109】
他方、前記媒体管理部700の構成は、媒体番号認識部710と、媒体セット検出部720と、媒体情報印字部730とを有する構成である。
【0110】
そのうち媒体番号認識部710は、本装置で保存処理を行うCD−R媒体180の番号を管理する。すなわち、CD−R媒体180のボリュームラベルへ、該媒体番号認識部710で生成した媒体番号(シリアル番号)を記録すると共に、CD−R媒体180が途中で交換された場合のチェックや、データ検索時における媒体番号の指示を行う。
【0111】
媒体セット検出部720は、CD−R媒体180のCD−Rドライブ170へのセット状態を確認する。CD−R媒体180無しの場合や媒体の入れ間違えを検知した場合は、自動機制御アプリケーション510に対し、CD−R媒体180へのデータの保存処理を停止する指示を出す。但しハードディスク110及び140へのデータの格納には影響はない。
【0112】
媒体情報印字部730は、装置機番と媒体番号(シリアル番号など)を、該CD−R媒体180のケース表面に印字する。
【0113】
顧客が自動預金支払機の顧客操作タッチパネル200を操作することで成立した取引に関し、前述のように、取引データ制御アプリケーション500が、電子ジャーナルデータとして編集を行う。さらに取引データ制御アプリケーション500は、この電子ジャーナルデータを、自動機制御アプリケーション510及びジャーナルデータ制御アプリケーション540を経て、ハードディスク制御アプリケーション560に送る。
【0114】
そして、図7に示すように、アドレス管理部600の次書き込みポインタ610が指すハードディスク110上の書込開始アドレスA1へ、該電子ジャーナルデータを格納する。同様にハードディスク140へも格納する。この書込開始アドレスA1は、書き込みが終了する度に、インクリメント(A1’,A1”……)される。
【0115】
この時、次書き込みポインタ610の指す書込開始アドレスが最大アドレスに到達した場合は、次の書込開始アドレスを最小アドレスに変更する。また次書き込みポインタ610の指す書込開始アドレスが後述する初期値ポインタ630の読み出しアドレスを追い越すことがないように管理する。これは、CD−R媒体180への保存に失敗した場合に、元データを交換された別のCD−R媒体に再度書き込むことができるように、初期値ポインタ630が指す読み出しアドレスから出力ポインタ620が指す読み出しアドレスまでの間の元データを残しており、仮に次書き込みポインタ610の指す書込開始アドレスが追い越した場合、この元データの上に上書きを行ってしまい、元データは復元不能となるからである。
【0116】
ハードディスク110上の電子ジャーナルデータをCD−R媒体180へ保存するタイミングは、特に限定はないが、該ハードディスク110の容量>>CD−R媒体180の容量であれば、本装置への新たな電子ジャーナルデータの取り込みが少ない比較的暇な時や装置停止直前でも構わない。本構成では、CD−R媒体180への保存が行われていないハードディスク110上の電子ジャーナルデータの格納量が一定の値になった時に、保存を行うものとする。
【0117】
この保存を行うに当たって、まず、前記媒体セット検出部720によって、CD−R媒体180のCD−Rドライブ170へのセット状態を確認する。ここでは、このCD−R媒体180がCD−Rドライブ170へセットされているものとする。そして媒体番号認識部710により、CD−R媒体180のボリュームラベルへ、該媒体番号認識部710で生成した媒体番号を記録する。
【0118】
さらにハードディスク110から電子ジャーナルデータの読み出しを開始する際、前記図7に示すように、前記アドレス管理部600により、最初の読み出しアドレスA3を初期値ポインタ630に設定する。これは前述のように、CD−R媒体180への保存に失敗した場合に、元データを交換された別のCD−R媒体180に再度書き込むことができるように、初期値ポインタ630が指す読み出しアドレスから出力ポインタ620が指す読み出しアドレスまでの間の元データを残すためである。この読み出しアドレスA3は、次のCD−R媒体180への交換終了後それに対し新たな電子ジャーナルデータの保存が始まるまで変わらない。
【0119】
前記図7に示すように、出力ポインタ620の指す読み出しアドレスA2に従いながら、電子ジャーナルデータをハードディスク110から逐次読み出して、前記CD−R媒体180に保存する。この読み出しアドレスA2は、読み込みが行われる毎に、インクリメント(A2’,A2”……)される。
【0120】
CD−R媒体180へデータの保存が行われている間は、該CD−R媒体180における電子ジャーナルデータの保存量がデータフル(現状ではCD−R媒体180の最大容量は640MBなので、MAX640MB)になるまで、前記初期値ポインタ630に設定された読み出しアドレスA3から出力ポインタ620の指す読み出しアドレスA2までの間の電子ジャーナルデータは、そのまま保持される。
【0121】
その保存中に、CD−R媒体180への電子ジャーナルデータの保存が失敗した場合は、CD−Rドライブ170から自動機制御アプリケーション510に対し、その失敗があったこと示す信号を送り、自動機制御アプリケーション510は、係員側表示LCD310に、CD−R媒体180の交換を促すメッセージを表示する。係員により、新たなCD−R媒体180への交換があり、その媒体を前記媒体セット検出部720が検出した場合、媒体番号認識部710により、該CD−R媒体180のボリュームラベルに新しい媒体番号を記録する。
【0122】
さらに前記アドレス管理部600により、前記初期値ポインタ630に設定された読み出しアドレスA3から出力ポインタ620の指す読み出しアドレスA2までの間の電子ジャーナルデータをもう一度最初から読み出して、上記の新しいCD−R媒体180に保存する。
【0123】
そしてCD−R媒体180におけるその保存量が、上記のデータフルになった際に、図8に示すように、前記初期値ポインタ630の読み出しアドレスA3を、次に保存を開始する出力ポインタ620の指す読み出しアドレスA2に設定して、従前の電子ジャーナルデータを保持していた領域(アドレスA3からA2までの領域)に、次書き込みポインタ610の指すアドレスA1が設定できるようにし、新たにハードディスク110側に受け入れた電子ジャーナルデータを、その領域に上書きできるようにする。図9は従前の電子ジャーナルデータを保持していた領域に、次書き込みポインタ610の指すアドレスA1が設定された状態を示している。
【0124】
上記の保存処理でCD−R媒体180がデータフルになった場合、前記媒体管理部700の媒体情報印字部730の構成により、装置機番と媒体番号を、該CD−R媒体180のケース表面に印字しておく。この印字により、後の検索で必要な記録媒体の取り出しが簡単に行えるようになる。
【0125】
また保存すべき電子ジャーナルデータの続きがある場合は、自動機制御アプリケーション510によって、係員側表示LCD310に、媒体交換を促すメッセージを表示させる。
【0126】
尚、上記媒体セット検出部720により、CD−R媒体180がCD−Rドライブ170から抜かれていることや、媒体保存量が上記の所定の値に達する前に、CD−R媒体180が交換されたことが検知された場合は、該媒体セット検出部720によって、CD−Rドライブ170による書き込みを禁止する。またCD−R媒体180の破壊が懸念される場合は、係員がCD−R媒体180を交換する際に、正・副の2枚を出力させることも可能である。
【0127】
以上詳述した本実施形態構成によれば、ディスクアットワンスで書き込みを行うCD−R媒体180を、電子ジャーナルデータの保存媒体として用いているので、電子ジャーナルデータを保存する場合に、そこに記録された内容に関し、真実性が損なわれることがない。
【0128】
電子ジャーナルデータを一時的に格納するハードディスク110及び140をCD−Rドライブ170とは別に備えているため、書き込み速度の遅いCD−R媒体180に保存を行う場合であっても、次々に発生するジャーナルデータを、これらのハードディスク110及び140が受け入れるので、新たな電子ジャーナルデータの受け入れに影響を及ぼすことがなく、自動預金支払機の運用を停止することがなくなる。
【0129】
前記実施形態構成では、ハードディスク110又は140に格納されるジャーナルファイルをA及びBの2つ備えて、該ファイル間で、運用の切り替え(データ格納先の切り替え)を行って運用を続行させなければ、ジャーナルデータのCD−R媒体180への保存中に、装置を止めないで稼働させることはできない構成であるのに対し、本構成は、極端に言えばハードディスクは1つであったとしても、そこに新たな電子ジャーナルデータを格納しながら、同時に既に格納されている電子ジャーナルデータを逐次読み出して、CD−R媒体180へ保存することができるようにしており、装置の休止を防止できるようになる。本装置構成で、ハードディスク110及び140が2つ用いられているのは、ハードディスク140をもう一方のミラーディスクとすることで、ハードディスク110で一旦受け入れたジャーナルデータが、保存前或いは保存中にディスククラッシュやファイル破損によって消失してしまうことがないようにするためである。
【0130】
その保存の間は、CD−R媒体180における電子ジャーナルデータの保存量がデータフルになるまで、前記ハードディスク110における保存対象となった電子ジャーナルデータをそのまま保持しており、それによって、万が一電子ジャーナルデータのCD−R媒体180への保存が失敗した場合でも、ハードディスク110側には、元の電子ジャーナルデータが残るようにしている。そのため残った電子ジャーナルデータをもう一度最初から読み出して、別のCD−R媒体180に保存することができ、データ保存に取りこぼしがなくなり、確実に保存することが可能となる。
【0131】
また保存が成功した場合は、ハードディスク110における保存対象となった電子ジャーナルデータを格納した領域を開放することで、その領域へ、新たなジャーナルデータの受け入れを可能にし、データ逐次保存型の本装置の休止状態を、最小限に抑えることが可能となる。
【0132】
尚、本発明の取引記録保存装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0133】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1〜18記載の取引記録保存装置によれば、改竄不能な記録媒体又は改竄記録の残る記録媒体を、電子ジャーナルデータの保存媒体として用いることで、ジャーナルデータを電子データ化して記録する場合に、そこに記録された内容に関し、真実性が損なわれることがなくなるという優れた効果を有している。また請求項19の取引装置でも、実行された取引内容についての電子データを、取引記録保存部において、改竄不能な記録媒体又は改竄記録の残る記録媒体に電子的に記録しているので、そこに記録された内容に関し、真実性が損なわれることがない。
【0134】
請求項2以下に記載の取引記録保存装置によれば、データ保存手段の記録媒体にジャーナルデータの電子化して保存をする際に、該記録媒体の特質から、データ保存手段の保存処理スピードが遅くなることがあっても、次々に発生するジャーナルデータの受け入れを、前記バッファ手段がするので、新たな電子ジャーナルデータの受け入れに影響を及ぼすことがなくなる。
【0135】
請求項3〜6記載の取引記録保存装置によれば、バッファ手段から読み出した電子ジャーナルデータの前記記録媒体への保存が終了した時点で、バッファ手段における新たな電子ジャーナルデータの格納を行うことができるようにしており、万が一電子ジャーナルデータの記録媒体への保存が失敗した場合でも、バッファ手段側には、元の電子ジャーナルデータが残るようになり、もう一度最初から電子ジャーナルデータを読み出して、該データ保存手段における別の記録媒体に保存すれば、データ保存を確実に行うことができるようになる。
【0136】
請求項5の構成によれば、前記バッファ手段又はそこに格納されるファイルを複数備えており、そのうちの少なくとも1つのバッファ手段又はファイルからデータ保存手段の前記記録媒体に電子ジャーナルデータの保存を行っている際に、残りのバッファ手段又はファイルへ、新たな電子ジャーナルデータを格納するよにしているので、データ保存中の装置の休止をなくすことができるようになる。
【0137】
請求項6記載の取引記録保存装置によれば、同一内容のジャーナルデータを受け入れるバッファ手段を複数設け、一時的に格納するデータの多重化を図っているので、バッファ手段で一旦受け入れたジャーナルデータが、保存前或いは保存中にディスククラッシュやファイル破損によって消失してしまうことがなくなる。
【0138】
請求項7〜15記載の取引記録保存装置によれば、バッファ手段への新たな電子ジャーナルデータの格納とそこに既に格納されている電子ジャーナルデータの記録媒体への保存とを同時にできるようにしており、バッファ手段が1つだけ設けられる構成であったとしても、データの保存中に装置の休止をさせないようにすることができる。
【0139】
またその保存を行っている間は、記録媒体における電子ジャーナルデータの保存量が所定の値になるまで、該バッファ手段における保存対象となった電子ジャーナルデータをそのまま保持しており、それによって、万が一電子ジャーナルデータの記録媒体への保存が失敗した場合でも、バッファ手段側には、元の電子ジャーナルデータが残り、該電子ジャーナルデータを別の記録媒体に保存し直すことで、データ保存に取りこぼしがなくなり、確実に保存することが可能となる。
【0140】
さらに保存が終了した場合は、バッファ手段における保存対象となった電子ジャーナルデータを格納した領域を開放することで、その領域へ、新たなジャーナルデータの受け入れが可能になり、本装置の休止状態を、最小限に抑えることが可能となる。
【0141】
請求項16〜18記載の取引記録保存装置によれば、管理用の記録を記録媒体自身に印刷し又は記録媒体に格納されるデータに記憶するので、その管理を行っていれば、電子ジャーナルデータを保存し終えた記録媒体から該ジャーナルデータを読み出して、そのデータに改変を加え、別の記録媒体に保存し直すなどの不正行為が行われた場合でも、それを簡単に検出できるようになる。また保存されたジャーナルデータの検索も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取引記録保存装置の構成を備えた、銀行などの金融機関に設けられている自動預金支払機の構成を示す斜視図である。
【図2】自動預金支払機のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】制御部100の機能を実現する各アプリケーション相互間の命令系を示すブロック図である。
【図4】編集された電子ジャーナルデータの一例を示す説明図である。
【図5】ジャーナルデータの書き込み手順を示すフローチャートである。
【図6】自動預金支払機に備えられた請求項7に係る取引記録保存装置のソフトウェア構成を示すブロック図である。
【図7】上記取引記録保存装置のハードディスクにおけるアドレス管理部によるアドレス管理のやり方を示す説明図である。
【図8】同じくアドレス管理部によるアドレス管理のやり方の続きを示す説明図である。
【図9】同じくアドレス管理部によるアドレス管理のやり方の続きを示す説明図である。
【図10】従来の自動預金支払機の機能ブロック図である。
【図11】ジャーナル用紙Pへ印字動作を行う制御部100の内部機能ブロック図である。
【符号の説明】
100 制御部
110 ハードディスク
140 ハードディスク
170 CD−Rドライブ
180 CD−R媒体
200 顧客操作タッチパネル
210 顧客側表示LCD
300 係員操作タッチパネル
310 係員側表示LCD
400 紙幣ユニット
401 紙幣出入れ口
410 硬貨ユニット
411 硬貨出入れ口
420 通帳ユニット
421 通帳出入れ口
430 カードユニット
431 カード出入れ口
440 レシートユニット
450 ジャーナルプリンタ
500 取引データ制御アプリケーション
501 取引制御部
510 自動機制御アプリケーション
520 ユニット制御アプリケーション
530 通信制御アプリケーション
531 通信制御部
540 ジャーナルデータ制御アプリケーション
541 ジャーナルデータ制御部
550 CD−R制御アプリケーション
560 ハードディスク制御アプリケーション
600 アドレス管理部
610 次書き込みポインタ
620 出力ポインタ
630 初期値ポインタ
700 媒体管理部
710 媒体番号認識部
720 媒体セット検出部
730 媒体情報印字部
810 ハードディスクドライブ
P ジャーナル用紙

Claims (6)

  1. 少なくとも取引内容を電子データとして含む電子ジャーナルデータの保存媒体として、保存された電子データの改竄不能な記録媒体を用い、
    少なくとも取引内容を電子データとして含む電子ジャーナルデータを一時的に格納する上書き可能なバッファ手段を複数を備え、
    前記バッファ手段のうちの1つが電子ジャーナルデータのデータ格納量が所定の値以上になった時に或いはオペレータの指示があった時に、前記バッファ手段から該電子ジャーナルデータを読み出して、前記データ保存手段の記録媒体に保存し、該記録媒体への保存が終了した時点で、バッファ手段における新たな電子ジャーナルデータの格納を可能し、
    そのうちの少なくとも1つのバッファ手段からデータ保存手段の前記記録媒体に電子ジャーナルデータの保存を行っている際に、残りのバッファ手段へ、新たな電子ジャーナルデータを格納するようにしたことを特徴とする取引記録保存装置。
  2. 前記記録媒体への電子ジャーナルデータの保存が失敗した場合に、前記バッファ手段に格納されている電子ジャーナルデータをもう一度最初から読み出して、該データ保存手段における別の記録媒体に保存することを特徴とする請求項1記載の取引記録保存装置。
  3. 次にバッファ手段に格納する電子ジャーナルデータの書込開始アドレスを指す次書き込みポインタと、前記バッファ手段からデータ保存手段の記録媒体に電子ジャーナルデータを保存する場合のバッファ手段側の読み出しアドレスを指す出力ポインタと、保存対象となった電子ジャーナルデータのバッファ手段における最初の読み出しアドレスを指す初期値ポインタとを管理するアドレス管理手段を備え、
    該アドレス管理手段の管理によって、次書き込みポインタの指す書込開始アドレスに従いながら、新たな電子ジャーナルデータをバッファ手段に格納し、
    同じくアドレス管理手段により、前記バッファ手段から電子ジャーナルデータの読み出しを開始する際、最初の読み出しアドレスを初期値ポインタに設定し、
    出力ポインタの指す読み出しアドレスに従いながら、逐次該電子ジャーナルデータを読み出して、該電子ジャーナルデータをデータ保存手段の前記記録媒体に保存し、
    その保存の間は、前記記録媒体における電子ジャーナルデータの保存量が所定の値になるまで、前記初期値ポインタに設定された読み出しアドレスから出力ポインタの指す読み出しアドレスまでの間の電子ジャーナルデータをそのまま保持し、
    前記記録媒体におけるその保存量が所定の値に達した際に、初期値ポインタの指す読み出しアドレスを、出力ポインタの指す読み出しアドレスと一致させて、従前の電子ジャーナルデータを保持していた領域に、新たな電子ジャーナルデータの上書きを可能にすることを特徴とする請求項1記載の取引記録保存装置。
  4. 前記バッファ手段の格納容量を、データ保存手段における記録媒体のそれよりも大きくし、前記初期値ポインタに設定された読み出しアドレスから出力ポインタの指す読み出しアドレスまでの間を除いたアドレスに、次書き込みポインタの書き込み開始アドレスを設定することを特徴とする請求項5記載の取引記録保存装置。
  5. 前記記録媒体への電子ジャーナルデータの保存が失敗した場合に、前記初期値ポインタに設定された読み出しアドレスから出力ポインタの指す読み出しアドレスまでの間の電子ジャーナルデータをもう一度最初から読み出して、データ保存手段における別の記録媒体に保存することを特徴とする請求項5記載の取引記録保存装置。
  6. 電子ジャーナルデータの保存が終了した記録媒体自身に、管理用に用いることのできる所定の内容を登録することを特徴とする請求項1記載の取引記録保存装置。
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